河野太郎

こうのたろう

小選挙区(神奈川県第十五区)選出
自由民主党
当選回数9回

河野太郎の2011年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月30日第177回国会 衆議院 外務委員会 第4号
議事録を見る
○河野委員 衆議院議員、自由民主党の河野太郎でございます。  まず、審議に入る前に、このホスト・ネーション・サポートの協定について、前回、民主党が反対をされました。今回は民主党政権が、この同じ内容の協定を提出されております。なぜ前回反対されたのかということに対して、伴野副大臣か...全文を見る
○河野委員 委員長、きちっとした議事運営をお願いします。  副大臣、答弁してください。
○河野委員 前回の審議の中で民主党の委員から、この予算は、思いやり予算、ホスト・ネーション・サポートはアッシー君の貢ぎ物予算である、そういう発言がありました。民主党政権、そのような認識ですか。
○河野委員 当時の民主党の筆頭理事から、在日米軍は日本を守っていない、海兵隊は決して駐留している沖縄を守っていない、そういう発言が前回の審議の中でありました。これは民主党政権の現在の認識ですか。
○河野委員 前回の審議の中で、グアムにアメリカの米軍が帰っていくのに日本政府が金を出すのはおかしいのではないか、そういう発言がございました。これは現在の民主党の政権の認識ですか。
○河野委員 どうも民主党の質問者は、民主党そのものとは全然違う意見の人ばかりが質問をして、あげくの果てに前回は反対した、そのように今大臣はおっしゃったような気がいたします。  前回の委員会の審議の中で、民主党の中から、基地内の米軍住宅一戸一戸に、ガス、水道のメーターをつけろ、そ...全文を見る
○河野委員 前回、そういう答弁でした。それに対して武正公一君は、それでも一戸一戸にメーターをつけなかったら節約しているかどうかわからぬではないか、そういう質問が再三再四繰り返されました。  私の理解では、武正さんはその後、外務省の副大臣になられた。少なくとも交渉の中で、メーター...全文を見る
○河野委員 前回の議論と比べて、野党側は七分の一の質疑時間しか今回ございません。きちっと的確に答えてください。  前回の審査の中で、民主党の渡辺君から、すべての職種に対して日本側から給料が出るのはおかしいじゃないかといって、バナナボートを引っ張ったりケーキの飾り職人に給料を出す...全文を見る
○河野委員 結局、禁止していないじゃないですか。  前回、民主党の委員からこういう話がございました。日本側が給料を払っている労働者が米軍の兵器及び弾薬を取り扱うのはおかしいではないか、そういう話がありました。今回はそういうことはないんですね。
○河野委員 前回の審議の中で、民主党の委員は、キャンプ・コートニーの教会という宗教的施設に日本が出した金が使われるのはおかしい、そういう議論がありました。キャンプ・コートニーの教会はどうなったんですか。
○河野委員 前回の審議の中で、武正公一君から、労務協約は変えなきゃいかぬ、労務協約を変えなければこの思いやり予算を出しちゃいかぬ、そういう話がありました。労務協約は変わりましたか。
○河野委員 前回の審査の中で、基地外の住宅の光熱水費の請求書と領収書を出せ、そういう要求が武正公一君からございました。これは武正公一君以外の方からもありました。これは出せますか。
○河野委員 そういう答弁があったにもかかわらず、きちっと米側が払っているかどうかを確認するために請求書を見せろ、領収書を見せろ、そういう要求があったじゃありませんか。何で出さないんですか。
○河野委員 だから、そういう答弁をしたにもかかわらず、武正公一君は請求書と領収書を出させろと言ったじゃありませんか。何で民主党政権になってそれをやらないんですか。
○河野委員 いやいや、今聞いているのは、前回の審議で民主党の委員が聞いたことを聞いているんですよ。何一つ実現していない。領収書出せ、請求書出せ、何一つできないじゃないですか。それで皆さん納得しているんですか。
○河野委員 そうすると、何ですか、前回反対したのは嫌がらせですか、それとも認識不足だったんですか。ことごとく、当時の民主党委員が質問したことに、現民主党の政務三役、何も答えられない、何も実現していないじゃないですか。  当時は認識不足で反対をしたのか、嫌がらせで反対をしたのか、...全文を見る
○河野委員 その程度の改善でよかったんですか。
○河野委員 大多数の国民はもともと納得しているんですよ。文句を言っていたのは民主党の議員じゃないですか。あれをやれ、これをやれ、あれはやらせるな、これはやらせるな、領収書出させろ、何一つできないじゃないですか。人からコンクリートに金の出し方が変わっただけでしょう。それでいいんです...全文を見る
○河野委員 民主党はグアム協定にも反対されましたよね。今だったら民主党はあの協定に賛成するんですか。
○河野委員 質問に答えていません。今なら賛成するんですか。
○河野委員 委員長、質問に答えさせてください。
○河野委員 質問できません。とめてください。答えません。
○河野委員 要するに、説明ができるようになっているのかどうかということを聞いているわけですよ。本体には賛成なんでしょう。だけれども、説明が問題だから反対したというなら、今ならちゃんと説明ができるようになっているのか、そういう質問じゃないですか。今賛成できるということは、今ちゃんと...全文を見る
○河野委員 前回のグアム協定のときに、住宅一戸当たり、随分問題になりました。では、住宅一戸当たり幾らなら民主党政権はいいんですか。
○河野委員 いやいや、一戸当たり幾らまでならいいんですかと、それが問題になったんでしょう。そのために資料を出せと、随分資料を出させられましたよね。一戸当たり幾らなんですか。幾らまでなら民主党政権は認めるんですか。それをちゃんと答えてください。
○河野委員 理解しなかったのは民主党じゃないですか。だから、一戸当たり幾らなんだという資料を随分出せ出せと言ったでしょう。それで、今その協定を破棄しないというんだったら、それは納得しているという話じゃないですか。では、一戸当たり幾らまでなら民主党は認めているんですか。
○河野委員 答弁させてくださいよ、委員長の責任で。
○河野委員 結局、民主党の反対は、前回、嫌がらせ以外の何物でもないじゃないですか。前回自分たちが質問したことに、前回高村大臣を初め与党が答えたのと同じことを繰り返しているだけじゃないですか。何かへ理屈言っていますけれども、結局、嫌がらせで反対しただけじゃないですか。それが明確にな...全文を見る
○河野委員 質問に答えさせてください。
○河野委員 今回の地震、津波の後、福島の原発が問題を起こしました。米国から原発の冷却材の提供の申し入れがあり、それを日本側が断った、そういう経緯があるようでございますが、それはどうしてそういうことになったのか、お答えいただきたいと思います。
○河野委員 第三十一海兵遠征隊に対する支援の要請というのは日本国政府から出されたでしょうか。それはまたいつでしょうか。
○河野委員 米国からグローバルホークによって得られた資料の提供を受けておりますでしょうか。
○河野委員 グローバルホークによって得られた情報というのは機密情報でしょうか。
○河野委員 そうすると、その機密指定が解除されない限り一般に公開することはできない、そういう認識でよろしいでしょうか。
○河野委員 今後、グアム島において自衛隊の訓練がかなり継続的に行われるようになる、そのための予算が新年度の予算に含まれているというふうに認識をしております。自衛隊の訓練が、今までも米国領内で行われていたと思いますが、恒常的にグアム島に訓練移転が行われるということになりますと、当然...全文を見る
○河野委員 次の質問にまで先にお答えをいただいて、ありがとうございます。  日本はジブチに対して何らかの義務を負っておりますか。
○河野委員 日本はジブチと地位協定を結んでおりませんか。
○河野委員 別に義務を負っていないジブチとの間でも地位協定を結ぶことはできるわけであります。  今現在、日米の地位協定に関して、公平でない、その他のいろいろな御指摘があります。それは、一部そうかもしれません。しかし、自衛隊が米国内で訓練をする、自衛隊が米国内に滞在をする、その際...全文を見る
○河野委員 地位協定の改定ということを民主党はうたわれておりましたが、新政権になって、地位協定改定の申し入れはどのようにされたでしょうか。
○河野委員 外務大臣に答弁させてください。地位協定の改定を申し入れましたかという質問じゃないですか。答弁していませんよ。
○河野委員 質問に答えさせてください。  済みません、僕の時間を使う必要はないと思いますよ、答弁していないんですから。答弁させてください。
○河野委員 地位協定の改定を、民主党政権になってから申し入れをしましたか。
○河野委員 していないって、何で答弁を、だめだよ、こんなの。  委員長、とめてくださいよ。時間の無駄遣いですよ。  日本語で聞いているんだから、日本語でちゃんと答えてくださいよ。
○河野委員 それは、どこでどういう問題提起があったんですか。きちっと議事録を出せますか。
○河野委員 前原大臣はしていませんから、松本大臣になってからされたんですね。
○河野委員 申し入れをしたんですね。
○河野委員 質疑時間が終わりましたから簡潔にいたしますが、きょうの答弁を聞いていると、結局、民主党は野党のときに極めて無責任な質問をしていた、極めて無責任に反対をしていた、そのツケを与党になって今、支払っているということがよくわかりました。  これはお互い、与党、野党の立場を超...全文を見る
○河野委員 人のことではなく、自分のこととして受けとめて対応していかなければいかぬと思いますし、委員長に一言申し上げます。  私が外務委員長のときには、政府側の答弁がだめなときは委員長がとめて、政府側に答弁をさせました。きちっとそれをやる委員長であってほしいと思います。  以...全文を見る
04月20日第177回国会 衆議院 外務委員会 第7号
議事録を見る
○河野委員 おはようございます。自由民主党の河野太郎でございます。  三月十一日、地震、津波の後、福島の第一原発で事故がございました。この事故の後、海外のメディアから毎日のようにたくさんの取材を受けております。いろいろと日本の風評被害を防ごうと思って努力をしておりますが、最近、...全文を見る
○河野委員 それでは、総務省の副大臣、この流言飛語というのを英語でどのように想定されておりますか。
○河野委員 ジャスミン革命でインターネットが非常に大きな役割を果たしたというのは、もうこれは世界じゅうの皆さんが御存じでございます。世界じゅうのメディアもそれを知っている、そういう報道もされております。  福島のこの第一原発の事故の後、日本政府が本当に情報を世界に適切に出してい...全文を見る
○河野委員 この通知は、総務省総合通信基盤局長名で出ておりますが、政務三役は事前に了承されておりますか。
○河野委員 そのワーキングチームの四月六日付の決定の文書がここにございます。「地震や原子力発電所事故に関する不確かな情報等、国民の不安をいたずらにあおる流言飛語が、」と書かれておりますが、これは例えば、保安院が発表してきた、燃料は大丈夫です、大丈夫ですと言っていた不確かな情報、こ...全文を見る
○河野委員 この局長通達が出た先の団体、テレコムサービス、電気通信事業者協会、インターネットプロバイダー協会、ケーブルテレビ連盟、この方々にお伺いをしますと、許認可の権限を持っている役所から出された文書だから暗黙のプレッシャーを感じると言うんですね。  総務省は流言飛語は何かと...全文を見る
○河野委員 コンプライアンスの室長が誤解を招くおそれがあると言っていて、何が流言飛語か定義ができない。つまり、今度海外からのメディアの取材が私にあったときに、例えば、あの保安院の発言のような、国民の不安をあおる不確かな、そういう流言飛語が飛び交っているからこういうことを出したんだ...全文を見る
○河野委員 要するに、そんないいかげんなことを文書にして出して、海外のメディアはこれが単純に翻訳されたものを読むわけですよ。そうすると、日本政府はまさにムバラク政権がやっているのと同じことをやって情報を隠そうとしているじゃないか、そうとられますね。それはそれでいいと民主党の政治家...全文を見る
○河野委員 それでは、きょうは保安院にも来ていただいておりますので、保安院に伺いたいと思います。  今、外務大臣は津波の話をされましたが、浜岡はもともと津波の問題で提起をされたわけではございません。  失礼しました。平岡副大臣、もう結構でございますので、どうぞ。  もともと...全文を見る
○河野委員 その安全が確認されるまでなぜ浜岡をとめないんですか、保安院。
○河野委員 福島の第一原発だって、想定のあれでいけば安全だったはずなんじゃないんですか。それがなぜ事故になったんですか。
○河野委員 だから、その安全の検討をしているときになぜとめないのか。みんなが、この浜岡というのは危ないよ、そういう話をしているわけです。そのときに、なぜその検討している間だけでもとめないんですか。
○河野委員 松下副大臣、政務三役、それでいいんですか。
○河野委員 何か、政治主導と言うけれども、結局、政治はただ判こをついているだけというふうな答弁に聞こえました。  中村審議官にお伺いをします。  審議官は最初、保安院の記者会見をやっておられましたが、途中から人がかわりました。なぜですか。
○河野委員 審議官は、相当初期の段階で、燃料棒が溶けている可能性が高いということをおっしゃいました。事実はそうだったわけですね。
○河野委員 いやいや、きちっと答えてください。事実だったんですね。
○河野委員 ちゃんと答えてくださいよ。燃料棒が溶けていたというのは事実だったんですね。
○河野委員 それがずっと問題になっていたわけです。  そうしたら、中村さん、何であなたの分野なのにあなたが記者会見をやらないんですか。
○河野委員 副大臣、なぜ事務系の方がいまだに記者会見をやっているんですか。本来なら、きちっと技術者が記者会見でそういう問題を答えるべきじゃないんですか。
○河野委員 今の内閣の政治主導がどの程度か、今の答弁でよくわかりました。  もう一つ、海外のメディアが非常に不審に思っていらっしゃるのが、合同で対策本部をつくっているにもかかわらず、保安院は保安院で記者会見をやる、東京電力は東京電力で記者会見をやる、これ、全然合同の対策本部にな...全文を見る
○河野委員 それでは、直接保安院にお伺いします。  なぜ、対策本部を一緒にやっているにもかかわらず、保安院と東電は別々に記者会見を行うんですか。
○河野委員 今の答弁ですと、収束させるのは東京電力だという話ですね。保安院は、その収束させる努力を東京電力がやるときに、安全性の問題がないかどうかのチェックをしています、そういう何か第三者的、他人事のような答弁に聞こえましたが、副大臣、そのとおりなんですか。この事故の収束をさせる...全文を見る
○河野委員 保安院にお伺いします。  今の副大臣の答弁では、原子炉の情報は全部東京電力です、ということは、政府は直接的に何のデータもとれていない、とっていない、全部東京電力からもらった情報で保安院は動いている、そういうことですか。今の副大臣の答弁はそういうことですよね。
○河野委員 それでは副大臣の答弁は違うじゃないですか。  もう一度、保安院に伺います。  クリントン国務長官の来日に合わせて、今後の工程表なるものが発表されました。これは、だれの工程表なんですか。政府の工程表ですか、東京電力の工程表ですか、だれがこの工程表の責任を持っているん...全文を見る
○河野委員 ああいう質問の時間稼ぎはやめさせてください。答弁、答えさせてください。  だれが責任を持つんですか。
○河野委員 外務大臣、日本政府がこの収束に対してどういう責任を負うと海外に説明をするんですか。
○河野委員 だって、東京電力がやるんだと今保安院が言っているじゃないですか。では、政府は何をやるんですか。
○河野委員 結局、あれは全部東京電力がやります、あの工程表も東京電力の工程表です、責任は東京電力が負うんです、日本政府はフォローアップをちゃんとやります、やらせますというだけで、では、放射性物質を垂れ流しているのも、放射線が出まくっているのも、あれは全部東京電力の責任で、日本政府...全文を見る
○河野委員 びっくりしました。では、日本政府は、この件について、東京電力がやっています、そういうことなんですね。これだけの汚染が広がっていて、日本政府は、東京電力です、そういうことなんですね。びっくりしました。  もう一つ、海外で疑惑を持たれているのが、保安院がこの事故をINE...全文を見る
○河野委員 いやいや、ちゃんと質問に答えてください。質問しているじゃないですか、だれが免責されるんだと。東京電力やら保険会社が免責になるのか、答えてください。明確に答えてくださいと、私、さっき言いましたよね。  時間稼ぎはやめさせてください、委員長。
○河野委員 コメントをする立場にはないというのは、だれかが免責される可能性があるということですね。
○河野委員 それは、知っているけれどもコメントできない、そういうことですか。
○河野委員 質問通告をしたにもかかわらずきちっとした答えがありませんので、この件につきましては、政府の統一見解を外務委員会に提出していただきたいと思います。理事の皆さん、後のお取り計らいをよろしくお願いいたします。  次の問題に行きたいと思います。  少し話題がそれますけれど...全文を見る
○河野委員 最後の質問にいたします。  アメリカの場合は、米軍の場合、公務中に飲酒をすることがあるんですね。パーティーに行ったり、式典の後の懇親会で飲酒をしたりすることがあります。どうもそのまま、飲酒をしたまま車の運転をして自宅に帰るということがあるようでございます。  この...全文を見る
○河野委員 少なくとも、米側と合同委員会その他で、公務中に飲酒をした米軍人がそのまま運転をした場合に事故を起こしたときには日本側が裁くよ、そういう問題提起をされるべきだと思いますが、いかがでしょうか。
○河野委員 明確な答弁、ありがとうございました。以上で終わります。
04月27日第177回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第3号
議事録を見る
○河野委員 自由民主党の河野太郎でございます。  東京電力にお伺いをしたいと思います。  さきの外務委員会で保安院から、今回の事故の処理の責任は東京電力が負う、保安院は、その事故処理に当たって安全基準をきちっと守っているか、そこをモニターするのが保安院だ、そういう説明がござい...全文を見る
○河野委員 参考人の皆様、きょうは、長時間、本当にありがとうございました。  きょうの審議の中で、いろいろな課題が浮き彫りになったと思います。決算行政監視委員会でございますから、政府に対する提言も、当然、この審議を経て取りまとめをしなければならないと思いますので、後ほど理事会で...全文を見る
07月14日第177回国会 衆議院 東日本大震災復興特別委員会 第13号
議事録を見る
○河野委員 自由民主党の河野太郎でございます。  この法案の提出に先立ちまして発表された、東京電力福島原子力発電所事故に係る原子力損害賠償に関する政府の支援の枠組みというものがございます。この中で、「損害賠償、設備投資等のために必要とする金額のすべてを援助できるようにし、原子力...全文を見る
○河野委員 ということは、東京電力の上場は廃止される、そう考えてよろしゅうございますか。
○河野委員 株式会社を政府が債務超過にさせないということは、これはもう上場する意味がないのではないでしょうか。債務超過にさせないんだということを閣議で決めているような株式会社が上場されることに、どういう意味があるんですか。
○河野委員 つまり、損害賠償その他の費用で東京電力はもはや単独ではやっていけない、債務超過に転落をするおそれがある、だから政府が出てきて助けるのではありませんか。
○河野委員 つまり、東京電力は、みずからが負った債務を支払うと債務超過に転落するおそれがある、そういうことですね。だから、政府がそれを助けるんじゃないんですか。理由はともかくとして、財務上、債務超過になる会社を政府が債務超過にならないように助ける、そういうことですね。
○河野委員 答えていないのは大臣じゃないですか。委員長、その言いぐさは何ですか。(発言する者あり)黙っていろよ。  債務超過にならない企業なら、閣議決定でなぜ債務超過にさせないなんていうことを言う必要があるんですか。
○河野委員 債務超過になる企業ならば、債務超過になった時点できちんと破綻処理をして、しかるべき責任をとらせるのが筋じゃありませんか。
○河野委員 劣後してカットされた賠償金は、国が払えばいいんじゃありませんか。
○河野委員 これまでに東京電力の賠償金の支払いは申請の何%が支払われているか、大臣、御存じですか。
○河野委員 いやいや、申請された金額が幾らなのかというのはわかるじゃありませんか。それを東京電力に払わせれば、東京電力はけちをつけてそれを値切ろうとするから、やれ申請額が決まらないということになります。だから、支払いがどんどん滞るんじゃありませんか。  それならば、まず国が一義...全文を見る
○河野委員 被災者のことはどうでもいいんですか。一刻も早く賠償金を支払って、きちんと被災者の方々の生活を軌道に乗せるという考えは、政府にはないんですね。
○河野委員 それならば、なぜ国がきちんと前面に立って仮払いをやらないんですか。東京電力は自分のところから金を払わなきゃいけないわけですから、値切れるなら値切る、遅くするなら遅くする、そうしたくなるのは当然のことじゃありませんか。それなら、第三者として国がきちんと仮払いの前面に立っ...全文を見る
○河野委員 補正予算が出るじゃありませんか。なぜ補正予算に仮払いの予算を計上しないんですか。野党が出している仮払いの法案がありますよね。政府はこの法案を支持されますか。
○河野委員 政府は仮払い法案を支持するんですかと聞いているんです。答えてください。そして、なぜ補正予算に仮払金を計上しないんですか。
○河野委員 野党提出の仮払い法案を政府は支持するんですか、しないんですか。
○河野委員 東京電力に賠償金を支払えと言えば、それは東京電力は値切ります、遅くします。当然のことじゃありませんか。だから、かわって国が前面に出て仮払金をお支払いしようというのが我々の野党の考えであります。  今の答弁を聞いている限り、東京電力にやらせるのが政府だ、補正予算にも賠...全文を見る
○河野委員 大臣、ごまかしちゃいけませんよ。負担金は、その分、電力料金が下げられるのに、負担金があるから下がらないことになるじゃありませんか。結局、負担をするのは消費者じゃありませんか。  消費者に負担をさせる前に、なぜ経営陣、株主、金融機関に責任をとらせないんですか。本来責任...全文を見る
○河野委員 国民負担を最小限にするのは当然でございますけれども、公平の原則がなければおかしなことになります。破綻する企業ならば、株主、経営陣、金融機関、債権者、その責任をきちんとルールにのっとってとるのが当然じゃありませんか。中で適当にごちゃごちゃやって報告だけしますというのは、...全文を見る
○河野委員 全く払拭されません。  それならば、なぜきちんと法的破綻処理をしないんですか。法律にのっとった破綻処理をするのが一番公明正大じゃありませんか。それをやらないで、株主その他には、要請をします、御協力をしてくださいと。何かこの間、枝野さんも金融機関に御協力の要請をされま...全文を見る
○河野委員 大臣、今の言い方だったら、株式はしばらく無配だけれども持っていてください、そのうちに配当が出てきます、そういうことじゃありませんか。全く影響のない、全く関係のない国民は、その間、電力料金という形で賠償金を負担するんです。国民より前に責任をとらなきゃいけない株主は、今の...全文を見る
○河野委員 では、なぜ最初から一〇〇%減資にしないんですか。
○河野委員 きちんとルールにのっとって、法律にのっとって破綻処理がされるというのが一番日本の経済のためになるわけで、何かあったら、電力業界のような政治的に力のあるところが出てきたら、きちんと処理がされないでどがちゃがされてしまうというのは、極めて日本経済にとって悪影響を及ぼすでは...全文を見る
○河野委員 一般担保がついていた電力債の一般担保を無効にしろと言うつもりはありません。しかし、これから発行されるものについては、少なくとも普通の市場で発行される債券と同じ扱いをされるべきではありませんか。
○河野委員 この六月の国際会議で、我が国の政府は、これから発展途上国にCDMを利用して原子力をつくり、そこで削減された二酸化炭素は我が国の京都議定書にカウントしたい、そういうことを発言してひんしゅくを買いました。大臣、まだそのおつもりですか。
○河野委員 日本政府が主張した、原発をCDM、クリーン開発メカニズムにカウントしろ、その主張は、もはや日本政府はしないんですね。
○河野委員 時間も残り少なくなりましたので、文科大臣にお伺いをします。  文科大臣、日本エネルギー法研究所という研究所の存在を、原子力損害賠償紛争審査会の委員を任命するときに御存じでしたか。
○河野委員 文科省のこの審査会の担当部署に聞いたところ、このエネルギー法研究所の所長さんを会長にするのはまずいということで、その人を外して紛争審査会の会長の選任が行われた。大臣、そのことを御存じでしたか。
○河野委員 この損害賠償紛争審査会のメンバーになっている法律学者のほとんどが、この日本エネルギー法研究所という、大臣がおっしゃった電力会社の研究所のメンバーでございます。所長さんもいれば研究班の主査の方もいらっしゃいます。  このエネルギー法研究所というのは、やはり電力会社の研...全文を見る
○河野委員 九名のうち、法律家が全員なわけではありません。民法の専門家、環境法の専門家というのは、ほかに大勢いらっしゃいます。大勢いらっしゃる中で、わざわざこのエネ法研のメンバーを選んだ。しかも、大臣にはその事実を知らすことなく委員の選任が行われた。これは非常におかしな話だと私は...全文を見る
○河野委員 終わります。
07月29日第177回国会 衆議院 外務委員会 第15号
議事録を見る
○河野委員 自由民主党の河野太郎でございます。  まず、このIMFの協定の改正について政府に御質問をさせていただきたいと思いますが、我が国は、任命理事という権利をこの改正によって失うことになります。それでは、我が国はこの改正によって一体何を得たんでしょうか。
○河野委員 そういう建前はわかっておりますが、任命理事の権利を失ったものと引きかえに、我が国は何を得たんでしょうか。
○河野委員 結局、我が国は交渉に失敗したんじゃありませんか。結局、失うものだけは失って、得るものは何もなかった、そういうことなんじゃありませんか。それなら、なぜ我が国はこの協定を結ばなきゃいけないんですか。
○河野委員 そうすると、日本は任命理事という権利を失っただけで、具体的には何も得たものはない。IMFが安定したものでなければいかぬというのは、それは世界各国共通の話であって、何も我が国に特有な話ではありません。我が国は、そういう建前のもとに権利を手放して、結局何も得るものはなかっ...全文を見る
○河野委員 そのうち、財務省出身者は何人いらっしゃいますか。
○河野委員 質問通告をしておりますので、整理していただくまで一時中断してください。
○河野委員 財務省出身者とそれ以外の方々で、どのようなランクになっていますでしょうか。まず、最高のランクにいる日本人は財務省出身なのか、それ以外の方なのか。それ以外、財務省以外の出身の方のランクはどうなっていますでしょうか。
○河野委員 その財務省以外の方のランクはどのようなものになっていますか。
○河野委員 日本の政府の政策として、IMFにいる日本人の職員のランクを引き上げる、そういう政策がありますか。
○河野委員 具体的に引き上げる対象になっているのは、財務省出身者ですか、それともその他の日本人ですか。
○河野委員 それでは、過去の日本人のIMF職員、財務省出身者とその他に分けて、どのようなランクであったか、取りまとめた資料を提出していただきたいと思います。
○河野委員 それでは、具体的に、日本人の職員のランクを引き上げるために、どのような活動をこれまでされてきたんでしょうか。
○河野委員 質問通告をしておりますので、まとまっていないなら、それまで中断してください。
○河野委員 その程度のことは、ほかの国も当然やっているんじゃないんですか。むしろ、それだけのことをやっていなかったらおかしいですよね。  そうすると、全然今の日本政府は、財務省は、IMFにいる日本人職員のランクを引き上げるための作業をろくに何も考えていない、そういうことですか。
○河野委員 済みません、今、副大臣、財務省の留学生が少なくなっている、そうおっしゃいましたか。
○河野委員 この財務省の問題は、かつて十年以上前に指摘をいたしましたけれども、本来、人事院のルートで留学をしなければならないにもかかわらず、財務省のODAと称してお金を国際機関に出して、そのお金でいわば裏口入学をする、そういうことを財務省はずっとやってまいりました。それをとめさせ...全文を見る
○河野委員 それでは、IMFの職員数をいつまでにどれぐらいふやすのかという目標と、その目標を達成するために具体的に何をやるのかということをお出しいただきたいと思います。
○河野委員 それでは、いつまでに何人にふやすのかという目標と具体策をお出しいただけますね。
○河野委員 それでは、別にIMFに日本人の職員が今のままでいいと思っているんですか。そうは思っていないわけでしょう。だったら、具体的にどこまでふやすのかという目標を決めて、具体策を検討しなかったら、ふえないじゃないですか。時の流れのままにいきますでは今と何も変わらないわけじゃない...全文を見る
○河野委員 今より多いのが望ましいにもかかわらず、具体的な目標もつくらなけりゃ具体策もつくらないというのは、単なる責任逃れ以外の何物でもない。能力のなさを露呈しているだけじゃないですか。そんなばかなことをやっているから、こうやって、権利だけはどんどん失われて何も得るものがない協定...全文を見る
○河野委員 今、使用済み核燃料とおっしゃいましたが、高レベル放射性廃棄物についても同様ですね。確認してください。
○河野委員 それでは、経産省にお伺いをしたいと思います。  我が国は、法律で使用済み核燃料を全量再処理とすることをまだ決めております。ですから、今我が国が最終処分をするのは、すべて高レベル放射性廃棄物ということになると思いますが、この高レベル放射性廃棄物の最終処分地を決めるのは...全文を見る
○河野委員 文献調査、概要調査、それぞれ何年かかりますか。
○河野委員 私が間違っていなければ、ことしは西暦二〇一一年ではなかったかと思うんですが、二〇一一年の現時点で文献調査の候補地も決まっていないということは、二〇一三年に精密調査を始めるというのはほぼ不可能ではないんでしょうか。そうすると、当然のことながら、二〇二八年前後に精密調査を...全文を見る
○河野委員 この日程でやるのは大変厳しいとおっしゃいましたけれども、この日程でやるのは不可能なんじゃないですか。副大臣、お答えください。
○河野委員 日本の原子力政策の問題は、今の副大臣の答弁にあるんだと思うんですね。つまり、努力はしますと。しかし、現実的に、二〇一三年に精密調査の場所を選定するんですということを閣議で決めておいて、もう二〇一一年ですから、今から文献調査をやって、概要調査をあした始めたとしても二〇一...全文を見る
○河野委員 いや、だから、最後まで努力をして結局できないというのがこの原子力政策の繰り返しじゃないですか。できないというのがわかったんだったら、何で今の政権で方針を変えないんですか。別に今の政権がやってきたわけじゃありませんというなら、変えればいいじゃないですか。
○河野委員 いや、最後までって、もう最後は過ぎているじゃありませんか。二〇一三年に精密調査を始めるのはできないわけですから、もうその最後までという期限は切れているんですよ。では一体全体、現実的な数字は、現実的な時代はどうなんだというのを考えて、方針を変えるべきときじゃないですか。...全文を見る
○河野委員 ちょっと待ってください。最後のときって、では副大臣、いつだと思っているんですか。
○河野委員 ぎりぎりの時期はいつかと聞いているんです。答えてください。
○河野委員 質問通告しています。答えが出ないんだったら、答えを精査するまで委員会をとめてください。
○河野委員 さっきの答弁で、二〇一三年から三年前後しますといえば二〇一六年ですよ。文献調査が一年から二年、概要調査が三年から四年と言いましたけれども、一番短く見積もっても四年かかるわけです。ぎりぎり、精密調査が三年後ろへ行って二〇一六年、それまでに最短でやっても四年かかるわけです...全文を見る
○河野委員 その最後の時点はいつかと聞いているんですよ。
○河野委員 では、私が申し上げたように二〇一一年の年末ということでよろしいんですね。
○河野委員 できません。(発言する者あり)
○河野委員 二〇一一年末までに場所が決まらなければ、二〇一三年、三年前後して二〇一六年までに精密調査の場所を決めることができないわけですから、二〇一一年末が来たら、この三月十四日の閣議決定は論理的にできないことになりますね。だから、二〇一一年の末になったら、この閣議決定を変えなき...全文を見る
○河野委員 さっき聞きました。委員長、時間の無駄です。そんなことは聞いていません。  ちょっと理事、お願いします。
○河野委員 要するに、日本の原子力政策がイカサマだというのは、ああいう答弁を平気で官僚がやるからなんですよ。ああいう答弁を官僚にやらせる政治家の責任でもあるんですよ。  ごみの処理をどうするかというのが原子力を進める上で最大の問題だというのは、全国民がわかっています。ごみの処理...全文を見る
○河野委員 はい。最後にします。  結局、どの党もろくに原子力政策を考えていないというのがよくわかりました。自民党だから、民主党だから、公明党だから、何党だから、関係ないんですよ。やはり次の選挙は一人ずつきちんと、議員一人一人が原子力政策にどう向き合っているのかというのを国民の...全文を見る
08月10日第177回国会 衆議院 外務委員会 第16号
議事録を見る
○河野委員 自由民主党の河野太郎でございます。  まず、経産省の副大臣にお出かけをいただいておりますので、お伺いをしたいと思います。  我が国は、これまで、使用済み核燃料をイギリス、フランスへ持っていって、イギリス、フランスで再処理をしてもらっております。そのイギリス、フラン...全文を見る
○河野委員 このプルトニウムの貯蔵代、倉庫代は電力の総括原価の中に含まれておりませんか。
○河野委員 そうすると、本来もっと値下げすべきなのに値下げされていないということに経産省は気づかないんじゃありませんか。
○河野委員 お答えをいただいたのは、まだこれから質問をする質問の答えでございます。私が今伺いましたのは、もし、プルトニウムの倉庫代、貯蔵代を政府が把握していないならば、本来、電力会社はもっと電気代を下げなければいけないのに、それをそこまで下げないということがあっても気づかないとい...全文を見る
○河野委員 それは、相手方とはそれでいいですけれども、それでは、国内の消費者、それぞれ電気を買っている家庭と電力会社の関係はどうなるんですか。副大臣、そこはどうでもいいと思っていらっしゃるんですか。我々は、総括原価の上に利潤を乗せたものを、いや応なしに払えと言われているんです。総...全文を見る
○河野委員 いや、だから、私が言っているのは、本来、百円下げるべきところを五十円しか下げていなくても、経産省は、その中身がわからなかったら、五十円で、はい、どうぞということになってしまうじゃないですか。本来、百円下げなきゃいけないんだったら百円下げるように中をチェックすべきじゃな...全文を見る
○河野委員 いや、それは、市場がちゃんと競争のもとにあるなら、それでいいかもしれませんよ。だけれども、東京電力は地域独占でやっているわけじゃないですか。地域独占の中で、原価に適正利潤を足したものを消費者に払ってくださいというルール決めがあって、適正なコストかどうかをだれもチェック...全文を見る
○河野委員 いや、だから、政治家としていいと思っているんですかと聞いているんです。
○河野委員 御自分の任期中にやるつもりは、どうもなさそうですね。  イギリスはそろそろMOX燃料の工場を閉鎖するというふうに聞いておりますが、事実でしょうか。事実だとすると、いつごろ閉鎖する予定でしょうか。
○河野委員 いつごろ閉鎖される予定なんですかと聞いているんです。
○河野委員 そうすると、我が国はMOX燃料をどこから買うようになるんでしょうか。
○河野委員 イギリスの倉庫に預かってもらっているプルトニウムは、どうなるんでしょうか。それをフランスに持っていって、フランスでMOX燃料にしてもらうんでしょうか。それとも、イギリスからはプルトニウムがそのまま戻ってくることになるんでしょうか。
○河野委員 プルトニウムというのは、核兵器の材料にもなる物質でございます。これを電力会社が一事業者として向こうと交渉しますというのは、少しおかしくないですか。これは、日本政府がきちんとイギリス政府と交渉すべきものではありませんか。
○河野委員 それは政府として、少し、核物質の保管に関していいかげん過ぎませんか。  では、電気事業者が、プルトニウムを高く買ってくれるところがあったからといって、そこへ売りました、気がついたら、それはアルカイダの下部組織でした、そういうことが起こり得ないとも限らないじゃないです...全文を見る
○河野委員 副大臣、政府がやるべきだとおっしゃっていながら、守秘義務がかかっているから、どこにあるかわかりません、幾ら払っているかもわかりません、政府はノーコントロールですというのが現状じゃないですか。その現状はおかしいと思いませんか。
○河野委員 それならば、国が前面に入って、イギリス政府を入れた上で、一体全体プルトニウムの保管に幾ら費用がかかるのかを含め、国が関与しなければおかしいじゃないですか。
○河野委員 これは早急に改めるべきものだと思います。  時間がありませんから、次の質問に行きます。  七月、八月に、電力会社は消費者に対して電力使用を少し節約してくださいというお願いをしております。政府の方は節約令などを出しておりますが、電力会社と大口の消費者、大口の事業者の...全文を見る
○河野委員 驚きですね。需給調整契約というのは、いざというときに、事前通告をして、あるいは通告と同時に電力の供給を抑制する、だから、ふだんは安い電気代でお売りしますよ、そういうことになっているわけですね。家庭を初め、この契約を結んでいないところは高い値段を払っているんです。それは...全文を見る
○河野委員 東北電力は三%を切っていますよね、九八%の使用量だと。当然、発動の対象になるんじゃありませんか。
○河野委員 そうすると、この需給調整契約というのは一体全体何なんですか。ふだん安い電気代を払っていて、節約するときは正規料金を払っている家庭まで含め、みんなで一斉に節約してくださいというんだったら、この契約、結んだ者勝ちじゃないですか。副大臣、おかしいと思いませんか。
○河野委員 きょう副大臣は随時契約のみの話をされましたが、夏の間、つまり一番電力需給が逼迫する夏の間だけの契約もあります。それ以外のさまざまな契約があります。どれも発動されていない、そう考えてよろしゅうございますか。
○河野委員 それでは、どの契約がどれぐらい発動されたのかを一覧表にして、電力ごとにこの委員会に提出をしていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。
○河野委員 ありがとうございます。  副大臣、どうもありがとうございました。結構でございます。  伴野副大臣にお伺いをしたいと思います。  いよいよ沖縄にオスプレーの導入が始まると思いますが、オスプレーの安全率がどのように推移しているのか、教えていただきたいと思います。また...全文を見る
○河野委員 そのMV22というのは、オスプレーの海兵隊仕様のものでしょうか。
○河野委員 オスプレーには海兵隊仕様以外の仕様もあると思いますが、すべての事故率を合計すると、どのような数字になるんでしょうか。
○河野委員 それでは、その情報をアメリカから入手していただきたいと思います。それは当然、沖縄にオスプレーの導入が始まる前にそういう数字を入手して、きちっと公開をするのが条件になると思いますが、副大臣、よろしゅうございますか。
○河野委員 ありがとうございます。  以前、松本大臣から、米軍の兵隊さんが日本国内で公務中に飲酒運転をした場合は公務扱いにはしない、そういうことでやっているという話がございましたが、それは明確なルール変更をされたでしょうか。それとも、それは運用でそうやっているということだけなん...全文を見る
○河野委員 死文化しているものならば、きちっと正しいルールに文言を直すべきだと思いますので、そこは引き続き外務省に御尽力をいただきたいと思います。  以上で終わります。ありがとうございました。
11月16日第179回国会 衆議院 決算行政監視委員会行政監視に関する小委員会 第1号
議事録を見る
○河野小委員 自民党の河野太郎でございます。  まず、委員長、このスパコンの問題といいますか文部科学省の問題は、尋ねられたことに真っ正面から答えていないというのが問題でございます。後ほど亀井参考人の資料の説明があるかと思いますが、自民党の事業仕分けのときからこのスパコンは問題視...全文を見る
○河野小委員 それでは質問に入りますが、きょう出された資料においても、世界に先駆けて十ペタFLOPS級の計算機を開発することが目標なんだというふうに文科省は言っております。  スパコンを開発するときには、スパコンの開発をすることによってスパコンの技術を高めることが国益なんだ、そ...全文を見る
○河野小委員 今の亀井善太郎さんの疑問に対して、文科省、お答えをいただきます。
○河野小委員 今の質問に対する回答も、さっきの亀井さんの指摘と全く同じで、聞かれていることに答えていないですよね。  既にコンソーシアム自体が、スパコン村と言われている、極めて限られた人間に占拠されています。おとといの説明によれば、そういう人たちに優先的に使用時間が割り当てられ...全文を見る
○河野小委員 では、金田さん。
○河野小委員 金田さんが入れるんですか。
○河野小委員 今の参考人の御意見に対するお答えと同時に、文科省が選んだ特定五分野は、この登録機関が決める以外の時間帯を使うということですか。この登録機関が決めるのは、総使用時間の何%を決めるんでしょうか。あわせてお答えいただきたいと思います。
○河野小委員 済みません、まず、先ほどの参考人の質問に対する答えを数字で挙げていただきたいのと、おとといいただいた資料は、特定五分野が五割を使うと明確に書いてありましたよね。そうすると、登録機関が決めますといっても、その特定五分野の人間たちは、あらかじめ、もう既に五割の優先枠をも...全文を見る
○河野小委員 その件について、この数年間、文科省にただしているのに対して、文科省は全くまじめに答えていないのが問題なのです。  科学技術の中には、純粋科学と技術開発と両方あります。文科省の選んだ重点五分野の中には、素粒子をぶつけて何が起こるかを見てみようという純粋科学の分野と、...全文を見る
○河野小委員 副大臣にお伺いをしたいんですが、なぜ三千五百の保険者が支払基金から国保連に一つもかわらなかったと思いますか。
○河野小委員 三千五百も保険者があって、かわるところが一つもないというのは、厚労省が天下りの人間を使ってコントロールしているということが考えられませんか。
○河野小委員 本来ならば、こういうレセプトの審査は、民間がやれば恐らくコストも下がるし、サービスもよくなるんだろうと思います。この国保連も支払基金も、支払基金は民間法人化されたとはいえ、もともと特殊法人ですから、純粋な民間ではありません。それならば、このレセプト部門を解散させて、...全文を見る
○河野小委員 民間法人化されたのに公的な性格が残っていると今副大臣はおっしゃいましたね。
○河野小委員 医療費のレセプトの審査をいかに安くするか、いかにサービスをよくするかというだけの話ですから、競争をしない、つまり、二つあって自由に移ってもいいですよといっても三千五百の保険者が一つも移らないような二つの法人にやらせるよりは、むしろ、民間に市場をオープンにして自由競争...全文を見る
○河野小委員 今議論されているのは、レセプトの審査という部門をいかに効率的にやるか、いかにその部分のサービスを上げるかという話で、医療の競争の話は全くしておりませんが、副大臣の先ほどのお考えは、医療という中にレセプトの審査も含めて自由化をすべきでない、そういうお考えですか。
11月17日第179回国会 衆議院 決算行政監視委員会行政監視に関する小委員会 第2号
議事録を見る
○河野小委員 大臣政務官にお伺いをしたいと思いますが、現在の政権は、五年でプライマリーバランスの赤字を半減、十年でプライマリーバランスを達成する、そういうことでよろしゅうございますか。
○河野小委員 そうすると、プライマリーバランスの赤字を半分にする、あるいはプライマリーバランスを実現するために、国家公務員の数をどれぐらい削減するということを見込んでいらっしゃいますか。
○河野小委員 二割削減というのは、いつまでに二割ですか。
○河野小委員 そうすると、二割削減でプライマリーバランスを実現できるとお考えですか。
○河野小委員 私は、公務員人件費を相当減らさなければプライマリーバランスの実現はできないと思っているんですが、民主党政権は、公務員の人件費は二割で、それ以外、プライマリーバランスを実現するためにはほかの歳出削減と増税でできる、つまり、プライマリーバランスを実現するために必要な国家...全文を見る
○河野小委員 公務員住宅の議論をするときに、少なくとも十年間でどれだけの数の公務員を削減するかということが決まらなければ、要するに、住宅というのは十年以上もつものですから、建ててしまって、用意してしまって、プライマリーバランスの実現をするために公務員の数を四割削減しなきゃいかぬと...全文を見る
○河野小委員 例えば、道州制になって権限が地域に移る、あるいは地方分権が進んで権限が地方に移る、あるいは、プライマリーバランスを実現するために例えば出先機関を廃止しなければいけない、そうなれば、その十八万五千戸は当然減るわけですね。そうすると、今現在十八万五千が必要だといって用意...全文を見る
○河野小委員 これで最後にしますが、私は、プライマリーバランスを達成するというのは、そう簡単なことだとは思っておりませんし、増税でそれを全部賄うなんということはとてもできないと思っております。これは、相当血を流して歳出を削減しなければプライマリーバランスの達成なんということはでき...全文を見る
○河野小委員 自民党の河野太郎でございます。  ただいまの平委員の問題提起は、私が九七年当時から十五年にわたり言い続けてきたことでございまして、同志が与野党の枠を超えているということを大変心強く思います。  決算行政監視委員会が、今回、原子力関係予算で勧告を政府に対してすべき...全文を見る
○河野小委員 要するに、政府そのものが推進と規制を分けなきゃいかぬということを決めた後に、経産省の現役出向とOBが、三人の理事の三人とも経産省でという人事を経産省がしたことについて、政務官として、政治家としてどうお考えかと聞いております。
○河野小委員 天下りの話をしているんじゃありません。  経産省の規制と推進を分けようという議論をした後で、安全を現場でチェックをしている独立行政法人に経産省の人間を理事三人中三人入れていることについて、経産省として、経産省を管轄する政治家としてどうお考えかと聞いているんです。
○河野小委員 保安院を経産省の下につくるときに全く同じ議論をしたじゃありませんか。それがこのていたらくですよ。  しかも、今回、三人のうち二人は現役出向ですから。経産省の人間が、推進する側の役所の人間が安全を規制する現場に行っているじゃありませんか。しかも、公募公募とおっしゃい...全文を見る
○河野小委員 経産省の人間が入ることは考えられないといって、三人のうち三人とも経産省じゃないですか。それを考えられないなんて言っていること自体、政務官は世の中の常識からずれています。  しかも、この組織は、理事が三人なのに対して常勤監事が二人もいます。例えば、NEDOは理事七人...全文を見る
○河野小委員 常勤監事が二人いながら、理事三人のうち三人とも経産省だということを見過ごしていたら、それは、とてもじゃないけれども監事の役割を果たしているとは私には思えませんね。  そして、ここの独立行政法人、五百二十六人います。この五百二十六人のうち、電力会社出身者が百二十五人...全文を見る
○河野小委員 このJNESの新規の新卒採用は、採用者のうちの一割にも満たないんです。大多数の人間が電力会社や原子炉メーカーを退職した五十歳以上の技術者です。その人間が原子炉の検査に行くんですよ。これは癒着をつくっている以外の何物でもないじゃないですか。  そして、経産省の現役出...全文を見る
○河野小委員 今の平委員の提案に全面的に賛成します。
○河野小委員 スパコンの仕分け、いろいろ問題提起がありました。文科省が説明できないというのが最大の問題だったと思います。  科学技術振興費は、平成元年から、予算の項目の中で社会保障費を抜いて最大の伸びを示している予算項目でございますので、文科省の説明能力があの程度だとするならば...全文を見る
○河野小委員 公務員住宅に関して、三年間たなざらしにされている。要するに、やりますといって住民の合意をとったけれども凍結になり、解除されたけれどもまた凍結になりましたと。  やらないなら早目に払い下げをしてほしいという首長さんからの要請もありますので、勧告をしっかりして、これを...全文を見る
○河野小委員 この原子力政策に関して言えば、やはり間違った政策を延々と続けてきて、間違ったと言えなかった。あるいは、木村太郎委員からも指摘がありましたように、二〇二八年までに最終処分場を見つけて、二〇四五年には青森県から撤去しますという約束をしていますけれども、もうほぼそれは不可...全文を見る
○河野小委員 委員長、それから理事の皆さん、本当にありがとうございました。非常によかったと思います。予算委員会のようなスキャンダルが出てくるわけでもありませんし、一人の人間が一時間なら一時間一人で質疑して、あとは聞いているだけというのとは違った、非常に効率のいいやり方だったと思い...全文を見る
11月30日第179回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第3号
議事録を見る
○河野委員 自由民主党の河野太郎でございます。  きょうは、山岡大臣、お忙しいところをお出かけいただきまして、ありがとうございます。  まず、三・一一の事故の後、原子力発電所あるいは六ケ所村の再処理工場あるいは六ケ所村で管理しているプルトニウム、テロ対策という観点で、三・一一...全文を見る
○河野委員 三・一一で脆弱性がはっきりしたのは使用済み核燃料プールも同じじゃありませんか。使用済み核燃料プールの警備体制はどのように変わるんですか。
○河野委員 時間が無駄ですので、最後に聞きますから待っていてください。  それでは、六ケ所村の再処理工場について経産省にお聞きしたいと思います。  六ケ所村の再処理工場、いつから稼働しますか。
○河野委員 ことしとか来年とか再来年とか十年後とか、何かめどがないんですか。
○河野委員 それでは、稼働の条件は何ですか。具体的に挙げてください。
○河野委員 そうすると、その処理ができて、青森県の検証委員会がゴーサインを出したら稼働できるんですか。再処理工場はストレステストをやっていますよね。ストレステストに関して、ほかの原発の再稼働と同じように、これは政府のゴーサインは必要ないんですか。
○河野委員 つまり、ストレステストに関しては、政府がオーケーを出さなければ六ケ所村の再処理工場は稼働できない、そう考えてよろしいですね。
○河野委員 もともと六ケ所村の再処理工場の耐震の想定は三百五十ガルだったと思いますが、これは福島の地震以降、どこまでのレベルに補強するんでしょうか。
○河野委員 具体的に耐震はどこまで強めるんですか。
○河野委員 ちょっと待ってください。政府がゴーサインを出しますと言っておいて、政府は耐震をどこまで強化するか、数字を持ち合わせていないというのはどういうことですか。これは質問通告していますよね。  委員長、時間をとめてください。
○河野委員 きのう、この震災の影響で、耐震レベルどうする、電力不足についてどうする、安全対策どうするんだと通告しているんですよ。  これはみんな役所の人を呼んで来てもらって、数字を持ち合わせていませんというのでは、数字が来るまで待ちますから、委員会をとめてください。
○河野委員 少なくとも、福島の地震で五百五十ガルまでは行っているわけですから、四百五十じゃ足らないのは明白ですから、これは、五百五十まで上げるか、もっと上げるか、そういうことでよろしいですか。
○河野委員 そうすると、どこまで耐震を強くするかというのは、これは青森県の検証委員会なんですか、それとも政府ですか。
○河野委員 そうしましたら、それが出てからストレステストの評価ですね。
○河野委員 この六ケ所村の再処理工場の原材料プール、今、恐らく三千トン入るうちの二千七百トンぐらいはいっぱいになっていると思いますが、日本全国の使用済み核燃料のプールの空き容量はどれぐらい残っているでしょうか。
○河野委員 それでは、原子力発電所で一番空き容量が逼迫しているのはどこで、どれぐらい空き容量がありますか。
○河野委員 空き容量はどれぐらいありますか。
○河野委員 玄海の次に逼迫しているのはどこでしょうか。
○河野委員 今、原電と東電でむつに中間貯蔵施設をつくっておりますが、これは、中間貯蔵施設をこの両社以外が使用することもあり得るんでしょうか。
○河野委員 それでは、最終処分の問題に行きたいと思いますが、二〇二八年には最終処分地を決めるということになっておりますが、前回の外務委員会での政府側の答弁により、これはもう二〇二八年には間に合わないということがはっきりしていると思います。  新しい目標はどうなるんでしょうか。
○河野委員 最終処分地の決定が二〇二八年というのはもう間に合いませんねと聞いているんですから、質問に的確に答えてください。  委員長、時間の無駄遣いはやめさせてください。
○河野委員 二〇二八年に決めるためには、少なくとも二〇〇三年あたりから文献調査、ボーリング調査をやらなけりゃいかぬ。今、何もできずに二〇一一年ですから、厳しくなっているというよりは、物理的に不可能なんじゃないですか。そこを政府はきちんと説明をしてください。この原子力政策はいつもそ...全文を見る
○河野委員 二〇四五年に青森県から、今、中間貯蔵してもらっているのを全部撤去することになっていると思いますが、このままいくと、これは当然間に合いません。  これは政府は、青森県にいつ、どういう説明をするんでしょうか。
○河野委員 つまり、もう間に合わないから、いつ、どういう説明をするかを検討している、そういうことでよろしいですね。
○河野委員 その生じるわけではないというのはどういうことですか。二〇四五年までに撤去するということをまだ事業者は約束できるんですか。
○河野委員 二〇二八年までに最終処分地を決めるのが不可能になった現在、二〇四五年に撤去するのも不可能じゃありませんか。  二〇二八年までに最終処分地が決まらないというのがはっきりしていて、その前提で二〇四五年なんですから、そこはきちんと青森県と話をすべきときに来ているじゃありま...全文を見る
○河野委員 引き続きまして、自民党の河野太郎でございます。  それでは、午前中の質問でございますけれども、六ケ所の再処理工場につきまして、現在、三百五十ガルという耐震でございますが、これをどのように補強するかというのは検証の作業を待ってから決まる、副大臣、そういうことでよろしゅ...全文を見る
○河野委員 実際には四百五十ガルをはるかに超えているわけですから、四百五十ガルでいいということにはなりませんね。
○河野委員 午前中に、使用済み核燃料のプールの空き容量につきましてお伺いをいたしました。東京電力管内で一番切迫しているのはどこで、どれぐらいの容量があるでしょうか。
○河野委員 それは三・七年ということですね。
○河野委員 それでは、文科大臣にお伺いをさせていただきます。  高速増殖炉というのは、いつまでに開発ができる、実用化できる、そういうことになっておるんでしょうか。
○河野委員 二〇五〇年というのはいつ立てた目標値、何年につくった目標値でありますか。
○河野委員 それは二〇〇五年に二〇五〇年と決めたわけで、それ以来「もんじゅ」は全く稼働しておりません。当然、その二〇〇五年に立てた目標年限は後ろへずれると思いますが、文科大臣、いかがですか。
○河野委員 そうすると、二〇〇五年につくった目標が二〇五〇年ということですが、それから少なくとも六年間、全く「もんじゅ」が機能していない。また、ことしの三・一一、それに続く福島の事故というのがありましたから、今、少なくとも二〇五〇年の実用化というのはあり得ない、そういう解釈でよろ...全文を見る
○河野委員 二〇〇五年の計画ができたときに、「もんじゅ」の運転再開は何年と見込んでの計画だったんですか。
○河野委員 いつ再開という前提で二〇五〇年かというのはきのう質問通告をしておりますけれども、それに対して答えができないということは、この二〇五〇年という目標、これは自民党政権時代のものですけれども、これが全くいいかげんなものだったと言わざるを得ないのではないかと思いますが、文科大...全文を見る
○河野委員 最後に、安住財務大臣にお伺いをしたいと思います。  原子力の問題は、再処理工場についてもこれから検証します、使用済み核燃料についてもよくわかりません、高速増殖炉も何だか極めてあいまいです、最終処分は全く間に合いません、すべて来年のエネルギー基本計画ですということであ...全文を見る
○河野委員 少し時間がオーバーして、各大臣に御迷惑をかけたことをおわび申し上げ、私の質問を終わります。ありがとうございました。