鴨下一郎

かもしたいちろう

小選挙区(東京都第十三区)選出
自由民主党・無所属の会
当選回数9回

鴨下一郎の2008年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月22日第169回国会 衆議院 本会議 第3号
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○国務大臣(鴨下一郎君) 太田昭宏議員から、温室効果ガスの国内排出量取引制度などについてお尋ねがありました。  環境省は、本制度を今後の温暖化対策の有効な選択肢の一つであると認識をしております。これまでも事業者に自主的に参加してもらう取引制度を実施してきておりますけれども、排出...全文を見る
01月28日第169回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○鴨下国務大臣 少し技術的なこともございますので……(菅(直)委員「目標値を言ってください、総理の発言なんだから。総理の発言ですから」と呼ぶ)いや、今、ダボスの中で、総理が国別の総量目標を設定する、こういうような発言をしたわけでありますが、その中には、昨年IPCCが発表した第四次...全文を見る
○鴨下国務大臣 今、総理がお話しになったとおりです。  ただ、この二〇五〇年に五〇%削減するというのは、これは世界の目標ですから、その中で……(菅(直)委員「だから、日本の目標かと聞いている」と呼ぶ)いや、総理が今おっしゃったのは、その中で、日本が五〇%で足らなければ、より深掘...全文を見る
○鴨下国務大臣 まず、一兆円の話でありますけれども、これは、例えばバリでいろいろと議論がありました。その中で、先進国が何をやるべきか、さらには途上国との対立をどういうふうにするべきか、こういうようなことの中で、これからコペンハーゲンのCOP15に向けて議論が進んでいくわけでありま...全文を見る
○鴨下国務大臣 政府として試算しているか、こういうようなお話でありますので、私からも一言申し上げさせていただきます。  揮発油税等の燃料課税の暫定税率、これを廃止することはCO2が増加することにつながるというようなことは、これはもう既に国立環境研究所の研究においても試算はしてご...全文を見る
○鴨下国務大臣 今まで車の数というのは、例えばオイルショックのとき、あるいはその後、徐々にといいますか、急速にふえまして、現在、ガソリンを使っている車は六千五百万台。人口減少社会に入ってなおかつ六千五百万台。こういうような時期においては、おっしゃるように、価格弾性値というようなこ...全文を見る
○鴨下国務大臣 ガソリン車の量がふえていったというようなことも考慮しないといけない、今委員の御指摘の中で。  もう一つは、これは経験的にもおわかりになると思いますけれども、ガソリン価格が上がれば消費量は落ちるというのは大体予想はつくわけでありますけれども、ちなみに、例えば二〇〇...全文を見る
01月29日第169回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○鴨下国務大臣 今御指摘をいただきましたグリーン購入法におきましては、これは用途に応じて、事業者の意見を聞いた上で、専門家による検討会で議論をして、例えば古紙パルプ配合率一〇〇%、七〇%などの基準を決めていたところでございますけれども、今先生が御指摘のように、そのことについていわ...全文を見る
01月31日第169回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(鴨下一郎君) 先生おっしゃるように、昨年の十二月のバリでのCOP13におきましても、すべての排出国が参加をする新たな枠組み、これはポスト京都というふうに言っておりますが、そういうものをやろうじゃないかと、こういうようなことについては基本的な合意はでき上がってきたわけで...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 私も足立区を住まいにしておりますので、いわゆる開かずの踏切で尊い命が奪われたということを非常に深刻に受け止めまして、特に住民の皆さんが本当に一致団結して頑張っていらっしゃるというようなことは、本当に我々もある意味で心を打たれるものがございます。  今、...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 環境税につきましては、我々はこれから二〇五〇年に向けて世界で半減と、こういうようなことを目指していくわけですから、ある意味でCO2あるいは炭素に価格を付けるという考え方というのは極めて重要であります。ですから、そういう意味では、環境省としては終始環境税と...全文を見る
02月01日第169回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○国務大臣(鴨下一郎君) 車が増えて、そして国土の中で森林の部分について道路ができていくと、こういうようなことについては少なくとも環境負荷が増えるということは間違いないというふうには思います。
○国務大臣(鴨下一郎君) 今、農水大臣が基本的なことをお述べになったわけでありますけれども、特に例えば干ばつやそれから大規模な台風、水害、こういうようなことがもう既に顕在化してまいりました。こういうようなことで、ある種の穀物等についての先高感、こういうようなことが多分マインド的に...全文を見る
02月07日第169回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○鴨下国務大臣 今議員が御指摘のように、自動車の走行に伴う二酸化炭素の排出量、こういうようなことはガソリン等の燃料の消費量に依存していくわけでありますし、これに伴いまして、燃費だとかその国の保有台数、こういうようなことと、さらに走行距離がそれにまた依存をする、こういう関係になって...全文を見る
○鴨下国務大臣 今、もう既に総理からの答弁がありましたけれども、二〇五〇年に半減をする、こういうようなことと、基準年を一九九〇年に我々は設定して、マイナス六%を実現する、こういう延長線上にあるわけでありますから、おのずと二〇二〇年ぐらいにはどうあるべきかということは類推できるわけ...全文を見る
○鴨下国務大臣 今、岡田議員がお話しになったときに私もバリにおりましたので、この新聞を拝見しました。ある種の衝撃を私たちも受けましたけれども、これは単純に日本を非難したというよりは、むしろ日本にもっと積極的にかかわってくれ、こういうようなメッセージも込められているわけでありまして...全文を見る
○鴨下国務大臣 岡田議員がおっしゃっているように、七%削減する、これはなかなか大変なことであります。加えて、ことしから日本は京都議定書の第一約束期間に入ったわけでありますから、この五年間に達成しなければいけない、こういうような意味においては、私は岡田議員と問題意識は共有をしており...全文を見る
○鴨下国務大臣 先ほどもお話し申し上げましたけれども、日本は九〇年比でマイナス六%、そして、基本的には二〇五〇年には五〇%削減、こういうようなことを前提にしておりますので、その延長上ではおのずと類推できる削減目標というのが設定できるんだろうと思います。  ただ、その決め方であり...全文を見る
02月08日第169回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○鴨下国務大臣 阿部先生の友情に大変感謝を申し上げる次第でございます。  今それぞれお話がありましたように、エネルギーそのものは、やはりおっしゃるように、地産地消のような概念というのはこれから入れるべきだろうと思います。そして、再生可能エネルギーといいますか、そういうような意味...全文を見る
02月12日第169回国会 衆議院 予算委員会 第6号
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○鴨下国務大臣 今御指摘の数字でありますけれども、いわゆる京都議定書に基づきますAWG、特にオールドAWGと言われているバリでの結論文書におきまして、IPCCのシナリオに基づいた場合、先進国がグループとして削減する必要がある幅を二〇二〇年までに一九九〇年比で二五から四〇%の範囲ま...全文を見る
○鴨下国務大臣 環境省としては、暫定税率を廃止した場合の環境への影響に関する試算、こういうようなことで数次にわたって試算をしているわけでございますけれども、国立環境研究所においては、二〇〇八年から揮発油税、地方道路税、軽油引取税の暫定税率を廃止した場合に社会全体でのCO2の排出量...全文を見る
○鴨下国務大臣 先ほど申しましたけれども、これは、CO2の排出量がどう変化するか、こういうようなことを試算させていただきました。その結果として、自動車以外の経済活動の活性化による排出増は二百七十万トンということでございますけれども、経済がトータルでどういうふうになるかというような...全文を見る
02月13日第169回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○鴨下国務大臣 先生おっしゃるように、地球温暖化はもはや疑いがなく、気温や海面水位の上昇、あるいは雪氷の広範囲にわたる溶解、あるいは多くの自然生態系への影響など、既に現実のものになっている、こういうような認識でございます。  また、地球温暖化は、大型の台風やハリケーン、あるいは...全文を見る
○鴨下国務大臣 我が国の温室効果ガスの排出量は二〇〇六年で基準年度比六・四%増、こういうようなことになっておりまして、ある意味で厳しい状況であることは間違いございません。  このため、京都議定書目標達成計画の見直しにつきまして、二月の八日に取りまとめられました中環審と産構審の合...全文を見る
○鴨下国務大臣 今申し上げましたとおり、この計画は、まず、新しい計画を、それぞれ産構審、中環審でまとめていただきました。これを一つの土台にしまして、私は先ほど申し上げましたように進捗の管理が厳格に行われるということが重要だと思っておりまして、これが一年置きに進捗状況を把握するとい...全文を見る
○鴨下国務大臣 平成十七年の四月に閣議決定されました京都議定書目標達成計画におきましては、我が国は、京都議定書の約束を達成するため、国内での排出削減対策及び吸収源対策を基本として、国民各界各層が最大限努力をしていく、これが大前提であります。  この国内対策でもなお達成が不足する...全文を見る
○鴨下国務大臣 京都議定書の目標達成計画に位置づけられました電気事業連合会の自主行動計画によりますと、電力の二酸化炭素排出原単位で目標が設定されている、こういうようなことでございますけれども、他方、一つは安全確保と信頼回復を前提とした原子力発電の推進、それから、石炭火力の高効率化...全文を見る
○鴨下国務大臣 先生がおっしゃるように、電力の使用に伴う排出量はふえているわけでありまして、これについては、さまざまな方法によりまして、低炭素の社会に移行していく上での技術革新が必要だろう、こういうふうに考えているわけであります。  そういう趣旨においては、先ほど申し上げました...全文を見る
○鴨下国務大臣 電力需要そのものは増大しておりますので、温暖化対策においては、電力というようなものについての効率化をしていくということは極めて重要なことで……(笠井委員「削減はきちっとやると」と呼ぶ)もちろん、削減をしていくということが重要なことでございます。
○鴨下国務大臣 昨年のバリでのCOP13において、京都議定書から十年たったということで、大変会場の方からもある意味で祝福をいただきました。それはどういうことかというと、先生おっしゃるように、京都議定書そのものは、先進各国の温室効果ガスの排出抑制削減に関する法的拘束力のある数値目標...全文を見る
○鴨下国務大臣 まずは、この三月に閣議決定をいたします新たな目達計画、これをきちんと見守りつつ、厳格に進捗管理をしたい、これが大前提でございます。  その中で、今御指摘いただきました自主行動計画の協定化、こういうようなことにつきましては、今現在は考えておりませんけれども、その厳...全文を見る
○鴨下国務大臣 昨年、IPCCがノーベル平和賞を受賞した、こういうようなことも象徴的でありますけれども、我々は、究極の目的は地球温暖化を防止する、こういうようなことでありますから、我が国としては、まず、今おっしゃった新たな目達計画をきちんとした形で実行に移して、なおかつそれを詳細...全文を見る
02月13日第169回国会 参議院 行政監視委員会 第1号
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○国務大臣(鴨下一郎君) バイオ燃料につきましては、これはCO2削減目標量として約百三十万トンですね、原油換算で五十万キロリットルが京都議定書目標達成計画に位置付けられているわけであります。  中環審、産構審の合同会合におきましても、京都議定書目標達成計画の評価・見直しに関する...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) こちらも、沖縄県宮古島市につきましては二十・八億円ということになっております。
○国務大臣(鴨下一郎君) 先生おっしゃるとおり、官房長官とほとんど同じでございますけれども、先ほどお話ありましたように、バリでの日本の目標というのは、ある意味でツートラックアプローチができるように、そしてコペンハーゲンでゴールができるように、こういうような枠組みをつくるということ...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) ハイリゲンダムで安倍前総理がクールアース50を言いました。そのときに、二〇五〇年に世界でCO2排出量を半減しなければ様々な問題が起こってくると、こういうようなことの趣旨だというふうに理解をしています。そういう中で、クールアース50を提言した日本が、じゃ世...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 十年から十五年でピークアウトを、まあ福田総理は十年から二十年というふうにお話しになりましたけれども、これはIPCCの第四次評価報告書の数字にのっとっているわけでありまして、それを準拠して考えると、おのずと日本の中期目標というのがどこぞ辺りにあるべきかとい...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) もう先生とはかねてからこの問題は議論をさせていただいていて、おっしゃったように、いわゆる京都議定書における附属書Ⅰ国、その中では先ほどの数字、例えば二五%から四〇%の削減が、二〇二〇年には一九九〇年比でそのぐらいの削減が必要と、こういうようなことをIPC...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) これは、一九九〇年というようなことにおいては、京都議定書の中での様々な議論があったわけでありまして、EUはそこをスタートにしてこれから新しいバリ・ロードマップにおける新たな枠組みの中でもこれを基準にするべしと、こういうような話がありました。  ただ、福...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) おっしゃるとおりに、その基準年を変えるというようなことは、多分、まあマスコミ等では余り大きくは報道されませんでしたけれども、極めて重要な提案の一つだったろうというふうに思います。むしろ、国別総量目標というようなことを皆さん御評価いただきましたけれども、場...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) この三月に新たな京都議定書の目標達成計画が閣議決定されます。それが産業界含めて、自主行動計画あるいは業務それから民生部分についてもより深掘りをして協力をいただくと、こういうようなことになっているわけでありますが、私は必ずしもそれだけでは十分ではないという...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 今、この三月に新たな目達計画を閣議決定させていただくわけでありますが、その中でも、自主行動計画をきちんと積み上げて、最終的にこの第一約束期間のマイナス六%を実現していくと、こういうようなことでありまして、我々としては、その進捗をしっかりと厳格に管理をして...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 私がお答えする領域を多少超えている部分もございますけれども、先生おっしゃるように石炭火力だけに頼るというようなことは、これは、我々究極の目標は地球温暖化を防止するということでありますから、低炭素社会に移行していく上ではこれから技術革新を進めていかなければ...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 炭素に価格を付けるというようなことについては、私は極めて有力な手法だというふうに思っております。  ただ、先般来いろいろと議論がありますように、これ経済と環境の調和というような、こういうようなこともございますので、今の目達計画をしっかりと見守り、なおか...全文を見る
02月18日第169回国会 衆議院 予算委員会 第10号
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○鴨下国務大臣 先生おっしゃるように、宮古島のバイオエタノール・アイランド構想は、私どもにとりましても野心的な取り組みだ、こういうふうに考えております。  その中で環境省の役割は、今お話しになりました糖みつを原料としましたバイオエタノールの製造技術開発を実施することでありまして...全文を見る
02月22日第169回国会 衆議院 環境委員会 第1号
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○鴨下国務大臣 環境大臣及び地球環境問題担当大臣の鴨下一郎でございます。第百六十九回国会における衆議院環境委員会の御審議に先立ち、環境行政に対する私の考えを申し述べ、委員各位の御理解と御協力をお願いしたいと存じます。  地球環境は、二十世紀型の大量生産、大量消費、大量廃棄型のシ...全文を見る
02月25日第169回国会 衆議院 予算委員会 第13号
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○鴨下国務大臣 GDP当たりのCO2排出量につきましては、一九九〇年以降二〇〇二年ぐらいまではほぼ横ばいでありますが、それ以降は、GDPが伸びている状況の中ではGDP当たりの排出量は順調に削減傾向にある、こういうようなことは言えるんだろうというふうに思います。こうしたことからも、...全文を見る
○鴨下国務大臣 先生おっしゃるように、炭素に価格をつける、こういうようなことにおいては、先ほど官房長官との議論の中でもありましたように、例えば炭素税のような環境税、あるいは今議論になっておりますキャップ・アンド・トレード、こういうようなものを導入して、いわばより規制的な手法をとら...全文を見る
○鴨下国務大臣 今、ヨーロッパのキャップ・アンド・トレードの制度もこれから見直そうという時期に入ってきているわけでありますが、その中で一番今問題になっているのは、先生がおっしゃるように、トップダウンで、グランドファザリングというそうでありますけれども、そういうような形でのいわば排...全文を見る
○鴨下国務大臣 一部はまことにおっしゃるとおりでございます。  ただ、全体的には、アメリカは、昨年のバリでのCOP13において、最終的には、すべての国が参加する枠組みにアメリカも参加する、こういうようなことになったわけでありますけれども、残念ながら、いまだに京都議定書は批准をし...全文を見る
02月27日第169回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第1号
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○鴨下国務大臣 平成二十年度環境省所管一般会計予算及び特別会計予算について、その概要を御説明申し上げます。  まず、予算の基礎となっております環境政策の基本的な考え方について御説明申し上げます。  地球環境は、二十世紀型の大量生産、大量消費、大量廃棄型のシステムにより、危機的...全文を見る
○鴨下国務大臣 いろいろと先生から御指摘をいただきました。まさに先生、専門家でもいらしたわけでありますから、そういう意味では、私たちと問題を共有していただいていることに大変感謝を申し上げます。  また、加えまして、時系列的に整理をいただきましたわけですけれども、私も、昨年のバリ...全文を見る
○鴨下国務大臣 今、先生が全体的な流れについて整理をしていただきました。私も同感であります。  それで、先ほどのお話のように、総理がダボスで国別総量目標の話をお話しになった。こういうようなことで、ある意味で、自主行動計画によってセクター別のアプローチは今までもあったわけですけれ...全文を見る
○鴨下国務大臣 もう既に先生もお話しになっていますように、環境省では従前から、ある意味で制度設計等の知見について自主参加型の中で蓄積してまいりましたけれども、加えまして、経済産業省も勉強を始める、こういうようなことを、報道だけですけれども、私も聞いております。加えて、例えば東証の...全文を見る
○鴨下国務大臣 大変ありがたいお言葉をいただきまして、ありがとうございます。  我々も、この新たな目達計画、三月に閣議決定する予定でございますが、そういう中で詳細に、本当に削減が可能なのかどうか、こういうようなことについては、科学的な知見、裏づけ、こういうようなことも踏まえつつ...全文を見る
02月28日第169回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第2号
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○鴨下国務大臣 今先生が国のあり方、あるいは今後の十年から三十年にかけてどういうような形にしたいか、こういうようなことでおっしゃられたわけでありますけれども、私どもも、例えて言えば工業、そういうようなことについては、できれば持続可能な形でのあり方、さらに住まい方につきましても、今...全文を見る
03月13日第169回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○国務大臣(鴨下一郎君) 今先生おっしゃるように、京都議定書の約束を守るということと、これからポスト京都の問題という二つに多分議論は分かれるんだろうと思います。  京都議定書につきましては、一九九〇年に日本が排出していた温暖化ガス、これ全体を今年から五年間の間に平均してマイナス...全文を見る
03月14日第169回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○国務大臣(鴨下一郎君) 今、過去の表彰を受けた個人あるいは企業、このリストがございますけれども、このリストの中にはいずれもございません。
03月17日第169回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○国務大臣(鴨下一郎君) 先生おっしゃるように、環境省がこれまで提案してきた環境税の案は、これは自動車燃料のみを対象にしたものではありません。むしろ、石炭や重油などを含めた広く化石燃料全般を対象にしたものであります。  他方、ガソリン等の燃料課税が地球温暖化対策上果たしている役...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 概要につきましては今甘利大臣の方から申し上げましたけれども、私の方からも付け加えさせていただきますと、今回の言わばグレンイーグルズのダイアローグにつきましては、第四回で、これを洞爺湖サミットにインプットしていくと、こういうような位置付けでございます。 ...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 加納先生、大変お詳しくていらっしゃって、まさにそのとおりだというふうに思います。今、共通だが差異ある責任と各国の責任、こういうような原則を一番基本理念に置いて、しかし、これから次期枠組みにおいてはすべての排出国が参加すると、こういうような二つの命題をかな...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 特に入善町、黒部市を中心にしまして、大変大きな被害が出ていると、こういうようなことで、被災された方々には心からお見舞い申し上げる次第でございます。  また、今先生から御指摘いただきました災害の廃棄物の処理にはこれ多大な費用が掛かると、こういうようなこと...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 硼素等の規制につきましては、これ平成十年のWHOの飲料水のガイドラインの改定等を受けまして、平成十一年に水道水源となり得る公共用水域の保全の観点から環境基準が規定されたわけでございます。また、これは環境基準達成のために平成十三年に排出基準を設定しましたが...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 排水中の硼素等を取り除く技術開発、これは今までも環境省取り組んでまいりましたが、依然、装置の大型あるいは高コストと、こういうような課題を有しているわけでありまして、これらの課題を解決しないと現実には使い勝手が悪いと、こういうようなことでもございますので、...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 環境省では、国内におきましては黄砂の観測網の整備をすると、こういうようなことと、加えましてホームページを活用したリアルタイムでの黄砂の飛来状況の提供、これを行っているところであります。またさらに、黄砂につきましては、これ物理的なものだけじゃなくて、そこに...全文を見る
03月18日第169回国会 衆議院 環境委員会 第2号
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○鴨下国務大臣 今、バリ島でのお話がありましたけれども、バリでは私たちは極めて重要な合意ができた、こういうふうに考えているわけでありまして、その中で一番重要なのは、これは世界全体で排出削減を実現するというようなことについてすべての国が参加をする枠組みが、これから議論ができる基礎が...全文を見る
○鴨下国務大臣 先生おっしゃいますけれども、途上国は日本に対してさほどフラストレーションがあったというふうに私は感じておりません。むしろこの化石賞は、ある意味で、深いところは、これは多分EUを含めた先進国が日本に対して、今先生おっしゃったように数値目標、特に中期目標について明確な...全文を見る
○鴨下国務大臣 おっしゃるように、洞爺湖サミットで日本がきちんとした形で明確な意思とリーダーシップを示すということは、国際社会の中での日本の役割として極めて重要だというふうに思っております。  ただ、バリで合意ができたすべての国が参加する新たな枠組み、こういうようなことがまず土...全文を見る
○鴨下国務大臣 五千億は産業界全体で購入する、こういうようなことでありまして、主要な排出というような意味においては鉄鋼が極めて大きな要素を占めていることは間違いございませんけれども、トータルでの話でございます。
○鴨下国務大臣 具体的にはなかなか申し上げにくいところもございますけれども、国別に契約量で申し上げますと、中国が六割ぐらいですね。それから韓国が二割ぐらい、そしてメキシコ、インドネシア、インド、こういうようなところが主要な国でございます。
○鴨下国務大臣 地球温暖化というようなことにつきましては、空気は国境を越えて移動いたしますので、結果的には世界全体に貢献するというようなことにおいては、まことにこれは意義があるわけであります。  ただ、加えまして、購入した分につきましては日本の削減量にカウントできるというような...全文を見る
○鴨下国務大臣 それは、クレジットを主に買うのは例えば鉄鋼あるいは電力というようなセクターでありますから、そこが、多分先生おっしゃるのはそれぞれ削減目標を履行せずにただクレジットだけ買ってくればいいんだろうというような趣旨の話だろうと思いますけれども、やはり日本国内においてもエネ...全文を見る
○鴨下国務大臣 おかげさまで、今国内での排出量取引についてさまざまな議論がかなり具体的になってまいりました。そういう中には、例えば排出枠についてもそれぞれの地域あるいは都道府県でもそれなりの枠を持ちつつお互いにやりとりする、こういうような考えもあるようでございますので、例えば大変...全文を見る
○鴨下国務大臣 石綿健康被害救済法は、石綿による健康被害者であって労災補償等による救済の対象とならないものを対象とし、迅速かつ安定した救済制度を実現するため、今先生おっしゃっていたいわゆる平成十七年六月のクボタ・ショック後、八カ月という極めて短期間に、平成十八年二月に成立して三月...全文を見る
○鴨下国務大臣 適切にということは、これは、今先生からの御発言もありますので、こういうようなことを十分に我々は受けとめまして、すき間で現実に困っていらっしゃる、あるいは亡くなられた後に大変御遺族の方も悲しんでいらっしゃる、こういうようなケースもあるということは十分に承知しておりま...全文を見る
○鴨下国務大臣 適切にいたします。
○鴨下国務大臣 私も、クボタ・ショックのことはよく覚えております。また、加えて、与党の中でのプロジェクトチームのメンバーの一人でもあったわけでありまして、今回のこの救済法についての具体的な立案に参画した立場もありましたので、先生御指摘のことについては、これは、法施行後、さまざまな...全文を見る
○鴨下国務大臣 今回の紙の偽装に関しましては、先生先ほどからお話しになっているように、一番は、善意のリサイクルを熱心になさってくれている国民の皆さんの気持ちを裏切った、このことについては、我々環境行政をつかさどる人間の一人としては容認しがたいことでありますから、ここはしっかりとけ...全文を見る
○鴨下国務大臣 先生がおっしゃったキーワード、気候温暖化に対しては、IPCCが、科学的だというふうな話をしましたけれども、削減についての各国の交渉については、今までは政治的でありましたけれども、これを科学的に立証していって、なおかつ、そこから先の積み上げの後には政治的な決着が必要...全文を見る
○鴨下国務大臣 ただいま議題となりました公害健康被害の補償等に関する法律の一部を改正する法律案について、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  公害健康被害の補償等に関する法律は、公害の影響による健康被害者の迅速かつ公正な保護を図るため、補償給付の支給等を行うもの...全文を見る
03月18日第169回国会 参議院 環境委員会 第1号
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○国務大臣(鴨下一郎君) 環境大臣及び地球環境問題担当大臣の鴨下一郎でございます。第百六十九回国会における参議院環境委員会の御審議に先立ち、環境行政に対する私の考えを申し述べ、委員各位の御理解と御協力をお願いしたいと存じます。  地球環境は、二十世紀型の大量生産、大量消費、大量...全文を見る
03月19日第169回国会 参議院 予算委員会 第11号
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○国務大臣(鴨下一郎君) 交差点の改良あるいは植樹帯、こういうようなものを整備していくというのは、もう今先生おっしゃるように、非達成のところ、やればそれなりの効果があるということはもうそのとおりでございます。是非、そういう意味では、科学的な知見に基づいて最も優先するところはどこな...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 過去の事業についてはそれなりに今国土交通省の方でも御評価があったんだろうというふうに思いますが、環境省としては、これは特に都市部、集中しているところで非達成のところもまだございますので、是非そういうところに重点的に配分をいただければと、こういうふうに思っ...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) この自動車リサイクル法施行前におきましては、これ都道府県が把握していた使用済自動車の不法投棄あるいは不正保管台数は二十一万八千台あったわけでありますが、その後に、これ平成十七年の一月に同法が全面施行されまして、平成十九年三月末現在の不法投棄等の台数は三万...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 今経産大臣も申し上げましたけれども、実際には車、これは中古車は大体十一年ぐらいの寿命である意味でスクラップされていくわけでありまして、そのときの言わばプール金と、こういうようなことであるわけでございます。そういう意味においては、今は積み上がっておりますけ...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 先生御指摘の数字は、これはIPCCの第四次評価報告書に基づく数字でありまして、バリ行動計画においてはこれは脚注で引用箇所が明示されるとともに、京都議定書に基づくAWGの結論文書にも明記されていると、こういうようなことでございます。  この結論文書には、...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) これは認識をするというようなことでございまして、これを一つのよすがにといいますか、これから先、具体的にそれをどういうふうに国際社会の中で日本がきちんとした形で表明していくかというようなことはこれからの話でございますけれども、これは例えば新AWGのすべての...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) これは、環境省としてはこれをよすがにするというのは誠にそのとおりだというふうに思います。
○国務大臣(鴨下一郎君) 先生のおっしゃることは私たちもある種共感をするところでございますけれども、これはもう日本の全体的なこれからのリーダーシップというようなことにおいて、どのタイミングでどういうような形で表明するかというようなことにつきましては、これは一環境省だけの話ではなく...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) セクター別アプローチにつきましては、これG20で多分環境大臣の会合としては初めて正式に提案されたと、こういうようなことで、今、甘利大臣からも話がありましたけれども、総量削減を回避しようと、こういうふうに考えているんではないかとか、共通だが差異ある責任及び...全文を見る
03月21日第169回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○国務大臣(鴨下一郎君) 先生おっしゃるように、子供は小さな大人ではないと、こういうような認識の下に、特に、例えば母乳からの摂取など大人とは異なる特有な暴露経路があると、こういうようなことで、成長の途上にあるため身体の機能が未熟である、こういうような様々な特性があるわけであります...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 今先生おっしゃっているようにマイアミ宣言、これ一九九七年に開催されたG8環境大臣会合において採択された宣言でありますけれども、この中で、例えば鉛の暴露あるいは飲料水中の微生物の安全性、内分泌攪乱物質に関するインベントリーの作成、こういうようなことも含めて...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 特に有害物質から子供たちを守るための取組、こういうようなことにおいて環境省の果たすべき役割というのは極めて大きいというふうに認識をしております。  小児環境保健につきましては、これは厚生労働省を始めとして関係の各府省が関連する調査研究と、こういうような...全文を見る
03月24日第169回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○国務大臣(鴨下一郎君) 循環型社会というのは極めてこれからの大事な観点だろうというふうに思います。特に、今まで大量生産、大量消費、大量廃棄、こういうようなことが経済の一番の根幹だったわけでありますけれども、今まさに、地球温暖化、特に、これから二〇五〇年に向けて排出量を半減してい...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 優先順位は私はないんだろうと思います。三つがそれぞれ相まってしっかりと環境負荷の少ないライフスタイルをつくっていくというようなことだろうというふうに思いますので、どれが一番大切でどれは三番目だと、こういうようなことはないというふうに思います。
○国務大臣(鴨下一郎君) 交通流対策につきましては、これは現行の京都議定書目標達成計画においても、一つは交差点の立体化、さらにボトルネック踏切、特に開かずの踏切と言われているところの対策、さらには高度道路交通システムの推進、さらに路上工事の縮減、こういうようなことを交通流対策に挙...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 効率的な道路整備によりまして、渋滞の解消を通じて二酸化炭素の排出削減につながり得ると、こういうようなことは私はそのとおりだというふうに思います。  ただ、今御指摘のように、例えば沿道開発と一体となった道路整備のように、住宅や商業施設などの立地を促して都...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 今お話あったように、正、負両面があるわけでございますけれども、私どもとしてはできるだけ二酸化炭素排出が増えないような工夫をしないといけないということであります。  そういうような観点から、一つは、低炭素社会の実現、こういうような視点が重要だろうというふ...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 通告を受けておりませんので、今データを持ち合わせておりませんので、また後ほど、もし必要とあればお知らせいたします。
○国務大臣(鴨下一郎君) 先ほどコンパクトシティーという話を申し上げましたけれども、例えば歩いて暮らせる町づくりというのは、中心市街地が活性化して、駅前通りに商店街が集約してお年寄りも歩いて暮らせるような、こういうような地域があればよろしいんでしょうけれども、今お話しになったよう...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 先生御指摘のように、中国での割りばしの生産については、特に隣国からそれぞれ輸入をすると、こういうようなこともあって、場合によると森林伐採につながっている、こういうようなことがあるようであります。そういう趣旨においては、単純に割りばしと、こういうようなこと...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 大変問題を整理してお話をいただいているわけでありますけれども、割りばしに関しても、おっしゃるように輸入割りばしと国産割りばし、加えてリユースのマイはし、この三つに分けて考えるべきだろうというふうに私も思います。  その中で、輸入割りばしにつきましては、...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 先ほど申し上げましたように、十分にこの問題について知見が蓄積されているというふうに私も考えておりません。そういう意味で、先生御指摘のようなことにつきまして、環境省だけがやれる範囲というのも限られておりますので、総合的に各分野でしっかりと取り組むと、こうい...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) まず、割りばし等の使い捨て製品への対応につきましては、これは先ほどから御議論ありますように、まず物を大切にすると、こういうようなことで、もったいないと、こういうような精神を国民に理解をしていただくよう普及啓発等を今までも行ってきたわけでありますけれども、...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 先ほど申し上げましたように、国内の割りばし、輸入の割りばし、あるいはマイはし、公共のリユースのはし、こういうようなことで、どういうようなものが一番ふさわしいのかというようなことについてはいろいろと議論もございますので、今先生からの御指摘も含めて十分に検討...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 大変有り難い応援をいただきまして、恐縮しております。  私も、マイはしを広げるというようなことは本当に重要だというふうに思います。そういう意味で、特に先ほど環境教育というような分野について先生大変御関心あると。そういう趣旨においては、子供たちがマイはし...全文を見る
03月25日第169回国会 衆議院 環境委員会 第3号
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○鴨下国務大臣 今お話しになりました新型インフルエンザの発生に備えた対応、これはもう世界的に急務になっているわけであります。特に、例えば今、大陸の方でも、トリ・ヒトはもう感染経路がはっきりしているようでありますけれども、ヒト・ヒトも場合によるとあり得るんじゃなかろうか、こういうよ...全文を見る
○鴨下国務大臣 これにつきましては、昨年十月の環境委員会で先生の方から御質問がありました。それを踏まえまして、今、岡山県、広島県及び兵庫県における浄化槽の維持管理に関する実態調査を本省の職員を派遣して実施しているところでございます。  これは、岡山県につきましては二月の中旬に、...全文を見る
○鴨下国務大臣 今、平成二十二年度に達成する、こういう見込みにつきまして御質問がありましたけれども、これは、自動車NOx・PM法の基本方針、平成十四年四月の閣議決定でありますけれども、平成二十二年度までに二酸化窒素及び浮遊粒子状物質に係る大気環境基準をおおむね達成することを目標に...全文を見る
○鴨下国務大臣 東京大気汚染訴訟は、これは一連の大気汚染に係る訴訟の中で唯一残されたものでありまして、これはもう先生御存じのように、当時の安倍総理が、本訴訟の早期解決を図るという見地に立って東京都への拠出を政治的に決断された、こういう経緯でありますけれども、具体的には、国としてで...全文を見る
○鴨下国務大臣 三月二十一日に新潟水俣病問題に係る懇談会が最終提言書を取りまとめた、今先生がおっしゃることにつきましては私どもも承知しておりますが、この最終提言書は、懇談会が新潟県に対して、新潟水俣病対策について独自に取り組む施策を提言したものという認識でございます。私ども環境省...全文を見る
○鴨下国務大臣 二世、三世への影響についてどういうふうに考えるかということでございますけれども、水俣病そのものは、魚介類に蓄積された有機水銀を経口摂取することにより起こる神経系の疾患でありますから、有機水銀が、暴露を受けた母体から胎盤を介して胎児に移行する、こういうことで胎児性の...全文を見る
○鴨下国務大臣 先生がおっしゃる趣旨は私も理解をいたしますが、水俣病という病名は、これは我が国の学会だけではなく国際学会においても認められて、文献上もそのように取り扱われているわけであります。またさらに、水俣病そのものは、魚介類への蓄積、その摂取というような過程において公害的要素...全文を見る
○鴨下国務大臣 公健法に基づく公害健康被害補償制度については、民事賠償責任を踏まえまして、認定患者に対する補償給付等の費用を汚染原因者がその寄与に応じて負担する、こういうことが原則であります。  したがいまして、大気汚染にかかわる、先生がおっしゃっていたいわゆる旧第一種地域にお...全文を見る
○鴨下国務大臣 汚染原因者が汚染への寄与度に応じて負担をするというような意味においては、やはり工場、事業場から出る汚染物質あるいは自動車の単体から出る排気ガス、こういうようなものが寄与度としては非常に高いというふうな認識です。  先生おっしゃるように、航空機あるいは船舶、それか...全文を見る
○鴨下国務大臣 今おっしゃるように、例えばぜんそくで苦しんでいらっしゃる方はその地域だけじゃありません。ですから、自動車を運転するとき、あるいは工場から煙を排出しているそれぞれ事業者、工場、こういうようなところがあまねくそういう意識を持っていただくということは重要だというふうに思...全文を見る
○鴨下国務大臣 今、中国の汚染、特にオキシダント等の汚染について、これは国境を越えて移動しているのではないか、こういうような懸念があります。特に九州の長崎等で、もともと大気汚染がそんなに多くないところで光化学スモッグの被害が出るというようなこともありまして、我々としては、中国だけ...全文を見る
○鴨下国務大臣 見直しにつきましては、逐次、いろいろと状況の変化があったらその時々で考えるべきだというふうなことについては、先生おっしゃるとおりであります。  ただ、今回の延長につきましては、これは制度としておおむね定着しているというようなこともありますけれども、患者団体からは...全文を見る
○鴨下国務大臣 汚染者がいて、それの被害をこうむる、こういうようなことについては時代が変わってもあり得るわけでありますから、特に呼吸器疾患はいろいろな原因でふえていることもあって、今先生おっしゃるようなことも十分に配慮しながら、もし実際に健康被害に遭う方がさらにまた出てくるような...全文を見る
○鴨下国務大臣 今お話しになった認定要件の一つであります骨軟化症の有無の判定のために、骨を採取して検査を行う場合があるわけでありますけれども、特に、例えば骨の生検をするときに一番採取しやすいところということで腸骨ということを申し上げているわけでありまして、例えば肋骨あるいは骨所見...全文を見る
○鴨下国務大臣 ただ、例えば肋骨だとかほかのところの骨を生前に検査するというのはなかなか技術的に難しいです。ですから、腸骨が一番現実的で具体的だというようなことであります。  ほかのところから採取するのができればいいんですけれども、例えば肋骨からとるというような場合には、これは...全文を見る
○鴨下国務大臣 イタイイタイ病の患者認定は、富山県に置かれました医学の専門家により構成される認定審査会で審査を行って認定される、こういうようなことであります。  この認定審査会における医学的審査に当たりましては、認定要件の一つである骨軟化症の有無の判定のため骨を採取して検査を行...全文を見る
○鴨下国務大臣 富山県の認定審査会においては、審査会の委員が自由闊達に意見を述べ合う、そして場合によると否定的なことも言わざるを得ないこともあるんだろうと思います。そういうようなことを妨げる懸念があったということで、これまで議事録そのものを作成してこなかったというようなことがある...全文を見る
○鴨下国務大臣 今先生おっしゃったように、委員は両院の同意を得て環境大臣が任命をする、委員の数は六名で、常勤が四名というようなことでありますけれども、不服審査そのものについては、都道府県知事が行った公健法の認定、給付に関する不服審査については、公害健康被害補償不服審査会において取...全文を見る
○鴨下国務大臣 カドミウムの汚染地域では、腎臓の近位の尿細管の機能異常により、今先生御指摘になったβ2マイクログロブリン等の低分子のたんぱく質の値が尿中に高値を示すケースが多いということは認識しています。それは、例えばカドミウム汚染の早期な発見には非常に有効なことだろうというふう...全文を見る
○鴨下国務大臣 環境省としては、イタイイタイ病に関する資料の保存、活用というようなことについては、過去の大変痛ましい被害を私たちは忘れないというような意味においては、これは重要なことだというふうに思います。特に患者の皆様の貴重な臨床記録の保存、あるいはこれを活用して次の調査研究に...全文を見る
○鴨下国務大臣 今、村井議員からも、「イタイイタイ病の未解決論点」というようなことで資料をいただいています。そういう中で、被害に遭った方々あるいは今現に苦しんでいらっしゃる方々、さらには、もしかすると将来に発症する可能性のある方、それぞれおいでになるんだろうというふうに思います。...全文を見る
○鴨下国務大臣 環境省におきましても、本措置は、既に制度創設以来三十年以上たっているということもありまして、制度としてはこれは定着をしている、こういうような認識でございます。加えまして、患者団体からも恒久化をぜひしてもらいたい、こういうような要望を私も直接承りました。  ただ、...全文を見る
○鴨下国務大臣 今先生おっしゃるように、ぜんそく患者の数は、これは厚生労働省の患者調査における受療率で把握はされているわけでありますけれども、特に近年のぜんそく患者数は長期的に見ると増加をしている、それから文部科学省の学校保健統計では、ぜんそく患者の割合も増加している、こういうよ...全文を見る
○鴨下国務大臣 先生御懸念のようなことが起こらないように、我々は万全を期さないといけないというふうに思います。  特に、昨年、東京都に予防事業として六十億円を予防基金から拠出した結果、その運用益が若干縮小する、こういうようなこともありますので、これは二十年度予算としまして、自立...全文を見る
○鴨下国務大臣 今お話しになった点は、私も大変重要だというふうに思います。  特に、私たち日本は、高度経済成長のときにさまざまな公害を経験しました。そして、それによって多くの被害者も出したわけでありますから、同じ轍を中国に踏んでもらいたくないという意味においては、隣国である友人...全文を見る
○鴨下国務大臣 ただいま御決議のございました附帯決議につきましては、その趣旨を十分に尊重いたしまして、努力する所存でございます。     —————————————
03月25日第169回国会 参議院 環境委員会 第2号
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○国務大臣(鴨下一郎君) 今月、国連事務局に提出した次期枠組みに関する提案について我が国は、今先生おっしゃったように、各項目ございますけれども、要約しますと、気候変動枠組条約の究極の目的の実現には、世界全体で長期的な排出削減のパスを共有することが必要であり、その前提として目指すべ...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 私の認識では、先生がおっしゃった国別総量目標は削減目標と同義だというふうに考えています。  ですから、削減目標については、これは負担の公平性を確保するという観点から、セクター別アプローチと、こういうようなことを提唱しておりますけれども、削減可能性を積み...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 今お話しになった数字は、これ京都議定書に基づくオールドAWGのバリでの結論文書において、IPCCのシナリオに基づいた場合、先進国がグループとして削減する必要がある幅を二〇二〇年までに一九九〇年比で二五から四〇%の範囲で削減することが必要であるというふうな...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 今のエネルギー起源のCO2について省エネ、新エネに関して技術的なポテンシャル、これを一定の仮定を置いて試算した一つの見通しだというふうに私どもは考えています。加えて、環境省が目指しているものは、低炭素社会への転換に向けた削減見通しについては、これ個々の対...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 多少繰り返しになりますけれども、エネルギー起源のCO2については、今経産省の試算としてはこういうような数字があると。これは一つの試算でありまして、トータルでいうと、我々は二〇二〇年までには、単なる今の技術水準を延長線上で延ばせばそれでかなうという数字じゃ...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 二日間にわたって各環境大臣が集まって議論をしたわけでありますけれども、私は、ポスト京都のフレームワークについては、例えばさっきセクター別アプローチの話と、第一日目に少し誤解がありました。それを受けて私は次の日の基調講演の中で申し上げたのは、共通だが差異あ...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 今先生おっしゃるように、経緯については、多分、報道されていることもかなりの部分、事実だろうというふうに思います。  そういう中で、会議は二日ありましたから、あの二日目のところでそれぞれ、甘利大臣も私も含めてですが、単純にセクター別アプローチということだ...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) もう既に先生専門家でいらっしゃいますから、私から申し上げることもないわけでありますけれども、現状の認識としましては、特にこれは長い苦難の歴史と、それからこれまでの救済補償をめぐる経緯、こういうようなものはもう今先生からもるるお話がありました。今なお認定申...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) この水俣病の被害者の救済につきましては、これ多少繰り返しになりますけれども、与党の水俣病問題に関するプロジェクトチーム、これの中で新たな水俣病被害者の救済策についての基本的な考え方、これが取りまとめられているわけでありまして、今現在は被害者団体あるいは原...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 先生おっしゃることもしっかりと受け止めたいというふうには思いますが、今与党の中で動いていますプロジェクトチームも、平成七年の政治解決の救済策の対象者に準ずる者を救済するという、こういう基本的な考え方で進めているわけでありまして、今までの経緯は私よりも先生...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 今部長の方からお話をさせていただきましたけれども、この懇談会、本当に日本の有数の、それぞれ見識をお持ちの方々がお集まりでありまして、ある意味で包括的におまとめをいただいているわけでありますから、私たちもこれに沿う形でしっかりと取り組むべきと、こういうふう...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 三月の二十三日に選挙において蒲島郁夫さんが当選されました。四月の十六日から新しく熊本知事に就任されると、こういうようなことというふうに伺っておりますが、水俣病問題は熊本県を始めとした関係県市の協力を得ながら取り組んでいくと、こういうようなことが不可欠であ...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 資源生産性とは、これは一定量当たりの天然資源等の投入量から生ずる実質国内総生産、実質GDPを算出することによって、産業や人々の生活がいかに物を有効に使っているか、すなわちより少ない資源でどれだけ大きな豊かさを生み出しているかと、こういうようなことを総合的...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) まさしく先生おっしゃることに私も同感でございます。循環型社会構築に当たっての基本的な考え方として、まず各国の国内で循環型社会を構築し、次に廃棄物の不法な輸出入を防止する取組を充実強化し、その上で循環資源の輸出入の円滑化を図ると、こういうような考え方に基づ...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 環境省はグリーン購入法の取りまとめ官庁としてこの問題にかかわっているわけでありますが、本問題はグリーン購入の信頼を揺るがし、今先生おっしゃるように、特に国民の無償の努力あるいは善意によって進められてきたリサイクル社会を言わば著しく損ねた、こういうような意...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 今先生おっしゃるように、ダボス会議で福田総理が、国別総量目標それからピークアウトの時期、こういうようなことを表明されたということは、これは私は、この七月の洞爺湖サミットに向けて一つの大きな前進があったというふうに認識しております。それぞれ各国の評価は様々...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) G8環境大臣会合におきましては、これ気候変動、生物多様性及び3Rのこの三分野を中心に議論を行う予定としております。  持続可能な開発のための教育、ESDについては、この三分野における取組を進める上で特に重要な横断的な事項であると、こういうふうに認識して...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) おっしゃるように、私も環境というようなことにおいては、教育ときちんと結び付けるということがこれからライフスタイルを変えていく上でも非常に重要だというふうに思っています。  先生おっしゃるように、このサミットまでの期間というのは日本の中で絶好のチャンスで...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) ガソリン等の燃料課税が地球温暖化対策上果たしている役割は無視し得ないものがあるというふうに考えます。その税率を下げることが地球温暖化対策に逆行すると、こういうようなことは否めないんだろうというふうに考えております。  すなわち、一つは、欧州主要国におい...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 先生から質問をいただいたことはよく覚えております。  製紙工場における事案に対しましては、都道府県等に対して工場への立入検査や報告徴収を実施し、必要に応じ適正な指導を行うよう要請を行ったところでございます。また、大手を含む多数の製紙工場で法の違反が認め...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 変わりありません。そういうようなことでございます。
○国務大臣(鴨下一郎君) 先生おっしゃるように、この偽装については、これはまあ、例えばリサイクルを善意で無償でやってきた国民の皆さんのリサイクルマインドを著しく損なったと、こういうようなことが私は一番罪が重いというふうに思っています。  ですから、そういう趣旨においては、これ技...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) ただ、私たちはやはりメーカーの自主的な配合率を、それぞれ一〇〇%、八〇%というようなことを公表して、それに基づいてグリーン購入法で購入しているわけですから、そういう意味でいうと、残念ながらその実態が我々もつかめなかったというようなことでありますけれども、...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) そのとおりでございます。そして、これはもう私の個人的な自分の家庭でも、小まめに古紙のリサイクルに回すために牛乳パックをきれいに洗ったりと、こういうようなことをやっておりますから、実感としてそういうような感情を持っております。
○国務大臣(鴨下一郎君) 先ほどの議論の中で、国別総量目標とそれからセクター別アプローチ、これについての位置付けについては私は環境省と経済産業省はほぼ同じ答弁をしたというふうに理解しています。
○国務大臣(鴨下一郎君) まず、足下の第一約束期間にいよいよ入りますので、そういうような意味においてはマイナス六%をしっかりと実現をすると、こういうようなことだと思います。  加えて、今先生がおっしゃっているように、中期目標をどう立てるか、さらには、二〇五〇年の半減に向けて日本...全文を見る
03月27日第169回国会 参議院 環境委員会 第3号
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○国務大臣(鴨下一郎君) 今御指摘の一つの点は、環境省と厚生労働省のデータについて十分に統一が図られていないと、こういうようなお話がありましたけれども、その点につきましては、実際には、例えば人口動態統計だとか石綿健康被害救済制度との集計方法の違いとかこういうようなことがございまし...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 検討をさせていただいて、もし本当に十分に救済ができない方々がどこにどのようにおいでになるかと、こういうようなことについてはっきりしてきた段階でもう一度、どこまでカバーをするべきかというようなことについては申し上げたいというふうに思います。
○国務大臣(鴨下一郎君) まず、三年目のことにつきましては、現在、周知を徹底してできるだけ多くの方に分かっていただくと、こういうようなことを、最善の努力をしたいというふうに思います。  加えまして、今委員が御指摘の点につきましては、これ五年を待たずにこの制度の問題点があれば速や...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 検証は当然するべきだというふうには思いますけれども、これも実際に今動き出して二年たって、これから、どこに不備があったかというようなことについて今これから速やかに検討をすると、こういうようなことを申し上げておりますので、その中で先生御指摘の点につきましても...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 衆議院でそういう御指摘がありました。特に、実際には本当に闘病のために全精力を費やしていますのでなかなか生前に申請ができないと、こういうようなこともあるというのは私たちも十分に理解をするところであります。こういった生前に申請していなかったために救済されない...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 今お話しになりましたアスベスト対策については、これはもう平成十七年の十二月に関係閣僚会合におきましてアスベスト問題に係る総合対策、こういうようなことを取りまとめられたという話は今ございましたけれども、それに基づきまして、環境省では、石綿健康被害救済法の着...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 今おっしゃっている問題意識は私も全くそのとおりだと思います。  ただ、今局長の答弁にありましたように、非意図的に入ってきたものについてどこまで水際で防ぎ得るのかどうかということは、我々も目を光らせたいと思いますし、例えば植物検疫等でももしそういうような...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 今、原則論につきましては部長が答弁をさせていただいたとおりでございますし、ただ、いろいろと問題が起こってきているというようなことも承知しておりますので、こういうようなことについて、これはもう既に予算等についても計上させていただいておりますけれども、できる...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 核心に触れる御質問でありますけれども、今御指摘いただきました京都議定書の目標達成、これについては、今年開催される北海道洞爺湖サミットなどの場を通じまして、我が国が国際的にリーダーシップを発揮するためにも、この京都議定書、マイナス六%というものは確実に達成...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) いつもながら荒井先生の御指摘は非常にクリエーティブで、私も一緒にシリコンバレーを歩き回った同志でもありますから、まさに先生がおっしゃっていること非常に真実を突いていると思います。  一つは、私は例えば排出権取引についても国外からクレジットを買ってくると...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 今いただいたことにつきましては、私もかなり心を動かされるところがございますので、しっかりとこれ、それぞれ例えば環境大臣会合も五月にありますし、そういうふうなことも含めて、何か今問題点につきまして俎上にのせられるものについて具体的に検討をさせていただきたい...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 今お話ありましたように、例えばIBM、コカ・コーラ、デュポン、こういうような米国の主要企業のCEOらがビジネス・ラウンドテーブルと、こういうようなことで共同声明を発出したということは承知しているわけでございますし、その中で気候の安定化を実現するためにはあ...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 今、バリ・コミュニケについてのお話というように理解をいたしますけれども、この言わば気候変動対策に早期に積極的に取り組むこと、これが将来における成長を約束する戦略だと、こういうようなことで、気候変動を無視することは経済成長をないがしろにするものであることを...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 今先生も一部と、こういうふうなお話がありましたけれども、私は、全体的には日本の企業は極めて省エネ技術にも優れていますし、その分野においても国際競争力決して劣るものではないわけでありますし、加えて、どちらかというと世界をリードしている部分もあるわけでありま...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 私も、ダボス会議へ、現場にも行きましたし、環境省としてどうあるべきかということについては、四大臣会合等を通じましてそれぞれ政府間での意見調整はさせていただきました。  今御指摘の、温暖化ガス削減に向けての主要排出国とともに国別総量目標を掲げて取り組むと...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 今申し上げましたように、これはセクター別の積み上げ方式というのは、国別総量目標全体にとってみると必要条件ではありますけれども十分条件ではない。ですから、これ、グレンイーグルズでのあの対話の、G20の千葉で行われたところでもこのことは議論になりました。その...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 炭素にある程度価格を付けて、そしてそれを、例えば環境税あるいはキャップ・アンド・トレード、こういうようなことで最適化していくと、こういうようなことは私は不可避だと思います。ですから、そういうようなトレンドの中で、場合によると多少窮屈な思いをするセクターも...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 環境省もかねてから3Rを推進しております。その中で、できればリデュースを徹底して、というようなことも含めまして、先生おっしゃっていることというのはそういうような理念にかなうものだろうというふうに思います。
○国務大臣(鴨下一郎君) 先生おっしゃるように、最終的にはごみは出ない方がいいわけでありますし、最終処分場にも行かないように、例えば生ごみであれば生ごみのループ、あるいはプラスチックはプラスチック、そしてスラグとして残ったものもできれば例えばセメントの骨材等に含めて最終的に利用さ...全文を見る
03月28日第169回国会 参議院 予算委員会 第15号
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○国務大臣(鴨下一郎君) 今もう既に自動車の保有がほぼ社会に行き渡っていると、こういうような今日の我が国の状況を考えますと、ガソリン等の価格の低減が一台一台の走行距離の増加をもたらすと、こういうようなことで、価格と走行距離の間で過去のデータをずっとたぐりますと相関がございます。 ...全文を見る
04月01日第169回国会 参議院 環境委員会 第4号
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○国務大臣(鴨下一郎君) ただいま議題となりました公害健康被害の補償等に関する法律の一部を改正する法律案について、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  公害健康被害の補償等に関する法律は、公害の影響による健康被害者の迅速かつ公正な保護を図るため、補償給付の支給等...全文を見る
04月08日第169回国会 参議院 環境委員会 第5号
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○国務大臣(鴨下一郎君) 今御指摘の点につきましてですけれども、地方は行っているのになぜ国はやらないのかと、こういうような趣旨だろうと思いますが、公害健康被害補償制度そのものは、これは公害による健康被害者等の迅速かつ公正な保護と健康の確保を図るために補償給付等の費用を汚染原因者が...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 私も、個人的なことでありますけれども、医者になりたての数年は専ら気管支ぜんそくを中心に診ていた呼吸器の医者だったものですから、特に、子供たちを連れてぜんそくのキャンプをやったりして、随分いろいろと深くぜんそくの患者さんとは付き合わさせてもらいました。いま...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 先ほども私の方からも申し上げましたけれども、大気汚染に起因するとみなすことができる呼吸器系疾患、これを有する方々につきましては公健法に基づいて汚染原因者の負担により医療費の支給等が行われているところであります。  その他の公健法に基づく認定を受けていな...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 現在の中国の汚染、特にオキシダント等の汚染につきましては、これ国境を越えて移動しているのではないかという懸念がございます。特に、九州の離島など元々大気汚染が多くないところで光化学スモッグが近年観測されている、こういうようなことで、我々しっかり対応しないと...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 私も日本の国内あるいは世界で先端と言われているエコカー、多分すべて乗りました、試乗をしてみました。そして、やはりこういうような自動車の単体の、言わば汚染物質を出さないというような車についてインセンティブを与えていく、こういうようなことというのは非常に重要...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 今先生お話しになった話は私も重要だというふうに思います。特に、先ほどからお話があるような黄砂の問題だとかオキシダントの問題、こういうような問題はもう一日本だけの問題ではないわけであります。  我が国は、これ東アジア地域の十三か国が参加して酸性雨等の問題...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 環境省としましては、これ水俣病被害者の方々に適切な医療を受けていただくと、こういうようなことに際しまして関係自治体の理解と協力を得ていくと、こういうことは重要であります。  御指摘の関係自治体の負担増の件についても、これはかねてより厚生労働省と調整を進...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) おっしゃるように、二月二十日にチッソの後藤会長と会いました。後藤会長には、私からは、五月の一日の水俣病犠牲者慰霊式には救済を求めている人々が安心して出席いただけるよう、これを目途に解決に向けての方向性を出す努力をするようにと、こういうふうに強く求めたとこ...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 熊本県、鹿児島県において発生した水俣病の汚染原因者は、昭和四十三年の政府統一見解において示したとおり、チッソ株式会社であると認識をしております。このことは、チッソ株式会社においても補償協定等により認めているところであるわけであります。  現在、新たに救...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 分社化を含むチッソの今後の在り方については、今自民党の水俣問題小委員会の中にこの件を検討するワーキングチームができていると、こういうようなことであります。それを私どもとしては見守りたいというふうに思っておりますが、私としては、これは救済策を実現し補償を完...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 東京都や川崎市などでぜんそくの患者さんが苦しんでいらっしゃると、こういうようなことについては、私たちは、今申し上げているように公害健康被害補償制度というようなことで、できるだけ公害による健康被害者等の迅速かつ公正な保護と健康の確保を図ると、こういうような...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 私も学生のころから何度も行っています。そして、今の季節は本当にすばらしい新緑があって、それからいろいろな春のギフチョウだとか何かが飛んで、すばらしいところであります。そういうような意味で、今、川田委員がおっしゃったように、この高尾山の自然、しっかりと守っ...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) ただいま御決議のございました附帯決議につきましては、その趣旨を十分に尊重いたしまして、努力する所存でございます。
04月10日第169回国会 衆議院 本会議 第20号
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○国務大臣(鴨下一郎君) ただいま議題となりました地球温暖化対策の推進に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  地球温暖化は、地球全体の環境に深刻な影響を及ぼし、その対策は人類共通の課題であります。IPCC、気候変動に関する政府間パネルの...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 北川議員にお答えを申し上げます。  京都議定書の六%削減目標の達成の見込みについてのお尋ねがございました。  ことし開催される北海道洞爺湖サミットなどの場を通じ、我が国が国際的にリーダーシップを発揮するためにも、京都議定書の六%削減目標を必ず達成する...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 末松議員にお答えを申し上げます。  この法案による排出量の削減手法、削減効果についてのお尋ねがございました。  今回の法律においては、算定・報告・公表制度を企業単位、フランチャイズチェーン単位に見直すこと、排出抑制等の指針を策定し、公表することなどを...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 田端議員にお答えを申し上げます。  自治体の実効性のある温室効果ガス削減措置についてお尋ねがありました。  地域の実行計画を策定した自治体に対しては、先進的な省エネ設備や太陽光発電などの導入に対する支援を行うこととしております。また、実行計画の策定が...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 笠井議員にお答え申し上げます。  二〇二〇年までの先進国全体での排出削減に係る共通認識についてのお尋ねがございました。  御指摘につきましては、京都議定書に基づくアドホック・ワーキンググループのバリでの結論文書において、IPCCのシナリオに基づいた場...全文を見る
04月11日第169回国会 衆議院 環境委員会 第4号
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○鴨下国務大臣 ガソリン等の燃料課税につきましては、地球温暖化対策上一定の役割を担っているというふうに考えております。そういう意味では、広義の意味では環境関連税制であるというふうに解釈をしております。  世界全体で見ますと、全体的なトレンドとしましては、地球温暖化問題への対応と...全文を見る
○鴨下国務大臣 生物というのは、無機物以外のもので、これは議論があると思いますけれども、微細なものでいうと特にシンプルなビールスまで含めて生物だというふうに私は思っております。加えて、今地球全体を生物として考えるべきだというガイアというような思想もあるわけでありまして、地球上にあ...全文を見る
○鴨下国務大臣 かつて、我が国においても昭和二十三年から二十六年まで四年間サマータイムが導入された、私もちょうど生まれたころでありますから余りよく覚えていませんが、そういう中で国民の半分ぐらいが受け入れがたいというようなこともあって、結果的には電力事情が改善したというようなことで...全文を見る
○鴨下国務大臣 今の御議論を承っておりまして、環境省が今まで例えば経済活動あるいは個別の商行為に介入することについてはなかなか難しいこともございましたけれども、今先生おっしゃるように、全体的な地球温暖化の問題、あるいは、これは環境省の所管ではございませんけれども、酒の自販機での販...全文を見る
○鴨下国務大臣 多分、今先生がおっしゃったことは、一番最初の生物とはというようなこととつながるんだろうと思います。  私も、今回の温対法の改正等でも自治体の取り組みが強化されておりますけれども、各自治体が努力をなさっていることを各自治体間で比較することは重要なんだろうというふう...全文を見る
○鴨下国務大臣 今、先生がお示しになられた写真も含めてですけれども、本当に小さな子犬が殺処分される、こういうようなことについては私も大変胸を痛めているところであります。  環境省としては、自治体に対して、御指摘の生後九十日以内の子犬の取り扱いにつきましては、昨年二月それから五月...全文を見る
○鴨下国務大臣 狂犬病予防法の抑留施設と動物愛護管理法の収容施設の重複状況につきましては、これは各自治体に調査しましたところ、多くの自治体で、施設が同一で両者を区別することなく一体の施設として設置、運営されているという結果でありました。  どういうような施設にあっても、これは動...全文を見る
○鴨下国務大臣 狂犬病予防法に基づき抑留された犬であっても、譲渡の適性があると認められるものについては、できるだけ生存の機会を与えられるように努める、こういうようなことが重要であると考えています。  自治体では、この点を明示した昨年の国からの通知を踏まえまして、狂犬病予防法に基...全文を見る
○鴨下国務大臣 今おっしゃったような、必ず判断ができる、こういうようなことの法的な縛りはないわけであります。
○鴨下国務大臣 先ほども答弁申し上げましたけれども、残念ながら、狂犬病予防法の抑留施設と動愛法の施設が一緒になっているところが多い。こういうような意味においては、改善の一つの方法として、先生おっしゃるように、ソフト面で、判断をする人間をしっかりとそこに配置するということなんだろう...全文を見る
○鴨下国務大臣 今先生がおっしゃった趣旨について、環境省としてさらなる努力をしたいと思います。
○鴨下国務大臣 何度も申し上げますけれども、譲渡可能性の評価、こういうようなことも含めまして、自治体等における譲渡を一層促進するために私どもとしても努力をいたします。
○鴨下国務大臣 安易にまたは何度も動物の引き取りを求める、こういうような人は、少なくとも動物愛護の精神に沿わないわけであります。  自治体においては、いわゆるリピーター対策と申しますか、引き取りの有料化だとか引き取り依頼者の本人確認の徹底、あるいは適正飼養の指導書等による指導な...全文を見る
○鴨下国務大臣 今先生おっしゃっているような砒素それからその化合物は、長期間摂取することで健康への被害を生じるということでありますので、人の健康に係る被害を未然に防止するという観点から、まさに中央環境審議会において指針値を検討しているところであります。  先生がおっしゃるように...全文を見る
○鴨下国務大臣 環境省では、絶滅のおそれのある野生生物の保護対策を進めていく上で最も重要な基礎資料としてレッドリストを作成、公表しておるわけでありまして、最近では、平成十八年十二月と平成十九年八月に改訂版を公表いたしました。  また他方、人為の影響により存続に支障を来す事情が生...全文を見る
○鴨下国務大臣 二〇一〇年の生物多様性のCOP10、これはまだ正式に決まったわけではございませんけれども、多分名古屋になるだろうということでございます。私も、お許しがいただければボンに行ってきたいというふうに思っております。  そういう中で、今先生おっしゃったように、私も、生物...全文を見る
○鴨下国務大臣 家電リサイクル法につきましては、施行五年後の見直し規定を踏まえまして、平成十八年六月から、中央環境審議会と産業構造審議会の合同会合において制度の評価、検討が行われ、本年二月に報告書がまとめられたわけであります。  この報告書においては、再商品化等費用の透明化、小...全文を見る
○鴨下国務大臣 家電につきましては、特に、リサイクルするかリユースするかというような判断も難しいわけでありまして、日本でリサイクルされるべき廃家電が、実は海外ではリユースされる価値をまだ有しているということもあるんだろうと思いまして、そういうようなことについては少し整理をしないと...全文を見る
○鴨下国務大臣 アスベストの廃棄物の不法投棄、これはまさに先生おっしゃるように絶対許されないわけでありまして、これについては、昨年度から、全国ごみ不法投棄監視ウイークの中でもしっかりと取り組ませていただいておりますけれども、加えて、これは取り締まりと国民運動の両面からさらに強化し...全文を見る
○鴨下国務大臣 ことし開催されます北海道洞爺湖サミットなどの場において、我が国が国際的なリーダーシップを発揮する、こういうような意味においては、京都議定書の六%削減目標は必ず達成しなければいけないというふうに考えています。  そういうために、今先生おっしゃったように、あらゆる分...全文を見る
○鴨下国務大臣 環境省としましては、国内排出量取引制度については、今先生おっしゃったように、カーボンに価格をつけるというようなことも含めまして、温暖化対策の最有力な選択肢の一つである、こういうふうに認識をしているわけでございます。二〇〇五年から既に自主参加型の国内制度を実施してい...全文を見る
○鴨下国務大臣 中期目標につきましては、福田総理がダボス会議で、我が国が国別総量目標を設定することを表明しまして、公平性を確保するというような観点からセクター別に削減可能量を積み上げる方式、こういうようなものを提案いたしました。  同時に、今先生おっしゃった、十年から二十年の間...全文を見る
○鴨下国務大臣 ことしは我が国にとって重要な年であります。特に、洞爺湖でサミットの議長国を務める、こういうようなことでもありますし、昨年のバリでのCOP13を受けまして、バリ・アクションプランが、これから来年のコペンハーゲンのCOP15に向けて、今まさに議論が始まったところであり...全文を見る
○鴨下国務大臣 ただいま議題となりました地球温暖化対策の推進に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  地球温暖化は、地球全体の環境に深刻な影響を及ぼし、その対策は人類共通の課題であります。IPCC、気候変動に関する政府...全文を見る
04月15日第169回国会 衆議院 環境委員会 第5号
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○鴨下国務大臣 いつもながら、いろいろと小野先生の教えをいただきながら、私も前に進めさせていただきたいと思います。  先ほどお話ありましたように、グローバルな動きということで気候変動の問題は出てまいりましたけれども、IPCCのパチャウリ議長は、今回の第四次評価報告書の中の科学的...全文を見る
○鴨下国務大臣 あのサミットは、多分、気候変動問題が主要議題の重要な一つになるだろうというふうに考えております。  そういう中で、今先生がお話しになったように、日本という国の置かれている地勢的なこと、それから歴史的なこと、そして環境技術を持っているという科学的なこと、こういうこ...全文を見る
○鴨下国務大臣 先生かねてからおっしゃっている、例えば大量生産、大量消費、大量廃棄というようなことは、ある意味でそれぞれ物質的な豊かさをもたらしてきたわけでありますから、一概にそれを否定するものではなかったわけでありますけれども、こうした気候変動あるいは地球温暖化ということに現実...全文を見る
○鴨下国務大臣 先生の御高説、私も一度勉強会に参加をさせていただいて学生さんたちと話をさせていただきましたけれども、特に我が国は、古来より、自然と対立するのではなく調和的に生きるというような意味においては、先生おっしゃるとおりの思想が過去ずっと貫かれているんだろうというふうに思い...全文を見る
○鴨下国務大臣 今先生おっしゃったことは私はほとんど同意するわけでありますけれども、我が国がポスト京都の次期枠組みの三原則として挙げている一つは、省エネなどの技術を生かし、環境保全と経済発展とを両立すること、これが我が国のすぐれた省エネ技術等をますます発展させていく、こういうよう...全文を見る
○鴨下国務大臣 我が国が提案しているセクター別の取り組みにつきましては、これは先週バンコクで開催されました次期枠組み交渉特別作業部会、条約AWGと言っていますが、そこにおきましても、公平な目標設定のために有効な手段であること、国別総量目標をある意味で丸ごと代替するものではないこと...全文を見る
○鴨下国務大臣 我が国は、クールアース推進構想に基づきまして、今後十年から二十年の間に世界全体の排出量をピークアウトさせるということを福田総理がダボス会議でも申し上げました。また、二〇五〇年までに世界全体の温室効果ガスを半減させるということを世界に呼びかけました。これは、ハイリゲ...全文を見る
○鴨下国務大臣 京都議定書での六%削減は国際約束ですから、この四月から始まった第一約束期間の間に必ず実現しなければいけないと思います。  そのためには、既に京都議定書の目標達成計画の改定をさせていただきました。その中で、産業界も自主行動計画をさらに深掘りしてくださるということで...全文を見る
○鴨下国務大臣 一つの考え方としてはそういうようなことだろうと思います。  ただ、日本は、今回は特にG8サミットにおいては議長国ですから、その議長国として、自分たちだけの目標を掲げて他の国がついてこられないような状況があれば、これは困った話になります。  ですから、全体のいわ...全文を見る
○鴨下国務大臣 これは、これから国内的な合意をとらないといけないということはございます。ですから、それぞれ、多分この環境委員会の先生方の意見の中にも、そういう国別総量目標、一概に高い目標を掲げるべきでないというふうなお考えの方もいらっしゃるし、いや、そういうものを掲げてしっかりと...全文を見る
○鴨下国務大臣 再三申し上げていますけれども、京都議定書の国際約束は、必ず日本として達成しなければいけないと思います。  それぞれの御意見はあります。京都議定書そのものが十全のものではないというようなことも含めて、いろいろ、国際的に不平等だ、こういうようなお考えもありますけれど...全文を見る
○鴨下国務大臣 経済手法の中で、キャップ・アンド・トレードは極めて有力な方法論だというふうに私は考えています。  その中で、特に国内での排出量取引制度というものを位置づけるということは、炭素に価格をつけるというような意味において、さまざまなイノベーションを進めていく上で最有力な...全文を見る
○鴨下国務大臣 私も、二十四時間営業をすべてのコンビニがやるというようなことについては、今委員おっしゃったように、単純に環境負荷ということだけでなくて、むしろワーク・ライフ・バランスの問題も含めていろいろな点から、どうしても深夜に働かなければいけない方、そういうようなごく限られた...全文を見る
○鴨下国務大臣 今、概要につきまして先生の方からもお話がありましたけれども、四月の十二日から十四日まで中国に行ってまいりました。一つの大きな目的は、アジア博鰲フォーラムに出席をする、こういうような目的で訪中いたしました。  会議の議論の中身につきましては、気候変動セッションの中...全文を見る
○鴨下国務大臣 先生おっしゃるように、私たちは、日中関係というのは環境問題においても非常に重視しております。特に中国はもう既に排出国として世界の中で一位になるということでありますので、その国が何らかの形で地球温暖化問題にかかわってもらわなければいけないわけですし、中国にとっても世...全文を見る
○鴨下国務大臣 私は、二月の二十二日に記者会見をさせていただきました。そのときに、残念ながらその段階では各メーカーは私が考えるところの国民が納得するような対応をしていないというような私なりの判断がありましたので、しっかりとそれについては指摘をさせていただきました。かなり厳しいこと...全文を見る
○鴨下国務大臣 繰り返し何度も見ております。
○鴨下国務大臣 今、議論がありましたけれども、私も、企業あるいは地方公共団体においてはある程度自主的な取り組みというのを尊重したいというふうに思います。  ただ、それを我々が評価し、ある意味でインセンティブを与えていくことをきちんとしていくことによって前に進むんだろうというふう...全文を見る
○鴨下国務大臣 多分そういう質問が出ると思いまして急遽調べたんですけれども、ただ、経理区分が十分に分離できていないで、私のところは三世代住んでおりますし、それからそれぞれ少しずつ家のつくりなんかがばらばらなものですから、私自身がどのくらい出しているかというのをこれから積算しまして...全文を見る
○鴨下国務大臣 今先生が御指摘をいただいている点については、私ども本当に重要なことだと思います。  私はよく、大臣になりましてから子供たちに呼ばれて説明をするときに、我々が一日六キログラム平均的に出しているというのは、炭酸ガスでいいますと三立米なんですね。一立米二キログラムある...全文を見る
○鴨下国務大臣 これはもうそれぞれ与党、野党の議員の皆様の御審議のことでございますから、私からは直接的に申し上げられませんけれども、さまざまな議論の中である方向性が出れば、私たちはそれに従いたいというふうに考えております。
○鴨下国務大臣 私はかねてから申し上げているんですけれども、炭素に価格をつけるというようなことと同時に、経済的な手法をあらゆる分野で組み入れていくことが技術革新あるいは省エネ技術の促進につながるんだろうというふうに思っておりまして、それにつきましては、持続可能な経済活動というもの...全文を見る
○鴨下国務大臣 私も詳しくは承知しておりませんけれども、二〇〇七年のダボス会議で、地球温暖化リスクに関する企業の情報発信の共通フレームワークの構築等を目的とした気候情報開示基準委員会、CDSBというものが設立されたと聞いております。  この委員会では、投資家、経営者等による企業...全文を見る
○鴨下国務大臣 先ほどからの議論の中でも、投資のあり方が環境に大きな影響を及ぼすことが世界の中でも認識をされてきております。二〇〇三年には、世界銀行によって、融資時の環境等の配慮に関する赤道原則が採択されています。さらに、二〇〇六年には、国連環境計画・金融イニシアチブによって、機...全文を見る
○鴨下国務大臣 中央環境審議会の「低炭素社会づくりに向けて」は、二〇五〇年のライフスタイル、社会資本、環境エネルギー技術などのあるべき姿のイメージを取りまとめたものでありまして、官邸での有識者懇談会の議論の材料として提供したものであります。  この中に、環境に隅々まで神経が行き...全文を見る
○鴨下国務大臣 先ほどから、例えば金融あるいはさまざまなお金の流れの中にCO2排出量というようなものを組み込んでいくという趣旨においては、先生おっしゃるように、企業の温室効果ガスの排出量等を公表することは、企業の自主的取り組みを促進する上で極めて有効な方法だと思います。  加え...全文を見る
○鴨下国務大臣 今局長が答弁をいたしましたけれども、私も、そういう意味では先生の御指摘、非常に重要だと思っておりますし、今回の温対法の改正の中でハードルが下がったというふうな認識は確かにありますから、金融庁ともしっかりと連携をして、何らかの形で結果が出るような方向で私も努力をした...全文を見る
○鴨下国務大臣 かねてからEUでは排出量取引が行われているわけでありますけれども、今、試行段階から多少いろいろと反省が出てきて、いわゆるキャップのはめ方についてもこれでよかったのか、あるいは過去の努力がどういうふうに報われるのか、それからセクター別の国際競争はどういうふうにあるべ...全文を見る
○鴨下国務大臣 先生のお話は、多分、キャップ・アンド・トレードに関してのキャップのあり方、こういうことについてのお話なんだろうと思いますけれども、EUは、過去のキャップ・アンド・トレードの中では、主に、グランドファザリングといいまして、トップダウンで排出量を割り当てていくというよ...全文を見る
○鴨下国務大臣 今先生おっしゃるように、貧困、人口増加、それから環境悪化というようなことが密接にリンクをしているというのはおっしゃるとおりでございます。  そういう中で、洞爺湖のサミットにおいては、気候変動を初めとする環境問題が主要議題の一つになるわけでございますけれども、その...全文を見る
○鴨下国務大臣 食料の問題は、私は、バイオ燃料のことと、加えて、まさに地球温暖化、気候変動の影響がもう既にさまざまなところで出て、最終的にそういうようなことも食料の高騰に一つの影響を与えているんだろうというふうに認識しております。  今先生御指摘のバイオ燃料の導入は、地球温暖化...全文を見る
04月16日第169回国会 参議院 本会議 第12号
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○国務大臣(鴨下一郎君) 環境税と部門ごとのCO2排出量の割合についてお尋ねがありました。  環境税については、炭素に価格を付けることであらゆる主体に対してCO2排出抑制のインセンティブを与えるものであります。その税収は地球温暖化対策に重点的に充てられることが望ましいと考えてお...全文を見る
04月18日第169回国会 衆議院 環境委員会 第6号
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○鴨下国務大臣 私も報道等で話を聞いたのと、直接担当者からも報告は受けておりますけれども、今おっしゃったような話は報道の話と多少違うところもあるわけであります。  まず一つは、ブッシュ大統領が二〇二五年までに排出量の増加をとめる、こういうようなことを今先生おっしゃったように発表...全文を見る
○鴨下国務大臣 昨年ぐらいまでは一位だろうということでありますけれども、もしかすると、中国との間で順位が入れかわる可能性がございます。まだ確定値はございませんけれども、少なくともそれまでは世界の中で排出量は一番であることは間違いございません。
○鴨下国務大臣 今申し上げましたけれども、今まで極めて消極的であった部分については多少前進したこともあるわけでありまして、先生おっしゃるように究極の目標、目的を達するためには、これは甚だまだまだ足りないところはございます。それを頭からけしからぬということが果たしていいのかどうか、...全文を見る
○鴨下国務大臣 これは国立環境研究所の試算でございます。  例えば過去のオイルショック以降のガソリン価格の動向と車の保有台数、そのときの平均燃費、さらには一台当たりの走行距離、こういうようなものの相関をとりましたところ、ちょうどオイルショックのときには保有台数が急速に伸びている...全文を見る
○鴨下国務大臣 IPCCの第四次評価報告書によりますと、このまま化石燃料を使い続ければ、二十一世紀末までには五十九センチの海面上昇が予測されているということでございます。さらに、例えば南極やグリーンランドの氷のある意味でダイナミックな崩壊が懸念されるわけでありますから、少なくとも...全文を見る
○鴨下国務大臣 せんだっても自販機のお話をいただきました。総合資源エネルギー調査会の省エネルギー基準部会自動販売機判断基準小委員会の最終取りまとめにおきまして、二〇〇五年のデータとして、自動販売機の普及台数は約四百三十万台、そして、年間消費電力量は約六十六億キロワットアワー……(...全文を見る
○鴨下国務大臣 先生がおっしゃるように、我々は、やはり科学的な分析をしっかりと踏まえて政策的な決断をしなければいけないんだろうというふうに思っております。  ただ、今おっしゃった話も含めてですけれども、いろいろな学説等がありまして最終的にIPCCの第四次評価報告書に至っているわ...全文を見る
○鴨下国務大臣 地球温暖化は特にCO2起源というものが影響しているというふうに言われておりますので、先生の御指摘のように、化石燃料を燃さないということになれば一番効果的なんだろうというふうに思います。  ただ、先ほど来のお話の中にも、産業革命以降に極めて人為的有意に気温上昇が起...全文を見る
○鴨下国務大臣 地球温暖化対策のうち、国全体としての目標や基本的な方向性については、横断的かつ総合的に定める、こういうようなことが一つあるわけであります。現行の地球温暖化対策推進法においては、京都議定書目標達成計画を策定して、さまざまな事業活動を含めて広範に対策を打って出る、こう...全文を見る
○鴨下国務大臣 今おっしゃった、昨年八月に行われた地球温暖化対策に関する世論調査で、環境税につきましては、その賛否両論の意見を資料により説明した上で、導入に賛成か反対か、また、その理由は何か等を質問しているわけでありますが、その結果、賛成の割合が四〇%となり、反対の割合三二%を上...全文を見る
○鴨下国務大臣 御指摘の国土形成計画の広域地方計画は、広域地方計画区域ごとに国土交通大臣が策定するもの、こういうことでありまして、地方公共団体実行計画のように地方公共団体が配意するものではないということでありますが、先生今おっしゃったように、例えば十電力会社のエリアと広域ブロック...全文を見る
○鴨下国務大臣 今先生がおっしゃるように、京都議定書の六%削減目標を確実に実行していくということはもちろん必要なわけでありますし、今回御提案させていただいております法案の着実な施行、これを一義的に我々は努力しないといけないわけでありますが、その後の対策につきましては、進捗状況を厳...全文を見る
04月21日第169回国会 衆議院 決算行政監視委員会第一分科会 第1号
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○鴨下国務大臣 平成十八年度環境省主管一般会計歳入決算並びに環境省所管の一般会計歳出決算及び特別会計歳入歳出決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。  まず、一般会計の歳入決算について申し上げます。  歳入予算額は十九億八千二百五十七万円余、これに対しまして、収納済み...全文を見る
○鴨下国務大臣 平成十八年度の決算検査報告において掲記されております事項につきましては、会計検査院の御指摘のとおりでありまして、まことに遺憾に存じております。  指摘を受けました事項につきましては、直ちに是正措置を講じましたが、今後なお一層厳正な態度をもって事務の執行の適正を期...全文を見る
○鴨下国務大臣 今回の拠出につきましては、一連の大気汚染に係る訴訟の中で唯一残った、こういうようなこともありまして、特に十一年にわたっての大変長い間、東京大気汚染訴訟のいわば訴訟が続いておりましたので、それを早期に決着を図る、こういうような見地に立って、今局長からも答弁しましたが...全文を見る
○鴨下国務大臣 お話になったことも理解をする部分もあるわけでありますけれども、ただ、先ほど申し上げましたように、長年にわたって東京だけが訴訟の問題がなかなか解決できない、こういうような中での、ある意味での高度な政治決着だったんだろうというふうに私たちは理解をしているわけでございま...全文を見る
○鴨下国務大臣 それぞれの地域で、例えば今先生おっしゃったように、川を隔てて隣が川崎で隣が東京、こういうようなことの中で、それぞれどこに原因があったかというのは多分わからない部分もあるんだろうと思います。ですから、そういう意味では、先生おっしゃっている趣旨は私は理解をするわけであ...全文を見る
○鴨下国務大臣 先生もぜんそくで苦しんでいらしたと。私はぜんそくの医者をやっておりましたので、ぜんそくの患者さんがどれだけ、特に夜、苦しんでいらっしゃるかというのはよくわかっております。  そういう中で、環境省として、公健法の中でどこまで何ができるのか、こういうようなことについ...全文を見る
○鴨下国務大臣 今先生お話しになった豊洲のことでございますけれども、土壌と地下水の詳細な調査、こういうのを東京都がやっているというような話は私も聞いておりますし、この調査そのものが、土壌汚染対策法で求められる調査あるいは対策と比べて遜色のないものである、こういうようなことは承って...全文を見る
○鴨下国務大臣 今先生からの御指摘は、私も東京都の議員でありますし、特に築地市場という大きな卸売市場の移転先、こういうようなこともございまして、マスコミ等、あるいは先生からもそういうような御発言があるということ、十分に理解をしておりますし、加えて、私も関心を持っております。  ...全文を見る
○鴨下国務大臣 民主党の、特に先生が中心になっておつくりになった法案については、これは参議院に提出されている、こういうようなことは私も承知しております。  ただ、院での御審議については、今は私はもう政府の一員でございますので、あれこれ言う立場にもありませんので、ぜひ、そのことに...全文を見る
○鴨下国務大臣 昨年六月に土壌環境施策に関するあり方懇談会を設置しまして、土壌汚染に関する現状を踏まえた課題や今後の土壌環境施策のあり方について検討を行って、その報告が三月三十一日に出た。  その報告の中には、制度的な検討が必要な事項もある、こういうようなことで中央環境審議会に...全文を見る
04月22日第169回国会 衆議院 環境委員会 第7号
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○鴨下国務大臣 四月の十七日に、スウェーデンと日本、国連大学の共催ということでシンポジウムが開かれました。スウェーデンからはラインフェルト首相とカールグレン大臣が来日した機会をとらえまして御参加をいただいたということで、テーマは、持続可能な都市の発展ということであります。日本、ス...全文を見る
○鴨下国務大臣 シンポジウムにおきましては、コンパクトなまちづくりについて話はいたしました。その中で、都市の社会資本は数十年にわたり温室効果ガスの排出構造を固定してしまうわけでありますから、今後のまちづくりにおいては、低炭素型のまちづくりというようなことを長期的な排出削減のために...全文を見る
○鴨下国務大臣 これは政府全体の目達計画の改定でございますので、環境省だけ、私だけがコメントするのが果たしてふさわしいかどうかはわかりません。ただ、環状道路のネットワークというのは、これは交通流対策という前提の中での話ですから、例えば、本当に渋滞があれば、そういうようなところで交...全文を見る
○鴨下国務大臣 今局長から答弁しましたけれども、環境省としては、これはもうかねてから申し上げているように、環境税をしっかりとした形で要求しているところでございますし、政府内でも議論をしてまいりましたけれども、いわば環境と経済というバランスの上でまだ国民的合意ができ上がらないという...全文を見る
○鴨下国務大臣 環境税につきましては、環境省としましても、それから大臣という私の立場におきましても、国会の御議論の中で環境税というようなものが実現して、究極の目的の一つであります地球温暖化が防止できるような形で炭素に価格がつく、こういうことがぜひ前に進みますように、我々も最善の努...全文を見る
○鴨下国務大臣 ことしは京都議定書の第一約束期間に入ります。そして、多分日本は、二〇一三年からの中期目標、あるいは二〇五〇年に世界全体で半減ということでいうと、ある意味で画期的なCO2削減をしないとなかなかこれは達成できない、こういうようなことでございます。  そういう中で、今...全文を見る
04月22日第169回国会 衆議院 決算行政監視委員会第一分科会 第2号
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○鴨下国務大臣 先生おっしゃるように、ことしは我が国にとって非常に重要な時期であります。特に、七月の洞爺湖サミットにおいては、気候変動を初めとする環境問題が最重要課題になるというふうに私たちも考えております。  そういう中で、今、世界的にもあるいは国内的にも環境問題は非常に重要...全文を見る
○鴨下国務大臣 今、外来種について、特にバスの話をいただきましたけれども、これは、特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律に基づきまして、我が国の生態系等に被害を及ぼすおそれのある情報を収集いたしまして、特に、特定外来生物を選定する、こういうような中で、今御指摘あり...全文を見る
○鴨下国務大臣 今、二点御指摘がありました。特に、琵琶湖における新たな課題としての水草の異常繁茂の問題とカワウの食害、こういうようなことであります。  特にカワウにつきましては、平成二年ごろから竹生島あるいは伊崎半島に大規模にコロニーを形成して、今、全体では三万五千羽程度いるん...全文を見る
○鴨下国務大臣 今先生お話しになったように、琵琶湖の新たな課題として水質汚濁の問題が生じているということは、我々も承知しているところでございます。  また、琵琶湖の環境改善を促進する議員連盟、こういうようなことで積極的にお取り組みをいただいているわけでありますけれども、先生もそ...全文を見る
○鴨下国務大臣 琵琶湖の周辺には、こういういわゆる内湖と言われるようなところが随分多いようであります。今先生おっしゃったように、それを戦後、稲作というようなことでそれぞれ田んぼにしてきた、こういうような経緯があるわけでありますけれども、自然再生をもう一度していこうというようなこと...全文を見る
04月23日第169回国会 参議院 本会議 第14号
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○国務大臣(鴨下一郎君) 金子議員の御質問にお答えいたします。  京都議定書上の六%削減目標の達成への決意と具体的な取組についてのお尋ねがありました。  今年開催されます北海道洞爺湖サミットなどの場を通じ、我が国が国際的にリーダーシップを発揮するためにも、京都議定書の六%削減...全文を見る
04月25日第169回国会 衆議院 環境委員会 第8号
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○鴨下国務大臣 先生がおっしゃるように、今回の改正案につきましては、これは都道府県あるいは政令指定都市など地方公共団体にも実行計画等をお願いすることもありまして、これは国と各自治体が連携をしてしっかりと地球温暖化に取り組んでいくことになるんだろうというふうに思っております。したが...全文を見る
○鴨下国務大臣 先生おっしゃるように、ことしは日本にとって非常に重要でありますし、地球環境、こういうような問題においては世界にとっても大変重要な時期に差しかかっているわけであります。  そういう中でこの法案の御審議をいただいているわけでありますけれども、この法案につきましては、...全文を見る
○鴨下国務大臣 今先生の御指摘の都市・まちづくり、こういうようなことは極めて重要な観点だろうというふうに思います。特に日本だけのことではなく、これから発展途上の国々も都市化をしていくわけでありますけれども、そのときに、低炭素というような観点から、どういうふうな都市づくりがこれから...全文を見る
○鴨下国務大臣 御指摘のとおり、再生可能エネルギーの普及、促進は、地球温暖化対策にとって極めて重要でもありますし、有効な手段でもあるわけであります。そういう中で、例えば木質バイオマスの利活用、あるいはそれぞれの地域に存在するエネルギー資源を活用する、今お話ありました小水力、あるい...全文を見る
○鴨下国務大臣 ただいま御決議のございました附帯決議につきましては、その趣旨を十分に尊重いたしまして、努力する所存でございます。     —————————————
05月12日第169回国会 参議院 決算委員会 第6号
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○国務大臣(鴨下一郎君) 今先生お話しになったように、ぜんそくは私は様々な原因で起こるものだろうというふうに思っておりますし、特に遺伝的素因のようなものが大きく影響しているというふうに、私も昭和五十年に医者になってから約十五年ぐらいぜんそくを中心に診ておりましたので、そういうよう...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 今はもう、地方の場合もそれから大都市の場合もほとんど多分有症率については有意差はないんだろうというふうに思います。ただ、都市部に多いというようなのは様々な原因があって、私は特に心因性のぜんそくを中心に診ていたものですから、例えば運動の量だとか学校で遊ぶ遊...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 先生おっしゃるように、特に子供のぜんそくは多分ここ数十年の間では増加傾向にあると思います。そういう中で、学校へ行く直前に例えば発作が起きたり夜に発作が起きたりというようなことで、大変本当にお気の毒な苦しい思いをしている子供たちたくさんいるわけでありますか...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 京都議定書におけます我が国の目標を達成すると、こういうような上では、森林吸収源対策は重要な対策の一つであるというのは先ほどから先生のお話のとおりでございます。  京都議定書目標達成計画においても、森林整備、木材供給、木材の有効利用等の政府が一体となって...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) バイオ燃料の導入は地球温暖化対策に大きく貢献すると、こういうようなことについては先生御指摘のとおりでございます。その導入促進が化石燃料に頼らない低炭素社会への実現に不可欠だと、こういうふうに考えているわけでございます。  ただ、今、農水大臣からの御指摘...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 輸送用バイオ燃料の導入促進を図るため、先ほど申し上げました大阪府あるいは宮古島においてE3の大規模実証事業を進めているところであります。  この実証事業では、ガソリンをバイオエタノールと混合してE3を製造して販売するまでの事業を行っているわけであります...全文を見る
05月14日第169回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第4号
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○鴨下国務大臣 今先生おっしゃるように、四月下旬から五月上旬にかけて、十和田湖、野付半島及びサロマ湖において野生のオオハクチョウから高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出された、こういうようなことを受けまして、野鳥が高病原性鳥インフルエンザウイルスに感染することが疑われた場合や実...全文を見る
05月20日第169回国会 衆議院 環境委員会 第9号
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○鴨下国務大臣 今先生御指摘の生物多様性の問題、これは先進国が一致して取り組むべき地球規模の大きな課題でありまして、今お話しになりました神戸で開催されますG8環境大臣会合では、気候変動、スリーRと並ぶ三つの主要な議題の一つになる、こういうようなことで生物多様性を取り上げてまいりた...全文を見る
○鴨下国務大臣 今、COP9が行われているわけでありますけれども、COP10の開催されます二〇一〇年は国連が定める国際生物多様性年でありまして、COP10においては二〇一〇年までに生物多様性の損失速度を顕著に減少させるという、いわゆる二〇一〇年目標の達成状況の評価あるいはポスト二...全文を見る
○鴨下国務大臣 生物多様性は、その恵みを人類が享受することで生存しているという意味において、人類存続の基盤でありますし、加えまして、地域独自の文化の多様性をも支えているというふうな認識でございます。  しかしながら、我が国の生物多様性は、開発等による生物種の絶滅や生態系の破壊、...全文を見る
○鴨下国務大臣 先ほど先生もおっしゃっていましたけれども、生物多様性の保全と持続可能な利用、これは多分、その時代、それから地域、文化というようなもので多少揺れ動くものなんだろうというふうに思っております。そういう中においては、専門的な知見あるいは市民の意識というようなものが総合的...全文を見る
○鴨下国務大臣 今先生がおっしゃるように、特に生物多様性は国際的な連携協力が不可欠だ、まことにそのとおりだろうというふうに思っております。  生物多様性の保全が地球環境保全上重要な課題であるということを考えまして、生物多様性条約など国際的な枠組みへの参加等を通じて各国との連携協...全文を見る
○鴨下国務大臣 今先生がおっしゃった御指摘につきましては、私も全くそのとおりだと思います。特に生物多様性と地球温暖化は相互に影響し合う、こういうようなこともございます。  IPCCの報告書の中でも指摘されておりますけれども、地球温暖化は生物多様性に深刻な影響を与える、これは今先...全文を見る
05月20日第169回国会 参議院 環境委員会 第6号
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○国務大臣(鴨下一郎君) ただいま議題となりました愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律案につきまして、その提案の理由及び内容を御説明申し上げます。  今日、国民のライフスタイルの変化により、愛がん動物、いわゆるペットの重要性はますます高まっており、我が国における犬及び猫の...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 今委員が御指摘の例えばタマネギだとかチョコレート、どういうような言わば病態生理で犬、猫にどんな影響を及ぼすのかという話、少し調べさせたんですけれども、なかなかそれがはっきりと因果関係といいますか、まだ解明されてないようであります。ですから、タマネギなんか...全文を見る
05月21日第169回国会 参議院 本会議 第20号
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○国務大臣(鴨下一郎君) ただいま議題となりました地球温暖化対策の推進に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  地球温暖化は、地球全体の環境に深刻な影響を及ぼし、その対策は人類共通の課題であります。IPCC、気候変動に関する政府間パネルの...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 福山議員にお答えいたします。  洞爺湖サミットに向けた意気込みについてお尋ねがありました。  洞爺湖サミットにおいては、福田総理がダボス会議で発表されたクールアース推進構想について各国の共通理解を得て、国連での交渉を加速することが求められています。私...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 加藤議員にお答えを申し上げます。  国内排出量取引制度検討会の中間まとめの内容についてのお尋ねがありました。  環境省では本年初頭から、国内排出量取引制度検討会を設置しまして、具体的な制度設計の在り方について掘り下げて検討を行い、今般、中間まとめを公...全文を見る
05月22日第169回国会 参議院 環境委員会 第7号
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○国務大臣(鴨下一郎君) 今先生おっしゃったように、この法案につきましては、まずはペットの国民生活上の重要性といいますか、ある方によってはまさに家族同然に暮らしていらっしゃると、こういうような方も増えてきていると、そういうような流れの中で、米国でペットフードに起因する大規模な犬及...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 今それぞれ御議論いただいたわけでありますけれども、この法案が成立をさせていただければ、これ適切な基準、規格、こういうようなことについてはできるだけ速やかに設定をしてまいりたいというふうに思っております。  また、これはまず円滑かつ実効性のあるこの法の施...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 今検査体制につきましてお話をいただきましたけれども、環境省と農水省、あるいは今の独立行政法人の農林水産消費安全技術センター、こういうようなものが連携をして検査をすると。それにも費用対効果のこともありますから、効率よく、なおかつ御指摘のような抜き打ちも含め...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) ただいま御決議ございました附帯決議につきましては、その趣旨を十分に尊重いたしまして努力する所存でございます。
○国務大臣(鴨下一郎君) 今それぞれ御議論があったわけでありますけれども、土壌汚染対策法に関しましては、これ、法律の対象範囲に加えまして、搬出汚染土壌の適正処理の確保あるいは様々な課題が今先生からも御指摘をいただいたわけであります。このため、五月の二日付けで当省においては中央環境...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 環境省としましては、今後の土壌汚染対策の在り方について、今まさに中央環境審議会に諮問したところであります。  その審議結果を踏まえて、この今御指摘の法の対象範囲の見直しについても検討をしてまいりたいと、こういうふうに考えております。
○国務大臣(鴨下一郎君) 今具体的な豊洲の新市場予定地について、特に高濃度の汚染と、こういうようなことについて先生からの御指摘ありました。  この豊洲における土壌汚染問題につきましては、これはまさに東京都が今専門家会議の意見を踏まえて具体的にどうあるべきかと、こういうようなこと...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 今それぞれ御議論になっていることは私も十分に承知している上で申し上げますけれども、まさに東京都の方も専門家の検討、そして新たな対策についての様々な結論を出しつつあると、こういうようなことを伺っておりますので、環境省としてはそういうようなことを見守りつつ、...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 環境基本法第十三条においては、「放射性物質による大気の汚染、水質の汚濁及び土壌の汚染の防止のための措置については、原子力基本法その他の関係法律で定めるところによる。」と、こういうふうにされているわけでありまして、具体的には、原子力基本法の体系の下、核原料...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) ただいま議題となりました地球温暖化対策の推進に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  地球温暖化は、地球全体の環境に深刻な影響を及ぼし、その対策は人類共通の課題であります。IPCC、気候変動に...全文を見る
05月27日第169回国会 参議院 環境委員会 第8号
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○国務大臣(鴨下一郎君) 昨日閉幕しましたG8の環境大臣会合、これには私は二つの大きく留意する部分がございました。一つは、七月に行われるサミットに向けての道筋をつくるということと、加えまして、来年のコペンハーゲンで行われますCOP15、これに対して我々が貢献できるようにと、この二...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 自分の評価はなかなか難しいものですから、具体的に少しその経緯について申し上げます。  G8のほか中国、インドなど合計十九の国、地域、環境大臣あるいは担当者が集まって、具体的には気候変動、そして生物多様性、3Rのこの三分野について議論をしたわけであります...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 中期目標については、もうかねてから申し上げていますけれども、ちょうど京都議定書におけるマイナス六%を日本がいつのタイミングで打ち出し、なおかつ、それについて国際的な批准に至るまでのプロセスというのはございましたけれども、この中期目標というのはある意味で私...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 私の前提の話として、国際交渉において中期目標というのは、かつて京都議定書のときの国際交渉の意味で、日本がマイナス六%を約束したわけですけれども、それと言わば同じような意味を持っているというような趣旨でありまして、中期目標とマイナス六%は何ら関係はありませ...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) そういう趣旨では、ちょっと例え方が、私の例え方が不適切だったのかも分かりません。  先生おっしゃるように、これから我々は中期目標については野心的にやっていかなければいけません。ですから、マイナス六%を決めたときと時代状況あるいは長期目標、こういうような...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 我々も、低炭素の懇談会の中間取りまとめを意識しつつこの議長総括にも臨んでおりました。ですから、冒頭申し上げましたように、この議長サマリーを強く国内にインプットしていくというような趣旨もあったわけでありまして、この七パラのところの排出削減のための経済的手法...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) セクター別アプローチの有効性については、多くの国から御評価をいただいたというふうに考えています。特に、今先生おっしゃっているように、このセクター別アプローチは、削減ポテンシャルとトップダウンアプローチによる計算される必要な削減レベルとの間に生ずるギャップ...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 質問主意書の中身につきましては私も拝見をしまして、先生の趣旨は理解をしているつもりであります。  特に、地方公共団体が自らの事務に関して自らの判断と責任で条例を定めることができると、こういうようなことについては、むしろ国よりも積極的になさるところもこれ...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 今、まさにこの四月から京都議定書の第一約束期間に入ったわけでありまして、もう既に、例えば目達計画の改定等も含めて、より深掘りをして、二〇一〇年目途にしっかりと取組を明確にして、この五年間の約束期間の間にマイナス六%を実現すると、こういうようなことで、産業...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 今先生おっしゃったように、公害問題と比べて、じゃ、国民の意識あるいは国の切迫感といいますか、こういうものがあるのかというような話については私もおっしゃるとおりのところがあるなというふうには思うわけであります。  ただ、先ほど大久保議員からのお話の中にも...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) エネルギー政策は国の根幹の政策だろうというふうに思いますから、それをいかに分権をして、地方が担う役割と国全体のエネルギー政策、このバランスも必要なんだろうというふうに思います。ただ、先生おっしゃるように、地球温暖化対策というようなことでいうと、地方の取組...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) いつもながら荒井先生には大変勇気付けられるわけでありますけれども。  G8環境大臣会合の議長総括において、今御指摘ありましたように、排出量取引や環境税等については効果的かつ有効な手法と、こういう認識を共有したということでありますけれども、今、私たちは京...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) いろいろとお話を承っていて、私もここで言葉が走らないように気を付けながらしゃべらないといけないと思うんですが。  少なくとも先生がおっしゃっていた様々な工夫、特に金融面での構造的なところに環境という考え方を入れていくこと、あるいは排出量取引に円で決済す...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 今御議論をいただいております土壌汚染、これの対策法につきましては、施行から五年を経過して、先ほど事務方の方から答弁申し上げましたとおり、法律の対象範囲に加えまして、例えば搬出汚染土壌の適正処理の確保など様々な課題が指摘されているわけでありまして、これ五月...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 端的にお答え申し上げますが、中期目標につきましては、これ、議長総括の中では、IPCCの科学的知見を考慮して実効的な目標を設定する必要があると、こういうような結論に至ったわけでありますし、加えて、今後十年から二十年の間に世界の排出量をピークアウトさせるため...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 何人かの委員にもお答えをいたしました。  中期目標につきましては、これは最終的にはCOP15のコペンハーゲンでの最終的な国際交渉でそれぞれの国が仮に合意をするというようなことであればおのずとそれぞれの国の中期目標というのが定まるんだろうと、こういうふう...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 私は、鉄鋼という分野がどういうふうな位置付けになっているかということについては二つの考え方があると思います。確かに、主要排出セクターであることは間違いありません。  ただ、エネルギーとしてCO2を出す場合と原料としてCO2を出すと、こういうようなことに...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 昨日までのG8環境大臣会合の議長総括の中にも、国別総量目標の設定のために、セクター別のアプローチ、ボトムアップの分析が有効な手段となり得る、こういうようなことと、それから、このボトムアップアプローチによる削減ポテンシャルと、トップダウンアプローチにより計...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 私も今これ初めて拝見をさせていただいたわけでありますけれども、こういうことが事実だということについては認識をいたしております。
○国務大臣(鴨下一郎君) 少なくともこの第一約束期間においては、今京都議定書の目達計画の改定が行われました。その中で、産業界始め各分野においてそれぞれの主体が全力で取り組むと、こういうようなことにおいて達成をするというのは可能と、こういうふうに考えております。  ただ、やはりこ...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 再三お話し申し上げているんですけれども、私も第一約束期間はこの自主行動計画プラス目達計画の改定、こういうようなことで実現可能だというふうに信じておりますが、ただ委員も御指摘のように、これから中期目標あるいはゴールである長期のところまでに至るためには、これ...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 我々は、二〇一二年までに九〇年比でマイナス六%を実現すると。加えて、第二約束期間、どういう形になるか分かりませんけれども、中期目標を掲げつつ今から十年から二十年の間に世界全体でピークアウトをする、そして二〇五〇年には少なくとも世界で半減をする、もちろん先...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) G8の環境大臣会合においては、私が取りまとめさせていただいた議長総括においては、そういう趣旨のことについて触れてあります。ですから、中期目標も、IPCCの知見に沿って実効的な目標を設定する必要性、こういうようなことについて言及をしておりますので、そういう...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 先ほども同様のお話について申し上げましたけれども、最終的には、自治体の中には国よりもより熱心なところもあるわけでありますから、その自治体の取組を尊重するということが第一。加えて、権利利益を侵害するかどうかと、こういうようなことについては、もし判断をすると...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 今お話しになったように、NGOの中に生物多様性保護の観点からタスマニアにおける森林管理について問題視していると、こういうようなNGOがいらっしゃるというようなことは承知しております。  また、タスマニア州政府及びオーストラリア政府の方からは、このタスマ...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) グリーン購入法につきましては、先日来、製紙メーカーとの間でいろいろな問題があって、今まさにそれを受けてどういうふうに改善するかと、こういうようなことを検討している最中でございます。また、加えまして、生物多様性については、もうまさに今ドイツのボンでCOP9...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 本件につきましては、これ米国の裁判所において係争中の事案と、こういうようなことで理解をしておりますけれども、環境省としましては、そういう意味においては、本件についての発言は差し控えるべきだろうというふうに思っております。  ただ、一般的に申し上げまして...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 今先生がおっしゃっているように、沖縄本島周辺海域におけるジュゴン、これは世界的な分布域の北限の個体群と、こういうようなことで、その保護、こういうことについては大変重要であるというふうに認識しています。  今後は、ジュゴンの保護のために漁業者と連携をして...全文を見る
06月02日第169回国会 参議院 行政監視委員会 第4号
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○国務大臣(鴨下一郎君) 今御指摘の予防的な取組の方法の考え方については、例えば環境と開発に関するリオ宣言において、重大な、あるいは取り返しの付かない破壊が発生するおそれのある場合には、科学的確実性が十分ではないという理由で環境劣化を予防するために費用対効果の高い手法を適用するこ...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 我が国におきましては、かつて、著しい大気汚染あるいは水質汚濁が生じて水俣病のように悲惨な健康被害が多発したと、こういうようなことはまさしく事実でありますが、このようなことは二度とあってはならないと、こういうようなことは言うまでもないわけでございます。 ...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 今御指摘の、大阪府寝屋川市にある民間の廃プラスチックリサイクル施設周辺において住民の皆さんから化学物質等に対する懸念の声が上がってきていると、こういうようなことでございますので、大阪府と寝屋川市が共同して、これは平成十九年の三月、そして同年の五月からは毎...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 予防原則というのは誠に重要な考え方であるというふうに思っております。  特に、人の健康影響へのリスクが高い可能性がある化学物質、これにつきましてはこれまでも調査研究重ねておりますが、対策が必要という科学的な知見が得られた物質については、これは基準が設け...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 基本的には当該自治体がしっかりと取り組んでいただくと、こういうようなことでありますけれども、加えまして、先ほどから申し上げているように、予防原則にのっとって環境省としても注視をしてまいりたいというふうに思います。
06月03日第169回国会 衆議院 環境委員会 第10号
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○鴨下国務大臣 石綿肺につきましては、法制定時、中央環境審議会でさまざまな御議論をいただいたわけであります。その結果、以下の理由によって、これから他の石綿関連疾患とともにさらに知見を収集して、その取り扱いを検討していくことが適当ではないだろうか、こういうようなことが議論されたわけ...全文を見る
○鴨下国務大臣 石綿救済法につきましては、今先生の御指摘もありましたけれども、国会の附帯決議等を踏まえて法施行後五年を待たずとも抜本的な見直しの必要がある、こういうような御指摘もいただいているわけでありまして、この石綿健康被害救済法の施行後五年以内の見直しに向けて、環境省では制度...全文を見る
○鴨下国務大臣 今先生がお示しいただいた資料は当省で調査した結果そのものでございますけれども、繰り返しにならないように申し上げますが、この資料に書かれておりますようなことを、岡山県が国に行った説明の内容はまさしくこのとおりでございます。  その中で、我々の判断としては、ここに書...全文を見る
○鴨下国務大臣 先生おっしゃる考え方も一つの考えだというふうに思います。  これは、私たちが説明を受けた中で、岡山県あるいは岡山市がこのような月一回点検を義務づけていることを説明したということでありまして、それは近隣の自治体についても同じようにあるべきかどうかということについて...全文を見る
○鴨下国務大臣 それはおっしゃるとおりでございます。  我々は、浄化槽が十全に機能することが目的でございますから、それぞれの御判断があるんだろうというふうに思っておりますけれども、少なくとも岡山県についてこれが妥当ではないというような判断には至らなかったということでございます。
○鴨下国務大臣 先生おっしゃる意味は、少なくとも児島湖に注いでいる河川以外のところもすべて規制することは不合理だ、こういうようなお話なんですけれども、これはあくまでも県からの説明であります。その中では湖沼法と瀬戸内法とダブルだということでありますので、そのところは両方がかかってい...全文を見る
○鴨下国務大臣 先ほどから申し上げていますけれども、浄化槽そのものについては、我々は必ずしも月一回というようなことを義務づけているわけではございません。ですから、浄化槽の機能が十全に発揮できるという判断で、三回、四回というようなことも含めて我々としては考えているわけであります。 ...全文を見る
○鴨下国務大臣 今先生からるる御指摘がありました。特に時系列的に、八六年に義務づけが行われて、その後のさまざまな事例を挙げて後づけじゃないかというような御趣旨もあったわけでありますけれども、この報告書の中で、我々が最終的に国として当該要綱に問題があると判断ができないという意味をぜ...全文を見る
○鴨下国務大臣 今末松議員からいろいろと御議論があったことは、多分岡山県も注視しているというふうに思います。ですから、もう一度、今御指摘のあった点も含めてフィードバックしまして、より明確にしたいというふうに思います。  加えまして、浄化槽そのものの信頼性というようなことについて...全文を見る
○鴨下国務大臣 今お話ありました、日本の廃棄物最終処分量が七〇%減ったというような話は、G8の環境大臣会合でも御報告をさせていただきました。  具体的な話ですけれども、我が国の廃棄物最終処分量は、一九九〇年の約一億一千万トンから、二〇〇五年には約三千二百万トンまで減少してきてお...全文を見る
○鴨下国務大臣 品質にこだわるということでも、性能としての品質と、それからユーザーの好みと申しますか、そういうような趣旨において、私は、二つに分ける必要があるんだろうと思っております。ですから、多少白色度が落ちるとか、それから表面のざらざら感があるとか、こういうようなものでも、古...全文を見る
○鴨下国務大臣 G8環境大臣会合では、G8のほか、例えば中国、インドなどを含めまして、十九の国、地域の環境大臣が集まりまして、気候変動、それから生物多様性、スリーRの三分野について精力的な議論を行いました。  会合の結果につきましては議長総括として取りまとめさせていただきました...全文を見る
○鴨下国務大臣 先ほどのG8の環境大臣会合の議長総括の中で、中期目標については、IPCCの科学的知見を考慮して実効的な目標を設定する必要、こういうようなことについて言及をさせていただいております。  そういう趣旨が我々環境大臣会合の中である程度共有されたというようなことでありま...全文を見る
○鴨下国務大臣 石綿による健康被害の救済に関する法律の一部を改正する法律案につきましては、政府としては異議はありません。
○鴨下国務大臣 ただいま議題となりました愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律案につきまして、その提案の理由及び内容を御説明申し上げます。  今日、国民のライフスタイルの変化により、愛玩動物、いわゆるペットの重要性はますます高まっており、我が国における犬及び猫の飼育数はおよ...全文を見る
06月03日第169回国会 参議院 環境委員会 第9号
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○国務大臣(鴨下一郎君) 我が国が世界の先例となるいわゆる低炭素社会、こういうようなことに転換を進めると、こういうようなことでは国際社会に対して言わば先導的に、まずは自らが率先して京都議定書に掲げる六%削減目標、これを実現するというのは、もう必ずやらなければいけないというふうに私...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 今先生から、排出量を自然界の年間吸収量と同じレベルにすると、こういうようなことがおっしゃられましたけれども、そのとおりでありまして、二〇五〇年に半減をするというのは、二〇五〇年までに吸収量と排出量のバランスを取ると、こういうようなことがそもそものスタート...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) おっしゃるように、世界レベルで排出削減していくという意味において、日本の担う役割、非常に重要だというふうに思っております。  一つは、優れた環境技術を持っていると、こういうようなことで、これは世界の主要先進国の中でも対GDP当たりの二酸化炭素排出量が最...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 先生が今、IPCCのパチャウリ議長とお会いになったという話ですけれども、私は、昨年の十二月にIPCCがノーベル平和賞を取ったというのは非常に意味の深いことなんだろうと思います。それはなぜかというと、我々が気候変動に対して正面から取り組まなければ平和に様々...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 今先生からの御指摘もありますので、我々もそういう観点から、例えば関係省庁、どういう連携が取れるのか、あるいは環境という言わば観点から安全保障を政府としてどう考えるのか、こういうようなことについて、我々の環境省の中でも少し検討をさせていただきたいと思います...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 今先生がお話しになった、いわゆる温暖化対策あるいは低炭素社会に向けての様々な法整備、特に理念あるいはその基本、こういうものを定めるような法律については、これはもうそれぞれ立法府の各党でも御検討をいただいているということも聞いておりますし、あるいは民間でも...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) それぞれ、それぞれのステークホルダーもおいででありますから、私から具体的な話を申し上げるのは今は控えさせていただきますが、基本的な姿勢としては、これは再生可能エネルギー、これから京都議定書の第一約束期間においてもより積極的に導入すべきだというふうに考えて...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) この算定・報告・公表制度において、電気事業者が排出係数に京都メカニズムクレジットを反映すると、こういうようなことについては我々も想定しているところなんですが、今委員が御指摘になりましたように、実態に即した排出係数や排出量の公表が重要だと、こういうふうに考...全文を見る
06月05日第169回国会 参議院 環境委員会 第10号
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○国務大臣(鴨下一郎君) 先生おっしゃるように、この地球温暖化対策推進法につきましては、これ平成九年の京都議定書の採択を受けて、平成十年の制定以降、平成十四年、十七年、十八年と改正をやってまいりましたけれども、その中で、平成十四年には京都議定書の的確かつ円滑な実施を確保するための...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 千葉でのG20の対話は、これグレンイーグルス・サミットでの合意に基づいた、気候変動問題への解決に向けての世界の温室効果ガス主要排出国、これ環境大臣及びエネルギー担当大臣と、この両方が参加するわけであります。  幕張で私も参加させていただきましたが、内容...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 今御指摘のあった、バリで昨年、各国のNGOから化石賞というのがあるようでありまして、それについて日本が何回かその賞を賜ったと、こういうことでありますけれども、先生がお話しになっているようなニュアンスというよりは、私はやはり、例えば京都議定書を超えるという...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) かねてから私も申し上げていますけれども、環境税は炭素に価格を付けると、こういうようなことについては大変意義が深いというふうに思っております。  市場メカニズムを通じまして低炭素社会を実現すると、こういうようなことにおいては極めて重要な政策手段だと、こう...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 確認をしているところもありますし、総理が発言をなさったということについては、我々は後でフォローすることもございますけれども、基本的には、内容についてはすべて報告を受けつつ、しっかりとフォローはさせていただいております。
○国務大臣(鴨下一郎君) 中期目標については、総理もいろいろと報道では踏み込んだ発言のこともあるようでありますけれども、これ国際交渉の中でそれぞれ慎重に戦略的に考えたいという趣旨のことであるというふうに私は理解しております。
○国務大臣(鴨下一郎君) 今先生お話しのように、各ステークホルダーそれぞれいろんな考え方がございます。ただ、我々としては、これも国内の排出量取引制度、CO2削減というようなことにおいては極めて有効な政策手法だというふうに認識しております。  既に御存じのように、国内排出量取引制...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 国内対策は、もう何度も申し上げていますけれども、我が国が世界の先例になる低炭素社会への転換、これを進めて、国際社会を先導するために、まずは自らが率先して京都議定書に掲げる六%削減、これを確実に達成することが不可欠だろうというふうに考えております。  改...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 太陽光発電等の再生可能エネルギーの導入、これはもう先生が今もおっしゃっていたように、低炭素社会の実現、こういうようなことも含めて不可欠であるというふうに考えております。  特に足下の京都議定書の目標達成計画においては、二〇一〇年度までに太陽光発電の利用...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 地球温暖化対策全体の中で、私たちはもはやCO2を含めた温室効果ガスを大気中に排出するということそのものにコストが掛かるんだというような認識は共有されつつあるわけでありますけれども、そういう中で、先生おっしゃるように、これから我々は、国内排出量取引の導入も...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 今先生おっしゃることに基本的に私も考えは同じわけでありますけれども、御指摘のように、現在、日本からは環境省がオブザーバーでは参加しておりますけれども、正式なメンバーではないと、こういうようなことのために、ICAPの運営や議題設定、こういうような言わば舞台...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 我が国の昨年五月のクールアース50及び本年一月のクールアース推進構想、これにおきまして世界全体の排出量を二〇五〇年までに半減という長期目標と、今後十年から二十年で排出量をピークアウトをさせると、こういうようなことを打ち出しているわけであります。これらを実...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 基本的には、先ほど局長からお答えしましたように、これは事業所ごとの情報については、これ法律上、何人も開示請求を行うことができると、こういうようなことでございますので、それに従って開示を行っているわけであります。  環境省に対しても開示請求があった場合に...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 確かに昨年の十一月に市田委員の方からそういうようなお話をいただきました。それも含めまして、私たちとしてもいろいろと検討をさせていただきました。  事業者が各種の対策を行った場合に、それでも足りないという部分について京都メカニズムクレジットを取得すると、...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 改正案では、これは特例市以上の地方公共団体に対して、地域の自然的、社会的条件に応じた施策についても地方公共団体実行計画に定めると、こういうようなこととしております。さらに、都市計画等との連携に配意すると、こういうようなことも触れております。  地方公共...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 防衛省におけるCO2排出量の大宗は、これは国の安全の確保に直結する、こういうような自衛隊の部隊活動に伴うものであります。他の政府機関や民間事業者などの排出量と比較して一概にその多寡について論ずるというようなことはなかなか難しいところもあるんだろうというふ...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 自衛隊の部隊活動そのものは国の平和と独立、安全の確保、これに直結するわけでありまして、その本来目的を達成するために見える化が果たして妥当なのかどうかということは慎重であるべきだろうというふうに思っております。  全体的にやはり化石燃料を減らしていくとい...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) ただいま御決議ございました附帯決議につきましては、その趣旨を十分に尊重いたしまして、努力する所存でございます。
○国務大臣(鴨下一郎君) ただいまの御決議につきましては、その趣旨を十分に尊重いたしまして、努力する所存でございます。
06月06日第169回国会 衆議院 環境委員会 第11号
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○鴨下国務大臣 本法案では、基準、規格に合わないペットフードの製造、輸入それから販売を禁止することになっているわけでありまして、製造業者だとか輸入業者及び販売業者には、この規制をしっかりと守っていただく義務が生じるわけでございます。  今お話しになったように、では実効性をどうす...全文を見る
○鴨下国務大臣 今申し上げましたように、特にペットフードを販売することを専らとするようなところについては、立入検査は極めて有効な手段だというふうに思います。加えまして、例えば、いろいろな品目を売っているようなところの一角でほんの少量ペットフードを販売しているようなところに関しては...全文を見る
○鴨下国務大臣 人の食用とならない肉あるいは食物残渣というようなものをペットフードとして利用するということについては、私は、それは妥当なことだろうというふうに思います。  ただ、その中で、ペットフードは穀類、魚類、肉類を主な原材料としていますけれども、例えば食品工場における残渣...全文を見る
○鴨下国務大臣 特に、幼児が間違って食べるというようなこともあり得るわけでありますから、そういう意味においても、ペットに限らず、食品としての安全性という観点も必要なんだろうというふうに思っておりますので、先生の御指摘を踏まえまして、より安全性という趣旨においてまた検討させていただ...全文を見る
○鴨下国務大臣 かねてから、松野委員が大変御熱心にこの問題について取り組まれており、その成果がこうして上がってきたんだろうと思います。  殺処分になる犬、猫をできるだけ減らしたい、こういうような思いは私たちも全く同じでありますし、加えて、そういう世の中の風潮というようなものは徐...全文を見る
○鴨下国務大臣 今それぞれ御議論ありましたけれども、ペットが人間の生活にとってますます大事になっているということは先生は一番御存じなことであります。そういう中で、動物の愛護の推進というようなことで、日常的にペットが食べるペットフードの安全性確保はまさに動物愛護そのものだろうという...全文を見る
○鴨下国務大臣 ただいま御決議のございました附帯決議につきましては、その趣旨を十分に尊重いたしまして、努力する所存でございます。     —————————————
06月06日第169回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第6号
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○鴨下国務大臣 ただいま御決議のありました地球温暖化対策等の環境問題につきましては、みずからが率先して京都議定書に掲げる六%削減目標の達成と、さらなる継続的な排出削減のため、京都議定書目標達成計画に基づく対策の実行に全力で取り組んでまいります。  また、二〇五〇年までに世界全体...全文を見る
06月09日第169回国会 参議院 決算委員会 第11号
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○国務大臣(鴨下一郎君) 浄化槽の特徴について幾つか申し上げます。  一つは、処理性能が優れている。下水処理場並みに、例えば放流水のBODが二十ミリグラム・パー・リットル以下でBOD除去率が九〇%以上で排水を浄化できるということ。さらには、コストが安いということ。それから、短時...全文を見る
06月10日第169回国会 衆議院 環境委員会 第12号
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○鴨下国務大臣 今、先生がおっしゃっていましたように、我々は、生物多様性については、さきのG8の環境大臣会合でも三つの柱の一つにさせていただきました。  加えまして、国会のお許しをいただいてドイツのボンまで行ってまいりましたけれども、愛知県名古屋市で開催が決定をする、こういうよ...全文を見る
○鴨下国務大臣 先生がおっしゃっている土壌汚染につきましては、これは多分ある程度特定の場所を想定したお話だろうと思います。私も東京に住んでいる人間でございますので、その内容については、それぞれ東京都からあるいは環境省の中でもさまざまな議論をさせていただいているところでございます。...全文を見る
○鴨下国務大臣 この委員会での議論というのは、実に多岐にわたりますし、本質を突いている議論がたくさんございます。ですから、私たちは、それを受けとめて環境省の中で検討をさせていただいて、さらに、それが普遍的な状況にあるようなものについてはしっかりと官邸との間でも、特に気候変動問題に...全文を見る
○鴨下国務大臣 あらゆる意味で、私は、総理は非常に深く考えていらっしゃるというふうに思います。特に環境問題に関しましては、世界の中で日本がどういう役割を果たすか、あるいはG8の中で議長国としてのリーダーシップはどうあるべきか、こういうようなことも含めまして、万般にわたって、なおか...全文を見る
○鴨下国務大臣 私は、サマータイムは意義があるというふうに思っておりますし、できるだけ早い時期に導入してしかるべきというふうに考えております。  加えまして、環境省の中でもいろいろな議論をさせていただいた結果、やはりCO2の排出量削減が見込まれるということもあります。加えて、多...全文を見る
○鴨下国務大臣 せんだっての委員会で先生から質問をいただいて、そういうようなことが一つのきっかけになってこの修正が行われたんだというふうに私も理解しております。  そして、具体的には、エネルギー供給事業者によるCO2の見える化は、家庭部門などにおいて温室効果ガスの排出抑制を進め...全文を見る
○鴨下国務大臣 これは、これから、先ほど申し上げたように法律の趣旨に従って、最も有効で、なおかつ事業者の実情に合った、あるいは地域の特性に合った、こういうようなやり方で取り組んでまいりたいというふうに思います。
○鴨下国務大臣 今日の環境問題を解決していくためには、環境に配慮したお金の流れを拡大していくということが本当に重要だろうというふうに思っています。金融の果たす役割は大変大きいわけでありますから、そのために、資金の出し手である投資家に、環境に配慮した投資先を選択し得るような情報を適...全文を見る
○鴨下国務大臣 これはこの前も申し上げたことがあるかもわかりませんけれども、経産省の長期エネルギー需給見通しの数字でございます。ですから、現有の省エネ技術を積み上げていった結果でありますけれども、私たちが申し上げているのは低炭素社会に向けての社会変革ですから、そういう技術的なこと...全文を見る
○鴨下国務大臣 レッドリストは、科学的な知見に基づいて絶滅のおそれのある種を選定したもので、広く社会に周知して皆さんに知っていただくということなんだろうと思います。  他方、種の保存法に基づく国内希少野生動植物種は、捕獲等の規制や生息地の保護あるいは保護増殖事業の実施など、各種...全文を見る
○鴨下国務大臣 今それぞれ事務方から御説明をいたしましたけれども、少なくとも、サンプリングの一部にベンゼンで最高濃度は基準の四万三千倍であった、これはこの法律に基づく指定区域と比較して非常に高いという認識は、そのとおりでございます。  ただ、先ほどからお話がありましたが、四十ヘ...全文を見る
○鴨下国務大臣 もう既に先生はすべて御存じだろうと思いますが、五月の二日付で今後の土壌汚染対策のあり方について中環審に諮問したところでございます。加えまして、今後、審議結果を踏まえて、法律の改正を見据えて取り組んでいきたいというふうに考えております。  ただ、今後のスケジュール...全文を見る
○鴨下国務大臣 そういうことを含めてあらゆる方向から安心な土壌であるべきということについて総合的に審議をしていただいている、こういうようなことでございます。
○鴨下国務大臣 長期目標につきましては、総理からの提案では、二〇五〇年までに世界全体で排出量を半減させるということについて合意することを目指す、それから、日本としては、二〇五〇年まで現状から六〇から八〇%の削減を掲げて、世界に誇れるような低炭素社会の実現を目指す、こういうふうなこ...全文を見る
○鴨下国務大臣 中期目標につきましては、総理からの提案では、今後十から二十年で世界全体の排出量をピークアウトさせる、セクター別積み上げ方式による分析とその成果のことしの十二月のCOP14への報告、そして、ここが重要だと思うんですが、方法論の確立とともに、来年のしかるべき時期に我が...全文を見る
○鴨下国務大臣 総理が昨日発表された「「低炭素社会・日本」をめざして」においても、国内排出量取引制度について、CO2の価格づけ、今先生おっしゃったような市場メカニズムの活用に関して積極的な姿勢に転ずるべきだということをおっしゃいました。これは大変重いものだというふうに思っておりま...全文を見る
06月10日第169回国会 参議院 環境委員会 第11号
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○国務大臣(鴨下一郎君) 今、局長から答弁をいたしましたけれども、私たちはまず、あの総理のお話の中で、G8の環境大臣会合の議長総括にのっとっていただいたところがかなりあるというような意味においては、私は大変有り難いというふうに思っております。  加えて、長期目標については、ああ...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 先生おっしゃるように、この石綿健康被害については、あらゆる分野、あらゆる情報、こういうものを一体として集約してしっかり取り組むと、こういうようなことが必要なんだろうと思います。  これまでも政府全体の中では、数十回にわたって関係省庁連絡会議、閣僚級のほ...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 今回の改正においても、すき間のない救済と、こういうようなことも、それぞれのところからの御意見を伺いながら前に動いたわけでございますので、引き続きそういうような形で様々な御意見をしっかりと聴くと、こういうようなことについては、しかるべきどういうような形がい...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 昨日、総理が発表されました「「低炭素社会・日本」をめざして」と、こういうようなことにおきまして、今先生がおっしゃっていた国内排出量取引制度につきましてはこういう記述がございます。CO2に取引価格を付け、市場メカニズムをフルに活用して技術開発や削減努力を誘...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 中皮腫の医学的判定基準については、中皮腫のほとんどが石綿に起因するものと考えられますから、病理検査結果等により中皮腫の診断の、まあ確定診断といいますか、そういうことが担保されれば、石綿を吸入したことにより発症したものと考える、こういうのが妥当であるわけで...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 石綿肺につきましては、これ法制定時に中央環境審議会においても御審議をいただいたわけであります。その結果、いろんな理由により今後他の石綿関連疾患とともに更に知見を収集し、その取扱いについて検討していくと、こういうようなことが適当だというふうにされました。 ...全文を見る
○国務大臣(鴨下一郎君) 環境基本法の基本理念は、環境に関する認識とその保全の在り方について規定したものでありますから、当時の宮澤総理の答弁のとおり、放射性物質による大気の汚染等についても当然その理念は適用されるわけでございます。  現在もその考え方については変わりはないわけで...全文を見る
09月18日第169回国会 参議院 厚生労働委員会 閉会後第1号
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○副大臣(鴨下一郎君) 大臣が今これから詳しく話をされるんでしょうけれども、全体的な話として、まずは不適正な遡及訂正処理が行われた可能性がある事案、これについては、今既に年金記録確認第三者委員会において社会保険事務所の処理に合理的な理由がないと、こういうふうなことであっせんされて...全文を見る
○副大臣(鴨下一郎君) 今先生おっしゃるように、こういうような事案が今顕在化している部分がございますけれども、これが本来的に言うと氷山の一角なのか、その氷山の下の方にどれほどの広がりがあるのかと、こういうようなことについて我々はまずはっきりと把握する必要があると思いますし、それに...全文を見る
○副大臣(鴨下一郎君) 今先生御指摘のやみ専従につきましては、極めて遺憾なことでもありますし、これは深く反省もし、なおかつ国民の皆様に我々も心からおわびを申し上げないといけないと、こういうふうに考えております。  加えまして、今総務部長から話ありましたように、具体的な処分内容に...全文を見る
12月24日第170回国会 衆議院 厚生労働委員会 第12号
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○鴨下委員 おはようございます。  きょうは二十四日であります。事実上この臨時国会の最終日、こういうような中でこの議論が行われますことを、まず、私は大変複雑な思いで今こうして質疑に立っております。先ほど委員長のお顔を拝見していますと、どうも元気がない。複雑な思いが頭によぎってい...全文を見る
○鴨下委員 成案を得るということは、これは簡単なことではないわけであります。提出者の最大限の努力があって、なおかつ審議を十分にして、そして国民の理解も得て法案というものは成立していくわけでありますから、そういう趣旨でいうと残念ながら時間も十分でない、審議もまだまだ深めないといけな...全文を見る
○鴨下委員 一方、もう一つの話として、学生が内定を出されたことによって労働契約が推定されてしまうというようなことは、逆に、例えば中小企業で、この際だからできるだけ優秀な学生を採りたい、こういうようなことで、学生さんも幾つかかけ持ちをしていたときに、企業側から内定だ、こういうふうに...全文を見る
○鴨下委員 それだったら、この法案には通知の発出で労働契約が成立したと推定する、こういうような文言では十分ではないんじゃないのでしょうか。
○鴨下委員 今、福山提出者が普遍的なことであるべきだと。私もそのとおりだと思うんです。  ですから、この九月十五日以降の、リーマン・ショック以降の内定取り消しについてはまさにおっしゃるとおりだけれども、法律はことしだけじゃありませんから、もし成立すればこれから何年も何年も続くわ...全文を見る
○鴨下委員 そうすると、制限をする有期雇用というのは具体的にはどういう雇用になりますか。現状容認されている雇用の中でこの法律によって制限される有期雇用というのは、具体的にはどういう雇用形態になるんでしょうか。
○鴨下委員 私もその趣旨はそのとおりだと思うんですが、この法律に書かれているのはそういうことなんですか。原則、有期雇用を制限する、こういうようなことなんじゃないでしょうか。
○鴨下委員 原則は、そうすると有期雇用は認めるということなんですか。(発言する者あり)
○鴨下委員 今の話ですと、例外の方が多くて原則は少ない。原則というのは、基本的には一〇〇あるとすると九七ぐらいはカバーするけれども、三%ぐらいの例外は認める、こういうようなことが原則と例外の考えだと思うと、有期雇用は、基本的には今おっしゃったように、連続的に雇われているけれども六...全文を見る
○鴨下委員 もう一つ、今度は雇用調整助成金についての話をさせていただきます。  野党案では雇用調整助成金の支給要件を二カ月以上の勤務、こういうふうにしているわけでありますけれども、一日以上勤務する、こういうようなことで支給されるという、これからですが、与党案よりは不利になってい...全文を見る
○鴨下委員 今ちょっと驚く話ですけれども、この二カ月以上勤務というのは、これは例示なんですか。(発言する者あり)そうすると、法案としては、この二カ月以上というようなことはどういう意味を持つんですか。政省令でやるんですか。法律で決めておいて、政省令でどういうふうに対応するんですか。
○鴨下委員 法律というのは重たいものですから、これは一たび決めたら、先ほど福山提出者の方から、普遍的だ、こういうふうに言っていたけれども、私もそのとおりだと思う。だから、例示であるというような解釈というのは本当にそれでいいんですか。これが法律として成立する可能性があるというふうに...全文を見る
○鴨下委員 それは、要するに、二カ月の例示というのは法文上どういう意味を持つんですか。例示というのは、ではこれは三カ月でもいいし一カ月でもいい、こういうようなことなんですか。それは、どういう意味で二カ月というようなことを例示したんですか。
○鴨下委員 このように、この法案そのものも十分にまだ詰められていない、こういうような印象を持つわけでありますが……(発言する者あり)時間も私はあと五分しかないから、最後に、雇用に関して、関連四法案はいろいろな意味で、我々は緊急性という趣旨も含めて賛同する部分もあったので、こうして...全文を見る
○鴨下委員 時間ですからやめますけれども、冒頭申し上げましたように、修正も含めて審議を十分に尽くして、そして国民のために役割を果たす、こういうような意味では、私は福山先生と全く意見は同じ、ただそれだったら、なぜここで採決をして、否決でもいいから採決をしろ、こういうようなことをおっ...全文を見る