北側一雄

きたがわかずお

小選挙区(大阪府第十六区)選出
公明党
当選回数10回

北側一雄の1998年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月21日第142回国会 衆議院 予算委員会 第6号
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○北側委員 平和・改革の北側一雄でございます。  三人の参考人の先生方、大変お忙しい中、きょうは貴重な御意見を賜りまして、ありがとうございました。  早速質問をさせていただきます。今、原口委員からも御質問ございましたが、まず財政再建と景気対策との関係につきまして、私の方からも...全文を見る
○北側委員 ありがとうございました。  もう一点、金融システムの安定の問題で御質問させていただきます。  今一番問題になっておりますのは、この三十兆のうちの十三兆の金融機関の自己資本充実に充てる対策の方が大きな問題になっておるわけでございます。  私どもは、これはどう考えて...全文を見る
○北側委員 ありがとうございました。
01月26日第142回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○北側委員 北側一雄でございます。  時間が余りございませんので、端的に質問に入らせていただきたいと思います。  総理、今この予算委員会では平成九年度の補正予算案が審議されております。一方では、平成十年度の本予算案も既に国会の方に提出をされています。  そういう意味で、平成...全文を見る
○北側委員 総理、タイムスパンが異なるとおっしゃっているのは、私もそのとおりであると。財政再建と景気対策、当面のことと、それから財政再建はとりあえずは二〇〇三年ですか、スパンが違うんだ。それはそうなんですが、ここ、このいっときのことを考えましたら、やはり財政再建ということを言って...全文を見る
○北側委員 私は公共事業費をふやせと申し上げているんじゃないんですよ。平成十年度を前年度よりもふやせと申し上げているんじゃないんです。  現実に、平成十年度予算は七・八%減になっておる。なおかつ、補正予算の方で八千億近い景気対策、公共事業関係費を計上しているわけですよ。平成九年...全文を見る
○北側委員 だから、この公共事業という面で見たら全く整合性がないんですよね。この一月の末、二月、三月、八千億の公共事業の使う枠をふやした、一方で平成十年度は七・八%減だ。平成九年度と十年度比べたら、一兆以上の公共事業費に減がある。こういう施策というのは極めて整合性がない。  さ...全文を見る
○北側委員 大蔵大臣、だから、例えば国民の方が、また投資家の方がどう思うかということで私は言っているんですよ。補正予算で八千億の公共事業を積みましたよ、ところが平成十年度では七・八%減ですよ、九年度全体と比べたら一兆円以上もの公共事業費の差があるわけですよ、これで景気がよくなると...全文を見る
○北側委員 私が申し上げているのは、もう総理はおわかりだと思いますが、景気に配慮という考え方の面において、この補正予算の思想と平成十年度の思想とは全く違う、違う方向に走っているということを具体的な数字として申し上げたわけでございます。  公共事業の内容、構造を改革しなければいけ...全文を見る
○北側委員 このアメリカの要件によれば、二四半期がマイナスの見通しだとか、二四半期が一%以下の実績であった、こういう要件であったら、アメリカの歳出削減法では運用がストップするわけですね。皆さん、どうですか。現時点で、この十—十二月期それから一—三月期、恐らくこの要件に当てはまるん...全文を見る
○北側委員 以上でございます。
01月30日第142回国会 衆議院 予算委員会 第9号
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○北側委員 平和・改革の北側一雄でございます。  時間が余りございませんので、端的にお答えを願いたいと思います。  まず最初に、浜平参考人。  先ほどから具体的な事実関係については何らお答えをされていないのだけれども、黙秘権というのもこれは当然範囲のある話なのです。あなたが...全文を見る
○北側委員 黙秘権を行使される以上は、自分はこういう被疑事実で取り調べを受けているということを、まずおっしゃっていただかないといけないのですね。  今のお話だと証取法違反だということですけれども、そうしたら、その件は、少なくとも新井議員への利益供与、証券取引法の五十条の二の違反...全文を見る
○北側委員 証取法違反といえば、いっぱいあるんですよ、法律は。  証取法の第五十条の二の利益供与、損失補てんの禁止に係る違反で、あなたは事情聴取を受けられているのでしょう。少なくともその範囲ではそういうことでしょう、間違いないでしょう。そのことをまず最初にはっきりおっしゃらない...全文を見る
○北側委員 何の違反の容疑かと聞いているんです。
○北側委員 それの損失補てん、利益供与禁止の規定の違反の疑いでしょう。
○北側委員 捜査の中身、具体的な事実関係を聞いているのではありません。どの法律の違反、どういう違反で調べられているのかということを聞いているのです。それがはっきりしないと、あなたの黙秘権の範囲がはっきりしないのです。
○北側委員 最初からそこをはっきり言ってくださいよ。  今のを確認しますが、新井議員への利益供与の疑いがあるという疑いで、あなたは検察庁から取り調べを受けているということですね。間違いないですね。イエスかノーか。
○北側委員 そういうふうに、はっきり冒頭からおっしゃってください。  それで、金子参考人にお聞きしますが、今問題になっている借名口座の取引、これはいつ開設されていつまで続いたのか、正確におっしゃってください。
○北側委員 この間の取引が、先ほどのお話ですと約百三十回ですね。この中に一任勘定取引の疑いが強い取引がどれぐらいあるのですか。
○北側委員 私が聞いているのは、日興で社内調査をしたとおっしゃるから、先ほどあなたのお話ですと、一日に売り買いがあった、何回、幾らとおっしゃいましたか。十二銘柄の千二百万、これについては一日で売りと買いがあったのでしょう。これは一々指示があったのですか、本人から。どうですか。
○北側委員 例えば、買いの指示を出すでしょう。そのとき証券会社の方では伝票をつけませんか。コンピューターに入力する前に伝票をつくるでしょう。
○北側委員 電話であろうと何であろうと、指示があったときは、だれからの指示かというのがちゃんと伝票に書かれないとおかしいのですよ、時間と。  一日に、当日売買があったのが十二銘柄、一千二百万円強でしょう。少なくとも、これについて逐一指示があったかどうか、伝票を見れば、伝票を書く...全文を見る
○北側委員 伝票というのは、伝票を書く人がいるのですよ。浜平さん一人で今回の借名口座の取引、一切合財全部できないですよ。だれかにやはり指示しているわけですよ。だれかが電話を受けているのでしょう。まさか浜平さんが全部受けているの、これ。そうじゃないでしょう。社内の関係者を調べれば、...全文を見る
○北側委員 だれの指示で取引をしたのか、一任勘定であったかどうかなんということは、そんな複雑な話ではないよ。隣の人に聞けばすぐ済むことよ、すぐわかることよ。また、社内にはこの取引にかかわった人間は必ずいるわけなのです、浜平さんの指示のもとで。支店長の話も聞いたのでしょう、新橋支店...全文を見る
○北側委員 金子さん、あなたは日本の大日興証券の社長なんですよ。あなたのきょうのこの答弁というのは、単に日興の信用を傷つけているだけではなくて、日本の証券業界そのものに対する信頼を裏切っているのですよ。ここは国会だよ、予算委員会です。もっときちんとした誠実な答弁をしていただかない...全文を見る
○北側委員 そうしたら、こう聞きましょう。その十二銘柄、当日で売り買いがあった十二銘柄、その日付を全部おっしゃってください。
○北側委員 その銘柄もおっしゃってください、銘柄と数量と。
○北側委員 銘柄を言ったって別に大丈夫ですよ、銘柄を言ったって。別に本人のプライバシーを侵害するわけじゃないですよ。どうぞ。名前は聞いていないですよ。
○北側委員 私がプライバシーの問題じゃないと言うのは、名義人の名前を聞いていないのだから、名前を聞いていないのだから銘柄、数量を出していいでしょうと言っているのです。だれかわからないのだから。どうですか。
○北側委員 新井氏と日興証券との株取引、新井氏が、新井氏本人もしくは親族名義もしくは関連企業名義で日興証券に口座を置いて株取引をしたことは、かつてありましたか。
○北側委員 あるということですから、いつ。
○北側委員 今の口座は、ともに本人口座、新井議員の本人口座ということですね。
○北側委員 親族名義、もしくは関連企業名義での口座はなかったですか。
○北側委員 それは報告してください。  最初、一億円を預かったというお話でしたね。この資金はだれが持ってきた資金ですか。
○北側委員 だれが持ってきたお金かもわからないんですか。
○北側委員 だから、私が聞いているのは、だれの名義で振り込みがあったかと聞いているのですよ。どこの銀行から、どの名前で振り込まれたのか。
○北側委員 この問題になっている口座が閉鎖されたいきさつは何ですか。
○北側委員 時間が参りましたので、終わります。ありがとうございました。
03月03日第142回国会 衆議院 予算委員会 第17号
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○北側委員 平和・改革の北側一雄でございます。  限られた時間でございますので、早速質問に入らしていただきますが、まず最初にお聞きをしたいテーマは、証券取引における借名口座、仮名口座の問題でございます。  先般の予算委員会の質疑で、証券取引等監視委員会がこの五年間で把握した借...全文を見る
○北側委員 先般も監視委員会の方からこういう御報告があったわけでございますけれども、この五百八十口座でございますが、その背後には、違法行為がある場合が間々あると。これは証取法の損失補てんだけではなくて、インサイダー取引とか相場操縦までこの仮名口座を使われていたということを把握して...全文を見る
○北側委員 ありがとうございます。徹底調査をすると。これは、ぜひ当委員会に御報告をいただけるようお願いをいたします。  そこで、せっかく調査をしていただくという御回答をいただきましたので、もう一つお願いをしたいのですが、国民が今この証券取引の問題、またこういう借名口座、仮名口座...全文を見る
○北側委員 私は、証券局長、そういう法律論の話を今しているのじゃないのです。ここはもう政治論、我々議会人として、こういう問題があった、やはり襟を正す必要がある、国民の疑惑に対してはきちんと答えていく必要がある。そのためには、せっかく今、借名口座、仮名口座については徹底調査するよと...全文を見る
○北側委員 ぜひ前向きに御検討いただきたいと思います。  もう一点、私の提案は、この借名口座、仮名口座の禁止というのは、先ほど大臣おっしゃったように、証券業協会の自主ルールで禁止をされております。本当にこのままでいいのかということなんですね。そういう自主ルールで禁止しても、実態...全文を見る
○北側委員 ただ、これは先ほども申し上げましたように、昭和四十年代から通達で何度も禁止をされて、守られない、また通達を出す、これの繰り返しなんですね。そして、自主ルールができる。でも、実態は何らこの二十年以上全然変わっておらないという現状でございまして、ここは、一たんやはり法令に...全文を見る
○北側委員 大蔵大臣も勉強するというお話でございますし、今総理の方からも、違った観点からの規制も可能だよというお話もございました。ぜひ積極的な御検討をお願いしたいと思います。  そこで、質問を変えますが、財政構造改革法と景気対策との関係につきましてお聞きをいたします。  総理...全文を見る
○北側委員 総理は先般も同じような御答弁をされておられるわけでございますが、財政構造改革法の法の精神からして、毎年毎年財政赤字そのものの縮減に努めていく必要があるのだ、努めていくというお言葉ではございますが、必要があるというふうに御答弁をいただいております。  それを踏まえまし...全文を見る
○北側委員 総理、この三兆九千八百億という計算値が出てくる根拠がこの計算式でございまして、これは、前提としてGDPが成長率一・九%になるという見通しでございます。それが前提の数字でございまして、この一・九%が低くなれば、追加公債発行可能な限度というのはさらに減ってくるわけでござい...全文を見る
○北側委員 私は、財政構造改革法を改正しなければいけない、その限界、場面というのはどういう場面かということをお聞きしておるわけなんですね。  私は、今数字でお示しをしましたように、九年度の財政赤字よりも十年度の財政赤字の方が大きくなっただとか、それから、公債依存度が平成九年度よ...全文を見る
○北側委員 総理、これはこの後もいろいろな質問者の方が質問しますが、朝、朝刊を開きましたら、毎日のように自民党の幹部の方々の、大型補正予算だ、財革法の改正だ、こういう発言がもう毎日毎日じゃないですか。この間も野中幹事長代理が、政策転換は明確にしたんだとか、もう連日連日、かわるがわ...全文を見る
○北側委員 先ほど申し上げましたように、もう連日、与党の最高幹部の方、自民党の最高幹部の方は、かわるがわる、財政出動の必要性、大型補正予算を組むぞ、また財革法の改正の必要性、こうしたことを次から次へアナウンスされております。一方で、連日連日の予算委員会では、今の、総理や大蔵大臣が...全文を見る
○北側委員 以上で終わります。
03月11日第142回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号
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○北側委員 平和・改革の北側一雄でございます。きょうは、三人の公述人の先生方、大変お忙しい中、貴重な御意見を賜りましてありがとうございました。限られた時間でございますので、早速質問に入らせていただきます。  今度のこの予算委員会でいろいろな論点が議論されておるわけでございますが...全文を見る
○北側委員 ありがとうございました。  今、高木先生の方から経済成長率の見通しのお話がございましたが、これからそれを聞こうと思っておったのですね。  今お話がございましたように、平成九年度は、当初一・九%という見通しをしておりました。ところが、これを今ゼロに直したわけでござい...全文を見る
○北側委員 ありがとうございました。
03月18日第142回国会 衆議院 予算委員会 第27号
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○北側委員 平和・改革の北側一雄でございます。  限られた時間でございますので、端的にお答えください。  まず、今の質問の続きを先にさせていただきたいと思うのですが、これまでの証人の御答弁、衆参の大蔵委員会等でもそう、きょうもそうなんですけれども、飛ばしとか現先取引というのは...全文を見る
○北側委員 できるだけ端的にお答えをしていただきたいと思います。  特別な約束をしないで、時価を大きく上回る価格でだれがその株を受けますか。そう考えるのが普通じゃないですか。当時の時価よりも相当高い価格で飛ばすわけでしょう。そういう時価よりも高い価格でだれが取引をするか。これは...全文を見る
○北側委員 証人は裁判官でも何でもないのですね。当時は証券行政の最高責任者、SECのできる前ですから、証券会社を監督する、証券取引を監視する、公正な取引を担保していく、これがあなたの役目じゃないですか。そういうあなたが今のような御答弁というのは、とても私は信じがたいわけでございま...全文を見る
○北側委員 御承知のように、この大和証券の方は、先ほどの質疑でもありましたように、翌年の平成四年三月九日に調停が成立しているのですね。平成四年三月九日に調停が成立して、大和証券が東急百貨店に対して七百二十五億円の支払いをして、調停が成立をしております。その後、同前社長以下役員三名...全文を見る
○北側委員 知らないことはないのですよ。だって、これ、三月九日に調停が成立しているのです、平成四年の。調停を申し立てたのは二月十日です。これをあえて証券事故として扱うために調停を持ち出しているのです。実際上の合意はもうその前にできています。そういう合意をすること自体も当然大蔵省に...全文を見る
○北側委員 私の質問に答えてませんよ。もう一度答えてください、私の質問に。  その当時知っておったのではないかと言っているのです。平成四年の六月ではなくて、同前社長が証人のところに、証人と何度か会ったときにそういう話が当然あったでしょうということを言っているのです。
○北側委員 結局、この大和証券の問題についても、先ほどの山一証券の問題についても、ともに通常の現先取引なんかじゃないのです、通常の飛ばしなんかじゃないのです。飛ばす時点でちゃんと利回りを約束してやる飛ばしなんです。それを東急百貨店は、念書まで持って、当時やっているわけじゃないです...全文を見る
○北側委員 そんなばかな話ないですよ。山一と大和という二大証券が東急百貨店をめぐる飛ばしで、巨額の飛ばしの問題で、何百万とかそんな話じゃないのですよ、これは。片一方は七百億、片一方は三百億、こういう大変な巨額の飛ばしの問題じゃないですか。証券会社のその後の経営にも大きな影響を与え...全文を見る
○北側委員 どこが細かいんでしょうか。どこが細かいんですか。  これは単なる飛ばしではなくて、事前に、飛ばしをそもそもする際に、証券会社の側が東急百貨店に対して一定の利回りを保証する、時価がどうあれですよ、こういう約定を当初からしている話かどうかというのは、証取法に違反するかど...全文を見る
○北側委員 これは省令に違反するかもしれない、飛ばし行為であったかもしれない、今そのようにあなたはおっしゃったんですよ。そうであるんだったら、関心を持つのが当然じゃないですか。私は、当然のこととして、当時の部下の方々が、証人に対して逐一御報告があったことはまず間違いないんだろうと...全文を見る
○北側委員 証人はこれまで、この現先取引の相手方が国内企業に限る必要はないんだ、海外企業でもいいんだ、こういうようなお話をされておられるんですけれども、これも非常に理解しがたい話なんですね。  これは、普通に聞きますと、海外にペーパーカンパニーをつくってそこに移せというふうにお...全文を見る
○北側委員 当時、この山一証券、また大和証券は、東急百貨店のこの飛ばしの処理に絡むことで両方トラブルになっておった。当時証券局長であった証人は、東急百貨店側もしくは東急グループから、飛ばしによる含み益の処理問題で相談とか陳情は受けてませんか。
○北側委員 最後に一問お聞きをいたしますが、飛ばしを、この山一の問題、飛ばしをとめさせて、あなたがですよ、とめさせて、東急百貨店に対する大和証券のように、損失を表面化させるべきではなかったかと思うんです。そのようにあなたは指導すべきであったというふうに私は思うわけですが、私は、そ...全文を見る
○北側委員 以上、終わります。
03月20日第142回国会 衆議院 予算委員会 第29号
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○北側委員 私は、平和・改革を代表して、平成十年度総予算につき撤回のうえ編成替えを求めるの動議につき、趣旨の弁明をいたします。  昨年の九兆円の国民負担増に象徴されるデフレ予算以降、橋本内閣による経済失政によって、日本経済は完全に冷え切り、平成九年度は二十三年ぶりのマイナス成長...全文を見る
03月30日第142回国会 衆議院 予算委員会 第30号
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○北側委員 平和・改革の北側一雄でございます。  まず最初に、現在の経済情勢の認識についてお聞きをしたいというふうに思っております。  御承知のように、先般発表されました九七年十月から十二月期、第三・四半期の実質経済成長率は、年率にしますとマイナス〇・七%ということが三月十三...全文を見る
○北側委員 ちょっと今の経企庁長官、最後のお話がよくわからないのですが、先般自民党の景気対策が出されましたが、それを前提として一・九とおっしゃっているのじゃないでしょう。そもそもこの本予算案の前提として、平成十年度は実質経済成長率一・九というふうに見られているわけでしょう。
○北側委員 それではこれまでの長官の御答弁とちょっと違いますよ。  これまでは、この本予算案を早く通してもらいたい、そうすれば一・九できるんだ、こういう御答弁をずっとされておられたわけでございます。今の話は、あれですか、こう言いかえましょう、この平成十年度の本予算案だけでは一・...全文を見る
○北側委員 では、もう一遍聞きますよ。長官、この平成十年度の本予算案に、さまざまなメニューが入っておりますね。こうしたさまざまなメニュー、平成十年度本予算案が通り、執行されれば、現時点でも、この平成十年度の経済成長率一・九%達成は当然可能である、そのように認識をされておられるんで...全文を見る
○北側委員 私も、先般の我が会派の斉藤委員また上田委員の質疑を、もう一遍議事録を読ませていただきました。なぜこの十年度一・九なのかという根拠としておっしゃっているのを見ますと、要するに、この平成十年度は、民間消費支出が二・五いくだろう、そして民間企業設備は三・五いくだろう、こうい...全文を見る
○北側委員 また長官、変なことを言いましたよ。自民党のこの景気対策を実施することによって、自民党の景気対策を踏まえて政府で経済対策をつくられて、それを実施することによって一・九が達成可能だというふうにおっしゃっているのですか。
○北側委員 私、そんなこと聞いてないですよ。長官、そんなこと私聞いてないのですよ。この一月から始まった予算委員会で、経企庁長官はここで何度も答弁をなされておられた。その内容は、この本予算案が通るならば一・九は可能ですよとおっしゃっておられたわけですよ。  もう一度聞きますよ。こ...全文を見る
○北側委員 もう一回聞きます。  これまで既に政府から発表されている、本予算案も含めて、この経済対策で一・九が平成十年度可能だという認識を持たれているのかどうか。特に設備投資について、平成十年度、三・五なんてばかげた数字を今でもそのように認識されておられるのかどうか、ここをイエ...全文を見る
○北側委員 私の質問に答えてないのです。経済は生き物だから適時適切な対策をとる、当たり前の話です、こんなことは。私が聞いているのは、現時点で、この数カ月間ずっと経企庁長官とのやりとりで、野党の予算委員のメンバー、この繰り返しですけれども、現時点での経済対策で一・九とか三・五という...全文を見る
○北側委員 総理、私はこういう御答弁だったら、一体本当にこの予算委員会の審議とは何なのだろうとか、経済企画庁というのは一体何のためにあるのだろうとか思わざるを得ないのですよ。だって、客観状況の、この数々の経済指標をもとにして私は質問しているわけです。単に私の勘だけで質問しているわ...全文を見る
○北側委員 恐らくきょうから何か経企庁長官の答弁が大分変わっていますから、これは、だから結局、一・九はこの本予算案では無理だということを今からおっしゃっておられるようでございますね。だから、自民党の景気対策云々ということをおっしゃって、要するに、次の大型補正で何とか一・九頑張るん...全文を見る
○北側委員 私から申し上げますと、何で暫定予算を組まざるを得なかったかといったら、平成九年度の補正予算を組まざるを得なかったからなんですよ。平成九年度の補正の中で、金融二法そして特別減税、こうした審議をしなきゃいけなかったから、異例の審議を通常国会冒頭にしないといけなかったから暫...全文を見る
○北側委員 総理、今お話が出ました財革法の改正問題でございますが、最近、新聞等をにぎわしておるようでございます。この財革法の改正問題、私ども改めて総理に申し上げますが、きょう、ずっと衆議院法制局との間で内容を詰めておりまして、きょう午後にでもその内容、骨格を、詰まっておりますので...全文を見る
○北側委員 終わります。
04月13日第142回国会 衆議院 予算委員会 第31号
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○北側委員 平和・改革の北側一雄でございます。  まず最初に、午前中の質疑に関連しまして、総理にお聞きをしたいわけでございますが、午前中、財政構造改革の基本とか骨格ということで、かなり議論をされておりました。  この財政構造改革の基本とか骨格というふうに言った場合に、総理はな...全文を見る
○北側委員 この議論をするとまた午前中みたいに長くなってしまいますので、やめておきます。  それでは、ちょっとパネルを。きょう、皆様のお手元の方にも二枚の資料をお配りいたしました。一枚目が、平成八年度、九年度の四半期別の実質GDPの伸び率でございます。これは対前年同期比でござい...全文を見る
○北側委員 今長官のおっしゃった理由というのは、全然理由になっておらないです。十年度予算の成立がおくれたといっても、四月八日じゃないですか。八日間でそんなに違うんですか。そんなわけないでしょう。貸し渋りなんというのは昔からあったんですよ。去年の秋からあったわけですよ。規制緩和の効...全文を見る
○北側委員 今のお話では、ことしの相当早い時期から、これはいかぬという認識を持たれ始めたという御答弁でございました。  であるならば、私は、これから一つ一つ議論をさせていただきますが、なぜもっと早く政策転換をされなかったのか、予算の思い切った修正をされなかったのかというふうに思...全文を見る
○北側委員 総理、消費税率をあの時点で二%引き上げた影響というのは、それはもう下半期も含めて大きな影響が残っておるという認識をお持ちじゃないのでしょうか。それはもう解消されておるというふうにお思いなんでしょうか。
○北側委員 いずれにしましても、第二・四半期といったって、七—九といったって、前期比は〇・八プラスでございます。落ちたものの〇・八なんですね。だから、本当にわずか七—九で伸びただけでございまして、そのことも、また特に強調されるようなものではないと思いますよ。  次に、金融システ...全文を見る
○北側委員 三点目に、財政構造改革法の問題でございます。  この法律は、十一月二十八日に参議院を通りまして、十二月五日に施行されています。ところが、先ほどの図表のとおり、この財政構造改革法を審議しているときというのは昨年の十—十二月期でございますので、マイナス成長のときです。大...全文を見る
○北側委員 今、平成九年のデフレ予算の話をしました。金融安定化の話をしました。財政構造改革法の話をしました。私から言わせれば、これは全部誤った政策であったというふうに言わざるを得ないと思いますし、総理も、一部それについては認めていらっしゃるというふうに思います。  四点目に、私...全文を見る
○北側委員 総理、暫定予算の話をおっしゃるけれども、本予算の審議というのは、通常でも三月のいっぱいまでかかるわけでしょう。そうしたら、総理は、少なくとも十二月の中旬の時点では、やはり景気状況厳しいよ、そういう認識を明確に持たれて、二兆円の特別減税を含めた補正予算をやるぞ、このよう...全文を見る
○北側委員 私、今、五点ほど総理のこの一年余りの間の経済政策、経済運営について、これは誤っていたのではないか、これは時期がおくれてしまったのではないか、政策転換をそのときにすべきじゃなかったのかという話をさせてもらいました。  ちょっと二枚目のパネルを出していただけますか。皆様...全文を見る
○北側委員 日々責任が重いのじゃなくて、これまでとられた経済政策について、失敗だったのじゃないかと私申し上げているのです。政策転換が遅かったのじゃないかというふうに申し上げているわけでございます。  大変残念でございますけれども、私は、総理には経済政策の失敗者というイメージがも...全文を見る
○北側委員 それでは、ちょっと別の質問をさせていただきたいと思いますが、特別減税の問題でございます。  この特別減税というのが、どれだけ景気浮揚効果があるのか。九八年に特別減税を二兆円追加するというお話でございます。ところが、現に九年度補正で二兆円の特別減税を実施しましたが、き...全文を見る
○北側委員 定量以下の答弁は結構でございます。  それで、この特別減税の景気浮揚効果というのが、私はかなり限られているのではないかというふうに思っているのです。というのは、既に実施されている特別減税で、課税最低限が上がっております。さらに二兆円の追加特別減税をやっても、その恩恵...全文を見る
○北側委員 総理、六千六百万人程度の就業者総数がいらっしゃって、そのうちの二割強というお答えでして、一千三百万から一千四百万ぐらいの方々が所得があっても所得税は課税されていないという状況で、こういう中で二兆円の追加特別減税をやっても、この方々には何ら恩恵がないわけなのですね。一方...全文を見る
○北側委員 厚生大臣、一点お聞きします。  景気対策ということで公共事業が大きく上積みされまして、社会保障予算がこのように実質削減されたままでいいのか。特に、難病患者の自己負担増とか児童扶養手当の所得制限の引き下げ等、社会的弱者と呼ばれている方々の予算が切り詰められております。...全文を見る
○北側委員 時間が参りましたので、終わりたいと思います。  文部大臣、環境庁長官、建設大臣、済みません、本当に。申しわけございません。また改めて質問をさせていただきます。  以上で終わります。
08月19日第143回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○北側委員 平和・改革の北側一雄でございます。  今、大手銀行の破綻処理の問題が議論に出ておりましたので、便宜上、私もこの質問からさせていただきたいと思います。  まず最初に、日銀総裁にお聞きをしたいと思うわけでございますが、先般のこの予算委員会で、総裁の方からこのようなお話...全文を見る
○北側委員 私が聞いておりますのは、そういうリストラの実施だとかマーケットベースでの合併、子会社化、営業譲渡等、もちろんそういう努力は当然やった上で、それでも経営危機がかなり厳しい、また相手先がなかなか見つからない、これ以上放置できないというふうな場合を、これは私はあくまで一般論...全文を見る
○北側委員 総裁の今のお話は、合併等のマーケットベースでの処理の仕方をしっかり、日銀、また政府も支援を全面的にしていくよというお話がありました。  先ほどから申し上げておりますのは、そういうマーケットベースで処理がなかなか困難な場合に、じゃ、どうするんだ、そこは最後は清算しかな...全文を見る
○北側委員 私の質問に直接お答えいただいていない部分があるのですが、この日銀法三十八条一項の発動ということも、最終場面では、危機管理の最終の一つとしてあると考えてよろしいわけですね。
○北側委員 それでは、別の質問に移らせていただきます。  きょうも午前中出ておりましたが、経企庁長官、九八年度の経済成長の見通しの問題でございます。  この経済成長の見通しはことしの一月に出したものでございますから、大分前ではあると思うのですが、改めてこの内容を、私全文を読ん...全文を見る
○北側委員 いずれ時期を見てなんという、そういうらしくないお言葉をおっしゃるのではなくて、これはもう政府の公の文書なわけですね。政府の公の文書がここまで実態と乖離があるわけですから、これをいつまでも放置をしておくのは、私は、政府に対する信頼を失うことになりかねないと思うんです。 ...全文を見る
○北側委員 長官、慎重にやられるのは結構だけれども、来年度になってから発表しても全然意味がないわけですからね。  だから、今のお話だと四―六の数字が出てから作業に取りかかるというんじゃなくて、もう今から作業をやればいいじゃないですか。経企庁は毎月毎月ウオッチングしているわけでし...全文を見る
○北側委員 これ以上するのはやめておきます。  次に、減税問題、税制改革問題についてお聞きをいたしたいと思います。  総理は、所信表明演説でも、所得課税については四兆円を目途とする減税、それから法人課税については、全体で六兆を相当程度上回るというお話をされていますので、二兆超...全文を見る
○北側委員 それで、法人課税についても、よく総理もおっしゃっていますが、国際標準、グローバルスタンダードに合わせていくんだというお話をされています。  ただ、ことしの初めにやった減税で、法人税の方は、国税ベースではアメリカよりも若干低く税率としてはなっているんですね。そういう意...全文を見る
○北側委員 今の答弁にもあるとおり、国税の方の法人税の方はアメリカよりも低くなっているのですね、この前の改正で。国際標準になっているのですよね。じゃ、どこを減税するのかという話なのですが、じゃ、どこを減税するのだ。総理、いかがですか。
○北側委員 だから、ちょっとその中身をもう少しお聞きしているのです。  自治大臣、いらっしゃいますか。自治大臣、今の大蔵大臣の御答弁だと、法人事業税をやるのはまず前提の話として、法人事業税にプラス国税としての法人税の減税をどう考えるかというふうなお話に私は聞こえたのですが、それ...全文を見る
○北側委員 事務方で結構でございますので、今現行一一%ですね、事業税の方は。この一一%というのは税額で幾らになりますか。結論だけで結構ですよ。
○北側委員 五兆円でございまして、全体としてそんなに大きくないわけですね。そのうちの二兆超の規模、これが幾らになるのかわかりませんけれども、そのうちの一兆でも五分の一、二兆だと五分の二ということでございまして、これは地方にとって大変な財源でございます。  これがどういう形で処理...全文を見る
○北側委員 恐らく地方交付税で手当てをされていかれるというお話になるのでしょう、最終は。しかし、それが果たして地方分権という趣旨からいっていいのかという問題だと思うのですね。やはり抜本的な税制改革、これは単に国税だけの話ではなくて、国、地方を含めまして、地方の独自財源をどう確保し...全文を見る
○北側委員 税率構造は変わらないと。  今、国税、所得税の方が五段階、住民税の方が三段階、合計八段階あります。この五段階が、六五が五〇になりますから、これが四つになるのですか。住民税の方はそうすると三から二になるのでしょうか、大臣。
○北側委員 ちょっと待ってください。主税局長はいいですよ。  今のは非常に大事な答弁ですよ。六五の……(宮澤国務大臣「ちょっと、今間違えました」と呼ぶ)六五を――いや、大臣がお答えしてくださいよ、今お答えになったんだから。だって、税制改革の基本的な方向、考え方を今聞いているわけ...全文を見る
○北側委員 こう聞けばいいですね。大蔵大臣の今の御意見としては、国税は五段階から四段階、そして住民税の方は三段階から二段階という考えを持っておるが、まだこれから調整をするのだということですね。そういうことですね。
○北側委員 いずれにしても、大蔵大臣のまだ調整前の御意見は、そういう御意見であるというふうに理解をいたしました。  きのうもおとついも議論に出ておりましたが、結局、最高税率を六五から五〇にする、そして一方は定率でやる。この定率について、率を所得別にやるのかどうかというのは今やら...全文を見る
○北側委員 大蔵大臣のおっしゃっている意味は理解できるのですが、庶民はやはりそう受けとめませんね。やはりことしと比べるわけでございまして、景気対策という面から考えてもいかがなものなんだろうなというふうに思うわけでございます。  そこで、我が党の冬柴委員もこの予算委員会で提案して...全文を見る
○北側委員 大蔵大臣、同じ質問。  今、積極的に自己開示を進めていってもらいたいという総裁のお言葉がございましたけれども、特に第二分類と呼ばれているような部分についても各金融機関がみずから積極的に自主的に開示をしていくべきである、中身はこうこうで、引き当てはこうなっています、今...全文を見る
○北側委員 最後に、金融機関への検査体制の強化というのはやはり大事だと思うわけでございます。  検査体制の問題ですが、一つは、社内の検査体制、自主検査体制が働いていない。具体的には監査役です。一体監査役というのは何をしているのだ。  これはEUでの話でございますけれども、EU...全文を見る
○北側委員 以上で終わります。
12月08日第144回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○北側委員 私は、公明党・改革クラブを代表して、平成十年度第三次補正予算案外二案に対し、賛成の立場から討論を行います。  去る三日に経済企画庁から発表された平成十年度七—九月期の実質GDPは、前期比マイナス〇・七%、年率換算マイナス二・六%となり、平成十年度の政府経済見通しのマ...全文を見る