岸信夫

きしのぶお

小選挙区(山口県第二区)選出
自由民主党
当選回数4(参2)回

岸信夫の2010年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月04日第174回国会 参議院 決算委員会 第2号
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○岸信夫君 自民党の岸信夫でございます。今日は初めて総理に御質問させていただくわけですけれども、総理は先日の施政方針演説の中で、いのちを守る、いのちを守りたいということを何度もおっしゃいました。まさに国民のいのちと財産を守るということが国の責任でありますし、その国のトップリーダー...全文を見る
○岸信夫君 総理のお言葉の中からは、内政面におけるいのちを守る、すなわち社会保障とかそういう形でしっかりといのちを守っていくんだ、そういうことはよく分かったわけですけれども、なかなか今我が国を取り巻くこの安全保障環境というものを考えますと、こちらも大変複雑になっておる。冷戦が終わ...全文を見る
○岸信夫君 今いろいろと言い訳的なことがございましたけれども、全部で百三十名以上の方が署名をされている。百三十人以上の国会議員の方が署名をされているようでございます。これは副総理のホームページから私は拝見したんですけれども、超党派の国会議員の方が合計でそれぐらいの数はおられたと、...全文を見る
○岸信夫君 すなわち、そのときは知らなかったけれども、ちょっとひどい国だなと今は思っておられると、こういうことでございますね。  逆に言いますと、副総理、今は副総理ですけれども、当時、助命嘆願をされる、そういうある意味では非常に重要な書類に対して、どういう人たちが、一人一人がど...全文を見る
○岸信夫君 一部は。
○岸信夫君 私は現物を見ておりません。だから聞いているんです。署名をしたかどうかを聞いたと、こういうことです。  それで、もう一人、今の鳩山政権の中でこの書類に署名をされたと、こういうふうに言われておる方がおられます。法務大臣、これも先日の衆議院の委員会で謝罪をされていますね。...全文を見る
○岸信夫君 千葉大臣は十一月十七日の衆議院の法務委員会でお話をされているんですけれども、このときに、嘆願書がどこにあるか分からないと、ただ、調査中ですと。その後、調査結果はどうなったんでしょう。
○岸信夫君 これは、北朝鮮の拉致問題というのはまさに我が国にとっても大変大きな問題である、このことは皆さんも共通した認識であると、こういうふうに思うんですけれども、やはりしっかりとした国家の意思を示さなければいけない、内閣の意思としてもしっかり示さなきゃいけない。そういう中にあっ...全文を見る
○岸信夫君 中井大臣がその拉致議連の中で大変この問題に真剣に取り組んでおられる、御尽力をされているということは、私もよく存じておりますし、敬意を表するところであります。  しかし、だからといって、今北朝鮮に対して、これまで三つの条件を挙げていたことを、一つ今の時点で取り下げると...全文を見る
○岸信夫君 今、辛光洙は北朝鮮でのうのうと暮らしているわけです。国会議員としてやっていると私は了解しておりますけれども、彼は実行犯なんですね。そして、中心人物だった。たくさんの情報を持っているはずですよ。そういう彼に対して、彼があちらの国にいることに対して、この拉致実行犯、被疑者...全文を見る
○岸信夫君 これは外交の交渉ですからいろんなことはあると思いますよ。  だけども、しっかりとした国の意思なんですよ、これは。犯人をしっかりこっちに引き渡してもらわなきゃいけない。そのことをやらないで、たくさんの人が連れ去られている。これはもう事実なんです。そして今、家族や親族、...全文を見る
○岸信夫君 当然ながら、それは日本人を取り戻す、これが一番ですよ。当たり前の話ですよ。それを含めて三つの条件というものを出していたはずです。そのことを、なぜ一つ今引き揚げなきゃいけなかったのかということを言ってた話です。これは相手に対しておかしなメッセージを与えることになりかねな...全文を見る
○岸信夫君 もちろん、総理のおっしゃるとおり、これは党派にかかわらず国としてやっていかなきゃいけないことです。我々も一生懸命協力をできるところはしっかり協力をしてやっていかなければいけない話です。でも、そのことと、拉致被疑者を取り戻す、拉致被疑者を引き渡させる、このことを条件から...全文を見る
○岸信夫君 とにかく多くの御家族がまた拉致の被害者の皆さんにお会いできると、一日も早くお会いできる、そのことに向けて全員総力を挙げてやっていかなきゃいけない大変な時期だと思っております。  その意味で、今いろいろな御答弁をお聞きしました。その中で、決して拉致の被疑者の引渡しを要...全文を見る
○岸信夫君 なぜ五月末なのかというのは、私が申し上げましたのは、なぜ、じゃ四月じゃいけないのかと、そういう部分も含めてなんですが、アメリカ側の予算措置について、五月末に結論を出したのでは間に合わなくなる、向こう側が間に合わなくなるということはないんですか。
○岸信夫君 その五月末の解決の中身なんですけれども、先日の総理の御答弁の中で、三つ、地元の了解、それから米国との合意、そして与党内三党の合意と、この三つをすべて五月末までに解決した上でどこに移すかということがファイナルで決まると、こういうことでよろしいですか。
○岸信夫君 これは、同僚の山本委員からの質問の中で、一月二十八日予算委員会、このことを覚悟を持って決めると、こういうふうに総理はおっしゃっておられました。「必ず五月の末までに結論を出しますから。その覚悟を持って臨むということに尽きる。」と、こういうふうに御答弁をされました。  ...全文を見る
○岸信夫君 その覚悟とおっしゃる限り、じゃ何の覚悟なんだと皆さん思っておられると思いますよ。  その移すこと、結論を出すこと、それは最終的にもちろん決めなきゃいけないわけですけど、そのことを、例えばいのちを懸けてやるんだと、そのことが覚悟というんじゃないんですか。
○岸信夫君 みんなこれ心配をしていることなんです、現実問題として。これはアメリカとの関係、それから現実問題として、じゃこの地域の安全保障、平和と安定が守っていけるのかどうか、こういうことも含めて申し上げていることでございます。  そして、もし、万が一ということはないと、こうおっ...全文を見る
○岸信夫君 じゃ、私の地元であります岩国でも同じようなケースがあったわけですけれども、平成十八年三月に岩国で住民投票がございました。このことは御存じかもしれません。争点は空母艦載機の移転でございます。結果は反対が多数と、かなりの多数だったと思います。これは当時の岩国市長が住民投票...全文を見る
○岸信夫君 私は、民意を聞くのがいけないと、いつも聞くのがいけないと申し上げているわけではないんです。ただ、こういう国防の問題について余りそういうことを事前に御発言をされると、地元が誤解を招いてしまう、そういうことを申し上げているわけです。  岩国基地について申し上げますと、今...全文を見る
○岸信夫君 分かりました、まとめます。  岩国基地についてはそのままロードマップどおりに行われると、こういうことでありますから、沖縄の問題とは切り離されてしまう。岩国の皆さんもこれは大変戸惑っておることです。岩国の皆さんは、これはパッケージである、だからもし沖縄が動かなければ岩...全文を見る
09月28日第175回国会 参議院 外交防衛委員会 閉会後第2号
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○岸信夫君 まだお名前を覚えていただいていないのにショックを受けていますけれども、引き続き中国漁船の問題について、佐藤委員に引き続きまして御質問させていただきたいと思います。  今回の事件は、まさに我が国の主権が侵された大変重大な事件だと思っております。先ほど前原大臣もおっしゃ...全文を見る
○岸信夫君 まさに、この領海そしてこの尖閣諸島周辺の海域というものは、安心して我が国の漁師さんも含めて活動ができる状況かどうか、これは分からないような状況になっているんじゃないか。まさにこれは、どなたかがおっしゃいましたけれども、友愛の海なんという状況じゃないということが現実にな...全文を見る
○岸信夫君 北澤大臣は九月二十一日の記者会見の中で、この漁船の衝突事故についてこういうふうにお答えになっているんですね。漁船がこちらに衝突してきたこと、これは中国政府の中あるいは国民に正確に伝わっているのか分からない、そしてそういうことを正確に伝えることも我が国が努力していかなき...全文を見る
○岸信夫君 まさに百聞は一見にしかずということだと思うんですけれども。先ほど前原大臣も、このビデオを御覧になったときに、やはりこれはもう明白であると、向こうの問題は明白であると、こういうふうにお感じになった、こういうことだったと思いますけれども、それだけはっきりした、見ればはっき...全文を見る
○岸信夫君 その後裁判になるかもしれないと、こういうことだったのかもしれませんけれども、ただ、それでも、こういった資料について公開をするという手だてはあったと思うんですけれども、この点については法務副大臣、いかがですか。
○岸信夫君 この刑事訴訟法四十七条にも例外規定がありますよね。公益というものが理由になれば公開できるということになっていると思うんですけれども、まさに国益、逮捕してから、七日の時点から今まで考えたときに、どんどんどんどん毎日毎日国益を失ってしまっている。そのことに対して我が国がど...全文を見る
○岸信夫君 もうその最初に事件が起こってから二十日以上たっているわけですね。これまでの間に失われた部分、このことが大変重要だと私は申し上げているわけであります。今ごろこのビデオを見せたところで、じゃ、何になるのか、こういうことにもなるんじゃないですか。  もっと早く本来提出すべ...全文を見る
○岸信夫君 それはおかしいんじゃないですか。最初に御覧になったときは、まだそういう形に進んでいくかどうかというのは決まっていなかった段階でしょう。七日の段階だったわけでしょう。まだ逮捕が決まる前でしたよね。そうじゃないんですか。その時点で御覧になったんじゃないんですか。それで、明...全文を見る
○岸信夫君 結局、タイミングの問題、これがすべて後手後手に回っているということなんです、今回。このビデオのことについてもしかり。これから、もちろん、当然ながら一刻も早く開示してもらわなきゃいけないんですけれども、それだけではなくて、外交的な手はずということも含めて、すべてにおいて...全文を見る
○岸信夫君 もう残念ながら時間となってしまいましたけれども、今回、菅総理がニューヨークで小島嶼国開発ハイレベル会合、この開会式でスピーチをされていますね。すべての小島嶼国の力強いサポーターでありたい、あり続けたいと、こうおっしゃったということなんですけれども、まさに我が国だって島...全文を見る
○岸信夫君 今回の問題が起こっている。このような国益を日々失ってしまうような政権には一刻も退場していただきたいことを申し上げて、質問を終わります。
○岸信夫君 結構です。
10月08日第176回国会 参議院 本会議 第3号
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○岸信夫君 私は、自由民主党を代表して、菅総理の所信表明演説に対し、総理及び関係閣僚に質問いたします。  総理、あなたは、昨日の我が党の小坂幹事長の質問に対し、逃げ菅の名前のとおり、かわしの答弁に終始いたしました。逃げはあなたの政治信条でしょうが、最後まで逃げおおせるとは思わな...全文を見る
○岸信夫君 総理は私の質問に対してどれも真っすぐにお答えいただけなかった、大変残念でございますが、多くの質問の中で最も私がお答えをいただきたかった点についてもう一度御質問をいたします。  ASEMの会合のときに温家宝首相との会談を行った、立ち話を行った際に、日本人の解放を要求を...全文を見る
10月21日第176回国会 参議院 外交防衛委員会 第2号
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○岸信夫君 自民党の岸信夫でございます。  一昨日の大臣のごあいさつをお聞きいたしまして、前原大臣それから北澤大臣、中身については私も非常に同意できるところが大筋では多かったなというふうには思っておるわけです。  まず、前原大臣の部分で、例えば外交の目的は国益の追求であり、国...全文を見る
○岸信夫君 私もそのとおりだと思います。特に信頼関係ですね、これは非常に大切な部分だと思います。  まず、条約ですから文書に書いてあることではあるんですけれども、より情緒的な感情的な部分かもしれないけれども、これを支えているのはお互いの信頼関係。それは、両国間の指導者同士の信頼...全文を見る
○岸信夫君 おっしゃるとおり、その軍同士の信頼関係、これはまさに大変重要なことですね。血を流すのは彼らであるという部分でもあります。それでも日本の自衛隊の皆さんが一生懸命頑張っている、そこに我々も助けに行くんだ、こういう気持ちが生まれてくるかどうか、これは本当に士気にかかわる問題...全文を見る
○岸信夫君 ただ、一方で時間は過ぎていきますし、時間が掛かれば掛かるほどそれこそ手足を縛られてしまう、いろんな意見も当然出てくるでしょうし、厳しい意見も当然ながら出てくるでしょう。  その中でじゃ政府としてどうしていきたいのか、当然ながらこういった話をするときは地元の方々の考え...全文を見る
○岸信夫君 厚木が住宅地の真ん中にあると、後で住宅地ができたのかもしれませんけれども、そういう意味では周辺の安全状況というのは言わば普天間と同じような形になっているのかもしれない。  一方で、じゃそれを受ける方は、我々の岩国基地のことでいえば今年春に滑走路が沖合移設ができました...全文を見る
○岸信夫君 彼らは、南沙諸島、西沙諸島でもう既に中国との間で問題が起こっている。そういう意味で中国の今の拡張主義に対しては物すごい警戒感を持っているわけですね。それに対して日本がどれだけアメリカと一緒になって抑えになってもらえるか、その部分をはっきり言えば期待をしている、こういう...全文を見る
○岸信夫君 ありがとうございました。  非常に難しい問題ではありますけれども、やはり唯一の被爆国としてしっかり考えて、現実を見ながらですけれども、しっかり取り組んでいただかなければいけないと思います。  もちろんそういう核の傘に頼らなければいけないような状況にならないようにす...全文を見る
○岸信夫君 一方で交流を再開しよう、進めようと言っていながら、それが実際には現場ではちょっとまちまちの状況になっているんじゃないかな。先ほど北澤大臣も向こうから延期だとおっしゃられたけれども、現実には延期というわけにはいかないわけですね、どちらも。ですから、結果、我々から中止とい...全文を見る
○岸信夫君 まだビデオが証拠としての取扱いだと、こういうことだと思うんですが、船長は処分保留のまま釈放されたわけですね。その船長は帰っちゃった。現実問題として処分保留といいながらも今後起訴という判断はないんだというふうに思っております。そうした中でもこのビデオというものをまだ公開...全文を見る
○岸信夫君 前も申し上げたことなんですけれども、公益上の必要というものを考えれば、まさにこれは一刻も早く提出していただかなければいけないと思っています。  というのは、一部例えばネットで中国の国内でこの衝突の状況が全く事実と違うような形で、すなわち漁船に対して海保の船がぶつかっ...全文を見る
○岸信夫君 是非、これは今内閣として統一できていないというお話でしたけれども、是非大臣、これは次の新しい大綱にも生かしていただかなければいけませんし、しっかりリードしていただきたいと思います。  終わります。