岸田文雄

きしだふみお

小選挙区(広島県第一区)選出
自由民主党
当選回数10回

岸田文雄の2010年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月02日第174回国会 衆議院 国土交通委員会 第4号
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○岸田委員 自民党の岸田文雄でございます。  大臣所信につきまして、お伺いさせていただきたいと存じます。大臣所信の中の箇所づけ、情報漏えい問題についてでございます。  この問題につきましては、予算委員会等におきまして、たびたび激しい議論が行われてきました。きのうも激しいやりと...全文を見る
○岸田委員 今の大臣の答弁ですが、ちょっと大臣、意図的にそうされたのかどうかわかりませんが、この情報提供の対応、これは二つに分けて考えなければいけないと思います。  地方に対して情報を提供する、意思疎通を図る、そうしたすり合わせを行う、これは前の政権においても国家公務員と地方公...全文を見る
○岸田委員 今、検討状況を教えてもらいたいと党から要請があったということですが、検討状況を教えて何をするのか、そこまで思いをめぐらすことはなかったんでしょうか。  何のために情報を提供しなければいけないのか、これについてはどういう認識をお持ちでいらしたか、お教えいただけますか。
○岸田委員 途中経過を伝えたということですが、伝えただけで終わりだというふうに思われたのでしょうか。
○岸田委員 その情報提供は、大臣、副大臣あるいは大臣政務官、いわゆる政務三役の規範に照らして守秘義務違反にはならないという認識でしょうか。
○岸田委員 大臣の予算委員会でのやりとりを振り返ったときに、二月の十日の段階まで大臣は、調整が行われる前に公になると、誤解を招くなどにより、国と地方自治体との間の率直な意見交換が行えなくなるおそれがある、提出を控えさせていただきたい、こういった発言を続けておられたと記憶しておりま...全文を見る
○岸田委員 今大臣がおっしゃったようなおそれがあるというのが、まさにこの秘匿の必要性ではないかというふうに思います。  また、先ほど来繰り返しておられますが、情報の中身が従来の情報から推定できるではないか、あるいは近日中にオープンになる情報だから、こうした非公知性と秘匿の必要性...全文を見る
○岸田委員 不開示情報と秘密の違い、大変わかりにくい説明を繰り返されておられますが、要は、秘密に当たらないということ。先ほど大臣は非公知性と秘匿の必要性、これを具備していることが守秘義務の対象の情報になるかならないかのポイントだという御説明をされました。この説、大臣のこの主張に沿...全文を見る
○岸田委員 要は、二月十日に予算委員会に提出した資料は、二月九日に地方に対して示した事業計画の改訂版だったということだと思います。そして、二月十五日に予算委員会に提出した資料、これは一月に民主党に提出した資料だという御説明だったと理解いたしました。  私は、それであるならば、大...全文を見る
○岸田委員 自分はわかっていたけれども、要求されていたものと違うものを与党の理事が要求したから提出した、そういった説明かというふうに思いますが、これは、提出された予算委員会のメンバーは、当然のことながら、この議論の流れの中で一月の資料だというように受け取ってこの資料を見たんだとい...全文を見る
○岸田委員 与党の理事が指示をしたからそれに従ったということであるならば、これはやはり、予算の審議をお願いする側の大臣として、結果的にこういった混乱を招いてしまったこと、このことについては、全く責任がないというわけにはいかないのではないかという気がいたします。この点につきましても...全文を見る
○岸田委員 事業計画と事業評価を両方提出したということですが、結果として、この資料を見たら、予算がいかにつきつつあるかということにおいて、BバイCよりは民主党の陳情の方が大きな重みがあったのではないか、こういった指摘がありますが、いかがでしょうか。
○岸田委員 お聞きしたかったのは、透明性、客観性が高まったかどうかということをお聞きしたいわけです。  要は、事業評価に基づいてと今大臣がおっしゃいましたが、事業評価、確かに事業計画とあわせて提出はされました、公にはされました。しかしながら、逆に、今あわせておっしゃいましたが、...全文を見る
○岸田委員 いろいろ工夫をされたのは事実かと思いますが、結果として、透明性、客観性は下がってしまった。どうも選挙対策、利益誘導だという誤解を招くことになったのではないか、だから大臣は処分されたんではないでしょうか。
○岸田委員 いろいろ考えて工夫はされたんでしょうが、結局、やってみたことについて後から理屈を、取ってつけたようなことを繰り返すがために、どうも話に一貫性がないのではないか、どうも理屈が通らないのではないか、こんなことを感じてなりません。  そして、昨日総理は、予算委員会でこの問...全文を見る
○岸田委員 総理の方からは、処分の理由につきまして説明がありましたか。
○岸田委員 私は、処分の理由がそれだけだとしたら、これは不十分だと思っています。先ほど申し上げました守秘義務の問題を初め、多くの問題をこの問題は抱えています。そういった点は不問に付して、今御説明があった理由だけが処分の理由だとしたならば、大臣の処分は不十分であるというふうに思いま...全文を見る
○岸田委員 守秘義務違反以外にも、今回の一連の騒動の中で、例えば国会の予算の審議権の侵害に当たるのではないかとか、財政法上、財務大臣の承認を得なければいけないという規定、財政法上違反に当たるのではないかとか、あるいは、先ほどありました民主党への利益誘導ではないかとか、予算委員会に...全文を見る
03月23日第174回国会 衆議院 国土交通委員会 第9号
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○岸田委員 議題となっております直轄事業の維持管理負担金廃止法案につきまして質問させていただきたいと存じます。  まず、私たち自民党も、第四十五回衆議院選挙、昨年の衆議院選挙の政権公約の中で、直轄事業の維持管理負担金は平成二十二年から廃止すると明記しておりますので、この法案につ...全文を見る
○岸田委員 お伺いしました趣旨は、要は、この特定事業、災害等の安全性を確保するために必要とされる特定の維持管理、こういった特定事業の内容に着目しての対応なのか、それとも、後半でおっしゃいました、事業量が減少するのではないか、こういった不安に対して対応する、事業量をある程度確保する...全文を見る
○岸田委員 両方の側面ということですが、特定事業の内容に着目したのか、あるいは事業量の確保に着目したのか、これは両方ということになりますと、両方の点で、将来に向けてどうなのか、確認をしなければいけない点が出てくるのではないかと思っています。  まず、災害等の安全性の確保の必要性...全文を見る
○岸田委員 そうしますと、その後、特定事業については地方の負担金を維持するということになったわけですから、その分、当初想定した予算と比べまして、地方からそれだけのお金が返ってくるわけですから、予算が増額したということになると思いますが、そのふえた予算、これは幾らでしょうか。
○岸田委員 五百七十九億円、昨年の概算要求段階では想定していなかった予算が出てきたわけですが、この予算がどう使われたかということについて確認をしたいんです。  要は、先般来大きな議論になっております公共事業の箇所づけ情報漏えい問題でありますが、公共事業の箇所づけの情報が漏えいし...全文を見る
○岸田委員 今、総合的に勘案したということでありますが、この五百七十九億円も含めて、こうした予算のありよう、どういった基準で予算を配分したのか。当初は、BバイCを公表する等、情報公開を徹底することによって透明化を図ると言っていたはずでありますが、結果的にBバイCの公表は二月になっ...全文を見る
○岸田委員 透明度を高めるためにおやりになったということですが、結果的に透明度を高めることにつながっていないのではないかということを申し上げているわけです。  ちょっと別の切り口からお伺いさせていただきたいと存じます。  今回の直轄事業の維持管理負担金、地方の負担金の廃止の法...全文を見る
○岸田委員 ですから、今回の法案によって結果として、まだ地方の負担分は残るわけですので、受益者負担の原則、これは引き続きまして考え方として残るということでよろしいのでしょうか。
○岸田委員 私が先ほどからお伺いしているのは、受益者負担の原則の取り扱いについて、今出されている法律の段階でどういう考えに立っておられるのか、これについてお伺いしています。
○岸田委員 直轄事業について、地方負担金全廃に向けてこれから議論を行っていく、そのプロセスについてはいろいろ検討しながら全廃に向けて御努力される、こういったお答えだったというふうに思うんですが、それでは、将来、地方負担金を全廃した段階においては受益者負担原則というのはどうなるんで...全文を見る
○岸田委員 今大臣がお答えくださったように、将来、地方負担金が全廃されて受益者負担の原則というものが適用されなくなった場合に、いろいろな結果が予想される、また心配も生じてくるわけです。  一つは、直轄負担金を全廃した場合に、負担金を払ってでも建設を進めてもらいたいと思っている整...全文を見る
○岸田委員 引き続き議論をしたいということなんですが、その中でぜひしっかりと考えていただきたいのは、自腹で払ってでもインフラ整備をしたいというインセンティブが働かなくなる、一方で、モラルハザードを生じて陳情合戦が行われて物事が決まるようになる。要は、そうなった場合に一体だれがこれ...全文を見る
○岸田委員 ぜひ大臣には、そういった問題意識をしっかり持っていただいて、これからワーキングチーム等の議論においてもしっかりとリーダーシップを発揮していただきたいというふうに思っています。  今回、直轄事業の地方負担金のあり方を見直そうとされているわけですが、私は、今の政権、現政...全文を見る
04月13日第174回国会 衆議院 国土交通委員会 第12号
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○岸田委員 自民党の岸田文雄でございます。参考人の皆様方、きょうは、本当にお忙しい中、ありがとうございます。  日本航空の再建問題ですが、一月十九日に会社更生法の申請が行われたわけですが、この際に、法的整理を行う利点、メリットとしまして、現政権は、透明性あるいは衡平性、公正性、...全文を見る
○岸田委員 ありがとうございました。  続きまして、高木参考人にお伺いいたします。  日航の再建問題、この窮境原因といいますか、何が主要因となって日本航空はこうした窮状に追い込まれたかということでありますが、要は、破綻した主要因は何なのかということです。  当委員会におきま...全文を見る
○岸田委員 もう一問、高木参考人にお伺いいたします。  先ほど高木参考人の陳述をお伺いいたしますと、タスクフォースのありようについていろいろ御説明がございました。そしてその後、会社更生法を適用したことについての御意見がございました。この全体を聞いておりまして思いましたのは、要は...全文を見る
○岸田委員 ありがとうございました。  続きまして、伊東参考人にお伺いいたします。  先ほどの陳述で、公正公平な競争をということを訴えられました。これはもっともなことだというふうに思います。その中で、一月二十日ですか、国土交通省の航空局長に対しまして、公正公平な競争環境の整備...全文を見る
○岸田委員 申し入れの後、大臣発言があった、また航空局長の方から申し入れがあったということですが、この対応で参考人は十分だとお考えでしょうか。
○岸田委員 そうした現状に対しまして、やはり御不満を感じているというふうに理解いたしましたが、これにつきまして、国土交通省、ぜひ公平公正なルールづくり、御指摘があったルールづくり等、やはりしっかりとした対応が必要なのではないかというふうに思います。  次の質問、もう一つ、伊東参...全文を見る
○岸田委員 日本航空の方はどうやってこのV字回復を実現するのか、これはぜひ日本航空に直接聞いてみたいものだなということを強く感じました。  次に、柳参考人にお伺いいたします。  今話題になりました、一月十九日に明らかになった再建計画の概要の部分なんですが、その概要が明らかにな...全文を見る
○岸田委員 計画の作成に協力する、かかわっていくというお話ですが、具体的に今後どう対応されるおつもりか、お聞かせいただけますか。
○岸田委員 これも報道レベルの話ですが、関係金融機関、メガバンク等は、みずからの債権を再生支援機構に買い取りを要求しているというような話も伝わっております。金融機関の対応というのは今後の再建計画に大変重要だということを改めて感じています。金融機関の対応をしっかりと注視していかなけ...全文を見る
○岸田委員 ありがとうございました。  もう一つ、町田参考人にお伺いいたします。  先ほど来この議論の中に出ておりますように、再建計画、概要が発表された後、まだまだ不十分なのではないかということでさまざまな動きがある、こういったことが報道等で伝えられております。  これにつ...全文を見る
○岸田委員 ありがとうございました。  参考人の皆様方からいろいろなお話を聞かせていただきました。  冒頭申し上げましたように、日本航空の再建問題、国民の大切な税金が、多額な税金が投入されようとしている。にもかかわらず、情報が十分に開示されていない。言ってみるならば、ブラック...全文を見る