菅直人

かんなおと

小選挙区(東京都第十八区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数14回

菅直人の2020年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月25日第201回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第1号
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○菅(直)分科員 萩生田大臣には、たしか初めての質疑の場になるかと思います。  まず最初に、萩生田大臣御自身、奨学金というのは受け取られた経験はありますか。
○菅(直)分科員 実は私もその経験がないんですが、せんだって、先ほど質疑をした中谷議員が立憲民主党の青年局というところで「逆転!?おしゃべり教室」という企画をしました。  そこでは、逆に現役の学生さんが幾つかのテーマ、この場合は若者の貧困のリアルというテーマでしたが、それを先生...全文を見る
○菅(直)分科員 余りこれ以上は言いませんが、やはり政治家なんですから、まさに今おっしゃったように、国の将来の姿をまさに議論をするのが政治家なのであって、自分の担当がこうだからこれ以上は言えないというのであれば、それは単なる、官僚の皆さんの答弁と変わらない。そのことだけは指摘を申...全文を見る
○菅(直)分科員 学生ローンに並んで額が多いのは、住宅ローンというのがあります。ただ、この住宅ローンと学生ローンは、私はかなり性格が違っていると思うんですが、これはわかればで結構ですが、どういう性格の違いがあるかということを大臣は認識されていますか。
○菅(直)分科員 今の答弁を聞くと、何か住宅ローンよりも学生ローンの方が恵まれているように聞こえるんですが、私はもっと本質的なところで違っていると思うんです。  つまり、今の大臣の答弁にもありましたが、住宅ローンの場合は、もう収入があって、場合によったら、自分の収入に合わせて、...全文を見る
○菅(直)分科員 そこが一番のポイントじゃないですか。将来の日本のことを考えると冒頭で言われましたけれども、そこが一番のポイントじゃないですか。  私が大学に通ったころは、国立大学は年間一万二千円の授業料でした。私の初任給は三万五千円でしたから、初任給の三分の一から半分で年間の...全文を見る
○菅(直)分科員 余りここにこだわっても仕方がありませんけれども、結果としてといっても、我々は先を見なきゃいけないんですよ、現在と未来を。現在、少なくとも私が学生時代よりは今の学生さんは大変ですよ。多分、今からの学生さんが社会に出たときは大変ですよ。ある意味で見えていることですよ...全文を見る
○菅(直)分科員 いいんですか、こういう話は。  何か大臣の先ほどの答弁を聞いていると、こういう形でいろいろと考えているんだ、猶予とかいろいろ考えているんだと言いながら、一方で、国立大学の二〇%の引上げを容認するような議論が始まっている。  経営強化。実は、私が卒業した東京工...全文を見る
○菅(直)分科員 言葉で余りごまかさない方がいいと思いますよ。  この記事の中に、文科省によると、国立大学の収入の柱となる国からの運営交付金は一九年度で一兆九百七十一億円、国立大学が独立行政法人となった〇四年から約一二%減った。  これは事実ですか。
○菅(直)分科員 つまり、国から国立大学に出される資金が減ってきて、いろいろな意味で大学の経営が苦しくなった。もちろん、民間からの資金が寄附などで入るのは、私はそれは否定しません。しかし、先ほどの答弁の中でも、自由化というものの中には、学生さんの負担というものが入らない資金という...全文を見る
○菅(直)分科員 一二〇%までにしたのは今でないから関係ないんだということにはならないんですよ。  一二〇%になっている大学があるのかどうか、私は国立大学は知りませんけれども、先ほどの答弁でも五十三万円ですか、ほぼ一律で今来ているわけですよ。それを、これによると、改めて検討しよ...全文を見る
○菅(直)分科員 ですから、私が言ったことに対してイエス、ノーで答えてください。  柔軟には、上がることも下がることもあるとさっき言われたじゃないですか。ということは、上がることも含めた検討ということをやれということですね、大臣は。
○菅(直)分科員 聞いていただいている方はよくおわかりだと思いますけれども、国から出す金が一二%もこの数年で下がっている現状を踏まえて、そういうことも踏まえて、残念ながら日本ではアメリカほどたくさん寄附が集まるという風土もありません、一般の企業とか。そういう中でいうと、上がること...全文を見る
○菅(直)分科員 最後に言われた大学における修学支援に関する法律、これはこの国会で出ているんですよね、現在、たしか。そうでしょう。  私は、この制度は、低所得層だけを対象とする限定的な貧困対策と競争力人材の育成策を結びつけたもので、高等教育費の私費負担構造はそのままで、学費負担...全文を見る
○菅(直)分科員 ちょっと私の勘違いもありまして、もう既に法律が通っていて、四月から施行されるということですが、今まさに私に言われたことを事実上認められているわけですよ。  つまり、一部の経済的に非常に困っている方で、そして特に優秀な人についての手当てはなっているけれども、しか...全文を見る
○菅(直)分科員 一兆五千億ドル、日本円にして百七十兆円。  サンダース氏は公約の中で、これを全部他の税金で賄うと言っているんです。日本は、まだ九兆円です。先ほど中谷議員からも、例えば山本太郎さんはこの九兆円は全部徳政令でチャラにすると言っているんです。私は、まだ九兆円規模であ...全文を見る
○菅(直)分科員 これ以上繰り返しても水かけ論でしょうが、何が言いたいかというと、先ほど来大臣も言われているように、日本社会は変化してきて、ある意味で若い人たちにとってはより厳しい社会になってきているという認識がまずあるかないかなんです。  私なんかは、非常に恵まれた時代に生ま...全文を見る
03月18日第201回国会 衆議院 経済産業委員会 第3号
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○菅(直)委員 きょうは、冒頭に、富田委員長が、きょうは代理ということで鈴木委員長ということですので、一つだけお願いを申し上げておきたいと思います。  三月の十四日に、関電に関する調査報告書が、いわゆる第三者委員会から関電に提出されております。  この問題については、当時及び...全文を見る
○菅(直)委員 きょうは、一つ目の議題としては、発送電分離における所有権分離と法的分離の問題について少し取り上げたいと思います。  電気事業法等の一部を改正する法律案が二〇一五年の六月十七日に成立したんですが、そして、ことしの四月一日から施行される。これまで電気事業者が独占して...全文を見る
○菅(直)委員 今大臣が言われたことを全て理解した上で、この方も、私もですが、やはりここは所有権分離でなければ、中立性が保てないだけではなくて、ここに書いてあるように、実は全体としての電力のコストを下げるということに役立たないということを彼が言っているわけです。  少し中身に触...全文を見る
○菅(直)委員 安定供給のことを聞いたのではなくて、テリトリーがどうなるかということを聞いたんです。  つまり、テリトリーは九電力のままなんですよ。だからこそ、効率性が悪い、あるいは中立性がないということを指摘されているわけです。ですから、ここで言う全国的な需給調整などを、広域...全文を見る
○菅(直)委員 言葉で言われてもだめなんですよ。自由かつ平等にと言われても、平等ではないんじゃないですかということを私は言っているんですよ。  だって、東電の範疇ですよ。東電が持っている送電網を東電の子会社に持たせて、例えばそこに再生可能エネルギーの別の会社が入ってきて、それが...全文を見る
○菅(直)委員 大臣は、外国で所有権分離をされているところを見られたことはありますか。
○菅(直)委員 私は、かなり前にスペイン、ここは一社です。ですから、スペイン全体が一つの送電会社になっているんです。ですから、当然ながら、そのいろんなところの、例えば、こちらの天気がよければ太陽光がたくさん電気を起こす、こちらで風が強ければ風が起こす。それをうまく調整して、需要と...全文を見る
○菅(直)委員 どうも、私から言うと、議論がかみ合っていないんですよ。  もともとが、いろんなところが発電、送電もやっているわけじゃなくて、送電は一社がやっていたわけですよ、現在。その一社が子会社をつくって、同じようなことをやるわけですよ。だから、それに行為規制とかなんとかいろ...全文を見る
○菅(直)委員 これ以上はもう水かけ論になりますからこの程度にしますが、何度も言いますように、従来がばらばらだというならまだわかるんですよ。  そうじゃなくて、従来、何十年間も、戦後、国営が民営になってから、九電力がそれぞれのところで送電網を独占しているわけですよ。それを事実上...全文を見る
○菅(直)委員 そうすると、原発を一度も持ったことのない例えば太陽光の発電会社が、なぜ原発の廃炉費用を負担しなければならないんですか。その理屈が全くわかりません。まだ多くの国民はこのことを知りませんが、その理屈が全くわかりません。もし理屈があるならば、ちゃんと述べてください。
○菅(直)委員 聞いていることに答えていないんですよ。原発を持ったことのない会社がなぜ原発の廃炉費用の負担をしなきゃいけないのか。  一つだけ、その例外が最初あるんですよ。実は沖縄電力です。沖縄電力は原発を持ったことがありません。だからこれから外されているんですよ。しかし、その...全文を見る
○菅(直)委員 全く答えていませんね。  では、あえてちょっと角度を変えましょう。なぜ、では沖縄電力は外れるんですか。ちゃんと大臣が答えてください。
○菅(直)委員 大変いい答弁ですよね。まさに沖縄電力には、一度も原発を持っていないから、託送料に乗せて原発の廃炉費用は徴収しないわけですよ。  しかし、最近できた、特に三・一一以降にできた再エネだけの電力会社、たくさんあります、一般的には小さいですけれども、九電力に比べれば。そ...全文を見る
○菅(直)委員 全然理屈にならないじゃないですか。全然理屈にならないじゃないですか。  託送料という形で、ここだけあれですから、最近、きょうの新聞に、「原発事故処理に再エネ財源」というのが資料三、資料四にも出ています。  つまり、託送料と、私も経産省の皆さんからよく話を聞きま...全文を見る
○菅(直)委員 言うことが、どうも論理的に成り立っていないですよね。  では、総括原価がそのまま生きてくるということですか。そうできないから託送料に乗っけるというのが説明でしたよ、皆さんからの。どうやってやるんですか。東海第二でもしその三千五百億が焦げついたら、誰がそれをカバー...全文を見る
○菅(直)委員 それだと総括原価と同じじゃないですか。
○菅(直)委員 まあここは大臣、よく精査してください。非常に私はひずみがどんどん広がっていると思います。  つまりは、原発をなくすなくさないで基本的なスタンスが違うのはわかりますけれども、しかし、それはそれとしても、そういう費用を、先ほど来言っているように、原発に一切かかわりの...全文を見る
○菅(直)委員 まあ、少し話が途中であれしましたが、いい意味で検討してみてください。  終わります。
11月13日第203回国会 衆議院 厚生労働委員会 第3号
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○菅(直)委員 田村厚生大臣、二度目の厚生大臣ということでありますけれども、このコロナ禍の就任ということで、おめでとうというよりは、本当に御苦労さまだと思っております。ぜひ頑張ってください。  ただ、田村厚生大臣は、大臣に就任される前から、自民党の新型コロナ関連肺炎対策本部長で...全文を見る
○菅(直)委員 私も、改めてこのコロナの拡大の中で、今大臣がおっしゃった保健所の問題も含めて、いろいろな方の論文を読んだり、直接話を聞いたりいたしました。  資料の一の方に、保健所の数を表示した表をお届けしております。これを見ますと、一番多かったのが、一九九二年当時は全国で八百...全文を見る
○菅(直)委員 保健所については、後にもちょっと具体的なことでまた提案申し上げたいと思っておりますが、私も、この間ずっと、いろいろな方から聞いた中で、特にコロナ、感染症というのは二つの大きな側面があるのかなと感じています。  一つは、やはり危機管理ということです。  この面か...全文を見る
○菅(直)委員 保健所のことについては、ちょっと後ほど、具体的な事例も含めて申し上げてみたいと思います。  今申し上げたように、危機管理的な側面というのが、私は、必ずしも、これはもちろん後知恵もありますけれども、十分ではなかったのではないだろうかと。まさにクルーズ船のときも、た...全文を見る
○菅(直)委員 まさに、党の、当時というか、ついせんだってまでそういう立場にあられたわけですから、逆に、まだ感染が決して縮小はしていませんけれども、今のコロナに対する対策というだけではなくて、場合によってはまた新たなそうしたウイルスがコロナのようなことを二年後、三年後に起こすかも...全文を見る
○菅(直)委員 余り手前みそな話にはしたくありませんが、私も、十年前、総理のときに東日本大震災と福島原発事故が起きました。  やはり、当然ながら、そのときの総理が原発の専門家でもなければ感染症の専門家でもないわけですから、しっかりといろいろな立場にある専門家のお話を聞いて、その...全文を見る
○菅(直)委員 私、応援の気持ちも含めて申し上げているつもりなんです。  そこで、先ほど来何度か出てきた保健所について、これは若干、東京都というのが他の都道府県とちょっと変わった仕組みになっている面もあることが私も改めてわかりました。  つまり、二十三区は、私の理解が違ってい...全文を見る
○菅(直)委員 ちょっとこれは複雑なんですよ。この間、大阪都構想とかいろいろありましたけれども、二十三区は歴史がありまして、最初は、二十三区というのは、区長は任命制だったんですよ。それが、もう五十年ぐらい前ですが、区長公選運動というのがありまして、そして公選制に変わったんです。 ...全文を見る
○菅(直)委員 一定程度の前向きな答弁をいただいたんですが、先ほども申し上げたように、大体、私の地域でいうと、六つの市が一つの保健所なんです。先ほど言ったように、その保健所は東京都の保健所なんですね。大体そのぐらいの規模で、幾つかあります。  ですから、中には、例えば私の選挙区...全文を見る
○菅(直)委員 そろそろ時間になりますけれども、冒頭から申し上げたように、これは正しいかどうかわからないので、逆に、大臣にもあるいは厚生省にも考えていただきたいのは、今も話がありましたように、財政の問題とかいろいろな視点があるわけですね。それから、先ほど言った特別区という行政区も...全文を見る