鴨下一郎

かもしたいちろう

小選挙区(東京都第十三区)選出
自由民主党・無所属の会
当選回数9回

鴨下一郎の2012年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月10日第180回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○鴨下委員 きょうは年金の話であります。  今国民の皆さんは、年金の話、幾つかの局面といいますかディメンションがあって、なかなか理解しにくい話になっておりまして、一つは、今動いている現行制度、岡田副総理はそれを旧制度と言っているけれども、まだ旧制度じゃないんですね。現行制度であ...全文を見る
○鴨下委員 今のですと、現行制度を是認した上で、足らざるところはきちんとする。それはまことに正当な理論であります。ですから、それだったら我々はきちんと議論に応じられるんだけれども、最初に、現行制度はぼろぼろだ、これはもう終わっている、破綻している、こういうようなことを言われると、...全文を見る
○鴨下委員 今、副総理の話は、極めて我々に歩み寄ってきたなと思って。現行制度を全面否定するというところからマニフェストは立論されているので、これはなかなか歩み寄れないんですよ。  それはなぜかというと、ぼろぼろだと言われたら、保険料を納めている六千万人の人たちはせつない気分にな...全文を見る
○鴨下委員 ただ、皆さんの方式も賦課方式に準ずるやり方をとるんでしょうから、そうすると、年金の保険料を払っている人たちで、それなりに所得に応じて高額で払っている人たちからある意味で召し上げて、そして低所得の人たちに還元していく、こういうような話というのは、賦課方式からいうと空洞化...全文を見る
○鴨下委員 今、民主党の中での議論としてやや成案に近いものが結論づけられた、こういう話をきのうかきょうの報道で聞いたんだけれども、これは大臣が関与しているんですか。大臣というか、厚労省が関与しているんですか。
○鴨下委員 最初に言ったように、それは現行制度を修正するための税を入れるという話でしょう。それは民主党案のいわば最低保障年金とは別の次元の話ですね。そのことにどういう税を、どういう財源でどのくらい入れるんですか。
○鴨下委員 それは通じるとか通じないとかじゃなくて、税を入れる話というのは、どの税をどういうふうに入れるんですか。  そして、これはさっき私たちが言った、現行制度を修正する上で最低保障機能を高めていくという話の脈絡なんだろうというのは類推はできるんだけれども、具体的に言うと、そ...全文を見る
○鴨下委員 岡田副総理はこのことについてどう思いますか。
○鴨下委員 それは、今、岡田さんが言っているのは民主党案の話でしょう。だけれども、小宮山さんが言っているのは、現行制度の修正のところでそういうような話をおっしゃっているので、徐々に、それが何十年かかかって収れんしていくのかもわからないけれども、今言っている話というのは、たちまちこ...全文を見る
○鴨下委員 税の部分というのは、今、岡田さんがお話しになったように、高所得の人たちの基礎年金を削って上乗せするという話なんですか。そんな制度設計の話を誰がどこでやっているの。
○鴨下委員 それはいつからやるという話ですか。しかも、ここにいる総理大臣だとか副総理だとか、何か余り理解していないような話だけれども、小宮山大臣独断でやっているんですか。どういうデュープロセスを踏んでやっているのかというのをちょっと説明してくださいよ。
○鴨下委員 だから、その財源と、それから時期、あの素案の中に書き込んであるわけですね、そういう話は。  そうすると、それはいつからやる話で、交付国債だとか何かと関連性はどうなっているんですか。
○鴨下委員 一〇%に上がるときというのは一五年ということ、そのときにやるんですか。それでは、その法案はこの国会には出さない。
○鴨下委員 ということは、これは消費税上げの法案と同時に厚生年金の改正法案の中に出てくるという話なんですか。通るんですか、そういう話で。  私は最低保障機能を高めていくということに異論があるわけじゃないけれども、それについては、国民の、さっき申し上げたけれども、いわば年金を払っ...全文を見る
○鴨下委員 いや、それは大臣、混同している。民主党案について私聞いているわけじゃないんだよ。現行制度の修正について話を聞いているんですから、そのことについて、別に報酬比例部分がどうしたとか、そんな話じゃないですよ。基礎年金の中で、もう基礎年金そのものをいじって、高額の受給をされて...全文を見る
○鴨下委員 もしそういうようなことで中央突破されようとするんだったら、今、民主党案、最低保障年金、税方式、これをやる必要ないんじゃないんですか。最低保障機能を今言ったような形でなさるんだったら、低年金、無年金対策は現行制度の修正で大体事足りる。  我々も、それに最低保障機能をつ...全文を見る
○鴨下委員 今、各党間で審議をしているんですよ。それで、ここが一番、国民に向かっても審議をする場としてふさわしいと私は思っている。それは、総理も座っているし、財務大臣も座っているし、厚労大臣もいるし、各党の議員もいるし、テレビの中継もされているし、こういうようなところで議論する、...全文を見る
○鴨下委員 大体三百万人ぐらいの人たちが未納、未加入、二年以上年金を払っていない人たち。そうすると、一億人かかわっている制度で、三百万人の人たちのために制度を全部ひっくり返す話というのは効率的ではないし、多くの人たちの理解を得るために物すごいエネルギーがかかる。  加えて、岡田...全文を見る
○鴨下委員 ここで議論しているんですよ、岡田さん。これが一番いい議論だと思っています。  そして、私は、今こうして真面目にお互いに議論をしているということは、聞いていらっしゃる国民の皆さん一人一人全てがステークホルダーですから、そういう人たちが、ああ、厚生年金どうなっちゃうんだ...全文を見る
○鴨下委員 今、一号について六割がパート、アルバイトを含めた非正規の方々だという話がありましたけれども、それについてだって政府としていろいろとやっているじゃないですか。例えば、四十時間のうちの二十時間までの人は厚生年金に入ってもらうとか、こういうふうに是正しているでしょう。ですか...全文を見る
○鴨下委員 その話をしていたらちょっと思い出したんですけれども、交付国債を発行する根拠法というのはどういうふうになっていますか。
○鴨下委員 そうすると、国民年金法の改正案というのは、これは予算関連だから、いつ提出するんですか。
○鴨下委員 償還だとか何かの話はまた厚生労働委員会で話をさせていただきたいと思いますけれども、厚生省はよく財務省のそういう提案を承諾したなというふうに思っていて、本来は、消費税が上がらなければ交付国債は実現しないわけでありますから、そうすると、もしかしてこれが二年、三年ずれて、政...全文を見る
○鴨下委員 いや、だから、消費税の論議に応じるという、だって野党の責任にする話じゃないじゃないですか。むしろ、あなたは年金を守るのが仕事だから、年金を守るのに、消費税を上げるために年金を人質に差し出すような、こういうようなやり方はよくないと言っているんですよ。  だから、その交...全文を見る
○鴨下委員 年金を真面目に払っている人たちのそういう善意を人質にとって消費税上げみたいな話というのは、余りにも政治的に過ぎる。ですから、真面目にきちんと説明してくださいよ。  それで、私たちは、今言っているように、民主党案というのは、さらにそれに加えて七・一%ぐらいプラスアルフ...全文を見る
○鴨下委員 拍手する場合じゃないですよ。  それは我々も責任の一端をきちんと感じているわけですから、そういう建設的な議論についてはそれは大いに結構だろうというふうに思っておりますし、二分の一について我々も、例えば前回の参議院選挙のマニフェストの中に、充当するための消費税、こうい...全文を見る
○鴨下委員 終わります。
02月22日第180回国会 衆議院 予算委員会 第14号
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○鴨下委員 自民党の鴨下一郎でございます。  きょうは、社会保障と税の一体改革、今までの議論をずっと聞いていまして、なかなかいい議論ができているなというふうに思います。そういう意味においては、国民の皆さんもごらんになっている、あるいは関係の閣僚、皆さん御出席になっている、こうい...全文を見る
○鴨下委員 今総理が話したように、これは社会保障と税の一体改革大綱、こういうもので寸どめしてあるわけで、これから法律をつくっていくという前段階のいわば大綱でありますよね。  だから、ここで議論をして、私は、きょうは社会保障と税の一体改革の集中審議、こういうとてもいい機会だと思い...全文を見る
○鴨下委員 観点がずれているんですけれどもね。  小宮山大臣、いろいろとそういうのも工夫はしているだろうし、きょうは古川大臣もおいででありますから、ちょっと一言ずついただきたいんだけれども。  私は、例えば厚生労働省の中の年金、介護、医療の分野がそれぞれ分立していて、そして、...全文を見る
○鴨下委員 両大臣から前向きのお話をいただきました。  私も、やはり現役世代に支えていただくという意味においては、保険料、税金それから自己負担、さまざまなところで、いわば百兆円の社会保障費を誰かが支えないといけないわけでありますから、それについては、最も効率よく、なおかつ御本人...全文を見る
○鴨下委員 余り制度についてディスカウントして考えないで、むしろ、積極的にそういう人たちをみんなでたたえるというようなことが、トータルでの、マクロでの負担を減らしていくというふうに私は思っている。  だから、そういうようなことは、ぜひ、皆さん、今政府の中で中心的に頑張っていらっ...全文を見る
○鴨下委員 なかなか妥当な御見解をお話しになられた。  それで、私も、やはり足らざるところ、あるいは修正すべきところはたくさんあると思うし、そういうようなことについて言えば、さっき長妻さんが質問していましたけれども、あの長妻さんが、年金の五千万件の消えた記録だとか何かの話で、そ...全文を見る
○鴨下委員 旗をおろせというのでどうしてがっかりするのか私はよくわからないけれども、お互いに胸襟を開いて議論するということについてはまことに結構だと思います。  少しお時間をいただいていますので、具体的な話でありますが、小宮山大臣、まず年金の今の全体的な、かかわっている方々がど...全文を見る
○鴨下委員 今の現行制度の根本的な、皆さんが批判されたことの一番の理由はそこなんですね。非正規、パート、こういうような方々がふえてきて、結果的に、一万五千円を超える国民年金保険料を払い切れない、そういうような方々がふえてきている。だからといって、では、厚生年金に今加入されている人...全文を見る
○鴨下委員 岡田さん、それはよくないよ、そういうのは。私たちは今ここで真面目に議論しているんだから、すりかえの議論だとか何かしちゃいけないんですよ。  そして、そういうことをきちんと協議して、私は正直に、それなりに反省すべきこともあるし、まとめないといけないと思っているからこう...全文を見る
○鴨下委員 未納、未加入の問題について、私は、今の現行制度の修正で十分に穴は埋められるというふうに思っています。  それはいろいろな工夫があって、今、厚労省の中で低年金対策だとかなんかをやるという話で、例えば、所得の高い年金受給者の年金を削って、そして低年金の方に充てる、これは...全文を見る
○鴨下委員 今、モラルハザードの話がありましたけれども、私も、無年金、低年金の方、あるいは未納、未加入の方を救済していくというのは非常に結構なことだし、やるべき話だと思いますけれども、これを徹底してやると、年金を払わなくても年金がもらえるというような、そういうような機運になってく...全文を見る
○鴨下委員 厚生年金の問題点はどこぞにありますかという話を聞いているのです。  私の基本的な認識は、厚生年金は自己完結していると思っているんです。納める人たちは給料から天引きされるわけだし、それから、入っている事業主は必ずその年金保険料を払わないといけないし、労使折半だし、給与...全文を見る
○鴨下委員 私たちも三号被保険者の問題は、副総理お話しになったように、いわゆる主婦の方々の保険についてはどういうふうにやったら一番いいのか、これはこういうような議論の中であってしかるべきだというふうに思っています。  ただ、それを二分二乗のように、二つにすぱんと分けて、そして夫...全文を見る
○鴨下委員 それは、一番最初の動機は、未納、未加入の人たちを少しでも少なくしよう、こういうようなことが厚生年金の加入促進ということになったんですよね。  そうすると、それですらも利害調整というのはすごく難しい。例えば、パートで働いている方々だって、三十時間働いていたのに、今度は...全文を見る
○鴨下委員 だからそれは、最低保障機能をより充実していこうという話ですね。  その財源については二つあるんだろうと思うけれども、一つは、年金を受給されていても高額な所得のある人、そこから国庫負担二分の一分を低年金の方々に振り向けようという話ですね。それからもう一つは、それじゃ足...全文を見る
○鴨下委員 出てくる財源は大体どのくらいになりますか。
○鴨下委員 そうすると、その六百五十億プラス消費税増税分のどのくらいを入れて、最低保障機能というのを実現しようとしているんですか。
○鴨下委員 そうすると、そういうようなことでいうと、最低保障機能を充実させるため、例えば低年金でいうと、二万円、三万円しか年金を受け取っていらっしゃらない方がかさ上げされるわけですよね。そういうようなことの該当する人たちというのはどのくらいいらっしゃいますか。  低年金の人、無...全文を見る
○鴨下委員 五百万人の方に年金を少し積み増ししてさしあげるということなんですね。  そうすると、それで大体、私は、現行制度の中で、場合によると、年金の中で財源を移動するんじゃなくて、外から消費税分の幾つかを入れてやるというのは福祉的な積み増しというようなことだと、一つの議論とし...全文を見る
○鴨下委員 大臣は年金の責任者なんだから、そうやって逃げちゃだめですよ。  あなたが、年金はこういうようなことを修正していけば大丈夫ですというふうにきちんと自信を持っておっしゃれば、そうすれば若い人たちだって、ああ、そうかなというふうに思うんです。きょうの議論だって、そういう議...全文を見る
○鴨下委員 単純に言えば、年金の今の制度が維持できるように、年金制度がもつように、給付は現行の給付額を下回らない程度に抑制をしていくというのがマクロ経済スライドなんですよ。  それは何が目的かというと、現行制度がもつようにということで、皆さん、物すごく反対したわけですよ、十六年...全文を見る
○鴨下委員 だから、マクロ経済スライドについては、現行制度には入って、これが決定的にきくんですよ、持続可能という意味においては。だけれども、それは受給者の金額を抑えることになるから、受給者にとってはつらいことだけれども、現役世代が減る、あるいは人口構造が変わる、こういう中で、辛う...全文を見る
○鴨下委員 結局は、マクロ経済スライド的なものは入れる必要があるという認識でいいですね。  では、民主党案についてこれから議論しますけれども、民主党案は、この社会保障と税の一体改革の大綱で、これだけページ数があるんだけれども、たったの半ページしか書いていないんですね。最低保障年...全文を見る
○鴨下委員 何を言っているかよくわからないんだけれども。  私たちも、少子高齢化で現行制度をもたせるためには、例えば、所得代替率を少し、もしかするといじらなければいけないかもわからないし、それから、一八・三%は死守するけれども、でも何らかの形で少し税を入れなきゃいけないかもわか...全文を見る
○鴨下委員 だから、余り優位性はないわけですよね。同じような問題点を抱えるわけでありますから、同じように解決しなきゃいけない。  そして、消費税をふんだんに入れれば、それは持続可能ですけれども、消費税は、例えばプラスアルファあと七・数%入れるという話になれば、これはまた別の意味...全文を見る
○鴨下委員 現行制度も皆さんの提案している制度も、少子高齢化については同じ圧力を受けるわけですね。だから、そこの解決策としてこの新しい民主党案というのが意味があるというふうには私は思いません。  そして、もう一つ、例えば国民年金を納めている人たちに未納、未加入が多い、こういうよ...全文を見る
○鴨下委員 国民年金の定額の保険料というのは、かなりいろいろな意味で人間社会の本音をきちんとわかった上で制度設計されているんです。一万五千円が高いかどうかというのは別ですけれども、定額で払って、そしてそれなりの年金を受ける。あるいは、四十年払えば満額だけれども、二十五年払えばそれ...全文を見る
○鴨下委員 来年、この最低保障年金の法案をつくるという話だけれども、それのインフラとして、確かにマイナンバーの話と歳入庁がセットにならないといけないし、国民に納税者番号的なものをみんなに振って、それが、どこのところで働いても一五%天引きにされて、それを名寄せして結果的に生涯の所得...全文を見る
○鴨下委員 だって、歳入庁をつくらなければこの制度は動かないんだから、同時に出すかどうかということについては、当たり前のように両方制度設計していかなかったら回らないんですよ、所得だって把握できないんだから。  だから、二十五年に最低保障年金の法案をつくる、歳入庁をつくりますとい...全文を見る
○鴨下委員 さっきから言っているように、国民年金は結構絶妙な制度で、強制的に払ってくださいというほどじゃないけれども、四十年払ってください、二十五年間払えたら年金の受給資格は得られますよという、多少緩やかだけれども選択肢がある制度なんですよ。だが、それを岡田さんは、いや、そういっ...全文を見る
○鴨下委員 これからも議論はしないといけないんですけれども、私は、この社会保障と税の一体改革の大綱を見ていて、ざあっと全部読んだんだけれども、びっくりしたことがある。  これは、三十一ページに、衆議院の定数を八十削減する法案を早期に国会に提出し、成立を図る、こういうふうに書いて...全文を見る
○鴨下委員 これは、我々の身分についての話を閣議で決めて、閣議決定というのは政府が決める話でしょう。それをやるというのは、これは越権そのものでありますよ。我々はもっといい案が出るかもわからないけれども、政府が何で閣議決定で我々の身分を縛るんですか。委員長、これについては委員長はど...全文を見る
○鴨下委員 それは、どんな閣議決定だって与党と政府が協力するのは当たり前だけれども、閣議決定にこういうことが書いてあるということは削除してくださいよ。大綱に書くというのは、これは越権行為ですよ。そして、こういうようなことを、今、だって既に議員立法でやるという話を、いろいろと議論し...全文を見る
○鴨下委員 これは院の自主性の問題だから、もっといい案が出るかもわからないから、閣議決定の話を、これは削除してくださいよ。この一行だけ、大綱の中から削除すべきです。それが最終的にはこの議論がきちんとできるという、そういう意味で、政府はもっと謙虚であるべきだよ。
○鴨下委員 だから、閣議決定は僣越でしょうという話をしているんですよ。  岡田さん、いろいろと、例えばほかのことで、議員歳費の話については、いや、自分は今は閣僚だからそのことについては口どめされていると言っているけれども、これは議員歳費よりももっとすごい話ですよ、定数を削るとい...全文を見る
03月28日第180回国会 衆議院 内閣委員会 第6号
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○鴨下委員 きょうは新型インフルの審議でありますけれども、今までの審議を伺っておりまして、ほぼ全体的には議論が尽くされているかなというふうに思うわけでありますけれども、少し幅を広げていろいろと伺いたいと思います。  中川大臣は、今、新型インフルの法案の担当大臣でありますけれども...全文を見る
○鴨下委員 それで結構なんですけれども、防災の担当ということは、新型インフルの場合でいうと、例えばパンデミックになってきたときに、単純に言えば政府が緊急事態宣言を発出したとき、これはまさに防災担当大臣が頑張らなければいけない。こういうようなことなんでしょうけれども、普通の、例えば...全文を見る
○鴨下委員 きょうはせっかくそれぞれの所管の、担当省の人が来ていますから、まず、野鳥が死んだ、こういうようなことが例えば地域の住民だとか何かから報告があったときに、それを受けて、これは新型インフルエンザの可能性があるというようなことになったときに、どういう形で政府の中で情報を共有...全文を見る
○鴨下委員 それは、制度としてルールになっていますか。例えば、環境省がキャッチしたら必ず農水省と内閣官房に上げるというようなことについては。
○鴨下委員 渡り鳥はパスポートを持たないで越境してきますので、水際作戦はなかなかうまくいかない。例えば、本当に、プレパンデミックワクチンだとか何かを用意する上でも、場合によるとH5N1のキャリアで飛んでくる場合もありますので、ぜひそこは感度を上げて取り組んでいただきたいと思います...全文を見る
○鴨下委員 あとは、厚労省も来ていますね。  例えば、アジアの諸国の中で、鳥インフルエンザであろうということで何人か亡くなるような事案があったときに、例えばアメリカのCDCだとか何かを含めて協力体制で、そういう情報を政府の中で共有できるように、内閣官房と、それから最終的には中川...全文を見る
○鴨下委員 これは多分、制度だけじゃなくて、属人的なこともあって、あっ、これはちょっと危なそうだなというのは直観的にわかる、こういう感度がないとうまく対応できないということがあると思います。  そこに座っている四人は、そういう意味では非常に立派な人だと私は思っていますから、ぜひ...全文を見る
○鴨下委員 そういう意味で、この法案ができただけではだめで、むしろ、その運用に当たって皆さんがしっかりと対応するということが重要であります。そのための、いわば武器といいますかツールを法案として与えるわけですけれども、そこから先は皆さんの頑張りでしかないわけでありますから、最終的に...全文を見る
○鴨下委員 例えば、カラスが死んだときに西ナイル熱だとか何かの可能性があるとか、こういうようなことを報道されたことがありますけれども、その程度の疾患だと、この新型インフルエンザ等の中には適用されないんだろうか。
○鴨下委員 本題に戻りますけれども、そのときに、例えばCDCだとか何かは、変異したH5N1なんかをできるだけ採取して、そしてプレパンデミックをつくっていくための種をしっかりと採取している。日本はなかなかそこまでは体制はできないんでしょうけれども、今用意してあるプレパンデミックワク...全文を見る
○鴨下委員 そうすると、プレパンデミックワクチンといっても一律のものじゃなくて、幾つかの種類についてのワクチンがプレパンデミックワクチンという中にはあるという理解でいいですか。
○鴨下委員 そうすると、プレパンデミックワクチンの用意状況というのは、例えば何千万人分とかというのがあったけれども、今は、局長がおっしゃっているように、幾つかの株について分けて、仮に一千万人分だとすると二百万人分ずつ五種類あるとか、こういうような考え方で用意してあるということです...全文を見る
○鴨下委員 そうすると、交差免疫性だとか何か考えると、大体一千万人分ぐらいあればとりあえず最初の投与には間に合う分ぐらいは、今想定されるものとしてはあるという理解でいいですね。
○鴨下委員 ぜひ、それぞれまた変異する株が変わっていく場合には、それに対応していく、こういうようなことも日夜努力をしていただきたい、こういうふうに思います。  それで、この法律において、指定公共機関ということで先ほどから議論になっておりまして、銀行はどうするんだとか、それから赤...全文を見る
○鴨下委員 この法律が通って、最終的に、いざというときの最前線に立つのは、今申し上げたような三師会を含めた医療従事者でありますから、こういう医療従事者の協力を全面的にしてもらうためにも、ぜひ、これから議論をきちんとして、そして双方納得いくような体制をつくっていただきたいと思います...全文を見る
○鴨下委員 ぜひ、実際に機能するように、想像力を働かせながらこの体制を整えていっていただきたいなというふうに思います。先ほど、一羽の鳥から始まって、最後は国民の皆さんの生命の問題にまで及ぶわけでありますから、ぜひ、総合的な全体的な観点に立って、しかも具体的にイメージできるようにし...全文を見る
○鴨下委員 非常に重要なことでありますので、余り一辺倒に規制だとか権利を制限するとか、こっちの方にだあっと走らないように、いろいろと科学的な知見を踏まえて冷静かつ一番有効なことを判断していく、こういうことが多分、中川大臣を含めて政治の役目なんだろうと思っておりますので、ぜひそうい...全文を見る
○鴨下委員 ぜひ、そういうようなことを具体的に計画していただきたいと思います。  そのときに、市町村それぞれ、大きなところもあるし、具体的に自分たちだけで自立してできるところもあると思いますけれども、小さな市町村においては、予算もない、スタッフもいない、そういうような事態もある...全文を見る
○鴨下委員 ぜひ、そうやってやって前に進めていただきたいと思います。  そのときに、これから例えばプレパンデミックワクチンを打たないといけないような事態が生じたときに、さて、誰から順番に打っていくのかということについても、ある程度想定をしてルールを決めておく必要があるんだと思い...全文を見る
○鴨下委員 本当は、この法律が成立するまでにある程度のイメージはきょう大臣からお話をいただいておいた方が、皆さんも納得してこの法案が成立する、こういうようなことになるんだろうと思います。  今お話しになったように、多くの人たちの意見を聞くのはもちろん必要でありますけれども、そう...全文を見る
○鴨下委員 そういうことをたたき台に、より効率的、なおかつ優先順位が国民皆さんが納得できるようなことをできるだけ早く情報発信していただきたい、こういうふうに思います。  また、この法律案の六条第二項、政府の行動計画に定める事項という中に、住民に対する予防接種の実施その他の新型イ...全文を見る
○鴨下委員 本当のいざというときには、局長おっしゃるように、違法性が阻却されるということもあるかもわからないけれども、でも、やはり秩序立ってきちんと配付ができるルールというのを今冷静につくっておいた方がいいに決まっているわけだから。  だから、そこは、この法案ができたら、政省令...全文を見る
○鴨下委員 数千億円かかるというようなことで、これは地方負担もあるんでしょう。地方負担についてちょっと答えてくれますか。
○鴨下委員 この法案の六十九条で、国庫負担のかさ上げ、こういうようなことを書かれているわけであります。  大臣、私はやはり、国民の皆さんが希望して、予防接種を受けたいという方々が圧倒的になったときに、地方、地域によって、例えば、予算上の地方負担分がなかなか段取りがつかないという...全文を見る
○鴨下委員 大臣、もう一歩踏み込んでもらって、地方負担はできるところはやっていただくのは当然だけれども、万が一、財政上の問題がネックになって最終的に予防接種を打てない地域が出てくるというのは、これは本当に困った話でありますから。  トータルで、国民の生命を守るために全部で数千億...全文を見る
○鴨下委員 中川大臣のときに新型インフルエンザについて脅威が訪れないように私も願っていますし、新型インフルエンザがパンデミックになるということは本当にいろいろな意味で恐ろしいことでもある。しかし、科学的な根拠にのっとって、対応は冷静にやるべきだというふうに思います。  国民の皆...全文を見る
○鴨下委員 終わります。
05月08日第180回国会 衆議院 本会議 第18号
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○鴨下一郎君 自由民主党・無所属の会を代表して、ただいま議題となっています年金関連二法案を中心に、社会保障制度全般に関して質問させていただきます。(拍手)  我が党は、平成二十一年の選挙で敗退し、政権を離れました。国民からの御批判に真摯に耳を傾け、その反省に立ち、我々は、新しい...全文を見る
05月21日第180回国会 衆議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第4号
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○鴨下委員 自由民主党の鴨下一郎でございます。  きょうも年金の話でございます。  きょうは、まず総理と岡田副総理にお伺いをしたいんですが、政権交代して三年になります。この三年の間、多分、政権交代してよかったなと思っている方々も国民の皆さんにはいるんでしょうし、政権交代したこ...全文を見る
○鴨下委員 政権交代の意味については、民主党になったからよかったということを聞いているんじゃなくて、政権交代そのものがどんな意味を持っていたんだろうか、こういう話であります。  野田総理と私は同期でありますから、そういう意味でいうと、最初の志の中では、例えば、政官業の癒着がどう...全文を見る
○鴨下委員 おっしゃることは大体理解するんですが、残念ながら、この三年間、国際状況は厳しい、あるいは我が国の財政状況も厳しい。そして、先ほど伊吹委員からもお話ありましたように、自民党は自民党なりに反省をすべきことはたくさんあるし、それについては、この三年間、昼夜反省をし、そして生...全文を見る
○鴨下委員 総理は、言っていることは何かもっともらしいことを言っているわけだけれども、実際は国民の皆さんに対するメッセージというのは、四十年先に変えますよ、ここから現行制度を少しずつ変えていきますよ、でも、どこかで抜本改革しないと四十年先は違う制度になっちゃうんですよ、こういう話...全文を見る
○鴨下委員 大臣、私が言っているのは、今かかわっている人たち、そして、未納、未加入の方じゃなくて、全体的にいわば年金を払っている人たち、厚生年金を払っている人たち、共済年金、それで国民年金もつらいけれども毎月払っている方々、こういう人たち、あるいは、年金を払い終わって給付を受けて...全文を見る
○鴨下委員 大臣、だから、具体的に言えば、今の制度にかかわっている人たちは、年金のメンバーですよね。年金メンバーの人たちは、例えばこれから高齢化がさらに進んでいけば、取り分は少しマクロ経済スライド等で伸び率が減るかもわからないし、経済の状況で調整をする必要があるかもわからない。あ...全文を見る
○鴨下委員 それは、野田総理、いわば歴史的な発言だと思います。今までは、まず、今の年金制度はだめだから、最低保障年金をやります、年金の一元化をやります、こういう話から発しているんですよ、そもそもが。  だから、きょうのこの法案、かかっている二法案は、現行制度を十全なものにして、...全文を見る
○鴨下委員 知恵は幾らでも出しますし、やるべきところは国民の皆さんのために協力もいたしますけれども、ただ、今申し上げてきたように、年金制度を全部根っこからひっくり返して新たな制度にしないと今大臣がおっしゃっていたような問題は解決しないんだという話には、我々は賛同はできない。  ...全文を見る
○鴨下委員 総理、私は、昨年の九月に総理になられて、三カ月ぐらいは安全運転だという話は、それはそのとおりだと思います。そして、党内のさまざまな意見を集約して、政権基盤を固めて、何をやりたいのか、日本国のためにどう貢献したいのか、国際社会のために何があるべきか、こういうようなことを...全文を見る
○鴨下委員 それではお伺いしますけれども、最低保障年金あるいは年金の一元化も含めて、これから二十五年まで議論されるんでしょう。今出ている法案というのは、例えば年金を払っていない方々あるいは低年金の人たちに、たまたま所得が大きい、年金は払ったんだけれども所得がたくさんあるという方々...全文を見る
○鴨下委員 小宮山大臣、今のお話のように、今回の年金改革案の中では、現行制度の中で、例えば、所得が比較的高いような人たちの年金の半分を低年金の人たちに振り向ける、こういうようなことも制度の中に入っていますよね。これは、年金の保険料を払い始めたときに、まさか自分が、そういうような意...全文を見る
○鴨下委員 それは、保険料を納めたときに三分の一だったから二分の一分はいいでしょうみたいな話というのはなくて、やはり我々は、国民年金あるいは基礎年金を払ってくださっている人には国庫負担も含めて給付をしますよという約束をしているわけですから、だから、今さらそれを変えられるというのは...全文を見る
○鴨下委員 議論をしてくれじゃなくて、あなた方の考えとして、それについてどういうふうに今考えているんですか、これが妥当だと考えているのかどうかということを聞いているわけで、私は妥当でないと言っているんですよ。だから、こういう弱者対策に、本来保険原理で給付を受けるべき人たちの権利を...全文を見る
○鴨下委員 国庫負担分の話じゃなくて、個人に着目して、そして、その個人がたまたま所得が高いから、本来、保険料を払ったら約束している給付があるのに、それを半分に削っちゃっていいんですか。そうじゃなくて、そういう人たちは所得があるんだから所得税も払っていますよ、社会的義務は負っていま...全文を見る
○鴨下委員 それはもう全然違う。  そして、それは制度からいえば、アリの一穴になる可能性があるんですよ。そういうふうに原理原則、保険原理を崩してしまうと、そうすると、そこからだあっと崩れていっちゃうということがあるので。さっき、政権交代をするということの意味、メリット、デメリッ...全文を見る
○鴨下委員 三十年分ということは、大体そのくらいの幅は個人の選択で、任せましょう、そのかわりその分だけ給付も減りますよ、そういう、やややわらかいというか柔軟な制度なんですよ。それを四十年、びた一文まけないよという話になれば、それは全員満額で年金はもらえるけれども、すごく窮屈な制度...全文を見る
○鴨下委員 だから、年金制度というのはかなり個人の選択で、少し自由にしていいというようなことになっているわけでありまして、全部が全部ぎちぎちぎちぎちやられると、これは税金以上に厳しい制度になってしまって、年金のために何か全部所得も把握されるとか、こういうような話に結果的になってく...全文を見る
○鴨下委員 後段の話は大いに議論すればいいと思います。  確かに、保険の中でそれぞれ所得の再配分をするのは、私は余り筋がよくないと思っていて、むしろ、社会的な活動をなさっている人たちだから、所得税として、あるいはさまざまな税金としていただく、こういうようなことの方が健全だろうと...全文を見る
○鴨下委員 だから、最終的にこの議論が出口を迎えるまでに、政府・与党としてきちんとした見解、見解といいますか、統一した、私は政府案にくみするんです。だから、民主党案は非現実的だというふうに思うけれども、政府・与党でありますから、政府・与党の意見の相違をきちんと埋めて、そしてここに...全文を見る
○鴨下委員 それから、最後に総理に、冒頭申し上げましたように、政権交代して、民主党はこの三年間頑張ってこられたんだろうと思うけれども、社会保障に関して言えば、私は、政権交代して不連続になってはいけないと思います。特に、年金については殊さらそうであります。  ですから、マニフェス...全文を見る
○鴨下委員 終わります。
06月22日第180回国会 衆議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第20号
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○鴨下議員 今、この申し入れというのを初めて拝見しましたけれども、この中に書いてある、石原幹事長、六月十九日の会見において、閣議決定の効力はなくなった云々、こういうような話については、我々実務者の間ではそういうようなことを議論したことはございません。  そして、三党合意に至った...全文を見る
○鴨下議員 今拝見したことで、我々にとっては、このことについての詳細、把握しておりません。  さらには、この申し入れというのは、何か答えを返せ、こういうようなことでもなさそうでありますので、多分、これをお受け取りして、これで終わり、こういうことになるんだろうというふうに思います...全文を見る
○鴨下議員 三党協議をしつつ、最終的に国民会議が設置されれば、これはどちらがというよりは、むしろ、三党協議の合意をあらかじめ得つつ、国民会議は国民会議として、これは有識者が中心でありますから、必ずしも政治的な部分だけではない、いわば有識者の見解というものを尊重しなければいけないわ...全文を見る
○鴨下議員 今お話ありましたように、それぞれの主張は主張として持っているわけであります。  ただ、今回の三党の合意というのは、これは協議をしていって、最終的に、それぞれの立場をお互いに尊重し合いながら、ある方向性を協議して努力していこう、こういうようなことでありますので、それぞ...全文を見る
○鴨下議員 この法律は、もともと基本法というような形で、社会保障制度改革基本法ということで、我々はかねてからずっと党内で議論してまいりました。これが骨格になっていることは間違いございませんけれども、それを、今回の三党合意、約一週間、十日、我々は、昼夜を分かたず、ずっと協議をしてま...全文を見る
○鴨下議員 社会保障制度そのものが、我々にとってみると、これから日本の国のいわば一番重要な政策になります。そういう中で、国民の負担それから受益、こういうものをきちんとバランスをとって持続可能なものにしていこう、こういうようなことが自民党のかねてからのいわば考え方であります。  ...全文を見る
○鴨下議員 自助、共助、公助という言葉が法案に入ったということについて、初めてかどうかというのは私は承知しておりませんけれども、少なくとも、この法案については、自助、共助、公助、こういうようなものが、先ほど申し上げました、例えば受益と負担、こういうようなことのバランスにおいては、...全文を見る
○鴨下議員 それは佐々木先生と私どもの根本的なところで多分差があるんだろうというふうに思っておりまして、確かに、我々は、自助、共助、公助、このバランスをとってやっていこう、こういうようなことでありますから、公助だけでやれて、そして負担がきちんとできるんだったら、そういうような考え...全文を見る
○鴨下議員 「自助、共助及び公助が最も適切に組み合わされるよう留意しつつ、国民が自立した生活を営むことができるよう、家族相互及び国民相互の助け合いの仕組みを通じてその実現を支援していくこと。」この全てに国はかかわるわけでございますから、行間に、全てに国はかかわっていく、こういうよ...全文を見る
○鴨下議員 今お話しになった話につきましては、実務者協議の中では具体的に議論はされておりません。今回の議論の中では、特に今回出ている法案、これについての修正について議論をしてきたわけであります。また、加えまして、先ほどから御議論があったいわゆる推進法、これについての修正をしてきた...全文を見る
○鴨下議員 先ほどから申し上げましたように、今回の一体改革の関連法案、これについて三党で真摯な議論をさせていただいて、協議は合意に至ったわけでありますけれども、多分、先生がおっしゃっているような、民主党さんのマニフェストに書かれている公的年金の、最低保障年金だとか後期高齢者医療を...全文を見る
○鴨下議員 今先生のお尋ねの社会保障制度改革国民会議、これにつきましては、その前に、あらかじめ、民主、自民、公明三党の確認書がございます。その中で、「今後の公的年金制度、今後の高齢者医療制度にかかる改革については、あらかじめその内容等について三党間で合意に向けて協議する。」こうい...全文を見る
○鴨下議員 それぞれ、民主、公明の提案者からお話ありましたように、それぞれの党の主張というのは我々はみんな持っているわけであります。  ただ、今回、ここで議論して、実務者で協議したことというのは、今足元で出ている閣法あるいは我々が申し上げてきた、社会保障制度改革推進法についての...全文を見る
○鴨下議員 今御質問ありましたけれども、社会保障のパーツと税のパーツと二つありましたものですから、今、長妻さんからもお話ありましたように、社会保障については三党の協議がなかなか簡単には進みませんでしたから、結果的に十五日の深夜に至ったわけであります。  そういう中で議論をしたこ...全文を見る
○鴨下議員 始まりからは一週間ぐらいでありますけれども、日曜日から始めまして十五日までに至るわけでありますが、その間、やはりそれぞれの主張がぶつかり合いますから、暫時休憩を入れながら、それぞれ党に持ち帰り、また調整をして、もう一度会議に臨む、こういうようなことを断続的に続けてきま...全文を見る
06月25日第180回国会 衆議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第21号
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○鴨下議員 お答えいたします。  先ほどから、自民党の綱領についてのお話がございました。  その中でも、「自助自立する個人を尊重し、その条件を整えるとともに、共助・公助する仕組を充実する」、こういうようなことが自民党の綱領には書かれているわけでありまして、私ども、社会保障制度...全文を見る
○鴨下議員 町村先生も三党合意の実務者の一人でいらっしゃったわけでありますけれども、私どもは、やはり今お話ありましたように、今の状況、日本の国の状況を踏まえまして、野党でありながら、しっかりと責任を果たそう、こういうようなことが基本的に貫かれていた哲学なんだろうというふうに思って...全文を見る
07月11日第180回国会 参議院 本会議 第19号
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○衆議院議員(鴨下一郎君) 石井準一議員にお答えを申し上げます。  三党合意の確認書では、今後の公的年金制度、今後の高齢者医療制度に係る改革については、あらかじめその内容等について三党間で合意に向け協議すると、こういうことになっております。また、社会保障制度改革推進法では、今後...全文を見る
07月18日第180回国会 参議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第3号
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○衆議院議員(鴨下一郎君) 宮沢委員がお話しになったように、これから医療制度そのものは支える側が少なくなって高齢者が増えていく、こういうような状況の中で後期高齢者医療というのは我々が提案したわけでありまして、当初はここにおいでの皆さんが大変反対をし、なおかつ後期という名前そのもの...全文を見る
○衆議院議員(鴨下一郎君) 今、宮沢先生お話しになったように、現行制度でこの財政検証を行った結果均衡しているというようなことで、そういう状況の中でこの五条の一号、こういうようなものが書かれているという、こういう認識でありますから、これは三党の中で合意ができていると、こういうふうに...全文を見る
○衆議院議員(鴨下一郎君) この社会保障制度改革推進法全体に貫かれているのは、先ほど先生が御指摘になったように、基本的に社会保険制度を用いつつ持続可能な社会保障制度をつくると、こういうようなことでございますので、全額税を入れるとか最低保障年金と、こういうような概念でこの法律はでき...全文を見る
○衆議院議員(鴨下一郎君) 御指摘のように、まず、国民会議に付するというようなことの大前提に、これは確認書というものを取り交わしておりまして、その一に、今後の公的年金制度、今後の高齢者医療制度に係る改革については、あらかじめその内容等について三党間で合意に向けて協議をすると、こう...全文を見る
○衆議院議員(鴨下一郎君) 改革推進法の中には、これから三党で新年金制度については協議しましょうと、そして合意に至りましょうと、こういうようなことは書いてありますけれども、私どもの解釈としては、先生の御指摘のように、現行制度を基本にというような想定はございますけれども、この三党の...全文を見る
07月20日第180回国会 参議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第5号
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○衆議院議員(鴨下一郎君) 今、長妻議員からのお話とほぼ同じ意見でございます。  ただ、範囲を広げるかあるいは狭めるかというようなことも含めて適切に判断すると、こういうようなことでございますので、例えば患者さんのニーズが高まれば高度医療については範囲を広げていかざるを得ないとこ...全文を見る
○衆議院議員(鴨下一郎君) 今も現に、例えば長期収載品等についてはスイッチOTCに移していくとか、こういうようなことは不断にやってきているわけでありますから、先生おっしゃるように、無制限に財源があれば幾らでもいろいろな工夫はできますけれども、限られた財源の中で、なおかつ現役世代に...全文を見る
○衆議院議員(鴨下一郎君) 国民会議の中でどういう議論が行われるかというのは、これは有識者ないしはそこに所属する方々がそれぞれの御意見をお話しになるんだと思います。  ただ、今の我々の認識としては、先ほど長妻さんがおっしゃったように、例えば評価療養とか、それから高度先進のような...全文を見る
07月25日第180回国会 衆議院 内閣委員会 第11号
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○鴨下委員 おはようございます。  きょうは、内閣委員会の中で、古川大臣においでいただいて、これから日本の産業、特に、これから成長産業になるであろう、この分野についていろいろとお伺いをしたいというふうに思います。  実際には、例えば薄型テレビだとか自動車、こういうものが日本の...全文を見る
○鴨下委員 全体の話はそうなんだろうと思いますけれども。  それでは、なぜ、例えば医薬品の輸出入、貿易赤字が生じているのか。このことについて少し、やや具体的にもしお答えになれれば答えていただきたい。さらには、もしあれでしたら役所の方からでも、より数字を挙げて、どういう問題がある...全文を見る
○鴨下委員 今の話の中で、より具体的に言うと、例えば、輸入で一番多い医薬品はどういうもので、輸出できているもので代表的なものはどういうものなのか。あるいは、これからの可能性として、今おっしゃったように、創薬力が減っている、こういう話だったけれども、その創薬力の中で、では、これから...全文を見る
○鴨下委員 では、木倉さんに伺うけれども、創薬力が落ちているということの原因というのは大体どこぞにありそうですか。
○鴨下委員 大臣、薬の分野はこれで終わりますけれども、創薬力が落ちているというのは、今それぞれお答えがあったんだけれども、例えば、治験の期間だとか何かを短くするとかPMDAの審査をできるだけ早くするとか、こういうような話なのかなというふうに彼らは思っているんですけれども、私はそう...全文を見る
○鴨下委員 今大臣が言うように、デスバレーを乗り切れない。結果的に、ベンチャーなんかですと、いいシーズを持っていても、最終的には資金繰りがつかないで力尽きてしまって、それがお蔵に入ってしまう、こういうようなこともあるものですから、大きな資本を持っているメーカーとベンチャーをつなぐ...全文を見る
○鴨下委員 厚労省と経産省にお伺いします。  医療機器は、一部は医薬品に準ずるようなものもあるけれども、そうでない、いろいろな検査機器だとか何かもあって、かなり機械産業的なところと医薬品的なところと両方の分野があるんだろうと思うんですけれども、日本はこんなに自動車だとかいろいろ...全文を見る
○鴨下委員 今のお話の中で、例えば内視鏡だとか何かはオリンパスが世界的シェアをとっているわけだけれども、例の不祥事の後に、例えば韓国の大企業だとか何かがオリンパスに触手を伸ばした、こういうふうな話もあって、非常に日本の医療機器それから医療機器産業は関心は持たれているんだけれども全...全文を見る
○鴨下委員 薬事法の改正の論点については、今申し上げたように、例えば医療機器の条項を新たに設けるということも必要なのかなというふうに思いますし、それから単体ソフトウエアの取り扱いについて、これは二条関係、こういうようなこともやらなければいけないだろうし、製造業者の許可制度の合理化...全文を見る
○鴨下委員 大臣にはぜひ頑張っていただきたいと思います。  PMDAというのは医薬品医療機器総合機構だから、薬事法も医薬品医療機器総合法みたいな、こういうようなコンセプトの法律につくり直して、そして、政府を挙げて、この分野、いい製品を早く患者さんに届ける、こういうような目的にお...全文を見る
07月25日第180回国会 参議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第7号
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○衆議院議員(鴨下一郎君) 今先生からのお話でありますけれども、改革推進法の四条には、公的年金と医療保険と介護保険それから少子化対策、これの改革を行うための必要上の法制上の措置をするという、こういうようなことを決めているわけでありまして、おっしゃるように、あっという間に一年たつん...全文を見る
07月31日第180回国会 参議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第11号
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○衆議院議員(鴨下一郎君) 今のお話でありますけれども、私たちは、全額税方式、こういうようなものは社会保障にはなじまないのではないかと、こういうような趣旨でお話をさせていただいております。  この委員会の中でも宮沢議員からの質問がありまして、その中で、社会保障制度改革推進法全体...全文を見る
○衆議院議員(鴨下一郎君) 与党の筆頭の櫻井先生がどういう趣旨で質問をしているのか私にはよく分かりませんが、これから二十五年に民主党として新制度、民主党の最低保障年金プラス報酬比例部分、こういうことを提案なさるという話は聞いておりますし、大綱には書かれているということは存じており...全文を見る