菅直人

かんなおと

小選挙区(東京都第十八区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数14回

菅直人の2000年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月14日第147回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○菅(直)委員 大変異常な形で始まりましたこの通常国会も、幸いにしてといいましょうか、こういう形で予算委員会が野党の私たちも出席をして開かれることになりました。  私は、このような異常な国会に冒頭からなったことの最大の原因あるいは責任は、与党が、定数是正法案というものを自由党の...全文を見る
○菅(直)委員 一月の二十八日ですか。
○菅(直)委員 国会が始まったのは二十日ですよね。一般的に話をされるには、二十八日というのはもう一週間もたっていますよね。  青木官房長官、では、その前の日に、衆議院の議長、伊藤議長に対しても、どうしても本会議のベルを押してくれという趣旨のことを言われて、そしてそれに対してなか...全文を見る
○菅(直)委員 額賀さん、あなたが青木さんに電話をつないだと言われていますが、どうですか。
○菅(直)委員 では、もう一度聞きますが、青木官房長官は、この二十七日の夕方、自由民主党の幹事長室に行かれて、幹事長に対して何らかの要請をされたというのは、それは認められるのですか。
○菅(直)委員 どうも青木官房長官は自分の立場をよく理解されていないと思うのですよ。つまり、その二十七日の夕方というのは、先ほど申し上げたように、伊藤衆議院議長の方から、一定の裁定というか裁断案が出されたわけです。私ども民主党の国対委員長も呼ばれて、そこでその話を聞いたわけです。...全文を見る
○菅(直)委員 森さんに対して、議長のあっせんの裁断は受け入れられないということは言われたのですか。
○菅(直)委員 この水かけ論を余り繰り返しても仕方ないかもしれません。  しかし、私は、国民の皆さんにぜひ理解していただきたいのは、今回の場合、定数是正法案の処理の問題と同時に、今私が申し上げましたように、官房長官が、総理の意向を受けたと思われますけれども、少なくとも国会に、そ...全文を見る
○菅(直)委員 私は大変大きな問題だと思うわけです。  そこで、総理に一言だけお尋ねをしておきたいと思います。  私は、総理が与党の皆さんと話をされるのはもちろん構わないと思います。しかし、少なくとも総理や官房長官が、国会の運営に関して議長に対して、間違っても、いわば官邸が議...全文を見る
○菅(直)委員 これはある種の水かけ論でありますが、ただ、多くの報道が今私が申し上げたようなことを報道しておりまして、それに対して官房長官が異議を申し立てられたとかいう話も聞いておりませんから、私は、国民の皆さんは今の話を聞いて、果たして、それは斎藤参議院議長と、青木さんは長年参...全文を見る
○菅(直)委員 昨年、自自公政権が生まれました。実質的には、十月に生まれる前から自自公の枠組みが国会ではできつつありました。総理は、口を開けば、政権の安定がいろいろな政策を遂行する上で重要だから自自公政権をつくったんだと言われております。  それでは、この自自公という枠組みでこ...全文を見る
○菅(直)委員 全く見方が違うんですよね。  盗聴法、まあそれは正式には通信傍受法、神奈川県警の不祥事も隠しながら押し通した。もともとは公明党は反対していたはずなんですが、いつの間にか、政権に入るためには仕方がないと一緒になったわけです。  ですから、こういう法案を通して、今...全文を見る
○菅(直)委員 余り自信のない答弁ですね、内容もないし。  そこで、少し話を進めます。  本会議において我が党の鳩山代表や岡田克也議員が、総理に対して、景気対策ということと財政構造の改革ということは、これは二つの目標をともに目指すべきではないか、必ずしも財政構造の改革というの...全文を見る
○菅(直)委員 どうもやはり総理は財政構造改革というものの考え方が、少なくとも私とは違っていますね。毎年毎年財政構造改革をやると。毎年毎年予算を組むのはわかりますよ。構造改革というのは、まさに構造なんですよ。  ちょっと話が変わるかもしれませんが、私の亡くなったおやじが、私が学...全文を見る
○菅(直)委員 総理の二兎を追う者は一兎をも得ずという繰り返しの答弁よりは、宮澤大蔵大臣は、場合によっては両立もあるという意味では、半歩前へ出られていると思います。ただ、しかし今の話は、結局は予算編成の範疇なんですよ。私が言う意味で言えば、構造ではなくて、体で体質改善をしなければ...全文を見る
○菅(直)委員 政府の立場は政府の立場で結構でしょう。ただ、申し上げたかったのは、財政構造の改革というのはそういうことだということの一つの大きな例示として申し上げたんですよ。  もう一つ、ちょっと具体的になりますが、今、農林省の構造改善局をめぐっていろいろな問題が出ていますよね...全文を見る
○菅(直)委員 私はまだ心配の話までしていないんですよ。青木さんの話も、本人が言われましたが、閣僚がそういうポストになるのが適切だと思われますかという質問をしたんですよ。まさに、今の話を聞いていて、国民の皆さんは心配じゃないですかね。  もともと土地改良事業というのは、農林省の...全文を見る
○菅(直)委員 まあ、閣僚になると一般的には営利団体の役員などはやめるというのが、少なくとも私が厚生大臣のときの申し合わせでありました。もちろん、これが営利団体かどうかは知りません。もっと政治的な予算を……(発言する者あり)配分にかかわる問題でしょう。  この問題はまた予算委員...全文を見る
○菅(直)委員 勢いというか気持ちは多としたいと思いますが、まだまだ、中を詳しい議員から聞きますと、これからも農林大臣、相当頑張らないと、今もみずから言われていましたが、自己申告に基づく調査なんというので物事が解決するはずはないわけですよ。そんな甘いことでは、また大臣も後になって...全文を見る
○菅(直)委員 大臣、余り持ってきたものばかり読まれると、総理も時々ありますけれども、やはり国民の皆さんから見ると、大臣としての政治的な判断というものが見えないですよね。  つまりは、二つの機構がやっている、失敗した原因を調べてからどうしようか考えると言うけれども、なぜ二つの機...全文を見る
○菅(直)委員 総理がこれから大いに勉強したいと言われるのでそれで結構ですが、先ほど申し上げましたように、ちょっとパネルでも申し上げましたが、本来、マーケットに任せるべきことと、マーケットに任せていたのではきちんといかないことがあるわけです。そこを、どうも政府がこれまでやっていた...全文を見る
○菅(直)委員 どうも、私が申し上げた雇用年齢差別禁止法の問題とちょっと別な話ではないかと思いますが、まあこの問題は、いろいろと総理も労働大臣も検討していただくということで、宿題ということにしておきたいと思います。  そこで、ちょっと話を変えたいと思います。  昨年の暮れの予...全文を見る
○菅(直)委員 確認しますが、この千八百四十八万は返却されたのですね。今最後に、既に返却しているということを言うなら、確認しますが、返却されたのですね。確認してください。
○菅(直)委員 同じような問題が日債銀にもありますが、日債銀にはどうされましたか。
○菅(直)委員 これは、今後、初めての答弁でありますので、それはそれとして前進だと思います、そのとおりであれば。しかし、その前の年の問題とかいろいろありますので、それはそれとして、もう一つ申し上げます。  横浜銀行、北陸銀行、足利銀行などが、たしか平成十年に、いわゆる佐々波委員...全文を見る
○菅(直)委員 いいですか。国有化にはなっていませんよ、この銀行は。しかし、公的資金が導入された後にまでもしもらっていたら、私の調査ではもらっているのです、もしもらっていれば、それがはっきりすれば返却されますか、はっきりすれば。
○菅(直)委員 前回は適切に対処するという言葉が入りましたが、どうですか、十分調査された上で適切に対処されますか。
○菅(直)委員 そこで、まだあるのですね。  我が党の中には銀行監視プロジェクトチームというものがありまして、各銀行に対して自由民主党から政治献金ないしは自由民主党関係の新聞などに広告掲載要請があったという報道があったことについて、問い合わせを出しました、各銀行に。  そうし...全文を見る
○菅(直)委員 これは、場合によっては、この全銀協会長にお出ましをいただいて、ちゃんとお聞きをしたいと我々は思っております。  そこで、もう一つだけ聞いておきます。  自由民主党は、銀行協会というか、銀行からどのくらい借金をお持ちなんでしょうか。
○菅(直)委員 総裁として、自民党総裁として、総理、そういう数字でいいのですか。
○菅(直)委員 なぜこういうことを聞くかというと、自民党の歴代総裁・総理の発言というのが、私から見ても、多分国民の皆さんから見ても、よくわかりにくいと思うのです、この問題では。  橋本総理の段階で、こういう公的資金などを導入している、そういう状況だから、自由民主党は銀行からの献...全文を見る
○菅(直)委員 今の答弁は、少なくとも従来よりは少し前に向いていますよね。やっと少しはっきりしましたね。  過去の借入金の返済についてはもらいますと、平成八年ごろまでは。九年も十年も。さすがに平成十年十月になって、公的資金などの投入があったところからは当面自粛をしますと。当面と...全文を見る
○菅(直)委員 今お渡ししたものは、総理の秘書官の古川秘書官が警視庁に出された告訴状ということでありますが、この告訴状の存在を御存じですか。
○菅(直)委員 総理は、本会議においての我が党鳩山代表と岡田克也議員の質問に対して、国民の皆さんに、その後いろいろ指摘があれば、ちゃんと説明したいという趣旨の答弁をされております。その答弁の前には、疑惑疑惑と言うけれども、その疑惑の中身がはっきりしないじゃないかという趣旨の話もさ...全文を見る
○菅(直)委員 総理として、覚悟というか、しっかり言われました。  私も、週刊誌が言うことが全部正しいとは全く思いません。ですから、私もきょうの質疑は、週刊誌に基づく質疑ではなくて、基本的にはこの古川さん本人が出された告訴状、あるいは私が直接に何らかの形で入手ないしは聞いた形の...全文を見る
○菅(直)委員 一昨年、九八年の十月一日にこの予算委員会で我が同僚委員、海江田議員がこの同じ問題について総理に質問をいたしました。その日の夜、この石井さんの未亡人である石井洋子さんのお宅に古川さんが訪ねられた。これは総理は御存じですか。
○菅(直)委員 ということは、これは当日ですからね。この当時は金融再生問題で大変忙しい時期でもあった。私もそうでした。総理の指示で秘書官が石井さんのお宅に伺われたということですか。そうでないんですか。
○菅(直)委員 古川秘書官がこの告訴状で主張されていることをちょっとパネルにしてみました。これは私の主張じゃありませんよ。これは、今総理自身が手に持っておられる告訴状の中で古川秘書官が主張しておられることですよ。  つまり、簡単に申し上げますと、鈴木弘さんという人が上毛通信サー...全文を見る
○菅(直)委員 御本人に確かめられたんですね、光平さんに。つまりは、そのときにちゃんとお金を払って株を受けて、株券もその時点で受け取られた、少なくとも古川さんはそういうことをこの中で言われているんですよね。そのことを確認したいんです。弁護士とかなんとかじゃなくて、お兄さんのことで...全文を見る
○菅(直)委員 ということは、今回は確かめられていないということですか。
○菅(直)委員 いや、ですから、その記載されている中身がお兄さんに関することだから、お兄さんに確かめられたのですかと聞いているんです。
○菅(直)委員 どうもはっきりしませんが、結局は、今回私は、一昨日この質問通告をしたときに、来た方に、よくこの中について、特にお兄さんのことについても聞いておくように申し上げておきましたが、今回は確認されていないということですね、今の答弁は。  先に進みましょう。  そこで、...全文を見る
○菅(直)委員 私、冒頭に申し上げたでしょう、週刊誌の孫引きをしないと。総理は何で私が言っていることが週刊誌の言っていることだというふうに言われるんですか、私はこの耳で聞いたのですけれどもね。(発言する者あり)私は、同僚議員と石井洋子未亡人にお会いをして、石井未亡人の口から話をさ...全文を見る
○菅(直)委員 総理は最初に、国民の皆さんの疑問には答えると、だから、私の言うことで、直接のことだったらできるだけ答えたいと最初に言われました。  そこで、私はもう一回聞きます。  石井未亡人のお話では、先ほど申し上げたように、昭和四十八年の十月に、一万二千株の平方さんの名義...全文を見る
○菅(直)委員 どうも何か捜査当局、捜査当局とよく言われますが、私が聞いているのは、単に、小渕さん御自身が認められたよく御存じの、石井康元さんは残念ながら亡くなられておりますが、その奥さんがこういうふうに言われていましたよ、総理から亡くなった主人は分けてもらったと言われていました...全文を見る
○菅(直)委員 どうも総理は、本会議で言われたり冒頭言われたことと大分話が違いますよね。国会では、誠実に私としては国民の理解を求める努力をいたしていきたいと申し上げておきますと言っています。  そこで、もう一回言いますよ。古川さんが言われているのは、今言いましたように、この平方...全文を見る
○菅(直)委員 そういう趣旨のことが確かに告訴状に出ていますね。今総理はわざわざそのことを繰り返されたというのは、総理の認識もそういうことだと。  そうすると、県内の有力な方々にもともと株の配分を鈴木さんがしようとした、あるいはしてきた。その有力な方々が、一人は小渕光平さんだっ...全文を見る
○菅(直)委員 これは総理自身が、私の関係を持った人というふうに言われたから。その前には県内の有力な方と。県内の有力な方はたくさんおられるでしょう、そして小渕さんも有力な方でありますから。その有力な方に関連がある人に鈴木さんが譲ったとすれば、あるいは二段階も、名義貸しをするときに...全文を見る
○菅(直)委員 本当に小渕さんがみずからの口でよく答弁されていると思いますよ。  しかし、私が申し上げたのは、鈴木さんに来てもらおうといっても、まさに今総理自身の口から出た死人に口なしで、亡くなられているのですから無理です。しかし、告訴状を書いた御本人はぴんぴんされているのでし...全文を見る
○菅(直)委員 いや、総理はよく理解されていますよね。  私はだから、本会議で総理がみずから国民に対して、その理解を求める努力をすると言われたから、あるいはこの委員会でもそう言われたから、あえてお聞きしているんであって、いや、これは秘書が勝手に言ったことであって、それは秘書に聞...全文を見る
○菅(直)委員 この問題については、後ほど同僚議員からもさらに重ねての質疑があろうかと思っております。(発言する者あり)
○菅(直)委員 私は冒頭に申し上げたように、小渕さん本人は、私は世界の借金王だと。三百六十四兆円もの借金を国がする、しかも、この小渕政権になってからそのうちの四分の一近くはふえたものであるわけです。一方で、それは小渕さん本人の名義にはなっていない、しかし、お兄さんやまさに学生時代...全文を見る
○菅(直)委員 この問題をとりあえず終わるに当たって、委員長にお願いをしておきます。  先ほど申し上げた古川秘書官に対する証人喚問に加えて、これに関連したいろいろな資料があります。上毛通信サービスの取締役会のいろいろな時期の議事録とか、株式の譲渡承認請求書とか株主の名義変更請求...全文を見る
○菅(直)委員 それでは、持ち時間が少なくなってまいりましたが、大変重要な問題、幾つか残っております。  一つは、外務大臣が先日アメリカに行かれたときに、沖縄の普天間の問題についてアメリカの何人かの方と話をされたという報道が出ておりました。——失礼しました、防衛庁長官でありまし...全文を見る
○菅(直)委員 話をされてみて、例えばアメリカの国防長官が、稲嶺知事の言う、あるいはそれを政府としても重く受けとめておられると答えておられますが、十五年の期限というものについてアメリカの反応というか、見解はいかがでしたか。
○菅(直)委員 私も、アメリカの関係者が、この十五年の使用期限ということを、わかりましたということはこれまでの発言からしてそうないだろう。防衛庁長官もそういう感触を持たれた感じですよね、今の話を聞いていますと。  そうすると、総理、総理は沖縄県あるいは名護市に対して、この十五年...全文を見る
○菅(直)委員 外務大臣、今名前が出ましたので。外務大臣はフォーリー大使なり、あるいはいろいろなパイプでアメリカの感触を探っておられると思いますが、外務大臣から見られて、この問題、どんなふうな見解をお持ちですか。
○菅(直)委員 私は、この問題、二重の意味で心配しているんですね。  一つは、今も言われましたように、日米間で、国際状況の将来を見通したときに、十五年ということについて、そう簡単に合意は得られないのではないか。一方で、総理は、沖縄に対しては、そのことが何か実現といいましょうか、...全文を見る
○菅(直)委員 冒頭にも申し上げましたように、私は、この自自公政権、特に小渕政権は三つのキーワードだと。ばらまきや先送り、無責任。ですから、この普天間の問題も、大変重要な問題だという認識は全く同じですが、いわば玉虫のまま最終的なことを先送りしながらやっていくというやり方が果たして...全文を見る
○菅(直)委員 それでは、私はこれで終わります。
04月24日第147回国会 衆議院 予算委員会 第15号
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○菅(直)委員 小渕総理が病気に倒れられ、森新総理が誕生いたしました。小渕前総理の回復を心からお祈りをしておりますと同時に、森新総理にも、大変厳しい中での御就任、御苦労さまでございます。  四月の五日に就任をされて、きょうでちょうど二十日目、予算委員会が二十日目というのはちょっ...全文を見る
○菅(直)委員 私が申し上げたかったのは、別に保守党のことをどうこう言うつもりはなかったのですが、やじが余り飛ぶものですから申し上げたのです。  つまりは、今度の政権は、公明党が完全に、自民党の例えば小渕派にまさるとも劣らないほどの大きな影響力を政権に持たれた政権だ、そのことを...全文を見る
○菅(直)委員 一つだけお願いしておきたいのですが、いろいろな解説は、大部分のことは国民の皆さんもよく御存じですし、私も大体のことはわかっております。できるだけ森総理には自分のお考えを述べていただきたい。経緯の説明は余り多くの時間をとるともったいないと思っておりますので。  結...全文を見る
○菅(直)委員 これも答えられていないですよね。  それは、だれも、平和的にやってもらいたいというのは当たり前の話であって、クリントン大統領は、中国に行かれたときに三つのノーを口頭で表明をされて、一つの中国ということに、いわばそれを是とされたわけであります。そういう考え方もある...全文を見る
○菅(直)委員 これまた逃げられましたね。正式な話がないというのはわかっていますよ。政治家森喜朗としてどう思われるかということをお聞きしたんですが、これも何も答えられませんでした。  それでは、中台関係が、四年前でしたか、総統選挙のときにかなり緊迫をした時期があります。その後、...全文を見る
○菅(直)委員 ですから、私たちも修正案を出したぐらいですからよく知っています。ですから森総理大臣にお聞きしているんです。外務省の見解を聞いていません。森さん、どうですか。
○菅(直)委員 ですから、総理の口から、これまでこうこういう考え方があって、それでいきますと言われればそれでいいんですよ。それを何か、総理大臣だから物が言えないということはないわけでありまして。  では、次にちょっと話を進めます。  総理とも親しい石原都知事が三国人発言をされ...全文を見る
○菅(直)委員 べっ視する表現ではないと思うと言う、そうでしょうかね、必ずしもそうではないんじゃないかと思いますが。  総理は、就任会見のときに、シナ事変という表現を日中戦争についてされましたが、まさに日中戦争について、これは日本の侵略戦争であったというふうにお考えですか。どう...全文を見る
○菅(直)委員 答えてください、もう一回。そんな質問はしておりません。日中戦争について、侵略戦争という見方があるけれども、どういうお考えですかと聞いたのです。
○菅(直)委員 いや、大分わかりますよね。村山政権のときの総理大臣談話とはかなり違っています。村山総理のときの談話では、侵略ということを認めて、それを反省するという言葉がありましたが、今の総理のは、侵略戦争であるかどうかということはだれか別の人が判断するだろうという趣旨ですから、...全文を見る
○菅(直)委員 まだまだ外交問題があるんですが、少し内政にもかかわっていきたいと思っております。  森総理は、小渕さんの行政を継承されると言っておりますが、私たちは、小渕政権のときから、神奈川県警の問題、さらには新潟県警の問題について、大変問題だ、保利国家公安委員長は辞任に値す...全文を見る
○菅(直)委員 神奈川の問題が起きたのは昨年の相当早い時点でありました。新潟の問題も相当議論がありました。森さんは、幹事長としてその経緯は全部わかっているわけじゃないですか。そういう中で今さら経緯を説明すると言って、当時の政府が出した法案がこうであると、もちろんよく承知しておりま...全文を見る
○菅(直)委員 いいですか、保利さん。今、国家公安委員会でこういう議論をしていると言われましたね。その国家公安委員会が問題だということになったんですよ。五人の人が委員であって、その上に委員長がいて、二千六百万以上の給料をもらって、週一回一時間ずつ会議をやって、別に部屋もない、会議...全文を見る
○菅(直)委員 また、七時ごろと言われていますが、青木官房長官が小渕総理に面会をされた後、記者会見が十一時半にあるわけですが、その間の時間に同じメンバーで会われたというのは事実ですか。
○菅(直)委員 聞いていることに答えてくださいね。いいですか、今聞いたのはただ一つ。青木官房長官が小渕総理に会われた後、記者会見があるまでの間、同じメンバー、つまり森さんも含めてのメンバーでお会いになられましたかと、それを聞いたのです。
○菅(直)委員 ちょっとはっきりしてくださいよ、そんなわけのわからないことを言わないで。  では、もう一度伺いますが、青木官房長官が小渕さんと面会をされた後、記者会見の間、森さんは青木さんとは会われたのですか。
○菅(直)委員 それはわかりません。電話かもしれません。  それで、会われたときに同席された方はどなたですか。
○菅(直)委員 国民の皆さんが聞いておられたら、不思議なありさまですよね。  もうちょっと進めていってみましょう。  青木さんには会われたと言われましたね。青木さんは森さんがおられるその場所で——青木さん、余り後ろからちょこちょこ言わないでくださいよ。その場所で宮澤さんに電話...全文を見る
○菅(直)委員 それでは、青木官房長官にお聞きします。  四月二日午後七時ごろ小渕総理に会われたというふうに記者会見で言われました。そのときに、小渕総理の口から総理大臣臨時代理という言葉は出たのですか、それともなかったのですか。
○菅(直)委員 聞いていないことは、順次聞きますから。  四月二日に青木官房長官は宮澤さんに電話をされたと。宮澤さんも電話を受けたとほかの委員会で言われていますが、それは十一時半の記者会見の前でしたか、後でしたか。
○菅(直)委員 その日はその一回だけですか。
○菅(直)委員 宮澤大蔵大臣、大蔵大臣は青木官房長官から電話をいただかれたということですが、総理大臣臨時代理のことを含めて、どういう話だったのでしょうか。
○菅(直)委員 では、それは十一時半の前という青木さんの先ほどの答弁はいいのですね。
○菅(直)委員 河野外務大臣、四月二日のいつ宮澤さんから電話を受けられましたか。
○菅(直)委員 なぜ私的なんですか。総理大臣の容体などについての電話があったと聞いておりますが、なぜ私的なんですか。
○菅(直)委員 ですから、なぜ答えられないんですか。ほかの委員会で河野さんは、我が党の委員の質問に対して、私的に連絡をいただいた、だれからいただいたかは言えないと。だから、宮澤さんというのは私的な関係じゃないでしょう。大蔵大臣からお話があった。書かれていたものの中には、いや、あな...全文を見る
○菅(直)委員 河野さんともあろう人がこの程度のことで答えられないというのは、私は大変失望を感じております。  青木官房長官、四月二日の午後十一時半の記者会見で、あなたは総理大臣臨時代理については何も触れられませんでした。今の話を聞いておりますと、その記者会見の前に、宮澤大蔵大...全文を見る
○菅(直)委員 いろいろ疑問は国民の皆さんが感じられたと思うんです。  そこで、青木官房長官、四月三日の午前十一時の記者会見では、いいですか、二日午後七時ごろに病院で総理と面会をした際に、こう答えられているんですよ。四月三日の午前の記者会見では、検査結果によっては、青木長官が首...全文を見る
○菅(直)委員 いいですか。あらかじめ順番が決まっているというならいいですよ。しかし、これまでは、官房長官が臨時代理になられるケースもありますが、大蔵大臣や他の大臣がなられるケースもたくさんありました。ですから、万事よろしくと言ったからといって、自分が臨時代理に任せられた、内閣法...全文を見る
○菅(直)委員 なぜ当然なんですか。なぜそんなことが当然なんですか。  私がもし官房長官であれば、当然、臨時に閣僚懇談会でも開いて、総理の状況を伝えて、こういう事態に至っているけれどもどうしようか、万事頼むと言われたと。その中で、万事頼むというのは、それじゃこの中でどうしようか...全文を見る
○菅(直)委員 診断書は出ていますかと聞いているのですよ、診断書は。
○菅(直)委員 法制局長官、来ていますか。  法制局長官が聞いていて、診断書もなく、お医者から自分が聞いたと。最初は、二人のときに総理が万事よろしくと言われたのは、自分に対して臨時代理を頼まれたことだと自分で解釈して、自分で宣言してなっちゃって、今度は閣議を自分で開いて、自分で...全文を見る
○菅(直)委員 私も歴代法制局長官と大分議論をしましたが、いろいろな政治的な判断までした法制局長官は初めてですよね。疑う必要がないとかあるとか、私は法律のことを聞いているんですよ。  いいですか、これは国民の皆さん聞いておられて、大体私、わかると思うのですよ。ごく自然に考えれば...全文を見る
○菅(直)委員 先ほど申し上げたでしょう。私は委員長と議論する気はないけれども、プライバシーという言い方、守秘義務という言い方を言われましたが、一国の総理が、本人の意思が確認されない中で、医者の病状判断に基づいて欠けたときと言われているのに、その医者の診断書もなくて、本人も話せな...全文を見る
○菅(直)委員 いいですか。こんなことで本当に日本は民主主義国家と言えるんですか。そこでやじを飛ばしている人も、内心はじくじたるものがたくさんあるんじゃないですか、自民党の人たちも。  そこで、もう一つ言いましょう。  青木官房長官は、その日は宮澤さん以外には電話をしていない...全文を見る
○菅(直)委員 野中さんの方からいったというのが一般に報じられておりますから、青木さんはされなかったのかもしれません。  そこで、森総理、もう一度お尋ねします。  四月二日の夜十一時半の官房長官の記者会見の前に、森さんは青木さんと会われたことは先ほど認められました。今度は後、...全文を見る
○菅(直)委員 答えてくださいよ。私が聞いたのは、ただ一つ、四月二日の夜の官房長官の記者会見が終わった後、また青木さん、あるいはそれに加えて何人かおられたかもしれませんが、お会いになりましたか、森さん。
○菅(直)委員 お見えになっていないと言うなら、じゃ、だれがいたんですか、そこに。
○菅(直)委員 じゃ、いいです。それじゃ、ちょっと質問を変えましょう。  村上参議院議員会長は、ある会合で、この二日の夜から三日の未明にかけての深夜、森さんを含む、あるいは野中さんや亀井さん、そういう方もおられたということですが、そこで後継の話をしたと。それは後継総裁あるいは後...全文を見る
○菅(直)委員 加わっておりません。  そうすると、村上さんが公然としたところで言った話が、どちらかがうそをつかれたということを今言われたわけですね。そう理解していいですか。
○菅(直)委員 少し時間をとって、森総理が国会で指名されたことを問題にしているんじゃありません。その前の、小渕総理が病気に倒れられて、御本人の意思が直接確認できないまま総辞職という手続がとられた、このプロセスが余りにも国民の目から見て不透明だ。しかも官房長官の記者会見は、くるくる...全文を見る
○菅(直)委員 責任ある医師を国会に招いて、本当に四月の二日の病状がどうであったのか、三日の病状がどうであったのか、そして、憲法七十条に言われる欠けたときに当たるような病状であったのか、それならきちんとした書面ぐらいは出すべきでないのか、このことをきちんと国民の前で明らかにしてい...全文を見る
○菅(直)委員 私は、個人のことを言えば、いろいろ頑張られたなとか、いろいろな思いがないわけじゃありません。ですから、そのことを私は言っているんじゃありません。  やはり、内閣法とか憲法ということで、一番の日本における行政の最高責任者がかわるというところです。まさに、アメリカ大...全文を見る
○菅(直)委員 その森さんが、御自身が書かれて昨年出されたこの本の中に、ほう、こんなことを考えておられるのかと思う一文があったので、特にここに大きくしてみました。  ちょっと長いけれども、読んでみたいと思います。これは、森さんが福田赳夫さんの、御本人自称ボディーガードをされてい...全文を見る
○菅(直)委員 これが、第三者がこういうことを森さんが言っていたと言われて、ああ、それはちょっと私も若げの至りと言うのならわかるのですよ。これは森さん自身が書かれて、最後のところですよ、「そこまで言われては、謝るしかなかった。」最後の二行、「私は、福田さんはクリーンで立派な人だけ...全文を見る
○菅(直)委員 まあ、これ以上は同じことを言うのはやめましょう。やはり、一国の総理にもなられた方がこういうことをみずから本に出されているんだから、多分私は、自慢話とでも思って書かれたんじゃないかと思いますよ。  福田さんは、その後ですか、大平さんと敗れたときに、天の声にも変な声...全文を見る
○菅(直)委員 全然そんなことは書いてありません。人格だけでは勝てないなと思ったと書いてあるのですよ。(発言する者あり)
○菅(直)委員 そこで、森総理は、いろいろな発言をあちらこちらでされております。  一九八八年には、大阪人は金もうけばかりに走る、途中省略しますが、たんつぼだという発言をされたり、ことしの一月には、選挙に最初に出たころ、いろいろなうちを訪問したら追い返された、エイズ患者が来たよ...全文を見る
○菅(直)委員 こういう発言が次から次に出ておりますが、きょうこれ以上紹介するのは遠慮しておきたいと思います。  そこで、せっかく残された時間がもう少しありますので、当初申し上げた問題の何点か改めて御質問をしたいと思います。  先ほど警察についてはいろいろお話をいたしました。...全文を見る
○菅(直)委員 わざわざ農水大臣が出てこられましたが、今、長崎はもとより、全国で減反減反で水田も、場合によったら畑も近くに余っております。そういう中で農地をつくることが必要だというのは、全く時代を見ていないと思います。  総理は、外からという言い方をされました。外から見たってわ...全文を見る
○菅(直)委員 とにかく総理の答弁を聞いていると、何一つ総理としてというのがなくて、党と党の話になっちゃうのですね。きのうまで幹事長をやっていたんじゃないですか。だから、ちゃんとそのぐらいの見解はお持ちでしょう、これはこうすべきだという。  そこで、少し経済の問題に話を移したい...全文を見る
○菅(直)委員 どちらともとれる答弁でありまして、せんだっての本会議で野中幹事長が、租税特別措置を全廃すべきだ、こういうことをかなり勇気を持って言われました。総理はどう考えられますか。
○菅(直)委員 野中さんは現職の幹事長ですよね。野中さんがこの間本会議でいろいろなことを言われました。私は自民党を代表していないとか、しているとかという話もありましたが、かなり思い切ったことを言われた中の一つが、この租税特別措置の全廃です。ですから、いろいろな経緯があることは私ど...全文を見る
○菅(直)委員 いろいろ切り返されるのは御自由ですが、私が申し上げているのは、今、森さんのもとで改めて幹事長になられた方が本会議で言われたことだったから言っているんです。それも、個別のことを言っているんじゃなくて、まさに租税特別措置がどれだけ大きなものかということは、多分この部屋...全文を見る
○菅(直)委員 お礼を言っていただいて恐縮しておりますが、まさにサミットというものの成功を考えるならば、当然そのことを考えるんじゃないですか。もう既にシェルパの皆さんが各首脳と話をされているでしょうし、大蔵大臣や外務大臣もいろいろな問題で準備をされていると思うのですよ。  です...全文を見る
○菅(直)委員 二週間というのは、投票からサミットまでですか、それとも解散から告示までですか。
○菅(直)委員 今私が申し上げたのは、サミットになる準備のことを申し上げたのです。  そこで、現閣僚の中で、サミットに参加をされた首相経験をされている宮澤大蔵大臣にお聞きをしたいと思います。  九三年、私の記憶が間違っていなければ、解散後のサミットではなかったかと思いますが、...全文を見る
○菅(直)委員 ということは、結局はお役人が全部やってくれるから、前の日に総理大臣になったとしてもできる、そういう理解でいいんですか。
○菅(直)委員 ですから、大蔵大臣は大変秀才ですが、政治家ではないですよね。  私がお聞きをしたのは、釈迦に説法ですが、選挙というのは、一たん衆議院が解散があれば、特別国会で内閣が総辞職をすることが憲法で決まっているわけです。ですから、一たん政府がなくなるわけで、改めて政府を、...全文を見る
○菅(直)委員 それでは、サミットに関連して、もう一、二点だけお尋ねをしておきます。  今、最貧国の債務の帳消し問題というのが、前のケルン・サミットなどでもNPOのグループから大きな議論となりました。私はやはり、世界の非常に貧しい国に日本もお金を貸しているわけですが、これを取り...全文を見る
○菅(直)委員 手続はわかりました。  ですから、総理として、これは他の国もあわせてどうするかという問題ですから、議長としてこの問題を取り上げて各国に同調を求める、そういうつもりがおありか、総理にお聞きをいたします。
○菅(直)委員 サミットが行われる沖縄は、言うまでもなく米軍の日本における基地の七五%が集中しているわけでありまして、普天間の返還と新たな基地の建設をめぐって大きな議論があります。  この問題について、沖縄知事は、十五年間の米軍の使用の後は民間の使用ということで公約をされて選挙...全文を見る
○菅(直)委員 クリントン大統領はサミット前にこういった問題を決着したいという意向だとも聞いております。総理はクリントン大統領に会われるようですが、この問題についてきちんと話をされるおつもりですか。
○菅(直)委員 そろそろ私の予定の時間も終わりですが、この間、私は森喜朗新総理がどういう考え方を持っておられるのかをできるだけいろいろな形でお聞きをして、国民の皆さんのいわば判断の材料を提供できるようにと心がけたつもりであります。しかし、残念ながら総理の答弁は、どちらかといえばイ...全文を見る
05月22日第147回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第5号
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○菅(直)委員 森総理が就任されてきょうで四十八日目になっております。失言総理なんと言われたりして、最近は、今度は棒読み総理なんということを言われておりますが、どうかこの討論では棒読みにならないように、ぜひ自分の言葉でお答えをいただきたいと思います。  また、どうも政策の議論が...全文を見る
○菅(直)委員 景気回復を先行させるという考え方、小渕内閣のときからの踏襲でありまして、それはそれとして主張されていることはよくわかります。  しかし、この三年半の自民党中心の政権の中で、景気もよくします、財政もよくしますと言っていて、せんだってのクエスチョンタイムでも鳩山代表...全文を見る
○菅(直)委員 公明新聞を見ますと、時折私の名前もよく書かれておりまして、撤回しろとかなんとか、直接は言われないので何もお答えをしておりませんが、そういうことを言われております。  公明党の支持母体の皆さんは、戦前宗教弾圧を受けたというような歴史も持っておられて、私がお聞きする...全文を見る
○菅(直)委員 総理大臣の発言というものは、一国のまさに総理の発言でありますから、国内的に限らず国際的にも大変重いものでありまして、その発言そのものを了とされたというのであれば、それはもう仕方がないでしょう。つまりは、神の国発言を認められたということに私は理解をされますね。  ...全文を見る
○菅(直)委員 私がじゃないんですよ。森総理自身が何回も教育勅語について、悪いところもあるけれどもいいところもあると言われたから、それはこの部分も含めて言われているんですかと、そう聞いているんです。
○菅(直)委員 森さんの発言は本当にくるくる変わりますからね。私も何度かお聞きしましたけれども、少なくとも、参考にするような趣旨の話は私は聞いたと思いますね。つまり、悪いところもあるけれどもよいところもあるというような趣旨のことを何度も言われていますから、そういう意味では、よいと...全文を見る
○菅(直)委員 いや、大変いい答弁をいただいたと思いますよ。そういうふうに最初から言われるのなら我々も誤解しません。しかし、教育勅語で言う公というのは、こういうふうに書いてある。「義勇公ニ奉シ以テ天壌無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ」と書いてありまして、必ずしも、そういう民という概念とは違...全文を見る
○菅(直)委員 それでは、次に話を移したいと思います。  四月二十四日の予算委員会のときに、同僚の横路議員の質問に対して、森さんは、リクルート事件に関連して、そのときに一億円以上の売却益があったのではないかという横路さんの質問に、いや、そんな大きくはなかったと。またそのお金につ...全文を見る
○菅(直)委員 うそをついたんですか、前回。前回、予算委員会で横路議員に対して、先ほど読み上げた、党のお決めになったことに従いました等、その前に、党に寄附をすると。党に対する寄附を調べてみました。総理がまさかうそをつかれるとは思わないけれども、一応、念のためにと思って調べてみまし...全文を見る
○菅(直)委員 秘書が、命じたことをやらなくてほかのやり方をやったという言い逃れですね。こんなことがありますか。そういう証拠も、きょうは時間がありませんから、それは森さんがちゃんと証拠を出してください。  また、我々国会議員はなかなか、一般的に寄附ができるところとできないところ...全文を見る
○菅(直)委員 それは現行犯逮捕も含めて、つまりは、逮捕状がない逮捕も含めて一度もないということですね。
○菅(直)委員 総理がないと言われるのだから、後の国会で変えられないように、一応きょうは総理の答弁をそのまま受けとめておきたい、このように思います。  そこで、青木官房長官、あなたとは二十四日の予算委員会でも何度か質疑をさせていただきましたし、失礼に当たるかどうかわかりませんが...全文を見る
○菅(直)委員 私は、今の青木官房長官の答弁は、本当にこういう人が官房長官をやっておられて危機管理というものの考え方が全く違っているんじゃないか。何か親と子が、例えばお父さんが大変重篤なときに、何か子供にこう言った、いや、おやじはこういうことを私に言ってくれたんだ、それは今のある...全文を見る
○菅(直)委員 私は、極めて個人的に言えば、青木さん、本当に当事大変だったと思います。それは、何日間もその後、睡眠時間も少なかったかもしれません。そういう意味で、私は、個人的にはいろいろ頑張られたと思います。ただ、頑張る方向が全く民主主義的でなかったということです。自民党の派閥政...全文を見る
○菅(直)委員 青木さんの方がよっぽど、それは雄弁会の先輩だけあって弁舌さわやかですよね。しかし明らかに、聞かれている方は、すりかえがあることはおわかりだと思うのです。つまり、私たちが言っているのは、個人として病気だからどうこうということを申し上げているのじゃなくて、内閣法九条に...全文を見る
○菅(直)委員 時間ですので、終わります。
08月02日第149回国会 衆議院 予算委員会 第1号
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○菅(直)委員 衆議院選挙が終わって特別国会があったわけですけれども、本格的な国会の議論はこの臨時国会からであります。そこでまず、先ほども話題に上っておりましたが、このさきの総選挙の結果をどのように見るべきか、そのことについて少し意見を交わしてみたいと思います。  私は、今回の...全文を見る
○菅(直)委員 自公保で信任を受けた、国民に信任をしていただけたんだという、それは森さん以外の方は余りそういう認識を持っておられないと思うんですが。  自由民主党が大きく議席を減らしたことはそうですが、続大臣、公明党も非常に大きく議席を減らされました。特に続大臣が副知事をされた...全文を見る
○菅(直)委員 これはもう国民の皆さんから見て、結果はもちろん明らかになっているわけですから、当事者がそういうふうに思っておられるというのであれば、思っていることまでどうこう言うわけにはいきませんが、客観的に考えれば、私は、かなり厳しかったのではないかな、このように思っておりまし...全文を見る
○菅(直)委員 そこは、必要であればまた後ほどお聞きします。  そこで、そごうについて、国有化された長銀が債務者区分としてどういう区分に当てはめたのか。九九年の一月から二月に判定が行われたと聞いておりますが、その判定でどういう区分でしたか。端的に答えてください。
○菅(直)委員 ですから、適というのは、正常なのか、要注意AなのかBなのかCなのか、破綻懸念か。そのことを聞いているんです。
○菅(直)委員 いいの、松田さん。要注意先債権と言っているよ、大臣が。  要注意先債権の何ですか。
○菅(直)委員 そういうふうにはっきり答えてもらえばいいんですよ。  そこで、九九年の九月に長銀が自己査定をして、新たな判断がなされたと聞いておりますが、これはどういう判断をしたんですか。
○菅(直)委員 つまり、九九年の二月の段階では要注意先Aだから適だと言いながら、その半年余り先の段階では破綻懸念先だから、だから引当金を積むんだと。当初から破綻懸念先ということになっていれば、国有長銀に残らないはずの債権です。当然、RCCに移る債権です。  それでは、もう一つ聞...全文を見る
○菅(直)委員 ことしの二月の段階で要注意先A。  いいですか、去年の二月の段階で要注意先Aだったけれども、その後自己査定をやってみたら、劣化していて、それじゃとても要注意先Aにならない、一千億余りの引当金を積むような破綻懸念先になったとさっき言われたじゃないですか、九月の段階...全文を見る
○菅(直)委員 だから、そちらをAにして、九月の段階で破綻懸念先として一千億引当金を積んだと。ダブルスタンダードじゃないですか。一方的に相手は有利だけれども、国民は、いざとなれば買い戻す条項に加えて、あらかじめ一千億もう破綻懸念先としてお金を積まれて、契約をしたのはことしの二月で...全文を見る
○菅(直)委員 これは、総理、聞いておられてどう思います。もし破綻懸念先であればRCCに入れることになっているんですよ、もともとは。一千億も積んだんですよ。契約はその後ですよ。もう契約をしちゃった後に検査したというんじゃないですよ。去年の九月ですよ、破綻懸念先にしたのは。この二月...全文を見る
○菅(直)委員 何が細かいんですか。先ほど北側さんの質問に対して、瑕疵担保特約は認めるべきだなんという答弁をされたじゃないですか。瑕疵担保特約の扱いがそごうの件についてどうなっているかという話、今それが問題の焦点じゃないですか。  少し前に進めながら話を深めていきたいと思います...全文を見る
○菅(直)委員 まず確認をしておきたいと思います。  今の答弁だと、破綻懸念先と言われましたか、八兆円ある、そのうちの半分を適にした。(森政府参考人「全体でございます」と呼ぶ)ちょっと、ちゃんと答えて、もう一回。じゃ、何が半分なんですか。何が八兆で、何がその半分なんですか、その...全文を見る
○菅(直)委員 この問題自体もおかしいんですが、破綻懸念先も入っているということを今、森さん認めましたが、その破綻懸念先は今度のソフトバンクグループとの契約では瑕疵担保の対象になるんですか、ならないんですか。
○菅(直)委員 ということは、旧長銀の場合よりもさらに範囲が広いということですか。旧長銀の契約は、少なくとも正常債権と要注意先Aまでが瑕疵担保の対象になっている。今の説明だと、それよりさらに広いということですか、ソフトバンクグループに対しては。
○菅(直)委員 これも大変な問題ですが、さらに進めます。  時期の問題。つまり、先ほどのそごうの場合は、要注意先Aと一たん区分しながら、後に懸念先にして引当金を積んでいるんですよね、そごうの場合に。この日債銀の場合に、そういう先ほど言われた判断の時点がどの時点なんですか。そして...全文を見る
○菅(直)委員 聞かれている人が聞かれたら、結局、そごうと同じダブルスタンダードをやっているということじゃないですか。これからもやるということじゃないですか。メーンバンクの強固な支援、そごうのメーンバンクはどこでしたっけ。興銀が強固な支援をすることになっているんじゃないですか。興...全文を見る
○菅(直)委員 そんなに甘く考えているんですか。このコリンズさんとかフラワーズさんというのは、なかなかの人たちですよ。その方が自分の会社にとって得になるといったら、当然やるのが資本主義の原則じゃないですか。他の銀行のことを言っているんじゃないんですよ。瑕疵担保条項を持っている銀行...全文を見る
○菅(直)委員 では、あわせて聞いておきましょう。  政府が事実上雇ったフィナンシャルアドバイザーはゴールドマン・サックスでした。今回はソフトバンクグループのアドバイザーにゴールドマン・サックスはなっております。また、今問題になったフラワーズさんという人は、このゴールドマン・サ...全文を見る
○菅(直)委員 こんなことで国民が納得しますかね。  私に対する説明では、ゴールドマン・サックスがオーケーしないからと言っておりますが、ゴールドマン・サックスがノーと言うかどうか、私もコンタクトしておりますけれども、アメリカの事例でいうと、こういう場合余り隠さないんですよね。 ...全文を見る
○菅(直)委員 何でも守秘義務と言えば通るんだったら、官僚の皆さんがやることは全部守秘義務じゃないですか。国会で予算審議をするときに、そんな、守秘義務だから言えないなんていう話があるんですか。  たくさん出ているじゃないですか。今の新生銀行がコンサルタント料として払ったのは幾ら...全文を見る
○菅(直)委員 先ほどゴールドマン・サックスのことを申し上げましたが、もう一人、ユージン・アトキンソンさんという人がやはりいて、かつては在日代表も務められたと聞いておりますが、当時はリミテッドパートナーですから、どういう仕事でしょうか。その人も現在は退社をして、九九年四月といいま...全文を見る
○菅(直)委員 今の相沢大臣の話の中に、実はいろいろな問題が含まれているのですね。  では、なぜ二〇〇一年三月三十一日までに、そうした中小を含めて、きちんとすると言いながら、できなかったのでしょうか。私は、早期健全化法の扱い方、運用の仕方に大きな間違いがあった。我が党が出したや...全文を見る
○菅(直)委員 これは国民の皆さんにとってもなかなか厳しい話ですから、最終的には国民の皆さんが判断される問題だと思います。ただ、日本新生なんというスローガンを掲げるぐらいだったら、せめて私が言うぐらいのことを言われるのかと思ったら、新生どころか日本を停滞のままに押しとどめるという...全文を見る
○菅(直)委員 大蔵大臣ときちんと議論するのなら、最初からきちんと議論しますよ。今、部分的なことだけ言われましたけれども、最初に預金保険機構の問題の監督責任についても言われたら、そのときは責任はないんだと言って逃げておかれて、重箱の隅みたいなことのときだけ手を挙げてくるというのは...全文を見る
○菅(直)委員 ちょっと扇建設大臣に関連してお聞きしたいのですが、扇大臣は、例えば若築から献金を受けるとか、あるいはゼネコンから献金を受けるということは、建設大臣になられてからやられておりますか。
○菅(直)委員 いろいろな人が受けているという報道があるのですが、扇さんじゃないですよ、例えば中尾さんなんか典型的ですね。建設大臣がその在職中にそういうところから献金を受けることについては好ましくないとお思いですか、いや、それは別に構わないとお思いですか、扇大臣。
○菅(直)委員 今の発言は、法律とも言われましたけれども、そういうことは余り好ましくないというふうに言われた趣旨だと思います。  ここに平成七年八月八日から平成八年一月十一日、村山改造内閣建設大臣、森建設大臣が当時二百七十一社から合計四千十五万七千円の献金を受けていたという公表...全文を見る
○菅(直)委員 ですから、そういう感覚だから、久世さんがかつて巨額の資金提供を金融機関から受けていても、あれは適正だったということになっているのか、単に時効だったという話もありますし、当時の政治資金規正法上適正な処理がされていないという話もありますが、どちらにしても、もう終わった...全文を見る
○菅(直)委員 ちょっと、これ以上総理とこの問題で議論をすると、こちらの常識が何か狂ってしまいそうですね。  みずからやめることになった閣僚を任命したのは国民に申しわけないと。何でみずからやめることになった閣僚を任命したら申しわけないのですか。それは病気の場合もあるでしょう。い...全文を見る
○菅(直)委員 そこで、もう一つ、大京観光からの資金が自民党の党費の立てかえに振り向けられていたという報道がたくさん出ております。  参議院の比例代表、自民党で戦われている人は閣僚の中で、今は自民党ではありませんが、扇さんですが、扇さんは自民党で比例代表を戦われたときに、やはり...全文を見る
○菅(直)委員 では、せっかくですから、その党費の立てかえという問題についてはどうでしたか、扇さん。
○菅(直)委員 森総理に、これは自民党総裁としてお聞きをいたしますが、自民党の党員の扱いとしてこういう立てかえ払いというものを認めているんですか。
○菅(直)委員 聞きたかったのは、立てかえをやっているんですかと聞いたら、やっていないと。これは今後、いろいろな報道では立てかえがそこらじゅうでやられていると出ていますから、また明確になっていくでしょう。  そこで、皆さんのお手元に、「自民党の参院比例区中央省庁出身議員の推移」...全文を見る
○菅(直)委員 今の答弁を国民の皆さんが聞いて、本当にそういうふうに、うんうんとうなずかれるんでしょうか、農民の人を含めて。  農民の団体あるいは農業をやっておられる皆さんが、自分たちの仲間を出したい——我が党にも、北海道の農民連盟でしたか、名簿順位で出られて、残念ながら前回は...全文を見る
○菅(直)委員 いいですか、農水省が農民の代表だから農水省の代表として参議院に出すのは構わない、そうすると、農水省が選挙をしても構わないという論理になりますよね、今のだと。私は、人材としていろいろな、参政権を行使して選挙に出られるのは全然構いませんよ、農水省の人だって。問題は、農...全文を見る
○菅(直)委員 もう時間ですので午前中の質疑は最後にしますが、今の建設大臣の答弁は、私の質問を全くねじ曲げているわけですね。  私は何度も、我が党にもたくさんの役所出身の議員がおられますし、そのことをまずいとは全く思っておりません。参議院の比例区に関して、役所枠という形で出てく...全文を見る
○菅(直)委員 午前中に引き続き、森総理を初め皆さんに御質問をさせていただきます。  さきの本会議で、我が党の水島広子議員が子供の今のいろいろな問題について質疑をいたしました。総理も大変熱心に聞いていただいたと思っております。その中で、子供たちを有害情報から守るための立法の必要...全文を見る
○菅(直)委員 これは、いわゆる国家管理というか検閲という形ではない、まさに親が選択をする、あるいは地域で、大人たちの社会でその基準を決めていく、そういった形が望ましいかと思っておりますが、今総理から前向きの答弁をいただきましたので、我が党としても準備を進めますので、またその段階...全文を見る
○菅(直)委員 情報の問題、警察情報の問題、あるいは警察のあり方の問題、我が党は、少し関連が広がりますが、警察法の改正案も既に前の国会でも提出をいたしましたが、どうも与党あるいは政府の方は、こういった問題を先送りにする。そして、盗聴法のような、個人の情報を警察が一方的に調べること...全文を見る
○菅(直)委員 次に移りますが、中尾元建設大臣が逮捕されました。私たちは、さきの総選挙において、決して民主党は公共事業に反対しているんではない、公共事業を食い物にしている自民党のやり方に反対しているんだ、こういうことをずっと言ってまいりました。まさにこの中尾元建設大臣の逮捕という...全文を見る
○菅(直)委員 これらの一級河川そのものが建設省の直轄の扱いになっていること自体が、私たちは、分権連邦国家という考え方からいえば、望ましくない形だと思っております。  大臣が地元の意見を大事にされるのはもちろん大いに結構ですが、私も現場に何度も行きましたけれども、百五十年に一回...全文を見る
○菅(直)委員 先ほど、公共事業の見直しに関して、扇大臣も大いに見直そうと思っていると言われましたので、失礼な言があったらそれは取り消したいと思います。  それはそれとして、今のお話は、当時の、次官かあるいはその後の顧問の当時ですが、藤井さんは本当にこの林という人を知らなかった...全文を見る
○菅(直)委員 これは事実の問題ですから、これ以上私も申し上げられるところは、きょうはこの程度にしておきます。  ただ、できればもう一度、最初の段階で知っていたかどうかは別として、何度か百五十万円が振り込まれて、四カ月たっているわけですね、返金をされるまでに。その間に林と言われ...全文を見る
○菅(直)委員 実は、中尾建設大臣が大臣になられたとき、私は同時に厚生大臣を拝命して、同じ時期に橋本内閣の第一次内閣に所属しておりました。そういう意味では、同じ閣議にもずっと出ておりましたし、その同じ時期に閣僚としていた建設大臣が逮捕されるというのは、もちろんそのことを知らなかっ...全文を見る
○菅(直)委員 建設省は、この若築建設の場合も何か一生懸命天下りを要請したと言われていますが、建設省はまさに直接の関係にある建設会社に天下りを認めているのですか。また、もし認めているとしたら、それは適切だと思いますか、大臣。
○菅(直)委員 全く大臣は私の聞いたことをよくおわかりになっていないんじゃないでしょうか。  私は、法律違反をしている人がいるかと聞いているわけじゃありません。厚生省が製薬メーカーに天下りを自粛しているというのも、別に法律が禁止しているわけじゃありません。天下り禁止法をつくろう...全文を見る
○菅(直)委員 これは、私はまず事実を聞いただけであって、見解はいいですよ。  ですから、扇さんは、そういうふうに今の法律が許している範囲であれば、たとえ若築建設であろうが何であろうが、そういうところに天下りをするのは何ら悪くない、そういう認識を持たれているなら、それは持たれれ...全文を見る
○菅(直)委員 私どもは既に法案を出しておりますから、現在、いわゆる本会議の趣旨説明を求めて各委員会での審議に待ったをかけているのは、与党の中でも自民党だけだと聞いております。  総理にお尋ねしますが、まず野党四党で出した法案の審議を進めるべきだと思います。そして、少なくともこ...全文を見る
○菅(直)委員 この国会中に委員会で質疑をして、必要なら与党も出されたらどうですかという、この国会中にというのはどうですか、総理。
○菅(直)委員 次の臨時国会という言葉が出ましたが、なお我々としては延長してでもという立場で臨んでいきますけれども、少なくとも次の国会には出すということを言われたのですから、その約束は少なくとも守っていただきたいということを申し上げておきます。  そこで、時間も進んでまいりまし...全文を見る
○菅(直)委員 今私が申し上げた、心配されているとおりのことを逆に言われたわけですね。特別枠ということを言われました。特別枠七千億と今言われましたね、総理。  その前に、来年度の予算規模全体はどうされるつもりなんですか。まず全体があって部分があるんです。何か特別枠というと、全体...全文を見る
○菅(直)委員 これ以上お話をしても繰り返しになりそうですね。当然増はありますと。当然増の中にも、当然増となるべき当然増と、場合によっては、構造改革をやればそうではないものも含まれているかもしれないではないですか。  ですから、そういう意味で、そういうものを見通した中でまず全体...全文を見る
○菅(直)委員 これ以上この問題をお聞きしても何も出ないようですので、問題をかえます。  八月十五日が間近に迫っておりますけれども、靖国公式参拝問題というのが常にこの時期になると大きな課題になってまいります。自由民主党の中でこの問題について検討する場もつくられたとお聞きをいたし...全文を見る
○菅(直)委員 ということは、どうされるかは現時点ではまだ決めてないということですか、参拝されるかどうかを。
○菅(直)委員 いや、自主的に判断されるのは当たり前なんですが、決めてないということなんですね。私は、何か今回は公式参拝は控えるというふうにお聞きしていたように思ったのですが、そうではなくて、まだ決めてないということですね。判断は自主的にされるのは当然ですが、そういう理解でいいの...全文を見る
○菅(直)委員 この問題は、ある意味での戦後処理にもかかわる非常に深い問題でありまして、私は、何らかの形で、国民的にもあるいは国際的にも納得される形を求めていく努力をそれぞれの立場でなさるべきだ、私たちも努力しなければいけませんが、そのように思っているところです。  あとわずか...全文を見る
○菅(直)委員 弊害といいましょうか、そういういろいろな危険性があることはよく承知しています。しかし一方では、こうではないかという蓋然性が相当高くなっているにもかかわらず、いや、まだはっきりしないんだからそれは表に出さないんだという判断も多くの問題を生むことがあるということは薬害...全文を見る
○菅(直)委員 では、私はこれで終わります。
09月28日第150回国会 衆議院 予算委員会 第1号
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○菅(直)委員 この百五十国会というのは、考えてみますと、総選挙が終わって、特別国会があり、その後もう一度臨時国会があって、三度目の国会になります。  しかし、総選挙の直後に中尾元建設大臣が逮捕されて、我が党は、それ以前から出していたあっせん利得罪を野党四党でそろってその特別国...全文を見る
○菅(直)委員 経緯はもう国民の皆さんがよく御存じのとおりですので、どちらが逃げたとかということは、国民の皆さんが判断していただけると思います。  そこで、私は、このあっせん利得処罰法がきちんとしたものが生まれたときには政治の体質が変わる、また政治の体質を変えるためにもこの法律...全文を見る
○菅(直)委員 だから、言うまでもないことがそうでないところに重点が置かれているんじゃないですかと申し上げてきたわけです。  そこで、少し中身に入っていきたいと思います。  九月の二十一日に初めて出された与党の案では、今回、二十七日、昨日改めて提出いたしました私たちの案に比べ...全文を見る
○菅(直)委員 前の答弁書を読まないでくださいね。  今申し上げたのは、さきの臨時国会あるいはさきの特別国会では、我が党あるいは野党四党がいち早く出しました、その後やっと与党案がまとめられたので、野党四党で再度協議をして昨日出した法案との比較を申し上げているんです。ですから、昨...全文を見る
○菅(直)委員 相変わらずリーダーシップが見えないわけですが、議員立法といっても自由民主党の議員立法なんでしょう。民主党や野党の議員立法だから私の方からそれについていろいろ答えられないというならわかりますよ。森総理は自由民主党員じゃなかったですかね。自民党総裁じゃないんですか。自...全文を見る
○菅(直)委員 総理も大いに議論をしてこの国会で成立を図ってほしいということでありますから、まさにこの予算委員会などが終わった後、最優先でこの与野党の法案の審議に入るよう、与党の皆さんもたくさんおられますので、強くそうした形の扱いをお願いして、次の問題に移りたいと思います。  ...全文を見る
○菅(直)委員 今総理が最後のところで述べられた文章は、一字一句所信表明の文章と変わらないですね、一字一句。私が申し上げたのは、心構えをお聞きしたのじゃないのです。総理自身が準備を今から始めなくてはなりませんと、心構えの問題じゃなくて、準備を始めなきゃいけませんと書いてあるから、...全文を見る
○菅(直)委員 単年度の話だけをしているのじゃないのですよ。財政の赤字が国債だけで三百六十四兆と言われておりますけれども、これを将来にわたってどうしていくのかということなんです。  そこで、もう少し視点を変えてお聞きをします。  今、金利が非常に低い状態であります。国債の平均...全文を見る
○菅(直)委員 宮澤大蔵大臣はよくおわかりなのか、本当はわかっていないのか、私にもよくわからないのですが、負担と給付ということはもちろんそのとおりです。ただ、今、私が申し上げた一つの問題を全く答えられませんでしたね、利払いの話を。つまり、プライマリーバランスの考え方は、釈迦に説法...全文を見る
○菅(直)委員 言われていることは、私とかわられたらどうですか、まるで野党が政府に対して言っているようなものじゃないですか。  そのとおりですよ。まさにおっしゃるとおりですよ。だから、そのことをどうやって準備されているかと聞いているんじゃないですか。税制の問題、歳出の問題、そう...全文を見る
○菅(直)委員 国民の皆さんが聞かれて、今ごろになってまだそんなことを言っているのかと。  社会保障のプログラムにしても、かつて医療保険制度の抜本改革などの議論をして、また骨抜きにしたのも自由民主党でありましたし、公共事業は、我が党が選挙のときに強い見直しを言って、当時は、ばら...全文を見る
○菅(直)委員 これ以上言っても繰り返しに、総理の答弁の方が繰り返しになると思いますから、一回だけ私の方で念を押しておきますと、将来も持続可能な仕組みをつくり上げると言われたのは総理ですからね。この補正予算が幾らになるかという話ではないんでしょう、将来の持続可能なというのは。つま...全文を見る
○菅(直)委員 これはせんだっての本委員会でも申し上げたのですが、私は、公共事業の見直しということを自民党の皆さんが言われるときには、むだな公共事業発生装置というものをきちんと壊しておかなければいけないんじゃないかと。今の亀井さんの話は、言ってみれば、ダイオキシンが発生しているご...全文を見る
○菅(直)委員 扇建設大臣が大変大きな声でおっしゃるのは、後で申し上げますから、慌てないでください。  森総理が地方の声ということを先ほど言われましたよね。私、選挙が終わってから島根県に行ってまいりました。島根県の県知事は、当初、中海干拓については中止をしないでくれと一生懸命言...全文を見る
○菅(直)委員 立川というと私もそう遠くないのですが、立川の何という施設をごらんになりましたか。
○菅(直)委員 それは大変古くからの歴史ある施設ですのでごらんになったのかもしれません。  私たちは実は最近、大津市と仙台市で現地調査と公聴会、我が党の公聴会を開きまして、私も仙台の方にも足を運んでまいりました。  ここに七項目の具体的な提言をいたしております。幾つかちょっと...全文を見る
○菅(直)委員 せっかくですから、もう一つ、総理。  我が党は、この介護サービスの特に基盤整備を進めるに当たって、例えば経済企画庁からは介護保険はGDPを〇・一%押し上げたという発表があったわけでありますが、グループホームやあるいはホームヘルパー制度、こういった介護保険の基盤整...全文を見る
○菅(直)委員 続いて、ちょっと総理には耳の痛いお話になるかもしれません。今、首相公選の問題が我が党の中でも議論をされております。  アメリカの大統領選挙が事実上始まって、ゴア副大統領とブッシュ・ジュニアとの間で、いろいろな問題についてテレビやあるいはいろいろな場面で大議論が続...全文を見る
○菅(直)委員 最後のところが総理の個人的な見解があったのかなかったのか。憲法だからそちらの議論に任せると言われますが、私は、総理大臣になられた経験者、まさに今それを経験されている真っ最中の総理に、私自身が感じ、あるいは多くの国民が感じている、何か自分たちで直接選んだ方がもっと自...全文を見る
○菅(直)委員 ということは、犯歴はないということでよろしいんですね。
○菅(直)委員 いろいろ報道もされておりますが、総理は今民事訴訟を起こされていて、この犯歴の問題が一つの焦点になっておりますが、それであるならば御自分でそのことを証明する努力をされればいいんじゃないかと思いますが、いかがでしょうか。
○菅(直)委員 何かいやに居直られて、私が別に総理を訴えているわけでも、総理のことをとやかく申し上げたわけじゃありません。ですから、この問題は参議院の本会議でも議論になっておりますので、今後の問題としても、裁判所という公的機関が絡んでおりますので、普通であれば、裁判所がこういう資...全文を見る
○菅(直)委員 結局、十五年という数字は挙げられていないことを今認められました。クリントン大統領の返事を今紹介されましたが、SACOの最終報告及び一九九六年の日米安保共同宣言を踏まえ云々と。これは、一九九六年、もちろん橋本内閣におけるクリントン大統領との共同宣言ですが、この時点で...全文を見る
○菅(直)委員 ですから、外務大臣も森総理も、あるいはお聞きになっている皆さんも、結局、アメリカ側は一九九六年のいわゆる日米共同宣言、つまりこの普天間の移転問題がまだ上る前の、まさに冷戦後の米軍の前方展開あるいは在日米軍の全体の規模などについての議論の中で、私の理解で言えば、その...全文を見る
○菅(直)委員 総理はどうですか。総理の答弁なんだから。
○菅(直)委員 今の答弁でいいんですね。SACOの最終報告の中に十五年というものが盛り込まれているからそれでいいんだというのが総理の答弁ですよ。それでいいんですね。
○菅(直)委員 ということは、答弁になっていないじゃないですか。今言われたのは、SACOのことに入ってるから答えていると言ったけれども、それに入っていないとなったら何も答えたことになっていないじゃないですか。だめですよ。総理大臣が……(発言する者あり)ちょっと待ってください。 ...全文を見る
○菅(直)委員 ですから、十五年の問題についてきょうは話題にしているのであって、十五年の期限という問題が沖縄県民あるいは沖縄知事の要望だったから、そのことについて議論されたのかと言ったら、今ここに入っているから議論したと言われた、あるいは、そういう答弁があったと言われた。間違いじ...全文を見る
○菅(直)委員 私は、七月二十二日のサミットの時点における首脳会談のことをお聞きしたのであって、ほかの方がいろいろやっておられるのは、それは努力は買いますが、総理の認識は、先ほどの答弁を聞いても大変あいまいで、少なくとも国民に対しての説明とアメリカの認識とが大分食い違っているとい...全文を見る
○菅(直)委員 それと、ちょっと難しい、私も後でいろいろ調べてみたのですけれども、わかりにくいのですが、IPバージョン6などによる云々というのがありますが、このIPバージョン6というのは何でしょうか。     〔中村(正)委員長代理退席、委員長着席〕
○菅(直)委員 いろいろなことが言われていますよね。超高速インターネットの整備とか、あるいは電子取引とか電子政府とか、いろいろなことを言われています。  ここに、総理が主宰されているIT戦略会議と、本部があるのでしょうか、会議の議長である出井さんが八月三十日に、一枚紙の考え方と...全文を見る
○菅(直)委員 これはほとんどそっくりですよね。総理の所信表明に盛り込まれていることと、その所信表明よりも前に行われたこの……(発言する者あり)いや、いいんですよ。そっくりでもいいんですよ。ほとんどそっくりですよね。ですから、出井さんが言われたことをそのまま、総理としては、これは...全文を見る
○菅(直)委員 間違いがあるとかないとか私は言っているんじゃないんです。ここで出井議長の考え方として出されていることと、ここが表現を含めてほとんどそっくりなわけです。それは、IPバージョン6などというのは、かなり専門家でも知らない言葉だと私も思いますよ。だから、そういう意味でその...全文を見る
○菅(直)委員 IT、ITということをいろいろ所信表明で述べられることがいけないとは申しませんが、もう少し何か総理として、こういうものが日本の社会の中でどういうことにつながるのか、私にはなかなかイメージが見えないという感じがしたものですから、ちょっとお聞きをしてみたんです。  ...全文を見る
○菅(直)委員 総理大臣というのは、内閣の総理大臣なわけですね。ですから、内閣の組織をどうするかというのは、まさに直接の総理のいわば権限といいましょうか、最終的には法律ですから国会にかかりますが、一義的には総理に考えられる責任と権限があるわけです。もちろん、いろいろなところで議論...全文を見る
○菅(直)委員 もうくどいぐらいですから私もやめたいのですが、私が申し上げたのは、専門的なところを総理にソニーの会長や社長と同じような知識をお持ちいただきたいということを言っているのじゃなくて、逆に言えば、ソニーであろうがどこであろうが役所のことに一義的には責任を持てないわけです...全文を見る
○菅(直)委員 それでいいんですね、本当に。  私は、ちょっと違うと思うのですよ。憲法二十六条には、「すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。」とまず書いてあります。そして二番目に、「すべて国民は、法律の定めるところにより、そ...全文を見る
○菅(直)委員 きょうは、この議論をゆっくりやる時間は予定の時間にありません。ただ、この問題は……(発言する者あり)何か変なやじが飛んで、逃げるなとか言っていますけれども、もともと、よく考えてみてください。不登校がこれだけふえた、そうすると、一般の学校ではだめだからフリースクール...全文を見る
○菅(直)委員 いいですか、この問題はもうちょっと私はまじめに受けとめるべきだと思うのです。つまり、今の学校が子供を縛りつけるのにふさわしい学校になっているかという根本的な問題を問いかけているのです。  ですから、先ほど申し上げた「希望の国のエクソダス」というのは、六十万人の中...全文を見る
○菅(直)委員 時間ですので、きょうは問題提起にとどめますが、我がふるさとには、かつて松下村塾というのがありまして、それは、子供たちではありませんが、牢獄の中で、一つの学校と呼ばれるかどうかわかりません。そういう意味で、どうも私が提起した問題をまだ文部大臣もきちんと理解をしていた...全文を見る