北側一雄

きたがわかずお

小選挙区(大阪府第十六区)選出
公明党
当選回数10回

北側一雄の1997年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月07日第140回国会 衆議院 予算委員会 第9号
議事録を見る
○北側委員 新進党の北側一雄でございます。  きょうは日銀の総裁にいらっしゃっていただいております。早朝からありがとうございます。便宜上、日銀の総裁に対する質問からさせていただきまして、終わりましたら退席していただいて結構でございますので。  金融制度改革、今橋本総理のリーダ...全文を見る
○北側委員 総理、今の日銀総裁のお話でございますが、私もこの外為の自由化、トップランナーというふうに今政府はおっしゃっておられますけれども、それはよくわかるのですが、やはりほかの金融制度改革、商品の規制緩和であったり、垣根を低くしていく、なくしていくという問題であれ、またさまざま...全文を見る
○北側委員 またこの問題は後で議論させていただきたいと思いますが、いずれにしても、今総理がおっしゃったように、各金融機関の努力が大事なんだ、魅力ある商品つくらないといけないよ、それは全くそのとおりでございます。とともに、そういう魅力ある商品をつくれるための環境、制度、そういうもの...全文を見る
○北側委員 では、またこれを使いながら少しさせていただきたいと思います。  私、その野村証券のある関係者の方と、いろいろなお話を聞いたわけでございますけれども、単にお話を聞いただけではなくて、ある資料も見せていただきました。それは、ある時点での、ある顧客の顧客勘定元帳の実物だっ...全文を見る
○北側委員 官房長官、内閣全体として、何か通知とかいろいろしていませんでしょうかね。
○北側委員 今のお話のとおりでございますが、昭和六十三年の十二月十六日、一九八八年ですね、閣議決定で「官庁綱紀の粛正について」という決定をされておられます。そして、それに基づいて内閣官房長官通知が各官庁に出ておるわけでございます。  その中で、今お話ございましたように、未公開株...全文を見る
○北側委員 この口座は、先ほど申し上げましたように、野村証券の本社の公共法人部というところに口座がつくられております。公共法人部というのはどういうところの口座が開かれるのかといいましたら、財団法人だとか社団法人だとか政府関係の特殊法人だとか、それから、かつて政府の機関だったといい...全文を見る
○北側委員 先ほどから私申し上げておりますが、外務大臣の今の話だったら、何の問題もないよという御認識なんですね。
○北側委員 だから今の大臣の御答弁は、官房長を初め、事情を聴取、聞いた話を前提とするならば、この取引については問題ないよという御認識なわけでしょう。そういうことでしょう。もう一遍確認します。
○北側委員 先ほどの官房長の御答弁だとか今の大臣の御答弁を踏まえますと、事実関係としては、野村証券の本店の公共法人部に当時の現職の外務官僚が口座を持っていたこと、そして、あのCB、転換社債の取引をなされていたこと、あのバブル時、ということは事実の確認をされているということですね。
○北側委員 外務大臣、私がまず今聞いているのは、評価の問題は後にしまして、御本人から話があって、野村証券の本社の公共法人部に口座が確かにありました、そこで有価証券の取引をしていました、転換社債の取引をしていました、それは間違いないという話でしょう、事実としては。
○北側委員 それでは、また改めてこの問題については、その理事会の協議を踏まえた上で、やらせていただきたいと思います。  さて、じゃ、別の問題に移らせていただきますが、オリンピックスポーツという会社がございました。愛知県の会社なんです。これも証券に関する話なんですけれども、このオ...全文を見る
○北側委員 和議申請があったのが九月十七日。  証券局の方、これ、店頭登録会社でございますが、この株式の取引が停止をされたのはいつでございますか。
○北側委員 総理、これは、大蔵大臣もちょっと聞いておいていただきたいんですが、去年の九月の十七日に和議申請を裁判所に出しているんですね。もう和議というのは倒産の一つですから。そして、実際にこの店頭登録株式が取引停止、取引所の取引が一時停止されているのは三日後の九月二十日なんです、...全文を見る
○北側委員 証券局長、今の御答弁はこういうことでしょう。和議申請をしたら遅滞なくすぐに取引所に通知しなさいよというふうに規則で決まっています、こういう話ですね。
○北側委員 先ほどの話では、九月十七日に和議申請したんですが、実際取引停止になったのは二十日だったんですね。証券局、これ何かいきさつは、経過、聞かれていますか。
○北側委員 今の証券局長のお話は、要するに、取引所への通知がおくれたという話でございます。  大蔵大臣、これは二つちょっと問題があるんですね。  一つは、このオリンピックスポーツの店頭株の取引高の推移を調べてみました、そうしたら、この和議申請を出した日、この日は四万八千株の取...全文を見る
○北側委員 今の御答弁は、和議申請後の取引停止前の取引で、その社内の人がそうした取引をしたならばインサイダーの疑いがあるというお話をされました。また、そういうインサイダー取引かというふうな報道もなされておりますので、ぜひしっかりと調査をしていただきたいと思うわけでございますが、一...全文を見る
○北側委員 こういう和議申請を裁判所に出して、その債務者、倒産する会社の財産を保全をしないといけません。その保全処分がなされたのが十九日であったわけでございます。  私は、このオリンピックスポーツの会社の顧問弁護士さんともお話を聞かせていただきましたら、一応の一つの理屈がありま...全文を見る
○北側委員 店頭登録という制度がつくられて、今の御報告にありましたように、非常に店頭登録したいという会社が多いし、また実際、店頭登録されてくる企業がどんどんふえてきておるわけでございます。ベンチャー企業とか、そういう意味では一部上場、二部上場とは違うけれども、中小の企業だけれども...全文を見る
○北側委員 ですから、一般投資家のことを考えれば、当然、今証券局長の答弁のとおりなんですが、その会社の債権者の立場を考えると、保全処分がなされる前にその倒産があったことが一般に公表されてしまいますと、これは非常に混乱を来して、財産保全ができなくなってしまって、会社債権者に損害を与...全文を見る
○北側委員 大蔵大臣、ちょっと今やりとりしていましたけれども、これ、制度上問題があるんです。裁判所と証券局との間で、今の問題についてぜひ一遍調整をしてもらう必要があると私は思います。場合によっては、最高裁判所の方が各裁判所に対して、こういう店頭登録株会社の場合には、そういう倒産申...全文を見る
○北側委員 今後検討するのはいいのですけれども、外為の自由化はもうスケジュールに入っているのですよ。今国会、法案が出てくるわけですね。来年からやりましようという話になっているわけです。一方では有価証券取引税についての方向性も、例えば撤廃の方向で検討をすべきじゃないかとか、撤廃も含...全文を見る
○北側委員 総理、金融制度改革のスケジュールの問題なんですが、昨年、経済審議会の行動計画委員会金融ワーキンググループが十月十七日に「わが国金融システムの活性化のために」という報告をなされました。総理の東京ビッグバン構想というのは、かなりこれをもとにされておられる部分が多いわけでご...全文を見る
○北側委員 ぜひそのようにお願いを申し上げます。  次に、この金融制度改革というものが進めば進むほど、各金融機関の競争が極めて激化をしてくるわけでございます。そういう意味では、先ほど総理も冒頭おっしゃっていましたけれども、各金融機関の努力といいますか、魅力ある商品を提供していく...全文を見る
○北側委員 私が事前に聞いている話と少し違うのですけれども、木津信は今年度内に処理をしていくというか、預金保険機構から拠出をするんでしょう。木津信に対しては、これは一兆円程度の拠出をするのではないのですか。
○北側委員 大臣、今の御答弁でわかるとおり、木津信用金庫が整理回収銀行に移行して、資金援助を約一兆円くらいするという話なんですね、今の御答弁は。これが年度内に行われるのでしょう。そうしますと、預金保険機構の残高というのは全くゼロになるのですね、その時点で。ただ、今おっしゃったよう...全文を見る
○北側委員 総理、これは去年の国会、住専国会でも、また金融三法の議論でも議論になったのですが、私もそのときに主張させていただいたのは、あの金融三法というのは、信用組合とその他の金融機関とを区別しています。信用組合の破綻の場合は、最終的には公的資金の導入ということが予定をされており...全文を見る
○北側委員 私の質問に直接は今お答えになられておられないように思うのですが、金融三法は、信用組合について公的資金導入を最終的に予定しておる、ところがその他の金融機関はそうでない、これの見直しは今必要でないというふうに総理はお考えだということですね。
○北側委員 私が申し上げたのは、ノンバンクと住専とを区別するのは何でなんだと私もあのとき申し上げたのですね。信用組合とその他の金融機関とを区別するのもおかしいよ、私は、議事録を読んでいただければわかりますが、そのように申し上げているのです。  それでは、次の問題に移らせていただ...全文を見る
○北側委員 そうですね。  総理、金融制度改革を推し進めていきますと、金融の自由化がどんどん進んでまいりますと、私、一方で忘れてはならないといいますか、しっかりと銘記をしなければいけない、また制度上も確保していかなければいけないと思っておりますのは、一つは、リスク管理の問題なん...全文を見る
○北側委員 外部からの、各金融機関、これは証券も含めて広い意味での金融機関ですけれども、検査機能を私は強化しなければいけないと思います。そういうお話だと思います。また、不公正取引の防止についても、その防止ができるような一チェック機能を強化しないといけない。  そこで、例えばSE...全文を見る
○北側委員 ぜひこれも、この検査・監督機能の機能強化について、私は具体的に検討していただきたいと思う。どのようにして強化していくのか、人員をふやすのか。そこもぜひ検討して、単に強化をするというだけではなくて、実際、金融の自由化の問題と検査・監督機能の強化の問題は両方必要なわけです...全文を見る
○北側委員 私が申し上げたいのは、日本の金融資産、よく一千二百兆と言われておりますね。でも、郵貯二百二十三兆ですか現在、というふうに、その半分ぐらいはこの公的金融制度の方に流れている金だと言われております。一方で、民間の方は、金融制度改革で自由化がどんどん進められて淘汰がなされて...全文を見る
○北側委員 総理、国務大臣である厚生大臣が今のようなお話をされておるわけでございますが、やはり片手落ちだと思うのですね。この公的金融制度、日本の公的金融というものを、郵政三事業が中心でしょうけれども、これをじゃどう見直していくのかということについても、総理のこの東京ビッグバン構想...全文を見る
○北側委員 終わります。
02月25日第140回国会 衆議院 予算委員会 第18号
議事録を見る
○北側委員 新進党の北側一雄でございます。  まず最初に、知的障害者の人権の問題で質問をさせていただきたいと思います。  今、我が国には、法律上は精神薄弱者というふうに言うわけでございますが、この精神薄弱者の方が約四十一万人いらっしゃいます。その中で十八歳以上の方が約三十万人...全文を見る
○北側委員 私の地元の親しい企業の中でも、雇用主の方が、社長さんが地域社会に貢献しようとされておられまして、その一環として、その雇用主のもとで障害者の方々が健常者の同僚に囲まれまして元気にお仕事をされている姿をよく見ております。これがむしろ私は通常の、ノーマルな姿であると思うわけ...全文を見る
○北側委員 この裁判所で認定された事実というのは、一千四百三十万の横領なんですけれども、それはもうごく一部の話でございまして、私が聞いておるところによりますと、従業員の未払い賃金とか、これまで過去さかのぼって横領された障害基礎年金を含めますと、二億以上の被害があるというふうに私は...全文を見る
○北側委員 本当は、時間があったらその辺のところを細かくやらせていただくのです。私が現場で聞いている話は、そんな話では全然ないのですよ。福祉事務所にも、かなり早い時期から何度も、保護者の方や、また関係者が相談に行っているのです。また、労働基準監督署にだって、かなり前に行っているの...全文を見る
○北側委員 ということでございますが、この水戸の方の事件も、今の起訴事実、三件あるのですけれども、これはごく一部の話なんです。  告発されている件というのはほかにもたくさんございまして、今これは公判中でございますが、被害者の方々はさらに告発をたくさんしております。その中には、知...全文を見る
○北側委員 ありがとうございます。  それで、一応私の方から、二つ具体的な提案をちょっとさせていただきたいと思うのです。  一つは、こういう、施設でもそうです、施設にいる障害者の方、そういう働いて雇用関係の中におられる障害者の方、どちらも同様でございますが、こういう知的障害者...全文を見る
○北側委員 この問題でもう一つだけ、これは指摘だけしておきます。  厚生大臣の所管の話なのです。これは年金福祉事業団の話なのです。この滋賀の件だけではないのです、これも。滋賀の件では、この会社の社長が、障害者の従業員を連れまして、代理店の窓口になっている金融機関のところに行きま...全文を見る
○北側委員 だから、廃止するといったってそんなすぐに廃止できるわけじゃないんですから、その問題とは別に、その間は実際こういうふうなことがあり得るわけですので、ぜひ運用について検討をしていただきたいというふうに思います。  じゃ、知的障害者の人権の問題はとりあえず終わらせていただ...全文を見る
○北側委員 今の御答弁は、ただいま検討中というふうに聞いていいのですね。法案も既に提出されておりますので、いつまでも検討していたらあかんわけでございまして、大事な部分でございます、これははっきりさせていただきたい。  こういうところをはっきりさせないで、私はやはり介護保険法を成...全文を見る
○北側委員 今のお話は、障害者プランに基づくお話をされておられるんですよね。大臣、今の話、私が聞いている限りは、これは身体障害者福祉法等の施策の対象とはならない者という要件があるんじゃないですか。
○北側委員 大臣、今のお話のとおり、今いろいろ事業をやっていますよと、難病患者のために、始めようとしていますとおっしゃっています。だけれども、大半のALSの患者さんには適用ございません。なぜかといったら、今おっしゃった制度というのは、身体障害者福祉法の施策の対象とはならない者とい...全文を見る
○北側委員 身体障害者福祉法のもとでの支援サービスでは足らへんから、全然間に合わないから、今私ずっとお話をしているわけなんですね。  大臣、ちょっとこれ、ぜひ実態を調べていただいて、今介護保険法がかかっていますので、ぜひ実態を調べて検討をしていただけないでしょうか。
○北側委員 ありがとうございました。ぜひ、実態をお調べになられまして、前向きな御検討をよろしくお願いを申しあげます。  ここで、当初の予定ではO157の問題をやらせていただこうと思っておったのですが、ちょっと先に、今建設大臣と自治大臣もお忙しい中、今自治大臣は委員会の中を抜けて...全文を見る
○北側委員 自治大臣、お聞きいたしますが、所管の事項でもございますので。  今私がお話しした事実関係からしたら、この民主政治を考える会というのは、その活動から見て政治資金規正法三条の政治団体に当たるというふうに、私は当然そうなると思うんです。大臣、弁護士御出身ですから、その辺の...全文を見る
○北側委員 そうしたら自治大臣、また聞きますから。  では、別の観点からこの会が政治団体じゃないのというお話を少しさせてもらいたいんですけれども、きょうは建設大臣に来ていただいたのはその理由からなんですが、平成七年十月の二十六日付で、これは建設大臣御本人が御存じかどうか知りませ...全文を見る
○北側委員 建設大臣、今私が読み上げた書面のとおり、今の御答弁ではこのビラを確かに各級議員に配るようにしましたよ、段取りとりましたよということですが、ちょっと昔の話で恐縮ですが、この六種類のビラ、全部譲り受けられたのかどうか知りませんけれども、全部でどれぐらいのビラの枚数を譲り受...全文を見る
○北側委員 大臣、さっきはお答えになったじゃないですか。私が聞いているのは、大体で結構なんです。だから、どれぐらいの枚数譲り受けられたんですか。それは買われたんですか、無償でもらわれたんですか、提供があったんですか。これぐらい答えてくださいよ。
○北側委員 そうしたら、今の話はきょうのこの質問の一番最後でもう一遍やります。  先ほどの、亀井建設大臣が前の広報本部長のときに出された書面なんか考えましたら、またこれまでるるお話しした話を前提といたしますと、自民党は、民主政治を考える会が発足されて、これが亀井さんのこの文書に...全文を見る
○北側委員 政治資金規正法八条違反で、二十三条で百万円以下の罰金、禁錮五年以下、これは政治資金規正法の罰則の中で一番重い罪なんですよ。  警察庁にお尋ねをいたします。昨年の九月に新進党の西岡幹事長名で、民主政治を考える会の代表世話人内藤国夫氏を政治資金規正法違反で告発する書面を...全文を見る
○北側委員 自治大臣、この予算委員会で答弁されましたよね、できるだけ協力しろというふうなお話をされておられましたけれども、所要の捜査をやられている、ぜひやってください、しっかりと。別の場でどんな捜査内容か、差し支えない範囲でまた聞かせてもらいたいと思っております。  以上のこと...全文を見る
○北側委員 民主政治を考える会は、九五年十月からビラの作成、販売をしておりますから、昨年の三月に何らかの税務申告をしていないとおかしいのですね、おかしいのです。また、ことしの三月も。法人税法に係る場合は収益事業として当たるかどうか、個人だったら確定申告しているかどうか。また、仮に...全文を見る
○北側委員 またこの問題については改めて質問をさせていただきますが、O157の問題、厚生大臣、済みません、本当はしたがったのですけれ ども、また別の機会でぜひさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  以上でございます。
03月03日第140回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第1号
議事録を見る
○北側分科員 新進党の北側一雄でございます。  それでは、早速質問に入らせていただきたいと思います。  最近、テレビとか新聞等のマスコミで幾度も報道されている件でございますが、それは、観賞魚用の水槽ヒーター、熱帯魚などの水槽がございます、その水槽についているヒーターからの火災...全文を見る
○北側分科員 大臣、そういうことなんですね。ちょっと私もこの事実を知ったときにびっくりしたのですけれども、何であの熱帯魚の水槽から火事になるのと。  今の消防庁のお話では、平成七年だけお話ししていただきましたが、七十三件ある、そのうちかなりの件数が阪神・淡路大震災のときの発火原...全文を見る
○北側分科員 ということでございまして、必ずしも地震に伴うことではないのですね。なぜこの熱帯魚用の水槽ヒーターから出火するのかということなんですけれども、これも消防庁にお聞きしたいと思いますが、なぜこういう熱帯魚用の水槽ヒーターが発火原因となるのか、これは地震の際だけじゃなくて、...全文を見る
○北側分科員 大臣、もう少しわかりやすく私の方から言いますと、熱帯魚の場合は当然水温がある程度高くないといけません。そのためにヒーターがございます。それは普通は水の中に入っているんですね、ヒーターは。このヒーターというのは、今おっしゃったように大変熱くなるんですけれども、発熱する...全文を見る
○北側分科員 そこで、通産省にお聞きをするわけでございますが、この問題は個別の問題ではあるんですけれども、一つのある製品の規制の必要性の問題ではあるんですが、私は、今非常に規制の緩和というのが言われている、一方で、こういう個別事例に遭遇しますと、やはり国民生活の安全のための規制は...全文を見る
○北側分科員 私、直接聞いたのは、対策の義務づけが必要ではないかという御質問をしたわけなんですね。それに対して、今のはまだちょっとそこのお答えがないわけなんですけれども、義務づけの方法としては、電気用品取締法の二十条に基づきまして「通商産業省令で定める技術上の基準」というものを省...全文を見る
○北側分科員 安全規制の場合は、場合によっては規制強化することもあり得るよという今大臣のお話ですね。一般論としては、私はそれでそのとおりだと思うのですね。  それで、この熱帯魚用の水槽ヒーターの件なのですが、新しい製品が出てきたよというふうに先ほど政府委員の方が御答弁されておら...全文を見る
○北側分科員 まだまだ実際は消費者の手元に容易に届くような状況にはなっておらないのです。そういう安全装置のついたものが開発をされ始めたということでして、まだまだ実際はそういうのはついていないのですよ。従来型の、水面が低くなってきてそこでセンサーが空気中に出てしまったら、一遍に発熱...全文を見る
○北側分科員 時間がなくなってしまいましたので、済みません、大臣、これだけ指摘しておきます。  今、安全基準に関する国際規格の話がありました。大臣も二週後で聞いていただきたいのです。こういう観賞魚用の水槽ヒーターについての国際安全基準というのが具体的にあるのかどうか、一遍聞いて...全文を見る
○北側分科員 終わります。
03月05日第140回国会 衆議院 予算委員会 第22号
議事録を見る
○北側委員 私は、新進党及び太陽党を代表いたしまして、平成九年度一般会計予算案外二案につき政府が撤回のうえ編成替えを求めるの動議について、提案理由及び概要を御説明いたします。  平成九年度予算案は、公共事業を旧態依然のまま平成八年度補正とあわせ拡大する一方で、消費税の増税や特別...全文を見る
04月15日第140回国会 衆議院 大蔵委員会 第13号
議事録を見る
○北側委員 新進党の北側一雄でございます。  四人の参考人の皆さん、きょうは大変お忙しい中、ありがとうございます。今、我が大蔵委員会の方でこの外為法の改正法案について審議をしておるわけでございますが、本日の各参考人の御意見につきましては、ぜひこれを今後の審議の重要な参考資料とし...全文を見る
○北側委員 そういう意味では、人件費とか土地代とか賃借料となりますと、そう急に日本の場合は変わらないでしょうから、むしろ外国銀行からすると、今おっしゃった外国為替事務取引の拠点については東京よりもむしろ海外の近郊のところに置いた方がいい、テクノロジーの発展で地域間の距離というのは...全文を見る
○北側委員 ありがとうございました。  それでは、この外為法の改正が金融制度改革のフロントランナーというふうに言われておるわけでございますが、先ほど来のお話の中で、例えば工藤参考人のお話の中でも、国際金融の世界では東京市場というのは第二集団である、やはりこの外為法の改正に続いて...全文を見る
○北側委員 ありがとうございました。  それでは、この業際の垣根の撤廃に関しまして米山参考人にお伺いをいたしたいと思うのですけれども、証券業界としては、この業際垣根の撤廃、特に銀行との関係でございますけれども、この点についてどのようにお考えでございますでしょうか。
○北側委員 先ほども安岡参考人のお話の中で、これからは、要は国内金融機関の競争力の強化が肝心であるというお話がございました。競合他社のやらないことをやっていかなければいけない。  いずれにいたしましても、この外為法の改正によりまして、海外の金融機関も含めまして、日本の金融市場に...全文を見る
○北側委員 終わります。
04月18日第140回国会 衆議院 大蔵委員会 第15号
議事録を見る
○北側委員 北側一雄でございます。  両参考人におかれましては、大変お忙しい中大蔵委員会に御出席をいただきまして、ありがとうございました。  両参考人も御存じかと思いますが、今この大蔵委員会ではどういう法案を審議しておるかといいますと、外為法なのですよ。外為法の改正の審議をし...全文を見る
○北側委員 証券監視委員会が野村証券に今回の件で調査に入ったのはいつですか。
○北側委員 昨年の七月にSECが調査に入っていて、どうしてことしの初めになって社内調査が始まるのですか。もっとSECが入った時点で、SECが入るわけですからこれは何かあるかもしれないということで、社内で社内検査、社内調査をするのが当たり前の話じゃないですか。私は、もっと早く機敏に...全文を見る
○北側委員 昭和四十五年に千株の株主になられたというお話でございます。  新聞報道等によりますと、この総会屋の方は、みずからの名義や、また関係者、関係会社等の名義で野村証券の株式を約三十万株保有をしておるというふうに聞いておりますが、これは間違いございませんか。
○北側委員 法人企業の名前で三十万株を保有している。これはいつから三十万株保有するようになったのですか。
○北側委員 この株の問題は、また後でお聞きをいたします。  次に、野村証券の中に取引口座を開設した、この総会屋の親族名義、また親族会社名義で口座を開設した。これは、いつ、どの部局に、だれの名義で口座を開設したのか、その推移をお答えください。
○北側委員 八九年に親族名義で本店営業部に取引口座を開設した。その取引口座を開設するいきさつなのですけれども、きのう、きょうの報道なんかによりますと、野村証券の秘書担当の役員が指示をして開設されたという報道がございます。これは間違いないのでしょうか。
○北側委員 九三年から第一企業部に口座を開設されている。これは親族企業名義で開設をされているというお答えでございましたけれども、第一企業部というのは、私の聞いているところによりますと、店頭公開を目指す企業をバックアップしていく、支援をしていく、これが主たる業務であるというふうに聞...全文を見る
○北側委員 今のお話は余り納得できません。  不動産の仲介の仕事はほとんどされておらない企業だというふうに私は聞いております。実際、この企業の損益計算書なんかを見ましたら、こういう不動産取引によっての収益なんというのはほとんどないのですよ。そういう企業。そして、この九三年ごろで...全文を見る
○北側委員 それでは、同じくその斉藤副社長が記者会見で、今もう私名前を読まないでおこうと思ったのですけれども、名前をおっしゃったので私も名前を言いますが、要するに今のお話は、総務担当の藤倉常務から株式担当の松木常務の方に依頼があったのだということですね。なぜ藤倉常務が松木常務に依...全文を見る
○北側委員 松木常務はこの総会屋もしくは総会屋の親族企業との面識はあったのでしょうか。
○北側委員 松木常務は面識はなかったというわけですね。面識がなかったということは指示がなかった、取引の。具体的な指示がありようがないということですね。
○北側委員 ですから、個々の取引、どの株を何株買うんだとか売るんだとか、そういう注文についてあったわけじゃないんだ、要するに松木常務の一任勘定でやったんだという趣旨でございますね。
○北側委員 先ほどの話では、この口座は九三年から第一企業部にございます。口座があるのは第一企業部。口座が置かれているところには、当然この口座の担当者がおるわけですね。名前は結構ですけれども、この口座の担当者、どういう立場の方がこの口座の担当者だったわけですか。
○北側委員 そうすると、個々の取引については大方松木常務の一任勘定で、松木常務から指示があるわけですね。今申された第一企業部の口座の担当者、次長さんですか、そのところに株を幾ら幾ら買え、売れ、こういう指示が具体的にあるというふうな方法でなされるわけですね。
○北側委員 だって口座は第一企業部にあるわけですから、第一企業部の担当者が実際伝票をつくらないとできませんよね、取引は。ですから、当然松木常務から第一企業部の次長のところに取引の具体的な指示があるわけでしょう。そういう方法じゃないのですか。
○北側委員 時間を含めまして、伝票の偽装、偽造がなされたということですね。
○北側委員 斉藤副社長が記者会見をなされております話というのは、九五年三月十五日の富士銀行株ですか、この取引に絡んで利益供与がなされたということでよろしいのでしょうか。
○北側委員 ですから、その疑義がどういう疑義だったのか、もう少し具体的にお答え願えませんでしょうか。
○北側委員 富士銀行株の九五年三月十五日の自己売買に絡めて利益供与があったということで間違いないわけですね。
○北側委員 この富士銀行株だけではなくて、利益のつけかえはほかにもなされておるというふうな報道もございますし、斉藤副社長の記者会見でも、違法と思われる取引が五本あったというふうにおっしゃってもおられます。ですから、これ以外にも利益のつけかえが行われておるということでございますね。
○北側委員 それでは、今こうやって問題になっておる利益供与をした理由、動機は一体何だったんでしょうか。
○北側委員 なぜ社内でこのことがわからなかったのか。九一年の証券不祥事の後に業務管理本部というのが設置をされて、内部の管理体制の強化を組織的にも図られたはずでございます。どうして今のこの件が、社内では上の方に上がってこなかったんでしょうか。社内管理体制がなぜ機能しなかったんでしょ...全文を見る
○北側委員 エクイティ本部の常務のところでブロックをされたとおっしゃいますけれども、それも私には納得できません。  今回のこの利益供与というのは、部局で言いましたら、松木常務はエクイティ本部、株式担当常務でいらっしゃる。そして、総務担当常務の藤倉さんから、対応してくれという話が...全文を見る
○北側委員 じゃ、その点はまた改めてお聞きします。  会社の副社長とか専務という方、代表権のある取締役の方でございますが、この副社長や専務というのもそれぞれ御担当を持っておられますよね。
○北側委員 ですから、日常業務である、例えばエクイティ本部だとかそれから第一企業部だとか、そして総務部だとか、そういうところには担当常務だけではなくて、もっと広い意味で、広く上から監督をされておられるといいますか、担当をされている副社長や専務というのはいらっしゃるわけでしょう。
○北側委員 いや、副社長も複数いらっしゃるわけです。専務も。それぞれ大きく担当を決めるのが普通だと思いますよ。  酒巻参考人は、九一年に社長につかれるまで、八一年に取締役になられた、八四年常務、八六年に専務、そして八八年に副社長というふうに、それぞれ就任をなされておるというふう...全文を見る
○北側委員 今のお話では、企画とか秘書とか、そういうところも御担当されておられたわけですね。要するに総務畑も御担当になっておられたわけですね。それは間違いないですね。(酒巻参考人「はい」と呼ぶ)そうしますと、私がちょっと不可解なのは、総会屋が法人名義で野村証券の株式約三十万株を八...全文を見る
○北側委員 私が聞いている話によりますと、これまで、証券会社、どこの会社もそうかもしれません、大企業は。総務部の大きな仕事の一つは、株主総会を平穏に終わらせること、これが大企業の総務部の大きな役割の一つだ、そういうふうに聞いておりますし、だからこそ、株主課とかいうのが総務部の中に...全文を見る
○北側委員 では、こう聞きましょう。  松木常務は、先ほどの話で、一任勘定の取引を第一企業部の担当の人に指示してやっておるということでございます。これは九五年から始まった話なんでしょうか。九三年の口座開設のころからこうした一任勘定取引がなされておるのじゃないんでしょうか。
○北側委員 私の調査したところによれば、九三年、この口座を開設した直後からこうした一任勘定取引がなされているというふうに聞いております。そして毎月の統計上、第一企業部では、この企業の口座が売買代金、買い付け株数、利益額等々、ほかの口座に比べて群を抜いてトップを走っているというふう...全文を見る
○北側委員 私はそうは思えません。三十万株も保有をしているところの口座が開設されて、一任勘定取引をされて、それも多数の取引がなされて、時にはプレミアム商品と言われるようなものも手当てをなされて、そうしたことが上層部の黙認なしにできるとは私には思えません。  時間がないので、次の...全文を見る
○北側委員 私にはそうは思えません。恐らく、このような転換社債だとかワラント債だとか、または新規の公開株なんかを優先配分なされたVIP口座の中の一部の方がいらっしゃるのだろうというふうに、私はその中に優先配分された方がいらっしゃるのだろうというふうに思っております。  済みませ...全文を見る
○北側委員 以上でございます。
05月07日第140回国会 衆議院 大蔵委員会 第18号
議事録を見る
○北側委員 新進党の北側一雄でございます。日本銀行法案につきまして質疑をさせていただきますが、きょう午前中に我が党の谷口委員が日産生命の破綻の問題で質疑をさせていただきましたが、若干補足の質疑をさせていただきたいというふうに思っております。  福田保険部長いらっしゃっていますよ...全文を見る
○北側委員 約二千億、今検査に入っておられて、これはもしかするとまだふえるかもしれないという状況ですね。さらに言えば、これから低金利が続けば二次損失と言われるものが出てまいりますので、さらに膨らんでぐるということになるわけでございます。  きょう午前中も谷口委員から確認しており...全文を見る
○北側委員 平成七年九月ですから、ことし九年だから、一年半前ですかにお知りになった。それまではわからなかったのですか。それまでは債務超過に陥っているのかもしれないという状況はわからなかったのでしょうか。
○北側委員 日産生命の社長のお話によると、九四年の三月期ですから平成六年ですか、平成六年の三月期から実質的な債務超過に陥っておったというお話でございました。それで、この平成七年九月の実質的な債務超過に陥ったことを大蔵省が知った、その後、大蔵省はこれまでどういう対応をとっておられた...全文を見る
○北側委員 しかし、平成六年の三月期から実質的な債務超過に陥っておる、平成七年九月の大蔵省検査でそのことがわかった。にもかかわらず、単に経営改善計画を強力に指導しただけで、大蔵省の責務を果たしたと言えるのかということですが、私はそうは思わないのですね。平成七年が何か黒字になったよ...全文を見る
○北側委員 今後の話はまた次の機会にしっかりさせていただくとして、再建は可能と判断したというふうにおっしゃっているわけですが、大臣、ここのところは私は一遍検証してみる必要があると思うのですよ。平成七年の九月の大蔵省検査で、当局は日産生命の再建は可能と判断した。ただ、その判断が誤っ...全文を見る
○北側委員 今後にこの経験を生かしていくためにも、実際、当局は再建は可能というふうにその当時判断されたのですね。それもそんな昔の話ではなくて、平成七年九月ですから、一年半前の話なんですよ。その時点で既に超低金利状況は始まっているわけでございまして、また逆ざやも大きくなっているわけ...全文を見る
○北側委員 では、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  ついては、この問題につきましては、大蔵委員会でこれからもぜひ、恐らく処理の枠組みも決まってくるでありましょうから、さらに質疑をさせていただきたいと思いますので、そのために、この平成七年九月の大蔵省検査の検査結果の資料を当...全文を見る
○北側委員 いや、しかし、住専問題のときに出しているわけですよ。ですから、もちろん資料の中で、全部とは言わなくても、やはり今後当委員会の審議の参考になるものは出していただく必要があるわけでございまして、全く一〇〇%出せないよ、そういうことでは到底納得できません。
○北側委員 では、そういうことで理事会の協議に任されたということで、それでは、日本銀行法案の内容につきまして質疑をさせていただきたいと思います。  今回の法案の一番大きな柱は、日本銀行の独立性を強化するというところに一番の大きな眼目があるかと思います。そこで、議論の前提として確...全文を見る
○北側委員 金融政策については中立的な政策運営が大事だ、またその内容自体が専門的なわけでございますので、そうした専門的能力を生かす、実務能力を生かしていくという側面もある。ですから、個々の判断については、中央銀行の独立性を強化して中立的な政策判断をするということだと思うわけでござ...全文を見る
○北側委員 銀行局長もまたうまいことをおっしゃるけれども、自主性とか独立性というのは、やはりそれは歴史的、経験的に、そういう政策判断の過程で、あるところから侵害をされた歴史経験があるから独立性というわけでございまして、自主性というわけでございまして、これは当然政府からの独立性とい...全文を見る
○北側委員 ここのところの認識が、私は、当然これは政府からの独立性を意味するのであって、単なる独立性というのは、概念的には意味があるかもしれませんけれども政治的には何の意味もないわけでございまして、これはやはり政府からの独立性を示している。例えばこれからこの辺の議論を詰めて、独立...全文を見る
○北側委員 だから総裁のおっしゃっているのは、まさしく政府からの独立だという趣旨をおっしゃっているわけでございます。  そこでこれから、きょう政務次官来ていただいたのも、お忙しいところ済みません、政務次官もこの辺の独立性の問題については当委員会でも御発言をされ、私はそれは一つの...全文を見る
○北側委員 今のお話は、通貨発行権、これはもともと国が持っているものだ、それを日本銀行が代行しているんだ、これはだから行政をやっているんだ、それから準備率の決定、これも強制的にやりますので、これも行政だ等々おっしゃっているわけでございまして、日銀の大事な業務の中に行政である側面が...全文を見る
○北側委員 日本銀行についても独立行政委員会と同様に考えればいいという御答弁でございます。そして一つは、事務の性格上、公正、中立の要請があるということ、二番目に、人事、財務を通じて一定の監督ができるということ、この二つの要件が担保されていればいいのだというお話でございまして、それ...全文を見る
○北側委員 じゃ私の意見を言いますと、憲法との関係だけ言いましたら、役員の任命権を政府が持っておる、これは絶対必要であると思いますね。もう一点、予算の問題です。今回の法案は、経費の予算を大蔵大臣に提出し認可を求めるということになっておるわけでございますが、例えばこれについて国会の...全文を見る
○北側委員 私、そんなことを聞いていないのです。大臣、これは十九条の一項で、大蔵大臣は必要に応じて出席して意見を述べることができるというふうにあるのですが、可能な限り出席する意思がございますかということを大臣に聞いているわけなんです、毎回出ろなんということを言っているわけじゃなく...全文を見る
○北側委員 そこで提案なんですが、大臣、この法文からすると、原則はやはり大臣がしっかり出なさいよという趣旨だと私は思います。そうしますと、大臣は可能な限り出席する、仮に諸般の事情で出席ができない場合には、政治家である政務次官が出席するんだというふうに私はすべきだと思うのですが、い...全文を見る
○北側委員 いや、だから職員の人が行くのはいけないと言っているのじゃないのですよ。大臣が出席できなければ、そのために政務次官が大蔵省は二人いるわけですから、そういうときにこそ政務次官が大臣にかわって出席すればいいのじゃないか、そこをしっかりやるべきだということを私は申し上げている...全文を見る
○北側委員 これからまだ委員会の質疑が続きますので、各論の問題、ちょっといろいろ準備してきたのですけれども、これはまた来週にでも質問をさせていただき、明確にしたいと思います。  今回の法案の中で、政策委員会十五条の三項でございますが、政策委員会が日銀の役員の職務執行に対する一般...全文を見る
○北側委員 時間が参りましたので、以上で終わります。また改めて、次の機会にさらに質問をさせていただきたいと思います。ありがとうございました。
05月09日第140回国会 衆議院 大蔵委員会 第19号
議事録を見る
○北側委員 新進党の北側一雄でございます。  四人の参考人の皆さん、大変お忙しい中、お時間をちょうだいいたしましてありがとうございます。心から感謝申し上げます。  それでは、新進党の日本銀行法案に対するスタンスを少し御説明をしたいと思うのですが、私どもは、現在の日銀法に比べま...全文を見る
○北側委員 ありがとうございました。  今のお三方のお話の中に、私は、かなりこの独立性の意義についての見解の違いと言ったら語弊があるかもしれませんが、よく出ておると思うんですね。  今までもこの大蔵委員会で日銀法の法案につきまして審議をしておるんですけれども、答弁なんか聞いて...全文を見る
○北側委員 本当は時間があったら、中北先生に我が党の考え方をもう少し詳しくお話しして、また御見解をお聞きしたいところでございますが、もう時間がないのでやめておきたいと思います。  最後に政策委員会への政府からの出席の問題でございますが、この法案は、大蔵大臣、経済企画庁長官が必要...全文を見る
○北側委員 終わります。
05月14日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第25号
議事録を見る
○北側委員 新進党の北側一雄でございます。  私は、既に当委員会でも議論をされておるかと思いますが、若年障害者の方々の介護をどうするのだという問題を、ALSという、これからお話をいたしますが、難病の患者さんの介護の問題を通してぜひ議論をさせていただきたいと思っております。  ...全文を見る
○北側委員 大臣、私は、これを二月の予算委員会でも同じ質問をしているのですよ。そのときとほぼ同じお答えなんですね。  要するに、七条の三項の「要介護者」、その二号の「四十歳以上六十五歳未満の者」で、その「障害が加齢に伴って生ずる心身の変化に起因する疾病であって政令で定めるものに...全文を見る
○北側委員 そのデータというのはどこからのデータで検討するのですか。
○北側委員 例えばこのALSについて、そのようなデータはあるのですか。
○北側委員 難病なんといってもたくさんあるわけでして、さまざまなんですね。ALSについてあるのですかと聞いているのです。
○北側委員 そのデータに基づいたら、どうなんですか、どのように判断し得るのですか。
○北側委員 大臣、これは専門家に判断していただくのはいいのですが、私は、この質問を二月にしておるのですよ。そのデータはそのころには当然あるわけでして、なぜ、こうした委員会審議をきっちりしているときに、そうした研究会、専門家の意見をそれまでに聞こうとしないのか。私は、むしろこの国会...全文を見る
○北側委員 私は、そういう一般論を聞いているのじゃないのですよ。  もう限定しましょう。ALSの患者さんに対して、医療、看護、介護の面でどのような対策がとられているのですか。ALSに限ってお答えください。また、そもそもそういう実態というものを調べたことがあるのでしょうか。なかっ...全文を見る
○北側委員 これは、私、もう前から言っているのに、なぜきちんと実態を把握されようとなされないのか。特に今、介護保険が重要課題で提案されておられるわけですから。私は、この提案をしたのは、ことしじゃなくて、もっと前にしているのですよ、何年も前にもやはり別の委員会でやっているわけですよ...全文を見る
○北側委員 時間が来ましたので終わりますが、このALSだけじゃないと私は思います。若年障害者の方で二十四時間介護が必要な人はおられるわけです。こういう介護保険制度の枠外に置かれた人たちの中に、公的介護が極めて必要な人たちがいるわけでございまして、この問題をやはりこのまま放置しては...全文を見る
○北側委員 以上、終わります。
05月21日第140回国会 衆議院 大蔵委員会 第21号
議事録を見る
○北側委員 私は、新進党を代表して、ただいま議題となりました政府提出の日本銀行法案に対し、反対の立場から討論を行います。  討論に先立って、議事運営について申し上げます。  先ほど委員長職権で質疑終局がなされましたが、私どもはこれに反対であり、民主党や共産党の理事も反対をされ...全文を見る
05月26日第140回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第9号
議事録を見る
○北側委員 北側一雄でございます。  それでは、谷口委員の質問の関連で、私の方からも幾つか新進党案につきまして質問をさせていただきたいと思います。  まず、先ほど来話が出ておりますが、財政と金融の分離の問題、もう一度、なぜ財政と金融の分離が必要なのか、その必要性につきまして御...全文を見る
○北側委員 政府案の日銀法案を見ておりますと、種々、日本銀行と大蔵省との関係について極めて詳細な規定をしております。  そこで、今、北脇提出者からお話があったことを前提といたしまして、政府案で規定をしておりますこの日銀と大蔵省との関係、さまざま日銀法に規定があるわけでございます...全文を見る
○北側委員 政府案と新進党案におきまして日銀と大蔵省との関係の大きな違いは、新進党案では、先ほど御答弁ございましたように、もちろん協力関係はあるんですが、大蔵省がさまざまな手段を通じて日本銀行をコントロールしていくというふうな関係には全く立たないわけですね、立たない。そして、新進...全文を見る
○北側委員 ありがとうございました。  新進党案は、従来の日本銀行にございました政策委員会を日本銀行の組織から外に取り出しまして、そして中央銀行の外に独立行政委員会という行政組織としてこの政策委員会を位置づけ、それを金融委員会と名づけているわけでございます。  このように、金...全文を見る
○北側委員 同様に、海外の制度で、一つの機関が金融政策の決定と金融検査監督権限とをあわせ持つ、このような例が海外にあるのかどうか、この点についてはいかがでしょうか。
○北側委員 ということでございまして、この新進党の案でございます、従来の日本銀行の政策委員会を外に取り出して独立行政委員会にする、そしてそこで金融政策の決定と金融検査監督をあわせ持たせた権限をやらせようというのは、決して新進党が勝手に考えた案ではなくて、海外でも多くやられている制...全文を見る
○北側委員 それでは、最後に、金融の検査監督の実効性をどう確保していくのかという問題でございます。  この金融委員会が検査監督権限を持つわけでございますが、その検査の対象というのはこれはさまざまな業態の金融機関があるわけでございまして、例えば、従来の地方財務局が行っていた検査が...全文を見る
○北側委員 以上で終わります。
06月05日第140回国会 衆議院 予算委員会 第25号
議事録を見る
○北側委員 新進党の北側でございます。  参考人、この場は参考人のおわびをする場ではございません。また、私どもが説教をする場でもございません。事実をはっきりさせていくということが今回のこの委員会の務めでございます。  また、参考人はこの証券業界、金融業界の中で長年おられたお一...全文を見る
○北側委員 去年の有価証券報告書を見ましたら、野村証券の役員の方の保有株数が書いてあります。参考人は野村証券の株をどの程度保有されているかといいますと、この報告書によりますと、五万一千株となっているのです。五万一千株ですよ。そして、元会長の田淵節也氏は三十六万株なのです。小池容疑...全文を見る
○北側委員 それでは、同じくこの八九年の二月に、三十万株以上を保有したこのころです、このころに小池容疑者の実弟名義で口座が野村証券に開設をされました。そのことは御存じですよね。  そして、小池のこの口座開設に当たっては、当時社長のあなたのもとにいました秘書担当役員の指示で本店営...全文を見る
○北側委員 衆議院の大蔵委員会で酒巻元社長が参考人でいらっしゃったときに、この口座開設は当時の秘書室の担当役員の指示で開設をされたことを認めていらっしゃいます。当時の秘書室担当の役員はどなたですか。
○北側委員 松井義雄さんですね。この方は、当時のあなたのもう本当に直近の直近の直属の部下じゃないですか。その方から報告を受けていないのですか。
○北側委員 参考人は稲川会の石井元会長を御存じですか。
○北側委員 平成三年、九一年の証券不祥事のときに、この場に田淵元会長がいらっしゃいました。それはよく御存じですよね。その証言で、こういう証言がございました。昭和六十一年秋に、一九八六年です、秘書室担当の役員が総会屋から稲川会の石井元会長を紹介されたというふうに証言されているのはよ...全文を見る
○北側委員 秘書室担当役員は八八年に松井さんにかわるのです。そして、八九年、この八九年という年は、先ほど来申し上げている小池容疑者が野村証券株を三十万株以上取得をするとき、そして口座を開設するときなんです。ちょうどそれと同じころに、例の東急電鉄株の買い占めが行われているのでしょう...全文を見る
○北側委員 ということは、あなたの直属の部下、すぐそばにいる直属の部下の松井さんが、一方では石井元会長の東急電鉄買い占めの取引の窓口になっている、一方では総会屋の小池容疑者の口座開設の紹介をしている、そういう状況にあるわけですよ。それをあなたが知り得ないということは、私はあり得な...全文を見る
○北側委員 九一年のここでの証人喚問のときもそうでした。この間の田淵会長の参考人尋問もそうです。きょうのあなたのお答えもそうですが、もう一貫して自分の関与、また自分の責任というものを逃れようとされている。私はとてもこれでは今の体質というのは変わらないと思います。本当の話をぜひして...全文を見る
○北側委員 いつお会いされて、何度ぐらいお会いされて、どういう御関係であったか、お答えください。
○北側委員 参考人とはどういう御関係だったのですか。
○北側委員 小池容疑者とこの木島力也氏との御関係については御存じですか。
○北側委員 そのことも到底信用できません。  先ほど、ほかの総会屋との面識はないというふうにおっしゃっていましたけれども、この木島力也氏は大物総会屋と言われた方ではないのですか。
○北側委員 ちょっと話が変わりますが、参考人が社長在任中、酒巻さんはあなたの一番の側近であったと思います。また、酒巻さんを社長に推薦したのも参考人であり、酒巻さんは突然の社長就任で、文字どおり、あなたのことを相談役、後見人として頼りにしていたのじゃないんですか。社長就任後も、酒巻...全文を見る
○北側委員 私が聞いていますのは、酒巻元社長から、あなたが相談役の当時、たびたびいろいろな相談があったのではないんですか、そういう御関係ではないんですかということを聞いているのです。
○北側委員 九二年の株主総会についてお聞きをします。  議案提案権を持っております小池容疑者が、九二年三月ごろに質問状を野村証券に提出いたしました。そのことを知っておりましたか。知っておれば、その内容を聞いておりましたでしょうか。
○北側委員 証券不祥事の翌年の株主総会の話をしているのですよ。九二年の五月ごろ、新宿の野村ビル内で酒巻元社長が小池容疑者に会うに当たって、相談を受けませんでしたか。もしくは報告を受けませんでしたでしょうか。
○北側委員 いいですか。この九二年の株主総会というのは、前年の証券不祥事の後の最初の株主総会なんですよ。小池容疑者の質問状の内容というのは、この前年の証券不祥事をめぐる両田淵氏の責任追及だと、これは容易に想像できるわけです。あなたと田淵元会長の経営責任を厳しく問われ、この株主総会...全文を見る
○北側委員 だって、参考人の責任問題が追及されるかどうかという株主総会ですよ。証券不祥事の後の株主総会です。それに関心を持つのは当たり前の話じゃないですか。当然、関心を持っておられたはずです。どうなっているんだというふうに当然聞かれているはずです。それを知らないというふうにおっし...全文を見る
○北側委員 この両田淵氏の取締役復帰には、当時、社の内外でも異論がございました。この復活人事が議案となる九五年六月の株主総会の運営、進行には、総会屋対策も含めまして、参考人自身、相当の関心と不安があったのではないですか。酒巻元社長から、株主総会対策の状況についてどのような報告を受...全文を見る
○北側委員 これのときも、両田淵氏が役員に復帰するという話が公になって、そういう案が出るということが公になって、右翼の街宣も野村証券に行っている、そのころですよ。その株主総会にあなた自身が関心を持たないというふうには、とても理解できません。  当時、小池容疑者は一任勘定取引で約...全文を見る
○北側委員 この九二年の株主総会も、そして今申し上げた九五年の株主総会も、片一方は証券不祥事の翌年の株主総会、あなた自身の責任が株主総会で問われる。そういう株主総会を無事に乗り切るために、株主総会対策、総会屋対策をとっているわけですよ。九五年は、今度は参考人が取締役に復帰する、そ...全文を見る
○北側委員 さまざまな客観状況からいって、あなたがお知りにならないということも私は納得ができません。  VIP口座についてお聞きをいたします。  野村証券では、一般投資家にはなかなか手に入らない新発のCBやワラント債、また新規の公開株などのプレミアム商品と言われているものを、...全文を見る
○北側委員 何をおっしゃっているかよくわからないのですけれども。じゃ、もっと具体的にお話ししましょう。  私、この予算委員会の場で、二月七日に指摘をさせていただいたのですけれども、一九八六年から八九年、バブルの真っ盛りですね、八六年から八九年、この間に、十五銘柄の新発のCB、転...全文を見る
○北側委員 今お認めになられたというふうに私は理解します、不公平だということを。  当時は、この転換社債の人気というのはすごかった、それはよく御存じですよね。  これは八八年の朝日新聞です。朝日新聞でこういう記事があります。「転換社債の新発債は、入手できれば、まず損はないので...全文を見る
○北側委員 もう一度最後に申し上げます。  先ほどの外務官僚の例がございます。これは事実です。こうしたことがほかの官僚や政治家にもあるはずです。それをきちんと公表すべきです。そうしないと、私は、国民の皆さん、我々はなかなか納得できないということを最後に申し上げまして、私の質問を...全文を見る
06月17日第140回国会 衆議院 大蔵委員会 第22号
議事録を見る
○北側委員 新進党の北側一雄でございます。  質疑に入らせていただく前に、昨日、衆議院の本会議で新進党、そして民主党、そして太陽党の三党の共同で、衆法、議員立法を提案をさせていただきまして、昨日、我が大蔵委員会の方にこの衆法が付託をされております。  その内容は、阪神・淡路大...全文を見る
○北側委員 ちょっと大臣にお見せしてください。それが現物の損保契約を交わしたときの約款なんです。私もそれを見まして――そうでしょう、大臣。私も、これはちょっと離さないとよく見えない。字が極めて小さくて、たくさんのことが書いてあるんです。大体その約款のどこに地震の際の地震免責約款が...全文を見る
○北側委員 そこで、大蔵大臣、何でこんなにたくさん訴訟が起こっておるのかということなんですけれども、現地の被災地では適用の不公平が起こっているのです。ある契約者には保険金が支払われている、ある方にはこの免責条項を盾にして払わない、こういう不公平がたくさん起こっているのです。  ...全文を見る
○北側委員 きょうは時間がないので余りできないのですけれども、大臣、結局こういう条項になっていますでしょう。そうすると、今保険部長も言ったけれども、具体的事実に即してやらなければいけない。結局ケース・バイ・ケースで、この免責条項の適用の基準が一体どこにあるのか、非常に不明確、あい...全文を見る
○北側委員 ありがとうございます。  厚生省に質問いたします。  先ほどちょっと言いましたけれども、一つの例では、損保は保険金を支払って、共済は支払っていない、同じ契約者ですという例がございます。これは知っていますか。これはやはりおかしいと私は思います。同じような約款でありな...全文を見る
○北側委員 質疑時間が終わりましたので終わりますが、先ほどの、明確にちゃんと書いてあるのですよ、十日以内はだめよと担当者は書いているのです。その事実。それと、同じ契約者でありながら、損保は出して、共済は出ていないという事実が明確にあるのです。そこはきちんと調べていただかないと、今...全文を見る
10月29日第141回国会 衆議院 財政構造改革の推進等に関する特別委員会 第10号
議事録を見る
○北側委員 新進党の北側一雄でございます。  この法案の一番骨格の部分といいますか、それは当然、大臣、第四条の「財政構造改革の当面の目標」というところにある、財政赤字額を平成十五年度までに三%以下にする、ここがこの法案の一番の基礎といいますか、骨格の部分であると思います。  ...全文を見る
○北側委員 これでよろしいということですね。  それで、これを見ますと、委員の皆様のお手元にも資料でお配りをさせていただきましたが、十年度のところ、例えば一般歳出が三千二百億円前年度よりも減になっております。〇・七%減になっておるわけですね。歳入のところの公債金収入を見ますと、...全文を見る
○北側委員 ということでございますので、この「財政事情の試算」にございます一般歳出の〇・七%減というのも、これはもう既に概算は、この法案の内容が入ったものを前提にして試算をされておるわけでございます。  そこで、この平成十五年度に財政赤字を三%以下に抑えるためのシミュレーション...全文を見る
○北側委員 大蔵大臣、きょうはこの点について詰めてやりますので、今のようなお答えを続けておられたら、私納得できませんからね。一千億や二千億の話じゃないわけです。一・七五%だと三兆円という物すごい大きな金額なんですよ。  なおかつ、私が申し上げたいのは、既に、この一般歳出などとい...全文を見る
○北側委員 大蔵大臣、順序よく聞いていきますので、私の質問に的確に答えていただきたいのです。私、極めてわかりやすく説明したつもりなんですが、この歳入歳出ギャップを埋めるためには、歳出の国債費項目は余りさわれない。歳入の公債金収入の項目も、これもさわれない。そうすると、地方交付税と...全文を見る
○北側委員 いや、そんな難しいことを……。多分大臣も御理解していただいていると思うのですが、方法は、幾ら削るかは別ですよ、地方交付税を削るか、一般歳出をさらに絞り込むか、もしくは税収・その他収入をふやすか、これしか調整の方法はないでしょう、基本的には。これは異論ないのじゃないです...全文を見る
○北側委員 今の大臣のお答えは、一般歳出も、これは〇・七%減となっているが概算要求ではさらに削りますよという趣旨ですよね。そして地方交付税についても、さっきちょっとおっしゃったのは、これも削る検討の対象になっていますよということでしょうね。それで、税収・その他収入の話で先ほどお話...全文を見る
○北側委員 今、大臣は、増税はないというお話をもう一遍明言をされましたので、それを前提に進めてまいります。  自治大臣いらっしゃっていますが、先ほど、この「財政事情の試算」、シミュレーションに基づくと、二兆から三兆削らないといけないから、場合によっては地方交付税を削るというふう...全文を見る
○北側委員 今の自治大臣の答弁は、この十年度の概算要求の金額を大きな金額で削るなんということはあり得ないというお話なんですね。それを踏まえておいてください。  さて、次に行きますが、私の意見ですけれども、この要調整額というのは、ここに書かれておる、資料に書かれておる数字を前提に...全文を見る
○北側委員 今のお答えのとおりなんですけれども、十年度の概算要求では、国債費として一般会計から繰り入れてもらいたいと言っているのは六千九百億、そして平年度ベース、平成十一年度からはこれの倍になるんですかね。これは間違いないですか。数字の話ですから、大臣にできたら答えていただきたい...全文を見る
○北側委員 ということでございます。それと、ついでに国有林野事業の特会の債務処理についてもお聞きをいたしますが、これもことしじゅうに処理方法を決めるということでございますが、平成十年度の予算の概算要求、国債費として一般会計から繰り入れをしてくれと言っている要求金額は幾らでしょうか...全文を見る
○北側委員 これがまた翌年からふえていくわけでございますが、皆様のお手元に行っている資料の一番下のところに、概算要求段階でございますけれども、この長期債務の国債費として計上してほしいと言っている数値が出ております。平成十年度、国鉄長期債務であると〇・七兆でございますが、林野特会の...全文を見る
○北側委員 この二つの税目だけで五千億を超えておるわけでございますね。それで両方とも廃止とか凍結とか、まあ努めるとは書いていますけれども、おっしゃっているのですね。それ以外にも、税の問題で、住宅、福祉、教育等々政策減税についてもるる言われておりますし、また譲渡益課税の軽減等もおっ...全文を見る
○北側委員 具体的なお話は全くなかったのですが、自民党の取りまとめの内容によると、地価税、有価証券取引税、これだけで五千億廃止に努めますよとおっしゃっている。ほかにもたくさん減税の要素を盛られておる。概算一兆円近くあるのかもしれません。そんな全部は無理でしょうけれども。  ただ...全文を見る
○北側委員 主税局長、これは前年度に比べて三%増といったら、何かふえていていいじゃないかというお話のようにおっしゃっているが、そうじゃないんじゃないですか。  これは、本当は平成九年度の八月末の税収としては一一一%にふえていなかったらまずいわけでしょう。平成九年度の予算で計上さ...全文を見る
○北側委員 三%じゃなくて、差は八%ですね。  それで、今おっしゃったけれども、源泉所得税だけ比べても、八月末で一・三%ことしの方が進捗割合が少ないわけですよ。法人税を比べたら、二・一%も進捗割合が、今年度は税収が悪くなつているということでございまして、私が申し上げたいのは、大...全文を見る
○北側委員 一つ一つ全部私、反論できますけれこも、例えばこの長期債務。運輸大臣、済みません、もうしばらくお願いします。国鉄長期債務とか林野特会とか、この長期債務の処理で必要な財源を求める。新たに何か増税の財源を求めるなら加ですよ。そうでなくて、ほかの財源、例えば道路の財源を持って...全文を見る
○北側委員 何度も申し上げますように、これは数千億とかそんな単位の話じゃございません。既に来年度の一般歳出はこの法案の方針に従って量的縮減をされ、抑制をされている概算要求であることは、大臣冒頭におっしゃった話なんです。よろしいですか。この法案に基づいて量的縮減、抑制をしているとい...全文を見る
○北側委員 大臣、今の御答弁は、国鉄長期債務の処理についてはこういう国債費の計上というのはあり得ないということをおっしゃったのですけれども、それでよろしいですか。もう一回確認しておきます。
○北側委員 運輸大臣、それでよろしいんですね。
○北側委員 赤字国債で賄うなんて私は言っていないわけで、要するに国債費としても計上するということはあり得ないとおっしゃったんでしょう、大臣は。それでいいんですね。大臣、答えてください。
○北側委員 大蔵大臣、今も運輸大臣がおっしゃったけれども、これは新たに公債を発行してやるんじゃないんですよ。新たに公債を発行してやるんじゃなくて、借金を国債費の項目に入れていきますよという話を運輸省も農水もしているわけです。新たに公債を発行すると言っているんじゃないんですよ。国債...全文を見る
○北側委員 よくわかりました。だから、今のお答えは、国債費として計上は国鉄長期債務も国有林野特会累積債務もだめですよというふうに今大蔵大臣言明されましたので、これはもうこの後、十二月になるとすぐわかりますからね。  それで、大蔵大臣、先ほども申し上げましたが、例えばこの長期債務...全文を見る
○北側委員 だから私が申し上げているのは、そもそもこの法案の、財政赤字三%、十五年度、来年度の量的縮減目標を決めました、そのとおり概算要求しました、それでも要調整額これだけありますよと、ここをちゃんと、この時点で具体的に幾ら幾らとまで言ってくれとは言っていません。どの項目か、また...全文を見る
○北側委員 要するに、もう今のお答えでもわかるとおり、非常にこの法案の骨格になる部分が不明確なんですよ。この法案の骨格というのは二〇〇三年に財政赤字を三%にするということ、そのために、このようなシミュレーションを描かれた要調整額があります。要調整額について、この法案にあるような量...全文を見る
○北側委員 同僚議員に質問を譲りますが、ともかく、この法案をやっている限りは、さらに一般歳出を削らないといけないという要素が出てきます。公共投資を削らないといけないという要素がさらに出てきます。そして一方では、この経済情勢で、土地の流動化を進めるためにもさまざまな土地税制の緩和を...全文を見る
10月31日第141回国会 衆議院 財政構造改革の推進等に関する特別委員会 第12号
議事録を見る
○北側委員 新進党の北側一雄でございます。  総理、あしたからロシアにいらっしゃるんですね。お疲れとは思いますが、よろしくお願いいたします。大蔵大臣とはきのうまで再三やってまいりましたので、きょうはぜひ総理と討論をさせていただきたいと思っております。  今、鈴木委員からもござ...全文を見る
○北側委員 物にはやはり順序というか、その順序が非常に大事なような気がするのですね。  構造改革、規制緩和、これをどんどん先行させる。私はこれはもう大賛成です。しかし一方で、本法案のような、今の経済情勢で財政出動の手足を縛ってしまうような法案をこの時期、このタイミングで出してし...全文を見る
○北側委員 それでは、私のこの質問を、少し観点を変えて質問させていただきたいと思います。  この委員会の前半の総括質疑で、我が党の西川委員が総理と議論をさせていただいたわけでございますが、このときの総理の御答弁の中に、こういうくだりがあります。  これは、政治責任の問題と絡め...全文を見る
○北側委員 西川さんがいらっしゃいますけれども、質問の部分はちょっと長いのですが、「この法律というものに違反した場合、」「政治責任だけが発生するのでしょうか。そして、もしそうだとするならば、その発生した政治責任というのはどういうことなのでしょうか。」という質問に対するお答えなんで...全文を見る
○北側委員 今の総理の御答弁は、非常に大事な御答弁だと私は思います。  今の経済というのは本当にグローバル化されておりまして、この間の株価の連鎖反応じゃございませんけれども、すべて日本だけの要因じゃなくて、プラスアルファで、国外による要因によって日本の経済というのは大きく変動す...全文を見る
○北側委員 総理の御答弁はよく私は理解しましたが、ただ、今の御答弁は、やはりそういう経済の急激な変化の中でこの法律の改正の必要性が出てくる場合を全く否定するわけにはいかないよという御答弁であったことを確認させていただきました。  そこで、ちょっと次の質問をさせていただきますが、...全文を見る
○北側委員 ちょっと念のためにお聞きしますが、来年度から平成十五年度までの六年間、現在の制度を前提にして、この国民負担率、財政赤字を含めた国民負担率がどのように推移するか。数字だけで結構です、これは事務当局で結構ですから、お答えください。
○北側委員 一・七五の場合はどうなんですか。
○北側委員 私は、この財政赤字も含めた国民負担率、これが「百分の五十を上回らないように抑制すること。」こちらが本当は非常に大事な目標なんじゃないのかな、むしろこの四条の当面の目標というのはそのための手段じゃないのかなというふうに思っております。だから、この数字が本当に守られるのか...全文を見る
○北側委員 本当は、時間があったらこの問題をもっとやりたいのですが、厚生大臣、これは大変ですよ。まだ削るという話になるかもしれないわけでして、これは本当に大変だと思います。また、公共投資をこれ以上削って本当に経済は大丈夫なのか、私、自民党の先生方も率直にそう思われているんじゃない...全文を見る
○北側委員 増税というのはないんだというお話を今得ましたので、それじゃ最後に、ちょっと話は変わりますが、冒頭の話になりますが、明日からロシアにいらっしゃいます。エリツィン大統領と、非公式でございますが、首脳会談をなされると聞いております。  これ、もう私、サウナに入って裸のつき...全文を見る
○北側委員 以上で終わります。
11月06日第141回国会 衆議院 本会議 第9号
議事録を見る
○北側一雄君 私は、新進党を代表し、ただいま議題となりました政府提出の両案に反対し、民主党提出の修正案に賛成する立場から討論を行います。(拍手)  当面する景気の情勢は、ますます深刻化しております。我々新進党は、政府に対し、ここ数年来、内需拡大の経済政策へと大きく踏み出すことを...全文を見る
11月26日第141回国会 衆議院 大蔵委員会 第6号
議事録を見る
○北側委員 新進党の北側一雄でございます。  まず最初に、法案に関連する質疑を少しさせていただきたいと思っておりますが、今回の法案は、ことしの春からの一連の証券不祥事を受けて、罰則の強化をしようという法案でございます。この罰則強化自体は、私は、こうした不祥事を受けてのことでござ...全文を見る
○北側委員 九一年の証券不祥事の後も、私もあのときの特別委員会のメンバーでしたからよく覚えているのですけれども、あの後も同じ議論をされているのですね。罰則の新設、強化、それから各証券会社の社内管理体制の強化、そして検査体制を充実していく、同じことを今回もまたうたわれておるわけです...全文を見る
○北側委員 私は、一つは、検査体制を本当に強化をしていくということですね。これは大蔵大臣、ぜひ具体的に考えてください。  それともう一つは、今証券局長がおっしゃいましたけれども、厳しい行政処分なり、また司法の処分なり、これを徹底してやっていく。また、ある意味では、これは一罰百戒...全文を見る
○北側委員 済みません、私先ほど、行政処分の勧告についてどうするのかということですね。
○北側委員 その問題につきましては、関心を持ちまして、また後日にお聞かせ願いたいと思います。  そこで、違う質問に入らせていただきますが、まず、ちょっときょうはこのことだけは言っておかないといけないと思っていることがございます。  大蔵大臣、きょうの新聞報道を見ますと、預金保...全文を見る
○北側委員 この大蔵委員会に付託されています預金保険法の改正法案でございますが、この内容について議論するのはやめます。  やめますが、要するにこういうことなのですよ。今度の国会で提案されている預金保険法の改正では、今の金融情勢、金融不安、これにはとても対応できないという話なので...全文を見る
○北側委員 証券局長でも監視委員会でも結構ですが、また、もちろん大蔵大臣でも結構なんですけれども、これこそすぐに調べるべきだと私は思うんですね。十月六日に簿外債務の存在を山一が富士銀行に言っておると富士銀行の役員が言っておるわけですよ。大蔵省への報告があったのは、きのうの御答弁で...全文を見る
○北側委員 これは極めて大事な話でして、十月六日に山一が富士銀行に簿外債務の存在、約二千六百億円の簿外債務があるというふうに報告をした事実があるのかどうか、これはきちんと確認をとってください。確認をとって、この大蔵委員会、ずっとこれからも開かれますので、これはぜひ御報告をしていた...全文を見る
○北側委員 だって、特別検査に入ったのは、山一に入っているんでしょな。富士銀行に確認するのはすぐできるじゃないですか、富士銀行の役員自体が言っているんだから。呼び出して、そういうことは事実なのか、どのような具体的な事実がその当時、十月六日に山一から言われたのか、山一のだれが言った...全文を見る
○北側委員 それは違いますよ。簿外債務二千六百億ですよ。この事実が山一の本人から富士銀行に十月六日に言われた。これが事実だとしたら、この後、この十月六日以降もさまざま取引されているわけでしょう。極めて重要な事実が、ある人には伝えられて、ほかの関係者には伝えられていないという話でし...全文を見る
○北側委員 これは、今の趣旨で委員長に改めて当委員会に提出されるように要求をいたします。
○北側委員 それで、十一月の十七日に山一から当局への報告があったという話でございますが、その以前には、大蔵省当局のだれであれ、こうした報告は山一からなかったんですか、確認をしておきます。
○北側委員 もう一遍、きちんと確認しますよ。  十一月十七日に初めて証券監視委員会に報告があった、それ以前には証券監視委員会にも、またほかの大蔵省当局のだれにもこの報告はなかったんだ、簿外債務の存在についての報告はなかったんだということでよろしいんですか。
○北側委員 大蔵大臣、この件は本当に極めて深刻な問題で、事実解明をしっかりしないといけないと思うのですけれども、まさかそんなことは私はないと思うのですけれども、今回、山一でこの飛ばしの話があります。ほかの証券会社にないのかどうか、こうした簿外債務、飛ばし。今ですよ。あの総会屋の利...全文を見る
○北側委員 この山一証券の経営破綻の処理の問題は処理の問題で大事な問題があるのですが、この簿外債務の問題につきましては、極めて遺憾な話でございます。  そこで、我が大蔵委員会としても、この件はこれからもしっかり事実解明する必要がある。今後の金融・証券等の政策をどうするかというこ...全文を見る
○北側委員 この簿外債務問題もほかにもたくさん質問したいことがあったのですが、それはまた後日にさせていただいて、ちょっと日銀総裁にお聞きをいたしたいと思うわけでございますが、今回、この山一証券、そして北海道拓殖銀行、巨額の特別融資が続いております。きのう聞いたのでは、何か拓銀の方...全文を見る
○北側委員 きのう総裁もおっしゃっていましたけれども、特融には四つの要件がある。この四番目の要件の、日銀自身の財務の健全性維持に配慮すること、こうしたことから考えるならば、今のこの証券会社の破綻に対する体制の整備状況を考えると、日銀が特別融資をする以上、それはその経営破綻した証券...全文を見る
○北側委員 その債務超過かどうか、資産超過かどうかということは、今検査に入って調べている最中で、これは実際やってみないとわからないわけでございますね。恐らく総裁のきのうの答弁なんか聞いていますと、今回の日銀特融の発動に当たって、政府の方から、寄託証券基金の法制化だとか、基金の財務...全文を見る
○北側委員 特融の問題は、これは大事な問題でございます。また次の機会にさせていただきまして、きょうの質疑はこれで終わりたいと思います。ありがとうございました。
12月04日第141回国会 衆議院 大蔵委員会 第10号
議事録を見る
○北側委員 新進党の北側一雄でございます。総理、三十分でございますが、よろしくお願いをいたします。  まず最初に総理にお伺いしたいわけでございますが、平成七年十二月二十二日の金制調の答申「金融システム安定化のための諸施策」、この中に、今後の金融行政のあり方、また金融機関の破綻処...全文を見る
○北側委員 今の総理の御答弁を確認させていただいた上で、この法案について質疑をさせていただきますが、私はよくわからないのです。  この預金保険法、今審議されております預金保険法の改正法案は、今申し上げた、今後金融行政というのは透明化、透明性の高いものにしていかなければいけない、...全文を見る
○北側委員 今総理はモラルハザードの問題だとか、それから破綻金融機関が法的に消滅云々とおっしゃった。これはまた後で私反論しますけれども、ここで言っている特定合併の要件、「破綻金融機関が業務を行っている地域又は分野における資金の円滑な需給及び利用者の利便に大きな支障が生ずるおそれが...全文を見る
○北側委員 こう聞きましょう。先ほど総理も、例えば破綻金融機関AとBがありました、このAとBが当局のあっせんによって合併いたします、こういう話なんですね。その合併したところに支援をしましょう、不良債権は預金保険機構が買い取りますよと。このAという銀行、Bという破綻銀行、二つとも破...全文を見る
○北側委員 時価が違ってそこの負担があるのは当たり前の話です、そんなのは。私が言っているのは、株主としての地位は新設のこの会社、C銀行にも移るでしょうと言っているんです。  普通の金融機関の破綻でしたら、株主は、この株券はもう紙になるんですよ、紙くずに。ところが今度は健全な金融...全文を見る
○北側委員 総理、今大事なお話をされましたよ。善意の取引先ということでしょう。善意の借り手でしょう、善意の借り手。そこは私も考えているんです。だけれども、それを言い出したら、破綻金融機関の善意の借り手を守らなければいけないなんというふうに言い出したら、そうしたらもうすべて保護をし...全文を見る
○北側委員 預金保険料、つい去年上げたばかりなのにまた上げるのですかという話なんですね。そんなことをしてしまったら、預金者の利息にもひいてはきっと影響してくるでしょう。結局、強い金融機関をつくらなければいけないときに、世界に通用する金融機関をつくらなければいけないときに、また地域...全文を見る
○北側委員 事実そのとおりであったということですね、証券局長。
○北側委員 当局も確認されたわけでございます。  総理、山一はもちろん問題があるのですが、富士銀行は、十月の六日に、二千六百億円の簿外債務があることを山一の役員から直接聞かされたわけです。これは、その山一という会社にとって極めて重要な事実を当事者から聞いたわけですね。私は、富士...全文を見る
○北側委員 ありがとうございました。  まだたくさん質問したいことがございますので、さらに質疑を続行されますことを強く望みまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。
12月09日第141回国会 衆議院 予算委員会 第10号
議事録を見る
○北側委員 新進党の北側一雄でございます。  きょうは御苦労さまでございます。  参議院の方でも質疑がなされておりますので、私もできるだけ具体的な事実関係をお聞きしたいと思っておりますので、ぜひとも率直にお答えを願いたいと思います。  それで、まずお聞きをしたいことは、九一...全文を見る
○北側委員 証券不祥事が明らかとなって、損失補てん等の事件が明らかとなって、その後に大蔵省が検査に入ったということはなかったですか。ないわけないでしょう。
○北側委員 八九年の末に営業特金、先ほども話が出ておりました営業特金が禁止をされました。営業特金が通達で禁止をされました。当時、山一の場合は、営業特金による預かり金、取引先からの預かり金というのはどの程度あったのですか。
○北側委員 私も二兆円だというふうに聞いておるんですね、約二兆円。  それで、九一年、損失補てんで、証券不祥事で大きな社会的問題になりました。この九一年の暮れころですか、九一年の証券不祥事のころ、このころは、この約二兆円の営業特金としてお預かりをしているお金、これはどの程度運用...全文を見る
○北側委員 参考人、結局、こういう飛ばしをしなければいけなかった。飛ばしをすることによって損失補てんを徐々にしていった。これは、営業特金というものが八九年末に禁止された、そしてこの営業特金について解消していかないといけない、ところが、一方は株価が下がってくる、そういう中で、飛ばし...全文を見る
○北側委員 参考人、結局、この九一年の証券不祥事の後、大蔵省から検査が入って、大蔵省は、営業特金の運用による損失というのが全体像として山一でどの程度あるのか、どういう件数があるのか、どの程度あるのか、これは当然大蔵省としては掌握をしているはずなんですよ。この営業特金による運用で損...全文を見る
○北側委員 時間がないので次の質問に移りますが、それでは、このペーパーカンパニー、簿外債務を処理するためにペーパーカンパニーを設立したのは平成三年の十月ごろ、これに間違いないですか。
○北側委員 結局、国内での簿外債務処理の問題でございますが、この簿外債務で処理をするとの判断というのは、要するに、表に出さないで簿外で債務処理をするという判断はだれがしたのか。当時の役員でだれがその判断に関与をしたのか、それを明確におっしゃってください。
○北側委員 簿外で処理するというものは、これは法律違反でしょう。法律違反ですよね。その法律違反の行為をしようというふうに判断をしたとき、当然参考人はそのお一人であると思いますけれども、それ以外にどなたがいらっしゃったのか、だれとだれとはこの判断に関与しておったということをお聞きし...全文を見る
○北側委員 これは、飛ばしでA、B、C、D、Eと行ったものを最終的に山一のものとして引き取らざるを得なかった。参議院の方では、つまり一種の借金の形になっておりましたというふうにおっしゃっているのですね。これを時価よりも高い額で山一側が引き取っておるわけでございますが、これは要する...全文を見る
○北側委員 どういうことですって。明確に言ってください。
○北側委員 その際、額面約二千億の引き取りをしたということですか。相手先の取引先、何社ぐらいあるのかわかりますか。大体で結構です。
○北側委員 約十社で額面二千億、その十社の名前をおっしゃってください。
○北側委員 参考人、九一年の証券不祥事のときは、損失補てんの相手先は全部出たのですよ、公開されたのですよ。だから、別に、その当時にやっている話ですから、明らかにしても問題ないでしょう。どうぞ十社、名前出してください。
○北側委員 いいとか悪いとかいう話をしているわけではなくて、事実関係を明らかにしたいと思っているわけなんですね。あの当時も、損失補てんを受けた企業名は、すべての証券会社、明らかになったわけなんですよ、ある一定金額以上は。ですから、今ここで明らかにしても、何ら私は問題ないと思います...全文を見る
○北側委員 これは委員会として、ぜひ参考人もしくは山一証券に対して、この会社名を明らかにするよう要求をしていただきたいと思います。委員長の御判断をお願いします。
○北側委員 それで、参考人は、この損失について、国内の簿外債務処理の損失について、一千億あるいは五百億とか、非常にあいまいなお話を、一千億と五百億ではえらい違うのですけれども、これは参考人、参議院での質疑から少したちましたのでまたお調べになったと思いますけれども、額面約二千億、こ...全文を見る
○北側委員 これは、国内での簿外債務処理、五社のペーパーカンパニーで一千五百八十三億ですか、現在なっておるということですね。一千五百八十三億の簿外債務処理、このペーパーカンパニー五社を通じてやっておる。五百億から一千億というと、この一千五百八十三億と大分数字が違うわけでございます...全文を見る
○北側委員 参考人は、ついこの間まで代表取締役会長でおられたわけです。本当にこの十年間ぐらい、社長ないし会長として山一のリーダーであったわけで、今のようなお答えというのは非常に不誠実なお答えだと私は言わざるを得ないと思います。  海外での現地法人を利用しての簿外債務処理の問題で...全文を見る
○北側委員 ですから、山一本体の為替損等の運用の失敗ですね。損失を海外の山一オーストラリアという現地法人を使って簿外債務処理していくというふうにしてもいいという判断は、やはり参考人がなされたということですか。
○北側委員 じゃ、どなたが判断をしたのでしょうか。
○北側委員 いや、よくわからないですね。  そうしたら、オーストラリア山一以外にも、簿外債務の処理に使っている海外の現地法人はほかにもあるのではないんですか。これだけですか。
○北側委員 平成三年の暮れに、国内の方の場合でいいです、簿外債務処理を、五つの孫会社、ペーパーカンパニーを使って簿外処理をしたわけですね。当時は、もしかしたらまた株が上がるかもしれないな、債券が上がるかもしれないな、そうしたら、収益が出たら補てんをしていこうというふうに多分お考え...全文を見る
○北側委員 では、参考人、これはもう厳しいな と思った時点で、当然当局にきちんと事実を報告するのは当たり前の話でして、一部の人間はその事実を知っているわけなんですから、それをすぐに当局にきちんと報告するのは、私は、そういう証券会社のリーダーとして当然の義務であると思うんですね。...全文を見る
○北側委員 では最後に、総会屋の利益供与事件について少しお聞きいたしますが、小池隆一被告は御存じでしたか。三十万株も山一証券の株を保有しているわけですから、当時の社長のあなたが知らないというのは考えられません。当然、小池隆一被告というのは御存じだったと思いますし、面識があったと思...全文を見る
○北側委員 利益供与を会社がしていたということもお知りにならなかったとおっしゃるわけですか。
○北側委員 最後に、もう一度簿外債務処理の問題についてお聞きしますが、この簿外債務処理の全容について知らなくても、国内分も国外分も含めて、社内でかかわっていた部局というのがあるはずです。でなきゃできませんから、処理が。このような簿外債務の処理についてかかわっていた社内の部局はどこ...全文を見る
○北側委員 九一年、平成三年当時、参議院でもおっしゃっているんですけれども、不良資産を出してしまうと会社が存続し得ないというふうにおっしゃっています。そのように判断した理由は一体何だったんですか。
○北側委員 今回の山一の破綻の問題は、山一の破綻そのものについて私たちがどうこうというふうに言っているわけじゃございません。それよりも、一つは、この飛ばしも含めた、飛ばしによる巨額の簿外債務処理をしていたという事実、そしてまた総会屋に巨額の利益供与をしていた、こういう不正に対して...全文を見る