菅直人

かんなおと

小選挙区(東京都第十八区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数14回

菅直人の2008年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月28日第169回国会 衆議院 予算委員会 第2号
議事録を見る
○菅(直)委員 福田総理、ダボス会議、御苦労さまでした。  きょうは、私、午前、午後と分かれての質疑になっておりますので、環境問題等は午後の質疑に取り上げさせていただきたいと思っております。午前中は、この国の形、特に国会と内閣、さらには自治体との関係について、基本的なことを議論...全文を見る
○菅(直)委員 総理、総理御自身が答えてください。  国会の第一の役割をどうお考えですか。そんなに難しいことではなくて、皆さん国会議員なんですから、国会の第一の役割は何だとお考えですか。
○菅(直)委員 よくわからないですね。国会はどういう役割ですか、憲法で何と規定していますかと聞いているんです。どうですか。ちゃんと聞いてください、答えてくださいよ、総理から。中学生だって高校生だって答えますよ、国会の役割は何ですかと私は聞いて歩いていますから。多くの人はちゃんと答...全文を見る
○菅(直)委員 いや、そういうふうに答えていただければいいんですよ。  そこで、国会が立法機関だという言い方を皆さんされるんですよ。そして、国会議員の仕事は、まず第一に立法することが第一だと言われるのが大部分なんです。しかし、私はそうは思いません。国会の第一の役割は、国民にかわ...全文を見る
○菅(直)委員 もう一度答えてください。聞こえませんでした。やじで聞こえなかったので、もう一度答えてください。何と答えたんですか。  今の答弁が聞こえなかったので、済みませんがもう一度、同じ言葉で結構ですからお答えください。
○菅(直)委員 ここに憲法のポイントだけ改めて書きました。まさに憲法四十一条には、「国会は、国権の「最高機関」であつて、国の唯一の立法機関である。」と書かれています。  そして、この最高機関の意味について、例えば今、司法試験や公務員試験で最も通説とされている芦部さんの憲法論初め...全文を見る
○菅(直)委員 私は横文字がそう得意じゃありませんが、議会が始まったイギリスで、議院内閣制という、議院というのは、衆議院の議院、参議院の議院という字になっていますが、横文字でどうなっているのかなと調べてみました。パーラメンタリーガバメントという言葉だそうです。つまり、国会内閣制と...全文を見る
○菅(直)委員 このあたりが官僚内閣制というものを結果的に容認をしてきている考え方だと私は思っています。  いいですか。内閣というのは憲法に定義があります。当初に言われたとおり、内閣は総理大臣と大臣から構成されています。官僚はあくまで内閣を補佐する専門家です。ですから、当然なが...全文を見る
○菅(直)委員 御提案かと承知していると、大臣が提案されたんじゃないんですか。  つまり、どちらかといえば、何か官僚が悪いことをする、あるいは官僚に物を頼むのが悪いから、何か要請するのが悪いから接触を制限しようなんというふうに、新聞記事にはややそういう解説記事も出ていますが、先...全文を見る
○菅(直)委員 いや、かなりいいことを言われたんじゃないんですか。渡辺大臣、せめてこれからは議院内閣制という言葉を国会内閣制という表現にしていただくと、私は、国民の皆さんがわかりやすくなると。先ほど渡辺大臣も言われたとおり、まさに官僚内閣制なんです、今の現状は。  そこで、次に...全文を見る
○菅(直)委員 珍しく明快な答弁をいただいて、ありがとうございます。まさにそのとおりです。つまりは、憲法の原則は、あくまで国の、いわゆる内閣が持っている行政権は地方自治体が預かっている行政権以外のものだ、そういう認識をちゃんと答えられました。  しかし、その具体的ないろいろなこ...全文を見る
○菅(直)委員 非常に問題意識が乏しいんじゃないでしょうかね。  私は、要するに、官僚の皆さんがやっていることがすべてが悪いとかいいとか、そういう趣旨のことを言ったんじゃないんです。霞が関が事実上、例えば道路特定財源でも、地方の財源を、つまり一緒でなければ使えないようにしている...全文を見る
○菅(直)委員 厚生大臣をやったときのことを私は余り言うつもりはありませんが、一つだけびっくりしたことがありました。  事務次官会議というのがその当時は、今でもでしょうが、前の日までにありまして、事務次官会議で満場一致でなければ法案とか予算とかは閣議に出さないという慣例が少なく...全文を見る
○菅(直)委員 それでは、午前中に引き続いて質疑を行います。  午後のまず大きな課題は、道路特定財源についてであります。  国民の皆さんにぜひ御理解いただきたいのは、民主党がまず申し上げているのは、一九五四年、今から五十年余り前にできた道路特定財源という制度そのものが、午前中...全文を見る
○菅(直)委員 今テレビで聞かれている皆さん、私の質問に対して総理はお答えになったと思いますか。  つまり、なぜ道路だけは特定財源でなければいけないのかということを聞いたんです。例えば教育だって、子供たちがいる人、いない人、いろいろあります。しかし、子供がいない人でも、教育予算...全文を見る
○菅(直)委員 私は、これで納得される国民の方はほとんどないんだと思いますね。  今、自動車ユーザーと言われましたね。一九五〇年ころ、まだ私、幼稚園か小学校でしたが、自家用車なんという人は本当に少なかったです。ですから、自動車を持っているなんというのは本当に少なかった中で、そう...全文を見る
○菅(直)委員 今の答弁を聞かれて、やはり明治の時代に鉄道が重要だった、明治の時代に学校が重要だった、私も大変当時の方は先見の明があったと思いますよ。では、全部それぞれ特定財源という形をとったんですか。特定財源という制度をとらなくても、当時の指導者がきちっと優先度を決めて配分した...全文を見る
○菅(直)委員 本当は総理だけの方が混乱しないんですが、あえて額賀さんが言われたので、総理にも関連してお聞きしますね。  午前中も言われていました。環境を考えると、燃料に対する税はある程度の高さがあった方がいいような趣旨のことを言われていましたよね、たしか。つまり、どういうこと...全文を見る
○菅(直)委員 この繰り返しだけでは話が進みませんから、この程度にさせていただきますが、今も、車を持っている人という表現をされましたよね。しかし、今自動車の便宜を受けている人は、持っている人の数も、もうほとんど全世帯に行き渡っている。まさに地方に行けば、軽自動車が二台、三台もある...全文を見る
○菅(直)委員 一昨日、私は福岡に行ってまいりました。福岡に朧橋という、なかなか立派な橋ですね。これは、皆さんの手元に資料はありませんが、本体だけで六十一億、附帯を入れると九十数億で、地元では誠橋と呼ばれているそうであります。古賀誠さんの地元ですよね。きょう新聞を読んでいましたら...全文を見る
○菅(直)委員 もう一度、大臣、日量何台ですか。一日に何台通行しているんですか、その六十一億の橋を。
○菅(直)委員 私も、一昨日、夕方に行って一時間前後見ましたが、取材とかの車を除くと本当に数台ですね。しかも、数キロ先はこうやって全面通行禁止ですからね。全部旧道に移るわけですから。  つまり、確かに地元の方は大変喜んでおられました、地元は地元負担ゼロですから。今、八女市になり...全文を見る
○菅(直)委員 よく国民の皆さんにも聞いていただきたいんですが、すべての首長が賛成している、私は、その事実はそのとおりだと思いますよ。それは、おととい行った上陽町の町長さんも、私は大変よかったと言っています。だって、自分のところを優先的に箇所づけしてもらったんですから。この間テレ...全文を見る
○菅(直)委員 いろいろ心配をしている方がいるのは事実だと思います。  ですから私は、増田さんに言ったのは、増田さんが本会議で、来年度予算だと九千億だと言われましたが、九千億とそれから揮発油税からの臨時交付金ですか、その七千億を合わせて一兆六千億について、その計算は総務省のあな...全文を見る
○菅(直)委員 まさに医療も、いろいろなものが必要なんですから。そういう中で、特に私、きょう午前中にも申し上げましたけれども、ほとんどが国がコントロールしているということは御存じでしょう、大臣をやってみられて。みんな来るでしょう。それはすべての自治体の首長が、大臣のところにぜひよ...全文を見る
○菅(直)委員 福田総理が……(発言する者あり)ちょっとうるさいですね。福田総理が何か私のことを考え過ぎだと言われましたが、福田総理はちょっと考えが過ぎないんじゃないでしょうかね。  もう同じ繰り返しになりますから簡単にとどめますが、全部の現職市長や知事が同じ行動をとるというの...全文を見る
○菅(直)委員 そんなことがわからないようで物事を考えているということが言えるのか。つまりは、考え過ぎているのが私じゃなくて、当然そう考えるのが普通の政治家の感覚なんです。  そこで、話をきょうの最後の課題にしたいと思います。  総理、総理はダボスでなかなか画期的な発言をされ...全文を見る
○菅(直)委員 結局、今の総理の答弁も鴨下大臣の答弁も、ピークアウト、これは世界全体のことを言っているんですね。それから、いろいろなことも言われていますが、せっかく、総理が言われたのは国別総量目標なんですよ。この国別というのは、当然日本も入るわけですよ。ですから、日本がどういうこ...全文を見る
○菅(直)委員 ほぼ答えられたんですが、ちょっと私は厳密に答えておいてもらいたいと思うものですから、これは。大変私は応援しているんですよ、そういう意味では。ですから、二〇五〇年に我が国の排出量を一九九〇年の十二・六億トンから、その半分の六・三億トンにする、それを我が国の目標にする...全文を見る
○菅(直)委員 非常に明快でしたから、総理の口からお答えください。  いいですか、少なくとも半分以下にはするんだ、六・三億トン以下にするんだということを今、鴨下さんは言われましたが、そういう理解でいいですね、総理。
○菅(直)委員 なぜ私がこういうふうに念を押しているかというと、私、非常に懸念しているんです。  例えば、これが環境省から出ているこの問題の資料でありますが、この中では、京都議定書で決まった削減の中で、森林吸収率が三・八%と入っています。しかし、これは科学的な根拠はありません。...全文を見る
○菅(直)委員 では、最後にしますが、総理、私の資料の中のこの表をぜひ見ていただきたいのと同時に、参考にしていただければと思います。これは、一人当たりの排出量を表にしたものです。一番多い国は、一人当たりアメリカが二十トンです。日本はその半分の十トンです、これは二〇〇四年ですが。私...全文を見る
02月21日第169回国会 衆議院 予算委員会 第12号
議事録を見る
○菅(直)委員 総理、本題に入る前に一つだけお聞きしたいことがあります。  イージス艦が清徳丸と衝突をした。まずは、お二人の本当に無事をお祈りいたしたいと思っております。  いろいろな報道がなされておりますが、直前まで自動操舵であった。通常、自動操舵というのは、ああいう大きな...全文を見る
○菅(直)委員 まさに我が国の安全保障をつかさどる自衛隊、それだけに国民の信頼が何よりも必要な中で、逆に国民の安全を脅かしているとなれば、そういう信頼も揺るぎかねません。重ねて、重大なる責任が政府にあるという認識のもとでお取り組みをいただくことを強く要請いたしておきます。  さ...全文を見る
○菅(直)委員 ということは、法的な根拠はこの決定についてはないということですか。つまり、今後、法的根拠をつくるということですか。いかがですか。
○菅(直)委員 示されておりません。国会に出される法案は、たしか道路整備費の財源等の特例に関する法律は、きょうの午後示されるんじゃないですか、正式に。  そして、この法案の中に、たしか第三条に、国土交通大臣は、十カ年間に行うべき道路整備量の案を作成し閣議において決定を求めなけれ...全文を見る
○菅(直)委員 いいですか、財務大臣、私は財務大臣に実はお聞きしたんじゃないんですね。今申し上げた閣議決定をすべきだという法律は、財務大臣の所掌ではなくて、国交大臣の所掌で、きょう午後、趣旨説明される法案です。これによれば、この法律ができた中で閣議決定すると書いてあるんですよ。私...全文を見る
○菅(直)委員 そういう慣例が間違っているということを申し上げているんです。つまりは、それは、法案がすべて政府・与党が言うとおりに通過することを前提にしたわけであります。  それから、その前にも申し上げましたけれども、私は財務大臣に聞いたつもりはなかったんですけれども、この政府...全文を見る
○菅(直)委員 せんだっても、議院内閣制というのは国会内閣制だということを申し上げましたけれども、つまりは、私は国民の皆さんに御理解いただきたいと思ってこれは申し上げているんです。  つまり、法律をつくって閣議決定するんだ、そういう法律を今趣旨説明するという段階で、いやいや、法...全文を見る
○菅(直)委員 ここが一番国民の皆さんに聞いていただきたいんです。問題は、金の絶対量があるなしという問題はもちろん影響しますが、それ以前に、なぜ、ここにはつけるけれども、ここには二十年たっても二十五年たってもつかなかったか、優先度を公平公正にこれまで決めてきたのか、それとも、族議...全文を見る
○菅(直)委員 今の説明で納得された国民の皆さんはまずおられないんじゃないかと私は思います。  つまり、BバイCがなどといっても、それは全部国土交通省の、せめて内部でないとしても外郭団体がやっているわけですし、そしてそういうものが、後に示しますが、アクアラインのように、予定をし...全文を見る
○菅(直)委員 今、聞かれましたか。一回目が平成十五年の十二月二十五日、その次は二年二カ月後の平成十八年二月、昨年はそれからさらに一年十カ月後の十九年の十二月二十五日。一年に一回開かれていないんですよ。これが国交省の隠れみのに使われているのではないかと私はずっと見てまいりました。...全文を見る
○菅(直)委員 隠れみのというのは、新聞記者あるいはマスコミが入っているから、会議がオープンなことは認めます、しかし、隠れみのであるかないかというのはまた別の問題です。  権限がどうなっているかというと、こうなっているんですよ。国幹会議の審議事項というのがありますが、基本計画及...全文を見る
○菅(直)委員 私は、昨日もアクアラインに少し出かけてまいりました。  実は、きょう、こういう問題の専門家でもある松下さんという方に参考人でお出ましいただこうと思っていたんですが、与党の皆さんの合意が得られなくてまたの機会ということになりました。  この松下さんが「道路の経済...全文を見る
○菅(直)委員 もう一つ。  先日、宮崎に行って、延岡の近くで、市長と県の担当者が出てきてくれました。いろいろと、こういうふうな形で今計画が進んでいるから、ぜひ実行させてもらいたいんだということを、ある意味で陳情といいましょうか、要請を受けました。  それで、私は聞いたんです...全文を見る
○菅(直)委員 いいんですか、今の答弁で。五十九兆の中に今入っていないと答えられましたが、この程度の知識でもし大臣をやられていたら、大間違いですよ。  私が理解している限りは、五十九兆のうち十兆円は通行料が入っているはずですよ。だから、この問題も五十九兆の中に入っているんじゃな...全文を見る
○菅(直)委員 国民の皆さんは聞いておられてよくおわかりだと思うんですね。つまりは、それこそ、私たちが金がわいてくるなんて言っているんじゃありません。五十九兆円というのは、皆さん方が払われた、国民の皆さんが払われるガソリン税に加えて、高速道路の料金からもカウントされている。ですか...全文を見る
○菅(直)委員 それでは、もう一つの大きな国民の皆さんの疑問に私たちなりに答えていきたいと思います。  民主党の、道路特定財源を含むこの問題に対する基本的な改革案を五項目にまとめてまいりました。よく対案と言われますけれども、法律的な部分もないわけじゃありませんが、私は、先ほど来...全文を見る
○菅(直)委員 私は、総理からは後ほどお聞きしますけれども、やっと本格的な議論になったと思っています。額賀さんが言われている中身はかなり問題がありますが、やっとトータルで問題になりましたよね。ですから、まさにこのトータルの議論をしなきゃいけないんです。最終的には、それを国民の皆さ...全文を見る
○菅(直)委員 ですから、まず一については、もう前回も申し上げましたから、国民の皆さんもかなり御理解いただいているものと思います。  二番目については、暫定税率を下げるというのは、まさに特定財源である以上は道路について使うからということで上乗せの暫定税率でありますので、道路につ...全文を見る
05月13日第169回国会 衆議院 本会議 第28号
議事録を見る
○菅直人君 民主党の菅直人です。  私は、民主党・無所属クラブを代表して、道路整備費の財源等の特例に関する法律の一部を改正する法律案の再議決に対し、反対の立場で討論を行います。(拍手)  まず、討論に先立ちまして、昨日午後、中国四川省で大規模な地震があり、多くの犠牲者が出てい...全文を見る
○菅直人君(続) こんな総理の一般財源化に国民が不信の念を持つのは当然であります。今の総理の姿勢では、小泉総理の道路公団民営化が偽装民営化であったのと同様、偽装一般財源化にしかなりません。  既に現在、道路特定財源の根拠法は期限切れで、一般財源化が実現した状況にあります。そこで...全文を見る
10月07日第170回国会 衆議院 予算委員会 第4号
議事録を見る
○菅(直)委員 麻生総理、総理就任おめでとうございます。私もJCに属したことがありますが、総理はJCの会頭までやられて、そういう点では若干の親しみを感じております。しかし、予算委員会は国民の皆さんの前での真摯な議論でありますので、余り手かげんはしないで質問させていただこうと思って...全文を見る
○菅(直)委員 前の福田総理、その前の安倍総理と同じように、まさか天命を放棄して、総選挙をやらないまま、半年、一年居座ろうとされているんじゃないでしょうね。いかがですか。
○菅(直)委員 このままいくと総理は、解散も総選挙もしないまま、また次の人に移るのではないかと若干心配になりましたので、どうか、半年、一年居座りをするのではなくて、きちんと解散・総選挙を、まさにこの予算の上がった段階ででもやられることを強く望んでおきます。
○菅(直)委員 繰り返しはしませんが、今の議席は三年前の小泉総理のときのいわゆる郵政選挙の議席でありまして……(発言する者あり)
○菅(直)委員 その後の二人の総理は国民の信がないまま政権運営をしようとして、結局求心力を失いました。ですから、私は、麻生総理も国民の信を問わないまま居直ろうとすれば求心力は急激になくなるだろう、このように思っておりますので申し上げたところであります。  そこでもう一点、総理は...全文を見る
○菅(直)委員 任命責任という一言でずっと片づけてこられましたが、少なくとも中山さんの考え方とか人柄をよく知っていて任命されたんでしょうから、単純な任命責任というよりは、まさにチーム編成に失敗した、監督が最初のチーム編成に失敗したんだということを私は申し上げているのであります。 ...全文を見る
○菅(直)委員 ちょっと話がおかしいんじゃないですか。  まず、議院内閣制だからと言われました。ですから、私たちも、長妻議員も、農林省なら農林省の大臣、あるいは厚生労働省なら厚生省の大臣が、議員がそういった判断をしたというなら、それは役所の判断です。何で自民党の国対が判断するん...全文を見る
○菅(直)委員 今、何かちょっと変じゃないですか。国民の皆さん、よく聞いておいてください。国対の判断の、最後の判断は各省庁の大臣がやっているんですか。国対の判断は、最後の判断は省庁がやるんですか。逆じゃないですか、やっていることは。  総理、いいですか。国民の皆さんにこのことだ...全文を見る
○菅(直)委員 では、ここに厚生省の官房長が出した、小さい字ですので眼鏡をかけて読ませてもらいますが、「野党(政調等の組織を含む)からの資料要求等については、既存の資料をそのまま提出するようなものを除き、各省庁限りの判断で資料を提出することは厳に慎み、」自民党国対村田(衆)の筆頭...全文を見る
○菅(直)委員 今の石破大臣の最後の答弁は非常によかったですね。事前に言ったことはないと言われましたね。事前に言ったことはないと。どうですか、総理、事前には言わないんですね。事前にはイエス、ノーは言わないんですね。今、農水大臣はそう言われましたが。いかがですか。
○菅(直)委員 どうも、石破さん、先ほど事前にはやらないと言われたんじゃないですか。ついさっきですよ。今の話は、国対から言われて判断するんじゃないと言われましたね。それはいいんですね。国対から言われて判断するんじゃないんですね。それはいいんですね。
○菅(直)委員 いや、大変いい答弁をいただきました。  ということは、この農水省の大臣官房総務課が出している文書は、今の大臣の答弁とは全く矛盾したものを勝手に出したということですね。ここでは、既存の資料をそのまま提出するような場合を除いて、各省限りの判断で資料を提出することは厳...全文を見る
○菅(直)委員 文書を改めると言われましたね。ということは、ここで言う「各省庁限りの判断で資料を提出することは厳に慎み、」というこの役所から出ている指示は取り消すということですね。はっきりしてください。
○菅(直)委員 石破農水大臣は、少なくとも誤解を招いたからと言って謝られました。総理、他の役所も同じような文書を出しているんですよ。総理がすべての役所の指示をきちんと訂正させる、あるいは取り消させる、約束してください。
○菅(直)委員 やはりこれは総理から聞かなければなりません。だって、長妻議員に対して総理は答えているんですから。しかも、総理は自民党の総裁でもありますから、国対との関係もありますので、麻生総理本人から国民の前でちゃんと、謝罪をするなら石破大臣のように謝罪をした上で、ちゃんと取り消...全文を見る
○菅(直)委員 麻生総理の性格がだんだん国民の皆さんにも見えてきたと思いますね。つまりは、自分が言ったことについて自分で責任をとらないで、官房長官や石破大臣の言ったことでそのとおりだと。きのうはあれだけ自分の言葉で語っていた総理が、今度は危なくなるとそういう形でほかの大臣にしゃべ...全文を見る
○菅(直)委員 今からちゃんと説明しますから、やじも聞いてからにしてくださいね。  まず、必要な財源についてはロードマップも発表いたしました。初年度の平成二十一年度に必要なお金は八・四兆、そして二十二年、二十三年がそれぞれ十四兆、そして二十四年の四年目が二十・五兆という中身にな...全文を見る
○菅(直)委員 二番目については、特別会計の積立金の中で運用益などフローの部分がありますから、これを活用して四年間で十二兆円、一年間平均三兆円の財源を捻出します。そして三番目は、当面使う予定のない特別会計の積立金、これはストックですね。これは一回こっきりしか使えないものですが、こ...全文を見る
○菅(直)委員 政府・与党の方は、国民に、国の金庫の中身もしっかりわかるように見せないでおいて、民主党が言う財源はないけれども自分たちが言う財源はあるから大丈夫だ、こういう発言ばかり繰り返しているんですね。これじゃ、ちょっとフェアと言えないんじゃないでしょうか。  そこで、これ...全文を見る
○菅(直)委員 それでは、連立政権であります政権のトップである麻生大臣、この定額減税について、規模と財源についてお聞かせください。
○菅(直)委員 いいですか、我が党が出している案は、平成二十一年度からの考え方をきちんと今申し上げました。しかし定額減税については、二十一年度ではなくて今年度ですよ、今年度実施すると言いながら、規模も財源も明らかになっていない。それなのに、我が党には平成二十一年度からの案について...全文を見る
○菅(直)委員 ですから、公明党のマニフェストに入れるというのは選挙前でしょう。選挙が終わってからじゃないでしょう。ということは、十二月末であったら間に合わないじゃないですか。どうですか。
○菅(直)委員 もう一度総理にこの点を聞きますね。  公明党が勝手に公約に盛るという話なら、私は総理に聞きません。連立政権として公約に盛るということを言われるから、それなら十二月末だと十一月の選挙には間に合わない、あるいは十二月選挙にも間に合わない。ですから、それまでに必ず規模...全文を見る
○菅(直)委員 いつも逃げるのが得意な麻生さんですから。  それでは、麻生総理本人が言われていることをお聞きしますね。麻生総理、総理は来年四月から国民年金の国庫負担を三分の一から二分の一に引き上げるということを約束されましたね。幾ら財源が必要ですか。
○菅(直)委員 これは単年度ではありませんね、年間二兆五千億必要だと言われております。これは、来年度から実行すると言われましたね。先ほどお見せした我が党の案も、我が党が政権を担当したときですが、来年度から実行するものです。それを、こうした形の財源をお示ししました。  ですから、...全文を見る
○菅(直)委員 私は間に合う、間に合わないを言っているんじゃないんです。私たちには二十一年度からの財源について明確にしろ、明確にしろと言いながら、みずからの方は年末までは明確にできませんと言っているのはフェアではないんじゃないですかと。フェアにやるなら、ちゃんと答えてください。
○菅(直)委員 今の質疑を聞いていただいたら国民の皆さんにわかると思うんです。  私がお示しした案についていろいろと議論があるのはもちろん結構ですが、少なくとも、我が党については、二十一年度からの財源についてもこういう形で明確に出したつもりであります。  しかし、毎年二・五兆...全文を見る
○菅(直)委員 くどくなりますからもう一度だけ申し上げますけれども、我が党が示しているものも平成二十一年度からの施策についてなんですね、我が党が政権を持つときに。それに対しても与党の皆さんや政府の皆さんは、財源をはっきりしろ、はっきりしろと言われているのは皆さんですよ、言っていま...全文を見る
○菅(直)委員 我が党の輿石参議院会長が先日の参議院の本会議の質疑で総理に質問をいたしましたことに対して、総理は、政治権力が宗教に介入することは政教分離に反すると答えられました。私は、それはそのとおりだと思います。  同時に、憲法二十条には、「いかなる宗教団体も、国から特権を受...全文を見る
○菅(直)委員 私が問わない部分まで大変詳しく答えていただいてありがとうございます。  でも、統治的な権力を使うことはだめだということは、今の見解からも明らかになりました。  実は、覚えておられる方もあるかもしれませんが、一九九〇年に、オウム真理教の麻原彰晃氏を党首とする真理...全文を見る
○菅(直)委員 非常にはっきりしたと思いますね。つまりは、今の法制局長官の答弁は、今私が後半で申し上げたような場合には、これは政教分離の原則に反するというように考えると言われましたので。つまり、形態なり中身によってそういうこともあり得るということを、これはオウム真理教、真理党とい...全文を見る
○菅(直)委員 この間、政府関係者の発言は、いろいろありましたけれども、例えば、ある閣僚からは、まあハチに刺された程度だろうとか、あるいは米国と欧州の金融システムが脆弱になりつつあるが日本はシステムそのものがしっかりしているからとか、比較的楽観的な発言が多いんですね。  しかし...全文を見る
○菅(直)委員 そこで、我が国がこの状態に対して何をすべきか。アメリカ発ですから、できること、できないことがあると思いますが、我が党では、金融政策に強いメンバーが早速対策チームを立ち上げて、十月三日には対策メニューを発表いたしました。流動性の対策、信用収縮に対する対策、株価対策、...全文を見る
○菅(直)委員 総理の肉声もお聞かせいただけませんか。総理自身の見解を。
○菅(直)委員 流動性を確保することが必要だということは、先ほど申し上げました我が党のチームからもいち早く指摘をされ、これは日銀を中心に対応がなされていると私も理解をいたしております。  それに加えて、十年前あるいは十一年前の日本の金融危機について総理からもお話がありました。た...全文を見る
○菅(直)委員 十年前は、交付国債だけで十兆円を超える資金を注入して、これは国民の損として確定をいたしております。多くの資本注入は今かなり回収が進んでいると聞いておりますけれども、少なくとも、いろいろな名目に分かれておりますが、私の理解では、合わせると四十兆前後の、交付国債まで入...全文を見る
○菅(直)委員 大変いい指摘をいただいたんですが、ここの中には働き方と書いてありますが、この新聞広告にも、非正規社員も均等に待遇、二カ月以下の派遣労働は禁止する、全体として、雇用の不平等をなくし、まじめに働く人が報われるようにしますというのが、我が党のこの四項目めの、少なくともも...全文を見る
○菅(直)委員 この点は比較的意見を共有しているというふうに理解します。  そこで、少し話題をかえまして、後期高齢者医療制度について、我が党はこれは廃止をするという法案を既に出して、参議院では通過をいたしております。これに対して舛添厚労大臣や麻生総理大臣は、何か、見直すと言って...全文を見る
○菅(直)委員 今、私が聞いたことについては結局、ずっと私は熱心に聞いていたつもりですが、答えていないんですね。  つまり、一部で言われているのは、まだ会社で経営者とかで勤められているような七十五歳以上の方には、従来どおり例えば組合健保に残る、しかし、それ以外の人はやはり区分し...全文を見る
○菅(直)委員 七十五歳で区切ることについては総理もおかしいというお考えを共有しているということですので、私たちは七十五歳という区分が一切ない制度にしなければならないということを改めて申し上げておきます。  そこで、残された時間の中で、最近、総選挙が近いという報道の中で、よく麻...全文を見る
○菅(直)委員 私は、今の総理の昭和三十年、つまり五五年体制ができてから、いい時代もあったけれども官僚依存が過ぎたという我々の指摘に同感の部分もあると言われたことは率直に評価したいと思うんですね。  ただ、問題は、その五五年体制の中から脱却できていないのが今の自民党なんです。 ...全文を見る
○菅(直)委員 我が党は五五年体制とは全く関係なく、今日の、特に中堅、若手を中心に頑張ってきたところです。  そこで、私は、時間がありませんので最後に総理に一つのアドバイスをしたいと思うんです。それは、自由民主党を今の官僚依存体制から脱却させる最高の策をお授けしますから、ぜひ聞...全文を見る
○菅(直)委員 では、これで終わります。
12月05日第170回国会 衆議院 予算委員会 第6号
議事録を見る
○菅(直)委員 十月の七日の予算委員会に続いて、麻生総理に御質問をさせていただきます。  実は、総理誕生の直後の十月の七日の質疑の中で、私は、このままいくと総理は、解散も総選挙もしないまま、また次の人に移るのではないか、若干心配だと申し上げました。さらに、麻生総理も国民の信を問...全文を見る
○菅(直)委員 今、麻生総理が誕生してから、きょうが七十三日目に当たります。  このパネルを見ていただきたいと思いますが、九月の一日に福田総理が辞任をされました。そして、先ほど来話も出ておりますように、まさに百年に一度という金融危機が、リーマン・ブラザーズの破綻というところから...全文を見る
○菅(直)委員 この国会で、あと二十日程度の会期が残されております。その間にも出される予定がないと言われて、一月の上旬まで第二次補正も出さないと先日の党首討論で言われました。  一月一日は、私の計算が間違っていなければ、麻生政権誕生からちょうど百日目に当たります。普通ならハネム...全文を見る
○菅(直)委員 国民の皆さんは、私がもう説明するまでもなく、なぜ総理が第二次補正を出さないのかということを知っておられるわけです。つまりは、国会での審議がとてももたない、あの定額給付金などがもたない、行き詰まる、選挙に追い込まれる、それが怖いから出さないということでありまして、そ...全文を見る
○菅(直)委員 金融強化法についてはちゃんと私がこの後お答えをしますから。  その前に、では、こういう言い方をしましょう。総理、いいですか。(発言する者あり)ちょっと静かにさせてください。
○菅(直)委員 では、この法案が成立すれば、もうそれで雇用の問題はことしの末は大丈夫だ、一次補正とこれが通れば、もう二次補正については一月回しでもこの年末は雇用の危機は訪れないんだ、そう言えるんですか。まず、それを答えてください。
○菅(直)委員 国民の皆さんによく聞いていただきたいと思いますが、まず金融機能強化法については、テレビの場面でありましたが、私とたしか石原伸晃幹事長代理ですか、その場で、三月に切れたこの法案を復活させた方がいいんじゃないですかと言ったんです、私が。そうしたら、そのものだけならまだ...全文を見る
○菅(直)委員 つまりは、こういう製造業における派遣切りあるいは契約切れ、あるいは場合によったら契約途中もあると言われていますが、こういうことがどんどん発生しているんですよ。  それは、確かに金融も関係します。しかし、国内の金融は、総理も言われるとおり、アメリカなどに比べれば比...全文を見る
○菅(直)委員 これは国民の皆さんによく聞いていただきたいんですが、なぜ、妨害だ、サボタージュだと私が言うかというと、残念ながら、予算を国会に出すことができるのは内閣だけなんですよ。内閣だけなんですよ。私たちは法案は国会に出せます、ですから国会へ出します、雇用対策について後ほど述...全文を見る
○菅(直)委員 もう一度申し上げますが、私がサボタージュと言ったのは、予算を出せるのは内閣だけなんです。自民党だって出せないんですよ。政党は国会に法案は出せますが、内閣以外には予算は出せないんです。そして、今総理は、一次補正で雇用対策もやった。確かに九十九億円の雇用対策が行われた...全文を見る
○菅(直)委員 一兆円の費用をかけてやろうという、そういう大型の雇用対策をわざわざ十月三十日に発表して、だから私たちの小沢代表も、ぜひ出してください、いたずらに引き延ばしはしません。ただ、あの定額給付金のように私たちが賛成できないものまで賛成しろといったって、それは無理ですから。...全文を見る
○菅(直)委員 国民の皆さんには御理解をいただいていると思いますが、今の総理の答弁は、国対委員長同士のやりとりとか、そういう中でそういう議論があることは私もよく知っていますが、国民的な皆さんからしたら、一体何を国会はやっているんだと。私たち自身、十月三十日に総理が……(発言する者...全文を見る
○菅(直)委員 十月三十日に総理が経済対策を発表されたときに、直後にまだ一カ月間会期が残っていましたから、前の会期ですよ、十一月三十日まで一カ月間残っていましたから、ぜひ二次補正をじゃ急いで出してくださいと、その時点から言っているじゃないですか。それに対して、総理は、いや、考えて...全文を見る
○菅(直)委員 麻生総理は、炭鉱地帯、また、そういう仕事もされたおうちですから詳しいというのはよくわかりますし、私も、生まれ故郷は山口県の宇部というところで、やはり炭鉱地帯でありまして、比較的若い時代に出ましたから詳しいことはそれほどは知りませんが、同じ炭鉱の町に育ちました。 ...全文を見る
○菅(直)委員 どっちなんですか。財務大臣も厚生労働大臣もいろいろなことを言われていますが。  では、総理、やるとしたら財源は何ですか。
○菅(直)委員 いつまでですか。
○菅(直)委員 それは、二十一年度からやる可能性があるという以上は、二十一年度の予算編成は当たり前の話であって。中川財務大臣、これでいいんですね。
○菅(直)委員 厚生労働大臣、これをやるんですか。
○菅(直)委員 では、もう一度総理にお尋ねします。  基本と言われました。いろいろな答弁が出ているんですが、確かに基本という言葉がついている答弁もあります。基本というのは、普通は大体、やるということですよね、普通は。やるということですから、そんなに、十年先のことを言っているんじ...全文を見る
○菅(直)委員 私の持ち時間はそろそろ終わりですので、まだまだ申し上げたいことはありますが、これで終わりにしますが、実は、これはもう蛇足になりますけれども、余りにも総理の言われることがその都度変わっていくんですね。例えば道路特定財源の問題も、地方が自由に使えると言いながら、今度自...全文を見る