鴨下一郎

かもしたいちろう

小選挙区(東京都第十三区)選出
自由民主党・無所属の会
当選回数9回

鴨下一郎の2010年の発言一覧

開催日 会議名 発言
04月07日第174回国会 衆議院 厚生労働委員会 第15号
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○鴨下委員 久しぶりに厚生労働委員会で質問をさせていただきます。  まず、大臣にお伺いします。  平成二十二年の診療報酬改定の総合的な評価、そして、このたびは診療報酬改定で医療費全体は少し上がったわけでありますけれども、この全体的な診療報酬改定の目的といいますか、今回はまさに...全文を見る
○鴨下委員 それは手段だろうと思うんです。その結果、例えば医師不足が解消されるとか、あるいは患者さんの利便が向上するとか、あるいは国民の全体の負担が減るとか、こういうような意味での目的を私は聞いているわけで、その手段はよく理解をしていますが、そのさらに先にある大臣の趣旨を聞いてお...全文を見る
○鴨下委員 勤務医の給料はこれで上がりますか。
○鴨下委員 現場の話を聞いていると、確かに、例えば特別の専門医の人たちは多分少し報酬は上がるんだろうと思いますが、結果的には、それで中小病院のリクルート、病院に医者をお願いする、このことがどっちかというとまた難渋し始めたということがある。  大臣おっしゃることの、できるだけ勤務...全文を見る
○鴨下委員 目的として、医師不足対策に資する、こういうような趣旨があるという話を先ほど大臣が言いましたけれども、結果的に、今、地方だとか何かの病院で本当に医師不足で困っている病院というのは、これは大病院なんですか、それとも中小、例えばベッド数でいうと百床ぐらいの病院なんですか。そ...全文を見る
○鴨下委員 大臣、そういうことを聞いているんじゃないんですよ。中小病院で医者が足らないのか、あるいは大病院。私が想定している大病院というのは、例えば大学の附属病院だとか、それからナショナルセンターだとか、あるいは臨床研修をやるような病院、こういうような病院の医師不足なんですか。そ...全文を見る
○鴨下委員 いや、だから、判断を聞いているんです。中小の、例えば人口が五万ぐらいの小さな町の唯一の病院、こういうような病院の医師不足は、今回の診療報酬改定で是正されるのかどうかというようなことについて、すべてとは言いませんよ、すべてとは言わないけれども、そういう方向性が出てきたの...全文を見る
○鴨下委員 この話は、私の考えでは、今回の診療報酬改定で、例えば高度な手術というようなことについては五〇%ふやすという話を相当数したわけでありますけれども、前提条件が幾つかついているんですよ。例えば、お医者さん、専門医が何人いなきゃいけない、症例数がどのくらいなければいけない。こ...全文を見る
○鴨下委員 いや、それはあれでしょう、後ろでささやいている人たちがそういうふうに言っている話で、私は、大臣がそういうふうに本当に思っているんだったらそれでいいけれども、それなりに頑張っているお医者さんはそれなりに、それから、そういう技術をスキルアップするためのいろいろな努力をして...全文を見る
○鴨下委員 今回の診療報酬改定は、まさに長妻大臣が陣頭指揮をとって診療報酬改定に当たったわけです。それは、中医協の、例えば医療側の委員のそれぞれの役割まで実際には指揮をとって、そしてやったわけだから、結果がどういうふうに出るかということはすべて大臣の責任でもあるわけですから、我々...全文を見る
○鴨下委員 それは、結果的には無駄を省いて効率化をしてというような話だと、例えばパイは広がりません。だから、私は、確かにいろいろな意味で、必ずしもすべてが効率的に医療サービスが行われているとは思っていません。そして、さっき足立政務官がDPCの話をしていて、出来高だけがというような...全文を見る
○鴨下委員 では、その効率化という意味において、私の問題意識を一つ申し上げます。  薬価、それから薬価収載品、こういうようなことについての考えを少し大臣からお話をいただきたいんですが、それは、単純に言えば、今幾つあるのかな、一万六千種類以上あるのかな、そういう薬価収載品の中で、...全文を見る
○鴨下委員 一部、漢方の話は、まあそのとおりで、私もかつては漢方全体を保険収載云々という話はというふうに思ったことがありましたけれども、非常に多くの方々が使っているというようなことにおいて、今回も、さすがの民主党のあの強権の事業仕分けの中でも仕分けし切れなかった、こういうようなこ...全文を見る
○鴨下委員 積極的に進めてもらいたいというふうに思うんですけれども、例えば消炎鎮痛剤だとか何かの一部はもう既にOTCに出ていて、薬事法上の一類の薬として売られているわけであります。こういうような薬をふやしていくということについては、では大臣はそういう方向でいいと考えているんだろう...全文を見る
○鴨下委員 それは、議事録を読んでみると、行間には、役所の権限を守りますよということを大臣は今言っているんですよ。私は、大幅にそれは政治主導でやるべきだというふうに思っています。  ただ、やはりただ出せばいいというものじゃありません。せっかくだから足立政務官に聞くけれども、OT...全文を見る
○鴨下委員 時間が半分になってきたので、後でたっぷり山井さんに話を聞きますから、もう一つだけ。  大臣、混合診療についてどう思いますか。  さっき、例えばOECDの平均値並みの医療費、パイを大きくするという話の一つの選択肢として、混合診療という考え方があります。これについて、...全文を見る
○鴨下委員 選択肢は、すべての医療サービスについて保険適用をするという考え方が一つ。例えば先端的な医療に対してまでもですね。それからもう一つは、ある程度ベーシックな医療については保険で給付するけれども、特別な医療については受益者が負担してもらう、こういうようなこと。  結果的に...全文を見る
○鴨下委員 それは私は逆だと思っていて、ある程度施策を用意した上で貧困率を発表するということをやるべきだと思います。  それは、貧困率で、例えば自分は貧困だという人たちが、まだ大臣は、その後の対応、セーフティーネット、こういうようなことについての発表をなさっていない。子ども手当...全文を見る
○鴨下委員 それは、医者に例えると、若い未熟な医者が、あなたはがんですと言って、患者さんのサポートも何もしないでいきなりがんを宣告するような人たちが間々いるんですけれども、それに近い話でありますよ。  だから、長妻大臣は、貧困率を発表したということの奥には、例えばセーフティーネ...全文を見る
○鴨下委員 それは役所言葉でしゃべっているので、私には何を言っているんだかよくわからないんだけれども、滞納者の実態調査はやりましたか。  今、長妻大臣が、すべては、例えばサンプリング調査をやって、そして滞納者の状況というのは一体どうなっているのか、払えるのに払っていない人がいる...全文を見る
○鴨下委員 いや、私が言っているのは、滞納している人たちの中でお子さんを抱えていて、我々は気の毒なお子さんには罪がないということを前提に今回こういうような法案を緊急に与野党みんなでつくり上げたわけでありますけれども、山井さんはそれの旗を振った人だから、その人が、私たちが問題意識を...全文を見る
○鴨下委員 法律をつくって、責任を持ってそれを、旗を振ったんだから。  だから、ぜひこれから、滞納者がどういう方々がいるのか、そして、例えば職を失ってどうしても払えない人たちはお気の毒だから、それは救済しないといけないけれども、そうじゃない人たちももしかすると紛れ込んでいるかも...全文を見る
○鴨下委員 もっともだからわかるという話は、野党の山井委員だったらそれはいいんだけれども、今は政務官ですから。行政をつかさどる当事者ですよ。  だから、それは聞こえてこないとか、上がってこないとかじゃなくて、自治体にも聞きに行かなきゃだめじゃないですか。そして、自分である意味で...全文を見る
○鴨下委員 早くやってください、山井さんが政務官でいるうちに。参議院選挙の手前までにやってください。  それで、大臣に最後に聞きますが、この今のようなケース、親に子ども手当は行くわけだけれども国民健康保険は滞納する、こういうケースについては子ども手当から何らかの措置で天引きする...全文を見る
○鴨下委員 山井政務官、大臣は何だかやるんだかやらないんだかわからないから、山井政務官はこの問題については責任がありますから、きちんと最後の決着がつくまで、ぜひ長妻大臣とも相談して、そして子供が気持ちよく医療が受けられるように、あるいは苦しいけれども保険料を納めている人たちが保険...全文を見る
10月13日第176回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○鴨下委員 今、官房長官が中座されちゃいましたけれども、昨日、日中外交を弱腰だ、こういうようなことを言われたときに、官房長官は、柳腰外交だ、こういうふうにおっしゃったんですけれども、柳腰(りゅうよう)という言葉を私は辞書で調べました。細くてしなやかな腰、多くは美人の例え。それから...全文を見る
○鴨下委員 この際ですから、総理、きょうは、官房長官おいでにならないので、訂正しておいた方がいいんじゃないですか。これはいろいろなところで笑い物になっているんですよ。仙谷おねえがこういうようなことを言った、こういうようなことをインターネットなんかでも流布されていまして……(発言す...全文を見る
○鴨下委員 だから、柳腰という言葉だけは撤回しておいた方がいいんじゃないですかと言うんですよ。  趣旨については、私も善意で、ある程度おっしゃっていることの意味はわかりますよ。だけれども、中国の語源には、柳腰(りゅうよう)という言葉は、どちらかというと女性のそういうようなしなを...全文を見る
○鴨下委員 これ以上申し上げませんけれども、柳腰というのは決してポジティブな言葉ではない、こういうふうに理解してください。  総理、まず、昨年の選挙のときに、さまざまなマニフェストを国民に対して約束したわけでありますけれども、私は、民主党を積極的に支持した国民の皆さんの中には、...全文を見る
○鴨下委員 おっしゃるとおりでありますけれども、そういう中で、昨日も議論になりました、それから、昨日は多分、民主党の役員会の中でも議論があったと思いますが、小沢さんに関しての疑念、こういうようなことについて、私どもは証人喚問を要求しているわけでありますし、これは報道でありますけれ...全文を見る
○鴨下委員 今おっしゃっていることは、私から見ると、かばっているなとしか思いようがないんですね。それは菅総理の信念ではないかもわからないけれども、党内の力学なのかもわかりませんけれども、それは決して菅さんらしくないな、こういうふうに私は思いながら聞かせていただきました。  国民...全文を見る
○鴨下委員 国民のいろいろな空気をぜひ読んでいただいて、菅総理が小沢さんをかばうことがないような決断をいただきたいというふうに思います。  それでは、続いて子ども手当について伺いますが、子ども手当は今、任期中、中途の、これから発展形になっていくというふうに再三御答弁なさっている...全文を見る
○鴨下委員 それは、国民との約束、特に政権交代のときの原動力になった子ども手当、このことについて、民主党内閣あるいは菅内閣は、一万三千円ということで許してくれ、こういうような話なんですか。撤回するんですか、全額給付は。もう一度、厚労大臣。
○鴨下委員 財源は無駄を省けば十分出る、こういうふうに最初に話して、子ども手当は二万六千円ですというふうに言って選挙をなさったんではないですか。  ですから、もしそれを変更するというふうにおっしゃるんでしたら、これはさまざまな理由があってこうせざるを得ません、こういうようなこと...全文を見る
○鴨下委員 それは、結果的には、昨年の衆議院選挙のときのマニフェストの立論そのものが間違っていた、こういうようなことなんですか。  そういう意味で、私たちは、あの選挙のときに、民主党の皆さんは二万六千円を給付する、こういうようなことを約束して選挙をなさったわけで、それで、多くの...全文を見る
○鴨下委員 それは精神というようなことですけれども、生きていないじゃないですか、二万六千円じゃないんだから。だから、工程表では来年から満額でありますから、事項要求の中で二万六千円がしっかりと給付できるように最大限、ほかのところを削ってもやるというのが、それが精神を生かすということ...全文を見る
○鴨下委員 これから、十月支給についてはいかがですか。
○鴨下委員 根本的に子ども手当を見直すのでしたら、例えば低所得の人たちには一万三千円よりもプラスアルファの現金を給付できるように、あるいは、例えば、前回もいろいろと議論になりましたけれども、鳩山前総理のお孫さんのような方々には給付する必要はないんじゃないかとか、こういうようなこと...全文を見る
○鴨下委員 昨年末の税制改正で、年少扶養控除の段階的な廃止、これは決定しているわけでありまして、この先行決定で、見切り発車の制度設計に矛盾が出てくるわけであります。実際に、三歳未満の子供を抱えるような世帯では逆に負担がふえる、こういうようなことにもなりかねないわけでありまして、私...全文を見る
○鴨下委員 結構です。  もし全額給付すれば、五兆円を超えるお金であります。こういうようなお金を費やして、最も効果のある、いわば日本の少子化対策に資するような政策、ぜひこういうようなものにもっともっと知恵を絞って制度設計をしていただきたい、このことを申し上げておきます。  も...全文を見る
○鴨下委員 それは古川さん、野党のときの主張であって、今実際に政権を担って制度設計をなさる人のお答えではないというふうに思いますよ。  それはなぜかというと、では、最低保障年金七万円、いつからもらえるんですか。きちんと期日について、あなたの考えでも結構ですから、国民に言ってくだ...全文を見る
○鴨下委員 制度設計が二十五年までに終わるという話で、実際にそれが動き始めて、最低保障年金、特にお年寄りで本当に低年金で御苦労なさっている人たちがたくさんいる、そういう人たちが生きている間に本当に給付が受けられるんですか。  ですから、明確に、いつになれば最低保障年金は給付がで...全文を見る
○鴨下委員 それは、最低保障年金を心待ちにしている人たちをごまかしたりだましたりしているということになっちゃうんですよ、今の答弁では。  私は、年金だけで生活が十分にサポートできるかどうかというのは、古川さんの今のおっしゃる話というのは、ある部分共感はしますよ。でも、この最低保...全文を見る
○鴨下委員 結局は、制度設計についての当てもない、そして、いつ給付するか、全然先のことはわからない、こういうようなことですけれども、私たちは、多少建設的な意見を申し上げると、今の現行の賦課方式、そして保険方式、これは、足らないところは確かにありました。未納、未加入の問題、それから...全文を見る
○鴨下委員 年金制度というのは、大体四十年保険料を納めて、それから自分の寿命が終わるまで三十年間ぐらい。だから、七十年間ぐらいでワンクールなんですよ。そういう制度を今変えて、私たち団塊の世代がいわば年金世代のピークになる、こういうようなとき、私はこれは社会保障にとってあらしの中だ...全文を見る