河野太郎

こうのたろう

小選挙区(神奈川県第十五区)選出
自由民主党
当選回数9回

河野太郎の2010年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月09日第174回国会 衆議院 予算委員会 第8号
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○河野委員 自由民主党の河野太郎でございます。  国交省の馬淵副大臣にまずお伺いをしたいと思います。  ここのところ大変問題になっております道路保全技術センターという天下り団体が行ってきた道路の空洞化調査でありますけれども、これは、全く調査をする技術がなかった団体が技術がある...全文を見る
○河野委員 ちょっと待ってください。単に調査が雑だったということなんですか。
○河野委員 今副大臣がおっしゃったこの道路保全技術センターの調査は、東京管内、東京都内の国道十五号線、短い区間で三十カ所の空洞をすべて見逃した調査であります。品川駅周辺あるいは八ツ山橋では、まさに崩落寸前のものが第三者委員会で発見されて、修復をされました。つい先日、静岡県静岡市清...全文を見る
○河野委員 初めて国土交通省がこのセンターには能力がなかったということをお認めいただきまして、ありがとうございます。最初に指摘をしてから、昨年の五月から一年近い歳月がたっております。  それでは、このセンター及び理事長に対しまして刑事責任を問う告発をするのか、あるいは損害賠償を...全文を見る
○河野委員 各地方整備局がこのセンターの指名停止をすることになる、幾つか指名停止が行われたと思いますが、指名停止の期間が五カ月でございます。談合でも六カ月というところなのに、なぜ、こうしたでたらめな調査をやり、命を危険にさらして、その結論が放置されているままのセンターの指名停止が...全文を見る
○河野委員 このセンターの理事長ら、昨年の十二月に解任をされておりますが、この理事長が、同じ国土交通省が所管をする幾つかの公益法人の役員に横滑りをしております。トンネル技術協会の会長であったり道路協会副会長であったり、あるいは名古屋で行われる舗装アスファルトの国際会議の実行委員長...全文を見る
○河野委員 幾つかの、この人物のついた役職は、十二月に再任をされております。そして、ほかの公益法人と違って、このセンターが行ったことは明らかにでたらめな詐欺まがいの調査であって、しかも民事的な措置を国土交通省が講じようとしてるときに、ほかの公益法人と同じときに措置をするというのは...全文を見る
○河野委員 そうすると、この人物はしばらくの間、公益法人のトップであったり、副会長であったり、理事であったり、実行委員長であったり、あり続けるわけですか。
○河野委員 自民党のときに本来ならやらなきゃいかぬという御指摘は、そのとおりでございます。私もじくじたる思いで、事業仕分けその他、ずっとこの問題を昨年の五月から言い続けてまいりました。そういう意味で、前原大臣、馬淵副大臣の御努力には感謝を申し上げたいと思いますが、やるならばやはり...全文を見る
○河野委員 今の最後は、個人的な御意見ですか、役所の方針ですか。
○河野委員 ということは、隠ぺい工作をしていた役所の人間は見逃されるということですか。
○河野委員 ぜひ、きちっと調査をしていただいて、対処をしていただきたいと思います。  千葉法務大臣もいらっしゃいますが、実は法務省でも同じ問題がございます。我々、与党時代に直せなかったことで、これもじくじたる思いがございますが、法務省傘下の民事法務協会というところが全く同じよう...全文を見る
○河野委員 この人物は、今大臣がおっしゃった大分トリニータというJリーグのクラブを極めて莫大な債務超過の状態に陥れ、しかも粉飾決算まがいのことが行われていて、債務超過の額をしばらく確定をさせることができなかった。今やこのクラブは、存続が風前のともしびという状況になっております。 ...全文を見る
○河野委員 サッカークラブの経営者の最大の責任は、安定した経営基盤をつくり、そして強化をきちっとできる、そういう土壌をつくるのが経営基盤であります。  役所から、しかも自治省から天下って県に行った人間が、県知事のバックアップをもらって、なおかつワールドカップを大分にも誘致するん...全文を見る
○河野委員 この人物は、Jリーグの最後の試合の後、大臣からオファーをいただいた。つまり、大分トリニータが存続できるかどうか、いわば危機の真っ最中にあるときに大臣から声をかけられて、その何日か後にやめてこのポジションをとっています。  もし大臣がその人物で、観光庁長官をやらないか...全文を見る
○河野委員 後ろめたいと思っているから答えられないんじゃないんですか。もし自分が大分トリニータの社長で、トリニータの存続が危ぶまれているときに観光庁長官のポジションをオファーされて、私は大臣が行くとは思いません。  要するに、その程度の人物を、幼なじみかどうか、そんなのは知った...全文を見る
○河野委員 この人物が大分トリニータを辞任したのは十二月十二日です。インタビューの中で、最後の公式戦の後、大臣からオファーをいただいた、十二月五日です。やめる前に大臣から声がかかっているじゃないですか。大臣から声をかけてもらってからやめているんですよ。結局、おっこちていく飛行機の...全文を見る
○河野委員 具体的に、この二年間何を達成してもらうのか、目標をきっちりお答えください。
○河野委員 任期二年なのに、なぜ二〇一六年の二千万人という数字が出てくるんですか。マニフェストだって、四年間でやるからマニフェストなんでしょう。最初の任期二年の中でこれを達成してくださいというお願いがないんですか。
○河野委員 きちっと、この人材登用が正しいものだったのかどうか、これからもしっかりと見てまいりたいと思っております。  政治任用するのは、それは大臣の御判断でありますけれども、やはりこの人間をそのポストに任命する、そのときに周りがなるほどな、そう思うというのは、これは大事なこと...全文を見る
○河野委員 ありがとうございます。  自民党の事業仕分けのときに、この準備金は要らないんだということを再三再四申し上げてまいりました。自民党内閣でできなかったのはまことに残念でございますが、そういう御判断をしていただいたことを素直に感謝申し上げたいと思います。  その議論の最...全文を見る
○河野委員 その特別会計を見直すんだとおっしゃっている中で、先般の補正予算のときに、厚労省の雇用保険特会に三千五百億円を投入いたしました。これは極めて不可解でございます。  平成二十一年度末に五兆円の残高が残っています。平成二十二年末に残高は四兆円。そして、雇用調整助成金に四千...全文を見る
○河野委員 自民党の補正予算の中で、例えば基金というのがありました。数年間にわたるんだったら、そのときに一般会計から入れればいいじゃないかという議論で凍結をされたんだと思います。  失業の状況が極めて厳しいのは現実でありますが、それでもこの二、三年でこの特別会計が枯渇するわけで...全文を見る
○河野委員 厚労大臣、何年後に枯渇するという推計なんですか。
○河野委員 菅大臣なのか仙谷大臣なのかわかりませんが、今度の特会の見直しは、最悪の事態が四年続いたらなくなるようなものの埋蔵金は認めるんですね。
○河野委員 厚労大臣、四年後に枯渇するものに三千五百億円入れておいて、足らなくなるかもしれない雇用調整助成金にはここから四千四百億円繰り入れるわけです。なぜ素直に足らなくなるものにお金を入れないんですか。
○河野委員 仙谷大臣、特別会計のほかの勘定から来るのは税金じゃなくて、一般会計から入るのは税金、そういう仕分けなんですか。
○河野委員 もう一つ今度の予算でおかしいのが、JICAに対して九百五十億円の政府保証をつけております。これは財政投融資特会であります。しかし、JICAは利益の剰余金を五千九百億円持っております。これは金利の変動に対応するためだといろいろと役所は言うんですけれども、今まで過去を振り...全文を見る
○河野委員 なれないものですから、時間配分がうまくいかずに質問を余してしまいました。古川副大臣を初め、申しわけなく思っております。  どうもありがとうございました。終わります。
03月12日第174回国会 衆議院 外務委員会 第4号
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○河野委員 自由民主党の河野太郎でございます。さきの総選挙まで外務委員長を仰せつかっておりました。  済みません、大臣にちょっとおしりを向けるようで恐縮ですけれども、質問に入る前に委員の諸君に一言申し上げたいと思います。  さきの外務委員長時代、幾つか心を砕いておりましたこと...全文を見る
○河野委員 国際機関で働く日本人の数が少ないというのはそのとおりで、同じ問題意識でございます。ただ、役所から国際機関に行く人間は、行けと言われれば行くわけですから、そこに給料を上乗せしてもパイ全体がふえるというわけにはなかなかいかないんだと思うんですね。そうすると、国際機関で働く...全文を見る
○河野委員 ぜひ整理をいただきたいと思いますが、民の方はその給料でやる、官の方は給料に相当な額が上乗せをされるというのは、やはりこれは不公平なんじゃないかな。  それから、本当に、国際公務員が七割もの給料を本国政府からもらっていて、日本がやっているならほかもやるよということにな...全文を見る
○河野委員 この事業は、やはり事業仕分けの対象だと思うんですね。大臣おっしゃったように、第三国定住で日本が難民を受け入れるというのは大事だと思いますし、パイロットテストということなら五家族か七家族という、これはそうでしょう、最初から二十も三十もというわけにはいかない、まず五家族定...全文を見る
○河野委員 その第三国定住をする難民の最初の受け入れが本当に新宿周辺でいいんだろうかというのが、私は疑問であります。東京だけが日本ではありませんし、東京というのはアメリカにおけるニューヨークのような場所でございますから、本当にそこでいいのか。  それから、私がもう少し疑問に思う...全文を見る
○河野委員 私は、若干結論に疑義があるところがございますが、それはおいておいて、外務大臣が一生懸命やってくれた、多分一生懸命やったんだと思いますし、結論はよかったのかもしれませんが、今まで組織ぐるみで隠ぺいしていたところが、その組織の一員が調査をして、なおかつ、合意議事録があった...全文を見る
○河野委員 北岡さん個人がということではなくて、やはり、こういう調査をするときには、その関係組織と関係がなかった人がいいのではないかということでございます。私も北岡さんは面識もありますし、よく存じておりまして、北岡さんがいかぬと言うつもりは全くございませんが、今後のやり方の問題だ...全文を見る
○河野委員 ありがとうございました。これで終わります。
03月12日第174回国会 衆議院 厚生労働委員会 第8号
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○河野委員 自由民主党の河野太郎でございます。  長妻大臣、連日お疲れさまでございます。  まず、大臣にお伺いをいたしますのは、今度のこの法案で子ども手当の対象となる子供のうち、今現在児童手当の対象になっている子供は何%ぐらいいるんでしょうか。
○河野委員 委員長、大臣にきちんと答弁するように言っていただけませんか。
○河野委員 子ども手当の対象者と申し上げておりまして、それは小学生だけではないと思うんですね。  今大臣がお答えになったのは、小学生の九割とおっしゃいましたけれども、子ども手当を受け取る方の何%が児童手当の対象になっているかということを私は申し上げているわけで、子ども手当を受け...全文を見る
○河野委員 子ども手当には所得制限がありますか。
○河野委員 所得制限がないとすると、今回、児童手当を受け取っていない世帯が子ども手当の申請登録をするときに、所得証明を求めることはありませんね。
○河野委員 今、いろいろな自治体で、厚労省から内々に、子ども手当の申請をするときには所得証明書をとるようにという話が出ております。いろいろな自治体から、これはどういうことなんだという問い合わせがありますので、今大臣が明確に所得証明をとることはないとおっしゃいましたので、所得証明を...全文を見る
○河野委員 すべての自治体に通知をしていただければいいのではないかと思います。どの自治体がと言うと、それは担当者は名前を出したくないのが世の常でございますから、厚生労働省からきちんとすべての自治体に、所得証明をとる必要はないということを通知していただきたいと思います。
○河野委員 所得制限がない手当を出すときに、所得証明書をとらないという通知を出して何か誤解されるとは私は思えないんですね。むしろ、そういう不安が自治体の中にあるわけですから、それをきちっと打ち消していただければ済む話を、何か非常に不可解だなという気がします。  さて、先ほど平沢...全文を見る
○河野委員 それは大臣の認識が違っていらっしゃると思うんです。  入管はやっているんです。問題は、出国する外国人が、一時帰国なのか最終出国なのかを大体言っていかないんです。だから入管は把握ができないんです。だから、幾ら厚労省が入管と連絡を密にしようが、出ていっちゃった方はわから...全文を見る
○河野委員 済みません、だれにお願いするんですか。出国する外国人は、一時帰国か最終帰国か言わないで出ていかれるんです。だれにお願いするというんですか。  だから、私が申し上げているのは、それを防ぐためにどうするかというのをずっと政府で研究してきて、きちんとオンラインでそれが自治...全文を見る
○河野委員 委員長、これは質問通告をしている質問なんです。  問題は、出国する外国人は、一時帰国か最終帰国か言わないんです。ですから、これは入管がどうしようといったって、登録原票を締めるかどうかというのは、それは入管だってわからないんですよ。出ていくのにうそをついているのが悪い...全文を見る
○河野委員 出国する外国人の中で、登録原票を閉鎖するということすら知らない人がたくさんいるんです。だから、大臣、うそと言いますけれども、何か悪いことをしているとか、こういうことをやらなきゃいかぬという認識もなく出国されるわけですよ。それが一時出国なのか、永久に出国しているのか、最...全文を見る
○河野委員 いや、それは大臣が、質問通告した問いを無駄にあれしているわけですから、きちんと言わせてください。
○河野委員 簡潔にやります。  もう一つは、政令指定都市なんかは、これは六月支給が間に合わないと言っているわけです。  これは、二十万、三十万のところは徹夜をしたら何とかなるかもしらぬ、だから徹夜をしてでも六月に出せと言うのならやるけれども、少なくとも、外国人の現況届の問題は...全文を見る
○河野委員 はい、わかりました。  児童手当の上に子ども手当がカセットで入っているわけですから、児童手当は既に申請も登録もされているから出るんですよ。だから、児童手当の分は六月に出していただければいいのです。これから新たに申請をしていただかなきゃならないのは子ども手当の分で、そ...全文を見る
○河野委員 ありがとうございました。
03月19日第174回国会 衆議院 外務委員会 第6号
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○河野委員 自由民主党の河野太郎でございます。  参考人の皆さん、きょうは、お忙しい中、ありがとうございます。  核持ち込みの密約に絞って質問をさせていただきたいと思うんですが、まず森田参考人にお伺いをさせていただきます。  大平総理は急逝されてしまいましたから、総理として...全文を見る
○河野委員 私がこれを非常に不思議に思うのは、いわば国民に対して政府が真実を言わない、それはよかった悪かったという評価はあるとして、少なくとも真実を国民に対して言わないというのは、これは政治決断であったはずでございます。  ですから、本来、この件については、外務大臣が次の外務大...全文を見る
○河野委員 そうすると、外務大臣をおやめになるときに、そのままこの話は持っておやめになってしまった。つまり、大平外務大臣の後任の方は、こういう問題があるよというのを逆に外務省から言われて初めて後任の外務大臣はこの問題があることに気づいた、そういうことでしょうか。
○河野委員 斉藤参考人にお伺いをしたいと思います。  斉藤参考人は、条約局長あるいは次官として何人かの外務大臣のもとで勤務されたわけでございますが、そのときに、外務大臣から次の後任の外務大臣に、この問題あるいはほかの密約の問題が外務大臣から外務大臣の引き継ぎの中で引き継がれてい...全文を見る
○河野委員 東郷参考人、いかがですか。
○河野委員 非常に不思議なのは、なぜ外務大臣がそれぞれこれを、要するに、これは政治判断で真実を隠しているわけですから、役所が事務的に引き継ぐべき問題ではなくて、政治家として、こういう問題があるからこれは対応してくれというのを次の政治家に本来言うべきものなんだと思うんです。  大...全文を見る
○河野委員 外務省の大臣の引き継ぎ書は事務方が作成しているようでございますが、事務次官はその引き継ぎ書の内容を確認されないんでしょうか。
○河野委員 大臣の引き継ぎ書を最終的に決裁するのは大臣だけなんでしょうか。事務方がそれを見て決裁をするということはなかったんでしょうか。
○河野委員 先ほど東郷参考人から、二重丸をつけたもののうち、八つ公開がされていないというお話がございました。そのうち二つが、高橋・マウラの会談記録、もう一つが松永条約局長の日誌風のメモということでございますが、あとの六つが何であったか、御説明を賜りたいと思います。
○河野委員 そのほか、あと四つあると思いますが、御記憶にありますか。
○河野委員 この小和田、丹波、それぞれのメモは、この問題にどう対応せよと述べておられたでしょうか。
○河野委員 その五つの箱を谷内局長並びに藤崎局長に引き継いだわけでございますが、そのときに、外務省は文書管理規程に基づいて文書番号というものがつけられると思うんですが、文書番号がきちんとそれにはつけられていたんでしょうか。また、その文書番号というのはどこかに記録されているんでしょ...全文を見る
○河野委員 そのときに文書管理番号をとられなかったというのは、それは何か意図があったんでしょうか。これは余り外へ出すべきものではないということだったのか、それとも個人的な書類であるという認識であったのか、その辺はいかがでしょうか。
○河野委員 先ほど、有識者委員会にその七ページのメモのコピーを渡された、そこで返還したよ、そういう気であるというふうにおっしゃいましたが、それはそうであるとして、そのもとになっているフロッピーというのはまだ物理的にファイルを内在したまま存在しておりますか。
○河野委員 わかりました。  先ほどの服部委員の質問の中だったかと思いますが、東郷参考人が、九一年以前持ち込みがあり得るというふうにおっしゃいましたが、先ほどの高橋・マウラの会談記録の中で、持ち込みというのは陸上であるというようなことをおっしゃいましたが、そうすると、先ほどの核...全文を見る
○河野委員 若干、用語がこの件に関して問題になっているのは、持ち込みというのが日本語で何を指しているのか。これは陸上へ揚げるのが持ち込みなのか、一時寄港も持ち込みなのかということがあると思うんですが、具体的に、持ち込みというのは定義上どういうことで、核を積んだ船が港に入っているの...全文を見る
○河野委員 トランジットというのは、領海をいわば無害通航するようなことがトランジットなのか、船に積まれた核が一時寄港をして出ていくのもトランジットなのか、その辺はいかがでしょうか。
○河野委員 斉藤参考人並びに東郷参考人にお伺いをいたしますが、この有識者委員会は、四つの密約について調査が行われました。お二人が知る限り、これ以外に密約がありますか。また、もしあるとすれば、どんなことに関する密約がありますか。
○河野委員 斉藤参考人が事務次官でいらっしゃったときに、あるいは条約局長であったときに、三十年ルールで公開の時期が来ることになっていた文書というのがあると思いますが、その公開の時期が来ていた文書の中で、実際どれぐらいのものが、割合として何%のものが公開をされたのか。  それから...全文を見る
○河野委員 斉藤参考人が在職中、三十年ルールで公開されなかった、そしていまだに公開されていないもの、例えばどんなものがありますでしょうか。
○河野委員 その文書は、こうした密約について調査が行われ、内容が公開されるようになった今日、当時非公開とされた文書が今日公開されることについて、まだ問題があるとお考えでしょうか。
○河野委員 それは、どういう理由で公開できないということになるんでしょうか。
○河野委員 最初に東郷参考人がおっしゃいましたように、この核持ち込みの密約は、いわばアメリカがNCNDという原則を持っていて、核を持ち込んでいるかどうか言わない。ところが、日本側は、船に積んだ核が一時寄港するあるいは通過するのもだめだという非核三原則を持っている。これは明らかに相...全文を見る
○河野委員 私が前外務委員長としてこの密約の調査をすべきだと申し上げたのは、北朝鮮が核兵器を、核を積んだミサイルを配備する時期がそう遠くないうちに来る、すると核抑止の議論を日本は始めなければならないだろうし、有事ということが起こり得る時期がもう一度来るだろう、そのときにこの密約を...全文を見る
04月02日第174回国会 衆議院 外務委員会 第9号
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○河野委員 自由民主党の河野太郎でございます。  まず、我部参考人に、今お話しになられましたオスプレーの件ですが、もう少し詳細をお話しいただけますでしょうか。
○河野委員 米側がオスプレーについて話をしたその相手の日本側はだれだったか、あるいはどの役所だったか、外務省だったか防衛省だったか、そうした記載がございましたでしょうか。
○河野委員 坂元参考人にお伺いをしたいと思いますが、最初のお話の中で、今回の調査は半ば公になっている四つの密約という話でございましたが、坂元参考人はそれ以外にどういうものがあるというふうに思っていらっしゃるんでしょうか。
○河野委員 今回の有識者会議の調査の中で、この四つの取り上げられた密約以外に、存在する蓋然性のかなり高い密約をこの有識者委員会で含めるということは有識者委員会で議論されたのでしょうか。
○河野委員 坂元参考人にお伺いをいたします。  今回の調査は、まず外務省の内部調査が行われ、その結果を有識者委員会が評価するということだったと思うんですが、有識者委員会の委員の皆様が目にされた、手にとられた文書というのは、有識者委員会の委員の皆様が現実に外務省の中のその文書があ...全文を見る
○河野委員 先ほど、原本が欠落していてコピーが残っていたというような話がありましたが、有識者委員会の委員の皆様がごらんになったのは、すべて外務省の調査チームがコピーをしたコピーをごらんになったということなんでしょうか。
○河野委員 コピーを見て、そのコピーのもとになったのが原本かコピーかというのはどう判断できるんでしょうか。
○河野委員 コピーのもとが原本であるか、それ自体コピーであるかが非常に重大な意味を持つものについて、有識者委員会の委員の皆様は、原本を、そのコピーのもととなったものを有識者委員会に提出するようなことを要求いたしましたか。
○河野委員 そうすると、不自然な欠落があったというのは、実は、欠落しているのではなくて、そこで外務省が隠していた、つまり、それをコピーして有識者委員会に提供しなかったということも考えられるわけですね。
○河野委員 これまで相当長きにわたり組織的に隠ぺい工作を行っていた組織の人間が、熱意があったかどうかは知りませんけれども、うそをついていないというふうにどうして信ずるに至ったんでしょうか。
○河野委員 少なくとも、泥棒に金庫の掃除をさせたような気がして私にはならないんですね。本来、この密約というものを調査するのであるならば、少なくとも、隠ぺい工作を行っていた組織から完全に独立した組織が調査をすべきものだったのではないのか。  つまり、まず、隠ぺい工作を行っていた組...全文を見る
○河野委員 これはぜひ外務委員会から外務省に対して、外務省が関与しない、独立性の高い委員会を新たに組織して、再度調査をするように委員会から要求をしていただきたいというふうに思います。
○河野委員 坂元参考人にお伺いをいたします。  東郷文書、赤い箱、青い箱、黒い箱というのがあったということでございますが、その赤い箱に入っていた十六の文書のうち相当数の文書が欠落をしていた、その赤い箱は、東郷さんから谷内さんに引き継がれ、そのコピーが藤崎さんにも渡されているとい...全文を見る
○河野委員 なぜそれを行わなかったんでしょうか。
○河野委員 その東郷文書の赤い箱は核密約に関する箱だったというふうに認識をしておりますが、核密約の問題を調査するためには、その箱の中に入れられたはずの十六の文書を検討するというのが非常に大事なことだったんだと思うんです。  ところが、有識者委員会に提供されたコピーからは相当数の...全文を見る
○河野委員 それでは、外務委員会に谷内さんにおいでをいただいて、東郷さんの赤い箱をどう引き継ぎ、さらに谷内さんからどう受け渡されたということをお聞きしたいと思います。
○河野委員 坂元参考人にお伺いをしたいと思いますが、アメリカは艦船に核兵器を搭載しているかどうかを否定も肯定もしないということでずっと来ていたと思いますし、その方針というのは今も変わっていないというふうに認識をしておりますが、坂元参考人はどうお考えでしょうか。
○河野委員 何か有事が発生した場合にアメリカが艦船に戦術核を搭載する可能性というのが残されていると坂元参考人はお考えでしょうか。
○河野委員 その際、米軍は、否定も肯定もしないという方針を捨てていないならば、戦術核を艦船に搭載しましたという発表を何らかの形でするとお考えでしょうか。
○河野委員 そうすると、例えば北朝鮮が核ミサイルを配備するような事態が起きたとき、あるいは何らかの勢力の転換が東アジアで起きたときに、米軍は、核兵器を艦船に搭載し、それについて否定も肯定もしないという状況が再び来るということが予測され得るでしょうか。
○河野委員 その際、我が国が非核三原則を維持しているという状況になると、かつての密約と同じように、我が国は入ってきていないよと言うけれどもアメリカはそれを否定も肯定もしないという状況が生まれる可能性がありますか。
○河野委員 NCND政策を維持していながらも日本とは事前協議をするということがもし実現した場合、その事前協議があったということをその時点で公開できるでしょうか。
○河野委員 アメリカからそうした事前協議があった際に、非核三原則があるのでお断りをしますということでは恐らくこのメカニズムは成り立たないんだと思います。事前協議をやるということは、断ることもあるかもしれないけれども受け入れることもあるという前提でなければこの事前協議のシステムは動...全文を見る
○河野委員 残念ながら時間切れでございますので、ここで終了させていただきます。  参考人の皆様、本当にありがとうございました。
05月18日第174回国会 衆議院 決算行政監視委員会第一分科会 第2号
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○河野分科員 自由民主党の河野太郎でございます。  先般、パレスチナのヨルダン川西岸へ伺いました。その際、外務省本省の皆様、在イスラエル大使館の皆様、並びに在ヨルダン大使館の皆様、そして現地のJICA事務所の皆様に大変お世話になりました。この場をかりて厚く御礼を申し上げたいと思...全文を見る
○河野分科員 現在このジェリコの南側で行われているアグロパークのODAのプロジェクトは、今どのような状況にあるのか、当初の目的と比べてどういう状況にあるのか、まず副大臣の御認識をお伺いしたいと思います。
○河野分科員 副大臣は、このプロジェクトに関するフィージビリティースタディーの内容について、外務省から内容の説明、あるいはJICAから内容の説明を受けたことがございますか。
○河野分科員 フィージビリティースタディーの内容について、どのような報告を受けていらっしゃるんでしょうか。
○河野分科員 それは、なぜでしょうか。
○河野分科員 そのリース料金はだれが決めるんですか。  委員長、時間をとめてください。
○河野分科員 そのディベロッパーとは、具体的にだれですか。
○河野分科員 日本政府のODAで造成が行われておりますが、ディベロッパーというのは何をするんでしょうか。
○河野分科員 それは、ODAではやらずに、ディベロッパーが自分のお金でやるんでしょうか。
○河野分科員 そうすると、日本政府のODAでやるのはどこまでですか。
○河野分科員 現状では、副大臣がおっしゃったように、フィージビリティースタディーの結果は極めて思わしくないというのが現状でございます。  そうすると、日本がODAでアクセス道路をつくり土地の造成をやった、しかし、その後、ディベロッパーが出てこなければ、アクセス道路と平たい土地が...全文を見る
○河野分科員 大体、ほとんどのODAは、努力をするけれどもできない、開設をしたけれども使われない。これもそうなりかねないという危惧を副大臣は持っていらっしゃいませんか。
○河野分科員 ヨルダン政府はどういう協力を、このアグロパークのコストの高いことについて協力をしていただけるんですか。
○河野分科員 水も高い、電気も高い、労賃も高い、進出する企業は今のところめどが全くない、造成が終わったら、あとはパレスチナ側。これでは、今のパレスチナ自治政府の財政状況を見る限り、物事は進まないというふうに思うのが常識的な判断と思いますが、副大臣はどうお考えなんでしょうか。
○河野分科員 日本政府がやるのは、関心を持ってもらうところまでですか。ディベロッパーが、あくまでもパレスチナ側だ、そこについては日本政府はこれからも方針を変えるつもりはない、そういうことでしょうか。
○河野分科員 努力、努力とおっしゃいますけれども、具体的に何をやるのかが全く見えません。  ヨルダン政府は、その造成、あるいはその後の工場の建屋を建てる、そうしたところにヨルダン政府が金を出すという話にはなっていないと思いますし、現地で、パレスチナ側の企業の中で進出をする予定の...全文を見る
○河野分科員 電力については、太陽光発電を設置することによって少し電力料金の低減にはなるという話は伺っておりますし、恐らくそうなるんでしょう。  そうすると、そこまでやるんだったら、例えば建屋を建てるとか、それを建てた上でお貸しをするとか、そうした本来ディベロッパーがやりますと...全文を見る
○河野分科員 副大臣のおっしゃる積極的な取り組みというのは、どこまでを指すんですか。
○河野分科員 一二年の計画どおりの立ち上げを目指すならば、いつごろまでに日本政府はそうした判断を固めるんでしょうか。
○河野分科員 もう一つ指摘されたことが、そこで仮に加工工場が立ち上がったとして、製品をアレンビー橋を通してヨルダン側に出す、しかし、そこが極めて不安定。要するに、イスラエル側がきちっとそれを出してくれるのかどうかということが極めて不安定だという指摘がされております。  確かに、...全文を見る
○河野分科員 分離壁の問題について日本政府が申し入れたときのイスラエル政府のリアクションはいかがでしたか。
○河野分科員 人権問題というのは、我々も北朝鮮の拉致問題を抱えている立場でございますから、これは国際的にも強く訴えていかなければならぬというふうに思っておりますが、パレスチナの現在の国内の状況の人権問題というのは、これはやはり著しく不当な扱いを受けていると言わざるを得ないと思いま...全文を見る
○河野分科員 そうすれば、そろそろ、単に申し入れをするだけでなくて、イスラエルに対して日本政府としても何らかの手段を講じるべきときが来ているのではないかと思いますが、副大臣はいかがお考えですか。
○河野分科員 申し入れをするというと、イスラエルはもう一つ、NPTの問題を抱えております。イスラエルが核兵器を持っているだろうということは、かなりの蓋然性を持っていることなんだろうと思いますが、依然としてNPTへの加入をしておりません。イスラエルに対して、このNPTに非核国として...全文を見る
○河野分科員 イランに対して経済制裁をするという考え方があると思いますが、北朝鮮を背中にしょっている我々とすると、やはり国際的に隠れた状況で核兵器の開発をやっている国に対しては、極めて強い態度で臨まなければならぬというふうに思います。  そうすると、北朝鮮、イランあるいはインド...全文を見る
○河野分科員 日本にとって北朝鮮というのは横並び以上の国ということであろうと思いますので、横並びというのは余り適切な表現ではないかもしれませんが、少なくとも、イランに対して経済制裁を求める、あるいはIAEAの場で協議をしようというのならば、当然イスラエルに対しても同じようなことを...全文を見る
○河野分科員 イスラエルは既に開発を終わって核兵器を保有しているという話がございます。そういう中でNPTに未加入という国でありまして、これから開発しようという国に対しては強く出るけれども持ってしまった国に対して強く出ないというのは、矛盾していませんか。
○河野分科員 NPTに加入をしない、あるいはIAEAの査察を受け入れないというなら、それをもって疑惑があるとするのが当然ではないですか。
○河野分科員 ちょっと待ってください。  副大臣は、イスラエルが核兵器を持っているという疑惑はないとおっしゃっているんですか。
○河野分科員 そうした指摘がされていて、IAEAの査察も受け入れずNPTへも加入しない、これは、そういう指摘があるという段階ではなくて、そういう疑惑を持たなければいけないのではないでしょうか。
○河野分科員 IAEAがイスラエルの核の問題を議題としようとした、しかし、それに対して欧米が反対をしている、そういう現実があると思いますが、少なくとも日本は、アメリカ、ヨーロッパに対して、こうした疑惑のあるイスラエルの核の問題をIAEAで取り上げるべきだということを積極的に働きか...全文を見る
○河野分科員 イランになると、あるいは北朝鮮はもちろん積極的にこれはやっていかなきゃいかぬと思いますが、イランとイスラエルと、日本政府に温度差があるように思えるのはなぜでしょうか。
○河野分科員 質問時間が終わりましたから、最後に、今の副大臣の最後の御発言は、アメリカがイスラエルをかばっているから日本も足並みをそろえるんだとおっしゃったように聞こえますが、それでいいんですか。
○河野分科員 時間が参りましたから、これで終わります。ありがとうございました。
○河野分科員 自由民主党の河野太郎でございます。  まず、沖縄の大学院大学についてお伺いをさせていただきたいと思います。  この大学院大学でセクハラ事件がございました。概要について、まずお答えをいただきたいと思います。
○河野分科員 国会の答弁ではなくて、事実関係をお伺いしているんです。
○河野分科員 済みません、セクハラと申しましたが、パワハラでございます。訂正いたします。  機構はどのような調査を行ったんでしょうか。
○河野分科員 法律事務所の調査に幾らかかったのか、また、第三者の意見を聞いたといいますが、それに幾らかかったのか。この法律事務所はどこであって、また第三者というのはどこなのか、お答えいただきたいと思います。
○河野分科員 どこの法律事務所で、有識者はどなたですかと伺っております。
○河野分科員 質問通告をしております。  時計をとめてください。
○河野分科員 質問通告しているじゃないですか。公金が支出されているんですから、相手がだれなのか、きちっと答えてください。  委員長、とめてください、時計。
○河野分科員 質問通告しているんですから、きちっと答えてください。  委員長、時計をとめてください。
○河野分科員 質問通告しているわけですから。
○河野分科員 この五千四百五十二万かけた調査、法律事務所並びにそれを見て意見を述べた有識者の氏名を教えてくださいというふうに申し上げております。  速記をとめてください。時間が無駄です。
○河野分科員 パワハラ事件があって、それを調査して、そこに公金が支払われているわけで、別にこの人がどうだこうだと言っているわけではないのに、なぜ名前を出せないんですか。
○河野分科員 確認をとればいいじゃないですか、公表できるかどうか。何でしないんですか。
○河野分科員 人一人処分しようというときの有識者の意見ですよ。だれの意見か名前は出せないけれども意見を言う、そんなあやふやなものに基づいて処分するんですか。
○河野分科員 それでは決算委員会をやっている意味がないじゃないですか。  委員会をとめてください。
○河野分科員 確認してください。  この長島・大野事務所と無名の大学教授に幾ら報酬が支払われたんですか。
○河野分科員 副大臣、この一つのパワハラの事件に公金が合わせて五千六百五十万使われていることについて、どうお考えですか。
○河野分科員 この五千万かけた、正確には五千四百五十二万円かけたパワハラの調査というのは、当然公開していただけるんですね。
○河野分科員 ヒアリングした部分を抜けばいいじゃないですか。
○河野分科員 これは全部質問通告しているんですよ。委員会の体をなしていないじゃないですか。  委員長、これはきちっと確認させて、公開できる範囲を公開させてください。
○河野分科員 少なくとも、これは結論部分は出せるでしょうが。
○河野分科員 決算行政監視委員会の理事会できちっと御審議をいただいて、これは政府に対して委員会から内容の公開を求めていただきたいと思います。これは何時間やってもらちが明きません。  もう一つ問題がありますのは、この大学院大学の研究棟を建てられましたけれども、予算がオーバーしてお...全文を見る
○河野分科員 予算を超えて、しかもこれは入札が行われて工事がスタートしているわけでありまして、普通は、その段階でこんな四十億予算を超えるようなことというのは行えないはずだと思いますし、当然、機構には、我が国の予算のことを知っている人間が行っているはずであります。にもかかわらずなぜ...全文を見る
○河野分科員 何でこの四十億を内閣府は認めたんですか。まずそこからの問題じゃないですか。  それから、理事長、理事、いずれも責任をとっていませんけれども、どういう責任のとり方をだれがしたんですか。
○河野分科員 少なくとも当時機構に、四十億オーバーすることはできないということを知っていた人間がいるはずであります。にもかかわらずそれをやらせた人間が機構の中にいるはずであります。それは一体だれですか。
○河野分科員 質問にちゃんと答えてください。既に工事が始まっているわけですから、研究部門は関係ないじゃないですか。これは、金を払う人間が機構の中にいて、少なくともその人間は四十億の予算を、工事の仕様を変更したら、つまり、もう入札は終わっているわけですから、それが終わった後でこんな...全文を見る
○河野分科員 質問に答えないで、答弁を引き延ばしているだけじゃないですか。  百三十億円に入札しているわけですから、業者はそれ以上の工事をするはずがないですよね。つまり、四十億円分の工事を足したんですよ。そんなことをやったら百三十億から足が出るというのは、当然機構の中でわかって...全文を見る
○河野分科員 では、独法のマネジメント層の理事長、理事は責任をとったんですか。
○河野分科員 幾らになるんですか、その二カ月分を合計して。四十億になるんですか。
○河野分科員 最後にしますが、管理監督をきちっとするというならば、この理事長さん、沖縄に年間十七日しかいないんですよ。そんな人間が管理監督できるわけないじゃないですか。なぜこれだけのことを引き起こした理事長、理事がそのまま居直って、しかも、給料の一〇%を二カ月分で責任をとりました...全文を見る
○河野分科員 終わります。
10月12日第176回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○河野委員 自由民主党の河野太郎でございます。  自民党のシャドーキャビネットの中で、行政刷新並びに公務員制度改革を担当することになりました。蓮舫大臣のカウンターパートを務めさせていただきます。大変光栄でございます。よろしくお願いいたします。  まず、事業仕分けでございますけ...全文を見る
○河野委員 事業仕分けで大事なのは、やはり常識的な目線で、これはどう考えても常識でおかしいよねというものは、やはりしっかり削っていかなきゃいかぬと思います。  それともう一つは、やはり事業仕分けをやっている人間の信頼性、この人が言っているんだから、それはなるほどそうだろうなとい...全文を見る
○河野委員 場所や機会というのを除けば、大変お似合いであった、一言つけ加えたいと思います。  さて、民主党政権発足からことし八月六日まで、全省庁で千五百九十人に肩たたき、早期退職勧奨が行われた。そのうち、拒否したのは二人だけだった。しかも、その千五百九十人に対して、一切その後の...全文を見る
○河野委員 民主党政権は、あっせんはないんだということを言い続けておりましたが、これは国民目線で見れば、世の中の常識で考えれば、そんなはずがあるわけない。今いみじくも以心伝心、問わず語りというお話がありました。これはやはり裏下りがあるとしか私には思えません。  現在の国家公務員...全文を見る
○河野委員 つまり、民主党は野党のときに、この委員会の人事案にことごとく反対をされてきました。そして、与党になったら、この委員会を改正するからという理由で、きょうに至るまで人事案をお出しになっておりません。  今、蓮舫大臣おっしゃったように、次に国家公務員法の改正案が出てくるの...全文を見る
○河野委員 できるだけ答弁は簡潔にお願いをしたいと思います。  要するに、これはこういうことでございます。  通常国会で階総務大臣政務官が、今の状態は、つまり人事案件を出さない状態は法律違反の疑いである、そう答弁されております。それからもう半年たっているわけですね。これからま...全文を見る
○河野委員 つまり、菅内閣は、有言不実行、違法状態内閣じゃないですか。  裏下りがあると担当の総務大臣が、まあ、あるとはおっしゃらなかったけれども、以心伝心、問わず語り、これはほとんど裏下りをやっているということですよね。半年間その状況を放置して、これから半年間放置をする。権限...全文を見る
○河野委員 質問ではありません。総理は答えられないでしょうから結構です。  退職管理基本方針というのを閣議決定されました。民主党の天下り問題、いかにもひどい、いかにもこの天下り対策が骨抜きにされてきたということを、古賀茂明さんとおっしゃる前公務員制度改革審議官がずっと実名でこの...全文を見る
○河野委員 どうも古賀さんの肩に手が伸びているという話もありますので、これは、委員長、理事の皆さん、ぜひ早いうちに参考人招致をお決めいただきたいと思います。
○河野委員 ありがとうございます。  この退職管理基本方針の中に、局部長の専門スタッフ職というのが盛り込まれております。これについて、人事院勧告を要請されておりますか。給与法改正の中に入れる前提でしょうか。担当の大臣からお答えをいただきたいと思います。
○河野委員 いやいや、私は、民間から登用された大臣がどう感じていらっしゃるかというのを聞いているので、大臣の答弁に全くおかしなところはないと思いますよ。
○河野委員 いやいや、私は感じを聞いているんですから。委員長が余計なお指図をする必要は私は全くないと思います。  さて、この退職管理基本方針には二つのことを柱にしていますね。  一つは、局長、部長がだんだんだんだん、肩たたきができない、天下りあっせんができないものですから、行...全文を見る
○河野委員 つまり、各省で何人かずつですよね。それは数十人じゃないですか。数十人に一千三百万円以上払ったら億の単位で、公務員人件費二割削減どころの騒ぎではありませんよね。これは全く逆行するんじゃないですか。  もう一つの柱が現役出向というものであります。つまり、今までは、部長や...全文を見る
○河野委員 質問通告ございませんから、それで結構でございます。  この七月二十二日のリストを見ると、あることに気づくんですね。これは何かというと、前厚生労働大臣、長妻さんという大臣がいらっしゃいました。長妻さんは野党のときに、役人もハローワークに行きゃいいじゃないかと言った方で...全文を見る
○河野委員 これ、厚労大臣、次の政令改正で厚労省所管の法人を入れますか、それとも入れませんか、どうですか。
○河野委員 先ほど片山総務大臣がOBのあっせんの話をされました。どうも民主党内閣になってから、政務三役やOBがあっせんしたものは天下りでないかのごときの話になっていますが、総務大臣、これはどう扱えばいいんですか。
○河野委員 当初、野党のときにいろいろおっしゃっていたことと大分話が変わってきましたよね。最初は、肩たたきはしないんだ、そういう話がございました。肩たたきをするのは自己変革のマネジメントを放棄しているんだ、そう言って、肩たたきは禁止するという法案を野党のときに民主党は出されました...全文を見る
○河野委員 総理大臣じゃないよ。総理。総理じゃない。総理なんですか、仙谷さん。総理大臣はだれ。(発言する者あり)
○河野委員 いや、ちょっと待ってください。仙谷さんが総理大臣なんですか。
○河野委員 総理でしょう。仙谷さんが総理大臣なんですか。じゃ、総理大臣、答弁してくださいよ。
○河野委員 おかしい。総理大臣の答弁でしょう。これは委員長の持ち時間でしょう。(発言する者あり)
○河野委員 総理大臣、基本法の改正はやらない、野党の合意なしに基本法の改正はやらないということを明言してください。
○河野委員 与野党が合意をしてつくった公務員制度改革に関する基本法を、与野党の合意なしに一方的に改正しようとしないですねというのがさっきの質問です。答えてください。
○河野委員 つまり、この内閣の総理大臣は公務員制度改革に関心がない、天下り問題に関心がない、そういうことですか。
○河野委員 金曜日の午後四時に、内閣官房、内閣府の経済財政担当、国家戦略担当、外務大臣、国交大臣、公務員制度改革並びに総務省の担当の方に全部来ていただいて、こういう質問をやりますという通告を丁寧にやらせていただきました。そして、きょうお出ししている書類の中にも「特に総理」というの...全文を見る
○河野委員 済みません、指摘はしておりません。  そうすると、二つ質問があります。一つは、この菅内閣で経済と予算の司令塔はだれなのか。もう一つは、予算編成の基本方針はだれがつくるのか。総理大臣、お願いします。
○河野委員 そうですか。これは、補正予算のときにきっといろいろフォローアップがあると思いますが。  それでは、もう一つ。政治主導確立法案が成立したら、国家戦略局の所掌事務の中に、予算編成の基本方針の企画及び立案並びに総合調整に関する事務が入ります。政治主導確立法案が成立すれば、...全文を見る
○河野委員 配付資料でもお配りをしておりますけれども、法律ができるとこうなるんですね。内閣総理大臣の下に内閣官房長官がいる。そして、その下の副長官のうちの一人が国家戦略局長になるんです。そして、今申し上げたように、この国家戦略局の所掌事務が予算編成の基本方針の企画及び立案並びに総...全文を見る
○河野委員 政府が出された法案はこのとおりなんですよ。国家戦略担当大臣は枠外なんですね。今総理がおっしゃったように、この上に国家戦略担当大臣がいるというならば、何でそういう法律にしなかったんですか。
○河野委員 今の内閣法では、官房長官にしか総合調整の法的権限はないんですね。ここに国家戦略担当大臣が枠外に位置づけられていても、役人は官房長官のところに走るじゃありませんか。玄葉さんが右と言っているけれども、仙谷さん助けてくださいと言ったら仙谷さんが出てきて左と言う、そういうこと...全文を見る
○河野委員 民主党の言っている政治主導というのは、しょせんその程度ですか。内閣法があるから、内閣府の設置法があるからできませんという程度の政治主導じゃ、これは官僚の手のうちで転がされるだけじゃありませんか。やはり、運用と法律が違うというならば、運用に合わせた法律をきちっとお出しに...全文を見る
○河野委員 自民党の中にも、いろいろな法案の準備はございます。日本版NSCでしたか、そういう法案の準備もありますから、何が本当に政治主導のためにいいのかというのは、ぜひ、そのむちゃくちゃな、運用と法律が違う、だれが大臣になるかによってその人の権限が違うような法案ではなくて、法律を...全文を見る
○河野委員 ありがとうございました。  これからも、きょう議論になりました天下りあるいは公務員制度改革は、きちっと与野党で議論をさせていただきたいと思いますし、最初に蓮舫大臣から御答弁をいただきました事業仕分けについては、我々もきちっと無駄の排除ができるよう御協力をさせていただ...全文を見る
10月27日第176回国会 衆議院 外務委員会 第2号
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○河野委員 自由民主党の河野太郎でございます。  外務委員会ではございますが、前原大臣の国交相時代のさまざまな意思決定についてお伺いをさせていただきたいと思います。  七月の二十二日でありますか、悪名高き現役出向を認める、つまり退職通算を認める法人が民主党政権によって相当数追...全文を見る
○河野委員 数がわからないぐらいたくさん追加をされたわけでございますが、国土交通省、全部で十五法人を追加されました。その次に多い総務省が八つですから、二位の役所の倍近くの数の現役出向を大臣はお認めになったわけでございます。  まず、この現役出向先十五について、大臣は閣議前にどう...全文を見る
○河野委員 委員長、今大臣は私の質問と無関係のことを二分話をされましたので、私は四十二分まで質問させていただきます。  大臣、きちっと答えてください。この現役出向先について、いつ、どのような説明を役所から受けましたか。
○河野委員 これは前原大臣の国務大臣としての資質を問うているものでございます。  今、我々が、この民主党政権が天下りを野方図にふやそうとしている、形を変えた天下りを野方図にふやそうとしている一端を担っている国務大臣にその件を質問しているのでありますから、質問に答えてください。
○河野委員 委員長、質問に答えさせてください。
○河野委員 いつ、どういう形でこの法人について説明を受けたのかということを答えさせてください。
○河野委員 なぜ私がこれにこだわるかといいますと、当時の長妻厚生労働大臣は、すべてこの現役出向を認めないという結論を厚生省で行われております。つまり、この一覧表に、厚生労働省からは、追加された法人は一つもありません。それはなぜか。当時の長妻厚生労働大臣は、これは形を変えた天下りだ...全文を見る
○河野委員 それでは、了承しなかったのはどこの法人ですか。
○河野委員 なぜ差し控えるんですか。
○河野委員 それでは、幾つ認めなかったんですか。
○河野委員 一つ以上あるんですね。
○河野委員 前原国務大臣は、自分が認めたものだけを認めた。つまり、この中に入れた。普通に日本語で解釈すれば、認めなかったものがあるから認めたものだけを入れた、そういう日本語になるはずであります。  それでは一つ以上認めなかったんですねということに対して答弁をしないというのは、こ...全文を見る
○河野委員 しています。
○河野委員 なぜ、きょう、こういう質問をしているかといえば、前原大臣に国務大臣としての資質があるかどうかということを問うているから、この質問をしているのであります。  天下りを云々と今、大臣はおっしゃいましたけれども、既に十月十二日の予算委員会で、千五百九十人の肩たたきには、問...全文を見る
○河野委員 八月十六日に人事院が何をやったか知らないとおっしゃいましたね。  もともとこの官民交流というのは、若手の官僚を民間企業に出して人材育成をしよう、そういうことで始められたものであります。つまり、若い官僚を民間に出して、少しそこで民間のトレーニングを積んで帰ってくる。だ...全文を見る
○河野委員 偉そうに言いますけれども、天下りが裏下りになっただけじゃないですか。天下りをやめて現役出向になっただけじゃないですか。官民交流、定年直前の人まで広げているじゃありませんか。大臣、OBのあっせんは天下りじゃありません、ルールを変えているじゃありませんか。  民主党も野...全文を見る
○河野委員 前原国交大臣は八ツ場ダムを中止する、そういうことをおっしゃいました。しかし、本来ならば、その治水の基本になる基本高水が正当につくられていたかどうかということを調査しなければならないはずであります。大臣は、それを役所にみんな丸投げをしてしまった。大臣は情報を開示するとお...全文を見る
○河野委員 当時の飽和雨量は四十八ミリということになっていました。しかし、それは真っ赤なうそだったわけであります。本当に大臣がこの問題にやる気になれば、少なくとも飽和雨量がどういう数字だったのか、何をベースに基本高水が計算をされていたのか、きちっと大臣が調べてそれを開示することが...全文を見る
○河野委員 国交省がそのパラメーターを開示しないのが原因じゃありませんか。少なくとも、本来一万六千の数字であるものを二万二千という数字をつくるためにモデルをつくったのは国交省じゃありませんか。その背景をきちっと公表して、なぜその数字になったのか、再現ができるようにしてくださいとい...全文を見る
○河野委員 バトルが大変だったというんだったら、政権交代したって直らないじゃないですか。何をおっしゃっているんですか。ここから先は馬淵大臣とやらせていただかなければならないのかなと思います。ありがとうございました。  少し外交問題についても大臣の所見をお伺いしたいと思います。 ...全文を見る
○河野委員 確かに、日本は、五年で五十億コミットをしたといえば最大限五十億というコミットはしたと思いますが、しかし、本当にそれが有効に活用されないのであるならば、コミットはしたけれども状況が変わって出せないということは、当然これはあるんだと思うんですが、大臣、そこはいかがですか。
○河野委員 ここは非常に悩ましいところで、だめだと言ってやらなければもっとだめになるだろう。しかし、五十億ドルを出すと、それがアフガニスタンにとどまるかどうかもはっきり言ってよくわからない。カルザイ大統領御自身はどうかわかりませんが、少なくともカルザイ大統領の家族が余りよくないと...全文を見る
○河野委員 もう一つ悩ましいのがタリバンの扱いでございます。ある面、タリバンと組んだ政府をつくるのか、あくまでもタリバンを排除していくのか、前原大臣のお考えはいかがでしょうか。
○河野委員 アフガニスタンに日本としていかに取り組むかということについては、これは与野党はない話だと思っております。なかなか正しい答えというのはないんだろうと思いますし、いろいろなジレンマで悩まなきゃいけないことはあると思います。こういうことについてはしっかり与野党で相談をさせて...全文を見る
○河野委員 ありがとうございました。終わります。