菅直人

かんなおと

小選挙区(東京都第十八区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数14回

菅直人の2014年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月26日第186回国会 衆議院 予算委員会第七分科会 第1号
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○菅(直)分科員 こちら側で質問するのは五年ぶりになりまして、今の若い新人の議員の皆さんの質問を聞いていて、私も、三十数年前、初めて社会労働委員会で質問したときのことを思い出しながら聞いておりました。  きょうは、茂木大臣と同時に原子力規制委員長の田中委員長にもお出ましをいただ...全文を見る
○菅(直)分科員 今の答弁をお聞きしても、もちろん再生可能というのは私も大いに進めるべきだと思っていますし、そういうところについて申し上げたわけではありません。  この最初に、「震災前に描いてきたエネルギー戦略は白紙から見直す。」と、私が言っているんじゃないですよ、この基本計画...全文を見る
○菅(直)分科員 田中委員長、もう一度、少し正確にお願いしたいんですが、答弁の当初に、地域防災計画は自分たちは所掌しないとおっしゃったですね。その後に、何か支援しているとか、いろいろ言われました。判断をするのかどうかということです。  先ほど読み上げたように、このエネルギー基本...全文を見る
○菅(直)分科員 最後にはっきりお答えいただきました、地域防災計画は判断することはありません。これは、実は、先週の私に対する質問主意書の答えの中でも明確に、原子力規制委員会が判断する「新規制基準には、地域防災計画に係る事項は含まれておらず、」という安倍総理名での答弁書もいただいて...全文を見る
○菅(直)分科員 結論的には、規制委員会はそういう避難計画等を含んだ地域防災計画は判断しないという、それをそのまま認められたと思います。  具体的なことを一つだけ聞きます。  例えば、浜岡原発の審査申請が出ていますが、静岡県の知事は、たとえ規制基準に適合するという判断が出たと...全文を見る
○菅(直)分科員 最後の、自治体が中心になるというのは私も賛成ですし、茂木大臣がこの場で言われたことは非常に重いと思います。  ただ、逃げられない場合とか戻ってこられない場合についての、それは後ろ向きと言われましたけれども、それなら、現実に福島で起きている状況、十四万人の方がま...全文を見る
○菅(直)分科員 このプールが、今も言われたように、十日で半分になる。実際に安定的に水が入り出したのは、キリンとか、そういういわゆるコンクリートを高いところに送る、それが入ってからですから、十日ぐらいはたっていたでしょう。ですから、まだ大丈夫だったという認識は、私は、専門家の方と...全文を見る
04月09日第186回国会 衆議院 経済産業委員会 第8号
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○菅(直)委員 今回の改正は、廃炉の支援をこの機構に加えるということで、私も廃炉についていろいろと調べてきました。  先月、ドイツのオブリッヒハイム原発という、これは事故を起こした原発ではありません、普通の原発ですが、これの廃炉作業を現場に行って見てまいりました。格納容器を全部...全文を見る
○菅(直)委員 線量と水の深さはいかがですか。
○菅(直)委員 私、これを東電の資料で見て、改めてちょっとびっくりしたんです。  七十シーベルト、ここには七十三シーベルトと書いてありますけれども、皆さんよく御存じのように、マイクロシーベルトでも結構高いなとか言っているのが、ミリシーベルトどころか、七十ないし七十三シーベルトと...全文を見る
○菅(直)委員 ですから、客観的なことを言わないで、認識だけを言われても困るんです。  多分、一号、三号はもっと水があるでしょう、深さ三メートルとか。六十センチというと、何トンという量が落ちているはずですから、もっとでしょうかね、本当に大丈夫なのかなと。温度も二十七度と言われま...全文を見る
○菅(直)委員 もう一つ、冠水させると三千立米ぐらい水が入ると聞きましたが、格納容器はその重量なり圧力にもつんですか。
○菅(直)委員 つまり、これから解析をやるということは、私が聞いている話では、少なくとも、そんなに水をいっぱい入れるようなことを前提として格納容器はつくられていないと東電の皆さんからも事前に聞いていますけれども、だから、それが可能かどうか。場合によったら補強が必要なのか。私が感じ...全文を見る
○菅(直)委員 ロボットが圧力容器の上から実際に入っているのかどうか。外からいろいろ写真を撮ったというのはこの間もテレビで見ましたけれども、圧力容器の上から入れているんですか。格納容器の中に入っているんですか。
○菅(直)委員 ということは、格納容器の中に入っているんですね。その七十シーベルトのところにロボットが入っているんですね。
○菅(直)委員 余り細かいことは申し上げませんが、この図を見ていただいても、これを見ると、一番左の下が今の状態で、それを、まずは水どめをして全部冠水させて、上にクレーンをつけて、上から燃料デブリを取り出すための装置をつけると。  この一番右の図で、上部からデブリのあるところまで...全文を見る
○菅(直)委員 これは、大臣も今からいろいろ御苦労されると思いますけれども、本当に大変なことです。四十メートルといったら、十階建ての上から、しかも中はぐちゃぐちゃですからね。だから、止水するといったって、そう簡単に作業はできません。これだけ線量が高いと、ロボットでもそう簡単には、...全文を見る
○菅(直)委員 非常に曖昧なんですね。お役所からもらった説明図を見ても、逆に東電の方から廃炉業務の一部実施の委託を受けてみたり、お金はどこから出るかというと、全体としては支援機構がお金は出すと言ってみたり。つまり、東電と支援機構の関係は、端的に言えばどっちが上なのか下なのか。お金...全文を見る
○菅(直)委員 細かいことは控えさせてもらいますと言われますが、まさに審査をする中身に入っているんですかと聞いているんですよ。一般論として、炉心に緊急時に水を入れる方法、ちゃんと行っているかどうか。まさに緊急時にやったわけですよ。ある意味では普通なら考えられないことで、消防車を使...全文を見る
○菅(直)委員 もう一回聞きますけれども、報道機関が報道していたことは承知していると言われましたが、報道機関だけじゃないんですよ。テレビ会議の記録は読まれましたか。テレビ会議で吉田所長と当時の副社長が、水がどこかへ抜けている、どこへ抜けたんだろうと。それから、実際の検証でも、復水...全文を見る
○菅(直)委員 今の答弁は少し前向きになって、まず事実関係の認識は基本的にあると。ただ、もちろんいろいろな場合がありますよね、ほかの理由でほかに漏れる場合もあるでしょうし。  しかし、よく抽象的に、事故の教訓を生かしてこれからの審査に当たるんだと言われるわけですが、結局は、そう...全文を見る
11月06日第187回国会 衆議院 原子力問題調査特別委員会 第2号
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○菅(直)委員 まず、冒頭、吉野委員長を初め各党の理事の皆さんに、お願いというか提案があります。  今お手元に資料をお配りしておりますが、本委員会は、国会事故調が終了するときに七つの提言をされまして、その提言一に、国会にこういった委員会をつくってほしいということがあり、それを受...全文を見る
○菅(直)委員 といいますのは、きょうの田中委員長の冒頭の話にもありましたように、この国会事故調が終了した後に、まだまだいろいろな未解明な部分について新たな知見が見出されております。  私も、当時、例えば一号機がメルトダウンを始めたのはどの時点だったか。当時はまだ、当日の夜まで...全文を見る
○菅(直)委員 お聞きしますと、この二つ目の工事計画認可というのは数万ページに及ぶ文書だということを聞いておりまして、そういったこと、あるいはその後のいろいろなことを考えると、まだ審査に相当の時間がかかるのではないかと思いますが、委員長に見通しについてお伺いします。
○菅(直)委員 これは報道の責任を委員長に申し上げるのは筋違いかとは思いますが、少なくとも私が目にするいろいろな報道では、あたかも、もう審査は終わりました、規制委員会の方についてはもう合格したんですという報道がなされていますので、少なくとも規制委員会として、そういう報道を目にされ...全文を見る
○菅(直)委員 今、協力といった言葉を使われました。ということは、事業者はみずからのいわば工場といいましょうか施設である原発が事故を起こしたときに、周辺住民が安全に逃げられるか、あるいは安全に帰ってこられるかということについて、最終的な責任を負っているわけではないと。つまり、協力...全文を見る
○菅(直)委員 正確に私は聞いているつもりなんです。ですから、皆さん方が防災計画をつくるとか、あるいはそれが地域防災計画との整合性をとるとか、そういうことは当然でしょう。その上で、地域住民ですよ。  サイトの中の職員のことは当然電力事業者がやられるでしょう。サイトの外の地域住民...全文を見る
○菅(直)委員 ちゃんと質問しているので、ちゃんと答えてください。  今言われたのは、事故が起きたときの収束とか拡大防止。それは、収束のために、福島の場合は水を入れるとかベントするとか、それは事業者の責任だということはよくわかります。いろいろ努力をされました。あるいは、拡大防止...全文を見る
○菅(直)委員 もう一度確認します。  今、自治体がと言われましたが、少なくとも、原子力事業者である電力会社が最終的な責任を負っているわけではない、負っていない、そういう意味ですね、今、自治体がと言われたのは。はっきり答えてください。
○菅(直)委員 まさにそうなんですよ。事業者の一義的責任ではないんです。  そこで、お聞きします。炉規制法で、規制委員会のいろいろな手続、審査に合格した後でなくては原発を使用してはならないという規定は、これは委員長にお聞きした方がいいんでしょうか、合格すれば電力会社は独自の判断...全文を見る
○菅(直)委員 もう一度重ねてお聞きします。  自主的にとかという表現は、やや曖昧です。法律に基づいてどう判断するかです。  ですから、今の委員長の発言は、四層まで、四段階目までは規制委員会が見る、しかし、そういう避難とかなんとかについては自分たちは判断しない、しかし、その部...全文を見る
○菅(直)委員 いや、ですから聞いているんです。ですから、その部分が法の定めということは、そこがきちんとなっているという何らかの決定とか手続がなされない限りは、炉規制法の方はあくまで必要条件の一つであって十分条件ではない、そういう理解、全体の法の理解はそれでいいわけですね。
○菅(直)委員 ということは、その部分は一体誰が決めるんでしょうか。  先ほど東電の常務は自治体と言われましたけれども、自治体が決めると。ということは、自治体が、ある意味では承認もできるけれども、拒否権も持つということになります。そういう拒否権を自治体が持っている、あるいは決め...全文を見る
○菅(直)委員 いや、全く答えになっていません。  私は、地方自治体がつくることを否定しているわけじゃありません。地方自治体がつくることになっているんです。そのなっている自治体が最終的にこれで大丈夫と判断するのか、いや、これではだめだと判断するのか、そこに判断の権限を与えている...全文を見る
○菅(直)委員 まさにそのとおりで、審査をすることになっていないということは、それを最終的に決める手続がないということじゃないですか。  現実に、川内原発の周辺では、三十キロ圏の自治体の中でも、確かに議会で、薩摩川内市のように再稼働に賛成する決議も出されています。しかし、他のい...全文を見る
○菅(直)委員 そうすると、例えば三十キロ圏のある自治体が、とても安全に逃げられる条件がない、だからそれは困ると言えば稼働できないという理解ですね、今の話は。
○菅(直)委員 その理解はちょっとおかしいんじゃないですか。  つまり、原子力災害対策指針を出されているのは原子力規制委員会ですよ。そこでおおむね三十キロというUPZを指示して、そういう自治体にも地域防災計画をつくるようにという指示が出ているんですよ。指示が出ているのは、立地市...全文を見る
○菅(直)委員 ということは、先ほどのことと重ねて言うと、三十キロ圏の自治体がこれでいいと言わないとスイッチは押せない、そういう理解でいいんですね。はっきり言ってください。
○菅(直)委員 大変重要な返答を事業者からいただきました。  つまり、なぜこういうことをずっと言うかというと、一部に、規制委員長もよくおわかりでしょうけれども、規制委員会が合格を出したら、後は電気事業者なり原子力事業者が自由に、それに任せられたんだというような言い方をする役所の...全文を見る