玄葉光一郎
げんばこういちろう
小選挙区(福島県第三区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数10回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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02月25日 | 第156回国会 衆議院 総務委員会 第3号 議事録を見る | ○玄葉委員 民主党の玄葉光一郎です。 本日は、事前に申し上げましたとおり、分権の問題、あるいは市町村合併の問題、あるいは放送メディア等々について、私たちのあるいは私の考え方も御紹介申し上げながら質問をさせていただきたいというふうに思っています。 その前に、小泉内閣のいわば...全文を見る |
○玄葉委員 国から地方に、あるいは官から民に、こういうキャッチフレーズ的な説明でもありますけれども、この定義は私はとても大事だと思いますよ。今の定義で本当にいいのかどうか、内閣として統一された定義なのかどうか、もう一度お聞かせいただきたい。 | ||
○玄葉委員 私は、基本中の基本の質問で、ある意味で易しくてある意味で難しくて、でもとても本質的な問いだというふうに思っているんですね。構造改革という定義について小泉内閣として統一された意思があるのかないのか、正直、今の答弁ではよくわからない。議論したことがないと。これは私は大変な...全文を見る | ||
○玄葉委員 いや、だから、私は、改革が進まないその一つの理由はそこにあるんだと思うんですよね。つまり、構造改革という言葉が頻繁に使われていて、その定義が、主要閣僚である、重鎮である片山大臣も言えない。当然それを聞かされる国民は混乱をするわけですよ、構造改革とは何ぞやと。構造改革な...全文を見る | ||
○玄葉委員 そうすると、経済の構造改革だ、あるいは財政の構造改革だ、あるいは行政改革だ、あるいは金融の改革だ、国と地方の関係の改革だ、すべてひっくるめて構造改革、こういうふうに解釈してよろしいですか。これは、内閣としてそうだというふうに考えていると理解してよろしいですか。 | ||
○玄葉委員 とにかく、おおよそとかという言葉を使わずに、これから構造改革とは何ぞやということについて、改めて閣議で議論して定義を出すというぐらいのことをやらないと進まないですよ。 その上で、国と地方の関係を変えていくということも、これは構造改革の一つなんだというふうに理解をし...全文を見る | ||
○玄葉委員 大きな改革は準備が必要だ、まさにそうだから、実は、内閣が発足するときに既に準備がしてあって、発足と同時にきちっと発表する、そのプランを。六月に発表すると、二年たって初めて発表するんです、発表。こんなことで改革が本当に進むのか。キャッチフレーズとして掲げたその具体的な内...全文を見る | ||
○玄葉委員 種まきにもなっていないという感じじゃないかなというふうに思いますね。 私なんかが、例えば義務教育費の国庫負担金の問題なんかで考えるのは、もう私だけではなくてこれは政党として合意形成していますけれども、例えば義務教育費の国庫負担金というのがある。ある県が、三十人学級...全文を見る | ||
○玄葉委員 いやいや、今ぐらいのレベルじゃなくて、私が申し上げたのは、例えば学校教員の給与なんかを、例えば我々は二十五人学級にします、あるいは三十人学級にします、したがって、先生がより必要ですと。総額を保障されていますから、例えば、我が県は一人一人の教員の給与を少し抑制してでも全...全文を見る | ||
○玄葉委員 私は、分権担当大臣が今のような発言では、はっきり言って分権改革は進まないと思いますよ。後で聞いていきますけれども、関連すると思うんですよね、今後の問題に。義務教育費の国庫負担金は、御存じのとおり、かなりの額ですよね。三兆円ぐらいありますでしょう。どうやって補助金とか負...全文を見る | ||
○玄葉委員 そうすると、こういうふうに考えていいわけですか、今の話を少し整理すると。国庫負担金とか補助金を五・五兆円廃止もしくは縮減する、その分、所得税から住民税、まあ個人住民税の比例部分の定率化みたいな話かどうかわかりませんけれども、あと地方消費税で、要は五・五兆円分地方税をふ...全文を見る | ||
○玄葉委員 やはり自民党政権じゃできないんだと思うんですよね。率直に言ってそう思うんです。私も県会議員時代は自民党にいたんですけれども、できない構造になっているんだと思うんですよね、正直言って。ですから、ぜひ案を出して一気に実現してほしいんだけれども、なかなか期待できないかなとい...全文を見る | ||
○玄葉委員 さっきの義務教育費の国庫負担金は、片山大臣の考え方だとすると、ある意味ではこの中に余り含めないのかなという感じがいたしますけれども、その点がどうかということと、公共事業の補助金、負担金についてはどういうふうにお考えになられていますか。 | ||
○玄葉委員 私、平成十四年六月に出た骨太方針というのを読みました。そうしたら、こう書いてありました。「福祉、教育、社会資本などを含めた国庫補助負担事業の廃止・縮減について、内閣総理大臣の主導の下、各大臣が責任を持って検討し、年内を目途に結論を出す。」もう年内は終わってしまったんで...全文を見る | ||
○玄葉委員 地方分権推進会議ですか。それは全く言いわけにすぎないと思いますけれども。 率直に言って、かつて分権推進委員会がいいのを出しているじゃないですか。たたき台、出しているんですよ。私なんか非常にいい案だと思いますよ。この場でも正式に民主党としては、なかなかいいよ、評価す...全文を見る | ||
○玄葉委員 確かに、諸井委員会のときも大変だったというふうに聞いていますよ。 大森彌さんという方がこういうことを書いているんですね。なるほどなと思いましたけれども、「分権委員会五次勧告の形成過程とその帰結」という論文の中で、今みたいな案を、もっと大胆な案を出そうとしたんだけれ...全文を見る | ||
○玄葉委員 そうすると、残された交付税で、あるいはそういった補助金、負担金のいわば程度のかげんとか譲与税の程度のかげんで、最終的に、それぞれの地域間格差、今よりは格差を広げるけれども大体許容範囲の中におさまるよ、こういう考え方ですか。 | ||
○玄葉委員 こればかりやっていると、まだ通告した三分の一ぐらいなので終わりますけれども、結局、最大のポイントは補助金、負担金になると思うんですね。ですから、そこをよく見たいというふうに思いますし、我々ならばそれをもっと深掘りできるし、そもそもできる、この違いが最終的に分権改革を進...全文を見る | ||
○玄葉委員 そういうことだと思うんですよね。結局、再編成されなかった、合併しない選択を最終的にした、そういう町村に対して事実上の強制をするような案になっちゃっている。事務配分特例方式であるとか内部団体移行方式とか。恐らく、内部団体というのは基礎自治体とは呼べないんでしょう。呼べな...全文を見る | ||
○玄葉委員 関連しますけれども、市となるべき要件の緩和なんかも、私は、これはもう少し延長してもいいんだろうと。人口以外の要件を不要とする、こういう問題も延長したらいいんじゃないかというふうに思いますが、いかがですか。 | ||
○玄葉委員 西尾案は、結局、これは私の個人の考え方でありますけれども、私は、最終的に自治体の選択にすればいいんですよ。仮に合併しない町村が出てきた。出てきたときに、その自治体が事務配分の特例方式をみずから採用して、都道府県に一定の事務をお任せするよ、あるいは内部団体になるよという...全文を見る | ||
○玄葉委員 そこは私も考え方は同じで、これは例えばの話ですけれども、五百人の村があって、合併しないという選択をして、でも私たちは議員さんは要らないという選択をしようとした。だけれども、今の地方自治法では認められていないわけですね。そういう場合は、政府として、あるいは議員立法でもい...全文を見る | ||
○玄葉委員 時間が来て、メディアの話ができなくなりそうなんですが、一つだけメディアの話を聞きたいと思います。 ただ、先ほどの繰り返しになりますけれども、改めて、分権改革の最大のポイントは補助金、負担金で、我々は深掘りできます。残念ながら、小泉内閣、できそうもないなということが...全文を見る | ||
○玄葉委員 でも、大臣としては見直したい、こういうふうに思っておられるというふうに理解してよろしいわけですね。 ただ、私、少しだけ心配があるんですね。つまり、情報発信が今東京がほとんどですね。出版あるいは放送メディアもそうでしょう。ほとんど東京なんですよね。このときに、これは...全文を見る | ||
○玄葉委員 最後に、政治とお金の問題で予算委員会、集中審議をいたしました。その中で片山大臣が取り上げられたということで、それぞれの委員会でもということであります。それだけ非常に注目をされた事案だったんだなというふうに改めて思いましたけれども。 まず、長崎県連の不祥事、自民党県...全文を見る | ||
○玄葉委員 結局、政治資金規正法違反の虚偽記載というのもあるんでしょうけれども、今おっしゃったように、公選法違反だということでございます。個人じゃなくて政党がまさにこの事態に巻き込まれているということでございます。 この公選法というのは、百九十九条と二百条ですか、特定寄附の禁...全文を見る | ||
○玄葉委員 選挙の年と選挙でない年で献金額がかなり違うということが起きると、確かに少なくとも誤解を与えることは間違いないというふうに思うんですね。特定寄附と一般寄附の線引きってなかなか難しいと思うんですよ。 私、これはお聞きしたいなと思うんですけれども、選挙の年と選挙じゃない...全文を見る | ||
○玄葉委員 私は実は調べていなかったんですが、そうなると、かなり違うんだな、選挙のときと選挙じゃないときと。そうすると、やはり疑われる、少なくとも。公選法の所管大臣が疑われるということになると、これはゆゆしき事態だなというふうに言わざるを得ないわけであります。 そういう意味で...全文を見る | ||
○玄葉委員 以上です。どうもありがとうございました。 | ||
03月25日 | 第156回国会 衆議院 総務委員会 第9号 議事録を見る | ○玄葉委員 民主党の玄葉光一郎です。 三人の先生方、ありがとうございました。 まず、田原さんに、ひとつぜひ御見解をといいますか、どういうふうにごらんになっているかお尋ねをしたいと思うんです。 イラク攻撃が始まりました。我々はイラク攻撃を大体、映像を通して見るわけです。...全文を見る |
○玄葉委員 きょうは、報道のあり方、あるいはメディアのあり方ということなので、イラクの議論は少し避けますけれども、ただ…… | ||
○玄葉委員 いや、それは基本的に我々は支持をするということに恐らくなったと思いますよ。 | ||
○玄葉委員 現実には法律の枠内で最大限協力すると…… | ||
○玄葉委員 法律の枠内で最大限協力するということになったと思います、すぐ新法はつくれませんからね。民主党の場合はそういうことになったと思います。 ただ、ちょっときょう、少し音先生にも質問したいので……(田原参考人「じゃあ、そのときには新法をつくるわけね。新法をつくって自衛隊が...全文を見る | ||
○玄葉委員 それで私、イラクの報道を土曜日、日曜日に地元で少し見ていたんで、実はCSとかなかったんですね。そうすると、情報がすごく限られるんですよ。ですから、音先生にも私お尋ねしたいんですけれども、実情は、日本は多チャンネルになっていないと私は思うんですね。多チャンネルの仕組みは...全文を見る | ||
○玄葉委員 確かに、今の、特に地上波なんかは、私は、アメリカの同行記者とかそういうところからの情報の垂れ流しというところが、率直に言ってちょっとあると思います、私も、率直に言って。 だからこそ、例えばCS番組なんかがばっとあって、ほとんどの国民が入っていて、いろいろなニュース...全文を見る | ||
○玄葉委員 もう一ついいですか。まだ時間ありますか。 | ||
○玄葉委員 先ほど、情報発信の一極集中という話がありましたよね。私も、そういうところはあるだろうなというふうに思いますけれども、ただ、実はますますそういう傾向が強まる基盤というか構造になっているんじゃないかと。キー局とローカル局の関係もそうだけれども、このキー局の力がどんどん強く...全文を見る | ||
○玄葉委員 さっき、傍観者だという話だったんで。 我々も、ある意味で態度は明確だと思っているんです。まさに、査察を強化する、人員とか装備をふやして、強化して対応していく。最後の武力行使は我々は否定しません。ただ、まさに手段として、査察の強化という手段をとるべきだ、それを同盟国...全文を見る | ||
05月14日 | 第156回国会 衆議院 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第10号 議事録を見る | ○玄葉委員 民主党の玄葉光一郎です。 昨年、この委員会の初日に、私は質問に立たせていただきました。そのときに、冒頭申し上げたのは、緊急事態に関する法整備は必要だ、ただ問題は、政府案のできばえだ、こういうことをあのときに申し上げたわけであります。政府案を見ますと、例えば基本的人...全文を見る |
○玄葉委員 この委員会でもよく例として出されましたけれども、ドイツなどは、ドイツ基本法あるいは非常事態法をつくるときには、超党派合意ということでございました。今、総理がおっしゃいましたけれども、まさに、どちらが与党であっても野党であってもということじゃないかというふうに思います。...全文を見る | ||
○玄葉委員 確認の意味を込めてお聞きをしたいんですけれども、日本の政府としては、この北朝鮮問題のゴールの設定といいますか、望むべきシナリオというものをどういうふうに描いて外交を積み重ねておられるのかということであります。 例えば、例えばですけれども、南アフリカのように北朝鮮が...全文を見る | ||
○玄葉委員 このゴールの設定で、私、いろいろそれこそ手法が変わってくると思うので、あえて確認の意味で、そうだろうというふうには思いましたけれども聞いたんです。 ただ、考え方によっては、いや、あくまで自然崩壊を考えていた方がコストが安くて済むんだという考え方だって現実にあるのは...全文を見る | ||
○玄葉委員 一度両首脳で交わされた紙をいわばツールにするというかてこにするというその意図は、私もわからないではないんです、率直に言いまして、そういう現体制の政策転換を求めていくという路線をとるとすれば。 ただ、別に言質をとりたいわけじゃないんですけれども、先ほど申し上げたよう...全文を見る | ||
○玄葉委員 さっきも申し上げましたように、それをツールにするんだというその意味は、私はよくわかるんですよ、そういう路線で行くんだったら、そうだろうなと。 ただ、別にそこは憶病にならずにおっしゃったらいいと私は思うんですよ。平壌宣言は、双方は、国際法を遵守する、互いの安全を脅か...全文を見る | ||
○玄葉委員 余りこの問題に時間を割きたくないんですが、ただ、やはり今申し上げた、例えばNPTの脱退なんというのは明らかなんですよね。そう思いますが、きょうは法律の方が優先ですから。 ただ、もう一つだけ。そういう路線を行くのであれば、選択するのであれば、これはもう妥協せずに、か...全文を見る | ||
○玄葉委員 これは経済制裁にもいろいろな段階があると思うんですよね。例えば、姿勢を示すという段階と、実際に発動する、実際に制裁を行うという段階はまた違う。制裁の中身だって、いろいろあるわけですよね。これは、余り話し合いだ、話し合いだとばかり言っていると、逆に北朝鮮に対して誤ったメ...全文を見る | ||
○玄葉委員 私個人の意見は、私は、姿勢を示すということは将来オプションとしてあっていいんだろうと。もちろん、北朝鮮が制裁は戦争とみなすというふうに言っています。これはおどしかどうかわかりません。だれもわからないと思いますが、だから慎重は要するんですけれども、私は、いろいろな段階が...全文を見る | ||
○玄葉委員 総務大臣、どうぞ、時間がなくなりそうなのでお帰りになっていただいていいです。——では、時間までいてください。何か、十分から二十分の間に質問してくれということでありましたので。 それでは、時間がなくなりますので法案の質疑に入りますけれども、昨年のこの初日に、私、内閣...全文を見る | ||
○玄葉委員 私は、正直まだまだ十分じゃないと思っています。こういう内閣の情報体制をしっかりさせるためにも、実は民主党は、危機管理庁というものをつくっていこうではないか、これはもちろん一つの理由ではありますけれども、提案をしているわけであります。 率直に言って、日本の危機管理の...全文を見る | ||
○玄葉委員 委員会でも説明があったんですけれども、官房長官、内閣危機管理監というのがいるんだと。でも、そこで本当に全体の調整が十分できるのか。スタッフは何人ですか。たしか五十人ぐらいだと思うんですけれども、そのぐらいの状況ではないだろうかというふうに思うんですね。 これは総理...全文を見る | ||
○玄葉委員 次に、基本法のことでありますけれども、我々、基本法を提案させていただいたわけでございます。それは最も大きな意味は、自民党がお招きをした参考人もこの場の参考人質疑でおっしゃっていましたが、憲法に緊急事態の規定がない、これはやはりいかがなものかということを言っていました。...全文を見る | ||
○玄葉委員 次に、基本的人権、これは民主党がとても大切にしてきた主張でありますが、今回、我々の入念規定といいますか、念を入れる規定が修正案の中に入ったということでありますけれども、それについて、特に民主党の提案者の方から、今回の修正で基本的人権に関する規定がどのように盛り込まれて...全文を見る | ||
○玄葉委員 修正案を提出された与党の委員にもお伺いしたいんですけれども、きのうの覚書のところで、武力攻撃事態対処法三条四項に関し、民主党が修正を求めている事項については国民保護法制で措置をする、こういうことを覚書で交わされたということでありますけれども、その事項というのは、これは...全文を見る | ||
○玄葉委員 あと、民主党の委員にもう一つお尋ねしたいんですけれども、我々が大事にしてきた国会のコントロール、民主的な統制は、今回の修正案でどのように措置されましたか。 | ||
○玄葉委員 大急ぎになりますけれども、もう一つ、国会で担保していただきたいという意味で、与党の委員にお尋ねしたいんですが、先ほども、附則に、この法律は、公布の日から施行する。ただし、第十四条、第十五条及び第十六条の規定は、「別に法律で定める日から施行する。」こういうふうにあるわけ...全文を見る | ||
○玄葉委員 実はきょうは、きのうの夜、急遽時間が五十分と倍になったと言われて、ミサイルディフェンスの話とか、つまり着上陸作戦よりも恐らく蓋然性が高いであろうと思われるミサイルディフェンスとか、原発テロだとか、サイバーテロの質問を用意してきたんですが、時間が大分なくなってきました。...全文を見る | ||
○玄葉委員 もう時間がなくなりましたので、終わりますけれども、きょうの報道なんかを読みますと、民主党も修正案で合意して、ある意味では与党と同等の責任を負うことになるのではないか、こういう評価といいますか報道があるわけでありますが、もとより、そもそも我々、そういう責任を負う立場で議...全文を見る | ||
06月23日 | 第156回国会 衆議院 予算委員会 第25号 議事録を見る | ○玄葉委員 民主党の玄葉光一郎です。 国から地方へ、小泉政権が発足したときのいわばスローガンでもあります。しかし、発足後二年間、ほとんど何も手つかずの状態だったと思います。ただ、ここへ来てやっと動き出して、最近一応の決着が図られたのかな、こういうふうに見ています。 有事法...全文を見る |
○玄葉委員 私は、今の日本は潜在力があるんだけれども潜在力にふたをしている、そう思っています。潜在性を発揮できないでいる、そういう仕組みにしてしまっている。そのふたをあける、これが私は第一の改革の目的だと思っています。 もう一つは、何から何まで中央省庁が、もっと言えば中央政府...全文を見る | ||
○玄葉委員 今、潜在力のふたをあける、中央政府本来の機能を発揮させる、むだをつくるシステムをなくしていく、こういうことを申し上げましたけれども、さて、今回のはどういう案なんですか。四兆円の補助金を廃止、縮減等、そして、義務的経費については一〇〇%移譲するけれども、それ以外は八〇%...全文を見る | ||
○玄葉委員 私、今申し上げたのは学校の話ですよ。要は、なくなるんですか、こういうシステム。はっきり言ってください。 | ||
○玄葉委員 はっきり言えないんですね。つまり、民主党の案は、後で説明いたしますけれども、所得税から住民税に五・五兆円税源移譲する、その財源は補助金に求めますけれども、その残りの大半は、これは大変なことだということをわかってあえて申し上げるんですけれども、ひものつかない一括交付金に...全文を見る | ||
○玄葉委員 要は、具体性がないということもさることながら、先ほどから申し上げていますけれども、今回の改革の目的は、私、三つ申し上げましたね、総理もそのとおりだってはっきりおっしゃいましたね。しかし、例えば、本質的じゃないかもしれないけれども、こういう仕組みもなくならないということ...全文を見る | ||
○玄葉委員 結局、国は税源移譲をするというのが痛みだと、こういう話なんですね。それは、その分仕事が減るんだから当然なんですよ。本当だったら、歳入中立で税源移譲したって本当はいいはずですよ。総務大臣、そうでしょう、本当は。本当はそうなんですよ。だから、こんなの痛みじゃないんですよ。...全文を見る | ||
○玄葉委員 例えば、具体的に聞くつもりはありませんけれども、特殊法人が独立行政法人になった、何と言われていると思いますか。フロアも変わらない、役職も変わらない、隣にいる人も変わらない、だけれども名前が変わった、こういうふうに言われているんですよ。これが現状じゃないですか。それで中...全文を見る | ||
○玄葉委員 多分、議論を聞いていると、私は時代認識が違うのかなというふうに思っています。私は、日本人は小さな波には極めてよく対応してきたと思いますけれども、大きな波には残念ながら、明治維新のときも戦後のときも、我々自身の手で十分なし遂げられたかどうかという問題があるわけです。私は...全文を見る | ||
○玄葉委員 まさに牛の歩みなんだと思いますよ。牛の歩みなんだと思いますよ。まさに、こういう問題についてはスピードが大事、だから、私はやはり時代認識が違うのかなというふうに思わざるを得ないところがありますね。 自民党変わったと言いますけれども、例えば選挙スタイルが本当にどの程度...全文を見る | ||
○玄葉委員 例えば、これは片山さんだって同じかもしれませんけれども、国と地方の歳入を一対一にするために、例えば我々のように五・五兆円だ、こういう意味なら、私、まさに根拠があるなと思うんですが、総理、総理の御指示だということですから、四兆円の根拠は何ですか。 | ||
○玄葉委員 よくわからないですね、正直。いやいや、根拠はよくわからないですね。 もう一つ聞きますよ。 塩川大臣、義務的経費について一〇〇%移譲、こういうことでありますが、前置きがあるんですね、前置きが。徹底的に効率化を図った上で一〇〇%移譲する、これはどういう意味ですか。 | ||
○玄葉委員 いや、質問に答えていないんですよね。徹底的に効率化を図った上で一〇〇%移譲する、その意味はどういう意味なんですかと聞いたんですけれども、質問に答えていないんですよね。もう時間がありませんから、一言で。 | ||
○玄葉委員 これは、本当は幾つか確認したいことがあるんですが、時間がありませんから、ただ、いずれにしても、私は、潜在力のふたをあけるのには不十分だ、中央政府のリストラも伴っていないというふうに評価せざるを得ないし、果たして、さっきお示しをしたような、むだを生む、つくるシステムがな...全文を見る | ||
○玄葉委員 もう時間ですから終わりますが、大胆に仕組んでくださいよ、大胆に。大胆に仕組んでください。これは、私は、一つの大きなポイントだし、より質の高い住宅をつくるために民主党として具体的に提案もしています。私の個人的な案も申し上げました。民主党中心の政権ならそうしますし、あるい...全文を見る | ||
10月03日 | 第157回国会 衆議院 総務委員会 第1号 議事録を見る | ○玄葉委員 玄葉光一郎です。 麻生大臣の就任のあいさつに対して、特に地方分権、後で武正議員からも議論があろうかと思いますけれども、時間があれば少し郵政の話をさせていただきたいというふうに思います。 まず冒頭、麻生大臣は、ことしの八月二十七日、二十一世紀臨調の知事・市長連合...全文を見る |
○玄葉委員 各知事さんたちが現場感覚で、私の名前も玄葉ですが、現場感覚でまさに積み上げてこの結論を出したんだと私は思います。尊重したいと思います。 二十・五兆あるいは計算の仕方によっては二十一兆、補助金とか負担金が確かにあります。都道府県に来ている十一兆のうちの九兆円を見直し...全文を見る | ||
○玄葉委員 私が解説する必要はないんですけれども、結局、都道府県と市町村で一番違うのは、推測も含めて言うと、税源移譲したときの財政格差をどうするか、恐らくそこが一番だと思うんですよね。どこまで許容するのかということがあると思います。もっと言えば、都市部とそうでない地域と、財政格差...全文を見る | ||
○玄葉委員 では、そのときの税源移譲は基幹税を移譲するということですが、何を移譲するんですか。 | ||
○玄葉委員 一つだけ、少し細かいんですが、確認のために聞いておきたいんですけれども、税源移譲するときに、例えば教育の国庫負担金、教職員の給与ですね、そういった義務的経費等については、移譲するときには一〇〇%移譲しますよ、削減しませんよ、こういうことを既に総務省として方針を発表して...全文を見る | ||
○玄葉委員 市町村合併の話でありますけれども、先ほど市町村合併に特に力を入れていくというあいさつがありましたが、今、法定協議会ができているところが五割を超えているということのようでございます。まさに平成の大合併の感があるんですけれども、我々民主党も、市町村合併は基本的には推進です...全文を見る | ||
○玄葉委員 要は、合併しない自治体、例えば一万人とはっきりしなくてもいいんですが、一万人前後、未満みたいな人口規模で、どうしても戦略的に合併しない方がいいというふうに判断をした自治体なんかも出てくるわけです、これから。そういう自治体についても、いわば先ほど申し上げたような事実上の...全文を見る | ||
○玄葉委員 では、強制はしない、事実上の強制もしないということですね。 一問だけ郵政について聞かせていただきたいと思いますが、麻生大臣は、小泉首相の民営化という方針には賛成だ、こういうふうに発言をされているわけでありますけれども、総理の、民営化の中身については触れていない、し...全文を見る | ||
○玄葉委員 もう一つ。総理大臣は、首相は、郵政民営化を自民党の総選挙の公約にする、こういうふうに言っているわけですが、麻生大臣も同じ考えですか。 | ||
○玄葉委員 そうすると、条件つき民営化みたいな感じで公約に書き込むべきだ、こういうことですね。 | ||
○玄葉委員 それは麻生大臣、わかっておっしゃっているんだと思うんですけれども、違うと思うんですよ。つまり、政党が内閣を組織しているわけでありますから、それは言い逃れになってしまう。担当大臣、与党を代表して担当大臣になっていて、担当大臣のまま総選挙を迎えるわけですから、これは麻生大...全文を見る | ||
○玄葉委員 私は、正直、この歯切れの悪さは、私、べた褒めしているようですが、ある面で麻生大臣のまじめさだと思うんですよ。いや、そういうことだと思うんです。つまり、小泉さんは、公約は大したことない、こう言っちゃったわけですね。だけれども、公約というのは重いんでしょう。ある意味では重...全文を見る | ||
○玄葉委員 これ、ぜひお考えいただきたいんです。 先ほど申し上げたように、公約は重いので、極端な話、その公約の実現に連帯責任を負えない人は、私は、政党はその人を公認すべきじゃないし、逆に言えば、その人は政党の公約実現に責任を負えないんだったら公認を辞退すべきだと、そのぐらいの...全文を見る | ||
○玄葉委員 終わります。 |