河野太郎

こうのたろう

小選挙区(神奈川県第十五区)選出
自由民主党
当選回数9回

河野太郎の2007年の発言一覧

開催日 会議名 発言
05月11日第166回国会 衆議院 外務委員会 第11号
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○河野(太)委員 自民党の河野太郎でございます。  質問に入る前に、ちょっと委員長に一言、二言申し上げたいと思いますが、かつて私がこの委員会の理事をやっておりましたときに、もちろん、この委員会の所管大臣は外務大臣でございますが、外務大臣に対する質問通告がないときには、副大臣でも...全文を見る
○河野(太)委員 文句だけ申し上げた上で、質問に入りたいと思いますが、きょうは農水省にも御出席をいただいております。  まず、今回の条約の中で、日本に入ってくるマンゴーの関税が撤廃をされることになります。今までマンゴーに三%の関税がかかっていたのが、関税が撤廃されるということに...全文を見る
○河野(太)委員 国内でつくられているマンゴーはアップルマンゴーで、今回の対象国になっている国々から入ってくるマンゴーはそれと違った小ぶりのものだ、つまり、マーケットが完全に分かれているので、今マンゴーの関税を撤廃しても影響がないということなんだろうと思いますが、実は、同じような...全文を見る
○河野(太)委員 こっちは何とか品目に指定され、向こうの関心が特になかったから段階的だというような後ろ向きなことで本当にいいのかなと。明らかにマーケットが同じで日本の国内に影響が出るものを段階的に撤廃するというなら、それはそれで納得がいきますが、全く市場が別で影響が出ないものが、...全文を見る
○河野(太)委員 例えば、今回、私が驚いたのは、日本で絶対つくっていないドリアンのようなものまで関税がかかっております。ドリアンの関税が五%だそうです。そのほかに、ランブータンとかマンゴスチンとか、到底日本でつくっていないようなものまで、低いとはいえ、関税が課せられております。一...全文を見る
○河野(太)委員 もう日本の農水省の政策のばかばかしさを露呈していると思います。ドリアンのようなものを入れて何か日本の果物に影響が出るとは到底思えません。  今、日本の農業は、実は残念ながら農家の高齢化が非常に進んでおります。一生懸命、日本の国の周りに塀を建てておりますが、国内...全文を見る
○河野(太)委員 日本のFTAを妨げているのが農水省だというのは、国内、国外、もう明らかでございます。  私の地元も農業がございますが、都市近郊農家の中には、FTAをやって米を自由に海外から入れさせよう、日本の米の値段より安い外国の米が入ってくれば、その浮いた分で、産地直送の、...全文を見る
○河野(太)委員 マンパワー的にいって、例えば日本と韓国を比べた場合、FTA推進のための体制に差があると今外務省は考えておられますか。
○河野(太)委員 今後二年間で十二のFTAということに十分な体制が、今外務省の中で組まれておりますでしょうか。
○河野(太)委員 二年間で十二のFTAという目標を掲げながら、それをやるために十分なリソースがあるかどうか。それは、その中でやるんですというのは、かつての帝国陸軍のインパール作戦なんかと同じような、精神論でやれば何とかなるということでしかないと思うんですね。  そういう目標を掲...全文を見る
○河野(太)委員 ありがとうございます。  日本が本当にパレスチナの問題に突っ込んでいこうとするならば、やはりそのプレーヤーの中に日本と密接な関係をつくっていかぬといかぬと思いますが、もう既にイスラエルは大体アメリカがくっついているわけで、エジプトは、何かやろうとすると人口も多...全文を見る
○河野(太)委員 非常にわかりにくい説明だったんですが、タイ向けにその有害廃棄物の税率が撤廃された、あるいは税率が下げられたのか、あるいは、日本がやっているほかの国とのFTAの中でも同じ品目の税率が撤廃されている、あるいは税率が引き下げられている、そういうことなんでしょうか。それ...全文を見る
○河野(太)委員 私の理解は、関税表の中で品目ごとに何%か撤廃をしなければいかぬ、あるいは税率を下げないかぬということから、いろいろなものの税率を下げた。その中には、例えば水銀とか木くずとか、有害廃棄物になり得るようなものも関税表の中に入っていて、そういうものの関税が撤廃され、あ...全文を見る
○河野(太)委員 わかりました。こういうことが、今後、相手国に誤解を与えないような説明をすることも必要だと思いますし、我々も、そういう際にはきちっと相手国に説明をしてまいりたいというふうに思っております。  今、世界じゅうの国がFTAをやろうという動きになっているときに、何とな...全文を見る
12月07日第168回国会 衆議院 外務委員会 第5号
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○河野(太)委員 自民党の河野太郎でございます。  ベトナムのカントー橋崩落の事故についてお伺いをしたいと思います。  まず、国土交通省にお伺いをいたしますが、このような事故が日本で起きた場合、原因究明にどれぐらいの調査人数、コストあるいは期間をかける、あるいはどういう手法を...全文を見る
○河野(太)委員 こうした橋の事故について、そういう調査ができる専門家というのは日本に大体何人ぐらいいらっしゃるんでしょうか。
○河野(太)委員 限られてくる数はどれぐらいでしょうか。
○河野(太)委員 それでは、ベトナムでこういう事故調査のできる専門家というのは、どういうレベル、どういう人数でしょうか。
○河野(太)委員 こういう事故でございますから、何が起きたかというのは、やはり現場を見なければいけないんだろうと思います。ただ、今回、五十四人の方がお亡くなりになった。まず、現場の保全よりも救命救急が先でございます。そういうことを考えますと、現場の保全と原因究明、もちろん救命救急...全文を見る
○河野(太)委員 ベトナム側で事故の原因調査の委員会が立ち上がって、今その委員会がいろいろとやっていると思いますが、現状はどのようなところまで来ているか、これは外務省にお伺いをしたいと思います。
○河野(太)委員 国際協力局長、今どうなっているのか、きちっとお答えをいただきたいと思います。
○河野(太)委員 先ほど国土交通省から、ベトナム側にほとんど専門家はいないだろうというお答えがございました。  今の塩井さんの話を局長から伺ったところによりますと、中間発表は、中間報告をすると委員会の中から異論が出てくる、それはどういう人が異論を出されるんでしょうか。
○河野(太)委員 この事故の後、いろいろなことが言われております。  一つは、五十数人をいわばこの事故で殺してしまったわけですから、ベトナム政府の中で当然に責任問題が浮上し、それがベトナム政府内の対立に政争の道具として使われるであろうということは広く言われております。  もう...全文を見る
○河野(太)委員 要するに、外務省はだまくらかされているだけじゃないですか。最初から一カ月でできないというのもわかっている。国土交通省を初め、いろいろな専門家に聞けば、そうした能力のある人間がどうもいなさそうだというのはわかっている。ベトナムからいますと言われて、はい、そうですか...全文を見る
○河野(太)委員 その報告書の文書の機密指定をどうしろという指示を副大臣から出されましたか。
○河野(太)委員 小野寺さんからは私も、報告書を出すようにしたから、でき次第、届けますということを伺いました。  そういう話がございましたので待っておりましたところ、なかなか来ないものですから、外務省に、外務省の専門家が行ったときの報告書はまだできないのか、そういう話をしました...全文を見る
○河野(太)委員 副大臣、外務省の機密文書は何段階に分けられておりますか。
○河野(太)委員 外務省の極秘、秘あるいは取扱注意というのは、最終的にだれの決裁ですか。
○河野(太)委員 管理責任者というのはどなたですか。
○河野(太)委員 極秘、秘、取扱注意という文書の区分の規定がなされているわけでございますが、この出張報告は非公表資料という、それとは全く関係のないことが押されております。これが本当に重要な文書であって、外へ出てベトナム政府の調査に予断を与えるようなものであるならば、極秘なり秘なり...全文を見る
○河野(太)委員 担当の課長と参事官でしたが、来られて、これは出せませんといって抜粋を持ってこられました。その二人の前で私は局長に電話をして報告書を欲しいと言ったら、局長は、すぐ届けさせますと。  つまり、外務省の中では、こういうものの管理はきちっと行われていないんですね。だれ...全文を見る
○河野(太)委員 非常に大きな問題だと思います。少なくとも外交文書ですから、外に出せないものがあるというのは、これは当たり前のことであります。しかし、それは何らかの判断基準によって、定められたルールにのっとって区分されるべきものであって、外務省の中のだれだかわからない人が恣意的に...全文を見る
○河野(太)委員 本来そういうことを外務省改革でやってきたんだと私は思っておりましたが、こういう出来事を見て、若干驚いております。そういう体質だからこそ、臭い物には下の方のレベルでもふたができるから、ベトナムからそういうことを言われては困ると言われたときに、外務省としてそれをうの...全文を見る
○河野(太)委員 ベトナム側の中間報告、それを日本で調査の上、これでは不十分だというときには日本側の専門家をきちっと入れることを考えなければならぬと思いますが、いかがですか。
○河野(太)委員 一つ私が理解できないのが、今回の事件は明らかにODA絡みの事件でございます。外務省の中ではODAの担当は小野寺副大臣ということが決まっているにもかかわらず、これは国の、地域の担当である木村副大臣がこの事件を担当されておりますが、これはどういう事情でそうなっている...全文を見る
○河野(太)委員 小野寺さん、今の説明でよろしいんですか。
○河野(太)委員 この事故が起きた直後から、自民党の山内康一代議士が非常に熱心にこの問題をフォローされておりました。山内さんも小野寺さんにいろいろ連絡をされたと思いますし、この事故の担当JVである大成も小野寺さんのところへ事故の直後伺っているはずでございます。  我々は、当然O...全文を見る
○河野(太)委員 ありがとうございます。  先ほど副大臣からも、広くODAにかかわる案件であるという話がございました。  きょうJICAにもお越しをいただいていると思いますが、いらっしゃいますか。このカントー橋は、JICAが調査をして場所その他、工法などを決めていると思います...全文を見る
○河野(太)委員 確かに本工事の橋梁はそうなんだと思いますが、今回、事故の原因になったのは支保工であります。支保工も一々下の岩盤までくいを打ち込むとはなかなか考えにくいわけでありますし、だからこそ、不等沈下の問題その他が今疑われているわけだと思います。  このJICAのFSのと...全文を見る
○河野(太)委員 ということは、本橋梁は数十メーター下の地層で支えられる。しかし、支保工を初めとする仮設工は、メコンデルタの上の方の軟弱なところが支え切るかどうかわからない状況でこのルートが提案されたということですか。
○河野(太)委員 支保工も支えられると判断をしたのか、設計をしていないから支保工はそのとき対象になっていないのか、どちらですか。
○河野(太)委員 要するに、まとめますと、JICAがこのルートを提唱したときには、支保工についての考察は行わず、しかし、本橋梁については支えられる、そういうことだった。ですから、今ベトナム側で原因究明を塩井さんが行っているときに、支保工が恐らく下のかたい層にまで打ち込まれるとは考...全文を見る
○河野(太)委員 そうしますと、JICAのFSに問題があったと考えられますか。それとも、JICAは、それはもう施工上の問題だから、そこまでFSはカバーしないので、我々に責任はないよ、そういうことなんでしょうか。
○河野(太)委員 JBICもいらしていますでしょうか。  今、日本が融資を考えているプロジェクトで橋の案件はどれぐらいあるのか、また、その橋の案件の中で見直しを、少なくとも安全性の見直しをしなければいけないものがどれぐらいあるのか、もしわかれば教えていただきたいと思います。
○河野(太)委員 その二十数件の中で、この事故が起きたことにより、何らかの見直しあるいは点検が必要だというものはありますでしょうか。
○河野(太)委員 先ほど木村副大臣から、明確に外務省はスタンスを変えるという御答弁がありました。ベトナム側から中間報告を求め、それを精査し、必要ならば日本側の専門家も送るということなんだろうと思いますが、これは、外務省がスタンスを変えるだけではなくて、お金を出しているJBICも当...全文を見る
○河野(太)委員 済みません、JICAにもう一度お伺いをいたしますが、メコンデルタで今回と似たような形の橋が無償で計画をされているはずでございます。今回は、メコンデルタの特性がよくわからずに事故の原因究明の調査までやる、そのために数カ月委員会がおくれるという状況でございます。これ...全文を見る
○河野(太)委員 調査をしているのはよくわかりましたが、同じようなところで事故があって、どうするのかというところについて何の答弁もできないというのはちょっと情けないなというふうに思います。  今回のこの事故、あるいはその後の対応を見ていますと、少なくとも外務省には、なあなあで済...全文を見る