菅直人
かんなおと
小選挙区(東京都第十八区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数14回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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02月25日 | 第190回国会 衆議院 予算委員会第七分科会 第1号 議事録を見る | ○菅(直)分科員 林経産大臣とこういう形で質疑するのはたしか初めてだと思いますが、いろいろ経産行政さらには原子力に係る多くの仕事、大変御苦労いただいていると思っております。 きょうは、主に二点に絞って質疑をしたいと思っています。 一つは、ことしの四月の一日からいよいよ始ま...全文を見る |
○菅(直)分科員 せっかく私がこういった文書までつくったわけですから、もし間違っているところがあるなら、間違っていると言ってください。追加的にいろいろなことを言われるのは、答弁とはちょっと違いますから。 私も事前に、実はレクの中でこれもお示ししているんです。これでいいんじゃな...全文を見る | ||
○菅(直)分科員 そういう期待は大いに結構で、私も賛成です。 ですから、そういうときは、具体的に、今申し上げたような形になると理解していいのかということをもう一回。 | ||
○菅(直)分科員 結局これで、この表現でいいということですね。 では、こういう形に変わっていったときに、どういう効果が出るか。今大臣からも幾つかの効果がありましたけれども。ちょっとここでも追加で書きました。 「効果」として私は考えたんですが、「例えば、放射性廃棄物もCO2...全文を見る | ||
○菅(直)分科員 非常に積極的な答弁をいただいたと思っています。 つまりは、太陽光とか風力とかバイオマスといった再生可能エネルギー、基本的には、もちろん放射能も出しませんし、CO2も出しません。ですから、そういうもので発電された電気を扱うとすれば、これでいえばC社になるわけで...全文を見る | ||
○菅(直)分科員 私は、この四月一日から始まったときに、百九十九社でしょうか、もう手が挙がっていると聞いていますが、多分かなりいろいろな問題が起きると思うんです。 ただ、私は、やはりこれから世界の流れとしても再生可能エネルギーに向かう流れが進んでいますので、ぜひそれを生かして...全文を見る | ||
○菅(直)分科員 今大臣は、たしか、プルサーマルはプルトニウムが余っているからやっているのではないということをおっしゃったように思いましたが、では、なぜやっているんですか。 大臣から答えられたんだから、大臣が答えてください。大臣の答弁でしたから。 | ||
○菅(直)分科員 減容化のことはきょうは余り話題にしません。ですから、その量が減るとかというのは、効率的利用とはちょっと違うんですね。 ですから、MOX燃料をもともとは「もんじゅ」で燃やす予定だったんじゃないんですか、軽水炉ではなくて。それができなくて、どんどんたまったわけで...全文を見る | ||
○菅(直)分科員 この答弁は若干残りますよね。 つまり、もともとは「もんじゅ」で燃やすつもりではなかったんですか、もともとの計画は。プルサーマルが始まったのはたしか「もんじゅ」より後ですからね。もともとは「もんじゅ」で燃やす、MOX燃料を。どうですか、もともとの計画は。 | ||
○菅(直)分科員 微妙な表現を今されましたが、「もんじゅ」だけを念頭に置いたのではないという。しかし、基本的には、「もんじゅ」が高速増殖炉という名前がついているのは、まさにプルトニウムを燃やして、燃やしながらプルトニウムをふやしていく、そういうところが夢の核燃料サイクルとされたわ...全文を見る | ||
○菅(直)分科員 先ほど読み上げたのは勧告文なんですよ。勧告文の中で、「発電用原子炉施設の在り方を抜本的に見直すこと。」と。もちろん条件がついています。それは、ちゃんと安全に運営できる能力がある者を具体的に特定できなければ。ですから、決して別な話を言っているんじゃないんです。 ...全文を見る | ||
○菅(直)分科員 おわかりならいいんですけれども、まさに高速炉というのはそういう目的なんですよ。増殖はしないんですよ。少なくとも、増殖をするなら、増殖炉というのを従来どおりつけていればいいわけですから。 だから、私が最初に言ったのは、資源の有効利用という観点からすると、増殖す...全文を見る | ||
03月18日 | 第190回国会 衆議院 環境委員会 第4号 議事録を見る | ○菅(直)委員 きょうは、独立行政法人環境再生保全機構法の改正に関する質疑のときでありますが、今も同僚議員からその点についてはかなり詳しく御質疑がありましたので、私は、せっかく丸川環境大臣と多分初めての質疑だと思いますので、少し環境行政全般について御意見をお聞かせいただきたいと思...全文を見る |
○菅(直)委員 そういう中で、我が国としては、二〇三〇年までに二〇一三年度比で二六%の削減をこの会議で、国連にそういう目標を提示されたと理解いたしております。 余り細かい点はいいですが、この二六%というのはかなり大きな目標だと思いますが、いかなるやり方でこれを実現するつもりか...全文を見る | ||
○菅(直)委員 今の丸川大臣の答弁を伺って、私も多少気持ちを強くしました。 つまりは、最初に言われたのが省エネ、それから再エネ、火力の低炭素化というのは議論すればあるんですが、いわゆる石炭火力の問題がありますから。きょうはそれには余り触れません。再エネというものを特に重視しな...全文を見る | ||
○菅(直)委員 前向きな答弁をいただきまして、ありがとうございます。 今、地方の自立に再エネが非常に役立つと言われていましたが、まさにそのとおりであると同時に、私は、実は、再エネのポテンシャルは、世界各国が、根源的には太陽エネルギーですから、自国のエネルギーの自給につながって...全文を見る | ||
○菅(直)委員 私はチェルノブイリにも昨年行ってきたんですけれども、三十キロ圏が一般の人は入れない状況が今も続いております。一部には戻っている人も少数いるとは聞いていますが、基本的には中で普通の生活をすることはできない状況です。 福島の場合も多くのところが山林ですけれども、そ...全文を見る | ||
○菅(直)委員 私は、目指す大きな方向としては間違っているとは思いませんが、やはり心配があります。 かつて、やはりチェルノブイリの問題でいろいろな映画を見ましたが、あの地域もいろいろとキノコとかそういうものがたくさんとれて、多くの人が余り気にしないで事故の後もどんどんそれをと...全文を見る | ||
○菅(直)委員 ちょっと今の、所管でないという言い方は、確かに食べ物そのものは厚生省なりそういうところがやりますよ。しかし、今まさに大臣が言われたように、里山を、みんながもっと戻って里山でいろいろな活動ができるようにして、場合によったらそこでとれたものを食べるとかということを可能...全文を見る | ||
○菅(直)委員 これは本当に悩ましい問題であることはよくわかっているんですが、放射線量マップの作成というだけではなくて、本当にそういうところでとったものを食べていいのか。先ほど申し上げたように、それの被害を報道するチェルノブイリの映画もありますので、場合によってはそういうこともよ...全文を見る | ||
○菅(直)委員 ちょっと私の質問と相変わらずずれているんですが、それでも心配される人はいるんですよ。小さな子供を持っている方には多いんですけれども、そういう心配を、いや、もうあなたは大丈夫だからと。しかし、二十年後、三十年後、自分の子供のことですから、やはり心配だと。著名な歌をつ...全文を見る | ||
○菅(直)委員 大臣もいろいろこの放射線のことで苦労されていると思いますけれども、とにかく専門家の中にも非常に評価に幅があるんです。 それから、期間が非常に長いんですね。だから、今でもチェルノブイリ、私も博物館というところへ行ってきましたが、当時の小さい子供たちの写真がずっと...全文を見る | ||
○菅(直)委員 先ほど一つの例を挙げました、例えば、一、二、三号のメルトダウンがいつ始まったかとか、こうなったという報告も来ているということですね。東電からですよ。 | ||
○菅(直)委員 答えになっていないじゃないですか。こういうものがありますかと。 この問題は、先日も、東電が、自分たちの基準があったことを忘れていたというか、それがなくて、本来なら二日目か三日目にはメルトダウンということを発表しなきゃいけなかったのに発表していなかったということ...全文を見る | ||
○菅(直)委員 時間になりましたのでこれで終わりますが、先ほど同僚議員からもありましたように、環境省というのは、この数年で、よくも悪くも非常に大きく変化をしました。 この原子力の問題は非常に厄介な問題ですから、難しい課題であることは重々わかっていますが、やはり、そうはいっても...全文を見る | ||
04月19日 | 第190回国会 衆議院 環境委員会 第9号 議事録を見る | ○菅(直)委員 まず冒頭、丸川環境大臣に。 先ほどの本会議でも、あるいは防災会議でも、現在の熊本を中心とした大きな地震に対して、川内原発について心配の声が上がっている。しばらくとめたらどうか、こういう意見も私の耳にも入っています。それに対して丸川大臣は、簡単に言えば、観測され...全文を見る |
○菅(直)委員 独立性を尊重するということは私も賛成です。 ただ、現在、熊本の地震は、一般的に言うと、まだ終わっていないどころか、一部、南西方向に地震域が拡大している。そういうことも含めて、みんなが心配しているわけですね。 どこまで拡大するかわからないから、しばらくの間、...全文を見る | ||
○菅(直)委員 予防的に原発をとめた例があるということを御存じですか、丸川大臣。 | ||
○菅(直)委員 そのとおりです。 二〇一一年の五月の六日に、当時の海江田経産大臣が当時の総理である私のところにやってきて、前の日に視察をした、あの地域は東南海地震の予想される震源域にある、だからこれは非常にリスクが高いのでとめた方がいいのではないかと。私も同感でしたから、経産...全文を見る | ||
○菅(直)委員 丸川大臣あるいは今の安倍政権の姿勢がはっきりしました。 つまりは、危ないとみんなが思って、現実にどの程度の危なさかはいろいろな人が判断します。しかし、少なくともそういう心配をしている人があったときに、規制委員会が判断するので、自分のところは物を言わないのが政治...全文を見る | ||
○菅(直)委員 本店がわかっていたというのはどうですか。 | ||
○菅(直)委員 当時は、原子力安全・保安院が行政としては担当していたわけですが、今、その仕事の大部分といいましょうか、規制委員会、さらには規制庁が引き継がれたと聞いております。 そういう意味で、こうした東電の予測は、当然、いろいろな法律が、もし必要であればと言いますけれども、...全文を見る | ||
○菅(直)委員 つまり、私が知る限り、現在見ても、十七時十五分というのは、このメルトダウンにつながる一番最初の情報だと思います。もしその情報があれば、その情報をもとに、原災本部は、避難についても、もっと急ぐのか、もっと広げるのか、そういうことを考えなきゃいけない立場に、私自身も原...全文を見る | ||
○菅(直)委員 今言われたのは、皆さんには配っていませんので。私の資料、配ってある資料三を見てください。 つまり、二十二時ごろ、それとは全く逆の情報が政府に寄せられております。この下のところに、一号機の原子炉水位は現在TAFプラス四百五十ミリ付近にある、こうあるんですね。私の...全文を見る | ||
○菅(直)委員 当時が大変混乱していたであろうということは私も個人的にはよくわかります。ただ、極めて極めて重要な情報が届いていなかったんです。 現実は、この十七時十五分の予測が当たっていたんじゃないですか。今の東電やかつての保安院の認識では、十八時ごろから既に炉心部が表に出て...全文を見る | ||
○菅(直)委員 私は、これは東電にもさらにお願いしたいし、規制委員会にもお願いしたいんですが、政府事故調も終わりました、国会事故調も終わりました、その後、これはこの委員会じゃありませんが、原子力の委員会の委員長にもよく申し上げるんですが、国会事故調の後継組織をきちんと立ち上げて、...全文を見る | ||
○菅(直)委員 先ほども、ちょっと重なりますけれども、来ている情報と来ていない情報があるわけですよ。一号の水位に関しては、結果としては正しかったことが今わかっている、あるいは東電も認められている十七時十五分の情報は来なくて、結果としてもうメルトダウンが進んでいて、水位としては間違...全文を見る | ||
○菅(直)委員 もちろん、原災法十五条はちゃんと政府に届いています。そして、先ほど原子力規制委員長が言われたように、そこで行った措置について、必要な措置についてもちゃんと伝えると書いてあるから、そのことまでちゃんと、法律まで指摘して言ったんですよ。十五条が来ていないなんて言ってい...全文を見る | ||
○菅(直)委員 政府事故調の調査をやり直せと言っているわけではなくて、原子力規制委員会が持っている権限で、きょう指摘したような問題を含めて、まだ問題点があちらこちらにありますから、それはきちんと調査してもらいたい。 最後に、もう時間ですのでやめますが、大臣にも申し上げておきた...全文を見る | ||
05月12日 | 第190回国会 衆議院 原子力問題調査特別委員会 第4号 議事録を見る | ○菅(直)委員 きょうは、特に、先ほども他の委員からもありましたけれども、老朽原発の問題について質疑をしたいと思います。 まず、皆さんのお手元に資料をお配りしましたが、第一の資料は、これは一般的な話ですが、世界各国で特に国境沿いにある隣の国の老朽原発を心配する声があちこちで上...全文を見る |
○菅(直)委員 確認しますが、今委員長が言われた中で、高浜一号、二号についてですけれども、新規制基準には一応、いわば許可というか合格が出た、そして、今は延長についての審査が行われている、そういう理解でいいんでしょうか。 | ||
○菅(直)委員 ということは、新規制基準についても、まだその工事認可までは至っていない、そして、もちろん延長については今審査中と。 これは、既に特別点検を踏まえた申請が出ているというふうに理解していいですか。 | ||
○菅(直)委員 一号、二号はもう既に四十年を経過していて、この法律の経過措置の中で、たしか三年間の延長が、申請延長といいましょうか、認められていて、その期限がことしの七月七日というふうに理解していますが、それで間違いありませんか。 | ||
○菅(直)委員 つまり、あと二カ月間の中で、そういった大変重要な判断を委員会としてはされるわけです。 そこで、幾つかの点について、まずお聞きをいたしたいと思います。 まず、この間の原子力規制委員会における審査の中で、ちょっと、私、保安院時代のいろいろな提出されたものと比較...全文を見る | ||
○菅(直)委員 この点、非常に重要なんですね。確かに、規制委員会が出された中に、情報公開法第五条の不開示情報に該当するものは出さないと。その中に、もちろんセキュリティー上の問題も書いてあります。 しかし、企業秘密、今委員長は商業機密と言われましたが、同じだと思いますが、しかも...全文を見る | ||
○菅(直)委員 改善するということですので、この程度にとどめますが、確かに作業としていろいろあると思いますが、これは原則的な問題なんですね。 当事者が言ったからという話であれば、ある意味で余り触れられたくない数字も、それが企業的な秘密であるかどうかは別として、つまり、安全性の...全文を見る | ||
○菅(直)委員 では、別の聞き方をしますね。 資料二にある審査基準で、上回っていることとありますよね。ということは、上回らないという結果が出たら当然許可は出ませんよね。どうですか。 | ||
○菅(直)委員 つまり、危険性という言葉が適切かどうかは別として、少なくともクロスしたらこの審査基準には適合できないわけですよ。 一般的には、この審査基準というのは、まさに中性子照射による脆化についての審査の、いろいろな審査があるんでしょうが、その重要な一項目であって、やはり...全文を見る | ||
○菅(直)委員 これ以上言っても言葉の水かけ論になりますから。 それと、計算方式が何か三十年と四十年は変わったと。でも、それは、最初の答弁にもあったように、ある意味ではより進歩したというか、従来よりもより進歩したという理解の中で新しい式を使われたんでしょうから、逆に言えば、三...全文を見る | ||
○菅(直)委員 本当に水かけ論だから、言葉の水かけ論はやめますけれども。 危険につながるかつながらないかという言葉の使い方はともかくとして、少なくとも、これがクロスした場合は許可しないという、そういう一種の安全基準というか、そういうことがあるのは、より知見が進んだ中の新しい式...全文を見る | ||
○菅(直)委員 先ほどほかの委員の方からも、もし延長が認められるときに、二十年というのを一遍でやるのかとかいろいろな意見も出ました。多分、四十年の後の五十年のチェックはあるんだと思います、従来からあるチェックは。 だから、そういうことを考えると、冒頭申し上げたように、この延長...全文を見る | ||
○菅(直)委員 ここに、平成二十四年の原子力規制委員会の十一回会議録とか、最近のは平成二十七年の三十二回会議録があって、その中で、この日本電気協会のことがいろいろと、委員会の中でも少なくとも話題になっております。 その中で、時間の関係であえて読み上げませんけれども、やはりここ...全文を見る | ||
○菅(直)委員 ほぼ時間になりましたのでこれで終わりにしますが、最後に今、委員長が、そういうことについてはきちんとある意味でチェックをしているんだとおっしゃいましたので、ぜひこれからも、私も見守っていきたいと思います。 やはり、技術評価ということはもちろん一番重要だと思います...全文を見る | ||
10月18日 | 第192回国会 衆議院 環境委員会 第2号 議事録を見る | ○菅(直)委員 山本大臣とは多分初めての質疑だと思います。よろしくお願いします。 まず、先ほどの中でも出ましたが、一昨日の新潟県知事選で、あそこは柏崎刈羽、七基の原発があるわけですが、再稼働に対して慎重あるいは反対の立場を明確にされていた米山候補が当選をされました。大臣の選挙...全文を見る |
○菅(直)委員 自治体の選挙のことだからコメントしないという言い方は、我々自身も、もちろん大臣も、地元で選ばれているわけですよ。地元の人は伊方を抱えて、やはりいろいろな意見があります。私も、八月の伊方の再稼働のときはゲート前におりましたから、よく知っております。だから、そういう形...全文を見る | ||
○菅(直)委員 どうもありがとうございました。 ということは、山本大臣が内閣府の担当大臣として自治体と一緒に責任を持つ、そういう認識でよろしいですか、大臣。 | ||
○菅(直)委員 内閣としては誰が一番の責任を持つ立場ですか。自治体以外で、内閣としては、政府としては。 | ||
○菅(直)委員 防災担当大臣の役目はどういう役目ですか。山本大臣の役目は。 | ||
○菅(直)委員 そうであれば、まさに山本大臣が政府としては責任者じゃないですか。そのことを一応確認しておきたかったんです。 結局、この問題は、みんなたらい回しにするんですね。いや、自治体の責任だ、いや、何とかだかんとかだと。そういう意味では、担当大臣なんですから、山本大臣が少...全文を見る | ||
○菅(直)委員 つまり、例えば、九月の四日に、海路、海を通しての避難訓練をやられていますよね。 あそこは、もちろん、大臣は地元だから地形はよく御存じでしょう、佐田岬の根元のところに伊方原発があって、その先が四十キロぐらいあって、約五千人の人が住んでおられます。私も何度か行きま...全文を見る | ||
○菅(直)委員 いや、ですから、実際に訓練をされてみたときにも、台風の影響で、海路は、船には乗れなかった。まさに、例えば、台風が来て、送電線が倒れて、そして事故が起きた、あるいは、福島のように津波の予報が出た、そうしたら、船は出せませんよね。 だから、今おっしゃったように、海...全文を見る | ||
○菅(直)委員 いいですか、大臣、避難計画の政府としての最高責任者はあなたなんですよ。地元の問題なんですよ。そして、そういう計画にのっとって訓練したけれども、私は乗れと言っているんじゃないんですよ、訓練をしたけれども、実際に台風が来ていて乗れなかった。つまり、そういう状況が台風に...全文を見る | ||
○菅(直)委員 だから、つくられて、ここにもその避難計画をいただきました。こんな分厚いのもいただきました、県のものも。しかし、実際にやってみたら、訓練でさえうまくいかなかった。だから、そういう避難をすることが非常に困難なところの原発は動かさない、それがとるべき政策、とるべき方針だ...全文を見る | ||
○菅(直)委員 結局、大臣、一つ勘違いがあるんですよ、大臣に。先ほどの完璧な計画はないと言われた言葉も、多分、今言われたことだと思うんです。しかし、完璧な計画というのはあるんですよ。わかりますか。 つまり、自然災害はとめられないんです。台風を勝手にとめることはできない、地震を...全文を見る | ||
○菅(直)委員 ですから、論理矛盾じゃないですか。そういう考え方があってもいいですよ、考え方として。ただ、同時に、避難の責任者なんですよ。しかし、避難ができないこともあり得るという答弁じゃないですか、先ほどの言い方は。現実にそうなっています。いわゆる、家にいるとかなんとかという計...全文を見る | ||
○菅(直)委員 もう繰り返しになるから言いませんが、最後にもう一度だけ言っておきますね。 自然災害はそれで、私は、言われたことでいいと思うんです。原発災害というのはなくすることができるんですね、つまり原発をなくせば。ドイツはなくします、今から。台湾もなくなるでしょう。だから、...全文を見る | ||
○菅(直)委員 一般論では、私は言われることはよくわかるつもりです。 ただ、実際に先日も行って話を聞いたんですが、凍土壁の問題でも、かなり具体的なところまで、まさに規制委員会の方で、ここは凍らせると逆に中の濃度の高いものが外へ出る可能性があるからまだ無理だとか、そういう指導を...全文を見る | ||
○菅(直)委員 まさにそのことなんですよ。 事故が起きた直後に、一部にありました、破綻処理をさせるべきじゃないかと。JALの場合は破綻処理をしましたが、飛行機は飛びますから、飛べる体制があるということで当時破綻処理をしました。しかし、あの時点で破綻処理を急ぐと、事故の収束、事...全文を見る | ||
○菅(直)委員 説明したとおりでいいかどうかということをお聞きしたんですよね。 東電が実施主体が大原則だと。果たして、それでこれから三十年、五十年やっていけるんでしょうか。先ほど来の汚染処理の問題、あるいは株の問題を含めて、一般的に言えば、今の東電は、普通の会計処理をしたら債...全文を見る | ||
○菅(直)委員 所管外と言えるのかどうか。先ほど来、防災の問題も含めて、原子力防災の所管なんですからね。余り大臣と水かけ論をやっても、あと残りわずかなので、少し話をかえていきたいと思います。 先ほども他の委員が、パリ協定について、十一月七日からのCOP22に締約国として参加で...全文を見る | ||
○菅(直)委員 大臣が努力されたことはわかっていますが、しかし、結果として、COP22で締約国として参加できない、これはやはり失敗、失策ではないですかと聞いているんです。その見解を、政治的な見解を聞いているんです。素直に答えられればいいんですよ。 | ||
○菅(直)委員 素直に言えないということを素直におっしゃったので、それ以上は言いませんが、先ほども大臣が、できればCOP22に出たいというふうに言われて、私も大いに出ていただきたいと思うんです。ただ、そのときに、この間の安倍政権の中で、私から見ていると非常に不十分なところがあるん...全文を見る | ||
○菅(直)委員 時間なので、終わります。 | ||
11月21日 | 第192回国会 衆議院 決算行政監視委員会第三分科会 第1号 議事録を見る | ○菅(直)分科員 きょうは、決算委員会のこの席で、経産省所管の電力に関することについて、幾つかちょっと質問させていただきたいと思います。 まず、十一月の十七日、電力・ガス取引監視委員会より、東電の子会社、東電エナジーパートナー社に対する業務改善勧告がなされております。ごく簡単...全文を見る |
○菅(直)分科員 このような状態はいつから続いていたんですか。 | ||
○菅(直)分科員 たしか四年前からという説明を受けています。 私はこの勧告をされたのは非常にいいと思うんですが、今後はやらないということですが、それでは、これまで、それによってどういう影響をどういう形で誰が受けたのか。 私は、二つの影響があったと思います。 一つは、こ...全文を見る | ||
○菅(直)分科員 ですから、この間の責任はどうなるんですか。つまりは、経済的にもマイナスを受けていると思うんです、今、二重の意味でと言いましたが。このマイナスについては、東電に何らかの、それの是正を求めるつもりはないんですか。 | ||
○菅(直)分科員 私は、それは趣旨からして少し甘いと思いますよ。だって、皆さんの資料でも、本来なら限界費用に基づく入札価格でやらなければならないところを、わざと高くしているわけですよ。だから、もし高い値段で買ったとすれば、その差額は本来なら不当利益ですよ、これは明らかに。さらには...全文を見る | ||
○菅(直)分科員 最後、何と言われました。慎重な何ですか。 | ||
○菅(直)分科員 まさにちゃんと検討してください。 つまりは、ルールがこの三月からだといって、考え方そのものが、もともとが限界費用に基づく入札価格になっているはずです。ルールの細かいところがどうだったというのじゃなくて、原則が変わったんじゃなくて、これは原則をより明確にしただ...全文を見る | ||
○菅(直)分科員 慎重にという言葉が重なりましたが、大いにきちんとした対応をしてください。 そこで、もう一つお伺いをします。 経産省の方から卸売電力取引の活性化に向けた地方公共団体の売電契約解消協議に関するガイドラインというものが出されているわけですが、まず第一に、東京都...全文を見る | ||
○菅(直)分科員 今、私が一つの例を挙げたわけです。つまりは、群馬県というのは、県が持っている電力としては多分日本で神奈川県に次いで第二位という、東京都なんかよりはるかに多いんですね。相当の金額を東電に売って、それが一般会計にも振り込まれています。 そして、この東京の例を見て...全文を見る | ||
○菅(直)分科員 では具体的に、今の一つの群馬の例ですが、そういう場合は、県がこういう場合についてどういうふうになりそうかということを聞いたらきちんと答える、少なくともそういうふうに行政指導するということでいいんですか。 | ||
○菅(直)分科員 もうおわかりのように、過去は売るところがほかになかったわけですよ。群馬でいえば東電、東京でいっても東電。つまり、一般事業者というのは、地域独占ですから、そこしかなかったわけですよ。それが、小売自由化の前の段階から事業者向けの自由化が少し始まって、それで、東京都は...全文を見る | ||
○菅(直)分科員 このことは結構大きなことなんです、いろいろな意味で。 経産省はいろいろな立場がありますが、少なくとも、水力などについて、自治体が持っているものについてはもっとマーケットに開放していこうという趣旨は私は大賛成です。ですけれども、現実には、マーケットの中で圧倒的...全文を見る | ||
○菅(直)分科員 私は、今お話のあった、いわゆる化石燃料、CO2を出す燃料とCO2を出さない燃料、これを区分するのも一つの区分として一般的にはあり得ると思っています。 しかし、非化石の中に、原発による電力と、それから太陽光、風力、バイオマスなど自然エネルギーによる電力がありま...全文を見る | ||
○菅(直)分科員 大変前向きな答弁をいただいて、ありがとうございます。 まさに、COP21を含めて、パリ協定を含めて、もちろんCO2の削減というのは我が国としても極めて大きなことであることは言うまでもありません。 同時に、先ほど申し上げたように、やはり自然エネルギーと原発...全文を見る | ||
○菅(直)分科員 今何と言われました。個社の問題。どういう意味ですか、個社というのは。 | ||
○菅(直)分科員 もうよくよく御存じでしょうけれども、今東京電力には、たしか一兆円の金が株式を購入という形で入って、それ以外に交付国債が、もっとふえたかもしれませんが、たしか六兆入っているし。つまり、一般的に言えば、もう株式会社として、いろいろな経理上のやりくりで黒字を計上してい...全文を見る | ||
○菅(直)分科員 私、実はJALの破綻処理を、そのときに副総理として、再建機構の責任者として取り扱いました。もちろん、JALは一般の民間企業です。しかし、同じように、いろいろなケースがありましたけれども、少なくとも、国のお金を入れる入れないという判断の中では、当然、議論がいろいろ...全文を見る | ||
○菅(直)分科員 考え方を改めた方が、私は早くやった方がいいと思います。 そこで、内容に少し入ります。 この中で、シナリオが一、二、三、四、こういうふうに書かれていますね。シナリオ一は肩がわり、シナリオ二は公的資金、シナリオ三は放置して法的整理、シナリオ四に、国民負担増と...全文を見る | ||
○菅(直)分科員 時間のようですのでもう最後にしますが、どうも最後の言い方が何か結論を導こうとしているんですね。 最初に言われました、廃炉の実施主体は東電だと。それは、特に事故の直後は東電以外ありませんでした。しかし、いろいろ外国の例も見ましたけれども、ああいう事故を起こして...全文を見る | ||
12月09日 | 第192回国会 衆議院 原子力問題調査特別委員会 第3号 議事録を見る | ○菅(直)委員 まず、来年の三月の末に原発被害で福島から避難されている皆さんに対する住宅支援が打ち切られるという、この問題について御質問したいと思います。 まずお聞きしたいのは、資料も添えてはおきましたけれども、全国の原発事故避難者のうちで、来年三月末の見通しとして、現時点で...全文を見る |
○菅(直)委員 そこで、まず打ち切りなんですが、打ち切りということを決めたのは、責任はどこにあるんですか。 | ||
○菅(直)委員 端的に聞きますが、同意をしたのは総理大臣ですね。ですから、同意をしたということは、打ち切りを決めたのは知事と同時に総理大臣だ、そういう認識でいいんですか。 | ||
○菅(直)委員 だから、総理大臣が同意しなきゃ決められないんでしょう。ということは、総理大臣だけとは言わないけれども、知事と総理大臣が相談して、知事の提案に対して総理大臣が同意した、だから総理大臣もこれを決めた責任がある、そういう認識でいいんですね。 | ||
○菅(直)委員 なぜこのことを言うかというと、この間、私も直接そういう被害を受けている皆さんから話をいろいろ聞きました、役所からもいろいろ聞きました。これまでは、何か、福島県が決めたんだから、それに沿ってやっているんだという言い方ばかりでした。 まず、この同意があったことを政...全文を見る | ||
○菅(直)委員 政府として、内閣として公表したのかと聞いているんです。 | ||
○菅(直)委員 私も多くのいろいろな会議に出ました。必ず各役所が言うのは、福島県のことは言うけれども、総理の同意があったということは言わないんです。つまり、自分たちの責任ではなくて、それは福島県の責任だという言い方で、被災者の人たちにも全部それが行っているんです。しかし、実際には...全文を見る | ||
○菅(直)委員 雇用促進事業団は、それ以後も使えるという今のお答えです。私は、非常にいいことだと思います。有償、無償の問題はまたいろいろありますけれども、基本的には使い続けることができる。 私は、ほかの役所も当然そうすべきだと思うんですが、次を聞いてみましょう。 国家公務...全文を見る | ||
○菅(直)委員 だから、最初に言ったでしょう、福島県の判断だけじゃないんですよ、これは。総理大臣が判断しているんですよ。さらには、被災者支援法では、できるだけ支援するようにという趣旨が書かれているんですよ。 今、雇用促進事業団の方はそういうやり方をとっているわけです。なぜでき...全文を見る | ||
○菅(直)委員 先ほど言ったように、災害救助法の施行令の三条の二項で、各県知事が内閣総理大臣と相談したんですよ。 私は、きょう朝、私の一週間前の質問主意書に対して答弁をもらいました。この中にちゃんと、答弁書に、総理と平成二十八年六月六日付で同意をしたとあるんですよ。それなのに...全文を見る | ||
○菅(直)委員 同じ繰り返しになるので、いかに答弁がいいかげんかということがよくわかりましたので、次の都営住宅。 東京の場合、都営住宅もかなりこれに提供されている。都議会でもいろいろ議論になっていますが、まず都営住宅について、今後どうなりますか。 | ||
○菅(直)委員 いろいろ努力されていることは私も評価をしているんです。ただ、現実に、先ほど冒頭の話にありましたように、訪問調査で千三十八、約二〇%がまだはっきりしない、まだ会えていない人たちが千五百世帯あるそうですから、合わせれば四〇%を超える人たちが、訪問調査で会えていないとい...全文を見る | ||
○菅(直)委員 いや、本当に、これはお互いが受けとめなきゃいけない問題ですので、今の末松副大臣の答弁、私も、しっかり受けとめていただいていると思っています。 どうか、ほかの省庁も含めて、つまりは、自然災害の場合は、大体の場合、それでももっと長くかかることもありますが、五年とか...全文を見る | ||
○菅(直)委員 これは第二回の会でしょうか、シナリオが四つ示されていますよね、東電委員会で。その第三には、法的整理ということも入っています。第四に、国民負担とならない形で廃炉に係る資金を東電に確保させる制度を国が用意する、こういうふうにあります。今、多分社長はこのことを言われたん...全文を見る | ||
○菅(直)委員 覚悟はいいんです。その見通しを聞いているんです。 今、東電の責任体制、私も、ああ、なるほどと、この間から説明を聞きながら、こんな複雑になっているのかということを少し改めて知りました。たしか、私の理解が間違っていなければ、東電ホールディングス、持ち株会社が直接対...全文を見る | ||
○菅(直)委員 時間もそろそろですので最後にしますが、私は、責任をとって破綻処理をしろという、単純にそういうことを言っているのではないんです。 そうではなくて、もう一Fの事故を起こした原発の廃炉処理というのは、一般の電力会社が担うにはとてもとても担い切れないような内容を持って...全文を見る | ||
○菅(直)委員 では、質問を終わります。 |