菅直人

かんなおと

小選挙区(東京都第十八区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数14回

菅直人の2022年の発言一覧

開催日 会議名 発言
04月07日第208回国会 衆議院 原子力問題調査特別委員会 第2号
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○菅(直)委員 今日は、原子力発電所を国内に持つことがある意味での安全保障上のリスクになっているということを含めた議論をさせていただきたいと思います。  皆さんも御承知のように、ウクライナに対するロシアの侵略はまさに許し難いものであります。その中でも、私は、ロシア軍が三月の四日...全文を見る
○菅(直)委員 私もそのとおりだと思うんです。そして、そのことが持つ意味を私はきちっと議論しなきゃいけないと。つまりは、原子力発電所のいろいろな危険性は言われてきましたけれども、それがそうした攻撃によって起きる可能性が現実にウクライナでは起きているわけです。  私は、今お答えに...全文を見る
○菅(直)委員 今、資料を二つほどお示しいたしました。  第一の資料は、日本維新の会が三月十五日、つまりはウクライナにおけるザポリージャ原発に対する攻撃があった二週間ほど後ですか、そのときの資料であります。日本維新の会のウクライナの危機から国民生活を守るための緊急経済対策という...全文を見る
○菅(直)委員 ちょっと今の答弁は逆なんですね。なかったとしてもすぐさま安全性に問題がないと。なかったとしてもというのは、なくてもテロ攻撃とか武力攻撃が平気のように読めるわけですよ。それは明らかに間違った発言だと思ったので、そのことをお聞きしたんです。  もしお答えしていただけ...全文を見る
○菅(直)委員 そうですよね、あっても平気とは言えない。なくて平気だなんということを、少なくともそういうふうに理解できるような発言を日本維新の政調会長である音喜多議員がしたことに対して、私はこの場をかりて、撤回することを求めておきたいと思います。  そこで、少し話を戻しますが、...全文を見る
○菅(直)委員 これ以上繰り返しませんが、航空機が意図的に突っ込んでくるというのは、テロ攻撃を超えているテロ攻撃じゃないですか。  ですから、委員長の立場でそういう言葉を使いにくいというのは分かりますけれども、一般の国民の皆さんからすると、そういう可能性がある場合にはそれを少し...全文を見る
○菅(直)委員 どれだけの面積が必要かということを計算したものを、私も以前お示ししたと思います。  今、日本の農地面積はおおよそ幾らですか。
○菅(直)委員 そうですね、四百万ヘクタールで、一ヘクタール当たり五百キロワットのパネルを置いて、一年間の日照時間を三百六十五日で三時間平均として約千時間、掛け算を私はしてみましたが、農林省にもそれをお示ししましたが、それは御存じですか。
○菅(直)委員 二兆キロワットアワーというのはどれだけの量かということを、全国民の皆さんによく伝えてください。  今、日本が使っている電力はたしか年間約一兆キロワットアワーだ、そういうふうに言われていますが、どうでしょうか、農林省。
○菅(直)委員 基本的な数字を認めていただきました。他の問題は、主に経産省の問題なので、今日は余りそれには深入りしません。  少なくともきちんとした形で対応すれば、例えば天気が悪いときはどうかとかいろいろなことが、やじが飛んでいますが、もちろん夜は発電はしないわけですよ、しかし...全文を見る
○菅(直)委員 ポイントが一つ抜けているんです。なぜ可能になったのか。  それは、農地法の解釈で、ソーラーパネルを載せるための柱の下の農地の宅地転用を、たしか十年ほど前ですか、あの福島原発事故があった、宅地転用を認めたことによっていわゆる農地と太陽光発電の両方を両立させることが...全文を見る
○菅(直)委員 余りはっきりした答弁じゃありませんでしたが、大体肯定されました。  つまり、一般的には農地というのは構造物を造っちゃいけないという法律の体系なんです。それを例外的に、ソーラーシェアリングで太陽光発電をする場合には柱の下のところだけの宅地転用を認めたんです。それも...全文を見る
○菅(直)委員 これほど適当なものがないんですか、最適じゃないですか。可能性として、四百万ヘクタールを使えば、可能性としてある、二兆キロワットアワーの。それは今、数字を私も示しましたし、示されました。もちろん、ほかの手もあります。太陽光だけじゃありません、風力もあります。  た...全文を見る
○菅(直)委員 ですから、それを進めるのが経産省の役割じゃないですか、本来の、電気事業法を担当している。私から見ると、それを妨げているのが今の経産省の役割なんだというふうになっている。  先ほど申し上げた発送電分離にしても、なぜ所有権分離をしないんですか。子会社じゃないですか、...全文を見る
○菅(直)委員 では、ほとんど最後になりますが、先ほど農林省には確認を取りましたけれども、私が提案しているというか、ある意味では農林省の事例でもありますように、一ヘクタール当たり五百キロワットのパネルを置いて年間千時間、それを四百万ヘクタールでやれば二兆キロワットアワーの発電量が...全文を見る
○菅(直)委員 ついでに申し上げますと、二兆キロワットということは、一兆キロワットが余るわけです。では、それはどうすればいいか。  例えばの話、これも御存じでしょうが、CO2の原因は発電だけじゃありません、製鉄においても物すごくCO2が出ています。それはカーボンを使うからです。...全文を見る
○菅(直)委員 ですから、私が申し上げているのは、海外に頼らなくても理論上はできるんじゃないですかということを前提に言っているんです。  先日も、エネ庁の皆さんに党で来てもらっていろいろと話を聞きましたが、どうも経産省はそういう問題に対して消極的で後ろ向きです。もっとチャレンジ...全文を見る
04月15日第208回国会 衆議院 経済産業委員会 第10号
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○菅(直)委員 萩生田大臣とは、文科大臣時代に一度質疑をさせていただきました。経産大臣としては今日が初めてだと思いますが、前向きな話をしたいと思いますので、どうかよろしくおつき合いください。  といっても、一つだけ、ちょっと気になることを、御意見を聞かせてください。  現在、...全文を見る
○菅(直)委員 原子力規制委員長の方からも別の委員会で答弁をいただいていまして、もちろん、原子力規制委員会は、きちんとした特重施設が完成するまで、自分たちが決めたルールですから、再稼働はできないということを答えられています。ですから、それをある意味では経産大臣も尊重されるという今...全文を見る
○菅(直)委員 私は、一般的に言われることは分かります。しかし、これらの十年間の経験を踏まえて、何が更に伸ばすことが可能か。逆に言えば、原発の問題などは今や、先ほども申し上げたように、原発があること自体が安全保障上のリスクであるということも、このウクライナの状況から分かってきたわ...全文を見る
○菅(直)委員 二〇から二二%と。現在、十年たって三・九。そして、私は再稼働させるべきでないという立場ですから、再稼働が少なくなっているのは私は正しいと思っていますが、少なくとも、経産省が当初予定した形での再稼働は全く進んでいません。数字だけ二〇から二二と言っても、これからそうい...全文を見る
○菅(直)委員 ですから、そういう文書に書いたからそうすべきだというのは、それはちょっと余りにも、経産大臣としての見識を私はお聞きしているんですけれどもね。  つまり、もうそういう現実からは遠く今の事態が離れているということを認識して、それならどうするかというふうにいかないと、...全文を見る
○菅(直)委員 これも、私は、日本が目標とすべき目標とは全くかけ離れていると。  つまりは、カーボンフリー、つまりは全ての排出量を、CO2の排出をゼロにしようとする中で、まだその段階で化石燃料の比率が四一なんというのを、それを得々と経産省が掲げているということ自体が、今日、ほか...全文を見る
○菅(直)委員 今の経産大臣の認識の中で、一点だけ私も同意というか同感するところがあります。それは、海上風力。  例えば、イギリスなどでは、北海で、洋上に風力発電機が物すごくあります。これは着床式です。つまり、脚が海底に届いて、そこからやっているわけです。  日本の場合は、比...全文を見る
○菅(直)委員 ですから、結局、浮体式はなかなか、何かあったときに港まで戻さなきゃいけないというようなこともあって、結果として実用化までできなかったというのが、私も当時からの経産省の関係者を知っていますので、私の耳にはそういうふうに伝わっていて、何か淡々と、終わりましたみたいなこ...全文を見る
○菅(直)委員 結局、私も期待したんですが、なかなか期待に応えられる実験結果が出なかったということです。  そこで、そういう中で、太陽光の比率は〇・三から七・九に、相対的には非常に大きく伸びております。この太陽光発電が大きく伸びている理由というか、もし考え方があればお聞かせくだ...全文を見る
○菅(直)委員 住宅の屋根、住宅の屋根と言われますが、私のうちの屋根にも四・五キロワットが載っていますけれども、日本で一番大きい太陽光発電所はどこで、何メガの発電所ですか。
○菅(直)委員 これは経産大臣も御存じかどうか分かりませんが、岡山には、昔、塩田というのがあったんですね。その塩田は、もちろん、塩は今は別のやり方で取りますから、使っていなかった。そこを、かつてゴールドマン・サックスにいた方が中心になって始めて、現在、二百六十ヘクタールの中で二十...全文を見る
○菅(直)委員 これは相当のものなんですよ。  じゃ、もう一つ、多少私にとって身近な例を挙げますと、大阪湾に、今、日本維新の会がカジノを含むIRを計画している夢洲というところがあります。この間、行ってきました。そうしたら、その一角の十五ヘクタールに、十メガワット、約一万キロワッ...全文を見る
○菅(直)委員 これが、いかに再エネに対して経産大臣が、積極的になっていろいろ言ったっていいじゃないですか。私は再エネのために言っているんですよ。カジノに反対しろなんてことを、まあ私自身は思っていますけれども、そうじゃなくて、カジノよりもこういうやり方の方が国民的にいいんじゃない...全文を見る
○菅(直)委員 資料二をお示しするのをちょっと忘れていましたが、資料二、農林省自身が発表されている、最近は毎年のように発表されていますが、二〇二一年度版の営農型太陽光発電取組支援ガイドブックというものの主要なところだけお示しをしておきました。  この中に幾つかの事例が、農林省の...全文を見る
○菅(直)委員 一ヘクタール当たり五百キロワット。  日本の農地面積は全部で幾らですか。
○菅(直)委員 私も、初め、このソーラーシェアリングというのは、もっと小さいのをたくさん千葉などで見てきましたが、場所が要るんですね。オーストラリアのように広い土地が空いているところだといいんですが、日本で平らな土地で日がよく照る土地というのは、ほとんど農地なんです。ですから、な...全文を見る
○菅(直)委員 ですから、今言われた一ヘクタールというのはさっき言われたんですし、五百キロというのも言われたので、四百万ヘクタールというのも言われたので。私がちょっと言い忘れたのは、大体、三百六十五日あれば、一日平均三時間ぐらいは日照がありますから、それを千時間。そこまで言われて...全文を見る
○菅(直)委員 では、せっかくだから経産大臣にもお聞きしましょう。  二兆キロワットアワーというのは、今、日本の総発電量は幾らですか、年間の。お分かりですか。
○菅(直)委員 経産大臣、よく頭に入れておいてくださいよ。  もちろん、まだいろいろな仮定はありますよ。しかし、少なくとも、農林省が自らの資料で私に返答したのをお聞きになったと思いますが、四百万ヘクタールを、五百キロワットのソーラーパネルを置いて、千時間の日照はほぼ可能ですから...全文を見る
○菅(直)委員 これを最初に発明した人は、植物に対する太陽の影響を相当調べられて、ある一定以上の太陽光が当たってももうそれは成長には関係しない、場合によっては乾燥し過ぎてよくない場合もある。もちろん、中にはそれがもうちょっとあった方がいい場合もありますけれども、一般的に言えば、ほ...全文を見る
○菅(直)委員 多少前向きの答弁をいただきましたけれども、私は、本当に経産省と農林省がしっかり、もちろん多少の意見調整はやっておられると思いますが、共同プロジェクトをつくって研究されたらいいと思いますよ。  そして、何度も言いますけれども、ちょっとくどいかもしれませんが、これだ...全文を見る
○菅(直)委員 そろそろ時間ですので終わりますが、今最後に言われたことが物すごく重要だと思うんです。まさに関係省庁とこれは連携していただきたいんですよ。  農林省にとっては、やはり農業を守るというのは当然、ある意味では最大の政策目標です。しかし、現在の状況では、七十歳以上の人で...全文を見る