菅直人

かんなおと

小選挙区(東京都第十八区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数14回

菅直人の1989年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月02日第114回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第2号
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○菅委員 きょうは三人の公述人の皆さんに大変貴重な意見を聞かせていただきまして、ありがとうございます。  それでは、社会党・護憲共同を代表して、幾つかの質問を公述人の皆さんにさせていただきたいと思います。  最初に、藤田先生のお話を聞きまして、共感する部分が非常に多かったわけ...全文を見る
○菅委員 私は、今先生が言われたことに加えて、日本には大都市の政策というのが、都市政策というのが基本的に組み立てられてこなかったのではないか。今も先生も言われましたけれども、日本の場合、土地が狭いから高いと言われると、何となく納得をしてしまうようなところがあるわけですが、実際はそ...全文を見る
○菅委員 もう一点、藤田先生にお聞きしたいのですが、先生のお話の中で出生率の低下ということが、この年金制度だけではなくて、日本社会の大きな傾向として社会の変化に大きな影響を与える。私も年金制度などを議論していて、その出生率の低下ということが非常に気になるわけですけれども、一方、最...全文を見る
○菅委員 ぜひこのことは与党の皆さんにも、今の先生のお話を含めて考えていただきたいと思うわけです。私どももこの野党四党の案を考えるときに、今先生が言われたように、出生率のことというのはなかなか、産めよふやせよなんという言葉を出すと、何かちょっと別な、戦前のイメージが残っているわけ...全文を見る
○菅委員 今先生が技術系の学生数がアメリカよりも絶対数でも多いというふうに言われたわけですが、その話でちょっと頭に浮かんだのは、最近は技術系の学校を出ても、商社とかあるいは場合によったら証券会社の研究所とか銀行とかで、いわゆる製造メーカーに行かない学生が非常にふえている。そういう...全文を見る
○菅委員 それに、先ほども森口先生の最初のお話の中に、日本の中長期的な視点の中で、財政再建のめどは日本もほぼ立ってきた、ただ構造調整がまだまだこれからだ、そういう中にあって単年度主義的な今の予算のあり方にいろいろ問題点が多い、こういう指摘をきれたわけですが、私どもも、その単年度主...全文を見る
○菅委員 時間が少なくなりましたけれども、それでは高田公述人に。  高田さんの話を私も聞いておりまして、確かに言われること、同感する部分も非常に多いわけですけれども、同時に、特に教育の問題をいろいろ費用の問題を含めて言われておりまして、教育議論というのは本当に難しいなという感じ...全文を見る
○菅委員 それでは、時間ですので、これで終わります。
10月18日第116回国会 衆議院 予算委員会 第6号
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○菅委員 質問の通告要旨とちょっと順番を変えて、やはり消費税の問題についてまずお尋ねをしたいと思います。  といいますのは、特にきのうのニュースで政府税調のいわゆるフォローアップ小委員会の加藤小委員長がかなり重大な発言をされているわけですね。つまり、政府税調としては見直し案を独...全文を見る
○菅委員 いや、一部であろうが全部であろうが、そのことについてはどうなんですか。一部であっても、少なくとも加藤小委員長が自分のところでは独自では取りまとめないということを言っているのは事実だとすれば、それに対してはどういう見解になるんですか、総理大臣。
○菅委員 ということは、独自提案をまとめるということですか、政府税調が。
○菅委員 これは今の答弁からしても総理大臣おわかりのように、皆さんが言っておられた、政府税調に見直しの検討を依頼しているから自分たちはいろいろとまだはっきりしたことは言えないのだと言いながら、そのフォローアップをする責任者が、私が聞いたのはNHKのラジオのニュースでしたが、解説に...全文を見る
○菅委員 総理大臣、一言言ってください。
○菅委員 どちらが短絡的過ぎるかは、これから一カ月、二カ月見ていればわかるわけでありまして、これは皆さんの方が諮問をしている話であって、別に我々が諮問をしているのじゃないのですから、皆さんが諮問をしているその責任者がそういう発言をしているわけですから、それについてこれ以上やっても...全文を見る
○菅委員 そうすると、大蔵大臣は歳出カットと言われたわけです。で、野党のいわゆる財源案の中で一部にいわゆる自然増収という表現が入ったことに対して、自民党や政府関係者の皆さんはそれは適切でないなんて批判をされているわけです。しかし、よく考えてみると、歳出カットということと自然増収と...全文を見る
○菅委員 いや、私も大変失礼ですが、今の答弁を聞いているとますますそういうことになりませんか。  いいですか。非課税品目を拡大する、それに対してどういう形でいわゆる税率を上げるのですかと言ったら、上げません、つまり、まさに制度上当然手当てすべきことをやらないで、来年度の税収の範...全文を見る
○菅委員 これは聞いておられる人の方がよくこの詭弁はわかると思うんですが、制度をなくするなんて言わなくても、非課税品目を拡大すれば税収がふえるんですか、減るんじゃないですか。そうすれば、その税収が減ったものについて対応するかしないかということじゃないですか。それを、自分の方は制度...全文を見る
○菅委員 いいですか。消費税の非課税品目を拡大するというのは、少なくとも、消費税というものそのものの内側かもしれないけれども、ある種の制度変更じゃないですか、法律事項じゃないですか。まさにその見直しをやろう、非課税品目を拡大する、そういう制度変更をやろうとしているんじゃないですか...全文を見る
○菅委員 私も大蔵委員会にはいたことがありませんので別に大蔵委員会のという話はよくわかりませんが、これは私は大蔵省に聞いたんですよ、これはどういうことなんだと。そうしたら、税収、いわゆる代替財源案という中に自然増収を入れられるとどうもぴったりこないから、ではどういうように言えばい...全文を見る
○菅委員 確かにちゃんと大蔵省からいろいろ見解を聞きました。そうしたら、今大蔵大臣が言われたのとは全く違う結論が出たということでありまして、これ以上は言っても切りがありませんので、もし議論があれば大いに次の場面でお願いをしたいと思います。  もう一つ大蔵大臣にお聞きしたいのです...全文を見る
○菅委員 その問題は一応見解をお聞きするにとどめておきます。  先ほどの件も、もう繰り返しませんが、一言だけ申し上げますと、歳出カットというのも来年度の歳入の範囲内で歳出を決めますということであり、野党の言う自然増収という考えも、逆に言えば来年度自然にふえるであろう、今年度に比...全文を見る
○菅委員 ちゃんと聞いていれば全く同じことであることが今のことでもまさにはっきりしたと思います。つまり、野党の自然増収については財源手当てがついていないということなんだ。つまり、政府が見直した場合に、非課税品目を拡大する、財源手当てはどうするんですか、歳出カットで充てますというの...全文を見る
○菅委員 ですから、それはちゃんと趣旨説明を聞かれてからよく話をされればいいわけですが、中身が同じだと言っているのですよ、中身が。そんな大蔵省の項目の立て方に沿って物事を表現しなければいけないのであったら、国民の議論はできないですよ。何かあたかも中身が違うように言っているけれども...全文を見る
○菅委員 いや、本当はこれだけで議論を徹底的にやっても構いませんが、国民的に判断をしていただいて、中身は同じではないか。今最後に大蔵大臣が言われたこともまさにそのとおりでしょう。しかし、来年度の概算要求はことしよりはかなり膨らんで、まさに先ほど申し上げた自然増収の二種類の表現のう...全文を見る
○菅委員 少し突っ込んでやりたかったのですが、時間に制約がありますので少し飛ばしたいと思います。  海部総理、これは偶然なのかもしれませんが、最近発表された基準地価によりますと、日本で一番高い住宅地というのが千代田区三番町、これは総理が住んでおられるまさにその土地が一番住宅地と...全文を見る
○菅委員 土地税制に入っていきたいのですが、ちょっと前後しますが、その前に、せんだってこの予算委員会でも国鉄清算事業団の土地売却の問題が幾つか出ました。国鉄清算事業団の土地については、閣議決定等でいわゆる入札による売却というものにかなり制約をかぶせて、公共団体、地方自治体への随意...全文を見る
○菅委員 サンフランシスコの地震ということで、我が国もまさに地震大国ですので、他山の石というよりは我々自身の問題としてぜひ積極的に対応していただきたいと思います。  引き続いて、もう一度先ほどの国鉄清算事業団のことで、先ほど申し上げた自治体への売却条件の緩和ということについてぜ...全文を見る
○菅委員 それでは、もう時間が残念ながら余りありませんが、土地税制について一、二原則的な問題について意見を申し上げ、見解を聞いておきたいと思います。  先ほどお渡しをした資料の中にも、これもまた経企庁が出された資料に、現在の日本の土地保有税の実効税率とでも言うべき固定資産税収額...全文を見る
○菅委員 国土庁長官の意欲は評価をさせていただきたいと思います。  先ほど大蔵大臣の方からもいろいろありましたが、土地税制というのがとにかく対応がおくれているということはこれまでの議論の中でも明らかになっておりまして、例えば野党が一時いろいろな法案なり案を出そうとすると、売らな...全文を見る
○菅委員 時間ですので終わります。
11月09日第116回国会 衆議院 土地問題等に関する特別委員会 第4号
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○菅委員 きょうは、土地基本法を中心に、特に野党四党で提出をしました土地基本法と政府案の対比を中心に質疑をさせていただきたいと思います。  きのう、国会の近くを歩いておりましたら、大塚委員長のポスターが目にとまりました。たしか、若い人が東京に住めるような政治をという趣旨のことが...全文を見る
○菅委員 それでは、特に乖離の激しい固定資産税について自治省に伺いたいのですが、なぜこういうことになってきているのか、また、こういう乖離を起こしていることについて、おかしいというふうに思わないのか、その点についてお聞きしたいと思います。
○菅委員 常識的に考えて、二割程度の乖離とか三割程度の乖離というのなら、まだ常識の範疇でもそれは多少あるのかなと言えると思うのです。ただ、先ほどの国土庁の見解でも、中には一〇%、つまり十分の一というふうなところもある。ここまで来ると、常識の範囲でちょっと、値上がりの期待値があるか...全文を見る
○菅委員 聞いていることに答えてもらいたいのです。不公平と思わないかということなんです。資産課税でしょう、これは。固定資産というのは資産です。資産課税で、同じ売れば百万のものが東京と佐賀で三倍も固定資産税評価額が違う。税率は一緒ですから結果的には税の負担が三倍も違ってくる。こうい...全文を見る
○菅委員 この問題でもう一つの矛盾点を指摘をしてみたいと思うのです。  これは建設省にも非常にかかわりが多いことなんですけれども、かつて中曽根内閣のとき、あるいは現在に至るまで、例えば東京の山手線の内側などは規制を緩和しろという一方の声があるわけです。規制を緩和すればもっと高層...全文を見る
○菅委員 それでは、ちょっとこの問題のもとに戻りたいと思うのです。  先ほどから不正常価格とかいろいろなことを言われております。そこで、では固定資産税の評価というのはもともとどういう形で行われるべきものなのか、まず本法の地方税法には何に対して固定資産税をかけると書いてあるのです...全文を見る
○菅委員 一つ一つ言いますから、余り先走らないで結構です。そういう指導そのものを問題にして今議論しているのですから、まず本法を聞いたわけです。  それでは、時価というのは日本語ではどういう解釈ですか。
○菅委員 まさにそうでしょう、「その時の相場」。そのときの相場というのは何ですか。まさに売買価格じゃないですか。本法に「時価」と書いてあるでしょう。それを何かねじ曲げた解釈をするのを後で一生懸命説明したって、本法には「時価」と書いてあるわけでしょう。その本法で書いてあるそのときの...全文を見る
○菅委員 ですから、それがおかしいんじゃないですかと言っているんですよ。「適正な」という言葉がついた途端に急に、「時価」、さっきまさに「その時の相場」というふうにみずから広辞苑を引いて言われた、それが十分の一とか三分の一とかに化けるというのは、常識的には考えられないわけですよ。も...全文を見る
○菅委員 これは関係省庁の皆さんも今聞かれているとおわかりのように、自治省なんでしょう、そちらは。そんなことは自治に任せればいいじゃないですか。別に税率を全部一定にしなくても、ある幅での変動は認められるんでしょうし、つまり何か逆の理由、逆の理由を使って自治省は自分流の解釈をする。...全文を見る
○菅委員 農業投資価格というのは、これはどういうことですか。
○菅委員 東京は幾らですか。
○菅委員 一平米当たり幾らですか。
○菅委員 それは転用できないのですか。本人がそこにマンションを建てたいと思っても転用できないのですか。
○菅委員 聞いていることに答えてください。転用できないのかできるのかです。
○菅委員 先走らないでくださいね、議論がややこしいから。  つまり、私も東京に住んでいますからよくわかるのですけれども、よく言われるように農地が、今問題にもなっている宅地並み課税というものが実行されておりませんで固定資産税が安いというのは一般によく知られているわけですが、相続税...全文を見る
○菅委員 これを聞かれてもわかるように、さっきの自治省の固定資産税評価の勝手な解釈と、これは大蔵省だけがやっているのかどうか、ちょっと必ずしも言えませんが、今の少なくとも農地、これも農地の中では、逆に、実際にこの農業投資価格でも売買できないような地方の農地もあると聞いているわけで...全文を見る
○菅委員 これらに関連してもう一点だけ。  きょうは法務省にも来てもらっているのです。それで、今土地の登記は法務省の仕事になっているわけです。それで、その登記内容、いろいろ権利関係あるいは場所等があるわけですが、土地政策からしますとこの登記制度が、まさに先ほど両大臣が言われまし...全文を見る
○菅委員 ですから、今の法務省の言い方も先ほど来の言い方と共通していて、法務省としては、土地登記はこういうものである、だからこれはできるけれども、これはできない、そういうことになっているわけです。しかし、先ほど言いましたように、そういう枠を超えて土地政策上の観点から考えれば、もっ...全文を見る
○菅委員 この一元化というのは、地価の一元化と同時にいわゆる行政の一元化ということも四党案には入っているわけでありまして、政府案には一元化については特に規定がないわけです。確かに、調査については一部ありますけれども、やや弱いという感じもしますので、それはまた与野党含めての議論の中...全文を見る
○菅委員 これは特に建設大臣にもお聞きをいただいておきたいのですが、私もこういう計画法の専門家じゃないのですけれども、大分いろいろと建設省からもレクチャーを受けたのですけれども、何回聞いても、よくこんなに複雑なことになっていて、わけがわからない。とにかく全国を五つの地域にまず分け...全文を見る
○菅委員 今の説明を聞いておりますと、何か四党案を説明していただいているようでして、今言われたとおりのことが四党案ではもうちょっとはっきりと書いてある。しかし政府案の方は、それがどうも説明を受ければそうかとも読めるけれども、少なくともそのあたりがはっきりしてない、そういうふうに受...全文を見る
○菅委員 これも、今の説明を聞いていればますますちょっと心配になる。  つまり、計画の中身のことは、まさに計画をする主体の中で議論をされればいいわけです。あるところは確かに高度利用すべきところも出るでしょう。しかし、逆に言えば、ある部分は逆に緑に一部戻して環境をよくするという部...全文を見る
○菅委員 そうすると、都市計画法の地区計画というのが今四種類あるようですが、場合によってはこれに加えて何らかの規定を設けるということも考えているというふうに理解していいですか。
○菅委員 新しい制度ということなので、そういうことも含めての検討中だというふうに理解しておきますが、先ほど大臣が言われた中で一つだけ申し上げておきたいのは、農業をやっていたときよりも収益が高くなるようにというふうに言われましたけれども、実はほとんどの場合、農業をやっていたときより...全文を見る
○菅委員 これと関連して、政府案の第八条に「国民の責務」という項があります。この二項には、「国民は、国及び地方公共団体が実施する土地に関する施策に協力するように努めなければならない。」四党の案は、同じく「国民の責務」というのを三条に置いておりますけれども、「国民は、その有する土地...全文を見る
○菅委員 今の答弁を聞いていても、なぜ政府案でなければならないかという答弁には必ずしもなってなくて、わざわざ回りくどく言ったり、あるいは本来の国民の責務という考え方とは若干異質な表現になっているのではないか。あわせて聞いておきます。一条の中に、これはこの法律の「目的」ですね、その...全文を見る
○菅委員 これは、大臣、よくお聞きいただきたいのですけれども、市場メカニズムが適正に機能していれば土地問題は解決するというのであれば、もっと以前に解決したと思うのですよ、それは業界の問題とかいろいろなことで。そうではないのでしょう、今の我々の基本認識は、あるいは少なくとも大勢の人...全文を見る
○菅委員 ここは大臣に一言だけお答えをいただいておきたいのですけれども、この条文そのものを今すぐどうこうというのは大臣のお立場としておっしゃりにくいと思うのですが、大臣、いいですか、つまり、今の局長の答弁ですと、土地は特殊な財で健全に市場が機能していないからこういうことになってい...全文を見る
○菅委員 そこは若干私などの認識とはニュアンスが違いますけれども、とにかくこれは基本法と名づけた法律の中で、こういう、何といいましょうか、地価の形成という、ある意味では非常に重要な「目的」の中にこういうものが、「適正な需給関係の下で」なんてことが入ることは非常に不自然で、例えばこ...全文を見る
○菅委員 全く一致しているならわかりやすい方を採用していただきたい。この条文を読むと、基本理念があちこちにばらまかれているわけですから、基本理念にのっとりと言われても、解釈を聞いてやっとああそういうことにのっとるのかということになるわけでありまして、基本法ですから国民的にもうちょ...全文を見る
○菅委員 それでは次に移ります。  あと野党四党案にあって政府案にないものは、公有地の拡大、さらには宅地供給という規定の二つであります。  四党案では十一条に公有地拡大の推進ということで、良好な都市環境の計画的な整備を促進するために公有地の拡大を推進しようじゃないかということ...全文を見る
○菅委員 個別具体的なものは入れていないと言われるのですが、先ほど来何か自分の都合のいいところはかなり個別具体的に、需給関係とか高度利用とかいろいろ入れて、ある意味で公有地とか宅地供給なんというのは、個別と言っても国民的に非常にわかりやすい大きな個別問題ですよね。ですから、こうい...全文を見る
○菅委員 時間もなくなってまいりましたので最後に大臣に、きょうのこの議論を聞かれて、一部飛ばしたものもありますがほぼ全部の条文にかかわる問題を四党案、政府案対比の中で議論をしてきたわけです。この法案の提出の経緯はもう大臣みずから言われているように、四党案の方が先に出て政府案が出さ...全文を見る
○菅委員 終わります。
11月15日第116回国会 衆議院 土地問題等に関する特別委員会公聴会 第1号
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○菅委員 きょうは公述人の皆さん本当にありがとうございます。  まず河口公述人にお尋ねをしたいのですが、先ほど生活モデルのシミュレーションを提示いただいて、今の、特に大都市のサラリーマンにとって大変厳しい状況であるということをシミュレーションの中でもお示しをいただいたわけですけ...全文を見る
○菅委員 三人の公述人の方とも固定資産税の評価が余りにも現在、実勢の価格と離れ過ぎていることが問題だというような指摘をしていただいたわけです。  岩田先生に特にお尋ねをしたいのですが、実は野党四党の案と政府案の幾つかの違いの中で、この点が非常に具体的なところでかなりはっきり違っ...全文を見る
○菅委員 御存じのように、今の制度は三年おきの評価がえで、しかも、評価がえの時点がまた一年半ぐらい前のデータに基づいていますから非常におくれて、先ほど岩田先生も言われていましたが、ことしの経企庁の発表でいうと、実効税率は東京では〇・〇七%という二十分の一ぐらいの評価というのが出て...全文を見る
○菅委員 それからもう一つだけ岩田先生に、確かに譲渡益課税のことで、これは私どもも十分気をつけなければいけなかったのですが、今回の所得税の減額でかなり下がっている。私は、本来土地の譲渡益課税は所得税ないし法人税から分離をすべきじゃないか、分離課税が適切ではないかと思っておりますが...全文を見る
○菅委員 時間が少しなくなったようですが、最後に一言だけ河口公述人に。土地の利用計画について若干お触れになろうとして最初のときにあれだったのですが、今野党案は利用計画を義務づけることを自治体を中心にやるべきだということを提示しているのですが、政府案は必ずしもそのあたりが明確でない...全文を見る
○菅委員 どうもありがとうございました。