河野太郎

こうのたろう

小選挙区(神奈川県第十五区)選出
自由民主党
当選回数9回

河野太郎の2012年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月15日第180回国会 衆議院 予算委員会 第9号
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○河野委員 おはようございます。自由民主党の河野太郎でございます。  まず総理にお伺いをしたいと思いますが、総理大臣と言ったときと首相と言ったときと、言葉は違いますけれども、同じ人間を指していますよね。総理と言ったときと副総理と言ったとき、言葉はかぶっているけれども、違う人を指...全文を見る
○河野委員 それでは古川大臣、内閣官房と内閣府、どう違うか、簡単に御説明をいただけますか。
○河野委員 内閣官房は総合調整で、内閣府は個別の案件、そういう答弁でございました。  それでは副総理にお伺いをしたいと思いますが、かつて自公政権のときに、当時野党であった民主党と公務員制度改革の与野党合意を行いました。公務員制度改革の基本法が与野党合意に基づいて成立をいたしまし...全文を見る
○河野委員 ありがとうございます。  この与野党合意は今でも有効ですか。それとも、政権交代が起きたからこの合意はもはや無効ですか。副総理の認識をお伺いしたいと思います。
○河野委員 この与野党合意に基づく公務員制度改革基本法では、スケジュールまで合意をして、内閣官房に内閣人事局をつくり、そこに総務省、人事院あるいは財務省を初めとするその他の省庁の権限を持ってくる、そういう合意を与野党でして、内閣基本法を制定し、内閣人事局をつくりますよというふうに...全文を見る
○河野委員 副総理、まだ後半部分は全然質問してもいませんから、質問したところにきちっと答えてください。  要するに、我々、与野党、立場は違いましたけれども、与野党で合意をしたときには、内閣官房に総務省、人事院、財務省、その他の機能を持ってきて内閣人事局をつくる、そういう合意だっ...全文を見る
○河野委員 総理、三党合意をして、人がかわったから引き継ぎができませんでした、それも困りますけれども、基本法という法律まで与野党合意に基づいてやったんです。今度の法案は、その基本法と違うから、基本法を改正しているんです。与野党合意をして法律までつくったのに、今度の公務員制度改革基...全文を見る
○河野委員 基本法をつくって、それを合意して一緒に通して、ところが、政権交代したら、基本法も変えます、内閣府に新しく内閣官房から持っていきます、これでは与野党合意をした意味がないじゃないですか。  総理、公務員制度改革担当大臣が、蓮舫さんに始まって、中野寛成さん、誰々、誰々とい...全文を見る
○河野委員 大臣、そうおっしゃいますけれども、TPPに関して経産省の出した数字と農水省の出した数字は全く違うじゃありませんか。そういうことを認めるんですか。あれも政府がやった数字ですよね。だから、そういうことがおかしいと私は申し上げているんです。いかがですか。
○河野委員 それでは、これは岡田大臣でしょうか、それとも総務大臣でしょうか。  民主党政権になってから、再就職等監視委員会の国会同意人事の提出がございません。これによって、役人の天下りは今やり放題、資源エネルギー庁長官が東京電力に直接天下るということまで起きております。  こ...全文を見る
○河野委員 総理、この再就職等監視委員会は、委員会が立ち上がるまで、その権限を総理が代行することができることになっていると思いますが、総理はその権限を代行するつもりはございますか。
○河野委員 総理、なぜ権限を行使しないんですか。委員会が立ち上がるまでは総理にその権限があるんです。これまで、鳩山内閣、菅内閣は総理がその権限を行使しなかったから、資源エネルギー庁長官が東京電力に天下るみたいなことを容認してきたわけで、なぜ総理はその権限を行使しないんですか。 ...全文を見る
○河野委員 立入調査権やら何やらの権限はないじゃないですか、そういう大臣には。  この委員会が持っている権限を行使できるのは総理なんです。だから、総理がきちんとそこまでやるかどうかが問われているんであって、ほかの大臣は、どうですかと聞いて、いやいや、天下りじゃありませんよと言わ...全文を見る
○河野委員 総理、その権限を行使するつもりがあるんですか、それとも天下りはやり放題やらせるんですか、どちらですか。あなたにしか権限はないんです。
○河野委員 野田政権は、天下りを防止する権限を法律によって与えてもらいながら、その権限を行使するつもりがないというのが今の総理の答弁です。  驚くべきことですよね。あれだけ天下りを何とかしろ何とかしろと野党時代おっしゃっていたのに、いきなり自分が総理になってその権限を与えられた...全文を見る
○河野委員 岡田大臣はもう少し公務員制度改革に前向きだと期待をしていたものですから、きょうの質問はほとんど副総理に当てようと思って通告をしたんですが、何か非常に残念な結果になった気がします。  ちょっと気を取り直して、安住財務大臣、財務事務次官が入っている官舎の面積と家賃はお幾...全文を見る
○河野委員 総理、財務省の事務次官が御自分で家を買われたり、家を借りられたりしているときに、それが幾らですかなんというのは個人情報ですから、我々がとやかく言う話では全くないと思います。  しかし、その人間が業務のために官舎に入っているときに、その家賃が幾らと定められているかとい...全文を見る
○河野委員 余り公務員制度改革とかそういうことに前向きな大臣がそろっていないなというのは非常に残念でございます。  それでは、しようがないので、小宮山大臣に行きたいと思います。  今回政府が提出する税と社会保障の番号制度、マイナンバーですね。このマイナンバーは金融資産の利子所...全文を見る
○河野委員 法案の問題ではなくて、社会保障をきちっと拡充するんですとおっしゃっている厚労省の担当の大臣が、このマイナンバー、少なくとも、今の骨格といいますか、これはもう閣議決定されたんじゃないかと思いますが、利子所得が入ってないわけで、利子所得が入っていないで所得を計算して、それ...全文を見る
○河野委員 それでは、厚労大臣にお伺いします。  今の古川大臣の御答弁によれば、これから先いかようにもできるということですから、少なくとも、このマイナンバーを使って、あるいはマイナンバーを使わなければ所得の把握が恐らくできないでしょうから、低所得者に対するいろいろな給付の拡充が...全文を見る
○河野委員 済みません、よくわからなかったんですが、少なくとも、退職されて給与所得のない高齢者の方の主な所得といえば、利子所得か配当所得か不動産所得が大きなものになるんだと思います。その中で、利子所得は全く今把握ができないわけですから、低所得者に対する給付の拡充、今一体改革の素案...全文を見る
○河野委員 厚労大臣、質問をかえます。  利子所得が把握できないうちは低所得者への給付の拡充はしないということですね、これはマイナンバーであろうがなかろうが。どうですか。
○河野委員 岡田大臣にお伺いします。  例えば、今度の一体改革の中では、健保も国保も高額医療費の限度額の見直しみたいなことを言っていますが、そこには所得要件が入っています。このようにさまざまな給付の拡大をやろうとしているわけですね。今まで以上にどんどんどんどん給付を拡大するとき...全文を見る
○河野委員 不動産所得もマイナンバーの適用外なんですね。これは理解できるところがあって、事業者以外が借りているときは、つまりアパートに入っている個人が全員、法定調書をつくって出しなさいなんて、これはなかなか難しい。お隣の韓国ではやっているかもしれませんけれども、難しいから、不動産...全文を見る
○河野委員 質問にだけきちっと答えをいただきたいと思います。  一体改革をやろうと思ったら、やはり所得のきちっとした把握というのが大事で、それをやるためのマイナンバーで、マイナンバーはマイナンバーです、一体改革は一体改革でこれは別物ですと言われたら、これは何もできないわけで、厚...全文を見る
○河野委員 そうすると、交付税削減で六千億円支出を削減しようという話が政府内であったと思いますが、その六千億円の削減はしない、交付税の削減はしない、そういうことですか。
○河野委員 やはり労働組合の支援を受けているとそういうところにメスは入れられないんだな、人件費二割削減とおっしゃったような気がしますが、それは何かもう遠い昔のようになってしまったのかなと。今や公務員天国ではないかと思います。  そういう中にあって、大阪市は新たに職員基本条例とい...全文を見る
○河野委員 いや、私は、公務員制度改革担当大臣が、これはいい条例だから頑張ってくださいと言ってエールを送れば改革に弾みがつくと思うんですけれども、エールを送るつもりはありませんか。
○河野委員 この大阪市の条例は、ある部門を民営化する、例えば厚労省年金局数理課を民間企業にしてしまいましょう、そこへ数理課の人間が全員移れます、そこは保障していますというときには、その職員は原則として分限処分する。つまり、運輸部門なりなんなりを大阪市から独立させて、全員そこへ移る...全文を見る
○河野委員 なるべく委員会の質問は事前に公開をして、ブログにも出させていただいております。それはなぜかというと、直前に質問通告をすると、それはなかなか大臣も、朝言われて、これですという答弁を見せられて、委員会に来てそれと違う答弁をするのはなかなか難しいだろう、だから事前に見てもら...全文を見る
○河野委員 ですから、その民間は再雇用でほとんど対応しているので、国家公務員も再雇用であるべきだと私は申し上げているんですが、大臣、そうでないとお考えですか。
○河野委員 政治主導というのは、やはり、そういうところで方向はこっちというのを言うのが政治主導ではないかと思うんですね。少なくとも、民間で、定年延長をやっているところもありますよ、定年撤廃をしているところもありますよ、だけれども、それはまだまだ少なくて、ほとんど再雇用ですよね。き...全文を見る
○河野委員 ちょっと待ってくださいよ。監視機能を強化したいと。監視の権限を持っているのは野田総理なんですよ、今、委員会がないですから。さっき野田総理は、その機能は使わない、それは一義的に大臣にやらせるんだといって、法律によって与えられた機能を使わないと言っているわけですから、副総...全文を見る
○河野委員 最後の責任というのは、権限を行使するということでよろしいんですか。
○河野委員 権限が与えられている人が権限を行使すると明言ができないというのは、それは官僚にこれは尻抜けだよというシグナルを送っている以外の何物でもないじゃないですか。この国家公務員の制度改革の問題とか天下りの問題を民主党と一緒に何かできるというのは非常に難しいなという気がしており...全文を見る
○河野委員 天下りの監視機能は権限を行使せず、定年延長についてはそれを否定せず、何か公務員天国をつくろうというような話にきょうの質問で聞こえております。それで、税と社会保障の一体改革、消費税の増税を含んでというのは本当に受け入れられるんだろうかという気がしてなりません。  ちょ...全文を見る
○河野委員 国民年金より低い保険料で国民年金と厚生年金の両方を受け取ることができるようになってしまうのは、国民年金と厚生年金の格差をさらに大きくすることになりますので、それが不公平あるいは格差の是正だというような厚労大臣の発言には、大いに疑問がございます。  もう時間でございま...全文を見る
03月05日第180回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第1号
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○河野分科員 おはようございます。自由民主党の河野太郎でございます。  大臣、きょうは長丁場、お疲れさまでございます。よろしくお願いいたします。  今の大臣の御発言の中にもありました年金制度でございますが、厚生年金というのは果たして持続可能なんでしょうか。厚生年金制度は現在の...全文を見る
○河野分科員 そうすると、現時点では百年間もたない、そういう御認識ですか。
○河野分科員 そうすると、所得代替率五〇%は今のままでは維持できないということでしょうか。
○河野分科員 そうすると、保険料率が一八・三%で固定されるということは、変わる可能性があるわけですね。
○河野分科員 そうすると、一八・三%で百年間固定するというのは、変わる可能性がある、逆に言うと、変えなければ維持できない可能性がある、そういうことですね。
○河野分科員 答弁は厚生大臣にお願いしておりますので、厚生大臣に答弁をお願いしたいと思います。  年金財政の再検証というのは、最後にいつ行われたんでしょうか。
○河野分科員 自公政権のときに、当時野党だった民主党からは、現在の年金制度についていろいろ御批判をいただきました。私は、それは非常に的確な御批判だったと思っております。  しかし、政権交代した後、再検証は行われていないということなんでしょうか。つまり、今の民主党政権は、野党時代...全文を見る
○河野分科員 民主党政権は、当時、例えば運用利回り四・一%というのは余りに高いじゃないか、そういうことをおっしゃっていたわけですね。そうすると、別に足元の変動ではなくて、百年間四・一%の利回りで計算したときと、それを適正な水準におろしたときと、やはり違うんだろうと思います。  ...全文を見る
○河野分科員 最初に主査から時間を無駄に使うなということを政府側に言っているわけですから、きちっとした委員会運営を主査にお願いしたいと思います。  政権交代が起きたのは二〇〇九年の夏でございます。今や二〇一二年でございますから、これは、このままいったら、近々、三月中にもあるかも...全文を見る
○河野分科員 いやいや、例えば物価上昇率、賃金上昇率、運用利回り、この三つの数字ですよね。この三つの数字はもう現実に固まった数字が出ているわけです。  私がお願いしたのは、仮定で入れていた数字を現実の数字に置きかえてくださいということだけですから、別にどの数字を入れようなんとい...全文を見る
○河野分科員 二〇〇八年の数字をベースに計算する方が二〇一一年をベースに計算するより確実だと今大臣おっしゃったわけですよ。それは明らかにおかしいですよね。  一月六日に素案が閣議決定されたんじゃないんですか。そうすると、今の野田政権は、閣議決定をする前に、できるだけ最新の数字で...全文を見る
○河野分科員 別に予測を入れろと言っているわけじゃないんです。現実の数字に置きかえてください、一番確実にとれる現実の数字までに置きかえてください、そういうお願いをしたんです。  一月の頭には閣議決定をすると言われるから、それなら幾ら何でも民主党政権も数字の検証をするでしょうと。...全文を見る
○河野分科員 先週の木曜日から毎日推計が出るようになりました。いろいろな前提を変えてくださいというお願いをしたら、きのうなんかは数時間のうちに推計が出てくるようになりました。現実の数字に置きかえてくださいと言えば、実は厚生労働省、やれるんですね。それを今までやってこなかった。 ...全文を見る
○河野分科員 それぞれの考えを持ち寄るというのは非常に大事ですが、そのときに、きちっと同じ考えで数字がつくられなければ、自分の都合で経済前提をゆがめてしまったら議論にならないわけですね。私は利回りは四・一%だと思う、いやいや、そうは思わない、俺は三・九だといっても議論にならないわ...全文を見る
○河野分科員 ですから、そのモデルをみんなが公平にアクセスできるようにした方がいいと思いませんか。何も厚生省にお願いをして一々計算をしてもらうよりも、きちんとしたモデルをつくって、それを第三者機関が運営して、誰でもが自分の思った前提を入れて計算できる方が今よりいいと思いませんか。...全文を見る
○河野分科員 今の厚生労働省は、少なくとも現行制度がいいんだ、そういう前提なんですね。現行制度がいいという前提でいろいろな数字をつくるから、運用利回り四・一%で百年間ですみたいな数字を平気で出せるわけです。しかし、第三者機関は、別に過去の政策は関係ありませんから、本当に一番いいと...全文を見る
○河野分科員 例えば、二〇〇四年の財政再計算では、二〇〇五年から二〇一〇年までの厚生年金の積立金の取り崩しは七兆九千億なんですね。ところが、実際には三十三兆五千億取り崩されています。二〇〇九年の財政再計算では、二〇〇九年から一〇年にかけての取り崩しは一兆八千億のはずなんです。とこ...全文を見る
○河野分科員 二〇〇九年の財政再計算では、二〇一〇年度末の積立金が百四十二兆六千億なんですね。百四十二兆六千億あると、二一〇〇年度末の積立金が二百四十七兆、二一〇五年の積立金が百三十二兆ありますという数字なんです。  厚労省に計算をしていただきました。これは、二〇〇九年の財政再...全文を見る
○河野分科員 角突き合わせてやることではないというのは、全くそのとおりなんです。岡田さん、枝野さん、古川さん、大串さんと一緒に、我々、超党派の改革案というのも出しております。  我々は、民主党政権になって、少し自公政権の呪縛から逃れて、現行制度からきちっとした制度変更ができるだ...全文を見る
○河野分科員 質問通告の中に、例えば、二〇七五年に現役一人、高齢者一人という状況になったときに、積立金がなければ、厚生年金の保険料率は、年金金額、支給開始年齢を現在と同じにした場合、どれぐらいになりますかという質問通告をさせていただいておりますが、答えは、保険料率はどれぐらいにな...全文を見る
○河野分科員 今三人に一人で一八・三%ですから、一人に一人になったときに二五%を上回るどころではないんじゃないですか。質問通告していますから、正確に何%とお答えをいただきたいと思います。
○河野分科員 三人に一人で一八%で、一人で一人で二五・六%なんですか。そのときには高齢化率は今よりもっと高くなっているわけですよね、当然に。それで二五・六%で、どうしてもつんですか。副大臣、その数字を渡されておかしいと思いませんか。
○河野分科員 それは国庫負担が相当上がっていませんか。
○河野分科員 そこは正確な数字を後でいただきたいと思いますが、結局、一八・三%ですという約束をしていても、積立金が枯渇してしまうと、建前でも、少なくとも二五%以上になりますよ、恐らくそんな数字ではおさまらぬでしょう。  そうすると、もう年金の保険料を払うために稼いでいるのと、今...全文を見る
○河野分科員 自民党がやってきたことは、原発政策一つとってみても、最初はよかれと思ってやったことが、時代の変化に追いつかなくなってきたというのは幾らでもあります。野党になった今、私たちはそういうことをやはり真摯に認めて、変えるべきものは変えていかなきゃいかぬ。  年金制度は、高...全文を見る
○河野分科員 菅内閣だったかと思いますが、与謝野大臣が、保険料方式ならこれだけのお金でできるけれども、税方式にしたらこんなに金がかかるからそんなの無理だ、こうおっしゃったんですね。  だけれども、これをよく考えると、税方式で全ての人に必要な最低保障年金を払いますといって、これだ...全文を見る
○河野分科員 一万六千五百円でも年金を払って無年金を解消するのが本当にいいかというと、その労力をちゃんと税方式に切りかえる議論に使う方が私は生産性があると正直思っております。  ですから、この一万六千五百円というのはちょっとどうかなと正直思いますが、先ほどから申し上げております...全文を見る
07月26日第180回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第6号
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○河野委員 防衛副大臣にお伺いをしたいと思います。  海上保安庁が持っているデータを海上自衛隊と共有する、あるいは、海上自衛隊が持っているデータを海上保安庁と共有することに、憲法上あるいは法律上の問題が何かございますでしょうか。
○河野委員 現在、尖閣諸島の上空を飛んでいる海上自衛隊のP3Cのデータを、尖閣諸島の警備に当たっている海上保安庁は見ることはできません。P3Cと海上保安庁の艦船は音声でのみ情報のやりとりをしているわけですが、このP3Cのレーダーのデータを初め、情報を海上保安庁の艦船が同じようにシ...全文を見る
○河野委員 国土交通省にお伺いをしたいと思いますが、音声のリンク以上のデータシェアを国土交通省は必要としていないんでしょうか。海上保安庁の艦船がデータをシェアすることに、国土交通省、何か問題はございますか。
○河野委員 防衛副大臣に再度お伺いをしたいと思います。  これは非常時には海上保安庁の艦船は海上自衛隊の指揮下に入るわけですが、その際、海上自衛隊の指揮下にある艦船がほかの船と同じように情報のシェアができなかったときのオペレーションというのは当然に問題になるのではないでしょうか...全文を見る
○河野委員 副大臣にもう一度お伺いをいたします。  自衛隊の次期Xバンド衛星通信、これは海上保安庁も利用できるんだろうと思いますが、なぜ、最初から海上保安庁がこの構想の中に入っていなかったんでしょうか。当然、尖閣諸島が一番今大きな火種になり得る場所であり、そこは海上保安庁が常時...全文を見る
○河野委員 時間の制約もあるものですから、また改めてやりたいと思います。  防衛副大臣、国交副大臣、どうもありがとうございました。どうぞ、必要なら退席ください。  細野大臣にお出かけをいただいております。  細野大臣にお伺いをしたいのは、もともと政府は、今回の原子力規制組織...全文を見る
○河野委員 そのスタッフが、七月十三日に、原子力規制委員会の情報公開の考え方なる文書を出して、大臣も何か大臣の会見で説明をされたというふうに伺っておりますけれども、これは、新しくつくられる「原子力規制委員会において期待される情報公開の基本的な考え方を以下のとおり整理したので、これ...全文を見る
○河野委員 それならば、この準備室が用意した文書を新しくできる委員会にただ引き継げばいいだけの話であって、これを大臣がよそへ向けて宣伝をしてみたり、こんなことをつくりましたみたいなことを言う必要は全くないわけですね。最終的に決めるのはもちろん委員会のメンバーなわけですから、そこが...全文を見る
○河野委員 いや、別に名前を聞いているんじゃありません。透明性においてこれまで疑念を持たれて、わざわざ検証しなければいけないような、いわば原子力村の中心にいた、原子力委員会にかかわってきた、そういう人間がよもや新しい規制組織に名前を挙げられるようなことはないでしょうねという確認を...全文を見る
○河野委員 結局、大臣がこの場でもおっしゃっているように、過去、透明性に問題のある秘密会みたいなことを繰り返しやってきた原子力委員会のいわば真ん中に座っていた人間を今度の規制組織の真ん中に据えようというのが今の野田政権じゃないですか。そんないいかげんなことをやって、この規制委員会...全文を見る
○河野委員 大臣、ありがとうございました。お忙しければ退場してください。  枝野大臣にお伺いをしたいと思います。  かつて、菅政権でしたか、東京電力を債務超過にはしないという閣議決定をしたことがあると思いますが、その閣議決定、今や効力を失っているということでよろしいでしょうか...全文を見る
○河野委員 今の法律で、国民負担を極小化するために東京電力を破綻処理した方がいいということになれば、東京電力は法的に破綻処理をされることがあり得る、そういう理解でよろしいですね。
○河野委員 そういう条件がクリアされれば、法的破綻処理が行われることがあり得るわけですね。
○河野委員 今の御発言は、そういうことができれば法的破綻処理がされることがあり得るという理解をいたします。  さて、東京電力が私募債を発行するという話がございます。この発行される私募債を、東京電力にこれまで融資をしてきた金融機関が引き受けるんだという報道があったり、そういう話を...全文を見る
○河野委員 大臣、つまり、融資をしている金融機関が私募債を引き受けることを認めるんですか。認める可能性があるんですか。それとも、政府はそういうことを許さないんですか。
○河野委員 結局認めるんじゃないですか。結局、今の内閣は国民の負担をふやすこと、つまり、金融機関を助けたり東京電力の経営者を助けたりばかりしているわけで、国民の負担の極小化になっていないじゃないですか。  それでは、電力料金の値上げが認可されましたけれども、なぜ、経営者あるいは...全文を見る
○河野委員 教えてあげます。法的破綻をして、国が資金繰りの保証をすればいいだけの話です。そうやって、きちんと金融機関の責任も問わず、株主責任も問わず、ただ単に金融機関を救いたい、ただ単に東京電力を救いたいというのが今の野田政権じゃありませんか。  もう一つお伺いをします。  ...全文を見る
○河野委員 F—6は活断層のおそれがあるという指摘をしている専門家をその会合に入れていないだけじゃないですか。そういう指摘をしている専門家を排除して、そこでは指摘がありませんでした、だから、いいんですというのは、それは明らかにおかしな話ですし、少なくとも、大飯原発が再稼働のプロセ...全文を見る
○河野委員 官房副長官にお見えをいただいておりますが、政府は、義務的に支出をしなければいけない経費というのは、何月何日に幾ら支出せにゃいかぬというのはおわかりになっていると思いますし、当然それはもうリスト化されていると思います。これから十一月に向けて政府が支出を予定している、わか...全文を見る
○河野委員 十月末までは何とか支払いはできるが、十一月になると一兆円しか手元にないということでございますけれども、そうなれば当然財務省は、どこかの時点で、支出の抑制あるいは支出を伴う計画の後ろ倒しという指示を出さなきゃいかぬと思いますが、財務省としては、財務大臣としては、いつから...全文を見る
○河野委員 万が一にも政府が倒れるということがあってはいけませんから、国会としてもきちんとした数字をもとにして必要な審議をやらなきゃいかぬと思います。しかし、その数字がなければ全くわからないわけでございますから、なるべく細かな数字を国会に、特に決算行政監視に御提出をいただいて、よ...全文を見る
08月02日第180回国会 衆議院 決算行政監視委員会行政監視に関する小委員会 第2号
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○河野小委員 このスパコンの問題は、当初、スカラー・ベクトル混合型という話でスタートをしたんですが、要するに、それでなければだめだという説明をさんざんした後、スカラー型に方針転換をしました。  これはなぜそうなったのかをきちっと説明せいといって、戻ってきたのが、何だかよくわから...全文を見る
○河野小委員 答弁は要りません。
○河野小委員 このスパコンは自民党の事業仕分けのときから、何で一番でなければだめなんですか、一番の機械が一台あるのと二番の機械が十台あるのとどっちがいいんですかという質問がありました。それから、蓮舫さんの有名な質問もありましたが、やはりこれは明確な答えがありません。  このスパ...全文を見る
○河野小委員 スパコンのような科学技術の開発をやろうとすれば、当然、長期的な戦略に基づいて開発が行われなければならないんだと思うんですね。とりあえず目の前のものをとりに行ってとりました、そこから先はわかりません、また考えますというのでは、お菓子が欲しい子供がだだをこねているのと同...全文を見る
○河野小委員 要するに、長期的な視点が何もなく、ただ世界一を目指したいからやりましたという話ですよね。  そうすると、世界じゅうの国の中で、別に世界一のスパコンの開発をしていない国というのはたくさんあります。そういう国は、よそで開発されたスパコンをうまく利用して、それを利用する...全文を見る
○河野小委員 スパコンを開発していない国は、科学的に技術が脱落していくんですか。
○河野小委員 それでは、このスパコン「京」を開発したことによって維持された日本の国際競争力というのは何か、明確にわかるように書かれた資料を提出をいただきたいと思います。スパコンを開発していない国々の、同じような分野の国際競争力がどうなったのか、きちんと比較がわかるようにしていただ...全文を見る
○河野小委員 今あなたの横に座っている人間が、長々と何か長期的な戦略があったという説明をしたじゃないですか。それは一体何なんですか。
○河野小委員 「京」の開発の後の話を最初からしているじゃないですか。何でそんな話が今出てくるんですか。
○河野小委員 では、それはどういうことか説明してください。ここから先に、何がどう有効になるんですか。
○河野小委員 それは今でも有効なんですか。なぜ定期的にリーディングマシンを創出することが有効なのか、国民にわかるような文書の提出を求めます。
○河野小委員 大臣政務官、スカラー・ベクトル型の複合型でなければだめなんだという議論が、スカラー単一システムに転換したその理由、経緯、大臣政務官の理解している範囲で御説明をいただきたいと思います。
○河野小委員 それはおかしいじゃないですか。複合型でなければ世界一にならないから複合型なんですという主張をずっと文科省はしていたじゃないですか。今の大臣政務官の説明だと、複合型の方がパフォーマンスが悪いんです、アメリカが一生懸命やってきたから、パフォーマンスの悪い複合型はだめだか...全文を見る
○河野小委員 ということは、文科省の最初の説明はうそだったんですね。複合型でなければこの性能が出ないんだという説明をさんざん文科省はしてきたわけですよ。しかし、今の政務官の話では、文科省が、複合型ではパフォーマンスが出ないから、これを落として、ベクターを落としてスカラー単一でやる...全文を見る
○河野小委員 それでは、ベクター型の企業がおりたのは、文科省が、複合型ではパフォーマンスを出すことができないからベクター型の企業におりてもらったのか、おりろと言ったのか、あるいはそういう暗黙の理解があったのかわかりませんが、イニシアチブをとったのは文科省なんだ、政務官の認識はそう...全文を見る
○河野小委員 そうすると、文科省が当初説明をしてきた、複合型でなければこのパフォーマンスをすることはできなかったということは事実と違うというのが政務官の認識ですね。政務官の認識は、単一型の方が複合型よりもパフォーマンスがいいんだという御認識であって、複合型でやらなければいけないと...全文を見る
○河野小委員 いやいや、結果的にって、それ以外に何かあるんですか。
○河野小委員 それで結構でございますが、少なくとも、政務官が今御発言になった認識に沿って、政務官が了解した文書をこの小委員会に提出していただきますよう、お願いしたいと思います。
○河野小委員 少し具体的に議論をしなければいかぬと思いますので、まず、財務省の業務継続計画をお出しいただいて、財務省本省分の、どなたがこの業務継続計画のどの仕事をやるのかというのを具体的に、氏名なのか役職名なのか、そこはいろいろあると思いますが、この人間が業務継続計画のこれをやる...全文を見る
○河野小委員 委員会の決議の中に、原子力関連事業の実施が天下りや利権を生み出す構造をつくったという指摘をさせていただいております。先般、国会事故調がやはり同じような指摘を報告書でされております。文化の問題だというようなことまで踏み込んでおっしゃっていらっしゃいますので、まず、この...全文を見る
○河野小委員 柳澤副大臣にお伺いいたします。  副大臣がそうおっしゃいますけれども、事務次官が原子力関連企業に天下りをしたばかりじゃありませんか。どうするんですか。
○河野小委員 あっせんはしていないと言いながら、各省庁のお役人が続々と天下りを引き続きやっているじゃありませんか。  あっせんがなくとも天下りをするということはもはや許される状況にない、原子力に関係をしている企業については、官僚をやめた人間が天下ることはまかりならぬという政府な...全文を見る
○河野小委員 原子力委員会が秘密会を開いて、そこで推進側の意見を取りまとめて結論をどがちゃがしたというのは、もはや白日のもとにさらされているではありませんか。先日、細野担当大臣がみずから、自分が所掌する原子力委員会が問題を起こして検証をしているということを述べていらっしゃるじゃあ...全文を見る
○河野小委員 核燃料サイクルについて幾つかお伺いをしたいと思います。  まず、小委員会から政府に対しまして、それぞれの原子炉、原子力発電所の使用済み核燃料プールが、もしそれぞれの原子炉が再稼働されたときに、余裕がどれぐらい時間的にあるのかという資料を出していただきますよう、幹事...全文を見る
○河野小委員 その二〇五〇年ごろという想定は、いつ想定をしたものですか。昨年の想定ではないですよね。
○河野小委員 「もんじゅ」の事故直後は、高速増殖炉はいつごろ実用化されると踏んでいたんですか。
○河野小委員 それでは、高速増殖炉がいつごろ実用化されるというふうに政府が踏んでいたのか、一九六七年の最初の原子力長期計画からきちんとお出しをいただきたいと思います。  そして、二〇五〇年に高速増殖炉が実用化される、つまり、二〇五〇年ごろだよと言ってから現時点まで全く何も動いて...全文を見る
○河野小委員 現時点での政府の見通しはどうですか。
○河野小委員 それでは、最終処分地の場所を決定するのは何年で、最終処分地が動き出すのは何年で、青森県からお約束をした高レベル放射性廃棄物を引き揚げ始めるのは何年というふうに政府は今踏んでいらっしゃいますか。
○河野小委員 平成四十年に決定するためには、少なくとも、候補地のボーリング調査というのはいつごろ開始をしなければなりませんか。
○河野小委員 ことしは平成何年ですか。
○河野小委員 二十年前に文献調査を始めていなければならないのに、平成二十四年で候補地も決まっていないということは、平成四十年に決定というのはできませんね。
○河野小委員 この核燃料サイクルの問題は、先ほどの高速増殖炉も、二〇五〇年と言っておきながら、二〇五〇年にはできません、最終処分地の決定は、平成四十年と言っておきながら、平成四十年にはできません。できないということを認めずに、いやいや、これは五年ごとですみたいな、ずるずると、あた...全文を見る
○河野小委員 MOX燃料というのは、これはプルサーマルのためのMOX燃料ですよね。それを、やれるかどうかもわからぬのに、事業者の判断ですといって、これも大きな問題ですね、核燃料サイクルの。都合の悪いことは全部事業者の判断なんですよ。だけれども、そのおかげで消費者は負担金を払わなき...全文を見る
○河野小委員 質問に答えていないじゃないですか。  まず、確認もしないで、関西電力が資料を出してこないんだから、それがどうかという確認ができないのに、なぜ再稼働を認めるのかということと、その経産省の会合に、これが活断層だという指摘をした人間も入れていないじゃないですか。指摘をし...全文を見る
○河野小委員 活断層の問題は二つあります。  一つは、近いところに大きな活断層があったら大きな地震が来る。これは、耐震性を高めることによって対応することができます。  しかし、現実に、活断層の上は、その活断層がずれたら、これは耐震の問題ではなくて、物が壊れます。大飯原発の問題...全文を見る
○河野小委員 今、全部エネルギー基本計画の見直しをやっていますと言って逃げているものですから、これは八月の概算要求に向けて、もうこの決算行政監視委員会の勧告という形で、予算をこうしろというものを出して、政府の手足を縛らないと、これはずるずるとどこまでもいってしまうんだろうと思いま...全文を見る
○河野小委員 概算要求に反映をさせなければやっている意味がないと思うのが一つでございます。  それから、この四項目については、そろそろきちんとした結論を出すべきときだと思います。  それからもう一つ、復興予算について、特別会計をつくり、所得税、法人税の御負担をいただいたんです...全文を見る