岸田文雄

きしだふみお

小選挙区(広島県第一区)選出
自由民主党
当選回数10回

岸田文雄の2013年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月07日第183回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○岸田国務大臣 御指摘の日中漁業協定ですが、この適用される水域、御指摘のように、これは日中両国の排他的経済水域でありまして、我が国固有の領土である尖閣諸島周辺も含め、我が国の領海はそもそもこの協定水域に含まれてはおりません。  したがって、日中漁業協定及び御指摘のこの書簡であり...全文を見る
○岸田国務大臣 TPP交渉につきましては、昨年十二月、ニュージーランド・オークランドで十五回目の交渉会合が開催されております。そして、その場でも、ニュージーランドの発表によりますと、二〇一三年中の交渉妥結を可能とする基礎の形成に向けて進展を図ることが目標とされたとされています。 ...全文を見る
○岸田国務大臣 本件事業につきましては、この事業の経済効果に着目して補正予算に計上したということです。  具体的には、この事業を実施することによって、この事業に計上しました予算の約八割が日本国内で消費される、こういった事業の中身になっています。また、この事業によって招聘される方...全文を見る
02月08日第183回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○岸田国務大臣 御指摘のように、二月五日の日に防衛省から外務省は連絡を受け、同日、中国に対し申し入れを行い、抗議を行いました。  二月五日の日、この中国への申し入れ、できるだけスピード感を持って早く申し入れをする、そのためにはどういった形、ルートがいいか、調整をした結果、御指摘...全文を見る
○岸田国務大臣 中国に対しましては、申し入れを行い、抗議を行いました。そして、その際に、事実を確認したいという反応でありました。我々は引き続き、説明責任を果たすべく申し入れています。  今、中国と意思疎通を図りながら、先方からの反応を待っている状況でありまして、必要に応じてはレ...全文を見る
○岸田国務大臣 今申し上げているように、中国の説明責任がどう果たされるか見守っていたところですが、昨日夕刻に、七日夕刻ですが、中国国防部から我が方、在中国大使館に対しまして説明がございました。その説明によりますと、日本側が対外公表した事案の内容は事実に合致していないという説明であ...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、国際社会から我が国がしっかり正しい認識を得るということは大変重要だと認識をしております。  各国の政府ですとかメディア、あるいは有識者に対しまして適切な説明を行う、そして、国際社会とともに、中国に対して、透明性の向上ですとか国際的な法規、規範を守...全文を見る
○岸田国務大臣 平成二十年二月のただいまの事案につきまして、確認をし、そして我が国としては公表しておりますが、その当日のロシアの反応については、ちょっと確認をさせてください。(中田委員「当日じゃなくて、その後は」と呼ぶ)それも含めて確認いたします。
○岸田国務大臣 ロシアの意図については、私は申し上げる立場にはありません。今後、しっかりと情報を収集し、事態を確認していきたいと思っています。
○岸田国務大臣 私も、先月十八日、アメリカに参りまして、クリントン国務長官、またカーク代表、こうした関係者と会談をさせていただきました。その際に、TPP交渉というもの、全ての品目をテーブルにのせるというのが原則であるというこの言質、先方から何度も聞きました。そういった方針について...全文を見る
○岸田国務大臣 はい、認識しております。
○岸田国務大臣 TPP交渉につきましては、まず、この十五回目の交渉会合において、二〇一三年中を目指すということ、また、ASEAN関連首脳会合においても、二〇一三年中を目指すということが確認をされています。  御指摘のようなスケジュールが予想されますが、結果的には、今後の交渉の進...全文を見る
○岸田国務大臣 かつて、京都議定書のときのアメリカ、こういった先例はあると存じます。
02月12日第183回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○岸田国務大臣 まず、御指摘の海上連絡メカニズムにつきましては、日中の防衛当局間で早期の運営開始を目指しているところですが、外務省としましても、防衛当局間のこうした協議の進展を期待しておりますし、しっかり支援をしていかなければいけないと思っています。  そして、同様のメカニズム...全文を見る
02月13日第183回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○岸田国務大臣 昨日の北朝鮮による核実験の実施についてでありますが、我が国を含む国際社会が、既存の国連安保理決議の完全な遵守を求め、また、核実験を含む挑発行為を決して行わないように繰り返し求めてきました。にもかかわらず今回この核実験が強行されたこと、これは、北東アジアそして国際社...全文を見る
○岸田国務大臣 我が国としましては、情報の収集そして分析、これにつきましては今全力で取り組んでいるところでございます。北朝鮮の意図等について私の方から申し上げることはできませんが、大きな関心を持って、こうした動きを注視していかなければならないと思っております。  詳細につきまし...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、今回の核実験につきましては、さまざまな報道が行われています。また、さまざまな情報が発せられております。こうしたものを現在しっかりと収集し、分析している状況であります。  今分析中ということで、その評価等につきましては、この場ではまだ控えさせていた...全文を見る
○岸田国務大臣 北朝鮮の動向につきまして、中国の動向がポイントになるという御指摘、これは先生御指摘のとおりだと思っています。  昨日も、私自身、ロックリア米太平洋軍司令官とも会談をさせていただきましたし、ケリー米国国務長官、さらにはオーストラリア・カー外相、さらには金星煥韓国外...全文を見る
○岸田国務大臣 今回の核実験の実施を受けて、我が国としては、まずは我が国独自の制裁を発動しなければならないと思っておりますし、あわせて、国連安保理において国連憲章第七章に基づいた、より強力な決議を採択する、このために努力をしなければいけないと思っています。その際に、常任理事国であ...全文を見る
○岸田国務大臣 先ほど申し上げましたように、我が国は、今、安保理の非常任理事国ではありません。しかし、昨日の安保理の非公式会合開催に当たりましては、我が国がこの開催を強く求め、結果として、開催という結果となりました。今の立場においても、最大限、国際社会に働きかけ、結果を出すよう努...全文を見る
○岸田国務大臣 国連改革の議論の中で、ぜひ安保理の常任理事国という立場を目指し、努力をするべきだと私も思っております。
○岸田国務大臣 御指摘のように、日米同盟は大変重要であります。  昨日の北朝鮮の核実験の実施に当たりましても、安倍総理はルース駐日大使と会談を行い、また、小野寺防衛大臣も私もロックリア米太平洋司令官と会談を行い、そして、私もケリー国務長官と電話会談を行いました。  その一連の...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘の事務レベルの協議、二〇一一年に立ち上がった日中高級事務レベル海洋協議の点だと思いますが、この協議、第一回目が、二〇一一年に立ち上がったまま、その後動いておりません。日中両国の海洋問題に関する定期的な協議メカニズムですが、こうしたメカニズムもぜひしっかり動か...全文を見る
○岸田国務大臣 まず一点目ですが、在外公館において、邦人の保護という観点でしっかり対応するということ、これは大変重要なことであります。ですから、国際結婚をめぐるさまざまな点においても対応していかなければならない場面も出てくるわけですが、ただ、その際に基本的なルールがあるかないか、...全文を見る
○岸田国務大臣 韓国、米国との連携、連絡につきましては、今総理から申し上げたとおりでございます。  そして、御質問の中国、ロシアとの連携につきましては、昨日、杉山アジア大洋州局長から、ロシアはモルグロフ外務次官、そして中国は武大偉朝鮮半島事務特別代表、こうしたメンバーと電話協議...全文を見る
02月18日第183回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(岸田文雄君) 国連分担金、さらにPKOの分担金等につきましては、まず基本的に我が国とは会計年度が一致しておりません。分担金は二年会計である等々一致しておりませんが、その中にありまして、例えば国連分担金、この特別政治ミッション四件に関する我が国の分担金、これは六月に採択...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 時期、また金額等を勘案して補正予算で対応をする、これは従来からこうした対応を行ってまいりました。今回も、こうした考えの下に、補正予算でできるだけ速やかに分担金を支払うために対応を行った、こういったことでございます。
○国務大臣(岸田文雄君) 基本的には、当初予算で計上できるもの、確定しているものについては当初予算で行うこととさせていただいていますが、様々な理由によって確定できないもの、補正予算で対応していくという方針、従来からこういった対応を取っておりますし、今回もそういった方針で対応してお...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国として国連の分担金を速やかに負担する、これは国際的な責任を果たす上でも大変重要なことであります。速やかに支出を行うということから、こうした緊急性を要していると考えております。
○国務大臣(岸田文雄君) そうしたものにつきましてもできるだけ速やかに対応する、国際的な責任を果たす、重要だと考えております。
○国務大臣(岸田文雄君) 今回の事件に際しましては、総理の対応と併せて、外務省におきましても現地の大使館と緊密に連絡を取りながら万全の体制で臨んだ次第でございます。  現地に、最終的には城内政務官以下五十名以上の体制でこの事態に臨んできましたが、この体制、そして対応につきまして...全文を見る
02月19日第183回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○国務大臣(岸田文雄君) まず、冒頭御指摘になられました米国議会調査局の報告書ですが、日本のあり得べきTPP交渉参加及びその影響というこの報告書等の内容を御指摘のことかと存じますが、まず、この報告書はあくまでも議会の調査局の報告書であります。米国政府の立場を代弁するものではないと...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の新聞記事につきましては、前政権の下でのことを記載したものでありますが、私が聞いているところではそのような事実は全くないと理解をしております。
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の日韓秘密情報保護協定につきましては、これが締結されますならば、現下の東アジアの安全保障をめぐる環境において重要であります日韓間の情報共有を拡大させるための基盤ができると考えております。また、日韓両政府の情報提供がより円滑かつ迅速に行われることが期...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 日米地位協定につきましては、これまでも運用において改善を図ってきたということですが、まずはこれ実効性が重要であります。引き続きまして、現実的、具体的な運用の改善を積み重ねる、こうしたことが重要と考えております。先般、アメリカ側は新たな勤務時間外行動の指針...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) ニュージーランドにつきましては、前政権におきましてTPP交渉参加に向けた関係国との協議を行った際に、ニュージーランドからは日本の交渉参加への関心を歓迎する等の表明がありました。一方で、我が国のTPP交渉参加について引き続き検討が必要と、こういう趣旨が表明...全文を見る
02月20日第183回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○国務大臣(岸田文雄君) 委員御指摘のように、TPP協定に関しましては、我が国といたしまして、非関税分野も含めて今情報収集に努めているところでございます。  御指摘のあったISDS条項につきましても、これまで得られている情報によりますと、TPP交渉におきましては、投資の保護と国...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、交渉に参加する場合、協定が我が国の国益に沿ったものになるよう交渉の中で最大限努力すること、これは当然のことであります。その上で、交渉した結果、仮に国際協定が我が国の国益にそぐわないとなる場合に協定に加わらないという判断をすることは、これは論理的にあ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 政権交代後も引き続き二国間協議、そして情報収集の協議、さらには様々な国際会議における関係者の発言等、情報収集は引き続き続けております。様々な情報が入手され、それを今分析、精査している段階にあります。
02月21日第183回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○国務大臣(岸田文雄君) 交渉に参加する場合に、まず協定が我が国の国益に沿ったものになるよう最大限努力すること、これは当然ですが、その上で、交渉の結果、仮に国際協定が我が国の国益にそぐわないものとなる場合、協定に加わらないという判断をすること、これは論理的にあり得ると考えています...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 今、我が国においては、二国間協議、また情報収集の協議等を通じまして情報収集に全力を挙げています。そして、それに基づいて、その情報を精査する、さらにはその影響について分析する、こうしたことを行いながら国益にかなう最善の道を探っている、現状、この段階にありま...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) TPP交渉につきましては、先ほど申し上げたように、今、情報収集に全力を挙げ、精査、分析に努めているところですが、これまでに得られた情報によりますならば、この原産地規則につきましては、現状では交渉参加国が締結しているFTAごとに異なる原産地規則が存在するた...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 経済産業大臣そして農水大臣それぞれから答弁がありましたが、それについて、そうした努力をどのようにまとめていくのか、この必要性があるのか、TPP交渉との絡みでどうあるべきなのか。これは実情をしっかり把握しながら対応を考えていくべきものだと思っています。
02月27日第183回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○国務大臣(岸田文雄君) 当日の抗議、五時半ごろ、外務省中国・モンゴル第一課長から在京中国大使館参事官に対して抗議を行いました。その後、北京におきましても、十八時二十分ごろですが、在中国大使館次席から中国外交部アジア司長に対して抗議を行いました。
○国務大臣(岸田文雄君) 外務省中国・モンゴル第一課長の抗議は、電話ではなくして、外務省に招致して在京中国大使館参事官に抗議をしております。
○国務大臣(岸田文雄君) 二月五日の抗議につきましては先ほど御報告したとおりであります。それに対しまして、中国側が日本側が公表した事案の内容は事実に合致しないとする立場を表明しました。それを受けまして、私の指示によりまして、河相外務事務次官が程永華駐日中国大使を外務省に招致して、...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 二月五日の抗議は、速やかに抗議する、こうした抗議の方針、これの下に最適の方法を選択したと考えています。
○国務大臣(岸田文雄君) これまでTPPに関しましては、二国間協議、また情報収集のための様々な協議を積み重ねてきました。そうした協議を通じて得られた情報では、このTPP協定については、基本的に全ての関税を撤廃することが原則となるというふうにされています。ただ、最終的に、即時撤廃に...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 現地には最終的に五十名を超える体制でこの対応をさせていただきましたが、アラビアにおきましては、政府との交渉、基本的にフランス語を使用しております。フランス語の専門家は十二名、この五十数名の中に入っておりますが、アラビア専門家はこの中にはおりません。
○国務大臣(岸田文雄君) 現地の体制は先ほど申し上げたとおりですが、加えて、フランス語、アラビア語両方を解する現地職員が存在いたします。また、外務省本省、また近隣公館、アラビアを専門とする職員、こうした職員も存在いたします。こうした体制でフォローしてきた次第であります。
○国務大臣(岸田文雄君) 現地におきましては、まず情報収集に全力を努めたわけでありますが、御指摘のように、この現地、首都から一千キロ以上離れた地域にあります。また、この現地におきましては、アルジェリア軍によりまして空港が閉鎖されている等々、様々な条件の中で最大限早く現地にたどり着...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 先ほど、まず現地と申し上げたのはイナメナスのことであります。  どの時点で情報収集をし、そして対応するのか、現地においては様々な検討を行った次第ですが、二十日から二十一日にかけて、初めてイナメナスに入れた外国政府高官、これは城内大臣政務官、これが初めて...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の点、確認しておりません。いま一度確認いたします。
○国務大臣(岸田文雄君) 関係国との情報共有につきましては、私も、英国、フランス、そしてノルウェー、アルジェリア、こうした各国の外相と情報共有をしてまいりました。またあわせて、今総理からありましたように、アメリカに赴きまして、クリントン長官ともこの事件に対する連携を確認したところ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 各国との連携の中身についてはこの場で申し上げることはできません。
○国務大臣(岸田文雄君) こうした危険情報につきましては、こうした地域に対してしっかり情報を提供することを心掛けなければなりませんが、あわせて、スポット情報あるいは広域情報、こういった形で累次にわたりアルジェリアを対象とする注意喚起、こうしたものを発出しております。  そうした...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) そういった様々な情報を踏まえてこの注意喚起に努めてきた、こうした御答弁であります。
○国務大臣(岸田文雄君) こうした情報を踏まえた上で注意喚起に努めるのが我々の……(発言する者あり)であります。  事務方においては、当然、様々な情報を収集した結果がこういった注意喚起だと認識をしております。
○国務大臣(岸田文雄君) 二月、この午前中のその抗議については、御指摘の趣旨で抗議を行いました。そして、このレーダー照射事案につきましては、外務省としましては、この第一報を受けて、最大限迅速に抗議を行う、これで努力をし、この抗議を行った次第であります。
○国務大臣(岸田文雄君) 高村副総裁は元々、二月八日夜に在京中国大使館を往訪する予定であったということでございます。そして、予定どおり訪れたところ、本件事案の公表を受けて、往訪した際に程永華大使に対して抗議を行った、こうした次第であります。
○国務大臣(岸田文雄君) この拉致問題の解決を含めて人権状況の改善を北朝鮮に求めていくため、政府としましては、現在ジュネーブで開催されております国連人権理事会で、新たな人権調査メカニズムを設置すべく関係国と協議を行っているところです。これは、例年行っている北朝鮮人権状況決議を共同...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 安保理のこの決議の協議の状況ですが、今、まだ現在、この安保理のこの協議、引き続き協議を行っている、こういった状況にあります。  その中にありまして、我が国としては、より制裁強化を含む強い効果的な内容の決議を採択することが重要だと考えております。そのため...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 国連の人権理事会におきまして調査委員会の設置を行うということ、これにつきましては、現在ジュネーブで開催中のこの理事会で新たな人権調査メカニズムを設置すべき、関係国と協議をしているところでありますが、内容については、御指摘のように今調整が行われています。よ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 先ほど国連の人権理事会における取組は御答弁申し上げたとおりですが、その中で、しっかり取り組めという御指示をいただきました。先日、あべ外務大臣政務官本人がこの理事会に出席をいたしまして、我が国の姿勢をステートメント、表明させていただいております。しっかり対...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 私も、被爆地出身の外務大臣として、核軍縮、積極的に取り組んでいきたいと考えております。  御指摘いただきましたNPDI、軍縮・不拡散イニシアチブ、これは四月に外相会合がハーグで予定されていますが、この会合直後に予定されておりますNPT運用検討会議第二回...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の事案については、私も報道を拝見しています。承知しております。ただ、これは私人間の民事訴訟にかかわる事案ですので、政府としてコメントすることは控えるべきだと思っています。
○国務大臣(岸田文雄君) TPPのアウトラインですが、二〇一一年十一月に、TPP交渉参加国、当時は九か国ですが、その首脳が発出した文書であります。TPP協定の特徴、範囲、交渉の進捗状況等を示すものでありますが、TPP交渉自体はその後も進展しておりますが、TPPの輪郭、内容自体は変...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 今回の首脳会談では、先ほど来議論になっておりますこの共同声明の内容、特にこの三点を明示的に確認して、そして共同声明という文書を発出した、こうしたことであります。  従来も様々な二国間交渉、情報収集に努めてきたわけですが、今回は対外的に文書という形で日米...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) この三パラ目のTPP参加への日本のあり得べき関心という言葉ですが、分かりにくい言葉ではありますが、この意味は、日本は今まだTPP交渉に参加をしておりません、この交渉参加に関心を持っている日本の関心、この関心そのものを言っているわけで、具体的な何か事項をこ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、この三パラグラフ目ですが、御指摘のように、先ほど私が説明したのは、一行目のその文言についてでありまして、三パラ全体を考えますときに、アメリカの関心事であるということ、これはそのとおりでありますが、これは内容については従来からも日米間で協議はずっと続...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 先ほど申しましたように、この三パラ目は、今までもやってきた日米間の協議を引き続き協議を行うという趣旨であります。そして、協議をしていくこと、対処するということ、これは当然あることだと思います。結論を出すというのではなくして、対処していく、これは協議を続け...全文を見る
02月28日第183回国会 衆議院 本会議 第8号
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○国務大臣(岸田文雄君) 第百八十三回国会に当たり、外交の基本方針について所信を申し述べます。  私は、昨年十二月、日本外交が危機的な状況にある中、外務大臣に就任いたしました。それからわずか二カ月の間に、北朝鮮が核実験を実施しました。また、中国公船によるたび重なる領海侵入や、中...全文を見る
02月28日第183回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○岸田国務大臣 我が国においては昨年来さまざまな情報収集に努めていますが、いずれにしましても、今回のこの共同声明は、この三点について、文書において対外的に日米の両首脳が確認をした、明示的に文書によって確認したことに大きな意義があると我々は認識をしております。
○岸田国務大臣 TPP交渉全体も今交渉が進んでいる段階だと思っています。交渉が今継続されている、こういった中でさまざまな協議や議論が行われている、当然のことです。
○岸田国務大臣 まず、共同声明の三パラ目の内容については、従来までも日米間でさまざまな協議を行ってきました。その中で、この三パラに書いてありますような自動車、保険にアメリカ側から大きな関心が示されてきた、これはそのとおりであります。そして、その三パラの趣旨は、こうした協議をこれか...全文を見る
○岸田国務大臣 TPP交渉は、原則として関税撤廃を目指す、こうした高い目標を掲げて交渉がスタートをしています。そして、その中でさまざまな各国のやりとりが行われて、そして今交渉が進んでいる、こうした現状にあります。
○岸田国務大臣 約束は求められておりません。
○岸田国務大臣 まず、今回のこの共同声明の意味ですが、これは、今日までも我が国はさまざまな二国間協議、情報収集のための協議等を積み重ねて、情報収集は行ってきました。しかし、今回は、対外的に日米の首脳がしっかりと合意をし、そしてこれを文書において明確化させた、このことに大きな意義が...全文を見る
○岸田国務大臣 おっしゃるとおり、この交渉においては、我が国の国益のために最善を尽くす所存でございます。
○岸田国務大臣 協議については、従来までもさまざまな協議が行われてきました。今後も我が国の国益のために最大限努力をする、当然のことであります。
○岸田国務大臣 協議の中身について、今協議の最中であります。ここで明らかにするわけにはまいりません。  国益のために最大限努力する、当然のことです。
○岸田国務大臣 済みません、ちょっと冒頭部分を聞き損ないました。失礼しました。
○岸田国務大臣 共同声明の二パラグラフ目にありますように、全ては交渉によって決まる、こうしたことが盛り込まれています。そのとおりだと思っています。
○岸田国務大臣 まず、国連の安保理におきましては、昨年のミサイル発射に関して、決議第二〇八七号、こうした決議を採択しておりますが、この中で、北朝鮮が核実験を行った場合には重要な行動をとる決意、これを示しております。  それにもかかわらず、このたび、核実験が強行されました。このこ...全文を見る
○岸田国務大臣 竹島問題のICJへの単独提訴につきましては、引き続き検討、準備中であります。  竹島問題、一朝一夕に解決する問題ではありませんが、冷静に粘り強く対応していきたいと考えております。その中で、この単独提訴についても考えていかなければいけないと思っています。
○岸田国務大臣 TPP交渉については、二〇一一年のTPPのガイドライン、当時、参加国は九カ国でしたが、九カ国の首脳が確認したガイドラインというものが存在いたしますが、そこにおいて、原則として関税は撤廃するという大きな方針が示されています。ですから、こうした方針について、どうだろう...全文を見る
○岸田国務大臣 第三パラグラフの意義、内容ですが、日米間においては、今日までも、閣僚を初めさまざまなレベルで協議が続けられてきました。そして、その中において、米国側からは、自動車、保険、そこに書いてあるような分野に高い関心が表明されてきた、こうした内容でありました。こうした協議を...全文を見る
○岸田国務大臣 日米首脳会談で一致しました日米の共同声明、この第一パラグラフにあります、全ての物品が交渉の対象とされているということ、これは御指摘のとおり全ての物品が交渉の対象になるということですが、これは、この文書においてはそれ以上でもそれ以下でもありません。全ての物品が対象に...全文を見る
○岸田国務大臣 この共同声明の文書においては、確認したのは先ほど申し上げたとおりであります。  我が国のタリフラインが約九千であるということも、これは事実であります。
○岸田国務大臣 御質問の趣旨は、この二〇一一年のTPPの輪郭において関税を撤廃すると書いてあるということを確認しろということですか。(塩川委員「はい」と呼ぶ)このように記載をされております。関税等を撤廃するという記述はございます。  ただ、全ての関税を撤廃するかどうか、これにつ...全文を見る
○岸田国務大臣 この二〇一一年のTPPの輪郭の文書、これはここにお示しいただいたとおりでございます。
○岸田国務大臣 我が国が締結したEPAの自由化率、品目ベースでおおむね八〇%台後半です。貿易ベースでおおむね九〇%以上というのが日本の締結したEPAの自由化率です。  一方、米国が韓国等と締結してきたFTAの品目ベースの自由化率は、御指摘のように一〇〇%近いと承知しております。
○岸田国務大臣 この包括的で高い水準ですが、二〇一一年のTPPのアウトラインにおきまして、TPPの重要な特徴の一つとして、包括的な市場アクセスを挙げ、「関税並びに物品・サービスの貿易及び投資に対するその他の障壁を撤廃する。」との目標をこのアウトラインで掲げています。  さらには...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、包括的で高い水準の協定という認識については、今日まで日米間で協議をし、そして、他の関係国とも二国間協議あるいは情報収集に努めてきました。そうしたさまざまな積み上げのもとに、包括的で高い水準の協定、先ほど我々が認識している、この認識に至ったわけであります。これ...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、このアメリカの新国防戦略、昨年発表されました新国防戦略ですが、米国は、アジア太平洋地域の動向が今後のアメリカ経済あるいは安全保障上、密接に関連しているという認識のもとで、同地域がさまざまな課題とそしてチャンス、機会がある、こうした認識に基づいて、アジア太平洋...全文を見る
○岸田国務大臣 安保理決議については、昨年のミサイル発射を受けて採択されました二〇八七号において、核実験等を行った場合には重要な行動をとる決意が示されていましたが、それにもかかわらず、今回、核実験が強行されました。  制裁を追加、強化して、より効果的なものにする、こういった内容...全文を見る
02月28日第183回国会 参議院 本会議 第8号
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○国務大臣(岸田文雄君) 第百八十三国会に当たり、外交の基本方針について所信を申し述べます。  私は、昨年十二月、日本外交が危機的な状況にある中、外務大臣に就任いたしました。それから僅か二か月の間に、北朝鮮が核実験を実施しました。また、中国公船による度重なる領海侵入や、中国政府...全文を見る
03月04日第183回国会 衆議院 本会議 第9号
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○国務大臣(岸田文雄君) まず、対北朝鮮措置についてお尋ねがございました。  我が国は、これまでに、広範な対北朝鮮措置を講じてきております。  二月十二日には、北朝鮮の核実験を受けて、在日の北朝鮮当局の職員の当局職員としての活動を実質的に補佐する立場にある者の再入国を認めない...全文を見る
03月05日第183回国会 衆議院 本会議 第10号
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○国務大臣(岸田文雄君) 経済連携協定の締結の推進に関するお尋ねがありました。  自由貿易の推進は、我が国の経済外交の柱です。力強い経済成長を達成するためには、自由貿易体制を強化し、諸外国の活力を我が国の成長に取り込む必要があります。  そのため、御指摘の東アジア地域包括的経...全文を見る
03月07日第183回国会 衆議院 予算委員会 第9号
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○岸田国務大臣 御指摘のように、在留届の提出につきましては、旅券法第十六条によって、三カ月以上海外に滞在する方に義務づけられております。  この在留届につきましては、海外における事故ですとか事件あるいは災害等緊急事態の発生の場合に、危機情報の提供ですとか安否確認、こうしたことの...全文を見る
○岸田国務大臣 危険地域への渡航禁止命令、さらには避難命令については、憲法で保障されている渡航の自由との関係もあり、法的な面も含めて、さまざまな視点から慎重に検討する必要があるとは考えています。  ただ、こうした渡航の自由とて、これは無制限に認められるものではないと思います。合...全文を見る
03月08日第183回国会 衆議院 予算委員会 第10号
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○岸田国務大臣 我が国は、北朝鮮の核実験に対しまして、一貫して、安保理の断固たる対応をとるよう、米国を初めとする関係国と緊密に連携をしてまいりました。今回の安保理決議の共同提案国にもなっております。安保理が今般の北朝鮮の核実験を安保理決議違反として非難し、核実験による核、ミサイル...全文を見る
○岸田国務大臣 まず一点目ですが、一月二十九日、ニューヨーク州上院議会において、慰安婦問題に関する決議が採択されたことを承知しております。  二点目でありますが、二月二十日付で、マイケル・ホンダ米国下院議員ほかより、慰安婦問題に関する書簡が佐々江駐米大使宛てに送付されております...全文を見る
○岸田国務大臣 本年一月十三日の日豪外相会談終了後の日豪外相共同記者会見におきまして、カー豪外相は、河野談話を含む第二次大戦をめぐる歴史問題に関する過去の談話を変更した場合の豪州政府の対応について記者に問われ、それに対しまして、一九九三年の河野談話については、近代史において最も暗...全文を見る
○岸田国務大臣 非難決議、国会での非難決議かと思いますが、過去、韓国国会におきましては、竹島問題ですとか歴史問題等に関して決議が出された例があると承知しております。(辻元委員「いや、韓国じゃない。欧米です」と呼ぶ)欧米、この御質問の趣旨は、慰安婦問題以外のということですか。これに...全文を見る
○岸田国務大臣 さまざまな報道が行われていることは承知しておりますが、御指摘の記事につきましても、当事者であるメキシコあるいはカナダ自身がみずからの立場を明らかにしていない中にあって、我が国がコメントをする立場にはないと考えております。  これまで得られた情報におきましては、T...全文を見る
○岸田国務大臣 ですから、今申し上げたのは、この記事に出ておるカナダ、メキシコ、こういった国々自身がみずからの立場を明らかにしているものではありません。それを我が国がコメントするという立場にはないということを申し上げています。  カナダ、メキシコ、こういった国々とTPP交渉参加...全文を見る
○岸田国務大臣 我が国の立場は、今申し上げたとおりであります。そして、少なくとも、御指摘のような条件、我が国には提示はされておりません。  引き続き、情報収集に努めたいと思います。
○岸田国務大臣 さまざまな報道が行われているのは承知しております。  しかし、他の国々とTPP交渉参加国との間でのやりとりについて我が国がコメントする立場にはない、このとおりでありますし、我が国には、少なくとも、そうした御指摘のような条件の提示はされていない、こうしたことでござ...全文を見る
○岸田国務大臣 報道につきましてはいろいろ行われている、承知しておりますが、報道について一々我が国がコメントする立場にはない、こうしたことでございます。
○岸田国務大臣 御指摘の点は、カナダ、メキシコ、こういった国々がTPP交渉参加国とどのようなやりとりをしたのか、こうした報道の中身ですが、これについて我が国がコメントするということは、言及するという立場にはない、こうしたことであります。  情報収集については引き続き努力する、こ...全文を見る
○岸田国務大臣 この予算委員会の場で、これについてコメントする立場にないということを申し上げています。  少なくとも、我が国に対して御指摘のような条件の提示はない、これだけは申し上げておきたいと思います。
○岸田国務大臣 情報収集については引き続き全力を挙げている、これは当然のことであります。  しかし、御指摘の点についてコメントする立場にはない、このように申し上げています。
○岸田国務大臣 情報収集に努めなければいけない、この御指摘は当然のことですし、我々も全力で情報収集に努めています。  しかし、この報道にあるようなことについて我が国としてコメントする立場にはないということを申し上げております。  そして、我が国に対してはこうした条件の提示は全...全文を見る
○岸田国務大臣 あらゆる国との間で二国間協議を行い、情報収集に努めております。その情報収集には引き続き努力をしなければいけないと思いますが、この場でコメントする立場に我が国はないということであります。
○岸田国務大臣 カナダ、メキシコを含めて関係各国と、情報収集のために、協議、さまざまな接触を行っている。当然のことであります。  しかし、具体的に、何を問い合わせたとか、どの部分について話をしたとか、こういったことについて今この場で申し上げることはできないと思っていますし、なお...全文を見る
○岸田国務大臣 先日の日米首脳会談で発せられました日米共同声明の第三段落目で、従来からアメリカの関心事でありました自動車等について触れているわけですが、この第三段落目の意味は、従来までもこうした課題について日米間で協議をしてきた、これを今後も引き続き協議するということを確認した、...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、二日からカトラー通商代表補が来日をしています。先ほど申し上げました、日米間で引き続き協議をしていくという方針に基づいて日米間で意見交換を行っている、こういった状況ですので、まだ何も決まっていない、これが実情です。
○岸田国務大臣 ISDS条項については、従来、我が国が結んできた投資関連協定においても、多く盛り込まれている条項であります。
○岸田国務大臣 今御指摘の点につきましては、きのう、きょうと、さまざまな報道が流れております。  メキシコ、カナダが本件についてみずからの立場を明らかにしていない中にあって、我が国として、メキシコ、カナダ、そしてそれ以外のTPP交渉参加国とのやりとりについてコメントする立場にあ...全文を見る
○岸田国務大臣 情報収集につきましては、全力を挙げて取り組んでいます。  その中で、個別の課題について、これを確認したとか、これをやりとりしたとか、こういったことについて触れることは控えさせていただく、こういった趣旨でございます。
○岸田国務大臣 さまざまな報道がありますが、メキシコ、カナダ、こうした他の国がTPP交渉参加国との間でどのようなやりとりをしたのか、その当事国自身がこれを明らかにしていない中にあって、我が国としてコメントするのは適切でないと申し上げております。少なくとも、現状、御指摘のような条件...全文を見る
○岸田国務大臣 これまで得られた情報で、TPP交渉参加国は、交渉参加に関心を表明した各国につきまして、包括的かつ高いレベルの自由化にコミットすること、そして、交渉の進展をおくらせないこと、こうした考え方を示している、こうした情報は得ております。  条件等につきましては、具体的な...全文を見る
○岸田国務大臣 このTPPの議論が起こり、そして、昨年来、我が国におきましては、二国間協議、あるいは情報収集のための協議、そしてさまざまな国際会議等での発言等、さまざまな情報収集に努めています。その情報収集の結果であります。
○岸田国務大臣 さまざまな国々との協議から得た情報を総合的に勘案して、そういった認識に立っております。
○岸田国務大臣 ちょっと、前政権の内部でのことにつきましては十分承知はしておりませんが、当然、政府一体となって情報収集に努めていたものではないかと想像いたします。
○岸田国務大臣 御指摘の点は、先ほど答弁させていただきました、TPP交渉参加に関心を表明した各国について交渉参加国がどのような態度で臨んでいるか、こうした点について明らかにしなかったのではないかという御質問かと思いますが、引き続き、そういった情報につきましては、さまざまな機会で明...全文を見る
○岸田国務大臣 交渉参加国が、交渉参加に関心を示している国に対して、交渉をおくらせないように意思を表明しているという点につきましては、別にこれは隠しておいたものではないと思います。
○岸田国務大臣 これは、前政権の時代のことですが、二十四年三月一日、「TPP交渉参加に向けた関係国との協議の結果」、こうしたことで、今申し上げたようなことについても明らかにしております。
○岸田国務大臣 この内容につきましては、今御指摘のあったとおりであります。  こうした交渉参加国の方針につきましては、既に昨年三月、明らかにされています。
○岸田国務大臣 先ほど申し上げたように、この交渉参加国の関心、交渉をおくらせないという姿勢につきましては、従来も、私からもたびたびこの発言をさせていただいております。  今、現状においては、TPP交渉において具体的に結論が出た項目、これは、中小企業にかかわるテーマ一つだけだとい...全文を見る
○岸田国務大臣 この資料の中をお読みいただければと存じますが、議論を蒸し返さないことについて以下の発言があった、「交渉参加の条件として九カ国で合意したものではない。」こうした点もちゃんと指摘をしております。  こうしたことも含めて、我が国として現状を把握し、そして認識をしている...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、先ほどのこの文書でいきますと、さらに、議論を蒸し返すことは避けたいが、重大な判断を要する事項はこれまで合意されていない等々、こうした情報も含まれていること、これはぜひ御指摘をしたいと存じます。  そして、その上で、引き続き情報収集に努めているわけですが、少...全文を見る
○岸田国務大臣 情報収集には努力をしておりますが、少なくとも、我が国にとって交渉参加に条件となるような情報については、我々は認識はしておりません。
03月11日第183回国会 衆議院 予算委員会 第11号
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○岸田国務大臣 御指摘の日米共同声明のこの第三段落目の意味ですが、これは、日米両国の間では、今日までもさまざまな関心事が協議をされてきました、そして、この共同声明が発せられた後もこうした関心事について協議をしていく、これを確認したというのが趣旨でありまして、こうした関心事項をいつ...全文を見る
○岸田国務大臣 第三段落目の趣旨は先ほど申し上げたとおりですが、これは、引き続き日米間で協議を行うという趣旨でありますので、今後この協議が進展することを当然米国は期待はしていると思いますが、少なくとも、交渉参加するまでにこれをやらなければ交渉参加は認めない等、こうした条件を定めた...全文を見る
○岸田国務大臣 まだ我が国は交渉参加を決定したわけではありません。これから総理が最終的に判断するということになると存じます。  当然、実務的には外務省は大きな責任を担うことになると思いますが、仮に交渉に参加するということになりましたら、改めて政府としてしっかり体制を確認して、交...全文を見る
○岸田国務大臣 メキシコ、カナダ、こうした新しく交渉に参加した国々のありよう、あるいは条件につきましては、さまざまな報道がされております。  先週お答えいたしましたのは、我が国としては情報収集に全力を挙げておりますが、相手国との信頼関係もありますので、具体的にどの国に何を問い合...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、御指摘のように、こうした報道があるということ、事実でありますし、我々も認識をしております。  その上で、確認したかどうかという御質問ですが、先ほども申し上げましたが、要は相手国との信頼関係がありますので、具体的にどの国に何を確認したか等も含めて、詳細につい...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、まず、情報収集は大変重要だと認識をしております。そして、我が国には御指摘のような条件は現在提示をされていない、これも事実であります。  そして、今後、交渉に当たりまして、現在得ている情報として、TPP交渉においては、項目として、今妥結している、確...全文を見る
03月12日第183回国会 衆議院 予算委員会 第12号
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○岸田国務大臣 一般に、日米地位協定は、低空飛行訓練を含め、実弾射撃を伴わない飛行訓練について、在日米軍の使用に供している施設・区域の上空に限って行うことを想定しているわけではなく、在日米軍は、施設・区域でない場所の上空において飛行訓練を行うことが認められております。  そして...全文を見る
○岸田国務大臣 諸外国における対日理解を促進し、我が国に対する良好なイメージを増進する観点から、この広報文化外交に積極的に取り組むことは大変重要だと認識をしております。  日本文化につきましては、御指摘のように、在外公館を最前線の発信拠点として活用し、古典、伝統文化、食文化、さ...全文を見る
○岸田国務大臣 サンフランシスコ平和条約第三条におきましては、御指摘の、奄美、小笠原及び沖縄等を「合衆国を唯一の施政権者とする信託統治制度の下におくこととする国際連合に対する合衆国のいかなる提案にも同意する。」と規定するとともに、「このような提案が行われ且つ可決されるまで、合衆国...全文を見る
03月13日第183回国会 衆議院 外務委員会 第1号
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○岸田国務大臣 外務大臣の岸田文雄でございます。  外務委員会の開催に当たり、委員各位に謹んで御挨拶を申し上げ、主な国際情勢について報告するとともに、外交政策について所信を申し上げます。  我が国を取り巻く安全保障環境は厳しさを増しています。北朝鮮は、核・ミサイル開発を進め、...全文を見る
03月14日第183回国会 衆議院 本会議 第11号
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○国務大臣(岸田文雄君) TPP交渉における政府調達に関するお尋ねがありました。  TPPについては、アジア太平洋地域における高い水準の自由化を目標とし、市場アクセスのみならず、さまざまな非関税分野のルールづくりを含む包括的な経済連携協定として交渉されているものと承知しておりま...全文を見る
03月15日第183回国会 衆議院 安全保障委員会 第1号
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○岸田国務大臣 今般、外務大臣を拝命いたしました岸田文雄でございます。  安全保障委員会の開催に当たり、委員各位に謹んで御挨拶を申し上げ、安全保障政策について、所信を申し述べたいと存じます。  平和を守り、国の主権、そして領土、領海、領空を断固として守ることは国家としての当然...全文を見る
03月15日第183回国会 衆議院 外務委員会 第2号
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○岸田国務大臣 まず、さまざまな資料をお示しいただきました。大変興味深い貴重な資料をお示しいただいたと認識をしております。  尖閣諸島につきましては、言うまでもなく、国際法上も歴史的にも我が国固有の領土であり、領土問題というものは存在しない、これが我々の基本的な立場であります。...全文を見る
○岸田国務大臣 中国は、主に英米のメディアへの意見広告ですとか寄稿の掲載を通じて、日本が反ファシスト戦争の結果を覆したとか、日清戦争で尖閣諸島を奪取した等の、全く根拠のない主張を繰り返している、こうした点は承知をしております。  これに対し、外務省では、事実誤認等の問題報道がな...全文を見る
○岸田国務大臣 先日の日米首脳会談そして外相会談について御質問いただきました。  まず、尖閣諸島が日米安全保障条約第五条の適用対象であるということについては、これまでもクリントン前国務長官を初め米政府高官が累次にわたり表明している米国政府の立場であるというふうに理解しております...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、尖閣諸島につきましては、歴史的にも、また国際法上においても、我が国固有の領土であり、現に我が国は有効にこの尖閣諸島を支配しております。尖閣諸島をめぐり解決すべき領有権の問題は存在しない、これが我が国の立場です。  そして、そもそも尖閣諸島をICJ...全文を見る
○岸田国務大臣 中国がこれまで尖閣諸島についてICJに付託しようとしたということについては、全く承知しておりません。また、現にそのような動きがあるという情報も得ておりません。  我が国としては、有効に尖閣諸島を支配している、この立場をしっかり国際社会に示す、そして、先ほど申し上...全文を見る
○岸田国務大臣 さまざまな意見、考え方があるのは事実ですが、我が国の立場としては、従来の政権と立場、考え方は変わっていないということであります。そこで、仮定の話云々を申し上げることは、この場では控えなければいけないのではないか、このように申し上げさせていただいております。
○岸田国務大臣 政府としましては、今回発出されたこの安保理決議を踏まえ、所要の措置を適切に講ずるべく、現在、関係省庁間で協議、精査を行っている最中でございます。この作業を進め、できるだけ迅速に国内実施を担保する、こうした体制をつくっていきたいと考えております。  そして、国内に...全文を見る
○岸田国務大臣 拉致問題を含む北朝鮮の人権状況につきましては、人権理事会等における累次の決議にもかかわらず、全く改善が見られない、こういったことから、我が国はいち早く、北朝鮮の人権状況に関する調査委員会設置の必要を認め、新たな決議の採択に向けて、EUを初めとする関係国と協議を重ね...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、今回の日米首脳会談については、さまざまな評価があり、また、メディアにおいてもいろいろな意見、評価が表明をされています。こうしたことについても冷静に見させていただかなければいけないと思います。  いずれにせよ、今回の日米首脳会談は、我が国外交の基軸であります...全文を見る
○岸田国務大臣 日米首脳会談、日米外相会談の評価についてですが、まず、日米首脳会談については、アメリカは大変積極的な強い姿勢で、強い期待を持って臨んできたと私は認識をしています。  オバマ大統領にバイデン副大統領、あるいはケリー国務長官、ドニロン大統領補佐官等、ずらっと同席する...全文を見る
○岸田国務大臣 この地域においては、さまざまな課題があります。外交、安全保障、経済、そしてそれ以外にも、人的交流を初めさまざまな課題があります。その課題において大きな責任を担っている、そういった中で、我々は責任ある対応をしなければならないと思います。  ただ、その中で、日米同盟...全文を見る
○岸田国務大臣 済みません、御質問の趣旨は、アメリカが中国を封じ込む意図はない、その理由はどう思っているのかということでしょうか。  アメリカの意図を私が推しはかるのはちょっとなかなか難しいところはありますが、アメリカも、さまざまな、みずからの国益を考え、なおかつ地域の平和と繁...全文を見る
○岸田国務大臣 日米の間でのこの協議については、さきの日米首脳会談で発出されました日米共同声明の第三段落にありますように、従来からも、自動車等、米国側の関心事が示されてきました。そして、第三段落にありますように、こうした関心事について、この共同声明、この日米首脳会談後も引き続き協...全文を見る
○岸田国務大臣 協議中の中身について、逐次これをオープンにすることは、相手国との信頼関係はあるとは存じますが、いずれにしましても、交渉を通じて、我が国は、国益にかなう最善の道を目指さなければなりません。そして、その中にあって、できる限り国民の理解を得るべく努力をしていく、これは大...全文を見る
○岸田国務大臣 具体的な交渉の中身、議題、テーマについて触れることはちょっと控えさせていただきますが、いずれにせよ、国益にかなう最善の道を目指さなければいけない、これは交渉において当然のことだと思っています。
○岸田国務大臣 米韓FTAは二国間FTAです。TPPは多国間交渉です。  結果として、どのような結果を導き出していくのか、これは、交渉のありよう、中身も異なると考えていますが、いずれにせよ、結論として我が国の国益を守らなければいけない、強く感じています。
○岸田国務大臣 基本的な考え方は、先ほど私が申し上げたとおり、これは、TPPと米韓FTAは違うという考え方が基本でなければならないと思っています。  さまざまな意見が表明されているのかもしれませんが、我々は、この基本に立ってしっかりと協議していきたいと思っています。
○岸田国務大臣 先日の日米共同声明の第三段落において、自動車そして保険等が米国の関心事として示されてきた、こうした内容が含まれているわけですが、具体的な協議は今引き続き続いております。  この協議の中身について、どのような提案があったとか、やりとりをちょっとここで明らかにするこ...全文を見る
○岸田国務大臣 日米間の交渉については、山口委員も当時は外務副大臣でいらっしゃったわけですから、これは、交渉にかかわる責任者として、こうした交渉の中身については、明らかにしなければならないことと明らかにしてはならないこと、これをしっかりと区別するお立場にあると思っています。  ...全文を見る
○岸田国務大臣 前政権において、当時の山口副大臣を初め関係者が国益を考えてさまざまな努力をされた、それはそのとおりだと思います。そうした御努力には敬意を表したいと思います。  そして、交渉の過程を明らかにすることにおいては、相手国との信頼関係を考えた上で、同意を得たものはどんど...全文を見る
○岸田国務大臣 私が申し上げているのは、情報公開については、協議を行っているわけですから、相手国との信頼関係のもとに、オープンにできるものはしっかりオープンにしていく、こういった対応が大事だ、このように思っています。
○岸田国務大臣 御指摘の、在沖縄海兵隊のグアム移転の話については、昨年四月の2プラス2共同発表において、計画の一部を調整したことを受けて、その後、日米間で、日米それぞれの資金を充てる事業を特定するための作業を今行ってきている、こうした状況にあります。  まず事業全体を確定してか...全文を見る
○岸田国務大臣 ただいま申し上げたように、物事の順序は委員御指摘のとおりだと思いますが、現実において、可能なところからできるだけ着実に進めていきたい、こうした考えのもとに、具体的に、きょう十五日にも、約九十三億円の資金を米側に提供するための交換公文に署名する方向で、今調整をしてい...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘、当然のことだと思っています。  先ほど申し上げました考え方については、米国側とも認識を共有していると認識をしております。ぜひ、基本的な考え方をしっかり確認しながら、現実にどう進めていくのか、しっかりと調整していきたいと思っています。
○岸田国務大臣 米国の国防費の削減の話ですが、三月一日、御案内のとおり、米国においては、予算管理法に基づき、国防費を含む歳出の強制的削減措置が発動されることになりました。  その結果、米国の国防費については、二〇一二年度から十年間で約八千五百億ドルが強制削減されると承知をしてお...全文を見る
○岸田国務大臣 国防費削減については、まず、我が国としてはしっかりと注視をしていきたいと思っております。  恐らく、予算制約があるとしたならば、活動の進捗状況等に変化が生じることになるとは思っていますが、米国にとって、アジア太平洋地域に対する優先度、これが変わらないこと、そして...全文を見る
○岸田国務大臣 御質問のEUとの経済連携についてですが、三月二十五日に、日・EU定期首脳協議が予定をされております。これまでの作業により、日・EU・EPAの交渉開始に向けた環境が整っており、正式交渉開始に向けた最後の調整を今事務レベルで行っている、こうした段階にあります。  我...全文を見る
○岸田国務大臣 日中韓、この三国間においても、経済連携を立ち上げようという意思は確認をされている、こうした状況にあります。
○岸田国務大臣 済みません、今、手元に資料はありませんが、私の感覚では、韓国にとっては、中国との貿易が大変大きなウエートを占めているのではないかと思っております。
○岸田国務大臣 アジア太平洋、そして特に東アジアの戦略環境が大きく変化する中にあって、御指摘のような新しい発想、これは大変重要であり、傾聴に値すると思います。  さまざまな経済連携、そして国際連携を組み合わせることによって相乗効果を発揮する、トータルとして地域や我が国の経済活力...全文を見る
○岸田国務大臣 先ほど来、さまざまな貴重な御提言を聞かせていただいたと感じております。こうした御指摘もぜひ参考にしていきながら、我が国の外交の大きな道筋、行く末について考えていくことも大変重要だと感じております。
○岸田国務大臣 中国は、言うまでもなく、我が国にとって最も重要な二国間関係のうちの一つであります。この中国との関係が安定することは、日中二つの国の国民にとって利益であるだけではなくして、この地域の平和と安定にも大きな影響がある、こうした認識にあります。  ぜひ、日中関係につきま...全文を見る
○岸田国務大臣 ASEAN諸国との関係について御質問をいただきましたが、アジア太平洋地域の戦略環境が大きく変化する中にあって、統合を今進めようとしているASEAN諸国というのは、東アジア全体の安定と繁栄にとってますます重要性が高まっていると思っています。  そういったこともあり...全文を見る
○岸田国務大臣 御案内のとおり、ことし六月にTICAD5が横浜で開催をされます。このTICAD5は、ことし我が国で行われる最大の首脳会談、行事だと認識をしております。我が国の対アフリカ外交をさらに推進する絶好の機会であります。  アフリカは、躍動する大陸として、国際社会の期待と...全文を見る
○岸田国務大臣 おっしゃるように、ODAというのは、我が国の最も重要な外交手段の一つだと認識をしております。  一昨日ですが、私も出席させていただきましたが、経済協力及びインフラ輸出の重要課題を関係閣僚間で協議する経協インフラ戦略会議というのが創設をされました。この内閣において...全文を見る
○岸田国務大臣 日米同盟、日米両国の関係においては、安全保障、経済、これは当然ですが、その他あらゆる分野において緊密な協力を具体的に進めていかなければいけないと思っています。  安全保障の分野では、日米安保体制、抑止力向上のために、拡大抑止ですとか弾道ミサイル防衛、宇宙あるいは...全文を見る
○岸田国務大臣 当然、軍事同盟も含まれていると認識をしております。
○岸田国務大臣 さまざまな報道が飛び交っておりますが、最終的には総理がしっかりと国益を考えて表明するかどうかを判断されるものと認識しております。
○岸田国務大臣 まだ今現在は我が国は交渉参加表明をしてはおりませんが、仮に交渉参加表明したならば、スケジュール等々、さまざまな限られた条件の中で最大限国益を追求していかなければいけないということになると存じます。  そして、その際に、やはり国民の理解ということは大変重要だと思い...全文を見る
○岸田国務大臣 近年の目覚ましいアフリカの経済成長を背景に、我が国民間企業のアフリカへの進出意欲はますます増大をしています。また、アフリカ側も、日本企業の進出を、雇用の創出あるいは技術移転につながるとして歓迎をしております。  我が国としては、このTICAD5を通じて、アフリカ...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、日本企業がアフリカでビジネスを展開していく上で、インフラあるいは現地の人材不足、さらには法制度を含むビジネス環境の未整備、こういったところが大きな制約になっております。先ほど紹介させていただきましたTICAD5推進官民連携協議会においても、こういっ...全文を見る
○岸田国務大臣 ODAは、我が国にとりまして、重要な外交手段の一つです。そして、その活用につきましては、三つの柱に沿って活用していかなければならないと思っています。  第一の柱としましては、普遍的価値や戦略的利益を共有する国への支援の拡充。特に最近大きな話題になっておりますのは...全文を見る
○岸田国務大臣 対ミャンマー支援につきましては、我が国は、ミャンマーの民主化及び国民和解、そして持続的発展に向けた改革努力をしっかり後押ししていきたいと考えております。そして、そのような改革の配当を広範な国民が実感できる、要は、改革が進むことによってミャンマーの国民の皆さんが幸せ...全文を見る
○岸田国務大臣 南スーダンは、アフリカの最新の独立国であり、注目を集めています。我が国としても、その存在をしっかり認識しながらアフリカ外交を進めていかなければならない、このように考えております。
○岸田国務大臣 来年度、二十五年度の政府予算ですが、先ほども少し御紹介させていただきましたが、大使館の新設としましては、在アイスランド大使館、そして在南スーダン大使館、この新設の経費を予算の中に計上させていただいております。二十五年度については、そうした予算をお願いしております。
○岸田国務大臣 まず、ASEAN全体につきましては、経済成長著しい活力ある地域であり、そしてアジア太平洋地域においても大変重要な国々であり、この地域の平和と繁栄のために大きな役割を担っておられる国々だと思っています。そして、その中にありまして、ミャンマーは、最後のフロンティアと言...全文を見る
○岸田国務大臣 まずは、ミャンマーに対して、経済においては、経済環境の整備、投資や貿易におけるさまざまな環境整備をしっかり支援していかなければいけないと思っています。あわせて、国民生活の向上、さらには人材の能力向上、さらには、環境整備と申し上げましたが、制度の整備だけではなくして...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、今週末、エチオピアにおきまして、TICAD5に向けた閣僚級準備協議が予定をされております。もし国会のお許しをいただければ、私もエチオピアに行かせていただきたいと考えております。  そして、その場において、ぜひ我が国のアフリカに対する認識をしっかり...全文を見る
○岸田国務大臣 TICADにつきましては、一九九三年から五年ごとに開催されております。ことしで二十年を迎えることとなります。  そして、この二十年間において、我が国のアフリカに対する対応をしっかりと示すことができたわけですが、何よりも、こうした会議を通じて我が国が表明した支援等...全文を見る
○岸田国務大臣 シンクタンクによる外交に関するさまざまな研究の成果は、外交当局とは異なる、民間の視点からの示唆も与え、政策の検討の幅を広げるものだと認識をしております。  また、シンクタンク同士の対話における議論は、各国の外交政策の立案や国際世論の形成にも大きな影響を与えており...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、シンクタンクのありようとして、対外的にしっかり信頼を得ていくことは大変重要だと思っています。  そのためには、御指摘の人材の選定においてもしっかりとした透明性が確保されなければなりませんし、結果として、どういった人選を行うのか、それがひいてはそのシンクタン...全文を見る
○岸田国務大臣 御提言、興味深く聞かせていただきました。そうした御意見もまた参考にしながら、どうあるべきなのか、しっかり検討していきたいと思っています。
○岸田国務大臣 お尋ねの第三国定住事業ですが、人道主義及び国際貢献の観点から、平成二十二年度以降、五年間のパイロットケースとして、タイの難民キャンプに定住するミャンマー難民の受け入れを実施しているものです。これについては、国際社会からも高い評価を受けていると承知をしております。
○岸田国務大臣 この事業につきましては、昨年、第三陣が受け入れゼロになったこと、このことは大変残念に思っております。  本年秋の来日を予定している第四陣の受け入れに向けて、三月八日に、杉田内閣官房副長官を議長とする難民対策連絡調整会議、この会議において、受け入れ要件の見直し等、...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、中国に対するODAについては、御指摘のように、現在、草の根レベルの相互理解の促進、あるいは我が国への越境公害対策等の両国が直面する共通の課題といったものに限定され、かつ我が国のためにもなる分野に絞って実施しているところでございます。  今御指摘の中国の大気...全文を見る
○岸田国務大臣 国際交流基金の予算については、平成二十五年度予算で百二十五億円となっております。ここ十年間はおおむね減少傾向にあります。
○岸田国務大臣 まず、私も、たびたび申し上げているように、在日米軍の再編の問題についても、現行の日米合意に基づいて、沖縄の負担軽減にしっかり努めていかなければいけないと思っておりますし、また、オスプレイにつきましても、地元において大変不安の声が依然大きいということ、これもしっかり...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、御指摘の主権回復・国際社会復帰記念式典ですが、サンフランシスコ平和条約の発効による我が国の主権回復及び国際社会復帰六十周年の節目を記念して、我が国における国際社会の平和と繁栄への責任ある貢献の意義を確認するとともに、これまでの経験と教訓を生かして、我が国の未...全文を見る
○岸田国務大臣 一九五〇年の朝鮮戦争勃発の後、日本に派遣された米海兵隊ですが、日本各地の米軍基地に分散配置されました。その後、例えば岐阜県あるいは山梨県に駐留していた部隊は、一九五六年ごろ沖縄に移駐したというように理解しております。
○岸田国務大臣 沖縄における米軍施設そして区域の形成過程につきましては、例えば嘉手納飛行場や読谷補助飛行場のように、旧日本軍の飛行場等を引き継いだものがある一方で、普天間飛行場においては、戦時中以降、米軍が民有地を含む土地を接収して建設したものと認識をしております。  いずれに...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、一月二十八日の沖縄の皆様からいただいたこの建白書ですが、私も直接受け取らせていただきました。沖縄には引き続き厳しい声があること、承知しております。内容については、私としても真摯に受けとめさせていただいております。  そして、在日米軍の再編の問題、普天間飛行...全文を見る
○岸田国務大臣 オスプレイにつきましては、沖縄を初めとする地元の皆様方から厳しい目が向けられておるということ、また、今御指摘がありましたように、オスプレイに関する日米合同委員会合意が守られていないのではないかという声が強いということ、これは承知しております。  今後とも、地元の...全文を見る
○岸田国務大臣 先ほど防衛副大臣から答弁がありましたように、作業は鋭意進めております。ぜひ、その進捗状況も確認しながら、米国との協議も進めていきたいと思っています。
○岸田国務大臣 まず、建白書については、直接受け取らせていただきましたが、沖縄には引き続き厳しい声があるということ、こうしたことについて真摯に受けとめさせていただきました。  そして、この建白書の中にあって、オスプレイ、そして普天間基地の移設、こうした大きなテーマが盛り込まれて...全文を見る
○岸田国務大臣 どのぐらいの規模という御質問でしたが、例えば、地元の皆様方の関心が高いと言われている牧港補給基地、キャンプ・キンザーの部分におきましては、面積的には一ヘクタール、また、労働者の数からいきますと千六十三人、こうした数字になるかと存じます。  その面積が合計でどのぐ...全文を見る
○岸田国務大臣 キャンプ瑞慶覧、そして陸軍貯油施設第一桑江タンク・ファーム、さらには、先ほど触れさせていただきました牧港補給地区、そして那覇港湾施設、こういった施設が挙げられるかと存じます。
○岸田国務大臣 二月の日米首脳会談においては、日米両政府の首脳、トップによりまして、普天間基地の移設と嘉手納以南の土地の返還計画を早期に進めていく、こういった点で合意した、意見の一致を見たということであります。こうした動きを進めていくためにも嘉手納以南の土地の返還計画を早期に進め...全文を見る
○岸田国務大臣 台湾と中国との間のやりとりについてコメントする立場にはありませんが、台湾は、我が国との間で緊密な経済関係と人的往来を有する重要なパートナーだと思っております。政府としましても、この日台間の協力関係が引き続き着実に進展していくよう期待をしております。  かかる観点...全文を見る
○岸田国務大臣 ただいま議題となりました在外公館の名称及び位置並びに在外公館に勤務する外務公務員の給与に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、提案理由を御説明いたします。  改正の第一は、ブラジルにある在ベレン日本国総領事館の廃止を行うことであります。  改正の第二は...全文を見る
03月22日第183回国会 衆議院 外務委員会 第3号
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○岸田国務大臣 在ベレン総領事館の現在の領事業務量等に照らしますときに、同総領事館を出張駐在官事務所に切りかえた後も、引き続き総領事館同様の領事サービスの提供は可能であると判断しております。日系社会、在留邦人に対する各種支援や領事サービスに影響を与えることはないという判断でござい...全文を見る
○岸田国務大臣 現地の日系社会、あるいは地方行政府、さらには伯日国会議員連盟、こうしたところから、今回の在ベレン総領事館切りかえについて再考を求める声があるということ、これは承知しております。こうした現地の声に真摯に耳を傾けつつ、現地において説明会を行う、こうした努力を続けており...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、今回、在アイスランドそして在南スーダン大使館が新設されれば、大使館数は百三十六になります。各国との比較において十分かという御質問ですが、各国との比較でいうならば、最も多い米国で百六十八という数字になっております。  そうした数字上の比較もあります...全文を見る
○岸田国務大臣 自民党の外交力強化に関する特命委員会において、百五十大使館体制の実現、また定員二千名の増員等が盛り込まれた提言をされているということは、当然承知しております。  現状、先ほど申し上げましたように、もしあと二館新設が認められれば、百三十六の大使館数になります。一方...全文を見る
○岸田国務大臣 スクラップ・アンド・ビルドについて御質問いただきましたが、在外公館については、この十年間を見ますと、二十大使館、六総領事館及び一政府代表部が新設をされています。一方、二大使館及び十一総領事館を廃止しています。  こうした実績を見て明らかでありますように、一公館新...全文を見る
○岸田国務大臣 情報収集につきましては、御指摘の二月二十八日に公表された官邸での検証委員会の検証報告書の中においても言及されております。  外務省として、情報収集・分析体制の強化、公開情報の一層の活用、さらには治安情報機関を含む各国関係機関との関係強化が大変重要だと認識しており...全文を見る
○岸田国務大臣 大変貴重な御提言をいただきました。  まず、日本がもっと自信を持って国際的にも発言するべきだ、堂々とこうした思いを述べるべきではないか、こうした御指摘について、私も全く同感でございます。  外務大臣になりましてから、最初の外国訪問としてASEAN諸国を回らせて...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、大使館の新設に際しては、二国間の貿易量、投資量、あるいは在留邦人数、進出企業数といった定量的にはかることのできる指標を勘案しつつ、その時々の国際情勢、あるいは二国間関係における政治的意義、資源獲得を含む経済上の利益、こうしたさまざまな要素を総合的に勘案すると...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、私も、外務省の職員の中で、女性の職員の皆さん、大変厳しい環境の中で、厳しい条件の中で大変な奮闘をしていると認識をしております。  そして、先ほど、厳しい勤務環境にある在外公館での仕事について御指摘がありましたが、こうした海外での環境においても頑張...全文を見る
○岸田国務大臣 在外公館の安全確保ですが、まず第一義的には接受国政府の責任とされておりますが、他方、在外公館長は、公館の維持管理権の範囲において、その警備の権限と責任を有しているため、必要な措置を講じております。  現地の治安情勢、さまざまでありますが、この情勢に応じて人的、物...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘の警備専門員ですが、この警備専門員は、警備対策官、さらには現地警備員、そして任国の治安当局要員、こうした関係者とともに在外公館の人的警備対策を構成しております。  その中にあって、この警備専門員の配置数、平成十九年度で三十八公館四十五名でありましたが、平成...全文を見る
○岸田国務大臣 お尋ねの在イラク及び在アフガニスタン日本国大使館の警備関係費用の合計額ですが、平成二十年度以降を見てみますと、約十億円前後でずっと推移をしております。
○岸田国務大臣 現地の治安情勢が厳しい国・地域に所在する在外公館においては、職員に対するセキュリティー上の措置としまして、例えば、移動時の安全対策として防弾車や防弾チョッキ等の配備、また、住居の防犯対策として警備員の配置、こうした措置を行っております。
○岸田国務大臣 在外公館における定員配置、現状と今後について御質問いただきましたが、現在、我が国の在外公館における定員、約三千五百名であります。他の主要国と比較して限られた人員となっている中、重要外交課題に適時適切に対応するため、効率的かつ効果的な業務遂行が可能になるよう、適切な...全文を見る
○岸田国務大臣 多い少ないの話、全体の数の比較というのもあるかと思いますが、やはり外交のあり方、内容も検討した上で、適切な人員というのは考えなければならないのではないかと思います。日本の外交のありよう、日本の重視する外交の中身ですとか、あるいは対象国、こうした国々との関係等を考え...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、地方が外交上重要な役割を果たしていることを踏まえ、地方との連携の強化は大変重要だと認識をしております。  その一環で、地方の魅力発信プロジェクトとして、在外公館の施設を活用し、地方自治体等との共催により、地方の物産、観光等をプロモーションする活動...全文を見る
○岸田国務大臣 日本の外交を進めるに当たって、さまざまな重要な要素があります。しかし、いずれにしましても、その基本は人だと思っています。優秀な人材がしっかりと力を発揮できる体制をつくる、環境をつくる、大変重要な点だと私も認識をしております。  ぜひ、このさまざまな課題に外務省と...全文を見る
○岸田国務大臣 大使館というものは、設置国に対し、我が国を代表する機能を果たしており、我が国の国益を実現する拠点として、その果たす役割は大変重要だと思っております。  他方、大使館の新設には必要な定員と予算を確保する必要があり、政府全体の財政状況を見つつ検討する必要があります。...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、外務省としてしっかり予算を確保しなければならない点、これがまず基本だと思っています。  二十五年度予算、この外務省所管予算、総額六千八十三億円を計上しております。  この厳しい財政状況の中で、必要な予算は何とか確保できたと考えておりますが、しかし、その中...全文を見る
○岸田国務大臣 先ほども答弁させていただきましたが、警備専門員の配置数は、平成十九年度、三十八公館四十五名であったものが、平成二十五年三月現在で十八公館十九名となっております。  そして、在外公館の安全確保につきましては、この警備専門員が、警備対策官ですとか、現地警備員ですとか...全文を見る
○岸田国務大臣 まず第一義的には、これは相手国政府の責任で安全を確保する、こうした考え方にあります。  そして、その上で、例えば在外公館の高官の安全ということであるならば、公館の維持管理権の範囲内において、在外公館長が警備の権限と責任を有しておりますので、必要な措置を講じていく...全文を見る
○岸田国務大臣 済みません、今、私自身、ちょっと承知しておりませんので、確認させます。
○岸田国務大臣 日中関係そして日韓関係、ともに我が国の外交にとって重要な関係だと認識をしております。  日韓関係でいうならば、ともに基本的な価値観あるいは利益を共有する大変重要なパートナーだと認識をしております。  また、日中関係につきましても、日本にとって最も大切な二国間関...全文を見る
○岸田国務大臣 中国、韓国、こういった国々との間には難しい課題も存在します。尖閣諸島あるいは竹島における我が国の基本的な立場、これを譲ることは決してありません。  しかしながら、先ほど申し上げました、重要なこの二国間関係、こういった両国との関係、ぜひ大局的な見地から考えていかな...全文を見る
○岸田国務大臣 北朝鮮の意図について断定的に申し上げるものは私も持ち合わせておりませんが、政府としては、日朝平壌宣言に従って、拉致、核、ミサイルといった諸懸案の包括的な解決に向けて、対話と圧力の方針を貫き、全力で取り組んでいきたいと存じます。  北朝鮮の核、あるいはミサイル開発...全文を見る
○岸田国務大臣 さまざまな報道があるのを承知しています。そして、その中に中国の関係者が認めたという報道があったということも承知しています。ただ、その後、中国当局が否定したという報道もあったと記憶しております。  いずれにしましても、こうした情報についても注視をしていきたいと思っ...全文を見る
○岸田国務大臣 先日、国会のお許しをいただきまして、エチオピアで開催されましたTICAD5閣僚準備会合に出席をさせていただきました。五十四カ国のアフリカ諸国の代表と会議に臨み、大変建設的なさまざまな議論がこの二日間にわたって行われました。  その中で改めて感じたことですが、近年...全文を見る
○岸田国務大臣 これは国土交通省の所管だと思いますので、私がお答えするのはちょっとどうかと思いますが、エチオピアにおきまして、そうした議論が行われました。  そして、エチオピアの日本の乗り入れにつきましては、成田への乗り入れの希望がエチオピア側から示されてはおりますが、まずはプ...全文を見る
○岸田国務大臣 先ほども、在ベレン総領事館を出張駐在官事務所に切りかえても、領事業務量等に照らすと影響は少ないというふうに申し上げましたが、総領事館を出張駐在官事務所に切りかえると、総領事は配置されません。ですから、政治とか経済とか、広報とか文化ですとか、こういった活動は限定的に...全文を見る
○岸田国務大臣 在マナウス総領事館についての御質問ですが、今申し上げましたように、総領事館を出張駐在官事務所に切りかえると、さまざまな業務が限定的になる部分もあります。そういったことから、総合的に判断していくべきだというふうに思っています。  この在マナウス総領事館につきまして...全文を見る
○岸田国務大臣 平成二十二年六月から八月にかけて、外務省にてタスクフォースを設置し、新興国の台頭とそれに伴う戦略環境の変化への対応等のために、今後の在外公館体制のあり方について検討したと承知をしております。  その結果、より効果的な、そして効率的な人員配置を目指して、平成二十二...全文を見る
○岸田国務大臣 いずれにしましても、こうした在外公館のありようは、相手国との関係とか必要性に基づいて判断されるべきものだと思います。  米国に十四の総領事館が存在するということですが、日米関係が幅広い分野で重層的、緊密であるということ、これは今さら申し上げるまでもありません。米...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘はまた参考にさせていただき、検討していく材料とさせていただきたいと思います。
○岸田国務大臣 各省庁から在外公館を含む外務省への出向者は、現在約九百六十名です。このうち、在外公館における出向者数は約八百八十名です。在外公館職員数に占める割合は約二六%となっております。また、外務省からは、現在約百四十名、各省庁への出向者が存在いたします。  諸問題に効果的...全文を見る
○岸田国務大臣 出向していただくのは、さまざまな専門能力、優秀な能力を発揮していただくために出向していただくわけですから、そうした能力、人選については厳正に対応しなければいけない、このように感じます。
○岸田国務大臣 御指摘の今日までの在外公館の新設等の方針については、しっかり参考にさせていただかなければならないと思っています。そうした方針を踏まえて、今の政権としてどういった整備目標を掲げるのか、これを検討していきたいと思っています。  いつごろまでか、この期日、まだ確たるも...全文を見る
○岸田国務大臣 オスプレイにつきましては、沖縄を初めとする地元の皆様から依然厳しい目が向けられているということを認識しております。  政府としては、オスプレイの安全性、また我が国配備の安全保障上の意義、あるいは日米合同委員会の合意等について、引き続き丁寧に説明をしていかなければ...全文を見る
○岸田国務大臣 在外公館の新設に際しては、貿易量や投資量、在留邦人数、進出企業、こうした定量的にはかることができる指標を勘案しながら、国際情勢等を注視し、国際的な政治的な意義、資源獲得を含む経済上の利益、こういったものを総合的に判断するということです。  今後について、まず二十...全文を見る
○岸田国務大臣 昨年九月、中国各地で行われましたデモ活動に関しては、我が国の在中国各公館がまず相互に連携しつつ、中国側関係当局、各地の日本企業及び在留邦人、インターネット等の各種メディア等を通じて、デモに関する情報を入手しておりました。また、可能な限りデモの発生現場に職員を派遣し...全文を見る
○岸田国務大臣 在外公館の安全確保、これは一義的には接受国政府の責任とされているわけですが、他方、在外公館長は、公館の維持管理権の範囲においてその警備の権限と責任を有しているため、必要な措置を講じることになります。  現地の治安情勢に応じて、人的あるいは物的、この両面から安全確...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、第六回太平洋・島サミットは、昨年五月二十五日、二十六日の両日、日本を含む十七カ国・地域の首脳が参加して開催をされました。  太平洋島嶼国は、まず、太平洋を挟んだ隣国であります。伝統的に親日的な国々であります。また、国際場裏においても、我が国の重要...全文を見る
03月28日第183回国会 衆議院 予算委員会 第16号
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○岸田国務大臣 まず、委員の方から、総理、外務大臣の海外出張につきまして御理解をいただきました。心から感謝を申し上げます。ぜひ大きな責任を担って外交に取り組んでいきたいと存じます。  そして、新しい中国の指導部体制についての御質問をいただきました。  先般、十七日に閉幕しまし...全文を見る
○岸田国務大臣 日中韓サミット、そして、それに先立って、例年ですと日中韓の外相会談が行われております。  日中韓サミットについては例年五月ごろに行われているということでありますが、ことしの日中韓サミットの議長国は韓国でありますので、今、韓国を中心として日程調整中という段階であり...全文を見る
○岸田国務大臣 青年海外協力隊、我が国の顔の見える援助として、高い志を持ち、幅広い技術や経験を生かして海外途上国の国づくりに協力していると認識しております。貢献を高く評価しております。  この感謝の意を表するため、年四回、隊員帰国時のタイミングを捉えて、外務大臣感謝状授与を行っ...全文を見る
○岸田国務大臣 ニュージーランドの外務貿易省のホームページにおきまして、TPP交渉中のテキスト及び交渉の過程で交換される他の文書をTPP協定発効後等において四年間秘密扱いとする旨の記述が掲載されているということ、これは事実であります。  一般に外交交渉におきましては、交渉相手国...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、ちょっとつけ加えさせていただきたいと存じます。  先ほど、ニュージーランドの外務貿易省のホームページの記載について申し上げさせていただきました。先ほど答弁させていただいたとおりですが、その一方で、そのホームページの記述には、TPP交渉参加国政府は一貫してT...全文を見る
○岸田国務大臣 今、総理から答弁させていただきましたように、米国の関心事は、自動車、保険分野が従来から示されてきています。これを中心に、非関税分野においても議論が行われているということでございます。  その中身につきましては、今協議中ということでございます。
○岸田国務大臣 今、協議の最中でありますので、項目、その数え方につきましてはちょっと整理が今できてはおりませんが、いずれにしましても、自動車、保険分野を中心とした議論が今行われている、こういった現状でございます。
○岸田国務大臣 アメリカ側の関心事、日米共同声明における第三段落の内容は、従来からアメリカの関心事について日米は議論をしてきた、これを引き続き議論する、これを確認した部分であります。その内容としては、自動車、保険が挙がってきている。この部分について中心に今議論が行われている、こう...全文を見る
○岸田国務大臣 先ほど申し上げました自動車、保険分野を中心に議論が行われていますが、その項目につきましては今協議中でありまして、今ここでつまびらかにすることは控えさせていただきたいと存じます。項目数、項目、この場では控えさせていただきたいと思います。
○岸田国務大臣 日米間では従来も協議が行われてきました。その後、この日米共同声明が発出された後、新たな項目、新たな関心が示されたということはないと認識しております。
○岸田国務大臣 今、日米間で協議を進めております。ですから、協議の結果、あるいは妥結のタイミング等は、これから議論が引き続き行われることになります。できるだけ早くこの日米協議についても結論を出す、そして、アメリカからもできるだけ早く参加の支持を得られるべく努力する、こうした方針で...全文を見る
○岸田国務大臣 我が国は交渉参加を表明しましたが、TPP交渉参加国から交渉参加について支持を取りつけなければなりません。この支持につきましては、今、六カ国からは基本的な支持を得ております。また、他の国々にも関係者を送り、連絡をとり合う、こうした方針でおります。こうした参加国の支持...全文を見る
○岸田国務大臣 情報につきましては、交渉の内容につきましては、交渉参加国あるいは交渉相手国との信頼関係があります。こうした参加国の合意を得たものについては、できる限り情報を公開していく、こうした方針で臨みたいと思います。
03月29日第183回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○国務大臣(岸田文雄君) TPP協定につきましては、御指摘の労働分野を含む包括的な経済連携協定として交渉が行われております。  そして、TPP交渉における労働分野につきましては、今日まで得ている情報によりますと、国際的に認められた労働者の権利保護、また各国間の協力、協調を確保す...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国はまだTPP交渉に参加をしてはおりませんが、今日まで得ている情報として、先ほど申し上げました、テーマとしては、国際的に認められた労働者の権利保護、そして各国間の協力、協調を確保するためのメカニズム等に議論が行われているということを承知しております。...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 安倍総理は、一月にASEAN諸国を訪問した際に、インドネシアにおいて対ASEAN外交五原則を発表いたしました。  この中で、自由、民主主義、基本的人権等の普遍的価値の定着及び拡大に向けてASEAN諸国とともに努力していくこと、また、力でなく法が支配する...全文を見る
04月01日第183回国会 衆議院 海賊行為への対処並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第2号
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○岸田国務大臣 外務大臣の岸田文雄でございます。  衆議院海賊・テロ特別委員会の開催に当たり、委員各位に御挨拶を申し上げ、海賊対策及び国際テロ対策に関する政策について、所信を申し述べたいと思います。  海洋国家である我が国にとって、海上航行の安全確保は極めて重要な課題です。ソ...全文を見る
○岸田国務大臣 在アルジェリア邦人に対するテロ事件について御説明いたします。  日本時間一月十六日午後一時四十分、現地時間午前五時四十分ごろ、日本大使館のある首都アルジェから一千百キロ離れたアルジェリア南東部のイナメナスにおいて、ガスプラント等が武装集団に襲撃され、日揮邦人関係...全文を見る
04月02日第183回国会 衆議院 安全保障委員会 第2号
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○岸田国務大臣 まず、中谷委員からは、冒頭、御激励をいただきました。まことにありがとうございます。  在任中にやりたいことですが、本委員会におきます大臣挨拶の中でも申し上げさせていただきましたように、安全保障の分野においては、まずは、国の主権、領土、領海、領空を断固として守るこ...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、日中関係は、我が国にとりまして最も重要な二国間関係の一つであります。そして、日本と中国、世界第二と第三の経済大国です。この二つの国の関係が安定しているということは、両国の国民にとって利益であるだけではなくして、地域の平和と繁栄にも大きく影響している...全文を見る
○岸田国務大臣 日中間には、従来から海洋問題に関しましてハイレベルの事務的協議の場があり、実際、これは協議がスタートしておりました。こうしたさまざまなテーマを通じて意思疎通を図ることは、大変重要だと認識をしております。  そして、御指摘の防衛当局間のこうした協議につきましても、...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、北朝鮮が御指摘のように挑発的な言動を繰り返しているということ、これは極めて遺憾なことです。ただ、我が国としては、こうした北朝鮮の言動に国際社会が振り回されることなく、北朝鮮に対してそうした行為が何ら利益にならないことを理解させる、こういった姿勢が重要だと考え...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘の、防衛省を含む各省との情報集約、共有につきましては、今、御質問の中にもありましたように、与党の在外邦人の安全確保に関するPTの報告、また、官邸におきましてもこの検証委員会が設けられましたが、この検証委員会の検証報告の中にも言及をされております。  それを...全文を見る
○岸田国務大臣 国連機関の誘致の話ですが、現状を考えますと、国連の財政状況、あるいは一旦誘致した後の財政負担等を考えますと、ハードルは高いと存じます。  しかしながら、ぜひ、こうした国際機関と我が国がウイン・ウインのいい関係を構築していく、そして未来に備えていく、この意義は大変...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、就任して三カ月、感じますのは、我が国の周辺の戦略的環境、アジア太平洋地域の戦略的環境は大変厳しいものがあるということであります。北朝鮮の核実験の実施、あるいは中国公船によるたび重なる領海侵犯、さらにはアルジェリアのテロ事件もありました。こうした厳しい環境、状...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘の私の発言ですが、最近の中国による尖閣諸島周辺海域への公船の頻繁な侵入などを念頭に、中国の不透明な軍事費の拡大、あるいは海洋活動の活発化に対して我が国を含む周辺各国の懸念が一層高まっている、こういったことを指摘したところであります。  したがって、私の発言...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、国際情勢、各国の状況を見るときに、邦人、日本企業の安全の確保に関しまして大変厳しい状況が増大している、こうした認識でおります。  国にとって、邦人、日本企業の安全確保、これは最も大切な、重大な任務であります。こうした厳しい環境、そして環境の変化の中にあって...全文を見る
○岸田国務大臣 日中間において不要な摩擦や誤解を減じ、そして万一の不測の事態が発生した場合に備えるということからも、中国との間で危機管理メカニズムを構築することは重要だと認識しております。  例えば、日中両国の海洋問題に関する定期的な協議メカニズム、二〇一一年に既に日中高級事務...全文を見る
○岸田国務大臣 米国は、アジア太平洋地域の動向が、今後の米国の経済ですとか安全保障、こういった分野における利益と密接に関連する中、同地域にはさまざまな課題と機会があるという認識に基づいて、アジア太平洋地域を重視する国防戦略指針を掲げていると理解しています。  こうした米国のアジ...全文を見る
○岸田国務大臣 外務省としましては、まず、防衛省からの連絡を受けて、迅速に中国に対して抗議をしなければいけないという方針のもと、当日、東京においても、また北京においても、同時に中国に対して抗議をいたしました。  しかしながら、中国側から、我が国の抗議、見方を否定する発言がありま...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、こういった事態にどう対応するのか、さまざまな対応が求められます。さまざまな国においても、こういった地域情勢を共有するということは大変重要だと認識しており、私も、さまざまな国の外交関係者と会談する際には、地域情勢ということで、こうした中国のありように...全文を見る
○岸田国務大臣 海洋国家であります我が国にとりまして、さまざまな島、そして海上の安定を図るということ、大変重要だと認識をしております。そして、それに当たっては、政府一丸となって対応しなければならない、外務省としましても、関係省庁としっかり連携し、役割を果たしていきたい、このように...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、尖閣諸島につきましては、御指摘のように、歴史的にも国際法的にも我が国固有の領土であり、我が国が有効に支配をし、そして領土問題は存在しないというのが我が国の立場であります。我が国がこの基本的な立場を譲ることはありません。そしてその上で、国の主権、そして領土、領...全文を見る
○岸田国務大臣 私の発言は、最近の中国による尖閣諸島周辺海域への公船の頻繁な侵入を念頭に、中国の不透明な軍事費の拡大、あるいは海洋活動の活発化に対して、我が国を含む関係各国の懸念が一層高まっていること、こうしたことを指摘した次第であります。  ですから、脅威でなく懸念ということ...全文を見る
○岸田国務大臣 北朝鮮や中国が、我が国を含むアジア太平洋地域を射程におさめる弾道ミサイルを配備、開発していること、このことにつきましては、政府として動向を注視しております。  特に、北朝鮮が挑発的な言動を繰り返し、国連安保理決議等に違反して核ミサイル開発を継続していることは、我...全文を見る
○岸田国務大臣 一般論として、国の安全保障のあり方について、それぞれの時代状況、国際情勢等を踏まえたさまざまな国民的議論があり得ると考えています。  他方、これまで、我が国の歴代の内閣総理大臣は繰り返し非核三原則を表明してきております。政府として、同原則の見直しについては議論は...全文を見る
○岸田国務大臣 強く賢い日本ということですが、まず、国の安全と繁栄を維持し、そして国民の生命財産を守る、これは政府の最も重要な責務であります。こうした大切な責務を果たすために、我が国は、外交を初め、さまざまな方策を講じていかなければなりません。  外交、安全保障の分野においても...全文を見る
○岸田国務大臣 二月に行われました日米首脳会談におきましては、両首脳間で日米同盟の強化の方向性について率直な議論を行い、そして、日米のきずなと信頼を取り戻し、緊密な日米同盟が確認されたということで、大きな成果があったと認識をしております。これを踏まえて、あらゆる分野において、日米...全文を見る
○岸田国務大臣 政府としましては、四月二十八日、主権回復・国際社会復帰を記念する式典、これを挙行することといたしました。それに対して、沖縄の皆様方からさまざまな意見が寄せられていることは承知しております。  そして、お尋ねの完全な主権回復という文言ですが、まず、この文言は地理的...全文を見る
04月03日第183回国会 衆議院 海賊行為への対処並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第3号
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○岸田国務大臣 まず、北朝鮮につきましては、たび重なる挑発的な行為、言動を重ね、そしてそれをエスカレートさせている、こうした状況につきましては、我が国のみならず、国際社会の平和と安定に対する挑戦であり、脅威であります。これはまことに遺憾に思っております。  そして、北朝鮮に対し...全文を見る
○岸田国務大臣 我が国政府のテロに対する基本的な方針ですが、人命を最優先とする、こうした人命を最優先としつつ、一方、テロは断じて許容せず、テロリストの要求には屈しない、この二つを基本方針として掲げております。  政府としてのテロへの具体的な対応は、個々の事案によって異なります。...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、テロに対してはどう対応するかという基本方針とあわせて、テロの背景に存在するさまざまな課題の解決に取り組む、こうした努力が重要だと認識をしております。  二〇〇一年の米国同時多発テロ、九・一一テロ以降、国際社会は、二国間、国連あるいはG8等、さまざ...全文を見る
○岸田国務大臣 テロの根本的な原因としましては、一般論として挙げれば、政治、民族、宗教、思想等に根差した対立があると考えられますし、また、貧困、経済開発のおくれ、格差の拡大といった社会経済状況がテロを助長している、こういった指摘もあります。  我が国としましては、人間の安全保障...全文を見る
○岸田国務大臣 この在アルジェリア日本大使館の関係者は、御指摘のように十三名でありました。この十三名の体制で、定期的に軍や治安関係者を含むアルジェリア政府関係者と面会し、人脈形成あるいは情報収集に努めてきた、現在でも努めているわけでありますが、その中にありまして、まず、言語につい...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、海賊問題の根本解決には、ソマリアの国内の情勢安定化、これは不可欠であります。  ソマリアにつきましては、一九九一年以降、全土を統一的に支配する政府が不在でありましたが、国際社会からの後押しも受けて、今御指摘のように、昨年九月に新大統領が選出された...全文を見る
○岸田国務大臣 新しく誕生した政権に対しても、御指摘のように、海上の安定のためにしっかり努めてもらわなければならないと思っています。  将来的には、海上保安機関の設立なども検討されていくものとは思いますが、それまでの間は、隣国ジブチおけるJICAによる沿岸警備能力強化支援ですと...全文を見る
○岸田国務大臣 在アルジェリア大使館におきましては、官民で情報を共有する等の目的のために開催されます安全対策連絡協議会、これを定期的に開催し、日揮関係者を含む現地の邦人企業代表者等の間での情報提供、意見交換をずっと行ってきたわけですが、この事件の発生前も、これは昨年の十二月十六日...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、外務省では、現在、二十二の国におきまして、全体あるいはその一部の地域に退避勧告を出しております。これらの国に進出している日系企業として登録された総数、約百九十ありますが、これらの国で退避勧告が出ている地域、この部分において活動している企業はほとんどないと考え...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、今回の事件に際しましては、一月十六日十五時三十分、現地時間七時三十分ですが、イナメナスのプラントが襲撃されている模様という一報が入りました。日揮アルジェリア事務所から在アルジェリア大使館にもたらされ、これを受けて、同大使館は外務省に一報したということでありま...全文を見る
○岸田国務大臣 この事件を通じて感じることですが、さまざまな情報が錯綜いたしました。ですから、第一報を受けた、このことは大変重たく感じていますが、やはり情報についてしっかり確認をし対応に混乱を来さない、こういった観点も重要だと考えております。このバランスの中で、情報の確認とそして...全文を見る
○岸田国務大臣 今回のような緊急事態が発生した際には、迅速に現地に人員を派遣し、初動体制を整える、そして邦人援護のための体制を整える、こうした必要性を強く感じております。  具体的には、海外における緊急事態が発生した場合に、迅速に現地に着けるよう、領事、邦人保護の担当を初めとす...全文を見る
○岸田国務大臣 今防衛大臣からありましたように、現内閣におきましては、今、有識者会議によって議論をお願いしているところです。  私の立場からも、こうした課題の重要性を認識しながら、有識者懇のこの議論をしっかり見守り、そして適切に対応していきたいと考えています。
○岸田国務大臣 国際テロ組織アルカイダ、この本体につきましては、二〇一一年五月に、ウサマ・ビンラディンを初めとする幹部が次々と死亡したり、あるいは拘束をされてきております。  また、国際社会、各国政府によって、こうした組織の背景にある資金ですとか、あるいは貧困ですとか、こうした...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、この事件発生を受けて、我が国としましては、外務省の中に領事局長を長とする対策室を立ち上げ、そして私を長とする緊急対策本部を設置し、対応に当たり、また、在アルジェリア大使館においても、一月十六日十六時三十分に、川田在アルジェリア大使を長とする現地対策本部を立ち...全文を見る
○岸田国務大臣 こうしたテロ事件に対しましては、まずは、我が国としてしっかり対応を考えていかなければならない。御指摘の情報収集、分析について、しっかりと具体的に対応を検証していかなければいけない。そして、こうした対応は状況の変化によって刻々と新たな対応を迫られるわけですから、不断...全文を見る
○岸田国務大臣 拉致の問題につきましては、我が国は、拉致、核、核実験、ミサイル等、こうした課題を包括的に解決していかなければなりません。拉致の問題の解決なくして国交正常化はないと、強い気持ちで臨まなければならないと考えております。  そして、ぜひ、拉致被害者の方々の安全の確保そ...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、今答弁がありましたように、どの国が重要かということになりますと、具体的な国名は挙げにくいのですが、我が国企業が資源ビジネスに意欲を見せている国ということでいうならば、南アフリカとかモザンビーク、ザンビア、ボツワナ、アンゴラ等、これは概して南部アフリカの諸国が...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、イラク戦争につきましては、これは前政権の時代の話ですが、外務省内で、昨年十二月に、検証を行った上で、この検証の主なポイントを発表したと承知をしております。  この発表で指摘をされている情報収集・分析能力の強化といった外交力強化に向けた課題については、今後、...全文を見る
○岸田国務大臣 イラク戦争のこの検証については、先ほども申し上げさせていただきましたが、イラクの大量破壊兵器が確認できなかったという事実、このことについては、事後的に、厳粛に受けとめなければならないと認識をしております。  こうした検証の結果のポイントを受けて、我が国としても今...全文を見る
○岸田国務大臣 先ほどの議論を聞いておりまして、まず、我が国がイラク戦争において武力行使を支持するに至った当時の問題の核心は、クウェートに侵攻して国際社会の信用を失っている中、査察への協力を通じて大量破壊兵器の破棄をみずから証明すべき立場にあったイラクが、即時無条件の査察受け入れ...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘の指摘等につきましては、我が国として引き続き大きな関心を持って注視していきたいとは思いますが、米国のこの戦略の真意について、私の立場から申し上げる立場にはないと考えております。
○岸田国務大臣 まず、先ほども政府参考人から御説明させていただいたように、無人航空機については、その保有、使用を禁止する条約は存在いたしません。  他方、これは一般論ですが、武力紛争における戦闘の方法及び手段は国際人道法によって規制されており、無人航空機が武力紛争において使用さ...全文を見る
○岸田国務大臣 ただいま、情報収集、分析、あるいは提供につきまして、さまざまな御指摘をいただきました。それぞれ重要な点だと認識をしております。  外務省におきましては、在外公館、そして本省はもちろんですが、防衛駐在官も参加した上で、現地の政府、治安・情報機関関係者、各国外交団、...全文を見る
04月04日第183回国会 衆議院 本会議 第14号
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○国務大臣(岸田文雄君) ただいま議題となりました国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約の締結について承認を求めるの件につきまして、その趣旨を御説明いたします。  この条約は、昭和五十五年十月にハーグ国際私法会議において作成されたものであります。  この条約は、監護の権利...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 菊田議員にお答え申し上げます。  ハーグ条約及び条約実施法案に対する自民党の立場についてお尋ねがありました。  昨年の国会における事実関係については、まず、第百八十回国会において、条約及び条約実施法案が三月九日に提出され、八月三十一日、衆議院外務委員...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君)(続) ハーグ条約についての河井委員長発言に関するお尋ねがありました。  ハーグ条約について、河井委員長とルース駐日米国大使との間でやりとりがあったことは承知しておりますが、そのやりとりにおける立法府の同委員長の発言に関して、私の立場からお答えすることは...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 小熊議員にお答えいたします。  子をもともと居住していた国に返還することが子の最善の利益と言えるのかというお尋ねがありました。  条約の前文において、「子の監護に関する事項において子の利益が最も重要であることを深く確信し」とされているとおり、この条約...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 大口議員からは、私に九問御質問いただきました。  まず、ハーグ条約の締結の必要性についてお尋ねがありました。  我が国のハーグ条約締結の意義は、国際的なルールに基づく子の不法な連れ去り問題の解決、さらなる子の連れ去り事案の未然防止、国境を越えて所在す...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 三谷議員にお答えいたします。  ハーグ条約と子の福祉についてお尋ねがありました。  御指摘のとおり、ハーグ条約は、子の利益を最重要視するという基本理念を前文に掲げ、子の福祉という観点を中心に据えた条約です。  国境を越えた不法な連れ去りによる一番の...全文を見る
04月05日第183回国会 衆議院 外務委員会 第4号
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○岸田国務大臣 昨日の衆議院本会議において、国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約、ハーグ条約につき趣旨説明を申し上げたところでありますが、ハーグ条約につきましては、昭和五十五年十月に作成され、昭和五十八年に発効以来、三十年が経過し、八十九カ国が締約国となっている一方で、G8...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、北朝鮮のたび重なる挑発的な言動につきましては、我が国のみならず、東アジア、また国際社会全体の平和と安全に対する脅威であり、極めて遺憾だと思っています。  こうした事態に対して、まず一つは、こうした北朝鮮の言動に振り回されることなく、こうした行為、言動が何ら...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、今、ケリー国務長官が十四、十五日ごろ我が国を訪問することで調整が行われております。ぜひ、こうした機会を捉えて、日米間のしっかりとした意思疎通を図っていかなければならない、このように思っております。  厳しさを増す安全保障環境の中で、我が国自身の防...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、尖閣諸島につきましては、歴史的に見ても、また国際法上も、我が国固有の領土であるということは疑いがないところであり、現に我が国は有効に支配しております。尖閣諸島をめぐり解決すべき領有権の問題はそもそも存在しないというのが我が国の基本的な立場です。  昨年九月...全文を見る
○岸田国務大臣 尖閣諸島をめぐる我が国の立場は先ほど答弁させていただいたとおりでありますが、尖閣諸島をめぐり解決すべき領有権の問題がそもそも存在しないという立場であります。こういった我が国の立場は一貫しております。  ですから、今までの歴史の中で、中国側との間で、尖閣諸島につい...全文を見る
○岸田国務大臣 こうした中国の海洋進出につきましては、我が国のみならず、東シナ海、そしてASEAN諸国を初め多くの国々にとっても共通の懸念事項だと認識をしています。  海洋というのは公共財であります。ぜひ、こうした海洋における平和と安定については、力ではなくして、法の支配によっ...全文を見る
○岸田国務大臣 安全保障の観点から、ただいま委員の方から、中国の長期的な戦略、また現状に対する対応のお話をいただきました。こうした認識については、基本的に認識を共有する部分が多いと感じながら聞かせていただきました。  我々はこういった中にあって我が国自体の安全をどう守っていくの...全文を見る
○岸田国務大臣 まず一点目につきましては、日米安全保障体制に基づく在日米軍の抑止力は、我が国の安全、ひいては地域の平和と安全の確保に不可欠であると考えております。  そしてその中で、特に、東アジアの各地域に近く、迅速な展開が可能な沖縄に駐留する米国海兵隊は、その高い機動力、即応...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、安倍政権においては、閣僚全員が復興大臣であるという認識を共有しろという総理の指示もあり、また、特に風評被害について万全を期していくということにつきましても、特に総理から指示が出されているところであります。  風評被害につきましては、各国の食品等の輸入規制措...全文を見る
○岸田国務大臣 この風評被害、日本製品の輸入規制措置については、本年三月末の段階でまだ七十以上の国・地域が依然として何らかの規制措置をとっている、こういった現状にあります。中国等では依然として輸入禁止を含む厳しい措置が継続されています。  こうした現状に対して、改めてこうした国...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、風評被害の原因としては、正確な情報が伝わっていないということ、また、情報の提供が不十分であるというようなこと、そして、そうした不十分な情報の中でさまざまな臆測が広がっていくということ、さまざまな要因が絡んでいると存じます。  やはり、基本的に、正確な情報を...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、食品に関して安全と安心は別だという御指摘、私も全くそのとおりだと思います。  私も、かつて消費者行政担当大臣をやりましたときに、中国ギョーザ事件等、こうした事件の対応に当たったことがあります。また、かつて衆議院の遺伝子組み換え食品に関する小委員会という委員...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘の野口英世賞につきましては、私自身も、五年前のTICAD4の際にこの存在を認識し、賞の重みを再発見させていただいた、こういった経験を持っております。  アフリカへの支援、これはさまざまな切り口があります。その中にあって、やはり他の国との支援の質の違いをしっ...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、私はあす、六日ですが、福島第一原発の現地を視察させていただこうと考えております。  そして、この視察の目的は、一つは、先ほども議論になっておりました風評被害について、各国に説明をし、そして説得するに当たって、やはり原発、現地を見ておかなければならない、こう...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、ことしは日中平和友好条約三十五周年でありますが、この節目の年を利用して、日中間の幅広い分野での具体的な協力を進め、戦略的互恵関係を深化させることができれば、これは有意義だと考えています。  ただ、現在、日中関係は大変厳しい局面の中にあります。しか...全文を見る
○岸田国務大臣 現政権におきましても、我が国の安全保障を守るために最も適切な方策はどうあるべきなのか、しっかり検討していきたいと存じます。  御指摘のように、基本的な考え方は変わっていないと考えています。
○岸田国務大臣 普天間飛行場の移設を含む米軍再編につきましては、二月の日米首脳会談において、総理から、現行の日米合意に従って作業を進め、沖縄の負担軽減を実現していくということを述べた上で、この普天間飛行場の移設及び嘉手納以南の土地の返還計画を早期に進めていく、こういったことでオバ...全文を見る
○岸田国務大臣 工事につきましては、先ほど防衛省からも説明がありましたように、施設を機能的かつ効率的に再配置するため、この区域外で行われていると認識をしております。  いずれにせよ、この普天間飛行場の移設につきましては、これからも引き続き、県民の皆さんとの意思疎通を図りながら、...全文を見る
○岸田国務大臣 嘉手納以南の土地の返還に関する統合計画につきましては、現在、日米間で最終的な調整を行っているところです。  そして、これとともに、早期に進めるということで日米首脳会談で一致した普天間飛行場の移設につきましても、普天間飛行場の固定化は絶対あってはならないという認識...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、我が国のODA実績純額、ネットは、OECD開発援助委員会、DAC加盟国中第五位であります。しかしながら、円借款の回収額等を差し引かないODA実績総額、グロスで見ると、二位を維持しているという現状にあります。  いずれにしましても、ODAは、我が国...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、我が国外交にとりまして、このODAというのは、外交手段としてまことに重要なものだと認識をしております。  このODAを活用するために、もちろん、どのように活用するか、質の部分も重要だとは思いますが、量の部分についても、この厳しい経済財政状況の中で...全文を見る
○岸田国務大臣 我が国の二〇一一年の二国間ODA総額に占める基礎教育分野の割合は、〇・五二%です。DAC諸国全体においては二・一七%となっています。
○岸田国務大臣 我が国は、ミレニアム開発目標、MDGsの達成に向けて、包括的な教育協力政策を策定し、教育分野の支援に取り組んでいるわけですが、その中で、日本への留学支援というのは、教育上の観点のみならず、二国間の友好親善ですとか相互理解を深めるという上でも有効な政策手段だと考えて...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、教育支援におけるNGOの積極的な取り組みは高く評価しております。「世界一大きな授業」イベントについても、例えば国会議員のための「世界一大きな授業」イベントを二〇一〇年より毎年実施されているということ、こういったことも承知をしております。  こうしたイベント...全文を見る
○岸田国務大臣 先ほど副大臣から答弁させていただきましたように、今後とも広報に努めていきたいと思っておりますし、そしてその際に、どういった形でそれを進めていくのか、今委員からの御指摘も参考にさせていただきながら努力をしていきたいと考えます。
○岸田国務大臣 まず、先ほど御指摘になられました旧ソ連諸国における非核化プロセスですが、これは核廃棄を実現した成功例であるというふうに承知をしています。  ただ、先ほどの議論の中にも出ておりましたように、さまざまな関係者、関係国がかかわり、さまざまな国際情勢のもとに結果が出たと...全文を見る
○岸田国務大臣 我が国としては、東シナ海の境界が未画定である中、日中双方の主張が重複する海域において、中国側が一方的に開発を進めることは認められないという立場であります。  この立場については、申し入れを従来から中国側に対して行ってきているところですが、先ほど議論の中に出ており...全文を見る
○岸田国務大臣 ただいま議題となりました国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。  この条約は、昭和五十五年十月にハーグ国際私法会議において作成されたものであります。  この条約は、監護の権利の侵害を伴...全文を見る
04月05日第183回国会 衆議院 予算委員会 第19号
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○岸田国務大臣 中東・北アフリカ地域は、いわゆるアラブの春と呼ばれる、数十年に一度の大変革を今経験しております。新しい国づくりに向けた民主化プロセスが進んでおりますが、他方で、長期的な民主化の成功のためには、政治、経済、社会面の抜本的な改革が必要であり、これからが正念場という認識...全文を見る
○岸田国務大臣 アフリカにつきましては、近年、毎年五%以上の経済成長を続け、今世紀末まで人口の増加が見込まれる、市場としても大きな可能性があるということで、大きな期待が集まっています。  躍動の大陸と言われるゆえんですが、このアフリカ支援ということで、我が国は、TICADという...全文を見る
04月15日第183回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第2号
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○岸田国務大臣 平成二十五年度外務省所管予算案について概要を説明いたします。  平成二十五年度一般会計予算案において、外務省は六千八十二億五千九百五十一万九千円を計上しています。これを前年度と比較いたしますと、一・五%の減額となっております。  他方、ODA予算は、外務省所管...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、普遍的価値に基づく戦略的外交のダイナミックな展開につきまして、この意味という御質問をいただきました。  今、アジア太平洋地域のみならず、国際的な外交環境、戦略環境、大変不透明なものを感じています。その中にあって、我が国の外交を進めるに当たって、普遍的な価値...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、日中関係は、我が国にとりまして最も大切な二国間関係のうちの一つだと認識をしています。日本と中国、二つの経済大国の関係が安定しているということは、二つの国の国民にとって利益であるのみならず、この地域の平和と繁栄に大きな影響をもたらすという意味で、この二つの国は...全文を見る
○岸田国務大臣 日中韓FTA、それからRCEPにつきましては、先ほどちょっと触れさせていただきましたが、昨年十一月に交渉立ち上げ宣言をしております。また、三月には、日中韓FTA、これは第一回目の交渉が開催をされました。いずれの協定についても、包括的かつ高いレベルの協定を目指し、精...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、海洋の平和と安定というのは、貿易立国であり海洋国家である日本にとりまして大変重要な課題であります。ぜひ、力ではなくして、法の支配に基づいてルールづくりが行われなければならない、このように思っています。  今御指摘の点についても、まずは法の支配に基づいてしっ...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、対外情報発信、大変重要だと考えております。  外務省としましても、領土保全ですとかあるいは北朝鮮による拉致問題を初めとする重要案件につきましては、我が国の立場に対する正しい理解を広めるべく、例えば、私自身、外国メディアによるインタビューを積極的に...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、今委員の方から、調査あるいは集計の実態につきましてお話をいただきましたが、いずれにしましても、私ども、地方の方々から多くの、そしてさまざまな苦情が寄せられているということについては当然承知をしておりますし、こうした問題は、地方にお住まいの方々にとって大変な問...全文を見る
○岸田国務大臣 先ほども申し上げましたように、こうした問題は地元にとって大変大きな問題であると認識をしております。  そして、実態把握のために調査をすべきだという御指摘をいただきましたが、この御指摘、ぜひ御提案として受けとめたいと存じます。  いずれにしましても、防衛省ともよ...全文を見る
○岸田国務大臣 一般的に、米軍が訓練を通じてパイロットの技能の維持及び向上を図るということは、即応態勢という軍隊の機能を維持する上で不可欠な要素であり、日米安全保障条約の目的達成のために極めて重要であると考えます。  この日米安全保障条約が、我が国の安全並びに極東の平和及び安全...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、御指摘の点は、地方の住民の皆様方にとってこれは大変な問題であるという認識を持っております。  そして、その中で、先ほど委員の方からもこの実態把握について御指摘がありました。ぜひ、防衛省とも連携しながら適切に対応したいと思っておりますが、そうした実態を把握し...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、昨年九月、中国各地で発生したデモ活動において、一部が暴徒化し、日本企業や我が方の一部在外公館に対する破壊行為が発生したこと、まず、極めて遺憾なことであります。いかなる理由であれ、暴力的行為は決して許されるものではないと認識をしております。  そし...全文を見る
○岸田国務大臣 日米地位協定につきましては、これまでも運用において改善が図られているわけですが、まず、現実的、具体的な運用の改善を積み重ねることが重要だと考えております。  具体的には、例えば、事件、事故の防止であるならば、米側は、新たな勤務時間外行動の指針を導入したと承知して...全文を見る
○岸田国務大臣 地元の皆様方がどのように受けとめておられるのか、こうした苦情につきましては大変重たく受けとめなければならないと存じます。  こうした声に真摯に耳を傾けながら、どうあるべきなのか、日米合同委員会等、さまざまな場で、我が国としても地元の声をしっかりと踏まえて議論して...全文を見る
○岸田国務大臣 在日米軍の施設・区域の整理とか縮小とか返還、こういったことにつきましては、今後とも、我が国としてしっかり実態を把握した上で、日米双方で受け入れ可能な形で進めるための調整を行っていく必要があると考えています。  今後とも、その進め方につきまして、引き続き官邸ですと...全文を見る
○岸田国務大臣 お尋ねの論文、安倍総理が総理就任前に寄稿された論文だと承知しております。  この論文について、概略を読ませていただきました。
○岸田国務大臣 お尋ねの論文ですが、先ほども申し上げましたように、安倍総理が総理就任前に寄稿されたものであります。ですから、内容的にもちろん重なる部分がありますが、あくまでも政府の外交方針は、就任後、累次の演説等で示しているとおりございます。  その上で申し上げれば、緊密な日米...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、先ほどの論文と御指摘の外交五原則、これは先ほど申し上げたように直接関係するものではありません。そして、これは、中国を初め特定の国を牽制するとか、特定の国を想定してこうした原則が打ち出されたものではないと考えております。  緊密な日米関係を基軸として、ASE...全文を見る
○岸田国務大臣 こうした原則をしっかり明らかにして外交に臨むということ、まずこれは大切なことだと思っています。  ただ、一方で、委員も先ほど御指摘になられましたように、このアジア太平洋地域を含む国際情勢は刻々と変化をしています。そして、地域においてもさまざまな動きが発生をしてい...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、この原則につきましては、我が国の外交方針としてこうした方針で臨みたい、これを国際社会にしっかりと明らかにすることによって我が国の外交姿勢に対する理解を求める、そして、我が国の立場ですとか戦略環境の中で置かれている状況、こういったものをしっかり理解してもらう、...全文を見る
○岸田国務大臣 済みません、今、質問の趣旨を十分把握できなかったんですが。ちょっと、簡潔にもう一度お願いできませんか。
○岸田国務大臣 今、企業を例に挙げられましたが、外務省なりの組織の中で、いろいろな部署があります、いろいろな課題があります、それを考える際に一つの原則があるというのは、意思疎通を図り、そして理解を得るために、これは大切なことだと思っています。ですから、原則というもの、基本的なもの...全文を見る
○岸田国務大臣 南シナ海をめぐる問題については、地域の平和と安定に直結しますし、我が国を含む国際社会全体の関心事項であると考えています。  我が国として、南シナ海島嶼の領有権をめぐる紛争に介入する意図はありませんが、全ての関係国が一方的な行動を慎むことを含め関連国際法を遵守する...全文を見る
○岸田国務大臣 貿易立国でもあり海洋国であります我が国にとりまして、海洋の平和と安定、これは極めて重要な課題であり、その際に、やはり、今指摘されているような力による現状変更、こういったものは決して認めてはならないと思います。やはり、法の支配に基づいてルールが確定され、そのルールに...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、日中関係は我が国にとって最も大切な二国間関係のうちの一つであり、我が国としても日中関係を重視しております。そして、両国はこの地域の平和と発展にも責任を負っているわけですし、ぜひ大局的な観点からこの関係を推進していかなければいけない、このように思っています。 ...全文を見る
○岸田国務大臣 まず台湾ですが、これは我が国との間で緊密な経済関係とそして人的往来を有する重要なパートナーだと認識をしています。  近年、日本側の公益財団法人交流協会と台湾側の亜東関係協会との間でさまざまな互恵協力の枠組みがつくられており、日台間の実務的協力関係、着実に進展をし...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、国費外国人留学生制度、それから奨学金制度ですが、次世代の若者の交流ですとか、あるいは日本に対する理解の促進ですとか、諸外国との友好促進に貢献する人材育成等の観点から、我が国の外交にとってもこれは大変重要なツールの一つであると認識をしています。  中国、韓国...全文を見る
○岸田国務大臣 政府としましては、原則として政府関係者を除き何人も尖閣諸島への上陸を認めないという方針を現在とっております。  その上で、政府方針の例外として上陸を認めるか否かについては、尖閣諸島及び周辺海域の安定的な維持管理、こういった目的を踏まえて、個々のケースに応じて、そ...全文を見る
○岸田国務大臣 尖閣諸島及び周辺海域の安定的な維持管理を行うために具体的にどう対応するか、これはいろいろな議論が存在いたします。そして、状況は刻々と変化しているわけですので、そうした状況、そしてさまざまな判断に基づいて、総合的にどのように対応していくのか、政府として責任を持って判...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、韓国は、我が国にとりまして、民主主義ですとか市場原理ですとかあるいは法の支配といった基本的な価値、さらには利益とか責任を共有する最も大切な隣国であると考えております。  日韓間には大変難しい問題も存在いたしますが、今、日本においても新しい政権が昨年末スター...全文を見る
○岸田国務大臣 おっしゃるように、我が国としての考え方、立場、これはしっかりと伝えていかなければならないと思っています。  竹島の問題につきましても、我が国として、受け入れられないものについては受け入れられないということを、韓国側にしっかり、今日までも伝えてきましたが、これから...全文を見る
○岸田国務大臣 一九五二年一月ですが、李承晩大統領は海洋主権宣言を行って、いわゆる李承晩ラインを国際法に反して一方的に設定し、そのライン内に竹島を取り込みました。  国際法上の侵略の定義は必ずしも明確ではないと承知しておりますが、いずれにしましても、韓国は、我が国巡視船に対する...全文を見る
○岸田国務大臣 二月二十二日、韓国外交通商部から在韓国日本大使館に、今回の島根県竹島の日式典の中止を求める旨の抗議がありましたが、我が方からは、竹島問題に関する我が国政府の立場に鑑み、韓国側の抗議は受け入れられない旨回答をさせていただいています。
○岸田国務大臣 我が国は、かつて多くの国々、とりわけアジアの国々の人々に対して多大な被害と苦痛を与えました。この認識は、安倍内閣においても歴代内閣の立場と同じであります。  朝鮮半島の植民地支配については、さまざまな評価があることは当然承知をしておりますが、一般論として、歴史に...全文を見る
04月16日第183回国会 衆議院 予算委員会 第23号
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○岸田国務大臣 一般論としましては、国際憲章のもとで武力行使は禁止されており、各種の事案が発生する場合、国連安保理におきまして、平和に対する脅威ですとか平和の破壊ですとか侵略行為の存在、これを国連の安保理において決定するということになっております。  お尋ねのような延坪島砲撃事...全文を見る
○岸田国務大臣 民主化、国民和解、そして経済改革を進めるミャンマーの改革努力を我が国としてもしっかり支援していかなければならないと考えております。そして、こうした改革が進むことによって、ミャンマーの国民の皆さんが幸せを感じていただける、こうした改革のあり方を、我々、我が国としても...全文を見る
○岸田国務大臣 今般の日米合意におきましては、両国政府は、TPP交渉と並行して、自動車分野とそして非関税措置に関しての交渉、この二つの交渉について並行して行うということを決定しましたが、これらの協議は、TPP交渉とは別に、二国間の関心事について協議が行われるものということでござい...全文を見る
○岸田国務大臣 自動車分野に関しましては、この枠組み文書にありますように、最終的にはTPP協定に組み込まれるということになります。  非関税措置に関しては、その結果については、協定ですとか書簡の交換、あるいは法令その他の手段を通じて実施されるということになっております。
○岸田国務大臣 自動車分野そして非関税措置における交渉、これは両方とも、それぞれの並行協議は日本がTPP交渉に参加した時点で開始される、スタートするということです。  そして、終わりの方は、自動車の方は先ほど申し上げましたTPP協定の中に組み込まれるわけですが、非関税分野の交渉...全文を見る
04月19日第183回国会 衆議院 外務委員会 第5号
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○岸田国務大臣 まず、外務大臣に就任しましてから四カ月がたちますが、改めて、我が国の置かれている国際的な戦略環境の厳しさを痛感しております。北朝鮮の核実験の実施ですとか、中国艦船による火器管制レーダーの照射ですとか、アルジェリアのテロ事件ですとか、さまざまな出来事が発生をいたしま...全文を見る
○岸田国務大臣 ただいま玄葉委員から、日本の外相の外国訪問が最近はふえているという御指摘もありましたが、一方、他の国におきましては、外務大臣を初めとする外交担当者の外国訪問はさらに数がふえているのではないか。結果として、各国の外交担当者の外国訪問に比べまして、日本の外務大臣を初め...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、国会の運営につきましては国会の先生方の御判断に委ねなければなりませんが、こうした外交のありよう、外国訪問の必要性については、しっかり我々は説明をさせていただき、御理解をいただかなければならないと思っております。ぜひ御理解をいただいた上で、日本外交、そして外務...全文を見る
○岸田国務大臣 今月六日の日に、東京電力福島第一原発の廃炉作業を視察させていただき、あわせて福島県の佐藤雄平知事と会談をさせていただきました。  まず、福島第一原発を視察させていただきまして、改めて、大変厳しい環境の中でこの廃炉作業に多くの作業員の方々が取り組んでおられました。...全文を見る
○岸田国務大臣 先ほど申し上げましたように、今回の福島視察において、改めて、外務省の役割の大きさ、責任の大きさを感じているところですが、その上で、具体的にしっかりと成果、結果を出していくことの大切さも感じております。  風評被害等につきましても、まだまだ、さまざまな輸入制限があ...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、おっしゃるように、我が国の国益を守り、そして平和と繁栄を確保していくに当たりまして、私も外交の継続性はまことに重要だと考えております。  こうした基本的な継続性を守りながら、一方で、国際情勢は日々変化をしています。こうした変化に対して適切かつ柔軟に対応して...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、御指摘の点、しっかり日米の中で固めた上で参加表明が行われるべきではなかったかということですが、この辺は、まず交渉の難しさなのかと感じております。まず、我が国が交渉参加になかなか踏み切れない中で、このTPP交渉自体は、既に開始から三年が経過しております。そして...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、最初の御指摘につきましては、やはり、交渉が三年間進み、残された時間が限られている中での交渉の難しさということだと思っております。  そして、後半の御指摘につきましては、今回の日米合意においては、自動車分野、そして非関税分野、この二つの分野について並行協議を...全文を見る
○岸田国務大臣 今回の合意においては、自動車についてはTPP交渉の中に盛り込むということになっております。非関税分野については、並行して日米間で協議をしていく、こういった取り扱いになっています。
○岸田国務大臣 まず、アメリカの議会におきましては、財政をめぐってさまざまな議論が行われています。そして、防衛予算の削減の議論も行われている中にあって、まず、現状、基本的には、アメリカのアジア太平洋地域重視の姿勢が維持されているということは、我が国は高く評価しているところでありま...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘、大変重要だと認識をしております。御指摘の点も踏まえて、しっかりとした努力を続けていきたいと考えております。
○岸田国務大臣 まず結論から言いますと、御指摘のように、方針は変わっておりません。  沖縄の施設・区域の統合計画については、二〇〇五年十月の2プラス2の共同発表及び二〇〇六年五月の再編のロードマップにおいて作成され、そして七年越しの課題ということで議論が続けられてきました。その...全文を見る
○岸田国務大臣 北朝鮮の意図について私が明確に申し上げる立場にはないわけでありますが、北朝鮮のたび重なる挑発的な言動については、まことに遺憾なことでありますし、まず、国際社会としては、こうした言動に振り回されることなく、そして、こうした言動を繰り返しても何のみずからの利益にならな...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、海外におけるDVにつきましては、裁判で証明することに困難を伴う場合も想定されます。この点において、在外公館の役割は大変重要だと認識をしております。  在外公館では、DVを含む家族問題に関して在留邦人の相談を受けた際、相談記録というものをつくるわけ...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、国境を越えた人の往来が飛躍的にふえる中、日本人の国際結婚、またその破綻も増加しております。こうした動きに伴って、諸外国との間で、子の連れ去り等をめぐる問題も顕在化しております。  そして、こうした状況にあって、このハーグ条約、子の利益が最重要であるとの認識...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、ハーグ条約を締結することによりまして、外国から我が国への子の連れ去り問題だけではなくして、我が国から子を外国に連れ去られた事案についても問題の解決が促進されることとなり、その意義は大変大きいと思っております。  具体的には、以下三つほどの意義が考...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、御指摘のように、我々は、歴史の教訓にはしっかりと学ばなければならないと思います。そしてその上で、今、現実どういった状況が起こっているのか、この情報収集、情報分析に努力していかなければならないと思います。  そして、その上でどう対応するのか。我が国の基本的な...全文を見る
○岸田国務大臣 TPP交渉におきましても山口委員が大変な御努力をされたことに心から敬意を表し申し上げ、ただいま御紹介いただきました経緯につきましても、しっかり参考にさせていただきながら、国益を守るため、全力で取り組んでいきたいと存じます。引き続きましての御指導をお願いいたします。
○岸田国務大臣 ハーグ条約は、一方の親の都合によって不法に子が連れ去られることは有害な影響を子に与えるという認識のもとに、子の利益が最重要であるという考えに立って、子がもともと居住していた国、すなわち、子がなれ親しんできた生活環境がある国に返還するための手続、あるいは面会交流の促...全文を見る
○岸田国務大臣 質問の趣旨は、ハーグ条約が国内法ともしっかりと連携し、一致しているかということかと思います。  ハーグ条約、これは今、この条約自身の審議もお願いしております。あわせて、法務委員会におきましては、関連法案の審議もお願いしているところでございます。  ぜひ、この条...全文を見る
○岸田国務大臣 子の利益をしっかりと保護するという同条約の考え方は、国内外を問わず、守っていかなければいけない大切な理念だと存じます。  国内においても、さまざまな法令を通じまして、子の利益を守っていくためにさまざまな努力や工夫をしていかなければいけない、これも当然のことだと思...全文を見る
○岸田国務大臣 ただいま平松局長から答弁させていただきましたように、親権とか監護権、この具体的な権利等の規定については、それぞれの国、さまざまでございます。  そして、基準につきましても、国内外共通するような明文化されたものは存在はいたしませんが、私が先ほど申し上げましたように...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、共同養育の話ですが、両親ともに子を育てていくことが子にとって一番幸せであるということについては、価値観として私は共有するということを先ほど申し上げさせていただきました。ですから、それは私の価値観の話であります。  そして、先ほど来ありますように、親権とか監...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、先日のケリー国務長官との日米外相会談の中でも、北朝鮮問題につきまして、まず、しっかりと日米間の連携を深めていかなければいけないということで、日米間で高級実務者協議を行うこと、こういったことも確認させていただきましたし、日米韓三国の協力をさらに進めていく、こう...全文を見る
○岸田国務大臣 国境を越えた人の往来が飛躍的にふえる中、日本人の国際結婚及びその破綻の増加も発生し、そして諸外国との間で子の連れ去り等をめぐる問題も顕在化しております。  こういった状況にあって、今委員からも御指摘がありましたように、ハーグ条約は、子の利益が最重要であるという認...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、ハーグ条約を締結する意義、効果ということですが、具体的には、例えば、子の不法な連れ去り等が発生した際に、国際的なルールに従って問題解決が図られるようになるほか、現状で我が国がハーグ条約を未締結であることを前提として在留邦人が実際受けている制約がありますが、こ...全文を見る
○岸田国務大臣 これは、国際結婚がふえ、そしてその破綻が増加するに従って、我が国に子が連れ去られる案件も多く存在しますが、一方で、我が国から子が連れ去られる案件、こういった案件も随分多く報告をされ、そうした相談もふえている現状であります。  こういった点についても、しっかりとし...全文を見る
○岸田国務大臣 虚偽のDVの主張に対してどう対応するかという点についてお答えをさせていただきます。  条約第十三条一に規定されている子の返還を命ずる義務の例外措置については、条約上、各国の司法当局等において適切な認定が行われることが前提とされており、我が国においても裁判所におい...全文を見る
○岸田国務大臣 先ほど共同養育ということで少し意見を申し上げさせていただきましたが、さらに委員の方からは、一歩踏み込んで共同親権という課題についてお話をいただきました。  委員の御経験ですとか、それから事例につきましては大変興味深く聞かせていただきましたが、この共同親権という部...全文を見る
○岸田国務大臣 ハーグ条約におきましては、中央当局の任務を第七条に定めております。具体的には、一つ、子の所在の特定、二つ目として、子に対するさらなる害悪の防止、三つ目として、子の任意の返還または当事者間の友好的な問題解決の促進、四つ目として、子の社会的背景に関する情報の交換、そし...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、中央当局には、外務省そして法務省から人材を適切に配置するほか、子の連れ去り、面会交流等に対応できる専門家でありますソーシャルワーカー及び弁護士を外務省職員として採用する予定にしております。発足当初は、全体として十名程度の体制となる見込みです。  外務省とし...全文を見る
○岸田国務大臣 尖閣諸島をめぐる状況については、関係機関と緊密に連携をしつつ、我が国固有の領土、領海、領空は断固として守り抜くという決意で外務省としても取り組んでいかなければならないと考えております。
○岸田国務大臣 国際司法裁判所が設立されてから、領土の境界画定に関する事例と島等の領有権を争った事例をあわせ、判決の出ているものに限って申し上げますと、現在までに十五件、例があると承知しております。十五件の中でアジアの例としましては、マレーシアとシンガポールが争ったペドラブランカ...全文を見る
○岸田国務大臣 我が国がこのハーグ条約を締結することで、子の不法な連れ去りが発生する際には、国際的なルールに従って問題が解決されるようになります。具体的には、国境を越えた子の連れ去りに対し、中央当局による支援を受けつつ、条約に基づいた手続をとることができるようになります。  ま...全文を見る
○岸田国務大臣 政府としましては、御指摘のようにDVの被害者の方々から強い懸念が示されているということ、これは認識をしております。こうした強い懸念に応ずるべく、当事者や国際家事事案の専門家等も含め、さまざまな方面から御意見を丁寧にお伺いしながら、条約の締結準備を慎重に、また丁寧に...全文を見る
○岸田国務大臣 先ほど来、法務省の後藤副大臣からの答弁にありましたように、条約第十三条第一項bの規定に基づき返還拒否事由を判断するための考慮事項が二十八条第二項に規定されているわけですが、これは、そもそも規定されているのは、裁判規範としての明確化を図り、当事者による予測可能性を確...全文を見る
○岸田国務大臣 在外公館ですが、従来より、在留邦人からDV被害や児童虐待の相談を受けた場合に、任国の保護・救済制度を説明する、あるいは弁護士や福祉専門家、シェルターの紹介、こういったことを行っております。また、在外公館にて家族問題について相談を受けた際に、在外公館は、相談記録を作...全文を見る
○岸田国務大臣 国によりましては、配偶者の同意あるいは裁判所の許可を得ずに子の居所を移動することが犯罪になるというようなケースもあります。こうしたことも考えますときに、委員御指摘のとおり、在外公館において強化している対応について在留邦人等に周知徹底させることは大変重要だと思ってお...全文を見る
○岸田国務大臣 今答弁の中にありましたように、日本からの連れ去り事案も数多いという実情を考えますときに、我が国として、まずは我が国がしっかりとこの締結に向けて作業を進め、そしてその上で、各国に対してこのハーグ条約の重要性を説明し、ともに締約国になるべく働きかけていくという活動は、...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、今お話にありました海軍病院につきましては、先日、私も沖縄を訪問させていただいた際に現地を拝見させていただきました。  そして、先日、嘉手納以南の土地の統合計画を発表したわけでありますが、この計画自体は、一千ヘクタール以上のこの土地について、なおかつ沖縄の中...全文を見る
○岸田国務大臣 国境を越えた人の往来が飛躍的にふえる中、日本人の国際結婚、そしてその破綻も増加しております。こうした中で、諸外国との間で子の連れ去り等をめぐる問題も顕在化している、こうした現状の中にあります。  このような状況にあって、このハーグ条約、子の利益が最重要であるとの...全文を見る
○岸田国務大臣 米国あるいは欧州など、ハーグ条約を既に締約している国々からは、日本への不法な子の連れ去り等が発生していることから、日本もハーグ条約を速やかに締結すべきであるとの要望が寄せられておりました。  そして、これまで、主要先進国を中心とする各国からさまざまなハーグ条約締...全文を見る
○岸田国務大臣 ハーグ条約未締結国との間におきましては、我が国がこの条約締結を果たしたとしても、条約上の手続を利用することができません。そのため、それぞれの国内法令に従って、友好的な解決が図られるよう、政府として可能な支援を行っていく、こういったことになると存じます。  我が国...全文を見る
○岸田国務大臣 今日まで締結がおくれているという事情については、さまざまな理由は存在いたしますが、例えば、この条約締結自体について日本国内に懸念する意見があったということもあります。また、ハーグ条約を締結した場合に、条約の適切な実施という観点から、必要な論点として、新たな裁判手続...全文を見る
○岸田国務大臣 ハーグ条約締結に当たりまして、我が国における最も強い懸念が示されていたのは、子とともに帰国したDV被害者への対応に関するものであったと承知をしております。  このようなDV被害者への対応については、国内実施法における子の返還拒否事由の考慮要素の規定ですとか、子の...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、条約締結に向けて努力をし、締結がなされた後においては、ハーグ条約の趣旨にのっとって、しっかりとこの運用、適用に努めていかなければならないと存じます。そして、その上で、本日の議論の中にも出ておりました、関係者にはさまざまな懸念も残されています。そうした懸念、御...全文を見る
○岸田国務大臣 ただいま土屋委員からお話がありましたように、ハーグ条約が作成されたのが一九八〇年ということですから、今日まで長い道のりの中で、我が国はまだ締約ができていない、こうした現状にあります。そして、その中にあっては、日本国内においてもさまざまな懸念もあり、また議論も行われ...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、米国あるいは欧州各国から、我が国に対しまして、ハーグ条約早期締結について要請がなされてきたというのは事実であります。  しかしながら、昨今、日本人の国際結婚そして国際離婚が増加するに伴って、外国から我が国への不法な子の連れ去りの事例のみならず、逆...全文を見る
○岸田国務大臣 中央当局の設置につきましては、今各国の例をお示しさせていただきましたが、この各国の例も参考にしつつ、慎重に検討を行い、結果としまして、外国の中央当局との緊密な連携ですとか、在外公館を通じた適切な支援、こういったことを行う体制を確保するという観点から、我が国におきま...全文を見る
○岸田国務大臣 ハーグ条約の認知度につきましては、やはり、調査の仕方、またそうした意見のとり方によってさまざまな結果が出てくることも考えられますが、ただ、傾向といたしましては、外務省におきまして、二〇一一年あるいは二〇一三年、このハーグ条約に関する世論調査を行っております。  ...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、岡本委員におかれましては、冒頭、外務大臣の外国訪問につきまして御理解と応援をいただきました。心から感謝を申し上げます。  その上で御質問にお答えさせていただきますが、まず韓国の朴大統領、そしてまたケリー国務長官、対話ということに言及されたということ、私も承...全文を見る
○岸田国務大臣 北朝鮮からは、さまざまなコメントが発せられております。そして、挑発的な言動も重ねられているところですが、やはり何よりも大切なのは、こうした言動に国際社会が振り回されないことだと思っています。そして、北朝鮮がこうした言動を繰り返しても何らみずからの利益につながらない...全文を見る
○岸田国務大臣 日中韓サミットにつきましては、例年開催されているわけですが、これにつきましては、ことしの議長国は韓国であります。現状、その議長国である韓国がこの開催に向けて今調整を行っている状況にありまして、今現在も調整中ということであります。  ですから、まだ、ことしの開催に...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、北朝鮮問題を含めて、このさまざまな課題に際して、御指摘のように、中国、ロシアといった関係国と協力すること、大変重要だと認識をしております。我が国は、日米韓の緊密な連携に加えて、こうした国々ともさまざまなレベルで連携をしていかなければならないと考えております。...全文を見る
04月19日第183回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○国務大臣(岸田文雄君) 外務大臣の岸田文雄でございます。沖縄及び北方問題に関する特別委員会の開催に当たり、御挨拶を申し上げるとともに、所信を申し述べます。  まず、沖縄に関する事項について述べます。  我が国を取り巻く安全保障環境が一層厳しさを増す中、我が国の外交・安全保障...全文を見る
04月22日第183回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○国務大臣(岸田文雄君) 北朝鮮につきましては、昨年四月と十二月に弾道ミサイルの発射をし、そして本年二月に三回目の核実験を強行いたしました。また、北朝鮮は、朝鮮半島休戦協定の白紙化を表明し、核先制打撃について日本も決して例外にはならないといった挑発的な言動を繰り返しております。 ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 四川省の地震につきましては、大変大きな被害が発生したと認識しております。  早速、総理また私、外務大臣の方から中国に対しましてはお見舞いのメッセージを発すると同時に、我が国としましても支援に向けてこの準備を、支援をする用意ができているということを伝えさ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国としては、支援の要請があればそれに応じる用意ができているというメッセージを、総理、そして私から発出させていただいております。
○国務大臣(岸田文雄君) この中朝間の武器取引の実態については、必ずしも全体像は明らかになっておりませんが、例えばストックホルム国際平和研究所によれば、北朝鮮の朝鮮人民軍、多数の中国製装備品を保有しているということが報告されております。    〔委員長退席、理事小川敏夫君着席〕...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 日本食につきましては、日本に来られる外国の方にとって魅力であるばかりではなくして、我が国の在外公館におきましても日本食を振る舞うということで多くの現地の方々の大きな魅力と映り、外交においても大きな効果を発揮している、こういった話をよく聞きます。  そし...全文を見る
04月23日第183回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○国務大臣(岸田文雄君) 横田の空域のお話ですが、米軍が横田で進入管制業務を行っている空域、横田空域につきましては、二〇〇六年五月の再編実施のための日米ロードマップに基づき、同年十月に横田ラプコン、進入管制業務ですが、この範囲の削減につき合意し、二〇〇八年九月から削減空域の管制権...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 原子力補償、補完的、失礼、原子力損害補償的、補償条約、CSCは、原則としまして事故発生国に裁判管轄権を集中させることを規定しております。したがって、CSCの締約国間では、原則として事故発生国が裁判管轄権を有するということになります。
○国務大臣(岸田文雄君) はい。  あわせて、続けさせていただきますと、このCSCを締結していない国の間など同条約の適用がない場合には、原告が訴訟を提起した国の裁判所が各国の民事訴訟法等に従い、事案に応じ、裁判管轄権を有するか否かを個別に判断するということになります。
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国は、この条約につきまして最も有力な候補として検討しておりますが、まだ締約国に入っておりません。もし入っているとしたならば、この原則に従って事故発生国、我が国での裁判管轄権を有する、こういったことになると存じます。
04月24日第183回国会 参議院 予算委員会 第11号
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○国務大臣(岸田文雄君) まず、現在のアジア太平洋地域を含め、この国際社会の安全保障等の戦略環境は大変厳しいものを感じております。その中にありまして、まずもって力ではなくして法の支配に基づいて国際ルールを考え、平和と安定を考えていかなければいけないと強く感じるところではありますが...全文を見る
04月26日第183回国会 衆議院 外務委員会 第6号
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○岸田国務大臣 まず、北朝鮮が挑発的な言動を繰り返していることについては、まことに遺憾に感じております。  ただ、客観的に言いますと、最近になって、北朝鮮による挑発的な言動の頻度は若干減少しております。また、韓国におきましても、開城工業団地の扱いも含めて北朝鮮に対して対話を呼び...全文を見る
○岸田国務大臣 日米安保条約六条に言う極東の範囲ですが、これは昭和三十五年に政府統一見解が示されております。  日米両国が平和及び安全の維持に共通の関心を有する区域であって、かかる区域は、大体において、フィリピン以北並びに日本及びその周辺の地域であって、韓国及び台湾地域もこれに...全文を見る
○岸田国務大臣 北朝鮮問題を含む東アジアの現下の情勢を考えますと、日韓そして日米韓、こうした関係国との緊密な連携はまことに重要であると考えております。日韓の間でも安保協力について引き続き進めていくことは必要だと認識をしております。
○岸田国務大臣 まず、条約等の解釈につきましては、先ほど来答弁させていただいているとおりでございます。しかし、現実の緊張する東アジア情勢の中で、各国ともそれぞれ、不測の事態を起こさないように、しっかりと平和と安定を維持するために努力をしていかなければならない、こうした立場にあると...全文を見る
○岸田国務大臣 おっしゃるように、この北朝鮮問題を含む現下の東アジアの情勢を考えますと、日韓、そしてさらに韓米の緊密な連携は重要であります。日韓の安保協力についても、引き続き進めていくことが必要であると認識をしております。こういった観点から、韓国との間で、情報共有を含む安保分野に...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、二十五日に菅官房長官も申し上げておりますように、どの国であれ、国のために命をささげた方々に尊崇の念を表することは当然だと考えております。  同時に、韓国そして中国ですが、日本にとって重要な隣国であり、靖国をめぐる問題でこれらの国との二国間関係全体に影響が及...全文を見る
○岸田国務大臣 祖国のために命をささげられた方々に尊敬の念を表する、この表し方についてはさまざまな形があると存じます。それぞれの立場において適切な形をとるということになると存じます。  私も、靖国参拝については、内閣の一員として適切に対応していきたいと考えています。
○岸田国務大臣 まず、若林政務官の参拝ですが、若林政務官は私人として参拝されたと理解をしております。政務官が私人の立場で参拝することについては、これは個人個人の私的な行動に関する事柄であり、政府としてお答えをするというのは控えさせていただきたいと考えております。
○岸田国務大臣 若林政務官は私人としての参拝をされたわけですが、若林政務官個人の判断と責任で参拝されたと認識をしております。
○岸田国務大臣 こうした参拝につきましては、それぞれの責任と判断で参拝されたものであると考えますが、外交を預かる立場からいたしますと、こうしたことで、外交関係、そしてそれぞれの二国間関係に影響が生じないように、さまざまな努力をしていかなければいけない、そうした立場にあると考えてお...全文を見る
○岸田国務大臣 委員御指摘のように、中南米諸国は、歴史的に見ましても我が国とは深い関係にあり、親日的な国々も大変多いと認識をしております。  そして、その中で、この中南米地域は、近年著しい経済成長を遂げております。また、六億人の人口を有する巨大な市場でもあります。また、御指摘の...全文を見る
○岸田国務大臣 おっしゃるように、訪問させていただく各国には、それぞれ具体的な課題もあり、そして意思疎通を深めなければいけない問題も存在いたしますが、今回、中南米を訪問させていただくに当たりまして、もともと我が国は、中南米外交の柱として、経済関係の強化、国際場裏における協力、ある...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、我が国と中東諸国は伝統的に非常に良好な関係を維持していると認識をしておりますが、ただ、振り返りますと、過去数年、総理の中東訪問というのは実現しておりませんでした。今回、総理の訪問により、力強い日本経済の復活をアピールするとともに、日本の存在感の回復を図る、こ...全文を見る
○岸田国務大臣 おっしゃるように、中東と我が国との関係の意義については、エネルギー分野のみならず、幅広いものが今までもあり、そしてこれからも大切にしていかなければならない関係がたくさんあると認識をしております。こうした点に留意しながら外交を進めていくためにも、多くの国民の皆さんに...全文を見る
○岸田国務大臣 TPPにつきましては、貿易立国であります我が国にとって、経済的な効果のみならず、安全保障を初めさまざまな課題において意義ある協定であると認識をしております。しかし、この交渉に参加するに当たって、やはり我が国は、国益を守るために、我が国の交渉力を総動員して、しっかり...全文を見る
○岸田国務大臣 おっしゃるように、我が国がアフリカとの関係を考える際に、我が国独自の姿勢をしっかり示していかなければならない、中国を初めとする他の国々との違いをアピールしていかなければいけない、大変重要だと認識をしております。  TICAD5におきましても、我が国のアフリカへの...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、委員の問題意識、そして御趣旨、大変重要な視点だと思います。  そして、分科会等、TICADの会議の持ち方について御要望もいただいたわけです。この御要望についてもしっかり承りたいと存じますが、ただ、議事の具体的な運営のあり方については、引き続き今検討中という...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、知的交流あるいは文化交流を促進させていくということは、日本とアフリカ諸国との間の友好関係をより重層的なものにするために大変重要な交流のあり方だと認識をしております。アフリカ諸国首脳を初め数多くの参加者を得て開催されるTICAD5は、そのために大変重...全文を見る
○岸田国務大臣 国際交流基金の海外拠点ですが、国際交流基金は、世界二十一カ国、二十二都市に海外拠点を有しております。  御指摘のとおり、アフリカにおいては、カイロ一カ所に設置されております。カイロ事務所は、中東地域及び北アフリカ地域における国際交流基金事業を統括しているというの...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘の点を踏まえて、また、このパートナーシップの活動内容等を踏まえまして、検討していきたいと考えます。
○岸田国務大臣 在米の日系人の方々、これまでもさまざまな場面で日米関係の強化に御尽力をいただいてきたという経緯があります。私も、大臣になってから、外務省で、来日されました日系人の方々とお会いさせていただき、意見交換をさせていただくことがありました。  今回、私もロサンゼルスを訪...全文を見る
○岸田国務大臣 委員御指摘のこの共同ステートメントにつきましては、我が国を取り巻く安全保障環境にも鑑み、その表現ぶりについて、慎重かつ真剣に検討を行いました。そして、南アフリカを初め関係国ともぎりぎりの修文協議を行ってきたわけですが、残念ながら、時間切れということで協議が調わなか...全文を見る
○岸田国務大臣 この表現の中身については、関係国といろいろなやりとりをさせていただきました。結果として、我が国の安全保障環境に鑑み、ふさわしい表現であるかどうか、慎重な検討を行った結果でございます。  このやりとりについては、具体的なものをお示しすることは控えさせていただきたい...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、基本的には、我が国は、在日米軍の訓練が周辺住民の生活環境に影響する場合に、その訓練を他の場所に移転することにより、かかる影響を軽減すること、このことは日米安保体制の円滑な運用を確保する上で重要だという観点から、訓練移転費の全部または一部を負担してきている、こ...全文を見る
○岸田国務大臣 今回の日台民間漁業取り決めですが、一つは、東シナ海における平和及び安定の維持、二つ目として、友好及び互恵協力の推進、三つ目としまして、海洋生物資源の保存及び合理的な利用、四つ目として、操業秩序の維持を図ること、これらを目的としまして、日台双方の民間窓口機関である交...全文を見る
○岸田国務大臣 政府としましては、厳しい交渉の結果、本件取り決めの署名が行われ、そして、この署名の結果について、沖縄県漁業関係者に懸念を与えていることについては重く受けとめております。  私自身も沖縄の方々の声にしっかり耳を傾けなければならないという考えのもとに、二十二日には沖...全文を見る
○岸田国務大臣 今後、現場水域の漁業秩序の形成に関する具体的な検討、日台漁業委員会においてこの議論が進むことになると存じますが、その際に、ぜひ、地元漁業関係者の皆様方の声、意向もしっかり酌み取れるように、具体的に工夫をしなければならないと認識をしております。
○岸田国務大臣 ただいま議題となりました脱税の防止のための情報の交換及び個人の所得に対する租税に関する二重課税の回避のための日本国政府とジャージー政府との間の協定の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。  政府は、平成二十三年三月以来、ジャージー...全文を見る
04月26日第183回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○国務大臣(岸田文雄君) モザンビークのこのプロサバンナ事業ですが、モザンビークの北部の熱帯サバンナ地域において農業開発を行い、同国の深刻な食料不足の改善や農民の貧困削減を図るものであります。我が国は農業開発のマスタープランの策定を支援しており、また同地域に合った作物や生産技術の...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) UNACですが、モザンビーク最大規模の農民組織団体であると承知しております。昨年十月、プロサバンナ事業について、地元農民の意見を考慮しないトップダウン式の事業であると非難する旨の声明を発表したと承知しております。  具体的には、大規模開発により土地の収...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まずは、我が国政府としましては、このUNACの意見、真摯に受け止めたいと存じます。こうした懸念する状況が現実に発生することがないように、このマスタープラン策定において現地の小規模農民等に最大限配慮していく方針であります。  マスタープランにつきましては...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、基本的にこのUNACの意見、これ真摯に受け止めたいと思いますし、こうした意見に十分配慮したマスタープランの策定が重要だと考えております。  具体的にこのUNACの意見をどう取り入れるのか、ちょっとその現地の状況も確認した上で具体的に何が考えられる...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) おっしゃるように、まず我が国としてこうした意見を真摯に受け止め、そしてモザンビーク政府にもしっかり働きかけていかなければいけませんが、ブラジル政府に対しても、この現地の農民の意見、十分配慮した適切な開発計画の実施を我が国からも働きかけていかなければならな...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国のTPP参加に関するこの日米協議の合意ですが、これは両国政府代表間で交換されました日米間の協議結果を確認するための書簡、この書簡に記されていること、これが全てであります。合意された内容はこれが全てですので、日米間でこの発表が違う、この合意の中身が違...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) これは、合意の内容は、先ほど申し上げました両国政府代表間で交換された書簡、この内容だけでございます。これはその国内用の説明において必要な部分が盛り込まれているということですが、合意内容そのものは書簡しかないというのが現実でございます。
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国はこのTPP交渉参加についてカナダから支持を得ているわけですが、カナダとの二国間協議におきましては、この交渉に際して、双方が全ての物品を対象とし、他の交渉参加国とともに包括的で高い水準の協定を達成していくこと等について認識を共有しました。また、カナ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国のTPP交渉参加につきましては、まず各国から個別にそれぞれ基本的な支持が確認された後、二十日、インドネシア・スラバヤで行われましたTPP閣僚会合において、全ての交渉参加国との二国間協議が終了したことが確認をされました。  そして、御指摘のニュージ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 今回、我が国がTPP交渉参加するに当たって共有した認識は、全ての物品を対象とする包括的で高い水準の協定を達成していく、こうしたことであります。そして、今申し上げましたように、この全ての物品が交渉対象というのは全ての品目を自由化交渉の対象としてテーブルにの...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、我が国のTPP交渉参加に際しまして、お尋ねのかんぽ生命の新規事業抑制について米国政府と約束したという事実はございません。これにつきましては、四月十二日に麻生大臣が閣僚後の会見で、記者の質問に答えるという形でかんぽ生命につきまして現時点での認識を示し...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 急送便の具体的な内容については何も取決めは行っておりません。  そして、総務省との調整ですが、本件書簡の発出に当たっては政府全体としてしかるべき意思決定を行っております。
05月08日第183回国会 参議院 予算委員会 第15号
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○国務大臣(岸田文雄君) 政府に対しては事前に何か連絡をいただいたということは聞いておりません。
○国務大臣(岸田文雄君) 日中間におきましては、尖閣の問題も含めて、様々な課題において様々なレベルにおいて接触が行われている、これは事実であります。
○国務大臣(岸田文雄君) まず、尖閣をめぐる情勢につきましては、我が国は、まず我が国の基本的な立場を損なうような譲歩は決して行うことなく、また、我が方からも事態をエスカレートさせることはない、こうした態度で臨んでおります。この中国による力を背景とした現状変更の試みには、我が国の領...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 我々は、対話、政治レベルも含めて、この対話につきましては前向きであります。こうした対話が行われる可能性につきまして絶えず前向きに努力をしております。そうした態度を持ちながら様々なレベルで接触が行われている、これが現状であります。
○国務大臣(岸田文雄君) 日中間での様々な接触の中で様々なやり取りがあるということ、これはもう事実であります。しかし、その結果として、我々は絶えず対話には前向きでおりますが、こうした対話、少なくとも政治レベルの対話にまでは至っていない、これが現状であります。
○国務大臣(岸田文雄君) 尖閣諸島につきましては、歴史的にも、また国際法的にも我が国固有の領土であり、事実、我が国が有効支配をしております。そして、この尖閣諸島に関しては領土問題は存在しないというのが我々の基本的な立場であります。そして、我々は、この基本的な立場を譲ることは決して...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国の立場、考え方は先ほど申し上げたとおりであります。この立場を譲ることは決してありません。  ただ、個別の問題があったとしても、この日中関係、これは我が国にとって最も大切な二国間関係の一つであります。大局的な見地、そして戦略的互恵関係の原点に戻って...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国は今日まで棚上げ論を始めとする中国の立場を認めたことは一度もないと認識をしております。
○国務大臣(岸田文雄君) 日台民間漁業取決めにつきましては、平成八年から協議がスタートしまして、合計十七回の協議が今日まで行われました。今般署名に至ったこと、これ歴史的な意義を有するものとまず認識をしております。そして、日台間の実務的協力関係の充実を示すものとして歓迎したいと考え...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 今回は民間の漁業取決めであります。領土問題、そもそも、この領土問題についてですが、尖閣につきましては領土問題というものは存在しないというのが我々の立場でありますし、こうした問題にいかなる影響も及ぼさないというふうに我々は思っております。
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の日台民間漁業取決めですが、本取決めの適用水域は排他的経済水域とされております。ですから、この尖閣諸島周辺の我が国領海内における違法操業漁業は従来どおり取締りの対象になると考えています。ですから、今回のこの取決めが領土に何らかの影響が生じるというふ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の発言がどの発言なのかちょっと判断しかねますが、日韓間におきましても様々な接触があり、事務レベル等様々なレベルでそれぞれの考え方、情勢につきましてやり取りがある、これが現実であります。
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の国連総会決議ですが、総会決議三千三百十四号、一九七四年採択されたものを御指摘いただいていると認識しておりますが、この国連総会による侵略の定義に関する決議ですが、これは安保理が侵略行為の存在を決定するための指針として定めた決議と認識をしております。...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 当時、コンセンサス採択、全会一致でこの採択をされております。
○国務大臣(岸田文雄君) コンセンサス採択ですので、日本も含めてこの決議に賛成をしております。
○国務大臣(岸田文雄君) ただいま委員の方からドイツの例を挙げていただきましたが、そもそもドイツは、戦後、東西に分断されておりました。よって、我が国のように国家間で賠償等の問題を一括処理することができなかった、こういった事情が存在いたしました。よって、結果的にこのナチス犯罪の犠牲...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) ちょっと質問の趣旨を十分把握しておりませんが、我が国のこの外交、国際社会としっかり連携しながら、世界の繁栄と安定、平和のために努力をしていく、これが基本的な姿勢だと認識をしております。
○国務大臣(岸田文雄君) 今回のこの共同ステートメントにつきましては、我が国を取り巻く安全保障環境に鑑み、その表現ぶりにつき慎重かつ真剣に検討を行い、また南アフリカ等関係国とぎりぎりまで修文協議を行いましたが、残念ながら協議が調わなかったため、最終的には今回は賛同することを見送る...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 具体的なやり取りについては控えさせていただきますが、我が国としては、唯一の戦争被爆国として、人類は核兵器の惨禍を決して忘れてはならず、人類史に刻まれたこの悲劇を二度と繰り返してはならないという立場であり、このことは様々な機会で明らかにもう従来からしてきて...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、国際社会には核戦力を含む大規模な軍事力が存在いたします。また、核兵器を始めとする大量破壊兵器等の拡散といった危険が増大するなど、引き続き不透明、不確実な要素が存在いたします。  このような中、我が国としては、我が国自身の防衛力を強化することはもと...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、我が国は、唯一の戦争被爆国として核軍縮、核廃絶に向けてリーダーシップを発揮しなければいけない、こういった立場に立たなければならない国だと認識をしております。そして、そのために現実的な方策を積み重ねていかなければならない。そういったことで、NPDI等...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) はい。  気候変動の分野におきましてこのNGOが重要な役割を果たしているということ、及びこのNGOとの協力の意義に関する政府としての認識、これは従来と変更はございません。これまでと変わらず、NGOとも協力してオールジャパンで気候温暖化防止に取り組んでい...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 中国、韓国、日中韓の関係でいいますと、七月にASEAN拡大外相会議が予定をされております。また、それに絡みましてASEAN地域フォーラムも予定をされております。また、九月にはG20等の国際会議も予定されております。こうした機会をとらえて、日中韓の意思疎通...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 川口委員長の方から事務的に外務省に連絡があったと聞いております。
○国務大臣(岸田文雄君) 川口委員長から我が国中国大使館の方に連絡があり、そのことについて公電が外務省に届いているということです。
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国では、御指摘のように、憲法九十八条第二項におきまして、我が国が締結した条約は国内法に優位するとされております。一方、米国の法制度につきましては、我が国政府として論評する立場にはありませんが、連邦法と条約の優劣関係について明文上の規定はないものと承知...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 中国国内の報道によれば、本年三月、李朋徳国家測量製図地理情報局副局長が、適切な時期に尖閣諸島に中国側の人員を派遣する可能性がある等の発言を行ったと承知をしております。  この尖閣諸島は我が国固有の領土であることは歴史的にもまた国際法上も疑いのないところ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のとおり、我が国の領土を取り巻く情勢につきまして、国際社会の正しい理解を得るべく対外情報発信強化していくこと、誠に重要だと考えております。総理大臣、そして私、外務大臣、また各国駐在の大使等による外国メディアのインタビュー、記者会見、寄稿等の実施、有...全文を見る
05月09日第183回国会 参議院 外交防衛委員会 第2号
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○国務大臣(岸田文雄君) 平成二十五年度外務省所管予算案について概要を説明いたします。  平成二十五年度一般会計予算案において、外務省は六千八十二億五千九百五十一万九千円を計上しています。これを前年度と比較いたしますと、一・五%の減額となっております。  他方、ODA予算は、...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、我が国を取り巻くこの戦略的な環境、大変今厳しいものがあると考えております。特に、アジア太平洋地域における戦略的環境、刻々と変化する厳しいものを強く感じているところであります。その中にありまして、この外交の責任、大きいものがありますが、議員外交という...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 川口議員からは、私はまだ直接この訪中につきまして報告は受けておりません。二十五日まで訪中されたということにつきまして、事務的な連絡等、関係部局から報告を受けているところであります。  日中関係、大変厳しい局面にある中にあって、議員外交という切り口も大変...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 外務の政務三役につきましては、まず、私自身が中南米、そしてロサンゼルスを訪問をさせていただきました。また、松山外務副大臣におきましては、フランス、リトアニア、デンマーク、フィンランド、こうした地域を、そして、鈴木外務副大臣、モンゴルを訪問させていただきま...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 外務省としましては、領土をめぐる問題ですとか日米同盟を基軸とする近隣諸国との安全保障協力、さらには新興国の成長力を取り込むための経済外交の推進、こうした重要課題に対して能動的かつ機動的に取り組むため必要な人員を要求したところでありますが、その中にありまし...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) アルジェリアの事件に対しましては、このアルジェリアにおきまして、政府と公式な場において使用される言語、フランス語ということもあり、フランス語の専門家を中心に対応に当たったというのが現実でありました。そうしたことで、アラビア語を専門とする日本人職員はこの現...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 今回の事件につきましては、先ほど申し上げましたような体制で臨ませていただきました。今回の事件においては、現地の職員等をも活用する形で対応させていただきました。  しかしながら、御指摘のように、今後のこと、また日本の外交そのものを考えますときに、このアラ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 今回のアルジェリアの事件につきましては、外務省としましても、また政府全体としましても検証作業を進め、政府におきましても、先日有識者における検証作業を終え、近々これに対する対応も明らかにしたいと考えておりますが、しっかりと御指摘も踏まえながらこれからのあり...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国の在外公館ですが、我が国の国益を実現する拠点として様々な機能を有しており、その役割、誠に大きいものがあると認識をしております。  在外公館の新設に際しましては、二国間の貿易投資ですとか、在留邦人数、進出企業数といった指標、その時々の国際情勢等を注...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のポストMDGsですが、この策定は今後の国際協力の在り方に影響を与える大きな議論だと認識をしております。  我が国は二〇一一年にコンタクトグループを立ち上げ、主要関心国、機関、あるいは財団、市民社会、研究者等とコンタクトグループを通じまして実質的...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、外交を進めるに当たって国民の理解、また国民の議論、大変重要だということ、強く認識をしております。様々な政策を進める上においても、そして国際的に発言するに当たっても、国民の理解、後押し、大変重要だと認識をしております。  外交において、国...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) この集団的自衛権の問題につきましては、御案内のとおり、現在、安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会、安保法制懇と言われている懇談会で議論が行われております。そして、政府として、こうした議論が進む中にあって、懇談会の結論や議論の方向性を予断するような発言...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 大変重要であり、また答えるのに大変様々な要素が絡んできますので難しい御質問をいただいたと感じていますが、まず外交の立場から申し上げるならば、今我が国の置かれている国際社会における状況を考えますときに、様々な外交手段が用いられなければならない。その中にあり...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) ちょっと私の立場から具体的にどうこう申し上げるのは控えなければなりませんが、一般論として、こうした国会の議論、手続について丁寧に進めていくということ、これは大変重要な視点だと私も認識をいたします。
○国務大臣(岸田文雄君) まず、選挙前におきましては、我々自民党は、聖域なき関税撤廃が前提であるならばTPP交渉には参加しない、これを選挙公約として掲げさせていただきました。そして、あわせて、J—ファイルという書類に、文書におきまして、留意すべき五項目を挙げて選挙に臨んだ、こうし...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、日中関係は我が国にとりまして最も大切な二国間関係のうちの一つであります。世界第二と第三の経済大国との関係が安定しているということは、両国民にとって利益であるばかりではなくして、アジア太平洋地域、この地域の平和と繁栄にもかかわる大変重要な課題だと思っ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 日台民間漁業取決め、これは日台間における海洋生物資源の保存及び合理的な利用並びに操業秩序の維持について大変重要な取決めだと認識しております。  我が国の国益にとっても大変重要な課題でありますので、これはもう政府一体となって、外務省、水産庁、関係省庁連携...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) これは、まず日台民間漁業取決め、これは民間の取決めですので、これは我が政府としましても大変重要な関心を持ってこの取決めについて注視をしておりますが、この交渉そのものは民間の交渉ということになります。
○国務大臣(岸田文雄君) まず、御指摘の副大臣は鈴木俊一副大臣かと存じます。  その上で、この本件取決めの署名が沖縄県漁業関係者に懸念を与えていることについては、我々重く受け止めなければならないと考えております。私自身も、先月末、仲井眞沖縄県知事を始めとした沖縄県漁業関係者から...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、アバクロンビー・ハワイ州知事がこの在沖縄海兵隊のハワイでの受入れについて前向きであること、これは日米両政府とも報道等を通じて承知をしております。そして、二〇一二年四月の2プラス2の共同発表におきましては、在沖縄海兵隊の定員約九千人のうち約四千人がグ...全文を見る
05月10日第183回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第3号
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○国務大臣(岸田文雄君) 平成二十五年度政府開発援助に係る予算案について概要を説明いたします。  平成二十五年度一般会計予算案のうち政府開発援助に係る予算は、政府全体で対前年度比〇・七%減の五千五百七十二億八千四百万円となっております。  このうち、外務省予算分については、前...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、TICADは、日本とアフリカの互恵的な関係を発展させ、国際社会における日本のプレゼンスを向上させる重要な機会だと認識をしております。  そして、その中でTICADⅤですが、保健、教育、農業分野、こうした分野での支援を推進する、これはまず大事な点だ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) アフリカにおける膨大なインフラ等の需要にこたえるということを考えますときに、アフリカ開発銀行、我が国にとりましてこれ重要なパートナーだと認識をしております。我が国は、二〇〇五年に同行との間でアフリカの民間セクター開発のためのイニシアティブを立ち上げ、同行...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の世界銀行グループですが、昨年十月には東京におきまして年次総会を開催し、本年六月にTICADⅤ、共催をさせていただくということになります。また、保健、教育を始めとするミレニアム開発目標の達成、その後継枠組みの策定、あるいは防災などの重要な開発課題に...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、国際機関への邦人職員の増強、大変重要な課題だと認識をしております。  具体的にどういった取組をしているのかという御質問ですが、国際機関の邦人職員の増強のために、これまで三つほど大きく分けて事業に取り組んでおります。一つは若手邦人の国際機...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 今のところ、そういった取組はないと承知しております。
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のとおり、国際交流基金の運営費交付金については、ここ十年、おおむね減少傾向にあります。このため、外務省では、この予算をできる限り戦略的、効果的に活用をする、また、各国・地域の現地事情や日本への理解度等を十分に検討した上で、有識者に意見を求めつつ、関...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) この日本の自治体企業が有する上下水道技術、環境技術等をこのアジアを含む途上国の発展に生かしていくことは大変重要だと認識をしております。  御指摘のように、こうした取組、これ単発に終わらせることなく、是非戦略的に継続して行うことは大変重要だと考えておりま...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘につきましては、是非関係者の御意向等も確認した上でこれ考えていくものだと存じます。是非ちょっと私自身もその辺をいま一度確認をさせていただきたいと存じます。
○国務大臣(岸田文雄君) まず、我が国はTICADⅣで公約しました目標を着実に履行していると考えております。対アフリカODAの倍増、また対アフリカ民間投資の倍増、二十五億ドル規模のJBICによる金融支援、これらは全て達成されております。また、インフラ、教育、保健等の各分野別取組の...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) TICADⅤに向けて平成二十五年度ODA当初予算においては、アフリカ全体に対し、昨年度の計画約九百六十億円を上回る支援を行うことを想定しております。具体的には、日本企業の要望の強いインフラ整備あるいは人材育成、こうした重点分野として六百三十億円を計上して...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、ポストMDGsの策定、今後の国際協力の在り方を考えたときに大きな影響を与える大切な議論だと認識をしております。そして、国際場裏においても存在感を増しているアフリカ諸国の意見を聞くこと、これが日本がポストMDGsの議論を主導していく上で極め...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 東日本大震災に際しましては、台湾各界から約二百億円の義援金の提供がなされたほか、緊急支援物資の提供、また緊急援助隊の派遣など、心温まる破格の御支援をいただいたと認識をしております。我が国として、もう台湾各界からいただいた支援に深く感謝しておりますし、また...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、台湾は我が国との間で緊密な経済関係と人的往来を有し、民主、自由、また法の支配、こうした基本的な価値観を共有する重要なパートナーだと認識をしております。  先ほど答弁させていただきましたように、東日本大震災に際しましても、心温まる破格の御支援をいた...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の民間連携ボランティア制度ですが、主に中小企業を中心とした我が国企業の海外展開支援の一環として、企業側のニーズに応じて社員をJICAボランティアとして派遣する制度ですが、今御指摘になられたように平成二十四年度に開始をいたしました。  現時点におい...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 青年海外協力隊、この日本の顔の見える援助として途上国の国づくりに協力するという極めて重要な役割を担っていると認識をしています。また、ただいま委員も御指摘になられましたように、同時にこうした経験が隊員自身の成長につながり、我が国の有為な人材育成に貢献する意...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 経済のグローバル化と、また日本国内の厳しい経済状況から中小企業が生き残っていくために、新興国や途上国の成長、取り組むことを考えますときに、中小企業の国際展開、大変重要だと考えております。  昨年度より始めたODAを活用した中小企業支援ですが、中小企業の...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国は、優れた技術やノウハウを移転し、我が国の顔が見えやすい援助を推進するという観点から、途上国の要望及びニーズがある場合には、国際的なルールの範囲内で積極的にタイド援助、実施をしてきております。  様々な工夫をしておるわけですが、引き続き、我が国の...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、先ほど来、委員の方から韓国ですとかミャンマーの例を挙げていただきました。開発途上国の発展のためにODAを使っていくに当たりまして、改めて、このハードのみならずソフトの面、ハード、ソフト両面でバランスよく支援していくことの重要性を感じます。  そし...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) ただいま委員御指摘になられましたように、この債権免除に際して締結する交換公文ですが、債権免除に関する我が国の法的義務を創設するものではないということで、国会承認条約ではないというふうに位置付けられております。  しかし、御指摘のように、こうした事柄に関...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 現在の実勢レートで試算した場合に、この平成二十五年度当初予算の分担金、拠出金については約二百億円余りの追加的手当てが必要になると考えております。  ただし、分担金、拠出金を含め、この外貨建て予算の執行に当たっては、外国送金に際する為替差損、これ、送金時...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 失礼しました。  昨日の為替レートを参考に出した数字でございます。
○国務大臣(岸田文雄君) まず、分担金、拠出金につきましては、送金する際に調整を行うということで、財務省に計上しております為替交換差減補填金五百一億円を使うということであります。  そして、現下のこの円安傾向がこうしたODAの執行に与える影響、これはもう十分留意をしなければなら...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の成長と経済基盤の強化に資するODAですが、このアジアを始めとする途上国の持続的な経済成長を後押しし、そして、その旺盛な活力を我が国が取り込み、日本経済の成長につなげるような、途上国と我が国と共にウイン・ウインの関係ができ上がるような援助、これを成...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) アフガニスタンにつきましては、最貧国の一つであり、依然テロとの戦いの最前線であると認識をしております。再びテロの温床にしないという考え方からも、このアフガニスタンの持続的発展を支援するということ、これは重要なことだと考えております。
○国務大臣(岸田文雄君) 今も答弁させていただきましたように、このアフガニスタンへの支援、テロとの戦い等も含めて、引き続き重要であると考えております。我が国もその一環として、二〇一二年からおおむね五年間で開発分野及び治安維持能力の向上に対して、最大約三十億ドル規模の支援を行うこと...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、ティラワ経済特区開発ですが、この海外からの直接投資を通じてミャンマーの持続的経済成長と、そして雇用創出による貧困削減をつなげようとするという意味において意義のある案件であるとは考えています。そして、両国政府は合意しておりますし、このティラワ地区のイ...全文を見る
05月13日第183回国会 参議院 予算委員会 第16号
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○国務大臣(岸田文雄君) まず、我が国は唯一の戦争被爆国として、核兵器が使用された場合の影響につきましてどの国よりも実相を知る国であります。ですから、御指摘のこの共同ステートメントの中にあります、核兵器使用が直後の被害のみならず、社会経済あるいは将来の世代に耐え難い損害をもたらす...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国は唯一の戦争被爆国として、この今回の共同ステートメントについても基本的な考え方については支持できると考えております。  しかし、その中にありまして、我が国の現実の厳しい安全保障環境の中で、このステートメント全体の表現として修文し一致することができ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) その署名に今回参加できなかったことにつきましては、この共同ステートメント全体の表現の中で我が国の厳しい安全保障環境との兼ね合いにおいて十分と修文ができなかった、こういったことによって今回は署名を見送ったということであります。  大きな方針、方向について...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 核兵器のない世界を目指すという大きな目標については我々は共有をしておりますし、それをリードしなければいけない立場にあるということ、これは御指摘のとおりですし、我々も強く感じております。そして、その大きな目標において、現実的そして実践的にどうアプローチして...全文を見る
05月14日第183回国会 参議院 予算委員会 第17号
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○国務大臣(岸田文雄君) 我が国はこれからもこの平和主義をしっかりと踏襲していかなければならないと思っています。そして、引き続き、この平和による恩恵を我が国国民はもとより世界の人々が享受できるように、国際社会の安定に資するような外交を展開していかなければいけないと考えております。...全文を見る
05月15日第183回国会 参議院 予算委員会 第18号
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○国務大臣(岸田文雄君) 本件につきましては、私もコメントは控えさせていただきます。
○国務大臣(岸田文雄君) まず、日中関係において、この尖閣の問題につきましては、我が国の基本的な立場、先ほど来答弁させていただいておるとおりでありますし、この基本的な立場において譲ることは決してありません。  しかし、その上で、こうした個別の難しい局面が日中関係全体に影響を及ぼ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 侵略の定義につきましては、御承知のとおり、学術的に様々な議論が行われております。  そして、我が国として、この侵略の定義、明らかに、明確にしたことはないと思いますが、しかし、いずれにしましても、我が国として侵略ということを否定したということは一度もない...全文を見る
05月16日第183回国会 衆議院 本会議 第24号
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○国務大臣(岸田文雄君) 私の方からは、三日月議員から三点御質問をいただきました。  まず一点目、ソマリア沖・アデン湾周辺海域の海賊事案発生状況についてお尋ねがありました。  ソマリア沖・アデン湾周辺海域の海賊や武装強盗事案の発生件数は、二〇〇九年から二〇一一年までの三年間は...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 井上議員の方から、ソマリア国内の治安情勢、そして海賊撲滅に向けた我が国のソマリア政府に対する働きかけ、支援等についてお尋ねがございました。  ソマリアにおいては、アフリカ連合ソマリア・ミッション(AMISOM)の派遣を初めとする国際社会の支援によって治...全文を見る
05月16日第183回国会 参議院 外交防衛委員会 第3号
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○国務大臣(岸田文雄君) ただいま議題となりました国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。  この条約は、昭和五十五年十月にハーグ国際私法会議において作成されたものであります。  この条約は、監護の権利...全文を見る
05月17日第183回国会 衆議院 外務委員会 第7号
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○岸田国務大臣 まず、我が国はこれまで、六十六カ国・地域を対象とする五十五の租税条約を締結しております。これにより、我が国の租税条約ネットワークは、金額ベースでいきますと、我が国からの対外直接投資先の約九割をカバーしているという状況にあります。  政府としましては、二国間の経済...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、御指摘の手数料ですが、この手数料の中に人件費等が含まれている、人件費につきましては、一般会計からまず出ているわけですから、その上で手数料の中にも人件費を含めること等についていろいろと検討すべきではないか、こういった御指摘でございます。  こうした手数料につ...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘の震災特例旅券ですが、震災により大きな被害を受けられた被災者の方々の御負担を軽減するために二〇一一年に導入されたわけですが、今回提案させていただいております旅券法改正においても、こうした御負担の軽減という考えにのっとって、附則の第八条にて所要の手当てを行いた...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、外務省としましては、御指摘の四月二十六日の有識者懇談会、また検証委員会報告書、また与党のPT報告、また外務省自身も対策チームを立ち上げましたが、こうした検討を踏まえて、直ちに実施することが可能な措置を迅速に実施し、そして施策に生かしていきたいと考えております...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘の在外邦人の安全につきましては、渡航者、滞在者御本人に十分周知をし、そして本人自身が必要な注意、対策をとる、こうしたことがまず重要であると考えております。こういった観点から、危険情報などの渡航情報の発信を一層強化しなければならないと考えます。  まず、海外...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、御指摘のように、主要国が締結している租税条約の数、OECDの公表している資料によりますと、米国が八十五、英国が百四十、フランスが百三十九、ドイツが百十ということであります。我が国の締結数は五十五でありますので、今申し上げた国々と比較すれば、必ずしも多いもので...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘の手数料につきましては、国民の負担軽減という見地から、絶えず見直し、検討しなければいけない課題だと存じます。  今後とも、この手数料について、適切なのか、他国の例等も比較しながら、引き続き努力、検討していきたいと考えます。
○岸田国務大臣 まず、四月十六日の委員と安倍総理とのやりとり、私もそのやりとりを聞かせていただきまして、まことに聞き応えのある、内容のあるやりとりであったなと感じておりました。  武器の使用、いわゆる駆けつけ警護については、政府の従来の見解は、海外に派遣される自衛官に自己保存型...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘の点については、引き続き課題として残っていると考えますし、ぜひ政治家として、それについて、この安保法制懇の結果も踏まえて考えていきたいと思っています。
○岸田国務大臣 私は、四月二十八日から五月の五日まで、メキシコ、ペルー、パナマ、そしてロサンゼルスを訪問させていただきました。そのうち中南米三カ国では、各国の大統領あるいは外務大臣、こうした要人と会談し、メキシコにおいては我が国の対中南米政策ということでスピーチも行わせていただき...全文を見る
○岸田国務大臣 スピーチにつきましては、今申し上げた中南米の経済的な視点、また国際場裏における存在感、こうした点における重要性に鑑みて、ぜひ、ともに、国際的なルールづくりを通じて、国際社会においてしっかりと平和や繁栄に役立つよう努力をしていきたい、こういったことを申し上げた次第で...全文を見る
○岸田国務大臣 今回の訪問先のうち、TPP交渉参加国でありますメキシコ及びペルーの大統領初め要人からは、我が国のTPP交渉参加に対して、改めて支持と歓迎の意が述べられました。  これに対して、私の方からは、メキシコあるいはペルーに対しまして、日本の国としては、ぜひスムーズに、そ...全文を見る
○岸田国務大臣 憲法第九条第一項が禁ずる武力の行使とは、国家の物的、人的組織体による国際的な武力紛争の一環としての戦闘行為をいうと解しております。自衛隊の海外における武器の使用がこれに該当する場合、憲法違反ということになります。  他方、武器使用が全て憲法第九条一項の禁止する武...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、安保法制懇の議論につきましては、引き続き議論が続けられています。この議論の成果、しっかり確認をしたいと存じます。  そして、先ほど来の委員の質疑を聞いておりまして、改めて、法律上の議論と、そして具体的な事例との兼ね合いにおいて、より現実的な解釈が求められる...全文を見る
○岸田国務大臣 税務行政執行共助条約ですが、各国の租税当局間における租税に関する情報交換、徴収共助及び送達共助の枠組みについて定めるものです。  政府は、OECD等における本条約の草案作成のための議論、この段階から参加はしてきました。しかしながら、本条約を締結し、徴収共助等を国...全文を見る
○岸田国務大臣 徴収共助の実施につきましては、本条約第十一条におきまして、被要請国は、要請国の要請があったときは、要請国の租税債権を自国の租税債権を徴収する場合と同様に徴収するため、必要な措置をとること等が規定されています。  また、本条約第二十一条におきましては、本条約のいか...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘の条件、その念書につきましては、今日まで、メキシコ、カナダの当事国も、その念書の受け取り等については公に明らかにしていないということであります。  こうしたやりとりにつきましては、相手国との関係もあり、明らかにすることは控えさせていただきたいと思います。
○岸田国務大臣 交渉に際しまして、全ての物品を対象とし、そして、他の交渉参加国とともに包括的で高い水準の協定を達していく、こうした認識のことであります。
○岸田国務大臣 現TPP交渉参加国は、これまでも、新たな国の参加により交渉の進展をおくらせないといった考え方を示してきております。  我が国としても、こうした考えや、これまで積み上げてきた議論について尊重すべきであるというふうに思っていますし、前向きかつ建設的に交渉をする用意で...全文を見る
○岸田国務大臣 TPP交渉につきましては、昨年来、さまざまな二国間交渉、あるいはさまざまな国際会議等を通じて、我が国としましては、この交渉の状況について最大限情報収集に努めてきました。そして、TPP交渉につきましては、関税を含め、重要な論点については、いまだ交渉が継続していると承...全文を見る
○岸田国務大臣 TPP交渉につきましては、交渉が開始してから既に三年がたっております。さまざまな交渉が行われてきた、これは十分想像できるわけですが、そういった交渉をおくらせない……(笠井委員「どういう行為かということです」と呼ぶ)これは、こうした今日までの交渉の積み上げをしっかり...全文を見る
○岸田国務大臣 今御指摘になられました諸点を通じて、こうした協定が締結することによって、それぞれの二国間においても、さらなる経済関係の強化等、大きな成果が期待されます。ぜひ、こうした条約、協定を通じまして、我が国と相手国との間の経済連携を深め、国際社会の繁栄のために大きな成果を上...全文を見る
○岸田国務大臣 この水域において平和的、安定的な秩序が保たれるということは、日台間のみならず、日中間、この周辺諸国との関係においてもこれは重要な課題だと認識をいたします。
○岸田国務大臣 まず、我が国はかつて、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大な損害と苦痛を与えました。この認識においては、安倍内閣としても同じであります。これまでの歴代内閣の立場を全体として引き継ぐ考えでおります。  我が国の考え方は今申し上げたとおりですが、御指摘の...全文を見る
○岸田国務大臣 我が国の、我が政府の、我が内閣の歴史認識については、先ほど申し上げたとおりであります。  国際社会において、こうした我が国の、我が内閣の方針が十分理解されていないとしたならば、外交努力等さまざまなツールを使って、その理解のために努力をしなければならないと考えます...全文を見る
○岸田国務大臣 政府としましては、国際的な投資交流を促進して我が国の経済の活性化につなげる、また、我が国の企業の海外展開を後押しする、さらには、脱税及び租税回避行為を防止する、こういった考え方のもとに、総合的に考慮し、既存条約の改正も含めて、租税条約の締結に今後積極的に取り組んで...全文を見る
○岸田国務大臣 旅券法の一部を改正する法律案を可決いただきまして、まことにありがとうございました。外務省としましては、ただいまの附帯決議の御趣旨を踏まえつつ、適切に対処してまいりたいと存じます。     —————————————
05月21日第183回国会 参議院 外交防衛委員会 第4号
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○国務大臣(岸田文雄君) このハーグ条約に関する議論につきましては、昨年の国会等におきましても、様々な国会でのやり取りが行われました。  そもそも、この条約締結につきましては、今委員も御指摘になられましたような論点等、この条約に関して様々な関係者からいろいろな心配点が指摘をされ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) このハーグ条約の審議については、今申し上げたような様々な要素が絡んでおりました。ただ、当時の衆議院の外務委員会始め、国会の議論が進まなかったことについては、このハーグ条約の議論そのものだけではなくして、それ以外の、例えば原子力協定等、様々な議論が行われて...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 飯島参与のこの訪朝につきましては、直前に連絡を受けておりました。
○国務大臣(岸田文雄君) 飯島参与の訪朝につきましては、直前に連絡は受けましたが、その連絡を受けた中身ですとかやり取りにつきましては、事柄の性質上、お答えは控えさせていただきたいと思います。
○国務大臣(岸田文雄君) 今回の案件につきましては、米国に対しまして外交ルートを通じまして説明をさせていただいております。いずれにせよ、米国、さらには韓国、こうした北朝鮮問題に関して共通の利益を有する国々との連携は大変重要だと認識をしております。  今後とも、こうした国々との連...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、私自身、この日米外相会談に出席をし、ケリー長官と直接話し合った当事者であります。そして、こうした日米外相会談を通じて感じておりますのは、基本的な部分において、こうしたケリー長官と私の間に大きな温度差、相違点は感じていないということであります。北朝鮮...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 確かに米国と日本の国益というものが完全に一致するものではないと思います。それぞれの立場によって関心の度合いが違うという部分はあるのかもしれませんが、少なくともこの北朝鮮問題に関しては、日米間で先ほど申し上げました点において一致をした、共通の認識を確認でき...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、拉致問題に関しまして委員が今日まで大変な御努力を積み重ねてこられましたこと、このことについては改めて心から敬意を表し申し上げます。  そして、考え方として、今委員の方から二つの関数の掛け合いであるという御指摘がありました。基本的な考え方は私も共有...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 外務大臣として仕事をさせていただいて五か月ほどになりますが、その間、国会の審議もある中、国会の御了解をいただき、海外に何度か行かせていただきました。こうした外国訪問ももちろんでありますし、また国内におりましても、この外務大臣というもの、電話会談一つにしま...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 私の歴史認識についてお尋ねをいただきましたが、私自身度々申し上げておりますように、我が国はかつて多くの国々、特にアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました。この認識におきましては歴代の内閣の立場を引き継ぐものであります。歴史認識においては歴代内...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 委員の方から先ほど侵略という点について御質問をいただきましたが、この侵略ということも含めて、歴代の内閣の歴史認識、これ全体を引き継ぐというのが私の立場であります。
○国務大臣(岸田文雄君) 侵略の定義につきましては、国際法上、国連の場、また様々な会議の場、あるいは学界等におきまして様々な議論が行われております。しかしながら、様々な議論は行われていますが、侵略を否定したということは一度もないというのが私の立場であり、内閣の立場であり、そして総...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) この中国公船によります度重なる領海侵犯につきましては、誠に遺憾に感じております。こうした事態に対しましては、我が国としては事態を決してエスカレートさせることなく、冷静かつ毅然とした態度で臨んでいかなければならないと考えております。  こうした事態に対し...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、尖閣諸島につきましては、国際的、歴史的にも我が国固有の領土であり、我が国は実際有効支配をしておりますし、そもそも領土問題というものは存在しないというのが我が国の基本的な立場であります。この基本的な立場を我が国が譲ることは決してありません。  しか...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 国会の運営につきましては国会でお決めいただくことかと存じますが、この国会の議論、そして大臣の答弁というものは大変重要なものであります。是非しっかりとした答弁をするためにも、体調管理も大事だというのは事実かと存じます。
○国務大臣(岸田文雄君) まず、国境を越えた人の往来が飛躍的に増加し、そして日本人の国際結婚及びその破綻も増加しております。こうしたことから、諸外国との間で子の連れ去り等をめぐる問題、顕在化しております。そうした中で、我が国だけG8諸国の中でハーグ条約締結しないという状況にあるわ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、関係各府省庁と協議の上、このガイドラインを作成し、その運用が適切に行われるよう準備をしていきたいと存じます。  そして、このガイドライン策定に当たりましては、特別な組織を立ち上げるということは予定はしておりませんが、この策定に当たって、御指摘のよ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘を踏まえて検討したいと存じます。
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、専門的な知見、重要でありますし、支援業務にかかわる人材、大変重要であります。公募を通じて中央当局に採用をしたいと存じます。
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のような、相談について適切に対応することは大変重要な点だと認識をしております。ハーグ条約締結後、国内においては外務省が我が国の中央当局として同条約に基づく申請を受け付けるとともに、同条約及び条約実施法の制度や手続について相談や広報をしかるべく行って...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、尖閣諸島に関しましては、外務省として様々な手段を通じて積極的かつ効果的に我が国の立場をしっかり示していかなければならないと考えております。そして、平成二十五年度の予算の中にもそのための予算を確保して、この領土保全に関する発信資料としてパンフレットや...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の古賀辰四郎氏を始め関係者の方々の歴史については、しっかりと外務省としても認識をし、そして世界に広報していくべく努力をしなければならないと存じます。そして、そのことによって我が国のこの尖閣諸島における基本的な立場を国際社会においてしっかりと理解して...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、これまで歴史の中で多くの戦争があり、その中で多くの女性の人権が侵害されてきました。二十一世紀こそは人権侵害のない世紀にすることが大切であり、日本としても、そして日本外交としましても全力を尽くしていく考えであります。  そして、その上でこの慰安婦問...全文を見る
05月22日第183回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号
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○岸田国務大臣 外務大臣の岸田文雄でございます。  沖縄及び北方問題に関する特別委員会の開催に当たり、御挨拶を申し上げるとともに、所信を申し述べます。  まず、沖縄に関する事項について述べます。  我が国を取り巻く安全保障環境が一層厳しさを増す中、我が国の外交、安全保障の基...全文を見る
05月22日第183回国会 衆議院 外務委員会 第8号
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○岸田国務大臣 先ほど来、委員の御質問を聞いておりまして、まず、青少年交流というものは、人のつながり、人脈をつくる、国際的な理解を強化する、さらには国際的な視野を広げる、あるいはグローバル人材を育成する、さまざまな見地で大変重要だと認識をしております。これは、教育の見地のみならず...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、委員御指摘のように、ミャンマーあるいはTICAD、さらには人間の安全保障、こうした例を挙げられて、我が国外交が長年にわたって積み重ねてきたこうした蓄積、これは大変とうといものであるという御指摘は、そのとおりだと思います。玄葉前大臣あるいは菊田元大臣政務官を初...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、フルキャストディプロマシーという考え方は、これからますます重要になってくると考えます。ぜひ我が国の総力を挙げて外交努力を続けて、そして国益を守っていかなければいけない、こういった時代だと認識をしております。  そして、フルキャストディプロマシーと...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、日ロ関係につきましては、経済関係のみならず、アジア太平洋地域の戦略環境が大きく変化する中にあって、安全保障、政治レベルにおいても連携を深めていくということ、これは大変重要だと考えております。さまざまな切り口から日ロ関係全体を活発化させて、そして北方領土問題に...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、外交交渉において首脳間の信頼関係がまず第一に重要であるということは、そのとおりであります。さきの日ロ首脳会談におきましても、さまざまな目的あるいは成果が指摘をされていますが、何よりも、我が安倍総理とロシア・プーチン大統領との間の個人的信頼関係を構築していくと...全文を見る
○岸田国務大臣 確認ですが、北方領土に関しまして面積等分方式等の言及があったという事実はないということ、これだけは重ねて申し上げます。  それ以上につきましては、まさに首脳会談における内容でありますので、控えさせていただきたいと存じます。
○岸田国務大臣 本件につきましては、官房長官より私に事前に連絡はございました。
○岸田国務大臣 この北朝鮮問題に関しましては、特に、共通の利益を有する米国、韓国との関係、米韓日、この三国の連携は大変重要だと認識をしております。  今回の件につきましては、米国、韓国に対しまして、外交ルートを通じましてしかるべき説明をさせていただいております。  今後とも、...全文を見る
○岸田国務大臣 おっしゃるように、我が国もこうした北朝鮮問題においてしっかりとした役割を果たしていかなければなりませんが、国際社会との連携を通じて北朝鮮にしっかりとしたメッセージを伝えていくということ、北朝鮮にこれ以上挑発行為を行わせない、そして、国連の安保理決議あるいは六者会合...全文を見る
○岸田国務大臣 今後の結果として、しっかりとした連携が維持できるよう、外交努力を続けていきたいと思っています。
○岸田国務大臣 外交は結果が大事であります。今後、しっかりとした成果が上がるよう、国際的な連携がしっかりと保たれるよう、努力していきたいと考えています。
○岸田国務大臣 日朝間においてさまざまな交渉が今日まで積み重ねられてきました。我々は、そうした積み重ねを踏まえて、これから結果を出すために引き続き努力をしていきたいと考えています。
○岸田国務大臣 日朝協議の再開につきましては、まずは、こうした北朝鮮のさまざまな挑発行為の連続の中で、非核化等、包括的な問題に対して真摯な態度を示すということが第一かと存じます。  我が国としては、引き続き、核、ミサイル、そして拉致問題、こうした諸問題について包括的な解決を目指...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、現状、具体的な日程等はありません。引き続き、我が国の基本的な姿勢のもとで、北朝鮮に対してしっかりとメッセージを送り続けていきたいと存じます。
○岸田国務大臣 まず、政府としましては、認定被害者以外にも拉致の可能性を排除できない人が存在するという認識に基づいて、いわゆる特定失踪者の事案も含めて、拉致被害者としての認定の有無にかかわらず、全ての拉致被害者の安全確保、そして即時帰国のために全力を尽くしていく、これが基本的な考...全文を見る
○岸田国務大臣 先ほど申し上げましたように、政府としましては、拉致被害者としての認定の有無にかかわらず、全ての拉致被害者の安全確保、即時帰国のために今全力を尽くしています。その安全確保と即時帰国、実態の解明、そして拉致実行犯の引き渡し、この三点をしっかり求めていく方針です。
○岸田国務大臣 我が国はかつて、多くの国々、特にアジア諸国に対して大きな犠牲を強いることになりました。こうした歴史に対する歴代内閣の認識、私もしっかりとこれは大事にしていきたいと存じます。歴代内閣のこうした歴史認識については、私も全体をしっかりと引き継いでいきたいと考えています。
○岸田国務大臣 歴史認識全てを引き継ぐということであります。
○岸田国務大臣 まず、報道につきましては承知をしております。ただ、犯罪の捜査にかかわることでもありますし、この場で詳細について申し上げることはちょっと控えさせていただきたいと思います。
○岸田国務大臣 まず、原発事故を経験した国として、事故に関する知見あるいは経験、教訓を国際社会と共有していくことによって国際的な原子力安全の強化に貢献していくこと、これは我が国の責務だと思っています。そして、このため、相手国の意向ですとか事情といったことを踏まえつつ、世界最高水準...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のトルコとの原子力協定につきましては、トルコで地震が発生する可能性は考慮しなければならないと我が国も考えています。ですから、本協定においては、原子力安全に関する協議を定期的に実施するための規定も設けられております。  そして、トルコとの原子力協力を進めるに...全文を見る
○岸田国務大臣 シリアをめぐる状況ですが、まず、二年以上も暴力的な衝突が続いております。死者は八万人以上、そして国外に流出した難民は百五十万人以上と、甚大な人的被害が発生しております。極めて深刻な状況と認識をしております。  そしてその中で、御指摘いただきましたように、我が国は...全文を見る
○岸田国務大臣 我が国の国際貢献あるいは支援に関しましては、そうした形にとらわれずに効率的、効果的な支援というものを検討していく、こうした姿勢は重要だと思います。  さまざまな事態が発生し、そして国際的な環境もどんどん変化していく、こうした変化や事態に効果的に対応できる支援や外...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、語学の必要性については、数字、人数であらわすというのはなかなか難しいとは存じます。また、ここまでふやせば十分というものでもないと思います。よって、基本的には、全体の数字を底上げしていくということで現実の必要性に対応していくということになるかと存じますが、その...全文を見る
○岸田国務大臣 安倍内閣として、侵略ですとか植民地支配を否定したことは一度もないと認識をしております。これまでの歴代内閣の立場全体を引き継いでいるということであります。
○岸田国務大臣 先ほどもお答えしましたように、歴代内閣の立場全体を引き継いでいるということであります。
○岸田国務大臣 侵略あるいは植民地支配、こうしたものも含めて歴代内閣の立場全体を引き継いでいくということであります。
○岸田国務大臣 慰安婦問題につきましては、筆舌に尽くしがたいつらい思いをされた方々のことを思い、非常に心が痛みます。この点、歴代内閣の認識と私は同じであります。  そして、一昨年八月末に韓国憲法裁判所の決定を受け、同年九月そして十一月に、韓国政府から我が国に対し、日韓請求権・経...全文を見る
○岸田国務大臣 そのとおりだと認識をしております。
○岸田国務大臣 協定の第二条に、完全かつ最終的に解決されたことになると確認するという条文があります。  我が国は、完全かつ最終的に解決済みという認識であります。これをしっかりと説明していきたいと考えています。
○岸田国務大臣 条文にそのように書いてありますが、我が国の認識は、完全かつ最終的に解決済みであるというものであります。
○岸田国務大臣 済みません、今手元にありませんので、いま一度確認したいと存じます。
○岸田国務大臣 御指摘の三条に、この協定の解釈及び実施に関する両締約国の紛争は、まず、外交上の経路を通じて解決するものとするとありますが、二条に、明らかに、財産、権利及び利益並びに請求権に関する問題が、完全かつ最終的に解決されたこととなることを確認する、こういった明文があります。...全文を見る
○岸田国務大臣 三条は、解釈及び実施に関する紛争はというふうに書いてありますが、第二条で、解決されたこととなることを確認する、第二条で確認をしております。  これは、確認されたことについてここで改めて議論をするということを三条で書いているのではないと思っています。
○岸田国務大臣 二条で、解決されたこととなることを確認するとされています。解決されたと確認されておりますので、紛争は存在しないと我が国は考えております。
○岸田国務大臣 日韓間においては、さまざまな課題について、絶えず意思疎通を図るべく努力はしております。  具体的な協議等が行われたということは承知しておりません。
○岸田国務大臣 意思疎通、情報交換はさまざまなルートで行われていますが、この問題について協議が行われたということは承知しておりません。
○岸田国務大臣 まず、日台民間漁業取り決めにつきましては、この取り決めの対象水域以外での拿捕等につきましては、従来どおり、国内法に従って対応されるということになると存じます。  そして、その上で、この取り決めの運用につきましては、日台漁業委員会を初め、沖縄の関係者も含めてしっか...全文を見る
○岸田国務大臣 米軍機による騒音問題、これは周辺住民の皆様方にとりまして大変深刻な問題であると認識をしております。  外務省としましても、この日米合同委員会合意による騒音規制措置の遵守を米側に繰り返し求めてきているところであります。私も二月に沖縄に行かせていただきましたが、米側...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、先ほども申し上げましたように、騒音問題につきましては、周辺住民の皆様方にとりまして大変深刻な問題だということ、強く認識をしております。  そういった中にあって、訓練移転等、さまざまな動きに注視しているところでありますが、今後とも、周辺住民の皆様方また関係者...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、ODAというのは我が国の最も重要な外交手段の一つであります。  好ましい国際環境をつくる、また日本経済を活性化させる、さらには日本の信頼を高める、こうしたツールとして戦略的に活用しなければいけないと思っておりますし、JICA、まずはODAの実施機関として不...全文を見る
○岸田国務大臣 中小企業支援につきましては、JICA、そして外務省においても積極的に取り組んでおります。そして、御指摘のとおり、十分な成果を得るためには、外務省、JICAのみならず、関係省庁、機関との連携強化は重要だと認識をしております。  そして、中小企業の海外展開支援を分析...全文を見る
05月22日第183回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第4号
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○国務大臣(岸田文雄君) 第五回アフリカ開発会議の開催に当たり、政府開発援助の効果的な実施と推進を求める決議を可決いただきまして、誠にありがとうございました。  外務省としては、ただいまの決議の御趣旨と本委員会での御議論を踏まえつつ、ODAの戦略的かつ効果的、効率的な推進に努め...全文を見る
05月23日第183回国会 衆議院 安全保障委員会 第3号
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○岸田国務大臣 まず、北朝鮮につきましてはさまざまな動きがあります。しかし、いずれにしましても、北朝鮮の動向、我が国を含むこの地域における深刻な不安定要因であるということについては変わりがないと考えています。  最近、北朝鮮については緊張状態が緩和されたなどという見方もあります...全文を見る
○岸田国務大臣 私の立場から申し上げるならば、まず外交におきましては、政府として、しっかりと外交にかかわる案件について判断し、そして海外に対して発信をしていく大きな責任を担っていると思います。政府は、まずしっかりとその責任を果たしていかなければならないと考えます。  その一方で...全文を見る
○岸田国務大臣 我が国は、まず、唯一の戦争被爆国として、核兵器が使用された場合の影響につきまして、どの国よりもこの実相を知る国であります。  したがって、御指摘の共同ステートメントですが、その中に言及されております、核兵器の使用が、直後の被害のみならず、社会経済あるいは将来の世...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、我が国は、福島第一原発事故の経験と教訓、これをしっかりと世界と共有し、そして世界の原子力安全の向上に貢献していく。これは我が国の責務だと考えています。  原子力協定について御指摘がありましたが、我が国は、原子炉等の原子力関連資機材等の移転を行う場合には、こ...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、報道につきましては承知しております。  ただ、中国国内の報道一つ一つについて、私の立場からコメントすることは控えたいと存じます。  いずれにしましても、最近、中国国内の報道に見られる沖縄の帰属に関する論旨に関しましては、仮に沖縄県が日本国の一部であること...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、事件、事故につきましては、一件一件に被害者や御家族がおられ、そうした方々の御心痛を考えますときに、一件一件が深刻な問題であるということ、これはしっかり認識をしなければいけないと考えております。  そして、米軍人等によるあらゆる事件、事故について、米側による...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、お尋ねの発言につきまして、政府としてコメントする立場にはありませんが、一つ言えることは、内閣あるいは私とは、考え方、認識が違うということであります。  その上で申し上げますが、政府としましては、米軍関係者による性犯罪等の事件、これは遺憾であり、本来起きては...全文を見る
05月23日第183回国会 衆議院 本会議 第27号
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○国務大臣(岸田文雄君) 長島議員にお答え申し上げます。  まず、外国における公権力の行使についてお尋ねがありました。  一般国際法上、外国の領域において公権力の行使を行うことは、当該領域国の同意があれば、認められています。その際、当該領域国に所在する人々に対する公権力の行使...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 阪口議員にお答えを申し上げます。  自衛隊による邦人輸送の際の輸送の安全の判断基準と、そのための情報収集の手段についてお尋ねがありました。  自衛隊による邦人輸送の安全の判断に当たっては、当該輸送において予想される危険と、これを回避する方策について、...全文を見る
05月24日第183回国会 衆議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第3号
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○岸田国務大臣 外務大臣を拝命いたしました岸田文雄でございます。衆議院北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会の開催に当たり、御挨拶を申し上げるとともに、所信の一端を申し述べます。  北朝鮮が正式に金正恩体制に移行してから一年が経過しました。その間、北朝鮮の動向は我が国を含む地...全文を見る
05月28日第183回国会 衆議院 本会議 第28号
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○国務大臣(岸田文雄君) 小池議員の方から、原子力損害賠償に関する国際条約についてのお尋ねがありました。  我が国としては、効率的かつ安定的な原子力損害賠償スキームを国際的に構築することの意義を十分認識し、我が国の原子力損害賠償制度も踏まえて、関係条約について、関係省庁間で検討...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 塩川議員にお答えいたします。  まず、福島第一原子力発電所事故の原因の究明と製造者責任についてお尋ねがありました。  お尋ねの点につきましては、必ずしも外務省の所掌事項ではないと考えておりますが、東京電力福島第一原子力発電所事故の原因究明については、...全文を見る
05月28日第183回国会 参議院 外交防衛委員会 第5号
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○国務大臣(岸田文雄君) 外務大臣の岸田文雄でございます。  外交防衛委員会の開催に当たり、外交政策について所信を申し述べます。  我が国を取り巻く安全保障環境は一層厳しさを増しています。世界の平和と安定を脅かす危機や脅威から我が国を守るため、基本的価値に立脚した戦略的外交を...全文を見る
05月29日第183回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○岸田国務大臣 今回の安倍総理のロシア訪問ですが、日本の総理の公式訪問としましては十年ぶりということでございます。  総理の訪ロの際に行われました日ロ首脳会談では、両首脳は、戦後六十七年を経てまだ日ロ間で平和条約が締結されていないということは異常であるという認識を確認した上で、...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、北方領土問題に関する我が国の基本的な方針ですが、日ロ関係全体の発展を図りながら、北方四島の帰属の問題を解決し、そしてロシアとの間で平和条約を締結するというものであります。  これが我が国の基本的な方針ですが、その中で、今御質問としまして、双方受け入れ可能な...全文を見る
○岸田国務大臣 我が国の方針は、あくまでも日ロ関係全体を進展させていく中にあって、北方四島の帰属の問題を解決して、そして平和条約を締結する、これが基本的な方針です。北方四島の帰属の問題を解決してから平和条約を締結する、こうした考え方に立っています。
○岸田国務大臣 原子力の安全性につきましては、御指摘のように、原子力規制委員会において、各種の事故調査でこれまで明らかになった情報を踏まえ、海外の規制基準も確認しながら、世界最高レベルの安全水準となる新規制基準の策定の作業を行っております。  我が国としては、こうした作業を進め...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、原子力施設からの使用済み燃料の取り扱いについてですが、一義的には、当該原子力施設を管轄する国が責任を持って取り組むべき課題であります。トルコあるいはアラブ首長国連邦の原子力発電所における使用済み燃料の最終処分については、それぞれの政府が責任を持って処理するこ...全文を見る
○岸田国務大臣 我が国においては、東日本大震災、そして福島第一原発の事故を受けて、原子力の安全性について、またエネルギー政策について今議論が行われています。  しかし一方、国際社会を見ますと、国際社会におきましては、引き続き原子力というのが一つの有力なエネルギー源として取り扱わ...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、今回の沖縄の施設・区域の統合計画につきましては、嘉手納以南の地域に所在する六施設・区域の全面的または部分的な土地の返還時期と返還に向けた具体的な段取りについて初めて日米共同で明らかにしたものであり、沖縄の負担軽減を進めるとの日米両政府の強い決意を示すものであ...全文を見る
○岸田国務大臣 その方針は維持をしております。
○岸田国務大臣 今回の統合計画におきましては、六施設・区域の返還時期と具体的な段取りを明記したわけですが、その六施設・区域の中に普天間飛行場も含めて統合計画の中に列挙されております。  そういったことから、この切り離しの方針が変わったのではないか、こうした指摘につながっているの...全文を見る
○岸田国務大臣 那覇軍港施設について御指摘をいただきましたが、那覇港湾施設につきましては、浦添埠頭地区に建設される代替施設への移設が返還条件とされるなど、返還のための必要な条件が示されています。こうした条件を満たすことによって、統合計画に明記させていただきました時期をめどに作業が...全文を見る
○岸田国務大臣 キャンプ桑江につきましては、海軍病院につきましては御指摘のとおりですが、中学校ですとか家族住宅の移設が必要ということで、その作業を今進めている、こうした現状にあります。
○岸田国務大臣 まず、委員御指摘のように、返還できるところからどんどん返還していくべきだ、これはそのとおりだと私も思います。  事実、今月十六日にも、日米合同委員会におきまして、キャンプ・キンザーの北側進入路につきまして返還の合意がなされたところであります。牧港補給地区の北側進...全文を見る
○岸田国務大臣 これは、作業を進めるに当たっては、やはり、それぞれの地元自治体を初め、関係者の皆様方の意向や考え方、そして現状をしっかりと丁寧に踏まえながら進めていかなければならないと存じます。それぞれの時期については、手順が最もスムーズに進んだ場合の時期を示させていただいており...全文を見る
○岸田国務大臣 那覇港湾施設の代替施設につきましては、この移設先の浦添埠頭地区における埋立地域の水深が辺野古沖より深く、また防波堤の設備が必要であるなど、施工条件や所要が異なることから、工期九年と見込まれ、このような時期になっていると承知しております。
○岸田国務大臣 今申し上げましたように、防波堤の設置の必要など、施工条件、所要が異なることから、工期がある程度必要になる、こうした見込みから、それぞれの計画が立てられております。こうした計画に基づいて、しっかりと結果を出していきたいと考えております。
○岸田国務大臣 まず、現実返せるところからどんどんと返還を求めていかなければいけない、そうした基本的な考え方は私も共有いたします。  ただ、今回の統合計画については、具体的な時期及び段取りにつきまして、日米でしっかりと議論をし、日米で合意をした上で公表するという作業を行いました...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、日米安全保障体制に基づく在日米軍の抑止力、我が国の安全、ひいては地域の平和と安全の維持に不可欠であると認識をしております。特に、東アジアの各地域に近く、迅速な展開が可能な沖縄に駐留する米国海兵隊、この高い機動力、即応性等を通じて在日米軍の抑止力の重要な一翼を...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、オスプレイにつきましては、依然として地元の皆様から厳しい目が向けられていると認識をしております。そして、オスプレイの運用につきまして定められました日米合同委員会での合意につきましても、守られていないのではないか、こういった声があることも十分承知をしております...全文を見る
○岸田国務大臣 当然のことながら、我が国は主権国家であります。国民の生命財産、そして我が国の領土、領海、領空、これは断固として守り抜く決意であります。政府としても、そのために最善の方策をとらなければならないと考えています。  現在、北朝鮮による核、ミサイルの開発ですとか、中国の...全文を見る
○岸田国務大臣 F15の墜落事故の件ですが、二十八日午前九時前ごろ、在日米軍嘉手納飛行場所属の戦闘機F15一機が、沖縄本島東約百二十六キロメートルの公海上、これはホテル・ホテル訓練区域内でありますが、ここに墜落をいたしました。人的被害はなく、パイロットは脱出し、既に救出されたと承...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、我が国をめぐる安全保障環境については、北朝鮮の核・ミサイル開発あるいは中国の不透明な軍事力の増強等、厳しさはますます増していると認識をしております。その中にありまして、まず、我が国としては、みずからの防衛力を強化していかなければならないと思いますし、あわせて...全文を見る
○岸田国務大臣 現状の日米地位協定につきましては、他国の地位協定と比較しても、接受国側にとって特に不利なものとなっているとは考えておりません。  例えば、日米地位協定の根幹の一つをなす刑事分野において、起訴前の被疑者の拘禁の日本側への移転を可能とする枠組みがありますが、実際にも...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘の二〇一二年五月二十三日の米韓間での米韓地位協定の刑事分野における運用改善ですが、この合意、第三国間の合意であり、また米韓間の合意内容は公表されておりません。ですから、我が国としてはコメントすることは差し控えますが、いずれにせよ、この起訴前の引き渡しについて...全文を見る
○岸田国務大臣 この米韓の合意内容、これは公表されておりません。ですから、我が国として、その公表されていないことについてコメントをすることは控えさせていただきたいと存じます。
○岸田国務大臣 まず基本的に、先ほども申し上げましたが、日米地位協定につきましては、他国の地位協定と比較しても接受国側にとって特に不利になっているものとは考えておりません。  しかしながら、地位協定についてはさまざまな議論があり、そして評価があります。引き続きまして、ぜひ、丁寧...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、今回の統合計画ですが、嘉手納以南の地域に所在する六施設・区域の全面的または部分的な土地の返還につきまして、返還時期、そして返還に向けた具体的な段取りについて、日米共同で改めて明らかにしたということであります。沖縄の負担軽減を進める上での日米両政府の決意を示し...全文を見る
○岸田国務大臣 政府としましては、北方領土につきまして、現時点で、法的根拠のない占拠という表現を使用しております。  法的根拠のない占拠あるいは不法占拠、いずれの表現であっても、我が国固有の領土である北方領土が置かれている状況についての法的評価は変わらないと認識をしております。...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、私としては、機会があればロシア極東を訪問すること、これは有意義なことであると考えています。  ただ、現時点では訪問する予定はありません。
○岸田国務大臣 まず、日本の総理大臣の公式訪問としては十年ぶりとなったこのたびの安倍総理の訪ロですが、その際に行われました四月二十九日の日ロ首脳会談、大きく三つの成果があったと認識をしております。  一つ目は、御指摘の北方領土問題であります。戦後六十七年たった今に至っても、まだ...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、経済協力また人的交流、こうしたあらゆる分野での協力を推進していかなければなりません。そして、そのことによって日ロ関係全体の発展を図っていく、そして、日ロ関係全体の発展を図っていきながら、北方四島の帰属の問題を解決し、そして平和条約締結に結びつける、...全文を見る
05月29日第183回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号
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○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、さきの日ロ首脳会談におきましては、今後の平和条約締結交渉に向けて、この北方領土問題につきまして、双方受入れ可能な解決策を作成する交渉を加速化させるとの指示を両首脳から両国外務省に共同で与えるということについて合意をいたしました。この両首脳...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) ただいま委員御指摘になられました経済の問題も含めて、日ロ両国間全体の発展を図りながら北方四島のこの帰属の問題を解決して平和条約を締結していく、これが我が国の基本的な方針であります。是非、全体的な底上げを図りながら、北方領土問題を解決し、平和条約締結に向け...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御質問の件ですが、二十八日午前九時前ごろ、在日米軍嘉手納飛行場所属の戦闘機F15一機が沖縄本島東約百二十六キロメートルの公海上、これはホテル・ホテル訓練区域内でありますが、この区域内に墜落をいたしました。人的被害はなく、パイロットは脱出し、既に救出された...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 米軍機の運用につきまして安全性を確保するということ、これはもう当然のことながら大変重要なことであります。今回のこの事故につきましても、米軍の調査、それから安全性の確認、これはしっかりと注視をしていきたいと考えております。  そして、その上で、今後とも日...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、橋下市長の発言につきまして、他党の共同代表の発言について政府の立場から一つ一つコメントすることは控えたいと存じますが、まず政府の基本的な立場、私の考え方からしましても随分違うということであります。  政府の認識としましても、まず二十世紀は多くの戦...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) この内閣においては、歴代内閣の歴史認識、その立場を全体としてしっかりと引き継いでおります。
○国務大臣(岸田文雄君) 政府としましては、こうした米軍関係者の性犯罪等の事件が発生しないように、先ほど申し上げましたように努力をしていかなければいけないと考えております。  米側におきましても、本年二月から新たなリバティー制度を公表しました。そして、沖縄においても、こうした措...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 私の立場での四島交流参加でありますが、まさに北方領土問題交渉の当事者でもあります。平和条約締結交渉や日ロ関係全体での影響について総合的に判断しなければならないと存じます。そうした判断をしつつ慎重に検討をする必要があると私は考えております。
○国務大臣(岸田文雄君) まず、一般に外国人との友好関係の増進についての希望を表すということから、先方の国の国旗を掲げるということが行われております。この四島交流の枠組みによる訪問事業において使用される船舶においても、従来から、双方の友好関係の増進についての希望の表れとして、日本...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 北方四島における経済交流については、領土問題に関する我が国の法的立場を害さないこと、これが大前提であります。ロシア側の管轄権に服するような形での経済交流、これは我が国の立場とは相入れず、認めることはできません。  この経済交流をめぐる日ロ双方の立場には...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 先ほどお答えさせていただいたように、現内閣におきましては、歴代内閣の歴史認識、立場、これを全て引き継ぐという立場であります。歴代の様々な内閣が示してきた認識、それを全て引き継いでいるというのが現内閣の立場であります。
○国務大臣(岸田文雄君) まず基本的に、我が国は過去、多くの国々、また特にアジア諸国に対して大きな被害と苦痛を与えてきました。こうした認識において、この安倍内閣も歴代の内閣と立場を同じくして引き継いでいるということであります。こうした考えに基づいて歴史認識の立場全体を引き継いでい...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) ですから、基本的な思いとしましては、我が国はかつて多くの国々、特にアジア諸国に対して多大な損害とそして苦痛を与えました。こうした認識において、この内閣においては歴代の内閣の立場を引き継いでいるということを申し上げています。そして、そうした考え方に基づいて...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 現内閣におきましては、この河野談話について見直しも含めて検討をすると言ったことは一度もないと認識をしております。ですから、引き続きこの歴史認識全体を引き継いでおります。
○国務大臣(岸田文雄君) はい、歴史認識の立場全体を引き継いでおります。
○国務大臣(岸田文雄君) 安倍内閣として一度も見直しを含めて検討ということを申し上げたことはありません。
○国務大臣(岸田文雄君) 歴代内閣の歴史認識の立場全体を引き継いでおります。
○国務大臣(岸田文雄君) まず、前半の質問につきましては、我が国政府の立場、過去多くの戦争があり、その中で多くの女性の人権が侵害されてきました。二十一世紀こそは人権侵害のない世紀にしなければいけない、そういった思いで外交においても努力をしてきております。慰安婦問題につきましても、...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、御指摘の報道、四月二十四日の報道につきましては承知をしております。そして、この報道を見る限り、五六年の日ソ共同宣言でソ連は日本に歯舞、色丹両島を引き渡す義務を負ったというような部分につきましては、これは共同宣言の中に明記されておりますので、これはそ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) この報道についてお答えするのは、ただいま申し上げたように控えさせていただきたいと思いますが、いずれにしましても、我が国の基本的な方針、日ロ関係全体を進展させながら北方四島の帰属の問題を解決して平和条約を締結していく、この基本的な方針は変わりませんし、この...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) この点につきましては、その後、安倍総理も発言をさせていただいておりますが、そういった事実は全くありません。
○国務大臣(岸田文雄君) いずれにせよ、北方領土、この北方四島に関しまして領土二等分方式の提案という事実はないということでございます。
○国務大臣(岸田文雄君) 国際司法裁判所、このICJへの提訴という議論があるのは承知しておりますが、ただ、現状、ロシアは我が国との間で平和条約を締結する必要性は認めています。さきの日ロ首脳会談においても、この日ロの首脳間で、そうした方向で努力していこうということで一致をしたわけで...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 今回の事故ですが、米軍の訓練区域内で訓練をしている際に発生したと承知しておりますが、米軍機の運用に際して公共の安全に妥当な考慮を払って行わなければならない、これはもう当然のことであります。我が国からも原因究明及び再発防止の申入れを既に行っているところであ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) オスプレイも含めて、全体の話でしょうか。はい、失礼しました。  まず、こうした安全につきましては、我が国としましても、この日米合同委員会を始め様々な場を通じてしっかりと申入れを行い、米側の対応を求めていかなければいけないと考えております。  そして、...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、具体的な交渉につきましては、この中身、これはまさにこれから交渉するわけですので、交渉事項でありますので、ここで具体的なものを申し上げるのは控えさせていただきたいと存じますが、この道理ある結論、我が国の基本的な方針は先ほど来再三繰り返させていただいて...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、米軍機の運用につきましては、安全性の確保、これが大前提だと考えております。  今回の事故につきましても、原因究明と再発防止、これをしっかり申し入れたところでありますが、米軍側の今後の原因調査、さらには、本日、米側としましても飛行運用を控えるという...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、我が国の厳しい安全保障環境の中で我が国として自らの防衛力を増強していかなければならない、あわせて、日米安全保障体制の下で日米同盟のこの抑止力を維持向上させていかなければならないと存じます。そして、こういった体制を維持するために日米地位協定というもの...全文を見る
05月30日第183回国会 参議院 外交防衛委員会 第6号
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○国務大臣(岸田文雄君) 我が国を取り巻く安全保障環境ですが、厳しさますます増していると認識をしております。北朝鮮の核・ミサイル開発、あるいは中国の不透明な軍事力の増強、あるいは積極的な海洋進出、こうした点を考えますときに、安全保障環境、ますます厳しくなってきていると強く感じてお...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 日米地位協定ですが、地位協定第十七条5の(c)におきまして、米軍人等の身柄が米側の手中にある場合、日本側が起訴するときまで、米側が引き続き拘禁する旨を規定した規定ですが、この点については、NATO地位協定など他国の協定と同様ということになっています。 ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 米軍施設・区域における活動において、環境問題、これは周辺住民にかかわる重大な問題だというように認識をしております。  そして、環境につきましては、この日米間、二〇〇〇年九月の2プラス2において環境原則に関する共同発表が発出され、環境保護の重要性が高まっ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国は唯一の戦争被爆国として、核兵器のない世界に向けてしっかりと議論をリードし努力をしていく大変重要な責任を担っていると考えております。  そういった中にありまして、我が国としては、例えばNPDI、軍縮・不拡散イニシアチブ、非核兵器保有国が集まり、N...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、橋下大阪市長の発言ですが、基本的には、他党の党首の発言ですので、政府の立場からコメントするのは控えさせていただきたいと思いますが、ただ一つ、再三申し上げておりますように、この橋下市長の一連の発言、この安倍内閣の立場、また私の認識とは異なるということ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) この問題につきまして、各国政府関係者あるいはそれぞれの国の世論におきまして様々な発言があり、そして議論が行われているのは事実であります。是非、こうした状況の中で、我が国政府としましては、我が国政府のこの問題に関する立場、考え方、これをしっかりと説明するこ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、国連における分担金と存在感について御質問がございました。  まずもって、我が国、今経済の再生に取り組み、また安全保障を始め様々な分野において国際的な存在感をしっかりと示していこうと努力をしております。国連における存在感につきましても、こうした基本...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、国連総会におきましてはこの侵略の定義に関する決議というものが採択をされています。この決議につきましては、安保理が侵略行為の存在を決定するための指針ということで定められたと承知をしております。
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の国連でのこの決議ですが、先ほども申し上げましたが、安保理が自ら侵略行為の存在を決定するための指針というふうに位置付けられております。そして、この決議の中、見ていきますと、この定義のいかなる規定も国連、国際連合の諸機関の任務と権限に関する憲章の規定...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) ですが、この決議はあくまでも安保理の指針を定めたものであります。  この決議も含めて、国際法上、侵略の定義につきましては国連等で様々な議論が行われております。しかし、その中で、我が内閣としてこの侵略の決議を否定したということは一度もないということも御理...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、日中関係は、我が国にとりまして最も大切な二国間関係のうちの一つであります。また、日本と中国、世界第二の経済大国と世界第三の経済大国の関係が安定していることは、両国国民の利益であるばかりではなくして、この地域における平和や繁栄に大きな影響のある事柄で...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 日中間には尖閣をめぐる事態を始め様々な課題が存在します。今、現状については、そうした様々な事柄が積み重なり、そしてそれぞれ関係し合いながらこの現状につながったと考えています。こうした様々な事柄の積み重ねによって現状があるわけではありますが、逆に、具体的な...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、戦略的互恵関係について触れられましたが、この戦略的互恵関係、日中両国が将来にわたって二国間、地域、国際社会等様々なレベルで互恵協力を全面的に発展させ、世界やアジアに貢献する中で、共通の利益を拡大して両国関係を新たな高みに発展させる、こうした関係とさ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) ただいま議題となりました在外公館の名称及び位置並びに在外公館に勤務する外務公務員の給与に関する法律の一部を改正する法律案につきまして提案理由を御説明いたします。  改正の第一は、ブラジルにある在ベレン日本国総領事館の廃止を行うことであります。  改正...全文を見る
06月04日第183回国会 参議院 外交防衛委員会 第7号
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○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、先日のTICADⅤを始め、我が国が国際社会において様々な国際貢献、そして協力を進めていく中にあって、邦人あるいは日本企業の安全を確保していくという視点、大変重要だと認識をしております。  そういった中にあって、アルジェリアにおけるテロ事...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 先ほど申し上げさせていただきました様々な具体策を進めているわけですが、その中にありまして、情報発信の強化、そして様々な情報の共有、連携、大変重要な課題だと存じます。そうした課題の中で、御指摘の点につきましてもしっかり進めていきたいと考えております。
○国務大臣(岸田文雄君) お尋ねの今後の在外公館の整備目標ですが、まず政府全体の財政状況、さらには主要国の設置状況、例えばフランスは百六十三、大使館を持っております。ドイツは百五十三の大使館を持っております。こうした主要国の設置状況を踏まえて、是非主要国並みの実施体制の実現を目指...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の在勤基本手当あるいは在外公館の運営経費ですが、減少傾向にあるのは事実であります。その中にあって在外職員、地道に情報活動に取り組んでいるわけですが、こうした予算の減少、直ちに情報収集活動等に支障を来しているとは考えておりませんが、例えば在外公館運営...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、在外職員の住居の確保、大変重要なことであります。そして、この住居の確保が各職員の大きな負担になってはならないというふうには感じます。  その中にあって、先ほど官房長からもお答えさせていただきましたように、自ら探した現地の住居に地域コミュニティーの...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 公邸料理人制度につきましては、雇う館長の側からしましても、発令から赴任までの短い期間に優秀な公邸料理人を採用しなければならないということですとか、公邸料理人の給与の負担が大きいといった問題が指摘をされています。そして、公邸料理人、雇われる側のこの公邸料理...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 署名するなという指示が本省からの指示だったのかということですが、是非署名をするべく最大限努力をするようにというのが本省からの指示でございます。
○国務大臣(岸田文雄君) 本省からは私自ら直接指示を出して、署名するべく努力をしろという指示をしっかり出させていただきました。そして、修文につきましてぎりぎりの調整が行われてきました。しかし、結果的に時間切れということで署名に至らなかったということ、大変残念に思っております。
○国務大臣(岸田文雄君) 広島を始め各地、各関係者から様々な意見、声明が出されていることは承知しております。
○国務大臣(岸田文雄君) まず、唯一の戦争被爆国として、核兵器が使用された場合の実相につきましては我が国はどの国よりよく知る国であります。ですから、今回の共同ステートメントの中に、核兵器が使用された場合、直接の被害のみならず、社会経済、あるいは将来の世代にわたって耐え難い被害をも...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 委員御指摘のように、核兵器のない世界を目指す、この大きな目標に向けて我が国が唯一の戦争被爆国としてしっかり議論をリードしていかなければいけない、そのとおりだと考えております。  事実、日本、オーストラリア、こうした非核兵器保有国が中心となって議論を進め...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) おっしゃるように、我が国は唯一の戦争被爆国としてしっかりと議論をリードしなければいけないと考えております。  今回、共同声明の署名につきましても、決してアメリカに気兼ねしたというのではなくして、我が国を取り巻く厳しい安全保障環境、これの中での判断であり...全文を見る
06月11日第183回国会 参議院 外交防衛委員会 第8号
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○国務大臣(岸田文雄君) まず、日中関係は我が国にとりまして最も大切な二国間関係の一つだと考えています。世界第二の経済大国と世界第三の経済大国の間の関係が安定しているということは、二つの国の国民にとって利益であるのみならず、やはり地域、国際社会の平和と繁栄に大きく影響するものだと...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 先ほど申し上げましたように、我が国はこの日中関係、大変重要な関係だと思っておりますし、しっかりと対話を通じて意思疎通を図っていかなければならないと考えています。  しかしながら、尖閣の問題等を通じて難しい局面にあり、今、政治レベルの、高いレベルでの対話...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 尖閣の問題は大変大きな問題だと考えています。それ以外にも、日中間には、歴史認識をめぐる問題ですとか、あるいは安全保障に関しましても、中国の不透明な軍事力の増強等様々な課題が存在いたします。
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国国内において様々な発言がありました。また、様々な動きがありました。そうしたことをとらえて中国側から様々な指摘がある、議論になっている、こうした問題を歴史問題と申し上げさせていただきました。
○国務大臣(岸田文雄君) 安倍総理自身が提起したのではないかという御指摘ですが、安倍内閣としましては、歴代内閣の歴史認識についての立場、全体をしっかりと引き継いでいると認識をしております。
○国務大臣(岸田文雄君) まず、米中首脳会談につきましては、米国と中国、こうした国が様々な意見交換を行う、認識を共有しようと努力をする、こうしたことにつきましては、アジア太平洋地域、またさらには国際社会の平和と繁栄につながるということで、これは評価し歓迎したいと存じます。我が国と...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、米中首脳会談、八時間行われたという御指摘がありました。日米首脳会談につきましては、国会開会中の厳しい日程の中で日米首脳会談を行わなければならない、また、我が国は首都ワシントンDCでの会談ということでありました。こうした条件が異なりますので、単純に時...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 日中間において、政治レベル、高いレベルでの対話、意思疎通、大変重要だと考えています。しかし、この対話を行うに当たっては、しっかりとした環境整備も重要だと考えます。そうしたしっかりとした対話を行うための環境整備として、先ほど申し上げました具体的な課題の積み...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 具体的な動きとしましても、この日中韓FTAにつきましても、今年の三月、第一回会合を行っております。次回の会合に向けて、今月初めにおいても、準備会合、日中韓で行っております。先ほど申し上げました環境大臣会合も、五月、実現をいたしましたし、先日も東京におきま...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、TICADⅤ、このアフリカ諸国五十四か国の現状を見るときに、今後の人口増加ですとかあるいは市場、そして御指摘のように国際場裏における力、こういったことを考えますときに、大変重要な存在であり、我が国としてもしっかり連携をしていかなければいけない、こう...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、今回のTICADⅤには、アフリカ三十九か国の首脳級の出席、そして多くの民間企業関係者も含めて四千五百名の出席を得ることができました。  このTICADⅤにおいて、御指摘のように、官民連携というのは、アフリカの質の高い発展を考える上で大変重要だとい...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) TICADⅤにつきましては、三月のエチオピアでの閣僚準備会合から私は参加をさせていただきました。そして、こうした準備会合、そして本番のTICADⅤを通じて感じますのは、アフリカ諸国が近年、経済を始め様々な分野で自信を深めているということでありました。そし...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 外務省における復興予算のありようについては、平成二十三年度において第二次補正及び第三次補正で二百二億円、二十四年度予算においては七億円、復興予算として計上し、風評被害克服等の事業を実施しましたが、その一部の事業につきましては、国会の指摘等を踏まえて執行を...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、山内委員におかれましては、かつて読谷村長あるいは沖縄県出納長を歴任され、今日まで沖縄県民の皆様方の声をこの国会にしっかりと届けるべく活動をされてこられました。そして、平成十九年以降、参議院議員として、沖縄の基地問題を始め様々な課題に本当に精力的に取...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、その地域における課題においては、地元の住民の声というものがしっかりと尊重されなければいけないと存じます。広島県においても、様々な課題において主人公は広島県民であり、県民としてもしっかり自らの責任を果たし、努力をし、そして様々な課題の主人公...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 沖縄県におきましても、様々な課題において将来を考える主人公は沖縄県民の皆さんであると認識をしておりますし、様々な課題において最も大きな責任や努力をされるのも沖縄県民の皆さんだと存じます。そういった意味で、沖縄県民の皆さんが主人公であると私も認識をしていま...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) ただいま議題となりました脱税の防止のための情報の交換及び個人の所得に対する租税に関する二重課税の回避のための日本国政府とジャージー政府との間の協定の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。  政府は、平成二十三年三月以来、...全文を見る
06月12日第183回国会 衆議院 外務委員会 第9号
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○岸田国務大臣 ただいま議題となりました投資の促進及び保護に関する日本国政府とパプアニューギニア独立国政府との間の協定の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。  政府は、平成二十二年九月以来、パプアニューギニア政府との間でこの協定の交渉を行いまし...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、委員御指摘のように、我が国は、世界の経済成長をみずからの成長にしっかり取り込むために、対外そして対内直接投資の拡大を重視しなければならないと存じますし、そのために、投資協定ですとか、あるいは投資章を含む経済連携、こうしたものにしっかりと取り組んでいかなければ...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘の投資協定、そして投資章を含むEPAですが、これまで我が国は、十五カ国・地域と投資協定を締結し、十カ国と投資章を含むEPAを締結しております。  このEPAと投資協定の違いですが、まず、EPAの最大の特徴は包括性です。投資のみならず、知財ですとか競争ですと...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘の米中首脳会談ですが、六月の七日から八日にかけて米国カリフォルニアにおいて行われました。米中二国間及び国際社会が直面する諸課題について意見交換をしたと承知をしております。  まず、米国と中国、この二カ国が相互に関与を進めるということは、地域及び国際社会の平...全文を見る
○岸田国務大臣 日米間の詳細なやりとりについては控えさせていただきたいと思いますが、日米両国は同盟関係にあります。本件首脳会談の開催前にも、緊密に意思疎通は図ってきました。そして、こうした意思疎通を踏まえて、米国は、我が国の立場をしっかり踏まえ対応したと理解をしております。
○岸田国務大臣 米中首脳会談につきましては、会談後、外交ルートを通じまして、さまざまなレベルでこの内容について米国から情報を得ております。
○岸田国務大臣 委員御指摘のように、国際社会における広報戦略といったものは大変重要だと考えております。  まず、中国による尖閣諸島への公船派遣等、力による現状変更の試みには、毅然かつ冷静に対応していかなければならないと考えています。国際法の遵守等、基本的なルールの重要性について...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘の直接投資ですが、まず、日本の対外直接投資は、二〇〇五年以降、リーマン・ショック後の一時期を除きまして、基調としては増加基調にあります。対外直接投資残高は、二〇〇六年末が約五十三・五兆円、そして二〇一二年末が八十九・八兆円、こうした拡大を示しております。 ...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、アフリカの現状を見ますときに、成長の大陸としての大きな可能性を強く感じます。そして、今委員御指摘になられましたように、アフリカとの関係、支援、連携につきましても、やはりウイン・ウインの関係をしっかりとつくっていかなければいけない、このように考えます。  そ...全文を見る
○岸田国務大臣 国会の進め方、また委員会の持ち運びにつきましては、委員長を初め理事の皆様方に御判断いただくことだと存じますので、それについて私から何か申し上げる立場にはないとは思いますが、今議題になっております投資協定等につきましては、世界の経済成長あるいは活力を我が国に取り込む...全文を見る
○岸田国務大臣 さまざまなルートを通じて我が国の考え方を中国を初め関係諸国に伝えていく努力、これは重要だと考えています。  そして、こうした努力を積み重ねながら、日中関係、我が国にとりまして最も大切な二国間関係の一つであります。この世界第二と第三の経済大国の関係は、この地域、国...全文を見る
○岸田国務大臣 飯島内閣参与は、五月十四日から十七日まで、北朝鮮の平壌を訪問し、北朝鮮当局者と会談したと承知をしております。  事柄の性質上、現時点でこの評価について断定的に申し上げることは控えたいと存じますが、我が国としては、いずれにせよ、対話と圧力という方針のもとで、日朝平...全文を見る
○岸田国務大臣 まず基本的に、こうした事件、事故につきましては、我が国としてもしっかりと防止に取り組んでいかなければいけないと考えています。米軍人・軍属等による事件・事故防止のための協力ワーキング・チーム、CWTの開催など、さまざまな取り組みを進めていかなければならないと存じます...全文を見る
○岸田国務大臣 TICAD5の会議を通じまして感じたこと、先ほど日本らしい支援ということについても触れさせていただきましたが、ODAを含むさまざまな日本の具体的な支援につきましては、一つはインフラ整備、そしてもう一つ大きな期待が寄せられたのが人材育成でありました。この二つは、具体...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、もとより我が国の外交政策は、特定の国を囲い込むとか、そうした特定の国を念頭に外交を進めているわけではありません。大きく変化する安全保障を初めとする戦略環境の中で、やはり基本的な価値あるいは基本的な利益を共有する国々としっかり連携をしていく、これが重要だと考え...全文を見る
○岸田国務大臣 日中間に関しましては、まず現状、高い政治のレベルでの対話が実現できていない、これは事実であります。  ぜひ、安倍総理も繰り返しておられるように、対話のドアはオープンである、こうした対話については我々はしっかり前向きに対応していかなければならないと思いますが、その...全文を見る
○岸田国務大臣 先日、G8の外相会談がロンドンで開催されました。私も出席をさせていただきました。  ことしのG8、議長国は英国でありますが、あの外相会談の場でも、ヘイグ外相の方から、紛争時における女性の人権に関して大きな関心が示され、そして、議題の一つとして取り上げていく、こう...全文を見る
○岸田国務大臣 その点に関しましては、日英外相会談の場で、時間をかけてヘイグ外相と話し合いをさせていただきました。  こうしたヘイグ外相の関心は、あくまでも現代、そして未来に向けて、紛争の中で女性の人権が損なわれている、こうしたことに対して国際社会としてどう取り組んでいくのか、...全文を見る
○岸田国務大臣 過去、歴史においては、多くの戦争があり、その中において多くの女性の方々の人権が損なわれてきました。ぜひ二十一世紀は人権侵害のない世紀にしなければならない、そういった思いで我が国は平和外交を進めてきております。  ぜひ、そういった思いで、未来に向けて、我が国として...全文を見る
○岸田国務大臣 本日も笠井委員の方から、土砂、埋め立て、また資材調達等、さまざまな課題について御指摘をいただきました。こうした御質問についても真摯に耳を傾けていきたいと思いますが、やはり何としても申し上げたいことは、さまざまな課題はありますが、普天間飛行場の固定化はあってはならな...全文を見る
06月12日第183回国会 参議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第2号
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○国務大臣(岸田文雄君) 外務大臣の岸田文雄でございます。参議院北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会の開催に当たり、御挨拶を申し上げ、最近の北朝鮮をめぐる状況について御報告いたします。  北朝鮮が正式に金正恩体制に移行してから一年余りが経過しました。その間、北朝鮮の動向は我...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 今申し上げましたのは、この北朝鮮をめぐる最近の状況についてということであります。その中にあって、大きな北朝鮮をめぐる動静につきまして報告をさせていただきました。その内容につきましては、全体の動きを見ながら選択をし、文言を決めさせていただいた、こういった次...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 飯島参与の訪朝については、今、現時点におきまして、事柄の性質上、言及させていただくのは適切でない、このように考えております。
○国務大臣(岸田文雄君) これは、全体の動静を報告する中において、内容として控えさせていただいた、こういったことであります。
○国務大臣(岸田文雄君) 今正確な日にちは手元に資料がありませんが、数日単位であったと記憶しております。
○国務大臣(岸田文雄君) はい、そのとおりでございます。
○国務大臣(岸田文雄君) お尋ねの点につきましては、事柄の性質上控えさせていただきます。
○国務大臣(岸田文雄君) 今申し上げたように、事柄の性質上控えさせていただきます。(発言する者あり)
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、今回の飯島参与のこの訪朝につきましては、官房長官の判断で、総理の了解を得て行われたと私も承知をしております。  こうした外交案件においては、これはほかの案件でも同様でありますが、状況において、段階において、発言させていただくことを、公表...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 今回の訪朝につきましては、先ほど申し上げましたように、官房長官の判断で、総理の了解を得て行われたと認識をしております。この費用、予算につきましても、内閣官房において適切に対応したものだと理解しております。
○国務大臣(岸田文雄君) 今回の訪朝に誰が同行したのかということも含めて、この事柄の性質上、申し上げるのは適切ではない、控えさせていただきたい、このように申し上げております。(発言する者あり)
○国務大臣(岸田文雄君) 様々な外交案件があり、様々な外交のやり取りがあります。そういった中にあって、そのときの現状、実情等を勘案して、その段階で明らかにすることが難しいという事案、これはこの外交の世界では多く見られることであります。こうしたことがあることについては白委員も御理解...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 飯島内閣官房参与が北朝鮮を訪問した、これは明らかになっているわけです。この案件について、それ以上詳細について申し上げることを控えさせていただいているということでございます。
○国務大臣(岸田文雄君) 北朝鮮との間におきましては、我が国は、日朝平壌宣言に基づき、対話と圧力の方針の下、核、ミサイル、そして拉致問題、こうした諸懸案を包括的に解決していく、こうした方針の下に努力をしております。  こうした我が国の方針の中で、飯島内閣官房参与が訪朝をされまし...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 北朝鮮の報道について一々コメントをすることはいたしませんが、いずれにせよ、この問題について、同行者等詳細について申し上げることは控えさせていただきたいと思います。
○国務大臣(岸田文雄君) 朝鮮総連の関係者が飯島参与と同じ飛行機に乗っていたというこの事実につきましては、私自身、承知をしておりません。
○国務大臣(岸田文雄君) 私自身は直接は聞いておりません。飯島参与帰国後、官房長官に報告をされたと承知しておりますが、その内容について私の方にも連絡をいただいたということであります。
○国務大臣(岸田文雄君) 直接お会いして内容は聞いておりませんが、官房長官への報告等、内容につきましてはしっかりと事務的に連絡を受けております。
○国務大臣(岸田文雄君) 質問はメモそのものということでありましょうか。
○国務大臣(岸田文雄君) 内閣官房から来た、届いた報告を確認した次第です。
○国務大臣(岸田文雄君) もちろん外交につきましてはこの外務省、大きな責任を担っております。しかし、こうした国益にかかわる大きな問題について政府全体として対応していかなければいけない、こうした場合もあります。  本件につきましても、政府全体として取り組む大きな課題だと考えていま...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) この拉致問題を始めとする北朝鮮にかかわる諸懸案につきましては、政府全体として取り組んでいく課題だと認識をしております。その中にあって、外務省もしっかりとその中で役割を果たしていく、政府全体としての取組の中で外務省もしっかりと責任を果たしていきたいと考えて...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 内閣の中に様々な意見がありますが、それを整理し、政府としての方針をしっかり確認して全力で全員で対応していく、こういったことになると存じます。  この問題につきましても、様々な動き、政府の得た情報等もしっかり分析しながら、方針をしっかりと固めていきたいと...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 今度の交渉というのは今後の日朝交渉ということかと存じますが、北朝鮮をめぐりましては韓国等において対話の動きがあるというのも事実ではありますが、こうした対話も、対話のための対話であってはならないと考えます。是非、非核化を含む諸懸案につきまして具体的な真摯な...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、現状を考えますときに、ラオスの大使館にハングルを理解する要員がいるということも必要なのではないかということは感じます。今後、現状をしっかり把握した上で、この点についても是非検討していきたいと考えます。
○国務大臣(岸田文雄君) まず、今回の飯島参与の訪朝につきましては、官房長官の判断の下、総理の了解を得て行われたと承知をしております。ですから、政府の判断で行われたものと存じます。  この事柄の性質上、同行者等について申し上げるのは控えさせていただいておりますが、これは政府とし...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国としては、この日朝平壌宣言ですが、日朝平壌宣言において確認された事項が誠実に実施されること、今でも引き続き重要だというふうに認識をしております。そして、日朝双方の首脳の議論の結果として日朝関係の今後の在り方を記した同宣言を遵守するよう引き続き北朝鮮...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 日朝平壌宣言は、核、ミサイル、拉致、こうした諸懸案を包括的に解決し、そして不幸な過去を清算して国交正常化を図ることが北東アジア地域の平和と安定にとって重要であるとの基本原則に立っております。そして、この基本原則に立った上で日朝両首脳が署名した政治的に極め...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の点はそのとおりだと思います。
○国務大臣(岸田文雄君) まず、北朝鮮に関する我が国の方針は先ほど来申し上げておるとおりでございます。日朝平壌宣言に基づいて諸懸案を包括的に解決していく、そして、解決した後、この不幸な過去を清算して国交正常化を実現するというものであります。そして、こうした方針を進めていくに当たっ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 北朝鮮におきましては、金正日国防委員長の死去の後、金正恩氏に国家、党、軍、こうした全ての最高指導者の地位が集まり、そして同氏を中心とした後継体制が確実に進んでいると認識をしています。  そして、経済あるいは軍事力についてどうかという御質問でしたが、金正...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の問題につきましては、被爆者が放射能による健康被害を受けたという点におきまして、これは重要な人道上の問題であると認識をしております。  ただ、しかしながら、先ほど来この質問のやり取りの中にも出ておりましたように、現状、我が国は北朝鮮との間に国交が...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 拉致問題ですが、我が国の主権及び国民の生命、安全にかかわる重大な問題であり、拉致問題の解決なくして国交正常化はあり得ないと考えております。安倍内閣におきましても断固たる決意で取り組んでいきたいと考えているところですが、その拉致問題の解決におきまして、拉致...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) この日中、そして日韓の間には大変難しい課題が現状存在いたします。そして、政治レベル、高い政治レベルでの対話というものが今行えない、こういった状況にあります。  しかしながら、日中関係、日韓関係、この二つの関係は我が国にとって大変重要な隣国との二国間関係...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、村山談話についてですが、我が国はかつて多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大な被害と苦痛を与えました。この認識において、この安倍内閣は歴代内閣の立場を引き継ぐ考えであります。私も安倍内閣の一員としてこうした立場を大事にしていきたいと考えて...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 日中関係につきましては、我が国にとりまして最も大切な二国間関係の一つであると考えています。そして、日中両国、世界第二の経済大国、世界第三の経済大国、この二つの国の関係が安定していることは、二つの国の国民にとって利益であるのみならず、この地域、国際社会の平...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 中国がこの金正恩体制の北朝鮮をどう見ているかということについて私の立場から直接申し上げるのは難しいわけですが、中朝関係につきましても、これは我が国としてもその動静に大きな関心を持ち、情報収集ですとか分析に努力をしているところです。  そして、その中にあ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、まず北朝鮮にとって中国の動向は大変大きな関心事だと存じます。そして一方、先ほど申し上げましたように、北朝鮮に対して中国は大きな影響力を持っております。是非、この中朝関係につきまして大きな関心を持ってしっかりと情報収集、分析に当たっていきた...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 本年三月のこの人権理事会における北朝鮮人権状況決議によって設置されました調査委員会ですが、拉致問題を含む北朝鮮の人権状況全般を調査することを任務としており、マルズキ北朝鮮人権状況特別報告者を含む三名の委員で構成をされております。活動期間は来年の三月までと...全文を見る
06月13日第183回国会 参議院 外交防衛委員会 第9号
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○国務大臣(岸田文雄君) 北朝鮮問題につきましては、我が国は、核、ミサイルあるいは拉致を始めとする諸懸案を包括的に解決していく方針で臨んでおります。こうした諸懸案を包括的に解決するということになりますと、これ、政府全体として取り組んでいかなければいけない大きな課題だと考えておりま...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 租税条約の締結につきましては、国際的な二重課税の回避ですとか脱税及び租税回避行為への対処等を通じまして、二国間の健全な投資あるいは経済交流の促進に資するものであります。  今般の日米租税条約の改正あるいは日・ニュージーランド租税条約の改正及び日・ポルト...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国は、唯一の戦争被爆国として、核兵器のない世界を目指してたゆまぬ努力を行っていきたいと考えております。このため、核兵器不拡散条約、NPTを基礎とする国際的な軍縮・不拡散体制を維持強化するべく、現実的かつ実践的にこの取組を着実に進めていきたいと考えてお...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 五月二十九日に行われました日・インド首脳会談におきましては、総理からシン首相に対しまして、NPTの普遍化を引き続き追求する、こうした日本の立場はしっかり伝えさせていただきました。また、インドのCTBT署名、批准及び兵器用核分裂性物質生産禁止条約、FMCT...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) インドにおいては、近年、核実験モラトリアムを維持し、そして一定の原子力関連施設をIAEAによる平和的利用の確認の対象に供するなど、こうした国際的な不拡散体制の強化に資する取組を行っております。こうしたインドの取組は国際的な不拡散体制の強化に資するものだと...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 普遍化を求めたのは、我が国がNPT体制を重視し、それを基礎としてこうした外交を考えている、こうした基本的な姿勢についてインドの理解を求めたということであります。是非、こうした我が国の姿勢に対して、インドにおいてもしっかり理解し、協力をしてもらいたい、こう...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) このNSG、要するに原子力供給国グループにつきましては、我が国政府は二〇〇八年九月のNSG臨時総会におきまして、インドによる不拡散の取組を促すなど大局的な観点から、この例外化に関する、インドとの民生用原子力協力に関する声明のコンセンサス採択に加わったとこ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 核実験につきましては、我が国として、インドの核実験モラトリアムの継続、あるいは原子力施設の軍民分離など、この約束を堅持するということ、これは当然の前提でありますが、仮に核実験行われた場合には我が国からこの協力を停止することになると考えております。協定自身...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 今まで様々なインドとの意思疎通の中でこうした意向はしっかり伝えてきております。
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国は、唯一の戦争被爆国として核の悲惨さの実相を知る国であります。是非我が国として、国際社会の中で核兵器のない世界を目指すため、しっかりとリーダーシップを発揮していかなければいけない、これは当然のことだと思っています。そうした考えでしっかり日本外交を進...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の共同ステートメントですが、核兵器の使用が、直後の被害のみならず、社会経済あるいは将来の世代にわたって耐え難い損害をもたらす点など、基本的な考え方は支持できるものであります。核兵器のない世界という我が国が共有する目標に向けたものであると考えておりま...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 米印原子力協定について御指摘いただきました。第三国協定ですので我が国として直接表明すべき立場ではありませんが、米印間では二〇〇五年から原子力協定を進めるとの合意があり、二〇〇七年に原子力協定の交渉が妥結し、そして二〇〇八年に発効したものと承知しております...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 今般の日米租税条約改正議定書ですが、この内容としまして、利子一般についての源泉地国免税、滞納租税債権一般を対象とする徴収共助規定の導入等が含まれていますが、こうした規定はこれまでの我が国の二国間租税条約には盛り込まれていない内容です。これらの内容は、両国...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 税務行政執行共助条約ですが、各国の税務当局間における租税に関する情報交換、そして徴収共助及び送達共助の枠組みについて定めるものですが、一九八八年に署名開放されてから後、政府は、本条約を締結し徴収共助等を国内で実施するために、必要な外国租税債権の優先権の否...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、御指摘の点、こうした重要な点についてしっかり説明責任を果たすべきだという点、これはもうごもっともなことであります。  そして、具体的に御指摘いただいた点につきまして、これは国内におきます様々な議論が行われました。そして、外国租税に優先権は不要だと...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国が締結しております五十六の租税条約におきましても、全て情報交換規定が設けられております。そのうち、バミューダ、バハマ、英領ケイマン諸島、マン島、リヒテンシュタイン及びサモア、この六の国・地域との間では租税に関する情報交換を主な目的とする協定、締結を...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 政府としましては、この租税に関する情報交換のための協定、こうしたものをこれからも積極的に締結をして、情報交換の実施によって国際的な脱税及び租税回避行為への対応、そして事実上の抑止効果、しっかりと発揮をしていきたいと考えております。かかる協定を締結して情報...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、イラク戦争につきまして各国で議論や検証が行われているという点について御指摘がありました。様々な国々において検証、議論が行われているということ、承知しております。  検証につきましては、そもそも、人道復興支援のみを行った我が国と各国を同列に論ずる、...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) ただいま議題となりました北太平洋における公海の漁業資源の保存及び管理に関する条約の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。  この条約は、平成二十四年二月に東京で開催された北太平洋漁業委員会の設立のための条約の準備会合にお...全文を見る
06月14日第183回国会 衆議院 外務委員会 第10号
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○岸田国務大臣 外務大臣に就任しまして半年がたちますが、改めて、日本が置かれている厳しい戦略環境を痛感しております。我が国は、国際社会の平和や安定を脅かす危機や脅威から日本を守り、平和そして繁栄を守るために、しっかりと外交を進めていかなければいけないと強く感じております。  就...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、日本と韓国の関係ですが、韓国は、基本的な価値を共有する、ともに歩むパートナーであると考えています。ぜひ、未来志向の日韓関係を築いていかなければならないと考えます。  一方、日中関係は、我が国にとりまして最も大切な二国間関係の一つであり、大局的な見地から、戦...全文を見る
○岸田国務大臣 安倍内閣は、さまざまな歴史認識につきましても、こうした歴代内閣の立場全体をしっかりと引き継いでおります。このことは、今後も、しっかりと国際社会において説明し、理解を得ていかなければならないと思います。外務大臣としては、こうした安倍内閣の姿勢、立場がしっかりと国際社...全文を見る
○岸田国務大臣 六月の七日から八日にかけて行われました米中首脳会談ですが、米中二国間のみならず、国際社会が直面する諸課題につきまして意見交換が行われたと承知をしております。  まず、米国と中国が相互に関与を深めること、このことについては、地域及び国際社会の平和と安定の観点から望...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、日米両国は、平素から緊密な意思疎通を図っております。また、昨日十三日の日米首脳電話会談も含め、拉致問題に関する我が国の立場への支持を累次にわたって示してきております。  今回の米中首脳会談における米中二国間のやりとりについて断定的に申し上げる立場ではありま...全文を見る
○岸田国務大臣 我が国は、米国との間で、平素から緊密な意思疎通を図っております。そして、米国は、尖閣諸島に対する日本の立場を十分理解し、そして、尖閣諸島は日本の施政のもとにあり、日米安保条約第五条の適用対象である旨、これまで、さまざまな場において、会議において、累次にわたって表明...全文を見る
○岸田国務大臣 今回の米中首脳会談におきまして、中国側から、尖閣諸島と核心的利益を直接結びつける発言があったとは承知しておりません。  いずれにせよ、尖閣諸島に関して中国独自の主張に基づく言動が行われたとしても、これは我が国として全く受け入れることはできません。中国がいかなる発...全文を見る
○岸田国務大臣 承知しておるところによりますと、オバマ大統領は、米中双方はサイバーセキュリティーの問題に関するルールと共通のアプローチが今後重要になると認識をしている旨述べたとのことであります。また、習近平主席は、中国政府もサイバーセキュリティーの確保を支持し、これに対する懸念を...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、委員御指摘のように、アフリカへの支援、量ももちろん大事でありますが、日本の特色を生かした、質においてもこれからしっかりと検討し、貢献していかなければいけないと考えています。  アフリカは近年目覚ましい経済成長を遂げておりますが、御指摘のように、格差ですとか...全文を見る
○岸田国務大臣 アフリカにおける安保理の共通ポジションは、まず一つは、常任理事国そして非常任理事国、この両方の議席を拡大するということ、そして、新常任理事国は拒否権を有するというものであります。  日本とアフリカは、新常任理事国の拒否権の扱い等において立場の違いは存在いたします...全文を見る
○岸田国務大臣 外務省におきましては、在外公館を通じまして、日本企業の海外展開を積極的に支援しており、その際に、進出する企業の安全対策、リスク管理に関しても、さまざまな情報提供や相談を行ってきております。  そして、働きかけについて御質問いただきましたが、全ての在外公館には日本...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、御指摘のように、日中投資協定そして日韓投資協定には、知的財産権に関して、日中韓投資協定第九条と同一の内容の規定は存在しておりません。  日中韓投資協定につきましては、交渉当初から、日韓両国が、本協定において知的財産権の保護に関する規定を設けるべきという主張...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、本協定五条1ですが、他の締約国の投資家の投資財産に対し、国内法に基づく公正かつ衡平な待遇並びに十分な保護及び保障を与える趣旨の規定でありますが、まず、ここで言う「公正かつ衡平な待遇」というのは、例えば、投資家が適正な裁判を受ける権利を与えられないと...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、日中韓投資協定は、第二十七条7に定めておりますように、この協定の効力発生前に生じた事態に起因する請求については適用しないとされております。  ですから、先般の反日暴動に関しては適用はされませんが、この協定が発効いたしますと、先般のような暴動等の事態に際し、...全文を見る
○岸田国務大臣 この協定二十五条に、既存の二国間投資協定に基づく締約国の権利義務に影響を及ぼさない旨規定されております。  さらに、同規定の注釈において、投資家と締約国の間に問題が生じた場合、当該投資家自身がこの協定よりも有利と考える二国間投資協定に依拠することを妨げない旨も確...全文を見る
○岸田国務大臣 パプアニューギニアを含む太平洋島嶼国は、我が国にとりまして、太平洋を挟んだ隣国であります。また、伝統的に親日的な国々でもあります。また、国際場裏においても、日本を支持してくれる大切な基盤であると考えております。あわせて、資源国でもあります。  こうした観点から、...全文を見る
06月18日第183回国会 参議院 外交防衛委員会 第10号
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○国務大臣(岸田文雄君) 北太平洋の公海における底魚の漁業管理を目的として、我が国は平成十八年、関係国による政府間協議の東京での開催、主導いたしました。そして、その後一連の交渉を経て、平成二十四年、東京での会合において本条約、採択されました。本条約が対象水域としている北太平洋の公...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 近年の自然環境保護の関心の高まりを受けまして、本条約におきましては、漁業資源の長期的な保存及び持続可能な利用の確保のために、予防的な取組及び漁業に関する生態系を重視する取組を実施するよう規定されております。この予防的な取組とは、十分な科学的根拠に基づいて...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、生物多様性条約、これは遺伝資源を含む生物多様性の保全、そしてその持続的利用及び遺伝資源の利用から生ずる利益配分を目的とする、こうした基本的な枠組みであります。こうした生物多様性条約、これは全ての遺伝資源を対象として一般的なルールを定めております。こ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、知的所有権に関しましては、我が国を始めとする先進国では、この遺伝資源を用いて開発された成果物について、通常、特許権等の付与が認められております。しかしながら、本条約には、この知的財産権の取得に係る規定に関し、多数国間の制度から受領した植物遺伝資源を...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 今までの弊害についてどうかという御質問でありますが、我が国が本条約を締結しないことによって、一つ一つの具体的なケースにおいて一つ一つ契約を交わす、そして実態を確認する、こうした手間暇、膨大な手間暇を積み重ねてきた、これが現状でありました。今回条約を締結す...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、この条約の意義につきましては、国連の場においても、各地域で漁業資源を管理するための機関を設立することが求められております。そして、御指摘のように、北太平洋のこの天皇海山海域、これは我が国の底魚漁業にとって最も重要な漁場であります。こうした背景があり...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 漁業に関しましては、国連の場等を通じまして、各地域で漁業資源を管理するための機関を設立すること、こうしたことが求められております。また、この本条約の対象水域に位置する北太平洋の天皇海山海域、我が国の底魚漁業にとって最も重要な漁場となっております。こうした...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、我が国を始めとする先進諸国におきましては、遺伝資源を用いて開発された成果物につきましては、通常、特許権等の付与が認められております。  我が国は、本条約の作成交渉の過程におきまして、知的財産権の取得に係る規定に関し、多数国間の制度から受領した植物...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、御指摘のように、二〇〇一年の採択の際には、我が国は米国とともに棄権をいたしました。これは、本条約の規定の中で、多数国間の制度から受領した植物遺伝資源を用いた発明に対して特許権を付与することが妨げられるのではないか、こうした懸念があったためであります...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国の懸念は、この条約によって特許権の付与が妨げられるのではないか、こうした懸念があったわけですが、この懸念が払拭されるかどうか、これがポイントであります。そして、我が国はこうした懸念に基づいて二〇〇一年の段階では採択、棄権をいたしましたが、その後のE...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず一つ目の御質問、本条約にサンマが対象とされたことの経緯ですが、この条約の議論におきましては、当初、クサカリツボダイですとかキンメダイですとか、底魚を対象とする、こうした議論が進んでおりました。しかし、その後、関係国で議論を進める中にあって、サンマある...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、この植物遺伝資源の利用者から本条約の多数国間の制度の利益配分基金に払われた金額、現時点では余り実績がないという状況にあります。これは、新品種の開発、市場化に長期間を要する、こうした事情によって余り積み上がっていない状況にあります。今、現状が約七百五...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 先ほど答弁させていただきましたように、現状では基金に支払われた金額、余り実績がない状況であります。このため、現在のところ、この利益配分基金は、主要な先進国等からの任意拠出金を財源として開発途上国の植物遺伝資源の保全等のための事業活動を支援している、こうし...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、領有権とそして施政権、この違い、定義についての御質問ですが、領有権とは、国際法上一般に、ある領域に対して国家が有している主権を意味いたします。一方、施政権につきましては、国際法上確立した定義があるわけではありませんが、一般には、立法、行政、司法上の...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 本日も山内委員の方から、島田知事、牛島司令官あるいは大田中将の歴史について触れられました。また、沖縄の苦難の歴史について触れていただきました。改めて重く受け止めながら聞かせていただきました。  そして、御指摘の戦跡等についても、私もかつて沖縄担当大臣を...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) ただいま議題となりました旅券法の一部を改正する法律案につきまして、提案理由を御説明いたします。  現行旅券法上、一般旅券の名義人は、氏名等に変更が生じた場合、記載事項の訂正を申請することができますが、訂正に係る旅券情報は、当該一般旅券の追記欄にタイプに...全文を見る
06月19日第183回国会 衆議院 外務委員会 第11号
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○岸田国務大臣 ただいま議題となりました北太平洋における公海の漁業資源の保存及び管理に関する条約の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。  この条約は、平成二十四年二月に東京で開催された北太平洋漁業委員会の設立のための条約の準備会合において採択さ...全文を見る
06月20日第183回国会 参議院 外交防衛委員会 第11号
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○国務大臣(岸田文雄君) 先日の委員会においても答弁させていただきましたが、北朝鮮問題、拉致問題を含む諸懸案の解決に向けては政府一体となって取り組んでいかなければなりません。そして、飯島参与の訪朝につきましては、官房長官が説明を受け、私もこの内容につきまして詳細に説明を受けさせて...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 政府一体となってこうした拉致問題を含む諸懸案に対応していくという方針の下、官房長官が飯島参与の説明を受け、そしてその説明を政府一体として共有している現状にあります。こうした内容につきましては、私ももちろんでありますが、外務省としましてもしっかりと把握した...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 委員御指摘のように、政府としてこの問題に関し、しっかりと情報を共有し、体制を整えて、そして協議、対応に臨まなければいけない、これはもう御指摘のとおりだと存じます。  今般のこの事案につきましても、この飯島参与の訪朝につきましても、説明を受けた官房長官、...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) G8首脳会議におけるシリア問題においての我が国のプレゼンスですが、まず、首脳会議におきまして安倍総理の方からは、このシリアにおける暴力を止めるため、立場の相違点でなく共通点に立って対応すべきであるということ、また、そのような観点から政治対話実現の動きを支...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の日韓通貨スワップですが、七月三日に三十億ドル、期限が来ると承知をしております。この日韓通貨スワップですが、そもそも日韓金融協力強化の観点から、金融市場の安定を図り、そして日韓両国経済が共に安定的に成長することを目的に行われてきたものであります。 ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 日韓関係につきましては、我が国にとりましても、この韓国という国、基本的な価値ですとか基本的な利益を共有する大切な隣国でありパートナーだと認識をしております。隣国同士、個別の問題は生じているわけですが、そうした中にあっても、この大切な二国間関係全体に影響を...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 北朝鮮問題を含め、このアジア太平洋地域の厳しい戦略環境を考えますときに、日韓さらには日米韓、こうした各国との連携、誠に重要であると認識をしております。日韓間においてもこの安全保障分野における協力、しっかり進めていかなければならない、このように認識をしてお...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、現在、モロッコのマラケシュにおきまして、視覚障害者等の発行された著作物へのアクセスを促進するための条約、これを採択するためにこのWIPOの外交会議開催されております。六月十六日から二十八日、まさに今会議が行われている最中でございます。 ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のような、IT化に基づくシステムの構築を進めていくというこの動き、これは特定の分野、特定の国における課題ではなくして、国際社会全体としてこうした動きを進めていかなければいけない、こうした課題だと認識をしております。  その中にあって我が国としてど...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 普天間飛行場の移設について、十八年、長い期間を要しているということについての理由を一つ述べよという御質問でございますが、普天間飛行場の移設につきましては、我が国の厳しい安全保障環境の中で、我が国の平和と安定をしっかりと守りながら、この移設の地元の負担を最...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 沖縄は植民地ではありません。
○国務大臣(岸田文雄君) 当然のことながら、沖縄県は植民地ではありませんし、沖縄県民の皆様方は日本国民でいらっしゃいます。今後とも、沖縄県民の皆様方の声、真摯に耳を傾けながら対応していかなければならないと考えています。
○国務大臣(岸田文雄君) 現状、沖縄県内に在日米軍の施設・区域が依然として集中しているという御指摘につきましては、御指摘のとおりだと思います。だからこそ我々は、この沖縄の負担軽減、最優先で取り組まなければならないと認識をしております。このような負担を我が国国民、全国で分かち合う必...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 旅券法の一部を改正する法律案を可決いただきまして、誠にありがとうございました。  外務省としましては、ただいまの附帯決議の御趣旨を踏まえつつ、適切に対処してまいりたいと存じます。
06月21日第183回国会 衆議院 外務委員会 第12号
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○岸田国務大臣 本条約が対象水域としております北太平洋の公海、特にこの海域に位置します天皇海山水域は、我が国の底魚漁業にとって最も重要な漁場となっております。また、この水域における我が国の底魚、ツボダイですとかキンメダイ、こうした底魚の漁獲量は、他の関係国等と比べて圧倒的に多いと...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、国家は、領域主権に基づきまして、原則として、その領域に所在する全ての人や物等について、これを規制する権能を持っております。  国際法上、一般に、自衛隊の部隊等の政府機関が、主権国家たる他国の領域において、当該領域国の同意を得ずに活動することは認められており...全文を見る
○岸田国務大臣 今御説明させていただきましたように、一般に、自衛隊が他国の領域で活動するためには、国際法上、当該領域国の同意が必要であるということであります。  しかしながら、御質問にありました、自己保存を超えて武器使用を行うなど、詳細な説明についてですが、これにつきましては、...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、米軍施設・区域における活動に起因する環境問題、これは周辺住民の皆様方にとりまして重大な問題であるということは、まず深く認識をしております。  そして、これまでも、この在日米軍施設・区域に係る環境問題に関しては、日米合同委員会及びその合同委員会のもとに設けら...全文を見る
○岸田国務大臣 政府としましては、返還前の立入調査につきまして地元から強い要望があるということ、これは承知しております。  この在日米軍施設・区域への公的な立ち入りにつきましては、これまでも一九九六年の日米合同委員会合意に基づいて実施されてきており、また、跡地利用の観点からは、...全文を見る
○岸田国務大臣 政府としましては、国会で承認を得るべき条約につきましては、署名など所要の準備が整ったものから順次国会に提出させていただき、早期締結を目指すという考えでおります。  その上で、署名済みあるいは交渉中であって、今後国会に提出する可能性のある条約の例を分野別に挙げさせ...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘の、RCEPに関しまして国民の議論を盛り上げていく、大変重要な点だと存じます。  今日までも、政府においては、与野党の関連会合等を通じまして、政権としての姿勢、取り組み、あるいは交渉の進捗状況を説明させていただくとか、あるいは、外務省のホームページ等でこう...全文を見る
○岸田国務大臣 無償資金援助、技術協力といった二国間のODAについては、予算計上が円建てで行われておりますので、予算の執行段階で初めて外貨建ての支出額が確定するために、現時点で円安の影響を具体的な金額で示すことは難しいですが、御指摘のとおり、円安がODAの執行に与える影響は、引き...全文を見る
○岸田国務大臣 為替の動きにつきましては、予算等を組む際になかなか十分に予測できない部分は存在いたしますが、現状においても、先ほど御説明申し上げたように、財務省における補填等、制度は存在いたします。こういった制度は十二分に活用しなければならないと思いますし、昨今の大きな為替の動き...全文を見る
○岸田国務大臣 オーストラリア、豪州につきましては、私も一月に訪問させていただきましたし、私もかつて、日豪若手議員交流プログラムに参加させていただいて、この一員として訪問させていただいた経験もあります。  日本と豪州、ともに米国の同盟国であります。基本的な価値、そして利益を共有...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、事故当初の放射性物質を含む水の海洋への放出につきましては、我が国はまず、国際社会に対してしっかりと情報提供を行わなければいけない。最大限の透明性をもって迅速かつ正確な情報提供を行うこと、このことにつきまして、外務省としても意を用いて対応を行ってきたところです...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘の動きも含めて、我が国として、しっかりとした情報提供、透明性の確保に引き続き努力をしていかなければいけないと考えています。
○岸田国務大臣 委員御指摘のさまざまな指摘や不安については、謙虚に受けとめなければならないと存じます。  そして、そうした不安を払拭するべく、しっかり努力を行い、そして、国内外の理解を得るべく努力をしていかなければいけない、これは当然のことだと思っています。
○岸田国務大臣 御指摘のように、二〇〇三年のイラク戦争につきましては、昨年十二月に、外務省として検証を行い、その主なポイントを発表させていただきました。  事後的に言えば、イラクの大量破壊兵器が確認できなかったとの事実については厳粛に受けとめる必要があると考えておりますし、その...全文を見る
○岸田国務大臣 我が国が武力行使を支持するに至った当時の問題の核心は、クウェートを侵攻して国際社会の信用を失っている中で、査察への協力を通じて大量破壊兵器の破棄をみずから証明すべき立場にあったイラクが、即時無条件の査察受け入れを求める安保理決議に違反をし続け、そして、大量破壊兵器...全文を見る
○岸田国務大臣 先ほども申し上げたように、事後的に言えば、イラクの大量破壊兵器が確認できなかったとの事実については、厳粛に受けとめる必要があると考えております。
○岸田国務大臣 先ほども申し上げたように、事実については厳粛に受けとめた上で、発表等で指摘されているさまざまな外交強化に向けた課題についてしっかりと取り組んでいく、この点が我が国にとって大変重要だと考えますし、その方針で取り組んでいきたいと考えております。
○岸田国務大臣 そういった指摘もあるので、昨年十二月、検証を行い、そして検証のポイントを発表したと認識をしております。ぜひ、ここで指摘された外交課題について、我が国として今後適切に取り組んでいきたいと思っております。
○岸田国務大臣 我が国は、二〇一〇年の国連総会において、包括的な教育協力政策を発表するとともに、教育分野全体で二〇一一年から五年間で三十五億ドルの支援を行うことを表明し、そしてこれを着実に実施してきております。  そして、今基礎教育について御質問いただきましたが、教育のためのグ...全文を見る
06月21日第183回国会 衆議院 決算行政監視委員会第一分科会 第1号
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○岸田国務大臣 平成二十一年度外務省所管一般会計歳出決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。  歳出予算現額は一兆百三十三億二千四百七十万円余でありまして、支出済み歳出額は九千三百五十九億九千九百八十六万円余、翌年度繰越額は六百十億六千六百七十万円余、不用額は百六十二億...全文を見る
○岸田国務大臣 平成二十一年度決算に関する会計検査院の御指摘につきまして、外務省が講じた措置を御説明申し上げます。  在外公館における現地採用職員による不正行為について、不当事項との御指摘を受けましたことは、まことに遺憾であります。職員に対する指導のより一層の徹底を図るなどの措...全文を見る
10月22日第185回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○岸田国務大臣 我が国の経済連携協定交渉において秘密保持契約の前例があるかという御質問ですが、我が国の経済連携協定交渉において、交渉中にやりとりした文書を対外的に公表しないという点において一致した例は存在いたします。  例としましては、モンゴルあるいはカナダ、こうした国との協定...全文を見る
10月23日第185回国会 参議院 予算委員会 第1号
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○国務大臣(岸田文雄君) 原子力損害賠償条約の加盟についてですが、効率的でそして安定的な原子力賠償のスキームを国際的に作っていく、このことは大変有意義だと思っておりますし、この加盟についても今前向きに作業を進めているところであります。関係省庁と今調整、検討を続けております。  ...全文を見る
10月24日第185回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(岸田文雄君) まず、御指摘のように、シリアの情勢につきましては、シリア国内で既に十万人以上の死者が出ている、また御指摘のように、周辺国に既に二百万人を超える難民が流出している、こういった状況、極めて深刻な状況であると認識をしております。  私も今年七月に最大のシリア...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、シリアに対しましては、人道支援と併せて政治プロセスにおいても我々は貢献していかなければならないと思っています。  シリアの情勢はそもそも中東全体の安定にも大きくかかわる問題でありますし、例えばシリアの化学兵器の問題につきましても、国際社...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 日米並行交渉ですが、御案内のとおり、TPP交渉に我が国が参加する際の日米協議に基づいて、TPP交渉と並行して行うということになった交渉ですが、自動車分野の交渉と、そして非関税分野の交渉があり、既に交渉が始まっております。  そして、この秘密保持との関係...全文を見る
10月25日第185回国会 衆議院 本会議 第4号
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○国務大臣(岸田文雄君) 私には、国家安全保障戦略に核兵器廃絶を目指す方針を明記すべきではないかというお尋ねがありました。  あわせて、核兵器廃絶への決意についてお尋ねがございました。  御指摘の共同ステートメントについては、各国との調整を行った結果、我が国の安全保障政策や核...全文を見る
10月28日第185回国会 衆議院 国家安全保障に関する特別委員会 第2号
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○岸田国務大臣 御指摘の共同ステートメントですが、従来から、この共同ステートメントにおける核兵器使用の人道的影響に対する認識、すなわち、核兵器が使用された際に、その使用された世代のみならず、将来の世代にも大きな影響をもたらす、また、健康のみならず、社会的にも、あるいは経済的にも大...全文を見る
○岸田国務大臣 米国に対しましては、さまざまなレベルを通じて我が国の立場を説明し、そして意思疎通を続けております。
○岸田国務大臣 愛読書についての御質問ですが、学生のころからなれ親しんだ本としましては、吉川英治の「宮本武蔵」、あるいはドストエフスキーの「罪と罰」、このあたりかと存じます。
○岸田国務大臣 私も、御指摘になられました「昭和十六年夏の敗戦」、大変興味深く読ませていただきました。  その中から学ぶことは大変多いと感じております。さまざまな情報を得ることの大切さ、その情報をどう分析するかということの大切さ、そして、その分析をどう判断するかというリーダーの...全文を見る
10月29日第185回国会 衆議院 安全保障委員会 第1号
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○岸田国務大臣 安全保障委員会の開催に当たり、御挨拶を申し上げます。  我が国を取り巻く安全保障環境が大きく変わる中で、国民の生存や国家の存立を守り抜くことは政府の最も重要な責務です。  特に、東アジアの安全保障環境は厳しさを増しています。北朝鮮による核、ミサイルの脅威が存在...全文を見る
○岸田国務大臣 大変多岐にわたって御質問をいただきました。まず、御指摘のように、米国では二〇一一年八月に予算管理法が成立することによって、二〇一二年度から十年間にわたって国防費について八千五百億ドルの歳出を削減する方針を打ち出し、一方でアジア太平洋地域を重視するリバランス政策を進...全文を見る
○岸田国務大臣 中国国内の報道につきまして一々コメントすることは控えさせていただきますが、一般論で申し上げるならば、中国の透明性を欠いた軍事力の強化、これは、我が国も含め、地域共通の懸念事項だと認識をしております。  我が国としては、こうした中国の動向を今後ともしっかり注視して...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、御指摘の「永遠のゼロ」、私も小説を読ませていただきました。国の内外を問わず、国のために戦い、とうとい命を犠牲にされた方々に対して手を合わせ、御冥福をお祈りし、そして尊崇の念を表するということ、これはもう当然のことだと思っております。  そして、閣僚の靖国参...全文を見る
○岸田国務大臣 いわゆるマイナー自衛権ですが、マイナー自衛権とは、武力攻撃に至らない侵害に対する自衛権の行使を一般に指すものと承知をしております。  そして、国連憲章第五十一条ですが、自衛権の発動が認められるのは武力攻撃が発生した場合であるという規定があります。しかしながら、政...全文を見る
10月29日第185回国会 参議院 外交防衛委員会 第1号
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○国務大臣(岸田文雄君) 外交防衛委員会の開催に当たり、御挨拶を申し上げます。  私は、日米同盟の強化、近隣諸国との協力関係の重視、そして日本経済再生に資する経済外交の強化の三つの柱を軸とした外交を引き続き推し進め、国益の増進に全力を尽くします。また、グローバルな課題の解決にも...全文を見る
10月30日第185回国会 衆議院 外務委員会 第1号
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○岸田国務大臣 外務委員会の開催に当たり、御挨拶申し上げます。  私は、日米同盟の強化、近隣諸国との協力関係の重視、そして日本経済再生に資する経済外交の強化の三つの柱を軸とした外交を引き続き推し進め、国益の増進に全力を尽くします。また、グローバルな課題の解決にもより一層積極的に...全文を見る
10月30日第185回国会 衆議院 国家安全保障に関する特別委員会 第3号
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○岸田国務大臣 今、官房長官から答弁ありましたように、国家安全保障会議というのは、我が国の国家安全保障政策を取り扱うことになります。そして、政治のリーダーシップを発揮して、機動的、効果的な判断を下す、こうした役割を担うものだと認識をしております。  国家安全保障政策の中に、御指...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、このたび国家安全保障会議が設置されることによって、平時からこうした安全保障情勢あるいは治安情勢についてフォローがされるという意味で、これは大変意義があると思っておりますし、緊急時において効果的に対応するという意味でも、大きな意義があると考えています。  そ...全文を見る
○岸田国務大臣 今回のNSC法案によりまして、国家安全保障会議は、関係省庁に対して、関係省庁から情報の提供を受ける、そして提供を要求する、これが法律で定められることとなりました。よって、外務大臣としましても、この法律に基づいて、みずからの責任で、的確、迅速に情報を提供しなければな...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、情報公開法五条五号との関係ですが、公文書管理法においては、特定歴史公文書等が既に現用文書として役割を終えたものであることを踏まえて、審議、検討に関する情報が記録された文書であっても、意思決定に一定の決着がついていると考えられ、公にすることによる意思決定の中立...全文を見る
○岸田国務大臣 国家のビジョンということで申し上げますと、まず、私は、外務大臣に就任しましてから、三つの柱を立てて外交を進めてきました。一つは日米同盟の強化、二つ目として近隣諸国との関係の推進、そして三つ目として経済外交の推進、この三つの柱を立てて外交を進めてきました。  まず...全文を見る
11月01日第185回国会 衆議院 外務委員会 第2号
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○岸田国務大臣 まず、委員の投資に関する問題意識につきましては、大変重要な問題意識だと認識をしております。  そして、中国の投資協定締結の背景、そして影響について御質問いただいたわけですが、まず、他国の経済政策の背景について何か申し上げる立場にはないわけですが、一般論として申し...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のアフリカ諸国への日本の投資ですが、日本の投資は、やはり他の国の投資とは内容において違う特色を持っているという評価を得ていると承知をしています。日本からの投資は、やはり現地に雇用を創出する、そして現地に技術移転をもたらす、こういった意味でアフリカの成長に貢献...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、私としましても、安全保障の観点から、我が国の土地の取得あるいは利用のあり方について検討すること、これは大変重要なことだと認識をしています。  政府全体として関係省庁が連携して、土地取得の規制の必要性ですとか、個人の財産権の保護ですとか、国際約束の整合性とか...全文を見る
○岸田国務大臣 世界の膨大なインフラ需要を積極的に取り込んで、そしてそれを我が国の力強い経済成長につなげていく、このことは、成長戦略を考える際に大変重要な考え方だと存じます。  そして、水分野を含めたインフラの海外展開につきましては、我が国企業による機器の輸出のみならず、インフ...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、現内閣におきましては、総理、外務大臣を初め閣僚が、それぞれトップセールスという形で世界を飛び回っております。  そして、その中で改めて感じますのは、こうした国際的なビジネス環境の厳しさであります。こうした厳しい環境の中にあって、やはり官民がしっか...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘の核兵器の人道的影響に関する共同ステートメントですが、過去三回、同種のステートメントは発出されておりました。我が国は、その三回は賛同をいたしませんでした。  このステートメントですが、このステートメントにおける核兵器の人道的影響に関する認識、すなわち、核兵...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、我が国は、平和国家として、国際協調主義に基づいて、国連を通じた外交を重視しております。  そして、安倍総理の積極的平和主義という言葉ですが、これは、近年、我が国をめぐる安全保障環境、アジア太平洋の戦略環境は大変厳しいものがあります。そして、サイバーですとか...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、我が国として、国連外交あるいは我が国の国連での活動、こうしたものを対外発信していくこと、このことは、おっしゃるように、大変重要だと認識をしています。  従来も国連外交については、先般も安倍総理が国連総会一般討論演説を行いました。また、国連事務総長などの国連...全文を見る
○岸田国務大臣 現状の理由につきましては、人材の存在ですとかあるいは情報提供ですとか、さまざまな理由が存在するとは存じます。  その中で、我が国としましては、三つほど大きな事業に取り組んでおります。若手日本人の国際機関への送り込み、そして二つ目として広報活動、応募支援、そして潜...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、日中関係は大変厳しい状況にあります。しかし、こうした厳しい状況にあるからこそ、さまざまなレベルで意思疎通を図っていくことが重要であるという認識に立って努力をしてまいりました。  これまで、日中韓FTA交渉ですとか、日中韓の枠組みでの環境大臣、文科...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、尖閣諸島は、国際法上も、そして歴史的にも我が国固有の領土であります。ですから、前政権における国有化の判断については、この判断の当否にかかわらず、日本国内での所有権の移転は、本来、他国の間で何ら問題を惹起すべきものではないとまず考えております。  ですから、...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、今御紹介いただきました園田外務大臣を初め先人の方々の日中友好にかける覚悟や御努力に対しては心から敬意を表し申し上げ、そして、我々は、こうした先輩方の努力に恥じないように未来をしっかりつくっていく責任があるということを痛感いたします。  日中関係、今もお話に...全文を見る
11月01日第185回国会 衆議院 国家安全保障に関する特別委員会 第5号
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○岸田国務大臣 まず、イラク戦争における我が国の対応につきましては、既に外務省の中で検証を行っておりまして、事後的に言えば、イラクの大量破壊兵器が確認できなかったとの事実については厳粛に受けとめる必要があると考えております。  そして、さらなる情報収集能力、分析能力の強化等、今...全文を見る
○岸田国務大臣 先ほど申し上げましたように、日本が対イラク武力行使を支持した根拠、これは国連安保理決議違反であると認識をしております。  実際の武力行使は、二〇〇三年に行使されたわけですが、それからさかのぼって、一九九〇年にはイラクのクウェート侵攻がありました。その直後、国連に...全文を見る
○岸田国務大臣 各国との連携ですが、国家安全保障局が、同盟国を含む各国のNSC事務局と緊密な意思疎通を図り、そして協力をしていくということ、これは、我が国がこの安全保障政策を進める上においても大変有意義なことであると認識をしております。  ぜひ、こうした意思疎通、協力関係は進め...全文を見る
11月05日第185回国会 衆議院 国家安全保障に関する特別委員会 第6号
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○岸田国務大臣 外務省におきましては、平素から、全世界の在外公館を通じてさまざまな情報を収集しています。  在外公館そのものにも専門的な知識を持った人材を配置するなど、専門性を重視しながら人材を配置しているわけですが、そうした情報が本省に上がってくる。そうした情報をさらに吟味す...全文を見る
○岸田国務大臣 日米同盟につきましては、日米安全保障体制を基盤として、自由ですとか民主主義ですとか、こうした基本的な価値とか利益を共有する両国が安全保障並びに政治、経済、文化、こうしたあらゆる分野において協力をしていく、こうした関係を総称して日米同盟という言葉を使っています。 ...全文を見る
○岸田国務大臣 我が国をめぐる安全保障環境、アジア太平洋地域の戦略環境、大変厳しい状況にあると認識をしています。加えて、サイバーですとか宇宙ですとか、国境を越えた新しい脅威も現実のものになってきています。  こういったことから、我が国の平和と安定、我が国だけでは守ることができな...全文を見る
○岸田国務大臣 ただいま官房長官からありましたように、緊急事態に対応する際には、政府の総合力をしっかり発揮することが重要だと存じます。  まず、そのために、外務省としましてもしっかり体制整備をしていかなければいけないと思いますが、現状においては、今の憲法、そして今の法律、これを...全文を見る
○岸田国務大臣 私も、報道については承知しております。ドイツ首相に対する盗聴問題などの報道については承知しておるところですが、こうした報道につきましては、第三国の事案でありますので、それについて直接申し上げる立場にはないのではないか。発言は控えさせていただきたいと存じます。
○岸田国務大臣 ちょっと発言は、今手元に資料はありませんが、一般論として、在外公館等、こうした使節に対する盗聴は国際法に違反する可能性がある、こうした発言はさせていただいたと記憶しております。
○岸田国務大臣 そうした各国の動き、報道等は承知しております。  第三国の動きについては、我々、直接その実態を把握しているものではありませんのでコメントは控えさせていただきますが、我が国としましては、アメリカとの関係において、引き続き、さまざまな意思疎通を図っております。  ...全文を見る
○岸田国務大臣 いわゆるECHELONにつきましては、御指摘の欧州議会での動き、あるいはさまざまな報道において承知はしております。しかしながら、この事実関係については把握はしていないのが現状です。  また、三沢飛行場は、日米安全保障条約及び日米地位協定に基づき米国が使用を許され...全文を見る
○岸田国務大臣 先ほども申し上げましたが、ECHELONにつきましては、我が国として、その実態は把握しておりません。  そして、三沢基地におきましては、米軍の運用について、政府として把握はしていないということです。
11月05日第185回国会 参議院 外交防衛委員会 第2号
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○国務大臣(岸田文雄君) まず、御指摘のように、この在外邦人の保護、これは政府にとりまして重要な責務であり、不断の検証を行い、そして良い方途について絶えず検討していかなければならないと存じます。そうした趣旨から、この国会におきましても自衛隊法の一部を改正する法律案、国会に提出させ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 今回の会談というのは2プラス2の会談かと存じますが、十一月の二日に2プラス2行わさせていただきまして、安全保障政策あるいは安全保障協力、さらにはアジア太平洋地域の多国間の枠組みの協力、こうしたものにつきまして率直な意見交換をさせていただきました。  こ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 十一月二日の2プラス2の前日には日ロ外相会談も行われました。その日ロ外相会談も三時間以上にわたりまして議論を行いましたが、その間、おっしゃったような話題も出てきましたし、様々な分野、日ロ外相会談の分野におきましては安全保障のみならず、経済、文化、スポーツ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 領土問題につきましては、まず、建設的な意見交換、この十一月一日の日ロ外相会談の場で行えたと認識をしております。そして、その結果、この平和条約交渉を行う次官級協議、これを来年一月末から二月初めに行う、これを確認させていただきました。あわせて、私自身、日本の...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 今申し上げましたような日程と併せて、平和条約交渉においてその具体的な解決の案を作るべく努力をしていく、より具体的な解決の案を作るべく汗をかかなければいけない、こうした姿勢を確認したということであります。
○国務大臣(岸田文雄君) 引き分け発言につきましては、本年二月に訪ロしました森元総理が趣旨について質問しましたのに対しまして、プーチン大統領からは、勝ち負けなしの解決、すなわち双方に受入れ可能な解決を意味するというふうに述べられています。  四月の安倍総理の訪ロの結果採択された...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 両国が受入れ可能な形の解決策ということですから、今交渉が進む中にあって、具体的に二島なのかどうなのか、この部分についてはまだこれからのこの協議に委ねられているというふうに考えています。
○国務大臣(岸田文雄君) おっしゃるように、こうした首脳会談等で確認された両首脳の方針をしっかり踏まえて、この解決策、具体的に作成する、これが外務大臣及び事務レベルの責任だと考えております。
○国務大臣(岸田文雄君) 積極的平和主義の意味ですが、まず、我が国をめぐる安全保障環境、このアジア太平洋地域の戦略環境、北朝鮮問題を始め大変厳しい状況にあると認識をしております。あわせて、サイバーですとかあるいは宇宙ですとか、国境を越えた新しい脅威が登場し、現実のものとなっていま...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) おっしゃるように、我が国は、今日までも、シリアの問題ですとか、あるいは国連における人間の安全保障という考え方に基づく貢献ですとか、国際貢献は行ってきました。しかし、こうした我が国の置かれている環境を考えますと、より一層積極的にこうした貢献、努力に力を尽く...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 当然、我が国の積極的平和主義というのは、まずもって、国際法上各国においても認められている範囲内において、そして我が国の憲法、法律の範囲内において積極的に貢献していくということであります。
○国務大臣(岸田文雄君) まずは、拉致問題については私から言及はいたしました。そして、そうした問題があることについてはロシア側も理解をしております。
○国務大臣(岸田文雄君) 具体的な言いぶりにつきましては控えさせていただきますが、基本的に我が国の拉致問題に対する考え方について理解をしていただきました。
○国務大臣(岸田文雄君) 済みません、今ちょっと手元に資料がありませんので、確認させてください。
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国は従来から北朝鮮問題に関しましては対話と圧力の下に、核、ミサイル、拉致、こうした諸問題を包括的に解決するべく努力をしていく、こうした方針で臨んでまいりました。こうした方針を総理が改めて申し上げたことだと考えます。
○国務大臣(岸田文雄君) 今申し上げましたように、対話と圧力の方針の下に我が国は北朝鮮問題に臨んでいますが、現状を見る限り、この対話の部分につきましては、対話を模索する動きがあるのは事実でありますが、我々は、これは対話はあくまでも非核化が前提でなければならないと考えております。 ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 北朝鮮に対し具体的な真摯な態度を示すことを求めるために、我が国としましては関係国とともに様々な圧力、メッセージを発しているということであります。その働きかけの一環として金融という手法、当然あると考えています。
○国務大臣(岸田文雄君) それは、関係国との議論の結果、どのようなことができるのか、様々な可能性を探っていく、そういったことだと思っています。
○国務大臣(岸田文雄君) 飯島参与のこの発言の中身につきましては、私、十二分に承知はしておりませんが、拉致問題につきましては国連総会の場を始め様々な機会をとらえて、先ほど申し上げました方針の下に努力を続けています。是非、具体的なこの前進を得るために引き続き努力をしていきたいと考え...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 拉致問題を始め北朝鮮問題については、六日、明日ですか、アメリカにおきまして日米韓の首席交渉官会議を予定しております。  こうした様々な取組を通じまして、今、努力を引き続き続けている最中でございます。
○国務大臣(岸田文雄君) まだ引き続き努力をしている最中でございます。
○国務大臣(岸田文雄君) 内閣の参与という肩書だと存じます。
○国務大臣(岸田文雄君) その発言の真意は私は把握しておりませんが、今政府の、我が国のこの政府の取組の現状は先ほど申し上げたとおりでございます。
○国務大臣(岸田文雄君) 先ほど申し上げました我が国の北朝鮮問題に対する対応、そして方針、これにつきましては飯島参与も十分認識をしておられると存じます。様々なこの御発言もその認識を踏まえた上での御発言だとは思います。
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国としましては、先ほどの方針の下に引き続き努力を続けています。是非、一日も早く結果を出せるよう努力をしたいと思っています。
○国務大臣(岸田文雄君) 飯島参与の発言について、どういったやり取りの中でどういった質問に対してそういった発言をされたのか、私も十分把握しておりませんが、政府としては先ほど申し上げた方針であり、そして現状、今鋭意そういった取組を続けているということ、これにつきましてはしっかりと御...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) この件につきましては、十月二十二日、東京地裁の下で売却許可決定が延期されたと報道があったことまでは承知しております。  ただ、今この裁判所の下で手続が行われています。その最中でありますので、それについて私からコメントは控えさせていただきたいと存じます。
○国務大臣(岸田文雄君) 安倍内閣は歴代内閣の歴史認識全体をしっかりと引き継いでおります。ですから、その中のこの村山談話ですので、村山談話のここに書かれている記載、この赤線が引いてあるこの間の部分につきましてもしっかりと引き継いでいるものと認識をしております。
○国務大臣(岸田文雄君) どうなんですかという御質問ですが、まず、内閣としてはしっかりとこの部分も引き継いでいるわけです。  そして、総理の発言自体は、今おっしゃったように、この赤線の部分について総理の考え方を述べられたというふうに認識をいたします。
○国務大臣(岸田文雄君) 我が内閣は歴代内閣の歴史認識を全体として引き継いでおります。いわゆる村山談話のこの部分につきましてもしっかり引き継いでいるものと認識をしております。
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の部分も引き継いでおります。
○国務大臣(岸田文雄君) 特定秘密保護法案ですが、安全保障の情報の重要性が高まるとともに情報漏えいの危険性が高まっている昨今の状況の中で、やっぱり一定のものを的確に保護する制度が不可欠だという判断から今検討が進んでいるわけです。一般論として、こうした情報保全が強化されれば信頼関係...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、先月の2プラス2の共同発表においてインフォメーションセキュリティーという言葉を使っているわけですが、これは、要は情報を的確に保護し、そしてその漏えいを防止するという意味でこの用語を使っております。  こうした趣旨を的確に表す言葉としてどういった日...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 今回の2プラス2に至るまで、様々なレベルにおいて日米間で意思の疎通を図ってきました。事務レベルでも様々な意思疎通を図り、積み上げを図ってきた次第です。そして、その中で、このインフォメーションセキュリティーという言葉につきましては、先ほど申し上げましたよう...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 米国のアーリントン国立墓地は、国立墓地及び戦没者の慰霊施設と承知しております。こういった施設は、やはり国によって、歴史、沿革、様々であります、異なるものであります。ですから、このアーリントン国立墓地と千鳥ケ淵戦没者墓苑、これ一概に比較すること、これは困難...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 済みません、日にちはちょっと定かではありませんが、毎年参拝していることは承知しております。
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のケリー国務長官そしてヘーゲル国防長官、このお二人が千鳥ケ淵戦没者墓苑、訪問されたこの意味について御質問でありますが、本件、この訪問はまず基本的に米国の行事として行われたものですので、私は意味について申し上げる立場にはないと考えておりますが、米側は...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 千鳥ケ淵のこの戦没者墓苑ですが、さきの大戦で海外における戦没軍人及び一般邦人の遺骨を納めた無名戦没者の墓として昭和三十四年に創建されたと承知をしております。  こうした墓苑に対しまして、今回、アメリカの国務長官、そして国防長官が日本の戦没者に対する敬意...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、四月の安倍総理の訪ロに際しまして、共同声明が採択されました。その中で安倍総理とプーチン大統領、両首脳の議論に付すため、双方に受入れ可能な解決策を作成する交渉を加速させるとの指示を自国の外務省に共同で与える、こうした合意をしております。  こうした...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 平和条約締結問題につきましては、先ほど御紹介させていただきましたプーチン大統領の御発言等を受けて、双方に受入れ可能な解決策を作成する交渉を加速化させる、こうした両国首脳の指示が出され、それを踏まえて議論が行われています。今般の2プラス2に先立って行われま...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、十月の二日にオーストラリアの元戦争捕虜の方々、そして十月の十五日に米国の元戦争捕虜の方々に外務省を御訪問いただきまして、その際に私自身お会いさせていただき、私の方から、この招聘プログラムが元戦争捕虜の方々の日本に対する和解と両国間の相互理解に資する...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) ポツダム宣言、それからサンフランシスコ平和条約におけるこの捕虜問題の対応ですが、ポツダム宣言におきましては、その第十項におきまして、我ら、すなわち連合国ですが、の俘虜を虐待せる者を含む一切の戦争犯罪人に対しては厳重なる処罰加えらるべし、すなわち連合国のこ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) そのとおりだと存じます。そして、日本は加入いたしました。
○国務大臣(岸田文雄君) 元戦争捕虜の方々の招聘事業につきましては、ただいま委員から御提言もいただきました、そうした御提言と併せて、この招聘を受ける方々の希望ですとか、さらに九十歳を超えておられる方も大勢おられますので、健康状態ですとか、それから相手側の意向、さらには政府としてこ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国は、かつて多くの国々、特にアジア諸国の方々に対しまして多大な被害と苦痛を与えました。この認識におきまして、この安倍内閣も歴代内閣の立場を引き継いでおります。こうした内閣の方針、考え方については、これまでも説明をしてきましたし、これからもしっかりと説...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、日本政府としましては、日中間で協議を重ねた結果として、日中友好、さらには人道的見地から、日本に永住帰国した中国残留孤児の養父母に対しては扶養費の支払を実施してきております。また、日本に永住帰国していない中国残留孤児の中国人養父母に対しては、委員御指...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 実際の状況、特に中国残留孤児の養父母の皆様方の置かれた状況、これをいま一度しっかりと確認しながら適切な形は検討したいと存じます。
○国務大臣(岸田文雄君) まず、日中関係は、我が国にとりまして最も大切な二国間関係の一つであります。今や日本と中国は切っても切れない関係の中にあり、そして世界第二と第三の経済大国の関係が安定することは両国の国民にとって利益であるばかりではなくして、アジア太平洋地域、そして国際社会...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 日中関係、大変厳しい状況にあり、そして現在、首脳あるいは外相レベルでの会談が実現しない中、御指摘のようにこの議員交流ですとか政党間交流の重要性が一層高まっていると、まず認識をしています。    〔理事佐藤正久君退席、委員長着席〕  その中にありまして...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、個別の問題があっても関係全体に影響を及ぼさないように努力をする、こうした態度、姿勢は大変重要だと認識をしております。その中で、大気汚染を始めとする環境分野、さらには高校生、大学生などの青少年交流、さらに先日は、最近この日中平和友好条約締結...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 先ほども申し上げましたように、日中関係は大変難しい状況の中にありますが、是非、個別の問題を全体に影響させないように、戦略的互恵関係の基本的な考え方にのっとってしっかり関係を進めるべく努力をしていかなければならないと思っています。そして、そのためには対話が...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 法案を見ますと、委員御指摘のとおり、この法律案の別表第二号ハの部分に、主として外国政府等から提供され、国際約束に基づき保護することが必要な安全保障に関する情報の保護が念頭に置かれています。  しかし、同時に、我が国政府は、例えばこの外国政府及び国際機関...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) それにお答えするとちょっと今申し上げた答弁と重なってしまうかと思いますが、要は、先ほど申し上げました別表二号のハに規定されておりますこの外国政府等から提供された情報に加えて、その外国政府、国際機関に属しない個人や団体からの情報についても対象にしなければい...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 様々なルート、様々な手法によって得た情報の中で必要なもの、これが特定情報として指定されるというふうに認識をしております。
○国務大臣(岸田文雄君) 行政機関の長の責任だと認識しております。
○国務大臣(岸田文雄君) 新たな指定がされる、要は内閣改造等が行われた場合、大臣が交代した場合、これは法案を見ますと、四条のこれは四項ですか、行政機関の長がこの有効期間内であっても速やかにその指定を解除する、こういった規定がありますので、これ法律上は、内閣が替わる、大臣が替わる際...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) イスラエルが行った最近の空爆事例ですが、まず二〇〇六年七月のレバノンのヒズボラによるイスラエル軍兵士の殺害及び拉致に端を発する空爆、そして二〇〇八年十二月、そして二〇一二年十一月のこのパレスチナ・ガザ地区からのロケット弾発射事案に対する空爆、こうしたもの...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) このイスラエルを含むF35の部品の移転ですが、国連憲章の目的と原則に従うF35ユーザー国のみに限定をしている、こうしたことであります。  よって、このF35を使用して空爆が行われた場合ということになるかと思いますが、これはもう仮定の話ですから、今の段階...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) この官房長官談話ですが、これはF35の輸出に関しての談話だと承知をしております。よって、これ、F35によって空爆が行われた場合に、国連憲章の目的と原則に従っているかどうか、それを判断することになると存じます。
○国務大臣(岸田文雄君) この入植活動等の行動とそのF35の輸出、これは直接関連するものではありません。ですから、この際、問題になるのは、このF35が使用されるかどうか、これが問題になるのではないかと認識をしています。
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国は、国連憲章を遵守するとの平和国家としての基本理念を有しており、武器輸出三原則等に基づく取組に加えて、小型武器の問題については国連ですとかあるいは被害国における取組を通じて主導的な役割を果たしてきました。こうした平和国家としての基本理念に立脚した姿...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、地元の皆様方からこのオスプレイの運航につきまして大変厳しい目が向けられていること、そして、合同委員会合意が守られていないのではないかという声があること、このことについては承知をしております。  オスプレイの運用については、政府として、昨年九月十九...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 先日の日米2プラス2におけるこのオスプレイに関しての地元負担軽減につきましては、ただいま防衛大臣から御説明申し上げたとおりであります。私も、2プラス2出席をした一人といたしまして、是非こうした合意をしっかりと結果に結び付けるべく努力をしなければならないと...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 先ほど来申し上げておりますように、我が内閣におきまして沖縄の負担軽減、これは最も重要な課題だと認識をしております。是非、沖縄の声に真摯に耳を傾けながら、負担軽減の結果を出すべくしっかり努力をしていきたいと考えております。
○国務大臣(岸田文雄君) ただいま議題となりました万国郵便連合一般規則(二千十二年のドーハ大会議において改正され、及び採択されたもの)及び万国郵便条約の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。  万国郵便連合一般規則及び万国郵便条約は、平成二十四年...全文を見る
11月06日第185回国会 衆議院 外務委員会 第3号
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○岸田国務大臣 御指摘のステートメントですが、今委員からお話がありましたように、同様のステートメントは過去三回発出されておりますが、我が国は賛同いたしませんでした。  こうした過去のステートメントに関しましては、核兵器の人道的影響に係る認識、すなわち、核兵器が使用された際に、使...全文を見る
○岸田国務大臣 このステートメント、先ほどちょっと指摘させていただきました六段目の最後ですが、本共同ステートメントそのものが政治的な支持の高まりを示す、こうした文言をつけ加えさせていただきました。要は、この共同ステートメントそのものが大きな理想であり目的であるということであります...全文を見る
○岸田国務大臣 そのふえた数等、ちょっと詳細を今確認いたしますが、最終的に賛同した国は百二十五に上ったと承知しております。これは過去と比較して最大の数であるということは承知しております。
○岸田国務大臣 まず、今回の共同ステートメントに我が国がどういった態度を表明するかにつきましては、先ほど申し上げましたように、この共同ステートメント発出の中心になって活動してきた国々と我が国は、特によく意思疎通を図り、修文の相談等をしてまいりました。そしてあわせて、米国には、当然...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、結論から申しますと、拡大抑止を含めた我が国の安全保障政策に変更は全くありません。そして、この整合性ということにつきまして、先ほど申し上げましたように、いかなる状況においても核兵器が使用されないという、この部分も含めて、この共同ステートメントそのものが、政治的...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、同種のステートメントに対する態度としては、従来から、一義的に外務省が判断するという対応をとってきました。  そして、今回の判断に当たりましては、総理官邸と綿密に連絡をとり、総理から直接の指示も仰ぎながら判断をしたということであります。防衛省とも事務的に連絡...全文を見る
○岸田国務大臣 大変重要な御指摘だと思います。  お話を伺って、一言だけ申し上げさせていただきたいと思いますのは、今回の共同ステートメントへの賛同については、まず基本的に、修文が行われたという点、この点はぜひ御考慮いただきたいと存じます。  実際、この四月の段階で出された共同...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、我が国の領土、領海に対する考え方を対外的に発信することの重要性、私も痛感しております。  そうしたことから、今の内閣において、こうした対外発信のための予算、こうした予算の確保にも努めているわけでありますし、また、外務省としましても、昨今話題になり...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、尖閣諸島は、国際法上も歴史的にも間違いなく我が国固有の領土であり、我が国が有効支配していると考えています。  そして、中国公船によりますたび重なる領海侵入、これは極めて遺憾なことであります。こうした力を背景とする現状変更の試みに対して、我が国は、断固として...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、御指摘のサンフランシスコ平和条約ですが、この条約におきまして、尖閣諸島は、同条第二条に基づいて日本が放棄した領土には含まれておりません。そして、同条約第三条に基づいて、南西諸島の一部としてアメリカの施政下に置かれたという経緯があります。そして、一九七二年発効...全文を見る
○岸田国務大臣 北方領土に関しましては、米国は日本の立場を支持していただいていると認識をしております。
○岸田国務大臣 御指摘のように、尖閣諸島の領有権につきましてはアメリカは明確な表明はなされていないということ、私も承知をしております。  現状において、アメリカの尖閣諸島に対する立場、我が国として、アメリカの態度として、どうしても必要な施政権そして安保条約との関係、こういったと...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘の三本柱のうちの近隣諸国との外交推進ですが、近隣諸国の中で、ロシアとは半年で四回首脳会談が行われる、また、ASEAN諸国とは、日・ASEAN四十周年というこの節目の年、来月には日・ASEAN特別首脳会談を東京で開催するなど、さまざまな動きがありますが、その中...全文を見る
○岸田国務大臣 個別の問題があったとしても全体の関係に影響を及ぼさないということは、日中、日韓以外の二国間関係においては多く見られることだと思っています。  ロシアとの間にも北方領土問題は存在いたしますが、首脳会談を半年で四回行う等、さまざまな意思疎通を図っております。  ほ...全文を見る
○岸田国務大臣 靖国参拝についてですが、まず、国の内外を問わず、国のためにとうとい命を犠牲にされた方々に対し、手を合わせ、そして御冥福をお祈りし、そして尊崇の念を表するということ、これは大変重要なことだと思っています。  そして、靖国の参拝につきまして、閣僚の参拝につきましては...全文を見る
○岸田国務大臣 ただいまの委員の御質問の中で、大平総理あるいは宏池会について触れていただきました。  私自身、こうした諸先輩方の系譜につながる、こうした立場にあることについては誇りに思っておりますし、こうした歴史を振り返りながら、政治信条等において大切な部分は今後もしっかり大切...全文を見る
○岸田国務大臣 幾つか御質問がありましたが、まず、私と広島のかかわりについて御質問があったと存じます。  私の家は代々広島でありまして、広島にルーツがあるわけですが、私自身は、生まれたときに、私の父が公務員だったものですから、成人するまでは広島以外で過ごすことが多うございました...全文を見る
○岸田国務大臣 この禁輸措置につきましては、外務省としまして、しっかり情報収集をするとともに、我が国の情報をしっかりと伝達し、そして粘り強く働きかける、こういった対応をとってまいりました。そしてその中で、結果としまして、十二カ国が禁輸措置を解除する、さらには、EU諸国は禁輸措置を...全文を見る
○岸田国務大臣 先ほど申し上げましたように、日中関係は我が国にとって大切な二国間関係でありますし、地域に大きな責任を両国は担っております。ぜひ、大局的な見地から、戦略的互恵関係の原点に戻って、しっかりと両国関係をマネージしていきたいと考えております。  その中にありまして、御指...全文を見る
○岸田国務大臣 SPREPにおけるPCCC設立の要請ですが、こうした気候変動及び環境対策を含めた我が国の太平洋島嶼国・地域に対する支援、島嶼国側からは高く評価をいただいており、先般のSPREP総会におきましても、我が国の貢献について言及があったところであります。  そして、御指...全文を見る
○岸田国務大臣 我が国の外交実施体制ですが、大使館数を見ても、また人数を見ても、主要国と比較して十分とは言えないということ、強く認識をしております。  そういった中で、平成二十六年度の概算要求におきまして、御指摘のように、ブータン、マーシャル、バルバドス、アルメニア、トルクメニ...全文を見る
○岸田国務大臣 先ほど、核兵器の使用につきましては、核兵器のない世界を目指すという大きな目標に向けて努力したいという思いを申し上げさせていただきました。  そして、核の平和利用という部分につきましては、現在、工業のみならず、医療ですとか、さまざまな分野で活用されています。  ...全文を見る
○岸田国務大臣 先生、済みません、どちらかという御質問でしたが、そのどちらかがちょっとはっきりしなかったので、申しわけありません、もう一度お願いいたします。
○岸田国務大臣 失礼しました。  まず、御指摘のように、責任の問題ですが、原子力損害賠償に関する国際条約、三系統ございます。御指摘のパリ条約、ウィーン条約、そしてCSCですか、三系統が存在いたしますが、こうした三系統とも、原子力発電施設において万が一事故が発生した際の損害賠償の...全文を見る
○岸田国務大臣 我が国として、核の利用についての安全に関しまして国際社会にしっかりと貢献するという意味からは、こうした原発施設を設置するのとあわせて、人材育成ですとか、あるいは現地の国の法整備ですとか、さまざまなシステムの構築ですとか、こういった部分についてもしっかりと協力をして...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、ヨルダン政府が原子力発電所建設、運営に係る排他的交渉権をロシア企業に付与したということは、承知をしております。  本件決定に当たり、ヨルダン政府は、ファイナンス、他国での実績、安全性の観点に言及していますが、本件は民間企業の商活動であり、ヨルダン...全文を見る
○岸田国務大臣 先ほども申し上げましたが、我が国としましては、核の平和利用について、福島第一原発における貴重な経験、知見、これを国際社会としっかり共有して、国際的な核の安全に貢献していかなければいけないと考えております。  その意味でも、トルコとの関係におきましても、我が国とし...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、我が国として、原発に関する国際的な安全のために何ができるのか、これをしっかり考えた上で、具体的な案件につきまして対応を考えていかなければならない。原発の安全というのは、第一に考えなければいけない重たい課題だということ、これをしっかり頭に置きながら、...全文を見る
○岸田国務大臣 今、手元に資料がありませんので、記憶をたどりながら申し上げますが、マケイン議員との間においても、我が国の尖閣をめぐる基本的な立場はしっかり説明させていただいたと記憶をしております。そうした説明を受けての反応であったのかと想像いたします。
○岸田国務大臣 ちょっと今、手元に記録がありませんが、私の方からはしっかり説明をし、その私の説明に理解を示す反応があったと記憶しております。
○岸田国務大臣 まず、報告書については承知しております。
○岸田国務大臣 御指摘の報告書ですが、その内容は、MV22オスプレイに関しまして、整備状況の書類の不備を指摘したものだと承知しております。こうした記録の不備が指摘をされているわけですが、ただ、この報告書におきまして、普天間飛行場に配備されたMV22オスプレイ、これは評価の対象には...全文を見る
○岸田国務大臣 先ほども申し上げましたように、報告書の中においては、米国の、他の地域に配備されたMV22オスプレイの状況について指摘がされているわけでありまして、普天間に配備されましたMV22オスプレイに関しましては、日米合同委員会の合意に基づいてしっかりと運用、整備をされなけれ...全文を見る
○岸田国務大臣 米国側とは、日米合同委員会等を通じまして平素から意思疎通を図っておりますし、今後とも、意思疎通を図りながら、MV22オスプレイの運用あるいは整備状況につきましては、しっかりと情報提供を受け、そして地元の皆様方の安心につなげていかなければならないと思っています。引き...全文を見る
○岸田国務大臣 今回の2プラス2におきましては、日米間の安全保障問題をめぐりましてさまざまな意見交換を行い、そしてさまざまな一致点を見出した次第であります。  さまざまな課題の中に、やはり沖縄の負担軽減というのは大きな課題として取り上げられました。そして、この2プラス2におきま...全文を見る
○岸田国務大臣 沖縄の負担軽減の見地から日米で議論を行い、この負担軽減につきまして、県外での飛行訓練を増加させる、こういった一致を見たわけでございます。そして、その第一弾として、十月に饗庭野演習場での訓練におけるMV22オスプレイの使用が実現した次第でございます。
○岸田国務大臣 もちろん日本側も、重大な問題として問題提起をさせていただきました。
○岸田国務大臣 この「日本本土及び地域」ですが、要は、アジア太平洋地域を指すものと理解しております。
○岸田国務大臣 御指摘のように、「日本本土及び地域」の方が地域の概念としては広いというふうに認識をいたします。
○岸田国務大臣 済みません、私も厳密にどこで線を引くのかということは確認したことはありませんが、通常、アジア太平洋地域といえば、太平洋をめぐる周辺地域だと認識をしております。
○岸田国務大臣 「様々な運用」ですが、例えば、日米二国間、アジア太平洋地域におけるパートナー国との三カ国間及び多国間における訓練ですとか、航空機訓練移転プログラムによる飛行訓練、こういったものを念頭に置いてこうした用語を使っております。
○岸田国務大臣 その状況や案件にもよりますが、今御指摘がありましたように、日本側から申し入れて負担をするということはあり得ると思っております。
○岸田国務大臣 まず、プーチン大統領の引き分け発言ですが、これにつきましては、本年二月に森元総理が訪ロした際に、プーチン大統領に対しまして直接、その意味、趣旨につきまして質問をしておられます。そして、それに対しまして、プーチン大統領からは、勝ち負けなしの解決、すなわち双方受け入れ...全文を見る
○岸田国務大臣 十一月一日に行われました日ロ外相会談、ですから、十一月二日の日ロ2プラス2の前日の夜に開催されました日ロ外相会談の際に、ラブロフ外相からモスクワ訪問の招待があったことを受けまして、来年春をめどに私が訪ロさせていただきまして、外相会談を行う方向で調整することで一致を...全文を見る
○岸田国務大臣 一般論で申し上げるならば、首脳会談あるいは外相会談につきましては、その開催地は、そのときの状況等を総合的に勘案して、最も適した場所を選ぶものであります。よって、御提案がありましたロシア極東ですとか北海道ですとか、こういった地で開催する可能性、これは全く排除されるも...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、我が国の北方領土問題に関する基本方針ですが、北方四島の帰属の問題を解決して平和条約を締結するというものであります。この方針は全く変わっておりません。よって、北方四島の帰属の問題の解決なくして平和条約を締結することはないと考えております。  そして、スケジュ...全文を見る
○岸田国務大臣 さきの記者会見における私の発言ですが、在外公館等の通信の自由あるいは秘密を侵す形で情報収集活動をするということにつきましては、外交関係に関するウィーン条約に違反するということを、あくまで一般論として申し上げた次第でございます。
○岸田国務大臣 まず、米国とドイツのスパイ禁止協定でありますが、それにつきましての報道があったことは承知をしております。  ただ、これは三国間のやりとりですので、私の立場からそれについてコメントは差し控えたいとは思いますが、我が国としましては、情報の防護につきまして万全を期して...全文を見る
○岸田国務大臣 日米両政府は、一九九七年の日米防衛協力のための指針に基づいて、従来から、日本に対する武力攻撃や周辺事態に効果的に対応できるよう、日本に対する武力攻撃に際しての共同作戦計画についての検討、あるいは周辺事態に際しての相互協力計画についての検討を含む日米共同作業を行って...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、日米両政府は、情報保全体制に対する共通の信頼を増進することを目的として、二〇一〇年三月ですが、情報保全についての日米協議、BISCを設置しております。  当該協議を通じまして、日米両政府は、政府横断的なセキュリティークリアランスの導入、あるいはカウンターイ...全文を見る
○岸田国務大臣 我が国は、TPP交渉を進めると同時に、御指摘のRCEPを初め、アジア太平洋地域、東アジア地域、あるいは欧州などとの間でも高いレベルの経済連携交渉を今積極的に進めているところであります。  こうしたさまざまな取り組みが互いに刺激し合って、そしてその全てが活性化する...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘ありました食料安全保障ですとか、生物多様性保護、エネルギー、こうしたグローバルな課題に取り組むに際しましては、やはり国家レベルの取り組みのみでは限界があります。人間一人一人に着目した人間の安全保障のアプローチとして今言ったような課題に取り組んでいくことは大変...全文を見る
○岸田国務大臣 ただいま議題となりました投資の促進及び保護に関する日本国政府とパプアニューギニア独立国政府との間の協定の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。  政府は、平成二十二年九月以来、パプアニューギニア政府との間でこの協定の交渉を行いまし...全文を見る
11月06日第185回国会 衆議院 国家安全保障に関する特別委員会 第7号
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○岸田国務大臣 個別的自衛権と集団的自衛権を分けて議論している国があるか、あるいは集団的自衛権を行使できないとしている国があるか、こうした御質問ですが、御指摘のような国について網羅的に把握しているわけではありませんが、その上で申し上げれば、例えば、永世中立国でありますスイスあるい...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、ロシアのメドベージェフ前大統領ですが、平成二十二年十一月には大統領として、また、平成二十四年七月には首相として、北方領土を訪問されておられます。  具体的な詳細については控えさせていただきますが、前政権におきましても、さまざまな情報に接していたと承知してお...全文を見る
11月07日第185回国会 参議院 外交防衛委員会 第3号
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○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のNSAの記録通信の収集問題につきましては、ただいま防衛大臣からお答えさせていただきましたように、米国側に対しまして、これまでもしっかり意思疎通を図ってきましたし、そしてこれからも意思疎通を図ろうと思っております。  そして、その詳細については申...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) この政府調達につきましては、多くの国々におきまして、産業振興ですとかあるいは中小企業政策の一つとしまして、この政府調達におきまして国産品ですとかあるいは国内供給者、こうしたものを優遇してきた、こういった経緯があります。  したがって、WTO加盟国全体と...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、こうした情報保全の問題は、外交を始め様々な政策におきまして大変重要な問題だと認識をしております。  そういったことから、NSAのこの通信記録収集問題、米国に対しましてこれまでこの問題に関しまして意思疎通を図らせていただき、そしてこれから...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) ちょっと具体的な詳細につきましては、今手元にありませんし、そして加えて、こうした詳細についてここで申し上げるのはふさわしくないとは思っております。  しかし、外交当局間でしっかり、先ほど申し上げました問題意識の下に実態把握のために意思疎通を図っている、...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 我々もこの問題に対する重要性、認識、強く持っております。そして、他国の対応につきましてコメントする立場にはありませんが、我が国の立場からこの実態把握のために全力を尽くしているということであります。  具体的な詳細については、ちょっと手元にありませんし、...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、実態はもちろん確認はいたします。そして、このアメリカの意思疎通において、この内容等、公にできるものかどうか、この辺も確認した上で報告をさせていただきたいと存じます。
○国務大臣(岸田文雄君) 一般論として申し上げれば、国籍等にかかわらず、情報を漏えいする者と、そして情報を不正に入手する者、どちらも罰せられるべきだとは存じますが、どちらの罪が重いか等につきましては、最終的には司法当局が個別のケースを踏まえて判断するということになるかと思いますの...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 先ほども申し上げましたように、一般論として、情報を漏えいする者、そして不正に入手しようとする者、これは共に罰せられなければならない、情報を不正に入手する者に対しても厳しく対応しなければならないと考えております。  そして、そうした認識の下に、今回の案件...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 仮定の問題にお答えするのはいかがかと思いますが、一般論として申し上げれば、そういった実態が把握されれば我が国としてしっかり対応しなければいけないと思います。
○国務大臣(岸田文雄君) 意思疎通という言葉を使わせていただきましたが、我々はこの問題につきまして大変重要視しておりますし、実態把握に向けては全力で取り組まなければいけないと思っています。  あわせて、我が国の情報保全の問題でありますので、実態把握と併せて、そもそも我が国の情報...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 昨日、六日の日ですが、経済三団体及び日韓経済協会、日韓請求権・経済協力協定により日韓間の財産請求権に関する問題が完全かつ最終的に解決されている中、本事案により良好な日韓の経済関係が損なわれる可能性があるとして、深い憂慮を表する旨の声明を連名で発表したこと...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、日韓のこの財産請求権の問題に対する我が国の一貫した立場、先ほど申し上げたとおりであります。協定によりまして完全かつ最終的に解決済みというものでございます。  そして、御指摘の点ですが、この日韓請求権、そして経済協力協定の下では、個人が裁判所に対し...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、我が国の立場につきましては先ほど説明させていただいたとおりでありますし、これまで一貫しております。そして、一貫した立場に基づいて韓国側には申入れを行っております。この立場は我々変わらないと思っております。この立場に基づいて今後の対応を考えていかなけ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) ドイツの例を御紹介いただきました。要は、基金をつくって対応したと承知しておりますが、そもそもドイツは戦後、東西に分断されていたために、我が国のように国家間で賠償等の問題を一括処理することができなかったことなどの理由によって、結果的にナチスの犯罪の犠牲者へ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 世界の政府調達市場を外国企業にも開放していく努力は、多角的貿易体制の下で着実に進展はしてきたと考えています。締約国間で政府調達市場をお互いに開放する政府調達協定、一九七九年に初めて作成をされました。その後、ウルグアイ・ラウンドの交渉を経て一九九四年に現行...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) その点につきましては、先ほども少し触れさせていただきましたが、今回、御指摘のように、開発途上国に対して義務の履行を一定期間猶予するなど特別な配慮が行われておりまして、そのことによって一層の加入促進が期待されるわけですが、現在、モンテネグロ等十か国が加入申...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、このWTOドーハ・ラウンド交渉ですが、米国等の先進国と新興国との対立を背景としまして、全体としては膠着状態にあります。  その中で、二〇一一年の第八回WTO閣僚会議におきまして、成果が達成可能な分野について合意を目指すという方針が確認を...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、万国郵便連合ですが、郵便業務の効果的な運営によりまして諸国間の通信連絡を増進し、文化、社会及び経済の分野における国際協力に寄与することを目的として、一八七四年の設立以来、国際郵便業務の発展のために中心的な役割を果たしてきたと認識をしております。 ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、今回の改正によりまして管理理事会の権限が追加で付与されております。管理理事会におきまして各事業の優先順位及び実際に利用可能な財源を踏まえた事業計画が確定される、こうした内容になっております。このことによりまして、予算がより効率的に執行され...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、女性が輝く社会の実現ですが、女性一人一人が持つ潜在的な能力を最大限発揮できるようにすることで社会全体の活力をもたらし、そして成長を支えていく、こうした大きな意義を有していると考えます。そうしたことから、今の政権におきまして、国内的には日本再生戦略、...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 女性の保健医療分野の取組の強化ですが、我が国としましては、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジの促進、そしてそれを通じた女性の医療アクセスの強化、こういったものを考えております。  また、女性を対象としたHIV、エイズ予防、そして治療、そして妊婦の産前健診...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のMDGsですが、達成に向けた国際社会の取組によりまして一部ではかなりの成果がありましたが、御指摘のように、進捗が遅れている分野も存在いたします。二〇一五年が目標年でありますので、是非これから努力を加速化させなければいけない、このように認識をしてお...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 中国の天安門、そして山西省において発生した事案につきまして御質問をいただきました。  まず、天安門の事件ですが、天安門という中国を象徴する場所で、ウイグル族の男と妻、七十歳の男の母の三人の乗った一台の車両が橋の保護柵に衝突、炎上し、これまでに五名の死亡...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 特に、天安門の事件に関しましては邦人男性一名が負傷をしております。我が国として、この事案につきまして注視をしているということ、情報を提供してもらいたいということ、この山西省の事件と併せて中国当局にしっかりと申入れをしております。
○国務大臣(岸田文雄君) 既に申入れをしております。
○国務大臣(岸田文雄君) まず、天安門、そして山西省、この二つの事案につきましては、先ほど申し上げましたように、情報提供を求め、そして推移を注視しているところであります。  そして、この三中全会、第十八回中央委員会第三回全体会議との関連性につきましては、もちろん断定的に申し上げ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、委員が長きにわたりましてこの世界基金に対して深い理解をされ、そして積極的に支援に取り組んでおられますこと、心から敬意を表し申し上げます。  そして、世界基金に対する評価ですが、先ほど委員から御紹介させていただきましたように、我が国としましても、今...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 委員の応援の御質問も踏まえて、全力で取り組みたいと存じます。
○国務大臣(岸田文雄君) 今のやり取り聞かせていただきました。百名に及ぶ代表団の中で二名のNGOを削減することについてどうかという御質問でございますが、先ほど香川地球審議官からもお答えさせていただきましたように、今回の対応につきましては関係者の皆様方に丁寧に御説明をさせていただい...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず基本的に、日本の代表団の人数を絞るということについては事前に説明は受けております。そして、それについては丁寧に説明をし、了解を得ながら作業を進めたということも聞いておりました。それ以上の詳細については聞いてはおりませんでした。いま一度その辺は確認はし...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、今のやり取りを聞いておりまして、三・八とか四とか三とか数字が出ておりましたが、先ほども申し上げましたように、こうした数字について我が国政府としてどこかで公式に表明したという事実は全くありません。  そして、この国際的な会議を前に我が国としての方針...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 交渉に臨むポジションですが、まず、数字的な目標、これもしっかりと確認した上で臨むということもあるべき姿なのかもしれませんが、数字的なものだけではなくして、我が国の具体的な取組、さらには技術における貢献等、様々な具体的な方策をもってこの会議に貢献する、臨む...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、基本的に、御指摘のように、政府としての方針ですとか目標ですとか会議に臨む基本的な考え方ですとか、こういったものを明らかにするのは大変重要な、そして大きな責任だと思っています。そして、その数字等を決めること自体も、責任ある数字でなければならないと存じ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の点ですが、この政府調達協定につきましては、そもそもこの政府調達というものが、従来、産業政策あるいは中小企業政策、こうした観点から自国製品あるいは自国の供給者、こうしたものを優遇している、こうした経緯があり、内国民待遇の特例として扱われてきた、こう...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の民間人徴用に関する請求権の問題ですが、今委員から御指摘がありましたとおり、我が国としましては一九六五年の日韓請求権・経済協力協定によりまして完全かつ最終的に解決済みであるという立場を一貫して申し上げております。
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、財産権あるいは請求権の問題については協定に基づいて完全かつ最終的に解決している、こうした立場にあります。こうした立場につきましては我が国は一貫して韓国側に申し入れております。  今後とも、こうした協定、そして法的な立場については譲歩する...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、日本と韓国は、法の支配ですとか民主主義ですとか、こうした基本的な価値を共有している国だと認識をしております。ですから、この問題につきましても、我が国は一貫して我が国の立場を申し入れているわけであります。  是非、韓国政府におかれましても、こうした...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、本件に関しましての我が国の立場につきましては、九月の日韓外相会談の場でも、私から直接、尹長官に対しましてこの問題について我が国の立場を申し入れさせていただき、対応を要請した次第であります。そして、その後も様々なレベルを通じまして日本の立場につきまし...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の首脳会談ですが、九月五日午後、サンクトペテルブルクで開催をされました。御指摘のように、シリアにおいて化学兵器が使用された可能性が高いことを強く懸念する旨、述べた次第でございます。  そして、御指摘のこの共同声明、シリアに関する共同声明ですが、九...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 当時、緊密な情報交換が行われ、結果として機微な情報の提供がありました。こうした情報も踏まえて総合的に判断したということであります。
○国務大臣(岸田文雄君) 情報の具体的な内容につきましては、相手国との関係もあり、また、シリアの情勢につきましても、確かに化学兵器の対応につきましては今国際的な枠組みの中で動きがあるわけですが、シリアの現地におきましては引き続きまして暴力が続いております。多くの命が危険にさらされ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) これは情報の中身によりますが、我が国の安全保障あるいは情報の保全等において重要な情報であるというようなことであるならば、行政機関の長がこれを判断することになると存じます。
○国務大臣(岸田文雄君) まず一点、イラクに対する武力行使につきましては、事後的に大量破壊兵器の存在が確認されないということについては重く受け止めなければならないと存じますが、我が国がこの武力行使を支持した理由は、大量破壊兵器の存在ではなくして、度重なる国連安全保障理事会決議、こ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 守るべきことは守る、基本姿勢はもうそのとおりであります。そして、交渉の中でその基本姿勢をしっかり確認しながら、このTPP交渉、対外交渉であり、また交渉国の中で取決めがあります。そのルールの範囲内で最大限明らかにしていく、これは当然のことだと思っております...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まずTPP交渉につきましては、先ほども申し上げましたように対外交渉であり、また交渉国の間で取決めもありますので公表できない情報はあります。  しかしながら、安倍総理自身も、このTPP交渉に関しまして国会ですとかあるいは記者会見の場を通じまして基本的な考...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、先ほど来御指摘があった件につきましては、先ほど金融庁から説明があったとおりであります。  そして、日米の並行交渉ですが、これは御案内のとおり、日本がこのTPPに参加するに際して日米協議を行い、TPP交渉と並行して自動車分野、そして非関税措置の分野...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 済みません。八月会合でどのように……
○国務大臣(岸田文雄君) この日米並行交渉につきましても、これは結果的に、非関税措置に関する並行交渉の部分も最終的にTPPの結論と時期を合わせて法律等において実現するという取決めになっております。  TPPに大変関連の深い交渉でありますので、具体的な内容について明らかにすること...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず尖閣諸島ですが、尖閣諸島は委員御指摘のとおり国際法上も歴史上も我が国固有の領土であり、我が国が有効に支配をし、そして領土問題は存在しない、これが我が国の基本的な立場であります。この問題につきまして、我が国のこの基本的な立場を損なうような譲歩、これは決...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 韓国朴槿恵大統領ですが、いまだ様々な機会において、慰安婦問題ですとかあるいは歴史認識を始めとした過去の問題につきまして、我が国の立場と相入れない発言を行っております。ただ同時に、朴槿恵大統領、日本が重要な隣国であるという立場も表明しております。  韓国...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 委員御指摘のように、同協定の改正によりまして、我が国企業が参入できる他の締約国の政府調達市場の範囲、拡大をいたします。改正協定の下では、例えばカナダ、韓国、EUの鉄道分野に関する調達が新たに協定の対象となります。また、米国については中央政府機関十一機関の...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の米軍の飛行訓練につきましては、安全面あるいは生活に対して考慮を払って、そして、地元住民の皆様方に対する影響、これをもう最小限にとどめるよう、しっかりと申し入れていかなければいけないと考えています。  もちろん、日米の間におきましては、これまでも...全文を見る
11月08日第185回国会 衆議院 外務委員会 第4号
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○岸田国務大臣 まず、玄葉前大臣も私も、平成五年に初当選をいたしました。確かに、二十年前、初当選した当時のことを考えますときに、日本の置かれている環境、また国際社会のパワーバランスも本当に大きく変化したなと実感として感じております。  その中にあって、まず、日本外交は、引き続き...全文を見る
○岸田国務大臣 私も外務大臣の仕事をさせていただく中にあってたびたび申し上げておりますが、まず、外交において、三本柱として、日米同盟の強化、近隣諸国との外交推進、そして経済外交の推進、この三つの柱を立てて仕事を進めています。こうした三つの柱を中心として、まずは日本の国益をしっかり...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、基本的に御指摘のとおりだと思います。  ルール形成力というお話がございましたが、こうしたアジア太平洋地域の厳しい安全保障環境を初め、現状を考えますときに、この地域においてのパワーバランス、安定ということを考えるときには、やはり、経済のみならず、さまざまな分...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、今我が国の置かれている安全保障環境、またアジア太平洋地域の戦略環境は大変厳しいものがあり、これは一層厳しくなってきている、こうした現状を感じています。大量破壊兵器あるいは弾道ミサイルのような脅威も深刻化している、こうした現状にあります。加えて、サイバーですと...全文を見る
○岸田国務大臣 おっしゃるように、国際協調主義あるいは我が国の平和主義、この基本は、根幹は全く変わっておりません。しかしながら、状況が変化する中にあって、こうした問題に対する危機感や重要性、こういったことも踏まえて、我が国の態度をしっかりと国際社会の中で示していく、そして、より以...全文を見る
○岸田国務大臣 積極的平和主義の考え方については、今申し上げたとおりであります。  その考え方において、我が国はしっかりと国際貢献を行っていきたい。現実の国際社会、そして我が国の置かれている環境を見た際に、具体的に貢献するためには何が必要なのか、どういった制度や法律が必要なのか...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘の集団的自衛権の議論につきましては、今まだ引き続き安保法制懇において議論が行われている、この議論の行方を見ながら、最終的には、政府としてどう考えるか、これを整理していかなければいけない、まだそういった段階にありますが、基本的には、変化する、そして厳しさを増し...全文を見る
○岸田国務大臣 シリアの問題につきましては、玄葉前大臣も、東京でシリアの制裁に関する会議を主宰されるなど、大変積極的に取り組んでこられた。こうした御努力には心から敬意を表し申し上げたいと存じます。  そして、こうしたシリアの動きについてですが、まずもって、シリアにおいては、化学...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、シリアの化学兵器の問題につきましては、国際社会がどのように対応するのかということにおいて、北朝鮮を初め、他の大量破壊兵器を持っている国々に対してメッセージを与えることになるということからして、我が国にとりましても、シリアにおける化学兵器に対する国際社会の対応...全文を見る
○岸田国務大臣 大変貴重な御指摘をいただいたと感じております。  先ほど、ルール形成力ということで、経済連携の話とか安全保障の話をさせていただきましたが、その基盤となる法の支配において、国際法の世界において我が国がこのルール形成あるいは議論をリードする、こういったことは、さまざ...全文を見る
○岸田国務大臣 今答弁をさせていただきました中国の積極的な海洋進出の背景についての御質問ですが、一般的には、中国における海洋権益に対する関心の高まり、または領土、領海に対する防衛意識、さらにはシーレーンに対する関心の高まり、こういった諸要因が指摘されていると承知をしております。
○岸田国務大臣 中国の外交政策が変化しているのではないかという御指摘ですが、中国の外交政策等につきましては、我が国は、大きな関心を持って動向を注視しております。  その中で、例えば先月下旬ですが、共産党の会議におきまして、習近平主席の重要講話というのが行われ、その中で、今後の周...全文を見る
○岸田国務大臣 日中の外交当局間においては、尖閣諸島をめぐる状況も含めて、さまざまな課題について、そしてさまざまなレベルにおいて、意思疎通を行ってきております。具体的な課題を通じて、そしてさまざまなレベルでの議論を積み重ねることによって、ぜひ高い政治レベルでの対話につなげていきた...全文を見る
○岸田国務大臣 先ほど来、質疑、やりとりを聞かせていただきまして、抑止力の維持と装備の拡充についてお話がありました。その関係について御議論がありました。そして、それと沖縄の負担軽減との関係ということでありますが、まず、我が国としましては、沖縄の負担軽減についてはしっかりと結果を出...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、我が国は、今後とも地域や国際社会の平和と安定そして繁栄のためにしっかりと貢献していかなければならない、こうした時代だと強く認識をしております。  その中にありまして、御指摘の北太平洋公海漁業資源保存条約、これは北太平洋漁業資源の適切な利用を促進す...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、ミャンマーにつきましては、今、ミャンマー国内におきまして、民主化ですとか法の支配、さらには国民和解また経済改革、さまざまな改革努力が続けられています。まず、我が国としては、こうした改革努力をしっかり支援していきたいと考えています。  あわせて、ミャンマーは...全文を見る
○岸田国務大臣 オーストラリアとの連携強化についてですが、まず、日本とオーストラリア、まさに基本的な価値あるいは利益を共有する戦略的パートナーであります。  そして、委員御指摘のように、太平洋島嶼地域を含むアジア太平洋地域に対して大きな役割を豪州、オーストラリアは果たしておりま...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、答弁に先立ちまして、先ほど、日米豪三カ国の外相会談、ブルネイで行ったと申し上げたようですが、実際はインドネシア・バリで行っておりました。ちょっと訂正させていただきます。  その上で、今の御質問ですが、総理のオーストラリア訪問、戦略的パートナーシップ関係にあ...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、協定の条文そのものにつきましては、それぞれの協定を締結する国との交渉の中で一つ一つ積み上がっていくものだと存じます。  今回、御指摘の点につきまして、トルコにおいてはそうした規定が行われていないというのは、そういった条約を積み上げる過程の結果だと考えていま...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘の点につきましては、そういった考え方、そういった懸念につきまして、しっかり受けとめさせていただきたいと存じます。  しかしながら、この問題につきましては、先ほど申し上げましたような積み上げによって条文ができました。そして、実際これを可能にするためには、書面...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、安倍総理は今回の訪問におきまして、十月二十九日、歴史的大事業であり、日・トルコ協力の象徴でもありますマルマライ・プロジェクトの開通式に出席するとともに、日・トルコ首脳会談に臨みました。  首脳会談におきましては、政治面、経済面そして文化・教育分野、こうした...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、尖閣諸島につきましては、歴史上も、また国際法上も我が国固有の領土であり、我が国は現に有効に支配をしており、そして領土問題は存在しない、これが我が国の基本的な立場であります。  よって、前政権の国有化の判断の時期ですとか当否につきましては、こうしたことにはか...全文を見る
○岸田国務大臣 近隣地域における大気汚染につきましては、関係国と共通の理解を形成しながら、ぜひ、我が国の知見とかノウハウ、こういったものをしっかり提供していくことが重要だと認識をしています。  そういった考えのもとに、今日まで、具体的な協力としまして、多国間の取り組みとして、本...全文を見る
○岸田国務大臣 ヨルダンの原発計画につきましては、ロシア企業が排他的交渉権を獲得したと承知をしております。
○岸田国務大臣 ヨルダン政府が原発の排他的交渉権をロシア企業に付与した要因につきましては、基本的にこれは民間企業の商活動ですので、私ども詳細については承知はしておりませんが、その上で、今御指摘のように、ヨルダン政府自身がこの要因につきまして言及をしております。  その詳細を確認...全文を見る
○岸田国務大臣 済みません、御質問は、国際関係機関とはどこのことかという御質問かと聞いたんですが、国際関係機関というのはどこの部分を指しておられるんでしょうか。
○岸田国務大臣 もちろんこれはヨルダン政府の発表でありますので、評価した国際機関がどこかということは、私ども、詳細はちょっと承知しておりません。
○岸田国務大臣 確かに、ヨルダン政府は、排他的交渉権を付与した要因の中に安全性についても触れておられるわけですが、まず、その安全性の観点につきましても、これはロシア企業の提案が国際的にも評価されているということであって、我が国の安全性がロシア企業に劣っているということではないと思...全文を見る
○岸田国務大臣 臆測で物を申し上げるのは控えたいと存じますが、我が国は、福島第一原発における経験や知見、これをしっかりと国際社会と共有していきたい、こういった思いをしっかり訴えてきました。技術的にも、原子力の安全に関しましては、国際的な評価にたえ得る最高レベルの技術を所有している...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、安全性につきましては、我が国は、しっかりと国際的な原子力の安全に貢献できる高いレベルの安全性に関する技術を所有していると考えています。それ以外、ファイナンスを初めさまざまな要因に基づいて今回の判断が行われたと承知をしております。  今回、排他的交渉権が付与...全文を見る
○岸田国務大臣 基本的には、これは民間企業の商活動の中での交渉であります。そうしたさまざまなやりとりがあったのだとは思いますが、私自身は、そうした今御指摘の点までは承知はしておりません。
○岸田国務大臣 当然のことながら、ヨルダン政府は、原子力発電所計画におきまして、安全性は重視していたものと存じます。  しかし、安全性に加えて、ファイナンスですとか、あるいは他国での実績、炉型の問題等、さまざまな要素を勘案して総合的に判断を下されたものと承知しております。
○岸田国務大臣 先ほど申し上げましたように、ヨルダンに関しましては、先ほど答弁させていただきました要素を総合的に勘案されて判断されたものだと存じます。  しかしながら、基本的に我が国は、福島第一原発における悲惨な経験、そして知見、技術、これをしっかりと国際社会と共有する、こうし...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、我が国は、汚染水を初め、事故の収束に向けて政府一丸となって取り組まなければならない、これは御指摘のとおりだと思います。  あわせて、我が国は、この貴重な知見や技術をもって、国際的な原発の安全にしっかりと貢献をしていきたいと存じます。そしてその際に、相手国の...全文を見る
○岸田国務大臣 ただいま議題となりました社会保障に関する日本国とハンガリーとの間の協定の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。  政府は、平成二十一年十一月以来、ハンガリー政府との間でこの協定の交渉を行いました。その結果、平成二十五年八月にブダペ...全文を見る
11月08日第185回国会 参議院 本会議 第5号
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○国務大臣(岸田文雄君) まず、近隣諸国の理解を得るための努力についてお尋ねがありました。  安倍総理及び私は、積極的平和主義の立場から、世界の平和と安定にこれまで以上に積極的に寄与していくとの考えについて、国連総会での一般討論演説を始め、多くの機会をとらえて国際社会に発信して...全文を見る
11月13日第185回国会 衆議院 外務委員会 第5号
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○岸田国務大臣 ただいまは、委員も外務大臣を経験され、外交体制の強化の必要性を感じられ、外交体制の強化に前向きな趣旨で御質問いただきましたこと、大変ありがたいことと存じます。私も同じ思いを強くしております。  そもそも外務省の体制につきましては、従来から、国家承認する国の数の増...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、この条約につきましては、政府としまして、本条約、障害者の人権、基本的自由を確保する上で大変重要な意義を有しているという認識を持って、起草段階から積極的に参加をしてきました。その結果、御指摘のように、署名についても、条約採択翌年の平成十九年、二〇〇七年に速やか...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、この条約の署名から今日に至るまでは、民主党初め、さまざまな政党の努力があったものと認識をしております。  この条約につきましては、採択、署名、そして条約の発効、この段階は自民党政権下でありました。しかし、その後、二十一年十二月、民主党政権下で障が...全文を見る
○岸田国務大臣 こうした条約を結ぶことによって我が国の国内体制が充実することにつながる、これは大変重要な視点だと思います。  こうした条約が批准された後、我が国が国内への体制を充実していく努力を引き続き続けていく、こういった姿勢はぜひ大事にするべきだと私も思います。
○岸田国務大臣 この条約の訳でありますが、平成十九年の署名の際に仮訳文を公表して以降、障害者団体の皆様方とは累次意見交換を行ってきました。そして、その意見や国会での議論を可能な限り反映する形でこの現在の訳文を作成した、こういった経緯があります。  そして、訳文の作成に当たっては...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、御指摘の個人通報制度ですが、人権関係の諸条約の実施の効果的な担保を図るという趣旨からは、まず注目すべき制度だとは認識をします。  ただ、この個人通報制度につきましては、我が国の司法制度ですとか立法制度との関連の問題の有無、あるいは、実施体制等の検討課題があ...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、同条約におきます解釈宣言の話ですが、御指摘のように、御審議いただいているこの条約には、「児童がその父母の意思に反してその父母から分離されないことを確保する。」という児童権利条約の関連規定と同趣旨の規定が置かれておりますが、我が国は児童権利条約の締結に際しまし...全文を見る
○岸田国務大臣 今回のフィリピンにおける台風被害の深刻度は、国際社会においても大変大きな衝撃を与えています。  私もけさ帰国をいたしましたが、インドで行われましたASEM外相会議におきましても、ちょうどフィリピンのこの被害の報道と重なったものですから、各国ともこの問題に対して深...全文を見る
○岸田国務大臣 我が国の情報収集能力を向上させなければならないという問題意識、大変重要であると私も思っております。  御指摘のように、まず我が国自身の情報収集能力を上げるべく、体制や人員の整備等を考えていかなければいけないわけですが、それとあわせて、国際機関、NGO、そして現地...全文を見る
○岸田国務大臣 台風の被害に対する我が国の具体的な対応ですが、人的支援の面では、十一日に派遣を決定した国際緊急援助隊、そして医療チーム、既に、被災地のレイテ島に入り、所要の活動を開始しております。また、十二日には、自衛隊を国際緊急援助隊として派遣することを決定し、既に一部がマニラ...全文を見る
○岸田国務大臣 もちろん、今、岸副大臣から答弁させていただきましたように、こうしたテロとの闘い等によってさまざまな地域において民間人の犠牲が出ていること、大変痛ましいことだと思います。  そして、その実情や背景や理由につきましては、それぞれの地域において、場面において、さまざま...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘の、パキスタンにおける米軍の無人機攻撃ですが、こうした個別の案件において、米国とパキスタンが、これまでどのような経緯を経て、そして、どのような背景のもとに、どんなやりとりをし、あるいは約束等があるのかないのかとか、さまざまな事情について、我が国としては詳細を...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、先ほど委員の方からシャリフ首相の発言について紹介がありました。  十月二十三日の米・パキスタン首脳会談共同記者会見におけるシャリフ首相の発言、私も承知をしております。  ただ、その発言は承知しておりますが、先ほど言いましたように、これまでの経緯ですとか、...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘の国際人道法についてですが、まず、砲爆撃は軍事目標に限られるべきであるという区別原則、軍事目標主義、こういった考え方は考慮する必要があると考えております。  いずれにしましても、個別の問題については、先ほど申し上げたとおり、ちょっとコメントは控えたいと存じ...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のマララさんですが、これは十月の十一日ですか、オバマ大統領一家と懇談をされ、そのやりとりの中で無人機攻撃に対する懸念を表明し、そして、罪のない被害者が無人機攻撃で殺されており、パキスタン国民の反発につながっています、こういった指摘をしたということは承知をして...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、ジュネーブ条約との関係においての指摘につきましては、参考にさせていただきたいと存じます。  そして、その上で、こうした問題に対する国際的な議論、しっかり注視をしていきたいと存じます。その上で、我が国の具体的な対応等についても検討していきたいと考えます。
○岸田国務大臣 まず、原子力の安全の重要性につきましては、当然のことながら、十分認識をしております。福島原発事故の経験と教訓、これをしっかり国際社会と共有する、高い水準の原子力安全が実現するよう協力していかなければいけない、我が国の立場はそういう立場だということは認識をしておりま...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、先ほども申し上げましたが、原子力協定というのは、政府間、二つの国の政府の間における協力の枠組みを定めるものです。ですから、具体的なプロジェクト、これはもう民間の話ですので、これは協定の中で内容を定めるものではありません。協定と民間のプロジェクトの関係は、しっ...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、トルコ政府としましては、地元への説明、理解を得るためにさまざまな努力を行ってきていると承知をしております。  EUと同じ方式のストレステストをトルコにおいても自主的に実施する意向を表明するなど、原子力安全強化の流れを踏まえた規制運用を図っていると承知をして...全文を見る
○岸田国務大臣 我が国としましても、原子力の安全につきまして、しっかりトルコ政府に協力をしていかなければならないと思っています。  求められれば、しっかり助言も行わなければならないと思いますし、また、我が国の持つ経験や教訓、あるいは知見、技術、必要であればしっかりと提供していく...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、法の支配の意味するところは、文脈によりまして異なることがありますので、一概にお答えすることは難しいとは思いますが、一般論で申し上げるならば、全ての権力に対する法の優越を認める考え方を指す法の支配と、憲法によって支配者の恣意的な権力を制限しようとする立憲主義、...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、私は、八月の二十二日から二十七日にかけまして、ハンガリーそしてウクライナを訪問させていただきました。  この訪問におきまして、一つは、経済外交を推進すること、二つ目として、戦略的な外交を推進するということ、そして三つ目として、原発事故後の協力の推...全文を見る
○岸田国務大臣 本条約が締結されますと、我が国は、国連の障害者の権利に関する委員会に定期的に報告をすることになります。また、同委員会の審査を受けるなど、国際的な監視のもとに置かれることになります。こうしたプロセスを通じまして、国内の諸制度の一層の前進に寄与すること、これがまず期待...全文を見る
11月13日第185回国会 参議院 国家安全保障に関する特別委員会 第2号
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○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の国際情報統括官制度、これは、二〇〇三年のイラクへの武力行使後、外務省に設けられた組織だと承知しておりますが、この重要な組織、予算につきましても、平成十八年が七億程度だったと思いますが、二十五年度で五億程度に予算が削減されてきている。理由につきまし...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 在アルジェリアの邦人に対するテロ事件を受けた邦人及び在外企業の安全確保、この点につきましては、この事件発生後、外務省の中にも、また官邸の中にも、検証し、そして有識者会議等を設けて検証を続けてきました。そして、報告書もまとめられたわけであります。この報告書...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘はそのとおりだと思います。NSC、その会議においてしっかりとした判断が行われる、あるいは国家安全保障局においてしっかりとした企画立案、総合調整が行われるために、外務省として法律に従ってしっかり情報を提供していかなければいけない、このことは改めてしっ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の面談ですが、記録確認いたしますと、平成二十年十二月に行われた在米国日本国大使館防衛駐在官等と米国防省関係者との会談を指すものと思われますが、そのやり取り、概要につきましては、同大使館から外務本省に対して報告がなされております。  報告によります...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、先ほどの平成二十年の十二月の会談につきましては、やり取り、対外公表を前提としておりませんので詳細については触れるのは控えさせていただきたいと存じますが、情報保全との関係、今、安全保障に関する情報の重要性が高まり、そして情報漏えいの危機、危険性が高ま...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 実際の事態は千差万別で、そしてその時々、具体的な対応、変わってくるとは存じますが、一般論で申し上げれば、委員が御指摘のように、四大臣会合での判断があり、そして外交政策で対応するということになれば外務省が責任を持って対応していかなければならない、そのように...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) このNSC法案など、積極的平和主義に基づく我が国の安全保障の取組につきましては、既に様々な機会をとらえて国際社会に発信をしてきております。総理、外務大臣の外国訪問、さらには要人との会見等におきましても、直接こうした我が国の取組について説明をし、理解を求め...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) シリア情勢につきましては、シリア国内で既に十万人を超える命が失われ、そして御指摘のように国外に二百万人以上の避難民が流出をしています。大変深刻な状況だと認識をしております。  そして、化学兵器に関しましては、強い安保理決議が採択されまして、その決議に基...全文を見る
11月14日第185回国会 参議院 外交防衛委員会 第5号
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○国務大臣(岸田文雄君) アルジェリアの事件に際しましては、結果として痛ましい犠牲が出たわけですが、事態につきましては官邸あるいは外務省におきまして様々な検証を行い、今後の教訓とさせていただいている次第ですが。  今御指摘の点につきましては、今回はアルジェリアの対応によって陸上...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 今回の事件を受けて、我が国は改めて邦人の保護あるいは邦人企業の保護について、我が身をしっかりと振り返らなければいけない、こういったことを強く感じた次第であります。そして、アルジェリアの事件、事態も様々な点につきまして我が国の体制について指摘を与えてくれま...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まさに御指摘のように、自らの身は自らで守る、自己責任の徹底、こういった考え方、大変重要だと認識をしているからこそ、この事件後の対応の中にも、ショートメールを始め様々な手段を使って情報を提供し、その情報を我が身を守るためにしっかり有効に活用してもらいたい、...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) そういった事態に対しましては、現状、渡航書の発給とかこうした手続については当然のことながら想定してスムーズに行うようにしていかなければいけない、こういった意識を持って取り組んでおります。  ただ、御指摘のような点につきましては大変重要な視点ですので、そ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 情報収集についての難しさは御指摘のとおりだと思います。  まずもって、先ほど答弁させていただきましたように、現地政府あるいは関係国との情報共有はもちろん当然やるわけですし、また加えて、様々な情報につきましては、現地の邦人の方々あるいは邦人企業、こういっ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 先ほど答弁の中でも触れさせていただきました、あのアルジェリア事件後の官邸での検証、そして外務省での検証、そしてそれぞれの報告書の中にも通信手段の拡充という指摘が含まれております。その指摘を踏まえて、今拡充に向けて努力、作業を始めたという状況にあります。
○国務大臣(岸田文雄君) ちょっと今、私もそのホームページ、現物は見ておりませんが、約束を守る旅という部分につきましては、私が考えますに、まず、たしか前回訪問した際に、今回の地下鉄開通式に出席をするという約束をされて、それを果たすというのが一つ。また、もう一つ考えられるとすれば、...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 外務大臣として防衛大臣に依頼をする、その際に、自衛隊を始め様々な関係者の生命にもかかわる重大な判断をしなければいけない、この判断は大変重たいということは御指摘のとおりであります。そして、その際に、まずはこの目的は、邦人の保護という大切な目的のためにぎりぎ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、今回のアルジェリアの事件に際しましては、直前に、前年の平成二十四年の十二月十六日に安全対策連絡協議会を開き、注意喚起を行うとか、また前日にも広域情報の見直し等は行ったわけですが、ただ、御指摘のような結果になったということ、このことについてはまずはし...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 昨日も特別委員会におきまして御指摘をいただいた点ですが、国際情報統括官組織、大変重要な組織だと認識をしております。そして、御指摘のように、平成十八年の七億から二十五年で約五億まで予算は下がりました。四・八六億だったと記憶していますが、になりました。そして...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、邦人が危険な状況になった際には、最も迅速かつ安全な手段を活用して退避を考えていかなければならないと存じます。その際には、外交手段を始めあらゆる手段を考えた上で、最も適切な方法を考えていく、こういった姿勢は重要だと考えます。
○国務大臣(岸田文雄君) 今回、アルジェリア事件が発生し、そしてその際に法改正が済んでいたならば対応が変わったのかという御質問でありましたが、今回のアルジェリア事件につきましては、陸上輸送はアルジェリア政府が行うということで対応していただきました。ですので、今回のアルジェリア事件...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) この御質問については、そのときの状況によって様々な対応が考えられると存じます。その現場において最も邦人にとって安全かつ迅速な対応は何なのか、これを判断した上での結論になると考えます。
○国務大臣(岸田文雄君) まず、シリアにつきましては、国際社会の呼びかけにもかかわらず、政府の大規模な弾圧により多くの犠牲者が発生しております。これまでに国内において十万人以上の死者が出ている、こうした状況の中にあります。  こういった事態を受けまして、我が国におきましては既に...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) タイミングにつきましても、御指摘の日・カタール首脳会談、八月二十八日での総理発言、これにつきましては、従来の考え方、姿勢を述べたということであり、タイミングにおきましても突出しているとは考えておりません。
○国務大臣(岸田文雄君) 済みません、今の御質問は、ブリーフィングというのは、かつての外務大臣に秘密の保護についてブリーフィングをするかということでしょうか。(発言する者あり)  特段具体的にそういったことは今予定はしておりませんが、かつての外務大臣につきましても、先ほど答弁の...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、フィリピンでの台風の被害、大変深刻であります。そして、国際社会も各国ともそれぞれ支援を行うべく表明をしています。我が国もできるだけの支援をしていかなければならないと思っています。  人的支援につきましても、先ほど防衛大臣からも報告もあり...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 今回のアルジェリア事件を受けて、我々は改めてこの邦人保護、救出ということにつきまして様々な点を振り返り、様々な教訓を得なければならないと思います。尊い犠牲が出てしまいました。こうしたことを考えましても、このアルジェリア事件を今後の教訓として生かしていくこ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、当該政府が機能している以上は、その政府の同意は取らなければならないと存じます。しかし、その同意を得た上で、輸送において予想される危険ですとか、それを避けるための方策等を考慮し、そして安全に実施することができると認められない場合は、これは陸上輸送をす...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 今申し上げましたのは、まず政府が機能している以上はその国の政府の同意は得なければいけない。そして、その影響下にない地域、例えば反政府勢力の強い地域においてどうかという御質問かと思いますが、その場合においては、まさにこの危険性をしっかり予想し、そしてそれを...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) あくまでも安全にそして迅速に輸送するためにはどうするかという判断でありまして、今のケースで、政府が機能している中にあって政府の同意を得るということ、これはもちろん必要ですけれど、その上で反政府勢力からの同意を取り付けるというようなことは通常は考えられない...全文を見る
11月15日第185回国会 衆議院 外務委員会 第6号
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○岸田国務大臣 まず、本条約は、障害者の人権ですとか基本的自由を確保する上で重要な意義を有していると認識をしております。そして、この条約がスタートになるのではないか、認識を聞きたいという御質問をいただきました。まさに、それにつきましては、そのとおりだと認識をしております。  本...全文を見る
○岸田国務大臣 しっかり取り組んでいきたいと存じます。  具体的には、国連に設置された障害者権利委員会への国別報告の提出、委員会による提案、勧告への適切な対応、こうした取り組みをしっかりやっていかなければいけないと思っていますし、それとあわせて、国内体制につきましても充実に向け...全文を見る
○岸田国務大臣 NGOや障害者団体の皆様には、交渉の段階からさまざまな形で御協力をいただいてきました。  具体的には、ただいま御指摘もありましたように、専門的知見を有する障害者団体の代表が政府代表団の顧問として交渉に参加をしていただきました。また、交渉に先立って、障害者政策担当...全文を見る
○岸田国務大臣 NGOあるいは障害当事者の方々からは、条約締結に先立つ国内法整備の過程でも、障がい者制度改革推進会議あるいは障害者政策委員会等を通じて貴重な意見をいただきました。  政府としましては、これらの貴重な意見をできるだけ反映させるよう努めてきたと認識をしておりますが、...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、この研究会、どういった省庁が集まっているかという御質問ですが、内閣府、法務省、文科省、厚労省、国交省、農水省、総務省、防衛省、こういった省庁が集まっております。  そして、どのような議論を行っているのかという御質問でございますが、この個人通報制度について、...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、個人通報制度につきましては、人権関係の諸条約の実施の効果的な担保を図るという趣旨から、注目すべき制度だとは認識をいたします。  そして、検討を続けているわけですが、この議論の中で、国内の確定判決と異なる内容の見解が示された場合、あるいは裁判係属中の事件につ...全文を見る
○岸田国務大臣 本条約につきましては、障害者の人権あるいは基本的自由を確保する上で重要な意義があると認識をしております。  そのため、我が国は、条約の起草段階から積極的に参加し、本条約の署名につきましても、条約採択後、速やかに行った次第であります。  他方、本条約の締結につい...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘の国際原則、このツワネ原則は、米国のオープンソサエティー財団が本年六月に発表した政府情報への公的アクセスに関するものとも承知をしております。  国家安全保障に係る情報を保護する体制の確立と、人々の知る権利や取材の自由への十分な配慮のあり方については、これま...全文を見る
11月15日第185回国会 衆議院 国家安全保障に関する特別委員会 第14号
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○岸田国務大臣 まず、一点目の密約の解明についての評価ですが、今触れていただきましたように、密約問題につきまして、外務省において調査を行い、結果及び関連文書、平成二十二年三月に公表をしております。  当時の状況について簡単に判断できるものではありませんが、今触れられました有識者...全文を見る
○岸田国務大臣 我々も、この調査報告書の中身、内容につきましては、引き続きしっかりと引き継いでおります。こうした報告書の中身につきましては、外務省としてしっかり引き継ぎ、そして今後も、こうした情報の問題については、しっかり管理、努力をしていきたい、このように考えております。
○岸田国務大臣 いわゆる密約問題につきましては、先ほど答弁させていただきましたように、この調査を行って、結果そして関連文書を平成二十二年三月にもう既に公表済みでありますので、極秘にも、それから特別管理秘密にも当たらないと認識をしております。
○岸田国務大臣 関連文書の中で、平成二十二年に公表される以前の取り扱いですが、その中には極秘に指定されていたものもございます。  それぞれの文書の秘密指定については、当時の我が国が置かれていた状況、取り巻く国際情勢の中で、秘密保全の必要性等を踏まえた上で判断したものと思います。
○岸田国務大臣 例えば、先ほどの密約の問題につきましても、密約問題の調査におきまして、外部有識者を非常勤の国家公務員に任命し、そして、国家公務員法の守秘義務をかけた上で有識者のヒアリングを行う、こういった作業を行っておられます。  これは、一般論として申し上げれば、この法案の第...全文を見る
○岸田国務大臣 ヒアリングというのは、要するに、密約問題の調査のように、実態を解明するためのヒアリングですね。  そのヒアリングについて、先ほど申し上げたような形で、非常勤の国家公務員に任命して守秘義務をかける、こういった作業を行ってヒアリングを行った、こういったことでありまし...全文を見る
○岸田国務大臣 米国の情報収集体制、またECHELONについて御指摘をいただきましたが、我が国は、日米同盟に基づいて、米国と、こうした情報収集も含めてしっかり意思疎通を図っていかなければならないと存じます。  そのためには、我が国自身の情報保全の体制をしっかり整え、そして日米間...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘の資料、この「日米地位協定の考え方」を初め、外務省が保有している非公表の文書について特定秘密に指定するかどうかということにつきましては、まずは、この法律に基づいて、別表に列挙されているこうした項目に該当するかが問われ、そして、その上で、法律の運用として、有識...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘の文書については、報道、新聞等で内容が報じられているわけですが、そもそも、この文書自体、日米地位協定に関して昭和五十年代に作成された、外務省の部内の参考資料であります。  ですから、もともと公表することは想定していない文書でありますので、外務省として、公表...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘の文書の中には、日米間の外交上のやりとりに関する記述も含まれております。こうした内容が含まれておりますので、やはり米国との交渉上の不利益をこうむる可能性もある、あるいは米国との信頼関係を損ねる可能性もある、こういったことから、当該文書を公表することは外務省と...全文を見る
○岸田国務大臣 外務省が踏襲しているというのは、密約問題について調査を行い、平成二十二年三月にその結果を、いわゆる「密約」問題に関する調査報告書として公表しておりますが、この報告書の内容を踏襲しているということであります。  このうち、沖縄返還時の原状回復補償費の肩がわりに関す...全文を見る
○岸田国務大臣 現政権そして外務省の立場は、先ほど申し上げましたように、平成二十二年三月に発表されました外務省の調査報告書、この内容を踏襲しているということであります。  そして、以前の答弁との矛盾を指摘されましたが、あくまでも、現政権はこの調査報告書の立場を踏襲しており、ただ...全文を見る
11月18日第185回国会 参議院 国家安全保障に関する特別委員会 第3号
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○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の貿易促進権限、TPAですが、まず米国政府が議会に対してこのTPAを求めているということ、これにつきましては承知をしております。そして、これが、御指摘のこうした動きがTPP交渉にどのような影響を与えるのか、こうした御質問でございますが、このTPAに...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、こうした情報につきましては、外務省としまして様々なルートを通じて情報収集に努め、そして必要な情報につきましては官邸等にしっかり上げる、こういった対応はこれまでもしっかり続けております、行っております。そして、この動きにつきましては大変注視はしており...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の交渉の具体的な内容については、TPPにおける交渉参加国同士の確認したルールがあります。また、我が国におきましても、担当大臣は甘利大臣でありますので、私からこの具体的な内容についてお答えするのは難しいと考えますが、ただ、一般論で申し上げますならば、...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、御指摘の平成二十一年四月十七日付けの毎日新聞の記事につきましては、当時の谷内政府代表に確認をし、そして個人的には三・五島返還でもいいのではないかと考えているといった発言は行っていない旨説明を受けた、このように承知をしております。  そして、外務大...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の谷内さんの御発言ですが、まさに平成二十一年の五月二十六日、委員御自身がこの参議院の外交防衛委員会で谷内氏本人に政府参考人として御質問をされておられます。その中で明らかに、「それは、そういうことは言っていませんと、これは記憶としてはっきりしているわ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 海外に軍事基地を有している国について網羅的に把握しているものではありませんが、例えば、米国は我が国以外に韓国あるいはドイツなどに軍事基地を有しております。また、英国はドイツそれからキプロス、ブルネイなどに軍を駐留していると承知をしています。そして、ジブチ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 先ほどもちょっと申し上げましたが、網羅的に把握しているものではありません。それ以外の国において軍事基地を有している国があるかという質問に対して、私は承知はしておりません。
○国務大臣(岸田文雄君) 昨年十二月発表されました外務省のイラク戦争に関するこの検証におきましては、ですから、イラク戦争当時の小泉総理あるいは川口外務大臣に対するインタビューは行ってはおりません。当時の大臣官房、総合外交政策局、北米局あるいは中東アフリカ局、国際法局及び国際情報局...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 当時のこの検証、そして報告書におけるこのインタビューの位置付けですが、このインタビューというもの、インタビューは、外務省で集めた関連書類から得られる情報、これをまず確認し、そしてその上で、それを補完し、より正確な事実を把握するために必要と判断された当時の...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、この報告書、前政権の下で行われた検証に基づいて報告書が出されたわけですが、この内容につきましては、先ほど申し上げました方針の下に関係書類を精査した上で必要なインタビューを行う、こういったことでしっかりこの検証は行われたと我々も認識をしております。そ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) このイラクの大量破壊兵器等をめぐりましては、当時我が国は、関係国政府あるいは国際機関関係者から幅広く情報収集は行っておりました。ただ、最終的に我が国が武力行使を支持する際の判断は、あくまでもイラクが度重なる安保理決議に違反し続けた、この安保理決議違反、こ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 様々な情報は収集し、関係者から情報収集は行ってきました。しかし、あくまでもこの武力行使を支持した我が国の態度を判断する決め手は、イラク自身が安保理決議に違反し続けた、これがこの判断の材料であったと承知をしております。
○国務大臣(岸田文雄君) 武力行使を支持した理由は安保理決議違反であります。
○国務大臣(岸田文雄君) 二〇〇七年の参議院外交防衛委員会における塩崎官房長官の答弁、パウエル国務長官が報告したことについても、それは追加的な判断材料の一つになっている、こういった発言があったということは承知しております。  追加的な判断材料の一つということについて、その真意は...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 様々な情報に接し情報収集に努めていたのはまさに事実でありますが、我が国がイラクへの武力行使を支持した、この根拠は、武力行使自体二〇〇三年に行われたわけですが、それを遡って一九九〇年にイラクのクウェート侵攻が行われました。その直後、一九九〇年に安保理決議六...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) イラクの大量破壊兵器につきましては、当時我が国は関係国政府あるいは国連機関関係者等から幅広く情報収集を行っており、米国の情報をうのみにしたという指摘は当たらないと思っております。直接の根拠は、先ほど申し上げましたとおり、安保理決議違反だと思っております。...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、先ほども申し上げましたが、事後的に言えば、このイラクの大量破壊兵器が確認できなかったという事実、これは厳粛に受け止めなければならないと存じます。  しかし、イラクへの武力行使を支持する、こうした大きな決断をするに当たっては、様々な情報を収集し、そ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) SPEEDIの情報ですが、外務省は、福島第一原子力発電所の事故発生後、東日本大震災を受けた被災地での救援活動に従事する在日米軍から同発電所から発出された放射性物質についての情報提供を依頼されたことを受け、文部科学省に対し関連情報を提供するように依頼をいた...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、国民への情報提供、公表はその米軍への提供の後であったと承知をしております。  これは当時の政府、そして当時の文部科学省の判断だと承知しておりますが、それにつきましては、文部科学省も平成二十四年の七月二十四日に報告書を出しておりまして、文...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 二〇〇六年の予算委員会における委員の御質問の際等のこの答弁と……
○国務大臣(岸田文雄君) はい。  今日との比較でありますが、簡潔に申し上げるならば、当時密約はないという答弁等が行われたわけでありますが、その後、平成二十二年ですから二〇一〇年三月に四つのいわゆる密約とされたものを対象とした検証が行われ、報告書が発表されました。その後はこの報...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) この報告書の中には、四つのいわゆる密約として、安保条約改定時の核持込みに関する密約とされるもの、安保条約改定時の朝鮮半島有事の際の戦闘作戦行動に関する密約のもの等、四つの密約についてこの報告書の中で述べております。  この四つについて、それぞれ報告書の...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) かつての、こうした状況につきましては、これは簡単に判断できるものではないと思っています。  今申し上げました外務省の報告書と併せて有識者の報告書も出されていますが、その中にも、外交には、ある期間、ある程度の秘密性は付き物であるとした上で、外交に対する評...全文を見る
11月19日第185回国会 衆議院 国家安全保障に関する特別委員会 第15号
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○岸田国務大臣 外務省の内部規則におきましては、まず、秘密指定区分として、機密、極秘、秘、この三つの分類がありますが、秘密の指定に関しましては、この内部規則上、機密及び極秘の秘密区分の指定は局部長級の秘密管理者、そして、秘の秘密区分の指定は課長等の秘密管理責任者が基本的に行うとい...全文を見る
○岸田国務大臣 現実において、外務省の秘文書、年間数百万単位の秘文書が存在いたします。一件一件につきましては、今申し上げました内部規則に基づいて指定が行われるわけですが、そもそも、この内部規則そのものが、外務大臣の承認を得て制定されるというものであります。  ですから、外務大臣...全文を見る
○岸田国務大臣 これは、内部規則に基づいて、先ほど申し上げましたような秘密管理者、秘密管理責任者、こういった立場の人間が行うと認識をしております。
○岸田国務大臣 御質問が、職務上知る立場にある者……(赤嶺委員「ここに、知る必要のある者と書いてありますよね」と呼ぶ)  ちょっと済みません、確認させてください。(赤嶺委員「時計をとめてくれますか」と呼ぶ)
○岸田国務大臣 外務大臣も含まれます。
11月19日第185回国会 参議院 外交防衛委員会 第6号
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○国務大臣(岸田文雄君) ただいま議題となりました投資の促進及び保護に関する日本国政府とパプアニューギニア独立国政府との間の協定の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。  政府は、平成二十二年九月以来、パプアニューギニア政府との間でこの協定の交渉...全文を見る
11月19日第185回国会 参議院 国家安全保障に関する特別委員会 第4号
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○国務大臣(岸田文雄君) 日米両政府は、この情報保全体制に対する共通の信頼を増進することを目的として、二〇一〇年三月に情報保全についての日米協議、BISCを設置し、以降、同年十月、そして二〇一一年一月、そして二〇一二年七月、そして二〇一三年七月、計四回開催をしております。  そ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 詳細については、先ほども申し上げましたように米側との関係もございますので控えますが、この協議の目的は、共通の信頼を増進する、これがこの目的でありますし、そして、それぞれの政府の見方とか政策あるいは手続、この現状について、お互いに意思疎通を図り、情報交換を...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) ベン・エマーソン・テロ対策と人権保護特別報告者による国連総会への中間報告、これが本年十月に国連文書として発出されました。同報告書は、テロ対策における無人機攻撃の使用と国家の責任に関するエマーソン報告者の見解を記載したものです。  報告書の中では、パキス...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 本年十月の日米2プラス2ですが、その共同発表においては、より高度な能力の日本国内への配備が戦略的な重要性を有し、日本及び地域の安全に一層寄与することを確認しており、米国は能力の近代化を継続する意図を有し、グローバルホーク無人機のローテーションによる展開を...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まずこのグローバルホークは偵察機であり、そしてそれ以外の無人機の配備の計画は承知していないわけですが、今後この無人機の議論は、今国際社会で様々な議論が行われています。我が国としては、こうした議論につきましても大きな関心を持って、また注視をしていきたいと存...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、現状は、無人航空機につきまして、その保有あるいは使用を制限する国際条約は存在はいたしません。ただ、一般論で申し上げるならば、武力紛争における戦闘の方法及び手段、これは国際人道法によって規制されております。無人航空機が武力紛争において使用される場合も...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、先ほども申し上げましたように、我が国としましては、この無人航空機の使用につきましても国際人道法の適用を受けること、これは当然であると思っております。そして、そのことは、例えば戦闘手段、戦闘方法の選択に当たっては、軍事的必要性とそして文民及び民用物の...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、テロ対策等に使用されている無人機、これは、この無人機が文民を巻き込んだ被害をもたらしていることについて国際社会の関心が高まっているわけですが、まず我が国としましては、無人機であるなしにかかわらず民間人が巻き込まれる事態、これは極力避けなければならな...全文を見る
11月20日第185回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第2号
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○岸田国務大臣 日本国内にある大使館そして軍事施設などが携帯電話を通信傍受することについてどういう認識かという御質問です。  まず大使館の方ですが、一般論として言えば、仮に我が国に所在する諸外国の大使館が我が国の法令に反する形で通信傍受を行った場合、そのような活動につきましては...全文を見る
○岸田国務大臣 米国家安全保障局、NSAの通信記録の収集問題につきましては、今国際的にもさまざまな報道が流れております。大きな関心を集めています。そういった中でありますので、我が国としましても、我が国はどうなのか、日米間はどうなのか、こんな問題意識を持ちながら、これまでも実態把握...全文を見る
○岸田国務大臣 意思疎通の中身については、事柄の性格上、詳細は申し上げることは控えなければいけないと思いますが、我が国と米国の間がどうなのか、その実態を把握するための意思疎通を行っているということであります。
○岸田国務大臣 ですから、今、実態把握そのものについて意思疎通を行いながら努めている、要するに、実態把握のための意思疎通を行っているということであります。  その具体的な詳細については、現状、今引き続き意思疎通を図っている最中でありますし、この場でちょっと明らかにするのは適切で...全文を見る
○岸田国務大臣 有無の確認と実態把握、これは重なるのかどうなのかということかと思いますが、こうした事実、実態につきまして把握をしなければならない、そういった問題意識で意思疎通を図っているということであります。  さまざまな点につきまして幅広く意思疎通を図り、そして実態を我が国と...全文を見る
11月20日第185回国会 参議院 国家安全保障に関する特別委員会 第5号
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○国務大臣(岸田文雄君) 政府としましては、平素から秘密指定のされていない関連情報及び秘密とされる情報のうち真に必要と判断される情報につきましては、必要な手続を経て開示、説明するよう努めてきております。在日米軍再編に係る情報についても、同様にこの開示、説明の努力をしなければならな...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) グアム協定につきましては、昨年四月の2プラス2共同発表におきまして、在日米軍再編計画の調整を受け、現行のグアム協定に関してとるべき措置、協議を続けてきました。結果、このグアム協定を改正するということについて合意を行うこととして、先ほど御指摘がありましたよ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 外務省におきましては、内部規則によりまして三十年で原則公開、この原則を踏襲しております。
11月20日第185回国会 参議院 本会議 第8号
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○国務大臣(岸田文雄君) 高校無償化制度と社会権規約との関係についてお尋ねがありました。  社会権規約に列挙された権利の実現については、締約国は漸進的に達成していくことを認められています。また、無償教育の漸進的な導入については、同規約は具体的な方法までは義務付けてはいません。 ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) お答え申し上げます。  まず、国連社会権規約委員会は、この社会権規約に列挙された権利の実現について、締約国は漸進的に達成していくこと、まずはこれは認めております。  そして、今回の見直しにつきましては、より効果的に本制度を実施する観点から、現行予算を...全文を見る
11月21日第185回国会 衆議院 国家安全保障に関する特別委員会 第17号
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○岸田国務大臣 政府としましては、今、国会に法案の審議をお願いしております。そして、この法案におきましては、先ほど政府参考人から御説明させていただいた、こういった内容になっていると承知をしております。  私の立場からは、この法案、お願いしている法案について、しっかり御審議をお願...全文を見る
11月21日第185回国会 参議院 外交防衛委員会 第7号
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○国務大臣(岸田文雄君) まず、結論から申し上げますと、今回御審議いただいておりますこの日中韓投資協定においては、外国人投資家による土地取得等に対する我が国の規制権限、これは留保しております。  この日中韓投資協定は、投資参入後の投資財産の保護を中心に規定するいわゆる保護型協定...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国の投資協定の締結につきましては、従来はアジア諸国との関係が中心でありました。結果的に、数字につきましては、ただいま大臣政務官から報告させていただいた各国の数字と比較いたしまして少ない状況になっていると認識をしております。  我が国は、海外投資によ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のアフリカ諸国そして湾岸諸国につきましては、資源エネルギーの確保ですとか、また貿易投資促進の観点からも、投資協定の相手国として重点的な検討対象になるものだと考えております。  特にアフリカ諸国については、御指摘のように、本年六月に開催されましたT...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 日米並行交渉でありますが、我が国がTPP参加に関する日米での交渉の結果、TPP交渉と並行して行うことを決定したものであります。従来まで四回交渉が行われております。  この並行交渉におきましては、日米間での合意した自動車貿易TORに従って関心事項が取り上...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 四月の日米合意につきましては、米国の自動車関税、最終的に撤廃されることが確認され、そして日本には一定の農産品についてセンシティビティーが存在すること、これが明確に確認された、こういった合意でありました。この点においては国益を守るという合意であったと認識を...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 委員御指摘のように、我が国は自動車に関しては関税はゼロにしております。その中にあって、この四月の日米合意においては、米国の自動車関税が最終的に撤廃される、これが確認されたということであります。この点を取ってみましても、これは国益を守るという意味で意味のあ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 日韓間の財産そして請求権の問題は、一九六五年の日韓請求権・経済協力協定により完全かつ最終的に解決済みであるというのが我が国の一貫した立場であります。  これまでも、この問題につきましては、例えば九月に行われました日韓外相会談におきましても、私から直接、...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 今回の日中韓投資協定ですが、投資財産について公正かつ衡平な待遇、そして十分な保護と保障、これを義務付けております。また、御指摘のように、不当な又は差別的な技術移転要求あるいは原材料の現地調達要求の禁止、こういった規定が置かれています。さらに、新しい規制の...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) ISD条項につきましては、まず我が国が今日まで締結した投資協定、二十五本ありますが、そのうち二十四本でISD条項が設けられております。一本は、その時点の相手国の事情がありまして、今後前向きに努力するということになっている、こういった状況にあります。  ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 今日まで、この投資協定につきましては、投資実績とか投資拡大の見通し、あるいは経済界の要望、さらには経済外交方針との整合性、そして相手国の事情等を勘案して締結を進めてきましたが、基本的にアジアの国々が中心であったと振り返っています。  やはり今の国際的な...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) イラクにつきましては、二〇〇三年にイラク戦争があり、その後、イラク経済は着実に戦乱から復興を遂げている、着実に復興が進行していると認識をしております。GDPは堅調に成長し、石油生産量も増加していると認識をしております。二〇一一年ですが、マリキ首相訪日時に...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 先ほども申し上げましたように、イラク経済、戦乱から着実に復興を遂げつつあります。そして、あわせて、社会経済インフラ需要あるいは石油増産計画が存在します。こういった点につきましては、日本企業の関心、極めて高いものがあると認識をしています。  政府としまし...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、イラクの治安状況につきましては、本年に入ってテロの発生件数ですとかあるいは死傷者数、増加しております。要は悪化の傾向にあると認識をしています。  政府としましては、在留邦人、そして日本企業に対しまして、安全確保の助言あるいはきめ細かな情報提供を行...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) こうした渡航情報を始め様々な安全にかかわる情報につきましては、現地の状況、そして変化もしっかり踏まえながら絶えず柔軟に対応していかなければいけない、まずそのように考えております。  今御指摘のように、イラクのこの渡航情報については、バグダッド市内のイン...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) ISD条項について一部懸念の声があるということ、これはもう十分承知をしております。  TPP交渉そのものについては、内容はルール上明らかにはできませんが、ISD条項そのものにつきましては、先ほども触れさせていただきましたが、我が国が締結した二十五の投資...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の点につきましては、この石碑の建設について、そして何よりもこの安重根に対する見方、評価は我が国においては異なる評価であると認識をしております。こうした動き自体はこの二国間関係にとってプラスにはならない、このように感じております。  今後とも、我が...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 既に外務省としましても、韓国側に対しましてこうした我が国の考え方、これは伝えさせていただいております。
○国務大臣(岸田文雄君) まず、日中韓の投資協定ですが、これは日中韓三か国による経済分野での初めての法的な枠組みを構築するものであります。ですから、経済的な意義のみならず、この三国間の関係強化という外交上の意義も有していると考えております。  そして、日中関係、日韓関係、それぞ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) TPP交渉については、我が国自身も今この参加に向けて交渉を行っている最中であります。それから更に先のことについて、仮定に基づいて申し上げることは控えさせていただきたいと存じます。
○国務大臣(岸田文雄君) 様々な課題について我が国がどう判断するのか、それはそのときの状況等もしっかり踏まえた上で判断をしていくべきことだと、一般論としては思っております。
○国務大臣(岸田文雄君) まず、日本と中国、韓国、こうした国々が経済分野を含む友好協力関係を進めるということは、これはもうアジア太平洋地域全体の利益であると認識をしております。日中関係そして日韓関係、本当に現在厳しい状況の中にあります。  一方、中国との関係、これは日本にとって...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 日米地位協定につきましては、協定そのものに加えまして数多くの日米合意を含んだ大変大きな法体系になっています。  これまで政府としましては、協定そのものの改正は行っていないものの、協定の実施を実質的に改善する多くの日米合意は達成してきております。例えば先...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国はこれまで、主な投資先であり、そして重要な経済関係を有するアジアの国々を中心に、投資協定ですとか投資章、こうした経済連携協定を二十五本締結してきました。そして、この数につきましては、他国に比べて締結数少ないというのは事実だと思います。また、資源産出...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 事情は協定によって様々ではありますが、国会の御承認をいただくためには国会の日程の中で御審議をいただかなければなりません。署名が済んだもの、準備ができたものから順次お願いをしておりますが、それぞれの国会情勢によって御承認の日程が決まってくると存じます。 ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 失礼いたしました。  まず、日中韓投資協定は、参入後の投資財産の保護を中心とする協定であり、特に中国との関係では、締結から二十年以上経過している現行の日中投資協定に比べ、保護の水準、高い協定となっております。具体的には、今回新たに知的財産権や公正衡平な...全文を見る
11月22日第185回国会 参議院 国家安全保障に関する特別委員会 第7号
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○国務大臣(岸田文雄君) 国家安全保障会議、そしてその会議を担うこの国家安全保障局の役割、機能を考えますときに、各省の役割は極めて重要だと認識をしております。  外務省におきましても、こうした情報収集、個別の地域情勢等に関しましては、在外公館を世界中に張り巡らしている、これが外...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 外交におきましても、また国家安全保障会議を機能させるためにも、やはり的確な情報収集を行い、そして分析を行い、こうした会議にしっかりとした情報、資料を提供すること、こういったことがまずもって重要だと認識をいたします。
○国務大臣(岸田文雄君) 情報セキュリティーの重要性、御指摘のとおりだと認識をしております。  外務省におきましても、従来から、政府全体で定められた方針に従いまして情報セキュリティポリシーというものを策定をして、厳格な取扱いを定めるとともに、職員の意識向上が重要だということで様...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) サイバー分野につきまして、安全保障面、重視しながら二国間、多国間、様々な場における協力を進めております。  我が国は、従来の国際法適用を前提とした国際行動規範作り、これが基本的な立場であります。国際的なこの議論におきましては様々な議論がありますが、今申...全文を見る
11月25日第185回国会 参議院 国家安全保障に関する特別委員会 第8号
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○国務大臣(岸田文雄君) 十一月の二十三日ですが、中国外交部は東シナ海防空識別区を設定し、当該空域を飛行する航空機に対し中国国防部の定める規則を強制し、これに従わない場合には中国軍による防御的緊急措置をとる旨発表いたしました。  まず、中国がこうした空域を設定して、そして自国の...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 済みません。まず、先ほど答弁させていただいた際に、十一月二十三日、中国外交部はと答弁させていただいたようですが、訂正させていただきます。中国国防部に訂正させていただきます。  そして、その上でただいまの質問ですが、こうした事態に対しましてまずは迅速に我...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 本件につきましては、二十三日午前、中国国防部から我が方在中国大使館に対し、中国国防部が東シナ海防空識別区を設定する旨説明がありました。直前でありましたが、説明はございました。
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国への説明は、ただいま申し上げましたように、公表される直前でありました。それ以前につきましては、当然のことながら我が国としましては様々な情報収集に努めてきているわけでありますが、具体的なこの件につきまして、少なくとも私は承知はしておりませんでした。
○国務大臣(岸田文雄君) あらゆる課題について情報収集に努め、そしてそれを分析し、そして外交を行っていく、こうした姿勢は当然のことながら重要なことであります。  この件に限らず、あらゆる情報収集には今後とも努めていかなければならないと存じますし、しっかり分析し、対応に心掛けてい...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 十一月の二十二日ですが、国連人権高等弁務官事務所は、人権理事会の表現の自由の特別報告者、そして健康の権利特別報告者が特定秘密保護法案に関し懸念を表明している旨の共同プレスリリース、発出したと承知をしております。  まず、基本的には、我が国としましては、...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) この懸念につきましては、これから精査した上でしっかりと対応を考えていきたいと考えています。
○国務大臣(岸田文雄君) こうした特別報告者個人の懸念に対しても、これはしっかりと情報提供は行っていきたいと思っています。  基本的に、先ほど申し上げましたように、この特定秘密の保護に関する法律案、特定秘密の恣意的な指定が行われないよう、また、国民の知る権利に資する報道又は取材...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 情報保全についての日米協議ですが、このBISCにつきましては、多少の変動はあるものの、原則として国家情報長官府の関係者は出席をしております。  BISCについては、二〇一〇年三月に設置され、以降、同年十月、そして一一年の一月、一二年の七月、一三年の七月...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) BISCのこの協議内容、詳細は控えなければなりませんが、本件協議は、日米両政府それぞれの情報保全体制に対する共通の信頼を増進することを目的として、諜報活動による情報漏えいに対するもの、カウンターインテリジェンスを含め秘密情報の保護に関するそれぞれの政府の...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) NSA、米国家安全保障局による通信記録の収集問題につきましては、国際社会において様々な報道が流れ、また議論も行われております。そして、日米間で実態はどうなのかということについて、実態把握のために意思疎通を図ってきているわけです。  そして、オバマ大統領...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) さきの記者会見では、通信の自由、不可侵が保障されている在外公館等に対する情報収集活動は外交関係に関するウィーン条約との関係から問題がある、こういったことにつきまして一般論として申し上げた次第であります。
○国務大臣(岸田文雄君) 現状、実態把握に努めている状況であります。実態を把握した上で対応を考えていく、こういったことになります。
○国務大臣(岸田文雄君) 仮定で物を申し上げるのは控えさせていただきますが、まず実態を把握しなければならないと考えています。
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国は、日米間でどうであったのか、そうした実態把握に今努めているわけであります。実態を把握した上で、必要があればしかるべき対応をしていく、これは当然のことだと思います。まずは実態把握に努めていきたいということで意思疎通を続けている、こうした現状でありま...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) こちらは十一月の一日ですが、国連第三委員会におきまして、デジタル時代のプライバシーの権利決議案、これがドイツ及びブラジルによって提出をされました。  本決議案の趣旨ですが、情報通信技術の発達により個人が使用する情報通信技術が高度化する一方、政府等の情報...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) この決議案につきましては、国連規約で定められております自由権規約等に規定されているプライバシーの権利保護を確認するという内容でありますが、現在、我が国としましては、関係国により協議中でありますので、採択時に存在しなかった情報通信技術を踏まえたプライバシー...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、御指摘の欧州議会の報告書ですが、この報告書については承知しております。しかしながら、いわゆるこのエシュロンの事実関係については把握はしておりません。また、三沢飛行場に通信施設が所在していること、これは承知をしておりますが、米軍の運用については政府と...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 日米間においては、情報収集に関しましてもしっかり意思疎通を図っております。そして、その詳細については、事柄の性質上、これは明らかにするのは控えなければならないと思っています。  いずれにしましても、我が国と米国との関係、実態についてはしっかりと実態把握...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、我が国としては、情報の保全について政府として万全を期しているところであります。ですから、それを踏まえて、我が国として米国による政府中枢等を対象とした通信傍受の事例は認識をしていない、こうしたことを申し上げております。そして、その上で、引き続きまして...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 情報収集、情報の在り方について日米間で意思疎通を図っているわけであります。そして、そのやり取りの中でしっかり信頼醸成をしていく、こうした努力を続けております。引き続きまして、意思疎通を図っていきたいと思っています。
11月26日第185回国会 参議院 外交防衛委員会 第8号
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○国務大臣(岸田文雄君) ただいま議題となりました社会保障に関する日本国とインド共和国との間の協定の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。  政府は、平成二十三年七月以来、インド政府との間でこの協定の交渉を行いました。その結果、平成二十四年十一月...全文を見る
11月27日第185回国会 衆議院 外務委員会 第7号
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○岸田国務大臣 御指摘のように、中国がこうした空域を設定し、そして自国の規則に従うことを義務づけるということについては、東シナ海の現状を一方的に変更し、そして事態をエスカレートさせる、また、現場の海空域におきましては不測の事態も招きかねない非常に危険なものであり、まず強く懸念を表...全文を見る
○岸田国務大臣 外務省としまして、我が国の立場、二十三日、この措置が公表された直後、まずは迅速に、我が国の遺憾の意、そして抗議を伝えなければならないということで、アジア大洋州局長から在京中国大公使に対し、そして現地の我が方大使館から外交部に対して、しっかり抗議を行い、そしてその翌...全文を見る
○岸田国務大臣 米国政府の対応ですが、米国政府は、二十三日、これは米国時間ですが、国務そして国防両長官から声明を発出し、その中で、中国による本件発表について深い懸念を表明し、米軍の運用の態様をいかなる形でも変えるものではないこと、また、我が国を含む同盟国及びパートナーと緊密に協議...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のB52の飛行につきましては、報道等で承知をしております。  米国の意図について私から申し上げる立場にはありませんが、米国との間においては、緊密に意思疎通、連携を図っております。二十五日にも私からケネディ駐日大使に対しまして電話をかけさせていただきまして、...全文を見る
○岸田国務大臣 米国の具体的な行動について日米でどのような意思疎通を図っているのか、こういったことについてこの委員会の場で具体的に申し上げることは控えさせていただきたいとは存じますが、米国は、先ほど申し上げましたヘーゲル国防長官声明の中でも、中国による本発表は米国の地域における軍...全文を見る
○岸田国務大臣 竹島は、おっしゃるように、我が国固有の領土であり、我が国が施政権を有しておりますが、現在の竹島は、現実に我が国が施政を行い得ない状態にあると認識をしております。
○岸田国務大臣 御指摘のように、安保条約第五条は、「各締約国は、日本国の施政の下にある領域における、いずれか一方に対する武力攻撃が、自国の平和及び安全を危うくするものであることを認め、自国の憲法上の規定及び手続に従つて共通の危険に対処するように行動することを宣言する。」と記してお...全文を見る
○岸田国務大臣 中国としては、積極的な海洋進出を進め、さまざまな動きを見せております。そうした動きに対しまして、我が国としましては、一方的な現状変更を決して認めてはならない、このように考えます。基本的には委員のおっしゃる認識と一致していると考えます。
○岸田国務大臣 日米安全保障条約第五条に言う「日本国の施政の下にある領域」とは、我が国の領域、すなわち領土、領海、領空から、現実に我が国が施政を行い得ない状態にある領域を除いた領域であると認識をしております。そして、まず、現状、尖閣諸島は歴史的にも国際法上も我が国固有の領土であり...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のような事態が起こり、その結果に対してどうかということについては、今、私から仮定の話として申し上げるのは控えなければならないと思っています。その前の段階において、日米安保条約五条に基づいて日米同盟の抑止力をしっかりと活用して、我が国としても我が国の領土を断固...全文を見る
○岸田国務大臣 先ほど来議論を聞かせていただきまして、まず、我が国の領土を守るために、我が国として、装備ですとか制度ですとか、こういったものにつきましてもしっかりと拡充し、そして整理をし、議論をしていく、これは大変重要なことだと存じます。  あわせて、先ほど来の議論を聞いており...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、我が国はイランとの間において伝統的な友好関係を持っております。そうした立場から、我が国としましては、本年八月のロウハニ政権誕生直後から、高村総理特使のイラン派遣ですとか、あるいは国連総会での首脳会談、また外相会談、そして先般の私のイラン訪問まで、E...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘の経済外交ですが、今委員の御発言の中にもありましたように、我が国としまして、外務省としても、また政府全体としても、ぜひしっかり戦略的に進めていかなければならないと思っておりますし、また、官民連携、大変重要だと認識をしております。  委員も外務大臣時代に大変...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、先ほど来委員の御質問を聞いておりまして、外国賓客の招聘というもの、これは我が国の外交力強化の一環として大変重要だと認識をしております。  そして、御指摘の予算ですが、この資料に挙げていただきました数字ですが、これは、確認しましたところ、外国賓客が日本に滞在...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、外務省におきましては、職員が夫婦である場合には、これら職員が当省勤務中に、可能な限り一回は夫婦で同一または近隣の勤務地となるよう、人事運用上の努力を行っております。  委員御指摘のように、夫婦で同一または近隣の勤務地に赴任するということのメリット...全文を見る
○岸田国務大臣 トルコの原子力協力を進めるに当たっては、トルコで地震が発生する可能性、これについては考慮しなければならないと考えております。  こうした観点を踏まえまして、トルコとの原子力協定におきましては、原子力安全に関する協議を定期的に実施するための規定、こういったものを設...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、原子力規制委員会設置後の安全確認のあり方については、ただいま答弁にありましたように、現在、経済産業省において検討しているということであります。ぜひ、その検討の結果を待って、しっかり体制をつくり、その結論を持ってこの事業は進めていくべきだと考えております。 ...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、御指摘の契約の中身につきましては、今やりとりの中でありましたように、経産省の方からまた、一度確認をして、報告されるものと存じます。  ただ、一つ基本的に思うこととして、シノップ原発のプロジェクトについては、安全性につきましては、一義的にはトルコ政府の責任に...全文を見る
○岸田国務大臣 北方領土に関する世論調査につきましては、こうした結果をしっかり受けとめ、しっかりと分析し、そして今後の施策の参考にさせていただかなければならないと思います。  外交を進めるに当たって、国民の理解というものは大変重要だと認識をいたします。こうした理解を得ながら外交...全文を見る
○岸田国務大臣 日ロ両国の関係ですが、四月にまず安倍総理がロシアを訪問しました。それから半年間の間に四回首脳会談が開催されるなど、テンポよく首脳間の政治対話が進んでいると認識をしております。  そして、四月の首脳会談ですが、その際に、安倍総理とプーチン大統領との間で、平和条約締...全文を見る
○岸田国務大臣 今月、十一月の初めですが、日ロの2プラス2、外務、防衛閣僚の会談ですが、歴史上初めて日ロの間で開催されました。外交、安全保障分野における両国の信頼関係を高める、意思疎通を図るという意味で、大変意義ある会議だったと認識をしております。  先ほど申し上げましたように...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、普天間飛行場につきましては、固定化は絶対に避けなければならないと考えています。普天間飛行場の移設を含む在日米軍再編を現行の日米合意に従って進めつつ、沖縄の負担軽減を図っていくというのが政府の立場であります。  そして、この問題について、沖縄においてさまざま...全文を見る
○岸田国務大臣 ただいま議題となりました万国郵便連合一般規則(二千十二年のドーハ大会議において改正され、及び採択されたもの)及び万国郵便条約の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。  万国郵便連合一般規則及び万国郵便条約は、平成二十四年九月から十...全文を見る
11月28日第185回国会 参議院 国家安全保障に関する特別委員会 第9号
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○国務大臣(岸田文雄君) 外務省における内部規則ですが、この秘密指定区分に関しまして、秘密に分類されるのは、機密、極秘、秘であります。この他に、政府横断的に設けられている特別管理秘密も存在いたします。  そして、秘密の指定者に関しまして、外務省の内部規則上、機密及び極秘の秘密区...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 外務省の内部規則はただいま答弁させていただいたとおりでありますが、外務省には今申し上げましたように年間数百万単位の秘文書が存在いたします。そして、実務上、それらの個別の秘文書を誰に共有すべきかにつきましては、局長等の秘密管理者及び課長等の秘密管理責任者が...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) この秘密保全に関する規則は外務大臣の承認を得て策定されるものですが、その規則上定められている職務上知る必要のある者には外務大臣も含まれます。
○国務大臣(岸田文雄君) まず、基本的にはこの内部規則は骨格は変わらないと存じます。ただ、実務を考えますと、新たにこの特定秘密というものが加わるわけでありますから、そうした秘密との整理、あるいは制度の整理とか検討、こういったことは生ずるのではないかと想像いたします。
○国務大臣(岸田文雄君) いわゆる密約問題につきましては、平成二十二年三月にこの結果を外務省の調査報告書として公表をしております。その報告書の中で、この藤山外務大臣とマッカーサー駐日米大使との間で作成された討議記録の写しと思われる文書二件が発見されたとされております。  現政権...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の答弁書におきましては、「調査報告書においては、「藤山外務大臣とマッカーサー駐日米大使との間で作成された「討議の記録」の写しと思われる文書二件が発見された」と記載されている。当該「討議の記録」は、日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) いわゆる密約問題については、先ほど申し上げましたように、平成二十二年三月に外務省の調査報告書として公表しておりますが、同調査は、外務省本省及び在米大使館に存在していたファイル、計四千四百冊以上を対象として行われたものであり、その結果、藤山外務大臣とマッカ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 平成二十二年三月のこの外務省の調査報告書ですが、この調査報告書の中で四つのいわゆる密約と言われる案件につきましてそれぞれ調査をした結果を報告しております。そして、その中で、御指摘の藤山外務大臣とマッカーサー駐日米大使との間で作成された討議の記録の写しと思...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 当時の状況についてどう判断するのか、この判断、そう簡単ではないと考えています。  今申し上げました平成二十二年三月のこの外務省の調査報告書と併せて公表されました有識者委員会の報告書においても、外交においてはある期間、ある程度の秘密性は付き物であるとした...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 平成二十二年三月の外務省調査報告書においては、計三百以上の関連文書が公表されております。その中で、公表されたこの関連文書の中には、同報告書におきまして「歴代の総理及び大臣に対する事務次官・北米局長等からのブリーフに使用された模様。」とされたものがあります...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、外務省としましては、この問題につきまして、平成二十二年三月の外務省の報告書、これをしっかり踏襲しております。これが我が外務省の基本的な立場であります。そして、その点についての評価につきましては、先ほど申し上げましたように、外交の特殊性ですとか当時の...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 当時の状況について判断するに当たって、外交の特殊性や国際環境、国益、様々な要素が勘案されなければいけないと先ほど申し上げさせていただきました。そうしたことから、当時の状況については簡単に判断できるものではないと考えておりますが、今御指摘の点につきまして、...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の問題については、過去様々なやり取り、経緯がありました。ですから、平成二十二年三月に改めて外務省として調査した結果を報告書として公表をさせていただいたわけであります。その成果を今の政権もしっかり引き継いでいるということであります。  今後とも、こ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 特定秘密につきましては、今御審議いただいておりますが、この法案における別表に列挙された項目に該当し、そして有識者も含めた政府横断的な基準を作成し、それに基づいて指定を判断していく、様々な重層的な仕掛けがつくられています。こうした制度を通じましてしっかりと...全文を見る
11月29日第185回国会 衆議院 外務委員会 第8号
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○岸田国務大臣 外務省におきましては、佐藤外務報道官が本年九月に人権人道大使に就任をいたしました。それ以降、女性、人権、人道をめぐる国際課題について、紛争下の性的暴力担当のバングーラ国連事務総長特別代表との間で意見交換を行うなど、人権人道大使の立場からも、我が国の立場及び取り組み...全文を見る
○岸田国務大臣 北朝鮮における人権に関する国連調査委員会ですが、本年三月の人権理事会において、我が国及びEUが共同で提出した北朝鮮人権状況決議によって設置が決定されたものです。  我が国としてもこれまで最大限の協力を行ってきておりますが、同調査委員会は、八月末に我が国を訪問され...全文を見る
○岸田国務大臣 調査委員会ですが、ことし八月二十七日から九月一日まで訪日をしました。その滞在中も、先ほど申し上げましたように、総理初め関係大臣が面会したほか、公聴会による北朝鮮の人権状況についてのヒアリングを実施し、そして関係省庁、これは、外務省、内閣官房拉致問題対策本部事務局、...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、拉致問題につきましては、我が国のみならず、アジア諸国、さらにはアジア以外の国においても、拉致の被害者とされている方々がおられます。ですから、拉致問題を初めとする北朝鮮の人権問題は、我が国のみならず、国際社会にとっても共通の大きな課題だというふうに認識をしてお...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、防空識別圏は、国際法上確立した概念ではなく、一般的には、各国が自国の安全を図るため、国内措置として設定しているものです。  一般論として、防空識別圏を設定すること、このこと自体は国際法違反となるものではありません。  しかしながら、問題は内容で...全文を見る
○岸田国務大臣 今回の案件も含めて、中国側のさまざまな動きにつきましては、平素から情報収集に努め、そして分析を行ってきました。  今回の十一月二十三日の防空識別圏設定の前には、具体的な動きとしては私は承知してはおりませんが、しかし、その情報収集の中で、さまざまな分析をし、検討し...全文を見る
○岸田国務大臣 今申し上げたように、本件も含めて、さまざまな情報収集には努めてきた、分析の努力は続けてきたということであります。
○岸田国務大臣 法制局長官から答弁申し上げたとおりだと存じます。
○岸田国務大臣 はい、ただいま法制局長官の答弁にありました認識に立ちます。
○岸田国務大臣 先ほど来法制局長官から答弁がありましたとおり私も認識をしております。最終的には内閣として責任を持って判断するということだと存じます。
○岸田国務大臣 日本と豪州はともに米国の同盟国であり、豪州との関係は我が国にとりまして大変重要な関係だと認識をしております。  よって、豪州において新政権ができまして、すぐ日豪の首脳会談も行われましたし、たしか九月に新政権ができてから、日米豪三カ国の閣僚級戦略対話も含めて、私は...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、委員から今御指摘がありましたように、集団的自衛権につきましては、現在、安保法制懇、有識者会議において議論が進められております。内閣としましては、その議論の行方をしっかり注視していきたいと考えております。  そして、こうした議論も含めての我が国の安全保障政策...全文を見る
○岸田国務大臣 日・EUのEPAの方ですが、これまで交渉会合を三回開催しております。そして、政府調達を含む幅広い分野において議論が行われております。  また、今月の日・EU定期首脳会議の際の共同プレス声明では、物品貿易、サービス貿易、調達における野心的な市場アクセスのオファーを...全文を見る
○岸田国務大臣 学校施設等を軍事施設として使うことがないかという御質問ですが、私自身考えますに、そういったケースは余り考えられないのではないかと今思っております。
○岸田国務大臣 まず、御指摘のGCPEAのガイドラインにつきましては、基本的な考え方は、今委員御指摘のように、これは評価されるべき考え方だと存じます。  ただ、ガイドラインの文章そのものについては、しっかりと精査し検討していきたいということ、今、木原大臣政務官から申し上げさせて...全文を見る
○岸田国務大臣 ロシアとの関係につきましては、ことしに入って半年間で四回の首脳会談が行われ、その中で、エネルギー、経済、人的交流あるいは文化交流等、幅広い分野において協力を進め、全体の信頼関係、そして交流のレベルを引き上げていく、その中で平和条約締結問題についてもしっかりと議論し...全文を見る
○岸田国務大臣 十一月の初めに、我が国におきまして、歴史上初めての日ロ2プラス2を開催させていただきました。その際に、あわせて日ロ外相会談を行い、平和条約締結問題を初め幅広い意見交換を行い、議論を行いました。  その際に、要人往来ということにつきましては、来年の春にも、私、日本...全文を見る
○岸田国務大臣 ことしの四月ですが、安倍総理がロシアを訪問させていただいた際に、プーチン大統領に対しましては訪日を招聘させていただいております。そして、先方から感謝の意が表明されております。具体的には、今、日程等を調整中という状況にあります。  また、来年にはロシア・ソチにおい...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘の尹長官の講演につきましては、さまざまな報道で承知しております。  我が国は、日本と韓国の関係は最も大切な隣国関係のうちの一つであると認識をしていますし、未来志向で大局的な見地からこの関係を進めていきたいと考えております。北朝鮮問題を初め、さまざまな課題に...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、日ロ関係ですが、先ほども紹介させていただきましたが、本年四月の安倍総理の訪ロ以降、半年間で四回の首脳会談が行われるなど、テンポよく政治対話が進んでおります。そして、エネルギー、科学技術、農業、医療、都市環境などさまざまな分野での経済協力、文化、人的交流は大き...全文を見る
○岸田国務大臣 国や地方自治体が発注する契約において適正な賃金が確保されるようにすること、これは重要な課題だと認識をしています。  他方で、我が国において、賃金等の労働条件は、労働基準法、最低賃金法等の国内法令に反しない限りにおいて、労使が自主的に決定することとされています。 ...全文を見る
○岸田国務大臣 個人情報保護に対する国際的な意識の高まりを受け、本関連文書において、個人情報保護に関する郵便事業体の義務が明記をされました。具体的には、加盟国及び郵便事業体が、国内法令に従い、個人情報の利用及び提供を制限すること、郵便事業体が郵便の利用者に個人情報の利用や収集目的...全文を見る
○岸田国務大臣 今回の改正によりまして、新たに協定の対象に追加される我が国の機関、サービス等は、おおむね、これまでも我が国が自主的に外国企業に対して開放してきたものであります。したがって、この改正によりまして、我が国企業が国内において従来以上に過当な競争にさらされる可能性は低いと...全文を見る
11月29日第185回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号
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○国務大臣(岸田文雄君) 沖縄及び北方問題に関する特別委員会の開催に当たり、御挨拶を申し上げます。  まず、沖縄に関する事項について述べます。  我が国を取り巻く安全保障環境が一層厳しさを増す中、我が国の外交・安全保障の基軸たる日米同盟の強化が不可欠です。特に、在沖縄米軍を含...全文を見る
11月29日第185回国会 参議院 国家安全保障に関する特別委員会 第10号
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○国務大臣(岸田文雄君) 我々……(発言する者あり)
○国務大臣(岸田文雄君) 我々政府は、委員会、国会にこの法案の審議をお願いしている立場にあります。そして、この審議の運営につきましては、委員会の理事の皆様方、委員の皆様方の御判断をしっかり尊重し、我々としましては、審議促進のために全力で努力をしなければならないと認識をしております...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) この法律上、特定秘密の指定に関しましては、外交分野において、まずこの別表に該当する事項であり、そしてその漏えいが我が国の安全保障に著しい支障を与えるおそれがあり、真に必要な部分を個別具体的に検討し、そしてその上で今後策定される外部の有識者の意見を反映させ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 実際には、先ほど申し上げましたように、別表に該当し、そして漏えいが安全保障に著しい支障を与える真に必要な部分のみを検討する、そして今後策定される横断的な基準を踏まえて検討するということでありますので、個別にどのようなものが特定秘密にまず該当するかは、これ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 日米安保条約、また日米地位協定等に関連する文書の数、極めて膨大であります。不公表としてきている文書の数、これを網羅的にお答えするのは困難であります。政府としては、可能な範囲内でその内容を対外的に説明するよう努めてきております。
○国務大臣(岸田文雄君) 日米安保条約あるいは日米地位協定に関連する文書ですが、今申し上げましたように、可能な範囲で内容を対外的に説明するよう努めてきております。  例えば、日米合同委員会合意の合意文書自体は原則として不公表とされてはおりますが、平成八年のSACO最終報告におい...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) ただいま御説明させていただきましたように、合同委員会合意の合意文書などは原則として不公表とされていますが、必要に応じ米側と協議をし、そして協議の上でこの公表に努めている、こうした手順を踏んでおります。今後ともこうした努力を続けていきたいと考えております。
○国務大臣(岸田文雄君) 北朝鮮問題につきましては、我が国は対話と圧力の方針の下、日朝平壌宣言に基づいて関係国とも連携しながら、この拉致、核、ミサイルといった諸懸案の包括的な解決に向けて、北朝鮮が具体的な行動を取り、対話に応ずるよう、引き続き圧力を掛け続ける方針で臨んでおります。...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) いわゆる密約問題には、既に、につきましては、平成二十二年三月の外務省この調査書によって公表しております。あわせて、この三百以上の関連文書、公表しております。この公表している中身についてはもう既に公になっておりますので、これ特定秘密に指定されることはないと...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 要は、これから特定秘密に該当するかどうか、指定されるかどうかということにつきましては、御指摘のように別表に該当する事項であり、そしてその漏えいが我が国の安全保障に著しい支障を与えるおそれがあり、真に必要な部分のみをまず検討し、そしてその上で今後策定される...全文を見る
12月02日第185回国会 参議院 国家安全保障に関する特別委員会 第11号
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○国務大臣(岸田文雄君) 基本的には、先ほど来、政府としての立場、官房長官そして森大臣から御答弁させていただいておるとおりだと思います。デモにつきましても、法令の範囲内で行われる限り言論の自由だと考えます。
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のいわゆる密約問題も含めて、四つのいわゆる密約問題につきまして、平成二十二年三月、外務省としては調査報告書を提出しております。あわせて、三百の関係文書を公開しております。  よって、御指摘のいわゆる密約問題につきましても、既に公表されておりますの...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 仮定の御質問にお答えするのは控えなければならないとは思いますが、外交につきましては、先ほど御紹介させていただきました外務省のこの調査報告書と併せて有識者による調査報告書が公表されておりまして、その中にも、外交における秘密につきましては、一概に論ずることは...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、御指摘のいわゆる密約問題につきましては、既に公表をされています。  そして、今仮定の御質問をいただきました。これにつきましては、有識者による調査報告書の中にあっても、これは一概に判断するのは難しいと、やはり外交において一定の秘密は付き物である、さ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 本法案におきまして、安全保障というものを国の存立にかかわる外部からの侵略等に対して国家及び国民の安全を保障することを意味する、このようにしてあります。  御指摘の密約がこれに当たるのかどうかという御質問ですが、それにつきましては、当時の状況、国際環境、...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の密約について、当時、この報告書の中を確認いたしますと、交渉経緯につき詳細な説明がなされなかったのは事実であるが、三億二千万ドルについては高度の政治判断により決定されたものである旨、当時の国会で説明されているという内容になっております。
○国務大臣(岸田文雄君) 外務省におきましては、政府統一のこの方針に基づいて、外務省としての規則を設けております。  そして、御質問の特別管理秘密につきましては、そのルール、規則に基づきまして、秘密管理者、局長以上になりますが、そうした秘密管理者を指定しております。具体的なその...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、具体的なこの秘密の取扱いにつきましては、今のルールに従って委任した秘密管理者が行う、こうしたことであります。そして、大臣としては、そのルール、規則を自ら承認する形でこの全体を掌握する、こういった形で外務省としての秘密保全の体制を掌握していく、こうい...全文を見る
12月03日第185回国会 参議院 外交防衛委員会 第10号
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○国務大臣(岸田文雄君) まず、この度の自民党沖縄県連の要請内容につきましては、政府として真剣に受け止めさせていただいております。  政府としましては、沖縄の負担軽減、これはもう最優先で取り組むべき課題だと認識しておりますし、沖縄の負担軽減をできるだけ早期に、そして目に見えるも...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御審議いただいておりますこの障害者権利条約につきましては、障害者の人権、基本的自由を確保する上で重要な意義を有していると認識をしております。本条約を締結することにより、障害者の権利の実現に向けた我が国の取組、一層強化され、また人権尊重についての国際協力が...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御審議いただいております障害者権利条約につきましては、障害者の方々の人権ですとか基本的自由を確保する上で大変大きな意義を有していると認識をしております。  本条約を締結することにより、例えば国連の障害者権利委員会に我が国として報告を提出する義務を負う、...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 今般の中国における防空識別区の設定をめぐりましては、まず日米の間で緊密に連携協議を行ってきたと考えております。私自身も、二十五日にケネディ駐日大使と、また二十六日にはケリー国務長官と電話会談を行いました。その中で、ケリー長官からも、日本の冷静かつ毅然とし...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 民間会社の判断、対応について、他国の民間会社の対応、判断について申し上げる立場にはありませんが、我が国としては、最大限政府レベルにおいてしっかり意思疎通を図り連携をしなければいけない。そして、その問題についても米国政府の対応を外交ルートを通じまして正式に...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) ただいま、委員の方からコメントラインが食い違っているという御指摘がありましたが、我々は、日米の政府間においてはコメントライン食い違っていないというふうに認識をしております。そのために、米国政府に対しまして外交ルートを通じて正式に問合せを行い、確認をした次...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、御指摘の報道については承知をしております。  我が国のこの特定秘密保護に関する法律案、この法律案につきましては、今御審議をいただいている最中でありますが、法律としまして、恣意的な指定が行われないように様々な仕掛けを設け、制度をつくり、重層的な仕組...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、本条約には障害者を明確に定義する規定は置かれておりません。そして他方で、今御指摘のように、この前文(e)において、「障害が発展する概念であることを認め、」としております。そして、これも今御指摘がありましたが、第一条に、「障害者には、長期的な身体的、...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、女性に対する差別の撤廃につきましては女子差別撤廃条約に規定をされております。しかしながら、この女子差別撤廃条約には障害のある女性に対する独立した条文は存在いたしません。  政府としましては、障害のある女性が複合的な差別を受けており、そして社会的弱...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 条約の交渉経過等から見ますところ、特定の生活施設とは場所的概念だと認識をしております。障害者が生活を送る可能性のある場所一般を指しているものと考えられます。
○国務大臣(岸田文雄君) まず、障害者が意に反して入所施設、病院等の特定の場所で生活する義務を負わないことを意味するものと解しております。  また、この十九条におきましては、誰と生活するかを選択する機会を有すると規定されていますから、独り暮らしをする義務や家族との生活義務につい...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) その特定というのは一つに限るという意味か、意味ではないという確認だと思いますが、そのとおりだと存じます。
○国務大臣(岸田文雄君) 本条約二十四条一に規定する障害者を包容する教育制度とは、障害のある者とない者とができる限り一緒に教育を受けられるよう配慮することであると解しております。したがって、必ずしも全ての障害のある者とない者が同一の学校で学ぶことまでは意味していないと解しておりま...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) そのように理解いたします。
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の文言ですが、障害のある者と障害のない者とができる限り一緒に教育を受けられるということの実現を最終的な目標として掲げる趣旨であると考えております。  他方、障害者自身の意向を無視して、あらゆる場合において障害のある者とない者とが一緒に教育を受けな...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の一般的な教育制度とは、各国の教育行政により提供される公教育であるという点につき、起草段階で多数の国の理解が一致しております。したがって、我が国においては文部科学省の管轄の下での制度、これを意味していると解しております。
○国務大臣(岸田文雄君) この中央連絡先の役割ですが、国連の説明によりますと、障害者の人権の尊重が確保されるよう戦略や政策を見直すこと、また関連法令を立案、修正し、見直すこと、そして国の定期的な報告の準備を調整すること等とされております。  我が国におきましては、外務省総合外交...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の政府内における調整のための仕組みとは、政府内の関係者の調整を担う仕組みを指すと考えております。  この仕組みについては、我が国においては内閣府政策統括官(共生社会政策担当)付参事官障害者施策担当、担当付が担当することになると考えております。
○国務大臣(岸田文雄君) この独立した仕組みについては、政府から完全に独立した機関が要求されるものではなく、運営において公平、中立、独立が確保された機関を指すものと考えています。この理解は、条約起草過程において共有されております。本条約は、この条約の実施を監視するための枠組みを構...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、本条約上、条約の実施の促進とは、啓発等を通じて本条約の趣旨の実現を推進すること等であると解されます。そして保護とは、本条約に定めた障害者の権利の確保や救済を図ることであると解されます。また監視は、本条約の実施状況を調査し、必要に応じて勧告等を行うこ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 先ほども答弁させていただきましたが、本条約二十四条一に規定する障害者を包容する教育制度とは、障害のある者とない者とができる限り一緒に教育を受けられるよう配慮することであると解しており、したがって、必ずしも全ての障害のある者とない者が同一の学校で学ぶことま...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 障害者の方御自身の意向を無視してあらゆる場合に一緒に教育を受けなければならないということまでは意味していない、こういった趣旨で申し上げさせていただきました。
○国務大臣(岸田文雄君) まず、障害者権利条約、障害者の方々の人権ですとか基本的自由を守るために大変意義ある条約だと思っております。  そして、条約締結後、御指摘のように、我が国は国連の障害者権利委員会に定期的に報告をする義務を負うことになります。そして、その報告を受けて同委員...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、本条約を完全実施するためには本条約の趣旨等について広く周知していくことは大変重要だと思いますし、現状まだまだ努力をしなければいけない、こういった指摘はそのとおりだと認識をしております。是非こうした周知には努力をしていきたいと思っております...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) ただいま申し上げましたような広報を実現するためには、やはり外務省のみならず関係省庁の連携が必要だと存じます。  そして、予算についての御質問でありますが、こうした広報を周知徹底するためにどのような役割分担や連携が必要なのか、この辺もしっかり確認した上で...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 委員御指摘のように、中国との間には個別の問題があったとしても両国関係全体に影響を及ぼさないようにしっかり努力し、発展させていく、こうした戦略的互恵関係の基本的な考え方にのっとって両国関係を進めていきたいと考えております。  今御質問の中にもありました社...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の個人通報制度ですが、欧州地域には国連の人権諸条約が成立する以前より欧州人権裁判所が存在し、その管轄権を多くの欧州諸国が受け入れていると承知をしております。そのため欧州諸国は、同裁判所の判決を受け入れ、履行するための国内体制が既に整っていたと承知を...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) こうした個人通報制度については、意義は感じますし前向きに考えていきたいと存じます。  ただ、委員御指摘のように、我が国の立法制度、司法制度との関係において乗り越えなければいけない課題もたくさん存在いたします。国内判決と異なる見解が出されたらどうするのか...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) ODA大綱につきましては、ただいま政務官から答弁させていただきましたように、平成四年の旧ODA大綱においては、障害者、高齢者等の社会弱者と記されており、そして現ODA大綱、平成十五年の現ODA大綱ですが、要するに、例示は外れていますが、やはり社会的弱者と...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 社会保障協定の締結に関する優先国決定の基準あるいは考え方についての御質問ですが、社会保障協定の締結をするに当たりましては、まずは相手国の社会保障制度における一般的な社会保険料の水準、さらには相手国における在留邦人及び進出日系企業の具体的な社会保険料の負担...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 本件につきましては、二十三日、中国側の発表を受けまして、まずは迅速に抗議をしなければならない、こういった観点から、二十三日午後、アジア大洋州局長から在京中国大使館に対し抗議を行い、また同時に、在北京日本大使館から中国の国防部、外交部に対しまして抗議を行い...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 今般の事案は、国家安全保障会議、NSCが正式に設置される前に発生した事案であります。ただ、一般論で申し上げるならば、国家安全保障会議が設置後は、今般のような事柄が発生した場合、NSCで審議を行うことはあり得ると認識をしております。
○国務大臣(岸田文雄君) まず、TPPの参加につきましては、本年十月八日の環太平洋パートナーシップ貿易閣僚による首脳への報告書という文書が発出されていますが、その中で、TPPは生きている協定を目指しており、将来のTPP参加への他のアジア太平洋の国々の関心を喜んでおり、当初の協定の...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、同条約につきましては平成十九年九月二十八日、署名をしております。その後、長い年月を要したわけでありますが、こうした年月を要した理由につきましては、委員御指摘のように、国内法制度を始めとする制度改革を進めた後に締結を行おう、こうした方針の下...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 言葉の、何というか、使い分けについての御質問かと存じます。防空識別区は、中国側が自らの制度についてそういう名称を名のっております。ただ、一般的には、国際的には防空識別圏という言葉が一般的であると我々は認識をしております。
12月05日第185回国会 参議院 国家安全保障に関する特別委員会 第14号
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○国務大臣(岸田文雄君) 政府としての考え方、対応については、先ほど国家公安委員長から御説明させていただいたとおりでございます。そうした方針で対応していると承知をしております。
○国務大臣(岸田文雄君) まず、御指摘の点につきましては、先ほど国家公安委員長から御説明させていただいたとおりであります。  外交に関しましては、外務大臣の立場から最大限様々な外交関係を進展させるように努力しなければいけない、これは当然のことであります。
12月06日第185回国会 衆議院 安全保障委員会 第3号
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○岸田国務大臣 まず、尖閣諸島は歴史的にも国際法上も我が国固有の領土であり、我が国はこれを有効に支配しております。  御指摘のように、中国が今回設定を発表した空域は、我が国固有の領土である尖閣諸島の領空があたかも中国の領空であるかのごとき表示をしており、我が国として全く受け入れ...全文を見る
○岸田国務大臣 米国のこの防空識別圏における対応ですが、先日のケリー国務長官による談話にもありますように、米国の領空に入ろうとしていない外国の航空機に米国の防空識別圏に係る手続の適用はしていない、このように承知をしております。
12月06日第185回国会 衆議院 外務委員会 第9号
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○岸田国務大臣 ただいま議題となりました原子力の平和的利用における協力のための日本国政府とアラブ首長国連邦政府との間の協定の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。  政府は、平成二十一年六月以来、アラブ首長国連邦政府との間でこの協定の交渉を行いま...全文を見る
12月06日第185回国会 衆議院 本会議 第17号
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○国務大臣(岸田文雄君) 政府といたしましては、ただいま採択されました御決議の趣旨を体しまして、中国による力を背景とした現状変更の試みには、同盟国である米国を初めとする国際社会と緊密に連携しつつ、我が国の領土、領海、領空は断固として守り抜くとの決意で、毅然かつ冷静に対処してまいり...全文を見る
12月07日第185回国会 参議院 本会議 第14号
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○国務大臣(岸田文雄君) 政府といたしましては、ただいま採択されました御決議の趣旨を体しまして、中国による力を背景とした現状変更の試みには、同盟国である米国を始めとする国際社会と緊密に連携しつつ、我が国の領土、領海、領空は断固として守り抜くとの決意で、毅然かつ冷静に対処してまいり...全文を見る