北側一雄

きたがわかずお

小選挙区(大阪府第十六区)選出
公明党
当選回数10回

北側一雄の1996年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月13日第136回国会 衆議院 予算委員会 第11号
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○北側委員 北側一雄でございます。  ただいま御報告ございました北海道の豊浜トンネルでの落石土砂の事故につきましては、救援に全力を挙げて全力を果たしていただきたい、このようにお願いを申し上げる次第でございます。  私の方からも、きょうは住専問題を中心に質問をさせていただきたい...全文を見る
○北側委員 今の大臣の御答弁は、やはりこれまでの御答弁と同様でございまして、この五千三百億円は積み上げであるという御答弁ですよね。  そうすると、この武村前大蔵大臣、この予算案を作成をした直接の責任者である武村前大蔵大臣の話と違うんですよ。この予算委員会の冒頭で、たしか前内閣と...全文を見る
○北側委員 久保大蔵大臣、いかがですか。  前大蔵大臣は、政治的な判断だ、大所高所からの総合的な判断だ、算出根拠は資料としては見ていないんだ、このようにおっしゃっているんですけれども、いかがですか。
○北側委員 いや、前大蔵大臣、予算編成をされる直接の責任者の前大蔵大臣が、この住専処理に六千八百五十億円の財政支出をしようとするわけでございまして、その根拠となる資料また数字、そういうのを見ていないというのも、これは甚だ私は無責任な話と言わざるを得ないなと思わざるを得ないですね。...全文を見る
○北側委員 総理にもう一度お聞きしますが、端的にお答え願いたいと思いますが、前大蔵大臣武村さんの、財政資金導入は農協系の取りつけ騒ぎを防ぐためという言い方は「正直で、間違っていない」、この表現、この認識、それから加藤幹事長の、農協も「(負担)能力がなかったので財政資金を投じた」、...全文を見る
○北側委員 総理、ゼロではないという認識というのと――農協系の取りつけ騒ぎを防ぐためというのは「正直で、間違っていない」、また加藤幹事長は「能力がなかったので財政資金を投じた」と、端的に、明快に、今回の財政資金導入の目的についてわかりやすくおっしゃっているんですよね。ゼロではない...全文を見る
○北側委員 これだけだなんて私も申していないわけでございまして、主にこの理由じゃなかったのかということなんですね。主に農協系統の金融機関の破綻を防ぐ、これが主たる目的であったという認識をお持ちなんでしょうか。
○北側委員 全く、この加藤さんや武村さんのお話と私は矛盾するような御答弁であると思います。ぜひこれはもう、この点は明らかにしていただきたいというふうに思うわけでございます。  こればかりやっていますと時間がなくなってしまいますので、次の質問に入りますが、今回のこの住専問題、住専...全文を見る
○北側委員 ですから、そのお願いした、母体行がなぜ全額放棄だったのか、ほかと違って。それはどうしてなのかという質問なんです。
○北側委員 要するに、母体行というのは、住専の設立の当初から出資等でかかわっておる、役員も派遣しておる、経営にも深くかかわっておる、だから、母体行については全額放棄する責任があるじゃないか、そうするべきだ、こういう御判断だと思うのですね。久保大臣、そうでしょう。
○北側委員 そこでお聞きしたいんですが、母体行に住専に対する債権を全額放棄させるということでございますが、これは法律上、いつの時点の住専に対する債権額を放棄させるということなんでしょうか。いつの時点の住専に対する債権額を放棄させるのか。
○北側委員 今の銀行局長のお話は、こういうことですか。これから各母体行は、自行の取締役会で自分のところの債権額を確定して、全額放棄の意思を取締役会で決定しますね。それで、全額放棄の意思を住専なら住専に意思表示する。書面でしょうね。その時点ということなんでしょうか。それとも、さかの...全文を見る
○北側委員 久保大臣、ちょっと聞いていただきたいのですが、もしこれ、各母体行の取締役会で全額債権放棄を決定した時期以降だとしますと、まだ大分先の話なんですね。そうすると、住専からそれまでに元本の返済を受ければその弁済は有効だということになるんですよ。全額債権放棄というのが取締役会...全文を見る
○北側委員 ちょっとこの問題また後で関連しますのでお聞きしますけれども、銀行局長、住専七社がいわゆる債務超過、資産よりも負債の方が多いという債務超過、この債務超過となった時期は七社ごと、いつになりますか。七社ごとお答えください。
○北側委員 地銀生保住宅ローンについてはもう四年の九月期から決算上債務超過、あと五年の九月期も二つほどあって、六年の九月期が一つ、七年の九月期が三つというふうに御説明あったわけでございますが、これは決算上の話でございまして、実際は、貸借対照表の資産の部に計上されています貸付金、要...全文を見る
○北側委員 今その融資残高、母体全体でおっしゃっているからそんな数字になっていますけれども、銀行局長、例えば、私がいただいている資料によりますと、平成七年三月末と平成七年九月末、この半年を比べまして、例えば日本住宅金融に関して、母体行は、平成七年三月末の段階では八千六百四十四億あ...全文を見る
○北側委員 銀行局長、また後で求めますけれども、各母体行別に、昨年一年間、住専から元本の返済を受けた金額を出してくださいよ。これは私、極めて大事な問題だと思いますよ。  総理、なぜこんな話をするかといいますと、ちょっとわかりやすくお話ししますと、例えば、私が総理から一千万円お借...全文を見る
○北側委員 銀行局長、私の久保大臣への弁済も私の梶山長官への弁済も、有効な債権債務関係があって弁済しているのですよ。一緒ですよ。  法務省にお聞きしますが、一般論で結構でございますが、債務超過後の一部の債権者への弁済は、ほかの債権者を害するものとして民法四百二十四条の詐害行為取...全文を見る
○北側委員 今の御答弁は、住専の債権者から、例えば一般行から、住専から母体行くの元本弁済が詐害行為として取り消される可能性があるということをおっしゃっているのですよ、一般論ですけれども。母体行は、何度も申し上げますように、各住専の債務超過状態は知っているわけですよ。熟知しているわ...全文を見る
○北側委員 銀行局長、六千八百五十億の税金を投入しようとしているわけでしょう。母体行の放棄額の金額をふやせばふやすほど税金投入額は減るわけでしょう。  こういう聞き方しましょうか。そうしたら、住専について整理する方向になったのはいつですか、整理する方向になったのは。
○北側委員 いや、政府のことを聞いているのじゃないんですよ。銀行局長、これは大蔵省からいただいている書類ですよ。大蔵省からいただいている書類で、こういうことを書いていますよ。「住専七社については、昨年十月二日に母体金融機関から整理の方向が表明され」というふうに書いていますけれども...全文を見る
○北側委員 総理、もうこれ以上質問しませんけれども、ぜひ最後に総理に御答弁をお願いしたいんですが、住専が実質破綻状態になったのはもう大分前です。そして、整理の方向しかないという判断も、これも大分前の話です。少なくとも去年の下半期なんかに母体行が元本の弁済を受けているというのは、こ...全文を見る
○北側委員 十分な知識がないところはぜひ、これは先ほど法務省が詐害行為取り消し権の対象になり得ると言っているんですよ。(橋本内閣総理大臣「言っていました」と呼ぶ)そうですよね。だから、債権者が取り消し得るんですね。国民は六千八百五十億、払おうというわけですよ。これは幾ら何でも私は...全文を見る
○北側委員 銀行局長の答弁、物すごい矛盾している。全額放棄するのですよ。担保権を持っている債権についても全額放棄すると言っているのですよ、母体行は。そういう法律上の権利を放棄すると言っているんじゃないですか。全額放棄すると言っているのですよ。何でそれだけきちんとその担保権を実行し...全文を見る
○北側委員 対応できることだというのであれば、税金投入の額を減らさないといけないのですよ。
○北側委員 じゃ、法制局長官に聞きましょうかね。この住専処理機構で、破産法や会社更生法に規定されている否認権の行使ができるような規定があるのですか。
○北側委員 というふうに長官はお答えなんですよ。行使できるとは限らないとおっしゃっているのですよ。  法制局長官、要するに、住専が清算されるわけですよ。本来住専処理機構は破綻した住専の清算を行っていくにもかかわらず、破産法や会社更生法で規定されている否認権の行使ができないという...全文を見る
○北側委員 ですから、今回の住専処理スキームは、過去の詐害行為を取り消す機能が与えられていないのですよね。与えていないのですよ。破産とか会社更生だったら、管財人が債権回収をできる手段もいろいろ与えられています。それだけじゃなくて、過去の詐害行為についても、そんなのはだめだ、債権戻...全文を見る
○北側委員 銀行局長、法律論のこと、全然わかっていらっしゃらないわ。損害賠償請求権という、だれのだれに対する損害賠償請求権ですか。この今の詐害行為の取り消し権というのは、住専が持っている債権じゃないのですよ。損害賠償請求権じゃないのですよ。それがどうやって移っていくのですか。移ら...全文を見る
○北側委員 よろしいですか、いずれにしても、今回のスキームは、破産法や会社更生法だったら否認権の行使ができる。管財人が過去の弁済行為を取り消して財産を資産に戻す、これはできるのですね、破産法や会社更生法だったら。また、詐害行為取り消し権で、先ほどから法務省おっしゃっているように取...全文を見る
○北側委員 銀行局長、もう銀行局長が答えるたびに反論をしないといけないのですけれども、仮に銀行局長がおっしゃっているとおり関係金融機関が全部合意した、そうしたら、もう債権者みんな合意しているんだからいいんじゃないかというお話をしているんでしょう。そうじゃないですか。そうでしょう。...全文を見る
○北側委員 質問に対して答えてください。  法務省、もう一度ちょっとお聞きしますけれども、今度は株主代表訴訟でお聞きしますが、一般論で結構ですよ。  平成七年の十二月十九日の閣議決定で、一般行は一兆七千億円放棄してくださいというふうに政府が要請をしました。こういう政府から要請...全文を見る
○北側委員 民事局長、私が聞いているのは、要請があったというだけで責任が免れるものですかと聞いているんです。端的にお答えください。
○北側委員 一つの重要な考慮要素であるということは、政府からの要請があって、それに応じて債権放棄をしたからといって必ずしも金融機関の取締役の責任が免除されるものではないというふうに逆におっしゃっているんですよ。重要な要素だとおっしゃっているんですけれども、一方で、それだけではだめ...全文を見る
○北側委員 今非常に大事な御答弁をされましたよ。可能性としてはあり得るとおっしゃったんですよ、あり得ると。可能性としては、代表訴訟が起こされて責任を負わされる場合があり得るという趣旨の御答弁ですよ、今の御答弁は。それでいいんですね。
○北側委員 提起されて、政府の要請があったからといって、一〇〇%取締役は負けませんよ、勝てますよ、責任は免除されますよというふうに断言できるんですか。
○北側委員 ということは、今の久保大臣のお答えは、わかりませんとおっしゃっているのですから、取締役の責任が免除されるものであると断言できないとおっしゃっているのと一緒なんですよ。株主代表訴訟を提起されて、取締役の責任を追及されて損害賠償責任を負わされる可能性があるとおっしゃってい...全文を見る
○北側委員 だから私の質問は、こういう十二月十九日の閣議決定で、政府が一般行に合計で一兆七千億放棄しなさいよと要請したわけでしょう。それに応じて一般行が自分のところの分の幾ら幾ら放棄しますよと決めました。そこの一般行の株主が、それはおかしいと言って株主代表訴訟を起こしたときに、こ...全文を見る
○北側委員 信じていますというのは、そういうふうに断言できるんですか。断言できるんですか。一〇〇%断言できるんですか。
○北側委員 ということですから、要するに、こういう要請があったということ自体はその取締役の責任を免れる方向にプラスには働くけれども、こういう要請があったということだけで取締役の責任が免れるものではないということを法務省も銀行局長もおっしゃっているんですよ。そういうことはあり得ると...全文を見る
○北側委員 ですから、今の大臣の御答弁は、この閣議決定の一枚要請が来た、一般行に要請したと。閣議決定とはいえ、この要請だけでは取締役の責任を免れるものではないとおっしゃっているわけですね。  要するに、株主代表訴訟が提起されて取締役の責任が追及される可能性も残っている。そして、...全文を見る
○北側委員 いやいや、何社、幾つの会社がありますかと聞いているんですよ。私、事前に聞いたら、そういうお答えは聞いていませんけれどもね。三十二社じゃないですか。
○北側委員 私が聞いたのは、大蔵省から聞いたのですよ。七社合計で、要するに純然たる一般行、ほかの住専にも母体になっていないというのは、損保会社で二十一あると聞いていますよ。信用金庫等で六行、商工中金、ノンバンク等で四、計三十二社だと。これに東京銀行を入れたら三十三ですね。
○北側委員 総理、大蔵大臣、こういう損保とか信用金庫とかノンバンク、こういう本当に、住専とは本当に縁のない、縁のないというか、ある意味では、この住専七社に関しては系統と同じように距離のあるこういう一般行があるわけですよ。こうした一般行も、もう十把一からげにしまして一兆七千億放棄し...全文を見る
○北側委員 今の銀行局長の答弁は、住専が八千九百二十二億円の案件を直接母体行から紹介されて、そのうち不良債権になっているのが七千八百十九億円というのですね。七千八百十九億円も、直接紹介でこれが不良債権になっている。  この不良債権を、結果として不良債権になった案件を直接紹介した...全文を見る
○北側委員 そんなこと聞いているんじゃないのです。本来母体行みずからが融資できるにもかかわらず住専に融資させた特定の紹介案件が不良債権となっている金額、これは今御紹介あったように七千億を超えているのですね。これについてやはり母体行も責任をとるべきじゃないか。その案件そのものを紹介...全文を見る
○北側委員 今回、母体行は全額放棄ですね、一次損失は。これはもうすべての母体行がそうですね。というふうに全く区別を設けていないんです。私が申し上げたいのは、母体行によっては責任に差があるんですよ。  例えば、この紹介融資のことを言いますならば、大蔵省の調査結果によれば、日本住宅...全文を見る
○北側委員 ですから、先ほどの、母体行の一部への弁済行為についてもどうしようもできない、そして今の、直接紹介融資をしている案件、それについて不良になった、それをしている母体行もあればしていない母体行もある、そういう責任の区別もできない、そういうスキームになっているんですよ。ところ...全文を見る
○北側委員 ちょっと話は変わりますが、大阪のある大手の借り手、もう名前は申し上げません。大手の借り手の不動産の登記簿謄本をできるだけ取り寄せをいたしまして、すごい数です。これ、一つ一つが大体登記簿謄本、ちょっとまとめてあるのです。それを見ますと、これはほぼ大阪市内のは網羅している...全文を見る
○北側委員 じゃ、最後に総理に、今と同じ問題でございますが、先ほどの、ある大阪の企業の登記簿謄本を見たら、これはもうトップランクの会社ですよ、住専からの借入額が。登記簿謄本見たら、住専というのはごく一部なんですね。担保をつけているのは、ノンバンク、信用組合、信用金庫、そこがいっぱ...全文を見る
○北側委員 以上で終わります。
02月15日第136回国会 衆議院 予算委員会 第13号
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○北側委員 北側一雄でございます。時間が限られておりますので、主に末野参考人からお聞きをしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  末野さん、今この予算委員会では、今回の住専処理に六千八百五十億という血税、国民の皆様の血税を投入するのがいいのか悪いのか、こういう議論をず...全文を見る
○北側委員 どういういきさつで。
○北側委員 末野さん、どういういきさつで日本ハウジングローンの子会社ですかのジェイ・エス・エーに売ることになったのか、だれから話があったのか、どういう理由で売ることになったのか、その点を聞いているのです。かいつまんで。
○北側委員 そうしたら、この売却代金の十億円ですか、約十億円、これは売却された後どうされましたか。
○北側委員 私が聞いていますのは、売却代金をいただいたでしょう、売却代金。ジェイ・エス・エーに売ったわけですから、ジェイ・エス・エーからお金が入りますね。そのお金をどうしたんですかと聞いているのです。
○北側委員 それは債権者はだれですか。
○北側委員 その銀行というのは興銀ですね。日本興業銀行ですね。
○北側委員 もしよろしかったら謄本を見ていただきますが、この謄本の平成七年九月の二十八日にジェイ・エス・エー、これはおっしゃったように日本ハウジングローンの孫会社でございます。このジェイ・エス・エーに売却いたしました。そして、同日付である抵当権が抹消されます、ある抵当権が。その抵...全文を見る
○北側委員 日本興業銀行でしょう。
○北側委員 末野さん、取扱店は日本ハウジングローンですが、債権者は日本興業銀行。この日本興業銀行にこの十億円を払われたということは間違いないですね。
○北側委員 今、間違いないというお話がございました。ジェイ・エス・エーというのは日本ハウジングローンの孫会社でございます。一方、日本興業銀行というのは日本ハウジングローンの母体行でございます。  要するに、どういうことかといいますと、日本ハウジングローンからジェイ・エス・エーに...全文を見る
○北側委員 その資料をちょっとよくごらんになっていただきたいんですけれども、それは「末野興産グループ金融機関買取状況」と表題がついていまして、平成六年十一月三十日作成と右上の方になっております。十三の物件が書いてございます。ちょうど真ん中あたりに対象物件というのが書いてありますで...全文を見る
○北側委員 末野興産で作成したものでないとするならば、ないとして、この中に書かれている内容、これは事実ですか。
○北側委員 それでは、この中の幾つかをお聞きしましょう、具体的に。  ごらんになってくださいね。五番目に日本住宅金融というのがございますね。よろしいですか。七番目にも日本住宅金融という、買い取り先名のところの欄に日本住宅金融の名前が書いていますね。よろしいですか。この二つの物件...全文を見る
○北側委員 これも登記簿謄本をとりました。とりましたら、それぞれ日本住宅金融株式会社に末野興産株式会社から双方とも所有権が、この買い取り状況の資料のとおり、その事実どおり移転をされております。日住金に移転をされております。  その日住金に移転をされた日付と同じ日付で、それぞれ日...全文を見る
○北側委員 お示ししましたこの資料によりますと国土法価格というようなものが入っておりまして、この買い取り価格が、日本住宅金融が買い取った価格とその当時の国土法価格が、この平成五年九月十日の売却については、国土法価格が三十七億七千八百万、買い取り価格が三十六億二千五百万、ほぼ一緒な...全文を見る
○北側委員 いやいや、もう平成五年、六年というのはバブルが崩壊していて、国土法価格ではとてもとても売れやしないのですよ。  それはちょっとおいでおいで、これはほかにも住専の関係で、大川地所とか、先ほど申し上げたジェイ・エス・エーが同じようなことをやっているのです。大川地所もジェ...全文を見る
○北側委員 もう一度質問します。  末野興産からのほかの人への貸付金、これは、大体で結構です、約で結構ですから、どの程度昨年の十月三十一日の決算のときにはありましたか。こんなのは貸借対照表を見れば書いてあるのですよ。公表されているのです。
○北側委員 一千三百億の貸付金が昨年の十月三十一日段階であったというお話ですね。一千三百億といえば、これは大変な貸付金でございますけれども、これは正常債権といいますか、確実に返ってくる、回収でき得る債権なんでしょうか。
○北側委員 この貸付金の中に、今もおっしゃっていましたグループ会社、末野興産のグループ会社への貸付金が相当ございますね。どの程度金額ございますか。
○北側委員 この一千三百億、特にグループ会社への八百億、これはしっかり回収をしていただいて、住専への債務弁済に充てていただきたいというふうに思うわけでございます。  今おっしゃっているグループ会社というのは、私が思うには、末野社長もしくは末野さんの御家族もしくは末野興産株式会社...全文を見る
○北側委員 今、七社とおっしゃったのですか。  もう一度言いますよ。末野興産の社長さん、あなた、もしくは奥様、子供さん、御家族ですね、あなたの、そういう人が役員ですよ、代表じゃなくてもいいんですよ、役員になっている、もしくはあなたの、末野興産の会社の役員、社員の方が別の会社の役...全文を見る
○北側委員 十二社でも私は少ないと思いますね。もっとあると思いますね。  末野参考人、私が調べた限りでは、三十を超えるようなグループ会社があるというふうに私は調べております。ぜひもう一遍調べていただきたい。一番あなたが御存じだと思うんです、あなたの家族とか従業員、役員がやってい...全文を見る
○北側委員 それでは、その件については、私、別の機会に、きっとあるでしょうから、そのときにまた詳しくお聞きしますけれども、そのあなたのグループ会社に、最近、末野興産所有の不動産が相当転売されているんじゃないですか。平成七年また平成八年、平成八年といってもまだ一カ月余りしかたってい...全文を見る
○北側委員 大正地所という会社はグループ会社ではないんですか。
○北側委員 関係ない、グループ会社ではないとおっしゃっているんですか。  大正地所というところだけではなくて、あなたがそうおっしゃるんであれば、もう時間もないから私の方で言いますけれども、南地所とかそれから福岡ビルとか三國地所とかセンチュリーコーポとか、こういうのはあなたのグル...全文を見る
○北側委員 もし、今のお話が別の調査によって違うというふうに判明したら、これはあなた、もう一度来てもらわぬといけませんよ。  再度確認します。大正地所、センチュリーコーポ、南地所、福岡ビル、三國地所、ドリーム、こういうところはみんなグループ企業じゃないんですか。
○北側委員 それでは、こう聞きましょう。  この大正地所というところに、ことしになって末野興産から売却されたことがありますか、末野興産所有の物件を売却されたことがありますか。
○北側委員 昨年の十二月二十六日、二十七日、これは両方の日付で、同じく大正地所に末野興産所有の物件を売却したことはございませんか。
○北側委員 正直におっしゃってくださいよ。この大正地所というのは参考人と全く関係ないんですか。参考人の会社と全く関係ないんですか。役員関係も何の重複もないんですか。末野興産の社員が、またあなたの極めて親しい方が役員になっている、そういうことはないんですか。
○北側委員 この問題については、本当にやはり、もう一度国会の方に来ていただく必要が多分出てくるんじゃないのかと思います。  それで、最後に一点、寺村さんと眞鍋さん、両参考人にお聞きしたいと思いますけれども、平成五年の二月三日の覚書がございます。この覚書を作成するに当たってお二人...全文を見る
○北側委員 以上で終わります。
02月23日第136回国会 衆議院 大蔵委員会 第6号
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○北側委員 新進党の北側一雄でございます。  きょう私は、本法案に関連いたしまして、財政改革の問題、また消費税の問題、さらには不良債権問題、また住専問題とお聞きをさせていただきたいと思っております。  本法案で、十兆一千百八十四億円の特例公債の発行についての授権がこの法律でな...全文を見る
○北側委員 そこをこれから議論をしなければいけないところであるわけでございますが、ただ、来年度の話をするのも気の早い話なんですが、平成九年度の予算案というのは、実際いつからっくり始めるかといったら、もう大臣も御承知のとおり、ことしの夏から作業が始まってくるわけですね。そうすると、...全文を見る
○北側委員 実質的に財政再建に向かう初年度にしていくんだという大臣のこれは極めて大切なお話だと私は思うのですけれども、先ほど申し上げましたように、入りをふやすか、出を節約していくかという話しかないわけなんですね。これは両方必要なのかもしれません。そこら辺の基本的な大臣の思想という...全文を見る
○北側委員 今税の話も少しされましたが、税の話はこの後また質問させていただきます。  歳出の方の削減ですね、これをどうしていくか。これをひとつ、やはり国民の皆さんに、歳出削減をしていかざるを得ない、どの部分かは別にしまして、していかないといけない、それを御理解していただくために...全文を見る
○北側委員 財政改革というものが喫緊の課題である。この財政改革という問題は大蔵省だけでやっていける話じゃ当然ないわけでございまして、ここは本当に政治のリーダーシップが求められる。国民の御理解をいただくためには、思い切った行政改革をしていかねばならない。これはもう政治のリーダーシッ...全文を見る
○北側委員 これは私の個人的な意見ですが、これから日本の社会はますます高齢化が進んでいくわけですね。そういう中で、そういう急速に進んでいる高齢化の中で、税のあり方としてどういう税が公平なのかということを考えていったときに、もちろん一義的には言えませんが、消費税のいいところというの...全文を見る
○北側委員 ちょっと先回りに御答弁、消費税率の見直しの話をされておられる。私、その前提として、大蔵大臣は消費税というものをどのように考えているのだというところをお聞きしているのです。私も、きょうは大蔵委員会でございますので、かつて大蔵大臣がどう発言なされたかなんというようなことを...全文を見る
○北側委員 どんな税でも、どんな税目だって、先ほど主税局長がおっしゃいましたけれども、欠点のない税なんてないわけでございまして、それは所得税でもそう、消費税でもそうなんです。そこをできるだけいい方向に変えていこうとする、これは当然の話でございます。そんな話をしているわけじゃござい...全文を見る
○北側委員 これはもう予算委員会ではここでストップをさせていただくところなんですけれども、きょうは大蔵委員会だからストップしませんけれども、大蔵大臣というのは財政、税制の最高責任者なわけなんですよね。それなのに、消費税についてあなたはどういう哲学を持っているのだと聞いて、本質の話...全文を見る
○北側委員 もうこればかりで時間を費やしていられないので、もう一点だけ聞きますけれども、ことしの九月の末までに消費税率について見直しをするのかどうか。附則の二十五条でしたか、期限が設けられております。  先ほどもちょっとおっしゃっていましたけれども、また、これまでも本会議だとか...全文を見る
○北側委員 この間の大蔵委員会で、大臣はこういう御答弁をされているのですよ。ことしの九月三十日までに変更が加えられることになればこの五%は動くのでありますが、私は、現在安易に消費税の税率を変えるということは問題が大きいのではないかと考えています、こういう御答弁をされています。これ...全文を見る
○北側委員 五%を動かすことは非常に難しいという認識を今持っておられるという御答弁でございました。  それでは、不良債権問題にちょっと移らせていただきたいと思っておりますが、時間がございましたら、また後で財政改革の問題はさせていただきたいと思っているのです。  我が国の金融機...全文を見る
○北側委員 内容についてはまたこれから質問をしますが、こういう形で公表なされるということは、私は極めて好ましい話だと思うのですね。  これは内容を見ると、地銀、第二地銀についても、金利減免等債権について出ていますし、それから協同組織金融機関についても、今は全くディスクロージャー...全文を見る
○北側委員 これは、恐らく平成七年九月期の各金融機関の決算に対応して集計をなされたんだと思うのですね。ですから、三月期にまた決算時期がやってきますので、ここでもまた集計をなされまして、四月か五月か、またこのような形で公表なされるというふうに聞いておいていいですか。
○北側委員 今の御答弁は、三月期決算のものも四月か五月かに取りまとめて公表をしたいというふうに理解をしておきます。  問題は、この三十八兆という数字でございます。  共国債権買取機構の問題をちょっとこの関連で聞かせてもらいたいのですが、共国債権買取機構が平成五年三月からスター...全文を見る
○北側委員 今の銀行局長の御答弁、約四兆五千億円、金融機関に共国債権買取機構が債権の譲渡の対価として支払った。ところが、実際今まで担保物件が売却できて債権回収ができているのは三千七百億しかないというお話でございまして、これはもう一割に満たないわけなんですね。私は、この共国債権買取...全文を見る
○北側委員 いや、私は住専の問題と比較して言っているわけじゃなくて、四兆五千億というお金は金融機関に行っているわけですね。行っているわけで、これは将来売れない場合には、また損が出た場合には金融機関から戻すわけでしょう。そうですね。その時点で不良債権が顕在化するわけですね、というこ...全文を見る
○北側委員 今の地価の下落の状況から見て、共国債権買取機構に今あるものについて、将来、金融機関の不良債権として顕在化する可能性があるというふうに今おっしゃったわけですね。この共国債権買取機構が実際、一割も売却、回収ができていないという実態、実績があるわけですね。  これは私の地...全文を見る
○北側委員 この共国債権買取機構に債権が譲渡されると、債務者の方は、今おっしゃったように任意売却が中心ですから、これは抵当権実行されないんだな、競売手続されないんだな、法的手続されないんだなというふうに逆に思っているわけですよ。そのためにもう自由にやっているんですね、債務者の方は...全文を見る
○北側委員 要するに、去年の十一月の中旬の時点では、住専問題は後でやりますが、大蔵省は、ロス懸念額としては、住専の資産のうちの第三、第四を含めた形でのロス懸念を考えておったのですよね。それを前提として住専処理は大蔵省の中では検討されておったという証拠であるというふうに私は思います...全文を見る
○北側委員 私が聞いているのは、金融機関からノンバンクヘの融資を聞いているのじゃないのです。今聞いているのは、ノンバンク自身の融資残高、ノンバンクがどれだけお金を融資しているんだということなのです。そのうち、不良債権が相当あるのではないかと言われているのですね。その辺をどのように...全文を見る
○北側委員 何でこんな質問をするかといいますと、この住専問題、住専からの借り方、住専からの借入先がどういうところからお金を借り入れているかというものを、先日帝国データバンクが調査をした結果が発表されたのですね。それによりますと、住専の大口融資先の三十二社の借り入れ状況を見ると、住...全文を見る
○北側委員 先ほどおっしゃった、平成六年三月末のノンバンクの融資残高八十九兆というお話をされたわけでございますが、住専を除くと約七十七兆ですね。住専を除くこの約七十七兆のノンバンクの融資残高、これの数多くは当然担保として不動産をとっているわけですね。不動産を担保として融資をしてい...全文を見る
○北側委員 住専七社の融資総額というのはたしか十・七兆ぐらいでしたかね、そんなものでしょう。ノンバンクの方は、先ほど申し上げたとおり、住専を除いても七十七兆以上あるわけですよね。だから、住専問題よりも規模が大変大きいわけでございまして、住専問題と同様、またそれ以上に極めて深刻な問...全文を見る
○北側委員 七・七兆の融資を農協系統がノンバンクにしていて、そのうち、不良債権化しているのは五百八十億というお話なんですよね、五百八十億。これは恐らく実態は全然かけ離れておる。多分けたが違うわけでして、何でこんな五百八十億という数字が出てくるのか。そのやり方自体がおかしいわけでし...全文を見る
○北側委員 五百八十億という数字、不良債権化している金額、これはこんなものだというふうに本当に認識されておられるのですか。
○北側委員 少ないとやはり当局もごらんになられているんだね、五百八十億。  銀行局長、これは農水だけの問題じゃないと思いますよ。というのは、金融機関がノンバンクに、金融機関系のノンバンクもたくさんあるわけでございますし、金融機関がその他多くの融資もしているわけですから、ノンバン...全文を見る
○北側委員 時間がなくなってきたので、住専問題、幾つかやりたいことがあるので飛ばしていきますけれども、木津信用組合、大阪信用組合の破綻についてまだ処理の策が決まってないのですよね。これをどうするのですか。住専問題が全部決着がつくまで置いておくのでしょうか。これは早く処理方針を決め...全文を見る
○北側委員 これは大阪府も連携をとっていただいて、大臣、この木津信、阪信の問題は大阪では大きな問題でございまして、ぜひ大臣にも強い関心を持っていただきまして、この処理策について、処理スキームについて早く決めていただきたいなというふうに思っておるところでございます。もちろん、大阪府...全文を見る
○北側委員 今のお話にあったとおり、昨年一年間でも、東京圏、大阪圏の商業地では一六・九、一六・四というふうな下落が進んでいる。また、下半期以降もさらに下落をしているというお話でございまして、不良債権問題というのは、不動産を担保にしてきたわけでございますので、ますます深刻になってお...全文を見る
○北側委員 内閣法制局も同じような見解ですか。
○北側委員 銀行局長、今の話を踏まえまして、こういうことが言えるのですよ、住専問題に当てはめますと。  住専から住専処理機構にこの損害賠償請求権が譲渡される。その譲渡というのは通知をしないといけないのです。通知をする相手方は取締役であり監査役。こういう役員に対して損害賠償請求権...全文を見る
○北側委員 その清算法人というのはいつまで残しているのですか、清算法人というのは、通常、清算業務を終わったら法人はなくなってしまうのですよ。  実際、住専処理機構が役員に対する、役員の注意義務違反というのがこういうところにあったなんというのがわかるのは、すぐわかるとは限らないわ...全文を見る
○北側委員 今の御答弁ですと、住専が清算法人として残るといっても、それは残務整理に必要な期間、例えば一年ぐらいだというお話でしょう。この一年の間に取締役の忠実義務違反や善管注意義務違反がわかるとは限らないというふうに言っているのです。その後にわかってしまったときには、通知はできな...全文を見る
○北側委員 だから、残務整理、事務処理で通知をしますよなんという話じゃないわけですよ。役員に対する損害賠償請求権があるのかどうかなんということは、いつわかるかわからないんですよ。事実関係が後で発覚することもあるわけですよね。だから、そんな事務処理的な話じゃありません。住専処理機構...全文を見る
○北側委員 銀行局長も御答弁されながら恐らく御理解されておられるのでしょうけれども、事務じゃないんですよ。何か資産を計算して、電算機を打ってやればいいという事務じゃないんですよ。  損害賠償請求権の原因があるかどうかなんというのは、例えば、ある人の証言がぽんと出てきた、ある書類...全文を見る
○北側委員 ちょっと法務省、誤解されているみたいだから、当事者間では包括的な債権譲渡は可能だけれども、その損害賠償請求権を行使する相手方、役員との関係、債務者との関係では通知しないといけないのです。その通知をしていくためには、さっき法制局が言ったように、債務者がだれかということは...全文を見る
○北側委員 ということでございまして、当事者間と当該損害賠償請求の相手方との意味合いは全く違うわけでございまして、今のスキームのままでは、残務整理が終わったら住専というのは全く消滅をしてしまって、通知もできなくなってしまうわけでございます。一方、違法行為が発覚するというのは、いつ...全文を見る
○北側委員 そういう抽象論を聞いているわけではございません。  ちょっと時間がないので端的にやりますが、ちょっと資料を配っていただけますか。大臣とか政府委員の皆さんにも行きましたか。  大蔵省の方にいろいろ資料を出してくれ出してくれとお願いしまして、これは私が勝手につくった試...全文を見る
○北側委員 仮に、今まで申し上げた数字が、計算間違い等がなければ合っていると思うのですけれども、要するに、母体行はまず全額放棄するわけでしょう。ですから、日住金の場合でいいますと、一次処理をしないといけないのは一兆一千四百八十九億なんですね。このうちから、まず母体行が全額放棄され...全文を見る
○北側委員 私が聞いておるところによると、一般行だけはその金額を決める際に、第三分類の金額も含めた金額、今回の第一次処理でしなければいけない金額だけではなくて、第三分類のこの二千四百八十億を上乗せした数字、ここに出ていますのは一兆三千九百六十九億、この数字をもとにして一般行の比率...全文を見る
○北側委員 もちろん具体的に決まるのは各金融機関の取締役会で決定するわけですから、今その作業が進んでいるところで、決まったわけじゃありませんが、基本的な考え方、一般行の負担額を考える基本的な考え方は、今私が申し述べたことで間違いないというお話なんですね。  そうすると、私の計算...全文を見る
○北側委員 私が申し上げているのは、株主代表訴訟に耐え切れないですよということを申し上げているのですよ。今回の住専処理スキームをつくられた動機というのを御説明になられたのだけれども、それだけで株主代表訴訟に耐え得るという話にはならないですよというお話をしているのです。  特に、...全文を見る
○北側委員 時間が来ましたので終わりますが、この住専問題、きょうはもっとほかにたくさん質問したかったこともあってできなかったのですが、また改めてさせていただきますけれども、銀行局長、これはお願いです。この間予算委員会でもお願いしましたが、昨年各母体行に住専から返済された元金、これ...全文を見る
○北側委員 以上、終わります。
03月27日第136回国会 衆議院 予算委員会 第21号
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○北側委員 新進党の北側一雄でございます。  私も最初にTBSのこの問題を少しお聞きをさせていただきたいと思っております。総理にも御答弁いただきたいと思っております。  今も御質問がございましたけれども、中川智正被告の第四回公判での検察側の冒頭陳述、その中に、「早川は、上祐及...全文を見る
○北側委員 私が聞いているのは、この事件の動機の重要な部分に係る事実として検察側が主張しているんだ、そういう主張でしょうと言っているのです。
○北側委員 要するに動機の部分なんですね、この部分は。動機の部分としては、これは証明しないといけない事実として検察側が出している事実なんです。  TBSの社長は、一昨日、これまでの再三の弁明を翻しまして、ビデオテープを早川らオウム関係者に見せたことを認めたわけでございます。これ...全文を見る
○北側委員 それでは、一点だけちょっと台湾情勢についてお聞きをしたいと思っているんですが、先般、台湾において総統選挙が実施されました。極めて民主的に行われたというふうに聞いておるわけでございますが、総理もよく御承知のように、この台湾という国は、八九年に政党結成が自由化されたわけで...全文を見る
○北側委員 今回の選挙を終えまして、台湾の歴史にとっては新たな時代に入ったんだろうなというふうに思っておるわけでございますが、総理、今後の日本と台湾との関係をどう考えるのか。これは政府間の話だけではなくて、日本として、ある意味でもっと台湾との間で緊密な関係を持てるような環境整備と...全文を見る
○北側委員 それでは、住専の問題についてお聞きをしたいと思います。  まず、三月の四日に、与党の皆さんが住専処理の追加措置案というのを発表されました。五年間でリストラにより民間金融機関からは五千億円、農林系は一千八百億円の税収増を実現し財政支出に見合う額を捻出、実施状況を公表し...全文を見る
○北側委員 私が聞いているのは、この与党案は政府案なんですかということを聞いておるのです。政府案になったのですか。
○北側委員 ちょっと、重く受けとめたというふうにごまかさないで、今申し上げたリストラによる税収増をやるんだ、そして六千八百億に見合う額を捻出するんだ、こう決めたことを政府の正式な見解としてとられたのですか。
○北側委員 総理、いかがですか。総理も党首でいらっしゃいますので。この案は政府の正式な見解となっておるのですか。単なる政党の側の案なんでしょうか、それとも政府の見解になっているのでしょうか。
○北側委員 要するに、尊重する、また、重く受けとめるとおっしゃっておるわけでございますが、政府の正式な見解になっておらないということと理解をします。  この内容自体が、リストラするのは当たり前の話なんですよね。リストラをして、利益が出たら税金払うのも当たり前の話でございまして、...全文を見る
○北側委員 じゃ、こう聞きましょうか。こう聞きますよ。今回の政府から提案されている住専処理のスキーム、このスキームの中に入る案なんですか。住専処理スキームの中に入る案なんですか。住専処理スキームには何ら関係のない案なんですか。
○北側委員 総理、この追加措置案は、政府の住専処理のスキームの原案、これに影響を与えるものではありませんね。
○北側委員 もうこれをやっていると時間がなくなりますのでやめますが、要するに、この六千八百億円の財政支出の補てんでも何でもないんですよ。穴埋めをするような話でも何でもないということでございまして、そのことを指摘をさせていただいておきます。次に、金融三法ですけれども、提出される提出...全文を見る
○北側委員 金制調の答申は去年の十二月二十二日に出ているのですよね。既に三カ月たっておるわけでございまして、当初は三月八日ぐらいには出るというふうに聞いておったのですよね。いまだに出てこない。これは、事務的な作業がおくれているということじゃないのじゃないですか。なかなか内容が確定...全文を見る
○北側委員 それでは、少しその内容についてお聞きしますが、この三法のうちの一つに、金融機関の更生手続の特例に関する法律案というのがございます。金融機関の更生手続の特例に関する法律案、簡単にこの内容をちょっとおっしゃってください。
○北側委員 これは、監督当局の申し立てによって特に会社更生手続を開始することができる、こういう規定が入るのでしょう。
○北側委員 要するに、総理また大蔵大臣、今準備されている法案というのは、破綻金融機関について会社更生手続を利用できるような、また大蔵省なり監督当局がその申し立てをできる、会社更生手続を利用して処理をしていこう、こういう法律案なんですよ。なぜ住専の方にはこのような法的手続をきちんと...全文を見る
○北側委員 破綻金融機関に活用して住専に活用しない理由というのは全く説明されていません。  会社更生手続というのは清算型の会社更生手続もあるわけでございますし、そもそもこの住専には、御承知のように、本来の個人住宅ローン、三兆以上の正常資産があるわけなんですね。これに会社更生手続...全文を見る
○北側委員 ちょっと結論だけ言っていただけませんか。  今準備されている法案の中で、この信組特別勘定に赤字が生じた場合には政府が財政措置を講ずるという法文が入っておるんですか。
○北側委員 金制調の答申では、「財政措置を講ずる」と明確に書いてありますし、私が大蔵省の方から御説明を受けた内容においてもその内容で聞いておるわけでございます。ところが、銀行局長の答弁は今のような答弁で、まだ検討中であるというお話でございます。  この住専問題の議論というのは、...全文を見る
○北側委員 本来、三月の上旬には出るというふうに聞いておりました。ですから、もう少し具体的に、いつごろまでには出しますよという御答弁をいただけませんか。
○北側委員 もう時間がございませんのでやめますが、本予算の予算委員会の審議をやっている最中にきちんと出していただいて、この予算委員会の場で、不良債権全体の処理をどうするのか論議しようじゃないですか。ぜひこの予算委員会をやっている間に出していただきたい。強く要望する次第でございます...全文を見る
○北側委員 今の御答弁はこういうことですかね。あの閣議決定に基づいてすべての母体の金融機関が合意をして債権を放棄するということになって初めて損金扱い、無税で償却できるということになるということですか。
○北側委員 今前段のところで、やはりすべての母体金融機関が一致して放棄をなされるということが自然だろうなというお話があったわけでございます。ところが今は、御承知のように、この償却のやり方が母体金融機関によってどうもさまざまでございまして、都市銀行とかそれから信託銀行だとか、そうい...全文を見る
○北側委員 ということは、今、地銀とか第二地銀は無税償却をしようというふうにしているんだけれども、今の国税庁の次長の御答弁ですと、実際申告書を出していく、申告書は三カ月以内でしたかね、三月期決算でしたら六月までですか、それまで、それは無税償却を認めるかどうかわからないよというお話...全文を見る
○北側委員 時間が参りましたから終わりますが、要するに、地銀や第二地銀からすると、非常にそういう御答弁だと困るんですよね。地銀や第二地銀は無税償却してもらえるものだと思って債権放棄を動機づけされているわけでございまして、そこのところが不明確なままで地銀、第二地銀に果たして債権放棄...全文を見る
05月31日第136回国会 衆議院 金融問題等に関する特別委員会 第6号
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○北側委員 新進党の北側一雄でございます。  それでは、早速質疑に入らせていただきます。  お手元に資料が行っておりますでしょうか。委員の皆様の方にも、先生方の方にも資料が行っておると思います。これを使いながら、若干質疑をさせていただきたいと思います。委員長、よろしいでしょう...全文を見る
○北側委員 このお手元にお配りしました資料は、帝国データバンクがことしの二月に、住専七社の大口貸出先三十二社の借入状況について、その調査の結果を発表したものでございます。  ちょっとB4の方のこの表をごらんになっていただきたいのですが、住専からの借入先三十二社につきまして、借入...全文を見る
○北側委員 銀行局長、できるだけ私の質問に対する的確な御答弁をお願いしたいのですが、私が聞いておるのは、そんなことを聞いているんじゃないんですよ。  この住専に対する債権回収を強力に進めていった場合には――これまでやってなかったんですよね。今銀行局長もおっしゃったように、やって...全文を見る
○北側委員 私が聞いておるのは、まず現状認識を聞いておるんですね。その現状をしっかり認識した上で、こういう状況である、だからこういうふうな形で対応していけばいいんだという結論が出てくるわけでして、その現状をどう認識しているんだということを聞いているわけなんです。  私は、この帝...全文を見る
○北側委員 借り手に直接アプローチをしろなんて、私言っているんじゃないんですよ。  総理、私、末野興産、もう名前を出しちゃいますけれども、末野興産の大阪市内にある登記簿謄本を大半取り寄せまして、その乙欄がどうなっているのか、要するに抵当権の登記が、第一順位がどうなっているのか、...全文を見る
○北側委員 今の総理の御答弁は、やはり、私が今申しました債権回収を強力にやった場合に、他の金融機関やノンバンクに対しての波及性はこれはあるぞという認識はしっかり持ってますよ、だから住専処理を急がないといけないんだというお話ではないかなというふうに思う。  それで私、この資料に基...全文を見る
○北側委員 ノンバンクの事業者向けの貸し出しが六十四兆余り、約六十五兆円ですか、あるということでございます。  大蔵省からいただいている資料によりましたら、ノンバンクの貸付金のうちの約六割が不動産担保であるなんというようなことも聞いておりまして、やはり約六十五兆のうちにどの程度...全文を見る
○北側委員 今のは主要二十一行だけの話なんですよね。先ほど申し上げたように、先ほどの銀行局長の答弁だと、八十九兆の融資残高のうち事業者向けが約六十五兆あるということなんでございまして、私はぜひこの主要二十一行だけではなくて、やはりきちんとほかの金融機関についてもしっかりと調べてい...全文を見る
○北側委員 その問題はまたちょっと後で聞くことにして、この主要二十一行だけではなくて、大蔵省が行政指導できる金融機関につきましては、同様にその銀行を通して、ノンバンク向けの不良債権がどの程度あるんだ、これは調べられるでしょう。これはやはりこれからきちんとやっていただきたい。もう御...全文を見る
○北側委員 今大臣おっしゃったように、ディスクロージャーをぜひ系統金融機関におかれましても積極的に推進をしていただきたいわけでございますが、このノンバンクに対する不良債権がどの程度あるのか。六・六兆と今おっしゃいましたけれども、六・六兆の融資残がある。このうちどれぐらい不良債権化...全文を見る
○北側委員 ぜひそれは早急に進めていただいて、ぜひ御報告をお願いしたいと思います。  そこで、このノンバンク問題で、先ほどちょっと銀行局長が答弁の中で言っておったのですけれども、今我々がここで論議しようというのは、住専問題だけではなくて、日本のこの金融秩序の不安定をどう解消して...全文を見る
○北側委員 私は、現在のこの金融秩序の回復のためにノンバンクが持つ意味を考えたら、やはりノンバンクそのものに対する、もちろん全部じゃないですよ、一定の、例えば融資残が五千億以上だとか、そういう住専並みの、また住専に近い規模のノンバンクについてはやはり立入調査ができるように検討すべ...全文を見る
○北側委員 大蔵大臣、今のノンバンク問題につきまして、先ほど来申し上げていますように、金融機関から相当規模の融資を受けている、そんなもう小さな金額じゃなくて、先ほど申し上げた住専並み、また住専と近いぐらい融資を金融機関から受けている、それが事業者向けの融資で不動産を担保に使ってい...全文を見る
○北側委員 貸金業法の先ほどの改正の検討とともに、これはちょっと急ぐ話ですから、ぜひしっかり検討を進めていただきたいし、もうこれは私は早く調査に入るべきだというふうに思っております。  そこで、さらに質問をさせていただきますが、今までお話ししてきましたように、住専とノンバンクと...全文を見る
○北側委員 ノンバンクの破綻処理には公的資金は出さないと。  そこで、私が聞きたいのは、今回、住専には巨額の財政資金を投入するわけです。先ほどから私がずっと言っていますように、構造的にも本質的にも住専とノンバンクというのは変わりません、これは。一方の住専には大変な巨額、第一次で...全文を見る
○北側委員 総理、大臣、六千八百億の税金を住専処理に使おうという議論をしているわけなのですね。さらにそれは、二次損失でもっと大きな金額になるかもしれないというのですね。今我々は、将来の日本の金融をどうすべきかという議論をしているわけですよ、将来にわたって。  金融機関の破綻の場...全文を見る
○北側委員 金制調の金融システム安定化委員会というのがありまして、ここが今回の金制調の答申の重要な内容をしっかり議論して出している、私は基本的には賛成ですよ。  この金融システム安定化委員会のメンバーの中に池尾和人さんという慶応の教授がおられます。この方が、こう言っているのです...全文を見る
○北側委員 だから大臣、今おっしゃっているのは、金融機関が……(発言する者あり)ちょっと、静かにしてください。金融機関が破綻をしないような場合にも、それが見えると、ほっといたら。金融機関が破綻前でも公的資金の導入があるんだよと、そういう話を今されたのですよ。それは一体どういう基準...全文を見る
○北側委員 今、委員長から、もう少し明確にしろと言ったでしょう。この問題は、今回の委員会の最大問題ですよ。この公的資金導入の原則は何なのか、明確に、客観的に基準を出す。これを文書で、政府で統一見解を出すべきです。出すまで審議できない。(発言する者あり)
○北側委員 今文書で出すというふうに委員長から御指示いただきました。ありがとうございました。  これは、しかし、この委員会でも本当に大事な前提となる原理原則の議論ですから、これは早急に出していただきたい。それをもとにして、我々はさらに質疑をさせてもらいたいと思いますから、ぜひこ...全文を見る
○北側委員 午前中に引き続きまして質問をさせていただきますが、委員長、ただいま委員長から要請をしていただきました文書らしきものが出てまいりました。委員長、これはごらんになられましたか、もう既に。
○北側委員 ちょっと私質問しておりますので、その間に委員長もぜひこれは内容をごらんになっていただきたいのですが、いや驚きましたね。これは、午前中の公的資金導入の基準について、それを明確に、客観的な基準を出してくださいと求めました。その趣旨を御理解いただきまして、委員長の方から政府...全文を見る
○北側委員 私が午前中にこの委員会で求めましたのは、るる一時間質問させていただきましたけれども、ノンバンクの中にも大量の不良債権を抱えているのがありますよと。そして、銀行等の金融機関から巨額の融資を受けている、住専と同じように、また住専とほぼ同じような金額の融資を受けて借り手に貸...全文を見る
○北側委員 もう一度確認しますけれども、きょうの私の午前中の質問に対する回答の文書はこれですね。これですか。
○北側委員 きょうの午前中の私の質疑の趣旨は、公的資金導入の原則の基準を明確に出してもらいたいという質問をさせていただいて、委員長の方から、その文書を出しなさい、政府に対して、出しなさい、こういう御要請があったのです。この文書のどこに基準が書いてあるのですか。
○北側委員 何度も言わせないでくださいね、余り時間がないですからね。この文書の中で公的資金導入の原則の基準はどこに書いてあるのですか。
○北側委員 いや、全くこれ、何にも基準は書いてないのですよ。住専とノンバンク、破綻した住専、破綻したノンバンクがあった場合に、なぜ住専に出して、なぜノンバンクに出さないかという基準、何にも書いてないじゃないですか。どこに書いてあるのですか。  それと、銀行局長、私も少し勉強して...全文を見る
○北側委員 ここに書いてあるのは必要性を書いているだけでしょう。まず最初に、「本来、民間の債権債務関係の処理の問題であり、当事者が協議に基づき負担をすることが基本であり、当事者間において最大限の努力が行われてきたところである。」基本的には当事者間の協議に基づくんだと言った上で、「...全文を見る
○北側委員 大臣もこの委員会でもまた予算委員会でも何度も答弁されていましたけれども、今後の日本の金融システムのあり方としては、大臣がおっしゃっているのは、いつも市場規律の発揮と自己責任原則の徹底なんだとおっしゃっていますよね。そして、透明性の高い金融システムをつくっていこうとして...全文を見る
○北側委員 住専処理を早急にしなければならないという必要性は我々は全く同感ですよ。必要性をおっしゃっているのですよ、今のはるる。私が聞いているのは、基準の話なんですよ。今政治判断とおっしゃいましたよ。政治判断を六千八百五十億、まだ二次損失に一兆かかるかもしれない税金投入、これを、...全文を見る
○北側委員 住専処理の必要性については、我々も早急なる処理の必要は同様に思っております。ところが、この公的資金導入の原則の基準について何ら明確な基準を示されません。  委員長、その基準を明確に出されるよう、午前中の委員長の御要請に従って文書で提示をしていただきたい。よろしくお願...全文を見る
○北側委員 委員長の御配慮に感謝申し上げます。  公的資金の導入の原則基準につきまして文書が提出されましたならば、さらに質疑を続行させていただきたいと思います。  大変にありがとうございました。
06月05日第136回国会 衆議院 金融問題等に関する特別委員会 第9号
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○北側委員 新進党の北側一雄でございます。  先週も質問をさせていただきましたが、引き続き御質問をさせていただきたいと思っております。  きょうも前回と同様、公的資金の導入の基準の問題について議論をさせていただきたいと思っておるわけでございますが、それとも関連してまいりますの...全文を見る
○北側委員 この倒産したノンバンクに融資をしている関係金融機関はどの程度あるんですか。できれば業態別に分類して御答弁をお願いします。
○北側委員 ちょっとよくわからないですね。名前を言えと言っているんじゃないんですよ。倒産をした、六月の三日に破産宣告を受けたノンバンクに融資をしている金融機関、業態別にその金融機関の数を出せと言っているんですよ。個別名を出せと言っているわけじゃないんですから、何の問題もないでしょ...全文を見る
○北側委員 ちょっと私は信じられない答弁だと思うんですよ。現に今このノンバンクが三千五百億余りの負債を出して倒産をしているわけでしょう。金融機関はここにお金を貸しているわけでしょう。それはもう明確に不良債権になっているわけでしょう。どの程度の金融機関がかかわっているのか、都市銀行...全文を見る
○北側委員 委員長、今の答弁は、ちょっとこれは納得できないですよ、幾ら何でも。個別の、どこどこ銀行が幾ら金を貸しているんだと聞いているわけじゃないわけでしてね。先週の議論でも、ノンバンクが我が国金融に与えている影響が大きいということはさんざん議論をしてきたわけでございまして、破産...全文を見る
○北側委員 いや、私は、個々の金額を聞いているのじゃなくて、数を聞いているのですよ。どれくらいの金融機関がかかわっておるのか。何が言いたいかといったら、数多くの金融機関がかかわっておりますよということを示すがために聞いているわけですよ。どれぐらい都市銀行でかかわっているのか、長信...全文を見る
○北側委員 七十社。最初からそう答えてくださいよ。  農水大臣、このノンバンクにつきましては系統金融機関も融資をされておられるのですね。どの程度、系統金融機関がこのノンバンク、倒産した新京都信販に対して融資をしているのか、掌握されておられますか。
○北側委員 系統金融機関すべてで八十億ぐらいの融資をこのノンバンクにしておるという御答弁ですね。  それで、先週の農水大臣の御答弁で、系統金融機関のノンバンクに対する融資額とその不良債権額、御答弁いただきましたですね。六兆から七兆のノンバンクに対する系統の金融機関の融資、正確に...全文を見る
○北側委員 先週の委員会では主力二十一行の方の答弁は大蔵省の方からあったのですね。ノンバンクに対する融資額、不良債権額についてありました。これはやはり、系統金融機関の不良債権額については、余りにも数がそれに比べて少な過ぎる。今のノンバンク倒産例から見てもおかしい。今の大臣の答弁で...全文を見る
○北側委員 先週もやりましたけれども、大蔵省所管の方の金融機関は、大手二十一行でノンバンクに対して三十一兆余りの貸し出しがある。そのうち不良債権化しているのが二割以上の約七・一兆あるという御答弁がございました。主力二十一行では二割以上あるわけですね。系統金融機関の方のこれまでのノ...全文を見る
○北側委員 だって、単位農協を全部調べろなんて言っているわけじゃないんですよ。農中と信連四十七しかないのですから。それだけ調査するのは、そんな時間かからないでしょうが。  ことしの三月期の決算の財務書類が出てきて、それはそれで結構です、そのときにまた御報告ください。しかし、農中...全文を見る
○北側委員 委員長、ありがとうございました。  当委員会に、できるだけ調べて御報告ください。よろしくお願い申し上げます。その時点でまた私、それを踏まえてこの問題については質問させていただきたいと思っております。  大臣、よろしいですね。今委員長の方からの御要請がございましたけ...全文を見る
○北側委員 大臣、済みません。今委員長の方から、当委員会に速やかに調査をして報告をするようにと。既に決算は、決算の最終的な報告自体はまだかもしれませんけれども、基礎資料はあるはずだから、きちんと調べて報告しなさいというふうに委員長から要請があったわけでございまして、これは大臣の方...全文を見る
○北側委員 それでは、その御報告を、調査の結果をお待ちしておりますので、よろしくお願いいたします。  そこで、先週の私の質問、公的資金導入の基準について文書で出せという質問に対しまして、委員長の方から改めて政府の方に対して、努力をしなさいということがございまして、一昨日ですか、...全文を見る
○北側委員 大蔵大臣、これは政府の私の質問に対する、公的資金導入の基準を出してもらいたい、示してもらいたいという質問に対するお答えの文書、政府の責任の文書ですね。政府が責任を持って出した文書だというふうに理解してよろしいですか。
○北側委員 大蔵省がということでございますので、もしかすると総理は聞いておらないのかなということかもしれませんが、ちょっとおいておきましょう。  そこで、この文書によりましたら、この文書の内容というのは要するに私はこういうことだと思うのです。これはノンバンクと住専について比べて...全文を見る
○北側委員 今の銀行局長の答弁は、私の今の質問を肯定されたということですね。この二つの要件が満たされれば、公的関与は例外的にやりますよという趣旨ですというふうに理解してよろしいですね。
○北側委員 要するに、住専の場合は関係金融機関が非常に多いよ、利害関係が錯綜しているよ、これが一点。もう一点は、関係当事者間での話し合いでは解決が図り得ない、この一点。この二点で住専に対しては例外的に臨時異例の措置として公的資金を導入したというふうな文書なんですね。これは非常に私...全文を見る
○北側委員 大臣、大臣の今のお答えは、なぜ住専処理に税金を投入するかという理由をるる御説明されているのですけれども、私が先週の金曜日以来議論しているテーマはそこじゃないのですよ。なぜ住専に出してノンバンクには出さないというふうに明確に分かれるのですか、それはそこに基準があるからで...全文を見る
○北側委員 銀行局長、時間をとるのをやめてくださいよ。結論だけ言っていただきたい。私はそんなこと――基準を聞いているのですから。  委員長、ここはもうやはり納得できません。私は大臣にお答え願いたいのですが、関係当事者間で解決が困難である、そしてその破綻が日本の経済に大きな影響を...全文を見る
○北側委員 とても合理的な御答弁はなされておらないわけでございますが、ちょっと戻りますけれども、大臣、金融機関の破綻が予見される場合、予測される場合に、未然にそれを防止するために公的資金を導入するという答弁ですね。今回の住専処理の場合は、どこの金融機関の破綻を予見、予測されておら...全文を見る
○北側委員 大蔵大臣の御答弁は、系統金融機関の一部にこのままほっておくと破綻が予見される、予測される、だから公的支援を導入したのだという御答弁ですね、確認しますが。
○北側委員 私は冒頭で申し上げたように、今回の政府の処理というのは四つに分類できる。金融機関の破綻前については、住専破綻について公的資金導入、住専を除くその他ノンバンクについては、その破綻があっても公的資金はだめ。そして、預金者のいる金融機関の破綻、それ自体があった場合には、最終...全文を見る
○北側委員 統一見解を出していただきたいと思うのです。  そうしたら、ちょっと先に総理、総理にせっかく来ていただいていますので、ここが一番国民が関心を持っている大きな論点でございますので、このような大蔵省の役人の方がつくられたこういうペーパーではなく、きちんとしたその辺の基準を...全文を見る
○北側委員 総理はおられなかったからかもわかりませんが、分かれているのではなくて、極めて不明確なんですよ。不明確なんです。不明確だから、ちゃんと基準を出してくださいというふうに言っておるわけです。住専には出して、ノンバンク破綻には出さないというふうに明確に政府・与党で決められてい...全文を見る
○北側委員 だから、その原則はよくわかっているのですよ。例外として出しているでしょう。例外として住専処理に財政支出をするという案じゃないですか。その基準は一体何だ、どうして住専には出してノンバンクには出さないのか。先ほど来の理由とされている、当事者間で話がつかないだとか、話が困難...全文を見る
○北側委員 今銀行局長、大事な答弁をしましたよ。そういう基準に照らし合わせるならば、現状では今のノンバンクには公的資金を出す必要はないという答弁なんですよ、今のは。ということは、この基準が働くということなんですよ。この基準が働くということは、将来このようなノンバンクが出てきた場合...全文を見る
○北側委員 冒頭の新京都信販の状況なんかでも、あのような御答弁であるにもかかわらず、そんな状況をきちっと掌握していないわけでしょう。どうしてそんな答弁ができるんですか。同じようなノンバンクがあった場合には公的資金を導入する可能性があるという答弁になっているんです。本当に私は不明確...全文を見る
06月06日第136回国会 衆議院 金融問題等に関する特別委員会 第10号
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○北側委員 昨日委員長の方から、系統金融機関のノンバンク向けの不良債権、これの現状がどうなっているのか、当委員会に提出をしなさいというふうに御指示を賜りました。そして、けさこの資料が出てきたわけでございます。  これまで農水大臣も五百七十九、五百八十億という数字をずっと答弁でお...全文を見る
○北側委員 大臣、この三千七十六という数字はいつ事務当局からお聞きになられたのですか。
○北側委員 農水大臣は昨日の夕方過ぎにこの三千七十六という数字を事務当局からお聞きになられたという御答弁でございます。  それでは、ちょっとその資料を各委員の皆さんに配っていただけますか。
○北側委員 ちょっと資料を使わせていただきたいと思います。  これは大蔵省が既に出しております資料でございます。平成八年三月期の預金取扱金融機関の不良債権等の状況の速報でございます。  銀行局長、この中の協同組織金融機関の中の不良債権額、ありますね。銀行局長、よろしいですか。...全文を見る
○北側委員 農水省、この五千三百二十億のうち、大蔵省が発表した五千三百二十億の協同組織金融機関の金利減免等債権、このうち系統金融機関、農中と信連は入っています。農中と信連の割合は幾らですか。
○北側委員 きょう提出された資料の上の方の系統金融機関の不良債権の実態、昨年の、六年度末のところは二千六百三十五億になっているのですよ。今のお話だと、農中と信連だけで既に五千億近くあるわけですよ、五千億近く。  私、何が言いたいのかというと、大臣、先週の金曜日もこの質問をさせて...全文を見る
○北側委員 その基準の話はまた後で時間をとりますけれども、農水大臣、このきょう提出された資料の七年度末のところに不良債権全体で五千二十一という数字が出ています、五千二十一億。この五千二十一億というのは、先ほど局長が答弁した農中と信連全体の不良債権はもっと早くからわかっていて、それ...全文を見る
○北側委員 大臣、まだ理解されていないのですよ。  この大蔵省の発表した平成八年三月期の不良債権状況、これは新しい基準で出しているのです。こちらの方も新しい基準で出していて、この基準は先月にもう発表しているわけですよ。その数字の中にきょう出てきているような数字というのは組み込ま...全文を見る
○北側委員 今の話もまた、今度は大蔵省がおかしくなりますよ。  大蔵省は、この五千三百二十という数字、それから不良債権全体の六兆二千八百という数字、この数字は積み上げの数字でしょう。積み上げて出した数字でしょう。ちゃんと系統の金融機関の不良債権の実態を調査をされて出した数字でし...全文を見る
○北側委員 大蔵大臣、今の銀行局長の答弁は、系統の金融機関から不良債権の実態をちゃんと掌握をして積み上げた数字がこの数字だということを言っているのですよ。それを農水省に言ってなかったのですか。答えてください。
○北側委員 今、農水省と大蔵省の言っていること、違いますよ。ちょっと矛盾していますよ。大蔵省は、農水省にちゃんと言っていると思います、そう言っているのです。農水大臣は今、大蔵省からは全然聞いていないと言っています。矛盾しています。
○北側委員 ノンバンクの不良債権に対する質問は、きのうきょう始まった質問じゃないですよ。農水大臣も、きちんと調べるように事務当局に指示していると何度もおっしゃっているんですよ。  こう聞きましょう。この五千三百二十億という金利減免等債権の数字、また全体の六兆二千億の数字、この数...全文を見る
○北側委員 今の大蔵省、農水省の両局長の答弁は違いますよ、矛盾してますよ。大蔵省の銀行局長の方は、ちゃんと農水省は知っているはずだと。
○北側委員 今のもまた驚く話でして、系統金融機関の不良債権の状況が一番最近の時点でどうなっているかという話を、大蔵省の方は掌握していたけれども、農水省の方は掌握していなかったなんて、こんなばかな話はないですよ。これまで農水大臣に予算委員会からずっとこの問題は論点になって議論してい...全文を見る
○北側委員 このきょう提出された資料というのは、非常に大事な資料です。こんなのがきょう出てきているんですよ、きょう。農協系統全体の不良債権の実態が、六年度末二千六百億余り、七年度末五千億を超えているんですよ。倍になっているんですよ。皆さんのこれまでの住専処理スキーム、特に系統金融...全文を見る
○北側委員 この基準が変わった、さっき申し上げたでしょう。基準が変わったのはより不良債権の真実、実態にそぐうように金利減免債権の定義を少し拡大したんです。そっちの方が実態に合っているんです。だから変えたんでしょう、全銀協は。だからそれに基づいてやっているわけでしょう。というふうに...全文を見る
○北側委員 委員長、委員長は御理解いただけると思うのですけれども、要するに、系統金融機関の不良債権の実態の数字が倍になってしまっているのですね、きょうの御報告では。ですから、この五千三百億というこれまで議論してきた数字の根拠が崩れてしまっている。改めて、この五千三百億でいいのか、...全文を見る
○北側委員 基準が変わったのですけれども、その基準がなぜ変わったかといったら、これまでの基準のあり方が不良債権の実態を知るにはよくない、正しくないと、より正しい、不良債権の実態にふさわしいものを出す基準にするために変わったわけなんです。今回のこの五千億という数字の方がより事実に近...全文を見る
○北側委員 それでは、私は今の答弁にはとても納得できません。この五千三百億の根拠について、新たな資料が出てきたわけですから、それに基づいて根拠となる資料を出していただきたい。  それと、農水大臣、ちょっと言った方がいいですよ。ちゃんと報告しなかったということなんですから。大蔵大...全文を見る
08月08日第136回国会 衆議院 厚生委員会 第33号
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○北側委員 新進党の北側一雄でございます。  私と、この後質問させていただきます西村さんは地元が堺でございまして、委員長も堺でございますけれども、この間、この発症以来、大半地元の堺におりましたもので、さまざまな生の声も聞いております。  本当は時間がございましたらたくさん御質...全文を見る
○北側委員 この危機管理の問題はまた落ちついてからじっくりと質問を私させていただきたいと思っておるのですけれども、例えば六月六日の通知とか六月十二日の通知、私持っておりますけれども、これを各自治体に送ったから周知徹底したのだというふうな認識でおられるとは私は思っておりませんが、こ...全文を見る
○北側委員 昨日、この堺市の学童集団食中毒につきまして中間報告がなされました。それで、私も、この感染源を究明するということが極めて大切である。堺におりまして、市民生活に、特に食生活ですが、非常に不安が広がっておりまして、その食生活の、生ものは加熱をしなければいけないというこういう...全文を見る
○北側委員 大臣、これは中間報告ですからさらに報告があるというふうに理解してよろしいですね。
○北側委員 このO157に対する正確な知識それから理解、これをしっかりと啓発をしていただきたいというふうに思います。  堺では今、このO157に対する誤った知識といいますか、偏見をもとにしたさまざまなことが問題になっております。  例えば、O157にかかった子供さん、もう治り...全文を見る
○北側委員 最後に、委員長にお願いをさせていただきます。  これはまだ進行していることでございまして、私も、ほかにたくさん地元から生の声も聞いておりますし、こういうことを取り上げてもらいたいということも聞いております。ぜひまたいい機会に、近い機会にこのような委員会の場を持ってい...全文を見る
12月12日第139回国会 衆議院 税制問題等に関する特別委員会 第2号
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○北側委員 北側一雄でございます。  それでは、早速質問をさせていただきますが、先般の衆議院の総選挙では、消費税率の引き上げ問題がやはり大きな争点でございました。この選挙の結果は、過半数には及びませんでしたが、自民党が第一党になられました。この結果からすると、総理は、明年四月か...全文を見る
○北側委員 今の総理の御答弁は、明年の四月からの消費税率の引き上げを有権者の皆さんは御理解いただいているだろうというふうに理解をされておられるのだというふうに考えます。  そこでお聞きをいたしますが、政治家にとりましては、選挙公約というのは有権者との約束事でございまして、当然の...全文を見る
○北側委員 先ほど来申し上げていますように、先般の総選挙ではこの消費税率の問題が大きな争点でございました。総理はそうおっしゃったんだと思います。しかし、党内の候補者の多くの方に、今私がお話ししたような選挙公報で堂々とおっしゃっている方がたくさんいちっしゃる、そのことをどのように御...全文を見る
○北側委員 「行政改革なくして消費税率のアップはありえません。」というふうに、有権者の方がこれをごらんになった場合にどのように理解をされるかといいますと、やはり行政改革について具体的に実行されて初めて消費税率のアップはあるんですよというふうに理解しますよ。単に総理が火だるまとなっ...全文を見る
○北側委員 御協力をいただきたいというのであれば、我々がかつて行政改革の法案を出したときに、全く審議もしないで廃案とされたわけじゃないですか。行政改革について熱心であったなんて、とても我々は思えません。  国土庁長官、済みません、来ていただきまして。  予算委員会でも聞かせて...全文を見る
○北側委員 聞かれている有権者の皆さんはよく理解されておられると思いますが、実現されているというふうにはとても思えないわけでございまして、ですから私は、この公約の内容からするとやはり相反しているのではないかなというふうに思いますし、多くの方もそう感じられているのではないかと思いま...全文を見る
○北側委員 それでは、ちょっと私パネルをつくってきましたので、これを示しながらお話、質問をさせていただきます。  お手元の、委員の方にはぺーパーが行っているかと、同じものでございます。これは、上の方の棒線グラフは一般会計の歳出でございます。下の方の棒線グラフが、折れ線グラフです...全文を見る
○北側委員 経企庁長官、来ていらっしゃっていますので。  先ほど大蔵大臣も明確に、特別減税もうやらないというふうにおっしゃられたわけでございます。特別減税もう継続はしないということをおっしゃったわけでございます。そうすると、来年四月からは消費税が五%、来年の一月からの特別減税は...全文を見る
○北側委員 今のは三年間で平均〇・九%下がりますよ、特別減税をやめて消費税率を引き上げたらということですね。これは社会保険料の負担の増加は入っておらないのですね。  じゃ、平成九年度、どの程度の経済成長をお考えですか。
○北側委員 新進党の方は政府でございませんので御主張できるかと思いますが、来年度経済成長とうですか、どの程度を考えられますか。今のような前提ですよ。簡単にお願いします。
○北側委員 国民負担が、特別減税がなくなり、消費税率が五%に上がりということのほかに、今の駆け込み需要というものも当然なくなるでしょう。そういうことをそれぞれ考えますと、先ほどのこの表ではございませんけれども、去年が二・三、ことしか見通し二・五、この程度の数値が果たして出せるのか...全文を見る
○北側委員 経企庁長官にもう一問お聞きしますけれども、昨年、「構造改革のための経済社会計画」、これが報告をなされまして、昨年十二月の一日に閣議決定されています。――済みません。ちょっと今質問していますので、静粛にお願いします。  これは、昨年十二月一日閣議決定されて、「平成七年...全文を見る
○北側委員 ということでございまして、平成八年度は既に始まっているわけでございます。ことしの見通しが二・五。来年が、先ほど来議論になっておるところでございますが、これも相当厳しい状況になるのではないか。そうすると、構造改革が進展した場合に平均三%程度五年間は経済成長するであろうと...全文を見る
○北側委員 今の総理の御答弁はあれですか、具体的な歳出削減の、例えば中期計画をつくるだとか、そういうことが必要でないという御趣旨じゃないでしょう。
○北側委員 それでは、補助金の問題について最後にちょっと触れさせていただきたいと思うのです。  今回の厚生省の汚職事件で、業者や官僚、政治家が、これは一部の方でございますけれども、補助金を食い物にしてきたという実態が浮き彫りとなっております。この補助金制度というものをしっかり点...全文を見る
○北側委員 最後に一言。  冒頭申し上げました選挙公約に関連いたしまして、あした我が方の法案が本会議にかかる予定でございます。記名投票でございますので、どの議員の方が選挙での公約と投票行動が違うかははっきりと国民の目の前で明らかになりますので、その点を指摘いたしまして、質問を終...全文を見る