菅直人

かんなおと

小選挙区(東京都第十八区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数14回

菅直人の1998年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月13日第142回国会 衆議院 本会議 第2号
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○菅直人君 私は、統一会派民主友愛太陽国民連合を代表し、平成九年度補正予算案などに関して、内閣総理大臣に対して質問をいたします。  明治元年から数えてことしは百三十年目に当たります。この百三十年間、我が国は欧米に追いつくために開発独裁型の中央集権の国の形をとり、戦争を挟んだ今日...全文を見る
○菅直人君(続) 次に、国民が抱いている将来への不安の中で、特に医療、年金、福祉、介護といった分野について国民負担の増加が心配されています。私は、公共事業の中に含まれる大きなむだを省けば、この分野での毎年数兆円規模の国民負担の軽減が可能であり、福祉に振り向けることができると考えて...全文を見る
04月13日第142回国会 衆議院 予算委員会 第31号
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○菅(直)委員 きょうは、民友連という会派を民主党という名前にしての最初の質疑であります。  総理が先日、記者会見で、国民の皆さんに新しい経済政策を発表されました。私は、そのこと自体は大変結構なことだと思います。しかし同時に、憲法六十六条には、内閣は連帯して国会に対して責任を負...全文を見る
○菅(直)委員 橋本内閣の第一次内閣で私も厚生大臣を務めさせていただきました。確かにその中でも、例えば規制緩和についての議論をしたことをよく覚えております。しかし、残念ながら、そうしたことが実行過程に移ったかといえば、いろいろ言えばありますけれども、少なくとも景気に対して、あるい...全文を見る
○菅(直)委員 先ほど、私の方も少し言葉が足りませんでした。  私たちが現在の状況についてどう考え、この平成ニューディール計画というものを私自身の提案として出したかという考え方は、先ほどちょっと触れましたが、今の経済情勢について、やはり短期的なものと中長期のものの考え方をきちん...全文を見る
○菅(直)委員 いいですか、ポイントはどこか、今微妙に総理は言い方を変えましたね。私が会議に申し上げたのは、弾力化を含めて検討してくれと言ったと。前提が抜けているじゃないですか。基本的骨格は維持しながらというのを記者会見で言われたじゃないですか。基本は変更せずというのを言われたじ...全文を見る
○菅(直)委員 いいですか、先ほど来言っているように、会議というのは総理が議長なんですよ。法律は何にも基づかないんですよ。何法もない。憲法六十六条で、内閣は国会に責任を負っているんですよ。その場で答えないで、では会議にかけます、そんな言い逃れがきくんですか。  いいですか、もう...全文を見る
○菅(直)委員 また半分でしたね。変えないと言っているんですよ。私が言ったんじゃないですよ。我々は、もっと大胆に凍結しろと言っているんですよ。変えないと言ったのは総理なんですよ、基本的骨格は維持するというのは。だから、この今申し上げたことを全部、行政改革会議ですか、それで検討して...全文を見る
○菅(直)委員 いいですか、正直かどうかは別として、私が言っていることについて答えていないですね。なぜ私がこの弾力条項について特に重要視するか、あるいはこの基本骨格について重要視するか、先ほど申し上げました。  我々は、我が党は、金融デフレが続いている限りは仕方ない、思い切って...全文を見る
○菅(直)委員 一点だけ、ちょっと一遍方面を変えましょう。  これで、GDPが平成九年が五・九の依存ですよ、財政赤字が。ことしが四・七から六・六になります。来年以降、いろいろ数字が出ています。うまく平成十五年になったら三・〇以下になるような表が何回も配られましたね、予算委員会に...全文を見る
○菅(直)委員 いいですか、今のを聞いて、形容詞が二つ重なりましたよね。直ちに不可能とは言えない。それはそうでしょう。直ちに不可能とは言えないでしょう。一般的な見通しとして不可能じゃないですかと言って、政治家である総理に聞いているのですよ。  いいですか、このまま行けば、来年度...全文を見る
○菅(直)委員 これ以上、正確に答えていただかなければ、質問できませんよ。いいですか。与党の皆さんもよく聞いてください。  総理は、本会議あるいは記者会見で、基本は変更せずと言われたのですよ。先ほどの小杉あるいは深谷議員の提案に対しても、小杉さんはGDP三%以下は堅持すべきだ、...全文を見る
○菅(直)委員 ですから、聞いているのじゃないですか。だから、その維持するという骨格はこの法律のどの部分なのですか。この財政構造改革法のどの部分が、骨格部分がたくさんありますが、どの部分なのですかと、変えない部分を聞いているのですよ。私は、総理自身が言ったことを聞いているのですよ...全文を見る
○菅(直)委員 いいですか、もう一回だけ申し上げますけれども、これは国民の皆さんによくおわかりいただきたいからもう一回だけ申し上げます。  弾力条項で済ませるのか。それとも、我が党が言っているような、あるいは他党は廃止ということも言われていますが、凍結とか廃止とは、一つは、まさ...全文を見る
○菅(直)委員 大いに答えたいと思います。しかし、その前提としては、弾力条項ではそれは基本的にやらないということを言っているんじゃないですかということを言っているんですよ。我々は、先ほど言ったように、恒久減税というのは、まさに今言われたように、課税最低限をどうするのか、もっとフラ...全文を見る
○菅(直)委員 じゃ、もう一度お尋ねしますよ。  そうすると、その財政構造改革会議、みずからが議長さんの会議にお願いをした、弾力条項については検討してくれと、一般的には基本は変えずにと。  そうすると、その議論の中で、具体的に言いますよ、目標年次が変わるということもあっても、...全文を見る
○菅(直)委員 もう総理はわかっていて、ああいう答弁なんですよね。簡単に言えば、財政構造改革法の基本は変更せず、緊急避難的に最小限の修正を行う、これが本会議なり記者会見なり、先ほどの改革会議で言われたことだと認められた。  だから、この財政構造改革法の基本は変更せず、普通、変更...全文を見る
○菅(直)委員 いいですか、先ほど来総理は、この財政構造改革会議の議論についてこういう言い方をされましたね。いろいろな議論がある、どういう問題点が出てくるかわからない、決定的なことをここで言えない、そう言われましたね、つい今。しかし、もともと決定的なことを言っておられたじゃないで...全文を見る
○菅(直)委員 いいですか、今のは私流に解釈すれば、この議論が、そこの中で議論があるということを答えられて、否定されなかったということは、変えることがあるという言い方ですよね。  じゃ次、三%以下というのはどうですか。
○菅(直)委員 三%についてはどうですか。議論もあったんですか。総理はどう思われているんですか、三%について。
○菅(直)委員 キャップについてはどうですか、分野別の。
○菅(直)委員 そうすると、最初の話にもう一度戻ります。  十五年度の期限について議論があった。私は結論を言っているんじゃないですよ。議論があった。総理がそういうふうに言われるということは、その議論の結果、それはやはり十五年で頑張りましょうというか、いや、これは変えようという結...全文を見る
○菅(直)委員 ということは、財政改革法の基本というのは何ですか。  今の話だと、骨格、基本という言葉もありますが、期限も決めつけていない。GDP比三%は議論はないと言ったけれども、これもそのまま守るとは言われない。それから弾力条項はもちろん大いにやってくれ。キャップについても...全文を見る
○菅(直)委員 願っているというのはおかしいじゃないですか。ここで、変更せずと自分で言っているんじゃないですか。自分が言っているんですよ。変更せずと国民の前で言った。骨格は変えません、この法律の基本は変更しません。自分が言っておいて、願っているとはどういうことですか。  では、...全文を見る
○菅(直)委員 そういう答弁なら、本会議の質疑を取り消していただきたいですね。あるいは、この記者会見の中身は間違っていましたと言ってもらいたいですね。  つまり、財政改革法の基本は変更せずと言ったけれども、いや、それは財政改革会議に議論をお任せして最終的に判断します、今の話はそ...全文を見る
○菅(直)委員 何を答弁ですか。国民に対して、国会で、法の基本は変更せずと言ったんでしょう。それが、今の話だと、会議の中身によっては、自由に議論をしてもらって、いろいろな議論が出る可能性があります。  ということは、変更する可能性がある、変更しませんと言ったことは間違いでした、...全文を見る
○菅(直)委員 今の、ちょっと最後のところを確認します。  今の最後の表現は、そうすると、本会議で言われた、基本は変更せず、記者会見で言われた、法の基本は変更せずという言い方は言い過ぎていた、間違っていた、そういう意味ですね。これははっきりさせてもらわなきゃ、あれですよ。そう言...全文を見る
○菅(直)委員 総理の答弁はこれ以上出ない、そういうことのようであります。私は全く納得できません。つまり、憲法六十六条で言う、国会に対して政府が責任を持つという立場を持つ総理なら、このこと自体が重大な責任だ。  つまりは、国会が聞いていることに、少なくとも私は普通の言葉で聞いて...全文を見る
○菅(直)委員 ということはあれですか、この四月八日の社会新報に書かれていることは、少なくとも正確でないと言われるのですか。それとも、その後変わったと言うのですか。  ここでは、ちょっと前から読みますと、三党首会談で土井党首は、三月末までに結論を得ることで合意していた問題であり...全文を見る
○菅(直)委員 ですから、そのとき明言されたのですか。
○菅(直)委員 正確に言ってくださいよ。ここには、橋本総理は今国会で同法を成立させることを明言したと書いてあります。御本人が明言をされたんですか。御本人に聞いているんです。
○菅(直)委員 本当に、総理の答弁というのは、部分的に非常に細かくなったり、部分的に非常に逃げたりですね。私は、言葉として何と言われたかということを聞いたんじゃなくて、明言するというのは日本語としてあるわけですよ。はっきりとそのことを約束するということですから、はっきりと約束され...全文を見る
○菅(直)委員 今の日銀総裁のせっかくの御答弁ですが、もう少し、全容の資料を提出すること、あるいは大蔵省の調査の結果についてさらに資料をお願いしたい、あるいは経企庁の景気基準日検討委員会のいろいろな議事資料について資料をお願いしたい。さらに、この予算委員会で証人喚問をお願いしてお...全文を見る
○菅(直)委員 それでは、時間もそろそろ終わりになりそうなので、最後に申し上げたいと思います。  橋本政権誕生から二年三カ月を経過いたしました。この間でどういうことが政権で行われてきたのか、私なりにパネルにしてみました。  最近のことからいえば、景気対策は、今も議論がありまし...全文を見る
○菅(直)委員 見識であるかどうかは別として、マーケットが実際にそういう反応を示しているというのは、これは私の見識ではなくて、あえて言えば、マーケットの見識なのですね。きょうも余りマーケットはいい様子ではありません。  こういうことを申し上げて、一つだけ先ほどの問題点に戻ってお...全文を見る
○菅(直)委員 私は、小泉厚生大臣の基本的な考え方には、同感なところは大変多いわけであります。つまり、今行政改革、財政再建に取り組まなければならない、そういう理念については共感するべきところが多いわけです。  しかし、先ほど来申し上げておりますように、現時点そのものの状況は、つ...全文を見る
○菅(直)委員 そこを根本から変えるということを次の世代に対する私たちがやらなければならないこと、それを強く認識しながら、あえてこの時点における……
○菅(直)委員 金融デフレに対する対策としての私たちの提案であることを最後に申し上げて、質問を終わりたいと思います。  どうもありがとうございました。
04月20日第142回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第3号
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○菅(直)委員 先週、予算委員会で総理と財政再建あるいは改革法について議論させていただきました。  私も一昨年、イギリスに行ってまいりまして、イギリスの議会やエージェンシーの問題をずっと見てまいりました。大変特徴的だった一つは、私が二階の傍聴席から見ておりましたら、当時のメージ...全文を見る
○菅(直)委員 いつもの総理の言い方なんですね。どうも真正面から答えない。  つまりは、私は、日本の場合、野党がたくさんあるわけですが、あるルールで総理と野党党首がやることがいいのではないかということを申し上げたのですが、そのことについては答えないで、質疑時間が長いからだと。そ...全文を見る
○菅(直)委員 これは、あと日にちもないことですから、そろそろ結論が出ているのかなと思ってお聞きしたのですが、まだということですので、それは仕方がないと思います。  あえて申し上げますと、前回も申し上げましたが、弾力条項だけではいわゆる恒久減税、制度的な減税はできない、これが国...全文を見る
○菅(直)委員 金曜日の夕刻というのは、新聞記事が出たのが金曜日の朝ですから、一番早く調べるようにお願いしてもそうなったということであります。今の村岡さんは、まさに語るに落ちたという感じがしておりますね。  いいですか、中間報告から最終報告に至るこの行政改革会議のときに、自民党...全文を見る
○菅(直)委員 そこで、いよいよ本論に入りたいと思います。  この中央省庁改革基本法という法律ですが、せっかくこれだけの中間報告から最終報告をされたのに、中身の賛成、反対はいろいろあります、しかし、ここまで詳しく書かれた最終報告があるのに、もう一度基本法をつくって、そして推進本...全文を見る
○菅(直)委員 国の権限をどの範囲にするか、これは例示的に申し上げたことですから。教育の問題は、ドイツでは文部省はなくて州がやっております。いろいろな考え方はあります。ですから、今総理が言われたことも含めて、私が一番重要だと思うのは、国の権限を限定するという考え方に立つのか、今の...全文を見る
○菅(直)委員 今ここに、今回の基本法の概要という、これはお役所がつくられたものですよね。この中に、この法律の概要が出ています。第一が、政治のリーダーシップと書いて、内閣機能の強化。ここは他の部分と十分分離してできるし、まさに総理も認められたとおり、総理大臣補佐官というのは内閣機...全文を見る
○菅(直)委員 総理は気がついておられるかどうかわかりませんが、やはり霞が関流の理念が入っているなと思いましたね。例えば立法と行政の関係とか、行政の中立性とか。  つまり、議院内閣制というのは、中立という意味内容にもよりますけれども、多数党に政権を任せるというルールですよ。中立...全文を見る
○菅(直)委員 ですから、今順番に言いますからといって、内閣機能のところを申し上げているわけですよ。しかも、一括でと言われるから、一括ではない方がいいのではないですか、内閣機能の部分をきちんとやった方がいいのではないですかと。私は本当にそう思っているのですよ。  ですから、先ほ...全文を見る
○菅(直)委員 仕事の中身を全く減らさないで二十何省庁を十二省庁にしてもだめだというのは、この行革会議の最終報告の初めのところに全部書いてありますよ、大くくりとか何とかとか。  しかし、残念ながらそういう体制になっているのかなということを、一番象徴的な事例で申し上げてみたいと思...全文を見る
○菅(直)委員 今の答弁を聞いていて、大臣が自分で判断した答弁とは、聞いている人はだれも思わないでしょうね。  現在のお役人が書かれた、そうでないですか。根拠は言えるのですか、中身のことを詰めていって。私が聞いたのは、そんなことは聞いていませんよ、言っておきますが。私はそんなこ...全文を見る
○菅(直)委員 そこで、これと関連しているのが今回の法律の四十六条、公共事業の見直しというこの規定であります。いろいろ書かれています。  そこで、まず私の方から、先ほど述べましたが、新しい民主党に加わる各政党の中で、これまで出された法案に公共事業コントロール法というのがあります...全文を見る
○菅(直)委員 どうも総理は、内閣というものの性格と議院内閣制というものの本質を少し間違われているのじゃないですか。  総理大臣は、今自民党総裁じゃないのですか。必要なときには、調子のいいときには、与党・政府一体だ一体だと言って、我々が出した法案に対しては、大体の場合は、政府案...全文を見る
○菅(直)委員 ですから、十分理解をしたから、なぜこんなまどろっこしいことをやるんですかと聞いているんじゃないですか。  今申し上げたように、まさに総務庁長官自身が、公共事業コントロール法の考え方がもしかしたらこれと共通していろんなら結構なことじゃないかと言われた。まさにそうで...全文を見る
○菅(直)委員 非常にそういう意味では柔軟な答弁をされましたので、これからは、私たちが法案を出したら、つるしなんという、つまりは各委員会の議論をさせないなんというやり方をしないで、今総理が言われたように、大いに議論をして、修正すべきところは大いに与党からも修正案を出されて議論でき...全文を見る
○菅(直)委員 最後のところは、もう一つ私が申し上げたことについて定かな答弁はいただけなかった。つまり、アカウンタビリティーとして公開をしていくという発想でやられたらどうでしょうかと申し上げたのですが、一つの事例を申し上げられたのかもしれません。  そこで、ちょっと話を戻します...全文を見る
○菅(直)委員 一応この方針に沿うと。法律ですから、それは沿うのでしょうね。  農水大臣、どうですか。また長崎のせいにするのじゃないでしょうね。長崎のせいにするのだったら、直轄事業をやめて長崎に移すべきですよ、諌早湾の事業も。それを含めて答えてください。
○菅(直)委員 きょうはこれ以上は聞きませんけれども、今言われていることは全く矛盾しているじゃないですか。  地方から上がってくるというのと、それから、地方については地方公共団体にゆだねる、地方から上がってくる地方に関することは公共団体にゆだねるというのが趣旨じゃないですか。そ...全文を見る
○菅(直)委員 農水大臣は、私が以前現地に行ってみてくださいと言ったら、答弁されませんでしたよね。そして、今二つのことを言われました。  防災効果については、いろいろ議論がありますが、ある程度あったのかもしれません。ただ、最初のことは、平たんな農地と言われますが、すぐそばに平た...全文を見る
○菅(直)委員 ちょっと小さいことを一つお聞きしますが、中央省庁再編等基本法案準備室、今、この準備室のメンバーに民間人が残っていますか。どうですか。(橋本内閣総理大臣「残っているよ」と呼ぶ)現在ですよ、きょう現在。
○菅(直)委員 もうちょっとはっきり言ってください。いないんですね、一人も。はっきり言ってください。総理はいるんじゃないかと言われていますよ。いないんですか。
○菅(直)委員 この一言をもって見ても、総理でさえ、この行政改革会議は民間人もたくさん入ってやっているんだから、構成メンバーを見てもらえばわかる、そして、民間人が事務局にも入っている、それを引き継いだ準備室――これからつくろうとされている推進本部のことがあるから言っているんですよ...全文を見る
05月14日第142回国会 衆議院 緊急経済対策に関する特別委員会 第3号
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○菅(直)委員 いよいよサミットに出かけられるわけですが、その直前に大変大きな、しかも憂慮すべきニュースが飛び込んでまいっております。言うまでもなく、インドにおける核実験が、五月の十一日に引き続いて十三日にも行われたというニュースであります。  これについて、各党それぞれ抗議声...全文を見る
○菅(直)委員 ODAの見直しは、これから最終結論を出されるということですか。
○菅(直)委員 この問題は、CTBT、核実験全面禁止条約の問題や核拡散の防止条約の議論のときから、つまり、これらの条約は、ある意味では現在の核保有国の核の独占はそのまま認めながら新たな核の拡散を防ぐという要素があるわけで、当時からインドは、それに対して必ずしも賛成しないという態度...全文を見る
○菅(直)委員 もしあれば、どういうふうにお考えですか。
○菅(直)委員 ほどほどで結構ですよ。私、きょう初めて申し上げたので、そんなに前から何度も何度も言っている問題じゃありません。ですから、まずはお尋ねをしたわけでありまして、それに対してお答えをいただければ結構なわけであります。  そこで、バーミンガム・サミットが始まるわけです。...全文を見る
○菅(直)委員 ですから、それらの国は、政権ができて一年あるいは二年でそういった具体的な成果がどんどん上がっている。それを総理も評価をされている。しかし、日本において、確かに六大改革ということを提案されました。行政改革、あれが果たして本当に意味のある改革なのか。省庁をくっつけただ...全文を見る
○菅(直)委員 与党の皆さんがいろいろやじを飛ばすのですけれども、そのとおりだと言うのですね。私は本当に見識を疑いますね。  先ほど総理はこう言われましたね。資料が正確でなければそれに影響される、そう言われましたね。政府という言葉を使われました。しかし、そこにおられるのは何です...全文を見る
○菅(直)委員 先ほど私が総理が言われないことまで言われたと言いましたが、ちょっといいですか、お互いに……(発言する者あり)委員長、ちょっと黙らせてください。
○菅(直)委員 私じゃないでしょう。だれのことでしょうね。  いいですか、一つだけ申し上げておきます。総理、私がなぜ内閣ということを申し上げたかというと、これは閣僚の皆さんにもお聞きいただきたいのですが、内閣と政府という言い方を皆さんは割と平気で一緒にされるけれども、内閣は政治...全文を見る
○菅(直)委員 総理にはぜひお願いしたいのですけれども、私が言っている一番メーンのところを、できればまずは答えていただきたいのですよ。  つまり、所得税の税率構造がアメリカの人がどこまで詳しいかなんという話は、それはもちろんそうでしょう。おっしゃるとおりでしょう。今アメリカの多...全文を見る
○菅(直)委員 水かけ論になりますから、この問題はこの程度にしますが、私が言っているのは、アメリカが言っているということを含めて、我々が言っているということなんですよ、当たり前のことですが。この間の予算委員会でもこの間の行革委員会でも、私申し上げたじゃないですか。六つの改革、全部...全文を見る
○菅(直)委員 平成十年度の経済見通しをこのように述べられませんでしたか。  たしか、これは尾身さんのホームページですよね。きのうとったのです、私。桜が散ってからもう大分たつのですが、まだこれが入っておりました。  大体こういう見通しを持っている経済企画庁長官が行って、それで...全文を見る
○菅(直)委員 ですから、桜の咲くころには順調な回復軌道に復帰しているものと考えますという見通しは間違っていたと言われるのですかと、もう桜は散っているのですから。これはきのうのホームページですよ。どうぞ。桜の咲く咲かないというのは別にホームページがあろうがなかろうが、どうですか。...全文を見る
○菅(直)委員 こんな経済企画庁長官を持って、国民の皆さんがどう思うかですね。普通の常識で考えて、桜の花の咲くころといえばもう二カ月ぐらい前ですよ。そのころには順調に回復するだろうというのがどうもうまくいかなかったと言われるのならごく自然ですけれども、データがまだ出てないからとか...全文を見る
○菅(直)委員 これ以上、これも水かけ論ですから。だから、着実、着実と言われるから、着実ではないんじゃないですかと言ったわけで、総理も、見方によってはそういうこともあるだろうと言われましたから。  いやに与党がうるさいですね、委員長。
○菅(直)委員 そこで、もう一つ申し上げたいと思います。  ちょうど私がワシントンにいるときに、レーガン・ビルというものがオープンしました。私は、レーガン政権におけるレーガノミックス、当時は、あれだけの大幅減税をやって、当時は軍拡もやっていましたから、大変大きな財政赤字が生まれ...全文を見る
○菅(直)委員 ですから、それを含めてどうかということをお聞きしたがったんですが、それは、同じことを言っていただいても結構ですが。  昨日、民主党、自由党そして平和の皆さんと財革法の凍結について合意をいたしまして、我が党を含めた案を国会に提出をさせていただきます。  つまり、...全文を見る
○菅(直)委員 この梶山論文では、財政改革法を凍結せよ。まさに我々と同じことを、与党の有力な方がこういうふうに言っているわけですよ。そういうことを含めて、もう一度、我々の出す法案を与党の皆さんもよく考えてもらいたいと思いますね、与党の皆さんも、やじを飛ばす暇があったら。  そこ...全文を見る
○菅(直)委員 いいですか、正確にこれはお聞きしますよ。  先ほど、与党議員である杉浦さんも言われていました。参議院選挙後に恒久減税をやるべきだ、そのときには、レベニュー・ニュートラルではなくて、減税にきちんとなるような恒久減税をやるべきだと与党の議員も先ほど言われましたね。そ...全文を見る
○菅(直)委員 ちょっと委員長、正確ですか、これが。  私が聞いていることは、参議院選挙後に恒久減税を検討すると山崎さんがアメリカで言ったとか、自民党税調は恒久減税に言及とか、橋本総理が五月一日に恒久減税を本格検討とか言われたと書いてあるから、恒久減税を含めた検討をするのですか...全文を見る
○菅(直)委員 では、時には大蔵大臣にお聞きしましょう。いいですか。  今回の財政改革法、政府案ですよ、改正したときに、恒久減税を実施しようと思ったら、この政府の改正案でやれますか。つまりは、平成十五年を十七年にした、あるいは弾力条項、そういうことだけで、例えば法人税を四〇%に...全文を見る
○菅(直)委員 最後のところ、もう一度お聞きします。  財政状況を勘案するという形容詞を抜きにして、今回出されている政府の案で、もし財革法の改正が成立したときに、その政府案で、改正された財革法の枠の中で恒久減税が法律的にできるのかということなのです。  私たちが見るには、そう...全文を見る
○菅(直)委員 いいですか、今の話だったら、ちょっとあれですよ、これは大変なことですよ。財革法の前に——何ですか、財革法の前にとは。この委員会は何のための委員会なのですか。財革法の前に何とかというなら、もっと別のところでやったらどうですか。財革法を出している委員会じゃないのですか...全文を見る
○菅(直)委員 いいですか、これは財革法の内容がどういう拘束力を持つかということですからね。これは国民の皆さんにぜひ御理解をいただきたいのですが、つまり、気をつけないと、今政府や自民党、与党の首脳部が言っていることは、言葉は悪いけれども、二枚舌になるのですよ。アメリカでは、恒久減...全文を見る
○菅(直)委員 私、今の大蔵大臣の答弁は、少なくとも率直さにおいては一歩前進だと思いますよ。天井があるということを言われましたね。いいですか、天井があると言われたのです。——ちょっと待ってください。今回の新しく政府が出した法案では、恒久減税を議論するときに天井がある。私たちは、一...全文を見る
○菅(直)委員 非常に率直ですよね。松永大蔵大臣、今言われたでしょう。経済が非常によくならなければなかなかできない。(松永国務大臣「いや、難しいと」と呼ぶ)経済が非常によくならなければ難しい。参議院選挙後に経済がよくなっていなければ逆にできないということを今言われたのですよ。 ...全文を見る
○菅(直)委員 見通しとして、参議院選挙後というのはあとわずか二カ月です。(発言する者あり)ちょっと静かに。
○菅(直)委員 いいですか、大蔵大臣。私は、大蔵大臣が言われることは、ある意味で財政当局者の感覚としてわからないわけではないですよ。あるいは財革法のもともとの趣旨はそういう発想でしょう。つまりは、そういう発想だから私たちは、その発想のもとでの今回の緊急なこういう状況には対応できな...全文を見る
○菅(直)委員 大蔵大臣の姿勢は非常にわかりました。つまり、大蔵大臣の姿勢は、簡単に言えば、景気がよくなるまでは恒久減税はできない、そういう御意見です。  いいですか。今度は総理にお聞きします。いいですか、総理。  大蔵大臣が言われることは、この政府の改正案については、私もそ...全文を見る
○菅(直)委員 いや、それで結構ですよ。  ただ、方向を決めているのは私たちですか、財革法の改正案そのものが決めているのじゃないですか。大ぶりであっても小ぶりであっても自由に議論しましょう。総理、大ぶりの減税をやったときに、政府案のこの財革法の改正の中身でできますか、方向づけを...全文を見る
○菅(直)委員 いいですか、これは与党の皆さんもよくわかって言ってくださいよ。財革法というのは、今の改正案は政府が出しているのですよ。私個人に対して枠とかなんとかという議論を聞いているのじゃないですよ。政府が出している財革法が方向を決めているのじゃないですかと言ったのですよ。 ...全文を見る
○菅(直)委員 総理は前のときも、たしか四月十三日のときは、財政改革会議に云々と言われて、そこに判断をゆだねる。今回は政府あるいは党税調、もちろん政府税調は重要ですよ。しかし、今私が申し上げているのは、まさに予断を持たないというふうに総理は自分で言われたけれども、今政府が出してい...全文を見る
○菅(直)委員 少し前進しましたね。今総理は、私の理解がもし間違っていないとすれば、私が言われるような方向もあるけれども、歳出の減をする方向もあるというふうに言われた。私が言った方向というのは、再改正が必要になるんじゃないですかと聞いたんです。だから、再改正をやってやるやり方もあ...全文を見る
○菅(直)委員 私は、今の総理の答弁は大変重要だと思いますよ。それが極端であるか極端でないか、大蔵大臣もよく御存じのように、天井はそう高くないですからね。これは、なかなかきついですからね。ですから、極端だとは私は思いません。今、与党議員がどなたか言いましたが、そうなる可能性は大変...全文を見る
○菅(直)委員 同僚議員の了解をいただいて午前中はやらせていただくことにしますが、いいです、総理がそういう言い方をされるのは。それを判断するのは国会であり、国民の皆さんですから。ですから、恒久減税ということを、本格的なものを議論すれば、今回の法案では、天井があって大変窮屈だという...全文を見る
○菅(直)委員 最初に申し上げたときに、大蔵省のいろいろな報告が必ずしも正確でなかった、それが内閣あるいは政府の運営に影響をしたかもしれないというふうに総理みずからおっしゃいました。  この間、検査問題というのは、それ自体まさに接待の問題まで絡んで問題がありましたし、まさに不良...全文を見る
○菅(直)委員 では、終わります。
06月11日第142回国会 衆議院 予算委員会 第34号
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○菅(直)委員 この国会におきまして橋本総理と直接にこういう形で議論させていただくのは、これで四度目になろうと思います。これまでも比較的、議論としては、あるいはかみ合ったのかなと思うこともありましたが、時折答弁をかわされることがありますので、どうか、きょうは真正面から御答弁をいた...全文を見る
○菅(直)委員 方向として共通だということはわかりました。  ただ、これまでの姿勢がやはり、抽象的なレベルでのすべての国の核廃絶ということは言われてきた、あるいはこれからも言われるかもしれませんが、STARTⅡというのは米ロの交渉であります。例えばこれを国連という場で、多国間の...全文を見る
○菅(直)委員 つまりは、そういう意味ではある種職務権限を持った方であります。そして問題となっている女性は、質問主意書の答弁によりましても、通訳というよりはその案件に関するODAのいわば担当者、あるいはそのプロジェクトの責任者であった、こう伝えられているわけであります。そして、総...全文を見る
○菅(直)委員 最初に申し上げたように、総理の答弁は時々かわされるのですよ。私は別に、医療協力が悪いとか、寄生虫の問題を取り上げるのが悪いとは一度も申し上げておりません。私の例をあえて引きまして、外交関係において、相手の国の関係者とのつき合い方において問題があると指摘をされている...全文を見る
○菅(直)委員 総裁としてこれ以上の対応を考えていないというところに、今の自民党の姿勢がよくあらわれていますね。これでもう終わったんだ、これでもう済んだんだと。民間人を証人で呼んでおいて、そして、国会議員という公的な立場にある人は証人では呼ばない、こういうことで国民が納得するので...全文を見る
○菅(直)委員 そこで、いよいよ橋本総理のこの間の、特に経済を中心とした政策の、ある意味での失敗について少し申し上げていきたいと思います。  総理、内閣発足のときと、昨日末で結構ですが、大体日経平均株価、どのぐらいこの二年半で下がったか、御存じですか。
○菅(直)委員 為替がどのぐらい当時と下がっているか、御存じですか。いわゆる一ドル何円かですね。
○菅(直)委員 失業者が何%から何%にふえたか、失業者の数がどのくらいふえたか、御存じですか。
○菅(直)委員 こういうパネルをつくってみました。今申し上げたのが、橋本内閣発足時に比べて日経平均で約五千円下がっております。為替は百四円から百四十一円、三十七円下がっております。失業率は三・四から四・一。これは人数でいいますと、二百三十五万人から二百九十万人、五十五万人が失業者...全文を見る
○菅(直)委員 つまり、三年間で何と七十六兆円の財政赤字の増額を招きながら、結果において、景気は浮揚したのか、経済構造が立て直ったのか。だれの目から見ても、そうではない、もっとひどい状況に来ている。つまり、財政再建と景気浮揚とを二つ追われたのかもしれないけれども、わずか三年間で七...全文を見る
○菅(直)委員 私は、確かに一次内閣で厚生大臣を務めさせていただいたことはそのとおりであります。いつまでが、いつからということまで私は申し上げるつもりはありませんでしたが、総理がそういう切り返しをされるかもしれないと思って、一応用意をしてまいりました。  つまり、平成八年十一月...全文を見る
○菅(直)委員 我が党の税制については後ほど申し上げようと思いましたが、今総理からお触れになりましたので、所得、住民税を、これは納税番号とかそういう整備をすることも前提としながら、やはり上限を合わせて五〇%程度に目指していくべきだ、法人税は四〇%程度に目指していくべきだと。後ほど...全文を見る
○菅(直)委員 再度我が党の考え方を、お尋ねがありましたので、大筋、所得税、住民税を八割程度に下げたいという線で検討していることを申し上げておきます、我が党がですね。  そこで、今総理が言われた中で、短期的には公共事業があると言われているけれども、まあこれも伝聞上と言われました...全文を見る
○菅(直)委員 選挙に絡めての発言がまずいのであれば、みずからの党の、自民党の幹事長の発言、自民党の政調会長の発言、持ってきましょうか、こんなにありますよ。だれが一体選挙に絡めて発言しているのですか。(橋本内閣総理大臣「おれ発言していないよ」と呼ぶ)総理が発言していないと言ったっ...全文を見る
○菅(直)委員 熊本一区でも、長崎四区でも、長崎一区でも、すべてのところで自民党の幹事長や政調会長やあるいは幹事長代理が話をされているじゃないですか。  それでは、我が党は今、地位利用罪というものを含む政治腐敗防止法を提案いたしております。与党三党は、あっせん利得罪でまとまらな...全文を見る
○菅(直)委員 私がかんかん言ったとか言われましたけれども、選挙にかかわることを言われないと総理が言われるから。  よく総理は、自分は総理大臣なのであって自民党が言うことは知らないなんということを平気で言われますよね。自民党の総裁じゃないのですかね。国の内閣というのは、国会の多...全文を見る
○菅(直)委員 ですから、橋本総理はそういうふうに物をすりかえられるのですよ。当然、下水道が必要ですし、道路も必要なものはたくさんありますし、あるいはバリアフリーの住宅なんかもつくらなきゃいけないし、いろいろ私たちも提案していますよ。  それから、今申し上げたあっせん利得罪は行...全文を見る
○菅(直)委員 大蔵大臣が、私が聞く前に、みずから言っていただきました。つまりは、ゼネコンには限らないけれども、債権放棄ということについての手続を明確にしたんだと。  債権放棄というのは何ですか。借金棒引きということじゃないのですか。ですから、最後に言われたことと、手続がどうで...全文を見る
○菅(直)委員 ですから、そんなことは、今、既に従来からやっていることを説明されただけですよ。  私が申し上げたいのは、そうやったときに銀行が債務超過に陥る場合があるのじゃないか。わかっているんですか。例えば百億円貸して、百億円の担保があるけれども、もうどうせとれないから、百億...全文を見る
○菅(直)委員 ですから、こういうことなんですよ。もう少しわかりやすく言えば、今、ある銀行がたくさんのお金を、ゼネコンでも何でもいいですが、お金を貸している。従来なら当然返ってくると思っていたけれども、一分類、二分類とありますが、まだ大丈夫だと思ったけれども、どうもだめだ。だめだ...全文を見る
○菅(直)委員 今の銀行局長の答弁は、実務的なところはそのとおりでしょう。しかし、さっき言われたように、まさに三分の二は手当てが済んでいる、三分の一は手当てが済んでいない。じゃ、利益があるのか。資本があるのか。資本を食いつぶしたときに資本が小さくなって大丈夫なのか。そのときに、例...全文を見る
○菅(直)委員 この法律は次の国会に出されるそうですが、最後、割と大蔵大臣、素直に言われましたよね。場合によっては、いろいろな銀行の状態によっては劣後債や優先株を、公的資金をそこに注入することはあり得る、そういうことは認められました。それがいいのかどうかですね。  私どもはもと...全文を見る
○菅(直)委員 ある意味では趣旨には賛同いただけたと思います。  さらにいろいろなデータを見ますと、子供にかかる費用の中でも、例えば大学に行くあるいは専門学校に行く、特に地方から大都市に子供が出て仕送りをする、ここにあるデータがあるのですが、大体一人について仕送りが年間百五十一...全文を見る
○菅(直)委員 そのとおりですね。ですから、私たちは六兆円の恒久減税という枠の中で申し上げているのです。六兆円恒久減税というのは、この年初来、民友連の時代から申し上げているわけです。しかし、自民党や政府は、特別減税でいいんだ、あとは公共事業でいいんだと。だから、私たちの提案は当然...全文を見る
08月17日第143回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○菅(直)委員 本会議に続きまして、きょうからいよいよ予算委員会が始まりました。  さきの参議院選挙で、私ども民主党は、比例区で千二百二十一万人の皆さんから御支持をいただきました。この御支持の多くは、自民党政権に対するレッドカードの気持ちからだと思います。しかし、同時に、私たち...全文を見る
○菅(直)委員 私がお聞きしたのは、政党間の移動そのものについての見解を伺ったわけではなくて、さきの一年半前の衆議院選挙で国民が自民党議員として衆議院で選んだのは二百三十九名だった。ということは、今回衆議院で小渕総理に首班指名をされた自民党の議員の中で、実は当時国民の、自民党とし...全文を見る
○菅(直)委員 その委員長の運営がまさに私が申し上げたような方向になることを含めての見解だと受けとめさせていただきたいと思います。  そこで、さきの参議院選挙の結果であります。私は、もしかしたら今回の結果は、確かに一時的に自民党が伸びたり野党が減ったり、あるいは逆であったり、い...全文を見る
○菅(直)委員 私は、小渕内閣の閣議がどのくらいの時間をかけてどういう案件についてどういう議論をされているか、閣議というのは議事録もありませんので、残念ながら承知はしておりません。しかし、私が経験した閣議の席からいうと、自分の担当する省庁のことは事前によくわかっております。しかし...全文を見る
○菅(直)委員 総理が国会のことを言われると僣越ですがと言われました。よく橋本前総理もそれに近いことを言われています。ここに、まず議院内閣制の考え方の基本的な認識の間違いがあるんじゃないでしょうか。  いいですか。国民は総理大臣を直接選んだんじゃありません。国会の中での衆議院の...全文を見る
○菅(直)委員 この問題は、後にまた触れさせていただきます。  そこで、大変残念なことですけれども、私が厚生大臣のときに取り組みました薬害エイズの資料について、当時調査プロジェクトをつくりまして、すべて、あるものは公開したつもりでありました。しかし、その後、東京地検が家宅捜査を...全文を見る
○菅(直)委員 これ以上は、あと別の委員会でもやりますが、いいですか、厚生大臣、私が厚生大臣のときにわざわざ調査プロジェクトを、どうしてもつくらないというのなら私一人でもやると言って、時の多田次官に命じてつくらせて、そして十数名で膨大な質問項目をつくりまして、そして徹底的な調査を...全文を見る
○菅(直)委員 中身のことをお聞きしたわけじゃないんですよね。厚生大臣が言われたことについて、初めて聞かれた方もほとんどわかると思うのですよ。結局、お役人に聞いたら、確かに自分の筆記だけれども、当時のことは忘れていてよく覚えていないから、まあ一生懸命調べたのに当時わからなかったの...全文を見る
○菅(直)委員 具体的に言えというやじが余り飛ぶものですから、余り細かいことを言ったら申しわけないのでやめていますが、今私が申し上げているのはもっと大きな問題です。  つまり、地方にかかわる問題、あるいはいろいろな経済にかかわる問題、これは銀行もそうですが、そういう権限をいろい...全文を見る
○菅(直)委員 これは、もう国民の皆さんに今の答弁をどう理解していただけるのか。  私は、自民党型政治、もっと言えば自民党に限らないところもあると思います、率直に申し上げて。私たちも反省しなければいけないけれども、その反省の構造が、中央に権限が集まっているという構造の中では、例...全文を見る
○菅(直)委員 十分検討されるのはもちろん結構ですが、まさに自民党型の、従来型の経済政策が根本的に時代状況の変化の中で合わなくなったのではないかということを一つの私の見解として申し上げてみたわけです。  宮澤大蔵大臣は、かつて、中曽根内閣、竹下内閣でも大蔵大臣をやられました。私...全文を見る
○菅(直)委員 私も当時のことを細かく、今言われたことは若干不正確なところがあるのですが、細かく反論するつもりはありません。  ただ、やはり今のお話の中でも、お金の流れのことは大蔵大臣いろいろ言われるのですが、ストックについて、資産についての見方が少なくとも私とはかなり違います...全文を見る
○菅(直)委員 大変難しい微妙な問題でして、今の総裁のお話は、法的には可能だけれども適当かどうか、これは大変考えなければいけない、海外取引などデリバティブの問題などがあって果たしてうまくいくのか。  ここに日経金融新聞というものがありまして、これは日経の本紙にも似たことがありま...全文を見る
○菅(直)委員 これ、総理あるいは大蔵大臣、聞かれたと思うのですよ。  私が今の総裁の言葉を私なりに一生懸命聞いた中でいえば、早目早目ということは、あの、政府が提案している、第一段階、破綻を何らかの形で認定して金融管理人を入れて、第二段階、それをどうしても受け取る民間銀行がない...全文を見る
○菅(直)委員 ですから、日銀総裁が言われたことと今の大蔵大臣が言われたこと、一つだけ共通していますね。法律解釈上は両方あり得ると言われた、それはそのとおりでしょう。  実際上できるのかということについて、日銀総裁は、私の理解したところでは、そのやり方では事実上海外市場の問題が...全文を見る
○菅(直)委員 いいですか、だんだんこういうよくわけのわからない答弁になってくるのですよ。大蔵大臣が法案の主管大臣だとみずから立たれた上で、そういうことについて想定はよくわからないと。  では、金融監督庁の上におられる総理、みずから判断を述べてください。
○菅(直)委員 今私がお聞きしたのは、政府が出されている法案のブリッジバンクが大きい銀行の破綻に適用できるとお考えですかと聞いたのでありまして、今の金融監督庁がやっていることをお聞きしたのではありません。
○菅(直)委員 今、適用すると言われましたね。果たしてできるのでしょうかね。  少し話を進めます。  金融安定化法という法律を、さきに橋本政権下で与党の皆さんはつくられました。私たちは、この内容は銀行救済に当たる、こういうことで賛成いたしかねる、そういう立場をとりました。しか...全文を見る
○菅(直)委員 こんな話がありますか。金融安定化という法律があって、予算総則に盛り込んだのはだれなのですか。それで、破綻した場合のことは答えられない。じゃ、法律がおかしいのですか。答えられないというのはおかしいでしょう。
○菅(直)委員 いいですか。予算総則でちゃんと盛り込んだものがあるのですよ。それについてどうするのか。じゃ、仮定をしちゃいけないのですか。じゃ、全部それはどうなるかもわからないけれどもお任せくださいと言うのですか。  まさに皆さんが説明されたのは、優良銀行だから、優良銀行にしか...全文を見る
○菅(直)委員 これも、当然特別委員会でも議論になるでしょう。  厳正にやられたと。だから、本当に厳正なのですかと聞いているのですよ。マーケットは少なくともそういうふうには見ていないようですね。  ですから、いろいろなことを皆さん言われてきた、ここまでやれば大丈夫です、ここま...全文を見る
○菅(直)委員 本来ならその中身を聞きたいところですが、私どもが見る限りはそう簡単にはなっていませんね、少なくとも先ほど日銀総裁が言われた意味では。金融管理人を指名した途端に起きるのじゃないかということの対応はできていませんね、政府案は。何か言われますか、どうしても。金融管理人を...全文を見る
○菅(直)委員 ということは、この法律を使わない別の方法を考えるという意味なんですね。
○菅(直)委員 今のお二人の話を聞けば、大手の破綻が起きた場合は、政府提案の内容を使わないで別なやり方をやると。そういうことだとすると、大分議論が違ってきますね、この国会は。これは今後の議論がありますから、同僚議員がさらに詳細なところは詰めていきたいと思っています。  そこで、...全文を見る
○菅(直)委員 その段階で考えるべきで、考えるべきだ。どう考えているのですかと聞いているわけですよ。相変わらず旧来型の巨大公共事業、諫早湾の埋立地も相変わらず工事が進んでいますよ。今さら海の上に農地をつくって、それで何が意味があるんだ。防災のことはいいですよ、まだ。改めてその内側...全文を見る
○菅(直)委員 ですから、当面の後のことを聞いたんですが、ではちょっと話を進めます。  それから一つ気になるのは、総理大臣は、総理大臣になられた日は恒久減税と言われていたんですね、たしか記者会見で、翌日ですか。その後の国会答弁は全部、的が入ってきたのですね。恒久的減税。何かこれ...全文を見る
○菅(直)委員 本当に、堺屋経企庁長官がせっかく国民にわかりやすい言葉を使おうとされているのに、今ので、私も一生懸命聞いていましたが、期限を定めないものについて恒久減税と言ったけれども、未来永劫と誤解されるかもしれないから的を入れたと。未来永劫などというのはあるのですか、一体。堺...全文を見る
○菅(直)委員 私は、堺屋さんの本のファンではありますけれども、今の答弁はちょっと失望の気持ちを禁じ得ないところであります。  この議論は、これからも議論の中で、いわゆる定率減税問題などに関連してまた議論になると思いますのでこの程度にしておきますが、実は、私たち民主党も六兆円減...全文を見る
○菅(直)委員 私の時間ももう少しになりましたので、最後に、小渕総理にとってはある意味では得意とも言えます外交問題について幾つかお尋ねをしてみたいと思います。  インド、パキスタンの核実験というものは、これまでの幾つかの核保有国が核実験をしたもの等の中で、ある意味では、新たな核...全文を見る
○菅(直)委員 もう二点、あわせてお尋ねしますが、一つは、総理が大変熱心に取り組まれた対人地雷禁止条約、これの早期批准についてのお考え。  もう一つは、今日本は大変経済的に厳しい中にはありますけれども、しかし、アジアに占める我が国の経済規模というのは大変大きなものがあります。そ...全文を見る
○菅(直)委員 私の質問はこれで終わりにしますが、冒頭申し上げましたように、私たちは、今の小渕内閣が国民の審判を受けていないという意味では早期の解散・総選挙を要求しておりますが、しかし同時に、国会に出されてくるいろいろな政策課題については、私たちもきちんと、賛成できないものについ...全文を見る
09月04日第143回国会 衆議院 本会議 第8号
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○菅直人君 私は、提案者を代表して、ただいま議題となりました民主党、平和・改革、自由党三会派提出の金融機能の再生のための緊急措置に関する法律案、預金保険法の一部を改正する法律案、金融再生委員会設置法案並びに金融再生委員会設置法の施行に伴う関係法律の整備に関する法律案の概要とその趣...全文を見る
11月30日第144回国会 衆議院 本会議 第2号
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○菅直人君 私は、民主党を代表し、小渕総理の所信表明演説に関連し、総理並びに内閣法制局長官に質問いたします。  質問に先立ちまして、この夏から秋にかけての豪雨や台風による災害でお亡くなりになられた方々と御家族や関係者の方々に深く哀悼の意を表明するとともに、被災地の皆様方に心より...全文を見る
○菅直人君(続) 外交の小渕を自任される総理は、就任以来わずか四カ月の間に米国、中国、ロシア、韓国の国家指導者と首脳会談を持つチャンスに恵まれました。しかし、外交戦略の欠如したままの首脳会談は、回数を重ねても国民は白けるだけであります。  終わりに、自自連立政権について一言申し...全文を見る