菅直人

かんなおと

小選挙区(東京都第十八区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数14回

菅直人の1999年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月25日第145回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○菅(直)委員 百四十五回の通常国会、きょうから予算委員会が始まりまして、最初の質問に立たせていただきます。  一月の十八日に民主党の結成後初めての大会を行いました。その大会で代表として再選をされまして初めての国会ということになります。小渕総理も、自自連立政権、野田さんがおられ...全文を見る
○菅(直)委員 これはもう、国民の皆さんが十分、この自自連立政権が国民が選んだものでないことをよく理解されていると思いますので、これ以上重ねては申しません。  ただ、最後に言われた問題、自由党自身が総選挙とは異なった行動をとられた、そしてその理由は政策合意だと言われました。 ...全文を見る
○菅(直)委員 この点だけ小渕総理に確認します。それでいいんですね。完全になくなる、説明員もいなくなる、そう言われましたが、それでいいんですね。イエス、ノーで結構ですよ。
○菅(直)委員 野田さん、いいんですか。政党間で協議をしている、合意していないと言っているじゃないですか。一体何が合意なんですか。  もう一回総理答えてください。野田自治大臣は、野田さんは合意していると言われたんですよ。はい、総理。総理です、総理、ちゃんと答えてください、国民に...全文を見る
○菅(直)委員 人ごとみたいに言わないでくださいよ。だれの名前で合意したんですか、だれの名前で。小渕総理自分の名前で合意したんじゃないですか。総理、自分の責任でそうしますと言えないんですか。総理大臣。総理大臣、答えてください。
○菅(直)委員 野田さんが言われていることはよくわかりました。私たちも同じです。きょうも、例えば日銀総裁を、私、参考人でお願いしております。そういう形で、こちらからお願いをする場合においでいただくのはそれは当然結構です。しかし、そうではなくて、まさに言われたような、政府委員やこれ...全文を見る
○菅(直)委員 これはお互いによかったと思っています。ここまで総理が言われて、後で玉虫になることがあったら、自由党の皆さんも多分離脱をされるでしょうから。  そこで、よろしいですか……(発言する者あり)正々堂々とやっているじゃないか。そこで、野田さん、野田さんが言われた中で、実...全文を見る
○菅(直)委員 野田さんの言われるのは、一見非常に合理的なんですよ。しかし、根本が矛盾していないですか、さっき言われたことと。副大臣制とか政府委員制度というのは、与野党で国会の場で話すということでしょう。だって、政府委員制度が要るのは、与野党で、テレビの場で話すなんというのは関係...全文を見る
○菅(直)委員 もう一度お聞きしますが、ここで言う国連の平和活動という概念ですよ、概念。今言われた、後の武力行使と一体化云々はまた後ほど申し上げますが、概念の中には多国籍軍は入るんですか、入らないんですか。
○菅(直)委員 ということは、もう一度確認しますが、国連決議があれば、かつてのいわゆるクウェートを侵略したイラクに対する多国籍軍のようなそういうものに、形態のいろいろな限定は後でいきましょう、概念として、ここで言う国連平和活動、これはいわゆる国連平和維持活動という狭い概念ではなく...全文を見る
○菅(直)委員 総理、それでいいんですね。
○菅(直)委員 どういう意味ですか。総理が合意されたんでしょう。自自の協議においてはなんて他人事みたいなことを言わないでくださいよ。総裁であり総理大臣として署名されたんでしょう。小渕総理としてそうだというんならそうだ、そうでないというんならそうでない、はっきりしてください。でなき...全文を見る
○菅(直)委員 いいですか、いろいろなことは後ほどまたやろうと思っていますが、とりあえず今自自合意について言っているのですよ。自自合意には国連平和活動と書いてあるのですよ。国連平和維持活動とは書いてないですよね、たしか、野田さん。今総理は、わざと平和維持活動の話をしたり多国籍軍の...全文を見る
○菅(直)委員 では、もう一つ具体的にお聞きしましょう。  一昨日ですか、読売新聞が、弾薬の輸送についてもオーケーだという見解を政府は出そうとしている、これは報道ですから、そういう報道が出ておりました。  そうすると、いいですか、多国籍軍に対して弾薬輸送という形での支援という...全文を見る
○菅(直)委員 ということは、あり得ないということですか。それは憲法に抵触するからあり得ないということですか。総理、はっきりしてください。
○菅(直)委員 そのとおりというのは、それはしないということですね。もう一回言ってください。できないということですね。(発言する者あり)だめですよ、総理、総理じゃないですか。
○菅(直)委員 ちょっと今聞こえにくかったですけれども、大分重大なことが今言われたんじゃないですか。総理はやらないと言って、高村外務大臣、私が聞こえたので言えば、ケース・バイ・ケースではあるけれども一概にないとは言えないと言われていましたね、今。全く違うことを言っているじゃないで...全文を見る
○菅(直)委員 これは大変な問題でして、総理、武力行使とか武力の行使の一体化と言われていますが、憲法九条には、威嚇と武力行使の前に戦争という言葉が入っているのですよ、御存じでしょうけれども。つまり、戦争に参加するかどうかという問題なんですよ、これは。  例えば、多国籍軍で、武力...全文を見る
○菅(直)委員 だめだよ、総理大臣。いつも総理大臣……(発言する者あり)
○菅(直)委員 歯切れのいいはずの高村さんがよく歯切れの悪い話をしてくださって、憲法九条には、戦争というものを放棄しているわけですが、つまり武力行使と一体化しなくたって戦争への参加というのはあるわけでしょう。ですから、それに該当するような場合になるんじゃないですかと言っているので...全文を見る
○菅(直)委員 いいですか、もう一度。おわかりになっていないのは総理だけじゃないかと思いますが、自自連立政権の合意の中に、先ほどの話のように、多国籍軍に関しても、条件つきではあるかもしれないけれども参加もあり得るというところまでは総理も認められた。野田さんもそういうふうに言われた...全文を見る
○菅(直)委員 これじゃ答えていません。全く答えていません。  いいですか、極端に言えば、宣戦布告したって戦わなきゃ武力の行使にならないんですよ。武力の行使というのは形態ですよ。憲法九条読んでくださいよ、ちゃんと。「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、」ですよ...全文を見る
○菅(直)委員 ちょっと法制局長官、今、言葉としてちょっと変じゃないですか。並列と言われませんでしたか、今、並列と。並列ということは、普通だったらアンドですよ。並列だったらアンドですよ。  では、例えばさっき言ったように、宣戦布告しても武力行使をしなきゃこれは戦争じゃないんです...全文を見る
○菅(直)委員 余り法律の専門家らしくない答弁でしたね。何か政治家みたいな答弁でしたね。  ですから、私は総理大臣に、じゃ、あえてもう一度だけお聞きしておきます、いいですか。  多国籍軍に対して武器弾薬の輸送をすることが、少なくとも普通の状況であれば、戦争への参加ということで...全文を見る
○菅(直)委員 もっとはっきり言ってください。弾薬の問題はどうなんですか。武力と一体化じゃない、弾薬という具体的なことを言っているんですよ。弾薬の輸送はやらないということですか。
○菅(直)委員 この問題、実は後ほど我が党の安全保障政策を申し上げるときにあわせてと思っていたのですが、いかに自自合意というものが玉虫であって、極めて本質的なところでも、総理自身がみずから合意されたにもかかわらず不明確かということが明らかになったというところで、後ほどまた改めてお...全文を見る
○菅(直)委員 まあ、いろいろあったけれども、特別公的管理等については評価をするという趣旨の話でした。  そこで、若干、今両方が一緒になっていますが、あえて分けてお尋ねをしたいと思います。  特別公的管理、つまり、我が党が提案したものを自民党が丸のみされた法案に基づく処理は比...全文を見る
○菅(直)委員 今の話をよくお聞きすると、柳沢さんの言葉は言葉としてよくお聞きすると、まさにそのとおりのことをおっしゃったですよね。  ここに金融再生法、これは民主党と書いてちょっと恐縮ですが、実は公明党、出すときは自由党も一緒だったのですが、通るときは外れられましたが、金融再...全文を見る
○菅(直)委員 宮澤さんの自由主義的発想というのはよくわかりました。  しかし、もともとが特別公的管理の方を認めているんですよ。これは国有化ですよ。(発言する者あり)ええ、そうですよ。国有化の方はよかったと。しかし、強制的注入の方は、強制はまずいと。  いいですか、何が今起き...全文を見る
○菅(直)委員 かなり苦しい答弁ですよね。  少し具体的なところでいきましょう。この段階で実は宮澤大蔵大臣に御質問するつもりだったんですが、今回、特別公的管理に移った日債銀であります。  日債銀が公的管理に移るまでにはいろいろな段階がありました。一九九七年の四月に経営再建計画...全文を見る
○菅(直)委員 それは日銀として聞いていないということですか、個人じゃなくて。
○菅(直)委員 では、大蔵省はこのことを日銀に伝えていないということですね。  あるいは、もう一つ聞きます。日債銀本人には伝えているのですか、一兆一千二百億ということを。
○菅(直)委員 大蔵省、答えてください。あるいは金融監督庁。この時点は大蔵省でしょう。大蔵省が示達をしているのでしょう、九七年九月に。どこに伝えているのですか、この数字を。
○菅(直)委員 日銀には伝えていないのですか。ちょっと、ちょっと、日銀には伝えていないのですか。
○菅(直)委員 その結果は佐々波委員会には伝わっていますか。
○菅(直)委員 これはいいんですか、こんなことで。この後の九八年の三月に、そういう民間からのお金に加えて、いわゆる三月段階の資本注入を六百億しているんですよ。  大蔵大臣、今度は出てこないですけれども、いいですか、あなたが参議院で答弁しているのは、つまりは大蔵省が調査をした結果...全文を見る
○菅(直)委員 いいですか、では、今大蔵大臣が、大蔵省は知っていた。当然ですよね、自分が検査したんだから。では、どの数字をどの時点で知っていたんですか。七千億という数字と一兆一千億。これは第三分類だけにちょっと絞りますが、この一兆一千億というのが正式に示達されたのが九月ということ...全文を見る
○菅(直)委員 ということは、九月までは知らなかったということですか。実際にはその前の五月の検査でそういう状況をわかっていたんじゃないですか。
○菅(直)委員 ですから、これは非常に重要なんですよ、大蔵大臣。  大蔵大臣は、あっせんしたと、まるで何か株屋がこの株は上がりそうですとか下がりそうですよとあっせんしたようなことを言われる。大蔵省自身が検査しているんですよ。検査した上で、大丈夫そうだ、大丈夫だからあなた方どうぞ...全文を見る
○菅(直)委員 いいですか、故意か過失がなかった。過失はあったのじゃないですか。さっき認めておられたじゃないですか。結果責任というのは過失も含めてあったわけじゃないですか。民事訴訟法上の故意過失の問題はどうか知りませんが、少なくとも金額がわかって、大蔵省が一番知る立場にあったんで...全文を見る
○菅(直)委員 この件に関心を持っているということですか、事務局長。
○菅(直)委員 国民の皆さんも、ごらんになったらだれが見てもこの二日間が異常だというのはわかるはずです。この後は土日ですから、ですから最後の取引ですからね。やはり、こんなことが行われている。  先ほど来大蔵大臣は、行政の故意過失と言われますが、日債銀の社長、会長は大蔵省の出身や...全文を見る
○菅(直)委員 今お渡しした書類は、一つは私と総理が御一緒したときの文書であります。もう一つは、三党で合意した、自由民主党津島雄二、民主党中野寛成、平和・改革坂口力という三名の方が署名された合意であります。つまり、これの最初の一項目めには、金融再生委員会の設置に伴う財政と金融の完...全文を見る
○菅(直)委員 では、これに基づいて、この国会にそうした法律を出されるわけですね。
○菅(直)委員 いや、その答弁を、我が党の羽田幹事長の本会議質問でされました。しかし、この中央省庁改革の枠組みというのが、もし中央省庁の、いわゆる分権推進法ですか、その法律に基づいているとすれば、財金分離のことは、我々のその後の三党の合意とは違った形で書かれています。ですから、そ...全文を見る
○菅(直)委員 もう一度申し上げますが、中央省庁等改革基本法によりますと、二十条の「財務省の編成方針」とか、その八の中に、残念ながら、財金分離が中途半端な形でしか進まないようになっているのですよ。これは、自社さ政権のときに、さきがけの皆さんが頑張ったけれども、皆さんがかなりいいか...全文を見る
○菅(直)委員 今の答弁なら、これは私はとても納得できませんよ。  改革法案の後に合意したんですよ。改革法案が後にできたのじゃないんですよ。改革法案があることを承知の上で、これと違うということを承知の上で、この改革法案では財金分離が不十分だということを承知の上で、金融再生法案を...全文を見る
○菅(直)委員 今のは典型的な二枚舌ですよ。野中さん、私は、野中さんとのこの間のやりとりでそういう言い方をしたことはありませんが、少なくともこの行政改革、中央省庁改革基本法というものはあの三党合意の前にあったんですよ。あったのがわかっていながら、それと違う合意をしたんですよ。前の...全文を見る
○菅(直)委員 なぜいけないんですか。私もめったにこんなことは言いませんよ。なぜいけないんですか。  中央省庁改革基本法と整合性を持たせると言えば、三党の合意は守れないじゃないですか。野中さん、わかっているんでしょう。これとの整合性を持たせるということは、三党合意と違うことが書...全文を見る
○菅(直)委員 これは結果を見てから、ちゃんと財金分離が行われたときには今の発言を取り消しましょう。しかし、実行されないときには、それは生きてくるわけです。  つまり先ほどの、羽田孜幹事長の本会議の答弁も今の答弁も後退しているんですよ、大蔵省はやりたくないんだから。大蔵省はやり...全文を見る
○菅(直)委員 自自合意もいろいろ言われていますが、かなり玉虫でありますが、結局は、自民党という党は、他党と約束をしても、その前の証文を出してきたりいろいろして、その約束を中途半端にする。まあ野田さんもよく気をつけてください、そういう党ですからね。  本当に、三党で合意をして、...全文を見る
○菅(直)委員 次に、若干時間が予定よりも押してきているんですけれども、来年度の予算という問題について考えてみたいと思います。  今回の予算を大きく言えば、八十一兆円の中の三十兆がいわゆる借金である。景気に対して私はカンフル注射としての効果、あるいは痛みどめとしての効果は確かに...全文を見る
○菅(直)委員 堺屋さんともあろう方が、かつてはそういうことに対して歯切れよかったのが、それぞれの官庁がそれぞれのことをやっておられるという、まさにお役人答弁になったのは残念ですが。  ついでに申し上げましょう。予算編成ということです。これは、自由党の副大臣とかいろいろな提案の...全文を見る
○菅(直)委員 経済企画庁長官は割と率直に言われていると思うんですよ。確かに景気が今大変なときですから、とにかく大型の予算をつくりたい。そこは、場合によったら大蔵省とかいろいろなことを超えて政治判断されたんでしょう。  だから、私も最初に申し上げたんです。景気対策のためにそうい...全文を見る
○菅(直)委員 最後の言葉は何か太田さんらしくないですね。この分権問題は、積み上げて積み上げて、何十年も積み上げて、結局ぐるぐる回りを繰り返しているわけで、それを思い切ってやれというのがかつての太田さんの主張であったような気がしますが。積み上げているより崩れていく方が早かったりし...全文を見る
○菅(直)委員 もう二点申し上げます。  私も厚生省を担当したときに、薬メーカーに対する天下りの問題で大分いろいろありました。自粛になったのですが、その後、今度は薬の関係の外郭団体への天下りということで、いわば一部穴があいているじゃないかというような指摘も受けました。私は、お役...全文を見る
○菅(直)委員 公務員倫理法には触れられませんが、それは、では、そういうことでいいんですけれども、天下りの問題は、私は国民の信頼という表現では足らないと思っています。  まさに、先ほど来いろいろなダムや埋立地の事例を言いましたが、結局は、そういうことを実際に執行しているのは、公...全文を見る
○菅(直)委員 私は、どうも小渕政権になって、まあ行政改革という橋本総理が掲げられた大きな課題、それ自身もいろいろ問題点はあったのですが、どうもそのことが必ずしも総理のリーダーシップが発揮されているとは思えませんし、まして地方分権については、先ほど来太田総務庁長官ともお話をしまし...全文を見る
○菅(直)委員 その中で、今朝鮮民主主義人民共和国、いわゆる北朝鮮のいろいろな問題が指摘をされております。  私は二度ほど訪朝いたしました。二度目は自社さ政権時代、自民党から渡辺美智雄団長で、当時、さきがけから鳩山由紀夫さんと私が、三党の三団ということで行きまして、向こうといろ...全文を見る
○菅(直)委員 そこで、一つだけ指摘をしておきたいのです。  先ほど大きなパネルをお見せしましたが、今の我が国というか自自連立の議論は、どうも国連決議に基づく活動とか、それから、この後申し上げますが、いわゆるガイドラインという日本周辺の問題が中心課題になっているようですが、実は...全文を見る
○菅(直)委員 私は、これは国民の皆さんにもぜひ申し上げたいと思うのですが、つまり、自分のうちの塀を高くするとか、あるいは自分のうちが強盗や泥棒に襲われないようにちょっと強そうな犬を飼うとか、そういう自分のうちを守る努力というのは、国民だれしも、専守防衛として憲法九条も認めている...全文を見る
○菅(直)委員 まあ、かなり入閣される前に言われていたこととはニュアンスが違いますが。  その中で、もう一つ、ガイドラインというかこの法律、いわゆる周辺事態安全確保法について、総理、これは、日米安保条約の運用といいましょうか、それを円滑にする上で不明確なところを明確にしていこう...全文を見る
○菅(直)委員 つまり、この法律は、日米安保条約を有効、効果的に作用させるためと今総理おっしゃいましたが、法文上そういう趣旨のことが、例えば目的のところなどを見ても、日米安保という表現がないのですよね。  あるのは、三条一号の後方地域支援のところで安全保障条約云々とありますが、...全文を見る
○菅(直)委員 そうすると、今、読み上げられたというか答弁された中身をもう少しこの法律の中で明記をするのはどうですか、目的の中に。  例えば、一条の「目的」の中に「この法律は、」と書いてありますが、簡単に言えば、日米安保条約の枠の中での円滑的な運用だと。どうもこの「目的」の中に...全文を見る
○菅(直)委員 これは、私はあえて問題を残しておきたいと思います。  つまり、周辺事態という問題の中に、いわゆる日米安保条約で言う極東という、これは一つの地理的概念だと思いますが、その中での活動の、さらにいろいろな、まさに平和と安全にかかわる問題、私どもは基本的にそういう理解を...全文を見る
○菅(直)委員 答弁すればするほどおかしくなるんじゃないですか。  先ほどは日米安保条約というものを円滑にかつ有効に運用するということで言われて、ということは、当然、日米安保条約が対象としている範囲の中でということになるんじゃないですかと言ったら、いや、今度は事態で何とかでかん...全文を見る
○菅(直)委員 今のお答えは大変重要だと思います。絶対あり得ないというお答えでしたので、これは大変重要なお答えとして伺っておきます。
○菅(直)委員 もう時間が余りありませんからあれですが、外務大臣がいろいろ意見を言われるのは結構ですが、総理大臣の言うことと違っているのか違っていないのか。ですから、総理の答弁は、先ほどのように、当然のことですと私のことに言われました。ですから、それがもし違うことを言われるのなら...全文を見る
○菅(直)委員 最後に、時間がありませんが、中村法務大臣のいろいろな発言について議論がもちろんあるわけであります。私は、二点で問題があると思っております。  一つは、やはり司法という問題を考えるときに、弁護士という仕事がある意味では国民の権利を守るという立場があるわけですけれど...全文を見る
○菅(直)委員 この点については、我が党としては、法務大臣としての適格性を欠いている、こういう立場で臨んでいきたいと思っております。  最後に、三時間にわたる議論をさせていただきました。民主党の考え方をもっと詳しく申し上げたかったのですが、余りにも自自連立やあるいは小渕総理の各...全文を見る
05月07日第145回国会 衆議院 本会議 第27号
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○菅直人君 私は、民主党を代表し、ただいまの小渕総理の訪米報告に関連して、総理の外交姿勢と当面する政策課題について質問をいたします。  総理の訪米と同じ時期に、私は、民主党代表団を率いて、中国の上海、西安、北京の三都市を訪問してまいりました。  上海では、急激な経済発展を実感...全文を見る
12月01日第146回国会 衆議院 厚生委員会 第9号
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○菅(直)委員 久しぶりに厚生委員会の場に出席をさせていただきました。四年ほど前になりますか、今の丹羽大臣の席に座って以来、この委員会で質疑には参加をしてまいりませんでしたが、この年金法案の大変重大な課題がまだまだたくさん残っているということで、せんだって議長の方からの裁定もあり...全文を見る
○菅(直)委員 今私が聞いた趣旨とややずれているんですよね。つまり、五年前には一・八という推定をされたんです。五年前が一・八だったわけじゃないんですよ。同じ二〇二五年に対する推定として、五年前は一・八と推定され、約十年前は二・〇と推定し、今回は一・六なんですね。これでいくと、また...全文を見る
○菅(直)委員 これ以上この問題ばかりやっても時間がたつばかりですが、少なくとも基本的な数字がこのように極めて根拠が定かでない。私も確かに厚生大臣のときによく聞きました。二十五歳から三十歳までの間の未婚率が五年置きに五〇パーから六〇パーに、六〇パーから七〇パーになっている、だから...全文を見る
○菅(直)委員 厚生大臣、今の答弁は大変重要ですよ。今の答弁で本当にいいんですね。  つまり、基本的に百四十兆円というのはどこにあるんですか。特別会計にあるんでしょう。特別会計にあるものが今資金運用部で、まさに財投金利で、その金利を特別会計がもらっているんでしょう。今の話を聞く...全文を見る
○菅(直)委員 いいですか。(発言する者あり)黙っていろ。厚生大臣が全然わかってないじゃないですか、今のことは。まず、私は百四十兆円のことを聞いているんですよ。そして、百四十兆の次に今の年福の問題もいいですよ、一緒で。  いいですか。百四十兆円の金を資金運用部に預けているんでし...全文を見る
○菅(直)委員 どうも、大臣、基本のところがわかっていないんじゃないですか。与党の皆さんもあれでしょう。  今の年福の話ばかりしているんですよ、大臣、丹羽さん。私は、年福の話をする前に、まず基本的な話をしているんですよ。厚生年金で約百四十兆のお金が集まっているわけでしょう、特別...全文を見る
○菅(直)委員 これはちゃんと答えていただけないと、本当に質問ができませんよ。私は、別に年福の一兆円の話までまだ言っていません。一番基本的なことを言っているんです。  今までのように、昭和六十一年より以前でもいいですよ、従来のように年金資金を資金運用部に預け入れて、財投金利分、...全文を見る
○菅(直)委員 ちょっと、よく聞こえませんでした。もう一回よく答えて下さい。
○菅(直)委員 よくわからない。  いいですか。自主運用することによってその運用収益がトータルでふえるんですか、どうですか、ふえるという見通しですか。
○菅(直)委員 ふえるという見通しと言われましたね、今。そうですね、大臣、うなずいておられますが、なぜふえるんですか。  いいですか。例えばここに、少し数字を見てみますと、この間、年福事業団が運用した金利は、先ほども言われましたが、財投金利よりも低い金利がほとんどでした。二十六...全文を見る
○菅(直)委員 全然間違っているんですけれども、答弁が、何回も言うように。利息を払わなくていいからその分得をする。利息を払わなくてよかったらその分得をするというのは、そこだけで言えばそのとおりでしょう。しかし、もともと資金運用部でその利息をもらっているんですよ。それが一円ももらえ...全文を見る
○菅(直)委員 昭和六十一年以来、累積でどのくらいになりますか、手数料。
○菅(直)委員 結構です。要らないです。細かい点はいいです。大体三千億と聞いております。  では、平成十年が三百九十億だとしたら、今度は百四十兆円全部を運用したときは大体どのぐらいかかりますか。比例して考えると、この五倍ぐらいかかるのですよね。年間二千億ぐらい、そう考えていいの...全文を見る
○菅(直)委員 いいですか、私が何を言いたいかというと、別にその数字が当たっている、当たっていないを言いたいんじゃないのです。運用にはコストがかかるということを言うのです。  ついでに聞いておきましょう。資金運用部に預けたときには、運用コストというのはかかりますか。
○菅(直)委員 そうですね。一円もかからない。  では、この三百九十億円が一体どこに行っているか。いろいろな信託銀行とか生命保険会社とかに行っているのですね。そういう理解でいいですね、大臣。
○菅(直)委員 そうすると、たとえパフォーマンスが悪くて結果的に収益が上がらなかったという場合でも、大体この手数料は支払われているわけですね。
○菅(直)委員 そこで、この資金運用について、たしか年金資金運用基金法二十六条二項にも書いてありますが、適切な情報公開とか透明性というものをしっかりしなきゃいけない。これは大臣もそうお思いですか。
○菅(直)委員 そうすると、いろいろな金融機関に運用を任せて相当巨額の手数料を払っている。まさかそんなところに厚生省から天下ったりはしていないのでしょうね。大臣、どうですか。
○菅(直)委員 特別にディーラーの才能がある人が厚生省にたくさんいるかどうか知りません。  では、言ってみてください。例えば、どういう人がどこに行っているのですか。私が聞いているのは、生命保険会社に三名、信託銀行に一名。これだけかどうか知りませんけれども、どういう人がどの銀行に...全文を見る
○菅(直)委員 先ほどの情報公開と透明性というのは、どういうことなんですか。情報公開と透明性は、大臣もそのとおりだと言っていて、これだけの巨額の手数料を払っていて、そして、天下りがありながら、なぜ言えないのですか。だめですよ、こんなの。
○菅(直)委員 ちゃんと答えてください。でなければ、これ以上質問できません。
○菅(直)委員 私が厚生大臣のときにいろいろな問題がありまして、製薬メーカーに対する天下りはやらないということを決めて、それが少なくとも実行されていると私は思っております。まあ、実行されていなかったら、その後の問題ですけれども。  今私は、天下っていけないとかいいとか言う前に、...全文を見る
○菅(直)委員 いや、ごく普通の話ですよ。  私のところには、数でもまずはいいですよ、例えば、どの信託銀行に何人どういう人が行っていて、どの生命保険会社に何人どういう人が行っていて、どういう仕事をしているのか、もとどういう仕事だったのか、私は名前まで言っても構わないと思いますけ...全文を見る
○菅(直)委員 大野さん、せっかく立たれたから聞きたいんですけれども、国民の金を運用するところに厚生省のお役人がどんどん天下っていく。普通、年金以外でいうと、厚生省でそういう運用とか銀行業務に精通した人がそうたくさん生まれてくるような職場は少ないと思うんですよね。大野さん、どう思...全文を見る
○菅(直)委員 ちょっと大臣は事を小さく考えているんですよ。  いいですか、先ほどの最初の質問もほとんど、大臣、申しわけないけれども、わかっておられない答えになっています。どういうことかというと、公的年金の積立金をどこの責任で運用すべきか、さらには、どういう運用の仕方があるかと...全文を見る
○菅(直)委員 そういう話になるんなら、それではもう一つだけ先に進みましょう。  グリーンスパン議長とクリントン大統領の論争というのはどう思われますか。
○菅(直)委員 全く答えてないじゃないですか。こんな質疑だったら何十時間やったってほとんど無意味だ。  いいですか、アメリカの議論は二つあるわけですよ。一つは、公的な資金、積立金をどういう方面で運用すべきか。アメリカの場合は九〇%以上がいわゆる市場性の少ない国債などで運用されて...全文を見る
○菅(直)委員 ですから、大臣としては、グリーンスパン議長の見解に近いんですか。賛成なんですか、賛成でないんですかと聞いているんです。
○菅(直)委員 これはちゃんと議論してください。今の話は、三〇%は株式運用してもいいと考えるということですか。
○菅(直)委員 百四十兆の三〇%をそれでやったらどうなります。四十兆円ものお金が厚生省の運用で株式市場に流れ込むということですよ。そういうことをやるべきでないとグリーンスパンは言っているんですよ。
○菅(直)委員 聞いていることを答えてください。私は年福の過去の話を聞いているんじゃない。新しい基金について、これから百四十兆の運用をどうするかということを聞いているんですよ。三〇%ぐらいは株式でいいと思っているということですね。
○菅(直)委員 もう一度、丹羽大臣、どうも年福事業団の話をごっちゃにされているから議論が余計おかしくなるんで、はっきり聞きますけれども、今度の新しい法律では年福事業団は当然なくなるわけですよ。そして、全額を従来の資金運用部ではなくてこの新しい基金が自主運用するようになるわけですよ...全文を見る
○菅(直)委員 私も当時年福事業団の事業については疑問を持っていましたが、十カ月間の任期の中で……(発言する者あり)
○菅(直)委員 任期の中では、幸か不幸か、私は厚生大臣のときには予算案を出しておりませんので、一月から十月末までですからね。  それはいいとして、今のせっかくの丹羽さんの御質問ですから……(発言する者あり)
○菅(直)委員 丹羽さんの質問ですから私の考え方を申し上げますが、私は、厚生大臣がですよ、厚生大臣が責任者で百四十兆円のお金を自主運用するというのはやめた方がいい。これはアメリカでも、大統領が自主運用しているわけじゃありません。完全な第三者機関で、しかも九〇%は株とかじゃないです...全文を見る
○菅(直)委員 何か座る場所を交代しても結構ですけれども。  私は、そこまで議論をすればいろいろあります。だから、大いに議論しましょう。  例えば、これだけ巨額の積立金、今の試算では人口のいわゆるピーク時と言われる二〇三〇年以降も巨額の積立金を持つような設計になっています。果...全文を見る
○菅(直)委員 今の答えだとこれ以上質問できませんよ。  聞かれたでしょう、利ざや分だけはプラスになる。なぜ利ざや分だけプラスになるんですか、何回も言ったように、さっきから説明したように。つまり、利ざや分だけというのは、ゼロベースのときに利息を払わないで済むからその分だけプラス...全文を見る
○菅(直)委員 私の質問に全く答えていないんですよ。  いいですか、何回も言いますけれども、従来の資金運用部に全額預けて財投金利分をもらっているよりも、今回全額を新しい基金をつくって厚生大臣の責任のもとに運用する方が、被保険者にとって、つまりは加入者にとってなぜプラスになると考...全文を見る
○菅(直)委員 丹羽さんには申しわけないですけれども、個人的なつき合いはつき合いとして、最初の一問目から答えてないわけですよ、何回も言いますように。  ごく簡単なんですよ。今回のこの新しい基金をつくって全額を自主運用することが、被保険者つまり加入者にとって、従来の一切そういうこ...全文を見る
○菅(直)委員 残念ながら、これ以上質問できません。  つまり、手数料が〇・一七かかり、そして財投金利よりも高い金利で運用しない限りは、前の制度に比べて今度の制度がプラスになることはないのにもかかわらず、なぜそうなる見通しがあるかということを一言も答えない以上は、まず、この提案...全文を見る
○菅(直)委員 話が最初の最初からじゃないですか。私は百四十兆の話をしているんですよ。ですから、こんな答弁で続けられるわけないじゃないですか。
○菅(直)委員 答弁になっていませんから、これ以上は質疑はできません。(発言する者あり)
○菅(直)委員 本当に困るのですけれどもね。十年利付国債の表面利率、現在二・〇ですが、それに小泉さんが頑張って金利の上乗せ〇・二を乗っけて、それで今預託金利にしているのですよね、たしか。そうでしょう。だから、黙っていればそれだけもらえるわけですよ。それを、年福事業団でやってみたら...全文を見る
○菅(直)委員 結果じゃなくて、これから変えようとしていることのメリットがどこにあるのですかと、最初の質問から聞いているじゃないですか。これから変えようとしていることのメリットがどこにあるのですかと聞いているのですよ。法案を出されたのはそちらですよ。
○菅(直)委員 委員長が大臣のかわりに説明するというのも変な話ですし、まして中央省庁云々というのは我が党は賛成もしていませんし、そうやったからこうなるんだという説明も全然ないです。  私が言っているのは、一般の加入者にとってそういうやり方がプラスになるんですか、なるんだったらど...全文を見る
○菅(直)委員 これ以上は質問できません。質問は保留しますから。
12月06日第146回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○菅(直)委員 今国民の皆さんは、新しい自自公政権というものが本当にどういうものなのか、数は衆議院で三百五十と大変多いわけですけれども、そのやることが本当に国民のためになることなのか、私は、かなり多くの人が警戒心を持ってこの巨大与党あるいはこの自自公政権を見ていると思います。 ...全文を見る
○菅(直)委員 結局、聞いていることを答えていないわけですよ、総理は相変わらず。  つまり、日本の警察制度はある意味での分権制度になっていて、それぞれの県警が独立した一つの捜査機関になっていることは承知をしております。しかし、その上で、国としては、国家公安委員会さらには警察庁と...全文を見る
○菅(直)委員 私は、保利国家公安委員長がこのことに個人的に責任があるということを申し上げているんじゃありません。つまり、今まさに言われたように、それを担当している立場として、たとえ、それは前の問題だから、じゃ、そのときの国家公安委員長がどう責任をとるのか。  逆に言えば、盗聴...全文を見る
○菅(直)委員 今のような答弁をちゃんと前の国会でやったかと聞いているのですよ。総理はしていないのですよ。ここに本会議の記録もあります。そして、すべてのマスコミは四情報だということを実際に報道して、残念ながら私なども四情報ということを前提に、それでも危ないからこれはとどめるべきだ...全文を見る
○菅(直)委員 確信を持たれるのは結構です。その後のことを聞いているんです。確信を持たれて、この国会で成立をしないときには政権離脱もあり得るということを一時期、小沢党首自身が言われているんです。自民党が言っているんじゃないんです。  それを受けて、二階さんは、まさに自由党の国対...全文を見る
○菅(直)委員 国民の皆さんが聞いておられて、はっきりわかりますよね、結局のところは玉虫じゃないですか。これまでのように、介護保険のときもそうでした。税でなければいけない、保険という言葉を使っちゃいけないと言いながら、最後は、そこまで言うと政権を離脱しなきゃいけないから、ここは仕...全文を見る
○菅(直)委員 どこで約束されたんですか。クエスチョンタイムで約束されたんじゃないですか、我が党に対しても、国民に対しても。  しかも、この附則九条というのは、できるだけ早くなんということになるんですか。いつスタートなんですか。二〇〇〇年一月一日がスタートということになっている...全文を見る
○菅(直)委員 そこで、個人に対する企業・団体献金の禁止は、今の総理の言葉を信じれば、ちょっと怪しくなっておりますが、この国会に出される。我々もそれには賛成ですから、それは、その趣旨のことが出てくれば基本的には賛成したいと思っています。  ただ、先日、貴党の森喜朗幹事長が、現在...全文を見る
○菅(直)委員 小渕総理、自民党群馬県ふるさと振興支部、こういう名前の支部が届け出られております。一九九六年の政治資金報告書によれば、企業献金などを中心に約四千三百万円、そのお金がここで集められております。その大部分が小渕後援会に移されているんです。私は、今大いに議論されるのは結...全文を見る
○菅(直)委員 公明党から入閣されている続総務庁長官、この政治資金規正法の中に、附則十条。つまりは九条については、基本的には総理もその趣旨に沿って法律をつくる、つまり個人に対する企業・団体献金の禁止を行うと。しかし、企業・団体献金そのものを見直すということについて、公明党は長くこ...全文を見る
○菅(直)委員 総理大臣が言うと同じふうになるんですね、みんな。あとわずか一週間の中で、公明党がこれまで言っていたことと違うことが決まりそうになっているから、どうですかと聞いても、三党、三党。  結局、三党合意というのは何なんですか、一体。何も決まっていないという合意じゃないで...全文を見る
○菅(直)委員 そうしますと、それが出た場合に総理は、当然それはやるべきだ、そうお思いなのか、いやいや、そんなことをやるのは気の毒だとお思いなのか、その点だけでもまずお聞かせください、総理。
○菅(直)委員 何か予防線を張っておられるようですが、普通であったら、国民のお金をこれだけつぎ込んでやっているときに、これまでの経営陣がいろいろと問題がある、明らかであります。そのときに、それに対して損害賠償を請求するというのに対して、それは事実に即して厳正に対応すべきだ、そうい...全文を見る
○菅(直)委員 国民の皆さんによく聞こえるように言ってくださいね。  この平成九年の九月期の決算が粉飾決算だ、そういうおそれが強いということで民事訴訟が起こされようとしている。百二十七億円と言われていますが、前の頭取や会長に損害賠償請求する。そして今や、先週の他の委員会では、越...全文を見る
○菅(直)委員 そんなことを言えるはずはないんですが、少なくとも配当が出せない銀行は、それが三年間続けば献金もできないんですよ。そうでしょう。それが政治資金規正法ですよ。三年間続いていたかどうか、これからもっと調べてみれば、実はその前もその前も粉飾決算だった可能性は強いわけですが...全文を見る
○菅(直)委員 ですから、その時点でわからなかったことは仕方ないですよ。本当なら宮澤大蔵大臣あたりはわかっておられたはずなんですけれどもね、こんな状況だというのは。それはいいですよ、小渕さんがそのときには。しかし、平成十年十月二十三日、総理大臣の権限で、当時はまだ再生委員会の大臣...全文を見る
○菅(直)委員 いいですか、ではちょっと方面を変えましょう、申しわけないですが。  幸福銀行という銀行が破綻をしました。幸福銀行はいろいろなグループ企業があります。閣僚の中でも、その幸福銀行から平成八年、平成九年、平成十年、献金を受けられた方があるんじゃないですか。例えば建設大...全文を見る
○菅(直)委員 数字はいろいろ合算するともうちょっとになるようですが、そこは一つ一つ言うことは差し控えて、話を戻しましょう。  総理、では調査をする、調査をして、でも自治大臣はさっき言われましたよ、千八百四十八万は確かにもらっているということを。もらっていることははっきりしてい...全文を見る
○菅(直)委員 今の答弁のままじゃ、私は納得できませんよ。ちゃんと聞いていたでしょう。配当していたんですよ。その配当が粉飾だったということで、この損害賠償が提起されようとしているんですよ。  だから、今から見れば、その段階では配当があったかもしれないけれども、大蔵大臣の責任もあ...全文を見る
○菅(直)委員 ですから言っているんでしょう。粉飾があったことが明らかになった場合には返却するということですね、それでは。今はまだ粉飾であることが明らかかどうかわからない。それは、越智さんに聞けばわかるかもしれませんよ。だって、検査をしているんじゃないですか。——ちょっと待ってく...全文を見る
○菅(直)委員 いいですか、私は宮澤さんにわざわざお聞きするつもりはなかったですけれども、私は、国民の皆さんに聞いてもらってよかったと思いますよ。今の理論は何ですか。長銀の株を持っていた人が、結果的には粉飾だと紙切れになったんですよ、そのまま持っていたら。それは、確かにそのときに...全文を見る
○菅(直)委員 いいですか、もう一回だけ言っておきますよ。昨年、総理自身が公的管理に移したときの破綻認定時の債務超過は三千四百億と発表されたんですよ。それが、平成十一年三月期は二兆七千八百億、十倍近くにふえ、先週の越智大臣の答弁では、三兆六千億プラスアルファは入れなければいけない...全文を見る
○菅(直)委員 適切というのはどういうことですか。国民にわかるように言ってください。
○菅(直)委員 最終的には、国民の皆さんがどう判断されるかです。  つまり、総理が、あるいは自民党総裁が答えられない理由というのはあるんですよ、実は。  かつて自由民主党は、相当の借金を財界からされて、そして、金融界から自粛すると言われながら相変わらずこういう形で献金を受け続...全文を見る
○菅(直)委員 今の答弁はどういうふうに理解すればいいんですか、どういうふうに。  私がお聞きしているのは、知事は、沖縄県民に対して、米軍使用十五年ということで選挙戦を戦われ、そして今回、名護の市長などとも話し合われている、このように聞いております。政府はその移転を後押しされて...全文を見る
○菅(直)委員 ちょっと話が逆じゃないですか。  知事が地元市長と話し合われている。多分、知事は、この十五年ということを前提として話し合われているんでしょう。そうすると、市長は、例えばそういう条件ならオーケーということを言われるかもしれません。しかし、後になって、いや知事はそう...全文を見る
○菅(直)委員 御苦労されていることがわからないわけではありません。ただ、だからといって、あいまいなまま一方で物事が進む、つまりは、十五年という期限を前提として知事と市長の話が進む、しかし一方で、アメリカと日本の間ではそういうことは全く、いわばそれは難しいという趣旨がアメリカから...全文を見る