岸田文雄

きしだふみお

小選挙区(広島県第一区)選出
自由民主党
当選回数10回

岸田文雄の2016年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月07日第190回国会 参議院 本会議 第2号
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○国務大臣(岸田文雄君) 私には、慰安婦像の撤去についてお尋ねがございました。  今回の合意は、私と尹炳世長官が共同記者発表の場で発表した内容に尽きるのであり、それ以上でもそれ以下でもありません。  今回の合意では、韓国政府は、日本政府が在韓国日本大使館前の少女像に対し、公館...全文を見る
01月08日第190回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○岸田国務大臣 まず、今回の合意ですが、この慰安婦問題、昨年末、十二月二十八日に、日韓外相会談そして日韓首脳電話会談を通じまして、最終的、不可逆的な解決であることが確認されました。日本と韓国両政府が最終的、不可逆的な解決であることを確認するということを世界に向けて明言をしたという...全文を見る
○岸田国務大臣 杉原千畝氏による命のビザの発給によりまして、多くのユダヤ人の方々のとうとい命が救われました。  杉原氏の行動は、戦後七十年を経た今日におきましても、世界に広がるユダヤ人を通して、各国で高く評価されております。  杉原氏の行動は、勇気ある人道的な行為であり、杉原...全文を見る
○岸田国務大臣 今回の日韓両政府の合意によりまして、慰安婦問題、これを最終的かつ不可逆的に解決されることとなりました。  これは、昨年の十二月二十八日の外相会談におきまして協議を行い、直接韓国政府としての確約を取りつけたものであり、そしてその上で両国の首脳間で確認された合意であ...全文を見る
○岸田国務大臣 我が国政府としましては、従来から、慰安婦問題は、当時の軍の関与のもとに多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題であるという認識を表明してまいりました。従来からこうした認識を表明していたものであり、そして、かかる観点から責任を痛感しているということを今回も述べたわけ...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、在韓国日本大使館前の少女像につきましては、これまで累次にわたりまして、我が方から、公館の安寧、威厳の維持の観点から懸念しており、早期に移転することを求めてまいりました。そして、今回の合意において、韓国側からは、公館の安寧、威厳の維持の観点から日本政府が懸念し...全文を見る
○岸田国務大臣 昨年十二月二十八日に開催されました日韓外相会談におきましては、私の方から、第三国における慰安婦関係の像、碑の設置について懸念を提起いたしました。それに対しまして、韓国側からは、今回の発表を受け韓国政府としてもこのような動きを支援することはない、こうした認識が示され...全文を見る
01月12日第190回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○岸田国務大臣 まず、今回の合意が今までの慰安婦問題についての取り組みと決定的に違うのは、日韓両政府が史上初めて、最終的、不可逆的な解決であることを確認し、それを世界に向けてそろって明確に表明した点だと思っています。  その上で、今御指摘の点についてお答えさせていただきますと、...全文を見る
○岸田国務大臣 今回の合意は、先ほど紹介させていただきましたこの合意について、日本と韓国、それぞれの政府が合意に従ってしっかり履行する、実施するということであります。合意の中身はそれ以上でもそれ以下でもありません。それぞれがそれぞれのこの合意に明記されている事柄を実施する、これが...全文を見る
○岸田国務大臣 今回、最終的、不可逆的な解決であるということを、日本政府、韓国政府、そろって世界に向けて明確に表明をしました。  今回、それぞれこの合意の中身を誠実に履行するというのが合意の全てであります。未来に向けてしっかり日韓関係を成長させていくために、この履行を実施するこ...全文を見る
○岸田国務大臣 前後関係について御質問がありましたが、先ほど申し上げたように、この合意の中身は、ここに書いてあります、それぞれ、日本政府、韓国政府が行うべきもの、これを履行する、こういった合意の中身であります。これが全てであり、これ以上でもこれ以下でもありません。  これが今回...全文を見る
○岸田国務大臣 これは当然、韓国政府という言葉を使っておられますので、韓国政府は、この合意以降、この合意に基づいてしっかり対応されるものだと考えております。
○岸田国務大臣 韓国政府という言葉を使っております。この合意が成立した以降、この合意に基づいて韓国政府は対応されるものと考えています。
○岸田国務大臣 ユネスコの世界記憶遺産の登録申請についてですが、これにつきましても、慰安婦問題は最終的、不可逆的に解決されたものと確認するとされているこの合意を踏まえて、韓国政府において適切に対処されるものだと認識をしております。
○岸田国務大臣 今回の合意については、先ほど来説明させていただいているとおりであります。  そして、ユネスコの世界記憶遺産への登録申請への対応についても、韓国政府は、今回の合意に従って、合意を履行する中にあって、適切に対応されるものと我々は認識をしておるということを説明させてい...全文を見る
○岸田国務大臣 仮定の問題にこういった場でお答えするのは適切ではありません。韓国政府はこの合意に基づいて適切に対応されるものと我々は認識をしております。
○岸田国務大臣 日本も韓国も、自由で民主的な国家です。個人が意見を表明すること、これは言論の自由のもとで当然許されるものでありますが、今回、この慰安婦問題において、日本政府と韓国政府が最終的、不可逆的に解決されたものと確認するということを世界に向けて表明したことの重みは、大変重た...全文を見る
○岸田国務大臣 北朝鮮によるたび重なる核実験、これは、我が国の安全にとって大きな脅威であると同時に、国際社会にとっても共通の脅威であり、そして、御指摘のように、六者会合共同声明、さらには国連の安保理決議、こうした数々の決議や声明にも反するものであり、NPTを中心とする国際的な核不...全文を見る
○岸田国務大臣 北朝鮮に対しまして自制を求め、そして、国連の安保理決議、六者会合の共同声明、こうしたものをしっかりと遵守させる、こういった方向でしっかりと国際社会と連携をしていかなければならない、ただいま申し上げたとおりであります。  我が国としましても、こうした取り組みをしっ...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、六者会合の枠組み、これは北朝鮮に建設的な対応を促すために重要な枠組みであると認識をいたします。  ただ、日中韓の共同声明にもありましたように、建設的な議論が行われなければなりません。ぜひ、こうした建設的な議論に北朝鮮が参加するよう、しっかりとした環境整備を...全文を見る
○岸田国務大臣 ISILが登場した経緯につきましては、先ほど総理から答弁させていただきましたように、さまざまな背景があり、さまざまな要素があり、そして議論があると思っています。  ただ、こうした過激的な暴力主義の背景には、やはり貧困ですとか格差ですとか、こうした大きな社会的な問...全文を見る
01月15日第190回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(岸田文雄君) まず、インドは世界最大の民主主義国家です。戦略的にも我が国にとって最も重要な国の一つだと認識をしております。  昨年十二月に行われました日印首脳会談におきまして、日印関係は新しい時代に入ったということを確認することができました。そして、その上で、政治・...全文を見る
01月18日第190回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○国務大臣(岸田文雄君) まず、今回の合意によりまして最終的、不可逆的な解決を確認したわけですが、両国政府がそろってこの最終的、不可逆的な解決であることを国際社会に向けて明言したということは今までなかったことであり、この点は画期的なことであると思っています。  そして、米国を始...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 在韓国日本大使館前の少女像につきましては、これまで累次にわたりまして我が方から、ウィーン条約第二十二条二項に規定する公館の安寧、威厳の維持の観点から懸念をしており、早期に移転することを求めてまいりました。  今回の合意におきまして、韓国側から、公館の安...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の発言につきましては、十一月二日、外交ルートを通じて国連人権高等弁務官事務所に対して抗議をし、一三%という数値の情報源等を開示すべきだという申入れを行いました。  これに対しまして、十一月三日、国連側から、本件に関する公式な数値を受領したことはな...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 一三%発言についてはただいま答弁させていただいたとおりですが、御指摘のように、特別報告者は記者会見において様々な発言を行っております。この発言につきましても、政府としまして特別報告者に今説明を求めております。根拠ですとか資料について要求をしているところで...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、今回の合意ですが、この慰安婦問題が最終的、不可逆的に解決されることを確認し、これを日韓両政府が共同で、そして国際社会に対して明言した、このことが今までなかったことであり、この点においては画期的なことであると認識をしております。  その上で、今様々...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、今回の合意につきまして、海外における評価ですが、この合意直後から、米国、豪州、シンガポール、英国、ドイツ、さらにはカナダ、そして国連からもこうした合意について歓迎する声明が出されております。国際社会からは幅広い支持をいただいていると考えます。  ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の点につきましては、今回の合意において、慰安婦問題は、当時の軍の関与の下に、多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題である、このような認識を示しているわけですが、まず、この認識につきましては、従来から我が国政府として表明してきた認識です。当然、歴代...全文を見る
01月19日第190回国会 参議院 外交防衛委員会 第1号
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○国務大臣(岸田文雄君) 私も、安全保障に関わる政策は、国際情勢、さらには選挙を含む様々な国内における情勢、状況を総合的に勘案して、国が責任を持って決定するものであると認識をしております。一月十二日の予算委員会における総理のこの発言もそうした趣旨の発言であると認識をしております。
○国務大臣(岸田文雄君) 沖縄の大変大きな負担について御指摘がありましたが、今防衛大臣からありましたように、今の政権としましては、沖縄の負担軽減についてできることは全て行う、さらには目に見える形で実現する、こうした方針を確認して、最重要課題として取り組んできています。  そして...全文を見る
01月19日第190回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○国務大臣(岸田文雄君) まず、私の立場からの対応としましては、昨日も説明させていただきましたが、この特別報告者の一三%発言については、昨日、対応について御説明させていただきました。  それ以外にも、この特別報告者の発言、有罪判決を受ける件数が少ないとか、量刑がかなり軽いとか、...全文を見る
01月21日第190回国会 参議院 決算委員会 第2号
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○国務大臣(岸田文雄君) まず、選挙が円滑に行われたことにつきましては、台湾において民主主義が根付いていると評価をしています。そして、既に外務大臣談話を発出しまして、蔡英文氏には祝意を表させていただいています。  委員の御質問は、この台湾における選挙がどのような影響を及ぼすのか...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 十二月の日印首脳会談におきまして、まず一つは、ムンバイとアーメダバードを結ぶ高速鉄道に日本の新幹線システムを採用することで一致をいたしました。また、あわせて、日印原子力協定につき原則合意に至りました。  この二件につきまして、まず新幹線システムの採用に...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、中国へのODAは、委員御指摘のように、既に一定の役割を果たしたものと認識をしております。そういったことから、既に対中ODAの大部分を占めていた円借款及び一般無償資金協力の新規案件は約十年前に終了をしております。  しかし一方で、中国、隣国であり最...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 先ほど申し上げましたような考え方に基づいて、中国への支援、できるだけ絞った形で実施をしております。その中で、技術協力ですとか、委員も御指摘になりました草の根無償資金協力、こういったものを実施しております。そして、それに加えて、絞った中にあっても中国側から...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) このPM二・五環境問題につきまして、インド、中国、それぞれ事情は異なっております。そして、中国においてもPM二・五の状況、大変深刻な状況が引き続き続いております。そして、我が国の環境にも直接影響が出ている、これはもうしっかりと指摘をされているところです。...全文を見る
01月22日第190回国会 衆議院 本会議 第6号
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○国務大臣(岸田文雄君) 第百九十回国会に当たり、外交の基本方針について所信を申し述べます。  本年は、日本の外交にとり、大変重要で責任の大きい一年です。特に、G7議長国として、四月には広島で外相会合、五月には伊勢志摩サミットを主催します。自由、民主主義、法の支配、人権といった...全文を見る
01月22日第190回国会 参議院 本会議 第5号
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○国務大臣(岸田文雄君) 第百九十回国会に当たり、外交の基本方針について所信を申し述べます。  本年は、日本の外交にとり、大変重要で責任の大きい一年です。特に、G7議長国として、四月には広島で外相会合、五月には伊勢志摩サミットを主催します。自由、民主主義、法の支配、人権といった...全文を見る
02月03日第190回国会 衆議院 予算委員会 第6号
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○岸田国務大臣 まず、日本政府は、従来から、日韓間の請求権の問題、これは一九六五年の請求権協定によって法的に解決済みである、こうした立場をとってきました。この立場、これは何ら変わっていないということは確認したいと思います。  その上で、御指摘になられた、事実に反する主張ですとか...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、北朝鮮による核実験、これは我が国の安全に対する重大な脅威であり、地域の平和や安定に関しても大変重大な挑戦でありまして、断じて容認することはできません。  そして、ミサイルの発射、衛星の発射予告ですが、それにつきましても、本日午前七時五十五分、北京の大使館ル...全文を見る
○岸田国務大臣 南シナ海におきましては、関係する国々の主張が対立する中で、大規模かつ急速な埋め立てあるいは拠点構築など、一方的な現状変更をし、緊張を高める行為が見られるわけですが、これは国際社会共通の懸念事項であります。そして、こうしたことの既成事実化は決して認められないと認識を...全文を見る
○岸田国務大臣 委員御指摘のように、中東におきましては、さまざまな民族、あるいはさまざまな宗派が混在しています。我が国としましては、こうした違いを乗り越えて安定的な関係を構築すること、これが中東の安定に資するものであると考えています。  よって、御指摘のように、我が国は、さまざ...全文を見る
○岸田国務大臣 テロの背景には、貧困とか格差というものが存在いたします。  我が国としましては、中庸が最善という考えのもと、過激主義を生み出さない社会を構築していく、こういった取り組みが重要だと認識をしております。貧困や社会からの周縁化等を通じて子供や若年層が過激思想に傾倒しな...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、ニューヨークを初め世界各地にある国連関連機関の全職員約三万二千人のうち、日本の職員は約二・五%、約八百人というのが現状であります。国連事務局の望ましい職員数という目標と比較しましても、大変少ない状況にあります。  日本人職員の増加を図るために、例...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘の思いやり予算、ホスト・ネーション・サポート、HNSですが、まず、冒頭、各国の比較がありました。  この比較につきましては、それぞれの国の置かれている安全保障環境は違いますし、また、そもそも、GDP比がその表にも載っていますが、各国自身が拠出している防衛費...全文を見る
02月04日第190回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○岸田国務大臣 昨年八月の合意文書の署名以後の動きについて御指摘がありました。  それ以後、八月以降の動きにおきましても、我が国としましては、この合意の履行に向けて取り組みは続いていると認識をしております。現に、ことし一月の段階においても、この合同監視評価委員会が立ち上げられ、...全文を見る
○岸田国務大臣 政府としましては、さまざまな文書、情報に接し、情報収集、分析に全力で努めております。  そして、従来から、実力を用いた争いがPKO法上の武力紛争に該当するか否かについて、事案の態様、当事者及びその意思等を総合的に勘案して個別具体的に判断すべきである、こうした考え...全文を見る
○岸田国務大臣 対ISILの空爆による民間人の犠牲者についての御質問ですが、この対ISIL連合の空爆による犠牲者を各国政府は公表しておりません。よって、我が国として、民間の犠牲者について正確かつ網羅的に把握することは、現状、困難だと考えています。
02月05日第190回国会 衆議院 予算委員会 第8号
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○岸田国務大臣 まず、我が国のプルトニウムの需給に関する見通し、計画については、先ほど経産大臣から説明がありました。  それとあわせて、我が国は、世界に対してプルトニウムの透明性をしっかりと示していく、この重要性を認識して、我が国は取り組みをあわせて進めております。  IAE...全文を見る
02月08日第190回国会 衆議院 予算委員会 第9号
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○岸田国務大臣 外務省としましても、外務大臣を本部長とする外務省緊急対策本部を立ち上げて、北朝鮮のミサイル発射に備えてまいりましたが、昨日午前九時三十一分ごろ、ミサイルの発射を受けて、十時三分に、北京の大使館ルートを通じまして北朝鮮に厳重抗議を行いました。  あわせて、国連の安...全文を見る
○岸田国務大臣 今回の北朝鮮の行動、一月六日の核実験に続いて長距離弾道ミサイルの発射を強行したこと、これは我が国の国民の平和と安全にもかかわる重大な脅威でありますが、北東アジアそして国際社会全体にとりましても深刻な脅威であると受けとめられています。  そういったことから、国連安...全文を見る
○岸田国務大臣 拉致問題については、まず、相手のあることですので、これは予断を持って申し上げることは難しいところがあります。また、逆に、我が国が今後の見通しについて明らかにすることが相手の態度にも影響を与えることも考えられますので、具体的に申し上げるのは控えなければならないと思い...全文を見る
02月10日第190回国会 衆議院 予算委員会 第11号
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○岸田国務大臣 御指摘のように、国際社会の厳しい現実を前に、我が国がグローバルな課題に積極的に貢献していくためには、まずは二国間ベースのODAを効果的に、そして効率的に活用する、こういったことは大事でありますが、それとあわせて、専門性を有し、そして幅広いネットワークを有する国際機...全文を見る
○岸田国務大臣 国際機関の評価の重要性、そして不断の見直しが必要であるという点につきましては、先ほど申し上げたとおりであります。  ただいま委員の方から、MOPAN、OECDの中に事務局があります国際機関評価ネットワークについて御指摘もありましたが、MOPANに対しましても、我...全文を見る
○岸田国務大臣 間違いございません。
○岸田国務大臣 我が国は、我が国の排他的経済水域における外国による海洋の科学調査について、平成八年に国連海洋法条約に基づいて関係省庁で作成したガイドライン等で対処しております。  このガイドラインにおきましては、調査実施国は、調査実施の六カ月前までに外交ルートを通じて我が国の同...全文を見る
02月16日第190回国会 衆議院 予算委員会 第13号
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○岸田国務大臣 御指摘のように、日米地位協定第二十四条の一に基づいて、同条二において日本が負担すべきものを除いて米国が負担することとなっております。  ただ一方で、特別協定というものがありますので、その米国が負担するもののうち、日米両国を取り巻く諸情勢に留意し、在日米軍の効果的...全文を見る
○岸田国務大臣 我が国からは、御指摘の厳しい財政状況及び国民の理解を得られることが重要である、こういった観点から、主張すべきは主張しつつ協議を行いました。  そして、その結果として、例えば、在日米軍施設・区域で働く日本人労働者のうち、日本側が負担する人数について、福利厚生施設で...全文を見る
○岸田国務大臣 先ほど申し上げましたように、福利厚生施設で働く労働者については削減を行いました。一方で、今、現状の厳しい安全保障環境の中で、さまざまな装備の最新鋭化を図っていかなければなりません。こうした最新鋭の装備の維持整備に従事する労働者の人数を増加させる、こういったことも行...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、先ほど申し上げた福利厚生施設で働く労働者の削減、五百十五名となっています。一方で、装備の維持整備に従事する労働者、MLC労働者につきましては一千六十八人増加させることとし、結果として五百五十三人増加することとなりました。  そして、その内訳ですが、MLC労...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、日本側の負担、米国側の負担につきましては、冒頭の質問でありましたように、日米地位協定第二十四条及び特別協定によって、それぞれの負担が定められています。  その中にありまして、より厳しくなる安全保障環境に対応する最新鋭の装備を用意し、内容の充実に努めなければ...全文を見る
02月22日第190回国会 衆議院 予算委員会 第16号
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○岸田国務大臣 まず、御指摘の点につきましては、そもそも、米国の報道機関の報道で、一九九四年に御指摘のような内容について報道がされたと聞いております。そして、それにつきまして国会においても議論が行われ、当時の河野洋平国務大臣がこれについて答弁をしている、こういったやりとりがあった...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、御指摘の文書自体についても、我が国として承知をしております。
○岸田国務大臣 まず、御指摘のショイグ国防大臣のこの発言ですが、十二月一日、ロシア連邦軍の会議の中で、択捉及び国後の施設整備について言及したものであると承知をしております。  それを受けまして、十二月四日の日ですが、当方ロシア課長から在京ロシア大使館の次席公使に対し、このような...全文を見る
○岸田国務大臣 済みません、チェチェン侵攻は外務省の認識でいいですねという御質問ですが、要するに、侵攻についての認識をお伺いになっておられるんですか。(原口委員「いや、チェチェン侵攻というふうに外務省は考えているのかと」と呼ぶ)用語としてはチェチェン侵攻という言葉を使っております...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、侵攻という言葉ですが、侵攻という言葉については確定した定義があるということは承知はしておりません。  そして、チェチェン共和国、これは、我が国としてロシア連邦の一部であると認識をしております。そして、その上で、軍事力をもってチェチェン共和国に侵入したことを...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、基本的に、この侵攻という言葉について確立した定義があるとは承知していないということは先ほど申し上げたとおりであります。その上で、我が国としましてチェチェン共和国についてどう認識をしているかということについて申し上げさせていただきました。  チェチェン共和国...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、御指摘の文書を出すようにという御指示ですが、ちょっとその点につきましては事前に通告をいただいておりませんでしたので、この文書の取り扱いについて、ちょっと今私から確たる答弁をすることは難しい状況です。  ただ、一般論としまして、御指摘の点は政府内部でのやりと...全文を見る
02月23日第190回国会 衆議院 安全保障委員会 第2号
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○岸田国務大臣 安全保障委員会の開催に当たり、委員各位に謹んで御挨拶を申し上げ、安全保障政策について所信を申し述べます。  冒頭、北朝鮮の弾道ミサイル発射について申し上げます。  一月の四度目の核実験に続き、今月七日に北朝鮮が強行した弾道ミサイルの発射は、日本として断じて容認...全文を見る
02月24日第190回国会 衆議院 外務委員会 第1号
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○岸田国務大臣 外務委員会の開催に当たり、主な国際情勢について報告するとともに、外交政策について所信を申し述べます。  本年は、日本外交にとり重要で責任の大きい一年です。G7議長国、国連安保理非常任理事国、日中韓サミット議長国、初のアフリカ開催となるTICAD6など、国際社会を...全文を見る
02月25日第190回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号
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○岸田国務大臣 平成二十八年度外務省所管予算案について概要を説明いたします。  平成二十八年度一般会計予算案において、外務省は七千百四十億一千百四十七万円を計上しています。これを前年度と比較いたしますと、約四・二%の増額となっております。  このうち外務省所管のODA予算は、...全文を見る
○岸田国務大臣 小村寿太郎外務大臣について御質問をいただきました。  小村大臣は、第十八代と二十三代の外務大臣であったと承知をしております。ちなみに、私が百四十三代目と百四十四代目だと聞いております。  委員御指摘のように、ポーツマス講和条約あるいは関税自主権の回復などに取り...全文を見る
○岸田国務大臣 私も、外務大臣を三年二カ月務めさせていただいています。その間、百四カ国の外務大臣と二百五十回近い外相会談を行うことがありました。  その中で心がけてきたことですが、まず、基本として、私は、日本外交の三本柱として、我が国外交の基軸であります日米同盟の強化、近隣諸国...全文を見る
○岸田国務大臣 我が国は、かつての大戦の大きな反省に基づいて、戦後、平和国家としての誓いを立て、そして平和国家として歩んできました。今日までの戦後の我が国の歩みは高く評価されてきたと思いますし、今、実際高い評価を得ていると思っています。  こうした我が国の平和国家としての歩みを...全文を見る
○岸田国務大臣 我が国は、外交を進めるに当たって、自由、民主主義、あるいは基本的人権、さらには法の支配、こうした基本的な価値を重視しながら外交を進めてきました。これからも、人権分野等において積極的な役割を果たすよう、しっかり取り組んでいきたいと考えます。  そういった立場から考...全文を見る
○岸田国務大臣 高校生初め若い方々に外交や国際問題に関心を持っていただくことは、大変重要だと考えています。  その中で、外務省としましては、外務省から人を派遣する取り組みとしましては、平成七年度から、外務省の若手職員を高校等に派遣して、そして国際情勢や外務省の役割について職員自...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、こうした騒音の問題は地元の皆様方にとりまして大変大きな問題であり、深刻な問題であると考えます。そうした問題意識があるからこそ、岩国の飛行場の滑走路の沖合移設事業が行われたと認識をしております。  こうした移設事業が行われるなど、さまざまな動き、取り組みを通...全文を見る
○岸田国務大臣 空母艦載機の移駐先として岩国飛行場が選定された理由ですが、まず一つは、先ほど来質疑の中で出ておりますように、岩国飛行場においては、騒音あるいは安全上の問題を改善するために滑走路の沖合移設事業が行われました。  そして、岩国におきましては、米軍の空中給油機KC13...全文を見る
○岸田国務大臣 米海兵隊のF35Bの配備については、二〇一三年十月と、そして御指摘の二〇一五年四月の日米2プラス2の共同発表において確認をしています。  なぜ歓迎するという発表を行ったのかということでありますが、米軍がより高度な能力を有する装備品を我が国に配備することは、日米同...全文を見る
○岸田国務大臣 歓迎するという言葉の意味は、先ほど説明させていただいた次第であります。  そして、F35Bにつきましては、先ほど紹介させていただきました二〇一三年及び二〇一五年の日米2プラス2共同発表において、二〇一七年に我が国に配備が開始されること、これは確認しています。 ...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、外務省としましても、地元の方々からさまざまな苦情が寄せられていること、これは承知しておりますし、こうした問題は地元の皆様方にとりまして大変大きな問題であるということは認識をしております。  その上で、一般論として申し上げるならば、訓練等を行って搭乗員の技能...全文を見る
○岸田国務大臣 先ほど防衛省から回答がありましたように、二月十七日、米側からの回答において、嘉手納飛行場におけるPFOSを含む泡消火薬剤の大部分はPFOSを含まないものと交換しており、今後も引き続き交換していく、こういった説明があったわけですが、これを踏まえまして、先日、二十三日...全文を見る
○岸田国務大臣 現時点では、米側に情報提供を求めている段階です。よって、現時点においては、PFOSの漏出について確認がとれていないため、環境補足協定にあります環境に影響を及ぼす事故が現に発生した場合として、立ち入り申請の対象として判断することは困難であると認識をしております。 ...全文を見る
○岸田国務大臣 環境補足協定にあります環境に影響を及ぼす事故が現に発生した場合の立ち入り申請に当たっては、米側からの情報提供が端緒となっていると考えます。  ただし、米側から通報がない場合であっても、日本側として環境汚染を疑う場合には、別途、既存の日米合同委員会合意に従って、米...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、昨年の平和安全法制ですが、平和安全法制の目的は、あくまでも我が国の国民の命や暮らしを守り、そして国際社会の平和や安定にしっかり貢献していく、こういったことであります。  そして、内容におきまして、まずは国際法との関係において、国際法に合致し、そして正当性の...全文を見る
○岸田国務大臣 アメリカ大統領選挙の状況については大きな関心を持って見ておりますが、ただ、今、現時点では、各候補者の発言は政府の発言ではなくして個人の発言ですので、日本国政府としてこの発言についてコメントするのはちょっと控えておかなければならないのではないかと思います。  そし...全文を見る
○岸田国務大臣 我が国の外交にとりまして、ODAというものは大変重要なツールであると認識をしております。  ODA大綱も開発協力大綱という新しい大綱に衣がえをし、我が国としまして、ODAを中心とする開発協力のあり方について改めて考え方も整理したところであります。  その中にあ...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘の基金については、詳細をお伺いしなければ具体的なことを申し上げることはできないとは思いますが、やはりさまざまな立場の方々がそれぞれの立場でできることをしっかり取り組むことは大変重要であると認識をいたします。政府も、政府の立場から、紛争の影響を受けている国や地...全文を見る
○岸田国務大臣 韓国政府による日本産の水産物等の食品輸入規制についてですが、これまでも、外相会談あるいは次官級協議、さらには局長級協議、日韓ハイレベル経済協議、こうしたさまざまな機会を捉えて、この措置の早期撤廃を強く求めてきました。  先ほどWTOにおける取り組みは説明させてい...全文を見る
○岸田国務大臣 日本産酒類の二〇一五年の輸出額ですが、約三百九十億円を記録いたしました。四年連続で過去最高を更新しております。海外における日本産酒類の人気が高まっているということを実感しております。  外務省としましても、各国の大使公邸等におきまして会食やレセプションを行う際に...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、ことしに入りまして、一月六日、北朝鮮が核実験を行いました。そして、引き続き二月、弾道ミサイルの発射を行いました。こうしたことは、我が国にとりまして重大な脅威であると同時に、国際社会全体にとりましても、安心や安全にとって大変大きな脅威となります。断じて容認する...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、我が国は、北朝鮮問題につきまして、対話と圧力、行動対行動の方針のもと、日朝平壌宣言に従って、核、ミサイル、そして拉致、こうした諸懸案を包括的に解決していく、こうした方針で取り組んできました。  そして、その中にあって、拉致問題は、全ての拉致被害者の帰国を果...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、我が国の立場ですが、竹島は、歴史的事実に照らしても、また国際法的にも、明らかに我が国固有の領土です。韓国による竹島の占拠、これは、国際法上何ら根拠がないまま行われている不法占拠である、この立場は、これまでもたびたび明らかにしておりますし、これからもしっかりと...全文を見る
○岸田国務大臣 委員からの御指摘は大変重大な御指摘だと受けとめ、また関心を持って聞かせていただきました。  我が国においても、こうした学校での安全等に対しましてしっかり意識を持ち、国際的な水準等も考えながら取り組んでいかなければならない課題だと考えます。  御指摘のさまざまな...全文を見る
○岸田国務大臣 日本文化をPRする上からも、海外在住の邦人芸術家の方々との連携は大変重要であると考えます。  これまでも、日本文化のPRももちろんですが、こうした芸術家の方々を支援させていただく、こういった観点からも、在外公館においてさまざまな日本文化紹介事業に参加していただく...全文を見る
○岸田国務大臣 海外在住の邦人芸術家の方々と連携させていただく上において、日本文化をPRさせていただく上において、今御提案いただきました文化芸術大使の創設は効果がある考えではないかと受けとめています。大変貴重な御提案だと思います。  ただ、実際それをやろうとした場合、海外には多...全文を見る
○岸田国務大臣 未来へのタクトという御提案について、二〇二〇年東京オリンピック・パラリンピックへ向けて、日本の思いを発する上で大変魅力的な取り組みだと認識をいたします。そして、それを在外公館を使って世界に発信するということについてどう考えるかという御質問かと思いますが、在外公館と...全文を見る
02月29日第190回国会 衆議院 予算委員会 第17号
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○岸田国務大臣 御指摘のように、二月十七日、南スーダン北部マラカルの国連の文民保護サイトにおいて衝突が発生をいたしました。それを受けて、国連安保理としてもプレスステートメントを発出しております。当然、我が国としてもこのプレスステートメントは承知をしております。
○岸田国務大臣 先ほど申し上げましたように、二月十七日、北部マラカルにおきまして衝突が発生をいたしました。そして、その衝突の理由あるいは経緯につきましては、現在、まだ十分に明らかにされておらず、政府としましても、今、情報収集に努めておるところです。  そして、国連も今、調査中と...全文を見る
03月02日第190回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○国務大臣(岸田文雄君) 済みません。事前に通告をいただいておりませんので、細かい数字を手元に用意しておりません。
○国務大臣(岸田文雄君) まず、委員御指摘の在外の日系人の方々のコミュニティーあるいはネットワーク、これは我が国の外交にとりましても財産であり貴重な存在であると認識をいたします。  そうした日系人の方々との連携を重視しなければならないということで、外務省としまして、例えば、先ほ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 先ほども申し上げたように、私自身、海外における日系人の方々のコミュニティーあるいはネットワーク、これは日本外交にとってかけがえのない財産であると思いますし、こうした方々との連携はこれからも重視していかなければなりません。  先ほど幾つか具体的な取組につ...全文を見る
03月03日第190回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○国務大臣(岸田文雄君) 昨年末の日韓合意ですが、これは慰安婦問題について最終的、不可逆的な解決が行われるということを確認したものであり、竹島問題は合意の中には含まれておりません。
○国務大臣(岸田文雄君) 国会の承認に関する基準についてのお尋ねですが、一九七四年の大平外務大臣の答弁、いわゆる大平三原則という原則があります。次の三つの国際約束が国会の承認を必要とするとした上で、一つがいわゆる法律事項を含む国際約束、二つ目としていわゆる財政事項を含む国際約束、...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) この新ガイドラインにつきましては、これは日米両政府の意図を表明した文書であり、国際法上の政府間の法的な合意を意味する国際約束ではないとまず位置付けられています。そして、更に申し上げるならば、この新ガイドラインの中に明記されておりますが、いずれの政府も立法...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の文書ですが、まさにこの具体的な政策及び措置に適切な形で反映されることが期待されるとしています。これは日米両政府の意図を表明した文書です。これは政府間の法的な合意を意味する国際約束ではない、そもそもこの国際約束ではないと考えています。  そして、...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) これは、先ほどから申し上げておりますのは、国会承認と、そしてこうした文書、取決めとの関係についてであります。  ガイドラインというもの、この新ガイドライン、そして一九九七年の旧ガイドラインも、これは両政府の意図を表明した文書であり国際約束ではないという...全文を見る
03月04日第190回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○国務大臣(岸田文雄君) この要求事項の中身については、今までの様々なやり取りを踏まえて外務省で整理をして文書を作ったわけでありますが、それに対しまして、その御指摘の部分につきましては原口委員の方から指摘がありました。それを受けまして、二月二十六日付けで修正版を提出したと報告を受...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 今までの様々なやり取りを踏まえて外務省として整理をした文書が当初の文書でありました。その整理した文書について原口委員の方から指摘がありました。この指摘を踏まえて修正版を提出したというのが経緯だと承知をしております。
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のこの米国当局によりますグーグル社への回答ですが、これ、同社が現在開発、実験中の自動車に米国連邦自動車安全基準を適用する際の解釈について述べたにとどまるものであるという説明を受けています。ジュネーブ条約の解釈に係る米国政府の正式な立場を代表するもの...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 先ほどの回答については、米国政府の立場を説明したものではないという説明を我が国は受けております。  そして、この議論につきましては、条約改正の議論が国連欧州経済委員会の道路交通安全作業部会で行われています。そして、その参加国の大宗の意見においては、これ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 従来から我が国も、この議論の重要性に鑑みて正式メンバーになることを目指してきました。二月にようやく決定がなされて、三月のこの会議から正式メンバーとして参加することが認められたというのが今日までの経緯でございます。是非、三月以降、正式なメンバーとしてしっか...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、国際社会において我が国の立場、考え方を適切に説明していく、これは大変重要なことであります。そして、御指摘のこの議事につきまして議事概要が既に公表されています。我が国としまして、それを関係省庁で今検討しているところであります。その中で不正確な記述など...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、我が国のこの技能実習制度につきましては、様々な国々から様々な指摘を受けています、議論にこれまでもなってまいりました。我が国の制度につきまして具体的に様々な指摘があるわけです。  そういったことを踏まえて、国会におきましても、さきの国会か...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、御指摘のように、技能実習制度につきましては外務省も大きな責任を担わなければならない、これは御指摘のとおりだと思っています。  この制度は、開発途上国に対する技能移転による人材育成、こうした国際協力という面があります。さらには、中長期的に二国間関係...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の技能実習生のみならず、外国人の受入れと共生という観点から考えましても、地域コミュニティーと外国人住民との相互理解、これは大変重要な視点であると考えます。  そして、これまでも、これは委員にも先日御参加いただいたと聞いておりますが、国際ワークショ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の中国における遺棄化学兵器の問題ですが、我が国としましては化学兵器禁止条約に基づいて義務を誠実に履行する、こうした方針で取り組んできています。具体的には、これまで外務省において九十回に及ぶ現地調査及び回収作業を実施し、内閣府において、本年一月までに...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のこの遺棄化学兵器処理事業につきましては、私自身もかつて内閣府の特命担当大臣をやらせていただいた際に、まさにこの事業を担当したことがございます。  御指摘のように、長い年月を経た上でのこの事業ですので、技術的に大変難しい面があるということ、これは...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御質問は、TPP、TiSAとは何かですね。
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のサービス貿易に関する新しい協定、このTiSA交渉ですが、我が国を含む二十三の有志国・地域が、WTOのサービス貿易に関する一般協定、GATSを超えるサービス貿易の自由化を目指してジュネーブにおいて定期的に開催している交渉です。GATS発効から二十年...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) TiSAの主な交渉分野としましては、今申し上げた電気通信ですとか電子商取引、あるいは金融等もありますが、あと海上運送ですとか国内規制あるいは自由職業、こうした分野が交渉事項として挙げられていると認識をしています。
○国務大臣(岸田文雄君) このTiSAの交渉分野、このサービス分野については、今幾つか実例を挙げさせていただきましたが、TiSAはWTOのサービス貿易に関する一般協定、要はGATSのルールをベースとして交渉されているものですので、このGATSにおいては、政府の権限の行使として提供...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) GATSにおいては、具体的な事項としていわゆる公共サービスということで、先ほど消防ですとか救急とか、そういったものを挙げさせていただきました。ちょっと手元の資料でそれ以上細かい項目についてありませんので、ちょっと改めてこれは確認をして御報告をさせていただ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) それにつきましては、先ほど説明させていただいた後半部分ですが、GATSにおいては、各国の社会事情に合わせて特定のサービスにつき義務を適用しない権利が認められています。TiSAにおいてもそのような権利は維持されていると想定しておりまして、我が国は今までもこ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) いずれにせよ、今交渉中ですので、結果は今の段階で予断はできませんが、そうした一般論としてどのような議論が行われるのか、これは、こうした交渉においては署名が行われるまで、その条文が確定するまで詳細については明らかにするのは難しいというのが一般的な取扱いでは...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、基本的に、今現在交渉が行われておりますので、TiSAがどのような議論が行われるのか、そして最終的な形について予断を持って申し上げることはできませんが、本年一月にスイスのダボスで開催されたTiSA非公式閣僚会合においては、多くの参加閣僚から本年末まで...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 今交渉の最中ですので、入るか入らないか最終的な形を予断することはできませんが、先ほど申し上げましたように、GATSを基本にして議論が行われておりますので、最恵国待遇ですとか内国民待遇、こういったものについては原則的に盛り込まれることになるのではないかと考...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 先ほど、議論自体がGATSを基本としながら議論されることから、先ほど申し上げたような最恵国待遇等については盛り込まれるものであると考えているということを御説明させていただきましたが、それ以外の部分についてどんな議論が行われているか、あるいは最終的にどうな...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 具体的な交渉の中身は今の時点で説明することは難しいですが、ただ、一般論として申し上げれば、ISDS条項、これ、投資協定ですとかEPAの投資章で規律をされています。我が国が締結したEPAのサービス貿易を扱う章においては、こうした規律は存在しないというのが今...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 一般に、条約交渉における条文案を含む外交上のやり取り、これは対外秘として扱われます。我が国がこれまで締結したEPAを含む通商関係の条約についても、交渉参加国間で別段の合意がない限りは、署名によって条文が確定するまでこうした条文案等は公表しないというのが通...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 具体的にこの交渉は行われているわけですが、責任者は誰かという御質問に対しましては、責任者は外務大臣でございます。
○国務大臣(岸田文雄君) あえて言えば、外務省経済局長が責任者になると考えます。
○国務大臣(岸田文雄君) 責任者については今申し上げたとおりですが、実際交渉に出ているのはサービス貿易室長が出席しております。
○国務大臣(岸田文雄君) 交渉に毎回出ているのは誰かという質問に対してお答えいたしました。責任者はあくまでも外務大臣でございます。
○国務大臣(岸田文雄君) TiSAの交渉に参加する意義についてですが、我が国にとりまして、自由貿易体制を強化して力強い経済成長をしっかりと実現する、他国の活力をしっかり取り込む、こうした考え方は大変重要であると思います。  その中にありまして、先ほど申し上げたように、このサービ...全文を見る
03月07日第190回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○国務大臣(岸田文雄君) 我が国は今年で戦後七十一年目になりますが、その間、憲法九条及び前文に示されているこの平和主義の理念の下に国際社会の平和や繁栄に貢献してまいりました。この取組は高く評価されております。例えば、PKOへの活動ですとか平和構築分野における現場で活躍する文民専門...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国の核軍縮・不拡散に対する取組ですが、昨年、被爆七十年の年に開かれましたNPT運用検討会議において最終文書が採択されなかった、こういったことを振り返りましても、やはり結果を出すためには核兵器国と非核兵器国が協力をしなければならない、こういったことを強...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の人間の安全保障ですが、これ、人間一人一人に焦点を当て、その保護あるいは能力の強化を通じて国の発展あるいは社会の繁栄を実現していく、こういった考え方ですが、憲法の平和主義の理念等と比較いたしましても、この人間の安全保障というもの、人々が尊厳を持って...全文を見る
03月08日第190回国会 衆議院 安全保障委員会 第3号
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○岸田国務大臣 まず、御指摘の文書については、委員が二月二十二日に予算委員会で御質問をされました。その質問、御要請を受けて、二十四日にまず文書を提出したわけです。資料でいきますと左側の文書を提出させていただいたわけですが、この要求事項の部分、これは、今までのやりとり等を踏まえて、...全文を見る
○岸田国務大臣 提出させていただいた文書における「確認できなかった。」ということの意味ですが、確認作業を行いましたが、要は、その存在が確認できなかったということであります。
○岸田国務大臣 御指摘のように、普天間飛行場の五年以内の運用停止は、仲井真前知事からの四項目の要望のうちの一つでございます。  これにつきましては、これまでも、首脳あるいは外相レベル、そして私自身も、米国国防長官と会談した際も、さまざまな機会に米国側に説明をし、協力を求めてまい...全文を見る
○岸田国務大臣 ウクライナ情勢につきましては、国際社会の秩序、安定にもかかわる大変重要な問題であると認識をしております。  そして、委員御指摘のように、ウクライナ東部におきまして散発的な戦闘が続いているということ、こうした状況につきましては、我が国として憂慮しており、そして、改...全文を見る
○岸田国務大臣 在日米軍駐留経費負担の問題ですが、そもそも、交渉をするに当たりまして、我が国を取り巻く安全保障環境がますます厳しさを増している中にあって、在日米軍の円滑かつ効果的な運用を支える在日米軍駐留経費負担、HNS、これは引き続き重要であるという認識のもとに、一方で、委員御...全文を見る
○岸田国務大臣 日中関係につきましては、一昨年行われました日中首脳会談を契機に、首脳会談あるいは外相会談、そしてさまざまなレベルでの対話が行われてきています。全体として改善傾向にあると認識をしております。ぜひ、戦略的互恵関係に基づいて大切な日中関係を進めていかなければならないと考...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のポスターは広島市が作成いたしました。
○岸田国務大臣 御指摘のポスターにつきましては広島市が作成したものですが、御指摘の点、問題があります。全て回収いたしました。その上で、新たなポスターの作成をこれから検討すると承知をしております。
03月08日第190回国会 参議院 外交防衛委員会 第3号
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○国務大臣(岸田文雄君) 外交防衛委員会の開催に当たり、外交政策について所信を申し述べます。  本年は、日本外交にとり重要で責任の大きい一年です。G7議長国、国連安保理非常任理事国、日中韓サミット議長国、初のアフリカ開催となるTICADⅥなど、国際社会をリードする多くの貴重な機...全文を見る
03月08日第190回国会 参議院 予算委員会 第11号
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○国務大臣(岸田文雄君) 田中元局長が関与したいわゆる小泉総理訪朝前の日朝交渉ですが、この交渉については、どこで行ったかとか、いつ行ったか、こういったことは明らかにされていないと承知をしています。ですから、その内容について詳細を説明することは控えさせていただきたいと思いますが、た...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 二回の交渉記録がないということにつきましては私自身も確認をいたしましたが、存在しないということで、その理由については、私自身もその理由については分かりかねております。ただ、こうした事実があるのは、そうした交渉記録がないというのは、そのとおりであります。 ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) この記録に関しましては、私自身、私の立場で確認をさせていただきました。詳細、中身については控えますが、これ以上この問題について、改めてこの確認をするということは考えておりません。
03月09日第190回国会 衆議院 外務委員会 第2号
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○岸田国務大臣 御指摘の昨年末の日韓合意ですが、慰安婦問題が最終的かつ不可逆的に解決することを確認するということを、日韓両政府が世界に向けて明言をしたという意味で、これは歴史的な合意であったと考えています。ぜひ、未来志向で、そして新時代に向けて、両国関係を進めていきたいと思ってい...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘の在韓国日本大使館前の少女像についてですが、これまでも累次にわたりまして、我が国としましては、公館の安寧ですとか威厳の維持、こういった観点から懸念をしており、早期に移転することを求めてまいりました。そして、今回の合意において韓国側からは、公館の安寧、威厳の維...全文を見る
○岸田国務大臣 今回の合意の中身は、十二月二十八日の記者会見において発言をした内容が全てであります。あの内容が合意された全てであり、それをお互い誠実に履行するということにおいて認識が一致をしているところであります。
○岸田国務大臣 第三国における慰安婦像あるいは記念碑、こうしたものにつきましては、十二月二十八日に行われました日韓外相会談の中において、私の方から、第三国における慰安婦関係の像、碑の設置について懸念を提起いたしました。そして、この外相会談のやりとりの中で、韓国側からは、韓国政府と...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、日本海の呼称ですが、日本海の名称は当該海域の国際的に確立した唯一の名称であり、国際連合や米国を初めとする主要国の政府も公式文書等において日本海の名称を使用している、このように認識をしています。  政府としてこれまでどのような努力をしてきたのかということにつ...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、実態を把握すること、これは大変重要なことだと思います。  外務省としましても調査は行ったわけですが、より実態を把握するためにはどうあるべきなのか、具体的にどんな調査ができるのかも含めて、実態をより正確に把握するための努力は続けたいと思います。 ...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、基本的にそうした働きかけを行うというのは重要だと思います。  具体的に、どこにどういった働きかけをしたかということを公の場で申し上げるのは、逆にマイナスの動きを惹起することにもなりかねませんので、ちょっと具体的に申し上げることは控えますが、さまざまな形で、...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、尖閣諸島周辺で活動する中国公船の中に、外見上、明らかに機関砲を搭載した船舶が含まれている次第です。尖閣諸島周辺海域において、かかる船舶を含む中国公船による接続水域航行及び領海侵入が継続していること、このことは極めて遺憾なことです。  我が国は、中...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、我が国としての対応ですが、こうした問題については政府全体としてしっかり取り組まなければなりません。装備あるいは体制等につきましても、政府全体としてしっかりとした予算を確保し、その上で装備や体制を整えていく、こういった取り組みを進めていくべきであると考えます。...全文を見る
○岸田国務大臣 政府においては、我が国の主権の及ばない外国においても、少なくとも、義務教育年齢相当の子女が国内に近い教育を可能な限り安価で受けられるよう、外務省と文部科学省が協力して、日本人学校そして補習授業校に対して支援を行っております。  外務省においては、現地採用教員、講...全文を見る
○岸田国務大臣 公職選挙法に基づく在外選挙制度ですが、これは在外選挙人名簿の登録と在外投票、この二本柱で成り立っております。  名簿に登録された者のみが投票できる、こういった制度でありますので、在外公館におきましては、在外選挙人名簿の登録申請受け付けのほか、国内選挙管理委員会が...全文を見る
○岸田国務大臣 海外における日本語の普及ですが、これは、我が国に対する理解を深め、そして諸外国との友好関係の基盤を強化していく、こういった点から大変重要であると認識をしております。  外務省としましても、国際交流基金等と連携しながら、さまざまな事業を実施しております。そして、そ...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、国連の人権理事会の特別報告者制度ですが、我が国はこれまでも全面的に協力し、特別報告者の要請に応じて訪日を受け入れてきました。  しかし、今委員の方から御指摘がありましたデビッド・ケイ氏のケースでありますが、当初、昨年十二月初めの訪日を受け入れる方向で調整を...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘の、国境なき記者団の報道の自由度ランキングですが、最新のランキング、二〇一五年のランキングで六十一位であると承知をしております。  六十一位という順位については、いろいろ評価の仕方、評価の方法にもよりますので、この六十一位ということについて何かコメントする...全文を見る
○岸田国務大臣 先ほどのランキングにつきましても、六十一位、全部で百八十カ国の中で六十一位ということでございます。先ほど申し上げたように、それについて直接コメントは控えますが、言論の自由、表現の自由、日本が大事にしているんだということはしっかりと示していかなければならないと存じま...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、TICADの目的ですが、TICADは、アフリカの開発と成長について首脳級で議論をし、国際社会としてこれを後押しする、こうしたことを目的とする国際会議です。  そして、一九九三年に立ち上げ、今日まで日本政府はこの会議を主導してきております。現在は、国連、世銀...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、TICADは、一九九三年、冷戦後のアフリカの重要性を改めて喚起し、アフリカのオーナーシップそして国際社会のパートナーシップ、これを重視した協力を進めてまいりました。今でこそアフリカは躍動する大陸として注目を集めていますが、当時、紛争や貧困の中にあり、暗黒の大...全文を見る
○岸田国務大臣 TICADはそもそもアフリカ諸国に加えて、国際機関、市民社会、民間企業、学術機関、そして地方自治体、こうしたさまざまな組織、団体が参加する包摂的かつオープンなフォーラムであると位置づけています。  これまでのTICADにおいても、こうした多様な関係者から会議で発...全文を見る
○岸田国務大臣 アフリカは、高い経済成長を示しています。また、豊富な資源を保有しています。また、人口の増加についても、今世紀の末までずっと人口の増加が予想されていると承知をしています。こういったことから、国際場裏において、その存在感はますます高まっていると認識をいたします。  ...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、外交において、自治体の役割というのはますます高まっていると認識をしています。経済協力一つとりましても、かつては国や大企業の独擅場でありましたが、今や自治体や中小企業の役割もどんどん大きくなってきている、こんな時代を迎えていると認識をしています。  そして、...全文を見る
○岸田国務大臣 先ほども申し上げたように、外交におきまして、地方自治体、そして中小企業の役割はどんどん大きくなっていると認識をしております。  そういった観点から、外務省としても、またJICAとしても、地方自治体、中小企業の海外展開、積極的に後押しをしています。  例えば、草...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘をいただいてなるほどなと思う部分もありますが、政府としていろいろなところで地球儀を俯瞰する外交と使っておりますので、一応、そういった委員の御意見があったこと、これはしっかり受けとめさせていただきまして、政府全体として、この言葉遣いについてどう考えるか、また考...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、我が国としましては、ISILに対する軍事作戦あるいはISILに対する軍事作戦の後方支援も含めて、全く考えておりません。  こうしたテロあるいは暴力的過激主義に対する対策ですが、もちろんこれは国際社会全体としてしっかり連携をしなければならないと思いますが、そ...全文を見る
○岸田国務大臣 昨年議論し成立しました平和安全法制につきましては、何のためにこの法制があるのかということを申し上げるならば、これは、まずは外交を通じて日本にとって好ましい国際環境をつくっていく、これが基本ではありますが、万が一の場合が発生したとしても国民の命や暮らしをしっかり守る...全文を見る
○岸田国務大臣 委員から御指摘いただきましたように、我が国はことし、G7の議長国、国連安保理非常任理事国、日中韓サミット議長国など、こうした立場にあり、しっかり責任を果たすと同時に、国際社会をリードするチャンスを得ていると考えています。  そして、どのような議論をリードしていく...全文を見る
○岸田国務大臣 知っているかという御質問でありますので、事前にちょっと確認をしてまいりました。承知をしております。
○岸田国務大臣 まず、アメリカの大統領選挙の候補者の発言について、今、米国国内の選挙が続いている最中ですので、私の立場から何かコメントするのは控えなければならないとは思いますが、あえてその上で、御質問の、ムヒカ・ウルグアイ大統領の発言そしてバーニー・サンダース氏の発言の共通点とし...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘の点については大変興味深く聞かせていただきました。  それに対する評価につきましては、先ほど、質問の流れとして、アメリカの大統領選挙とも絡めての御質問でしたので、ちょっと直接申し上げるのは控えたいと思いますが、そういった議論がある、そういった指摘につきまし...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、基本的価値、自由とか民主主義、法の支配、人権、こういったものを指しているわけですが、国際社会にとって、こうした基本的な価値は土台になっていると認識をしています。そして、我が国の経験を考えましても、こういった普遍的な価値が実現してこそ、政治的な安定ですとか経済...全文を見る
○岸田国務大臣 もちろん、基本的な価値を共有しない方々や国を一方的に排除するという意味ではありません。基本的な価値を大切にすることによって大きな成果も上がるのではないか、よって、外交において大事にするべきだということを申し上げているわけです。ですから、基本的な価値を大事にはしたい...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘はしっかり受けとめます。  ただ、基本的な価値は外交において大切にしたいという思いは、ぜひ大事にはしていきたいと思います。その上で、基本的な価値を共有しない国や人々との意思疎通も図っていく、そういった姿勢で努力をしていきたいと考えます。  いずれにせよ、...全文を見る
○岸田国務大臣 昨年、プラユット・タイ首相が三度訪日をされました。こういった機会を通じまして、日・タイ首脳会談、四度実施をされました。  これらの会談を通じまして、長く緊密な友好関係に基づく日・タイ両国間の戦略的パートナーシップが着実に強化されたわけですが、このうち、昨年二月の...全文を見る
○岸田国務大臣 このコブラゴールドの重要性に鑑みて、外務省からも、二〇〇八年以降、訓練項目の一つであります在外自国民等輸送訓練に外務省職員を参加させております。  そして、自衛隊員と連携しながら、在外邦人等の輸送を円滑に実施するための能力強化を図ってきているところですが、その中...全文を見る
○岸田国務大臣 今回の女子差別撤廃委員会の最終見解ですが、内容におきまして、まず申し上げなければいけないのは、慰安婦問題における取り扱いであります。  慰安婦問題については、二月十六日、対日審査が行われて、日本政府より、事実関係あるいは政府の取り組みについて説明を行いました。 ...全文を見る
○岸田国務大臣 今回の皇室典範に関する委員会における取り扱いですが、そもそも女子差別撤廃委員会におきましては、今日まで、先ほど申し上げました対日審査など、さまざまな議論が行われてきました。その議論の過程においては、皇室典範というのが取り上げられたことは一度もなかったのではないかと...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、女子差別撤廃委員会での議論ですが、そもそも、我が国は質問を受けて、書面と口頭と両方で答えるということになっておりました。それぞれ質問を受けて、その質問に的確に答えるということでしっかり準備をし、対応をいたしました。そして、口頭の部分も国連のホームページで動画...全文を見る
○岸田国務大臣 動画が適切なのか書面が適切なのかということかとは思いますが、いずれにしましても、我が国の外務省におきましては、書面、文字によって内容は明らかにしております。  どちらの形をとったにせよ、国連においても我が国外務省においても、内容につきましてはしっかりと明らかにし...全文を見る
○岸田国務大臣 先ほども申し上げましたように、今回の国連女子差別撤廃委員会の最終見解の慰安婦問題の部分につきましては、極めて遺憾であると考えております。そして、遺憾であるということにつきまして、既に国連に対しまして申し入れを行っております。我が国の考え方を示させていただいておりま...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、我が国は唯一の戦争被爆国として、核兵器のない世界へ向けて国際世論をリードしていく責務があると考えています。  そういった中にあって、昨年行われましたNPT運用検討会議において、核兵器国と非核兵器国が対立することによって最終文書が採択されなかったという出来事...全文を見る
○岸田国務大臣 先日、裁判所の和解勧告を受け入れ、国として沖縄県と和解することを決定いたしました。  二十年来の懸案であります普天間飛行場の全面返還を実現するために、国としては辺野古への移設が唯一の選択肢であるということについて変わりはありませんが、しかしながら、国と沖縄県双方...全文を見る
○岸田国務大臣 国としましては、今回の和解内容を誠実に手続にのっとって実行していきたいと考えております。  そして、今回の対応は、この和解内容に沿ったものであると考えています。和解条項の三項に、是正の指示を行うという内容が盛り込まれています。そして、第八項の中に、是正指示の取り...全文を見る
○岸田国務大臣 今、委員の方から和解勧告文について御紹介がありました。  この勧告文、御紹介がありましたように、「そうなってはいけないという意味で双方ともに反省すべきである。」という、この文章から始まって、要は、このままいったならば現状が固定化されてしまうという点を強く指摘して...全文を見る
○岸田国務大臣 政府としては、辺野古への移設が唯一の選択肢であるという考え方は変わりはありません。一方、沖縄県においては、沖縄県の考え方があります。  しかし、裁判所の和解勧告文は、まさに、だからこそ、このままでは現状が固定化されてしまう、この点を指摘し、和解案を提示されたと考...全文を見る
○岸田国務大臣 政治的持続性について御質問いただきましたが、まず、普天間飛行場の危険性の除去につきましては、現状を固定化してはならないということで裁判所の和解案も示されたわけですので、ぜひ、和解案に従って誠実に対応していきたいと考えます。  そして、政治的持続性ということを考え...全文を見る
○岸田国務大臣 ただいま議題となりました在外公館の名称及び位置並びに在外公館に勤務する外務公務員の給与に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、提案理由を御説明いたします。  改正の第一は、在ニウエ日本国大使館及び在ベンガルール日本国総領事館を新設するとともに、同大使館及...全文を見る
03月09日第190回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○国務大臣(岸田文雄君) これは先週末の時点ですが、この委員会から提示があった最終見解のドラフトには皇室典範に関する言及が含まれておりました。  これを受けまして、我が方ジュネーブ代表部から、この女子差別撤廃委員会側に対しまして皇室典範に関する記述を削除するよう申入れを行いまし...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 皇室典範について、女子に対する差別に関して言及があったわけでありますが、我が国の皇室制度あるいは諸外国の王室制度もそれぞれの国の歴史や伝統が背景にあるということ、女子に対する差別を目的とするというようなこととは全く別の事柄であるというようなことを我が国の...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) この女子差別撤廃委員会の議論におきましては、この最終見解が発出されるまでに対日審査が行われるなど様々な議論が行われてきました。その議論の中で一度も皇室典範については取り上げられたことがありませんでした。それがいきなり最終見解において、ドラフトではあります...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) この女子差別撤廃委員会の最終見解ですが、この慰安婦問題につきましては、二月十六日の対日審査において、日本政府よりこの事実関係、政府の取組についてしっかり説明を行いました。その中で、三月七日の最終見解におきましては、性奴隷という表現はなく、慰安婦、英語でコ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) この女子差別撤廃委員会に対する回答ですが、これは他の部分も含めまして、昨年末の日韓外相会談における日韓合意も踏まえ、合わせて、まとめて一月二十九日に提出をいたしました。よって、一部が遅れたとか出し直したというようなことはございません。全ての質問事項に対す...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 一月二十九日の回答書の中に、慰安婦以外の部分は十二月八日時点でまとめたものであるという注釈が付いています。そして、慰安婦部分については、一月二十八日に日韓合意が行われていますので、それを踏まえてまとめたということであります。そして、そういった全体を一月二...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) この女子差別撤廃委員会からの質問につきましては、当初から書面及び口頭両方で説明することになっておりました。ですから、書面においてもこの質問された事項について誠実に答えたというふうに認識をしておりますし、口頭におきましても、この委員会の現場において、我が国...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 二月十六日のこの委員会での対日審査における質疑ですが、杉山外務審議官はこの質問に対しまして日本語で答えております。よって、その日本語は速やかに掲載したわけでありますが、英文につきましては、これは正確を期さなければなりません。今、精査を行っております。作業...全文を見る
03月10日第190回国会 衆議院 本会議 第15号
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○国務大臣(岸田文雄君) ただいま議題となりました日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第六条に基づく施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定第二十四条についての新たな特別の措置に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定の締結について承認を求め...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、日米地位協定と特別協定に基づく我が国が負担する各経費の意義と違いについてお尋ねがありました。  我が国は、日米地位協定に基づき、国有財産の無償提供等により在日米軍の施設・区域を提供しています。また、昭和五十三年度以降、我が国は、在日米軍の円滑かつ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 新ガイドラインのもとでの日米協力とHNSについてお尋ねがありました。  新ガイドラインは、日米安保条約及びその関連取り決めの具体的規定に直接根拠を置くもののほか、グローバルな平和と安全のための協力のように、それらの規定に直接根拠を置かない協力も含んでお...全文を見る
03月10日第190回国会 参議院 外交防衛委員会 第4号
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○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の歴史問題QアンドAですが、昨年八月十四日から改訂作業を行いました。そして、同年九月十八日に外務省ホームページに新たなものを掲載いたしました。
○国務大臣(岸田文雄君) 昨年八月十四日に内閣総理大臣談話が発出をされました。この内閣総理大臣談話の内容を踏まえたものにするため、従来のものを整理し直し、掲載する内容について精査を行い、改めて掲載をしたということでございます。
○国務大臣(岸田文雄君) 歴史問題QアンドAですが、先ほど申し上げましたように、八月十四日の内閣総理大臣談話の内容を踏まえたものにしなければならないということで作業を行いました。  そして、御指摘の問い一の部分等につきましても、要は、この談話全体としてのメッセージが重要だという...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の部分、七十年談話発出前と発出後のこの違いですが、要は、発出前につきましては過去の様々な動きについて列挙するような内容になっております。その後、大分年月がたっております。そういったことから、その辺りを整理した上で、改めてこのQアンドAの答えを掲載し...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 慰安婦問題につきましては、まず、QアンドAにおきましては、この慰安婦問題に関する日本政府の基本的な考え方、これは変わりはないということであります。そして、これは今委員からも御紹介いただきましたように、これは昨年九月十八日に外務省ホームページに新たに掲載し...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 本日早朝のこの弾道ミサイル発射ですが、これは累次の安保理決議に違反するものであります。我が国としまして、この北朝鮮による挑発行為のエスカレートは、我が国及び地域の安全を脅かすものとして強く非難をいたします。外務省としましては、北朝鮮に対しまして、本日八時...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 今般の北朝鮮への制裁に関する決議第二二七〇号ですが、北朝鮮による核実験、そして弾道ミサイルの発射、これを安保理決議違反と認定し、強く非難をし、そして貿易、金融、人の往来、航空・海上輸送等に関する措置の大幅な追加、強化を定めています。これが全会一致で採択さ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 今回の決議の採択に向けての作業ですが、一月六日に北朝鮮による核実験が発表された後、安保理の緊急会合が開催され、そして作業を開始することで一致をし、作業が進められ、安保理として強い措置を含む決議の採択を目指してきたということであります。  そして、我が国...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 今般採択されました決議二二七〇号ですが、我が国としましては、我が国独自の措置を発表したわけですが、我が国の措置をしっかりと講じていくことと併せてこの決議を全面的かつ厳格に履行していく、これが重要であると認識をしております。  そして、決議の履行につきま...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、船越健裕元外務省北米局日米安全保障条約課長は、現在、内閣官房国家安全保障局に勤務をしております。委員のおっしゃるとおりであります。  そして、それを確認したのかということですが、関連ファイルの確認の必要な作業を行いました。そして、念のため当時の関...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 確認作業を行いました当時の関係者ですが、これは当時、普天間飛行場の移設案に係る文書の作成に関わった可能性のある事務方関係者を対象として照会をした次第であります。
○国務大臣(岸田文雄君) 基本的には、今、法務省から説明がありました、答弁がありました内容につきまして、外務省としてしっかり連携しながら対応していきたいと存じます。送り出し国との間においてしっかり意思疎通を図り、そして、今継続審議となっています法律の成立あるいは審議の結果、こうい...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) ただいまの経緯につきましては中谷大臣から説明がありました。  要は、現時点においては米側に情報提供を求めている段階であり、この嘉手納飛行場におけるPFOSの漏出についてまだ確認ができていない段階であります。この段階ですので、環境補足協定に当てはめた場合...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 先ほども申し上げましたが、環境補足協定に基づく環境に影響を及ぼす事故が現に発生した場合の立入り申請については、米側からの情報提供が端緒となっております。  ただし、米側から通報がない場合であっても、既存の日米合同委員会合意、一九七三年の合意に従って考え...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 現状の日米地位協定におきましては、これは第四条に明記されていますが、施設・区域の日本への返還に当たり米側に原状回復の義務がない、その代わりに日本側においても残される建物、工作物等について米側に補償する義務を負わない、こういった形で双方の権利義務のバランス...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 日米地位協定と他国と米国とが結んでいる地位協定、この比較ですが、やはりこの規定ぶりだけではなくして、実際どのように運用されているか、あるいは背景がどうであるかなど、この全体像の中で検討する必要があります。この優劣を一概に論ずるというのは困難なものがありま...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、基本的には、米国大統領選挙、米国の選挙ですし、今選挙が行われている最中ですので、その具体的な候補者について、あるいは発言について私の立場から何か評価、コメントするのは控えなければならないとは思いますが、御指摘のTPPにつきましては、米国を始め基本的...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 先般の北朝鮮による核実験、そして弾道ミサイルの発射、これは我が国の平和と安全に対する重大な脅威でありますし、また累次の安保理決議等にも違反するものであり、我が国独自の措置と相まって安保理の強い決議を発出することによって北朝鮮に対しまして強いメッセージを発...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、先般発表いたしました我が国の北朝鮮に対する独自の措置によりまして、北朝鮮籍者の我が国への入国、これは原則として認められない、このようになっています。また、我が国から北朝鮮への渡航についても自粛を要請しているところです。  一方、国際スポーツ界にお...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の核兵器の非人道性に対する認識ですが、核兵器に関する立場、あるいはアプローチに関しましては、国際社会様々であります。しかし、こうした違いを超えて、この国際社会を結束させる触媒となるべきものがこの核兵器の非人道性の認識であると考えます。核兵器のない世...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 核兵器の人道上の結末に関する共同ステートメントについては、二〇一二年以降、NPT運用検討会議準備委員会や国連総会第一委員会で実施されてきており、我が国のアプローチと整合する文言となった二〇一三年十月以降、我が国も参加してきております。そして、昨年の国連総...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の核兵器がいかなる状況においても二度と使用されてはならないことが人類の生存にとっての利益であることを強調するという文言ですが、先ほど賛否を確認されました幾つかのこの決議の中で、人道上の結末の決議、この決議においては、今御紹介があった文言に加えて、核...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 当然のことながら、我が国は唯一の戦争被爆国として、核兵器のない世界を目指すべく国際世論をリードしなければならないと考えます。  そして、その際に大変重要なポイントは、具体的な結果を出すためには核兵器国と非核兵器国が協力をしなければならないということです...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の点、さらには昨年、五年に一度開催されたNPT運用検討会議での議論などを見ておりまして、御指摘のように核兵器国と非核兵器国の対立は深まっているということを感じています。しかし、だからこそ、協力なくして結果が出ないと考えた場合に、核兵器国と非核兵器国...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 来年というか、本年の国連総会になると思いますが、それまでまだ時間があります。そして、その間も様々な場で様々な軍縮・不拡散に関する議論が行われるものと想像いたします。  是非、そうした様々な動きをしっかりと注視しながら、その時点で最も核兵器国と非核兵器国...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、オープンエンド作業部会、この設置の段階での決議の採択に当たりましては、双方の、要するに核兵器国と非核兵器国の協力を得て採択される、そういった見通しは低いと判断いたしました。こうした対立のまま強行することはより対立をあおってしまう、こういった判断に基...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国が唯一の戦争被爆国として核軍縮・不拡散に臨むに当たりまして、大切な考え方として従来から私が申し上げているのは、核兵器の非人道性に対する正確な認識と、そして厳しい安全保障環境における冷静な認識、この二つをしっかりと踏まえなければならないということを申...全文を見る
03月11日第190回国会 衆議院 外務委員会 第3号
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○岸田国務大臣 御指摘のように、名誉総領事については、四十二カ国、七十九名の名誉総領事が任命されています。  この名誉総領事という制度、兼轄国等の遠隔地での外交業務の補完ですとか人脈の形成、現地社会への食い込み、あるいは地域重点型広報の実施、こういったことを通じて日本のプレゼン...全文を見る
○岸田国務大臣 名誉総領事は、毎月、謝金を月額三百二十米ドル相当、外貨で払っております。
○岸田国務大臣 月額三百二十米ドル相当ということですが、これはそもそも国民の税金ですから、しっかりとした根拠があるはずでありますので、それをまずしっかり確認した上で。  一方で、先ほども申し上げましたように、名誉総領事制度は今後活用する可能性は大変大きいと思っておりますので、こ...全文を見る
○岸田国務大臣 我が国をめぐる安全保障環境は厳しさを増し、あるいは外交課題は多様化しています。その中で、我が国として、積極的平和主義あるいは力強い経済外交を進めていかなければなりません。  その中における在外公館あるいは大使館の役割ですが、そもそも、在外公館の新設に当たっては、...全文を見る
○岸田国務大臣 現在の大使の数、全部で百四十六名ですが、その中で、外務省プロパー以外の大使ですが、合わせて三十名おります。そして、そのうち外務省以外の他省庁出身の大使が二十名、そして民間等の出身が十名となっております。このように、現職大使の中で約二〇%がプロパー以外の大使という状...全文を見る
○岸田国務大臣 在外公館における勤務期間ですとか異動のタイミングについては、その時々の在外公館の必要性に応じて対応するわけですので、一概に決まっているものではありませんが、全体を見てみますと、外務省プロパーの職員が二年から三年の在外公館勤務を二ポスト続けて行う場合があるのに対して...全文を見る
○岸田国務大臣 他省庁の職員の方で、勤務期間を延長していただく、あるいは複数回勤務していただく、こういったケースは今までもあります。  外交的な見地から考えますと、今、委員から御指摘がありましたように、豊富な経験を有する、あるいは高い外国語能力を有する、さらには国際感覚を有する...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、昨年の外務人事審議会におきまして、子育てサポートの必要性について、外務大臣に対しまして勧告が行われています。  具体的には、海外に赴任する職員のワークライフバランスの実現支援のための措置として、子女を同伴する在外職員の教育面での支援をさらに充実すべく、幼稚...全文を見る
○岸田国務大臣 近年、在外公館におきまして、外交関連業務がますます増大化しています。また、業務も多様化しています。  そういった中にあって、職員が十分能力を発揮できるようにということで、必要な経費として在勤手当が支給されているわけですが、その中で、実態としまして、今委員の方から...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、委員のお話、大変興味深く聞かせていただきました。日本企業が経済協力や投資をする際に、単に金や物だけではなくして、システムとか人材養成、こういったものもしっかりと送り出しているという話、アフリカでも日本語のカイゼンという言葉が広く知れ渡っているという話などを思...全文を見る
○岸田国務大臣 委員御指摘のような、人材育成においてしっかりと貢献していくということは、インドの将来を担う人材を育成し、インドの産業を活性化するという意味合いももちろんありますが、加えて、日本とインド両国間の関係を安定化させるという意味でも、外交的な見地からもこれは大変重要な観点...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のような、スリランカあるいはパキスタンに対して中国がさまざまな支援を増加させている、そういった動きがあるということについては、私も聞いております。  こうした動きの意図とか背景については、私から何か申し上げるような確たる材料はありませんが、インドという国を...全文を見る
○岸田国務大臣 一年前、委員とこの外務委員会で質疑をさせていただいたことを、今、御紹介いただいた答弁の中身に触れて、改めて思い返しておりました。  まず、保守本流のありようについては、一年前お話しさせていただいたとおりだと思いますし、今もその考えは変わらないと思っていますし、そ...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘の点ですが、正確に言うと、当面、憲法九条については改正を考えないという発言をしたんですが、その真意は、今まさに申し上げました、現実においてどこまで対応するべきなのか、そして平和憲法との関係でどこまで許されるのか、このぎりぎりの議論を行ったということを申し上げ...全文を見る
○岸田国務大臣 ことし、参議院選挙が予定されています。そういった動きの中で、引き続き平和安全法制についてもさまざま議論が行われているようです。平和安全法制の説明にまずはしっかりと取り組むべきだと考えています。
○岸田国務大臣 平和安全法制の説明についても、いつ終わる、何かをもって終わるというものではありません。これは引き続き説明の努力を続けていかなければなりません。九条の改正についても、国民の理解を得ながら、どうあるべきなのかを議論すべき課題だと思います。いつの時点でこの状況が変わると...全文を見る
○岸田国務大臣 昨今、日本料理が世界の無形遺産に指定される、あるいは日本酒ブームが国際的に広がっている、こういった状況ですので、各国におきまして、日本の大使館における料理に対する期待ですとか、日本外交においてこうした日本料理をしっかり活用していく可能性はますます大きくなっていると...全文を見る
○岸田国務大臣 大変重要な指摘だと思います。  教員の派遣につきましても、基本的には、教員の派遣自体は文部科学省の予算で行うことになっていたかと思いますが、現地採用の教員は外務省が援助するとか、外務省としてもさまざまな協力をする余地はあるのではないかと思います。  先ほど財務...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のニウエにつきましては、かつてニュージーランドの属領でありましたが、一九七四年にニュージーランドとの自由連合に移行し、内政については自治を達成しつつ、外交に関する権限、能力も独立国家と同等に伸長させてきました。二〇一五年十二月の時点で、豪州、インド、中国を含...全文を見る
○岸田国務大臣 米軍が我が国に日米安全保障条約に基づいて安定的に存在するためにも、地元の住民の皆様方の御理解、そして協力、これは大変重要なことであります。地元の皆様方の御理解を得るべく、しっかりとした取り組みをしていかなければなりません。  そして、その際に、御指摘になりました...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、お示しになられた文書は米国が作成したものであります。そして、それが我が国として説明する材料の全てではないと認識をいたします。米国が作成した資料も活用しながら、我が国としてしっかり実態を把握し、そしてその全体を説明していく、こういった努力が必要であると考えます...全文を見る
○岸田国務大臣 説明の仕方、そしてその文書をどのように活用するのか、これは防衛省の方からしっかりと説明を受けていただきたいと思いますが、私が申し上げているのは基本的な考え方であります。その文書、米国がつくった文書だけが説明の全てではない、やはり政府として全体をしっかり把握した上で...全文を見る
○岸田国務大臣 在外公館におきましては、平素からさまざまな情報収集を行っております。米国とも緊密に連携をしています。  そして、そうした情報の中で、米軍の運用に関する事項については、米軍との関係もありますので制約があるのは事実でありますが、しかし、政府として、政府の責任で、住民...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、米軍機による騒音問題、これは周辺住民の方々にとりまして大変深刻な問題であると認識をいたします。  日米合同委員会合意の遵守はしっかりと求めていかなければなりません。ぜひ、日米合同委員会等の場においてしっかり申し入れを行い、議論を行いたいと思います...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘の在勤手当ですが、在外職員がその職責に応じて能力を十分に発揮する上で支障のない手当を確保する必要があると考えますが、実際、平成二十八年度の予算政府案におきましては三百二十八億ということで、前年度と比べまして十四・六億ふえております。  ただ、これは、御案内...全文を見る
○岸田国務大臣 子女教育手当ですが、まず、平成二十七年七月の外務人事審議会において勧告がなされました。子女を同伴する在外職員の教育面での支援をさらに充実させるべく、子女教育手当の支給限度額の引き上げが必要であるという提言がなされました。  これを受けまして、実態調査を行ったとこ...全文を見る
○岸田国務大臣 在外公館の名称及び位置並びに在外公館に勤務する外務公務員の給与に関する法律の一部を改正する法律案を可決いただきまして、まことにありがとうございました。  外務省としては、ただいまの附帯決議の御趣旨を踏まえつつ、今後とも、外交実施体制の強化を図り、種々の外交課題に...全文を見る
○岸田国務大臣 ただいま議題となりました日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第六条に基づく施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定第二十四条についての新たな特別の措置に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定の締結について承認を求めるの件につ...全文を見る
03月15日第190回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○国務大臣(岸田文雄君) 沖縄及び北方問題に関する特別委員会の開催に当たり、御挨拶を申し上げるとともに、所信を申し述べます。  まず、沖縄に関する事項について述べます。  日本を取り巻く安全保障環境は一層厳しさを増しています。その中で、我が国の安全を確保する上で、我が国外交・...全文を見る
03月15日第190回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○国務大臣(岸田文雄君) 政治の立場として、国民の命や暮らしを守るためにどうあるべきなのか真剣な議論を行うこと、これは大変重要な役割だと認識をいたします。  そして、御提出になられました法案についてどう考えるかということですが、これにつきましては、基本的には、今、中谷大臣からも...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 私も報道始め様々な形でそうした法案につきましてお聞きはしております。
○国務大臣(岸田文雄君) 私も衆参合わせて二百十六時間の審議、答弁に立たせていただきましたが、国会審議に関わることにつきましては、これは国会でお決めいただくことであると考えます。国会の御判断に基づいて決めるべきことは決めるということで採決をされた結果であると認識をしております。
○国務大臣(岸田文雄君) 私の立場からは、委員会の審議に当たって、様々な御質問につきましては誠心誠意お答えをさせていただき、政府の提出しました平和安全法制について御理解をいただくべく最善の努力をするというのが役割であると認識をしております。採決のタイミングですとかやり方につきまし...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 行政府、立法府それぞれの立場から鑑みましても、国会において国会が御判断されたことについて私の立場から何か申し上げるのは控えなければならない、これは当然のことではないかと考えます。
○国務大臣(岸田文雄君) 武力の行使につきましては厳格でなければならないという御指摘はそのとおりだと思います。  そもそも、国際法上、武力の行使は一般的に違法とされています。そして、その中にあって違法性を阻却するためには、集団安全保障の場合を除きますと、国連憲章五十一条の集団的...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のこの合意につきましては、幅広い政党の合意の下、合意が形成されたものであり、これは大きな意義があると思いますが、御指摘の存立危機事態の認定は、武力攻撃を受けた国の要請又は同意があることを前提とすること、この部分についてですが、これは、存立危機事態で...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 済みません、事前に御質問がなかったのでちょっと原文を、今手元にはありませんが、このニカラグア事件判決につきましては、その様々な内容の中で、集団的自衛権については、自らが武力攻撃の犠牲者であるとする国家による要請がない場合に集団的自衛権の行使を許容するよう...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 済みません、今資料が手元に参りましたのでお答えさせていただきますが、ニカラグア事件判決パラグラフ百九十九に、裁判所は、慣習国際法上、自らが武力攻撃の犠牲者であるとみなす国家による要請がない場合に集団的自衛権の行使を許容するような規則は存在しないと認定する...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 同意の部分についてですが、同意の部分につきましては、過去の例として、NATO条約を始め様々な国際的な取決めによって同意が得られ、そのことによって国際法上の要件を満たす、このように解釈をされていると承知をしています。
○国務大臣(岸田文雄君) 今答弁させていただきましたような理由から、御指摘の答弁は間違ってはいないと考えます。
○国務大臣(岸田文雄君) 要請につきましては、先ほど申し上げましたニカラグア判決のパラ百九十九に明記をされています。  あわせて、同意につきましては、従来から、NATO条約を始め国際的な条約、取決めに基づいて同意が得られる、こういった形で国際法の要件を満たす、このように考えられ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 同意につきましては、先ほど申し上げましたような考え方によって国際法上の要件を満たすというふうに考えられていますが、ニカラグア事件判決もこうした国際法上の考え方を前提にこの問題を論じていると考えます。  パラグラフ百九十九に明記されている要請の部分と併せ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) ニカラグア判決について様々な解説や議論があります。それにつきまして、要請、同意につきましてはただいま私が説明させていただきましたような考え方に基づいて説明をされています。ニカラグア判決の読み方として、要請、同意、ニカラグア判決において要請をしているという...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) ニカラグア事件判決をどのように理解するかということであります。  先ほど申し上げましたような理解に基づいて様々な国際的な議論も行われております。理解、読み方は間違いないと思います。答弁は間違いないと考えます。
○国務大臣(岸田文雄君) ニカラグア判決に書かれているこの判決文、判決文の読み方として、要請又は同意が求められるというふうに考えます。
○国務大臣(岸田文雄君) ニカラグア事件判決に書かれているこの判決文、これは要請又は同意を求めているものであると考えます。
○国務大臣(岸田文雄君) 国際法の議論は、長い期間にわたって様々な議論が積み重ねられております。そして、その積み重ねの結果として、国際法をどのように理解するのか、基本的な考え方ができ上がっていると思います。長い間の積み重ねの結果として、要請、同意というものが集団的自衛権においては...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) ニカラグア事件判決は、要請又は同意を求める、この考え方に沿って判決文が書かれています。そのことを私は申し上げております。
○国務大臣(岸田文雄君) 集団的自衛権の適用につきましては厳格でなければならない、そのとおりであります。だからこそ、集団的自衛権については、長い期間にわたって様々な議論が行われてきました。その議論の積み重ねとして今日の解釈があると考えています。そして、その中の一つが要請と同意につ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 集団的自衛権の要件の中の要請、同意につきましては、先ほどのパラグラフ百九十九に書かれているとおりであります。そして、その趣旨は、要請と同意が必要とされる国際法上の解釈に合致するものであると考えております。
○国務大臣(岸田文雄君) ニカラグア事件判決パラグラフ百九十九は、集団的自衛権の要件として要請、同意を求めている、こういった考え方を表しているものであると認識をしております。(発言する者あり)
○国務大臣(岸田文雄君) ニカラグア事件判決パラグラフ百九十九は、先ほど紹介させていただきましたように、裁判所は、慣習国際法上、自らが武力攻撃の犠牲者であるとみなす国家による要請がない場合に集団的自衛権の行使を許容するような規則は存在しないと認定する、文章自体は、判決文自体はこの...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 済みません、事前に通告を受けていないので、御指摘の答弁がどの答弁なのか、今たちまちは思い出せません。
○国務大臣(岸田文雄君) ホルムズ海峡において特定の国がそういった事態を引き起こすということは、申し上げることは控えなければなりません。  ただ、ホルムズ海峡は、沿岸国としてイラン、オマーンがあります。そして、日常多くの、この国の多くの艦船が行き来をしています。また、その地域に...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 様々な事態は、個別具体的に判断し、それが要件を満たすかどうかを考えていかなければなりません。具体的に特定の国あるいは事態を挙げてこうした場で議論するのは適切ではないと考えます。
03月16日第190回国会 衆議院 外務委員会 第4号
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○岸田国務大臣 私も、ホスト・ネーション・サポート、あるいは略してHNS、こういった呼び方を使っております。
○岸田国務大臣 日米同盟の意義ですが、まず、我が国の平和、安全のために大変重要な意義を有しています。我が国の外交、安全保障における基軸であると考えます。  そして、あわせて、日米同盟の存在は、アジア太平洋地域、こうした地域の平和と安全にとっても大変重要な存在であると考えますし、...全文を見る
○岸田国務大臣 日米同盟の基本的な構造をどう考えているのか。ちょっと済みません、御質問の趣旨を十分理解しているかどうかわかりませんが。  日米同盟というものは、一九五一年に署名され、五二年に発効し、そして六〇年に改定され、今日に至っております。  そして、この日米安全保障条約...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、日米安全保障条約の条文の中身ということから申し上げるならば、御指摘の五条と六条を見ましても、五条において、我が国への武力攻撃に対して日米で共同して対処するということを定め、一方、六条におきまして、我が国は施設・区域を使用することを認める、こうした中身になって...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、基本的には、先ほど申し上げたように、日米安全保障条約は日米間で、それぞれの義務の形は違ってもバランスはとれているという認識、これは変わりはありません。  そして、平和安全法制の議論につきましては、あくまでも我が国の国民の命や暮らしを守るために、我が国の体制...全文を見る
○岸田国務大臣 日米地位協定につきましては、協定そのものももちろんですが、さまざまな合意を含む大変大きな法体系であると言えます。  そして、日米地位協定についてはさまざまな意見があるのは事実でありますが、我が国としましては運用の改善を通して機敏に対応していく、こうしたことが合理...全文を見る
○岸田国務大臣 これは、施設・区域の共同使用ということでお答えすればいいんでしょうか。  共同使用ということで考えるならば、例えば2プラス2の議論の中においても、自衛隊及び米軍の相互運用性の拡大あるいは柔軟性及び抗堪性の向上のため、施設・区域の共同使用における協力の強化が必要で...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、大規模な急速な埋め立て、拠点構築そして軍事目的の利用、こうした一方的な現状変更を行う試み、これは、国際社会共通の懸念であり、我が国としても深刻に懸念をしなければならない問題であると思います。そして、その際に、我が国の対応としましては、法の支配が尊重されている...全文を見る
○岸田国務大臣 軍事化している、していないを判断する前に、一方的な現状変更、既成事実化することを認めないというのが我が国の立場であると思います。軍事化していようがいまいが、その以前の問題として、既成事実化を、法の支配との関係において我が国としては認めないということをしっかり訴える...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、先ほどの軍事化の話で申し上げるならば、軍事化していなければいいというものではないということを申し上げております。軍事化していたらけしからぬ、軍事化していなければいいんだというのではなくして、それ以前の問題として、一方的な現状変更を認めるわけにはいかない、この...全文を見る
○岸田国務大臣 日米安全保障条約を基礎とする日米同盟の中で、在日米軍の存在というのは大変大きなものがあると考えます。そして、その在日米軍の運用を円滑かつ効果的にしていく、そのために、ホスト・ネーション・サポート、これは引き続き重要であると認識をしています。  この認識のもとに我...全文を見る
○岸田国務大臣 ただいま申し上げたような方針に基づいて米側と協議をしてまいりました。そして、減額ということについて申し上げるならば、我が国からは、我が国の厳しい財政状況等、これを踏まえて、例えば福利厚生施設で働く労働者の労務費の日本側負担を削減するなど、めり張りのきいた内容を目指...全文を見る
○岸田国務大臣 ホスト・ネーション・サポートに係る特別協定につきましては、例外は存在いたしますが、これまでも基本的にはその期間を五年としてきました。  この五年の意味ですが、特別協定は在日米軍の円滑かつ効果的な運用を支える意味で大変重要であると申し上げましたが、あわせて、安定的...全文を見る
○岸田国務大臣 特別協定のありようを考えるに当たって、他国の情勢についても把握しておく、これは大事なことだとは思います。ただ、特別協定のありようについては、各国とも置かれている安全保障環境も違いますし、そのさまざまな経緯ですとか条件も異なっていると思います。  我が国として適切...全文を見る
○岸田国務大臣 委員御指摘のように、過去の例としては、二年あるいは三年、特別な事情のもとにそういった期間を設けた例が存在いたします。  今回は、まさに今の安全保障環境等、さまざまな観点を検討し、一方で、安定性や予見可能性とのバランスの中で五年という判断をしたわけですが、ただ、こ...全文を見る
○岸田国務大臣 我が国の平和と安定を考えた場合に、当然、我が国自身が防衛力を強化していく、あるいはしっかりとした体制をつくっていく、これは大変重要なことであります。  しかし、今の国際情勢、大量破壊兵器の拡散等、こうした現実を見るときに、やはり引き続き、我が国にとりまして、日米...全文を見る
○岸田国務大臣 ホスト・ネーション・サポートの米側との交渉の中にあっても、今後の日米同盟がどうあるべきなのかという観点は大変重要な観点であり、交渉においてもしっかりそういった観点も念頭に置きながら交渉をした、これは当然のことであると思っています。  ですから、今回の中身を見まし...全文を見る
○岸田国務大臣 基本的には今防衛省からお答えしたとおりであります。  我が国としましても、しっかり、さまざまな形でチェックをしていかなければなりません。それをチェックした上で、米側に適切な運用を求めていく、これは当然のことであると考えます。
○岸田国務大臣 まず、先ほど申し上げましたように、現在、国際社会においては、どの国であっても一国のみでみずからの安全を守ることができない、これが常識になっています。  そういった中にあって、自国の意思と力によってみずからの安全そして独立を確保しようということになりますと、今日の...全文を見る
○岸田国務大臣 長期で見た日米同盟のリスクについて、今この時点で、この場で具体的なものを申し上げるのは適切ではないと思いますが、今後、米国においてどのような大統領が登場し、そしてどんな政権ができたとしても、我が国の今の現状を考えますときに、日米同盟は外交・安全保障政策の基軸である...全文を見る
○岸田国務大臣 日米同盟、先ほど来申し上げておりますように、我が国安全保障の基軸であります。安全保障環境が厳しさを増す中にあって、我が国として防衛力を適切に整備することとあわせて、日米安全保障体制のもとでの米軍のプレゼンスを確保する、これは大変重要なことであると認識をいたします。...全文を見る
○岸田国務大臣 委員のお話を聞いておりまして、基本的に、我が国の防衛力をしっかりと整備していくことの大切さ、一方で、日米安全保障条約に基づく抑止力が重要であるという基本的な構造は同じであると思っております。そして、それぞれのありようについては、引き続き、安全保障環境を初めさまざま...全文を見る
○岸田国務大臣 どの国の外交にとりましても、みずからの国益を図り、国益を増進する、これは大変重要な課題だと思います。  私も、外務大臣に就任しましてから、日本外交の三本柱として、日米同盟の強化、近隣諸国との関係推進、経済外交の推進、この三つを掲げて、我が国の国益の増進を図るべく...全文を見る
○岸田国務大臣 その計画の扱いについては、先ほど防衛副大臣から答弁があったとおりだと思います。万が一の場合に備えてということだと認識をしております。  そして、私の立場から申し上げさせていただくならば、スーダン情勢、二〇一三年の十二月十五日に衝突が発生してから後、合意文書を署名...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、御指摘の計画につきましては、先ほど来防衛副大臣から答弁がありましたように、万が一に備えての対応であると承知をしております。そして、当時、現場において万が一に備えて対応をした、そうした個別の動きについて、外務大臣の私として具体的に承知をしてはいなかったと考えま...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、御指摘の数字ですが、HNSの規模の評価に当たって、試算を行うベースをやはり賃金水準が同じである今年度の予算と比較することが重要であると考えます。それが適切であると考えます。  今般の特別協定でのHNSの規模、これは協定期間の最終年度である平成三十二年度で一...全文を見る
○岸田国務大臣 米側との交渉の経緯、そして内容について明らかにするのは適切ではないと思います。  先ほど申し上げましたように、項目としてどういった項目が議論になり、そして結果としてどういう結果になったか、こういったことについて御説明をさせていただきました。やりとり一々について申...全文を見る
○岸田国務大臣 特別協定につきましては、従来から、日米両国を取り巻く諸情勢を総合的に勘案し、日米地位協定第二十四条に定める経費負担の原則、この原則は原則として維持しつつ、暫定的、限定的、特例的な措置としてその都度締結してきている、このように考えております。  ですので、今回も、...全文を見る
○岸田国務大臣 特別協定については、先ほど申し上げました協議、毎回毎回、協議に当たって、さまざまな観点を総合的に判断し、そして締結を決めていく、こうした努力を続けてきました。  毎回毎回、さまざまな状況に合わせて協議を行うということから、例えばこのHNSの予算案につきましても、...全文を見る
○岸田国務大臣 この特別協定につきましては、あくまでも、先ほど申し上げましたように、暫定的、限定的、特例的な措置として議論を行い、そして結論を得てきました。  それにつきましては、国会においてもしっかり御議論をいただき、そして御承認をいただき、結論を得てきた次第であります。その...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、今回の件において、関係者の方々の中に不満が残っているということを考えますときに、意思疎通という観点において十分ではなかったという御指摘はそのとおりだと思います。まず、意思疎通の点においてしっかり努力をすべきであるということは御指摘のとおりだと思います。  ...全文を見る
○岸田国務大臣 今回の件につきましては、先ほども申し上げましたように、文化事業そして展示の具体的なものについて、私自身、今たちまち承知しておりませんので、具体的にこうあるべきだったと言うことは控えますが、ただ、委員御指摘のように、外交官としてコミュニケーション能力の重要性、これは...全文を見る
○岸田国務大臣 委員の問題意識は理解いたします。過去、それから他の国においてそういったことがなかったかどうか、たちまち、どう調べるか、ちょっと検討してみたいと思いますが、御指摘を受けて、検討したいと思います。
○岸田国務大臣 先ほど申し上げましたように、たちまち、どう調査するか、ちょっとそこからまず検討した上で、確認をさせていただきたいと思います。
○岸田国務大臣 調査し、確認いたします。
○岸田国務大臣 まず、我が国の安全保障を考えた場合に、我が国の防衛力を適切に整備することと、安全保障条約に基づいて抑止力を確保していく、この両方が大変重要であると認識をいたします。  そして、日米安全保障条約に基づいて抑止力を確保する上において在日米軍の存在は重要であり、その在...全文を見る
○岸田国務大臣 日米地位協定の第十七条についての御指摘ですが、まず、日米地位協定につきましては、協定本体のみならず、さまざまな合意を含む大変大きな法体系であると考えています。そして、この協定をしっかりと運営し、そして国民が理解する、国民から理解していただける、そうした結論に導くた...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、米軍人等による事件、事故ですが、これはまことに遺憾なことであり、あってはならないことであると考えます。そして、強固な日米同盟を維持していくためには、国民の支持を得ていくことは不可欠であり、こうした、日本国民の米軍人に対する、あるいは米軍に対する信頼を損ねるよ...全文を見る
○岸田国務大臣 今、平時のコストということについて御指摘がありました。そのコストにおいて人権がじゅうりんされるようなこと、これは当然あってはならないことであります。  こうした米軍人の事故、事件に対する対応ですが、日米地位協定上さまざまな改善を行い、他国に例のない、こうした内容...全文を見る
○岸田国務大臣 日米同盟ですが、まず、日米同盟の基軸、中心として日米安全保障条約が存在します。一九五一年に署名され、五二年に発効し、一九六〇年に改正され、今日に至っていますが、この日米安全保障条約をより実効的なものにするために、ガイドラインというものが三回にわたって策定されてきた...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、日米安全保障条約の条文そのものを考えました際に、先ほども議論が出ておりましたが、五条と六条を見る限り、義務の内容は異なっておりますが、義務を果たすということのバランスにおいてはしっかりバランスがとれていると認識をしています。  そして、日米安全保障条約に基...全文を見る
○岸田国務大臣 今回の交渉に当たっての方針、考え方ですが、まずは、在日米軍を円滑かつ効果的に運用する上において、HNSは引き続き重要であるという認識をまずしっかり持った上で、我が国の厳しい財政状況をしっかり踏まえ、そして、何よりも国民から理解される内容でなければならない、こういっ...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、特別協定につきましては、御指摘のように延長規定もありません。これは特別協定ですから、その都度都度、暫定的、限定的、特例的な措置であるということで協議を行ってきたということであります。その時々の安全保障環境あるいは財政状況など、さまざまな観点を総合的に判断して...全文を見る
○岸田国務大臣 ホスト・ネーション・サポートの意義ですが、我が国の外交、安全保障にとりまして、日米安全保障条約に基づく日米安全保障体制、日米同盟ということで、大変重要な意味があります。その中にあって、在日米軍の存在は大変重要でありますが、この在日米軍の運用を円滑かつ効率的に行うた...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、テロについて申し上げる前に、中山委員には、昨年のシリア邦人殺害事件におきまして、現地対策本部において本部長として御努力をいただきました。改めて心から感謝を申し上げます。  そして、その上で、テロのありようにつきましては、昨今、さまざまな新しい形のテロが発生...全文を見る
○岸田国務大臣 今回の交渉ですが、基本的な方針は従来の協定の場合と変わってはおりません。しかし、その基本的な方針としましても、HNSの重要性を勘案し、日本の厳しい財政状況をしっかり念頭に置き、国民の理解を得るために主張すべきことは主張する、米側と全力で交渉する、こういったことであ...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、環境補足協定に対する評価ですが、例えば沖縄県知事も構成員であります渉外知事会は、「日米地位協定の締結から五十年以上が経つ中で、今回の協定締結は、運用とは異なる初めての成果であり、評価できる。」こうしたコメントを発しておられます。  また、浦添市長は、地位協...全文を見る
○岸田国務大臣 日米地位協定につきましては、まず基本的に、これは大きな法体系ですので、合意等による運用の見直しという形で取り組むことが合理的であり、そして効果的である、こういった考えを午前中も申し上げさせていただきました。  そして、刑事分野等においてそうした取り組みが続けられ...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、御指摘の運用改善、この合意によりまして、凶悪な犯罪あるいは特定な事案については、我が国が起訴の前に被疑者の拘禁の移転を米側に求めた場合には、米国として我が国の要請に対してできるだけ応じる方向で検討するということであり、例外的に特別な事情がある場合を除いて右移...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘の二〇一二年五月二十三日の韓国側の発表ですが、運用改善で合意され、起訴前の身柄引き渡しの際の二十四時間以内起訴義務の義務条項が削除され、検察捜査の段階から米側被疑者の身柄を確保して捜査を進める手続が設けられた、このように発表されたことは承知しています。  ...全文を見る
○岸田国務大臣 先ほど答弁させていただきましたのは、韓国の発表だけ見る限り、我が国と同等の効果がある可能性があるということでありまして、韓国が我が国より先を行くということを申し上げたというつもりはございません。  この発表だけ見る限り、我が国と同等の対応が可能になる可能性はある...全文を見る
○岸田国務大臣 本来は払わなくていいという意味について、どう受けとめたらいいかわかりませんが。  要は、まずは、基本的には、日米地位協定第二十四条において経費の支払いの分担というのが定められているわけですが、その原則は原則としながらも、特別協定をつくることによって、米側に負担義...全文を見る
○岸田国務大臣 もちろん、日米地位協定における原則は原則としながら、特別協定を新たに結んで支払いをするわけですので、その協定上の義務は負うことになると考えます。
○岸田国務大臣 特別協定であります。日米地位協定第二十四条が原則であります。  ただ、この原則があるわけですが、その原則の中で、米側が払うべきものの一部を日本側が払うという特別協定、これを設けて、それぞれの支払いを定めている、こうした構造になっています。
○岸田国務大臣 まず、基本的には、委員おっしゃるとおりだと思います。  それでまず、ホスト・ネーション・サポート、これは、日米安全保障体制の中で重要である在日米軍の運用を円滑かつ効果的に行うために重要なものであると認識をしております。  そして、このホスト・ネーション・サポー...全文を見る
○岸田国務大臣 このホスト・ネーション・サポートは、当初は日米地位協定二十四条に基づいて分担をしていました。その後、昭和六十二年から、今御説明させていただきました特別協定を結ぶことによって、新たな負担の割合を定めたということであります。そういった意味で、そのとおりと申し上げました...全文を見る
○岸田国務大臣 このホスト・ネーション・サポート、一番最初は昭和五十三年だったと記憶していますが、それ以後、今申し上げたような形で負担をしてきました。  その間、日米安全保障体制における在日米軍の重要性、そしてそれを円滑かつ効果的に運用することの重要性に鑑みてどうあるべきなのか...全文を見る
○岸田国務大臣 なぜということについて、基本的なところから申し上げるならば、我が国の外交、安全保障にとって、日米安全保障条約に基づく日米安全保障体制、これが重要であるという基本的な考え方から説明をしなければならないと思います。  我が国の外交、安全保障にとって大切な体制の中で、...全文を見る
○岸田国務大臣 日本の安全保障にとりまして、まずは我が国自身が防衛力を適切に整備すること、これは大変重要なことであります。  しかし、その中にあって、国際社会においては、どの国であっても一国でみずからの安全を守ることができない、これが常識になる昨今の安全保障環境の中にあって、特...全文を見る
○岸田国務大臣 日米の安全保障体制を維持するためには、米国としっかりと意思疎通を図り、信頼感を持ち、協力をしていかなければなりません。その際に、お互いの努力が求められます。日本側の努力の一環として、ホスト・ネーション・サポートの日本側の負担も重要な要素であると思います。不可欠であ...全文を見る
○岸田国務大臣 御質問の趣旨は、なぜ特別なんでしょうか毎回とおっしゃいましたが、毎回特別協定でなぜやるかという御質問でしょうか。(寺田(学)委員「不可欠なんですよね」と呼ぶ)不可欠であります。  ホスト・ネーション・サポートについては、これは不可欠だと認識をしています。しかし、...全文を見る
○岸田国務大臣 変更はしていないと考えています。日米地位協定第二十四条の原則、これは原則として、これまでもそして今回もしっかり維持をしています。その上で、特別協定の部分につきましては、これは暫定的、限定的あるいは特例的と表現しておりますが、協定でありますので、しっかり吟味をし、内...全文を見る
○岸田国務大臣 原則はしっかり守った上で特別協定を結んでいく、こういった方針は従来と変わっておりません。特別協定の中身について、先ほど申し上げました労働者の基本給等の労務費、光熱水料及び訓練移転費ですが、こういったものについてはしっかりと議論をし、あくまでも暫定的、限定的、特例的...全文を見る
○岸田国務大臣 おっしゃるように、特別協定の部分を含めて、今現在においてはこの予算は必要不可欠なものであると認識をし、国会に御承認をお願いしております。
○岸田国務大臣 特別協定を結んでそして内容を確定した部分については、そのとおりであります。あくまでも暫定的な措置であり、これは毎回毎回、その時点でのさまざまな要素を勘案し、総合的に判断した上で決定すべきことであると考えます。
○岸田国務大臣 ホスト・ネーション・サポートについては、先ほど申し上げましたように、重要な予算であると思っていますが、これが支出された後、有効に使われているかどうか、これは大きな関心を持って見なければいけない、これは当然のことであります。  そしてその前提として、そもそも我が国...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のFMSですが、国民の理解を得ながらこうした制度を運用していかなければいけない、これは御指摘のとおりだと思います。  そして、国民の理解を得る上において、御指摘の呼称を初め、さまざまな点について工夫の余地がないか、こういった視点でFMSについて考えていく、...全文を見る
○岸田国務大臣 我が国の安全保障を考えた場合に、我が国独自の防衛力を適切に整備することとあわせて、日米安全保障体制のもと抑止力を維持していく、これは大変重要であります。  そして、日米安全保障体制の中核であります在日米軍に対して、円滑かつ効果的な運用を保障するためのHNS、これ...全文を見る
03月17日第190回国会 参議院 外交防衛委員会 第5号
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○国務大臣(岸田文雄君) 三月七日ですが、国連の女子差別撤廃委員会から、女子差別撤廃条約の我が国における実施状況に対する最終見解、発表されました。最終見解は法的拘束力を有するものではありませんが、内容につきましては、十分検討の上、適切に対処していきたいと考えます。  なお、慰安...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、G7外相会談につきましては広島で開催することになっております。世界の指導者に広島、長崎、こうした被爆地を訪問していただき被爆の実相に触れていただくことは、核兵器のない世界を実現するために国際的な機運を高める上で大変重要だと考えております。こういった...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、TPP協定においては、この協定発効前の再交渉について定める規定は存在いたしません。そもそも協定が発効しなければ協定の規定は締約国に対して有効なものとはなりません。そして、TPP協定は二月四日の署名をもって協定文が確定しており、我が国として、米国を含...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 基本的に、一般旅券の発給申請に当たっては、顔写真付きの公的身分証明書の提示を求めております。ただ、申請者の中には写真付きの身分証明書を有していない方がいるのも事実であり、これらの方にも旅券発給を可能とするための措置として、顔写真のない公的書類二点で代用を...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のまず映像につきましては、本日の未明に放映されたこと、承知をしております。  そして、今、政府の対応としましては、この映像の分析に努めております。そして、併せて情報収集を行っているということであります。政府として、邦人の安全確保、これは最大の責務...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 映像が出ることを事前に承知していたのかという御質問かと思いますが、こうした映像が出ることについては、外務省としては承知はしておりません。
○国務大臣(岸田文雄君) まず、日韓間の財産請求権の問題、これは日韓請求権・経済協力協定により完全かつ最終的に解決済みであります。今回の合意によっても、こうした政府の立場、何ら変更はありません。  重要な隣国である韓国との間ではこの慰安婦問題が両国関係の進展に影響を与えている、...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 日韓間の財産権、請求権の問題、これは日韓請求権・経済協力協定により完全かつ最終的に解決済みであります。よって、法的にはこの問題はもう解決していると認識をしています。その上において、先ほど申し上げました、今のこの日韓関係を勘案し、両政府で努力をし、そして合...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 整理して申し上げるならば、法的には解決済みであります。その上で、政治的な判断として今回合意を行ったということであります。
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の発言の内容について、その内容やその背景、意図についてちょっと今私は確認するすべがありませんが、少なくとも日本政府としては、この問題について法的に請求権・経済協力協定によって解決している、こういった立場は再三申し上げてきております。政府の立場は法的...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の点ですが、今回の合意におきましては、韓国政府が元慰安婦の方々の支援を目的とした財団を設置し、これに日本政府が予算で資金を一括で拠出し、そして、両政府が協力し、全ての元慰安婦の方々の名誉と尊厳の回復、心の傷の癒やしのための事業を行う、このようにされ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 両国で協力するわけですので、当然、我が国も韓国政府としっかり協議をし、具体的な対応を決めていくことになると考えます。
○国務大臣(岸田文雄君) 日本政府と韓国政府で合意した内容を実施していくということになると考えます。
○国務大臣(岸田文雄君) 要は、この事業につきましては、両国で協力していくわけですから、日本政府もしっかり協議に関わり関与をするわけであります。その上で、具体的なやり方、そして今御指摘がありましたモニター等につきましても日韓間でしっかり調整していくことになると考えます。
○国務大臣(岸田文雄君) こうした事業を進めるに当たって、我が国としてもしっかり関与をし、我が国としても合意した上で進められるものであると認識をしております。
○国務大臣(岸田文雄君) 先ほども申し上げましたが、今般、日本政府の予算により、元慰安婦の方々の心の傷を癒やす措置を講じることといたしました。これは両国政府が協力して行うものです。そして、両国政府間の合意された内容の範囲で実施していくものであります。  そして、このお金は賠償あ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 今回の合意の中において、韓国側は、日本政府が日本大使館前の少女像に対し公館の安寧、威厳の維持の観点から懸念していることを認知し、韓国政府としても適切に解決されるよう努力する、こうした表明がありました。適切に対応するということは、この合意の中身、精神をしっ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 合意の中身、先ほど申し上げさせていただいたとおりでありますが、それに加えて、合意としまして、慰安婦問題は最終的かつ不可逆的に解決される、これを明らかにしております。こうした合意に基づいて、韓国側において少女像は適切に対処されるものであると認識をしておりま...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、在韓国日本大使館前の少女像については、これまで累次にわたり我が方から、公館の安寧、威厳の維持の観点から懸念しており、早期に移転することを求めてきました。そうした上で今回合意が行われたわけですが、その合意に盛り込まれた内容、先ほど申し上げました二点の...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、今回の日韓合意については、合意された内容、これは十二月二十八日、日韓の外相が共同記者発表の場で発言した内容、この内容に尽きております。それぞれを誠実に履行することが重要であると認識をしております。  そして、謝罪、日本国民に謝罪を求めたことがある...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) この発言についてこれ以上私の方から真意を申し上げることはできませんが、いずれにしましても、日韓関係の現状に鑑みて、日韓両政府として努力をし、そして合意を行うことができました。この問題について最終的、不可逆的な解決であることを確認すると両国政府、両国の外相...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、現在、政府としましては観光立国推進に取り組んでいます。そして、その政府の中にあって、外務省としては、特にASEAN諸国や中国など、訪日外国人が多く見込まれる国を中心にビザ緩和を進めてきました。具体例につきましては、ただいま委員の方から御紹...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 外務省としましても、これまで、ASEAN諸国、中国等、訪日外国人が多く見込まれる国を中心に、不法滞在や犯罪等、国内への負の影響が可能な限り生じないよう工夫しつつ、戦略的にビザ緩和に取り組んでまいりました。  今後ですが、まずはこの方向性について総理を議...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 拉致問題につきましては、政府として、対話と圧力、行動対行動の方針で臨んできました。そして、拉致問題につきましては、事柄の性質上、解決するためには対話という部分が必要になります。そして、一昨年ですが、一年四か月ぶりに対話を再開し、それまで拉致問題は解決済み...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) ストックホルム合意に対する認識ですが、先月、北朝鮮は、我が国による北朝鮮に対する独自の発表を受けて、我が国がストックホルム合意の破棄を公言したことになると北朝鮮側が一方的に主張してきました。そして、全ての日本人に関する包括的調査を全面中止し、特別調査委員...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、拉致問題については、先ほども申し上げましたように、拉致被害者の全員帰国を実現するという目的を実現するためには対話という要素を欠くことはできないと考えています。そして、我が国としては、拉致、核、ミサイルを包括的に解決する、こうした方針で臨んでおります...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 拉致問題に関して、北朝鮮との関係において、日本と北朝鮮との間においては様々なレベルで様々なやり取りがあり、意見交換、意思疎通を行ってまいりました。私自身も、北朝鮮の外務大臣と直接お会いして議論を行う、こういったことをさせていただきました。  そうした中...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 拉致問題解決のために何ができるのか、これにつきましては、あらゆる可能性をしっかり検討することは大事だと思います。  ただ、御指摘の御支援についても、やはり拉致問題解決に向けた前向きな態度、具体的な行動、こういったものを引き出すために効果的であるかどうか...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 米軍人による事件、事故はあってはならないものであり、今回の事案の発生、極めて遺憾であります。  外務省としましては、三月十三日午後、本件に関する報告を受けて、直ちに、森北米局長からハイランド駐日米国臨時代理大使、そして山田北米局参事官からワイズ在日米軍...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) こうした米軍人等による事件、事故の防止には米側の努力が重要です。  政府としても、今後とも米側に対し実効的な再発防止策が取られるようしっかりと働きかけを行っていかなければならないと思いますが、その際に、御指摘のように、被害者のプライバシーの保護、あるい...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) ただいま議題となりました在外公館の名称及び位置並びに在外公館に勤務する外務公務員の給与に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、提案理由を御説明いたします。  改正の第一は、在ニウエ日本国大使館及び在ベンガルール日本国総領事館を新設するとともに、...全文を見る
03月17日第190回国会 参議院 予算委員会 第16号
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○国務大臣(岸田文雄君) まず、TICADですが、TICADは我が国のアフリカ開発に関する大変重要なフォーラムであり、一九九三年からスタートしております。そして、今回、六回目にして初めて、アフリカのオーナーシップの高まりに応え、初めてアフリカで開催するということになりました。 ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、インド洋を取り巻く国々、地域を全体として見て外交を進めるべきだという御指摘、これ大変重要な御指摘だと思います。  この地域、インド、中東、アフリカ、あるいはASEAN地域も含む地域であります。こうしたインド洋を取り巻く地域は、人口あるいは経済規模...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、東日本大震災に際しては中国政府及び国民の方々からも多大なる支援をいただきました。心から感謝しております。  そして、中国側が平成二十五年の第二回追悼式典以降、同式典を欠席していることについては、政府として残念に思っており、その旨、中国側に伝えてき...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国としては、自由、民主主義、基本的人権、法の支配、こうした基本的な価値観を重視しながら外交を進めております。  御指摘の人種差別、これは、人種、民族的出身等に基づく区別、排除等によって平等の立場での人種及び基本的自由を享受することを妨げる行為である...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国として人権諸条約の実施の効果的な担保を図る、こういった観点から、個人通報制度、注目すべき制度と認識をしております。  個人通報制度の受入れに当たっては、我が国の司法制度や立法政策との関連での問題の有無、実施体制の検討課題があると認識をしており、そ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 検討の中身ですが、要は、個人通報制度、これは委員会から見解が各国に示されることになるわけですが、この委員会が国内判決と異なる見解を示した場合にどう対応するのか、あるいはこの司法手続が行われている最中に見解が示された場合どのように対応するのか等、我が国の司...全文を見る
03月18日第190回国会 衆議院 外務委員会 第5号
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○岸田国務大臣 お尋ねの案件につきましては、これまでも、邦人の安全最優先の立場から、さまざまな情報網を駆使して取り組んでまいりました。  今回、御指摘の映像が公開されたことを受けて、改めて総理からも指示が出されました。政府一丸となって情報の収集、事実関係の確認に全力を尽くすこと...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、環境補足協定の締結に至るまでの経緯ですが、そもそも現行の日米地位協定には環境に関する規定がありませんでした。そういった中で、米軍施設・区域内外の環境保全意識が高まる中にあって、今委員の方から御指摘がありました、日米間でもこうした議論が行われたわけであります。...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、御指摘のように、多くの関係者の努力によってこうした協定の締結につながったということはそのとおりだと思います。その間、政権交代もありました、それぞれ立場も変わったわけでありますが、この日米地位協定をどのように考えるか、あるいは、沖縄の負担軽減のためにどのように...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、日米地位協定は、協定そのものもありますが、数多くの日米合意もあり、大きな法体系であります。よって、さまざまな手当てするべき事項について、効果的に、なおかつ機敏に対応するためには、運用改善という形で対応するのが最も適切であるという判断に基づいて、さまざまな努力...全文を見る
○岸田国務大臣 今のやりとりを聞きましても、HNSの運用に当たりましては、やはり透明性をまず確保し、そしてそれをしっかり説明する責任、説明責任を果たし、そして節約努力をしていく、こうした要素が大変重要だと認識をいたします。  ぜひ、こうした点を重視しながら、国会からも、また国民...全文を見る
03月18日第190回国会 参議院 予算委員会 第17号
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○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の世界津波の日ですが、まず、昨年三月に仙台で第三回国連世界防災会議が開かれました。その際に制定が提案されたわけですが、それ以後、外務省としましても、世界の全在外公館を動員しまして各国政府に働きかけを行い、そして、総理、外務大臣を始め閣僚も、様々な機...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 昨今の深刻な国際テロ情勢、さらには感染症の流行等の事態を見るときに、海外に在留されている邦人の方のみならず、海外渡航、短期で海外渡航される方あるいは出張者等の安全確保、これも大変重要であると認識をしております。  そうした認識の下に、これは平成二十六年...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 対人地雷及び不発弾の被害者数ですが、これは国際NGOによりますと、この対人地雷禁止条約が発効した一九九九年には約九千二百人でありましたが、二〇一四年には三千七百人に減少しております。そして、除去された敷設地雷、十年間で三百三十万個とされています。また、条...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 今回の日韓合意につきましては、昨年十二月二十八日、日韓の外相が直接会い、会談を行い、直談判で内容を確認し、その後、日韓の首脳が電話会談を行い、内容を確認した上で共同記者会見に臨みました。そして、この記者発表において、日韓の外相がテレビカメラの前で両国の国...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 要は、両国のこの合意内容を両国がしっかりと確認をし、これを明らかにすることが大切だと思います。そのためにどのような形を取るのか。これは、そのテーマによって、そしてその場合によって両国でしっかり話し合った上で決めるべきことだと思います。  今回の合意にお...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 先ほども申し上げたように、合意の中身をいかに確認するか、しっかり確認できるということが大切だと思います。文書にするというのも一つの形であります。今回のように、こうした公の場で両国の外相が世界に向けて発信する、これも一つの形だと思います。  いずれにせよ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 北朝鮮との交渉に当たりましては、我が国として、対話と圧力、そして行動対行動の原則に基づいて臨んできました。そして、拉致問題を考えますときに、全ての拉致被害者の帰国を実現しなければならないわけですので、事柄の性質上どうしても対話という部分が必要になってきま...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、非公式協議につきましては、これは相手との関係もあり、今後の交渉にも影響がありますので、これを明らかにするのは控えたいと思いますが、今回核実験が行われ弾道ミサイルが発射された後の対応ですが、我が国としましては、北京の大使館ルート等を通じまして抗議を行...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、残留日本人、そして日本人配偶者の問題につきましても、ストックホルム合意の中で全ての日本人に関する問題という形で含まれているわけですが、残念ながら、このストックホルム合意に基づく調査につきましては、我が国としてこの内容を受け取っていないわけ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、残留日本人の状況につきましては、戦後、北朝鮮地域で行方が分からなくなったとして旧厚生省に対して安否調査依頼があった方、計一千四百四十名であるということを承知しております。  そして、本年一月、北朝鮮の朝鮮赤十字会から日本赤十字社に対し、残留日本人...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) ストックホルム合意は一昨年の五月ですが、それ以降、拉致の可能性を排除できない行方不明者のリストについて、どのようなやり取りがあったかについては今後の対応に支障を来すおそれもあるので控えなければならないと思いますが、政府としては、これまで拉致被害者として認...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 北朝鮮に対して国際社会が強い明確なメッセージを示すために、各国が独自の措置を発表し、そして安保理におきましても強い内容の決議を採択したわけですが、御指摘のように、この決議をしっかり履行するということ、全面的かつ厳格に履行するということ、大変重要であると認...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、暴力的過激主義が拡大する中東地域において、日本は過激主義を生み出さない社会の構築支援を行っております。また、中庸が最善という考えの下、寛容で安定した社会を中東地域に取り戻すため、中長期的な視野に立った支援を積極的に進めております。  これからも、...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) テロ対策等の目的で使用されている無人機が文民を巻き込んだ被害をもたらしていること、こういったことについて国際社会の関心が高まっています。その中で、我が国としては、無人機によるものであるなしにかかわらず、民間人が巻き込まれる事態は極力避けなければならない、...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 米国政府が無人機によるこうした攻撃を増やしている理由ということですが、米国政府の説明としては、米国の軍事行動は関係法規に従って行われているといった説明を行っていることは承知をしておりますが、それ以上、我が国が米国政府のこうした意図について何か申し上げる材...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 遠隔操作航空機等の使用に関し二〇一四年の国連人権理事会で採択された決議、これは、各国に対し、遠隔操縦航空機等の使用を含むいかなるテロ対策措置も、国際法上の義務に従うよう確保することを要請するものとなっています。また、遠隔操縦航空機等の使用に関し国際法違反...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) この決議の採択においては、決議の中身以前に、決議あるいは議論の在り方について議論が行われました。  そもそも国連人権理事会は、国際人道法を議論する場ではなく、特定の武器、システムに特化した議論を行うための適切なフォーラムとは言えない、こういった議論が複...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国の考え方、また私自身の考え方も御指摘の答弁の時点と全く変わってはおりません。  そして、御指摘の国連人権理事会における決議の採決につきましては、先ほど申し上げましたこの決議の取扱いにつきまして大きな議論が行われて、結果として意見が分かれたままこう...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 国連のテロ対策と人権保護の特別報告者が二〇一三年に発出した報告書においてシグネチャーストライクについて説明しておりますが、それによりますと、対テロ活動において、集団又は個人の行動に着目して軍事目標の特定を行うとの趣旨が説明されていると承知をしています。
○国務大臣(岸田文雄君) 国連軍の地位協定第五条に基づいて、いわゆる朝鮮国連軍は、我が国における施設で合同会議を通じて合意されるもの及び在日米軍の施設・区域で我が国政府が合同会議を通じて合意するもの、こうした二つの種類のものを使用することができる、このようにされています。  現...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) この国連軍の地位協定に基づいて施設・区域が使用されるということにつきましては、まず一九七二年五月十五日に、国連軍地位協定第五条に基づき日本政府としてそれぞれ使用許可の同意を与えています。これら、この施設・区域がいわゆる朝鮮国連軍によって使用されることに関...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 沖縄におけるこの嘉手納飛行場、普天間飛行場、ホワイト・ビーチ地区、この三か所の在日米軍施設・区域につきましても、先ほど一九七二年五月十五日に日本政府として同意を与えたと申し上げましたが、その同意の中に含まれているわけです。  そして、国会においては、記...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 委員の方からただいま問題提起がありました、こういった点について、具体的に政府としてあるいは外務省として何ができるのか、これ一度検討してみたいと存じます。  いずれにしましても、こうした事実につきまして、必要に応じて説明責任を果たしていくことは重要である...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 普天間飛行場の返還後の取扱いということですが、返還後のいわゆるこの朝鮮国連軍の扱いについては、今後、国連軍地位協定の当事者間でこれ協議をして決定していくことになると考えます。今後の協議次第であると考えます。
○国務大臣(岸田文雄君) 国際組織犯罪防止条約、日本が締結していない理由は何かという御質問ですが、要は、必要な国内担保法が成立していないということであります。過去に三度国会に提出しましたが、いずれも廃案となっています。  国際組織犯罪防止条約、これは、内容としまして、重大な犯罪...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) ただいま委員から御指摘がありましたように、二〇一三年に我が国は国際保健外交戦略、策定いたしました。そして、昨年の九月に平和と健康のための基本方針、作成したわけですが、その中で、人間の安全保障の理念に基づいて、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジを推進していく...全文を見る
03月22日第190回国会 参議院 外交防衛委員会 第6号
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○国務大臣(岸田文雄君) まず、御指摘の件につきましては、委員が長きにわたりまして強い熱意を持って取り組んでこられました。その御努力に心から敬意を表し申し上げたいと存じます。  そして、私も、一昨年になりますが、御遺族、山岡さん御夫妻にお会いし、直接思いを聞かせていただきました...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 大使館の設置につきましては、外交上の必要性あるいは経済関係など様々な要素を総合的に勘案して判断すると承知をしていますが、今御指摘の国々の状況につきましては、やはり我が国の外交として、これはしっかり取り組まなければならない課題がたくさんある国ではないかと思...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のレシフェ総領事館ですが、平成二十二年一月に廃止をされました。当時、在レシフェ総領事館の管轄地域については、日系企業進出数十二社、そして在外邦人数、千百人と記録が残っておりますが、当時大きな増加が見られず、他の在ブラジル公館と比較しても低い水準にと...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) レシフェ総領事館をめぐる状況、先ほど申し上げさせていただきましたが、レシフェ総領事館、平成二十二年一月に廃止されておりますので、先ほど申し上げましたのは平成二十一年当時の状況判断であります。  そして、レシフェ総領事館をめぐる環境は、ブラジル北東部、そ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、私自身も映像の人物、これは安田氏本人であると思われると考えております。  ただ、前回もお答えさせていただきましたように、映像の分析、まだ引き続き行っております。しっかりと分析し、確認した上で、政府としての判断をしなければならないと考えます。
○国務大臣(岸田文雄君) 今日までの経緯、そして対応につきましては、今委員から御紹介がありました官房長官の発言のとおりであると認識をしております。  政府としましては、改めて総理から今回二つの指示が出ております。政府一丸となって情報の収集、事実関係の確認に全力を尽くすこと、引き...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、平和安全法制につきましては、国民の命や暮らしを守っていくのは政治にとって最も重要な責務であり、そのために、あらゆる事態に対応できる切れ目のない対応を考えていかなければならないということで議論を重ね、そして、一方で、我が国は平和憲法があります。平和憲...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の外務省安全保障研究会ですが、平成十六年二月から十一月にかけて八回にわたって開催されました外務省が委託契約した有識者による研究会であると承知をしております。
○国務大臣(岸田文雄君) まず、先ほども申しましたように、外務省安全法制研究会、これは十年以上前に行われた有識者による意見交換の場であります。よって、当時そこで示された見解は政府の考え方とは一切関係がございません。  そして、武力行使との一体化の考え方については、二〇一四年七月...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、外務省のこの安全保障研究会、これは先ほども申し上げましたが、有識者による意見交換の場であります。政府の考え方とは一切関係ないと考えております。  そして、武力行使との一体化論における考え方の整理、二〇一四年七月の閣議決定において整理した中身であり...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、インドは今十二億の人口を擁しており、二〇五〇年には十七億まで人口が大きくなる、こんな予想もあります。    〔理事塚田一郎君退席、委員長着席〕  モディ首相は、その中で、アクトイースト、こうした政策を掲げておられます。アジア太平洋地域...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) ベンガルール総領事館の管轄する地域における邦人数、そして日系企業拠点数ですが、急速に増えております。二〇一一年時点では邦人数六百六十九名だったものが、二〇一四年には邦人数一千百五十四名。二〇一一年時点で日系企業拠点数は百八十二でありましたのが、二〇一四年...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) このインドの人材活用については様々な可能性があると認識しています。  現時点では、現地に進出した日本企業から技術労働者や製造工程を管理する等の人材の不足が指摘されており、これに対応することが特に重要となっております。  関係省庁において、日本企業によ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) インドにおける人材育成、日本としてどう取り組むかということですが、これは、こうした人材育成を進めることによってインド自体の発展にももちろん資するわけでありますが、日印関係を進展していく上においてもこうした人材育成、大変重要な取組であると認識をいたします。...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) インドに対する原子力協力、平和利用の協力を考える際には、まずはインドに原子力の平和利用について国際的な責任をしっかり果たしてもらわなければなりません。そういった観点からインドとの間において原子力協定の議論を続けているわけですが、それについては一応、大きな...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) インドとの原子力協定については、ちょっと先ほど言葉遣いがはっきりしませんが、今、原則合意という段階にあります。  ただ、引き続きまして正式な合意あるいは手続は進めていかなければならない、こういった状況にあるわけですが、インドに対しては、引き続きNPT体...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) インドとの協力の可能性は幅広い分野にわたると考えます。環境、熱波のお話もありましたが、例えば都市開発においても効率性が高く環境の負荷の低い都市開発を進めていく、人口がこれから増大するインドにおいてはどうしても努力しなければいけない大きな目標でありますが、...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国は、北朝鮮との問題において、対話と圧力、行動対行動の原則で臨んできました。御指摘のような取組につきましても、北朝鮮から前向きな具体的な行動を引き出すためには何が最も効果的なのか、こういった観点から考えていくべきであると考えます。  ただ、現状、ス...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、こうした米軍人等による事件、事故、これは遺憾であり、あってはならないものだと考えます。  また、日米同盟を維持していくという観点から考えても、これは日米同盟に対する日米両国民の支持をしっかり得ていくことが必要です。こうした日本国民の米軍に対する信...全文を見る
03月22日第190回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第3号
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○国務大臣(岸田文雄君) 平成二十八年度政府開発援助に係る予算案について概要を説明いたします。  平成二十八年度一般会計予算案のうち政府開発援助(ODA)に係る予算は、政府全体で対前年度比一・八%増の約五千五百十九億一千八百万円となっており、十七年ぶりに増額となる予算を計上して...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、委員御指摘のように、介護を始めとする社会福祉分野における途上国等の期待、これはますます高まっていると感じています。我が国は、まずもって優れた医療技術、そして官民が連携した保健医療システム、こうしたものを有しております。それに加えまして、経済情勢の変...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) これは市民社会側の企画で本日からシビルG7対話、こうしたものが開催されるということを承知しております。市民社会の皆様方の御意見を聞かせていただく貴重な機会であると認識をしております。
○国務大臣(岸田文雄君) 本日二十二日夕方、特別セッションにおいて、G7のシェルパであります長嶺外務審議官、対話セッションに参加する、こうした予定になっているという報告を受けております。
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のシビルG7対話、あるいは東海「市民サミット」ネットワーク、あるいは二〇一六年G7サミット市民社会プラットフォーム、こうした様々な形で市民社会側の皆様方もこのG7伊勢志摩サミットに向けて様々な準備や取組を進めておられるということ、承知しておりますし...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の持続可能な開発目標、SDGsですが、この実現のためには、政府だけではなくしてあらゆるステークホルダーが役割を果たす、こうした新しいグローバルなパートナーシップが不可欠であるということが指摘をされています。  そういったことから外務省では、このS...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 先ほども冒頭の報告の中で、今年一年は日本の外交にとりまして大変重要な一年であるということを申し上げさせていただきましたが、そのハイライトがまさにG7伊勢志摩サミットだと考えます。  その準備に当たりましては、政府としまして万全を期さなければなりません。...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 委員御指摘のように、今年はG7サミットの議長を日本が務めます。そして、五年ぶりに国連安保理非常任理事国も我が国が務めます。そして、TICADⅥも御指摘をいただきました。そしてさらには、日中韓サミットの議長国も務めることになります。このように今年一年は大変...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の事業につきまして、丁寧な説明、そして多くの関係者の理解を得るべく丁寧な努力を続けていかなければならない、御指摘はそのとおりだと考えます。
○国務大臣(岸田文雄君) 政府としましては、現地における状況の把握に平素から努めており、様々な情報に接しております。  御指摘のプロサバンナ事業ですが、モザンビーク政府として丁寧な対話を通じてマスタープランの策定をしていく、こうした方針に基づいて、二〇一二年から一三年にかけて、...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) MAJOL社ですが、これは、関係者による対話を促進するための環境整備を行うためにJICAが契約したコンサルタント会社であります。同社は、モザンビークにおいて、開発事業における事業者とステークホルダーの対話促進に従事した経験を有するモザンビークのコンサルタ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、マスタープランの策定につきましては、一義的にはこのサバンナ事業の事業主体であるモザンビーク政府が市民社会関係者等と話し合って決めていく、こういったものであると考えています。その中で、日本政府としましては、丁寧かつ遅滞のない対話を通じて、可能な限り多...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) マスタープラン策定に係る公聴会のありようについては、我が国としまして、実情を把握するためにしっかり努力は続けております。そして、把握した上で、改善すべき点につきましては、先ほど申し上げましたような形で改善の方針を確認するなど、働きかけを続けているところで...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、政府のODA予算はここ十六年間ずっと減らし続けてまいりました。そして、十七年ぶりに今年増額の予算を御審議をお願いをしているところですが、その意味については、先ほども答弁させていただきましたが、まず、今年、日本外交にとって大切な一年、責任の大きな一年...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 各国における日本への好感度調査の結果ですが、もちろんそうした結果につきましてもしっかり受け止め、様々な分析をしていかなければならないと思いますが、これは、その結果に影響し得る要素としましては、経済支援ももちろんあるとは思いますが、政治ですとかあるいは様々...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 今答弁させていただきました事案を踏まえまして、我が国としてどのように対応したかという御質問に対してお答えいたしますが、平成二十六年十月に全てのODA事業の相手国を対象とした再発防止策を取りまとめました。  内容につきましては多岐にわたっておりますが、例...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) ODAにおいて中小企業の優れた技術を活用するということは、中小企業の海外進出を支援するという意味合いもあり、併せて途上国等において経済社会開発を進めていくという意味合いと、この二つの意味合いがあり、そういった点からこうした取組はしっかりと支援していかなけ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) そもそも開発協力において、かつては政府や大企業が中心でありましたが、近年、中小企業そして地方自治体、こうしたプレーヤーが注目をされ、そうしたプレーヤーの役割がますます大きくなっている、これは改めて強く感じるところです。そういった時代の流れも考慮しながら中...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の延滞債権につきましては、まず供与に当たって慎重な判断を行い、供与後もしっかり注視をし、そして仮に滞るということになってからも、我が国としてもしっかり働きかけを行い、さらには、主要債権国が債務問題を議論する場でありますパリ・クラブの枠組みを通じて延...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 昨年五月、私自身も日本の外務大臣として初めてキューバを訪問させていただきました。その際に、様々な経緯についてお話を伺ってまいりましたが、かつて日本はキューバとは大変深い貿易、経済関係があったわけであります。しかし、その後、ソ連の崩壊等を受けて、キューバ経...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 委員御指摘のように、このスポーツ・フォー・トゥモロー、SFTプログラムですが、我が国は二〇二〇年の東京大会に向けた国際公約として掲げています。  ODAによるスポーツ分野への支援、これは大変重要だと認識をしており、開発協力大綱におきましても、重点課題の...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 外務省としましては、このSFTプログラムの中に三本の柱がありますが、その三本の柱のうちの一つ、スポーツを通じた国際協力及び交流の推進、これに特に取り組んでいるところであり、既に二〇一四年から昨年九月までの間に八十万人以上を対象に協力を実施をいたしました。...全文を見る
03月23日第190回国会 衆議院 外務委員会 第6号
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○岸田国務大臣 二十二日、ベルギーの首都ブリュッセルにおきまして爆弾テロ事件が発生し、多数の犠牲者が発生しています。まずは、こうしたテロ事件に対して強い憤りを感じ、そして、亡くなられた方々に哀悼の意を表し申し上げます。  そして、その中で、邦人の被害につきましては、邦人の方、重...全文を見る
○岸田国務大臣 今般採択されました決議二二七〇ですが、人権についての扱いは、従来と同様の内容としまして、国際社会が有する人道上の懸念に対応する重要性を改めて強調している、こういった内容となっております。この人道上の懸念には、当然、拉致問題も含まれると解されているところであります。...全文を見る
○岸田国務大臣 今般、この安保理決議が採択されたわけですが、こうした決議採択後も挑発的な行動が続いているということ、これは断じて許すことはできないと考えます。  北朝鮮の状況につきましては、さまざまな情報収集、分析を行っております。今後の予見可能性ということについても、さまざま...全文を見る
○岸田国務大臣 核兵器のない世界を目指す上で、我が国は唯一の戦争被爆国として大きな責任を担っていると思います。そして、その立場から国際世論をリードするに当たって、委員御指摘のように、この被爆の実相、非人道性も含めて正確に把握するということは基本であります。その議論の基本となる正し...全文を見る
○岸田国務大臣 先ほど来の議論を聞いておりまして、自分なりに頭の中を整理してみたんです。  まず、昨年の平和安全法制の議論の中で、我が国は、憲法との関係において、新三要件に該当した場合に限って武力の行使は認められるという考えを示し、そして、その中にあっても、海外派兵については、...全文を見る
○岸田国務大臣 このたび、安田純平氏と思われる人物が映し出された映像が公開されたわけですが、この事案につきましては、安田純平氏が行方不明になっている、こういったことについては外務省としても認知をしておりました。行方不明になっていることが認知されてから今日に至るまでも、政府としまし...全文を見る
○岸田国務大臣 二十二日の朝、ベルギー・ブリュッセルで爆弾テロ事件が発生したわけですが、現状、政府としましては、邦人の安全確保そしてそのための注意喚起、これが最も大切な任務であると考えます。  そして、外務省におきましては、ベルギーにおけるテロの脅威に関しまして、十六日の日にベ...全文を見る
○岸田国務大臣 今回のブリュッセルにおける非道、卑劣なテロ行為によって多くの犠牲者が発生していること、このことについて強い衝撃そして憤りを感じています。まずは、犠牲になられた方々に心から哀悼の意を表し申し上げたいと思いますし、負傷された方々にお見舞いを申し上げます。そしてあわせて...全文を見る
○岸田国務大臣 今般の私のイタリア及びフランス訪問の目的ですが、まず第一には、四月の十日、十一日にG7の外相会談が予定されています。もう三週間を切ったわけでありますが、この時点において、私自身G7の中で唯一訪問していなかったイタリアを訪問させていただき、あわせて、先日外務大臣が交...全文を見る
○岸田国務大臣 エロー外務大臣、大変親日的な政治家であるという評価があり、そして、何よりも、フランスにおきまして、元首相でもあります。こうしたエロー新外務大臣と初めてお会いをし、意見交換を行い、何よりも我が国の外交方針、考え方についてしっかりとインプットさせていただく、このことは...全文を見る
○岸田国務大臣 難民問題に関しましては、欧州に二〇一五年だけで百万人を超える難民がシリアあるいはその周辺国から押し寄せている、こういった深刻な状況になっています。特に、ヨーロッパ諸国にとっては、この難民問題、大変大きな課題であるということで、恐らくG7外相会談においても大きな議論...全文を見る
○岸田国務大臣 ここのところの一連の北朝鮮の行動ですが、まずもって、年が明けてから核実験を行い、そして弾道ミサイルの発射を行う、こういったことは累次の安保理決議に反するものであり、国際社会としては強い対応を示さなければならないということで、各国とも独自の措置を公表し、そして強い内...全文を見る
○岸田国務大臣 北朝鮮による核実験、そして弾道ミサイルの発射、これは国際社会の平和や安定にかかわる明白な脅威であると考えます。ぜひ、国際社会として断固たる姿勢を示さなければならないと考えます。その中にありまして、我が国は、この核、ミサイルとあわせて拉致問題、こうした問題、諸懸案を...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、東シナ海においては、中国公船による領海侵入が繰り返されていますし、また一方的な資源開発も続けられています。また、南シナ海においては、一方的な現状変更の行為が継続しており、我が国としましても深刻に懸念をしているところです。  G7外相会談におきましては、やは...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、テロ対策、テロとの闘い、これは国際社会の最も重大な課題のうちの一つであると考えます。  そして、テロにどう対応していくのかということについては、まずもって多くの国々と連携しながら国際社会全体として取り組んでいかなければならないという課題です。そし...全文を見る
○岸田国務大臣 この被爆地広島の地名ですが、私は、外務大臣をやる中で、この広島という地名が国際的に大きな存在感を示すような場面に随分とたくさん出会いました。会議の場においても、私自身が広島の出身だと言った途端に会議の雰囲気が変わる、そのぐらい、広島という地名、これはもちろん長崎と...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、米軍人による事件、事故、こうしたものはあってはならないものであり、極めて遺憾なことであると考えます。  また、日米同盟を維持する観点から考えましても、国民の支持のもとに日米同盟は維持していかなければなりません。日本国民の米軍に対する信頼が損なわれるような事...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘の意見書についてですが、先ほども申し上げましたが、米軍人等による事件、事故、まことに遺憾なことであり、あってはならないことだと考えており、そして、事件、事故の発生は、地元の皆様に多大な不安と懸念を与えるもの、このような認識を強く持っております。  そういっ...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、政府全体として、国民の命や暮らしを守るために万全の体制で臨まなければなりませんが、その中にありまして、外務省の対応についてどうかという御質問をいただきました。  北朝鮮による核実験、そして弾道ミサイル発射、これは国際社会の平和と安全に対する明白な脅威であり...全文を見る
○岸田国務大臣 進捗があったのかという御質問ですので、何か具体的な結果が出たのかということかと思いますが、要は、御指摘の問題につきましては、今、韓国政府が国内において説明努力を続けている段階だと承知をしております。今は、韓国政府のこの努力をしっかり見守っていくことが大事ではないか...全文を見る
○岸田国務大臣 昨年の十二月二十八日の日韓合意においては、日韓それぞれがこの合意の内容を明らかにし、そしてそれぞれ果たすべき役割を誠実に行っていく、こういったことを確認した次第です。ただ、その際に、スケジュール感とかいつまでとか、そういったものは何も含まれておりません。日韓合意は...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、きょう昼、間もなくですが、和解を受けた後初めての政府・沖縄県協議会が開催されることになっております。  残念ながら、きょうの会合は、この委員会がありますので、私自身ちょっと出席が難しいのではないかとは思っておりますが、この協議会は大変重要な協議会...全文を見る
○岸田国務大臣 三月四日の日に、裁判所の和解勧告を受け入れ、政府として和解することを決定いたしました。何よりも大切なのは、裁判所から示されたこの和解案を誠実に履行するべく努力をすることであると認識をしております。  この和解条項においては、国と沖縄県が、国土交通大臣が行う是正の...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、G7の外相会談あるいはサミットの準備を進める中において、各国の関心を探る中で、この難民問題というのは間違いなく最も重要なテーマのうちの一つであると認識をしています。  その中にあって、我が国は議長国としてこの議論をリードしなければならないわけです...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘の日本産水産物等の輸入規制につきましては、韓国政府に対しまして、これまで、外相会談、次官協議、局長協議、日韓ハイレベル経済協議など、さまざまな機会を捉えて、措置の早期撤廃を求めてまいりました。  外相会談、私の記憶の限りでは、ほとんどの外相会談で必ずこの問...全文を見る
03月23日第190回国会 参議院 外交防衛委員会 第7号
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○国務大臣(岸田文雄君) 平成二十八年度外務省所管予算案について概要を説明いたします。  平成二十八年度一般会計予算案において、外務省は七千百四十億千百四十七万円を計上しています。これを前年度と比較いたしますと、約四・二%の増額となっております。  このうち外務省所管のODA...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 二十二日ですが、ベルギーの首都ブリュッセルのブリュッセル国際空港そして地下鉄マルベーク駅におきまして爆弾テロ事件が発生をいたしました。多くの犠牲者が発生しており、強い衝撃と憤りを感じております。まずは、亡くなられた方々、そして御遺族に心から哀悼の意を表し...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、私は外務大臣に就任しましてから、外交の三本柱として、一つは日米同盟の強化、そして二つ目として近隣諸国との関係推進、そして三つ目として我が国の経済の成長を後押しする経済外交の推進、この三つを掲げてきました。そして、それと併せて、グローバルな課題にも積...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 外交力の強化については、ただいま委員から御指摘がありました、自民党からいただいた決議が存在いたします。また、昨年十一月に外務人事審議会からも同様の趣旨の提言をいただいております。  人が重要だということ、そのとおりだと思います。そういった考え方を踏まえ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、御指摘のように、在外公館の数を増やすという量的な視点と併せて、在外公館の機能を強化するという質的な視点、重要であると認識をいたします。質の点からもそして量の点からも、両方から充実を考えていかなければならないと考えます。  そして、御指摘の住居の話...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、補正予算につきましては、財政法上、ただいま委員から御紹介がありましたような規定になっております。  その上で、国際機関の拠出金あるいは分担金についての取扱いですが、まずは、国際機関によりまして会計年度の始まりの月ですとか会計年度の長さは我が国の政...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のUNRWAですが、一九五三年から我が国は一般予算への拠出を開始し、その活動の基礎を支えてきております。そして、平成二十八年度当初予算にも拠出金を計上しているわけですが、このUNRWAの予算の在り方に関わる話だと思っています。  UNRWAは、シ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 今、委員のお話も聞いておりまして、緊急アピール予算の中には緊急性ということにおいて線引きをするのは大変難しいものも含まれていると存じます。  ただ、先ほど来答弁させていただきますように、我が国の補正予算による対応につきましては、このUNRWAの予算、一...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御提言、しっかり受け止めたいと思います。  この緊急アピール予算の中身についてもしっかり吟味する必要があるのかもしれませんが、あわせて、緊急アピール予算が一年の中でどのタイミングに出されるのか、こういったタイミングの問題においても、補正予算ではなくして...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 今回の合意におきましては、韓国政府が元慰安婦の方々の支援を目的とした財団を設立し、これに日本政府の予算で資金を一括で拠出する、このようになっております。  この合意を日韓両政府が責任を持って実施することが重要だと思っていますが、現在は韓国側が国民説明に...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) おっしゃるように、北朝鮮のこうした挑発行動に対しまして、米国、韓国とともにしっかり連携をしていく大変重要な取組であると考えます。  北朝鮮の核実験あるいは弾道ミサイルを受け、既に米国、韓国との間においては首脳電話会談、実施しております。また、私自身も、...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 昨年九月に国連で採択されました持続可能な開発のための二〇三〇アジェンダですが、国際開発目標は、十七の具体的な持続可能な開発目標、すなわちSDGsを含んでいるという構成になっています。内容的には、貧困、保健、教育等の伝統的な途上国開発課題、もちろん含まれて...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のSDGsにつきましては、ドラフト策定段階から我が国は積極的に関与してきました。例えば、私自身も二〇一三年九月の国連総会において、ポスト二〇一五年開発目標と保健に関するサイドイベント、主宰をさせていただきまして、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジをS...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、SDGsには、開発途上国に対する開発協力のみならず、我が国を含む先進国が国内的に取り組むべき課題も多く含まれています。よって、我が国としましても体制をつくらなければならないと考えています。関係省庁と緊密に連携しつつ政府一体となって取り組ん...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、SDGsには、人間中心、誰一人取り残さない、こういった考え方を根底に据えています。これは、まさに人間の安全保障の考え方がSDGsの基本理念として位置付けられていると考えます。  そして、先ほども少し紹介させていただきましたが、我が国がこ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) ただいま御紹介いただきました外務省所管分のODA予算ですが、そのうち約二千三百六十一億円については積極的平和主義に基づくグローバルな課題への貢献のために活用することを見込んでおります。この中には、我が国が重視してきた保健、防災、女性、教育、質の高い成長、...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 外務省における平成二十八年度の任意拠出金の概算要求に当たりましては、定量的そして多面的な評価をまず実施いたしました。この評価に基づいて精査を行ったわけですが、この精査の上、めり張りを付けた予算案を計上したと考えております。その際、高い評価結果となった国際...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の原子力艦の原子力災害対策の見直しについては、商業原発に係る規制の検討結果等を踏まえて対処していく、こうした方針で臨んでおりました。そして、昨年、商業原発の災害対策指針である原子力災害対策指針が改正されました。ですので、商業原発の規制に係る検討には...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 政府としましても、米国の原子力艦の安全性につきまして、米国における秘密保全に関する国内法の制約がある中ではありますが、可能な限り透明性を確保するよう米国に対して様々な機会を通じて求めてきております。  原子力艦の原子力災害対策マニュアルの改訂をめぐるこ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の記事ですが、在米国大使館の山本防衛駐在官が米国の情報誌ディフェンス・ニュースの取材を受けて掲載された記事がロシアの通信社スプートニクのウエブサイトに引用されている、こうしたことについては承知をしております。  在米国大使館に確認をいたしましたと...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の決議二二七〇ですが、これは各国の独自の措置と相まって、国際社会としての北朝鮮に対する断固たる姿勢を示すものであると考えています。  我が国は、この採択に至る交渉において、安保理の非常任理事国として各国と連携をしてきました。その結果、我が国の主張...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) ただいま委員の方からアメリカの言動について御指摘がありました。  一方、北朝鮮の方の言動を見てみますと、二〇〇五年の六者会合共同声明において、米国は、北朝鮮に対して核兵器又は通常兵器による攻撃等を行う意図は有しないことを確認しました。そして一方、北朝鮮...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、今回の安保理決議につきましては、採択されたことは評価しておりますが、この実効性をどう確保するか、これが大事だと思います。その際に、北朝鮮と経済を始め深い関係にある中国の役割というのは大変大きいものがあると認識をしております。ただ、中国のみならず、各...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 今般の安保理決議二二七〇号ですが、これは六者会合に参加している国のみを縛るものではなくして、これは国連の安保理決議でありますので、国連加盟国に対して働きかけるものであると認識をしております。よって、六者会合に参加していない国に対しても、先ほど申し上げまし...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、一過性でなく長期的な視野に立って親日派、知日派を増やしていくという取組、これは広報文化外交を推進していく上でも大変重要な取組であると認識をしております。  このような認識の下に、従来も在外公館を通じまして様々な文化行事等を実施してきたわ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 二〇一六年から一八年の国連通常予算分担金につきましては、我が国の分担率、一〇・八三三%から九・六八〇%に下落をいたしましたが、ただ、引き続き米国に続いて第二位となっております。  そして、こうした財政的な貢献、もちろん大事ですが、我が国は、あわせて、平...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 三月七日、国連の女子差別撤廃委員会から、女子差別撤廃条約の我が国における実施状況に対するフォローアップ事項を含む最終見解が発表をされました。最終見解、法的拘束力を有するものではありませんが、我が国は誠実に対応してきております。  前回、二〇〇九年ですが...全文を見る
03月24日第190回国会 衆議院 本会議 第19号
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○国務大臣(岸田文雄君) 日米原子力協定についてお尋ねがありました。  日米原子力協定の当初の有効期間は三十年、二〇一八年七月十六日までですが、その後は、自動的に失効するのではなく、日米いずれかが終了通告を行わない限り存続されます。  現時点において、日米原子力協定の二〇一八...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 私には、日米原子力協定についてお尋ねがありました。  御指摘のとおり、日米原子力協定の当初の有効期間は三十年、すなわち二〇一八年七月十六日までですが、その後は、自動的に失効するのではなく、日米いずれかが終了通告を行わない限り存続されます。  まず、現...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 米国政府高官の核燃料サイクルに関する言及についてお尋ねがありました。  御指摘の発言については、一般論として民生用再処理に関する米国政府の従来の見解を述べたものと認識をしております。  我が国が再処理を含む核燃料サイクルを推進していくとの方針について...全文を見る
03月24日第190回国会 参議院 外交防衛委員会 第8号
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○国務大臣(岸田文雄君) ただいま議題となりました日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第六条に基づく施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定第二十四条についての新たな特別の措置に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定の締結について承認を求め...全文を見る
03月25日第190回国会 衆議院 外務委員会 第7号
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○岸田国務大臣 今般のブリュッセルでの爆弾テロ事件ですが、ベルギー政府の公式発表で、現時点で死者三十一名、負傷者二百七十名とされています。  こうした多くの犠牲者が出ておられることについて強い衝撃と怒りを覚えます。亡くなられた方々に心から哀悼の意を表したいと思います。  そし...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、強い内容のこの安保理決議二二七〇号が採択されたのは三月二日ですので、今委員から御指摘がありましたさまざまな挑発行動は、この決議が採択された後、ずっとこうした挑発的な行動を繰り返しているわけです。このことにつきまして、断じて容認することはできません。  我が...全文を見る
○岸田国務大臣 G7外相会談の議論の中身については、今引き続き調整をしております。ぎりぎりまで調整が続くものであると思いますが、八年ぶりにアジアで開催されるG7の外相会談でありますので、アジアの問題、そして特にこの北朝鮮の問題はぜひ議論したいと、議長国としては考えております。そし...全文を見る
○岸田国務大臣 私も、年明けからG7の外相全てと電話会談を行いました。また、実際の外相会談としましても、年明けから、英国、カナダ、イタリア、フランス、こういった外相と外相会談を重ねてきました。  その中で、G7の外相会談をどのように進めていくのか、こうした意思疎通を図ってきたわ...全文を見る
○岸田国務大臣 被爆地において被爆の実相に触れてもらうということを考えますときに、平和公園あるいは資料館を訪問していただくということ、これは大きな意味があると考えます。  先ほど申し上げた被爆の実相に触れるということの意義とあわせて、こうした日程についても、各国の理解を得るべく...全文を見る
○岸田国務大臣 それは、ノーベル賞の授賞式に出席する招待状があったということ……(武正委員「はい」と呼ぶ)はい。そういった関係者への御配慮があったということにつきましては、承知をしております。
○岸田国務大臣 官房長官も発言しておりますように、世界の指導者に被爆の実相に触れてもらうこと、これは大変意義あることであると思います。  ただ、御指摘の点につきましては、米国大統領の日程についての話ですので、具体的に私の方から一つ一つコメントするのは控えなければならないのではな...全文を見る
○岸田国務大臣 G7の外相会談、先ほども申し上げましたように、八年ぶりのアジアで行われるG7外相会談ですので、アジアの問題についてもしっかり議論をしたいと思います。その際に、北朝鮮問題はもちろんですが、海洋の安全保障につきましても議論をしたいと考えております。  海洋の安全保障...全文を見る
○岸田国務大臣 まずReCAAPですが、こうした取り組みにつきましては、我が国は協定交渉段階から主導をしてきました。そして、委員もまさに外務副大臣の際に、この問題、大変取り組みに御努力されたと聞いております。  こうした努力の結果として今日があるわけですが、この取り組みについて...全文を見る
○岸田国務大臣 新しい法制によって新たに付与される任務あるいは権限につきましては、ただいま防衛副大臣から説明がありましたように、さらなる準備あるいは訓練、あるいは諸外国への丁寧な説明が必要であるということであります。  ぜひ、こうしたさまざまな準備をしっかり行うことによって、平...全文を見る
○岸田国務大臣 ただいま議題となりました航空業務に関する日本国とカンボジア王国との間の協定の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。  政府は、航空業務に関する協定を締結するため、カンボジア政府との間で交渉を行いました。その結果、平成二十七年一月に...全文を見る
03月25日第190回国会 参議院 予算委員会 第18号
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○国務大臣(岸田文雄君) 社会権規約について御説明いただきましたが、(b)、(c)、二つについて御質問でありますが、十三条2の(b)におきましては、種々の形態の中等教育は、全ての適当な方法により、特に、無償教育の漸進的な導入により、一般的に利用可能であり、かつ、全ての者に対して機...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のような経緯があったことは、当然承知しております。
○国務大臣(岸田文雄君) 社会権規約の条文については先ほど申し上げたとおりでありますが、その中にありまして、まず、無償教育の導入につきまして漸進的であること、これが認められている。そして、さらには、同規約はその具体的な方法までは規定していない、このように解されております。  よ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 私の立場からは、この国際条約との関係において我が国の方針がどうかということについて説明させていただきました。社会権規約についてどのように解するかということについて先ほど答弁させていただいた次第であります。  その上で、我が国のこの方針、これ、無償教育を...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の件ですが、二〇〇七年にJICAが渡航の是非を判断し、隊員に対して渡航を控えるように指示をした、こうした事例があると承知をしています。  そして、青年海外協力隊の台湾渡航に関する原則ですが、現在、台湾に対して政府間合意を必要とする技術協力の一形態...全文を見る
03月29日第190回国会 参議院 外交防衛委員会 第9号
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○国務大臣(岸田文雄君) 委員御指摘のように、このザンビアという国、一九六四年に独立をして、二〇一四年に独立五十周年を迎えたわけですが、南部アフリカ地域の安定勢力として存在感を示しています。  そして、我が国は一九六四年、ザンビア独立と同時にザンビアを承認し、そして一九七〇年に...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の三月二日に採択されました国連安保理決議二二七〇号ですが、これは、北朝鮮が今年に入りまして核実験を行い、弾道ミサイルの発射を行い、こうした挑発行為を続けていく中にあって、国際社会が一致して北朝鮮に明確な強いメッセージを発しなければならない、こういっ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、北朝鮮に対する安保理決議は、一番最初は二〇〇六年の七月でありました。決議一六九五号ですが、それ以来昨年まで五度の決議が採択されています。にもかかわらず、今年年明け、核実験が行われ、そして弾道ミサイルが発射をされました。  北朝鮮のこうし...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) たしか、少しずつ削っていくように少しずつ少しずつ作戦を進めていく、そういった作戦のことだと承知いたします。
○国務大臣(岸田文雄君) 昨今のアメリカの状況とおっしゃいますのは、内政の大統領選挙とかそういう話でありましょうか。そうであるとしたならば、大統領選挙、今アメリカの国内で大変激しい選挙戦が行われています。我が国としましては、日米関係、日本の外交にとって基軸でありますので、大いなる...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まだ今進行中の選挙ですし、結果が出ていない選挙の候補者の発言に対して他国の外務大臣が何かコメントするというのは適切ではないと思いますが。  ただ、この日本とアメリカの関係、先ほど、日本にとりましてもこれは外交の基軸だというふうに申し上げてきましたが、こ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 今回の協定ですが、我が国を取り巻く厳しい安全保障環境を念頭に、我が国の財政状況ですとか、あるいは国民の理解など、様々な観点を検討しながら米国と協議を行ってきました。何よりも、在日米軍がこの日米安保体制にとって不可欠な要素であり、これを円滑かつ効果的に運用...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の広島市にあります平和記念公園のこの原爆記念碑の碑文ですが、戦後、広島市民の中でも何度か議論が沸き起こった課題であると承知をしております。  そして、外務大臣として何かコメントをという御質問ではありますが、ただ、これ市民の中でいろいろ議論があった...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、先ほどの碑文につきましては、御指摘の浜井市長の回想録の中にも、碑の前に立つ全ての人が、人類の一員として、過失の責任の一端を担い、犠牲者にわびることこそが世界平和の確立につながるとの思いが込められている、このように記述されていると承知をしております。...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 日本の政治指導者が真珠湾を訪問するということについては様々な考え方があるのだと思いますが、いずれにしましても、G7の外相会談等において、世界の政治の指導者に被爆地を訪問してもらうというのは、決して過去に焦点を当てることではなくして、未来に向けて核兵器のな...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国のありようを考える際に、各国の状況をしっかり把握し、そして参考にすべき点は参考にする、こういった姿勢は大事だと思います。  ただ、各国のこの資料、様々な資料はあるようですが、国によりましては、こうした数字を明らかにしていないとか、それから、経費の...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) HNSを考えるに当たりまして、まずは、この厳しい安全保障環境の中で、日米同盟を支える在日米軍の重要性に鑑み、その円滑かつ効果的な運用を支えるためにこうした予算は重要であるということを念頭に置きながら、御指摘のように、財政ですとかあるいは円高、円安、為替の...全文を見る
03月30日第190回国会 衆議院 外務委員会 第8号
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○岸田国務大臣 カンボジアとラオス、この両国はメコン地域に位置しています。その外交戦略上の意義という御質問ですが、まず、メコン地域というのは、陸上交通そして海上交通の要衝に位置しています。こうした地政学上の大変な重要性を持っている地域であると認識をいたします。加えて、経済成長とい...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、ASEANは、普遍的な価値を共有する重要なパートナーだと思います。そして、日本企業が多数進出をしています。日本の経済にとりましても重要な地域でありますし、我が国のシーレーンに位置している、こういったことから、地域の安全保障上も大変重要な地域です。  そして...全文を見る
○岸田国務大臣 我が国も、フィリピンを含むアジアとの関係を当然のことながら重視しております。私自身も、外務大臣として、日本外交の三本柱の一つとして近隣諸国との関係推進を掲げております。  引き続き、日米同盟を基軸としながら、アジア太平洋地域との間において、例えばEASですとかA...全文を見る
○岸田国務大臣 ラオスの発展のありようについて御質問をいただきました。  御指摘のように、あるべき発展の姿というのは国によってもさまざまではありますが、委員がお感じになったような考え方も大切な考え方なのではないかと思います。  そして、ラオスとの関係においては、ラオスはことし...全文を見る
○岸田国務大臣 今回、ラオスとの航空協定を考えるに当たりまして、先ほども触れさせていただきましたが、日本とラオスの間においては、ラオスへの日本人訪問者数は五年間で一・五万人以上増加しております、進出日系企業も五年間で約二倍に増加している、こうした状況が背景にあるわけですが、その中...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、外務省としましては、委員御指摘のように、これまでも、ASEAN諸国あるいは中国など訪日外国人が多く見込まれる国を中心に、不法滞在あるいは犯罪等の国内への影響が可能な限り生じないように工夫しながら、戦略的にビザ緩和に取り組んできました。  こうしたビザ緩和に...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、社会保障協定、航空協定、今回御審議をいただいている協定のみならず、投資協定、さらにはFTAを初めとするさまざまな経済連携、こうした取り決めは、さまざまな意味で大きな意義を有していると思います。人的交流、経済的な交流はもちろんでありますし、その国に対...全文を見る
○岸田国務大臣 ブリュッセルでのテロ事件に対する対応ですが、これはもう既に御報告していたかと思いますが、発生直後から外務本省に情報連絡室、そして在ベルギー大使館に現地対策本部を設置し、邦人の安否確認、そして安全確保に全力で対応しておりましたが、その中で、邦人の被害としまして、一名...全文を見る
○岸田国務大臣 武器等防護と国際法の関係について御質問いただきましたが、まず、国際法上、武器等を武力攻撃に至らない侵害から防護する、これは認められているわけですが、その中にありまして、部隊防衛、ユニットセルフディフェンスにつきましては、各国の交戦規定、ROEにおいて採用されている...全文を見る
○岸田国務大臣 自衛隊法九十五条の二の規定の立案に当たりまして、我が国としては、主要国政府とさまざまなやりとりを行いました。ただ、公表を前提としたものではありませんので、具体的な内容について我が国から明らかにすることは控えなければならないとは思いますが、ただ、二〇一二年五月に多く...全文を見る
○岸田国務大臣 先ほどの答弁の冒頭に申し上げましたように、各国とはさまざまな意思疎通を行いました。しかし、具体的な実例については、相手との関係がありますので、公表は控えさせていただきます。考え方を先ほど示させていただいた次第です。
○岸田国務大臣 まず、国際法との関係を考えるに当たっては、個別具体的な事例に即して判断する必要があると考えます。  その上で、自国の部隊の近傍で共通の任務を遂行する他国の部隊に対する武力攻撃に至らない侵害、さらには他に適当な手段がない場合、そして現場において、そして必要最小限の...全文を見る
○岸田国務大臣 このジャパン・ハウスにつきましては、我が国として、まず戦略的な対外発信をしなければいけない、こうした強い意識のもとに。対外発信をする際に、今、情報をめぐる環境が大きく変化している。まず、情報量が増大している。また、個人としても、さまざまな情報を発信する手段がどんど...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、委員からの御指摘につきましては、それはそれでしっかりと受けとめさせていただき、我々としても今後の取り組みの参考にさせていただきたいと思いますが、ただ、従来のさまざまな組織や取り組みを強化するだけでは、今の時代において我が国は効果的な対外発信は十分できないので...全文を見る
○岸田国務大臣 こうした社会保障協定等を結ぶということは、国際社会において影響力や存在感を増しているASEANとの間において人的交流や経済交流を進めていく上で大変重要であると認識をしています。  ですから、これからもASEAN諸国との社会保障協定等の可能性はしっかり検討していき...全文を見る
03月30日第190回国会 衆議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第2号
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○岸田国務大臣 衆議院北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会の開催に当たり、御挨拶を申し上げるとともに、最近の北朝鮮をめぐる状況について御報告いたします。  北朝鮮による核・ミサイル開発は、地域及び国際社会の平和と安全を著しく損なうと同時に、日朝平壌宣言や六者会合共同声明及び...全文を見る
03月31日第190回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号
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○岸田国務大臣 沖縄及び北方問題に関する特別委員会の開催に当たり、御挨拶を申し上げるとともに、所信を申し述べます。  まず、沖縄に関する事項について述べます。  日本を取り巻く安全保障環境は一層厳しさを増しています。その中で、我が国の安全を確保する上で、我が国外交、安全保障政...全文を見る
03月31日第190回国会 参議院 外交防衛委員会 第10号
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○国務大臣(岸田文雄君) まず、日米地位協定、そして特別協定についての手続については先ほど森局長から説明したとおりでありますが、これは共に日米両国にとって大変重たいものであると認識をしています。そして、米国の国民の理解をしっかり得なければならないという御指摘はもうそのとおりだと思...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、リバランス政策とはどういうものかということですが、米国のリバランス政策とは、アジア太平洋地域を重視し、政策の重点をこの地域に移すものとして理解されています。リバランス政策の目的は、日本を始めとする同盟国との関係を強化し、この地域においてルールに基づ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、今般のこのHNSの規模の評価に当たりましては、やはり試算のベースとなる賃金水準が同じである今年度、平成二十七年度の予算と比較するのが適当であると考えます。そして、その同じ試算のベースに基づいて比較をいたしますと、おおむね今般のHNSは今年度の予算額...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、基本的な考え方としましては、この日米地位協定の原則、この原則は原則としながら、我が国としましては、必要な対応を図るために特別協定を結ぶという方針でこの問題に従来から臨んできました。原則は原則でありますが、現実の安全保障環境の中において、在日米軍を円...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 米国のリバランス政策は、アジア太平洋地域の平和と安定の礎であると考えます。この地域の安定は、米国にとっても大きな利益でありますが、何よりも、このアジア太平洋地域にある我が国にとりましてもこれは大変大きな利益であります。  そして、日米同盟は、この地域の...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) これまでも度々答弁させていただいておりますように、各国の負担している米軍駐留経費の規模、単純な比較及び評価、これは難しいと考えています。  その理由ですが、各国の置かれている安全保障環境そのものが実に様々であります。その中にあって、各国が自らの予算の中...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国はこのHNSに関しまして、日米地位協定の原則に基づきながらも、昭和六十二年度以降、特別協定を締結して負担を行っている、こうしたことであります。そして、その後、一九九一年の特別協定について今委員の方から御質問をいただいたわけですが、この一九九一年の特...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の発言については、たしか米国のマスコミでそのインタビュー記事が掲載され、それをロシアのマスコミが引用するという形の情報の伝わり方であったと思います。そして、それが事実に反するということで訂正を申し入れたということであります。  ちょっとその今現状...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 戦後七十年以上たち、解決していない北方領土問題、そして平和条約締結問題、これは日ロ両国にとりまして最大の懸案であると認識をしています。そして、御指摘の点も含めて、この問題をめぐりましては様々な動きがあり、様々な議論があります。  しかし、こうした大変難...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 中国とロシアが連携しているのか、あるいは水面下で関係しているのかということにつきまして、確たることを申し上げるような立場には私はないと思っています。  ただ、ロシアそして中国共に我が国にとりまして隣国であります。こうした隣国との関係をしっかり安定させる...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国の国民の命や暮らしを守る、そして平和や安定を維持していくためには、まずは外交を通じて好ましい国際環境をつくっていく努力をした上で、万が一に備えて自らの防衛についてもしっかりと備えをつくっておかなければなりません。それに、自らのこうした努力に加えて、...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、日米安全保障条約は、五条と六条の規定にありますように、両国の義務のバランスは取れていると認識をしています。また、日米同盟はアジア太平洋地域の平和と安定の礎であると認識をしておりますが、アジア太平洋地域の平和と安定、これは日本にとっても、また米国にと...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国が自衛権を行使し得るのかということでありますが、国際法上、自衛権を行使するためには武力の行使と認定されるものがなければなりません。ですから、このサイバー攻撃と今委員がおっしゃったものが国際法上武力の行使に該当するものであるかどうか、そういった認定が...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 武力の行使として認定されるかどうかにつきましては、そのときの国際情勢とか具体的な他国の行動ですとか具体的な事実、こういったものを総合的に勘案して判断しなければなりません。一般論としてこれ以上は武力行使であると、武力の行使であるというようなことを一概に申し...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 東京オリンピック・パラリンピックを始め、我が国で様々な国際的な行事が今後予定されます。その際に、テロに対する対策あるいは御指摘のサイバー攻撃に対する対策、こうしたものはしっかりと準備しておかなければなりません。こうした様々な攻撃に対しましてしっかりと備え...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 北朝鮮による核実験、そして弾道ミサイルの発射、これは国際社会共通の脅威であると認識をいたします。そして、北朝鮮に対しましては、しっかりとした強いメッセージを発しなければならないということで、国連の安保理決議二二七〇号も新たに発出されたわけであります。そし...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、国連の安保理決議の実効性を確保することは大変重要であると考えます。そして、先ほども答弁させていただきましたが、その国連の中に、この決議の実効性を確保するために、北朝鮮に関しまして情報を収集し、監視をし、そして勧告をする仕掛けが、一七一八委...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 今委員の方から、拉致問題を切り離して対話を進めるべきではないか、こういった御指摘がありました。  確かに拉致問題は、全ての拉致被害者の帰国を実現しなければなりませんので、対話という要素は必要であります。事実、一昨年、我が国は一年四か月ぶりに対話の窓口を...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国は、日米安保体制にとって不可欠な在日米軍の円滑かつ効果的な活動、これを確保するために、日米両国を取り巻く様々な情勢に鑑みて、昭和六十二年以降、この特別協定を締結して、米側に負担義務がある経費の一部について我が国が負担する、こうした対応を取ってきてお...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 住宅のありようについて具体的な御指摘がありました。それにつきましては防衛省の方からお答えさせていただきたいと思いますが、基本的な考え方としては、御指摘のように厳しい財政状況があり、そして何よりも国民の理解の得られるしっかりとした協定の中身でなければならな...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、各国が負担している米軍駐留経費の規模につきましては、比較、評価、大変難しいと考えております。  御指摘の資料につきましても、これは二〇〇四年の報告書、二〇〇二年のデータですが、二〇一五年で申し上げるならば、例えば在韓米軍の規模は二万五千人に対し年...全文を見る
04月01日第190回国会 衆議院 外務委員会 第9号
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○岸田国務大臣 御指摘の日米韓の首脳会談ですが、三カ国を取り巻く安全保障環境が大変厳しさを増している中にあって、地域の平和や安定に大きな責任を負うこの三カ国の首脳が一堂に会して、北朝鮮を含めた地域の情勢等において議論をし、そして安全保障における協力も確認した。こうしたことは大変時...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、今後も、核セキュリティーに対する取り組み、さらには取り組みの強化、これは重要であると認識をしています。  そして、今回の核セキュリティーサミットにおきましても、この核セキュリティーサミット後においても核セキュリティーの強化に取り組んでいくために、...全文を見る
○岸田国務大臣 ことしのG7サミットを中心とする一連の閣僚会合の先頭を切って、あと十日後になりましたが、G7外相会談を開催することになるわけですが、これに向けて、私も、年明けからG7の各国の外相全員と電話会談を行いましたし、年明けから英国、カナダ、イタリア、そしてフランス、こうし...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、世界の政治の指導者に、広島、長崎、こうした被爆地を訪問してもらい、被爆の実相に触れてもらうということは、国際的な、核兵器のない世界への議論や取り組みを盛り上げる上で、これは大変重要なことであると認識をしています。  そして、G7外相会談、アメリカのケリー国...全文を見る
○岸田国務大臣 難民問題の背景には、シリア、イラクを初めとする中東地域における非人道的な状況が存在いたします。  そして、これに対する取り組みですが、こうした非人道的な状況に対する直接的な支援、もちろんこれも大事なわけですが、中長期的に難民問題を考えた場合には、この地域の復興開...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、核セキュリティーサミットの際に行われた日米韓サミット、そしてさらには日韓首脳会談におきましても、大変よい雰囲気で前向きな議論が行われたと報告を受けています。  日韓の間においては、昨年十一月に初めて日韓首脳会談が行われ、十二月に慰安婦問題に関する...全文を見る
○岸田国務大臣 オーストラリアと中国との関係においての具体的な動きについて、私からその意図ですとか評価について申し上げる、こういった立場ではないとは思います。  ただ、アジア太平洋地域の平和や安定を考えますときに、我が国の外交・安全保障政策においては、まずは日米同盟が中核に位置...全文を見る
○岸田国務大臣 埋め立ての行為そのものに国際法上違法性があるかということですが、今、南シナ海の現状においては、これは各国がそれぞれ領有権を主張するなど、お互い議論が続いている最中です。そのお互いの主張がぶつかり合っている中にあって一方的な現状変更をするということが問題なのだと思い...全文を見る
○岸田国務大臣 たびたび申し上げているように、中国側の意図を確定的に申し上げることは難しいですが、こうした中国側の行動に関しては、さまざまな海洋権益ですとか、あるいは領土、領海に対する防衛、さらにはシーレーンに対する関心の高まり、こういったものがあるという指摘があることは私も承知...全文を見る
○岸田国務大臣 人工島をつくり、そしてその人工島で何を行うのか、こうしたことによっては、シーレーンにおける安全な航行、航行の自由、こういったものが脅かされる可能性はあるのではないかと思います。このシーレーンに対する関心の高まりの指摘はそういったことではないかと理解はいたします。 ...全文を見る
○岸田国務大臣 南シナ海の状況につきましては、既成事実が積み重ねられている、こういったことにつきまして、深刻に懸念しております。そして、こうした一方的な現状変更によって緊張を高める行為、これは国際社会共通の懸念事項です。  そして、それに対してどう取り組んでいくのかということで...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、ロシアは、日本を含むアジア太平洋諸国との間で多角的な関係を構築していく、こういったことを志向していると考えます。  そして、我が国としても、東アジア地域の安全保障環境が厳しさを増す中にあって、隣国であるロシアとの関係を安定的に発展させていく、これは大変重要...全文を見る
○岸田国務大臣 アメリカが何を懸念しているかということですが、これは、中身につきましては、日米間で緊密に意思疎通を図っています。こうした意思疎通を図りながら、アメリカと引き続きしっかりと国際社会の平和と安定に協力をしていく、こうしたことは全く変わっておりません。  そして、ウク...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、先ほども申し上げたように、日ロ関係においては、高い政治のレベルの対話、特に首脳同士の対話、これは重要であり、ぜひ大切にしていきたいと考えています。  そして、先ほど、九月の日ロ外相会談後の記者会見について委員の方から指摘がありました。成果が上がっていなかっ...全文を見る
○岸田国務大臣 まだ総理にそうした提言をする段階に至っておりません。  実際、地球儀を俯瞰する外交という言葉をずっと続けてまいりました。私の周りにおいても、今、この言葉を変更するというようなことはなかなか大変なことだなと思っております。  引き続き、せっかくの御指摘ですので、...全文を見る
○岸田国務大臣 ザンビア、ルワンダ等の穀物自給率が高い理由について御質問いただきましたが、恐らく、その国々の事情はさまざまだと思います。  ですから、穀物に関しては、国民との関係において自給率をはじき出しますとこの御指摘のような数字になるというふうに思いますが、それ以外の食物、...全文を見る
○岸田国務大臣 食料自給率に対する考え方は、政府としては、農水省を中心に、国民の皆様方にしっかり示させていただいていると思います。それについて私はどうこう言う立場にはありませんが、ただ、輸出と輸入について御指摘がありました。  我が国として輸出が少ないという御指摘でありますが、...全文を見る
○岸田国務大臣 インドネシアの高速鉄道事業において、日本としては実現可能な最良の提案をしたと考えています。にもかかわらず、日本提案が選ばれなかった、このことは残念に思っています。  そして、この選考の過程についても、我が国としてはさまざまな思いがあります。当初、インドネシア側か...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘の去年八月五日の参議院平和安全法制特別委員会での答弁ですが、答弁させていただきましたように、我が国は中国を脅威とみなしておりません。中国が平和的に発展することは日本にとっても大きなチャンスであると認識しており、かかる認識は今も変わっておりません。  ただ一...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘の二〇一四年十一月に発表された文書ですが、日中関係の改善に向け、両国政府間で静かな話し合いを続けてきた結果、日中双方の意見が一致した内容、これをまとめたものです。  四項目が含まれていますが、その中の三項目め、委員の方からただいま御指摘がありました。この項...全文を見る
○岸田国務大臣 このセミナーへの対応については、確かに、先ほど来答弁させていただいているように、具体的な、この組織に対してどのような予算を使ったかというところまで言えば、いろいろな差しさわりもあるというふうに考えます。  ぜひ一度確認してみたいと思いますが、委員御指摘のように、...全文を見る
○岸田国務大臣 日米韓三カ国を取り巻く安全保障環境は大変厳しくなっている中にあって、日米韓の首脳が一堂に会して、北朝鮮問題などの地域情勢、あるいは安全保障協力、さらにはグローバルな課題についても議論を行う、これはまことに時宜を得たものであり、有意義なものであると考えます。  そ...全文を見る
○岸田国務大臣 このたび、日韓首脳会談が現地時間の三十一日に開催されました。  そして、安倍総理から、北朝鮮の挑発行動に対して両国が緊密に連携できている、このことを高く評価し安保協力を深めたい、こういったことを発言し、そして拉致問題についても協力を求めた。そして、朴槿恵大統領か...全文を見る
○岸田国務大臣 四月の十日、十一日に予定されておりますG7広島外相会談におきましては、まず、外相会談でありますので、テロ対策、暴力的過激主義、あるいは難民問題、中東、ウクライナなど、各国の大きな関心事についてしっかり議論しなければなりませんが、初めて広島という被爆地でG7外相会談...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、オバマ大統領は、三月の二十日から二十二日にかけて、米国大統領としては八十八年ぶりの訪問を行われました。ラウル・カストロ国家評議会議長との間において首脳会談が行われ、また、一般の国民に対しても演説を行われたと承知をしております。  こうした米国とキ...全文を見る
○岸田国務大臣 最近の米国とキューバの関係ですが、外交関係を再開する、さらには、米国による対キューバ経済制裁の一部緩和、テロ支援国家としての指定を解除する、そして御指摘のオバマ大統領の訪問もありました。着実に関係は改善していると認識をしています。  ただ一方で、経済制裁も、一部...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、一昨年が日本・キューバ交流四百周年でありました。支倉常長一行、慶長の遣欧使節団がキューバに上陸してから、一昨年が四百年目ということでありました。また、一九七〇年代、日本はキューバにとって二番目の貿易相手国でありました。両国の間には、こうした歴史的な...全文を見る
○岸田国務大臣 ただいま議題となりました刑を言い渡された者の移送に関する日本国とイラン・イスラム共和国との間の条約の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。  政府は、平成二十五年六月以来、イラン政府との間でこの条約の交渉を行いました。その結果、平...全文を見る
04月01日第190回国会 衆議院 本会議 第21号
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○国務大臣(岸田文雄君) 我が国による気候変動及び防災、減災分野の途上国支援についてお尋ねがありました。  昨年のCOP21首脳会合において安倍総理から表明した、二〇二〇年における官民合わせて一兆三千億円の途上国支援は、同年までに、先進国全体で、官民合わせて年間一千億ドルを動員...全文を見る
04月05日第190回国会 衆議院 本会議 第22号
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○国務大臣(岸田文雄君) ただいま議題となりました環太平洋パートナーシップ協定の締結について承認を求めるの件につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  政府は、平成二十五年七月から、この協定の交渉に参加しました。その結果、本年二月四日にニュージーランドのオークランドにおいて...全文を見る
04月05日第190回国会 参議院 外交防衛委員会 第11号
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○国務大臣(岸田文雄君) ただいま議題となりました航空業務に関する日本国とカンボジア王国との間の協定の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。  政府は、航空業務に関する協定を締結するため、カンボジア政府との間で交渉を行いました。その結果、平成二十...全文を見る
04月06日第190回国会 衆議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第2号
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○岸田国務大臣 ただいま議題となりました環太平洋パートナーシップ協定の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。  政府は、平成二十五年七月から、この協定の交渉に参加しました。その結果、本年二月四日にニュージーランドのオークランドにおいて、十二カ国の...全文を見る
04月07日第190回国会 衆議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第3号
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○岸田国務大臣 一般論として申し上げるならば、条約、協定の交渉におきまして、交渉の成果であります条文そのものについては、署名するまでに内容を確定しなければなりませんので、まず条文の内容を、文言をしっかりと確定し、そして署名を行い、そして、その時点では条文は確定しているわけですから...全文を見る
○岸田国務大臣 まずウィーン条約について御指摘がありました。  この三十二条の解釈は、まず基本は条約のテキストそのものであります。それを補足する手段としてこの三十二条があると解釈をしています。ですので、これは基本は各条約において通例行われている取り扱いが優先されるものであると考...全文を見る
04月08日第190回国会 衆議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第4号
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○岸田国務大臣 一般論として申し上げるならば、私の経験を振り返ります中で、外交交渉上において、相手のパーソナルな点について何か公の場で申し上げることはないのではないか。通常、そういったことは行わないのではないかと考えます。
04月14日第190回国会 参議院 外交防衛委員会 第12号
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○国務大臣(岸田文雄君) まず、広島県の県民性についてお褒めをいただきましてありがとうございました。奥様にもよろしくお伝えいただきたいと思います。  その上で、今回のこのG7広島外相会合についての御質問ですが、まず、この外相会合開催に当たりましては、各国と長い時間を掛けて綿密に...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 現在、海洋においては、緊張を高める一方的な現状変更など、国際秩序の安定を損なう行動が見られるこうした現状に対して議論を行いました。そして、海における法の支配の確保促進に向けたG7の連帯の強化の重要性をまず確認をいたしました。その中で、東シナ海そして南シナ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、カンボジア、ラオスを含むこのメコン地域ですが、これは海上輸送につきましても、そして陸上輸送につきましても要衝に当たります。経済成長についても大きな潜在性を持っていると思いますし、また、我が国にとってこの地域は地政学的にも経済的にも極めて重要であると...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の日・ASEANの航空協定ですが、二〇一三年十二月の東京で開催されました日・ASEAN特別首脳会議において締結の可能性を検討していく、協議を開始していく、こうしたこととされています。それを受けて、二〇一四年十月、二〇一五年四月に航空当局間の協議が行...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、米軍は、日米地位協定第十七条十の(a)に基づいて、米軍の施設・区域において秩序及び安全の維持を確保するため全ての適当な措置をとることができる、このようにされております。そして、今回のこの事案におきましては、米軍は同項に基づき日本人一名の身柄を拘束し...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、今回の事案につきましては、先ほど答弁させていただきましたような法令に従って対応されたものであると承知をしております。そして、今回の身柄拘束から引渡しまでに掛かった時間については、外務省としてはこの身柄の引渡しに係る詳細を答える立場ではありませんので...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、基本的には今捜査中の事件に関わることであります。そして、身柄の引渡しに至る詳細について、外務省の立場からお答えするのは控えなければならないと思っていますが、いずれにしましても、先ほど答弁させていただきました日米地位協定、あるいはこの刑事特別法、こう...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 外務省の立場あるいは外務省の所掌から考えますに、日米地位協定において日米両国の間において合意をされていること等、こうした事案に関わります部分につきましては、しっかりと守られ、適切に運用されるよう確認をしていく、こういったことは大事なのではないかと思います...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 残念ながら、映画そのものは拝見したことはございません。ただ、委員が御指摘の点、国際交流基金アジアセンター特別賞をその映画が受賞された、こういった点につきましては資料を拝見しております。
○国務大臣(岸田文雄君) 両国の関係をより進めていくためには、ですから、カンボジア、ラオス、この二つの国と日本との関係を進めていくに当たっては、様々な分野において互いの理解を深めていく、こういった取組が重要であると考えます。  ビジネス、もちろんでありますが、留学、観光、様々な...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 委員御指摘のように、技能実習制度、これは、両国の人的交流を促進し、両国の国民が理解し合う、さらには相手国の産業あるいは技術の向上に資する、こういった点においてこれ意義あるものであると思います。そして、こうした制度が大きな結果、成果につながるように、様々な...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、メコンの地域につきましては、陸上運送、海上運送にとっての要路でありますし、経済的発展の潜在性も大きいと思います。我が国にとってもこの地域の存在、大変大きいものがあります。我が国としてどのように関わっていくのかということについては、我が国も真剣に検討...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) カンボジアにはシェムリアップ州を中心に観光可能な遺跡が多数存在いたします。同州では、アンコールワットやアンコールトムのほかに、タプローム寺院、あるいはバンテアイスレイ寺院、あるいはベンメリア寺院、こういった遺跡が有名だと承知をしております。また、最近では...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の和解ですが、国と沖縄県双方が延々と訴訟合戦を繰り広げるような関係が続き、結果として膠着状態となることで普天間飛行場が固定化されることは絶対に避けなければならない。このために和解を決断し、直ちに埋立工事を中止いたしました。この和解合意は、国と沖縄県...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) ただいまも申し上げたように、今回の和解においては、お互いに、政府だけではなくして沖縄県も、それぞれこの協議に先立って自らの立場をあらかじめ放棄することを求めるものではないと認識をしております。沖縄県も沖縄県の立場がおありになると思いますし、政府の立場とし...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 普天間飛行場の五年以内の運用停止については、仲井眞前知事に対し辺野古移設に必要な埋立承認申請を行っている中で、平成二十五年十二月十七日、知事から要望が出され、その後、知事から埋立承認をいただいた、こういった経緯でありました。  そして、政府としては、埋...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 普天間飛行場の五年以内の運用停止の起算点については、沖縄県から平成二十六年二月の普天間飛行場負担軽減推進会議の開催から五年をめどとするとの考えが示されています。政府としては、このような沖縄県の考え方に基づいて取り組むことにしております。  よって、起算...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、基本的に政府の考え方、方針、この普天間飛行場の五年以内の運用停止等について、ただいま申し上げましたが、基本的に変わってはおりません。  そして、工程表について御質問がありました。工程表につきましては、米国という相手があることでありますし、政府とし...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) ただいま申し上げたように、今現在、工程表というものはでき上がっておりません。  そして、工程表を作るに当たりましては、様々な関係者の御理解、御協力をいただいた上で議論すべきものであると考えます。
○国務大臣(岸田文雄君) 今現在、具体的に工程表を作る計画はありませんが、この議論については、先ほど申し上げました米国あるいは地元など様々な関係者の理解、協力を得た上で議論すべき課題であると考えます。
○国務大臣(岸田文雄君) 普天間飛行場の五年以内の運用停止を始めとする仲井眞前知事からの要望については、米国に対して首脳、閣僚レベルを始め様々なレベルで繰り返し伝え、そして沖縄の負担軽減について協力を求めてきたところであります。これに対し米側からも負担軽減に対する協力の意思が示さ...全文を見る
04月18日第190回国会 参議院 決算委員会 第6号
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○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、特命全権大使を務めた人材が民間企業の社外取締役となっている事例、幾つか存在いたします。  まず、このことにつきましては、いわゆる天下りというものの定義、先ほど答弁の中にもありましたが、その答弁との比較においては、外務省が組織としてあっせ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、国民の税金を原資とするODAにおける国民の信頼を確保する、さらには、この適正な実施を通じて開発協力の効果を最大限に発揮する、こういった点から、この不正腐敗の防止、これは徹底されなければなりません。  委員の方からも、昨年四月、決算委員会...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 外務省が実施をしております調達代理方式無償資金協力ですが、この協力におきましては、これまで供与した機材が適切に使用されているかについて在外公館を通じてフォローアップを行ってきたところでありますが、御指摘のように、平成二十七年度の財務省の予算執行調査におい...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) この度のG7広島外相会合ですが、我が国は、昨年の議長国ドイツからG7の議長国を引き継いでから後、こうした会議の中でどんな議論をするのか各国と調整を進めてきました。  そして、その結果、国際社会の喫緊の課題として、まずはテロ、暴力的過激主義対策、さらには...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 世界の政治の指導者に被爆地を訪問してもらい、被爆の実相に触れてもらうということは、こうした指導者一人一人が国際社会において大きな発言力を持っているわけですから、結果として、国際社会において核兵器のない世界を目指すという取組の機運を盛り上げるという意味で、...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、御指摘の日系人と言われる方々の存在は、我が国の外交にとりましても貴重な財産と言っていいような存在であると認識をしています。  世界各地に日系人と言われる方々、合わせて三百六十万人以上おられると承知をしています。そのうち、北米に百四十二万人、南米に...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 本年の世界津波の日に向けては、自然災害や防災への人々の関心を深め、意識を向上させることが何よりも重要であると考えます。そのために、世界各地において、津波に対する意識向上のための啓発活動あるいは津波対策の強化、実施していくことを予定しております。  そし...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、先般の韓国における総選挙の結果についてですが、結果はもちろん承知をしておりますが、ただ、これは韓国の内政に関わる事項ですので、日本政府として何か申し上げるのはこれは控えなければならないと思います。  その上で申し上げるならば、これは日韓関係の重要...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、昨年末の日韓合意につきましては、両国政府が誠実に合意の中身を履行する、こうしたことが大事だということは再三申し上げているところであります。そして、先日行われました総選挙後も、韓国政府側からもこうした履行の重要性については発言があったということであり...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 先日、四月の十五日ですが、東京におきまして日ロ外相会談を行いました。私とラブロフ外相との間においては五回目の外相会談になります。昨年の九月以来七か月ぶりの外相会合でしたが、これは平和条約問題を含めて幅広い分野について大変突っ込んだ議論ができたと思っていま...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) このジャパン・ハウスですが、そもそも我が国としまして様々な形で国際的な戦略的広報に努めてきたわけですが、その中にあって、やはり日本理解の裾野を広げていかなければならないという問題意識の下に、ワンストップでオールジャパンで、そして地元のしっかりとした協力を...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のムヒカ大統領の演説とそして行動につきましては、昨今、マスコミ等でも大きく取り上げられています。私も様々なところで拝見をし、その内容に触れる機会がありました。こうしたムヒカ大統領の生き方、考え方から学ぶところは大変多いのではないか、大きいのではない...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、先日の韓国の総選挙の結果につきましては、先ほども申し上げましたが、これは韓国国内の内政に関わる事項ですので、日本政府として何か申し上げるのは控えなければならないと思っております。  しかし、その上で申し上げるならば、まずは日韓関係の重要性について...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 今回のジャパン・ハウスの取組ですが、一つのキーワードは、日本を理解してくれる方々の裾野を広げていくということではないかと思います。  今、御案内のとおり、国際社会においては様々な情報量、これ莫大な情報量が氾濫しています。そして、情報伝達の手段、これがも...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 戦後処理の問題につきましては、我が国は、サンフランシスコ平和条約、さらには様々な二国間条約など、この関連条約に従って誠実に対応してきたところであり、今後とも我が国の立場を堅持しつつ、近隣諸国との関係、一層深化させていかなければならないと認識をいたします。...全文を見る
04月19日第190回国会 参議院 外交防衛委員会 第13号
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○国務大臣(岸田文雄君) ただいま議題となりました社会保障に関する日本国とフィリピン共和国との間の協定の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。  政府は、社会保障に関する協定を締結するため、フィリピン政府との間で交渉を行いました。その結果、平成二...全文を見る
04月20日第190回国会 衆議院 外務委員会 第10号
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○岸田国務大臣 御指摘の普遍的価値ですが、一般的には、個々の文明あるいは宗教によらず広く共有されている価値ということになるんだと思いますが、それに該当するものとして、自由とか民主主義、法の支配、あるいは人権、こういったものが挙げられると考えています。  そして、我が国においては...全文を見る
○岸田国務大臣 先ほど申し上げましたような、自由、民主主義、基本的人権あるいは法の支配、こうした価値は、委員おっしゃるように、そもそもは西欧において発達した価値観であるというふうには認識をしています。  ただ、その後、歴史の中で、さまざまな国際的な動きの中で、国連憲章ですとか世...全文を見る
○岸田国務大臣 先ほども申し上げたようなことから、国際社会において、こうした普遍的な価値と言われている価値観はだんだんと共有されてきたと思っています。そして、我が国自身も、さまざまな経験の中で、こうした普遍的な価値が実現してこそ政治的な安定を実現できる、あるいは経済的な繁栄を持続...全文を見る
○岸田国務大臣 今申し上げたように、こうした普遍的な価値は、国際社会においても外交においても重要なことであるとは認識はいたしますが、ただ、こうした価値観を一方的に押しつけるというようなことはあってはならないと思います。おっしゃるように、こうした価値観を共有していない国も国際社会に...全文を見る
○岸田国務大臣 中国自身の内政について直接何か申し上げることは控えなければならないとは思いますが、中国との関係を安定化させる、しっかり維持していく、これは大変重要なことであります。最も大切な二国間関係の一つが日中関係であると思っておりますし、こうした関係をしっかりと維持していくこ...全文を見る
○岸田国務大臣 まずインドですが、日印両国は、アジアにおける二大民主主義国家であり、普遍的価値あるいは戦略的利益、これを共有する二つの国であると考えます。このような日印関係、ぜひ一層強化し、両国が協力して地域の安定にも貢献していかなければなりませんし、戦略的観点からも協力していか...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、今の国際社会においては、委員御指摘のように大きな変化が起こっており、例えば中国を初めとする新興国の台頭によるバランスの変化ですとか、あるいはさまざまな国際秩序における多極化が進んでいる。こうしたことから、これまで国際社会をリードしてきた先進国の地位にも変化が...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、吉良委員を初め大分、熊本の皆様方には、改めて、お悔やみと、そしてお見舞いを申し上げさせていただきたいと思います。  そして、御質問のエクアドルでの地震の状況ですが、現地時間四月十六日十九時ごろ、エクアドルにおいてマグニチュード七・八の地震が発生し、現地時間...全文を見る
○岸田国務大臣 エクアドルに対する支援ですが、JICAは、中南米地域における自然災害が発生した場合に迅速に緊急人道支援を行うため、平素から米国マイアミに緊急援助物資を備蓄しております。  現地時間十九日午前にエクアドル政府から支援要請がありましたので、同倉庫にある物資を活用して...全文を見る
○岸田国務大臣 ブラジルの現状ですが、まず、ブラジル経済は、つながりの深い中国経済の減速あるいは一次産品の国際価格の低迷によりまして、二〇一五年の経済成長率がマイナス三・八%、そしてインフレ率は一〇・七%、失業率は九・五%と承知をしております。  また、国営石油会社ペトロブラス...全文を見る
○岸田国務大臣 リオデジャネイロのオリンピック・パラリンピックの準備ですが、まず基本的には、IOCの評価や指導を受けながら、リオデジャネイロ大会組織委員会の責任で進められるものであるとは考えます。  そして、その上で、日本との関係では、リオ五輪テストイベント時及び大会本番時には...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、他国の企業の今後の状況について、具体的に何か予断を持って申し上げるのは日本の外務大臣として適切ではないと思いますので、具体的なことは控えたいとは思います。  いずれにしましても、日本の企業が海外においてしっかりと活躍していく、そのための環境整備やら政府とし...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘の点については、まず、三月三十一日の日米首脳会談において、安倍総理から、辺野古埋立承認に関する訴訟について、辺野古が唯一の解決策とする立場は不変であり、急がば回れの考え方のもと和解を決断したものであるという説明を行い、そして、辺野古移設を一日も早く完了するこ...全文を見る
○岸田国務大臣 このたび、政府と沖縄県の間において和解案を受け入れるということで合意したということ、これは大変重要なことだと認識をしております。そして、合意がなされたわけですので、ぜひこの和解案を誠実に履行していくこと、誠実に対応していくこと、これは大変重要であると考えます。 ...全文を見る
○岸田国務大臣 普天間飛行場の五年以内の運用停止を初めとする沖縄県の要望につきましては、従来から、首脳会談あるいは外相会談においてたびたび取り上げ、米国側に伝えております。  そして、委員の御質問が、直近の首脳会談あるいは直近の外相会談で取り上げたのかという御質問であるとしたな...全文を見る
○岸田国務大臣 先ほど来申し上げておりますように、首脳会談、外相会談においては、普天間基地の移設の問題、そして沖縄の負担の軽減の問題、こうしたものについてはしっかりと議論を行いました。その中で、特に具体的に御指摘の部分について議論をしたのかということでありますので、先ほど来お答え...全文を見る
○岸田国務大臣 大事な点を取り上げなかったという御指摘ですが、取り上げなかったということではありません。  先ほど来申し上げておりますように、まず、普天間飛行場の移設の問題において、普天間飛行場の五年以内の運用停止を初めとする沖縄からの要望につきましての我が国の取り組み、あるい...全文を見る
○岸田国務大臣 大事なやりとりを米国側とやっていないという指摘は当たらないと思います。しっかりとこの問題について議論を行っております。  ただ、具体的に、言葉を明示的にやりとりしたかという点につきまして申し上げているだけであります。
○岸田国務大臣 デビッド・ケイ表現の自由国連特別報告者の訪日ですが、四月十二日から十九日まで、デビッド・ケイ表現の自由国連特別報告者が、我が国における表現の自由を取り巻く状況につき調査をするために訪日をし、関係省庁、国会関係者、NGO、報道関係者等と面会をいたしました。  同報...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、アニメの規制に関する勧告が出されています。また、米国務省の国別人権報告書の中にも記載があります。  まず、基本的には、政府として、こうした勧告等について、児童を性的搾取や虐待から保護すること、これは政府が一丸となって取り組むべき重要な課題であると...全文を見る
○岸田国務大臣 どうしてできなかったのかにつきましては、テーマにより、そしてその時々の状況により変化するものであると思います。  テーマにつきましても、慰安婦等の問題におけるケースと、こうした漫画の表現の自由におけるケースと、これは議論の構図自体が違うわけでありますから、我々の...全文を見る
○岸田国務大臣 経済界からの要望ですが、経団連あるいは日本貿易会、こういった経済団体から、オマーンは資源エネルギー国としての投資ポテンシャルが高い、こういった点を指摘し、投資協定の早期締結について強い要望が寄せられております。  オマーンは、我が国にとり、安定的な原油、天然ガス...全文を見る
○岸田国務大臣 日・イラン投資協定ですが、イランは資源エネルギー国として投資ポテンシャルが高いということから、経団連、日本貿易会といった経済団体から早期締結について強い要望が寄せられています。  イランは、世界有数の資源大国であるとともに、人口約七千八百五十万の巨大市場であり、...全文を見る
○岸田国務大臣 我が国における外国人受刑者の総数は、本年二月末の時点で二千七百三十八名であり、そのうち国別受刑者数の多い国を申し上げれば、韓国が八百五十人、中国が四百六十九人、ブラジルが二百十七人、そしてイランが百四十八人となっています。  国際受刑者移送は、外国人受刑者の改善...全文を見る
○岸田国務大臣 国際社会における我が国のプレゼンスを向上していくためには、一つは、我が国の政策や取り組みを理解してもらうための正しい姿の発信、そして、幅広く我が国の文化や魅力を伝える多様な魅力の発信、そして三つ目として、長期的な観点から我が国の応援団をふやしていくための親日派、知...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、御指摘の記者会見ですが、これは恐らくことしではなくて前回だと思います。なぜならば、ことしの核セキュリティーサミットでは安倍総理は記者会見を行っておりませんので、多分、二〇一四年、ハーグでの記者会見であると承知をしております。  いずれにせよ、ことしの核セキ...全文を見る
○岸田国務大臣 G7の広島外相会合ですが、我が国は、昨年のG7議長国ドイツから議長を引き継いでから後、この外相会合においても、どんな議論を行うのか、どんなテーマを取り上げるのか、こういったことにつきまして、各国と入念な調整を行ってきました。  その結果、今回のG7外相会談におい...全文を見る
○岸田国務大臣 過去の歴史を見ましても、一枚の写真が国際世論に大きな影響を与え、そして物事を動かしていく、こうしたことというのはたびたびあったと思います。写真一枚といえども大変大きな影響力があるものであるというふうに認識をします。そして、我が国が国際社会に対して戦略的な広報を進め...全文を見る
○岸田国務大臣 世界の指導者が被爆地を訪問し、被爆の実相に触れ、そしてみずからの目や心で感じてもらうということは、こうした世界の指導者一人一人が国際社会において大きな発信力を持っているわけですから、今後、国際社会において核兵器のない世界を実現していく、このために、世界の指導者に被...全文を見る
○岸田国務大臣 特段、御指摘のようなことについては何も聞いてはおりません。
○岸田国務大臣 まず、TPPにつきましては、関係十二カ国の間で、早期締結に向けて努力するということが確認をされています。米国におきましても、米国政府が議会に提出した文書の中で、オバマ政権にとって、本年中にTPPについて議会で承認を得る、これは最重要課題であるという記述があったと記...全文を見る
○岸田国務大臣 六月一日までに承認されないことが日米関係にどう影響するかということについては、予断を持って申し上げることは控えたいと思います。  いずれにせよ、TPP締結に向けて両政府とも努力するということ、これは他の十一カ国とともに明らかにしているところですので、努力は続けて...全文を見る
○岸田国務大臣 外務大臣の立場から、国際社会において早期締結を確認しているわけですから、早期締結に向けて努力することが重要であるということを申し上げております。  三月八日に国会に対しまして協定と関連法案を提出させていただきました。政府としましては、ぜひ、この国会において慎重審...全文を見る
○岸田国務大臣 TPP協定本体に対する趣旨説明は私が行いました。
○岸田国務大臣 TPP協定の審議につきましては、外務省もしっかり責任を果たしていかなければならないと思います。  ただ、個別の委員会において、出席する、しないも含めて、対応につきましては、現場の委員会の理事会の判断等にしっかり従っていかなければならないと存じます。  おっしゃ...全文を見る
○岸田国務大臣 このISDS条項ですが、投資協定においては、締約国が必要かつ合理的な規制を行うことを妨げるものではありません。よって、我が国は、投資協定の締結に当たっては、必要な例外規定を置くなどにより、国内法との整合性をしっかり図るということをしております。  こうした国内法...全文を見る
○岸田国務大臣 同室は、これまでのWTO協定に基づく紛争処理に関する事務に加え、EPA、FTA及び投資協定に基づく国家間の紛争解決手続及び投資家対国家の紛争を扱うISDS手続を一元的に扱うことといたしました。  実際に我が国が関係する紛争が生じた場合には、国際経済紛争処理室を中...全文を見る
○岸田国務大臣 ISDS条項につきましては、先ほど答弁させていただきましたような考え方から、国内法との整合性をしっかりとっており、そして、今日まで提訴された実例は全くないということであります。  そして、先ほど御指摘がありました国際経済紛争処理室ですが、これは、近年、我が国が締...全文を見る
○岸田国務大臣 ISDSについては、仕組み上、これは賠償しか求められることはありません。執行停止その他を求められることはないと承知をしております。
○岸田国務大臣 まず、今委員の方から、餓鬼の使いではないのだからということで、全く我々の努力が結果に結びついていないというような指摘をされたような気がいたしますが、それは現実を反映していないと思います。  基本的に、これは、さまざまな課題について御指摘がありました、それぞれ具体...全文を見る
○岸田国務大臣 我が国の正しい姿に対する理解を深める、我が国の立場をしっかりと説明していく、この際には、何か一つこれをやればしっかりとした結果が出るというものではないと思います。  これだけの多様化した国際社会、そして膨大な情報量等、この環境を考えましたときに、さまざまな手段を...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、経済連携協定そして投資協定は、日本企業の海外展開を考えましたときに大変重要なツールであると考えます。そうした認識のもとに、経済関係等の二国間関係、そして経済界からの要望、そして相手国の制度、こういったものを総合的に考慮して順次交渉しています。  現在までに...全文を見る
○岸田国務大臣 先ほども申し上げましたように、二国間関係ですとか経済界の要望ですとか相手の制度等を総合的に勘案しなければいけません。ですから、全部、全ての国とこうした協定を結ぶことが目的ではなくして、そうした、実際、さまざまな現実をしっかりと判断して、必要とされるものについては積...全文を見る
○岸田国務大臣 投資協定におきましては、締約国が必要かつ合理的な規制を妨げることはありません。  また、我が国は、この投資協定の締結に当たっては、必要な例外規定を置くこと等によって国内法との整合性を図ることとしており、紛争解決手続を提起されないよう留意しながら、協定の締結を進め...全文を見る
○岸田国務大臣 フィリピン、豪州との投資協定について御指摘がありましたが、このフィリピン、豪州とのEPA交渉において、我が国は投資家の保護に資するISDS条項を含めるべきだという基本的立場に立って交渉を行いました。しかし、最終的に、全体のパッケージの一環として、ISDS条項は含ま...全文を見る
04月20日第190回国会 衆議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第8号
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○岸田国務大臣 FTAAPに対する取り組みについて御質問いただきました。  委員も農水副大臣をお務めになられましたので、FTAAPについては大変お詳しいと存じますが、御案内のとおり、二〇一〇年の横浜APECにおきまして、FTAAPへの道筋という文書が採択をされています。その中に...全文を見る
○岸田国務大臣 ただいま委員の方から御指摘があったような日米のやりとりがあったということは全く承知しておりません。
○岸田国務大臣 基本的に、二国間の間でどのようなやりとりがあったか、こういったことについて、信頼関係において、明らかにすること自体、外交においては通常あり得ないと思います。  ですから、私は、そういった原則について申し上げた上で、今御指摘のようなことについてやりとりがあったとい...全文を見る
04月21日第190回国会 参議院 外交防衛委員会 第14号
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○国務大臣(岸田文雄君) 今回の日・フィリピン社会保障協定の意義ですが、御指摘のように、この掛け捨て問題、これを解決する、これはこの意義の大変大きな一つであると考えます。  そして、この内容について御質問いただきましたが、協定発効後、これは、企業駐在員等は、両国での年金の保険期...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、基本的には委員おっしゃるとおりだと思います。  ただ、御指摘のようなケースにおいて、選択肢として、日本の年金制度においては、六十歳以降日本で支払うことによってこの受給期間を満たす、こういった選択肢もあります。その選択肢もある中で、フィリピンにおい...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、御指摘のようなケースについてしっかり確認する、これは当然大事なことであります。  ただ、基本的な考え方として、日本からフィリピンに派遣される駐在員等が日本とフィリピン両国で年金受給資格期間を満たされなければその国で支払った年金保険料が掛け捨てにな...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 委員の御指摘は、極めて限られたケースにおいて、六十歳以上の支払についてどう対応するのか。日本においては、御案内のとおり、六十歳以降支払いすることによって通算期間を満たす方法がある。ところが、フィリピンの部分においてどうなのかということについて確認をしたの...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、御指摘いただきましたこと、大変重要なことだと思います。それについて、フィリピン政府側、あるいはフィリピン側に確認ができていなかったことは不十分であったと感じます。  是非、御指摘をしっかり踏まえて口上書を交換し、この協定が発効するまでの間にしっか...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、邦人の安全確保、これは政府にとりまして大変重要な課題であります。御指摘のように、SRRV等を利用して渡航される方、滞在される方、こういった方にもしっかりと注意喚起をし、そして安全対策を講じる、これは非常に重要であると認識をしております。  フィリ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、我が国のシリア情勢に対する認識、シリアの情勢悪化の責任はこのアサド政権にあるという基本的な立場は変わっておりません。  そして、G7外相会談において昨年と今年において違いがあるのではないか、こういった指摘がありました。これはまさに、昨年、リューベ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、NATOウェールズ・サミットにおける首脳宣言においてケース・バイ・ケースだという記述があるということについて更に確認しろという御指摘をいただきました。そして、結果として確認をいたしました。  そして、御質問のNATO憲章第五条の具体的な...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 四月十五日、ラブロフ外相と、私自身五回目になりますが、日ロ外相会談を行いました。会談とワーキングディナー合わせて四時間半にわたりましたが、幅広い分野につきまして突っ込んだ意見交換を行いました、議論を行うことができたと考えています。  そして、御指摘の北...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 中国との間におきましては、日中社会保障協定の締結に向けて、平成二十三年十月以降四回政府間交渉を行ってきております。そして、委員から御指摘いただきました昨年十一月東京で行われました第四回政府間交渉では、前回交渉以降、双方の国の社会保障制度の現状及び運用状況...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 今回のG7外相会合ですが、まず、G7の外相会合ですから、今現在の国際社会の喫緊の課題についてしっかり議論を行った、これは当然のことであります。そして、八年ぶりにアジアで開催されるG7外相会談ですので、アジアの問題にも議論が多くの時間を割かれました。  ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 今回の広島宣言ですが、核軍縮・不拡散の取組において是非簡潔かつ明確で力強いメッセージを出すべきであるということで各国と調整を続けてきました。  内容について御指摘がありましたが、その中には、核兵器のない世界に向けた更なる進展のため、全ての国に努力を要請...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 被爆の実相を伝える言葉についてですが、これは、今後とも、文脈あるいは機会に応じて最も適切な言葉が何なのか、こういった観点から判断していくべきものであると考えます。    〔委員長退席、理事塚田一郎君着席〕  今回の広島宣言におきましては、被爆の実相に...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 核兵器のない世界を実現するためには核兵器国と非核兵器国が協力をすること、これは不可欠であると考えます。この協力なくして具体的な結果にはつながっていかないと考えております。そういった考え方に基づいて現実的かつ実践的な取組を着実に積み重ねていくことこそ、一見...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 米国のオバマ大統領は二〇〇九年のプラハ演説におきまして、核兵器のない世界を目指すとしつつ、米国は核兵器が存在する限り安全で防護された効果的な核兵器を維持していく、このようにも述べております。  米国のいわゆる核兵器の近代化ですが、近代化というのは、今、...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) ペルーにおきましては、御指摘のテロ組織センデロ・ルミノソ、かつて一九八〇年代活発なテロ活動を行っておりましたが、一九九〇年代にペルー政府が展開したテロ対策によって組織は著しく弱体化いたしました。結果、過激なテロ活動は減少し、現在は山岳部の限られた地域以外...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、地域における法の支配に立脚した国際秩序の維持発展は重要であります。中国を始めとする関係国には、法の支配に基づく南シナ海をめぐる問題の平和的な解決、これ引き続き働きかけていきたいと考えます。  そして、中国との関係におきましては、基本的に日中関係、...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、フィリピンを始めASEAN諸国など地域の関係国との関係を安定させていく、これは大変重要なことであります。そして、その取組としまして、我が国としましては、ASEAN関連閣僚会議ですとかEASですとか様々な地域の対話の枠組み、こうしたものを活用しながら...全文を見る
04月22日第190回国会 衆議院 外務委員会 第11号
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○岸田国務大臣 ただいま議題となりました所得に対する租税及びある種の他の租税に関する二重課税の除去並びに脱税及び租税回避の防止のための日本国とドイツ連邦共和国との間の協定の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。  政府は、平成二十三年十二月以来、...全文を見る
04月22日第190回国会 衆議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第9号
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○岸田国務大臣 私自身も自民党の公認候補でありましたので、当然のことながら、自民党の公約を掲げて選挙を戦いました。  そして、御指摘のこの政策協定書、県によって少し内容も違うのかと思いますので、このとおりかどうかはちょっと記憶が定かでありませんが、お示しいただいた政策協定書を見...全文を見る
○岸田国務大臣 ちょっと済みません。その時点でどういった取り決めが行われたのか、ちょっと、通告がありませんので今手元に資料はありませんが、いずれにしましても、我が国が参加する際に、一方的に全ての関税を撤廃すること、これをあらかじめ約束されない、これは確認した上で交渉に入った、これ...全文を見る
○岸田国務大臣 基本的には、当然同様であります。  三月八日、TPP協定そして関連法案を国会に提出させていただきました。御審議をお願いし、そして御承認をお願いする立場であります。  こうした立場ですので、この審議のありようについて何か申し上げるのではなくして、ひたすら審議をお...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、御指摘の甘利・フロマン会談の議事録につきましては、外務省として、直接、この議事録を作成する、あるいは記録する、こうした立場にはありません。  ただ、外務省として、この交渉全体の中でかかわっている部分があります。これにつきましては、公文書の管理に関する法律に...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘の点については、しっかり受けとめなければならないと思います。  この制度におきまして、外務省としましては、日本語教育、さらには滞在期間の延長、こういった分野について責任を持っております。  ぜひ、厚生労働省とも連携しながら、この制度全体がしっかり活用され...全文を見る
04月25日第190回国会 参議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第2号
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○国務大臣(岸田文雄君) 参議院北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会の開催に当たり、御挨拶を申し上げるとともに、北朝鮮をめぐる最近の状況について御報告いたします。  冒頭、まずは、この度の平成二十八年熊本県熊本地方等を震源とする一連の地震によりお亡くなりになられた方々に対し...全文を見る
04月26日第190回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○岸田国務大臣 北朝鮮の核実験、弾道ミサイル等の挑発行為は決して容認することはできないというのが我が国の立場であり、今回も北京の大使館ルートを通じまして北朝鮮側に抗議を行った、こういったことにつきまして、本日、閣議後のぶら下がりにおいて発言をさせていただきました。
○岸田国務大臣 北朝鮮につきましては、ことしに入りましてから、核実験、弾道ミサイルの発射等が強行されました。それを受けて、国際社会が北朝鮮に対して強いメッセージを発しなければならないということで、米国、韓国、日本が独自の措置を発表し、そして国連安保理におきましても議論が行われ、結...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、我が国は、原油及びLNGの一〇%をロシアから輸入しています。そして、日ロ両国の企業が協力する形のプロジェクト、サハリン・プロジェクトですとかヤマルLNGプロジェクト、あるいは東シベリアガス、油田開発プロジェクト、こうした大型プロジェクトが複数存在いたします。...全文を見る
○岸田国務大臣 我が国のロシアとの関係を推進していく上での基本的な考え方ですが、委員御指摘のエネルギーを含めて、政治、経済、文化、幅広い分野において我が国はロシアとの関係を着実に進めていく、こうした方針で臨んでいます。そのために、さまざまなレベルでの対話、特に政治レベルでの対話を...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、我が国は、ウクライナ問題につきましては、ウクライナの領土の一体性あるいは主権、こういったものを尊重し、そしてG7における一体性を重視する立場からロシアに対する措置を行っています。  そして、委員の御質問は、その我が国の措置がロシアに対してどの程度の影響を及...全文を見る
○岸田国務大臣 経済的な面を中心に我が国の措置がどの程度影響しているかということを数字的にあるいは確定的に申し上げるのは難しいということを申し上げています。  国際社会における法の支配を重視する立場、あるいは一方的な現状変更を許さないというような立場等、我が国の措置自体は、国際...全文を見る
○岸田国務大臣 委員のおっしゃるように、見返りとかリアクションはあるのかということについて、何か具体的に申し上げることはできませんが、いずれにしましても、日本とロシアとの関係においては、先ほど申し上げましたように、さまざまな分野を通じて関係を進めていく、基本的な方針は確認をしてお...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のような報道があることは承知をしておりますし、ロシアの北方領土をめぐるさまざまな言動につきましては、我が国としましてもしっかり注視をしております。  そして、それと同時に、こうしたさまざまな報道が行われる、あるいは問題点が指摘をされる根底には、やはり北方領...全文を見る
○岸田国務大臣 おっしゃるように、北方領土をめぐるさまざまな動きについては注視をし、そして、我が国として受け入れられない言動に対しましてはしっかり抗議を行い、対応を求めていく、このことは大変重要だと思います。こうした取り組み、努力はしっかり続ける。一方で、やはりこの根底にある北方...全文を見る
○岸田国務大臣 ラブロフ外相は、日本を訪問する前、記者会見におきまして、委員御指摘のように、北方領土問題については第二次世界大戦の結果であるという発言をしているわけですが、その同じ記者会見におきまして、ラブロフ外相は、安倍総理とプーチン大統領のやりとりを引用しながら、ぜひ、両国関...全文を見る
○岸田国務大臣 もちろん、具体的な結果、成果を確認するためには、首脳会談だけではなくして、外相会談あるいは実務レベルの会談とかさまざまなレベルで、それぞれのレベルにおいて確認をすることによって全体を確認していく、こういったことになると思います。  ただ、こうした、両国で前向きな...全文を見る
04月27日第190回国会 衆議院 外務委員会 第12号
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○岸田国務大臣 日本海の呼称問題ですが、委員の方から先月御指摘をいただきました。それを受けまして、今般、在外公館に調査訓令を発出いたしました。そして、各国の政府機関や民間団体の文書、地図の表記を改めて調査することといたしました。  対象としては、政府機関はもちろんですが、航空会...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、外務委員会の出席につきましては、外務委員会の理事会で御判断いただき、その指示に従い、誠心誠意対応させていただきます。  そして、調査結果につきましては、先ほど申し上げましたように、今、五月中を目指して調査を進めています。ぜひ今国会で報告をするようにという御...全文を見る
○岸田国務大臣 外務省として、在留邦人の実態を把握するということは大変重要な取り組みです。  毎年、在留邦人につきましては、在外公館を通じて在留する邦人数の調査を行い、結果を集計し、そして公表しているところですが、現在行っている調査から、従来年代別に調べていた在留邦人数を年齢別...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、世界の指導者に被爆地を訪問してもらい、被爆の実相に触れてもらうということは、核兵器のない世界をつくっていこうという国際的な機運を盛り上げる上で大変重要なことであると認識をしております。  そして、委員御指摘のようにさまざまな報道が出ていることは承知しており...全文を見る
○岸田国務大臣 過去については、さまざまな議論があることは承知しております。  我が国は、唯一の戦争被爆国として、国際社会において核兵器のない世界を実現するために議論をリードしていく、こうした大きな責任を担っていると考えます。  そして、昨年のNPT運用検討会議あるいは国連の...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、パナマ文書ですが、この全容については、今現在、まだ全て明らかにはなっていないと承知をしています。聞きますと、五月十一日にも、国際ジャーナリスト連合、こういった組織がまた情報を提供するというようなことが予定されているとも聞いています。今後ともこうした動きをしっ...全文を見る
○岸田国務大臣 我が国が締結している租税条約ですが、数からいいますと六十五となっています。御指摘のように、数だけ比べますと、他の主要国と比較して必ずしも多くはないと認識をしております。  ただ、しかしながら、相手国との経済関係の度合いを初めとする事情を考慮しつつ、租税条約ネット...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、投資協定、社会保障協定そして租税条約、こうしたものは、ビジネス環境を整備し、日本企業を支援するために大変重要なツールであると考えています。  経済界からもさまざまな要望が出されているわけですが、その上で、今後の方針としまして、まず、投資協定に関す...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、四月二十日、日・パナマ首脳会談が行われ、委員御指摘のような合意に至りました。  我が国は、国際的な脱税及び租税回避行為への対処並びにこれらを行おうとする者に対する抑止効果を幅広く確保するために、租税に関する情報交換ネットワークの拡充に取り組んでおります。 ...全文を見る
○岸田国務大臣 先ほども委員の方から御指摘がありましたような多国籍企業の租税回避に対応するために、BEPSにおいては勧告を行いました。租税条約上の特典の濫用の防止など一連の措置を勧告したわけですが、これらの措置の実施に当たり、世界には三千以上と言われる既存の租税条約があるわけです...全文を見る
○岸田国務大臣 政府としましては、租税条約の新規締結はもちろん大事だと思っておりますが、それのみならず、既に租税条約を締結している相手国との間で、経済関係の実態に即した内容となるよう改正していく取り組みも重要であると認識をしております。  高水準化への要望が寄せられている国とい...全文を見る
○岸田国務大臣 政府として、経済界から受けてきた要望ですが、内容としましては、租税条約一般または個別の租税条約について、国際的な二重課税の排除、そして投資所得に対する源泉地国課税の軽減に資する、こうした理由から、締結あるいは改正、こういったものについて要望を受けております。  ...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のカーンクエストですが、いずれにしましても、我が国の法律に基づいて、その枠内で対応しているものであると考えます。  結果としまして、国連PKOに関する能力の維持向上のみならず、参加国との相互理解の増進、信頼関係の強化にも資するものと思いますし、また、日・モ...全文を見る
○岸田国務大臣 三本の租税条約の取り扱いについて御質問いただきましたが、そもそも租税条約は企業の海外展開に向けた環境を整えるものでありますし、日本企業支援のための重要なツールであります。経済界からも大変要望が強いものであります。  こうしたものを踏まえて、我が国は、近年、租税条...全文を見る
04月27日第190回国会 参議院 本会議 第23号
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○国務大臣(岸田文雄君) 我が国が海外に保有するプルトニウムの扱いについてお尋ねがありました。  本法案に関しては、経済産業大臣から申し上げたとおり、海外に保有するプルトニウムについては、民民の契約に基づきMOX燃料加工が進められることを想定しています。我が国のプルトニウムの利...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 日米原子力協定についてお尋ねがありました。  日米原子力協定の当初の有効期間は三十年、すなわち二〇一八年七月十六日までですが、その後は自動的に失効するのではなく、日米いずれかが終了通告を行わない限り存続されます。  日米原子力協定については、我が国の...全文を見る
04月28日第190回国会 参議院 外交防衛委員会 第15号
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○国務大臣(岸田文雄君) 今御指摘の発言については、矛盾はないと考えます。安倍総理は御紹介いただきましたような発言をしました。我が国の政府の立場を米側に説明した次第です。和解協議後初めて行われる首脳会談ですので、和解のこの内容について丁寧に説明した次第であります。  そして、和...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 和解の中身は改めて詳しくは申し上げませんが、要は、この法的な手続を進める、一方で政府側、沖縄側が話合いを行う、こういった内容であります。その話合いに臨むに当たって、それぞれの立場をあらかじめ放棄するものではないと考えております。  ただ、この話合いは、...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、世界の政治の指導者に被爆地を訪問してもらい被爆の実相に触れていただくことは、核兵器のない世界をつくろうという国際的な機運を盛り上げる意味で大変重要であると考えております。  ただ、米国大統領の具体的な日程について私の立場から何か申し上げることは控...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、御指摘のオバマ大統領の具体的な日程について何か申し上げることは控えたいとは思いますが、委員御指摘のように、今の核兵器のない世界を目指すという国際的な動きについては、まずは現実、核兵器国と非核兵器国の深刻な対立によってこの議論が前に進んでいかない、こ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、選挙の投票行為は国家の主権の行使に関わる行為ですので、海外において行う在外公館投票については、その円滑、安全、公正な実施、こういったものを確保するために、公館の不可侵などの外交領事特権免除を享受し、現地官憲による警備も得られる在外公館の事務所又は大...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、北朝鮮外相が、アメリカが米韓合同軍事演習を中止すれば核実験をやめる用意がある、こうした発言をしたこと、承知をしております。しかし、そもそも北朝鮮の核実験自体が、これは累次の安保理決議、あるいは六者会合共同声明、そして日朝平壌宣言に違反をし...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、政府としては、対北朝鮮措置として、我が国から北朝鮮への渡航の自粛、これを要請しております。御指摘の報道、承知をしておりますが、こうした個人の活動について政府としてコメントすることは適切ではないと考えます。    〔理事塚田一郎君退席、委員長着席〕...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず日米地位協定ですが、これは大変大きな法体系ですので、政府としましては、手当てするべき事項の性格に応じて効果的かつ機敏に対応できる最も適切な取組によって不断の改善を図ってきております。  そして、まず日米地位協定におきましては、この施設・区域の日本へ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、幾多の災害を経験した我が国として、地球規模の課題において国際協力をする際にこの防災という分野、大変重要であると思いますし、我が国として、具体的に知見やあるいは経験を共有することによって国際社会に貢献できる大変重要な分野であると認識をいたし...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 大変災害の多いこの北東アジアの地域において、関係国がそれぞれの知見や経験を共有し、そして協力をしていく、こうした取組は基本的にこれは重要なことであると思います。  ただ、北朝鮮との関係においては、こうした具体的な分野において前向きに協力ができるような環...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) ただいま議題となりました投資の相互促進及び相互保護に関する日本国とオマーン国との間の協定の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。  政府は、平成二十五年二月以来、オマーン政府との間でこの協定の交渉を行いました。その結果、...全文を見る
05月09日第190回国会 参議院 決算委員会 第10号
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○国務大臣(岸田文雄君) まず、グローバル化がますます深まっている今日において、国際的な感染症対策であれ、あるいはISILを始めとするテロ対策であれ、国際社会の平和や安定、さらには繁栄、こうしたものは我が国の国益と分かち難いものになっている、これが現実ではないかと思っています。 ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず確認しておかなければならないことは、開発協力大綱、これは、ODAを軍事目的に用いないというこれまでの原則、これは全く変えていないということであります。非軍事的協力による平和と繁栄への貢献、これを掲げて、平和国家としての日本にふさわしい開発協力を推進す...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず結論から申し上げますと、委員おっしゃるように、ODAの対GNI比の〇・七%の目標、我が国はコミットしています。  ただ、現下の財政状況に鑑みれば、その達成の目途を具体的に示すことは困難であると考えています。主要国でもこの〇・七%の目標を達しているの...全文を見る
05月10日第190回国会 参議院 外交防衛委員会 第16号
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○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の日ロ首脳会談ですが、まず、五月六日の日ロ首脳会談に先立って、四月十五日に日ロ外相会談を行いました。その外相会談の段階において、この北方領土問題について、双方の歴史的な解釈あるいは法的な立場、こうした違いはあるものの、その上に立って双方受入れ可能な...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 昨年末の日韓合意ですが、この日韓両政府の合意によって慰安婦問題が最終的かつ不可逆的に解決される、このようになった次第です。そして、委員の方から、これは蒸し返されることがないということでいいのかという御質問ですが、この言葉を別の言葉に置き換えることが適切か...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 今回の合意においては、日本側は、韓国政府が元慰安婦の方々の支援を目的として設立した財団に資金を拠出し、韓国側は、日本政府が日本大使館前の少女像に対し公館の安寧、威厳の維持の観点から懸念していることを認知し、韓国政府としても適切に解決されるよう努力する、こ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 投資協定の交渉、過去の例を見ますと、数か月でまとまるものから数年を要するものまであります。これは、我が国及び先方がそれぞれの相手国との関係で求める内容、国内制度との関係の整理、交渉体制、様々な要因があります。  今回の日・イラン投資協定ですが、この協定...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の石破大臣の講演の中身、詳細まで私は今現在承知をしておりませんが、ただ、政府の立場は、平和安全法制につきまして、昨年、衆参におきまして二百時間を超える時間御審議をいただき、そして御承認をいただきました。国民の命や暮らしを守るために必要な法制というこ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 昨年十月のイラン訪問には、商社、自動車、エンジニアリング、医療及びエネルギー等に関連する企業を中心に約二十社から約六十名が同行しております。
○国務大臣(岸田文雄君) そのときの合意内容、成果ですが、私自身、ザリーフ外務大臣と会談を行い、二国間関係の強化に関しては、新たに包括的共同作業計画の着実な履行を後押しするための協力、そして今回のこの日・イラン投資協定の実質合意、そして両国間の幅広い分野の協力を総覧、総括する日・...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 昨年七月以降ですが、昨年十月二十三日から二十七日に安倍総理はトルクメニスタン、そしてタジキスタン、ウズベキスタン、キルギス、カザフスタンを訪問していますが、その際に、企業、大学など五十団体、計三百二十名が参加しています。そして、昨年十二月十一日から十三日...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 安倍政権以前の総理による外国訪問でも、民間企業関係者が同行するケースはありました。しかしながら、民間企業関係者一行は総理一行とは別フライト、つまり商用便若しくはチャーター便を用意し、訪問先において合流していたと承知をしています。
○国務大臣(岸田文雄君) まず、総理外遊に同行する日本企業関係者は商用機を利用して訪問先まで移動すること、これを原則としています。  ただし、訪問地までの利便性の良い商用機がない場合、あるいは訪問地到着直後に総理とともに関係行事に出席する場合など、総理日程を円滑に実施するために...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 日本企業の海外展開を支援すること、これは政府が推し進めている成長戦略の下で重要な取組であると認識をしています。  総理自身、このインフラシステムの輸出あるいは新興国市場への日本企業の展開を支援すべく精力的にトップセールスを進めているわけですが、これは、...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 北朝鮮の非核化は、言うまでもなく、累次の安保理決議、そして六者会合声明、そして日朝平壌宣言、こうしたものを遵守する上でこれはもう大変重要なポイントであると考えます。韓国も含めて、米国など関係国と連携しながら北朝鮮の非核化を求めていく、これは当然我が国とし...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国としましては、民生分野における技術協力を含めて、イランと伝統的友好関係を一層発展させていきたいと考えております。  防衛技術分野については、これまでイランとの間で意見交換を実施したことはございません。現時点で具体的な協力を進めることは考えてはおり...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 石油価格の見通しについて私の立場から何か具体的なことを申し上げるのは適切ではないかもしれませんのでちょっと具体的なものは控えますが、ただ、委員御指摘のように、石油あるいはエネルギー価格がイランを始めとする多くの国の経済にとって大きな影響を及ぼす、こういっ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) こうしたエネルギー、石油を始めとするエネルギーのやり取りについては、基本的には、これは民間ベースで採算も考えながらこうした商談、契約を考えていくということであると思います。そして、政府の立場から言うと、そうした民間ベースでのそういったやり取り、契約を進め...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、イラン及びオマーンとの投資協定、いずれにも投資の許可後の投資家及び投資財産にしかるべき保護を与える規定、これが盛り込まれています。これらの規定を締結することにより、相手国における投資環境の透明性、法的安定性、そして予見可能性が向上します。これらによ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 五月の六日から九日にかけて開催されました朝鮮労働党の第七回党大会ですが、大会の全体、さらには詳細については今引き続き情報収集をし、分析をしているところです。  ただ、委員御指摘のこの発言につきましては、こうした核開発、そしてミサイル開発、これを続けると...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 先ほど申し上げましたように、核開発あるいはミサイル開発、これは日朝平壌宣言に反すると考えます。
○国務大臣(岸田文雄君) まず、本年の伊勢志摩サミットにおきましては、かの感染症対策やこのユニバーサル・ヘルス・カバレッジの推進を含む保健分野を優先アジェンダの一つとしてしっかり光を当てる、こうした考えでおります。  そして、グローバルファンドとの関係ですが、具体的に次回プレッ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) グローバルファンドにつきましては、委員が御指摘のように国際社会からもこれは評価されていると思っておりますし、我が国としてもしっかり取り組まなければならないものであると思っています。  確かに財政など様々な課題は存在いたしますが、新規プレッジの額あるいは...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、残っている分ですが、我が国は二〇一三年十二月に当面八億ドルの拠出をプレッジしましたが、これは当面の間については拠出の年限は区切っていないというのが基本的な考え方であります。残り一・四億ドルほどの金額になるわけでありますが、それも一応念頭に置きながら...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 覚書の方について答弁させていただきます。  まず、覚書は、我が国の厚生労働省と先方の関係当局との間で結ぶものでありますが、外務省としてもしっかり支援しなければならないということで、日本側としましては今年三月に覚書の案文を提示いたしました。これを基にフィ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) これは一日も早く覚書の締結に向けて努力しなければならないと考えておりますし、結果として一日も早い事業再開に結び付けなければなりません。外務省としましても、しっかり厚生労働省を支援して作業を加速化させます。
○国務大臣(岸田文雄君) 今回、日本の外務大臣として約四年半ぶりに中国を二国間訪問させていただきました。王毅外交部長、李克強国務院総理、そして楊潔チ国務委員と会談をいたしました。  中身、そして評価ですが、私からは、私自身、先月二十五日、講演で提起しました新しい時代にふさわしい...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 委員御指摘のように、今回の訪中において私から、当面日中両国が力を入れるべき五つの協力分野、すなわち、一つはマクロ経済、財務、金融、二つ目として省エネ、環境、三つ目として少子高齢化、四つ目として観光、五つ目として防災、これを提起しました。さらに、三つの共通...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、資源やエネルギーの多くを海上輸送に依存する我が国にとって、輸入原油の約九割、天然ガスの約六割が通過する南シナ海における航行の自由及びシーレーンの安全確保、これは極めて重要であると考えます。そして、その南シナ海における一方的な現状変更の試みは国際社会...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 安倍総理の今回のこの欧州訪問を通じて、欧州のG7メンバーの首脳との会談を総理は実施をいたしました。G7伊勢志摩サミットに向け、世界経済、テロ、難民、あるいは安全保障問題など、世界が直面する様々な課題について忌憚のない意見交換を行い、力を合わせて行動する、...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 新しいアプローチについてですが、まず、先ほど委員の方からも御紹介いただきましたが、四月十五日の外相会談での議論、これがまずベースになっています。外相会談において、北方領土問題について、双方の歴史的な解釈あるいは法的な立場、これは違いがある、しかし、違いは...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、御指摘のように、ドゥテルテ候補が当選確実になったという報道、これは承知しております。ただ、この大統領選挙の選挙管理委員会の公式発表はまだ行われておりませんので、引き続き推移は注視していきたいと考えております。  ただ、いずれにしましても、どの候補...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) アメリカ大統領選挙の動きについては、アメリカの民主主義のダイナミズムを感じる部分もありますし、大変関心を持って注視をしております。ただ、これはアメリカの内政問題である大統領選挙、なおかつこの選挙はまだ継続中でありますので、この段階で私がその一候補者の発言...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、基本的には、先ほど申し上げたように、進行中のアメリカ大統領選挙の候補者の発言について今の段階で何か申し上げるのは控えます。  ただ、一般論で申し上げるならば、北方領土における、北方四島におけるこの共同経済活動については、我が国の法的立場、これを害...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) アメリカ大統領選挙のこれからをにらみながら、我が国として様々な情報を収集し、そして分析をする、これは大変重要なことだと思います。ただ、その分析なり評価を今の段階で私がこうした公の場で公言すること、これは控えなければならないということを申し上げております。...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、日ロ関係については、我が国の国益に資する中で幅広い分野における協力を進めていく、これは我が国としても基本的な取組の姿勢であると思っています。その協力の中において様々なアイデアもあると思います。その中で、我が国として法的立場等に鑑みて対応できるものが...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 様々な取組、可能性については予断を持つことなく検討をしていく、こういった姿勢は大事だと思います。  ただ、北方領土問題とウクライナを直接結び付ける形で何か具体的なことを私自身考えたことはございません。
○国務大臣(岸田文雄君) 御質問、もう一点、領事代行を検討する考えがあるかという部分についてお答えさせていただきますが、我が国は、在外公館が実際に設置されていない国についても、近隣国などに所在し、その国を兼轄する我が国の在外公館が領事業務を実施する、このようにしております。  ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、四月十五日の日ロ外相会談を踏まえて、五月六日、日ロ首脳会談が行われ、そこで新しいアプローチで交渉を精力的に進めていく、こういったことで一致をいたしました。  新しいアプローチの具体的な中身については交渉という性格上明らかにすることはでき...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 言うまでもなく、邦人の安全確保、これは政府の重要な責務であります。  安田純平氏が行方不明になっていることを認知して以来、そのような認識の下、必要な体制を取り、関係国等とも緊密に連携しながら、様々な情報網を駆使して全力で対応に努めている次第です。  ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) ただいま議題となりました刑を言い渡された者の移送に関する日本国とイラン・イスラム共和国との間の条約の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。  政府は、平成二十五年六月以来、イラン政府との間でこの条約の交渉を行いました。そ...全文を見る
05月11日第190回国会 衆議院 外務委員会 第13号
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○岸田国務大臣 今回のオバマ大統領の広島訪問ですが、まずは犠牲者を追悼するとともに、核兵器のない世界を目指すという国際的な機運を盛り上げるという意味で、極めて重要で、歴史的な訪問になると受けとめています。日本政府としても歓迎させていただいています。  昨年のNPT運用検討会議、...全文を見る
○岸田国務大臣 今回のオバマ大統領の広島訪問は、被害者の方々を追悼するとともに、核兵器のない世界を目指すという強いメッセージを発することになると考えています。多くの被爆者の方々の思いも、こうした被爆の惨禍を二度と繰り返さないというところに強くあると認識をしております。  未来に...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、先ほど来の議論を聞いておりまして、納税のシステム、国レベルだけではなくして国際的にも調和をとらなければならない、こういった大きな考え方があるということを改めて感じました。  そして、その具体的な方策として国際連帯税というものもあるのではないか、こういった御...全文を見る
05月11日第190回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号
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○国務大臣(岸田文雄君) 新しいアプローチについて御説明するに当たりまして、五月六日に先立って行われました四月十五日の日ロ外相会談からちょっと遡って説明をさせていただきたいと思います。  四月十五日に東京におきまして日ロ外相会談が行われました。この外相会談において、私とラブロフ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、御指摘の法律ですが、この法律は極東地域への移住促進を目的にしたものであると承知をしております。ですから、特に北方領土のみを対象にしたものではないと承知しているわけですが、ただ、この法律が北方領土に適用されるのかどうか、これはしっかり注視していかなけ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 根室市民の皆様は、この四島交流を通じた四島在住のロシア人の方々との交流ですとか、あるいは市立根室病院において北方四島からの患者の受入れをしてくださっているとか、北方領土問題解決に向けて様々な環境整備に大変な御努力をいただいていると感じています。  私も...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、北方領土、この返還交渉を行った先、どのようなグランドデザインを描いているのか、こうした中長期的にしっかりと考えていくという発想、考え方、これは極めて重要なことだと思います。そして、こうした返還が成ったとして、返還後の姿というのは、現実問題...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、沖縄を含む我が国への漂着ごみ問題を解決するためには、その発生源であります近隣諸国あるいは地域、こういったものを巻き込んで対策を講じなければならないと考えます。  そして、中国、韓国とこうした問題について議論をしているのかという御質問でご...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 今回のオバマ大統領の広島訪問、これは犠牲になられた多くの方々を追悼するとともに、核兵器のない世界をつくろうとする国際的な機運を再び盛り上げる意味でこれは力強いメッセージになるんではないかと期待をしています。日本政府としてもこれは歓迎したいと思います。 ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 国内の国連軍ですが、まず日本国内には横田に国連軍の後方司令部が存在いたします。そして、国連軍地位協定第五条に基づいて使用が認められている施設につきましては、国内に七か所存在いたします。これが今、我が国国内における国連軍の現状でございます。
○国務大臣(岸田文雄君) まず、朝鮮国連軍ですが、これは朝鮮戦争勃発に伴って安保理決議に基づいて国連加盟国の自発的な兵力提供を通じて創設されたものです。そして、一九五四年に締結されました国連軍地位協定ですが、このような朝鮮国連軍の我が国における地位及び我が国において与えられるべき...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、基本的に、朝鮮国連軍は国連の安保理決議に基づいて朝鮮半島有事に対応するために創設されたものであります。こうした目的に基づいて対応するものであると思います。一方、我が国の安全保障を考えた場合に、我が国においては憲法があり、そして平和安全法制を始めとす...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の石破大臣の発言、報道等で私も承知をしております。ただ、石破大臣の、あれ講演の一部だと思いますが、講演の前後関係、全体像について十分承知しておりませんので、断定的なことを申し上げるのは控えたいと思いますが、ただ、今政府として、今現在、日米安全保障条...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 日本とロシアの交渉ですが、私自身、ロシア・ラブロフ外相と今日まで五回外相会談を行いました。最初が二〇一三年の四月だったと思いますが、ロンドンで外相会談を行いましたが、その際の平和条約交渉、そして北方領土交渉、これは歴史的な解釈あるいは法的な立場がぶつかり...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、サケ・マス流し網漁の禁止に向けたロシアと日本のやり取りですが、まず、日本としましては、法案が成立しないように、総理、外務大臣、農水大臣などあらゆるレベルで強く働きかけました。具体的には、我が国漁業者が操業を継続できるよう、日ロの科学者間でサケ・マス...全文を見る
05月12日第190回国会 衆議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第3号
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○岸田国務大臣 まず、我が国の科学技術が流出することによって我が国の国民の命や暮らしや安全保障が脅かされるとしたならば、これはゆゆしきことであり、これは許してはならないことであると思います。  そして、マスコミの報道、そして西岡さんのこの記事についても御指摘がありました。  ...全文を見る
○岸田国務大臣 基本的に、先ほど申し上げたように、我が国の科学技術が流出することによって我が国の国民の命や暮らし、安全保障が脅かされることはあってはならないと思います。  そういった問題意識が背景にあるからこそ、今回の措置の中にこういったものも含まれたと認識いたします。
○岸田国務大臣 御指摘の国連安保理決議一七一八号主文8(a)でですが、全ての国連加盟国が、北朝鮮に対する自国の領域を通ずる、または自国民による大量破壊兵器関連の一定の品目や技術の直接または間接の移転を防止すること、これを決定しております。  これに基づいて、我が国においては、国...全文を見る
○岸田国務大臣 外務省の立場からしましても、この安保理決議の実効性をしっかり確保するために取り組みを進めていくということは大変重要だと思います。  そのために、スクリーニングというもの、具体的にどうするかということについては関係省庁とよく連携しなければならないと思います。  ...全文を見る
○岸田国務大臣 この拉致問題は、国家の主権にかかわる問題であり、また国民の命、そして安全にかかわる重大な課題であり、今の内閣にとりましても最重要課題の一つであると認識をしております。  その中にあって、我が国はこの拉致問題に今日まで取り組んできましたが、今現在、全ての拉致被害者...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、拉致問題を含む北朝鮮問題について、我が国としましては、対話と圧力、そして行動対行動、この原則に基づいて対応してきました。  その中にありまして、この拉致問題は、全ての拉致被害者の方々の帰国を実現しなければならないという問題の性質上、対話という要素がなくては...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、北朝鮮の第七回党大会が先日開催され、党の活動総括報告の中で、安保理決議あるいは六者会合共同声明を遵守することなく、核武力を質、量的にさらに強化していく意思を示した、このことはまず断じて受け入れることはできません。北朝鮮は一方的な主張を行う前に、安保...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、中国は安保理常任理事国であり、六者会合議長国でもあります。そして、御指摘のように、現状で北朝鮮との貿易の約九割を占めています。中国の役割は極めて重要だと思っています。  まず、今回の安保理決議二二七〇を受けて、中国外交部の報道官は、真摯かつ全面的...全文を見る
○岸田国務大臣 幾つか御質問いただきました。  まず、ストックホルム合意についてですが、北朝鮮が一方的に、我が国がストックホルム合意を破棄したことを公言したことになると主張していること、これは全く受け入れることができないと思っています。  先ほど申し上げたように、拉致問題を解...全文を見る
○岸田国務大臣 委員のおっしゃるような御指摘をほかからも受けることがあります。こういった御指摘も踏まえて、何が最も効果的なのか、政府としても真剣に対応を考えていきたいと思います。
○岸田国務大臣 五月六日から九日にかけて行われました第七回朝鮮労働党大会におきまして、御指摘のように、金正恩第一書記は、過去の罪悪について反省、謝罪し、さらには朝鮮統一を妨害してはならない、こういった旨述べました。さらには、日本については、朝鮮半島に対する再侵略野望を捨てるべきだ...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、昨年十二月に国連総会で採択された北朝鮮人権状況決議では、北朝鮮の人権状況のICCへの付託の検討等を含め、安保理が適切な行動をとることが促されております。  安保理によるICCへの付託については、ICCローマ規程では国連憲章第七章の規定に基づく安保...全文を見る
○岸田国務大臣 今回のG7伊勢志摩サミットですが、サミットの成果文書については、これは各国でこれから議論するわけですので、予断を持って申し上げることはできませんが、少なくとも、八年ぶりにアジアで開催されるG7サミットでありますので、アジアの問題がしっかり取り上げられる、これは当然...全文を見る
○岸田国務大臣 このたび、オバマ大統領が、伊勢志摩サミット終了後、被爆地広島を訪問することが発表されました。  この訪問は、犠牲になられた方々を追悼することとあわせて、核兵器のない世界を実現しようとする国際社会の機運を再び盛り上げるための重要な機会であり、歴史的な訪問になると考...全文を見る
○岸田国務大臣 今日までの核軍縮・不拡散の取り組みを振り返るときに、核兵器国と非核兵器国が協力しなければ結果につながらないということをたびたび痛感してきました。  核兵器のない世界を目指す、これは、アメリカも含めて多くの国々がこの大きな理想には共感しているわけですが、そのための...全文を見る
○岸田国務大臣 今回の第七回朝鮮労働党大会において、核武力を質、量的にさらに強化していく意思、また、いわゆる衛星の打ち上げを継続する姿勢、こういったものを強調したこと、これは断じて受け入れることはできません。これは、累次の国連安保理決議違反であり、六者会合共同声明にも反しますし、...全文を見る
○岸田国務大臣 四月三十日に行いました日中外相会談におきましては、日中両国で協力すべき共通課題として、三つ取り上げました。三つの共通課題、一つが北朝鮮であり、二つ目が国連での協力であり、三つ目としてテロ対策、中東情勢を挙げました。この三つの共通課題のうちの一つとして北朝鮮問題を取...全文を見る
○岸田国務大臣 我が国としましても、安保理決議第二二七〇号を着実に実施していくこと、これは極めて重要であると考えています。  既に我が国は厳しい独自の措置を課してきたところでありますが、今回の決議の採択を受け、資産凍結の対象となる個人、団体の追加指定、北朝鮮の金融機関による本邦...全文を見る
○岸田国務大臣 安保理決議二二七〇号の採択を受けた各国の動きですが、まず、米国政府は、北朝鮮関連の団体、個人を制裁対象に追加指定する旨、発表いたしました。また、三月十六日には、米国政府は、安保理決議等を実施するための新たな大統領令を発出するとともに、制裁対象となる団体、個人をさら...全文を見る
○岸田国務大臣 安保理決議二二七〇号を受けて、各国がこの決議の中身をしっかりと履行する、実行する、このことは極めて重要であると考えます。  我が国としましても、今の時点で求められていることは既に実施済みであると認識をしておりますが、各国の状況についても引き続きしっかり注視してい...全文を見る
○岸田国務大臣 北朝鮮の核・ミサイル問題を平和的に解決するためには、対話という要素も必要であると考えます。ただ、意味ある対話を行うためには、北朝鮮が非核化等に向けた真剣な意思や具体的な行動を示すことが重要であると考えます。  いずれにせよ、我が国としましては、対話と圧力、行動対...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、六者会合というのは、諸懸案を解決するための有効な枠組みであるとは考えます。  ただ、先ほども申し上げましたように、意味ある対話のためには、北朝鮮が非核化等に向けた真剣な意思あるいは具体的な行動を示すことが重要であると考えます。  まずは、引き続き、関係国...全文を見る
○岸田国務大臣 拉致問題は、国家の主権にかかわる問題であり、国民の命、安全にかかわる重要な課題であり、そして、今の政権にとりまして最重要課題であると認識をしています。  そして、外交の立場からは、日朝間でしっかり働きかけていく、これはもちろん重要ですが、あわせて、国際社会におい...全文を見る
○岸田国務大臣 英国のクリティカルエンゲージメント、関与政策と訳すんでしょうか、この政策についてですが、まず、他国の政策ですので、私の立場からこれを批評、批判することは控えなければならないと思いますが、その英国と我が国も、核・ミサイル開発は断じて容認できない、こうした認識では一致...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、北朝鮮に関して言えば、邦人の方の渡航は控えていただくようお願いをしております。  そして、一般論として議員外交を申し上げるならば、グローバル化する社会において、課題も、そして関係者も多様化しています。議員外交など、政府のみならず、さまざまな関係者がオール・...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、我が国としましては、外国の機関に対して邦人保護にかかわる領事業務の代行を求めるということは、これはさまざまな個人情報の提供が必要となりますので、個人情報保護の観点などから慎重を期す必要があると考えています。これが基本的な考え方です。  アメリカとスウェーデ...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、基本的に、政府としましては、国民の皆様に、目的のいかんを問わず、北朝鮮への渡航は自粛していただきたいとお願いをしています。  そして、もし事案が発生した場合どうするのかということですが、北朝鮮で邦人保護を行う必要が生じた場合などは、やはり、北京に所在する北...全文を見る
05月12日第190回国会 参議院 外交防衛委員会 第17号
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○国務大臣(岸田文雄君) 外務省として草賀大使にどのような訓令を行ったのか、この訓令に基づいた発言なのか、こういった御質問ですが、豪州の将来潜水艦計画のパートナー国選定プロセスを通じて、外務省としては、関係省庁と緊密に連携しつつ、豪州政府に対し日本政府としての考え方や立場を伝達す...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 私も、一月四日付けのオーストラリアン紙のこの記事、拝見いたしました。  この記事は、直接草賀大使の発言を引用した部分とそれ以外、記者が記述した部分、これに分かれています。そして、この日本の最先端のステルス技術云々の部分は、これは直接引用した部分には入っ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 委員おっしゃるように、我々はこの技術の一〇〇%移転する用意がある、これは直接引用されている、そのとおりであります。先ほど私もそう答えたつもりであります。この部分は間違いなく直接引用されています。これは、先ほど申し上げましたように、我が国として提供する、移...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) これ、詳細は防衛大臣がお答えするべきことかもしれませんが、日本としてオーストラリア側に提供する技術については具体的に詳細に説明をし、それに基づいて草賀大使はこのインタビューにおいて日本の提供する技術を説明し、そしてその技術については一〇〇%提供する用意が...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 日本のオーストラリアに対しての説明あるいは実態は先ほど来説明しているとおりであります。  それをオーストラリアン紙、一マスコミ紙がどう報じたかということでありますが、この点について、今現状、日本としては抗議は行ってはおりません。この表現について抗議すべ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 先ほども申し上げましたが、草賀大使は、日本として豪州に移転することが可能な技術、既にもうこれは説明しているわけですが、これについて一〇〇%提供する準備がある、こういったことをインタビューの中で答えています。その説明した部分をオーストラリアの記者が日本の最...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、我が国としましては、この核合意の着実な履行を確保するためにはイランが制裁解除の効果を実感することが重要であると考えており、この点について米国に対し累次働きかけを行いつつ、緊密に連携をしております。  こういった観点から、我が国政府としては、我が国...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 今回決定されましたオバマ大統領の被爆地訪問は、犠牲になられた方々を追悼することと併せて、核兵器のない世界を目指そうとする国際的な機運を再び盛り上げる意味で大変重要な、歴史的な訪問になると考えています。日本政府として、これは歓迎したいと思っています。  ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 麻薬問題、これは、国際社会一丸となって取り組むべき重要かつ喫緊の課題であると認識をいたします。  国際的には、この麻薬問題の現状を踏まえて、国連麻薬委員会等の場で各国が講ずべき効果的かつ具体的な対策について活発な議論が行われています。我が国も、こうした...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 日中間の受刑者移送条約の締結交渉については、第一回会合が二〇一〇年六月に東京で、第二回会合が二〇一一年十一月に北京で、第三回会合が二〇一五年七月に東京で行われています。  政府としましては、同条約の早期署名及び締結、これを是非目指したいと考えています。...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 様々な要素が絡んでくるとは思いますが、やはりこの交渉の経緯を見ますと、先ほど申し上げましたように、二〇一〇年、二〇一一年とやって、その後しばらく間隔が空いております。その間、日中間において様々な出来事があり日中間のこうした対話が滞った、こういった経緯もあ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、委員御指摘のように、イスラム法にのっとった独自の法体系あるいは刑罰制度を有する国は存在いたします。  他方、そうした国の国内制度やあるいは慣習を政府として具体的に取り上げて、これは理解し難いとか評価するということは、これは適切ではないのではないか...全文を見る
05月13日第190回国会 衆議院 外務委員会 第14号
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○岸田国務大臣 御指摘の第七回朝鮮労働党大会ですが、五月の六日から九日に開催されました。その中で活動総括報告が行われたわけですが、その中において、御指摘の核、ミサイルの部分に関しましては、核武力を質、量的にさらに強力にしていく意思、あるいはいわゆる衛星の打ち上げを継続する姿勢、こ...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、今日まで、唯一の戦争被爆国として核軍縮・不拡散の国際的な議論をリードするに当たりまして、委員御指摘のように、党派を超えて、政権交代等がある中にあっても、我が国としては一貫して国際社会において、核兵器のない世界をつくっていくべきであるという主張を続けてきたこと...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、平和条約交渉ですが、昨年九月、私がロシアを訪問させていただきまして、日ロ外相会談を行いました。その際に、ウクライナ問題等があり中断していた平和条約交渉を再開する、これを確認いたしました。それ以後、事務レベルで平和条約交渉を一回行いました。そして、今回、五月六...全文を見る
○岸田国務大臣 先ほども答弁させていただきましたが、まず、ベースにあるのは四月十五日の日ロ外相会談での議論であります。  日ロ外相会談の議論の中で、双方に歴史的な解釈、法的な立場の違いはあるものの、その上に立って双方受け入れ可能な解決策を作成していくこと、これを確認しました。そ...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、四島は我が国固有の領土であるという立場、これは全く変わりません。そして、交渉の姿勢ですが、四島の帰属の問題を解決し、そして平和条約を締結する、こうした交渉の基本的な立場、これも全く変わっておりません。  そして、その上で申し上げると、これも従来から申し上げ...全文を見る
○岸田国務大臣 アメリカ大統領選挙、この様子を見ておりまして、アメリカの民主主義のダイナミズムみたいなものを感じ、大変強い関心を持って注視をしております。  ただ、アメリカの大統領選挙、これはアメリカの内政問題であります。そして、ましてや大統領選挙は今行われております。大分候補...全文を見る
○岸田国務大臣 御質問の、過去にそういった例があるのかということですが、その御質問に該当する具体的な案件、要は該当する要件がちょっとはっきりしませんので、過去のいろいろな事例のどれがそれに当てはまるのかにわかにはちょっと判断しかねますので、済みません、お答えするのは難しいと思いま...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘の英国訪問の際の安倍総理の発言ですが、さまざまな意見交換をキャメロン首相との間で行う中にあっての発言であると思います。  その中にあって、委員も御指摘になられました、まずは本件は英国民が決めることである、これはまず明確に述べております。  そして、その中...全文を見る
○岸田国務大臣 こうした発言は、事柄の性質あるいは内容、そしてさまざまな環境、こうしたものを総合的に判断して評価するべきであると思います。  特に、英国のEU残留については、米国のオバマ大統領も残留を支持する、これは公に発言をしております。  こうした国際的なさまざまな発言等...全文を見る
○岸田国務大臣 財政出動にばかり焦点が当たっているようですが、今回、安倍総理は欧州を歴訪する中で欧州各国の首脳とさまざまな意見交換を行い、そしてその成果としては、金融政策、構造改革、そして財政出動、これらをバランスよく行うべきであるということにおいて一致をしたと理解しています。 ...全文を見る
○岸田国務大臣 おっしゃるように、二〇一二年九月十九日のMV22オスプレイに関する日米合同委員会合意を含めて、今日までのさまざまな関係する日米合同委員会合意、これを遵守するということ、これは極めて重要なことであり、我が国としてしっかり求めていかなければなりません。  基本的には...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘の二〇一二年七月二十六日の合同委員会ですが、これはMV22につきまして接受国通報を受けてからの第一回目の委員会になりますが、この委員会におきまして、外務省において日米合同委員会を開催し、日本政府側から、MV22オスプレイの安全性等について沖縄、岩国のみならず...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、第一回の日米合同委員会の結果の二番に書いてありますように、確認するまで飛行運用を控えるということになっているわけですが、その後、もちろん米国においてもこれは確認を行っておりますが、一方、我が国独自の安全性の確認を行っております。  具体的には、防...全文を見る
○岸田国務大臣 いずれにしましても、お手元の文書がいかなる文書なのか確認できておりませんので、それに関して、今私の立場から何か申し上げるのは控えさせていただきます。
○岸田国務大臣 委員おっしゃるように、大統領選挙の候補者の発言についてはコメントは控えますが、その上で申し上げれば、まず、厳しい安全保障環境の中で、日米安保体制を中核とする日米同盟、これはアジア太平洋地域の平和や安定や繁栄に極めて重要であると認識をします。そして、日米安全保障体制...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、沖ノ鳥島は、国連海洋法条約上、島としての地位は確立しておりますし、よって、周辺海域に排他的経済水域等が設定されています。台湾のこの主張は受け入れられません。そして、台湾側の一連の動きについては、交流協会台北事務所代表を初め交流協会を通じて、台湾側に対してさま...全文を見る
○岸田国務大臣 今回の中国そして東南アジア訪問ですが、御指摘の南シナ海の問題に限って申し上げるならば、南シナ海は、まず、国際社会共通の関心事項であるというふうに考えます。  中国との間においても、南シナ海情勢について率直な意見交換を行いました。我が国の立場をしっかり伝えました。...全文を見る
○岸田国務大臣 新しいアプローチですが、これは四月十五日の外相会談における結論、すなわち、両国の間においては歴史的解釈あるいは法的立場の違いはあるものの、その上に立って双方受け入れ可能な解決策を探していこうということを確認し、そしてそれを踏まえて、五月六日の首脳会談において、新し...全文を見る
05月18日第190回国会 衆議院 外務委員会 第15号
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○岸田国務大臣 まず、委員御指摘のように、領土、主権そして歴史、こうしたものの重要性に鑑みて、今の内閣におきましても取り組みを進めてきました。御指摘がありましたように、領土担当大臣が設けられました。そして、内閣官房の中に領土・主権対策企画調整室が設置をされました。こうした取り組み...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、御指摘のような第三者研究機関を新設するなどの取り組みを進めるに当たっては、外務省のみならず、政府全体としてこれは取り組まなければならない課題だと思います。  そして、御指摘のような課題に対する対応としては、従来から外務省としましては、外交、安全保障のシンク...全文を見る
○岸田国務大臣 領土、主権、そして歴史、こうした我が国の重要政策をしっかりと発信する、そして常時発信していく、こういった取り組みは大変重要だと思います。  そして、ジャパン・ハウスにおきましても、セミナーですとか講演会、こういったものの開催はもちろんですが、常時こうした重要政策...全文を見る
○岸田国務大臣 我が国が、広報外交あるいは広報文化外交、こうしたものを進めていく、戦略的な対外発信を行っていく、こういった点において、中長期的な観点から考えますときに、御指摘のような知日派あるいは親日派、こういった方々をふやしていくことはまことに重要なことであると認識をいたします...全文を見る
○岸田国務大臣 今般、安倍総理は欧州を訪問しまして、欧州のG7メンバーの首脳を中心に会談を行いました。  会談の中身においては、伊勢志摩サミットで議論になるであろう世界経済のみならず、テロあるいは難民問題、さまざまな国際社会の喫緊の課題について意見交換を行ったわけですが、その中...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、日本においての財政政策、金融政策のありようがあるわけですが、これはどの国においても同様であり、G7各国を見ましても、財政政策、金融政策そして構造改革に対する取り組み、これはそれぞれの国の事情があり、さまざまであります。  しかし、その中にあっても...全文を見る
○岸田国務大臣 日本海の呼称問題につきましては、本年四月、我が国の全ての大使館に対しまして調査訓令を発出いたしまして、各国の立場を改めて調査しております。現在まで各国政府から回答が得られた国、今九十カ国に上っていますが、その中で、名称として日本海を単独で用いている国は八十一カ国、...全文を見る
○岸田国務大臣 ユネスコにおける記憶遺産の制度改革についてですが、まず、我が国としては、この記憶遺産事業というものが、加盟国間の友好と相互理解の促進という、ユネスコ設立の本来の趣旨と目的を推進するものになるよう、制度改善に向けた加盟国間の議論を促進してまいりました。  このよう...全文を見る
○岸田国務大臣 太平洋の島嶼国は、太平洋を共有し、そして、防災ですとか気候変動といった共通の課題に取り組む共通のパートナーであると認識をしております。  太平洋・島サミット、こうした太平洋島嶼国との関係強化のための我が国にとって主要な外交ツールでもあると考えます。一九九七年以降...全文を見る
○岸田国務大臣 テロに対する認識や考え方ですが、昨年のシリアの邦人殺害テロ事件、あるいはパリの連続テロ事件、こうした事件を見ましても、テロの脅威は国際社会において高まっていると思いますし、そしてどの国であってもこうしたテロのリスクからは逃れることはできない、これが今の現在の国際情...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、外務省を初め我が国政府としましては、さまざまな情報収集あるいは分析、これが重要であるということで、地域情勢あるいは言語に通じた専門家を育成する、さらには、在外公館や本省においてさまざまな情報源、媒体から幅広く情報収集をし、分析、評価を行ってきたところですが、...全文を見る
○岸田国務大臣 組織のあり方の難しさを改めて感じるところですが、特に、国際テロ情報ユニットを初めとする組織は、情報を扱うわけですので、より情報が政府の中で共有されるようなしっかりとした仕組みをつくっていかなければなりません。運用面も含めて、ぜひ、しっかり検討し、取り組みを進めてい...全文を見る
○岸田国務大臣 手元の資料を見ますと、今委員の御質問に直接答える資料がございません。後ほど整理して御説明に上がります。
○岸田国務大臣 こうしたJICAの帰国研修員の同窓会、OB組織ですが、パレスチナ人のJICA帰国研修員同窓会はガザに組織されており、メンバー百六十六名、JICAの助成を受け、各種勉強会、年次総会を開催しています。  そして、二〇一四年七月から八月に発生したガザ紛争の際には、JI...全文を見る
○岸田国務大臣 テロに対してどう取り組んでいくのか、さまざまな観点があり、さまざまな分野、関係者の関与が必要であると考えます。その中にあって、国内の治安という点も重要なポイントであると考えます。  そういったことから、水際対策ですとか、資金の還流の問題ですとか、さまざまな視点か...全文を見る
○岸田国務大臣 まだ、オバマ大統領の広島訪問については、訪問すること自体はアメリカから発表されたわけですが、具体的なロジ、日程、これはまだ引き続き調整中でございます。ですから、具体的にどういった形でお迎えするかも含めて、今引き続き調整をしておるところでございます。
○岸田国務大臣 今回のオバマ大統領の広島訪問は、核兵器のない世界を目指すという国際的な機運を盛り上げるという意味で歴史的な機会になると認識をしています。  そして、今回の訪問の背景には、御指摘のケネディ大使もこれまで広島、長崎の平和記念式典に出席を重ねてこられるなど、こうした御...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、一つ目の中距離核戦力全廃条約、INF全廃条約ですが、この条約は、中距離核戦力という特定のカテゴリーの核兵器を全廃する、こうした義務づけを行いました。  当時、我が国の外務大臣も外交演説の中で、これは貴重な核軍縮への第一歩であるということで歓迎をしております...全文を見る
○岸田国務大臣 北朝鮮による核そしてミサイル開発、これは、我が国にとりまして重大な脅威であるのみならず、累次の安保理決議等にも反するものであり、これは容認することはできません。  御指摘の第七回朝鮮労働党大会におきましても、核保有国を自称し、そして核武力を質、量ともにさらに強化...全文を見る
○岸田国務大臣 委員御指摘のように、今、国際社会においては今までとは随分と異なる動きが起こっています。  新興国の台頭によるパワーバランスの変化ですとか、あるいは国際秩序における強力な指導力の減退さらには多極化、また、国際課題もより複雑化しておりますし、力による現状変更の試みも...全文を見る
○岸田国務大臣 もちろん、サミットですので、テロとか難民といった政治、外交問題ですとか、あるいは開発とか気候変動といった世界的な直面する課題、こういったものも議論されますし、さらには、女性の輝く社会、あるいは国際医療、保健、八年ぶりのアジアで開催されるサミットですからアジアの問題...全文を見る
○岸田国務大臣 サミットでの議論については引き続き準備を進めなければいけません。そして、これはサミットの議論ですので、私の立場からサミットの中で安倍総理がどんな発言をするのか、提案をするのか、今この時点で何か申し上げることは控えなければならないと思います。  しかし、各国ともさ...全文を見る
○岸田国務大臣 一九九一年、具体的に何がその年に起こったのか、ちょっと、今すぐに確認できませんが、世の中一般に言われているのは、一九九〇年代に入って日本の経済のバブルが崩壊したと言われております。大体その時期が一九九一年なのではないかと今たちまちは思います。済みません、具体的には...全文を見る
○岸田国務大臣 我が国の財政政策については、そもそも外務委員会で議論するのが適当かどうかわかりませんし、そもそもこれは大変大きな議論ですから、国会を挙げて、政府を挙げて引き続きしっかり議論をしていかなければいけない課題だと思います。  ただ、今度サミットで議論する世界経済は、我...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、御質問は、米国政府の今日までの取り組みについてどう考えるかということがありました。  これにつきましては、オバマ大統領は、二〇〇九年にプラハ演説を行って、核兵器のない世界にコミットしました。これを踏まえて、新STARTを交渉締結し、あるいは核セキュリティー...全文を見る
○岸田国務大臣 資料を見る限り、航空機、あるいはジェット機であるということは間違いないと思います。
○岸田国務大臣 まず、御指摘の昨年三月十七日の事案につきましては、先ほど来防衛省からも答弁がありましたとおり、事実関係が明確でないところがあると承知をしております。  ですので、一般論として申し上げますが、こうした騒音の問題、これはもう、地元住民の方々からすれば深刻な問題であり...全文を見る
○岸田国務大臣 昨日、十七日ですが、石兼アジア大洋州局長と鄭炳元韓国外交部東北アジア局長の間で局長級協議が行われました。  そして、北朝鮮が挑発行動を繰り返す中、一層、日韓両国で緊密に連携して対応していく、こういったことを確認するのとあわせて、昨年末の慰安婦問題に関する日韓合意...全文を見る
○岸田国務大臣 昨年末の日韓合意については、日本政府、韓国政府、それぞれが合意の内容を誠実に履行することが重要であると思います。それぞれの取り組みについて率直な情報交換を行い、意見交換を行った。これは大変重要な会議であったと思っています。  具体的なスケジュールについては決まっ...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、昨年の合意では、少女像につきまして、「公館の安寧・威厳の維持の観点から懸念していることを認知し、韓国政府としても、可能な対応方向について関連団体との協議を行う等を通じて、適切に解決されるよう努力する。」とされています。合意の中身はこれに尽きております。  ...全文を見る
○岸田国務大臣 登録された南京事件の資料については、まずは、いかなる資料が登録されたのか、中身の精査が重要であるという認識のもと、これまで一部の施設に所蔵されている資料を閲覧いたしました。しかし、中国当局は、その他の施設については、一度閲覧を認めたにもかかわらず、その後、技術的問...全文を見る
○岸田国務大臣 今後の対応ですが、まず、何といっても、登録されたとされる資料、これをまず検証しないことには、今後の対応を決定することはできません。先ほども言いましたように、ユネスコにも協力をしてもらいながら、どういった資料が登録されたのか、これをまずしっかり確認したいと思います。...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、我が国としましては、過去の不幸な歴史に過度に焦点を当てるのではなくして、国際社会が直面する共通の課題に未来志向で取り組む姿勢が重要であると考えています。  他国の申請状況について申し上げる立場にはありませんが、当該案件の申請が、日中両国の国民感情改善によい...全文を見る
○岸田国務大臣 琉球王国、こうした長い歴史を持っているということ、これは承知をしておりますが、ただ、琉球王国をめぐる当時の状況については必ずしも明らかではないこともあり、自己決定権等についても触れられましたが、確定的なことを述べるのは困難であるというのが我が国政府の立場であります...全文を見る
05月19日第190回国会 参議院 外交防衛委員会 第18号
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○国務大臣(岸田文雄君) 私は常々、世界の政治指導者が被爆地を訪問して被爆の実相に触れるということは、核兵器のない世界をつくろうという国際的な機運を盛り上げる上で重要であるということを内外に向けて言い続けてきました。  今日まで、ケネディ米国大使を始め多くの米国の高官も平和記念...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 日中関係ですが、一昨年の北京APECの際の日中首脳会談以降、関係は改善傾向にはあるとは思っていますが、いまだその動きは脆弱であり多くの課題があると考えています。そういったことから、私も年初から、私自身、この関係改善の流れを一層強いものにするために中国を訪...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、今回、東南アジア各国を訪問させていただきました。  まず、今回の東南アジア訪問によって、私自身、ASEAN十か国全てを訪問するということになりました。一つの節目であるとも思いましたし、また、私自身、実際の行動を通じてASEAN重視という...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 二〇二〇年東京オリンピック・パラリンピック大会招致に関しましては、招致委員会を始め、オールジャパンで取り組んできました。  その中で、政府としましては、IOCの行動規範を遵守する形で可能な限りの支援を行ったということであります。といいますのは、この行動...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 本件につきましては、先ほど来質疑の中でありましたように、この招致委員会の理事長であったJCOの竹田会長がステートメントを発表したり、国会で答弁されたり、当該契約の正当性について説明されていると承知していますが、加えて、今般、不正疑惑問題に関し業務委託行為...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、これは度々申し上げておりますが、米国の大統領選挙の候補者の発言についてコメントをすることは控えます。  その上で、まず御指摘の五月十七日、TPPの閣僚会合がペルーで開催されました。その際にも参加十二か国の各閣僚が、各国の国内手続を完了するために誠...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、TPPはアジア太平洋地域において新しい経済ルールを作っていく、こうした取組であり、戦略的な意味合いも含めて大変重要な取組であると考えます。  基本的な考え方としては、こうしたルールに多くの国々が新たに加入したいという関心を示している、こういったこ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) ただいま議題となりました所得に対する租税及びある種の他の租税に関する二重課税の除去並びに脱税及び租税回避の防止のための日本国とドイツ連邦共和国との間の協定の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。  政府は、平成二十三年十...全文を見る
05月20日第190回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第6号
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○国務大臣(岸田文雄君) G7サミットという我が国の外交にとりまして大変重要な機会を控えて、外交政策の最も重要な手段の一つであるODAを御議論いただいている本委員会の御知見を賜るということ、これは政府としましても大変重要な機会だと認識をしております。  本日、あいにく総理の出席...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 国会の個々の委員会への出席は、日程ですとか諸般の事情等を勘案して委員会において御判断いただくものであると承知しておりますが、御指摘の点はしっかりと受け止めさせていただき、今後も政府として対応させていただきたいと考えます。
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、本日、SDGs推進本部第一回会合が開催されました。これを受けて、まずは我が国の内外における取組を省庁横断的に総括し、優先課題を特定した上で、SDGs実施指針を作成していく予定にしております。外務省としては、ODAを通じ開発途上国のSDGs...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 昨年九月、国連におきまして採択されましたこのSDGsですが、多くの目標が定められています。そして、御指摘のように、その目標は先進国もしっかりとこの義務を負うという内容になっております。よって、このSDGsを達成するためには、外務省がODA等を通じて努力す...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、我が国は、海洋国家として海洋における法の支配を重視する、こういった観点から、海上法執行機関等に対する巡視船等の装備の供与あるいは人材育成、こうしたものを通じまして、御指摘のように、インドネシア、ベトナム等に対しまして海上法執行能力向上を支援してきて...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) この開発協力大綱ですが、新しい大綱におきましても、ODAを軍事目的に用いないというこれまでの原則、これは全く変わっておりません。  この原則との関係で、開発協力の透明性あわせて適正性、これを確保することが重要だということで、具体的な取組としましては、ま...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) ベトナムに供与した中古船ですが、まず、一隻が海上警察の管理下で使用されています。これは適正に使用されているということが確認されています。残り五隻は海上警察又は漁業監視機関の管理下で活動開始に向けた補修中又は補修手続中であると承知をしております。
○国務大臣(岸田文雄君) ちょっと、今御指摘のベトナム側の方針については私は詳しく直接承知はしておりませんが、いずれにしましても、我が国のODAにより供与した巡視船及び中古船に先方が武器等を搭載することについては、海上警察による海上法執行活動等のために真に必要と判断される範囲内か...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 肝腎なのは、その海上法執行活動のために真に必要なのかどうかということであると思います。  先ほども申し上げましたように、供与に当たっては、事前に文書等を通じまして、目的外使用あるいは第三者への移転、これは行ってはならないということを確認しています。海上...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 政府としては、ただいまの決議の御趣旨を踏まえ、ODA等を通じて積極的に我が国の開発政策を推進していくとともに、G7サミットやTICADⅥを含む関連の国際会議でリーダーシップを発揮するようしっかりと取り組んでまいります。
05月20日第190回国会 参議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第3号
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○国務大臣(岸田文雄君) 昨日、十九日十五時十分頃、沖縄県警は死体遺棄の容疑で米軍属のシンザト・ケネフ・フランクリン容疑者を逮捕いたしました。本件は、将来ある女性に対する米軍属による卑劣な行為であり、そして極めて残忍で凶悪な事件であると考えます。極めて遺憾なことであります。  ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、北朝鮮が北朝鮮労働党の第七回党大会におきまして、累次の安保理決議あるいは六者会合共同声明を遵守することなく、核武力を質、量的に更に強化していく、こうした意思を示したこと、これは断じて受け入れることはできません。こうした北朝鮮による核開発は...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、安保理において北朝鮮の状況を議題として取り上げる際には、特定の議題を取り上げることに反対する国がある場合は九票以上の賛成票が必要となります。  昨年そして一昨年については、議題として取り上げたのは共に十二月でありました。こうした昨年と一...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、中国の対応ですが、安保理決議二二七〇号の採択を受けて、中国外交部の報道官は、真摯かつ全面的に決議を執行する、こういった発言を行っております。また、四月五日、中国商務部及び税関総署が安保理決議第二二七〇号を履行するための措置の一環として、北朝鮮との鉱...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 来るべき日米首脳会談の具体的な内容についてはまだ調整中で決まってはおりませんが、この問題、日米二国間の関係において大変深刻な重大な事件であると認識をいたします。様々なレベルを通じて、この問題において米国からしっかりとした誠意ある対応を引き出すべく求めてい...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 首脳会談ですので、私の立場から今何か決まったことを予断を持って申し上げることはできませんが、あらゆるレベルを通じてこの問題の重要性をしっかり認識することは重要だと考えます。
○国務大臣(岸田文雄君) まず、この問題につきましては米国に強く抗議するとともに、今、事件は捜査中であります。この捜査にまず米国側が全面的に協力をすること、そして、米軍人そして米軍属の綱紀粛正を徹底するということ、そして実効のある、そして我々の納得できる再発防止策をしっかりと示す...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 先ほど官房長からも答弁させていただきましたように、今の内閣におきまして拉致問題、最重要課題であります。  国会の日程については最終的には国会で御判断いただくことでありますが、要請があった場合、誠心誠意日程を調整し答弁に応ずる、これは当然の責務であると認...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 今回、第七回朝鮮労働党党大会において行われた活動総括報告の中身につきましては、先ほど来質疑の中に出ておるような内容であり、我が国として到底受け入れることはできない、これはもう当然のことであると考えています。  そして、今後どう対応するかということであり...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 北朝鮮との間においては、北京の大使館ルートを通じ、核実験あるいは弾道ミサイルの発射等挑発行動が行われた際の抗議など、様々な形で北朝鮮側に対し申入れを行い、抗議を行い、そして様々意思疎通を行っている、こういった関係は続いております。
○国務大臣(岸田文雄君) 先ほど申し上げましたように、様々なやり取りは行っています。ただ、いつのタイミングで具体的にどういったやり取りをしたか、これは従来からも詳細は明らかにしてきませんでした。ですから、いつのタイミングで最近やり取りをしたか、これは控えさせていただきます。
○国務大臣(岸田文雄君) 米国との間の詳細なやり取りは控えますが、今回のオバマ大統領の広島訪問は、核兵器の犠牲者に対する慰霊と併せて、核兵器のない世界をつくっていこうという国際社会における機運を盛り上げる意味で大変歴史的な重要な機会であると認識をしております。多くの被爆者の願いも...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) この御指摘の点、具体的なやり取りは控えます。
○国務大臣(岸田文雄君) 従来から我が国は対話と圧力の方針に基づいて拉致問題を始め様々な北朝鮮問題に対応していくということを申し上げてきておりますが、特に拉致問題は、全ての拉致被害者の方々の帰国を実現しなければなりません。この対話という要素もしっかりなければこうした目的を達成する...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 今回の第七回党大会の総括報告の中にあっては、先ほど来議論になっております、核兵器国としての宣言など到底受け入れられない、国際社会として受け入れられない、こういった部分もあるわけですが、一方で、我が国に対しましては朝鮮半島の再侵略を諦めるべきであるとか、全...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の残留日本人の具体的な現状等については、それを直接確認する手段がないことからして確定的な情報に至っておりません。よって、これまでも北朝鮮側に対し様々な機会を捉えて安否確認を求める、こうしたことで消息の把握に努めているところであります。そして、この北...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の残留日本人と思われる方の中で亡くなられた方があるという連絡、北朝鮮の朝鮮赤十字から日本赤十字社に対し連絡があったということ、こういったことについては承知をしております。  残留日本人に関わる問題、これ人道的な観点から取り組むべき重要な課題である...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 過去の清算につきましては、一九四五年八月十五日以前に生じた事由に基づく様々な事柄を指すものであると認識をいたします。
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、この問題はもう時間との闘いであるということ、そのとおりだと思います。そうした危機感を政府全体として、日本全体としてしっかり持たなければならないと考えます。  そして、その具体的な対応についても、基本的な方針は先ほど申し上げたとおりであり...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、今回の事件は、将来ある女性に対する米軍属の卑劣な行為による残忍極まりない、決して許すことができない凶悪な事件であると認識をしております。これはいかなる状況においても絶対に許されない、こういった事件であると考えております。  こうした認識の下に、米...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、こうした事件に対する対応については、日本政府として米国政府にその時点時点において最大限の誠意ある対応をしっかりと求めていかなければならないと思います。  そして加えて、沖縄においては戦後七十年以上たった今に至っても大きな負担が存在する、大きな負担...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、今回の事件においては、容疑者の身柄は沖縄県警、日本側にあると承知をしております。その中で、政府としては、まずは米国側にこの捜査に対して全面的な協力をしっかり求めなければなりませんし、そして、米軍人、米軍属の綱紀粛正と我々にとって納得のできる実効性の...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 過去に様々な不幸な事件がありました。その時点時点において、日本政府、米国政府、最善の対応をするべく努力をいたしました。  今回の事件においても、先ほど申し上げた要求を日本国政府として行ったわけでありますが、米国政府に誠意のある対応をしっかり求めていきた...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 先ほども申し上げましたが、戦後七十一年目を迎えました。その中にあって、沖縄において大きな基地負担をお願いしているということについて、政府は大きな責任を感じ、負担軽減に努めなければならないと思います。  今御指摘のあったこの地元の方々の思い、声もしっかり...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、今回、四月の三十日に行われました日中外相会談ですが、その際に、中国の王毅外交部長との間においては、北朝鮮問題、日本と中国で協力すべき共通課題、三つの課題のうちの一つとして取り上げ、突っ込んだ意見交換を行いました。  会談において、北朝鮮により繰り...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、御指摘のような報道があることは承知しておりますが、北朝鮮から報告書が完成したとの連絡ですとか、あるいは調査結果の提示があったとか、こういった事実は全くございません。
○国務大臣(岸田文雄君) 拉致問題につきましては、まずは全ての拉致被害者の方々の安全を確保し、そして全員の帰国を果たすということ、実態を究明するということ、そして拉致の実行犯の引渡し、こういったものをしっかり求めていかなければならないと思います。残念ながら、こうした結果にはまだ到...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) おっしゃるように、安保理決議二二七〇号の加盟国による履行状況の詳細については、決議採択後九十日以内に各国が安保理に報告することが要請されています。そして、九十日は、たしか五月三十一日が九十日目であったと承知をしております。  よって、まだこの報告出そろ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) これまでの決議、そして今回の決議ですが、これまでの決議と比べて今般採択された決議は、この二二七〇号、貿易、金融、人の往来、航空・海上輸送等の面においても大幅に措置が追加、強化されています。従来の決議と比べてもかなり強力な決議になっています。よって、この決...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) ストックホルム合意についてどう考えるかということですが、従来から、この拉致問題に関しまして我が国としましては対話と圧力、行動対行動の原則の下に臨んできました。  圧力を掛けながら、一昨年の段階で北朝鮮は拉致問題は解決済みであると強弁しておったわけですが...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 北朝鮮の国内の情勢については、先ほども経済状況について少し質疑の中でやり取りがありました。  そもそも今の金正恩委員長の下での体制がどの程度確定したものなのか、しっかりしたものなのか、こういったことにつきましても国際社会の中で様々な議論があると承知をし...全文を見る
05月23日第190回国会 参議院 決算委員会 第11号
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○国務大臣(岸田文雄君) 北朝鮮の核・ミサイル開発、これは我が国の安全に対する重大な脅威であるのみならず、これは一連の安保理決議等にも違反しており、国際社会全体にとりましても重大な脅威であると考えます。  そして、委員も御指摘になられました五月六日から九日にかけて開催されました...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) ただいま議決されました調達代理方式無償資金協力事業における目標設定及び事後評価の実施について並びに旧外地特別会計昭和十九年度及び二十年度決算についての審査措置要求決議につきましては、適切に対処いたします。
05月24日第190回国会 参議院 外交防衛委員会 第19号
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○国務大臣(岸田文雄君) まず、御指摘の総理の発言については、昨日、総理自身が言い間違えたというふうに発言をされておりますし、御指摘のような、閣僚懇等で誰かが指摘したというようなことは記憶にはございません。  具体的なこの発言について何か申し上げる立場には私はありませんが、一般...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、お話を聞いておりまして、理想と現実は対立するものではないというお話、私もそのとおりだと思います。我々議員たるもの、絶えずこのはざまの中で苦悩し努力をしている、これが現実ではないか、このように思います。  そして、平和安全法制についてどう考えている...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず冒頭ちょっと一言だけお許しをいただきたいと思いますが、まず、北澤先生のこの二十四年間にわたる議会人としての御貢献に心から敬意を表し申し上げたいと思います。  あの昨年の平和安全法制は、国民の命や暮らしを守るために重要な議論であったと私は認識しており...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、今回の事件につきましては、米側に強く抗議することと併せて、捜査への協力、綱紀粛正、そして再発防止、こうした点を求めています。まずは、米側のこうした取組をしっかり求めていくことが重要であると認識をしております。  その上で申し上げるならば、この日米...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 先ほども答弁いたしましたが、今回の事件を受けて米側に強く抗議することと併せて、捜査への協力、そして綱紀粛正、そして再発防止、これを強く求めております。  まずは米側の努力が重要であると考えていますが、その際に、今回の事件、米軍属による卑劣な行為によって...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) SDGsですが、昨年九月、採択をされています。よって、今回のG7伊勢志摩サミットは、SDGsが採択された後初めて開催されるG7サミットということになります。伊勢志摩サミットにおいては、国際社会で特別な責任を持つG7として、SDGs実施に向けた国際社会の取...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、御指摘のように、大企業あるいは富裕層の課税逃れが横行するということ、これは税の公平性の観点から大きな問題であると認識をいたします。  国際的な課税逃れに対処するためには、国際的な協調の下で各国が対策を実施するとともに、税務当局間での情報交換を充実...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、租税条約は、二国間の健全な投資、経済交流の促進を目的とするものであり、配当、利子等の投資所得については限度税率を設定するなど、二重課税防止の観点から源泉地国の課税権を制限しています。その一方で、近年、多国籍企業等が租税条約の規定を濫用することによっ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 委員御指摘のように様々な議論があることは承知しておりますが、政府としましては、先ほど申し上げました事業活動から生じた利得、これについては源泉地課税権を認める、投資所得については居住地国において課税する、二重課税も二重非課税も生じさせず適切に課税権を配分す...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) モディ首相は、このアクトイースト政策を掲げて、アジア太平洋地域における具体的協力を推進する積極的外交を展開しています。そのような中で、日印両国は互いの協力関係を重視し、昨年十二月、安倍総理訪印時には、日印新時代の道しるべとなる共同声明、日印ヴィジョン二〇...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) ジャパン・ハウスにつきましては、戦略的な候補という観点から、今、世界三か国において候補地を選定し、取組を進めています。国際的な情報社会も大きく変化をし、膨大な情報量、あるいは情報伝達手段も多様化している、そして個人一人一人が情報の発信元にもなり得る、こう...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、今回の事件につきましては、犯罪を犯した米軍属、これは、この身柄は日本側にあり、そして、この捜査について米側に全面的な協力を求めなければなりませんし、綱紀粛正、再発防止、しっかり求めていかなければならない、このように考えます。  そして、日米地位協...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 報道は承知をしておりますが、米国側が具体的にどのような日程で訪問を考えているのか、これにつきましては、米側の取組でありますので、日本から何か申し上げることは控えなければならないと思います。  いずれにしましても、まだ米国側から正式な具体的な日時について...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、今回の事件、誠に深刻な、そして重大な事件であり、日本政府としましても、首脳を始め様々なレベルで米国側にしっかりと申入れを行い、働きかけを行っていかなければならないと考えます。  ただ、日米首脳会談あるいはオバマ大統領の訪日の日程等については、ぎり...全文を見る
05月25日第190回国会 参議院 本会議 第30号
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○国務大臣(岸田文雄君) ただいま採択されました御決議の趣旨を受け止め、政府といたしましても、引き続き、安保理を始めとする国連改革の推進に努めつつ国連との連携を一層強化し、国際社会が直面する様々な課題の解決に積極的に貢献してまいります。(拍手)      ─────・─────
09月14日第191回国会 衆議院 外務委員会 第2号
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○岸田国務大臣 日ロの間における交渉ですが、九月二日に日ロ首脳会談が行われました。また、一昨日、私もロシア・ラブロフ外相と電話会談を行いました。こうしたさまざまなレベルで意思疎通を行っているわけですが、日ロ関係全体を底上げする中で、北方領土問題あるいは北朝鮮問題など、さまざまな課...全文を見る
○岸田国務大臣 北朝鮮によるたび重なる挑発行動は、先ほど委員の方からも御紹介ありましたように、国連安保理決議、日朝平壌宣言、六者会合共同声明、こういったものに違反するものであり、そして、NPTを中心とする国際的な軍縮・不拡散体制そのものに対する重大な挑戦であると考えています。 ...全文を見る
○岸田国務大臣 今回の北朝鮮による核実験ですが、我が国として、これは断じて容認することはできません。  今回、五回目の核実験ですが、従来はほぼ三年おきに核実験を行っていたわけですが、ことしに入りまして、四回目、ことしの一月、核実験を強行しました。そして九月。ですので、四回目と五...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、米国の反応ですが、オバマ大統領の声明の中で、九月九日の核実験について、地域の平和と安定に対する脅威であるとして、最も強い表現で非難をしています。  また、韓国ですが、政府の声明としまして、核実験を到底見過ごすことのできない重大な挑発として強力に糾弾をしてい...全文を見る
○岸田国務大臣 中国の対応ですが、中国外交部も、北朝鮮による核実験に断固反対の意を表明するとともに、在中国北朝鮮大使に対して、朝鮮による核開発は半島の緊張状態をエスカレートさせるものとして抗議を行った、こうした対応が報じられています。  中国も、国連安保理の常任理事国の一国とし...全文を見る
○岸田国務大臣 ことし一月、北朝鮮が核実験を行った後、国連安保理で採択されました決議二二七〇号、これは従来の決議と比較しましても大変内容的に厳しいものであると認識をしています。ただ、大切なのは、この厳しい決議が実際に履行されるかどうかという点であり、この履行をしっかり確認すること...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、中国は、北朝鮮の貿易の九割を占め、歴史的にも長い関係があり、国連安保理の常任理事国でもあり、六者会合の議長も務めています。北朝鮮問題に関しまして、中国の役割は大変大きいものがあると認識をしています。  こうした中国が、例えば安保理決議二二七〇にど...全文を見る
○岸田国務大臣 ことし二月に発表しました我が国の独自措置ですが、今委員の方から資料を御紹介いただきましたこの中にもありますように、まず、第一としまして、人的往来を規制するということから、在日外国人の核・ミサイル技術者の北朝鮮を渡航先とした再入国禁止を含め、従来より人的往来の規制の...全文を見る
○岸田国務大臣 北朝鮮の核・ミサイル問題の対応のためにも、日韓の協力が大変重要であると認識をしています。  そして、日韓の間においては、昨年十二月、慰安婦問題に関しまして最終的、不可逆的な解決を確認する、こうした日韓合意を確認したところであります。このことによって、未来志向の日...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、G7サミットですが、今、国際社会がシリア、あるいは難民問題、あるいは北朝鮮問題などさまざまな大きな課題、リスクを抱える中にあって、自由や民主主義あるいは資本主義といった基本的な価値観を共有するG7の首脳が率直な意見交換を行い、そして世界に向けてメッセージを発...全文を見る
○岸田国務大臣 我が国が唯一の戦争被爆国として国際社会の軍縮・不拡散の議論をリードするに当たりまして、私が従来から申し上げているのは二つの認識、すなわち、厳しい国際安全保障環境に対する冷静な認識と、核兵器の非人道性に対する正確な認識、この二つの認識が重要であるということを申し上げ...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、北朝鮮が核実験を強行したこと、これは断じて容認することはできません。  先ほども答弁させていただきましたが、五回目の核実験の強行となりました。その中で、従来三年ほどの間隔をあけていた核実験が、今回は一年のうちに二回も強行されるということ、さらには、ことしに...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のとおりだと思います。  我が国政府としましても、これまで何度か申し上げていますが、挑発行動は必ず代償を伴うものであり、拉致、核、ミサイルといった諸懸案を解決しない限り北朝鮮は明るい未来を描くことはできない、こうしたことをしっかりと北朝鮮に認識させることが...全文を見る
○岸田国務大臣 平和的な方法によって北朝鮮の非核化を実現するために、対話というのは必要であるとは考えます。  ただ、これは、対話のための対話であってはならないわけでありまして、六者会合を初め、北朝鮮との意味ある対話を行うためには、北朝鮮が非核化に向けた真剣な意思あるいは具体的な...全文を見る
○岸田国務大臣 おっしゃるように、これまで、安保理決議二二七〇を初め累次の安保理決議が採択されてきました。これを履行することが何よりも重要であります。  そして、履行するのは、まずは北朝鮮自身が決議の内容を履行する、これが重要であります。そして、関係国が決議の中身をそれぞれ責任...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、安保理のプレスステートメントは、安保理理事国が全ての加盟国に対して、安保理決議で北朝鮮に課した措置、特に決議第二二七〇号に含まれる包括的な措置を完全に実施する努力を倍加する、こうした要請を行っています。  こうした、強い内容の二二七〇をしっかりと...全文を見る
○岸田国務大臣 北朝鮮のたび重なる挑発行動は、我が国の国民の命や暮らしにかかわる大変重大な脅威であるというふうに思いますし、地域や国際社会の平和と安全にもかかわる大変重要な問題であります。  こうした認識をしっかり各国と共有しながら、日本として、国連安保理の非常任理事国の一国と...全文を見る
○岸田国務大臣 先ほども少し触れさせていただきましたが、我が国としましては、核兵器のない世界を実現するために、唯一の戦争被爆国として、二つの認識を重視し、そして核兵器国と非核兵器国の協力を実現することによって具体的な成果につなげていく、こうした現実的、実践的な取り組みを進めていき...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、北朝鮮の行動は、我が国の国民の命や暮らしにかかわる大変大きな脅威であるというふうに思いますし、地域や国際社会全体にとっても平和と安定を損なう重大な問題であると考えます。こうした認識のもとに我が国としてしっかり取り組まなければいけませんし、こうした認...全文を見る
○岸田国務大臣 我が国は、北朝鮮との問題において、今申し上げたように、核、ミサイル、拉致、こうした諸懸案を包括的に解決していく、そのために対話と圧力、行動対行動の原則に基づいて臨んでいく、こういった方針で今日までやってきました。  その中で、一昨年五月のストックホルム合意におい...全文を見る
○岸田国務大臣 中国との連携、対話ですが、九月五日に日中首脳会談を行いました。そして、八月二十四日に日中外相会談を行いました。そして昨日、十三日に、金杉アジア大洋州局長と中国外交部の武大偉朝鮮半島事務特別代表との間で電話会談を行いました。  こうしたさまざまなレベルでの意思疎通...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘いただきました一連の国連決議ですが、一七一八号というのは第一回目の北朝鮮の核実験が行われた後に採択された決議、一八七四は二回目の核実験の後に採択された決議、そして二〇八七号は、北朝鮮が人工衛星と称する飛翔体を打ち上げた、あの後に採択された決議、そして二〇九四...全文を見る
○岸田国務大臣 我が国の独自措置、本年二月の措置ですが、人そして金そして物、こうした動きについて制限をするものであります。  例えば、人的往来については、二月の措置によって、在日の北朝鮮当局職員及びその補佐の再入国が禁止されることによって、その対象者も従来と比べ拡大されました。...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、我が国は、北朝鮮に対しまして、諸懸案を包括的に解決するために、さらには北朝鮮から建設的な、前向きな対応を引き出すために何が最も効果的か、こういった観点から対応を不断に検討してきております。  そしてさらに、ストックホルム合意の中には、人道的観点から適切な時...全文を見る
○岸田国務大臣 政府といたしましては、ただいま採択されました御決議の趣旨を体しまして、北朝鮮に対して、全ての核兵器及び既存の核計画を放棄することを含め、関連する国連安保理決議等の即時かつ完全な履行を強く求めてまいります。  また、この機会に改めて、拉致、核、ミサイルといった諸懸...全文を見る
09月14日第191回国会 参議院 外交防衛委員会 閉会後第1号
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○国務大臣(岸田文雄君) 委員御指摘のように、中国の北朝鮮に対する大きな影響力を考えますときに、今後の国連安保理の議論あるいは国際場裏における議論の中で中国の果たす役割、大変大きいものがあると認識をしています。  その中で、我が国として中国への働きかけ、九月の五日に日中首脳会談...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、御指摘のように、中国と北朝鮮との関係、北朝鮮の貿易の九割は中国が占めているということ、さらには国連安保理の常任理事国であり六者会合の議長国でもある、こういったことを考えますと、中国の果たす役割、大変重たいものがあると強く認識をしています。  そし...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のソン・キム特別代表の発言について、その発言の用語の意味について何か確定的に説明できる立場に私はないわけでありますが、少なくとも、ソン・キム特別代表とそして金杉アジア大洋州局長の会談の中にあっては、一つは国連安保理における協力、そしてもう一つはそれ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) ソン・キム代表の発言について申し上げました。そして、実際日米の間でどんな協議を行ったか、それについては今改めて御報告したとおりであります。そういった協議が行われる中にあって日米の協力を行っていく、こうしたことについて外務大臣として答弁をさせていただいた次...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、北朝鮮の挑発行動、今年に入って二十一発の弾道ミサイルの発射、そして一年間に二回核実験を行うなど、新しい脅威のレベルに至っていると認識をしています。そして、これについては累次の国連安保理決議、日朝平壌宣言、六者会合共同声明、こうしたものに違...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 先日、九月五日開催されましたG20の杭州サミットでの日中首脳会談におきましては、安倍総理と習近平主席との間において、戦略的互恵関係の立場に立ち、両国で共通する課題について協力をし、そして対話をし、そして交流を深めていく、こういった点で一致をしました。特に...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 九月九日、核実験が実施された後、我が国としましては、国連安保理におきまして至急緊急会合の招集を働きかけました。そして、緊急会合を開催し、プレスステートメントをすぐ発出いたしました。その上で、適切な制裁措置を含む新たな決議の採択に向けて議論を開始する、こう...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、北朝鮮に並進路線、これはあり得ないということ、これを諦めさせるということ、これは大変重要なことであります。そして、挑発行動には必ず代償が伴うものであり、拉致、核、ミサイル、こうした諸懸案を解決しない限り北朝鮮は明るい未来を描くことができな...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) こうした技術を北朝鮮が独自で開発しているかという御質問ですが、北朝鮮のこうしたミサイル技術の開発をめぐりましては、北朝鮮とイランとの間の軍事協力など様々な情報があるというのは事実であります。  いずれにしましても、我が国としましては、様々な情報をしっか...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の技術も含めてミサイルに関して北朝鮮が他の国と様々な協力をしているのではないか、こうした情報があるのは事実であります。そして、この詳細については、事柄の性質上、明らかにするのは控えなければなりませんが、だからこそ、我が国としましては国際社会との連携...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 北朝鮮の挑発行動については、これまで累次の国連安保理決議が採択をされてきました。そして、その効果について御指摘があったわけですが、その中にあっても今年三月の決議二二七〇は最も強い決議であります。この最も強い決議の実効性をまずしっかり確保することが重要であ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 日米地位協定に関しまして環境補足協定が合意されたわけでありますが、これは今までの地位協定の運用改善ではない、今までこの日米地位協定の歴史の中にないこれは具体的な一歩であると認識をしています。  是非、こうした取組等を通じて具体的な成果が出るよう関係者が...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国としましては、御指摘の点も含めて米側がJEGSに基づいてしっかりと対応するよう働きかけていく、これはあるべき姿として重要であると考えます。  是非、御指摘の点も含めて、米側にしっかりとした働きかけ、続けるべき課題であると考えます。
○国務大臣(岸田文雄君) 政府といたしましては、ただいま採択されました御決議の趣旨を体しまして、北朝鮮に対して、全ての核兵器及び既存の核計画を放棄することを含め、関連する国連安保理決議等の即時かつ完全な履行を強く求めてまいります。  また、この機会に改めて、拉致、核、ミサイルと...全文を見る
09月30日第192回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○岸田国務大臣 五原則に該当するかを考える場合には、PKO法上の武力紛争に該当するかどうか、こういった観点で判断することになります。そういった判断をした上でこの五原則に該当しているかどうかを考える、これが基本的な考え方であると認識をしています。
10月03日第192回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○岸田国務大臣 今御紹介いただきました我が国の立場、これは変更はございません。
○岸田国務大臣 御指摘のサンフランシスコ講和条約二十六条ですが、これは、同条約に署名しなかった国と我が国との間に後日締結される二国間の平和条約の締結について規定したものです。  そして、具体的な要件、幾つか書いてありますが、結論から申し上げますと、まず、対象となる国、これは昭和...全文を見る
○岸田国務大臣 四島の帰属の問題を明らかにして平和条約を締結する、今申し上げたのが基本方針の全てであります。四島の帰属ということであり、それ以上のことは何も触れていないと考えています。
○岸田国務大臣 御指摘の点については、四島の帰属の問題を明らかにする、それ以上のことは申し上げていないと考えます。
○岸田国務大臣 日本への帰属を含め、四島の帰属、これを明らかにする、こういったことを申し上げていると思います。
○岸田国務大臣 言葉遣いの問題かと思いますが、四島の帰属、日本への帰属、これらを明らかにする、その上で平和条約を締結する、そうしたことだと思っております。
○岸田国務大臣 四島の帰属先、日本への帰属を明らかにする、そういったことを申し上げていると考えています。
○岸田国務大臣 そのとおりでございます。  四島は日本固有の領土である、これは日本の従来から明らかにしてきた立場であります。そして、平和条約締結交渉においては、四島の帰属を明らかにし平和条約を締結する、この方針も従来から変わっておりません。
○岸田国務大臣 日韓合意につきましては、昨年十二月、日韓の両外相によって行われました共同発表の内容に尽きております。その後、追加の合意がなされているとは承知をしておりません。
○岸田国務大臣 まず、御指摘のように、ことし七月七日夜ですが、首都ジュバにおきましてキール大統領派とマシャール第一副大統領派の衝突が発生をしました。治安情勢は急激に悪化をいたしました。  そして、その後、八日、十日そして十一日と衝突が発生をしたわけですが、十一日の夜、南スーダン...全文を見る
○岸田国務大臣 南スーダン全体を見ますときに、地方におきまして散発的、偶発的な衝突が発生しているという報告は受けておりますが、首都ジュバを中心に、比較的情勢は安定していると承知をしております。
○岸田国務大臣 停戦の合意については、まさに二〇一五年八月の南スーダンの衝突の解決に関する合意文書、この文書が交わされているわけですが、この合意文書に従って、暫定政府の第一副大統領が反主流派から出されているという現実があります。そして、その副大統領がみずから国連総会で、平和と安定...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、マシャール第一副大統領は国外にいるということであります。私も、スーダンにおられるという情報に接した記憶があります。  それは事実でありますが、しかし、それにかわりまして、反主流派としてタバン・デン鉱業大臣が任命をされています。ディンカ族を中心とす...全文を見る
○岸田国務大臣 おっしゃるように、国家公務員の中で外務公務員、外交官は二重国籍が認められておりません。やはり外交の現場において特に国益をかけて仕事をしなければいけない、こうした特殊性に鑑みてそういった措置が行われているものであると認識をいたします。
10月05日第192回国会 参議院 予算委員会 第1号
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○国務大臣(岸田文雄君) まず、北方領土は我が国固有の領土であるということ、これは全く変わりはありません。  その上で、我が国の方針、今総理からお答えさせていただきましたように、四島のこの帰属の問題を解決して平和条約を締結する、こうした方針であります。よって、我が国としましては...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国としましては、条約の署名が開放した当日に署名するなど、早期発効を重視し、取組を行ってきました。国内における様々な対応の担保に関する政府内の調整等を続けてきましたが、こうした調整、完了次第、国会で御審議をお願いしたいと考えています。
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、発効いたしますと、締約国による会議が発足するというふうに認識をしています。ただ、現状の議論を見ておりますと、協定の実施指針策定に係る交渉、これは現在、国連気候変動枠組条約の全締約国の参加を得て行われています。この協定の実施指針策定に係る交...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 今、準備、調整作業を全力で進めております。そして、政府内としましては、来週十一日の閣議を目標に努力を続けていると承知をしております。
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国としましては、パリ協定の意義を重視し、そして早期締結に向けての取組を重視してまいりました。四月に署名が開放された当日に署名するなど作業を進め、国内の様々な作業を進めてまいりました。そして、今最終的な調整、整備を行い、是非来週十一日の日に閣議決定をす...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 条約が発効いたしますと締約国会議というものがつくられるということは予想されます。ただ、現状も、統一基準など具体的な、そして重要な項目については、参加国全体での議論が行われています。こうした議論は引き続き今の枠組みで続けられるというふうに思います。ただ、締...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 例えば、今年開催されました伊勢志摩サミットにおいてもこの議論が行われ、パリ協定に向けて、早期発効に向けて努力をする、こういったことを合意文書としてまとめることを行いました。この中身としましては、年内の早期発効に向けて努力するということであります。こうした...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 先ほど申しましたように、今現実的に具体的な重要な議論については我が国はしっかり参加をしています。こうした努力はしっかり続けなければなりません。  そして、その上で、締約国としてしっかりとした責任を果たすために、国内の手続、早急に進めていきたいと考えます...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 外務公務員ですが、これは、勤務地が世界各地にわたるため、その際に不都合が生じないような特例が必要です。また、外務公務員の職務と責任は対外的、国際的であり、外国との関係で格段の注意を必要といたします。このような事情から、二重国籍者が外務公務員になれないこと...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のとおり、外務大臣はこの外務公務員法における外務公務員に当たりませんので、二重国籍を認めないという要件、適用されません。  今の日本の制度においては、外務大臣を含め国務大臣への就任については、まず当然に日本の国籍を必要とする、このように解されてい...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、制度につきましては先ほど説明をさせていただいた状況にある、日本の制度は先ほど説明させていただいたとおりであります。  そして、外交に関わる者の厳しさ、委員の御指摘のとおりだと思います。そのトップに立つこの外務大臣というもの、その厳しい、そして重た...全文を見る
10月06日第192回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(岸田文雄君) まず、昨日も答弁させていただきましたが、外務公務員というもの、これは、職務そして責任が国際的であり対外的であるなど、その特殊性に鑑みて、他の国家公務員とは切り分ける形で外務公務員法に定める中で、二重国籍は認められない、こういった形になっています。  そ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) シベリア抑留につきましては、委員御指摘のように、極寒のシベリアにおいて過酷な強制労働に従事させられた多くの方々がおられます。私も地元等で関係者の皆様方から話を聞く機会随分ありましたが、そうした方々の経験、これは誠に同情すべきものであると考えます。  そ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 政府としましては、いわゆるこのシベリア抑留につきまして、人道上問題であるということのみならず、当時の国際法に照らしても問題ある行為であったと、このように認識をしています。  御指摘のハーグ陸戦法規の附属を成す陸戦規則等に見られる当時の国際法に照らしても...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御遺族の中には、戦没者の方の遺品がない方もおられます。この日章旗などの遺品の返還、これは非常に重要だと思いますし、こうしたネットオークションのありようにつきましては私も心が痛む思いがいたします。こういった観点から、在米の公館におきましても、情報提供の窓口...全文を見る
10月11日第192回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○国務大臣(岸田文雄君) 今委員の方から御指摘ありましたように、昨年、このPKOの中立性と不偏性の議論させていただきました。そして、簡潔に申し上げるならば、国連の文書における中立性、いかなる当事者にもくみしないという内容で使っておりますし、国連の文書における不偏性、これはマンデー...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 不偏性と中立性ですが、中立性というのは、二つの当事者があるとしたら、その真ん中に立つということです。不偏性というのは、この一つのマンデート、例えば停戦を実施するという任務を考えた場合に、片方が停戦に協力的である、片方が停戦に全く非協力的であるという状況の...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) UNMISSに対して国連がどのようなマンデートを与えているのか、こういったことについては我が国としても承知をしております。
○国務大臣(岸田文雄君) 地域保護部隊に対するこのマンデートということにおいて、文民を保護する、これはもう当然、そういった任務が与えられているということ、承知をしております。(発言する者あり)
○国務大臣(岸田文雄君) 御質問は、UNMISSに対して新たに地域支援保護部隊への展開など新しいマンデートが与えられたことを知っていたかという御質問かと思いますが、そういったマンデートが与えられたこと、そしてさらには、これは南スーダン政府もその後それに同意したということ、このこと...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 日ロ両国は、戦後七十年以上たった今に至っても平和条約を結んでいない、こういった状況については両国首脳間で異常な状態であるということで一致をしています。そして、この異常な状態を脱するためには政治の対話が重要であるということで、今年に入りましてからも二度にわ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 十二月十五日のプーチン大統領の訪日が意義あるものにならなければなりません。そのために準備をしっかりしたいと思います。意義ある対話を実現するためにはどうあるべきなのか、そういった観点から日ロ間でしっかり協議をし、準備を進めたいと思います。
○国務大臣(岸田文雄君) 平和的な手段によって北朝鮮の非核化を実現するために、対話という要素、これは不可欠であると認識をします。  そして、六者会合について現状どうなっているのかという御質問ですが、六者会合の枠組み自体は、これは有意義な枠組みであると認識をしています。ただ、対話...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 仮定の話、仮定のことについて申し上げるのは控えなければなりませんが、まずは、この六者会合、意義ある枠組みだと思いますが、意義ある対話にするためには、非核化に向けた北朝鮮側の前向きな、建設的な言動が必要であると認識をしています。
○国務大臣(岸田文雄君) まず、ストックホルム合意に基づいて調査が開始されてから二年以上たった今に至っても拉致被害者の方々の帰国が実現していないということ、このことは痛恨の極みであります。  ただ、拉致被害者の方々全員の帰国を実現する、こうした目的のためには、対話という要素、こ...全文を見る
10月13日第192回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、今年六月ですが、今委員から御紹介があったような状況の中で、中国海軍艦艇が尖閣諸島周辺の我が国接続水域に入域したわけですが、中国艦艇が接続水域に入域するのは、尖閣諸島周辺の接続水域に入域するのは、これは初めてのことであります。  八月には...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 北朝鮮あるいは中国の意図について確たることを申し上げる立場にはありませんが、様々な動きが存在、そして発生しています。我が国としましては、特に北朝鮮をめぐる情報については大きな関心を持って情報収集、そして分析に努めています。  引き続きまして、我が国とし...全文を見る
10月14日第192回国会 衆議院 安全保障委員会 第1号
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○岸田国務大臣 安全保障委員会の開催に当たり、委員各位に謹んで御挨拶を申し上げ、我が国の安全保障政策について所信を申し述べます。  北朝鮮による相次ぐ核実験や弾道ミサイルの発射は、新たな段階の脅威であり、断じて容認できません。新たな安保理決議や我が国独自の措置により、断固として...全文を見る
10月14日第192回国会 衆議院 外務委員会 第1号
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○岸田国務大臣 外務委員会の開催に当たり、御挨拶申し上げるとともに、主な国際情勢及び外交政策の所信について申し述べます。  まず、北朝鮮による五度目の核実験や相次ぐ弾道ミサイルの発射は、これまでとは次元の異なる脅威であり、断じて容認できません。北朝鮮に挑発行動の代償を理解させる...全文を見る
10月14日第192回国会 衆議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第2号
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○岸田国務大臣 外交交渉、条約、協定等の交渉における対応、これは一般論でありますが、これは、どの国においても、今後、累次の条約、協定を交渉する機会が出てくる、こういったことは想定されます。よって、条約、協定の締結に向けてのやりとりの中身を明らかにすることは、今後の交渉においても手...全文を見る
○岸田国務大臣 ただいま委員からもありましたように、オバマ大統領はTPP協定の本年中の議会承認に向けて引き続き最大限努力しているものと承知をしております。  九月に行われましたG20サミットあるいはASEAN関連首脳会合の際にも、オバマ大統領は、十一月八日の米国大統領選後の米国...全文を見る
○岸田国務大臣 日米関係ですが、おっしゃるように、今現在、日米関係は大変安定していると認識をしています。  そして、首脳間の人間関係ももちろんですし、私自身も、三年十カ月で、ケリー国務長官と電話会談も含めて四十六回外相会談を積み重ねてきました。こうした信頼関係に基づいてTPP協...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、これは十月十日ですが、我が国の経団連の代表団に対しまして、韓国の産業通商資源相が、TPPにつきまして、重要であり、近く公式に参加を決定する予定だという発言をしたことが報じられております。  TPPは、二十一世紀型の高いレベルの貿易・投資ルールを構...全文を見る
○岸田国務大臣 今申し上げました韓国以外ですと、台湾、タイ、インドネシア、フィリピン、こうした国々がTPP参加に強い関心を表明しています。  このことは、まさにTPPの戦略的価値を示すものであり、歓迎すべきものだというふうに思いますし、我が国としましては、TPPの早期発効を目指...全文を見る
○岸田国務大臣 TPP協定第三十・四条において、一つはAPECに参加する国または独立の関税地域、及び、二つ目として締約国が合意する他の国または独立の関税地域について、TPP協定の義務を履行する用意がある場合に加入のための交渉を行うことができる、こうした旨定められています。  台...全文を見る
○岸田国務大臣 先ほども少し触れさせていただきましたが、TPPは二十一世紀型の高いレベルの貿易・投資ルールを構築するものであり、今後の経済連携のスタンダードとしてアジア太平洋地域に参加国・地域が広がっていくこと、これをもともと想定しておりますし、歓迎をしているところです。  そ...全文を見る
○岸田国務大臣 TPP参加十二カ国においては、本年五月に開催されましたTPP閣僚会合でも、米国を含む十二カ国はTPPの早期発効を目指す、こういった確認を行っています。  ぜひ、こうした十二カ国の早期発効に向けての取り組みの意思をしっかりと尊重しながら、全体として機運を盛り上げて...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、日中間で経済連携を組む肯定的な側面を拡大していく、このことは、両国にとっても重要でありますし、また、地域あるいは国際社会の平和、安定、繁栄にとってもこれは大変重要な取り組みであると考えます。  そして、我が国は、現在、中国を含む経済連携の枠組みと...全文を見る
10月17日第192回国会 衆議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第3号
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○岸田国務大臣 まず、御指摘の点につきましては、大変遺憾なことであり、心からおわびを申し上げなければならないと考えます。  TPP協定につきましては、御案内のとおり、十二カ国が参加し、英文で合計八千四百ページ以上の大部にわたり、我が国が締結した国際約束の中でも最大級の文書であり...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、過去、訂正を行った例としまして、ジュネーブ諸条約第一及び第二追加議定書、平成十六年、エネルギー憲章条約、平成十四年、政府調達に関する協定、平成七年、こうした事例がありますが、御指摘のように、数ということを考えますと、今回はこの過去の事例に比べて大変...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、内容について、重大な内容が含まれるという御指摘でありましたが、内容については先ほど御説明したとおりであります。そして、訳文、説明書に関しましては、所管官庁として、外務省が責任を持たなければならないと思っています。よって、外務大臣である私が責任を持たなければな...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、パリ協定の迅速な締結について、我が国は一貫して重視をして取り組んできました。  四月に行われましたパリ協定の署名の開放につきましても、四月二十二日、開放当日に署名を行いました。また、五月に行われました伊勢志摩サミットにおきましても、年内の早期発効に向けて協...全文を見る
○岸田国務大臣 TPP協定とそしてパリ協定、この審議のあり方について御指摘をいただきましたが、まずTPP協定、パリ協定、これは我が国としまして、両方大変重要な協定であると認識をしています。  TPP協定の重要性につきましては、先ほど来総理の方から発言がありましたように、自由貿易...全文を見る
○岸田国務大臣 気候変動というのは国際社会全体で取り組むべき課題であり、我が国は、パリ協定の交渉において、先進国、途上国の区別にかかわらず全ての国が義務を負うことを重視し、まずそのことについて主張してきました。  これは、途上国の排出量が世界全体の排出の大部分を占めるようになっ...全文を見る
○岸田国務大臣 今、委員の方から米韓のFTAの話が出ましたが、あのケースと今回のケースが基本的に異なっているのは、あれは、交渉が終結した後、米韓のトップ同士が改めて会って再交渉で合意をした、そうした合意に基づいて再交渉が行われたということであります。  今回のTPPにつきまして...全文を見る
○岸田国務大臣 TPP早期発効に向けて、政府としましても、さまざまなレベルで米国側と意思疎通を図り、機運の醸成に努めていますが、議会対策について御質問をいただきました。  一般論として申し上げるならば、在外公館において、その所在国と、経済関係強化あるいは日本企業への支援、こうい...全文を見る
○岸田国務大臣 我が国としましては、四月二十二日、パリ協定に署名してから後、国内の担保の調整、そして検討を行ってきました。そして、その作業を終えた後、閣議決定ということで、手続を進めるべく努力を続けてきました。その結果として閣議決定が十月十一日に至ったということであります。  ...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘の保険等の非関税措置に関する日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の書簡、これは、まず、本年の二月四日に交わされた書簡でありますが、そもそも、二〇一三年の四月に日米の間で、日米間の協議結果の確認に関する書簡という書簡を交わしていますが、その書簡に従って、保険、...全文を見る
○岸田国務大臣 この書簡の性質、成り立ちについては、先ほど説明したとおりであります。  その中で御説明したように、この内容は、我が国として、既存の国内法令を適切に実施していることを確認する、あるいは、もともと自発的にとるとしていた措置を文書に盛り込む、こういった形でまとめており...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘の文書は、先ほども申し上げましたが、二〇一三年四月に日米間で交わした書簡に基づいて、幾つかの分野における非関税措置について協議を行ってきました。そして、交渉をずっと行った結果として内容をまとめたわけです。  そして、その内容において米国側からさまざまな指摘...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のような文書は、先ほど申し上げました二〇一三年四月からの交渉の結果として日米の間で交わした書簡であります。こうしたやりとりは国によって違いますので、こうした形での書簡をやりとりしているのは日米の間だけだと認識をしています。  ただ、いずれにせよ、政府調達に...全文を見る
○岸田国務大臣 交渉です、これは相手がある話です。そして、二〇一三年からずっと交渉を行って、相手との交渉の結果、こうまとめようではないかということで書簡をまとめることになりました。そこに何を盛り込むのか、向こうとの話し合いの中で結果が出てくると思います。他の国においては、経緯も違...全文を見る
10月18日第192回国会 参議院 外交防衛委員会 第1号
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○国務大臣(岸田文雄君) 外交防衛委員会の開催に当たり、御挨拶申し上げるとともに、主な国際情勢及び外交政策の所信について申し述べます。  まず、北朝鮮による五度目の核実験や相次ぐ弾道ミサイルの発射は、これまでとは次元の異なる脅威であり、断じて容認できません。北朝鮮に挑発行動の代...全文を見る
10月19日第192回国会 参議院 本会議 第5号
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○国務大臣(岸田文雄君) ただいま議題となりましたパリ協定の締結について承認を求めるの件につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  この協定は、平成二十七年十二月にフランスのパリで開催された気候変動に関する国際連合枠組条約の第二十一回締約国会議において採択されたものでありま...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国によるパリ協定の締結手続についてお尋ねがありました。  我が国はパリ協定を重視しており、迅速な締結が不可欠であると考えています。このため、政府は、パリ協定の署名が開放された当日である四月二十二日に署名を行いました。  また、本年五月のG7伊勢志...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) パリ協定の国会承認に関する政府の考え方についてお尋ねがありました。  我が国は、各国による締結の動向について注視してきましたが、当初、全加盟国が一括して締結することにより来年以降の締結を目指していたEUが、一部加盟国のみ先行して締結したこと等により、当...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) パリ協定における削減目標の実効性についてお尋ねがありました。  パリ協定は、歴史上初めて、全ての国が参加し、温室効果ガス削減のための行動を取ることを約束した公平かつ実効的な国際枠組みであり、我が国の長年にわたる主張に沿う画期的な合意です。  本協定に...全文を見る
10月20日第192回国会 参議院 外交防衛委員会 第2号
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○国務大臣(岸田文雄君) 昨今、我が国を取り巻く安全保障環境、ますます厳しさを増しています。また、外交における課題もますます多様化しているという現実があります。そういった中ですので、日本外交の基盤であります外交実施体制、より充実させていかなければいけない、こうした取組は不可欠であ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 北朝鮮ですが、今日の朝も、日本時間七時にムスダンと推定される弾道ミサイルが発射され、そして失敗したということが確認をされています。こうした北朝鮮の挑発行動は、累次の安保理決議、あるいは日朝平壌宣言にも違反するものでありますし、六者会合共同声明の趣旨にも反...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、法の支配を重視する我が国としては、力による一方的な現状変更は認められない、これは従来からもしっかり訴えてきたところでありますし、これからも変わりはないと考えます。  そして、ウクライナ問題につきましては、ロシアに対してミンスク合意の履行、これに向...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 自由で、開かれ、そして安定した海、これは我が国を始めとする国際社会の平和や安定、そして繁栄にとって礎であると考えます。しかしながら、御指摘のように、近年緊張が高まるような事例が発生し懸念を深めている、これも事実であります。  その中にあって、南シナ海で...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のユネスコの分担金、そして任意拠出金の支払ですが、一年の中でこの時期まで支払が行われていないという例は、過去にはあったとは承知しておりません。
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国としましては、あくまでもこの世界の記憶事業が加盟国間の友好と相互理解の促進というユネスコ設立の本来の趣旨そして目的を推進するものになるよう、同事業の制度改善に取り組んでいます。こうした取組は今しっかりと働きかけを行い、努力をしているところです。 ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) そもそもユネスコの事業というのは、加盟国の友好と相互理解の促進ということを目指すというものであると認識をしています。その中にあって、今の制度においては関係国との意思疎通が十分図れないなど様々な指摘があります。是非このユネスコの本来の趣旨に沿うような形で制...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 制度の見直しについては、明年四月に、各国や国際諮問委員会等の意見を踏まえた改正案がユネスコ執行委員会で審議される予定になると承知をしています。
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のシンポジウムについては承知しておりますし、このレイ・エドモンドソン氏がこのシンポジウムに出席をしたということ等、これについても情報を得ております。  そして、その見直しとの関係で申し上げるならば、昨年十二月、ユネスコからは、既存のルールの下で新...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) このレイ・エドモンドソン氏ですが、御指摘のように、これは見直しグループ六名のメンバーのうちの一人であります。そして、今のこの発言の背景等についてはちょっと我々確認するすべはありませんが、いずれにせよ、ユネスコは公式的な発表を行って先ほどのような発言を明ら...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず一般論として申し上げるならば、世界記憶事業の関係者において、登録申請者の接触については慎重でなければならない、慎重さが求められると考えます。こうした考え方については、我が国からユネスコ側にもしっかり伝えております。  そして、この制度改善につきまし...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 先ほども申し上げましたが、我が国としましては、新しい制度の下で審査が行われることが望ましいと思っています。まずは、新しいこのユネスコの趣旨に沿ったしっかりとした制度がつくられることが大事だと思っておりますし、その新しい制度の下で審査が進むよう、しっかりと...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) この登録された南京事件の資料ですが、中国国内の七つの公文書館で保管されているものと承知しております。しかし、具体的に何点の資料が登録されたかについてはいまだ明らかにされていないと承知をしています。  ユネスコが規定している記録遺産保護のための一般指針に...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 現状については今申し上げたとおりですが、いかなる資料が実際に登録されたかについて、中身を調査し検証すること、これは重要であると認識をしています。そのためにも、登録資料へのアクセスが認められるよう、引き続き中国、ユネスコ側に強く申入れを行うとともに、資料の...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) いずれにしましても、ユネスコのこの世界記憶遺産の現状の制度から考えましても、いかなる資料が登録されたか、これが確認できない、そして公開されていない、このことはその制度のありようとして問題であると考えます。是非、登録されたこの資料がいかなるものであるのか、...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 日韓間の財産請求権問題については、一九六五年の日韓請求権・経済協力協定によって法的には完全かつ最終的に解決済みである、これが我が国政府の一貫した立場であります。御指摘の団体との面会においても、外務省からは政府の一貫した立場について説明を行ったものであると...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、委員の御指摘の中で、琉球処分につきましては様々な見解があるとは承知していますが、一般に、明治初期の琉球藩の設置及びこれに続く沖縄県の設置の過程を示す言葉として用いられている、このように承知をしています。  そして、従来から申し上げているように、こ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、JOGMECの活動そのもの、この具体的な活動については、これは経済産業大臣が所管しておりますので、外務大臣として触れることは控えなければなりませんが、その上で一般論として外務大臣の立場から申し上げるならば、五月、ソチで行われました日ロ首脳会談におい...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず御指摘のように、イラク北部にはトルコ軍が駐留しており、それに対しまして、イラク政府はトルコ政府に対しまして撤退を求めている、こうした現状にあります。  このモスルの解放作戦が実施されている中、今御指摘いただいた件につきましては、これは両国による協議...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、南スーダンにおいて、凶悪犯罪への対処等の治安維持業務ですが、国家警察、SSNPS、これが対処、対応いたします。そして、警察力で対応できない、対処できない事態について、国軍、SPLAが対応する、こうしたことになっていると承知をしています。  一方、...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、我が国は、コロンビアにおける和平プロセス、これまでも一貫して支援してまいりましたし、これからも引き続き支援をしていきます。ノーベル平和賞を受賞されましたサントス大統領、半世紀を超える国内紛争を終結させるために粘り強く努力をされてこられました。改めて...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国としましては、コロンビアの地雷被害の大きさに鑑みて、これまで草の根・人間の安全保障無償資金協力を継続的に実施し、コロンビアの地雷除去を積極的に支援をしてきました。そして、ただいま御指摘がありましたように、コロンビアの国土の大きさ、それから対象地域の...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) ただいま御指摘いただきましたように、我が国はこれまでカンボジアの地雷対策センター、CMACの協力を得て、同センターにおいて、つまりカンボジアにおいてコロンビア大統領府対人地雷対策庁の職員の研修を行うことで、コロンビアにおける地雷除去に関する人材育成等の技...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、コロンビアとのEPA交渉ですが、今年九月、ニューヨークにおきまして、日・コロンビア首脳会談が開催されました。その際に両首脳間で、交渉が最終段階にある、こういった点で一致をいたしております。コロンビアは高い経済的潜在性を有しており、両国の経済関係強化...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、昨年、私は、日本の現職の外務大臣としては初めてキューバを訪問させていただきました。その際に、先方ロドリゲス外務大臣と外相会談を行いまして、経済関係の強化に向けて日・キューバ官民合同会議、この立ち上げについて合意をして帰ってきました。昨年十...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 委員の方から先ほど七月の衝突についても御指摘がありました。そして、南スーダンの地方においては散発的な偶発的な衝突が発生している、これも事実であると思います。  ただ、先ほど防衛大臣からお答えさせていただきましたように、ジュバ周辺においては比較的平穏な状...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 日本と中国、まず共に六者会合のメンバーです。そして、六者会合のメンバーにおいては、二〇〇五年の六者会合共同声明におきまして、平和的な方法による朝鮮半島の検証可能な非核化という目標、これで一致をすることを確認をしています。そして、日中両国はその後も、朝鮮半...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、北朝鮮から非核化に向けた前向きな行動を引き出すためには強い圧力を掛けていかなければならないと考えます。そして、その際に中国の役割、大変重要であると認識をしております。北朝鮮の貿易の九割を占める中国、そして六者会合の議長国を務める中国の役割、これ、実...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 王毅部長とは、安保理における決議ですとか、それから各国の独自措置について様々意見交換を行いました。ただ、具体的な中身について、安保理においてもまだ今議論が続いておりますので、これを明らかにすることは控えなければならないと考えます。それぞれの考え方、立場に...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、委員御指摘のように、パリ協定第十五条ですが、この協定の規定の実施及び遵守を促進するための制度として委員会を設立すること、また同委員会はパリ協定第一回締約国会合において採択する方法及び手続に従って運営されることを定めています。  現在、この委員会の...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) CMA1への出席ですが、私自身は具体的に誰が出席することが決定したというふうな連絡は聞いておりませんが、現地には山本大臣が行っています。山本大臣が、この会合に出席するのは誰が適切であるのか、それを判断した上で出席者を判断されると思います。御自身も含めて適...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) その場かどうかは分かりませんが、今日からその会議が開催するまでの間に、山本大臣が責任を持って、御自身も含めて誰が出席をするのかを判断されることになると認識をいたします。
○国務大臣(岸田文雄君) 国連事務総長ですが、歴代の事務総長、ノルウェー、スウェーデン、ミャンマー、オーストリア、ペルー、エジプト、ガーナ、そして韓国、こういった国の出身者が務めてきています。  事務総長は、御案内のとおり、安全保障理事会の勧告に基づいて総会が任命する、このよう...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 国際社会がグローバル化する中で国連は、国際の平和及び安全の維持、開発、人権、気候変動、軍縮・不拡散、テロなど、様々な分野でますます重要な役割を果たしています。国連を二十一世紀にふさわしい姿にし、ますます増大するグローバルな課題に対処するために、安保理改革...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 本年度のユネスコへの分担金及び拠出金の支払については、まだ今現在実施はしておりません。  そして、ユネスコの事業、これは加盟国間の友好と相互理解の促進というユネスコ設立の本来の趣旨と目的を推進するべきものであると考えます。  そして、その上で、いずれ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国は、国際の平和と安全、開発、人権、核軍縮・不拡散、環境、気候変動など、幅広い分野における国連の活動に積極的に参画しています。我が国は、国連においては本年一月から安保理の非常任理事国を務めています。北朝鮮による核・ミサイル問題、中東情勢、安保理改革の...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 北朝鮮の核実験、そして弾道ミサイルの発射、これは先ほど来申し上げておりますように、許し難い暴挙であり、断じて容認はできません。そして、先般の核実験、相次ぐ弾道ミサイルの発射と相まって新たな段階の脅威であり、従来と異なる断固たる対応をすべきであると考えます...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、今も申し上げましたように、拉致問題、これは現政権における最重要課題であると認識をしています。そして、政府としては、対話と圧力、行動対行動の原則の下で諸懸案の包括的な解決を目指す、こうした方針に変わりはありません。そして、拉致問題の解決のためには対話...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 戦後七十一年たった今でも平和条約を結ぶことができていないこの日ロ関係は異常な状態であるという認識について、両国首脳間で一致をしています。是非、十二月十五日のプーチン大統領訪日に向けて、この問題の解決に向けて成果が上がるようにしっかり準備をし、努力をしてい...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) このJEGSに関する取組については、二〇〇〇年の環境原則に関する共同発表において日米間で確認し、これまで継続して実施されてきていると承知しており、そして、このJEGSの発出及び維持については、昨年締結されました日米地位協定の環境補足協定において規定されて...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) ただいま議題となりましたパリ協定の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。  この協定は、平成二十七年十二月にフランスのパリで開催された気候変動に関する国際連合枠組条約の第二十一回締約国会議において採択されたものであります...全文を見る
10月25日第192回国会 参議院 外交防衛委員会 第3号
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○国務大臣(岸田文雄君) 政府としましては、パリ協定を重視する立場から、早期発効そして早期締結、これを重視してまいりました。四月二十二日、署名開放日当日に署名をする、あるいは五月の伊勢志摩サミットにおいても本年中の早期発効を目指す、こういった共同声明取りまとめに努力をいたしました...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 先ほどから御指摘いただいているような国際社会あるいは各国の動きを把握しながら、我が国としましては、本年中の早期発効、本年中の我が国の批准、これを目指して努力を続けてきました。だからこそ、四月二十二日の署名開放日当日に署名もしましたし、五月の伊勢志摩サミッ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国としましても、TPP協定、パリ協定、これは共に我が国の国益にとって大変重要な課題であると認識をしていますし、国際社会にとってもこれは重要な課題であると認識をして取り組んできました。  このパリ協定につきましても、先ほど申し上げましたように、署名か...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) あと、手続の面から申し上げるならば、アメリカにおいてはTPP協定は議会での承認が必要であると認識をしています。一方、パリ協定はアメリカにおいては議会の承認は必要ない、こういった違いがあるということも指摘をさせていただきたいと思います。  いずれにしまし...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) はい。済みません、ちょっと……(発言する者あり)一言だけ申し上げます。  先ほどの私の答弁は、TPP協定は、アメリカにおいては議長、あっ、議会の承認が必要である……(発言する者あり)
○国務大臣(岸田文雄君) まず、先ほどの藤田委員の御質問について一言だけ申し上げさせていただきますが、先ほど藤田委員の方から、アメリカはTPPよりパリ協定を優先しているのではないか、こういった御質問、御指摘がありました。ですので、私の方からは、アメリカにおいてはTPP協定は議会の...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、パリ協定におきましては、その協定の内容としまして、各国に温室効果ガスの削減目標を作成し、そしてそれを維持し、そしてそれを見直していく、こうしたことを求めるとともに、これを達成するための国内措置を遂行する義務、これを定めています。  我が国としまし...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、御指摘のように、カンボジアにおいては、昨年後半以降、政治情勢の緊張が高まっていること、これを認識をしております。特に本年に入ってからは与野党間の対話の文化に困難が生じ、野党や市民社会の活動に相当の制約が掛かっていること、こうした認識を持たざるを得な...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず認識としまして、カンボジアにおいて緊張が高まっている、特に本年に入ってからこうした状況、緊張を感じなければならない状況が深まっている、こうした状況については強く認識をしておりますし、このことについて懸念を持っています。まず、このことは去年から今年の動...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の二〇一七年の地方選挙、そして二〇一八年の国政選挙、この選挙につきましては、これまでも我が国としまして自由、公正な実施を重視し、選挙改革の取組、こうした取組を支援してきました。また、こうした懸念すべき状況に対し、引き続き法の支配の重視という観点から...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、基本的に今の現在の国際社会においては、核兵器国と非核兵器国の対立、ますます先鋭化し、厳しくなっていると認識をしています。その中にあって、委員御指摘のように、今年も国連の第一委員会に対しまして各国が決議を今提出をしています。  我が国の基本的な立場...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、御質問の一点目ですが、COP22が始まる十一月七日に至るまでの各国のパリ協定締結に関する今後の見通し、確定的に述べることは困難ですが、現時点でパリ協定を締結していない主要排出国、すなわち排出量一%以上の国々はロシア、韓国、英国、南アフリカ、豪州、イ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の総理の所信表明演説ですが、総理も、これ地球温暖化問題についてはしっかりと取り上げて、直面している困難な課題の一つとして日本としてしっかり取り組んでいく、そして世界に貢献していく、こういった決意はしっかり述べられていると認識をしています。  この...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 日本は、おっしゃるように、こうしたパリ協定をめぐる議論、率先してリードをすべき立場にあると認識をしています。決して他国の様子を様子見していたということではないと認識をしています。  リードしなければならないからこそ、伊勢志摩サミットにおいても共同声明、...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 先ほど申し上げたように、我が国としましては、本年中のパリ協定早期発効、そして我が国の締結を目指して努力を続けてきました。そして、その中で、国際社会の様々な動き、これをしっかりと把握し、我が国の対応についても検討を続けてきたところです。そして、今の状況を見...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、このままいきますと、我が国は第一回の締約国会議には正式メンバーとして参加することは難しいと考えられますが、この実質的なルールメーキング、実施指針の策定作業は、今年の五月から気候変動条約の全締約国が参加する形で、我が国も含まれる全締約国が参...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 今まで、先ほど申し上げました枠組みで様々な議論が行われていますが、いずれの内容についても、今度の第一回締約国会議で採択される段階にまでは至っていないと認識をしています。引き続き議論が必要とされていると認識をしています。
○国務大臣(岸田文雄君) それは、まさに今行われている気候変動条約全締約国の枠組みで議論されている議論のありようによって決まってくると思います。引き続き、この枠組みで議論した結果としていつ結論が出るのか、いつ採択されるのか、これは今後の状況を見てみないと、今の段階でいつ頃というこ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) パリ協定におきましては、締約国は、温室効果ガスの削減目標として自国が決定する貢献、NDCを作成し通報することとなっており、気候変動枠組条約の事務局が管理する登録簿に記録するとされています。各国の削減目標が登録簿に記録され、国際的に公表されることで各国の実...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のような項目、条文があるということは承知していますが、念のために設けた条文であると認識をしています。結果として、附属書は今存在していないというのが現実であると認識をいたします。
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国はパリ協定を重視し、そして本年中の早期発効、そして我が国の締結を目指して努力を続けてきました。  御指摘の伊勢志摩サミットの共同声明の取りまとめ等においてそうした努力を示してきたわけでありますが、一方、国際社会においては、米中の批准あるいはインド...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、COP22の会期中に開催されるパリ協定第一回締約国会合に締約国として参加できるのは、十月十九日までに締結手続を終えた国であると承知をしています。よって、我が国はこの第一回締約国会議には正式メンバーとしては出席することができないということになりますが...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 地球温暖化に伴う北極海の氷の減少によって、アジアと欧州を最短距離で結ぶ北極海航路の潜在性が関心を集めています。例えば、北極海航路を使いますと、横浜からハンブルクの距離も約四割近く短くなるという指摘もあります。  このため、政府としましては、北極海航路に...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の決議ですが、国連総会第一委員会において、オーストリアそしてメキシコ等が提出を考えているものであり、二〇一七年に、国連の下で市民社会等の参加を得て、核兵器禁止条約の交渉を開始することを求める内容となると承知をしております。  ただ、文言につきまし...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 現状の賛成国はどうなっているかという御質問ですが、共同提案国としてはオーストリア、メキシコ、ナイジェリア、ブラジル、南アフリカ、アイルランド、この六か国が共同で決議案を提出し、現時点で約四十か国の共同提案国がいると承知をしています。
○国務大臣(岸田文雄君) まず、核兵器のない世界を実現するためには、核兵器の非人道性に対する正確な認識と、そして厳しい安全保障環境に対する冷静な認識の下に、核兵器国と非核兵器国の協力を得られるような実践的な、そして現実的な対応を行っていかなければならない、これが我が国の基本的な立...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) これは、我が国の決議ですから、我が国が今日まで訴えてきた様々な要素を盛り込んだわけでありますが、NPT体制の強化、CTBT発効促進、あるいはFMCT早期交渉開始、こうした内容を呼びかける、核兵器廃絶に向けた新たな決意の下での共同行動、こうした題名の決議案...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 今確認できている賛同国、約九十だと聞いております。
○国務大臣(岸田文雄君) おっしゃるように、昨年行われました五年に一度のNPT運用検討会議の議論を振り返りましても、核兵器国と非核兵器国の対立、誠に深刻なものがあると認識をしています。そして、その後もこの対立の構図は続いておりますし、内容も深刻な状況が続いていると認識をしています...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず確認ですが、先ほど前向きな対応と申し上げましたのは、核兵器国と非核兵器国の協力を得るために前向きな対応を取りたいと、他の決議においても取りたい、そのように申し上げました。  そして、我が国の決議、賛同いただけるのは当然ではないかという御指摘ありまし...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、この資料、写真を拝見いたしまして、改めて気候変動問題の現状に大きな衝撃を受けますし、何よりもこうした変化が急速に進んでいることについて強い危機感を感じますし、それから、将来の世代に対して、我々は今、この今の時代を生きている人間として大きな責任を担っ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、パリ協定の中には、第一回締約国会合において検討、採択されると規定されている項目が列挙されているわけですが、それぞれにつきまして、今日までこの実施指針の策定を始め様々な形で議論が進められています。これ、どれを優先するというものではないと考え...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) パリ協定上は、第一回の締約国会議においてパリ協定の実施指針の採択が行われる、このようになっておりますが、この交渉は今年五月に開始されたばかりですので、現実問題として、この第一回締約国会議において採択が行える状況にはないと認識をしています。また、同会合にお...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 今年の五月からパリ協定の実施指針に係る交渉が国連気候変動枠組条約全締約国の参加を得て行われているわけですが、この議論こそ、まさに各国による削減行動の実施状況に係る報告の細則ですとかレビューを行うに当たっての細則など、パリ協定の実効性を高めるための議論であ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) このカシミール地方をめぐりましては、まず、本年七月にカシミール地方で活動するイスラム過激派指導者がインド治安部隊と衝突することによって死亡したことに伴い、地域住民と同治安部隊との衝突が発生し、複数の死傷者が発生した、こうした事案がありました。また、九月に...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) はい。  まず、御指摘のように、外務省としては、今後とも関係省庁と連携しつつ、米側がJEGSに基づき環境保全及び安全への取組を適切に実施するよう、機会を捉えて働きかけてまいります。  米側に対してしっかりと働きかけを行いたいと思いますが、御指摘の北部...全文を見る
10月26日第192回国会 衆議院 外務委員会 第2号
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○岸田国務大臣 我が国とフィリピンとの関係ですが、委員御指摘のように、両国は長年にわたって友好協力関係を深め、ことし、国交正常化六十周年という節目の年を迎えました。  そして、自由とか民主主義、法の支配といった基本的な価値を共有する戦略的なパートナーとして、地域の平和や繁栄にお...全文を見る
○岸田国務大臣 ドゥテルテ大統領はことし六月に就任されたわけですが、その後、八月に私はフィリピンを公式訪問させていただきました。そして、マニラのみならず、ドゥテルテ大統領の地元ミンダナオ島のダバオ市まで足を運ばせていただきまして、大統領の地元の迎賓館において会談をする機会をいただ...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、五月のオバマ大統領の広島訪問は、広島市民として、あるいは日本国民として、戦後七十一年間待った現職のアメリカ大統領の被爆地訪問ですので、これは歴史的な訪問であったと思っています。ただ、委員おっしゃるように、これは一訪問に終えてはならない、これをぜひ核兵器のない...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、日米両国は、戦後、自由、民主主義、法の支配といった基本的な価値のきずなでかたく結ばれた揺るぎない同盟国となったと考えています。  その中で、先ほどの五月のオバマ大統領の広島訪問も、核兵器のない世界を目指す上で大変意義ある訪問であったと同時に、これは、日米が...全文を見る
○岸田国務大臣 先ほども申し上げましたが、世界の指導者が、広島、長崎、こうした被爆地を訪問するということは、核兵器のない世界を実現する上で国際的な機運を高める観点から大変重要だと認識をしておりますし、米国もこの点は十分理解していると考えます。  米国大統領選挙、今選挙が続いてい...全文を見る
○岸田国務大臣 日ロの間で領土交渉を進めて平和条約を締結していく、これは日ロ間における最大の外交課題であると思いますし、日本の外交にとりましても戦後最大の外交課題の一つであると認識をしています。  そして、新しいアプローチとは何かという御質問ですが、これまで歴代政権そして多くの...全文を見る
○岸田国務大臣 ロシアの政府内の権限について具体的に何か申し上げる立場にはありませんが、ロシアにおいて大統領の権限というのは大変大きいものがあるということ、そして、現プーチン大統領の政権内におけるお力は大変強いものであるということ、これは多くの関係者が一致しているところであると認...全文を見る
○岸田国務大臣 ソ連時代には、ソ連が我が国との領土問題の存在自体を否定していた時期があったこともありまして、我が国としまして、北方四島の一括返還を実現して平和条約を締結するとの方針でソ連との平和条約交渉を行っていた経緯があったと承知をしております。
○岸田国務大臣 先ほど答弁させていただいたような経緯もあり、そして、さまざまな、先輩方そして歴代政権の努力によって、この交渉の状況は変化してきたと認識をしています。
○岸田国務大臣 御指摘のように、一九九三年の東京宣言、これは、四島の島名を列挙するなど、明確な交渉指針を示した重要な文書であると認識をしています。  そして、その後の日ロ間の文書においてもこのことは何度も確認されているわけですが、御質問のプーチン大統領が署名している文書、例えば...全文を見る
○岸田国務大臣 おっしゃるように、政府としましては、これまで作成された全ての諸文書及び諸合意に基づいて、四島の帰属の問題を明らかにして平和条約を締結する、こうした基本方針のもと、粘り強く交渉を続けていきたいと考えます。
○岸田国務大臣 そのとおりでございます。
○岸田国務大臣 先ほども申し上げましたように、今日までの北方領土問題そして平和条約交渉においては、歴代の政権そして多くの関係者の方々の努力が積み上げられてきました。そして、この問題は、ぜひ解決に向けて現政権としましてもしっかり努力をしていかなければならないわけですが、その際に大切...全文を見る
○岸田国務大臣 我が国の施政下にある領域に対しては、日米安保条約第五条が適用されることになると認識をしております。
○岸田国務大臣 一般的に、国の主権を損なうようなISD条項とは、締約国がその主権に基づき、公共の福祉に係る正当な目的のための必要かつ合理的な措置を差別的でない態様でとることまでも認められない、そういったものを指すと考えられます。  そして、TPP協定のISDS条項ですが、締約国...全文を見る
○岸田国務大臣 共済については、留保はなされておりません。
○岸田国務大臣 TPP協定において投資家がISDS手続を利用することが可能なのは、投資章に規定されている内国民待遇、最恵国待遇等の義務に関する違反が発生する場合でありますが、共済につきましては、この内国民待遇、最恵国待遇等の義務に違反する法令あるいは政策、これは国内には存在しない...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘いただきましたこの文書、これは、ちょっと日付はわかりませんが、TPP交渉の以前の話だと思います。  こうした米国との文書があるという御指摘でありますが、その後、TPP交渉を行う中にあって、さまざまなやりとりが行われました。そして、そのやりとりの中で、改めて...全文を見る
○岸田国務大臣 世界経済についての判断ですが、先日のG20サミットの際の判断としましても、国際経済は緩やかに回復しているものの不確実性は高まっている、先進国、開発途上国ともに一致して政策を進めなければいけないということが確認をされました。  そして、実体経済において、マネーの流...全文を見る
○岸田国務大臣 世界経済の見方につきましては、先ほども申しましたが確たる考えが示されているというふうには思っていませんが、委員の御指摘、これも大変重たいものがあると思いますし、ぜひこうした議論をしっかりと行うことは大変重要であると認識をいたします。  そして、TPPに対する評価...全文を見る
○岸田国務大臣 南シナ海の問題は、我が国にとりましても死活的な、シーレーンにかかわる問題でありますし、地域あるいは国際社会にとりましてもこれは共通の課題であると認識をいたします。法の支配に基づいて平和的に問題が解決されること、力による現状変更を許してはならないということ、こういっ...全文を見る
○岸田国務大臣 上海協力機構ですが、加盟国六カ国で構成される機構であり、六カ国の間の相互信頼、友好関係、善隣友好の強化、テロ、急進主義等への共同対処、あるいは政治、貿易、経済、防衛等の分野における地域協力の推進、こうしたものを目的として一九九六年に設立されたものであると承知をして...全文を見る
○岸田国務大臣 上海協力機構ですが、加盟国は中国、ロシア、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、ウズベキスタンですので、地政学的に、言うならばユーラシア大陸をカバーする形で、先ほど申し上げました目的のもとに協力を進めていく、こうした枠組みであると認識をいたします。
○岸田国務大臣 上海協力機構の取り組み、中国の取り組みについてお話をいただきましたが、こうしたユーラシア地域に対する我が国の取り組みもさまざまな形で続けられています。  例えば、アジアと欧州を結ぶユーラシアの中心部の地政学的な重要性を持つ中央アジア諸国との関係においても、中央ア...全文を見る
○岸田国務大臣 自由と繁栄の弧構想、これは別に、なくなったとか廃止したとかいうことは承知はしておりません。その延長線上において、より発展する形で、今のこの政権の外交姿勢があると認識をしております。
○岸田国務大臣 まず、TPP協定ですが、二十一世紀型の新たな共通ルールをアジア太平洋においてつくり上げて、自由で公正な一つの経済圏を構築する試みであると認識をしています。今日まで貿易等において国を繁栄させてきた、また海洋国家である我が国にとりまして、こうした地域における経済ルール...全文を見る
○岸田国務大臣 済みません。突然の御質問なので、急に思い当たりません。
○岸田国務大臣 幾つか三百名規模の外交官を送り出している国があるということでありますが、コロンビアもその一つだというメモが今回ってまいりました。
○岸田国務大臣 ベネズエラでございます。
○岸田国務大臣 コロンビアにおいては、半世紀を超える長い期間にわたりまして、国内において紛争が続いてきました。その中にありまして、サントス大統領がこの和平に向けて大変な御努力をされてこられたことについて、心から敬意を表し申し上げます。その評価の一つがノーベル平和賞であったと認識を...全文を見る
○岸田国務大臣 基本的には、当然のことながら、同じ認識であります。  現時点において、地方においては引き続き散発的、偶発的な衝突は見られますが、首都ジュバについては比較的情勢は落ちついている、こうした認識に立っております。
○岸田国務大臣 引き続き緊張感を持って注視しなければいけないという認識、政府ですから当然認識は一致していなければなりません。  七月七日、南スーダンにおいては、現地の治安情勢が急激に悪化したわけですが、その後、七月十一日に、南スーダン政府側は、敵対行為の停止を命じる大統領令を発...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、御指摘の稲田大臣のこの発言は、確かに大臣の方から状況は悪化しているという発言があったと承知していますが、それに続けて、首都ジュバにおいては状況は比較的安定している、そういった発言も続けてあったというふうに聞いております。  要は、首都ジュバにおいては状況は...全文を見る
○岸田国務大臣 これは、現状、予断を持って判断することは控えなければならない、絶えず緊張感を持って現実を注視した上で、我が国として、国連のPKO三原則そして我が国の派遣五原則との関係において、しっかりと状況が守られているか、安定しているかどうか、これをしっかり見ていかなければなら...全文を見る
○岸田国務大臣 国連決議に基づいて我が国としましてもPKOの派遣を決断したわけですが、委員の方から、どんなことが起こってもこれは撤退できないではないかという御指摘がありましたが、そんなことはないと考えます。  武力紛争についてはPKO法において定義というものはないわけであります...全文を見る
○岸田国務大臣 委員は、何が起こっても撤退することはないのではないか、こういった御指摘がありますが、PKO五原則の評価については、要員からの報告、我が国の大使館、国連からの情報、こういったことを総合的に勘案しながら、この五原則が維持されているのかどうか、これを判断していくことにな...全文を見る
○岸田国務大臣 パリ協定につきましては、協定の議論の際にまた我が国の対応について御説明をさせていただきたいと思いますが、外交体制の強化という御質問についてお答えさせていただきたいと思います。  我が国を取り巻く安全保障環境がますます厳しさを増している、そして、外交課題につきまし...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、外交実施体制の充実ということで、数字的な面で申し上げるならば、平成二十九年度の概算要求の中で、外務省からは、バヌアツ、キプロス、ベラルーシ、エリトリア及びセーシェル、五大使館の新設、そしてセブ、シェムリアップ及びレシフェ、三総領事館の新設、そしてアフリカ連合...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、ウクライナ情勢ですが、法の支配を重視する我が国としましては、力による現状変更、これは認めるわけにはいきません。ウクライナ情勢についても、ロシアに対して、ミンスク合意の履行に向けた努力をしなければならない、こういったことの必要性を訴えているわけでありますし、そ...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、日本とフィリピンは基本的な価値を共有する戦略的なパートナーです。  そして、ことし国交正常化六十周年を迎えました。六十年間にわたって緊密な友好協力関係を築いてきました。両国関係を進めるに当たって、まずは、今日までの六十年間の友好関係をしっかりと基礎としなけ...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘の、まず南シナ海につきましては、法の支配を重視し、平和的な解決を求めていかなければならない、力による現状変更は認めるわけにいかない、これが基本的な我が国の立場であり、この点については、もう八月の段階で日本とフィリピン、フィリピンの新政権と我が安倍政権との間に...全文を見る
○岸田国務大臣 フィリピンの違法薬物対策については、これまでも人的あるいは技術的な支援を行ってきました。これからもしっかり支援をしていかなければならないと思います。そして、その際に言うべきことを言う、これは大変重要なことであります。そのためにも、基盤となります信頼関係をしっかりつ...全文を見る
○岸田国務大臣 国家公務員の中にあっても外務公務員は、特に法律によって二重国籍が認められない、こういった立場にあると承知をしております。外交にかかわる者、国益にかかわる大変重大な責務を担っているという観点から、こうした特別な扱いが行われていると承知をしております。  このように...全文を見る
○岸田国務大臣 北方領土問題と竹島問題と尖閣をめぐる問題と、この三つの比較、これを単純に比較するのは難しいですが、ただ、極めてポイントだけ申し上げるならば、北方領土そして竹島は、我が国としましては、ともに領土問題が存在すると考えています。  ただ、この北方領土問題につきましては...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のウチナーンチュ大会ですが、平成二年に始まって今回で五回目と承知をしています。それで、委員の方から今、七千人集まると。海外から七千人だと理解しています。国の内外から、合わせますと、これまでの実績でいいますと三十万人から五十万人の方がお集まりになっているという...全文を見る
○岸田国務大臣 さっき玉城委員の方から、世界のウチナーンチュ大会について御質問いただきました。その際に私、今回は五回目とお答えしたようですが、六回目でございました。訂正しておわび申し上げます。以上です。
10月27日第192回国会 衆議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第8号
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○岸田国務大臣 まず、日米の間でTPP署名とあわせて交換しましたサイドレター、これにつきましては、内容を御確認いただければと思いますが、全て、我が国としましては、既に実施をしていること、実施することを決定していること等の内容であります。よって、新たな何か義務を生ずるというものでは...全文を見る
○岸田国務大臣 先ほど、NAFTAにおいて米国企業が有利な状況に置かれているのではないか、こういった御指摘がありました。  そもそも、ISDS手続において、仲裁廷を構成する三名の仲裁人、これは、紛争当事者が一人ずつ任命し、そして、仲裁廷の長となります第三の仲裁人、これは原則とし...全文を見る
10月27日第192回国会 参議院 外交防衛委員会 第4号
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○国務大臣(岸田文雄君) 我が国は毎年決議案を提出しておりますが、今年も決議案を用意しております。その決議案について申し上げました。
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国の提出した決議案は、先日答弁させていただいたような内容がポイントでありますが、世界の指導者の被爆地への訪問など、我が国が独自に訴えてきた五つほど原則がありますが、そういったものもしっかり盛り込んだ内容となっております。それに対して一国でも多く共同提...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、福山委員は十分実態は御理解いただいている、そして承知いただいていることを前提として申し上げますが、まず、我が国の決議、賛成してもらうのは当然ではないかとおっしゃいました。  我が国としましては、内容においては本当に多くの国々に賛同していただけると...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) ただいまの福山委員の御発言、そして先ほど御紹介いただきました民進党の党内での御議論、大変重たいものがあると思いますし、そうした思い、私も十分理解させていただきたいと思います。  そしてその上で、今、まさに今日の、日本時間でいいますと夜中になると思います...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、気候変動分野における議論において、NGOを始めとする市民代表の皆様方の御意見、そして果たす役割、これは大変大きいものがあると認識をしています。そして、実態について委員の方から御紹介いただきましたが、要は、政府代表団としての会議にも、その準備のための...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 二〇一三年から一四年、計二年間に行った途上国支援に係る実績、公的資金ですが、再エネ関連事業への支援額が約二千四百億円、化石燃料関連事業への支援額約四千九百億円となっております。
○国務大臣(岸田文雄君) 先ほど、再エネ関連とそして化石燃料関連のそれぞれの支援額、申し上げました。  おっしゃるように、支援額比べますと化石燃料関連事業の支援額が大変大きくなっているわけですが、ただ、こうした再エネ関連事業というのは、内容との関連において一件当たりの支援額が化...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) OECD輸出信用作業部会における低効率の石炭火力案件に関する議論、これは公的輸出信用供与の在り方に関するものであります。すなわちODA以外のものであります。そして、政府としては、こうした議論も勘案しつつ、ODAに関しては引き続き被支援国政府と緊密に協議し...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) はい。  御指摘のように、気候変動が各国の安全保障に影響を与えるという考え方については、我が国としましても気候変動と脆弱性という課題であると認識をし、重要視しています。  そして、昨年四月、ドイツ・リューベックでG7の外相会合が行われましたが、その際...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、我が国と米国は、核兵器のない世界を目指すという、この大きな目標を共有しています。そういった観点から、この核軍縮・不拡散の分野におきましても緊密な意思疎通を図っているわけですが、具体的なやり取りについては、当然のことながら控えなければなりません。 ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の作業部会における我が国の対応につきましても、我が国は核兵器国と非核兵器国の橋渡し役としてどうあるべきなのか、ぎりぎりの判断の下に態度を決定したと考えています。是非、引き続きこうした我が国の立場、我が国の役割、しっかり大事にしていかなければならない...全文を見る
10月28日第192回国会 衆議院 外務委員会 第3号
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○岸田国務大臣 ただいま議題となりましたパリ協定の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。  この協定は、平成二十七年十二月にフランスのパリで開催された気候変動に関する国際連合枠組条約の第二十一回締約国会議において採択されたものであります。  こ...全文を見る
10月28日第192回国会 衆議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第9号
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○岸田国務大臣 そもそも、御指摘ありました在日米国商工会議所ですが、定期的に会員企業の意見を取りまとめ、意見書を公表しており、その一環として御指摘の共済に関する意見書も公表されている、このように承知をしております。そして、この意見書において独自の要請を行っているわけであります。 ...全文を見る
○岸田国務大臣 我が国としましては、USTRなど外国政府から不当な指摘があった場合、これは的確に反論をしています。  しかし、御指摘のような在日米国商工会議所を初め、多くの特定の団体それぞれがいろいろな意見書を出しております。その多くの意見書一つ一つについて反論するということは...全文を見る
○岸田国務大臣 TPP協定ですが、大きく分けて、本文と言われている部分と、技術的、専門的な内容を含む附属書という部分と、二つの部分に分かれます。  そして、わかりやすく英文のページ数でボリュームを申し上げるならば、本文部分が約五百ページであります。そして、附属書の部分は合わせて...全文を見る
○岸田国務大臣 先ほども申し上げたように、過去の経済連携の対応と同じく、他国の部分につきましては概要を盛り込んだ説明書を作成するという形で内容を明らかにする、こういった対応をとっております。
○岸田国務大臣 附属書ですが、先ほども申し上げましたように、内容としまして、各国の関税率表あるいは約束、留保、こうしたものを盛り込んだものであります。こうした関税率表等の文書を訳す際にこうした文言を使っているということから、こうした訳語になったと認識をいたします。
○岸田国務大臣 これは、まさにTPPの本質に基づいた訳であると考えます。  実際、再三御説明しているように、関税全てを撤廃したものではありません。よって、関税について、約束に基づいてさまざまな対応をしたというのが実態でありますので、全てが撤廃されていない、こういった現実をしっか...全文を見る
○岸田国務大臣 用語の使い方について、一般論として、過去の例等にもよって行うということを説明させていただきました。そして、御指摘の点、具体的な点を御指摘いただきましたので、それにつきまして先ほど御説明をさせていただきました。  その用語の使い方は、まさにTPPの現実をしっかり反...全文を見る
○岸田国務大臣 エリミネーションという言葉、これは直訳すれば撤廃という言葉なんでしょうが、これは実際、TPP附属書を見ていただければわかりますが、関税に係る約束、そして同じく、並列して、関税の撤廃及び削減、こうした二つの文言が並んでいます。これを的確に、この違いも含めて、実態をあ...全文を見る
○岸田国務大臣 日本時間できょうの早朝ですが、国連総会第一委員会におきまして、核軍縮・不拡散に関する各国の決議が採択をされました。委員御指摘の核兵器禁止条約の交渉開始の内容を含む決議も採択されましたが、一方で我が国の決議も採択された次第です。  この決議に対する対応における我が...全文を見る
○岸田国務大臣 おっしゃるように、日本時間のきょうの早朝行われた採決は、国連総会の第一委員会での採決であります。今後、総会の採決があると承知をしています。そして、当然のことながら、我が国の対応は変わらないと考えます。
○岸田国務大臣 我が国のこうした決議に対する対応、そしてそれ以外の核軍縮・不拡散の議論における対応は一貫しています。  我が国は、核兵器国と非核兵器国の協力なくしては、現実問題、結果を出すことができない。議論は大変重要であります。そして、理想を掲げることも重要であります。しかし...全文を見る
○岸田国務大臣 我々は、核兵器国の立場に立つなどということは決して考えていません。今申し上げた考え方から、核兵器国の考え方、非核兵器国の考え方、そしてそれぞれの行動、これがそろわなければ結果を出すことができない、こういった観点から取り組みを考えています。ぜひこれからもこの考え方は...全文を見る
10月28日第192回国会 衆議院 本会議 第7号
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○国務大臣(岸田文雄君) ただいま議題となりましたパリ協定の締結について承認を求めるの件につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  この協定は、平成二十七年十二月にフランスのパリで開催された気候変動に関する国際連合枠組条約の第二十一回締約国会議において採択されたものでありま...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国によるパリ協定の締結作業についてのお尋ねがありました。  我が国はパリ協定を重視しており、速やかな締結が不可欠であるとの認識のもと、可能な限り迅速な作業、調整を行ってきました。  まず、政府としましては、パリ協定の署名が開放された当日である四月...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、パリ協定に関する政府の考え方についてお尋ねがありました。  パリ協定は、歴史上初めて全ての国が参加する枠組みとして採択された公平な国際合意であり、我が国としては、一貫して、同協定の早期発効及び着実な実施が重要であるとの考えのもと、可能な限り迅速に...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 私には、パリ協定における削減目標の実効性についてお尋ねがありました。  パリ協定は、歴史上初めて全ての国が参加し、温室効果ガス削減のための行動をとることを約束した公平かつ実効的な国際枠組みであり、我が国の長年にわたる主張に沿う画期的な合意です。  本...全文を見る
10月28日第192回国会 参議院 本会議 第7号
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○国務大臣(岸田文雄君) 外国人技能実習制度の下での送り出し国の法制度及び二国間取決めの作成に向けた今後の進め方についてお尋ねがありました。  送り出し国においては、御指摘のとおり、各国の関連法令に基づき、送り出し機関の認定及び労働者の派遣を実施していると承知をしています。 ...全文を見る
10月31日第192回国会 衆議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第10号
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○岸田国務大臣 二十八日の衆議院TPP特別委員会で、玉木委員より、TPP協定第二章附属書二―Dの表題であるタリフエリミネーションを、関税の撤廃でなく、なぜ関税に係る約束と訳していたかとの質問があり、私から、関税に係る約束と訳していることは実態を適切に反映したものである旨答弁させて...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、今、総理からお答えしたように、報道のような事実は全くないということを申し上げた上で、仮定の質問にお答えすることは控えなければなりませんが、いずれにせよ、我が国の施政下にある領域に対しては日米安全保障条約第五条が適用されることになると考えます。
○岸田国務大臣 整理して申し上げますと、まず、正文というのは、ことし二月、署名の段階で確認されているものであります。  その前の段階で、十月の大筋合意から後、おっしゃるように十二カ国が各国ともリーガルチェック、法的なチェックを行ってきました。そして、二月に間に合う形でチェックを...全文を見る
○岸田国務大臣 あくまでも確定するのは二月の署名のときだということだけは強調したいと思います。  その前の段階においては、各国ともいろいろな調整、修正が行われている。当然のことながら、それぞれの国において修正作業は行われた、修正されたところはあり得る、これは当然だということは御...全文を見る
○岸田国務大臣 先ほど石原大臣から答弁させていただきましたように、除外、再協議というもの、国際社会において確たる定義は存在しないとお答えしたわけですが、だからこそ、その協議ごとに議論を行って、除外、再協議など、さまざまな案件について、そういった言葉を使うかどうか、あるいは内容につ...全文を見る
11月01日第192回国会 衆議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第11号
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○岸田国務大臣 まず、我が国の核軍縮・不拡散に対する考え方は、一貫して一つの考え方に基づいて取り組んでいるということを申し上げさせていただきます。  すなわち、我が国は、核兵器の非人道性に対する正確な認識とそして厳しい安全保障環境に対する冷静な認識、この二つの認識に基づいて、核...全文を見る
○岸田国務大臣 核兵器のない世界を目指す、この目標を多くの国が共有しています。そして、私は、三年十カ月外務大臣をやる中で、核兵器国と非核兵器国の協力なくして結果を出すことはできない、こういったことを確信する場面に多々直面してきました。  こうした経験の中で、核兵器を持っていない...全文を見る
○岸田国務大臣 今回我が国が取り交わしたサイドレターは全部で二十一本あったと承知をしていますが、その中の一つについて御質問をいただきました。  御指摘のような医療保険に関するサイドレター、これはこれまで、TPP協定以外の交渉において我が国が同様のサイドレターを交わしたということ...全文を見る
○岸田国務大臣 結論から言うと、それ以外にもたくさん存在すると思います。  大筋合意が行われ、そして、暫定の英文和訳、これは公にされていましたが、二月、署名する段階で協定の正文は確定したということであります。そして、現実は、二月の署名ぎりぎりまで、各国ともそれぞれ法的なチェック...全文を見る
○岸田国務大臣 修文の中身は先ほど申し上げたような中身であります。よって、本質的な変更はないと考えています。  いずれにしましても、二月の段階、署名の段階でこの正文は確定いたしました。そして、それに基づいて国会にこの条文を提出させていただいております。
○岸田国務大臣 御指摘のエクソン・フロリオ条項ですが、要は、安全保障に脅威を与えると判断される外国資本による企業合併、買収、取得案件を延期、禁止させる権限を大統領に付与する、こうした規定でありますが、この規定は、従来もWTO協定、あるいはNAFTA、米韓FTA、こうした経済連携に...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘いただいたさまざまな条項、案件について、交渉の過程で具体的にどのようなやりとりをしたか、これについて申し上げるということについては、従来から申し上げておりますように、同様の経済連携交渉の際に手のうちを明らかにすることにつながりますし、これはお互いさまでありま...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、TPP協定は、アメリカが批准しませんと発効することはない、こういった仕組みになっています。  そして、委員おっしゃるように、さまざまな状況について想定していくことは重要なのかもしれませんが、ただ、現状、アメリカにおいても、オバマ大統領が再三、こと...全文を見る
○岸田国務大臣 アメリカへの働きかけ、首脳レベル、外相レベル、そして総領事館、大使館レベル、さまざまなレベルで働きかけを行っているわけですが、働きかけの対象、もちろん幅広い関係者に働きかけていますが、その中で議会関係者に対してもしっかり働きかけを行っております。  ただ、具体的...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、先ほども申し上げましたが、アメリカが批准しなければTPP自体発効しないという制度になっております。  ただ、他の締約国も含めて、全体としてこの機運を盛り上げる、これは大変重要なことだと思います。  TPPは、経済的な意味合いのみならず、戦略的な意味合いも...全文を見る
11月02日第192回国会 衆議院 外務委員会 第4号
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○岸田国務大臣 まず、委員御指摘のように、公的資金を使って開発協力等を行うわけですので、我が国による協力事業であることを明確にするということは、対日理解の観点からも重要なことであると考えます。  そして、二国間協力の方が、よりそれがわかりやすいという御指摘をいただきました。 ...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、一点目の二国間クレジット制度、JCMの話ですが、この二国間クレジットは、低炭素技術等の普及促進、あるいは我が国の削減目標の達成、こうしたものに資する制度であると認識をしており、我が国としまして、十六カ国と実施関係を構築しているわけですが、ぜひこのJCMにつき...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、日ロ両国の間においては、首脳間において、隣国同士であるにもかかわらず戦後七十一年たっても平和条約を結ぶことができないという状態、これは異常な状態であるということで一致をしています。そして、双方受け入れ可能な形でこの問題を解決していこうということで一致をし、今...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、パリ協定は、歴史上初めて、米国や中国、インドといった途上国を含む全ての国が参加し、温室効果ガス削減のための行動をとる、これを約束しました。公平かつ実効的な国際枠組みであり、我が国の長年にわたる主張に沿う画期的な合意であると考えます。  そして、中身としまし...全文を見る
○岸田国務大臣 委員御指摘のように、中国とインドはGDP当たりのCO2排出量でそれぞれ目標を掲げています。  他の国の具体的な目標について評価することは控えますが、一般論として申し上げるならば、これは我が国として、能力のある新興国に対しては総量目標への移行を促すなど、相応の取り...全文を見る
○岸田国務大臣 我が国が唯一の戦争被爆国として国際世論をリードする上において、核兵器の非人道性あるいは被爆の実相に対する正確な認識を持つということは大変重要な観点であると考えます。  そして、内部被曝の影響も考慮した原爆症認定等に関しては、被爆者援護施策を実施している厚生省にお...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、我が国が核軍縮・不拡散の問題に取り組むに当たりまして、一つの基本的な立場というものを今日までも明らかにしてきております。  我が国の基本的な立場は、核兵器に対する非人道性を初めとする正確な認識と、そして厳しい安全保障環境に対する冷静な認識、この二つの認識に...全文を見る
○岸田国務大臣 おっしゃるとおりであります。  来年、この交渉が開始されること、決議が採択されましたので、これは確認をされました。その際に、先ほど申し上げました基本的な立場、核兵器国と非核兵器国の協力を重視する立場から、この議論に堂々と臨むべきではないか。核兵器国と非核兵器国の...全文を見る
○岸田国務大臣 九月に、御指摘のように、安倍総理はクリントン元国務長官の表敬を受けたわけでありますが、そういった表敬を受けるに当たりまして、事前に、私あるいは外務省には連絡があり、相談はありました。
○岸田国務大臣 これは前回も議論させていただいたと記憶していますが、実体経済とマネーの流動性との関係については、さまざまな見方があると承知をしております。そして、金融市場が実体経済に与える影響について、当然のことながら、政府としても注視をしているところであります。  実体経済と...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘の課題については、所管は総務省であったり文科省であるとは認識いたしますが、TPP協定の議論においてISDS条項に関連して申し上げるならば、この協議に当たって、我が国の国内法令あるいは国内制度との間に何か矛盾を生じることがないのか、これをまずしっかりと点検し、...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、総理の所信について御指摘がありました。  総理が所信の中で発言しましたのは、国際社会が解決しなければならない課題として地球温暖化問題というものを掲げ、国際社会としてしっかりと解決をして、課題に取り組んでいかなければならない、こういった所信表明の内容を表明し...全文を見る
○岸田国務大臣 国内調整において最も大きな問題は、我が国の国内法令、温対法等において、パリ協定が要求している国内措置が十分対応できるのかどうかという点でありました。こうした温対法等を改めてしっかり確認し、今の法律の範囲内でパリ協定が要求している対応をしっかりと行えるか、あるいはカ...全文を見る
○岸田国務大臣 基本的には、今、関副大臣から答弁があったとおりですが、ちょっと整理して申し上げますと、我が国が不利益をこうむるかどうかは、今後、パリ協定の実施指針、この実施のルールづくりにしっかり参加できるかどうか、おくれをとることがないか、あるいは、日本の方針がそれに反映されな...全文を見る
○岸田国務大臣 昨年十二月のCOP21の決定に基づいてパリ協定の締結前に提出された約束草案ですが、各国が協定を締結した後に、協定上の自国が決定する貢献になるとされています。そのため、我が国が昨年七月に提出した約束草案も、我が国の協定の締結に伴い、協定上の自国が決定する貢献となると...全文を見る
○岸田国務大臣 当然のことながら、パリ協定の締結に向けた各国の動向、我が国としましても、不断に情報収集、分析を行ってきたところであります。  その中で、先ほども少し触れさせていただきましたが、全加盟国一括して来年に締結することを予定していたEUが、EU及び一部の加盟国のみを先行...全文を見る
○岸田国務大臣 見通しどおりにいかなかったということでありますが、状況は刻々と変化をしています。  我が国としましては、本年中の早期締結、そして早期発効に向けて努力を続けていたわけでありますが、その中で、状況の変化に対応して国内の作業等も急ぎ、そして、結果として十月十一日の国会...全文を見る
○岸田国務大臣 先進国のこうした支援については、二〇〇九年のCOP15で、先進国全体で一千億ドルの支援を行う、こうした約束が行われました。この約束ですが、なかなか実現には困難が伴ったわけですが、昨年、COP21の際に、我が国として一兆三千億の途上国支援を表明しました。このことによ...全文を見る
○岸田国務大臣 我が国としましては、パリ協定、大変重要な協定であり、早期発効、早期締結が重要であるという認識のもとに取り組んできました。  御指摘のように、四月二十二日、署名が公開された当日に我が国も署名を行いました。そして、その後、五月の伊勢志摩サミットを初めさまざまな機会に...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、丸川大臣の発言の意図については私は十分承知しているものではありませんが、政府としましては、五月の伊勢志摩サミットにおいて、G7の首脳宣言の中で本年中の早期発効を目指すということを明記した、この宣言を議長国としてまとめたわけですので、政府の方針はあくまでも本年...全文を見る
○岸田国務大臣 気候変動対策として温室効果ガスを大幅に削減する、これが急務であるということについては、問題意識、政府としましてもしっかり有しております。そして、温暖化効果ガスを削減する、このことを実現するためにはさまざまなアプローチがあると思います。その一つのアプローチとして、こ...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、パリ協定、委員御指摘のように、歴史上初めて、中国、米国、インド、こうした全ての国が参加し、温室効果ガス削減のための行動をとることを約束したものであり、公平かつ実効的な国際枠組みであります。我が国の長年にわたる主張にも沿う、画期的な合意であると認識をしておりま...全文を見る
○岸田国務大臣 我が国の地球温暖化対策における貢献ですが、先ほど質疑の中で、資金的な貢献も答弁させていただきましたが、パリ協定、作成の交渉における主張とか提案ということで申し上げるならば、世界共通の長期目標として二度目標の設定、全ての国が削減目標を五年ごとに提出、更新すること、あ...全文を見る
○岸田国務大臣 午前中答弁をさせていただきましたが、パリ協定の実施指針、実施のルールづくりの議論については、国連気候変動枠組み条約の全締約国が参加する形で議論が行われており、そして、引き続きこの枠組みで議論が行われるということが、十月行われましたプレCOP、準備会合において確認を...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘の決議に対する賛否は、総理も含め、政府内で慎重に検討を進め、その結果として判断をしたということであります。総理も含めて、政府として反対という決断をした次第であります。
○岸田国務大臣 私の考えは、午前中御説明したとおりであります。  核軍縮・不拡散の問題について、我が国は唯一の戦争被爆国として国際社会においてしっかり責任を果たさなければならない。そして、その際に重視すること、二つの認識と、そして核兵器国と非核兵器国の協力を重視するということ、...全文を見る
○岸田国務大臣 私は、外務大臣を務める中にあって、核軍縮・不拡散の問題において、核兵器国と非核兵器国の協力なくして結果を出すことはできない、こういったことを痛感する場面に多々出会いました。非核兵器国がしっかりとした理想を訴える、これは大変とうといことであります。これは尊重しなけれ...全文を見る
○岸田国務大臣 インドはNPTに加盟をしておりません。しかし、インドは、核実験のモラトリアムを継続しているなど、約束と行動と呼ばれる政策を表明して、原子力の平和利用について決意を新たに明らかにしている、こういった次第であります。  インドとの原子力協力を進める、これは原子力の平...全文を見る
○岸田国務大臣 決まっておりません。
○岸田国務大臣 政府として判断するわけですが、その際に総理も含めて政府全体として判断する、これは当然のことだと思っています。
○岸田国務大臣 我が国は、NPT体制を重視し、CTBTの交渉を促進し、FMCTの早期交渉開始を訴えてきています。こうした取り組みを重視する姿勢、これは全く変わってはおりません。  その中で、インドが今回の我が国の決議に棄権をしたという理由について、私の立場から確たるものを申し上...全文を見る
○岸田国務大臣 先ほど、インドがなぜ我が国の決議に棄権したのか、この理由について、確たるもの、手元にありませんと申し上げてしまいましたが、不正確でありました。  要は、インドについては、さまざまな情報収集は行っています。インドについて、さまざまな情報収集を行っているわけですが、...全文を見る
○岸田国務大臣 目標達成が義務づけられていない中にあって実効性をどう確保するかという御質問をいただきました。  パリ協定においては、全ての国が、削減目標を作成、提出、維持するとともに、目標を達成するための国内措置を実施する法的義務が規定されています。また、全ての国が削減目標に向...全文を見る
○岸田国務大臣 米国のオバマ政権は、この気候変動問題を政権の重要事項として推進してきたと承知をしています。国際的にも、パリ協定採択に係る国際社会における議論を積極的にリードしてきました。  今申し上げたように、パリ協定は、全ての国に対して、削減目標の作成、提出、維持等によって削...全文を見る
11月11日第192回国会 参議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第2号
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○国務大臣(岸田文雄君) ただいま議題となりました環太平洋パートナーシップ協定の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。  政府は、平成二十五年七月から、この協定の交渉に参加しました。その結果、本年二月四日にニュージーランドのオークランドにおいて、...全文を見る
11月11日第192回国会 参議院 本会議 第10号
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○国務大臣(岸田文雄君) ただいま議題となりました環太平洋パートナーシップ協定の締結について承認を求めるの件につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  政府は、平成二十五年七月から、この協定の交渉に参加しました。その結果、本年二月四日にニュージーランドのオークランドにおいて...全文を見る
11月14日第192回国会 参議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第3号
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○国務大臣(岸田文雄君) まず一つ目の、我が国が結んできた経済連携協定の中にISDS条項は含まれているのかという質問につきましては、今日まで我が国が締結した経済連携協定を含む投資関連協定、ほぼ全てにISDS条項は含まれております。  そして、我が国が望んだのかという御質問につき...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 英国のEU離脱が日本企業にどのような影響があるかという御質問ですが、結論を申し上げるならば、まさにこの離脱交渉における英国の対応、そして英国とEUの交渉次第でその影響は決まってくるというように考えています。  よって、先手を打って我が国の要請をしっかり...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、委員の今の発言の中で、アジア太平洋地域、これは国際社会において今現在最も成長著しい、そして活力に満ちた地域だと思います。米国にとって、こういった地域との関与を続けるということは米国にとっても国益だというふうに思いますし、この地域が安定しているという...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) TPP参加国の動きですが、まず、議会において協定自体あるいはその国内担保法について審議を行っている国、豪州、マレーシア、メキシコ、ニュージーランド、ペルー、こういった国があります。そして、そもそも議会によって承認が不要の国もあります。ブルネイ、カナダ、シ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 一般論として、在外公館において、所在国との経済関係の強化あるいは日本企業の支援、そういった観点から様々な働きかけを行っています。そして、米国におきましても、日米経済関係の強化、そして日系企業の支援という観点から様々な働きかけを行っています。TPPその他の...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、日中韓FTA、そしてRCEPですが、現在、物品貿易、サービス、投資の分野に加えまして、原産地規則、知的財産、競争、電子商取引等の分野で今精力的な交渉が行われております。そして、FTAAP構想の方ですが、これは将来的な実現に向けAPECにおいて議論が...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国の核軍縮における基本的な立場ですが、核兵器のない世界を目指すべく、核兵器の非人道性に対する正確な認識とそして厳しい安全保障環境に対する冷静な認識、この二つの認識に基づいて、核兵器国と非核兵器国の協力の下に現実的、実践的な取組を積み重ねていく、これが...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) ただいま委員から御指摘ありましたように、NPDIのこの枠組みは、様々な立場にある非核兵器国が参加する枠組みであります。こうした枠組みは、NPT体制を中心とする国際的な軍縮・不拡散体制に貢献する枠組みとしてこれからも重視していかなければならない、このように...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) TTIPの状況ですが、御指摘のように、EU加盟国内で様々な議論があること、報じられており、年内妥結は容易ではない、こうした関係者の声もある、こういった点は承知をしております。  第三者間の交渉ですので評価は控えなければなりませんが、交渉当事者であるEU...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 規制改革については、今現状、我が国政府の中で各省庁の調整する仕組みがあり、その仕組みに従って行われています。これを改めるとか何か加える、そういったことは全く考えていないということであると考えます。
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国の制度ですが、行政機関が行う政策の評価に関する法律に基づいて、各府省において規制の新設又は改廃に際する規制の事前評価とその結果の公表、そして法令等を整備する際の省庁間での法令協議等を行っています。さらに、この規制の在り方の改革を調査審議する内閣総理...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のいわゆるメガFTAの状況ですが、まず我が国としましては、TPPと並行してRCEP、日中韓FTA、こうした議論を精力的に進めてきております。そして、FTAAPにつきましては、APECの議論の中で引き続き協議が進められていると承知をしております。これ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) ISDS条項ですが、これは、投資受入れ国による投資関連協定違反に当たる不公正な待遇によって投資家が損害を受けた場合に、中立公正な国際仲裁で解決を図るために、これは様々な投資関連協定において今日まで設けられてきているものであると理解をしています。
11月15日第192回国会 参議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第4号
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○国務大臣(岸田文雄君) 今後、TPP等によって中小企業を含む日本企業の海外進出が進むということを考えますときに、こうした危機管理、安全管理、大変重要な観点であると認識をいたします。平時及び緊急事態発生時、こうした事態に際しましても十分な対応ができますように体制を整備していかなけ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 全世界にあります我が国の在外公館、これは我が国の外交にとりまして拠点として重要な存在でありますが、それぞれの外交における拠点を活用する観点から様々な取組を進めています。そしてその一つが、海外に進出する様々な動き、企業であり、あるいは地方自治体であり、様々...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) このような補助機関ですが、これまで日本が締結したEPAにおいても設置されています。ただ、種類とか数はそれぞれの協定に応じて異なっております。TPP協定については御指摘のように二十二機関ですが、過去の例を見ますと、日タイEPAで二十補助機関をつくっています...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) TPPの第二十五章の規制の整合性章、こうした章は、これまで我が国が締結した経済連携協定において規定されたことはありません。したがって、同章において設置される小委員会に関する規定についても、これまで設けられたことはありません。
○国務大臣(岸田文雄君) 衆議院のTPP特委においても議論のありましたサイドレターですが、これは保険等の非関税措置に関する日米並行交渉の結果を取りまとめた文書であります。これは、これまでの取組や今後の取組を確認するものであり、国際約束ではなく、我が国が法的に義務を負うものではあり...全文を見る
11月16日第192回国会 参議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第5号
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○国務大臣(岸田文雄君) TPP交渉と並行して行われました日米並行交渉につきましては、外務省が責任を負っておりますので、私の方からお答えをさせていただきます。  日米並行交渉の結果、保険等の非関税措置に関する日米並行交渉に係る書簡、いわゆるサイドレターというものがまとめられたわ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) TPP協定にISDS条項が盛り込まれた意義、これは、過去、我が国が締結した経済連携におけるISDS条項の意義に通ずるものがありますので、私の方からまとめてお答えさせていただきますが、委員の方から今既に御紹介がありましたISDS条項というのは、投資受入れ国...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、御指摘のSDGsですが、昨年九月、国連において採択されたMDGsの後継目標です。二〇三〇年までの国際目標ということで、経済にとどまらず、社会、環境、こうした三つの分野にわたって取り組んでいく、誰一人取り残されない持続可能な社会の実現を目指していく、...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国がこれまで締結してきたEPAにおける協力章と同様に、TPPにおきましては、協力及び能力開発章ですとか開発章、こうした御指摘の第二十三章を始めとする章立てが行われており、協力活動を実施すること、これが想定されているわけですが、対象分野、具体的に申し上...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の第二十三章四条ですが、具体的には、女性の能力向上や市場へのアクセスを容易にすること、指導的地位にある女性のネットワークの発展、そして職場での女性の働き方に関するベストプラクティス等に関する情報交換を行うこと、こういった規定が盛り込まれています。 ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、不透明な国際社会において外交を進めるに当たって、外交に対する基本的な取組、大変重要かと思います。  大統領選、アメリカでの大統領選挙、話題になっておりますが、来年はお隣韓国においても大統領選挙が当然予定されます。そして、フランスにおいて...全文を見る
11月21日第192回国会 参議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第7号
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○国務大臣(岸田文雄君) 御質問の十七日の安倍総理とトランプ次期大統領との会談についてですが、両者間の信頼関係を構築するため、こうした会談が持たれました。そして、結果として、しっかりと時間を掛け、当初四十五分間の予定でしたが、一時間半に及ぶ会談となりました。こうした時間を掛けて様...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) TPPの発効要件ですが、今委員の方からもありましたように、加盟国のGDP全体の八五%あるいは加盟国の六か国以上、こういった要件が設けられています。アメリカがGDPの約六〇%、日本が一七%程度ですので、結果としましてこの日米両国が国内手続を終えない限り発効...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 女性の能力開発あるいは女性への支援、委員御自身、外務省の女性参画推進室の初代室長をお務めになられたという経験から大変お詳しいと承知しておりますが、これ、TPP協定の第二十三・四条におきましても、女性の経済への参画あるいは能力向上を目的とする協力、こうした...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 委員御指摘のように、十七日には安倍総理とトランプ次期大統領の会談が行われました。また、十九日にはTPP首脳会合も開催されました。  トランプ次期大統領と安倍総理のこの会談については、先ほども答弁させていただきましたように、信頼関係構築における第一歩だと...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のやり取りについて、済みません、私自身、承知しておりませんので、確認させていただきます。
○国務大臣(岸田文雄君) これはあくまで理論上で申し上げるならば、理論的可能性として申し上げるわけですが、これは国内裁判所の判断によって仲裁廷による裁定の執行が認められない場合についてですが、その場合には、政府として裁定の執行を求める外国人投資家と協議するなど、その裁定の趣旨と国...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 先ほど申し上げましたのは、御質問いただきましたので、理論的な可能性として申し上げた次第であります。  そもそも現実においては、このISDS条項、我が国はこれまでの経済連携のときと同様に、TPPの場合においても厳密に国内法との調整を行って、そして留保等の...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 委員御指摘のように、十七日開催されました安倍総理とトランプ次期大統領の会談、両者の信頼関係を構築する上で大変意義ある会議であったと思っております。そして、今後、新政権との間において様々なレベルで信頼関係を構築し、その上に具体的な政策を積み重ねていく、こう...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、十九日に開催されましたTPP首脳会合におきましては、オバマ大統領から、TPPの重要性について今後も国内での理解を求めるべく尽力を続ける旨の発言があり、また安倍総理からは、TPP協定の経済的、戦略的意義に加え、各国とも厳しい状況にひるむべき...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 今申し上げましたように、TPP首脳会談におきまして各国がそれぞれの国内手続を進めるべきであることを確認したわけですが、委員今おっしゃるように、米国以外の国々が我が国も含めて国内手続を進めていくということは、米国のこうしたTPPに対する取組を促していく、こ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 安倍総理と習近平国家主席の間のやり取りですが、十一月二十日午前、現地時間ですが、約十分間会談を行ったと報告を受けております。  日中関係改善に向けての取組を確認したということでありますが、今委員の御指摘になった内容について、そのやり取りがあったかどうか...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 中国においても、TPPを始めとするこうした大きな経済連携の枠組みに関心を持っているということだと思います。我が国としましても、中国がもし高いレベルでこのTPPに参加するという意思を正式に表明するとしたならば、これは歓迎すべきことであると考えます。
11月22日第192回国会 参議院 外交防衛委員会 第5号
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○国務大臣(岸田文雄君) 今年のAPEC閣僚会議ですが、十一月の十七日、十八日、ペルーのリマで開催されました。  今回の会議は、世界経済において様々な下方リスクが存在し、そして自由貿易に対する懐疑的な見方が広がっている中での会議となりました。また、APECには全てのTPP参加国...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、結論から申し上げますと、この核兵器禁止条約の交渉の議論が始まったならば、我が国は核兵器国と非核兵器国の協力を重視する立場から主張すべきことは主張するべきであると私は思っております。現時点でと申しましたのは、要は、この会議あるいは参加の詳細がまだ明ら...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 現在把握している限りにおいては、承知しておりません。
○国務大臣(岸田文雄君) 電話会談のやり取り、詳細については控えるのが外交上常識かとは思いますが、御指摘の点について申し上げるならば、安倍総理の方から早期にお会いしたいという発言を行い、トランプ次期大統領から是非お会いしたいという発言があり、そしてその上で、安倍総理がAPEC前に...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) トランプ次期大統領はまだ就任前であります。そして、今回の安倍総理とトランプ次期大統領の会談、これは非公式な会議であります。そして、先ほど委員も少し触れておられましたが、今現時点ではアメリカのオバマ現政権が任期の中にあり、機能しているわけであります。  ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 萩生田副長官のこの発言については、ただいま御自身から説明をされておられました。この発言の背景等については私は十分承知しておりませんので、ただいまの説明によって私自身は納得をしたところであります。
○国務大臣(岸田文雄君) 私の知る限り、そういった事実はないと思います。
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の点、報道で承知をしております。トランプ次期大統領につきましては、今日までも様々な場で様々な発言を積み重ねてこられました。ただ、今の時点で、次期政権、閣僚等の指名も今行われているところでありますし、現時点におきまして、次期政権の具体的な政策について...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 日本政府としましては、今日までも北方領土問題、平和条約交渉等につきまして具体的なやり取りを明らかにすることは一貫して控えさせていただいております。  今、交渉は行われています。交渉の中身、具体的なもの、これを明らかにすることは今後の交渉にも影響が生ずる...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) そういった御指摘に対しまして、我が国としては先ほど申し上げました方針を一貫して貫いております。よって、御質問についてお答えするのは控えさせていただきます。
○国務大臣(岸田文雄君) 先ほど申し上げました北方領土問題、平和条約交渉問題についての発言について、政府としましては交渉中であるからして控えさせていただいております。その核心部分について控えるということについては方針は一貫していると思っています。
○国務大臣(岸田文雄君) プーチン大統領の発言に対しての我が国の態度は先ほど申し上げたとおりであります。その上で、一般論として申し上げるならば、共同経済活動については我が国の法的立場を害さないということが大前提であるということ、これは従来から申し上げております。
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の八項目の協力プランにある極東の産業振興・輸出基地化の中に北方領土が含まれるのかという御質問でありますが、これにつきましては、この中に含まれるのは、ロシア極東地域における農林水産業、港湾、空港整備、医療等につき個別プロジェクトの具体化を推進すること...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、COP22、そしてパリ協定のCMA1に対する評価ですが、今後のパリ協定の実施指針の策定交渉に向け一定の成果があったと受け止めています。具体的には、この実施指針等に関する議論を促進する観点から、指針の採択の期限、これが二〇一八年と決まりました。また、...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、新政権の具体的な政策については、これまでいろいろな発言があり、いろいろな議論が行われているのは事実でありますが、今の段階で予断を持って申し上げるのは控える、これが我が国政府の立場であります。  そして、パリ協定につきましては、既に発効しており、既...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、このパリ協定第六条二及び三によってJCM、位置付けられたと考えております。  我が国は既に十六か国とJCMの実施関係を構築するなど積極的に取り組んでおりますが、JCMを通じ、より効率的に案件を形成し気候変動対策に貢献するためには、不断の...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 八月末からの台風十号により北朝鮮北東部で発生した水害被害に対し、日本赤十字社は、国際赤十字・赤新月社連盟を通じて一千万円の資金援助を実施したと承知をしております。
○国務大臣(岸田文雄君) まず、北朝鮮との交渉に当たりましては、従来から、対話と圧力、行動対行動、こうした原則に基づいて臨んできております。ただし、ストックホルム合意に基づく調査が開始されてから二年以上たった今も拉致被害者の帰国に向けた具体的な進展は示されておりません。  この...全文を見る
11月22日第192回国会 参議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第8号
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○国務大臣(岸田文雄君) 確認しましたところ、本年二月、外務省と内閣官房IT総合戦略室の担当者の間で打合せを行い、当省からは、民泊仲介事業者は旅行業サービスを行っているとの認識の下、同事業者に対して現地拠点の設置を要求することはGATSその他締結済みのEPAに違反する可能性が高い...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、委員御指摘の発言を含めて、トランプ次期大統領、選挙戦中も様々な発言をされてこられました。そして、この後新政権がスタートするわけですが、新政権がスタートし、具体的にどういった政策を行うのか、これについては今の段階で予断を持って申し上げるのは控えるとい...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、御質問のRCEP及び日EU経済連携協定、これは今交渉中であります。よって、この具体的なやり取りの開示、これは交渉の今後に影響することになりますので、これを明らかにすることは控えなければならないと思います。  そして、日米二国間の経済連携協定、これ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、一点目のCETAについての御質問ですが、CETAは、これ第三国間の協定の内容でありますので我が国として有権的に説明する立場にはありませんが、十月三十日に署名に至ったCETAは、GIの保護に関する規律と保護対象となるそれぞれのGIリストを掲げており、...全文を見る
11月24日第192回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号
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○岸田国務大臣 沖縄及び北方問題に関する特別委員会の開催に当たり、御挨拶を申し上げるとともに、所信を申し述べます。  まず、沖縄に関する事項について述べます。  日本を取り巻く安全保障環境は一層厳しさを増しています。その中で、我が国の安全を確保する上で、我が国外交、安全保障政...全文を見る
11月24日第192回国会 参議院 外交防衛委員会 第6号
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○国務大臣(岸田文雄君) 委員おっしゃるように、日米同盟の重要性、安全保障環境ますます厳しくなる中にあって、その重要性はますます高まっていると認識をしています。日本と米国、戦後七十一年間にわたりまして、自由、民主主義、法の支配、人権、こういった基本的な価値に基づいてこの関係を構築...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 私は、十八日ですが、ニューヨークにおきまして、トランプ次期大統領にもブリーフをしている著名な国家安全保障の専門家でありますハース外交問題評議会会長と意見交換をする機会がありました。  委員も御案内のとおり、この外交問題評議会、CFRは、外交雑誌フォーリ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 先ほど防衛大臣の答弁の中にもありましたが、この報告書につきましては、我が国から改めて国連に照会を行っています。その照会を行った中で、ジュバに関しましては比較的安定している、こういった回答を得ている次第であります。こういった確認を行った次第であります。
○国務大臣(岸田文雄君) 報告書については、委員が御指摘のように、どう読むのか、これは考えなければならない部分もありますので、我が国としましては、先ほど、この報告書については改めて確認をいたしました。そしてさらには、このUNMISSのロイ特別代表、これ国連を代表して現地に出向いて...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 抗議をするかどうかですが、何よりも内容を確認することが大事だと思います。政府としましては、内容を確認し、そして国連から回答を得ています。それをもって我が国はこの報告書に対する評価をしっかりと確定したということであります。
○国務大臣(岸田文雄君) 南スーダンのこの紛争の原因について分かりやすく説明をという御質問でございましたが、南スーダン、御案内のとおり、これスーダンから独立をしたわけですが、この独立に至るまでに数度にわたる内戦を経験してきました。そして、独立後の国づくりは、国際社会からの支援はあ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 先日のAPECでの会議の際に、私は、米国ケリー国務長官と日米外相会談も行わさせていただきました。その際に、ケリー国務長官からは、TPPにつき、我々はまだ諦めていない、米国の経済界はTPPを強く支持、期待している、こういった発言がありました。  また、T...全文を見る
11月24日第192回国会 参議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第9号
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○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、一連の今回の会議においてFTAAPの重要性、再三確認されております。  APECの首脳宣言の中にあっても、あらゆる形態の保護主義に対抗すること、そしてアジア太平洋地域自由貿易圏、すなわちFTAAPを最終的に実現すること、こうしたコミット...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 発効要件としましては、署名から二年後たった時点で全参加国のGDPの八五%以上あるいは六か国以上が締結する、こうした要件を満たすということであったと承知をしております。  米国が参加しなければ、この要件を満たすことは難しいと考えます。(発言する者あり)は...全文を見る
11月25日第192回国会 衆議院 安全保障委員会 第4号
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○岸田国務大臣 まず、近年、アフリカの一部においては、テロ、そして暴力的過激主義の脅威が顕在化しています。その中にあって、今委員の方から御指摘がありましたように、この南スーダンは、アフリカ大陸を東西に結ぶ大変重要な位置に存在する、そして、六つの国と国境を接しているということであり...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、核軍縮・不拡散における我が国の立場、態度、これはもう一貫していると考えています。核兵器の非人道性に対する正確な認識と厳しい安全保障環境に対する冷静な認識に基づいて、核兵器国と非核兵器国が協力し、現実的な、実践的な取り組みを進めていく、これこそ、核兵器のない世...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘の文書、要は、TPP交渉と並行して行われました日米間での議論に基づくサイドレター等を御指摘のことだと思いますが、こうしたサイドレター等は、TPPが発効するという条件のもとに内容を確認しております。  TPPの発効がこのサイドレターの効力に影響する、かかわっ...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のICJにおけるニカラグア判決ですが、御指摘のとおり、この判決では、集団的自衛権の行使に当たって、武力攻撃を受けた国から要請が必要とされています。  ただ、この判決に対する理解は、国際社会の中で集団的自衛権を行使することについての被攻撃国の同意をその要件か...全文を見る
○岸田国務大臣 同意の形というのは、いろいろこの解釈があるかとは思いますが、国際法上、同意における同意ということについては、条約の形式を念頭にこの同意というものを考えていると受けとめています。  よって、現実、具体的には、同意ということは条約の締結等において確認されるものである...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、国際法上、要請または同意という要件、これは国際的な理解として確立していると思います。ですから、我が国としましては、そうした国際法上の解釈等も念頭に要請または同意というふうに説明をさせていただいています。  可能性の問題として要請または同意ということを説明さ...全文を見る
○岸田国務大臣 ちょっと整理して申し上げますが、我が国が武力行使を行う要件として、新三要件というものを説明させていただいております。  今御質問の中にありました要請、同意、これは、国際法上、集団的自衛権の要件として説明をさせていただいています。その新三要件に基づいて我が国の国民...全文を見る
○岸田国務大臣 改めて整理させていただきますが、我が国の武力の行使、これは新三要件に該当したときのみであります。そして、その一部が国際法上集団的自衛権として説明される場合がある、これがまず基本的な考え方です。その集団的自衛権を説明する際に、要件として、要請または同意、あるいは他に...全文を見る
○岸田国務大臣 先ほども説明させていただきましたが、我が国は、集団的自衛権の行使に当たっては要請ということのみ想定しております。要請がない状態で、我が国から同意を求めて集団的自衛権を行使する、こういったことは想定していないというのが我が国の立場であります。
○岸田国務大臣 先ほども申し上げましたように、我が国として想定しておりませんので、日米の間で何か協議したという事実はございません。
○岸田国務大臣 ニカラグア判決の評価、理解ですが、自国の法益侵害や自国の死活的利益の侵害は集団的自衛権発動の要件とはされませんでした。したがって、この意味において、同判決の考え方、他国防衛説の考え方に近いと捉えることが可能だという理解があります。  ただ一方、伝統的な他国防衛説...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、この事例の見方として、これは、米本土が武力攻撃を受けたことのみをもって日本が対応するというものではないということをまず確認しておかなければなりません。  米本土が大規模な武力攻撃を受けたとして、我が国に対する武力攻撃は発生していないわけですが、米国が我が国...全文を見る
○岸田国務大臣 米国の脅威について、私の立場から具体的に何か説明するという立場にはないと考えております。  日本政府が米国の脅威はどこなのかということを判定するという立場にはないということは御理解いただきたいと思います。
○岸田国務大臣 まず、事実として確認しているかという御質問でありますが、ロシアが択捉島及び国後島への地対艦ミサイル配備を発表したこと、これは承知をしております。  このことについては、二十四日、外交ルートを通じまして、北方四島におけるロシア軍による軍備の強化は、これら諸島に対す...全文を見る
○岸田国務大臣 おっしゃるように、日ロ間においては、首脳会談を初め、さまざまなレベルで意思疎通を図っております。そして、その中にあっては、二国間関係、あるいは地域情勢、さまざまな課題について幅広い意見交換が行われています。ただ、具体的に何を取り上げた等については、相手との信頼関係...全文を見る
○岸田国務大臣 今回のミサイルの配備についてですが、抑止力との関係で今委員の方から御説明がありましたが、ロシア側の意図については、我々、確たるものを承知しているものではありませんが、こうした問題を根本的に解決するためにこそ北方領土問題をしっかりと解決していかなければならない。外務...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘の、土地の供与につきましては、ロシア側は、極東人口の維持、増加等を目的として、極東の土地を無償供与する措置をとっていると承知をしております。本件については、極東地域が対象ということでありますので、特に北方領土のみを対象としたものではないと理解をしております。...全文を見る
○岸田国務大臣 我が国の外交、安全保障を考える際に、外交が基本であるということ、これは委員御指摘のとおりだと思います。  ちょうど三年ほど前に、我が国として初めて国家安全保障戦略を確定いたしました。この国家安全保障戦略の中にあっても、まずは外交において我が国にとって好ましい国際...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、御指摘の決議については我が国も賛成したと記憶をしています。そして、それと我が国の態度が矛盾するのではないかという御質問ですが、私は矛盾はしていないと考えます。  我が国の立場は一貫しております。我が国は、核兵器の非人道性に対する正確な認識、これはまことに重...全文を見る
○岸田国務大臣 昨日も、平和首長会議の国内総会として、要請書を広島市長さんにお持ちいただきました。  その中でも我が国の基本的な立場について説明をさせていただいたわけですが、核兵器禁止条約の議論につきましても、先ほどの決議、さまざまな評価はあるわけですが、決議は採択されました。...全文を見る
○岸田国務大臣 核の先制不使用の議論は、先日も、オバマ政権の中で議論されているという報道があったことは承知をしています。ただ、今現在、米国政府として正式に核の先制不使用について態度を明らかにしたとは承知をしておりません。  こうした課題ですので、我が国としてそうした決定が行われ...全文を見る
○岸田国務大臣 先ほど、ロシア側に対して、我が国の法的立場に基づいて遺憾であるということを申し入れたと申し上げました。これは、抗議したということであると御理解いただければと思います。
○岸田国務大臣 ロシアをめぐりましては、東アジアのみならず国際社会の中でさまざまな動きがあり、さまざまな議論が行われています。  その中にあって、我が国は、ロシアとの間において、経済分野における互恵的な協力を初め、双方の国益に資する形で関係を進め、そして北方四島の帰属の問題を明...全文を見る
○岸田国務大臣 ロシアとの間においては、二国間関係、そして国際情勢等においてさまざまな議論を積み重ねてきています。そして、その意思疎通の中で、両国関係をどう安定させていくのか、これを考えていかなければなりません。  日本とロシア、これは、隣国でありながら、七十一年間平和条約を結...全文を見る
○岸田国務大臣 我が国は、安保条約六条に基づいて、米国に対して、我が国の安全及び極東の平和と安全の維持に寄与するために我が国の施設・区域を使用する、これを認めています。我が国は、同条約を誠実に履行すること、こういった義務を負っていると考えています。この義務は全く変わっていないと考...全文を見る
○岸田国務大臣 今、そういったことについて議論が行われている、こういった事実はありません。
○岸田国務大臣 これは予断を持って申し上げることは控えなければならないと思いますが、我が国のこの条約のこの義務、これは大変重たいものがあると思っています。
○岸田国務大臣 いずれにせよ、仮定の問題についてお答えするのは控えなければならないと思っています。  一方、安保条約の我が国の義務、これは大変重たいものがあると思っています。
○岸田国務大臣 今現在、我が国は、ロシアから安保条約の適用除外について求められているということはありません。  そして、その上で、未来に向けてどうかということについて、仮定に基づいて何か申し上げるということは、さまざまな影響を生じさせることになります。仮定に基づいての発言は控え...全文を見る
○岸田国務大臣 仮定に基づいて何か発言すること自体が今行われている交渉に影響を与えます。さまざまな箇所に影響を及ぼすことが想定されます。よって、私の立場から今の段階で何か申し上げるのは控えなければならない、仮定に基づいて発言することは控えさせていただく、このように申し上げておりま...全文を見る
○岸田国務大臣 米軍が第三国との関係で駐留できない場所がありますかということでありますが、私の立場で第三国間の関係について確定的に申し上げることは、立場上難しいと思います。
○岸田国務大臣 それは、今の例は日本の話ですが、日本ではなくして他の国、第三国がロシアとの関係でそれをやったかということかと思いますが、そういう例については、私は何か申し上げる立場にはないと申し上げております。
○岸田国務大臣 それぞれの事案にはそれぞれの経緯があると思います。その経緯につきまして十分承知しておりませんのでコメントすることは控えますが、我が国においては、北方領土問題、今ロシアと協議を続けております。我が国としてあるべき姿をしっかり追求しなければなりません。そして、安保条約...全文を見る
○岸田国務大臣 八項目の協力プランにつきましても、日ロ両国で作業計画を作成したところです。個別の案件については、今、まだ調整中であります。  そして、一方的に裨益しているのではないかという御指摘でありますが、これは、プラン全体、この一部分だけ取り上げますといろいろ評価はあるかも...全文を見る
○岸田国務大臣 先ほども申し上げましたが、今、日ロ両国で確認しているのは作業計画のみであります。個別的な案件については調整中であります。よって、関連予算についても、今の段階で一概にお答えするのは難しいと考えます。  しかし、いずれにしましても、この八項目の協力プランは互恵的なも...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、国際的な情報のやりとりについてですが、国際的な標準的な対応として三つの分類に分けるというのが標準的な考え方です。トップシークレット、シークレット、コンフィデンシャル、この三つに分けて情報をやりとりするというのが国際社会における情報の標準的な扱いであります。 ...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、特定秘密かどうかという問題と、先ほど言いました極秘かどうかという問題、これは別の物差しで整理しているということであります。  そして、どっちが上かというのは、恐らくこれは特段大きな意味はないと思います。あくまでもこれは別の物差しによって整理された秘密である...全文を見る
○岸田国務大臣 機密、極秘、秘、これは先ほども言いました国際的な標準に基づいて分類が行われています。一方、特定秘密保護法によって特定秘密というものは指定されることになります。これは重なる場合もあれば食い違う場合もあります。そもそも物差しが違うわけですから、さまざまなケースが考えら...全文を見る
○岸田国務大臣 要するに、特定秘密であって極秘でないものということをあえて申し上げるのであれば、特定秘密保護法の指定する要件が、これは三つ要件があります。別表に挙げる事項の情報であって、公になっていないもののうち、その漏えいが我が国の安全保障に著しい支障を与えるおそれがあるため、...全文を見る
○岸田国務大臣 もちろん、これは協議の結果、こうした協定を結んでいるわけですが、まず、実質的に、北朝鮮問題等を考える際に、これは結果としてトップシークレットを外した形であっても実際十分対応できるという判断があったんだと思いますが、一方で、事実関係で申し上げるならば、韓国は、二〇〇...全文を見る
○岸田国務大臣 もちろん、これは両国で合意した結果でありますが、韓国側としては、事実関係として、二〇〇三年以降、トップシークレットを含めたものはないと承知をしております。  そして、今回の協定の締結に当たって、北朝鮮問題等を考えた場合に、そうした対応でも我が国として不都合はない...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘の二〇〇四年の米国防省の報告書に指摘されている数字、もちろん承知はしておりますが、同報告書の算定基準については承知しておりません。
○岸田国務大臣 為替について、政治の立場から何かコメントするのは控えなければならないというのが多くの場合の常識であります。ましてや、アメリカでの新しい政権が為替においてどんな政策をとろうとしているのか、今の段階で推測に基づいて仮定で物事を申し上げる、これは控えなければならないと思...全文を見る
○岸田国務大臣 北方領土に関する我が国の基本的な立場ですが、まず、北方領土は、我が国固有の領土であります。そして、四島の帰属の問題を解決して平和条約を締結するという方針のもと、交渉を粘り強く進めております。四島の日本への帰属を求めていく、こうした方針は変わりないと考えます。
○岸田国務大臣 御指摘のように、日本の施政下にある地域に対して安保条約第五条が適用されます。この安保条約の条項をしっかり果たしていく責務を我が国は負っていると考えます。  そして、先ほどの議論の中にもありましたが、こうした条約の適用除外をロシアから求められているという事実はござ...全文を見る
○岸田国務大臣 先ほど来やりとりをしていただきましたように、公務外の米軍人の作為、不作為によって生ずる請求権について、まずは基本的に地位協定十八条6があったわけですが、平成八年のSACO最終報告によって、御質問がありました見舞金に加えて、無利子融資制度、そして前払い制度、こういっ...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、今もありましたが、私は八月にフィリピンを公式訪問させていただきました。そして、その際に、ドゥテルテ大統領の地元ダバオ市を訪問させていただきまして、フィリピン伝統の軽食を振る舞っていただきまして、意見交換をさせていただく機会がありました。  そして、逆に先月...全文を見る
○岸田国務大臣 済みません、我が国のRCEPに対する考え方というふうにお聞きしましたので、私の方からお答えさせていただきます。  RCEP、これは、ASEANの国々を中心に、日中韓、オーストラリア、ニュージーランド、インド、こういった国々も加えた経済連携の枠組みですが、大きな考...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、本年四月に発生した沖縄県における米軍属による殺人事件を受けまして、日米両政府は、実効的な再発防止策を策定すべく、集中的に協議を進め、七月五日、軍属に係る日米地位協定の新たな扱いの導入及び日米地位協定の地位を有する全ての米国の人員に対する教育、研修の...全文を見る
○岸田国務大臣 両国の間で、先ほど申し上げました共同発表に基づいて協議を行っているところです。  軍属の範囲が明確化されることによって、軍属に対する管理監督が一層強化される、そして、軍属による犯罪の効果的な再発防止につながっていく、こうした考え方に基づいて取り組みを進めていかな...全文を見る
○岸田国務大臣 日米の協議に臨む基本的な考え方ですが、法的拘束力のある文書を作成することによって、軍属の範囲が明確化され、そして、適格な者のみが軍属の地位を得ることを確保することが可能になります。そして、そのことによって軍属に対する管理監督が一層強化される、そしてその結果として米...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、日米両政府は、日米合同委員会において、嘉手納飛行場そして普天間飛行場における航空機の騒音を規制する航空機騒音規制措置について合意をしています。  米軍機による騒音問題、委員御指摘のように百デシベルを超えるという騒音、これはもう大変な騒音であり、周...全文を見る
11月25日第192回国会 参議院 本会議 第13号
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○国務大臣(岸田文雄君) 各国のパリ協定の締結に関する情報収集及び我が国におけるパリ協定の締結作業についてお尋ねがありました。  本年九月の米中によるパリ協定締結につき、政府としては、それに先立ち米中による気候変動に対する積極的な姿勢が示されたことも含め、不断に情報を収集してき...全文を見る
12月01日第192回国会 参議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第10号
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○国務大臣(岸田文雄君) まず、御指摘の日米並行交渉の文書ですが、これは、内容としまして、我が国が既に行っていること、あるいは自発的に行うことを決定していること、こういった内容をまとめることによって文書としてまとめることができた次第であります。  そして、御指摘の文書における規...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、御指摘の地対艦ミサイルの配備につきましては、我が国の立場と相入れず、これは既にロシアに対しまして遺憾である旨申入れを行った次第であります。  そして、今回の私のロシア訪問ですが、これは、今年の九月、国連総会の際に日ロ外相会談を行い、十二月に予定さ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 委員御指摘のように、TPP協定上は協定発効前の脱退に係る規定は存在いたしません。  そして、今条約法条約について触れられました。この条約法条約においては、第十八条に脱退等に関連する内容が含まれていますが、この十八条は、その署名又は交換のときから条約の当...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 条約法条約十八条の読み方として、委員が今御指摘になられたような読み方をするべきであると私も考えます。
○国務大臣(岸田文雄君) まず、トランプ次期大統領は就任の初日に脱退をするということを明らかにしているわけですが、まずもって、この脱退をするというのは具体的に何をするのか、書面においても手続においても一体何をするのか、これは明らかにしていません。よって、今の段階で予断を持ってこの...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 規定の中身はGDPトータルで八五%以上かつ六か国以上、こういった中身であります。そして、現実を見る限り、そのGDPの大きさから考えまして、日本、アメリカ、どっちかが欠けますとこの規定を満たさないことになるということから、今申し上げましたように、日米両国で...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 署名国であるということについては、これ、今年の二月の段階で十二か国が署名をしています。この事実は全く変わらないと思います。アメリカが原署名国であるということについては今後も変わらないと考えます。
○国務大臣(岸田文雄君) 今の点については、確認するまでもなく、関係者の中で一致していることであると考えます。
○国務大臣(岸田文雄君) 米国の対応については予断を持って申し上げることは控えると申し上げていますが、我が国につきましては、従来から答弁させていただいておりますように、我が国の自由貿易に対するしっかりとした覚悟を示すためにも、TPPの戦略的、経済的な重要性等を考えても、是非一日も...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 今外務省から説明させていただきましたように、この条約一般における留保、これは一方的な意思表示でありますので、憲法第七十三条二号に基づいて外交関係の処理の一環として行政府限りで行ってきているわけですが、他方、このTPP協定については、このTPP協定における...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) おっしゃるように、TPP協定における留保、これを改める場合、変更する場合、これは国会の承認が必要であります。
○国務大臣(岸田文雄君) まず、これは基本的には、過去の様々な協定、WTO協定あるいは我が国の締結した経済連携協定に共通する取扱いでありますが、協定本体はしっかり訳します。それ以外の附属書と言われる部分ですが、これは、先ほど議論にも出ておりますように、留保ですとか約束あるいは物品...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のとおりであります。TPP協定における留保、これを変更する場合においては協定の変更になるということで国会の承認が必要になるという御説明、先ほどさせていただきました。  そして一方、和訳をするか説明書で対応するか、これは我が国が関わる部分かどうか、...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、日米関係は我が国の外交・安全保障関係の基軸であります。そして、日米両国は戦後七十一年間、自由、民主主義、法の支配、人権といった基本的な価値を共有しながら、揺るぎない関係を築いてきたと思います。そして、将来もこうした関係が基盤になると思います。よって...全文を見る
12月05日第192回国会 参議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第12号
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○国務大臣(岸田文雄君) 日米並行交渉の書簡、今年二月、日米の間で交わした書簡でありますが、これ、日米並行交渉の結果として、日本側としましては、現状において実施をしている取組、さらには今後自主的に行う取組、これを確認する形で書簡を確定し、両国の間で書簡を交換する、こういったことに...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 先ほど申しましたように、交渉の結果、日米の間においては、我が国がこれまで既に取り組んでいる施策、そして我が国が自主的に我が国の企業等の利益等も考えた上で行うこうした施策、これをまとめる形で書簡を作って、これを交わしたということであります。  これ、あく...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、他国の地方自治体の施策について説明する立場にはありませんが、私自身が承知している範囲内で申し上げるならば、今現在、ソウルの特別市においては、学校給食において国内産農産物等の優先使用が奨励されていると承知をしています。  ただ、過去の経緯を承知して...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) このTPP協定の政府調達の対象ですが、これは、地方自治体の場合、都道府県と政令指定都市に限られています。そして、これらの都道府県と政令指定都市についても、この食料提供サービスの調達に関しては規律の対象外としています。仮に都道府県、そして政令指定都市が食料...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、ISDS手続のルールを定めた投資章の本文、これにつきましては全て翻訳をしております。そして、それに関連しまして、この留保表等について、我が国の関連している部分、これは当然全て翻訳をしています。そして、他国の留保表につきましては、従来我が国が締結して...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国が最初に締結したISDS手続を含む協定、これは一九七八年一月に発効した日エジプト投資協定であります。そして、それ以来、我が国との間で発効している投資関連協定のうち二十三の投資協定、そして十の経済連携協定にISDS手続が含まれています。それ以外にも、...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国がこれまでISDS手続に基づいて提訴されたことはございません。
○国務大臣(岸田文雄君) 中国に関しましては、WTO体制の中で鉄鋼を始め様々な課題において議論が行われているのは事実であります。その中にありまして、御指摘の点も含めて、我が国としての対応は、政府として今まだ検討中であると認識をしております。
12月05日第192回国会 参議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第2号
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○国務大臣(岸田文雄君) 参議院北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会の開催に当たり、御挨拶を申し上げるとともに、最近の北朝鮮をめぐる状況について御報告いたします。  北朝鮮は、本年二度にわたり核実験を強行しました。また、今年に入って二十発を超える弾道ミサイルを発射し、我が国...全文を見る
12月07日第192回国会 衆議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第2号
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○岸田国務大臣 衆議院北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会の開催に当たり、御挨拶を申し上げるとともに、最近の北朝鮮をめぐる状況について御報告いたします。  北朝鮮は、本年二度にわたり核実験を強行しました。また、ことしに入って二十発を超える弾道ミサイルを発射し、我が国及び国際...全文を見る
12月07日第192回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号
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○国務大臣(岸田文雄君) 沖縄及び北方問題に関する特別委員会の開催に当たり、御挨拶を申し上げるとともに、所信を申し述べます。  まず、沖縄に関する事項について述べます。  日本を取り巻く安全保障環境は一層厳しさを増しています。その中で、我が国の安全を確保する上で、我が国外交・...全文を見る
12月07日第192回国会 参議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第3号
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○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、中国は、北朝鮮に対する圧力を強化する上で大変重要な役割を担っています。国連安保理の常任理事国でもあり、六者会合の議長国でもあり、北朝鮮の貿易の九割は中国が占めている、こういったことを考えますときに、中国の役割、大変重たいものがあると考え、...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 北朝鮮に核・ミサイル開発を放棄させ、そして朝鮮半島の非核化を実現するために、日米韓三か国の連携、誠に重要であると認識をしております。九月には日米韓の外相会合を開催いたしました。私が議長を務めまして、日米韓の外相会合においてこの三か国の緊密な連携を確認した...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、今般の国連安保理決議二三二一号は、人権そして人道問題に関する言及を強めた内容になっています。初めて主文に人権・人道問題が盛り込まれたなど、内容においてこの問題を強く訴えている内容になっております。これは国際社会のこうした人権・人道問題に対...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) ICCに対する付託について御指摘がありました。これは、先月国連総会の第三委員会において採択されました北朝鮮人権状況決議において、北朝鮮の事態の国際刑事裁判所、ICCへの付託の検討等を通じて安保理が適切に行動を取る、こうしたことを促している内容が盛り込まれ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 当然のことながら提起をし、北朝鮮問題全体についてもお互い率直な意見交換を行い、そして特に先日採択されました安保理決議の実効性を高めるという点についてはしっかり協力をしていこうということについても一致をして帰ってまいりました。
○国務大臣(岸田文雄君) そのICCの付託について今現在どの国がどういう態度を取っているのか、ちょっといま一度確認をしてみなければならないと思いますが、ただ、先ほど申し上げましたように、先ほど紹介させていただきました決議の共同提案国でもあり、安保理の非常任理事国である我が国として...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 十一月十七日に行われました安倍総理とトランプ次期大統領との会談については、日米間における様々な課題を中心に、重要な課題について率直な意見交換を行ったということでありますが、ただ、これは度々申し上げているんですが、この会談、まず非公式な会談であり、そしてト...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、ストックホルム合意については、一昨年の五月合意されたものですが、これは、既に拉致問題は解決済みだとして固く扉を閉ざしていた北朝鮮を交渉の場に引っ張り出し、そして、日本人に関する包括的かつ全面的な調査を約束させるという意味でこれは意味があったと思いま...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 今申し上げたように、我が国としてストックホルム合意は破棄しておりませんし、我が国から破棄するつもりはないということであります。
○国務大臣(岸田文雄君) ストックホルム合意は、我が国として、存在しなければならないと思っております。そして、特別調査委員会はストックホルム合意に基づいて設けられているものであると考えます。
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国は、合意に基づいて取組を進めるべきだというふうに思っています。そして、合意の中にこの特別委員会が位置付けられているわけですから、この特別委員会の枠組みの下に対話は続けられるべきであると考えています。(発言する者あり)
○国務大臣(岸田文雄君) 北朝鮮側が特別委員会を解体するという発言をした、このことは承知をしています。ただ、それは、我が国は全く認めておりませんし、ストックホルム合意を破棄するつもりは全くありません。  よって、我が国の認識としては、ストックホルム合意に基づいて特別委員会は存在...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、我が国は新たな安保理決議の採択に努力をし、そして米国、韓国とも連携しながら独自の措置を発表したわけでありますが、こうした取組は北朝鮮の新たな核・ミサイル問題における挑発行動、そして行動のエスカレート、こういったものを受けて取り組んだ結果で...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、本年に入って北朝鮮は二回の核実験、そして二十発以上の弾道ミサイルの発射を繰り返すなど、こうした挑発行動、ますますエスカレートしていると感じます。こうした挑発行動を通じまして、北朝鮮が核・ミサイル能力を増強していること、これは間違いないと思...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の決議における人権問題ですが、今回の人権決議では新たに、北朝鮮にいる人々が受けている深刻な苦難に対し深い懸念を改めて表明するとともに、北朝鮮にいる人々の福祉及び固有の尊厳を尊重し確保することの必要性を強調するなどの言及が含まれました。  この北朝...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 従来から我が国は、日米韓三か国の連携を重視しながら北朝鮮問題にも取り組んできました。九月に日米韓外相会合を開くなど様々な取組を行ってきたわけですが、今回、この北朝鮮に対する独自の措置ということについても、日米韓、タイミングにおいても様々な内容においても、...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、中国、キューバといった北朝鮮に大きな影響力を有する国に対して我が国の立場を伝え、そして北朝鮮への働きかけを求めていく、これは大変重要なことであると思います。  中国については、北朝鮮の度重なる挑発行動に対して具体的措置を講ずるべきである...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、十一月三十日の国連決議二三二一号ですが、まず、これ全会一致で採択されたこと、これを評価いたします。  そして、この内容ですが、今年三月の決議二二七〇号を強化したものですが、特筆すべきこととして、先ほど来議論の中にも出ておりますように、北朝鮮の収入...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、今回の安保理決議二三二一号ですが、日米韓を始めとする五十か国が共同提案国となっており、そして中ロを含む安保理において全会一致で採択されたということであります。  そして、各国の対応ですが、日米韓は、この決議二三二一号を始めとする一連の安保理決議を...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、北朝鮮に対して圧力を強化していく上で、中国、安保理の常任理事国であり、六者会合議長国であり、北朝鮮との貿易額の九割を占めるこうした中国の存在、これは大変重要であると認識をしております。今日までも、総理、外相を始め様々なレベルで中国に働きかけを行って...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、北朝鮮の核・ミサイル問題に関しまして、日米両国、これは共通の懸念を有してきました。そして、九月九日の北朝鮮の核実験実施以降も、両国は新たな安保理決議の採択に向けて緊密に連携しながらこの両国で安保理の議論をリードしてきた、こうした取組も続けてきたと考...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国の核軍縮、そして不拡散に対する立場、これは一貫しております。核兵器の非人道性に対する正確な認識と、そして厳しい安全保障に関する冷静な認識、この二つの認識の下に、核兵器国と非核兵器国の協力を促しながら現実的、実践的な取組を積み重ねていく、こうした方針...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 日朝平壌宣言、ストックホルム合意について御指摘をいただきました。  政府としましては、日朝平壌宣言に基づいて、核、ミサイル、そして最重要課題でありますこの拉致問題、これを包括的に解決していく、日朝平壌宣言に基づいて包括的に解決していく、この方針は変わら...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) この核の先制不使用宣言について米国が検討しているのではないかといった報道が盛んにあったことは承知はしておりますが、結果として米国は何らこの問題について決定は行っていないのが現実であります。七月のハリス米太平洋司令官の訪日の際にこの問題が取り上げられたので...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 対中、そして対北朝鮮との信頼醸成が大事ではないかという話ですが、中国に関しては、我が国にとって最も重要な二国間関係の一つであると考えています。来年は日中国交正常化四十五周年、再来年は日中平和条約締結四十五周年、大きな節目を迎えます。是非、戦略的互恵関係に...全文を見る
12月08日第192回国会 参議院 外交防衛委員会 第7号
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○国務大臣(岸田文雄君) まず、御指摘の碑文については広島市で作成したものですので、政府として何か正式にコメントすることは控えなければならないとは思いますが、私の受け止めとして、例えば、当時の浜井市長、この回想録によりましては、この碑の前に立つ全ての人が人類の一員として過失の責任...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 碑文の文章を政府として説明する立場にはないということを申し上げておりますが、この碑文についての受け止め方として今説明をさせていただきました。  いずれにせよ、こうした碑文の内容は大変重たいものだと受け止めているからこそ、政府としても今年の五月のオバマ大...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 私自身、先ほど答弁の中で申し上げました当時の浜井市長の考え方、そしてお示しいただきました広島市の考え方、こうしたものをしっかり受け止めた上でこの碑文に対する対応を行っているということであります。こうした様々なこの碑文の内容に対する考え方、評価はありますが...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 政府の立場からは広島市の碑文に対してコメントをすることは控えたいと思いますが、私自身としてどう考えるかという御質問でありますので、私は、原爆投下及び戦争、これを含んで過ちと言っていると理解をしております。
○国務大臣(岸田文雄君) 当然、この碑文の前に立って慰霊の思いをささげること、こうした立場にあると思っています、立つ資格はあると思っています。  なぜならば、去年の平和安全法制、この厳しい安全保障環境の中で、我が国として現実にどこまで対応しなければならないという議論と、一方で世...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) こうした被爆者の方々の思い、これもしっかりと受け止めながら、政府として対応を考えていかなければならない、これは当然のことであります。  一方、国民の中には様々な意見があります。様々な意見を受けながら、昨年、衆参合わせて二百十六時間にわたって国会で議論を...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 私が承知している限りで申し上げますと、五月、オバマ大統領が広島を訪問された当日、広島に滞在された時間の中でこの碑文の中身について何か説明したということはないと思います。  ただ、それ以前、様々な準備が行われてきました。その中でどのようなことが行われたか...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) ちょっと御質問の趣旨、十分把握しているかどうか定かではありませんが、いずれにしましても、オバマ大統領も国際的な平和の実現のために努力をする、そういった立場にあると思いますし、そういった思いを強く持っておられると思います。  そして、この広島の碑文の前に...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘の一九五六年の日ソ共同宣言ですが、これは戦争状態の終結が確認され、賠償及び請求権の処理も終了した、しかし、領土問題の全面的解決が困難であったため、平和条約締結交渉を継続することとし、日ソ共同宣言という形で国際約束が締結されました。  そして、結論...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) ほかの平和条約という意味を十分ちょっと把握できませんが、いずれにせよ、この一九五六年の日ソ共同宣言に記されている平和条約、これは、我が国が今現在交渉している平和条約と同一であります。
○国務大臣(岸田文雄君) 七月に比中仲裁判断が下されたわけですが、まずフィリピン政府はその直後に声明を発出しています。その中で、仲裁裁判所による判断公表を歓迎するとともに今回の画期的な決定を尊重することを強く確認する、こうした旨表明しています。  そして本年十月、御指摘のように...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、ロシアが択捉及び国後島への地対艦ミサイル配備を発表したということでありますが、政府としましては、北方四島をめぐるロシア側の動向を注視をし、情報収集ずっと行ってまいりました。ただ、政府による情報収集能力を明らかにすることにつながりますから、これは詳細...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 先ほど申し上げましたように、情報収集能力を明らかにすることから、情報の取得あるいは時期、こういったことについて明らかにすることは控えたいと思いますが、我が国としましてはしっかり情報収集を行い、そして強化に向けて不断の取組を続けております。  その上で、...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国国民の北方領土への入域についてですが、政府としましては、閣議了解に基づいて、北方墓参、四島交流、自由訪問、この三つの枠組みの下での訪問のみとしております。これら以外の北方領土への入域については、北方領土問題の解決までの間、これを行わないよう国民の理...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のパキスタン首相発総理宛て親書ですが、これはパキスタンとの関係もありますのでその詳細については控えなければならないと思いますが、基本的にはパキスタンのNSG参加について日本の支援を得たいとの内容であると承知をしております。  そして、このNSGへ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 沖縄における米軍施設・区域の形成過程については様々な議論があるということは承知をしております。そして、普天間飛行場については、戦時中以降、米軍が民有地を含む土地を接収して建設したものであると認識をしております。  そして、御指摘のハーグ陸戦法規慣例に関...全文を見る
12月08日第192回国会 参議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第14号
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○国務大臣(岸田文雄君) 委員御指摘のように、TPP協定、各国の署名は終わっていますが、発効していない、この状況にあります。そして、TPP協定上、発効前の離脱、脱退に係る規定、これは存在しないというのが協定のありようであります。よって、TPPにつきまして、トランプ次期大統領、離脱...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のサイドレターですが、まず、国際約束を構成しない文書であって、法的拘束力を有しないというのがこの文書の性格であります。  そして、中身についてですが、我が国のこれまでの取組や今後自主的に行う取組、これを確認したものであります。
○国務大臣(岸田文雄君) 法的拘束力はありません。そして、内容については、既に我が国が行っている取組、そして今後我が国として、我が国の企業等に対する利益など、そういった観点も総合的に勘案して自主的に行う内容、これを取りまとめたという文書になっています。
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、これは対話に取り組む用意がありますという記述があります。これは、何もこの分野において何か協議を行うとか、こういった内容ではありません。対話を行って両国の間でしっかり意思疎通を図る、こういった内容を記しているものであると理解をしております。
○国務大臣(岸田文雄君) このサイドレター、今、内容において、先ほど申し上げましたこれまでの取組、あるいは今後自主的に行う取組、これを確認したものであります。そして、このサイドレターにおいては、TPPが発効するまで等の記述がなされているわけですが、これは実施の期限を記したものであ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 済みません、二点御質問いただきましたので、一点目のこの誠実にという部分について私の方からお答えさせていただきます。  御指摘の部分、これは我が国が国際汎用添加物の指定に関し、二〇一二年七月十日付けで既に行っていた閣議決定を実施する旨を確認したものであり...全文を見る
12月09日第192回国会 参議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第15号
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○国務大臣(岸田文雄君) これまで度々政府側から、また私自身も、TPP協定の発効要件について、原署名国のGDPの八五%以上かつ六か国以上の締結が必要である旨説明しておりましたが、唯一、十一月二十四日の本委員会における蓮舫委員との質疑においては、私は、GDPの八五%以上あるいは六か...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) TTIPにおきましては、物品等の市場アクセスのほか、健康、安全、労働、環境保護に関するルールなどについて両者の議論があると承知しておりますが、その中でISDSについては、まず、第三者間の交渉であるため評価は差し控えたいと思いますが、このEU内部にもISD...全文を見る
12月12日第192回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○岸田国務大臣 我が国の対ロ政策の基本的な考え方ですが、八項目の協力プランを初めとする経済分野、あるいは政治分野、あるいは文化、その他さまざまな幅広い分野を、日ロ関係全体を国益に資する形で進めていく、その中で北方四島の帰属の問題を明らかにし平和条約を締結していく、これが基本的な考...全文を見る
○岸田国務大臣 日本の外交力、あるいは外交におけるソフトパワーにおいての沖縄の存在ということでお答えをさせていただきたいと思いますが、成長するアジアの中心に位置し、そして交易、交流の拠点として持続的な発展を図っていく、こうした期待される沖縄の地域ですが、日本のフロントランナーとし...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、御指摘のように、JICAの沖縄国際センターについては、沖縄県の大学や企業とも協力をして、沖縄の強みを生かした途上国の支援に取り組んでいるわけですが、より一層この活用を図っていかなければならないと思います。  一方、御指摘の外務省沖縄事務所ですが、これはそも...全文を見る
○岸田国務大臣 委員おっしゃるように、十二月十五日の首脳会談まであと三日となりました。既にロシアの先遣隊は山口に入っております。  そして、この会議に臨むに当たりまして、まず、我が国の基本的な立場は全く変わりません。幅広い分野にわたって日ロ関係全体を国益に資する形で進め、そして...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、大変重要なポイントを御指摘いただいたと思います。  先ほど申しましたように、我が国の対ロ政策の基本方針、これは、八項目の協力プランを含む経済分野、あるいは政治分野、あるいは文化を初めさまざまな分野、こうした広い分野にわたって日ロ関係を全体として国益に資する...全文を見る
○岸田国務大臣 委員御指摘のように、九月のウラジオストクの首脳会談において、安倍総理は、新しいアプローチに基づく交渉を具体的に進めていく道筋が見えてくるような手応えを強く感じた、このように発言をされました。  ただ同時に、先ほども申し上げたように、戦後七十一年たって解決していな...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、十二月の三日に行われました日ロ外相会談ですが、ことしに入って三回目の日ロ外相会談でありましたが、外相会談ですので、まずは二国間関係、外交、安全保障や経済を初め、二国間関係についてしっかり議論しましたし、また、アジアあるいは中東など、地域情勢についても議論を行...全文を見る
○岸田国務大臣 おっしゃるように、平成二十年の四月に松木委員から御質問いただきました。昭和四十四年以来この調査をやっていないという指摘をいただき、私も改めてそれを確認しまして、これは大変重要なことであると認識をし、指示を出し、その直後にまず第一回の調査を行ったということにつながり...全文を見る
○岸田国務大臣 平和条約締結問題における新しいアプローチについてですが、戦後七十一年、北方領土をめぐりましては、両国の間で、歴史的な解釈ですとか法律的な立場をめぐって食い違いがあり、激しい議論がずっと続いてきました。  私も、外務大臣になったのが四年前ですが、就任してすぐに、ロ...全文を見る
○岸田国務大臣 まず結論から申し上げますならば、過去の文書、これはしっかりと今後も踏襲していくということであります。  一九五六年の日ソ共同宣言はもちろんでありますし、一九九三年の東京宣言ももちろんでありますし、それ以外にもさまざまな文書があります。この文書については、二〇一三...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、御指摘のように、さまざまな報道が飛び交っております。そしてその中には、事実ではないことも多く含まれているというのが実態だと思っています。  ただ、これが事実でこれが事実でない云々を申し上げること自体が、今交渉が行われていますので、交渉に影響しかねません。よ...全文を見る
○岸田国務大臣 環境補足協定に基づく日米合同委員会合意では、通常、返還日の百五十労働日前、つまり、七カ月強前の段階から立ち入りを行うことができる、このようになっております。また、返還される施設・区域ごとの事情を踏まえ、地元関係者の立ち入り期間等を日米間でよく調整することにしており...全文を見る
○岸田国務大臣 今、実際に御指摘の点等において、運用において滞っている部分がある、これについて、ぜひ円滑かつ効果的な運用が行えるように米側としっかり調整をしていかなければならないと思います。  一方で、環境補足協定につきましては、冒頭申し上げましたように、しっかりとした前向きな...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、在日米軍による事件、事故、これはまことに遺憾であり、もとよりあってはならないことであります。  そして、それに対してさまざまな対応をしていかなければならないということで、まずは米側のみずからの努力が重要であるということでリバティー制度等があるわけですが、リ...全文を見る
12月12日第192回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○国務大臣(岸田文雄君) 国民感情について御質問いただきましたが、我が国の対ロ政策の基本方針は、平和条約締結問題を含む政治、さらには経済、文化、こうした幅広い分野において日ロ関係全体を国益に資する形で進めていく、これが基本的な方針です。  五月に安倍総理がソチで発表しました八分...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、プーチン大統領、様々な場面で様々な発言をされているということ、これは承知をしております。ただ、これについてどう考えるか、どう評価するかということにつきましては、今まさに、三日後ですが、プーチン大統領が日本を訪問されます。その際に、是非我が...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 結論から申し上げますと、そのとおりであります。東京宣言を含めて我が国は様々な取組を行い、今日まで様々な共同声明、宣言を積み重ねてきました。一九九三年の東京宣言を含めて様々な宣言、声明を積み重ねてきましたが、それに基づいて取組を続けていきたいと思います。加...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 先ほど、二〇一三年の安倍総理とプーチン大統領による日ロパートナーシップ共同声明も含めてと申し上げましたが、まさにこの二〇一三年の共同声明の中に、これまで採択された全ての諸文書及び諸合意に基づいて交渉を進めていく、これが明記をされているわけです。  よっ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 共同経済活動についてですが、ちょっとその共同経済活動、どの部分を指されているかは定かではありませんが、いずれにしましても、共同経済活動を行う際には我が国の法的立場を損なうことはあってはならない、これが大前提であるということ、これは再三申し上げていると思い...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) プーチン大統領のこの発言について、どういった趣旨でおっしゃられたのか、ちょっと私の立場でこの説明することは難しいですが、ただ、いずれにしましても我が国の法的立場、これが損なわれることはあってはならない、これは再三繰り返しておりますように大前提であると考え...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) ペルーでのプーチン大統領の発言、御指摘の資料のこの二〇一六年十一月十九日、リマでの発言かと思いますが、これについて、いずれにしましても、この中身について解釈するのは控えますが、我が国の法的立場を損なう、こうしたことになるということはあってはならないと思い...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 我が国の基本方針ですが、これは、政治、経済、文化を始め幅広い分野にわたって日ロ関係全体を国益に資する形で進める中にあって、北方四島の帰属の問題を解決して平和条約を締結する、これが基本方針であります。  その中で、今御質問は、二島先行さらには中間条約につ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) まず、委員の方から今、潜在主権のお話がありました。  御指摘のように、サンフランシスコ条約第三条には、御指摘の地域について米国に施政権がある、米国に施政権を与える、こういった規定があるわけです。そういったことから一般的には潜在的主権という言葉が使われる...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘は、日ソ共同宣言第九条について御指摘をいただいたものだと思います。  先ほど申し上げましたように、日ソ共同宣言を始め、過去、日ソあるいは日ロの間で結んだ様々な文書、声明等につきましてはしっかりと尊重しなければならないと思います。国際的な約束であり...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 結論から申しますと、御指摘のような事実は存在いたしません。今現在も、今ぎりぎりの協議、調整を続けています。そして、三日後の首脳会談で一歩でも二歩でも前進を示すことができるように最後まで力を尽くしていきたいと考えています。
○国務大臣(岸田文雄君) 北方領土問題、これは戦後七十一年間、私たちの先輩たちが長い間掛けて努力を続けてきた課題であります。その際に、この北方四島をめぐりまして、法的な立場、歴史的な解釈、これ両国の間で違いが示されてきました。  私も四年前外務大臣に就任した直後、ロンドンで行わ...全文を見る
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、米軍がオスプレイに物資をつり下げて飛行を行ったこと、承知をしております。そして、その上で、十二月九日に川田沖縄大使からニコルソン在沖縄米軍調整官に対しまして、航空機の運用に際して住宅地上空の飛行を避けるなど、周辺の住民の方々に与える影響を...全文を見る
12月13日第192回国会 衆議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第3号
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○岸田国務大臣 まず、御指摘の安保理決議第二三二一号ですが、本年三月、既に安保理決議二二七〇号が発出されておりますが、これを強化し、北朝鮮への人、物、金の流れ等をさらに厳しく規制するものです。特に、北朝鮮の外貨収入源となっている石炭輸出について、生計目的の輸出であっても、年間で約...全文を見る
○岸田国務大臣 我が国の独自の措置ですが、委員御指摘のように、これまでも北朝鮮に対して非常に厳しい独自措置を科してきましたが、今回、北朝鮮への人、物、金の流れを規制する措置をさらに拡充強化することといたしました。  一つは、再入国禁止の対象の拡大、二つ目として、北朝鮮に寄港した...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、済みません。  先ほどの答弁で、北朝鮮の石炭の輸出への上限設定、北朝鮮の輸入額の四割と答弁したようでございます。これは、輸出額の四割でございます。訂正させていただきます。  その上で、中国の役割ですが、これは、北朝鮮に対する実効的な圧力を強化する上で、安...全文を見る
○岸田国務大臣 韓国における内政の混乱ですが、これが北朝鮮と韓国との関係にどういった影響を与えているかということについてはさまざまな見方があります。  例えば、韓国は今内政が混乱しているため、北朝鮮はこういった状況であるので現在は挑発行動を控えているのではないか、こういった分析...全文を見る
○岸田国務大臣 委員御指摘のように、北朝鮮との交渉に当たっては、対話と圧力、そして行動対行動の原則に基づいて臨んでまいりました。その中にあって、御指摘のストックホルム合意、拉致問題は解決済みとしていた北朝鮮の重い扉をこじあけて、日本人に関する調査を行わせるという意味では、これは大...全文を見る
○岸田国務大臣 ストックホルム合意については、北朝鮮が、我が国がストックホルム合意の破棄を公言したことになると一方的に主張している、こういった主張が北朝鮮からなされています。こうした主張は全く受け入れることはできません。我が国としてストックホルム合意を破棄する考えはありません。 ...全文を見る
○岸田国務大臣 先ほども申し上げたように、日本政府として、このストックホルム合意は破棄していないわけですし、特別調査委員会が解体されたという認識は持っておりません。  ただ、この現状、こうした北朝鮮の状況に対して、まずは強い圧力をかけなければならないということで、拉致問題以外の...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、昨年末の日韓合意に基づいて、日本政府は、韓国に設立された和解・癒やし財団に対し、八月、十億円を支出いたしました。  それに対する韓国の対応ですが、これをもとに、財団は、十月、元慰安婦の方々の名誉と尊厳の回復、心の傷の癒やしのための事業を開始し、財...全文を見る
○岸田国務大臣 合意の内容はしっかり履行しなければなりません。それに基づいて、韓国政府としまして、御指摘の点につきましても努力を続けていると認識をしております。
○岸田国務大臣 韓国国内においては、大統領に対する弾劾訴追案が可決されるなどさまざまな動きがありますが、韓国政府は、大統領権限代行を中心に、揺るぎない外交・安保政策を履行していく、こうした確固たる意思を表明しています。ぜひ、この韓国政府の取り組み、日韓合意に対する対応も、しっかり...全文を見る
○岸田国務大臣 今回の安保理決議ですが、まず、本年三月に採択されました安保理決議二二七〇号を強化して、北朝鮮への人、金、物の流れ等をさらに厳しく規制するものです。  そして、その中で特筆すべき点としまして、北朝鮮の外貨収入の源となっている石炭輸出について、生計目的の輸出であって...全文を見る
○岸田国務大臣 御指摘のように、石炭輸出についても上限を設ける。石炭の輸出は北朝鮮にとって大変重要な収入源でありますので、これは大きな効果があると考えられますし、そして委員も今御指摘になられましたが、銅、ニッケル、銀、亜鉛、こうしたものについては、今回の決議によって北朝鮮からの輸...全文を見る
○岸田国務大臣 まず、御指摘のように、安保理決議二三二一号の主文34は、北朝鮮が核及び弾道ミサイル計画のために使用する外貨を得る目的で、いわゆる北朝鮮籍の労働者が他国で働くために派遣されていることに懸念を表明するとともに、各国に警戒することを要請しています。  そもそも、北朝鮮...全文を見る
○岸田国務大臣 我が国の外交的な取り組みの重要性の御指摘、そのとおりだと思います。  日米韓の連携につきましても、引き続き重要であると認識をし、今回、日米韓で独自措置を行ったわけですが、その独自措置についても、タイミングを合わせる、あるいは安保理決議の発出後、間を置かず発出する...全文を見る