北側一雄

きたがわかずお

小選挙区(大阪府第十六区)選出
公明党
当選回数10回

北側一雄の1991年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月22日第120回国会 衆議院 法務委員会 第4号
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○北側委員 公明党の北側一雄でございます。  まず最初に、民事事件における迅速な裁判の確保についてお聞きしたいと思います。  司法に対する国民の信頼を増大させるためには、迅速な裁判の保障が非常に重要であると考えます。ところが、事民事事件に関しましては、裁判に時間がかかり過ぎる...全文を見る
○北側委員 二十・一カ月と申しますと、一年と八カ月余りかかっておる。地裁段階で平均一年八カ月かかるという御答弁でございます。今のは一審での話でございますので、控訴される事件も相当あるわけでございますから、例えば通常の訴訟事件で、一審からさらに控訴されて高等裁判所で事件が終了するま...全文を見る
○北側委員 四十カ月と申しますと三年と四カ月でございまして、これは平均でございますから、一つの事件が一審終了し控訴されて事件が終了するまで三年と四カ月、これは今の時代の非常に早い流れのときには余りにも長過ぎるのではないか。もちろんこれはすべて裁判所の側に責任があるだけじゃなくて、...全文を見る
○北側委員 それでは、裁判官の定員の問題についてお聞きしたいと思います。  今回の法案は、判事補につきまして六百三名の定員を五名増員の改正案ということでございます。これまで判事の定員が千三百六十名、判事補がこれまでは六百三名、そして簡裁判事が七百九十四名という定員になっておりま...全文を見る
○北側委員 私は、裁判官というのは不足しているのではないのかというふうに思っておるのですけれども、このような定員不足が生じる理由というのは何なのか、お聞きしたいと思います。
○北側委員 そういうことで、結局、 例えば判事補の場合であると司法修習の終了者からしか採用できないという絶対的な要件が今あるわけなんですね。この問題については、また後で御質問させていただきたいと思うのです。  今少しお触れになりました裁判官の中途退官者の問題でございますが、この...全文を見る
○北側委員 先ほどの鈴木先生の御質問にもあったと聞いておるのですけれども、裁判官の中途退官者の場合、公証人になる方、また簡裁判事になる方以外の方の年齢分布、もしくは裁判官としての経験年数による分布とか、そういうのはわかりますでしょうか。
○北側委員 迅速な裁判の確保のためにも、これは長期的な話ではございますけれども、私は、裁判官の大幅な増員ということを検討していかないといけないのではないかというふうに考えております。もちろん、迅速な裁判というのは単に裁判官の数をふやせば達成できるものではありませんけれども、非常に...全文を見る
○北側委員 ありがとうございました。  要するに、また後でお話ししますけれども、司法修習の終了者からしか判事補を採用しないというのがいいかどうかというところを検討しないと、大幅な裁判官の増加というのは私は望めないと思います。今国会で司法試験改革の法案が出てまいりますが、ふえると...全文を見る
○北側委員 今の御答弁で、平成二年の末に百名不足をしておるわけですか。この不足数というのは検事の数の不足数でございますか。
○北側委員 ですから、もう検事の不足の問題は非常に深刻な問題であると言わざるを得ないと私は思います。  少し話は変わりますが、検事の方で、司法修習を終わられて検事になられて、その後検察庁外で、例えば法務省の本省、または他官庁等で勤務されておられる方も非常に大勢おると思うのですが...全文を見る
○北側委員 そうしますと、現場で本来の検事の仕事をされておられるのが一千四十ですから、約一割の方が庁外でお働きになられておるということでございます。御答弁ではロイヤーというふうにおっしゃっていましたけれども、それが検事でなければいけないのか、検事というのは法曹ですから、むしろ法務...全文を見る
○北側委員 現場の検事の方が大変な事件を抱えながら頑張っておられるのは、私はよく承知をしておる次第でございます。だからこそ、この検察官の不足の問題というのは非常に深刻であるなというふうに痛感するわけでございます。  検事の中途退官の問題についてお聞きしますが、まず、この中途退官...全文を見る
○北側委員 この五年の中途退官者の方々の検察官としての経験年数別の分布もしくは年齢別の分布というのはわかりますでしょうか。
○北側委員 この中途退官をされる方の退官の理由なんですけれども、もちろんさまざまな理由があるかと存じます。検察庁の方で掌握されている範囲で結構でございますので、どのような理由で中途退官をされておられるのか、御答弁をお願いしたいと思います。
○北側委員 司法修習を終了された方々の中から検事に任官される方の数と、そして今御答弁いただきました中途退官をされる方々の数と比べてみましたら、今教えていただきましたその五年間では、中途退官者の数の方が多い結果になっておるわけなんですね。今御答弁では、刑事局長の方からは、高齢の方が...全文を見る
○北側委員 このアンケート調査は、司法試験に合格し、検察官に任官し、その後中途退官して現在弁護士をしている方々のうち、東京三会で弁護士登録をしている方を対象として、そのうち五十六人の方から回答がございました。回答数は決して多くないわけで、決して十分な調査と言えるものではございませ...全文を見る
○北側委員 刑事局長、今私の述べているのは、その質問のところを述べたわけではなくて、そのページで言いますと百十四ページ以降の、回答者の方が具体的に意見を自分の文章として書いたところを今読んだわけでございます。
○北側委員 私、決して検察の批判をしているわけではございませんので、魅力ある検察であってもらいたいというふうに私は思っているわけでございます。そのことを刑事局長、よく御理解の上御答弁をお願いしたいと思うのですけれども、あえて耳の痛い話をさせていただいているわけでございます。  ...全文を見る
○北側委員 それでは、余り時間がないので、ちょっとまとめて質問させていただきますけれども、検察官の職務内容についても同様に意見を述べている方がおられます。その事務量が増大している、また単純労働化というのを指摘される方、捜査方法を改善すべきじゃないかという意見もございます。  例...全文を見る
○北側委員 いずれにしましても、検察官の不足の問題は本当に私は深刻であると思います。検察官の確保、増員というのが非常に重要である。  法務大臣にお聞きしたいと思いますが、この検察官の増員、確保のために今後どのような対策をとられていかれるのか、また、検事志望者をふやしていくために...全文を見る
○北側委員 裁判所の方も検察庁の方も、非常に謙虚でございますので、余り予算をしっかりふやしてくれというようなことは主張なされないかもしれませんけれども、私は法務大臣にぜひ、裁判所、検察官待遇面等におきましてしっかり予算をつけていただきたいというふうにお願いする次第でございます。 ...全文を見る
○北側委員 最後に質問させていただきます。  これもできれば大臣に御答弁をお願いしたいのですが、司法修習生、司法試験を受かりまして二年間の修習を終わります。司法修習生からの採用ルートには、しょせん人数は限られておりますので限界がございます。  先日、ある司法シンポジウムで弁護...全文を見る
○北側委員 ありがとうございました。
03月08日第120回国会 衆議院 予算委員会 第21号
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○北側委員 公明党の北側一雄でございます。  まず最初に、土地問題から質問をさせていただきます。  日本は経済大国、経済大国と言われておりますけれども、我が国の多くの国民はその言葉ほど生活に豊かさを実感しておりません。その最大の原因は、土地問題であり、また住宅問題にあると言わ...全文を見る
○北側委員 ここで言う中堅勤労者の年収が今おっしゃった七百六十五万円というのはちょっと高過ぎるんじゃないか。一般のサラリーマン、普通のサラリーマンで七百六十五万の年収というのは相当な収入の方を指しているのじゃないかと思います。  私が少し調べましたところによりますと、労働省の勤...全文を見る
○北側委員 それでは、「相応の負担」というのはどの程度の負担をおっしゃっているのか、お答え願いたいと思います。
○北側委員 それでは次に、「一定水準の住宅」とはどの程度の広さをおっしゃっているのか。
○北側委員 誘導居住水準の数値を目指しておるというふうに理解してよろしいのでしょうか。例えば今御夫婦と二人の子供さん、四人家族というのが一番多いかと思いますけれども、四人家族でございますと、都市型の誘導居住水準は九十一平米、さらに戸建ての誘導居住水準は四人住まいで百二十三平米、こ...全文を見る
○北側委員 家を買う人が三人家族以下なんということはあり得ないわけで、普通は四人、五人が当然でございます。それは一人で住んでいる方も含めた平均の世帯が三人という計算をされているわけで、家を買う人を対象にすれば四人住まいというのを最低考えるというのは当然のことだと思います。  そ...全文を見る
○北側委員 ということは、もっと具体的に言いますと、首都圏であれば例えば多摩ニュータウンとか千葉ニュータウン、こういうところは都心に出てくるのが、もちろん場所にもよりますけれども、一時間半前後かかるわけでございます。大阪圏でいえば千里ニュータウンとか泉北ニュータウン、都心に出てい...全文を見る
○北側委員 段階的な目標は結構なんですけれども、今国民が求めておりますのは、一体いつまでに我々が一生懸命働けばマイホームを持てるような状況にしてくれるのだということを聞きたいわけなんです。その辺を段階的にとかというのでは国民は納得できないと思います。  例えば、今公社や公団が分...全文を見る
○北側委員 御趣旨はよくわかるのですが、今国民が求めておりますのはもう抽象論ではないと思います。具体的な結果、具体的な目標を今求めているのではないかと思います。  昨年国土庁の藤原局長が、先ほども述べました答申を受けまして、「この答申をさらに各省庁で具体化していただき、政府とし...全文を見る
○北側委員 もう時間がございませんので次に進ませていただきますが、いずれにしましても、地価の引き下げというのは今国民が一番願っている最重要課題でございます。最重要課題であればこそ私は目標というのを明確にしていただきたい、そのようにお願いする次第でございます。  次に、土地税制に...全文を見る
○北側委員 昨年の暮れぐらいに自治省の方は七割という数字を明確におっしゃっておったというふうに私は聞いております。今、少し違った答弁おっしゃっていましたけれども。  大蔵省にお聞きしたいのですが、土地の相続評価について、現在地価公示価格の何割を目途としているのか、さらに、評価割...全文を見る
○北側委員 現在、土地の相続税評価については、今御答弁いただきましたように地価公示価格の七割を目途としてやっている。先ほど自治省さんの固定資産税評価について七割という数字、地価公示価格の七割をかつて検討しておったというような御答弁がございましたけれども、そうしますと、固定資産税評...全文を見る
○北側委員 今、全国平均が公示価格との対比率で三六・三%しかないわけなんですね。首都圏ではなおさら比率が小さくなっている。それを、七割という数字を検討されること自体、私はどだい無理な話じゃないかなというふうに考える次第でございます。  国土庁のこの地価公示価格といいますのは、こ...全文を見る
○北側委員 何でこんな質問をするかといいますと、今回地価税法案が問題になっております。地価税法案というのは、国税としての土地保有税、この地価税と、そして固定資産税との関係を明確にする必要があるからこういう質問を今させていただいておるわけでございます。  去年の十月の土地税制の基...全文を見る
○北側委員 今の御趣旨は、固定資産税が評価適正化されてどんどん税金が上がってきましたら、場合によっては地価税の税率とか基礎控除を下げることも検討するということでございましょうか。
○北側委員 〇・三%という税率、また十億円もしくは十五億円という基礎控除、また一平米三万円という単価控除、私はこれらについて、本来地価税の目的である土地の資産としての有利性を減少させていくんだ、そして土地神話を崩すんだ、このような地価税の本来の目的からいいますと、やはり非常に税率...全文を見る
○北側委員 同対審の答申が出されてもう二十六年を経過しようとしているわけでございますが、それでも部落差別事件が後を絶ちません。被差別部落出身者への結婚差別、就職差別を初め、差別落書きとか投書、電話による差別事件とかが相次いでおります。こうした部落差別の実態が根強く残っているという...全文を見る
○北側委員 同対審の答申が出てからもう二十六年たっておるわけでございます。それでも現実にはこうした差別の実態というのは残っているわけでございます。どうしてこのような差別が出てくるのか、そうした背景というものを冷静に分析、検討しなければいけないのじゃないか。私は、日本というのは余り...全文を見る
○北側委員 もう一問だけ質問させていただきます。  外務省の方にお願いしたいのですが、湾岸戦争によって湾岸周辺国以外の国でも大きな経済的な損失をこうむっている国がございます。私は先日、超党派の選挙監視団でバングラデシュに、参議院の自民党の福田団長を筆頭といたしまして私も行かせて...全文を見る
○北側委員 以上でございます。
03月12日第120回国会 衆議院 本会議 第18号
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○北側一雄君 ただいま議題となりました地価税法案に対し、私は、公明党・国民会議を代表して、総理並びに関係大臣に質問いたします。  土地は、有限で公共性を有する貴重な資源であり、国民の活動に不可欠な基盤であります。土地問題の解決は、国民生活にとって最も重要な課題であります。資産格...全文を見る
03月12日第120回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第2号
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○北側分科員 私の方からは、高校中退者の増加問題、特にそれに関連いたしまして単位制高校の設置の促進の問題、そして環境教育、消費者教育の問題についてお尋ねをいたしたいというふうに思います。  まず最初に、高校中退者の増加の問題でございますが、先日の調査の発表によりますと、平成元年...全文を見る
○北側分科員 今の大臣の御答弁の中にも出てまいりましたけれども、この高校中退者の十二万人を超えたという現状、増加しているという現状に対して、文部省として具体的にどういう対応を今検討されておられるのか、お答え願いたいと思います。
○北側分科員 この高校中途退学者の増加の問題というのは、単に高校での指導の問題だけではなくて、当然、小学校、中学校での指導のあり方というのが非常に重要なポイントじゃないかなというふうに私は考えるのです。特に、高校に入ってきましても分数の計算がなかなかできないとか、 ABCのアル...全文を見る
○北側分科員 それでは、単位制高校の問題についてお聞きをいたします。  この単位制高校の制度は、我が公明党が二十年来その推進を主張してまいりました。普通の高校では、学年制に縛られて、単位を少しでも落としますと進級ができないということがあるのですが、この単位制高校の場合は、学年の...全文を見る
○北側分科員 この単位制高校、今のお話でもわかるとおり大都会に余りないんですね。本当は大都会に必要なわけでございまして、東京はことし四月から、大阪も今具体的に検討されているようでございますけれども、例えば大都会なんかは二校あってもおかしくないと思うんですね。大臣、いかがでありまし...全文を見る
○北側分科員 ぜひ積極的に取り組んでいただきたいと思います。  余り時間がございませんので簡明に御答弁をお願いしたいと思いますが、高校中退者増加問題とも関連いたして学校不適応問題ですね。学校不適応児童問題、登校拒否の問題でございますけれども、この問題についてどのような調査研究ま...全文を見る
○北側分科員 それでは環境教育の問題についてお聞きをいたします。  時間がございませんのでまとめて質問をさせていただきますが、地球環境問題の深刻性、また重要性というものはもうこれは言うまでもないと思います。政府も昨年、地球環境保全に関する施策を発表されまして、その中で環境保全に...全文を見る
○北側分科員 この再生紙、古紙を何%混入するのかというのが問題でございまして、一〇〇%混入する必要はないわけなんです。例えば五〇%なり六〇%なり七〇%なりの古紙の混入で、一体どういうものができるかということを私はぜひ調べていただきたい。全部の教科書じゃなくて構わないのです。薄っぺ...全文を見る
○北側分科員 環境教育の必要性についての御答弁、一般的な必要性の答弁、それから今後どういうふうに取り組んでいかれるのかという答弁もちょっとお願いしたいのですが、もう時間がございませんので、もう一問続けてやらせていただきます。  消費者教育の問題でございますが、消費者保護基本法の...全文を見る
○北側分科員 ありがとうございました。  もう質問はいたしません。環境教育、それから消費者教育、非常に大切であると思いますので、さらなる充実をお願いする次第でございます。  ありがとうございました。
03月12日第120回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第2号
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○北側分科員 私からは、一つは路線価評価の問題、それから法人の土地所有が拡大しておりますが、それに関連いたしまして、法人の土地所有拡大の一つの原因として税制上法人の土地所有が有利になっているのではないか、その問題点と、そして最後に地価公示制度につきまして少しお聞きしたいと思ってお...全文を見る
○北側分科員 今の御答弁は、今検討中であるという御答弁ですね。それでは、検討されて数値が決められて、それはいつからの適用になるのですか。
○北側分科員 平成四年度から、来年の話でございます。  大臣、昨年十月の土地税制の基本答申の中で触れられておりますのも、土地の相続税評価について、相続税の視点からある程度引き上げる必要がある、私はこれは賛成でございます。私もそう思います。それはよろしいのですが、地価税にも基準と...全文を見る
○北側分科員 私の質問の趣旨は、心配しておりますのは、私は評価割合は例えば八割なら八割に上げるということはよろしいのじゃないかと思っているのです。思っているのですけれども、今地価税法案が審議されている中で、そういうことをある程度具体的に言っておかないと、地価税法案が成立してから後...全文を見る
○北側分科員 できれば今国会中に明らかにしていただきたいと要望する次第でございます。  それで、この評価割合を引き上げることは結構なんですが、相続税との関係で一つ心配しておりますのは、居住用資産たる土地の相続、これは今でも重いのではないかというふうな、特に大都市部においては大変...全文を見る
○北側分科員 全体的な相続税負担の軽減の問題よりも、私が申しているのは、特に大都市部の居住用の土地の相続の場合に、さらに負担軽減を図る必要があるのではないか。現行でも、確かに二百平米まで五〇%減額という制度はあるのですが、評価割合を引き上げる以上はこの部分をさらに、例えば五〇%減...全文を見る
○北側分科員 ちょっと具体的にお聞きしますが、現在市街化区域の宅地面積の何割程度に路線価が付せられているのか、これをどの程度まで拡大しようとするのか、また、現在路線価評価の標準地が何地点あるのか、これをどの程度までふやそうとされておられるのか、この辺の御答弁もいただきたいと思うの...全文を見る
○北側分科員 現在、宅地面積の三割程度を一・五倍にするというお話、それから十七万地点を二倍程度に、ぜひ進めていただきたいというふうに思います。  この相続税の路線価評価なんですけれども、この評価の方法が結構難しいのですね。例えば相続税の場合でしたら、二、三十年に一回あるだけです...全文を見る
○北側分科員 いずれにしましても、今回、これまで相続税にしか使われていなかった路線価評価が地価税にも適用になるわけでございます。そういうところから幾つかの今申し上げました問題点が出てまいりますので、大蔵省の方でよく御検討のほどをお願いする次第でございます。  次の質問に移ります...全文を見る
○北側分科員 というふうに法人の土地所有が増加をしております。この法人の土地所有の増加と今回の地価高騰とがやはり私は関連性があるのではないかと考えております。税制上、法人が土地を所有している方が純然たる個人が土地を所有しているよりも有利な制度があるのではないか。これから具体的にお...全文を見る
○北側分科員 きょうは損益算入制度についてお聞きいたしますが、かつて大蔵省さんの内部の中で、特別土地保有税につきましてこれを損金としては認めないというふうな御検討がなされたのではないかというふうに私は聞いておるのですけれども、少なくとも、市町村税である特別土地保有税、これは土地の...全文を見る
○北側分科員 例えば特別土地保有税であれば、これは広い遊休地とか低・未利用地、そういうものに対する課税なんですね。土地の有効利用を促進していこうという税制なわけです。こういう政策税制については固定資産税とはちょっと違った考え方があっていいのじゃないかなと私は思うわけなんです。土地...全文を見る
○北側分科員 ただ、税率水準といいましても、今回の地価税も〇・三%で、これが実質実効税率はこの損益算入によって〇・一五ぐらいしかないとも言われております。だから私は、特別土地保有税、地価税等の政策税制については損益に算入しないというふうな考え方をぜひ検討をしていただきたいと要望す...全文を見る
○北側分科員 以上でございます。ありがとうございました。
04月12日第120回国会 衆議院 法務委員会 第10号
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○北側委員 公明党の北側でございます。  九一年問題を契機といたしまして、在日韓国人の法的地位、待遇につきまして本年一月に日韓覚書が交わされまして、永住権等につきましては本件の入管特例法によって一歩前進することを一応評価するものでございます。まだまだ多くの課題がもちろん残ってお...全文を見る
○北側委員 大臣、入管特例法は今大臣のおっしゃった趣旨でございます。それ以外にも数多く残されている課題が、この在日韓国人の法的地位、待遇の問題でたくさん私はあるのではないかと思っておるのです。  そのまだ残されておるさまざまな課題について、可能な限り日本人に準じた法的地位と待遇...全文を見る
○北側委員 この法的地位、また待遇問題とパラレルに考えていかなきゃいけない問題が、私は帰化の問題じゃないかと思っているのです。在日韓国・朝鮮人の方々の帰化の問題、これをやっぱりパラレルに私は考えていかなければいけない。  この今回の永住権の問題では、一般の外国人の永住権取得の方...全文を見る
○北側委員 大臣の方から、帰化の申請があった場合には速やかに許可するように運用していかなければならないという御答弁をいただきました。  そこで、具体的にこの帰化の要件の問題、手続の問題を少し聞かせていただきます。  今お話ございましたように、帰化の要件につきましては国籍法の五...全文を見る
○北側委員 平均的な日本人と同じような人たちであるかどうかという抽象的な御基準、今おっしゃっていただいたのですけれども、例えば永住権を取得されるような在日の韓国人の方、朝鮮人の方、また台湾人の方、そういう方々が帰化申請をした場合にどう取り扱いをされるのかという前提でお聞きをいたし...全文を見る
○北側委員 ちょっと具体的に言います。  交通反則行為を例えば一回ないし二回やった、その場合に帰化申請をした、これが帰化要件の障害になるかどうか。いかがでしょうか。
○北側委員 今の御趣旨は、頻繁に交通反則行為を犯しているような特殊な事例は別として、そうでないような場合には帰化要件の障害にならないというふうに理解さしていただいてよろしいわけですね。
○北側委員 次に、交通反則行為を超えてしまって罰金のある場合ですね。罰金刑を科せられるような交通事故、交通事犯を犯したような場合に、この素行要件の障害になるのかどうか。これはいかがでしょうか。
○北側委員 今のお話は、罰金の場合はケース・バイ・ケースであるというお話なんですけれども、交通事犯で罰金を科せられる場合というのは、普通の日本人の場合でもある意味ではよくある。例えば速度違反なんかで、たしか三十キロオーバーですと、これは交通反則行為の適用ではなくて罰金刑ではなかっ...全文を見る
○北側委員 それでは、こういうふうにお聞きしましょう。  交通事犯で罰金刑に処せられる場合にもさまざまな情状があるかと思います。ですから、交通事犯で罰金刑が科せられるからといって直ちに帰化要件の障害になるわけではない、事案によっては帰化要件の障害とならない場合も十分あり得るとい...全文を見る
○北側委員 それでは次に、重加算税もしくは過少申告加算税が課せられるような場合に、素行要件としてはどうなのかということなんですが、これはいかがでしょうか。
○北側委員 過少申告加算税を課せられるだけであれば帰化要件の障害にはならない、これはそう言ってよろしいわけですね。
○北側委員 次に、この国籍法の五条の一項四号の生計要件でございます。「自己又は生計を一にする配偶者その他の親族の資産又は技能によつて生計を営むことができること。」という要件がございます。これは、在日韓国人の方、朝鮮人の方々ということを前提にして、どの程度のものをこの要件で求めてお...全文を見る
○北側委員 今のお話では、在日韓国・朝鮮人の方々の場合は生計要件がほとんど問題とならないという御趣旨でございますね。  そうしますと、今の素行要件のお話、生計要件のお話を総合して考えていきますと、彼らが帰化申請をした場合には大半が、ほとんどが帰化の許可がなされるというふうに考え...全文を見る
○北側委員 それでは次に、帰化手続の簡易化の問題を聞かせていただきます。  今のお話ではほとんどの場合帰化の許可決定が出るわけですが、この帰化の許可決定が出るまで、申請から決定までどの程度の時間がかかっておるのか、御答弁をお願いします。
○北側委員 今までのお話で、在日韓国人の方々、朝鮮人の方々が帰化申請をする場合にはもう大半が、ほとんどが許可をされるのだ、生計要件なんというのはほとんど問題になっていないのだ。そして、素行要件の方もある意味では非常に簡単に調べがつく問題ですよね。ですから私は、一年もかかる、また東...全文を見る
○北側委員 帰化申請の際にさまざまな書類を添付してまいるわけなんですけれども、私のいただいた書類では、例えば事業の概要を記載した書面、それから生計の概要を記載した書面、かなり詳細な内容を書かなきゃいけないようになっておるのですね。例えば生計の概要を記載した書面では、食費に幾らかか...全文を見る
○北側委員 私が申していますのは、調査が不必要にその方のプライバシーに立ち入るようなことはよくないということも申し上げているわけなんですね。定期預金が幾らあるんだとか、そんなの帰化には関係ないじゃないですか。そんなことまで聞く必要はないというふうに私は申し上げているわけです。不必...全文を見る
○北側委員 最後に帰化の点で一点だけお聞きします。  確認をさせていただきたいのですが、帰化手続の中で、氏名の問題でございます。例えば在日韓国人の方が帰化申請をして帰化許可決定が出るという場合に、名前を韓国での本名、例えば金(キム)さんとか、それから朴(パク)さんとかおられます...全文を見る
○北側委員 今のお話は、本名で構わないというお話ですね。本名で帰化をして構わない。金(キム)さんなり朴(パク)さんなりの本名で日本人として戸籍がつくられるんだというふうに理解させていただきます。  次に、外国人登録の問題についてお聞きをいたします。外国人登録制度なんですが、この...全文を見る
○北側委員 先般の日韓覚書で、指紋押捺に関しまして、指紋押捺にかわる手段をできる限り早期に開発するんだというふうにうたわれております。この指紋押捺にかわる手段、現在どのように検討しておられるのか、法務省としていつごろまでにこの代替手段案について出されるのか、この点についてお聞きし...全文を見る
○北側委員 来年の通常国会に出されるということですから、ことしの夏ごろにはある程度の案が法務省の方からは出てくるというふうに考えられますが、これはいずれにしましても、指紋押捺にかわる新たな手段が実施されますのは日韓覚書が調印されてから二年以内というふうになされておりますので、二年...全文を見る
○北側委員 時間がございませんので、また私午後に質問がございますので、外国人登録に関する質問をまた午後にさせていただきますけれども、今の問題で一言だけ言わせていただきますと、もう二年後に廃止するのが明確なわけです。それで、指紋押捺拒否をされた方々につきましては、おっしゃっている趣...全文を見る
○北側委員 三名の先生方には大変お忙しい中貴重な御意見を賜りまして、心から感謝を申し上げます。本法案並びに在日韓国・朝鮮人の方々の法的地位、待遇を今後検討していく中の非常に大切な、貴重な材料とさせていただきたいと思います。  まず最初に小井土先生にお聞きしたいと思いますけれども...全文を見る
○北側委員 金先生にお聞きいたしますが、まあ同じ質問でございます。  今の日韓での歴史認識のギャップを埋めていかなければならない。特に日本の方ですね。先ほども先生の方から就職差別を初めとする差別をなくさなければならない、また韓国人、朝鮮人の方々が通名を名乗らざるを得ないような日...全文を見る
○北側委員 ありがとうございます。  田中先生にお聞きいたしますが、先ほど田中先生のお話の中で、本法案の平和条約国籍離脱者の定義、昭和二十年、一九四五年九月二日以前から引き続き本邦に在留する者という定義が大前提としてあるわけなんですけれども、先生のお話、一九五二年四月二十九日の...全文を見る
○北側委員 以上でございます。
○北側委員 それでは、午前中に引き続きまして質問をさせていただきます。  外国人登録の問題でございますけれども、午前中、指紋押捺にかわる手段について、開発され、実施されますのが二年後である。その実施までの間、十六歳を迎えて指紋押捺をすべき人の取り扱いについては、その運用は柔軟に...全文を見る
○北側委員 私の質問は、二年間適用猶予の法案をつくればよろしいのですねと言っているのです。
○北側委員 それでは、ちょっと時間がありませんので、今の問題については追って改めてやらせていただきたいと思います。  外国人登録原票というのがございます。今私こちらに書式を持っておるのですけれども、この外国人登録原票に刑務所など矯正施設への在監歴を記入するよう、法務省が市区町村...全文を見る
○北側委員 私は、これは大変大きな問題じゃないかと思います。この外国人登録原票というのは、三十年とか三十五年とか、長期にわたって市町村の窓口に保管される原票でございますよね。その原票に、現在の居住先を知るためとはいえ、そういう必要性があるとはいえ、結果として過去の在監歴等もずっと...全文を見る
○北側委員 いずれにしましても、備考欄に十年前、二十年前のそうした在監歴が残ってしまうわけですね。そこはもう現在の居住地でなくても残ってしまうわけなのです。結果としては在監歴をずっと記載しているのと変わらないわけなのです。それはもう全く不必要な記載であると言わざるを得ないと思いま...全文を見る
○北側委員 大臣、検察庁や警察じゃないわけなのですね。どうして外国人登録原票に結果として在監歴が残るような形での記載をしないといけないのか、私は大きな問題であると思います。別な方法でもできるはずです。大臣、どうでしょうか。
○北側委員 ありがとうございました。それでは、時間がございませんので次へ行かしていただきますけれども、入管法の言うところの平和条約国籍離脱者という定義でございます。平和条約国籍離脱者の要件に当たらない人でなおかつ今回の法案と同じような取り扱いをしていくべき人が、少数ながらおられる...全文を見る
○北側委員 できるだけ今回の特例永住者の方々と同様の取り扱いを運用上していただきますよう、心からお願いを申し上げる次第でございます。  次に、これは結論だけ、答えだけで結構でございます。  ここの四条、五条の許可の意味なんですけれども、これは覊束裁量である、ですから申請があっ...全文を見る
○北側委員 永住権を取得している外国人、在日韓国人の方々、朝鮮人の方々等の永住権を取得している外国人の方に、一定の要件のもとで地方参政権を与えることをそろそろ検討していってもいいのじゃないか。これは今すぐに結論が出てくる問題でないのは、もちろん承知の上で申しておるのですけれども、...全文を見る
○北側委員 私は、今すぐ結論を出せなんというような性急なことを言っているのではなくて、これまでの在日韓国人や朝鮮人の方々の歴史的な経緯、本当に日本でしか生きていけない方々なわけですよ。実際、地域社会の中で密着した生活をされて、地域社会の発展のために貢献されている。自治会などで役員...全文を見る
○北側委員 非常に大切な問題、これはまた別の機会に時間をかけてやらせていただきたいと思います。  同じような質問なんですけれども、地方公務員への採用拡大の問題につきまして、日韓覚書の中で「採用機会の拡大が図られるよう地方公共団体を指導していく。」というふうに書かれております。こ...全文を見る
○北側委員 もっと具体的に御答弁いただきたかったのですけれども、時間が来ましたので終わります。  先ほどの地方参政権の問題にしろ地方公務員への採用拡大にしろ、公の意思形成にかかわるとか公の権力云々とか、そういう非常に抽象的な言葉で否定してしまうことには大きな問題があるのではない...全文を見る
04月24日第120回国会 衆議院 決算委員会 第3号
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○北側委員 それでは、私の方からは美浜発電所の二号炉事故についてお聞きをさせていただきます。  御承知のように、本年の二月九日に美浜発電所の二号炉におきまして蒸気発生器の細管が破断をして、ECCS、非常用炉心冷却装置が作動するという事故が起きてからもう既に二カ月半がたっておりま...全文を見る
○北側委員 要するに、今回の事故の原因は、伝熱管の振動を抑えるための振れどめ金具が設計どおり入っていなかった、それも製造当初から入っておらなかった、それに基づいて今回の事故が起きた、これがほぼ唯一の原因というふうに言えるという御判断なわけですね。
○北側委員 大臣、今のお話では、一つは設計どおりにつくられていない原子炉があるということがまず第一点。それから、そうした原子炉が昭和四十七年に運転を開始されてから、その部分においては振れどめ金具が外れたまま運転されていることになるわけなんですね。  これまでメーカーも電力会社も...全文を見る
○北側委員 ちょっと細かく聞いていきますけれども、私が今申し上げましたように、今回の事故の教訓としてやはり重大に受けとめていかないといけないと思いますのは、設計どおりにつくっていない原子炉があるんだということと、そしてそれを二十年近くも見過ごしていた、理由はそれぞれあるのでしょう...全文を見る
○北側委員 それでは、どうしてこの振れどめ金具につきまして発電所の建設時に行われる安全審査の対象となっていないのか。また、定期的な、毎年行われております定期検査の項目に入っていないのか、これはいかがですか。
○北側委員 私が今お聞きしていますのは、今後のこと、非常に大切なのです。それが大切なのですけれども、どうしてこれまで定期検査項目に入ってこなかったのか、また建設時の安全審査の対象になぜ入らなかったのかということを聞いておるのです。
○北側委員 要するに、この振れどめ金具については、今おっしゃられた安全上重要な機器というふうな御認識がなかったというふうに理解してよろしいのですか。
○北側委員 設計どおり入っていないことなど一〇〇%あり得ないんだというふうな過信、それから振れどめ金具ぐらいではこのような事故は起こり得ないであろうという、これも過信かもしれません。こうしたものがやはり根底にあるのではないかというふうな気が私はするのですけれども、いずれにいたしま...全文を見る
○北側委員 今回の事故が起こってからのその後の処置の問題なんですけれども、モニターに異常値が出ましたのが十二時四十分、その後、冷却水の分析を始められたのが十三時、分析結果が出ましたのが十三時二十分、その分析結果は通常の検出限界に比べて二倍程度の放射性物質の数値が出ておったというふ...全文を見る
○北側委員 電力会社の方では、この原子炉停止作動をする場合のマニュアルといいますか手順といいますか、そういうものをつくられておられるかと思うのですけれども、今御答弁がございましたように、これまでは今回のような細管の破断というようなことなんか一度もございませんし、予想されております...全文を見る
○北側委員 ですから、私が聞いているのは、これまでのマニュアルというのはピンホールとかひび割れ等の細管の小さな損傷の場合、そういう場合を予想されてつくられているものではないでしょうか。今回の破断のようなことは全く予想されておられないわけでしょう。  ですから、そういう破断という...全文を見る
○北側委員 だから、そのことを今私聞いているのじゃないのですよ。そのマニュアルに従ってなされたということはよろしいのです。そうじゃなくて、そのマニュアル自体を見直す必要があるのではないかというふうにお聞きしているわけなんです。  先ほど有意な変化があったような場合には停止作動を...全文を見る
○北側委員 今のお話では、二〇%程度全体的な傾向として放射性物質の数値が上がったような場合には原子炉の停止作動を始めるんだということですよね。そういうことを今回の事故の教訓として各電力会社の方に指導をしたということですね。確認ですけれども。
○北側委員 もう一つ。加圧器の逃し弁の作動不良があったわけなんですが、報告書によりますと、前回の定期検査終了段階で誤って当該加圧器逃し弁を作動させるための空気元弁を閉鎖していたというふうに報告されております。もしそうであるならば、非常に単純な人為的なミスによって加圧器逃し弁が閉ま...全文を見る
○北側委員 最後に一問だけ質問させていただきます。  要するに、今回の事故、二つミスがあるわけですね。一つは、設計どおりに振れどめ金具が入っていなかった。これが一つ。もう一つは、今申し上げました加圧器逃し弁がこれも非常に単純な人為的なミスによって閉まっておった。これは二つとも、...全文を見る
○北側委員 以上でございます。
05月14日第120回国会 衆議院 決算委員会 第5号
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○北側委員 公明党の北側一雄でございます。  まず最初に、私きょうは製造物責任制度についてお聞きをしたいと思っております。  製造物責任制度については今非常に議論がなされておるのですが、実を言いますと、相当昔からこれは議論をされております。たしか私が学生時代でございますので、...全文を見る
○北側委員 経企庁の方、今お話しなされたように、この製造物責任についてはもう大分前から国民生活審議会で何度もテーマに取り上げられておるわけですね。これまで何度これがテーマに取り上げられたか、もう一度御答弁いただけますか。
○北側委員 今のお話からもわかりますとおり、これまで、昭和五十一年ですから今からもう十五年前、相当長期間にわたって何度かこの問題について政府の部内でもこのように検討されておるわけなんでございます。  今、十三次の国民生活審議会で委員会を設けて検討がなされておるというお話があった...全文を見る
○北側委員 先ほどもお話がございました中間報告がこの国民生活審議会の委員会において出される、年内のいつごろに中間報告を出される予定でございますか。
○北側委員 その中間報告でこの製造物責任についての方向づけといいますか、ある程度の議論が 出てくるものであるというふうに私は期待をしております。  それで、この製造物責任につきましては、大臣もよく御存じかと思うのですが、これは日本だけではなくて、アメリカではもう三十年も前から...全文を見る
○北側委員 今その研究会での審議、研究がなされておる、これが六月ごろにまとまる予定ですか、これは発表はなされるわけでしょうか。
○北側委員 大臣、今るる必要性を述べておるのですけれども、例えば従来のカネミ油症事件とかスモン事件のような大規模被害の場合でも、最終的には裁判である一定の被害請求が認められたわけなんですが、非常に多くの時間と労力と費用とをかけまして、本当に十年単位の時間をかけてやっとかち取ってい...全文を見る
○北側委員 今製造物責任危機のアメリカの話をされたわけなんですけれども、これはアメリカでは弁護士制度にしても、それから法制度も大分日本と違っておりまして、弁護士の報酬にしても非常にばかでかいとか訴訟がしやすい法制度になっておるとか懲罰的な損害賠償制度があるとか、日本とは大分違うの...全文を見る
○北側委員 公示価格との関係での評価割合についてあと数カ月ぐらいで結論が出るということでございますね。  前にも少し質問をさせていただいたのですけれども、今回地価税が創設されました。今度は相続税とは別に地価税の評価の基準にもこの路線価がなってまいります。路線価地域の拡大をしなけ...全文を見る
○北側委員 最後に一問だけ質問させていただきます。  大蔵大臣、地価税の税収の使途の問題、これは附帯決議でも書かれておるのですけれども、だから、これから検討がなされるところであるというふうにはよくわかっているのですけれども、ひとつ私の提案をぜひ聞いていただきたい。  今、地方...全文を見る
○北側委員 ありがとうございました。     〔委員長退席、魚住委員長代理着席〕
05月15日第120回国会 衆議院 決算委員会 第6号
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○北側委員 まず最初に、バングラデシュのサイクロンによる大変な被害、これに対しまして、我が公明党も五月の九日に海部総理に対しまして緊急援助の大幅な増額また国際緊急援助隊の派遣の申し入れをさせていただきました。これに対しまして翌日の十日に、二百万ドルの緊急援助に追加いたしまして七百...全文を見る
○北側委員 これまで緊急援助隊というのは、きょうのを含めましてこの四年間で十八回派遣をされております。十八回の緊急援助隊の派遣の実績の中で、今大臣がおっしゃったような自衛隊の装備、そういうのを活用しなかったことによって何か不十分なことまた不都合なことがあったのかどうか。  私が...全文を見る
○北側委員 以上でございます。
05月16日第120回国会 衆議院 決算委員会 第7号
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○北側委員 公明党の北側一雄でございます。  私の方からは、まず最初に便宜的に郵政省の方からお聞きをさせていただきたいと思っております。  従来からよく言われておりますけれども、近距離の電話料金の中で特に市内通話区域が利用者の立場から見まして非常に区域が狭過ぎるのではないか。...全文を見る
○北側委員 今のお話では、このMA区域の改革、見直しも含めて近距離電話料金体系について検討をなされていこうというお話であるというふうにお聞きをいたしました。  今の大臣のお話では、クロスバー方式からプログラム方式ですかへの電子交換機の交換が平成六年度に終わるようなお話をされてお...全文を見る
○北側委員 それでは、自動車電話、携帯電話の問題に触れさせていただきたいと思うのです。  今、携帯電話、自動車電話が非常に急速に普及をしております。この自動車電話の料金体系がどのようになっておるのか、簡単にまず御答弁いただけますでしょうか。
○北側委員 高いのですよね、この携帯電話、自動車電話の料金が。  そこでちょっとお聞きしたいのですけれども、この自動車電話、携帯電話の加入数の推移が恐らく急速に伸びているのではないかというふうに私は思うのですが、この点、いかがでしょうか。
○北側委員 今のお話でも、昭和六十年と比べてみましたら、昭和六十年が六万台ちょっとでしたね。それが平成二年度末では八十七万台ということで、十五倍近くになっているのですか、非常に需要が拡大をしているわけでございまして、この自動車電話、携帯電話の特に通話料なんですが、これの引き下げを...全文を見る
○北側委員 ありがとうございました。今私が申し上げましたMA、市内通話区域の範囲の拡大とか、それから自動車電話、携帯電話の料金体系の見直しとか、ぜひこれはお願いしたいと思います。  では郵政省の方、結構でございます。  それでは次に、きょうの私の質問の最大のテーマでございます...全文を見る
○北側委員 今御答弁いただきましたこの検挙状況なんですが、大体どの地域の人が多いのか、もう少し具体的に御答弁をいただきたいと思います。
○北側委員 当然これは短期在留資格の外国人でございますので、日本語が不自由な外国人であることが大半ではないかというふうに思うわけなんですが、以下ちょっと来日外国人被疑者の捜査手続と通訳の確保という視点から聞いてまいりたいと思います。  これは昨年も聞いておるのですけれども、改め...全文を見る
○北側委員 いや、私が聞いておるのは、きょうこれから聞くことは全部通訳の問題です。ほかのことを日本人と同じようにするのは当たり前の話でありまして、そうじゃなくて、日本語が不自由である、そういう方を逮捕しないといけないような場合に、その逮捕手続、逮捕状を示しますね、示すわけです。そ...全文を見る
○北側委員 その可能な限りというのがどういう趣旨でおっしゃっているのか。特に、英語とか中国語、朝鮮語はまだいいのかもしれませんが、そうでない言葉、たくさんあるわけなんですけれども、タガログ語とかウルドゥー語とかタイ語とかベンガル語とかあるわけですね。これは少数言語というふうに言う...全文を見る
○北側委員 ですから、もう少しまとめて言いますと、逮捕状を執行する場合には通訳人をできるだけ精いっぱい同道する、仮にそれができなければ、できるだけそれに近い時点で通訳人から言わせる、逮捕事実はこうですよ、罰条はこうですよというふうに言うわけですね。そういう運用をされておると。 ...全文を見る
○北側委員 私、被疑事実の内容について言っているわけじゃないのですね。  要するに、来日外国人の方が身柄拘束されると、何でおれは、自分は拘束されているんだ、それをちゃんと説明しないといかないわけですね。そのために被疑事実の告知をされる権利というのが設定されておるわけなんですから...全文を見る
○北側委員 この数値、六十二年の数字なんですけれども、日本語のみを使用したのが四〇%程度ある。私、この数字がちょっと多いなという感じをするのですね。  先ほど申しましたように、短期滞在の来日外国人、日本語の不自由な方が私は非常に多いのじゃないか。そういう方で日本語のみを使用して...全文を見る
○北側委員 必要があればじゃなくて、ぜひもう一度実態調査、そんなにこれ手間暇かかることじゃないと思いますので、もう一度実態調査をぜひやっていただきたい。お願いをいたします。  検察庁の方、同じ質問でございます。取り調べの際の通訳人の使用状況、もし了解されているならば教えていただ...全文を見る
○北側委員 先ほどの警察庁での六十二年の調査なんですけれども、タガログ語とか、それからウルドゥー語とかタイ語とかベンガル語、こうした言葉については大半が民間委託でなされている。もちろん庁内でいればいいのですけれども、庁内でそういうタガログ語やウルドゥー語やタイ語やベンガル語やベト...全文を見る
○北側委員 検察庁の方は、同じ質問、いかがでしょうか。
○北側委員 私は去年も申し上げたんですが、その一定のルールをきちんとつくって、こういう場合には供述調書の訳文をつくりましょうとか、それから、こういう場合には本人の供述書を書いてもらいましょうとか、そういうルールづくりをぜひやったらどうかということを去年提案をさせていただいたんです...全文を見る
○北側委員 私はそんなむちゃくちゃなことを言うているつもりじゃないのですね。全部に翻訳文をつけろなんてそれは無理です。そうじゃなくて、例えば重要な事件について、被疑事実にかかわる部分のその部分だけでも翻訳文をつけるとか言っているわけですよ。供述書は本人が書くわけですから、別に通訳...全文を見る
○北側委員 本人の供述書は重要な事件についてはとりますよというお話ですよね、運用をしていますよと。  本人の供述書というのは、何度も申しますように、本人に書いてもらうだけですから、それをあえて訳す必要はないのです。将来公判廷で何かあったときに、本人の供述調書の内容と本人の公判廷...全文を見る
○北側委員 時間がございませんので次にいきますけれども、大臣、要するに通訳人が非常にもう不足をしておるのですね。来日外国人が今たくさんふえてきている。あってはいけないことですけれども、実際、犯罪というのがふえてきている。また、被害者である場合も多いわけなんですね。関係者である場合...全文を見る
○北側委員 リストの内訳はわかりませんか、出ませんか。
○北側委員 最後に、大臣に御質問をさせていただきます。  きょうずっと、るる質問させていただいたのですが、要するに通訳人の絶対量が不足しているのですね。通訳人の確保、育成にしっかりと取り組んでいかなければいけない。来日外国人の人権保障という意味からも、適正な捜査の遂行というため...全文を見る
○北側委員 大変ありがとうございました。きょうは本当は時間がございましたら自治省の方にも御質問させていただきたかったのですが、できなくて申しわけございません。ありがとうございました。  以上でございます。
09月12日第121回国会 衆議院 本会議 第8号
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○北側一雄君 私は、公明党・国民会議を代表し、ただいま議題となりました政治改革三法案について、総理に質問いたします。  御承知のとおり、我が党は、九月三日、比例代表選挙区併用制の要綱を発表いたしました。多様な民意を正確に反映し、かつ候補者個人の顔が見える比例代表選挙制度でござい...全文を見る
09月27日第121回国会 衆議院 政治改革に関する特別委員会 第7号
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○北側委員 公明党の北側一雄でございます。私の方から、まず最初に投票価値の平等の問題、一票の価値の平等の問題についてお聞きをしたいと思っております。総理、投票価値の平等すなわち選挙人の投票の持つ影響力の平等は議会制民主主義の大原則であるというふうに思います。総理は、この投票価値の...全文を見る
○北側委員 今の総理の御答弁は、この投票価値の平等という問題については、裁判所の判断はともかくといたして、政府やまた我々国会の役目としては一対二未満が基本原則であるというお考えをおっしゃったものであるというふうに御理解してよろしいわけですね。
○北側委員 未満ということですか、今総理のおっしゃったのは。
○北側委員 ことしの六月六日に政府が審議会に区割りの諮問、改革の方針を出されました。そのときの答申の内容には「各選挙区間の人口の格差は一対二未満とすることを基本原則とする。」というふうに記載してありますよ。違いますよ。
○北側委員 もう一度正確に申し上げます。ことしの六月の六日に、政府は審議会に対して区割りの諮問をされておられるのですよね。その諮問内容の中に書面で、文書でちゃんと「各選挙区間の人口の格差は一対二未満とすることを基本原則とする。」と書いてあるのですよ。
○北側委員 まず、諮問として一対二未満とすることを基本原則とするという諮問を審議会になされたかどうか、もう一度明確に答えてください。
○北側委員 質問にきちんと答えてくださいよ。一対二を基本原則とすると一対二未満を基本原則とするじゃ、えらい違いですよ。明確にしていただけませんか。
○北側委員 諮問の内容は一対二未満なんですよ、一対二未満。一対二を基本原則ということじゃないのですよ。
○北側委員 総理、それでよろしいわけですね、先ほど一対二というふうにおっしゃいましたけれども。
○北側委員 憲法の保障した平等選挙からは、当然選挙区間の人口格差というのは一対二未満でなければならない、これは当たり前の諾です。なぜなら、人口格差が一対二以上になるということは、投票価値の低い選挙区の方は一票でも、投票価値の高い選挙区は二票以上の投票を認めることになってしまうから...全文を見る
○北側委員 私の質問は、具体的に選挙の区割りをするに当たって、人口以外の要素、例えば過疎地域の配慮とかそういう人口以外の要素を考慮することがあったとしても、人口格差が一対二未満の範囲内でほかの要素を考慮することが許されるんではないのかというふうに聞いておるわけなんです。
○北側委員 また後で御質問させていただきますが、昨年の選挙制度審議会の答申に反しまして、本年の六月六日、区割りの諮問をする際に、この諮問内容としては各都道府県に一人ずつ議員定数を割り振ったわけでございます。この各都道府県に一人ずつ割り振った理由というのは一体何でしょうか。総理、お...全文を見る
○北側委員 じゃ、聞きますけれども、人口の少ない県、日本全国で一番人口の少ない県、どこですか。
○北側委員 鳥取県は人口比例だけで考えた議席と今回の各都道府県に一つ議席を配分した議席と変わらないんですよ。隣の豊根県は鳥取県よりも人口が多いですけれども、定数一ふえてますよ。人口の少ない県にふやしたなんというのは当たらないでしょう。
○北側委員 じゃ、もう少し、もっと具体的に言わせていただきますと、今過疎地域への配慮というようなことをおっしゃったわけなんですが、まず人口の少ない県が過疎地域がというとそうじゃないですよね。  例えば北海道。北海道は今回単純人口比例によれば十四あるはずが、この区割り案では十三と...全文を見る
○北側委員 じゃ、人口の少ない県に配慮したのはなぜですか。
○北側委員 ともかく過疎地への配慮とか多極分散型国土への形成とかおっしゃるけれども、そんなの全然当たりません。  この各都道府県に一つずつふやすことによってどう単純人口比例と変わってしまったか。ふえた県は岩手県、宮城県、山形県、福井県、山梨県、三重県、奈良県、島根県、徳島、香川...全文を見る
○北側委員 佐藤先生にちょっとお聞きしたいんですけれども、本法案の区割り案によれば、最小選挙区の高知三区との人口格差が二倍を超える選挙区が二十七選挙区ございます。なぜこのような二十七選挙区も二倍を超えるような選挙区ができてしまったかというと、この根本原因は、今申し上げました各都道...全文を見る
○北側委員 佐藤先生、私が申し上げているのは、一番の原因はそこにあるんじゃないですかということを申し上げておるんです。これはもう明確です。先生も今うなずいておられますけれどもね。  総理、一つや二つの選挙区が二倍を超えてしまったんならまだわかるんですけれども、三百選挙区中の二十...全文を見る
○北側委員 去年の審議会の答申でもことしの政府の諮問の中にも人口格差一対二未満にするとの基本原則が書いてございます。二十七選挙区も二倍を超えるような選挙区が制度の当初の発足案からあるというのはとても納得できません。基本原、則に明らかに反すると私は思いますが、総理どうですか。
○北側委員 今いろんな要素を考慮してというふうにおっしゃられました。それじゃ今回の区割りを行う際にこの人口比例以外の要素として一体どのような要素を考慮されたのか。簡単で結構です、述べていただけますか。
○北側委員 今のおっしゃったような要素を考慮することがいけないと私申し上げているのじゃなくて、そうした要素を考慮したとしても、この人口均衡というのが第一番の原則ですから、一対二未満の範囲内におさめるように選挙区割りをつくっていくというのがこの答申の、また諮問内容の一対二未満を基本...全文を見る
○北側委員 今おっしゃったような理由で二十七選挙区も二倍を超えるような選挙区が出たわけじゃないでしょう。それを一番御存じのはずじゃないですか、あなたが。
○北側委員 去年の答申の内容、またことしの政府から審議会への区割りの諮問の内容、その中にきちんと人口格差は一対二未満とすることを基本原則とするというふうに明確に記載をされております。今の御答弁に何回聞いても納得は私はできません。投票価値の平等というのはほかのどの要素よりも最優先で...全文を見る
○北側委員 もう時間もございませんので、次の質問に進みたいと思います。  次には、連座制の強化の問題についてお聞きをいたします。  買収等の罪によりまして裁判所に起訴され、そして有罪となっている件数でございますが、私の調べたところでは、昭和六十一年から平成二年までの最近五年間...全文を見る
○北側委員 それでは、連座制が適用されて当選無効となった事例がどの程度あるのか。
○北側委員 今の御答弁は昭和五十年から現在までで十六件という御趣旨ですか。
○北側委員 最近五年間の運座制の適用になった事例は何件ございますか。
○北側委員 自治大臣、最近五年間で買収等の罪によって裁判所に起訴されて有罪となった件数が、五年間ですよ、五年間で二万件あるのです、二万件。この有罪件数二万件というのは、実際、選挙で買収行為がなされているものの中のもう当然氷山の一角でございます。二万件有罪、実際の買収行為がどれだけ...全文を見る
○北側委員 要するに、私はこの数字を見て思いますことは、我々が真っ先にやるべきことは腐敗防止である。五年間で二万件もの有罪の買収事件、実際はどれだけあるかわからない。この数字を聞いてやはり我々が真っ先にやるべきことは、腐敗防止対策ではないかなというふうに思います。  今回の法案...全文を見る
○北側委員 買収の罪を犯して裁判所で有罪となっている二万件、最近五年間のこの二万件のうち、実刑となっているのは約四十件、たった〇・二%、総理、こういう数字なんです。さらに、この実刑判決を受けた者で親族とか秘書の身分を持つ者というのは皆無です。このような過去の例からいって、今回の改...全文を見る
○北側委員 今せっかくこうやって私数字を詰めていっているのですよ。最近五年間で二万件の買収の罪、有罪となった事件がありました。そのうち実刑になったのはたった約四十件、〇・二%なのですね。そのうち秘書とか一定の親族というような身分を持つものなどというのはほぼ皆無なのです。実際この規...全文を見る
○北側委員 総理、ちょっと聞いていただけますか。総理ちょっと今度を外されたうちに少しお話させていただいたのですが、今回の連座制の強化規定がされております。その内容というのは、新たに連座の対象となる人をふやしたわけなのです。それは、公職の候補者となろうとする者の一定の親族プラス公職...全文を見る
○北側委員 私の今申し上げた統計の数字から明らかなように、今回の連座規定は腐敗防止の実を上げることはないというふうに私は断言できると思います。なおかつ立候補制限というふうにおっしゃっていますけれども、立候補制限が働く前提として連座が働かないといけないのですから。その連座が働かない...全文を見る
○北側委員 自治大臣はもう少し私、勉強していただきたいと思います。一定の親族や秘書の場合は、「意思を通じて」という要件をそのために入れているわけなんですよ。だれでもかれでも親族や秘書が入ってきてはまずいから、公職の候補者等と意思を通じて選挙運動をした者に限って連座の 対象となる...全文を見る
○北側委員 ともかく現行法の腐敗防止の実を上げるための連座制の強化には全くなっておらないというふうに改めて申し上げたいと思います。それで、もう一度申し上げますが、一定の親族や秘書の場合も私は買収等の罪によって有罪となった場合すべてに連座制の適用を認めるべきである。  それで、も...全文を見る
○北側委員 もう時間ございません。政治資金規正法についてお聞きいたします。  今度の改正案では、政治家と関係政治団体との関係が公表されることになること、それから資金調達団体を二つに限定していること、それから企業献金は原則として政党への献金に限っていること、こうしたことは現行法に...全文を見る
○北側委員 企業献金が原則として政党への献金に限られてしまうことによって、私は、この政治資金パーティーがまた活発に行われてくるようになるんではないのかというふうに逆に思います。  もう一つ、欠陥といいますか、私、問題点だなというふうに思っているのを言わしていただきますと、この政...全文を見る
○北側委員 私は、この政治資金パーティーの規制が、今の状態の、今の法案のままでは、これまでの企業献金と同じく、新たな大規模な政治資金の収集手段となってしまうおそれが強いんではないかというふうに思います。この政治資金パーティーについては、総額規制、また公開についても徹底した公開制度...全文を見る
○北側委員 総理、何でこんな質問をしたかといいますと、現行法の政治資金規正法の二十五条の二項にはこういう規定があるんですよ。「政治団体の代表者が当該政治団体の会計責任者の選任及び監督について相当の注意を怠ったときは、罰金に処する。」という規定があるんです。選任、監督義務があるから...全文を見る
○北側委員 今回、政治資金規正法が改正されまして罰則が強化されておるんですが、例えば公民権の停止等の規定もされておるのですが、これはしょせん会計責任者だけなんですね、政治家に及ばないわけなんです。これを政治家に及ぼせたいわけなんですけれども、政治家には監督義務がないというふうに言...全文を見る
○北側委員 以上でございます。
10月03日第121回国会 衆議院 決算委員会 第1号
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○北側委員 三重野総裁、大変お忙しい中、委員会の方に来ていただきまして大変ありがとうございます。最初に、三重野総裁の方にまとめて二問御質問をさせていただきます。  まず土地問題なんですが、六十一年から始まりました近年の地価高騰の原因、背景と言った方がいいのかもしれませんが、それ...全文を見る
○北側委員 そこで、もう一問だけお聞きいたします。  九月十九日に全国の都道府県の基準地価が発表されました。東京圏平均で昨年に比べまして一%の下落、大阪圏では平均一五・三%も基準地価が下落をしておる。三大都市圏平均で四・二%の下落となっております。この数字をどういうふうに評価す...全文を見る
○北側委員 どうもありがとうございました。  地価の問題なんですが、先ほど私が申し上げました基準地価の数値をどういうふうに評価しているのか。まさか本格的な下落があったとは私はごらんになっておられないとは思うのですが、今後の地価の動向も含めまして、国土庁は今地価をどう見ておられる...全文を見る
○北側委員 高水準ではあるけれども、鎮静化傾向が見えるということなのです。確かに、昨年、一昨年の本当に著しい高騰に比べますと、先ほどの数字もそれを端的に物語っておるかと思うのですが、このような地価鎮静化の傾向が出てきたその原因が一体どこにあるのか。特に、政府のとられている土地対策...全文を見る
○北側委員 今回のこの鎮静化傾向というのは、金融政策、また国土庁の方で一生懸命やられました地価監視制度とか、さまざまな施策が効果が出てきたのではないかというふうに私は評価をするのですけれども、ただそれをなぜもっと早くできなかったのかなというふうに私なんかは率直に思うわけでございま...全文を見る
○北側委員 同様にここで国土庁にお聞きするのですが、この地価監視区域制度は非常に拡充強化をされました。この現行の拡充強化された制度をこれからも維持していくべきであると私も考えておるのですが、その点、いかがでしょうか。
○北側委員 いずれにしましても、先般の基準地価の数値が発表されたが、これは決して楽観的な数字ではないと私は思います。バブルははじけたとは言えない、投機的な様相がいまだ土地の価額に残っている、地価がゆがめられているというふうに考えますので、さらなる土地対策をとっていただきたいという...全文を見る
○北側委員 次に、八九年の暮れに大蔵省の指導によって顧客との間で補てんをしないとの確認書を交わしたにもかかわらず営業特金への補てんがなされた事例、こういうのも指摘されております。これの実態と事例数、これも簡単で結構でございます。
○北側委員 次に、八八年九月期から九一年三月期までの補てんのうち、連続して、もしくは複数回補てんを受けている企業、団体の実例というのがどの程度あるのか。
○北側委員 今の過剰補てんの例、それから補てんをしないとの確認書を顧客との間で交わした後の補てんの事例、そしてあと連続、複数回補てんを受けている事例、こういう事例が今御答弁いただいたようにこんなにたくさんある。これは単なる事後の損失補てんというのではなくて事前の利回り保証もくしは...全文を見る
○北側委員 事前の合意をある程度立証しようと思いましたら、これは単に証券会社だけを検査してわかることではないと思うんですね。当然顧客の側、少なくとも今言った過剰補てんの事例とか確認書を交わした後の事例とか複数回の事例とか、こういうところについては顧客側の検査についてもしなければい...全文を見る
○北側委員 今私が申したような事例につきましては、常識的に考えましてこれはもう事前の損失補てんの合意があった、利回り保証の合意があったというふうに考えざるを得ないんじゃないかというふうに私は思います。  そこで公正取引委員会の方にお聞きしたいんですが、委員長、連日御苦労さまでご...全文を見る
○北側委員 委員長、これは一般論で結構かと思うのですが、今のお話を聞いておりまして、例えば連続して三回も、三期にわたって補てんを受けている、そういう関係にあるような証券会社と顧客、そういう人というのは今委員長がおっしゃった競争者の顧客を自己と取引するように誘引しているというふうに...全文を見る
○北側委員 今の御答弁は、一般論としては今申し上げた三つの例なんかは不公正な取引方法というふうに認定される可能性が非常に高いのではないか、そういう可能性があるのではないかというふうな御答弁ではないかというふうに私はお聞きいたします。  そこで、普通こういう独禁法違反の事件があっ...全文を見る
○北側委員 少し話題を変えますが、公正取引委員会ですね、私は非常に今公取の役割というのが飛躍的に高まっている時代ではないのかなというふうに思っております。経済のグローバル化、国際化の中で経済の仕組みとかルールがより自由公正な取引、自由な市場、公正な市場というのが保障されるようなシ...全文を見る
○北側委員 終わります。
○北側委員 私は、公明党・国民会議を代表して、昭和六十二年度、六十三年度決算外二件に対して、これを是認できないことを表明し、ただいま委員長より御提案がありました議決案に対L、反対の意思を表明するものであります。  以下、反対の主な理由を申し上げます。  まず第一は、議決案に「...全文を見る
12月16日第122回国会 衆議院 内閣委員会 第2号
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○北側委員 公明党の北側一雄でございます。  まず最初に、今回提案をされております育児休業法の関連で質問をさせていただきます。  民間の方の育児休業法につきましては、御承知のようにことしの五月の通常国会で成立をいたしました。それで、この民間の方の育児休業法案と今回の法案の大き...全文を見る
○北側委員 今の御答弁ではよく私には理解できないのですけれども、そういう御趣旨だったら、これは公務員だって民間だって変わらないんじゃないか。先ほどおっしゃった安定した行政サービスとか全体の奉仕者という、非常に一般的、抽象的なことを理由に公務員と民間との区別をされておられるようなん...全文を見る
○北側委員 公務員といったって十把一からげにできるようなものじゃないと思うのですよ、さまざまな業務内容があるわけでございましてね。だから、そういう趣旨でおっしゃるのであれば、公務員ということで区別されるんじゃなくて、当該職務でやは方区別をされていくとかしていかないといけないんじゃ...全文を見る
○北側委員 一カ月前に請求をする。そうすると、その請求があった後、これは承認が要件となっておりますから、承認されるのか、それとも不承認なのか、これがその御本人に早いうちに通知がなされないといけないというふうに私は思います。この承認もしくは不承認の通知は請求があってからいつまでに行...全文を見る
○北側委員 できるだけ早くというか、これは、例えば一カ月前に請求して、育児休業を取ろうと思っている一週間前に不承認だなんて言われても困っちゃうわけですよね。だから私は、ちゃんとこういうのは明確に、承認というふうに、民間と違って承認を要件とする以上は、やはり職員の方々のそういう育児...全文を見る
○北側委員 そうしたら、例えばここで御検討された結果、職員の配置がえとか業務分担の見直しとか職員の臨時的任用とか、いろいろそういう措置を講じてやってみたのだけれどもだめだった、やはり不承認だとなった場合に、その当該職員の方がこの不承認に対してどういう不服申し立てができるわけですか...全文を見る
○北側委員 人事院に対して不服の申し立てをする、人事院はそれをどう処理されるわけですか。
○北側委員 何でこんなことを和しつこく聞いているかといいますと、出産というのは時間がたてば必ずやってくるわけですよ。仮にそこで不承認になってそれに不服があったって、不服申し立てして権利があるんだといったって、人事院でその審査をしてちゃんと出産までにそういう結論を出していただけるか...全文を見る
○北側委員 要するに、今の御答弁からわかるとおりこういう構成自体がおかしいわけなんですよ。民間と同じようにすればいいのです。それで例外的な事由を明確にすればいいのです。公務員と民間とを区別する理由は全くないと私は思います。  もう時間がないので次の質問に行きます。  この法案...全文を見る
○北側委員 今の二時間というのは規則か何かに規定されるわけですか。
○北側委員 それもなぜ画一的に二時間というふうにしてしまうのかと、私は非常に疑問なんですよ。今平均通勤時間が一時間とおっしゃったでしょう。中には一時間半や二時間の人がいるわけです。そういう人たちがこの部分休業をとるときにどうするのですか。どうして二時間というふうに規則で定めてしま...全文を見る
○北側委員 総務長官、今の件どうですか。二時間などと規則で決める必要はないと私は思うのですけれども。先ほど申し上げたように現実に東京の場合なんか、通勤時間一時間が平均とおっしゃるけれども、そうかなという感じがしますね。一時間半、二時間の人なんかざらにおられますよ。そういう方々が実...全文を見る
○北側委員 きょうはたくさん質問したかったんですが、余り質問できなくなっちゃったんですが、任命権者の立場とおっしゃるけれども、育児休業法というのは、これは職員の方々ができるだけ活用しやすいように配慮していくというのは当然のことだと思います。ぜひ今の部分休業の点についても、私は、職...全文を見る
○北側委員 大変ありがとうございます。  ちょっと育児休業から離れるんですが、労働者の方々、職員の方々が、仕事とそして家庭での生活を両立していく、これは育児休業もそうだと思うんですね、仕事と家庭の両立。この仕事と家庭の両立という意味では、やはり育児休業とともにこれから本当に検討...全文を見る
○北側委員 最後に一問、これは提案でございます。  民間の動向という答弁をされるだろうと思って、これは御質問というか要望したいのですけれども、今公務員の方々が、きょうこちらにおられる皆さんの中にも、きっと自分の御両親が介護が必要だという方がおられるんじゃないかと私は思うのですけ...全文を見る
○北側委員 済みません。  ぜひこの実態調査を公務員の中でやっていただけるように提案をさせていただきます。  大臣、御答弁をお願いいたします。
○北側委員 どうもありがとうございました。