玄葉光一郎

げんばこういちろう

小選挙区(福島県第三区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数10回

玄葉光一郎の2014年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月12日第186回国会 衆議院 外務委員会 第4号
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○玄葉委員 おはようございます。  本日は、三十五分という時間の中で、一つはTPP交渉につきまして、そしてもう一つは、首相の昨年末の靖国神社参拝、あるいは岸田外相御自身の靖国神社の参拝に対する考え方についてお尋ねをしたいというふうに思います。  まず、TPP交渉については、何...全文を見る
○玄葉委員 交渉姿勢についてもお尋ねをしたいと思います。  私は、高いレベルの経済連携というのは必要だという立場であります。ただ、当然ながら、農業との両立を含めて、最大限の国益を実現しなければならない、こういう立場であります。同時に、野党第一党として厳しい姿勢で政府に対してチェ...全文を見る
○玄葉委員 そうすると、まず、自民党の選挙公約には、「守るべきものは守り、攻めるべきものは攻める」、こういうふうに書いてございますけれども、この守るべきものとは一体何か、攻めるべきものとは何か、どうお考えになって交渉姿勢をとっておられるのか、御説明願います。
○玄葉委員 冒頭申し上げたように、まあ、いずれは妥結をするだろうと、私は若干時間がかかるのではないかというふうに見ておりますけれども、そう思うのですが、その前に、やはり幾つか確認をしなきゃいけないことがある。  それは、一つは言葉の定義なんですね。衆参の決議を読みますと、例えば...全文を見る
○玄葉委員 そうすると、今の澁谷さんの話だと、通常のEPA交渉などでは、除外とか例外という言葉の違いというのは、あるいは定義もそうですけれども、明確ではなくて、その時々によって使われ方が違ってくる、そういう側面があるというふうに考えるべきなのではないかということでしょうか。  ...全文を見る
○玄葉委員 言葉というのは難しいなと思うんですよ。除外と例外というのは一体どう違うんだろうとまず思いますよね。例えば、これから関税の交渉をしていくときに、除外するというと、まさに、そもそも交渉の対象から外すというイメージがまず一つあり得る、少なくとも持つ人によってはあり得るわけで...全文を見る
○玄葉委員 いや、わかっているんですが、私のときにも、まさにカークさんと話をしていて、物品については交渉の中で決めよう、こういうことを決めたんですね。そのとおりなんだけれども、私が現時点でちょっと確認しておきたいと思ったのは、撤廃と例外、あるいは聖域という言葉ですね。  現実に...全文を見る
○玄葉委員 きょうのところはわかりました。現時点での受けとめがそうであると。  ただ、おっしゃるように、多分、この言葉の定義というのははっきりしないんでしょうね。除外、例外、聖域、それぞれの言葉の定義がはっきりしないので、恐らく、妥結をしたときにさまざまな問題がこの言葉をめぐっ...全文を見る
○玄葉委員 岸田外務大臣御自身の靖国神社参拝に対する考え方もお尋ねをしたいというふうに思います。  なぜ岸田外務大臣は靖国神社に参拝を、少なくとも外相としてされないのか、その理由についてもお伺いをしたいと思います。
○玄葉委員 適切にという意味は、外務大臣の在任中、行くことはない、こういうことですね。
○玄葉委員 先ほどおっしゃった安倍総理の昨年末の靖国参拝について、参拝それ自体、タイミング、参拝のありよう、そして環境整備、これらについて問題があったというふうにお考えですか。
○玄葉委員 ちなみに、靖国神社は、先ほど明治維新の話がありましたが、あのとき、勝った軍の戦死者は祭られていますけれども、負けた軍の戦死者は祭られていないという事実もまたございますので、参考までに申し上げておきます。  岸田外務大臣は、平成十八年八月二十五日、広島テレビ「テレビ宣...全文を見る
○玄葉委員 要は、平成十八年に岸田外務大臣は、当時、小泉総理大臣の靖国参拝について、一定の問題がある、つまり、もっと丁寧な配慮が必要だったと思っておられる、少なくとも当時は思っておられた。これは多分、外務大臣のホームページだと思いますけれども。でも、安倍さんの靖国参拝については問...全文を見る
○玄葉委員 小泉さんの場合は、もっと丁寧な配慮が必要だったと思う、そういうふうにはっきり述べておられるので、まさに今、安倍さんに対しても、丁寧な説明がもっともっと必要だというふうに基本的には思っているということだと理解いたします。  また同時に、何か記者会見の質疑を拝見しますと...全文を見る
○玄葉委員 アメリカの主要紙が、中国に対する最大のプレゼントであるというふうに報道しました。また、アメリカの外交委員長が、中国を利することになるだろう、こういうふうに発言をしました。  これは私、靖国神社参拝がある前からずっと心配していたことでもあったんですけれども、何かまるで...全文を見る
04月03日第186回国会 衆議院 東日本大震災復興特別委員会 第4号
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○玄葉委員 玄葉光一郎です。  きょうは、ため池の除染から質問させていただこうと思ったんですが、ただいまの高木さんの質疑を聞いて、一言だけ申し上げたいというふうに思います。  今議論になった中間貯蔵施設、これは福島の復興に欠かすことのできない大変重要な課題であります。立場を超...全文を見る
○玄葉委員 その御苦労はよくわかるんです。  よく伊沢町長と腹を割って、表だけではなくて、やはり非公式に腹を割って話すというのが何より大事じゃないかな、そういう時期だろうなというふうに思います。ですから、中間貯蔵施設の住民説明会というのではなくて、もっと本格的な、本質的な、地域...全文を見る
○玄葉委員 これは、そうすると、早くてことしの秋からというふうに考えてよいのかということと、あと、先ほどおっしゃったように、いわゆる住宅地近くのため池といわゆる農業用のため池、これを分けて考えるということでありますけれども、基本的には、市町村から要望の出たため池は全て除染をすると...全文を見る
○玄葉委員 通告の三分の一ぐらいしかできませんでしたが、頑張りましょう。  終わります。どうもありがとうございます。
04月04日第186回国会 衆議院 外務委員会 第9号
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○玄葉委員 おはようございます。玄葉光一郎です。  ICJ、南極における捕鯨訴訟、ショックが走ったというふうに思います。同時に、後ほど今回の厳しい判決を踏まえての反省、教訓をお聞きしたいと思いますが、その前に、けさ、報道あるいはテレビを見ておりましたらば、総理大臣が事務方を厳し...全文を見る
○玄葉委員 これはぜひ一言お答えいただければと思いますが、結局、事務方を叱責したという報道だけなんですね。そして、鶴岡代理人が官邸から出てきたときに答えたコメントも、恐らく総理大臣と打ち合わせをしてお答えになったと私は推測しますけれども、総理大臣から叱責を受けました、ただそれだけ...全文を見る
○玄葉委員 確認なんですけれども、やはりこれは事務方のせい、そればかりでは決してないということですよね。
○玄葉委員 私もそう思います。これは私も含めてでありますけれども、やはりショックだったんですね。総理大臣だって、本当に強い関心をお持ちであれば、昨年、口頭弁論が行われた前後にきちっと報告を受けて、さまざまな指示を、特に口頭弁論前にすればよいわけでありますから、当然、政治家の責任で...全文を見る
○玄葉委員 今回、例えば鶴岡代理人はTPPの首席交渉官であります。そちらで忙しい身であるにもかかわらず、彼が一番いわばベストな人選だ、少なくとも非常に能力が高いということで、かえずに、彼が口頭弁論をやられたわけです。彼のせいだと言っているわけじゃなくて、つまり、今回、ほぼ現時点で...全文を見る
○玄葉委員 おっしゃるとおりだと思うんですけれども、国連憲章二条四項は、いわゆる強制とか力による領土の取得を禁止しているわけでありまして、そのことに明らかに違反する行為だろうというふうに思います。  ただ、実はロシアも、これも事前通告しておりますけれども、国際法上の根拠を示して...全文を見る
○玄葉委員 特に後者のことはよくわかりました。  ただ、冒頭おっしゃった、これはぜひ説明していただければと思うのは、多分、今聞いている委員の皆さんも、いわゆる国連憲章一条に書いてある民族自決の原則とロシアは言っていますよね、それに対して、今回は適用されないというのは何でなんです...全文を見る
○玄葉委員 私もそう思います。わかりました。  それで、今回のクリミア編入問題でありますが、やはり全体の文脈から見ると、私も国際法違反だと思うし、力の論理がまかり通ったな、十九世紀的だな、帝国主義的だなというふうに思います。  その上で、具体的に幾つか聞きたいのは、今回のクリ...全文を見る
○玄葉委員 実は、この間、在京のロシア大使と夕食を食べました。高村さんも一緒でした。その中で、そういうお酒の場ですから、冗談、ブラックユーモアでありますけれども、先方から、北方領土も住民投票で決めましょう、こういう話がありまして、それは明らかなブラックユーモアだと言ったんですね。...全文を見る
○玄葉委員 私、ちょっと今思い出したんですけれども、この場でというか、部屋は違ったと思うんですけれども、外務委員会の場でシリアの問題を扱ったことがあって、あのときたしか、オバマ大統領がレッドラインを越えた、一線を越えたということを言った瞬間に、私はまずいんじゃないかなと思ったとい...全文を見る
○玄葉委員 オバマ大統領が四月の二十三日から来日をされると聞きました。当然この問題も話し合われるというふうに思います。  やはり、今のところ日本は、G7の中ではいわば一番後ろで制裁についていっている、こういう感じではないかというふうに思うのであります。  先ほど申し上げたよう...全文を見る
○玄葉委員 四月に、岸田外務大臣、ロシアに行かれるという話を以前聞いたことが、報道なんかで見たことがありますけれども、予定どおり行かれるんですか。
○玄葉委員 そうすると、前向きに行くということよりは、慎重に見きわめる、こういう感じですか。
○玄葉委員 まさにこれは難しい判断だと思いますけれども、総合的な判断をしていかなきゃいけないんだろうというふうに思います。  国際法の観点で、また別の問題を一つだけお聞きしたいんですけれども、きょうは国際法にできるだけ特化して聞こうと思っていたんですが、韓国、日韓関係、今度時間...全文を見る
○玄葉委員 中国はどうですか。つまり、中国は、恐らく中国政府として、これまでと違って、もっと言うと、韓国政府とも違って、個人の請求権あるいは民間の請求権は、日中共同声明の中で扱ったような形で請求権放棄をいわゆる個人と民間はしていないんだみたいなことを中国政府が言うのではないかとい...全文を見る
○玄葉委員 時間の関係で、最後の質問をいたします。  お手元に、NPDI広島外相会合の開催に当たっての民主党の議連の提言があるというふうに思います。NPDIというのは、いわゆるNPTの運用会議に向けて現実的な提案をして、今後の国際的な議論を核軍縮・不拡散の分野で主導するためにつ...全文を見る
○玄葉委員 時間が来ましたので終わりますけれども、ウクライナの危機をめぐって米ロの関係が特に緊迫をしている中でありますので、核軍縮分野でNPDIの果たす役割は大きくなっているというふうに思います。  大臣の御地元での開催でもあります。私自身のときにたしか広島と場所を決めたんです...全文を見る
04月25日第186回国会 衆議院 外務委員会 第14号
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○玄葉委員 民主党の玄葉光一郎です。  外務大臣、御苦労さまでございますが、日米首脳会談が昨日行われました。外務大臣も同席をされておられたというふうに思いますので、この日米首脳会談でテーマになった点を中心に議論させていただきたいというふうに思っています。  まず冒頭、共同声明...全文を見る
○玄葉委員 まず、最終調整中の共同声明ですけれども、恐らく、岸田外務大臣が今回の大きな成果だとおっしゃったその理由は、いわゆる尖閣を含めた日本の施政にある領域に関する五条適用というのを大統領自身が明言されたということだと思いますが、このことも最終調整中の共同声明にしっかりと書き込...全文を見る
○玄葉委員 せっかくなので、澁谷審議官。  一つとして完全にセットされたものはないのだというお話でありました。  例えば、報道であれば、米とか麦とか砂糖の関税は少なくとも大枠維持されるのだ、そういう報道があるわけです。特に焦点になっているのは肉で、牛肉、豚肉の関税の率、下げる...全文を見る
○玄葉委員 その点はわかりました。ピンどめができている状況ではないのだ、全体をパッケージなので、ここは大体セットできそうかなと思ったら、ほかのテーマが出てきて、それもまた御破算になって議論を蒸し返される、こういう状況が続いている、こういうふうに考えてよろしいですね、確認ですけれど...全文を見る
○玄葉委員 はい、わかりました。  それで、日米首脳会談に戻りたいというふうに思いますけれども、今回の日米首脳会談全体の評価について、改めて外務大臣にお伺いをしたいと思います。
○玄葉委員 私も、まだ共同声明文も読んでおりませんし、きのうの共同記者会見をテレビで拝見しただけということでございます。  その中での印象を私自身申し上げると、日米が結束を確認できたという点は一定の成果だというふうに思います。ただ、やはり、靖国神社への参拝を契機とした日米のぎく...全文を見る
○玄葉委員 私、先ほど、一定の成果はあったんですけれども、ぎくしゃく感が残っているなというふうに思ったというのは、何となく、会見での息が合う合わないという問題もありますし、結局、中国の問題も、領有権の立場は示さないと大統領御自身があの場であえて言う必要はないのではないか、考え方は...全文を見る
○玄葉委員 昨年末、訪中しました。外務大臣にも事前に申し上げたと思います。中曽根元総理の平和研の依頼を受けて、シンポジウムに出席をするために訪中をしました。  そのときに、私のときのカウンターパートであったヨウケツチさんが、元外相が今は国務委員ということで、中国の場合は出世とい...全文を見る
○玄葉委員 ちょっと確認したいんですけれども、平成十八年だったかと思いますけれども、岸田外務大臣は、小泉総理大臣の靖国参拝については、もっと丁寧な配慮をすべきだった、結果としてそうだ、政治問題化、外交問題化してしまったというふうに述べていますけれども、このことについての考え方は変...全文を見る
○玄葉委員 話題をかえます。  きのう日米首脳会談に同席をされておられたわけでありますけれども、この中で、例えばガイドラインの見直しなどについての議論というものはあったのでしょうか。
○玄葉委員 当然、アジア太平洋のパワーバランスが変わっているので、このガイドラインの見直しについては、我々の政権のときにも、当時は防衛大臣は森本大臣でありましたけれども、ともに進めていこうということを考えていたわけです。  特に私が気になっているのは、集団的自衛権の問題よりも、...全文を見る
○玄葉委員 ここで、確かにシームレスな対応が求められると思いますので、私もこのことは非常に大事な課題だというふうに認識をしていますので、できるだけスピーディーに対応していかねばならないというふうに思います。  きのう、共同会見を聞いていて、盛んにオバマ大統領から、紛争の平和的な...全文を見る
○玄葉委員 その立場は私も変わりません。  もし、中国側からICJで解決しようという呼びかけがあった場合は、どうされますか。
○玄葉委員 あえてもうこれ以上言いません、これは。  力による現状変更に明確に反対だということを、私もそうですけれども、それは安倍総理も、きのう、会見で何回もおっしゃっていました。そして、国際法重視ということを強調していたわけです。  当然、中国向けにそういうことを強調するわ...全文を見る
○玄葉委員 それでは、もっと踏み込んだ共同歩調というのを求められたというわけでもないというふうに考えてよいのかどうか。  また、きのう、共同会見では、盛んに欧米の記者から、オバマ大統領に対して、いわゆるロシアへの追加制裁の話が何度も何度も質問されていましたね。オバマ大統領の頭の...全文を見る
○玄葉委員 多分これはいろいろな考え方があって、ロシア、せっかく仲よくなったのに、またすき間風が吹いちゃうと、むしろ、中国の問題を考えたって、中ロが接近しちゃうんじゃないかとか、ただ一方で、何か有効な制裁が打てないと、中国は逆に息を凝らして見ていて、こういう力わざをやったって国際...全文を見る
○玄葉委員 核実験あるいはミサイル発射の兆候が取り沙汰されているのでありますが、その点について、特に今回の局長級協議との関係で、どのようにお考えですか。
○玄葉委員 当然、協議の中では、我々が求めるところと北朝鮮が求めるところとあるわけでありますけれども、例えば制裁の解除について取り沙汰されていて、古屋担当大臣は、拉致被害者全員が戻ってこなければ、制裁解除はおろか、一円の支援もしない、こういう発言をされておられるわけでありますけれ...全文を見る
○玄葉委員 日韓関係を時間をかけてやりたかったんですが、何か残り五分になってしまっているので、またいずれのときかにしたいと思います。  ただ、ちなみに、韓国のことは日米首脳会談では出ましたか。
○玄葉委員 残り五分、TPPにまた戻りたいと思うのですが、正木さんに来ていただいていますけれども、アメリカにおける大統領貿易促進権限法案、いわゆるTPA法案についての審議状況及び、その内容がホームページで公開されています、その内容について説明をいただきたいのですが、特に、TPA法...全文を見る
○玄葉委員 私は、このTPA法案の情報アクセスの部分は、正直、わからなかったんです。二、三カ月前に、ある方から聞いて、ああ、そういう内容になっているのかと。議員が、恐らく守秘義務を前提だと思うんですけれども、そういう形で、それぞれが情報にそこまでアクセスを保障させる法案だなどとい...全文を見る
○玄葉委員 もう時間が来ましたので終わりますが、最後に、TPP、このままいくとモメンタムが失われるおそれが出てきたというふうに申し上げてもよいところがあると思います。  つまり、日米がまとまらないので全体がおくれているという状況が生まれているわけでありますけれども、これは外務大...全文を見る
○玄葉委員 終わります。どうもありがとうございました。
05月30日第186回国会 衆議院 外務委員会 第18号
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○玄葉委員 玄葉光一郎です。  集団的自衛権の問題について質問したいと思うんですけれども、きのうの晩、日朝の合意が発表されました。通告をしておりませんけれども、一、二、外務大臣にお尋ねをしておきたいというふうに思います。  私も二〇一二年に四年ぶりに政府間協議を再開させたとき...全文を見る
○玄葉委員 先ほど申し上げたように、一つの考え方ではあると思うんです、調査開始時に制裁を一部解除する。ただ、普通は、成果を見て、成果が出たら解除していくという考え方をとるのではないかと思うんですね。  逆に申し上げれば、もし最初に制裁を解除して、そのいわゆる権威ある特別委員会が...全文を見る
○玄葉委員 簡単に申し上げれば、やはり最初から、一部制裁といっても、一部といっても結構な制裁解除を思い切ってしているなという印象なんですね。人的往来の規制措置、送金報告、携帯輸出届け出の金額に関して北朝鮮に対して講じている特別な規制措置、及び人道目的の北朝鮮籍の船舶の日本への入港...全文を見る
○玄葉委員 非常に慎重な答弁なんですけれども、簡単に言えば、物の対応の基本を伺っているということでありまして、制裁カードを有効にどう活用するかということであります。  ですから、もう一回確認しますけれども、成果が出なければ制裁を戻す、つまり、制裁解除を戻す、あるいは制裁をさらに...全文を見る
○玄葉委員 二〇一二年は弾道ミサイル発射があって中断に至りましたけれども、これから軍事挑発も十分あり得るというふうに思いますが、そうなった場合の対処方針は決めておりますか。
○玄葉委員 やはり、弾道ミサイルあるいは核実験、こういう挑発は、こういった交渉の最中も、あるいは調査委員会が調査をしている最中もあり得ると思います。やはり、そのときの対応というのをあらかじめ、外に向けて発表する必要はないと思いますけれども、考えておく必要があると思うんですけれども...全文を見る
○玄葉委員 それでは、本日の本題に移りたいと思います。  集団的自衛権のことでありますけれども、先日、岡田衆議院議員が予算委員会で安倍総理と質疑をしていた、その質疑の模様を聞きました。そのときに出ていて、まだよくわからないところが何点かあるのですが、きょうは一点だけ質問したいと...全文を見る
○玄葉委員 ちょっと今のは全く答弁になっていないと思うんですね。きちっと丁寧に通告をしたんです。  もう一度申し上げますけれども、米国以外の他国籍の船舶への攻撃排除というのは集団的自衛権の行使で説明可能ですかというふうに聞いているんです。全然質問に答えていない。
○玄葉委員 ちょっと待ってくださいよ。抽象論とか観念論で議論しないようにしましょうと言ったのは総理大臣ですよ。具体的な事例で議論しましょうと。しかも、私は、朝鮮半島とか、具体的な国の名前を挙げていないんですよ。  一般論で答えてくださいと言っているのに、それも答えられませんとい...全文を見る
○玄葉委員 そこの部分はわかるんですよ、そういう問題提起だったということは。  ただ、今それを、いわば今は何もできないので、日本国として、これから研究をして、それを可能にしようではないか、こう言っているわけですよね。それを可能にするときに、これは集団的自衛権の行使によってそれが...全文を見る
○玄葉委員 山田さん、もう一回。  要は、集団的自衛権の行使の要件というのは、今おっしゃったように、ある国が武力攻撃を受けました、その武力攻撃を受けた国が要請または同意をしなければならない。これは、たしかICJのニカラグア判決で明確に述べているんですよね、国際法上。  そうす...全文を見る
○玄葉委員 では、そうすると、例えば米国がチャーターしましたといったら、米国の要請または同意でいいということを多分今おっしゃったんでしょう、ある意味。そういうこともあり得ますと。まだはっきりはわからぬけれども、個別具体的にこれから状況全体を見て判断することになるということなのであ...全文を見る
○玄葉委員 それでは、その次に、五月十五日、安倍総理の記者会見を聞きました。そのときに、先ほども岸田大臣が答弁をされておられるように、法制懇で示された二つの考え方のうち、一つは芦田修正論なるものであって、この考え方はこれまでの憲法解釈と論理的に整合しないので採用しない、こういうふ...全文を見る
○玄葉委員 逆に言うと、これまでの憲法解釈と論理的に整合性がとれない、そういうさまざまな事例が出てきたら、仮にそれは日本国にとって必要性があるというふうに感じても、これについては、いわば集団的自衛権の行使について、これまでの憲法解釈と論理的に整合性がとれないので認められない、こう...全文を見る
○玄葉委員 この集団的自衛権の行使の問題で議論がなされるときによく引用されるのが、一九七二年の政府見解と一九八一年の答弁書であります。  これも全て質問通告してありますので、法制局長官にお答えをいただきたいと思いますけれども、一九八一年の答弁書は、集団的自衛権の行使は必要最小限...全文を見る
○玄葉委員 先ほど申し上げたように、私、かなりわかりやすく申し上げていると思うんですけれども、八一年の答弁書は、必要最小限度を超えるから憲法上許されない、こういうふうに言っているわけです。  今研究しようとしているのは、必要最小限度の集団的自衛権は許されるということについて研究...全文を見る
○玄葉委員 いやいや、私、もう一回ちょっと聞きますけれども、もちろん、質問というのは、当然、一定程度の仮定を置かないと質問できない、一般論として聞いているというふうに理解をしてもらえばよいのであって、これから研究が進んで、さっき申し上げたようなものはまさに研究の本質でしょう、つま...全文を見る
○玄葉委員 こういうことでしょう。つまりは、憲法前文だとか憲法十三条の趣旨を踏まえていく、我が国の平和と安全、存立全う、こういう今までの一種の基本法理というものは変えないのだということを多分今おっしゃったんだと思う。  その上で、最後の部分の結論、つまり、その結果として、自衛の...全文を見る
○玄葉委員 そういうことなんだろうと思います。  きょうはそれ以外もたくさん質問通告をしておりましたが、時間が参りましたので、もう一問だけ。  一つは、武力行使との一体化論、このことについて、安保法制懇は、これは採用すべきではないということを示しました。それに対して安倍総理は...全文を見る
○玄葉委員 私は、周辺事態で、戦闘作戦行動準備中の米軍機に給油、整備ができないというのは、日米同盟上、やはり問題はあると思っているんですよ。だから、この部分については、やはり柔軟に、武力行使の一体化のところできちっと解決をしていく必要があるというのは私の考え方でありまして、外務大...全文を見る
○玄葉委員 最後に、南シナ海のことで、安倍内閣総理大臣が記者会見でおっしゃったのですが、記者の質問にお答えになられて、南シナ海の状況に、この集団的自衛権容認によって、日本の役割、貢献がどう変化するとお考えでしょうかと。直接お答えになっていないのですが、「私たちが検討をするのは、ま...全文を見る
○玄葉委員 一般論で最後に聞きます。  南シナ海の状況がこういう状況にございます。仮に、A国とB国の紛争が生じて、米国がB国の支援に出たという状況というのは私はあり得ない話ではないと思うんですけれども、具体的に言うともっとわかりやすいんですけれども、余り特定の名前、特定の国を挙...全文を見る
○玄葉委員 時間が来ましたので、今度またゆっくりやりたいと思います。どうもありがとうございます。
06月06日第186回国会 衆議院 外務委員会 第19号
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○玄葉委員 玄葉光一郎です。おはようございます。  せんだって、集団的自衛権について議論をいたしましたけれども、まだ途中でございましたので、本日は先般の関連で質問をさせていただきたいというふうに思っています。  まず、近隣有事の際の米艦初め他国の船舶による邦人輸送について先日...全文を見る
○玄葉委員 それはそれでわかります。  そうすると、紛争発生地域から邦人を輸送する外国船籍の艦船を防護するために集団的自衛権を行使するということになりますと、紛争が発生している領域国の同意または要請が必要なのか、それとも艦船の旗国の同意、要請が必要なのか、そのことについてもお答...全文を見る
○玄葉委員 結局、旗国の同意、要請が必要だということなのです。  さらに、紛争発生地域から邦人を輸送する外国船籍の艦船を防護するために、当該船籍国以外の国の同意、要請に基づいて集団的自衛権を行使することは可能ですか。  よりわかりやすく申し上げれば、例えば、米国がチャーターし...全文を見る
○玄葉委員 では、そうすると、今度は、日本がチャーターしている船、そしてそこに邦人が退避するために乗っていて、その日本がチャーターしている船への攻撃があった場合には、我が国への、これは個別的自衛権というものを行使して排除する場合もある、こういうふうに考えてよろしいですか。
○玄葉委員 大分整理をされてきているというふうに思うんです。  例えば、我が国近隣で事態が発生しましたというときに、邦人を守らなければならない、特に輸送されている邦人を守らなければならない。仮に、その船が日本籍あるいは日本がチャーターした船だったらば、個別的自衛権で守るというこ...全文を見る
○玄葉委員 そうすると、外務大臣、大分整理されてきたと思うんですけれども、朝鮮半島事態が起きて、事態からいわば退避する邦人は私たちは守らなければならない、どの国の船に乗っていても守らなければならないのだということです。時によっては個別的自衛権で守れます。仮に、時によっては、これか...全文を見る
○玄葉委員 これは、他国籍の、つまり米国以外、韓国以外、あるいは日本以外の国籍の船舶に乗っている邦人をどういう法理で守るのかということについては、やはり邦人を守ると言っている以上は整理が必要なんじゃないでしょうか。外務大臣、これは整理をしていくということでよろしいですか。
○玄葉委員 平松さんはどうですか。
○玄葉委員 そうすると、改めて確認ですが、米国、韓国、日本以外の船籍の船舶でも、邦人が乗っていれば守る、そのために、すきのない、切れ目のない対応ができるような体制をとるのである、そういうふうに考えてよろしいですね。
○玄葉委員 それでは、次に移りたいと思います。  これも先日申し上げましたけれども、武力行使との一体化論の問題であります。  私は、この武力行使との一体化論というのは、実は限界があるなと思っている一人であります。ただ、その上で、総理が、武力行使との一体化論をとるべきではないと...全文を見る
○玄葉委員 これはやはり、具体的に何ができて何ができなくなるのかということについて、わかりやすく説明しながら議論しないと、多分、聞いている人はほとんどわからないということになるんだろうなというふうに思うんですね。  これは、報道だと、何か多国籍軍に対する後方支援のことばかり報道...全文を見る
○玄葉委員 そういうことだと思うんです。  せんだっても申し上げたんですけれども、私の個人的な考え方としては、やはり、例えば米軍が周辺事態において戦闘作戦行動準備中である、その戦闘機に対して整備、給油ができないというのが、本当にそういう事態が起きたときに、大丈夫なのかなという、...全文を見る
○玄葉委員 いや、外務大臣、今私が申し上げたのは、要は、武力行使の一体化論についての判断基準を精緻化しましょう、こういうことです。私自身も、自分の体験で、武力行使の一体化論についてはちょっと限界が近づきつつあるな、こう感じてきたんですね。  今回、結局、武力行使の一体化論の判断...全文を見る
○玄葉委員 そろそろ時間が来て、本当は南シナ海の事態をちょっと丁寧にやりたかったのですが、きょうはやめて、最後に、よく、集団的自衛権の定義を聞かれたときに、自国と密接な関係にある外国への武力行使を自国への攻撃とみなして攻撃する権利、こういうことを言われるわけでありますけれども、こ...全文を見る
○玄葉委員 何か、安倍総理が、同じような質問に対して、我が国として、2プラス2を行っている国がある、もう一つは、海上自衛隊と共同演習をしている国がある、こういうことを答弁したことがあるわけでありますけれども、2プラス2とか共同演習というのは、これは関係があるんですか。
○玄葉委員 きょうはもう時間が来たので終わりますけれども、いろいろ整理しなきゃいけないところが幾つもあるのではないかという印象を持ちました。また引き続き質問させていただきたいと思います。  きょうは終わります。ありがとうございました。
06月18日第186回国会 衆議院 東日本大震災復興特別委員会 第6号
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○玄葉委員 玄葉光一郎です。  根本大臣、風評被害対策についてお尋ねをしたいと思います。  提案でもありますけれども、私も、この風評被害対策について、この間、さまざまな説明を各省庁から受けてきたのです。現状の評価については、私は決して甘くないというふうに思っています。より改善...全文を見る
○玄葉委員 福島県内での科学的知見をそれぞれの住民の皆さんに説明をしていくときに、一番効果的だなと思ったのは、保健師さんとか栄養士さんが歩いてくれるというのはとても効果的なんですね。これは全国に言えることで、いろいろ聞いてみると、消費者庁は専門家三千人を養成した、こういうことなん...全文を見る
○玄葉委員 ぜひ、根本大臣、さっき申し上げたように、もう御理解いただいていると思いますけれども、食品摂取も空間線量も健康影響評価もトータルで、パッケージで、せっかく専門家を養成しているのだから、しかも県内だけではなくて全国に向けて説明をしていく、そのことについてのリーダーシップを...全文を見る
○玄葉委員 井上副大臣、石原環境大臣においでをいただきたかったのでありますが、きょうは復興特でございますから副大臣対応ということのようでございます。  この問題、最後は金目発言、取り上げざるを得ないということでございます、大変ショックでありました。中間貯蔵施設は、先ほども質疑で...全文を見る
○玄葉委員 副大臣御自身の発言ではないので、副大臣が答弁する立場かという問題も、そういう部分もあるというふうに思うのですが、大臣の話に尽きるかといえば、やはりそうではないのだろうというふうに思うんです。  思わず本音が出たのかというふうに疑う人たちも、当然ながら県民にはたくさん...全文を見る
○玄葉委員 もちろん、適切な補償というのは必要なことです。ただ、それ以前の、より本質的な問題だというふうに思います。  大変深刻な状況を、根本大臣、どう受けとめておられますか。
○玄葉委員 もう質疑時間が終わるのでありますけれども、私も、何とか中間貯蔵施設をつくっていかないと、それぞれの他の地域の仮置き場の処理というか、そういう問題にも大きくかかわるわけであります。非常に私もショックなのですよ。  ですから、どうやって前に進めるかということを考えている...全文を見る