玄葉光一郎

げんばこういちろう

小選挙区(福島県第三区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数10回

玄葉光一郎の1998年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月18日第142回国会 衆議院 国会等の移転に関する特別委員会 第2号
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○玄葉委員 御苦労さまでございます。  今審議会の方では、まさにいただいた資料の第ータームが終了して第二タームに入る、すなわち現地調査の方法を確定をして、実際に現地に審議会の方々が行かれるということになるのだというふうに認識をしていますけれども、そこで、そろそろ本格的に検討しな...全文を見る
○玄葉委員 終わりますけれども、今おっしゃったように、附則の2につけ加えさせていただいた経緯があって、もうぜひ事務方の方ではありとあらゆる角度から研究を始めていただきたいというお願いをしようと思っていたものですから、そういう意味ではよく理解をいたしました。ありがとうございます。
03月13日第142回国会 衆議院 外務委員会 第4号
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○玄葉委員 民主党の玄葉光一郎です。  在外公館に勤務する職員に対しましては、それぞれの地域において適切な給与と待遇を保障していくということは必要不可欠なことであるということを、この在勤法改正案を審議するに当たって冒頭申し上げて、関連質問をさせていただきたいと思います。  日...全文を見る
○玄葉委員 私、最初、予算の要求内容を見たときに、率直に申し上げて、ペルーの人質事件のあの報告書に書いてあるような抜本的な、今おっしゃったような警備員の、いわゆるハード面の体制をしっかりしていくのだ、早急にやるべきことがたくさんあるみたいな表現をされていた割には、正直、これは予算...全文を見る
○玄葉委員 今おっしゃった警備官というのは、結局防衛庁とか外務省とか警察庁とかから来るということだと思うのですけれども、なかなか外交上の身分が高くなくて、情報収集ができないというところが私はあるのじゃないかと思うのです。  この間のあのペルーもそうなんですけれども、結局は大使み...全文を見る
○玄葉委員 この報告書は、実は要旨しか今ここにありませんけれども、とにかくペルーの場合でも、ペルーの治安当局は事件前のテロ組織の動きについて情報を有していた、しかし大使館はその情報は入手していなかった、情報源について、情報機関関係者との人脈は十分でなかったと、それぞれ今申し上げた...全文を見る
○玄葉委員 前も申し上げたのですけれども、何か、CIAは親子二代で情報マンをつくるんだという話でありまして、そこまでいかなくとも、私は唖然としたのです、ペルーの事件のときに。ありとあらゆる方々にお話を聞きましたけれども、しかし、正直これだという方には私は当たっていないというふうに...全文を見る
○玄葉委員 それじゃ、ODAの問題に話題を移させていただきたいと思います。  今、在外公館の話をしていたわけですが、その在外公館が中心となって行っているのが、草の根無償というプログラムであります。今回ODAの質問をするに当たって、基本的なスタンスとしては、全体の額を減らしても効...全文を見る
○玄葉委員 同様の性格を持つのに国内のNGOに対する補助金というのがあると思います。これは、NGOが途上国で行う事業費の二分の一を補助するということであります。  私は、ここで御注文を申し上げたいと思っているのは、これはあくまで事業に対してその二分の一を補助するということであり...全文を見る
○玄葉委員 外務大臣、私は、外務省はNGOを育てていく義務があるのではないかというふうに思っているのです。というのは、例えば、アメリカは援助疲れがあって、ODAの額をどんどん削減をしている。しかし、アメリカは各国にNGOが根を張っていて、もちろんアメリカそのもののパワーがあります...全文を見る
○玄葉委員 大臣、誤解のないように改めて申し上げておきますと、NGO補助金の額は額でもちろんふやした方がいいと思いますが、その中身の使い方について、今は結局事業費の二分の一を補助しているという状況なんですけれども、その補助金をもっと自由に使わせてあげてほしい、事前の調査費とかそう...全文を見る
○玄葉委員 率直に申し上げて、公共事業のシェア配分より固定化していると思っていて、平成十年度でもそうなっていますね、通産、文部とか、特に四省庁とか見ていると。ですから、ここは真剣に考えていただきたいと思うのです。  私が危機感を持ったのは、結局十九省庁体制とか四省庁体制というの...全文を見る
○玄葉委員 私は、個人的には経済協力庁をつくった方がいいと思っています。それは最も重要な外交手段だと思っていますので。  今おっしゃったように、十九省庁体制、四省庁体制、あるいはその連絡体制でいくのであれば、それぞれの省庁が既得権益のように持っているところにきちっとメスを入れる...全文を見る
○玄葉委員 いや、私はかなり関係があるのじゃないかと思うのです。それは、供与先にしてもプロジェクトの中身についてもこれは当然関係してくるわけで、例えばインドネシアだったら、これは私は関係するかどうかわかりませんが、十二の大きなインフラ整備のプロジェクトが、IMFのプログラムによる...全文を見る
○玄葉委員 まだ検討中ということでありますが、私は、何らかの形で援助した方がいいというふうに思っています。  総理があしたからインドネシアを訪問されるということでありますけれども、現時点において、総理はインドネシアにおいてスハルトさんにお会いをして何をどう語るおつもりなのか、お...全文を見る
○玄葉委員 大蔵省の方、きょう来ていらっしゃいますね。  IMFのプログラムについて少しお聞きしたいのです。というのは、幾つか指摘もされていて、このIMFプログラムは、どうもメキシコなどの中南米のプログラムと一緒ではないか。しかし、中南米の状況とアジアの状況というのは、そもそも...全文を見る
○玄葉委員 一月二十三日ですか、IMFの合意を盛り込んだ新予算案がインドネシアでできたということなんですけれども、この合意どおりやるとやはりなかなか、これは正しいのですよ、基本的には、中長期的には正しいと私も思っているのですが、ただ、現時点での国民の不安というのになかなかこたえら...全文を見る
○玄葉委員 何か報道によると、村岡官房長官が、先ほど大臣がおっしゃった二百億円分の円借款について、IMFに歩調を合わせて実施を先送りするようなことをおっしゃっているわけでありますけれども、何かよくわからないのですね。  ミャンマーの援助再開なんかを見ても、日本は、いわば北風と太...全文を見る
○玄葉委員 もう時間がありませんから、最後に大臣に、予算委員会で総理が聞かれていることを一言お聞きをして終わりたいと思います。  今まさに、アジアの経済危機のためにも内需拡大が日本は求められているというふうに思います。各国の輸出を我々の輸入として受けとめていく責任が私たちの国に...全文を見る
○玄葉委員 終わります。どうもありがとうございます。
03月19日第142回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号
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○玄葉分科員 二、三質問をさせていただく前に、今武山委員の質疑を聞かせていただいて、通告していませんから一点だけ意見として申し上げたいと思うのは、確かに、私も社会人を先生にするというのは賛成なのです。社会人を先生にすることによって、それは今お話にあったように教育効果もある。と同時...全文を見る
○玄葉分科員 かつてと今では状況が違いますから分析も違ってくるのかなと思いますが、先ほど大臣もお子さんが大分大きくなったというお話でありました。  私ごとで大変恐縮ですけれども、私も一歳八カ月の赤ん坊が今いるわけでありますが、赤ん坊とはいわないのでしょうか、幼児というのでしょう...全文を見る
○玄葉分科員 私はおっしゃる御答弁だと思うのですが、より拡充より、ある意味で今おっしゃったような財投の自主運用あるいは財投の改革という中で、私はチャンスだと思うのですね。これは、大幅に拡充できるような取り組みというのを省を挙げて本格的にやるべきなんだろうな、そう思っています。 ...全文を見る
○玄葉分科員 教員になろうとする方々にはぜひ介護等体験をしていただきたいという、これは議員立法ですね。ですから、皆さんに質問をするというのも適当でない部分もあるのかもしれませんけれども、今は運用という面でですから申し上げたわけであります。ある意味でこれからこれを発展拡充していかな...全文を見る
○玄葉分科員 私は、初心者が行くことに対してはむしろ構わないと思っている方でございまして、もし今回のこの七日間の介護等体験が成果が上がるようだったら、期間を延ばす。それはなぜかというと、ある意味で一石二鳥的な考えであるわけでありますけれども、御存じのとおり、福祉のマンパワーが足り...全文を見る
○玄葉分科員 足手まといになるのは、逆に言えば七日間だからというところもあると私は思うのですね。これが逆に三十日だったら、あるときからやはり戦力になる可能性が出てくるわけです。ですから、成果を見てというところは申し上げておいた方がいいのだとは思うのですが、その成果によっては、本格...全文を見る
○玄葉分科員 終わります。どうもありがとうございました。
05月13日第142回国会 衆議院 外務委員会 第11号
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○玄葉委員 民主党の玄葉光一郎でございます。  まず、インドの地下核実験の問題について質問をさせていただきたいと思います。  今回、極めて残念な事態に陥ったわけでございますけれども、首相の会見の内容なんかをお聞きをすると、まさに核兵器保有国であるということを宣言したような形に...全文を見る
○玄葉委員 CTBT体制への影響についてもお聞きをしたわけでございますが、その点についてはいかがでありますか。
○玄葉委員 先ほど、日本政府の対応として、しかるべき対応を検討中であるという話でございましたけれども、いつまでにODAの問題について結論を出されるのか、お聞きをしたいと思います。
○玄葉委員 先ほど福田委員から、温かい気持ちでという話がございました。趣旨はよくわかるのでありますけれども、今回の事態というのは私は、比較論をすれば、先ほども申し上げましたけれども、中国などよりは悪影響が大きいと思っていまして、無償はもちろんですけれども、有償の一部にまで踏み込ん...全文を見る
○玄葉委員 先ほども触れられておりましたけれども、今回の事態はある意味ですべてが問われたのでありますが、五つの核保有クラブも今回の事態というのは、ある意味で問われたんだというふうに思います。  つまり、インドの口実というのは、いわば核保有クラブの温存を図るのがNPTであり、CT...全文を見る
○玄葉委員 核抑止論、否定するわけではないのでありますけれども、しかし、これが紛争地域に定着をするというのが、今回の事態、私心配でありまして、何とかこれは知恵を絞り合って道筋を、全体の道筋を示していかなきゃいけないんだろうというふうに思っております。  先ほど福田委員がお触れに...全文を見る
○玄葉委員 やはり情報は国民のものだという意識を、ぜひ外務省にはもっと持っていただきたいということを重ねて申し上げておきたいというふうに思います。  もうちょっと触れると、先ほど申し上げたように、一方で、隠さなければいけないことは当然これはあって、まさにそこはしっかり情報管理を...全文を見る
○玄葉委員 もうこれ以上申し上げません。  今回、中馬委員長を団長として、福田先生、森山先生、そして松沢先生、そして平和・改革のお二人、富田先生、長内先生とロシアを訪問させていただきました。一点だけそれを踏まえた指摘をさせていただきたいというふうに思うのです。  今回私が行っ...全文を見る
○玄葉委員 ある大統領候補者が、私がさっき申し上げたようなことを一言おっしゃったのですね。つまり、大統領選挙を通じて後で軌道修正できないような事態になることが怖い、それはとても日本の立場に理解があると、私からすれば申し上げたい大統領候補者でございまして、そういう意味では、私も同じ...全文を見る
○玄葉委員 ちょっとよくわからないです。  それでは、地理的な概念じゃないと言いつつ、先ほど来から、私も申し上げておりますけれども、朝鮮半島の事態は入ります、湾岸は入らない、そういうふうにお答えになられているし、周辺事態の周辺というのはどう考えても地理的な概念なのだろうというふ...全文を見る
○玄葉委員 じゃ、またちょっと別の聞き方をしますけれども、極東と周辺というのはそのほとんどがオーバーラップしているのか、極東は周辺より広い概念なのか狭い概念なのか、それとも、まさにケース・バイ・ケースで、極東の中であったり外であったりするのか。その点どうでしょうか。
○玄葉委員 いや、だとすれば、先ほど私が最後に申し上げた、ケース・バイ・ケースで、周辺事態というのは極東の中で起こることもあり得るし、外で起こることもあり得るというふうに考えてよろしいのですか。
○玄葉委員 そうすると、とにかく極東は目的というものに立脚した概念で、今のお話だとそうなんですね、そして、周辺事態というのはいわば事態に立脚した概念なので、これを地理的に示した場合は、別々の地理的範囲だということなんですか。その地理的な範囲をお聞かせいただきたい。前段はわかりまし...全文を見る
○玄葉委員 じゃ、そうすると、あり得る話としては、例えばインド洋とかインドシナとかインドネシアとか、そこで起きた事態も周辺事態になることはあり得るというふうに考えてよろしいのですか。
○玄葉委員 ということは、中東、インド洋はないということは、先ほど申し上げたようなインドシナ、インドネシアはあるということと考えてよろしいということでありますか。  私は、何でこういうことを何回も聞くかというと、やはりわからないのですよ、一般的に。私は、安保条約の運用というのが...全文を見る
○玄葉委員 これから何回か機会があると思いますから、その点も含めて、これから議論をさせていただきたいというふうに思います。  もう時間がなくなりましたので、最後に、今回かかる協定について最後にお伺いをして、質問を終わらせていただきたいと思いますけれども、私からは、ICAO、国際...全文を見る
○玄葉委員 終わります。どうもありがとうございました。
05月22日第142回国会 衆議院 外務委員会 第14号
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○玄葉委員 民主党の玄葉光一郎です。  本日佳 一つはインドネシア情勢について、もう一つは周辺事態法関連の問題、そして、時間がありますれば核実験の問題に触れさせていただきたいというふうに思います。  まず最初に、インドネシア情勢でございますけれども、昨日、スハルト大統領が辞任...全文を見る
○玄葉委員 関連して、私も本会議で、顔ぶれを実は聞いておりません。ただ、今回の顔ぶれを見るに当たって、スハルト色というのがどのぐらい残ってどのぐらい除かれるのかというのが一つのポイントではないか、あるいは幅広い人材が登用されるかどうかというのがポイントではないかというふうに思って...全文を見る
○玄葉委員 それでは、先ほど大臣の方で、我が国としては引き続き改革努力を支援していくということの表明があったわけでございますが、それは具体的に何をどのように支援していくおつもりなのか、お聞かせをいただきたいと思います。
○玄葉委員 確かに、民間の債務の返済交渉を促進するというのが一つの日本の役割なのだろうと思いますが、もう一つ、今おっしゃったようなIMF、後で少し触れさせていただきたいと思いますが、そしてもう一つは、この際ODAのあり方についても考えてみてはどうかというふうに思っております一 ...全文を見る
○玄葉委員 私は、インドネシアに対して援助をするなと申し上げているわけではありません。地政学的にもインドネシアは日本にとって大変大切な、大事な国だというふうに思っております。  問題なのは、援助の中身をこの機会にしっかり見直しをする。これはきょうの新聞なんかにもありますように、...全文を見る
○玄葉委員 実際にODA大綱にも実はそういうことが書いてあるわけで、私は、この政権交代というものを機に、より突っ込んだインドネシアに対する我が国のODAのあり方の見直しというのをぜひ考えていただきたい。ぜひ一考していただいて、インドネシアの政治改革あるいは経済改革につなげていただ...全文を見る
○玄葉委員 基本方向はいいのです。今ここで経済政策の議論をするつもりはありませんけれども、私からすれば、緩めるときに引き締めたり、金融政策を間違えたと思うのですね。そういうことを申し上げているのであって、さっき申し上げたような、独占を排除しなさい、それがいけませんと言っているわけ...全文を見る
○玄葉委員 そうすると、次に、周辺事態法三条にこう書いてございます。日米安全保障条約の目的の達成に寄与する活動を行っている米軍に、いわば日本は後方地域支援を実施するということが第三条に書いてあるわけでございますけれども、ここで言う日米安保の目的の達成とは一体何なのか。そして、この...全文を見る
○玄葉委員 そうすると、だんだんわかってきました。そうすると、前回たしか高野局長はこういうふうに答弁しておられた。つまり、周辺事態というのは事態の性質にかんがみた概念だ、極東というのは日米がいわば共通の関心を有する地域だ、性格を異にする概念だとおっしゃった上で、その上でおっしゃっ...全文を見る
○玄葉委員 後者の部分はこの間も御答弁いただいたし、それはよくわかるんです。つまり、いわゆる極東と言われる地域の中で起きた事態が即すなわち周辺事態に当たるかというと、それはそうではない。それは確かに事態の性質に着目した概念ですから、そういうことだろうと思いますが、今おっしゃった前...全文を見る
○玄葉委員 まだわからなくなってきましたね、逆に。  私は今、最初お聞きしていて、主体的な活動と対米支援を分けるのだと思ったのですね。対米支援については、いわば極東における事態とある意味では言いかえられるのかなと思ったのですね。でも、今お話を聞いていると、やはり私、最初の疑問に...全文を見る
○玄葉委員 一つ、きょうとにかくわかったことは、周辺というのは極東を概念的に超えることはない、これはおっしゃったですよね。ここはわかりました。またいずれ議論させていただきたいと思います。  これはこの間も申し上げましたけれども、何でこだわるかと申し上げれば、国民の皆さん、わかる...全文を見る
○玄葉委員 これは続いて、またいっかやらせていただきたいと思います。  きょうは、先日全く触れられなかった問題で、国会承認の問題なんです。つまり、内閣が策定する周辺事態への対応措置に関する基本計画を、周辺事態法では国会への報告にとどめているわけでありますけれども、これはなぜ報告...全文を見る
○玄葉委員 対応措置にかかわる基本計画に、国会への報告だけで私は国会の意思が伝わるとはとても思えないわけでございます。  先ほど、権利義務に直接関係ないというお話でありますけれども、私は、今回の周辺事態法の場合は、当然、空港を使えば旅客とか貨物に影響が出るわけでありますし、また...全文を見る
○玄葉委員 これはもう継続的に長く議論しなければいけない問題だと思っています。  あと五分ですから、ちょっと一つだけ、ある論文というか小論を紹介して、それに対する御意見をお伺いして、このテーマ、本当はずっと続くのですが、終わらせていただきたいと思うのです。  マイケル・グリー...全文を見る
○玄葉委員 いや、それはもう当たり前でありまして、もう一つだけ、あと一分時間がありますからせっかくだから聞いておきたいと思いますが、さっきPKOとのバランス論、比較論をおっしゃった。PKOと比較して、今回は国会に対して承認を求めなくてもいいというような話でありましたけれども、本当...全文を見る
○玄葉委員 もちろん性格は異なるのは当たり前でありますけれども、もともとPKOは、確かに政府も最初は国会承認を求めないということを言っていて、実はそのときは、我が国にとっての重大な事態の対応ではないというのが大きな一つの理由だったわけですけれども、まさに周辺事態というのは、我が国...全文を見る
06月01日第142回国会 衆議院 外務委員会 第16号
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○玄葉委員 先ほど外務大臣の方から、国際社会はパキスタンに対して核実験を行わないよう最大限の自制を求めてきたというような御発言があったわけでありますが、私が考えるに、少なくとも、総括的には、国際社会全体として最大限の努力が払われたかといえば、私は必ずしもそうではなかったのかなとい...全文を見る
○玄葉委員 先ほど八代委員だったと思いますけれども、核保有クラブにはインド、パキスタンに対して説得力がないのじゃないかというお話がありまして、私もそれは同感なのです。特に、インド、パキスタンに対してこれからいろいろと働きかけを行っていく際には、今回も決議案を共同提案したようであり...全文を見る
○玄葉委員 いや、私が申し上げたかったのは、それは審議官がおっしゃるとおり、核保有クラブがみずから核軍縮の意欲を示さなければ説得力がない、これは全くそのとおりなのですが、同時に、特にインドとかパキスタンに対しては、私は、核を持たない国あるいは核開発を廃棄、断念した国の方が、むしろ...全文を見る
○玄葉委員 私の質問は終わらせていただきます。ありがとうございました。
09月03日第143回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第2号
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○玄葉委員 民主党の玄葉光一郎です。私は、八月末豪雨による災害について質問をさせていただきたいと思います。  まず、この場をおかりして、今回の災害でお亡くなりになられた方に心からお悔やみを申し上げたいと思います。  先ほどから自民党の委員の方お二人、被災地の状況を克明におっし...全文を見る
○玄葉委員 無論、私たちも精いっぱいの協力をさせていただきたいと思います。  次に、被災者の救済の問題でございます。  ある日突然、災害で住む家あるいは商売道具を失った、これは当然茫然自失となるわけで、よほどの資産家でない限り立ち直りは難しい、そう思います。  まず最初に、...全文を見る
○玄葉委員 重ねて申し上げるようになるかもしれませんが、総理の言葉であり、既に政策転換が行われたということで、ぜひ実現をさせていただきたい。  そのときに、私は被災者再建支援法というのを読ませていただいて、よくわからないというか、その運用がまた問題だなと正直思いました。今回、そ...全文を見る
○玄葉委員 今金利はおっしゃらなかったわけでありますけれども、きのう地元の新聞で政府系の金融機関の貸し出しの話が出ていて、金利が二・五ですね。しかし、民間の金融機関が無担保で一・六%ぐらいで貸します、とても成績のいい金融機関でございますけれども。そう考えると、一体政府系の金融機関...全文を見る
○玄葉委員 検討するつもりはないということと考えてよろしいのですか。つまり私は、率直に言って今のままであればありがたくないというふうに被災者の方は思うと思いますが、いかがですか。
○玄葉委員 それぞれのこういった融資の問題というのは、国土庁で全体の調整というのはしないのですか。全体の防災ということで、いわゆる再建のための融資制度全体をどう考えるかということで、これは全体をまとめて考えていく必要があるのじゃないかなというふうに私は思っております。ぜひこれは内...全文を見る
○玄葉委員 言いたいことはたくさんありますけれども、時間の関係で次に進みます。  もう一つ、二つだけ簡単に触れさせていただくと、消防団の活躍というのが今回とても目につきます。これはすごいなと感嘆しています。消防団、今回水防団と申し上げてもよいのだろうと思いますけれども、もう三日...全文を見る
○玄葉委員 ぜひ自治省と建設省で一緒に税制改正要望でも出したらいいのじゃないかなと私は考えております。  質問時間が終わりですから、もうやめますけれども、最後に一言だけ申し上げると、自治体の防災体制の問題もいろいろ考えさせられるところは確かにございました。防災無線がもっときちっ...全文を見る
10月14日第143回国会 衆議院 外務委員会 第7号
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○玄葉委員 民主党の玄葉光一郎です。  きょうは、周辺事態法案、ガイドラインと、KEDOの問題、そして関連して、時間があれば日韓の問題で質問をさせていただきたいと思います。  まず、周辺事態法案でありますけれども、きょう少し議論させていただいて整理しておきたいというふうに考え...全文を見る
○玄葉委員 それでは、周辺事態法案は日米安保条約の枠内にある法律であるというふうに考えてよいかどうか、この点についてはいかがでありますか。
○玄葉委員 じゃ、別の聞き方をしますけれども、日米安保条約の実施法だ、そういうふうに考えていいですか。北米局長でも結構です。
○玄葉委員 四月十七日の安保委員会で久間長官は、日米安保の枠内の話だというふうに理解しているというふうな答弁をされていますけれども、それは今北米局長がおっしゃった実施法云々、確かに新ガイドラインは日米安保の実効性を確保するために制定、考えられたものであるけれども、実施法というわけ...全文を見る
○玄葉委員 ちょっとくどくて申しわけないのですけれども、もう一回確認したいのですけれども、実施法と考えてよいかどうかということだけもう一回答弁いただけますか。
○玄葉委員 周辺事態法案の一二条の一の二、三、先ほど申し上げたように、後方地域捜索救助活動と船舶検査活動が定義されているわけでありますけれども、この一号の後方支援の問題はまさに対米協力そのものでございまして、この場合の対象地域の概念については既に答弁があるというふうに認識をしてお...全文を見る
○玄葉委員 ということは、繰り返すわけですけれども、後方支援、一号、そして二号、三号の捜索救助活動も船舶検査活動も、対象地域の概念、一種の、どこまで自衛隊は行けるのか、活動できるのかという、その問題については一号の後方支援と同じということだと思います。ここはある意味で整理できたか...全文を見る
○玄葉委員 わかりました。  いずれにしても、後方地域捜索救助活動と船舶検査活動における自衛隊、いわゆる主体的な活動である自衛隊の活動も、その対象地域、活動範囲というのは対米支援と同じ範囲までというか、同じ整理をしていい、そういうことなんだろうというふうに思いますけれども、それ...全文を見る
○玄葉委員 極東及び極東周辺を超えないという議論をし出すとまたいろいろありますけれども、結局同じ概念で整理すればいいのかな、そういうふうに率直に言えば尋ねたい、そういう趣旨でお聞きしたいという思いでいるわけであります。そういう意味で、私は今の御答弁は、同じ概念で、つまり対米協力で...全文を見る
○玄葉委員 ちょっと今のはよくわからない。私は、今はかなりかみ砕いて質問をしたつもりであったのでありますけれども、先ほど既に御答弁いただいたというふうに理解をした方がむしろいいのかなというふうにも思いました。  それでは、もう一つお聞きしたいのであります。  そうすると、これ...全文を見る
○玄葉委員 そういう法律の立て方なのかなというふうに私も基本的には理解しているのですけれども、なかなかここが整理しにくいのですね。ですから、あえて少しここでも議論しているのですけれども。  もう一つちょっと別の聞き方をいたしますけれども、周辺事態の認定というのはそれぞれが主体的...全文を見る
○玄葉委員 そうすると、少し整理すると、米国が周辺事態と認定しないで日本だけが周辺事態と認定する、日本の自衛隊が単独で後方地域の捜索救助活動、あるいは国連決議に基づいて船舶検査活動を行うということはあるというふうにこれは整理していいということですね。もう一度だけ、済みません、確認...全文を見る
○玄葉委員 そうすると、やはり最初にお聞きをした問題に戻るのですけれども、日米安保の枠の中の、枠の中という言葉がまたどういう意味かという問題もありますけれども、厳密に言えば枠の中の法律というふうに考えていいということではないというふうになりますね。いかがですか。
○玄葉委員 きょう整理したかったのは、後方地域捜索救助活動と船舶検査活動の自衛隊の活動範囲と、米軍の存在が前提となるのかどうかという問題について整理したいと思ったのですが、後者については、法律の立て方はそういうふうに考えるべきなのかなと現時点では考えております。  前者について...全文を見る
○玄葉委員 では、もう一回端的に聞けば、後方地域捜索救助活動と船舶検査活動における自衛隊の活動範囲は、極東及び極東周辺を超えることはあるのですか。そういうことです。
○玄葉委員 わかりましたが、結局、私申し上げたいのは、先ほど議論してきたように、つまり、米軍が存在しなくて、米国が周辺事態と認定しないで日本だけが周辺事態と認定して自衛隊が単独で極東及び極東周辺を超えて活動することがあり得るんですかという話なんですね。今は、想定し得ないということ...全文を見る
○玄葉委員 さっきの条約局長の答弁を、きょうは了というと恐縮でありますが、きょうのところはその辺までにしておきたいと思います。  次に、KEDOの問題について、先ほどの質問者の方も聞かれておりましたが、私からも伺わせていただきたいと思います。  このところの外務大臣の御発言を...全文を見る
○玄葉委員 この外務委員会でもKEDOの議論がございました。そのときに大臣がおっしゃったのは、北朝鮮からの謝罪とか説明とかを絶対的な条件にするものではないということをおっしゃっているわけでありますが、それは当然今も変わらないということなのか、この点についてもお伺いをしたいと思いま...全文を見る
○玄葉委員 枠が壊れるまでには解除する、そういうことでございますし、特定のものを条件にしないということでありますが、改めて今のことをお聞きしたがったし、また改めて聞きたいと思います。  じゃ、解除の要件というのは全くない、特定の要件というのは全くない。もう一回確認をしたいと思い...全文を見る
○玄葉委員 もし北朝鮮からの謝罪とか説明がないまま資金援助の凍結を解除するということになれば、もともと最初からKEDOの資金援助について凍結という考え方を打ち出さない方がよかったのではないか、そう考えるわけでもありますが、その点についてはいかがでありますか。
○玄葉委員 抗議の意思を表明したり、誤ったメッセージを送りたくない、そういうことなのかなというふうに理解をいたしますけれども、先ほど申し上げたように、もし、謝罪とか説明、あるいは例えば米韓に働きかけて具体的にミサイルの開発を停止するとか、そういう何か我々に明確なメッセージがないま...全文を見る
○玄葉委員 私が申し上げたいのは、結局、凍結に踏み切った、踏み切った以上は、北朝鮮からの謝罪なり説明なり、我々が納得するメッセージがなければならないし、逆に言えば、そういうメッセージを得られるという見通しがなければ踏み切るべきではなかった、私はそう考えているわけであります。  ...全文を見る
○玄葉委員 北朝鮮が謝ることは考えられない、そういうことであります。  私が申し上げたのは、もし謝ることは考えられないということであれば、最初から凍結という決断をしない方がよかったなと率直に言って思います。つまり、何もなく資金凍結を解除するということになれば、先ほど申し上げたよ...全文を見る
○玄葉委員 私は、本当に説明も謝罪もメッセージも何もないまま解除したら、結局、周辺国は、日本という国は、いわば何をやっても構わない、日本に対してはですね。ある意味でそういう思いにさせるところがあるのではないかな。時々、日本政府は強硬論を言って、また引っ込める。ある意味で、場当たり...全文を見る
○玄葉委員 北朝鮮の経済改革というものにある意味で期待をしていくというか、改革・開放を粘り強く求めていく、そういう話であります。確かに、この外務委員会でも少し議論があったかもしれません。いわば一種の宥和政策というか、ソフトランディングの政策を採用しているということなのかなというふ...全文を見る
○玄葉委員 日韓の問題で一言、一言申し上げたいというか、お尋ねをしたいと思います。  今回の日韓共同宣言の成果を外務大臣としてどのようにお考えになっておられるか。特に、今回は共同宣言でいわば反省とおわびが文書化されました。そのことで、いわば過去の歴史への区切りがついたというふう...全文を見る
○玄葉委員 一つの区切り、そういう表現を使われたわけでありますが、そうすると、今後政府レベルで過去の問題について触れるということはないというふうに考えてよいのか、いや、それは今後もあるというふうに考えてよいのか。やや抽象的な質問ですが、御答弁いただきたいと思います。
○玄葉委員 今回、反省とおわびが文書化されたということで、一部には、新たな補償の問題が出てくるのではないかという懸念もあるわけでありますが、それは杞憂ですか。
○玄葉委員 最後にもう一つだけ関連してお尋ねしたいのは、両国間の安保対話と防衛交流が今回うたわれました。  私、質問するということできのう取り寄せたんですけれども、一九八三年と八四年の日韓共同声明というのがあるのですね。何か、文書化されたのは三度目だそうでありまして、八三年と八...全文を見る
○玄葉委員 どうもありがとうございました。以上で終わります。