上野通子

うえのみちこ

選挙区(栃木県)選出
自由民主党・国民の声
当選回数2回

上野通子の2012年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月15日第180回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○上野通子君 自民党の上野通子でございます。本日は、こういう場で質問をする機会を与えていただきまして、本当にありがとうございます。  まずは、文部科学省の神本政務官の事務所をめぐる問題から質問させていただきます。  先日、三月の九日ですが、参議院の決算委員会で我が党の義家議員...全文を見る
○上野通子君 よろしいです。
○上野通子君 法的に問題はないとおっしゃいましても、明らかに政治的な中立は保たれないと私は思いますが、この点についてもう一度お伺いしたいと思います。
○上野通子君 先ほど質問しましたのは、政治的中立は保たれていないと私はお伺いしました。なぜなら、法的に問題がないといっても、そのビルには明らかに日教組経験者の方々がいらっしゃる、しかもそこの理事もしているということです。  もう一度お答えください。
○上野通子君 それは無理だと思います。環境がそういう環境の中で政治的中立は私は守れないと思います。しかも、文科省の、子供に大変影響のあるというところの役職です。  私は、自分の良心とか常識に沿って神本議員にはもう一度きちんと考えていただいて、そしてきちんとした形で表していただけ...全文を見る
○上野通子君 今の官房長官の御意見、どう思いますか。文科大臣、お答えください。
○上野通子君 疑われないようにというか、そういう状況にあったら絶対に疑われる状況であると思いますので、是非とも大臣の方から、そういうところに事務所を構えてはいけないのではないかとはっきりと言っていただきたいと思いますが、いかがですか。
○上野通子君 それでは、神本政務官にもう一度文部大臣の方から御忠告していただくということにしてよろしいですか。  それでは、あとはもう神本議員の良識と常識とモラルの問題と私は取らせていただいて、検討していただけないかなということを要望させていただきたいと思います。
○上野通子君 委員長、ありがとうございました。  次に、SPEEDIについて質問させていただきます。  私は、昨年の三月二十四日から、度々このSPEEDIについての質問を、まず文科委員会の方でさせていただいていますが、最初は、文科大臣から、SPEEDIの存在すら知らないとか、...全文を見る
○上野通子君 文科大臣替わられてきっと引継ぎがあったんだと思いますが、そのときに文科大臣は御存じだったということでよろしいんですね、その当時の文科大臣は。
○上野通子君 あわせて、外務大臣はいかがですか。その当時の外務大臣からそのSPEEDIの情報を米軍に情報提供したということは御存じだったんですか。
○上野通子君 では、ちょっと質問を変えて、政府はなぜこのことを、一月十六日の国会事故調で委員の皆さんから質問されるまで、米軍にこういう公表を流した、また情報を提供したということを言わなかったんですか、外に出さなかったんですか。
○上野通子君 うまく伝わらなかったようですが、米軍へ情報を提供したということをどうして国内では公表しなかったかということだったんですね。もう一回。(発言する者あり)  もう一度言います。  このときに米軍にSPEEDIの情報を提供したということを外務省若しくは文科省から、どう...全文を見る
○上野通子君 先に進みます。  米軍に対する情報提供について私がどうしてこれほどこだわるかというと、国会事故調の議事録も読ませていただきました。また、直接文科省の担当の方からの御説明も聞きました。その中で、文科省の方からちょっと唖然としてしまうようなことでの釈明がありましたので...全文を見る
○上野通子君 文科大臣、教育分野では学校の教育で国語というのを所管しております、文科省は。今私は、こういうふうにおっしゃられるなと思って想像していたとおりの答弁いただきまして、情報の提供と公表は違うんだよと、そうおっしゃるんですが、果たして国民は、多くの国民は、政府からのこのよう...全文を見る
○上野通子君 先ほどお配りした資料の一枚目の下から八行目から見ていただくと分かるんですが、多くの国民がどう思っているか。これは事故調の委員からも、基準と目安とか、公表と連絡とかの言葉で逃げられても、国民から見れば、公表したのであっても連絡したのであっても同じこと、言葉遊びはやめて...全文を見る
○上野通子君 どうしてこんなに情報提供問題にこだわるかといいますと、資料の次のページを御覧ください。  実は、私は、昨年の四月の二十六日になりますが、SPEEDIに関する質問主意書を提出いたしました。私は、この中でSPEEDI関連データの外国への提供についても質問しました。これ...全文を見る
○上野通子君 これは、先ほどと同じようにまさしく言葉のあやであると私は思います。もう一度お答えいただけますか。  じゃ、外務大臣、これどう思いますか。
○上野通子君 では、当日、その公表についてどこの所管が責任を持ってやっていたかということなんですが、これもまたたくさんいろいろな問題があることなんですけれども、これは最近出た新聞の情報なんですが、震災発生直後の昨年三月十五日に、文科省の政務三役がSPEEDIとワールドSPEEDI...全文を見る
○上野通子君 きちんとした会議ではなくても、およそ三人で御相談されたというのは確かなものだと私は思っております。そこで、そのときに政務三役であられた高木大臣や鈴木副大臣、その場所でいろいろと御相談したんだと思いますが、何ともそのときに、所管が文科省でありながら、文科省はその運用ま...全文を見る
○上野通子君 公表する責任は安全委員会にあるということですね。
○上野通子君 以前からも、どこが一体最終責任者なのかということが私にも全く分からない状況でした。  この時点で、アメリカにある原子力規制委員会というのがありますが、そこでの放射性物質の拡散予測もしておりまして、アメリカとしては早くから様々な形で情報を収集しておりました。日本のS...全文を見る
○上野通子君 文部大臣、ありがとうございます。  そうしますと、今のお話ですと、SPEEDIの有効性を、必要性をお認めくださるということですね。
○上野通子君 あくまでも同心円で避難誘導をするという基本に徹するというような情報も入っていますが、そうではないですね。
○上野通子君 ありがとうございます。ということは、まずSPEEDIをこれから有効に使われる、必要だということで、私はそうとらえました。ありがとうございます。  実は、SPEEDIの、三枚目の資料を見てください。その三枚目の資料では、今までにSPEEDIにどれだけ予算が使われたか...全文を見る
○上野通子君 この原子力規制庁設置に関しては、川口委員からも質問がありましたが、いつできるんでしょうか。
○上野通子君 かなりやることがあると思います。大臣、SPEEDIに関してだけでも、今大臣おっしゃられたようにかなりあって、それで、そこのスタッフをどのようにするかという問題も出てくると思うんです。  やはりそこには技術的にもきちんと知っている方に行ってもらわなきゃならないという...全文を見る
○上野通子君 とても大変な問題だと思います。  今日はほとんどSPEEDIについて質問させていただきましたが、こうやって後から後から真実、事実が隠されていると思われるような問題が出てくるということを大変私は遺憾に思います。  どうか、先ほど外務大臣そして文科大臣からは、個人的...全文を見る
03月22日第180回国会 参議院 文教科学委員会 第3号
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○上野通子君 自由民主党の上野通子でございます。  本日の午前中には同僚の義家議員から日教組の件についてお話がありましたが、義家議員は、いつも日教組のことにかかわっているので、義家というと日教組と見られるというお話をしていましたが、最近では、上野通子というとまたSPEEDIかと...全文を見る
○上野通子君 ありがとうございます。  しかしながら、事実は、米軍には送ったが国内では公表しなかったという、それは国民にとって事実であり、それがなぜそうなったのかということが今私たちのとても不審に思うところでもあります。まして、この文科省もかかわっている、しかも文科省というのは...全文を見る
○上野通子君 実は、今日の資料として用意しました皆さんのお手元の二ページ目を御覧ください。資料のメモでございます。このメモを作成したのは、文科省で放射能問題に対応したEOC、放射線班ですね、その班長です。そして、先ほど質問の内容のことも中ほどに書かれておりますが、SPEEDIやワ...全文を見る
○上野通子君 今大臣はこのメモに当たっての御答弁いただきましたが、それでは、このメモは正確なものでないと何度かおっしゃっていますが、正確なものではないというのは、どの辺が正確なものではないのか、間違っているのかというのをもう一度お伺いしたいと思います。
○上野通子君 大臣、このメモはどういうメモと言えますか。非公式なメモですか、そうではないですか。
○上野通子君 違います。この文書は政府の情報公開制度によって公開が決定された行政文書です。そして、メモを作成したのは文科省の放射線の班長です。そこまでは間違いないことです。しかしながら、そのメモに対して大臣がメモ内容を否定するというのは、私としてはおかしい気がしますが、いかがでし...全文を見る
○上野通子君 この文書が政府の情報公開制度によって公開が決定された行政文書であるから、このときに、私がメモの説明をお願いしたときに、文科省から来ていただいてきちんと事実であるということで説明をしてくださったんですが、それでは、私はそこで正確でない話を聞いたんでしょうか。それとも、...全文を見る
○上野通子君 ありがとうございます。大切なのは、その場で情報隠蔽というか、情報を隠そう、これは言わない方がいいということが決断されていた、もしかしたらそうであるということが、文科省のそこにいらした方とか、その後そういうふうに扱うよということを聞いて事務方の方が客観的に認識されたと...全文を見る
○上野通子君 あの震災の後の、皆さんも御存じだと思うんですが、原発事故の対応は本当に大変なもので、政府の一員として皆さんも大変な思いをされて、何を始めたらいいか、どうしたらいいかも分からない状況だったと思います。  その中で、SPEEDIという情報があったというのを皆さんが理解...全文を見る
○上野通子君 大臣を責めているわけでもなく、ただ、私としては、もう過ぎてしまったことかもしれない、でも、それをそれで、そういうことだったんだで、分からないでうやむやにしようじゃ、やっぱり駄目だと思うんです。きちんと分析、検証をして、なぜこの最初の事故が起きたときにすばらしいSPE...全文を見る
○上野通子君 事実は、三月十六日まではそれではどこの所管だったかというと、文科省の所管だったわけですよね。先ほど大臣は三月十一日から変わったようなこともおっしゃったんじゃないかと思いますが。
○上野通子君 運用と公表は移したということですか。
○上野通子君 まだちょっと疑問が残りますが、先に進みます。  SPEEDIのみならず、事故当時の政府の対応は、先ほどから申し上げていますように、ちょっと信じられないようなことも、いいかげんなところもあったような気が私はしてなりません。政府は様々な意思決定をした会議の議事録さえ取...全文を見る
○上野通子君 実は、その政務官をリーダーに検証チームを結成して、そこで復旧復興の取組に関する中間的な検証結果を取りまとめたと聞きましたので、どのような取りまとめ、中間ですね、中間取りまとめがどのようになっているかということをちょっと調べさせていただきましたが、びっくりしたのは、余...全文を見る
○上野通子君 年度末、もうすぐですね。分かりました。そのときには是非ともお声掛けてください。是非見せていただきたいと思います。もちろんSPEEDIの検証をするということでしたね。──はい、ありがとうございます。  SPEEDIの情報公開の失敗を二度と繰り返さないためにも、今回の...全文を見る
○上野通子君 それでは、この辺もしっかりと文科省の中での検証の中に入れていただきたいと思います。もう一度繰り返しますが、誰が、いつ、どのように、どんな理由で公表をしないような方向に判断したのかということですね。  そして今、保安院の方が責任が重いようなふうに私は聞いていて感じら...全文を見る
○上野通子君 国の責任の下、このような人災を二度と起こさないようによろしくお願いしたいところですが、一つお聞きしたいことは、今も政府事故調や先ほどお話ししました国会事故調が調査中ですが、できれば文科省としての調査を、SPEEDIの、三月末までとか言わないで一日も早くしていただいて...全文を見る
○上野通子君 最後にもう一度繰り返します。  SPEEDIに関しては、政府がどう言い訳しようと、結果的に避難誘導に活用できたのに活用されなかったということは明らかです。そのことは各事故調の報告書の中でもはっきりと指摘されています。この事故発生初期の対応の失敗を認め、教訓とし、万...全文を見る
03月26日第180回国会 参議院 東日本大震災復興特別委員会 第3号
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○上野通子君 自由民主党の上野通子でございます。先ほど、愛知先生そして岡田先生からも御質問ありましたが、引き続き私も復興庁の体制についてお伺いさせていただきたいと思います。  私の地元の栃木県では、事業費ベースで十九億円分を申請し、八億一千万円分が認められました。もちろん、一番...全文を見る
○上野通子君 栃木県もどうぞよろしくお願いします。茨城県も大変な状況だと思います。関東、北関東、それから関東全域、東北だけじゃなくて、どうぞよろしくお願いいたします。  次に、SPEEDIの質問をさせていただきたいと思います。細野大臣、いらっしゃいました、よろしくお願いいたしま...全文を見る
○上野通子君 今の大臣のお考えでは、これを基にしてということで、まだ柔軟性があるということでよろしいんですか。  この五ページに「緊急事態初期の防護措置実施の考え方」という項目がございまして、読み上げますと、これまでは予測的手法に基づく意思決定を行おうとしてきたが、今後は、事故...全文を見る
○上野通子君 大臣、短くて結構ですから、済みません。  新しい原子力防災指針、東北大震災で得られた貴重な教訓を踏まえたものでなくてはならないと、そのところは共感できると思いますが、しかし、それを踏まえて改善もしなければいけないと思うんです。  私も認めていますが、ほとんどの方...全文を見る
○上野通子君 済みません、時間がなくて短めにお願いしたいと思うんですが、どう読んでも、このSPEEDIを活用して避難誘導するよりも同心円状に一斉に避難指示を出した方が有効だというようなお考えにしか取られないんですが、私には。そこのところはどうなんですか。
○上野通子君 それでは、大臣に個人的にお伺いしたいと思うんですが、このままのこの指針ですと、仮に同心円で避難をして、すぐに逃げろ、そこから出ろと言われて、どこに逃げたらよろしいんですか。北ですか、南ですか。その方向はどうやって決めるんですか。もしSPEEDIを最初に使わないという...全文を見る
○上野通子君 ありがとうございます。今、大変良い御答弁いただきました。防災指針をもう一度ここのところを見直すということで、SPEEDIについては、活用しないというわけじゃなくて、そのときに応じて活用できるように書き加えてもいただけるかもしれないということですね。そういうことを大臣...全文を見る
○上野通子君 政府の見解というものは極めて、いまだにSPEEDIについてどういうふうな活用をしていくのかというのが中途半端な印象を私は受けております。  そして、私としては、震災直後のSPEEDIの運用に関して一番大きな問題は、誰が責任者で、SPEEDIをどう使うのか意思統一が...全文を見る
○上野通子君 時間になってしまいました。引き続き、また機会がありましたら、よろしくお願いいたします。  ありがとうございました。
03月27日第180回国会 参議院 消費者問題に関する特別委員会 第4号
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○上野通子君 自由民主党の上野通子でございます。  本日は、まず安愚楽牧場の問題について質問したいと思います。  安愚楽牧場は、昨年八月、預託金の払戻しが困難となり、事実上破綻しました。初めは民事再生手続を行ったものの、破綻処理はうまくいかずに、十二月には破産手続が決定されま...全文を見る
○上野通子君 その後、その後の松原大臣にお替わりになってから積極的に安愚楽牧場に対しての何らかのアクション、事業報告を求めたとか何かのアクションはございましたか。
○上野通子君 検討中ということですね。  大臣、ここでもう一度お伺いしたいんですが、農水省のときには預託法によって立入調査をしました。安愚楽牧場のような預託商法は預託法の規制対象ですから、その後引き継いだ消費者庁の管轄になると思います。しかも、預託法に基づく立入調査の権限は消費...全文を見る
○上野通子君 ありがとうございます。  では、今、すごく前向きと私は取るんですが、お答えいただきましたけれども、柴山議員の質問についてちょっと復習しますと、二月二十一日、衆議院の方の予算委員会で柴山議員の方から、預託法の厳格運用や法改正によって投資家保護を図るべきだという御質問...全文を見る
○上野通子君 分かりました。是非ともこれも検討していただきたいと思います。やはり消費者を守る立場、そして消費者目線で考えなきゃいけないと思います。  ここで大事なのは、被害者が大変な数いらっしゃる、皆さん本当にお困りになっている。その中には明日の暮らしも大変な方もいらっしゃるか...全文を見る
○上野通子君 大臣の方から景品表示法のことが今出されたのでちょっとお尋ねしたいんですけれども、角度を変えて。  昨年十一月三十日ですか、景品表示法で立入調査をしたことが、どこか新聞で私は見たんですが、その立入調査を安愚楽牧場に対してしたとき、どのような結果だったのかを今お答えい...全文を見る
○上野通子君 ありがとうございました。景品表示法に関しては今のような調査結果になったということですが、是非とも預託法という立場からも立入調査をしてほしいと私は思う一人であります。  安愚楽牧場の出資者の皆さんの中には、破綻直前に新規の出資を募ったそういう行為が詐欺に当たる疑いが...全文を見る
○上野通子君 大臣ももちろん把握はなさっていたんですよね。
○上野通子君 ありがとうございます。大事なことですので、消費者問題に関係のことは是非とも把握していただきたいという思いでおりますが、実は今日、出資して苦しむ消費者の皆さんの代表の方々が本日の大臣の心のこもった答弁を聞きに傍聴にお見えになっているところでもございます。是非とも真摯に...全文を見る
○上野通子君 ありがとうございます。頼もしい御答弁、ありがとうございます。  というのも、最近、警察におかれましてはいろいろな問題が外に出てきておりまして、今日もニュースでやっておりましたが、長崎県での女性殺害事件に関連して、千葉県警習志野署にストーカー被害の届出があったにもか...全文を見る
○上野通子君 それでは、問題があったということでよろしいんですか、問題があったと認識して引き継がれたということです。
○上野通子君 ありがとうございます。  もう一度確認させていただきますと、農水省は二〇〇九年に安愚楽牧場に対して預託法に基づく立入検査を行い、定期報告を求めました。その後に消費者庁が設置され、所管は農水省から消費者庁に引き継がれました。問題があると認識の上で引き継がれました。こ...全文を見る
○上野通子君 ありがとうございます。  農水省から引継ぎを受けたにもかかわらず、消費者庁が安愚楽牧場からの報告を受けなかったことについて、大臣からも先ほど反省の言葉もいただきました。  そもそも消費者庁が設置されたのは、消費者が安心して安全で豊かな生活を営むことができるように...全文を見る
○上野通子君 びっくりしなくて結構です。当然のことだと思いますし、これは消費者庁だけに限った質問ではないと思います。  そうした文書は国民から情報公開請求があれば公開できるのですか。
○上野通子君 ありがとうございます。  政府の政策決定は、検証できる記録性、透明性の確保が重要です。  例えば、東日本大震災の直後の政府の対応につきましては、御存じのように、重要な決定がなされたその会議の議事録すらも残されていなかったということが判明しまして、大変これは大きな...全文を見る
○上野通子君 ありがとうございます。よろしくお願いいたします。  次の質問に入らせていただきます。  食品の放射性物質の基準についてですが、消費者庁としてこういうチラシを出したと思います。四月から食品中の放射性物質の新基準が施行されることになりました。これについては、消費者庁...全文を見る
○上野通子君 この基準に対して消費者庁として取り組むべく御説明をいただきましたが、この基準は高いんじゃないかということで、文部科学省の放射線審議会では、必要以上に厳しい数値だとして、被災地の食生活やまた農業への影響に配慮するように注文を出しているようですが、このことについて大臣は...全文を見る
○上野通子君 例えば水、飲料水ですが、かなり高いと言われているんですよ、これ。十ベクレルですか、これ見ると。  それで、例えば被災地に近いところとかで水道水を利用するときもありますよね、もちろん飲料水にするときもありますけど。これ、一々測っていられないよとか、高過ぎて、飲んだら...全文を見る
○上野通子君 大臣、平均は二・二リットルだそうです、普通の人で。ですから、大臣はそれ以上飲まれている。健康体ですね。  それで、計算すると年間八百三リットルにもなるそうなんですよ。かなりの水の量ですよね。それで、今までどおり水が飲めないということは、日本人で大変だよという方々や...全文を見る
○上野通子君 では、水道水を信用して飲んでオーケーだということでしょうか。
○上野通子君 分かりました。松原大臣が率先して飲んでいただけるんだったら、皆さん心配なく飲んでくださるんじゃないかと思います。  ただ、水に限らず様々なこれから、ちょっと厳しい数値ですから、問題が出てくると思いますが、その問題、消費者からの問題に対して真摯にこたえていただきたい...全文を見る
○上野通子君 そこまではないんですけれども、約五百万トン以上ですね。食べられるにもかかわらず廃棄されてしまうのを食品ロスというわけですが、じゃ大臣、一日の、昨日のでいいですから、昨日の御自分の食生活をお考えください。自分では食品ロスとして、食べられるにもかかわらず捨ててしまったと...全文を見る
○上野通子君 すばらしい。日本人全てが松原大臣のように全て食べてしまえば本当に残飯と言われるものは出ないわけですが、食べられる廃棄物、それなのに、食べないで残してしまうのは一人一日当たり四十二・二グラムだそうです。年間にすると一人十五キログラム、かなりですよね、捨ててしまっている...全文を見る
○上野通子君 日本は世界一の食料品の、食品の、農産物も含めて、輸入国とも言われていますが、世界一の廃棄食料、残飯の……(発言する者あり)廃棄している国でもあると言われています。  政府の広報のホームページを見ましたが、家庭の食品ロスをなくす工夫と書かれていますが、大変地味で、余...全文を見る
○上野通子君 食品ロスの問題でフードバンクという試みがあって、食品会社などの製造過程で発生する規格外商品を引き取ったり、善意の生産者や個人から食品を寄附してもらって福祉施設や生活に困っている方々に届ける運動があるのも御存じだと思いますが、こういう取組をなさっている方々は全国にいら...全文を見る
○上野通子君 このフードバンクの活動等は農水省が調査しているようですが、農水省ばかりでなくて、やっぱり消費者に一番身近な問題でもありますので、所管の農水省任せにせずに消費者庁がリーダーシップを発揮して是非ともこれからもかかわっていただきたい問題だと思います。  最後になりますが...全文を見る
○上野通子君 大臣の今の御答弁、信じさせていただきます。今後ともよろしくお願いします。  ありがとうございました。
07月23日第180回国会 参議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第6号
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○上野通子君 自由民主党の上野通子でございます。  本日は、質問の機会をいただきましてありがとうございます。順次、本日は、子ども・子育て関連法案について質問させていただきます。  まず最初に、今日の新聞の一面を皆さん御覧になったと思うんですが、文部大臣の方から、いじめ防止、国...全文を見る
○上野通子君 一日も早くきちんとした形で立ち上げていただきたいと思います。  人間にとって一番大事なのは命ということをもう一回しっかりと子供たちの現場にも伝えて、みんなで命を守るように努力していければと思います。  あわせて、子供に対しては、いじめ問題ばかりではなくて虐待等の...全文を見る
○上野通子君 ありがとうございます。安心いたしました。  それでは、本論に入らせていただきます。  まず最初に、幼児教育についてお伺いいたしたいと思います。  先週、我が党の水落議員が幼児教育の充実についての御質問をされましたが、元々自民党は、高校を無償化するよりも、まずは...全文を見る
○上野通子君 ありがとうございます。大変積極的にこれから取り組んでいただけると期待したところでございますが、さて、今、ヨーロッパを始めとする諸外国では、今先生のお話にもありましたが、幼児教育と保育に大変関心が高まっておりまして、どの国もその質の向上と量的拡大、それに力を入れている...全文を見る
○上野通子君 人は人と接することで成長するということですね。ありがとうございます。  そしてまた、もう一つの理由があると思うんです。それは、世界中が、特に先進国がこの教育に力を入れ始めたというのは国力を付けるためだと思います。未来への最大の、しかも重要な投資が教育であるともう全...全文を見る
○上野通子君 ありがとうございます。  やはり教育、日本は以前は進んでおりました。日本の教育を基として様々なアジアの国々が教育環境整備をしているところなんですが、それでも日本はまだまだ、OECD諸国の中では今はもう遅れてしまった国として幼児教育に対する支出が極めて低い国になって...全文を見る
○上野通子君 ありがとうございます。  そうですね、今、副大臣の答弁にありましたように、この平成二十一年五月十八日に文科省の今後の幼児教育の振興方策に関する研究会の資料、今ここに私の手元にもあるんですが、この報告書の中で、幼稚園と保育所に通う三歳児以上の子供約三百万人対象分の幼...全文を見る
○上野通子君 ありがとうございます。  本当にお金が掛かる分野ですが、小宮山大臣もいらっしゃいますから、信じていますので、もっともっと子供関係の分野には財源を付けていただいて、本当に国家戦略としてこれから日本人全体で考えていかなきゃならない取組だと思いますから、政府も力を入れて...全文を見る
○上野通子君 今、発議者の先生からもお話ありましたが、この地域型保育給付には良い面もあるんですが、まだまだいろんなリスクがあるということです。しかしながら、私としては、ここをなぜ財政支援をするようになったかということはきっと待機児童の解消がキーポイントになってくるんじゃないですか...全文を見る
○上野通子君 ありがとうございます。  なかなか一般の方には、これどういうものだろうと分かりにくいのが現状だと思いますが、今お話ありましたように、ここは、例えば保育ママとか、定員十九人以下の小規模保育施設とか、今まで認可されなかった、財政支援のなかったところをこれから支援してい...全文を見る
○上野通子君 国としてしっかり財源を付けていくということは、責任も持たなきゃならないと思うんですね。都道府県に対して曖昧な参酌基準でいいよというわけにはいかないと思うんですね。厳しく取り締まることもこれから必要じゃないかと思いますので、幾ら待機児童解消とはいえ、何でもいいというも...全文を見る
○上野通子君 法案骨子には、政府は、待機児童のための保育所の新築や認定こども園の幼保一体化施設への移行のための幼稚園の調理室の新設には別途ちゃんと支援をしますということはうたっているんですが、今お話にあって、私、ちょっと分かりにくかったのでもう一回お願いしたいと思うのは、現在の制...全文を見る
○上野通子君 ありがとうございました。是非ともよろしくお願いします。  次に、済みません、今度は保育所の施設整備費です。小宮山大臣、よろしくお願いします。  お手元の資料、用意しました資料の児童福祉施設に対する助成について定めた五十六条の二の対照表がございますので見ていただき...全文を見る
○上野通子君 発議者の先生、これでよろしいのですか。後回し、後になってしまったんですが、一言コメントいただけますか。
○上野通子君 お二人から、安心してください、大丈夫だ、別の交付金制度できちんと対応するというお返事を、答弁いただきました。信じています。よろしくお願いいたします。  それで、もう一つ確認は、先ほど、新制度は上限の四分の三、これ以上でもいいんですが、これは補助の最低として守ってい...全文を見る
○上野通子君 ありがとうございました。安心しました。  次に進みたいと思います。次も法案ですが、法律です、これは。児童福祉法二十四条に関して質問したいと思います。  ここで、保育所における保育は市町村が保育の実施義務を担うということが現行の児童福祉法の基本的な理念だと思います...全文を見る
○上野通子君 今の御答弁ですと、例えば四時間の子は四時間たつと保護者が迎えに来るわけで、楽しい時間がその後にある、もしかしてあるかもしれない、クリスマスの何かイベントがあるかもしれない、でも出られなくなる可能性もあるということを、これは保護者も、施設の特に保育士さんの皆さんが大変...全文を見る
○上野通子君 ありがとうございました。
○上野通子君 ありがとうございます。  どうぞ、やはり子供のための保育所ですので、子供の視点に立って、子供が楽しいことをできないで帰ってしまうとか、何か精神的不安を持つような状況をつくり出す、時間で切るような、切り売りするようなことというのはやっぱりあってはいけないことだと思い...全文を見る
○上野通子君 発議者からもお願いできますか。
○上野通子君 要保育の認定の制度ですね。
○上野通子君 認定です、認定制度の……
○上野通子君 済みません、先生。要保育度認定の在り方の中で、運用改善ということで、保護者が、親が保育所に預けるときに必要な認定の制度の在り方で、自営業とか農家はどうするのかという具体的なことなんですが。
○上野通子君 二十四条関連、もう一つ質問をさせていただきます。  これは子ども・子育て支援法案の附則第六条にもかかわる問題なんですが、民間保育所への委託費ですね、この委託費に関する規定が、この支給については当分の間と規定されています。この当分の間とは一体いつまでのことを指すのか...全文を見る
○上野通子君 ありがとうございました。これで安心いたしました。  次の質問に入らせていただきます。  次の質問ですが、実は先週、地元栃木の保育所を幾つか回らせていただいて、保育所の現場の状況、子供たちの様子、さらには保育士さんの仕事ですね、それをじっくりと観察させていただきま...全文を見る
○上野通子君 大臣の方から三歳児の二十人は改善しましょうというお話、ありがとうございます。  しかしながら、それだけでは私はまだまだ無理だと思います。保育所へ行っていろんなお話を伺いましたら、お話を伺っている間にも次から次から子供たちが寄ってきて、全くお昼など食べる時間もない、...全文を見る
○上野通子君 大臣、やっぱりこの一、二歳児の六―一はちょっと厳しいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  財務大臣にお伺いしてよろしいですか。財務大臣、お子さんいらっしゃいますか。
○上野通子君 そうですか。
○上野通子君 済みません、この保育園の一から二歳児の六―一は、六人に対して一人はちょっと厳し過ぎるんじゃないかと、財源を付けていただきたいという問題なんです。お子さんいるのは分かりましたので、よろしくお願いします。
○上野通子君 子供を持つお父さんの代表として是非とも財源を付ける方に協力していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  あわせて、幼稚園の方、今の表を見ていただくと三十五人対一ですよ。三歳児からといっても、これ小学校だって減らしているのに、幼稚園で三十五対一、これ...全文を見る
○上野通子君 是非とも、両大臣、三大臣ですね、よろしくお願いいたします。  最後になりますが、被災地の認定こども園のことについて現状をお聞かせいただきたいと思います。  被災地に対して、被災地の保育士とか幼稚園の先生方が、あのとき大変な思いをして子供たちの命を救った。しかしな...全文を見る
○上野通子君 子供たちは日本の中で平等に扱われなきゃいけないと思います。被災してまだまだ悲しい思いをしている子供たちもいますので、是非とも御支援よろしくお願いします。  もうちょっと時間があるんですが、皆様おなかもすかれたことでしょうから、この辺でまとめさせていただきたいと思い...全文を見る
08月02日第180回国会 参議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第12号
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○上野通子君 自由民主党の栃木県選挙区選出参議院議員の上野通子でございます。そしてまた、私は、ここ宇都宮出身でございます。本日は、自由民主党・たちあがれ日本・無所属の会を代表いたしまして質問させていただきたいと思います。  公述人の皆様、そして特別委員の皆様、本日はようこそ私の...全文を見る
○上野通子君 先生、ありがとうございました。  ただいまの先生の評価の中にもあったんですが、今回の法案で、景気の動向にかかわらず、二〇一四年の四月には消費税ほぼ自動的に八%増税されるということ、これが、ほとんどの国民はそう思っていらっしゃると思うんですが、その後の、僅か今からも...全文を見る
○上野通子君 なかなか厳しい御意見でございます。  このことについてなんですが、栃木県の状況、大変厳しい県内の状況もよく御存じの北村公述人にもお聞きしたいんですが、景気が回復するという保証はございませんが、政府答弁などでは引上げの半年前には最終判断をするということを言っています...全文を見る
○上野通子君 ありがとうございました。お二人とも、消費税の引上げには慎重な見極めが必要だという御意見、ありがとうございます。  次に、地方の中小企業に与える影響は大きいということ、今の北村公述人のお話にもありましたが、実は私のところにも中小企業それから小規模事業所の皆さんからの...全文を見る
○上野通子君 かなり県民にはまだまだ浸透していない、一部の方だけがよく分かっているという状況だという説明、切実な問題としてとらえさせていただきたいと思います。  ここで、全員の方にちょっと一言ずつお答えいただきたいんですが、先ほど野口公述人の方から消費税の増税のタイミングはいず...全文を見る
○上野通子君 皆さん、どうもありがとうございました。  大変参考になりましたので、皆さんの御意見をまた国の方に私の方からも要望させていただきたいと思います。  どうもありがとうございました。
08月27日第180回国会 参議院 東日本大震災復興特別委員会 第10号
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○上野通子君 自民党の上野通子でございます。  早速質問に入らせていただきます。  まず最初に、SPEEDIの活用、公表及びモニタリング関連の情報分析、公表についてお伺いします。  昨年震災が起きまして、もう一年五か月以上がたちました。この間、様々な事故調査委員会が立ち上が...全文を見る
○上野通子君 今年の三月二十二日の文科委員会の方で、第一次報告書が出てからまだ第二次報告書出ないけれども、いつですかと大臣にお伺いしたのを覚えていらっしゃると思うんですが、そのときに大臣は年度末をめどに出したいということをおっしゃられて、ずっと待っていたんですけれども、結局、年度...全文を見る
○上野通子君 人間の記憶は薄くなってしまいます。そしてまた、次世代へとつなぐためには、確かなものとして、資料として記録しておく必要があります。そういうことから考えると、まだまだ米国との情報交換等も含めてこの報告書は不十分だと私は思いますから、是非とも第三次報告書若しくは追加報告書...全文を見る
○上野通子君 研究段階といいましても、様々な拡散実験などのデータによって検証されており、動力炉・核燃料開発事業団の火災爆発事故、一九九七年三月や、ジェー・シー・オー、ウラン加工工場臨界事故、一九九九年九月の解析で実績を上げています。様々な段階ですが、もう既に実績も上げて幾らでも生...全文を見る
○上野通子君 次に、観光産業における風評被害についてお伺いします。  震災後、原発事故地に近い場所にある観光地はもちろん、福島もそうですが、宮城、そして私の地元の栃木県も風評被害による観光客が激減ということで、大変苦しい状況になっています。前回も復興担当平野大臣には、栃木県に行...全文を見る
○上野通子君 是非、両大臣、一度、奥日光、中禅寺湖に来ていただきたいと思います。日光の皆さんは昨年来ずっと何らかの形で観光客戻そうとして努力していらっしゃいますが、次々に起こる問題でもうすっかり疲れ切っております。栃木県としても日光市としても一生懸命、頑張ってないわけではなく、自...全文を見る
○上野通子君 ありがとうございます。  実は、栃木県の地元でも独自の検証の実験をしておりまして、私の地元、栃木県の県北の低線量自治体の一つである那須町ですね、高久勝町長というんですが、この町長さんを中心として、先月、町内の二戸の住宅で、一方は低線量地域のメニューを、もう一方は高...全文を見る
○上野通子君 ありがとうございます。  実は、その那須町の高久町長、今週、大臣のところにお伺いする予定でアポ取ってあるようですので、是非とも丁寧にお話聞いていただいて、参考にしていただければと思います。もうどこの地域も必死になって除染をすることに努めていますので、どうかその気持...全文を見る
○上野通子君 国の立ち上がるのを待って、あちこちの都道府県では、防災計画等を踏まえたその計画案もきちんとした形にして作り直したいと思っているところは多いと思うんですが、地元の県庁の担当者からも、国はこの四月に概要を示すようなことを言っていたのに一体いつになったら決まるんだろうと、...全文を見る
○上野通子君 ありがとうございます。  復興の元年と言われて、今年は必ず震災の復興は進むと皆さん期待されている中、栃木県も含めて、東北三県以外の被災されている方々の皆さんはまだ、東北三県ではなくても避難所的な仮設住宅暮らしの方もいっぱいいらっしゃる中で、まだまだ元気が出ない状況...全文を見る