菅直人

かんなおと

小選挙区(東京都第十八区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数14回

菅直人の2006年の発言一覧

開催日 会議名 発言
04月03日第164回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第3号
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○菅(直)委員 昨日は、皇居を一周いたしまして、桜の下を歩きながらきょうの質問を考えておりました。何人かの方から、菅さん頑張って、民主党頑張ってという言葉もいただきまして、そういう皆さんのエネルギーとあのすばらしい桜のエネルギーをいただいて、この質疑に立たせていただきます。  ...全文を見る
○菅(直)委員 まあ結局、小泉総理は全部認められたわけですよね。つまりは、借金がふえましたと。それはいろいろ理屈はあるでしょう、ふやさなかったらどうなるか。  しかし、もう一つのこれを見てください。これは裏表になっていませんので、まず総理によくお見せしますが、今、普通国債の残高...全文を見る
○菅(直)委員 国民の皆さんは、なかなか小泉総理は言葉が巧みですから、いや、景気もよくなったしプライマリーバランスも何か小さくなったんだから、大変財政再建は進んでいる、こう思われるような言い方であります。しかし、これまでのプライマリーバランスが下がったのは、金利を上げないままです...全文を見る
○菅(直)委員 つまりは、これから先は、経済が回復してきているけれども、その金利負担と税収の伸びがどちらが大きくなるかわからないという、少なくとも好意的に聞いてもそういう答弁ですよね。つまりは、財政再建は進んでいないということじゃないですか。これから始めようというのならわかります...全文を見る
○菅(直)委員 これも、国民の皆さん、見て聞いておられると思いますが、結局、私が聞いた、一円でも官製談合による税金の無駄遣いを減らしましたかと言ったら、その一円のことも答えられない。  結局は、将来の道路公団の税投入が少なくなるだろうとか。それはそうかもしれません、採算性の悪い...全文を見る
○菅(直)委員 資料をいただきましたら、これは、国、地方のダブりもありますけれども、三十七兆円ぐらいになりますね。つまり、三十七兆円、約四十兆円近いお金で毎年、国や地方自治体は民間から買っているわけですよ。  これが防衛施設庁のように、例えば九七%で入札されて落とされていたもの...全文を見る
○菅(直)委員 これも国民の皆さんにはよく聞いていただきたいんですが、一年や二年でそう簡単にはいきませんよと。小泉総理、いつ総理大臣になられたんですかね。一年や二年ですか。三年ですか。(小泉内閣総理大臣「五年」と呼ぶ)五年でしょう。では、五年の間になぜできなかったんですか。結局は...全文を見る
○菅(直)委員 私が効果的な方法をお教えしたら。やられますか。この場でお教えしますから。どうですか。
○菅(直)委員 では、総理だけでなくて、皆さんに申し上げましょう。  私も先日まではNC、民主党のNCの国土交通大臣をやっておりまして、道路公団の天下りなどを大分調べました。いろいろ調べました。そして、天下り禁止法とか談合の法律とか、いろいろ見てまいりました。  法律は要らな...全文を見る
○菅(直)委員 これも、結局やってこなかったし、これからも、検討はしてみるけれども、やるという約束はできないということですよね。なぜなんですか。  これは聞いておられる皆さんによく理解していただきたいんですが、例えば私がテレビをある店で買おうと思って三軒ほど見た。裏で談合して、...全文を見る
○菅(直)委員 早期退職勧奨制度とか、それは前原代表もこの場で言われていたように、私も、六十歳、六十五歳まで、給料がそのまま上がるかどうかは別として、働けるようにするというのは賛成です。  ただ、結局、額賀さんもいろいろ言われたけれども、いろいろな事情がある、ちょっとOBが行っ...全文を見る
○菅(直)委員 結局、私が一つでも例を挙げてくれと言ったんですが、別に民主党の代表のことまで御心配いただきましたけれども、そういうごまかしでいつも逃げるんですよね。  国民が自分を支持したと。確かに昨年の選挙では、行革はこんなに進んでいるんだ、こんなに進んでいるんだ、規制緩和に...全文を見る
○菅(直)委員 一昨年の参議院選挙では、自民党は民主党より一議席獲得議席が少なかったんですね。その前の衆議院選挙では、我が党は小泉さんに、少なくとも、議席を大幅に伸ばすという形で小泉総理に選挙で負けたとは私は思っておりません。勝ったと思っております。確かに昨年は大きく負けましたけ...全文を見る
○菅(直)委員 厚生大臣もなかなか心臓が強いですよね。従来は臨時的な措置で、財政が厳しい、予算が厳しいから年金から一部をいただいていたけれども、今度は社会保険庁改革で恒久的に年金の掛金からいただきます、それが今度出された改革案ですよ。どうなんです、これは。そして、納付率が云々とい...全文を見る
○菅(直)委員 最後に少しだけ一致点があったようですが、実は、小泉総理が言われた労働形態の多様化ということよりも、もうちょっと本質的なんですよね。  つまりは、戦前に五十五歳定年制が生まれたときの平均寿命は大体五十歳です。ですから、平均寿命より五年後まで元気で働けた方が五十五で...全文を見る
04月05日第164回国会 衆議院 農林水産委員会 第7号
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○菅(直)議員 二田先生の方から大変本質的な御質問をいただきましたので、私も本質に戻ってお答えをしたいと思います。  まさに今の日本の状況は、農山村の地域社会が崩壊を始めているという、この危機感は多分二田先生も共通だと思います。(二田委員「あなた、大潟村に来たでしょう」と呼ぶ)...全文を見る
○菅(直)議員 私も、先ほど二田先生から、農村地域についてまだ認識が十分ではないのではないかと言われました。  私、生まれは山口県の宇部という田舎町でありますので、田んぼがたくさんある中で育ったんですけれども、かといって、そんなに農業に精通しているとはもちろん申し上げるほどの知...全文を見る
○菅(直)議員 ここに「バイオマス文明構想」という本をいただいております。これは一九八六年ですか、著作は筒井信隆と書かれておりまして、筒井さんが本当に二十年近く前からこういうことを、私のよく知っている方の中では最も早い時期から取り組まれてきたということを、今の質問をお聞きしながら...全文を見る
04月19日第164回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第13号
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○菅(直)委員 大変きれいな桜も散りまして、総理も、総裁任期があと四カ月ということで、そろそろ散り際を考えられているのかな、そんなふうにも思います。最後になるかどうかわかりませんが、きょうの質疑は国民の皆さんもテレビで見ておられますので、ぜひ、私も真正面からこの行財政改革について...全文を見る
○菅(直)委員 冒頭に申し上げたように、真正面から答えていただきたいと言ったんですが、これだけの借金を残し、これだけの課題を残されたことについては一言も触れないで、衆議院選挙、参議院選挙、総裁選挙のことしか言われませんでした。これが小泉流なんですよね。中身の議論は一切しない、これ...全文を見る
○菅(直)委員 相変わらず、私の聞いたことは一つも答えていないんですね。  先ほど申し上げたように、実は、プライマリーバランスがバランスするというのは、あくまで一年間の年収と一年間の生活費がバランスするだけで、借金が減ったわけでも、金利がこれから高くなったらもっと利息がふえるこ...全文を見る
○菅(直)委員 総理が、民主党がやったらどうこうと言われるから、今申し上げたように、民主党がやっていれば、一九九八年の段階から、既に不良債権の処理は五年程度で十分終わったということを申し上げているんです。  そこで、安倍官房長官はいろいろと、後ろでにやにや笑っておられますが、安...全文を見る
○菅(直)委員 まず最初に、自分が発言をする場面が国会でなかったから、そういうプライマリーバランス等について余り発言をされなかったと言われましたが、こういう本が今出ていますよね。ごく最近出た「安倍晋三 対論集」。私も、これをずっと見ました。ほとんど経済について書いていませんね。財...全文を見る
○菅(直)委員 いや、私は、今の説明ならそれなりに納得できますよ。つまりは、これからの金利動向、経済動向によって、債務残高がもっともっとふえていく可能性も含めて、いろいろな可能性があるからということですよね。  安倍官房長官、いかがですか。あなたは、確実に債務残高が減っていくと...全文を見る
○菅(直)委員 全く答えていませんね。  何度も申し上げますが、これは国民の皆さんになるべくわかりやすくと思いますが、プライマリーバランスというのは、年間の収入、ここでいうと五百万と年間の生活費の六百万を、例えば生活費の方をもう百万下げる、それは公共事業かもしれませんが、下げる...全文を見る
○菅(直)委員 今の答弁でいいんですかね。GDPを大きくしたら、分子が一定であっても分母が大きくなるから比率は下がる、それは、算数でいえばそのとおりですよ。しかし、金利分は上乗せされるんですよ。金利分は上乗せされるということはおわかりでしょう。この借金残高に上乗せされるんですよ。...全文を見る
○菅(直)委員 話が行ったり来たりしているんですね。  何回も言いますように、プライマリーバランスは、単年度の収入と支出、ここでいうと、年収と生活費が一致するかどうか、国でいえば、税収といわゆる一般歳出プラス地方交付税がバランスするかどうかです。  先ほどお聞きして、半分答え...全文を見る
○菅(直)委員 やっと話がそろってきました。つまりは、安倍長官が初めて長期金利と成長率がイコールのときにはという前提を置かれたので、それだと確かに、谷垣さんが言われたのと同じですし、まさにそのとおりです。それまではそのことを言われませんでしたので、GDPが伸びれば比率が下がると言...全文を見る
○菅(直)委員 非正規雇用も選択の中にあるのではないか、それはそのとおりだと思います。  ただ、私たちが以前法案を出しました。これは川崎さんに聞いた方がいいでしょうかね。私も、せんだってのこの委員会でも申し上げました。やはり同じ労働であれば、それを行った人が正規だろうが非正規だ...全文を見る
○菅(直)委員 我が党の小沢代表も、終身雇用、年功序列という言い方をされましたけれども、つまりは、正規雇用というのは、ある意味ではセーフティーネットの一つだということを別の表現で言われているわけであります。  川崎大臣からは、我が党の次に出す法案は賛成してもらえるような趣旨でし...全文を見る
○菅(直)委員 今、承知しておりますと答えられましたが、承知した上で、たしか基本法の中にも、自治体の努力義務といいましょうか、そういう中に、こういったいろいろな男女参画にかかわることを進めましょうという趣旨の法律もあるはずでありますが、承知しているだけでいいんですか。やはりおかし...全文を見る
○菅(直)委員 女性センターを設立するということでは今回はなくて、設立しようとしたら、設立を認めないだけではなくて、現在ある柏のセンターも結果として廃止せざるを得ない、予算が、それが使えない、そういう決定が千葉県議会でされたんです。  今大臣は、地方自治体も国と同じような努力義...全文を見る
○菅(直)委員 それでは、この問題では、自民党総裁として私は小泉総理にお聞きします。  つまりは、自民党の千葉県連が県議会でこういう行動をとっているわけでありまして、自民党総裁としてこのあり方に対して、やはりちょっと行き過ぎがあったんじゃないかと私は思うんですが、総理はどのよう...全文を見る
○菅(直)委員 まさに期待してくださいね。自民党の県連がやっている仕事ですから、そのことをしっかりと頭に入れておいてください。  そこで、次に、話をもう一度、税金の無駄遣いに戻したいと思いますけれども、最近、ある報道がありました。談合をもうやめたいんだけれどもと言ったら、いやい...全文を見る
○菅(直)委員 公取委としては当然の答弁でしょうね。現在調査中なので個別的なことは言えないけれども、少なくとも、委員長みずから言われましたが、新聞にそういう報道があることはよく認識をしているという趣旨でありました。  きょう、朝から随契の問題も出ておりました。随契というのは、簡...全文を見る
○菅(直)委員 私は、何度もこの委員会でも申し上げましたが、官製談合というのは発注側がわざわざ高い値段で談合させているわけですから、その理由は天下り先を確保するためですから、逆に、みずからがやめれば、すぐやまるんです。そして、それをやめる方法は、天下りを採用した企業には発注しませ...全文を見る
○菅(直)委員 発注を取りやめるということについては検討はされておりません。ですから、天下りを採用したところは発注を取りやめるという閣議決定でいいんです、法律は要りません。やられませんか。
○菅(直)委員 国民の皆さん、聞いていておわかりだと思いますが、ここになると小泉総理の歯切れが悪いんですよ。つまりは聖域なんですね。つまりは、官僚の天下り先確保というのは、私も知っていますよ、各役所の官房長にとっての大きな仕事、あるいは秘書課とかそういうところにとっての大きな仕事...全文を見る
○菅(直)委員 この問題は何度もやりましたが、相変わらず聖域は守る、私にはそう聞こえました。  そこで、規制緩和についてお聞きをいたしたいと思います。  いろいろ規制緩和を小泉政権が進められたと言われております。私たちも、規制緩和一般については大いに進めるべきだという立場であ...全文を見る
○菅(直)委員 そういう意味では、規制緩和をするときには、本来はそうした規制緩和に伴ういろいろなことを考えなきゃいけない。  簡単に言えば、民間が建築確認をするというのは、では民間は何のためにそういう仕事をやるんでしょうか。一般的に言えば、民間という意味は市場という意味ですから...全文を見る
○菅(直)委員 これは国民の皆さんに御理解をいただきたいと思うんですが、確かにプラスのサービスで、公だけでは不十分だからもっと民間の人にも手伝ってもらおうというプラスのサービスの場合には、私は十分あり得ると思います。  しかし、この建築確認というのは、ある意味では、審査でノーと...全文を見る
○菅(直)委員 提案者の中には小池大臣の名前がありました。賛同者の中には北側大臣の名前がありました。  現在は、余りにも分割が、一万倍とかという分割が行われていろいろな不祥事を招いたので、東証の自主規制という形で、多分、金融庁が指導されたんでしょう、分割の制限が自主規制でかかっ...全文を見る
○菅(直)委員 私が冒頭申し上げたように、一概に悪いと言っていません。規制緩和については、我が党も基本的には望ましいことだと思っています。ただ、そのときに、必ずいろいろな問題が起きることを予想して、それに対するチェック体制をきちんと用意したかということを申し上げているんです。 ...全文を見る
○菅(直)委員 何か竹中さんの話を聞いていると、私は全然悪くないけれども、悪い人がいたんだということですね。  これがそのときの経緯です。株式を分割できる商法改正は施行が〇一年の十月です。その前にも三分割されていますが、これは旧商法のもとでの、従来の規制がかかった中での分割です...全文を見る
○菅(直)委員 今のを国民の皆さんがどう聞かれたかは知りませんが、うまくすり抜けているんですよね、総理と同じように。  つまりは、証券取引等監視委員会と金融庁は別なんですよ。証券取引等監視委員会は、まさに法律に違反しているかどうかをチェックして、場合によったら告発をするんですよ...全文を見る
06月12日第164回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第7号
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○菅(直)委員 小泉総理、五年間の小泉政権が、九月にはもう総裁選に出られないということですので、いよいよ終わりが近づいてまいりまして、私と小泉総理、数えてみますと、きょうで二十四回目の委員会質疑になろうとしております。政策的にはいろいろと意見が合わなかったところも多いわけですけれ...全文を見る
○菅(直)委員 私も、結婚して三十六年ぐらいになって、やっと今、小泉総理の言われた、結婚も悪いものじゃないということをしみじみと感じる世代になりました。また、その中で私は、なぜこれだけ晩婚化、非婚化が進んでいるかということをいろいろな専門家にもお聞きをしましたが、私なりに感じてい...全文を見る
○菅(直)委員 いろいろ努力をされていることはわかりますし、我が党も育児支援についていろいろ取り組みをしております。そういう取り組みそのものは基本的には我が党も賛成なんですが、先ほど申し上げたのは、どちらかといえば子供が生まれた後のことが中心になっているわけでありまして、生まれる...全文を見る
○菅(直)委員 今の小泉総理の答弁は、これまでの二十三回と全く同じでありまして、相変わらずはぐらかしておられますね。  私が申し上げたのは、争点にしたことについてお聞きしたら、それについて一言言われました。自分が争点にしたのではない、マスコミが争点にしたんだと。こんな答弁は、私...全文を見る
○菅(直)委員 ということは、その考えは変わっていないということで理解していいですか。
○菅(直)委員 ちょっと私もよくわからないんですね。私が聞いているのはただ一つ、ブルッキングスで、答弁かもしれませんが、話されたことのその考えは変わっていないんですねと。ここの答弁では、次の総理大臣は、たとえ私でない、だれがなるにしても参拝すべきだと。横文字で言うとシュッドという...全文を見る
○菅(直)委員 私は、一九九六年の八月十五日には、天皇、皇后陛下の先導をする役目を厚生大臣として仰せつかりまして、もちろん戦没者の追悼会にも出席をさせていただきました。  ですから、話はいろいろ展開するのは結構ですが、争点にしたのが小泉総理であって、その争点に対してどういう御意...全文を見る
○菅(直)委員 麻生外務大臣にお聞きをいたしますが、麻生外務大臣は、一宗教法人に任せているところに問題があるというふうなことも触れておられますが、この問題について、どうお考えですか。
○菅(直)委員 いや、私がお聞きしたかったのは、ここに、国家の英霊を祭るという大事なことを一宗教法人に任せているところに問題があるのではないかと発言されたと聞いておりますので、どういう問題があるとお考えなのか、お聞かせをください。
○菅(直)委員 結局、宗教と政治の分離をしたときに靖国神社もその中に入れたことに問題があった、そういう意味でしょうか。
○菅(直)委員 私の知る限りでは、戦前は、一般の神社は神社本庁、多分内務省でしょうかね、その管轄にあって、靖国神社はたしか陸軍、海軍が直接管轄をしておられて、戦後すべて同じような形で宗教法人になったということで、麻生大臣のお考えはある程度わかりました。  そこで、与謝野さんは、...全文を見る
○菅(直)委員 谷垣さんは、総理になった場合のみずからの参拝のことも含めて、戦略的あいまいさが必要だと言われております。戦略的にはあいまいさが必要かもしれませんが、国民の皆さんにわかるように説明していただけますか。
○菅(直)委員 それぞれお話を聞かせていただきました。  もともと靖国神社は、戊辰戦争の後に東京招魂社という形で明治二年にできておりまして、私は生まれが、安倍さんもそうでしょう、山口県でありますので、長州で亡くなった方もかなり最初から祭られております。また、今、谷垣さんが言われ...全文を見る
○菅(直)委員 私は、これは、前回の行政改革委員会のときにもお見せした、いわば個人の家計になぞらえてみたところであります。つまりは、年収五百万、つまり税収五十兆に対して、一般経費が六百万、つまり六十兆、そういう家計になっておるわけです。  ついせんだって、たしか経済財政諮問会議...全文を見る
○菅(直)委員 発散という言葉はこれは数学用語でありまして、逆に言えば比率がどんどん上がっていくということで、発散させないようにするというのは数学用語なんです。どうやって発散させないようにするかというのが政治用語ですので、どうか政治用語でお答えください。
○菅(直)委員 多少踏み込んでいただきましたが、谷垣財務大臣にもお尋ねをします。これは戦略的あいまい性ではなくお答えをいただきたいんですが、せんだってのときも、金利の動向と成長率の関係が、たしか財政審の中でもいろいろ議論されている、一般的には金利の上昇の方がGDPの上昇よりも大き...全文を見る
○菅(直)委員 ゆとりとかいろいろな表現がありましたが、また、与謝野さんからは税という話もありました。つまりは、歳出削減でプライマリーバランスをぎりぎりゼロ、黒字化できたとしても、さらにGDP比の借金の総額の比率を下げるには、歳出削減だけでは無理ではないかということをにじまされた...全文を見る
○菅(直)委員 ちょっと今の中で、つまりは、プライマリーバランスが黒字というかゼロのとき、金利イコール成長率であれば、確かに債務残高の比率は変わりません。しかし、先ほど財務大臣は、そうなる場合もならない場合もあり得るから、ゆとりという言葉を言われました。一般的に言えば、そうならな...全文を見る
○菅(直)委員 これ以上はもう繰り返しになりますから言いませんが、社会保障費の問題は社会保障費の問題として、支出増、先ほどでいうと家計がふえるわけですから、それに見合った増収を、例えば、一部目的税的な消費税でというのは我が党も言っております、年金について。ですから、そのことを言わ...全文を見る
○菅(直)委員 これから財政再建が始まる、また、これから行政改革が始まる。つまりは、この五年間の小泉政権は、せんだっても申し上げたように、四十兆余りの公的資金を投入して、そして三百兆円もの金利の低減による国民への還元をできなくして、確かに十五年がかりの不良債権処理ができたけれども...全文を見る
○菅(直)委員 時間になりましたのでこれで終わりますが、小泉総理のいつものまやかし答弁を多分国民の皆さんはわかっていただけたと思います。  以上です。
10月05日第165回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○菅(直)委員 民主党の菅直人でございます。  安倍総理、総理就任、おめでとうございます。  安倍総理が初当選をされた中選挙区時代の山口一区には私の生まれた宇部市が含まれておりまして、私は十七歳までその宇部市で育ちました。そういう意味では、我が生まれ故郷から出た初の戦後生まれ...全文を見る
○菅(直)委員 現在の政府として受け継いでいるという言い方ですが、現在の政府の最高責任者はどなたですか。そして、最高責任者である総理自身が受け継いだということですか。そこをはっきりしてください。
○菅(直)委員 そうしますと、安倍総理が、平成九年ですか、五月二十七日の国会の質疑の中で、この官房長官談話はその前提が崩れているから、そういうものは変えるべきだ、こういうふうに主張されていたのは、考え方を変えられたということですね。
○菅(直)委員 国民の皆さん、聞いておられてわかるんでしょうか。  安倍総理大臣としてどういうふうに言われているか。この質疑の中で、「河野官房長官の談話の前提がかなり崩れてきているという大きな問題点があると思うんですね。ですから、」云々と書いてあります。つまりは、官房長官談話は...全文を見る
○菅(直)委員 少し次の問題と関連させてお聞きしたいと思います。  戦後五十年の終戦記念日に当たって、当時の村山総理が談話を出されました。私も、当時は自社さ政権のさきがけの政調会長として若干のかかわりを持っておりました。これに対しても安倍総理は、最近の議論の中では、これを踏襲す...全文を見る
○菅(直)委員 では、内容について、この考え方は安倍総理の考え方である、こう考えていいんですね。
○菅(直)委員 分けないでいただいた方がいいんじゃないでしょうか。私の内閣では、ではなくて、私はという主語で答えてください。私はどう思っているんですか、私は。
○菅(直)委員 総理大臣になったら当然なんですか。総理大臣になったら前の考え方を変えることもあるんじゃないですか、前の総理とは人格が違うんですから。  この村山談話では、「植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました。」この...全文を見る
○菅(直)委員 大分前に進んだようにも思います。では、植民地支配と侵略というこの歴史認識を認めたと。つまりは、中国の場合は、主に一九三一年の満州事変から始まって多くの出来事がありました。ということは、この満州事変から日中戦争に至るそういったことの中で、植民地支配と侵略があったと安...全文を見る
○菅(直)委員 これは大変重要なことなんですね。これから申し上げることにもつながってきますので、少し念を入れて聞かせていただきました。  安倍さんの総理になる前の発言の中では、従軍慰安婦については、少なくとも官房長官談話に対しては否定的であったし、また村山談話に対しても、個人の...全文を見る
○菅(直)委員 私がお聞きしているのは、岸元総理がどうお考えになったかということをお聞きしているんじゃないんです。我々も、もちろん肉親であるかないかは別として、安倍総理の場合だと祖父に当たられますが、岸元総理がかつてやられた六〇年安保についての評価をされた、現代の認識の中であれは...全文を見る
○菅(直)委員 ということは、開戦の詔書に署名をしたのは、今考えてみるとそれは間違っていたのではないか、そういうような認識だと理解していいですか。
○菅(直)委員 かなりはっきりしてきました。つまりは、開戦の詔書に署名したことは今考えてみると間違っていたということを今安倍総理がはっきり言われたので、それはそれではっきりしたと思います。  満州国については、安倍さんはどのようにお考えですか。
○菅(直)委員 どうも矛盾しているんですね。先ほどは村山談話であの戦争は植民地支配と侵略だったということを認められて、一般的にはこれは満州事変から始まると言われているわけです。また、祖父に当たられる岸元総理は、この満州国の経営に非常に高い位置で当たられた時期があった方であります。...全文を見る
○菅(直)委員 では、少し角度を変えてみましょう。  ことし私が大変注目をして見ていたのは、読売新聞社が行った戦争責任の検証であります。私はこれが始まったときに渡辺主筆にお会いをいたしまして、本当にやられるんですかと聞きましたら、本来はあの戦争に対する責任の問題は政治家が、ある...全文を見る
○菅(直)委員 少し話を矮小化していませんか。つまり、安倍総理は、歴史についていろいろ言われてきたんじゃないですか。それは教科書の中でということに限定なんですか。先ほどは、従軍慰安婦の問題についても、国会でいろいろ質疑をされております。私はそれが悪いと言っているんじゃないんですよ...全文を見る
○菅(直)委員 先ほど来聞いていただいている皆さんにはよくおわかりだと思いますけれども、安倍総理は、総理になる前は割と歯切れがよかったんですよ。まさに闘う政治家だったのかもしれませんが、今や逃げる政治家になられたのかなというのが私の感想です。  そこで、次の問題についてお聞きし...全文を見る
○菅(直)委員 しかし、四月は官房長官でありましたし、これからは総理大臣です。もちろん、個人で、例えば家族できのう何を食べたかまで発表される必要はありません。しかし、少なくとも、靖国神社という今大変議論のある場所に行かれたか行かれなかったかということを言わないというのは、これは政...全文を見る
○菅(直)委員 非常に不透明ですね。これまで何回も行かれて、そのときはもちろんテレビにも映っていましたし、わざわざ隠されたことはなかったと思いますね。それが、ことしの四月のことから、いや、言わないんだと。言わないんだというのが果たして国民の皆さんに理解されるんでしょうか。  自...全文を見る
○菅(直)委員 安倍総理は、ある段階では、まだ総理になられる前ですが、次の総理も当然行かれるべきだとはっきり言われたときもありました。それがいつの間にか、行く行かないは言うべきでないというふうに変わられました。つまり変わっているんですよ。どんどんどんどんぶれているんですね。  ...全文を見る
○菅(直)委員 国民の皆さんがこれほどみずからの行動までも明らかにできない総理をどう思われるかというのは、国民の皆さんの判断に任せたいと思っております。  そこで、靖国神社のことが出た関係で、そこにある遊就館の中で、「ルーズベルトの世界戦略」という項目があります。私、先日行って...全文を見る
○菅(直)委員 立場にあるかないかは別ですよ。それは、一つ一つの神社や一つ一つの施設が言っていることに対して、一般的にコメントをしなきゃいけないという義務はありませんよ。しかし、まさにあの戦争に対する見方の一つの代表的なものがここに書かれている。つまり、自存自衛の戦いで追い詰めら...全文を見る
○菅(直)委員 先日、私は小沢代表とともに硫黄島に出かけてまいりました。小泉前総理も硫黄島にたしか行かれたと思います。安倍総理は硫黄島についても御存じだと思いますけれども、大変多くの国民が、多くの日本の将兵が亡くなられております。  実は、二万一千人余りの方が亡くなられて、まだ...全文を見る
○菅(直)委員 コピーをお渡ししておきますので、もし必要ならこの本も国会図書館で目を通していただきたいと思います。  私が硫黄島のことを申し上げたのは、栗林中将も靖国神社に合祀をされております。まさに、栗林中将の話をいろいろ私も最近読みましたら、日本への本土爆撃をとめるためには...全文を見る
○菅(直)委員 政経分離という言葉を使われたのは、安倍総理御自身がこの本の中で使われているんですね。私は、政治という表現の中にはいろいろなことがあると思います。確かに、中国は日本と同じような民主主義国ではもちろんありません。選挙もありません。しかし、ある意味では、経済においてはか...全文を見る
○菅(直)委員 今の中でまだお答えいただいていない問題は、韓国とかインドとかオーストラリアは価値観を共有していると。ということは、中国とは共有していないという意味なんですか。(発言する者あり)
○菅(直)委員 ですから、そこで先ほどお聞きしたのは、中国とは価値観が異なる国だから、だから政経分離でいくべき、そういう意味なんですか。それを聞いたんです。
○菅(直)委員 価値観と直接結びつけていないということがはっきりしただけでも、それは結構です。  というのは、これは一般的に言われていることですが、安倍総理が総理になる前かもしれませんが、インドとかオーストラリアとか韓国と言われたときに、中国をそういう価値観を共有する国で包囲す...全文を見る
○菅(直)委員 今、大変重要なことを言われましたね。双務性を高めるということについて、集団的自衛権を行使できるようにするということは、直ちにそうではないというようなことを今答えられました。一般的に、双務性というのを安倍さんが言われる場合は、集団的自衛権を念頭に置いて言われているの...全文を見る
10月06日第165回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○菅(直)委員 昨日に引き続き、質疑を続けさせていただきます。  まず、北朝鮮の核実験を行うという宣言に関して、最近の報道では、実際に近日中にも実験が行われるのではないか、そういう憶測といいましょうか報道も飛び交っております。  総理にお聞きいたしたいんですが、この実験が行わ...全文を見る
○菅(直)委員 総理も副官房長官として同席された日朝平壌宣言の中で、「双方は、朝鮮半島の核問題の包括的な解決のため、関連するすべての国際的合意を遵守することを確認した。また、双方は、核問題及びミサイル問題を含む安全保障上の諸問題に関し、関係諸国間の対話を促進し、問題解決を図ること...全文を見る
○菅(直)委員 相変わらずはっきりしませんね。もちろん、求めるのは当然です。私たちもそうすべきだと思います。そう書いてあります。  しかし、現実には、せんだってもミサイルが何発か飛んだわけですし、また、今回は、国際的なルールに全く反する形で核実験を行うとまで宣言したわけで、そう...全文を見る
○菅(直)委員 今の総理の答弁は、その前よりははっきりしました。生きていると考えているから、これに基づいてそれを遵守するように求めるんだと。しかし、私が感じるところは、生きている生きていると言っても、明らかに違反している。明らかに違反している行動をとっているけれども、それでも生き...全文を見る
○菅(直)委員 これも私は国民の皆さんの判断を待ちたいと思います。  確かに、取材というのは大変なときもあります。しかし、一般的に言えば、私たちもインターネットでの記者会見の公表などもしておりますが、双方向といいながら、その間にしっかりした質問者がいなければ、結果としてはワンウ...全文を見る
○菅(直)委員 前半は経済学者のような答弁でありましたが、政治家として答弁されるんであれば、自分の実感を答えられるべきじゃないでしょうか。  私は、この間、大変、例えば何十億、場合によってはそれを超えるような大きな資産を若くして得る人もかなり出てくる一方で、三百万円あるいは二百...全文を見る
○菅(直)委員 ちょっと今の答弁は、私は納得できません。  今の総理の答弁だと、年金だけで生活している受給者には負担がふえないと言われたけれども、具体的に示したじゃないですか。これは衆議院の調査室でつくらせた資料ですよ。  総理は負担がふえないと言うんですか。ふえているじゃな...全文を見る
○菅(直)委員 柳澤さんはどちらの大臣ですか、財務大臣ですか。  私が申し上げたこの表をよく見てください。  まず、国民健康保険料がデフォルメされていると言うけれども、余り変わっていませんよ、これ。一番ふえたのは介護保険料と税負担がふえているんですよ。そして、いいですか、一番...全文を見る
○菅(直)委員 この問題だけに絞るわけにいきませんですが、今、最後に総理が言われたところの、適切に配慮はされていると。つまりは、一般的に言うと、非課税世帯について軽減措置を設けると言ったのは、これは介護保険料に対するそういう措置なんですよ、もともとは。しかし、この基準が課税世帯か...全文を見る
○菅(直)委員 いずれの党に所属されていますか。
○菅(直)委員 私は、労働組合の責任もはっきりあったと思います。当時の出納長がもとの労働組合の委員長で、預かってくれと言われたけれども、一部は使ったそうでありますが、大変な問題です。  しかし同時に、当時の知事、当時の副知事が責任者であったということから考えて、まさに組織ぐるみ...全文を見る
○菅(直)委員 この報告書を読まれればわかりますが、この報告書で報告されている労働組合の関与は、比較的最近、そういういわゆる裏金を隠す目的だったんでしょう、組合の金のような形で預かるといっても、実際は一部使っているわけですが。しかし、実際には数十年前から県ぐるみで行われていたとい...全文を見る
○菅(直)委員 国民の皆さんによく聞いていただきたいんですね。  私は何度もこの場でも申し上げましたが、大体、国、地方あるいはいろいろな公的団体が年間に調達する公共調達は約四十兆円近くに上ります。一般的に、官製談合が摘発された後、入札価格の上限に対して二割から三割価格が下がって...全文を見る
○菅(直)委員 安倍総理にも一つだけ提案をさせていただきます。以前、小泉総理にも提案いたしました。官製談合をやめさせる手だてがあるんですよ、総理の一存で。  安倍内閣として、関連した官僚が天下った先には発注しない、こういうふうに決められたらどうですか。  何も、天下りが欲しく...全文を見る
○菅(直)委員 これも小泉内閣の悪いところの踏襲ですね。とうとう天下りについては、そうした改革をするということを一歩なりとも出ない。結局はタブーだということですよね。  そこで、次の問題に移りますが、私たちは、社会保険庁は解体すべきだということを従来から言ってまいりました。 ...全文を見る
○菅(直)委員 社会保険庁の解体を断行するということなのか、解体を断行するのではなくて解体の見直しを断行するということなんですか。どちらですか、もう一度きちんとお答えください。
○菅(直)委員 総理、これを見ていただけますか。これは自民党が出されたものですか。社会保険庁長官、これを見てもらえますか。  この資料は、我が党同僚議員が、自民党でたくさん配られているということで手に入れたものでありますが、まず信憑性について、私も、昨日の夜でしたので、総理・総...全文を見る
○菅(直)委員 総理はいかがですか。
○菅(直)委員 少なくとも社会保険庁長官がそういう認識を示されたので、本物だという前提で話をさせていただきます。  まず、本物だとすれば表紙から変えてもらわなきゃいけませんね。これには「自民党は社会保険庁解体を断行します」、我が党と同じことを言っていますね。「解体を断行します」...全文を見る
○菅(直)委員 国民の皆さんにぜひ御理解いただきたいのは、今政府が案を出されているんですよね。私は前の国会でも、これは看板のつけかえじゃないか、解体どころか解体的見直しにもなっていないじゃないかということを指摘してまいりました。そして、小泉総理時代に、二年前ですか、わざわざ民間か...全文を見る
○菅(直)委員 私たちは、税金を無駄に使うようなことは本来労働組合がやるべきことではないと思っていますから、当然そういうことに対しては、私たちも断固としてそういうことはやめさせるべきだと批判をしてまいりました。  しかし同時に、岐阜県の例も同じですが、社会保険庁も、二年間、丸二...全文を見る
○菅(直)委員 この自民党が出されたと長官が認められたパンフの中で、「大切な年金を流用して、ゴルフボールやマッサージ器などを購入。」これを国会で取り上げたのはどなたでしたか。我が党の長妻議員がこういったことを徹底的に取り上げたんじゃないでしょうか。あたかも自民党がそれを取り組んだ...全文を見る
12月15日第165回国会 衆議院 本会議 第23号
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○菅直人君 私は、民主党の菅直人でございます。  私は、民主党・無所属クラブ、日本共産党、社会民主党・市民連合、国民新党・無所属の会を代表し、安倍内閣に対する不信任決議案の提案の趣旨を説明いたします。(拍手)  まず、決議案の案文を朗読いたします。   本院は、安倍内閣を信...全文を見る