穀田恵二

こくたけいじ

比例代表(近畿)選出
日本共産党
当選回数10回

穀田恵二の2011年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月17日第177回国会 衆議院 予算委員会 第13号
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○穀田委員 私は、JAL、日本航空の問題で、大畠国土交通大臣に聞きます。  予算委員会の基本的質疑で、私どもの志位委員長が質問し、日航の再生に当たって安全性が大前提であるのかということを質問しました。首相は、安全性が大前提でなければならないと答弁し、大畠大臣も、航空という乗り物...全文を見る
○穀田委員 その際に、私は改めて申しておきたいと思うんですけれども、あの質問で明らかにしたのは、やはり整理解雇に伴うさまざまなやり方、特にベテランの機長などを首にするやり方や、さらには、体調不良による欠勤や乗務離脱を理由にした人選基準を振りかざしての整理解雇を行うことが安全を脅か...全文を見る
○穀田委員 そこで、皆さんにお配りしている資料を見ていただきたいと思います。一—一、今大臣からお答えがあったように、JALグループの企業理念です。この企業理念からは、安全の文字が消えています。あれっと思ってびっくりしているのは私だけじゃないと思います。こういう企業理念はよしとして...全文を見る
○穀田委員 なければならないというのはそちらの大臣の話であって、わざわざここの説明の欄にしか書かざるを得ないというところに、ここの今の会長の考えがあらわれていると私は思います。それから、あえて記述しないというところに問題を感じます。  そうだとしたら、航空法の第一条の目的にも、...全文を見る
○穀田委員 そこまで言われるんだったら、先ほど述べた企業理念の第一のところにそういうのが入ってへんというのが、ほんまにひどいなと思うということですわな。どう考えたって、そうですわな。  ところが、この現場の労働者のモチベーションが低下し、コミュニケーション不足で安全性を危うくす...全文を見る
○穀田委員 再就職もさせずにやるのはひどいなというのはだれも思う。厚生労働大臣はいかがですか。
○穀田委員 だれもが普通そう思うわけですよ。ところが、三井副大臣もおっしゃったように、まだほんの一部しか決まっていない。  問題はそこなんですけれども、JALは、親会社として、他の整備会社と合併、統合するとか、さらには、従業員を吸収する手だてを講じるなどの責任を果たすのは当たり...全文を見る
○穀田委員 今経験があるから大丈夫だということを言って、JALエンジニアリング、やっているわけですよね。  では、整備の実績はどれだけあって、本当にできるのかということを改めて確かめておきたいと思います。
○穀田委員 だから、実績はあるのかと聞いているんですよ。  私は、現場の意見を聞きました。確かに、JALエンジニアリングの整備士もMD90の重整備の免許を持っています。しかし、ずっと以前に取得した資格で、世に言うペーパードライバー状態なんですね。JALエンジニアリングという事業...全文を見る
○穀田委員 私は、現場からの報告を聞いて指摘しているんですよ。これは安全にかかわる問題なんですよ。整備がまずくて、人は切って、その人はいてへんわ、その飛行機は、簡単に言えば整備士もいないのに、整備もないのに飛行機を飛ばすということがもしあったりしたら大変なことになると言っているん...全文を見る
○穀田委員 わかりました。立入検査はしてもらうと。  同時に、私が言っているのは、大臣は物づくりという話をしているわけでしょう。そのときに必ず経験が大事だと言っているわけでしょう。これは、整備も含めてそうなんだけれども、もちろん物づくりのすべてが命にかかわるなんて言いませんよ、...全文を見る
○穀田委員 それはなかなか文章が見事で、そういう、正常な運航ができないような、こう言っているわけだよね。それは運航したんでしょう、運航して最終的には事故がなかったから大丈夫だというような話ですやんか。そういうものを簡単に信じちゃあかんのですよ。そこの現場がどうなっているかというこ...全文を見る
○穀田委員 では、こういう問題についても立入検査を行うということを確認しました。  そこで、私どもだって、こういう問題の事態がどういうことが起きているかということで調べれば、先ほど述べたように、安全・衛生・品質会議、これはその議事録ですけれども、こういう議事録は手に入るわけです...全文を見る
○穀田委員 関心を持ってきちんと監視し、これをやはり多くの国民に、こうなっているんだということで安心できるような指導と公表をしていただきたいと思います。  そこで、今度はもう一つ、客室乗務員のところの現場はどうなっているかということについて議論したいと思います。  コスト削減...全文を見る
○穀田委員 確認できないと思いますよ、減らしているんだから。ちょっと質問をよく聞いていてくれなあきまへんで。  そこで、ゲート業務というのは一人でできないから、JALは結局その穴埋めのために客室乗務員を持ってくる。そうすると、今度は客室乗務員の保安要員としての仕事に支障が出る。...全文を見る
○穀田委員 余り飛行機会社の話をするというのは適切でないと思いますね。それは注意してもらわなあきまへんで、委員長。安全の話をしているのやから、ちょっと不謹慎だと私ははっきり言って思います。  私は、この搭乗前、搭乗中という仕事は、非常に簡単におっしゃいましたけれども、物すごい仕...全文を見る
○穀田委員 安全基準に書いているぐらい重大問題だということはいいですな。  今言ったように、聞いていない。ところが、私は聞いているんですよ。要するに今の話は、よく聞かなあかんで。最終、一致しているから飛んでいるんですよ。ところが、途中の中で、間に人数が合わないことがある。合わな...全文を見る
○穀田委員 熊本の例は同じ例です。報告されたのが二月十四日だと私は聞いています。  今見てきましたように、再建を目指す日航の各分野で、安全が脅かされている事態が続出している。しかも、それは急速な人減らしによって起こっている。ここが大問題なんですよ。まだ事故が起きていないことが幸...全文を見る
○穀田委員 ちょっと、もう少し丁寧に言ってほしいね。必要性。まあ、いいですよ。要するに、企業の維持存続ができないほど差し迫った必要があることということですな。うなずいておられるから、そうだと。  では、日航のグループの昨年の四月から十二月の連結営業利益は幾らか。
○穀田委員 一千五百八十六億円何がしのもうけを上げていると。  JALインターナショナル本体の人員削減の現状は、資料三—一の上の表を見てください。三月から十二月の期間に五千七百人も減らしています。本体だけでもおよそ三分の一の人員が減っています。これは裁判所に提出した日航の月間報...全文を見る
○穀田委員 今お話があった安全性の問題についてはそうなんですけれども、問題は、そういう安全性を、実は整理解雇という形で、急速な人減らしによって起こっているんですよ。そこの点が肝心なんですよ。そして、そのことは理由がないと。日航の会長自身がどう言っているか。さっき言いましたように、...全文を見る
○穀田委員 はい。
○穀田委員 終わります。
02月25日第177回国会 衆議院 予算委員会第七分科会 第1号
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○穀田分科員 私は、本日は伝統産業の振興について質問します。  三年前に、当時の甘利経産大臣に、伝統産業についての基本認識について問いました。甘利大臣は、二つの意味で極めて大事であると。一つは、その地域の歴史、文化が伝統産業に凝縮され、地域の歴史の具現者である、あわせて、その地...全文を見る
○穀田分科員 厳しい認識にあると。  これが二〇〇八年度版伝統的工芸品産業調査報告書です。それによりますと、今大臣からお話あったように、原材料の確保に問題を抱えているというものが、ここからなんですよ、平成十六年度の二六・五%から、先ほど八十七とありましたように、五〇・三%に急激...全文を見る
○穀田分科員 大臣、副大臣から、私が〇八年の二月の予算委員会で提起した問題について一定の取り組みが行われているということが報告ありました。  そこで、私、当時言って、約束していただいたのは、ちょっと違う角度からいいますと、地域の振興計画に盛り込めば、それは例えば支援する。つまり...全文を見る
○穀田分科員 大臣も副大臣もよく聞いてほしいんだけれども、それは対応しているところなんですよ。対応し切れぬところをどうするんやという話をしているんです。  つまり、海江田さん、産地があって、力があるところはそれなりに対応する努力をしているんですよ。京都みたいなところはそういう協...全文を見る
○穀田分科員 十一つくっておられる。そのうちの一つがこの博多織史ですね。これも立派なものです。これは博多織工業組合がつくったものです。それから、これも、私きのういただきまして、東京都雛人形工業協同組合がつくったもので、伝統的工芸品江戸節句人形、甲冑というものであります。私は、副大...全文を見る
○穀田分科員 前回やって一定の前進がありましたように、今度もやはり大いなる前進を期待したいと思うんです。  そこで、先ほど述べた重要伝統産業というのは、地方自治体で指定されたものも含めて、国指定の二百十一を含めて約千三百以上あります。京都でいいますと、京都市伝統工芸連絡懇話会と...全文を見る
○穀田分科員 そういう取り組みがある、私は、それはそれで結構だと思うんですよ。  先ほど述べたのは、博多織デベロップメントカレッジ、これは報告にも書いています。その小川学長さんが使っているのが実は杼なんですね。これをつくる人がもう、一人しかいないということになっている、こういう...全文を見る
○穀田分科員 はっきり言って、ちょっと話が小さいなと思いました。  私が言っているのは、月に十万円出しているところがある、六万円、師匠の分出している。年間でいえば百九十二万円なんですよ。それを仮に二百十一の産地に、師弟、お師匠さんとそれからお弟子さん一組を金沢市並みに支援すると...全文を見る
○穀田分科員 極めて深刻な事態だということは認識が一致した。十年前にはほぼ同数であった国産と輸入品だけれども、中国を中心とした輸入が十年間で増加する一方で、国産のネクタイは五分の一に激減している。西陣のネクタイは、生産本数で何と十分の一に落ち込んでいるわけです。  その要因は、...全文を見る
○穀田分科員 だから、これは違反だということを確認して、取り締まりを行うということだと思います。  そこで、では次に、これはどうか。これはネクタイ地なんですよ。これが折られるとネクタイ。ところが、切って入ってくる、これはネクタイ用にカットされたものなんですね。それは、このように...全文を見る
○穀田分科員 そういうことが望ましいということは確認した。  私は、最後にもう一度、時間も来ましたから一言だけ言っておきますと、今まで、この繊維産業を初めとして、中小企業が中心の伝統産業が非常に衰退している。こういう問題について、先ほど副大臣からもあったように、外国から輸入の問...全文を見る
03月09日第177回国会 衆議院 国土交通委員会 第2号
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○穀田委員 きょうは、日航の問題について再び質問します。  さきの予算委員会で、私は、日航の不当解雇、人減らし先にありきということで始められたリストラが絶対安全というものを脅かしている現場の実態について質問しました。それを受けて大臣は、日航と全日空の社長に絶対安全を守るように要...全文を見る
○穀田委員 取り組みの状況はわかりました。  それで、私が質問して後も、安全を脅かす事実、実態が現場から寄せられています。  そこで、資料をお渡ししていますが、その三を見ていただきたいと思います。それには、相次ぐトラブル発生に、会社側も「イレギュラーの連鎖を断ち切ろう!」と通...全文を見る
○穀田委員 特段の報告は受けていないと。私は、会社側が出している、安全にかかわるこういう情報はきちんとつかむようにすべきだと思うんですね。私どもが労働者の側にお話を聞いてみますと、組合の側からこういった資料については国交省にはお届けしたという報告を私は聞いております、局長のところ...全文を見る
○穀田委員 今、報告を求めるとありましたし、この立入検査、監査の中で、これら一つ一つの事象についてもしっかり点検してもらうというのは当然だと思うんです。  私がつかんでいますのは、これらのほかにも、客室乗務員が立ったまま着陸したケースなど、不安全事例が相次いでいると言われていま...全文を見る
○穀田委員 指示を徹底するようにお願いしたい。本田さんからありましたけれども、こういう通達は知らない、こう言うんですけれども、安全にかかわる通達なんかが私のところには入るんだが、大臣のところや局長のところはわからない。こういう現状では、それは一議員がしこしこ走り回って皆さんから要...全文を見る
○穀田委員 今あったように、利益は相当出そうだということですね。数字を見ましても、連結営業利益は千六百五十億円ないしは千七百億円となるだろうということでよろしいね。簡単に言うと、計画の二・五倍以上に上るということですね。  そこで、皆さんのところにお渡しした資料、それを見ていて...全文を見る
○穀田委員 では、聞きますが、人件費は幾ら削ったんですか。
○穀田委員 だから、まさに人員を削減したことによって生まれたのが五百億だ、簡単に割り切って言うと。まあ、それ以上もあるんでしょうけれども。  そこで、先ほど言いました左側の欄のところを見ていただきたいんですけれども、資料の一ページ目「更生計画案の概要」の一番左の欄ですね、「徹底...全文を見る
○穀田委員 もう一回聞きますけれども、運航乗務員と客室乗務員の数字は出せますか。
○穀田委員 これがどれほどの意味があるかということで、相当減らしていて、希望退職を募ったわ、その後先ほど整理解雇というのもありましたけれども、その間には、私何回も質問してきましたけれども、人権侵害の退職強要をやる、さらには組合のスト権に介入する不当労働行為をやる、今度、あげくの果...全文を見る
○穀田委員 入っていないと。  では、毎月裁判所に提出する月間報告に、安全の取り組みについて報告していることはありますか。
○穀田委員 いろいろ言ったけれども、報告には記載がないと。ところが、あなた方、報告に記載がないと言うんだが、こういうのだけはちゃんと報告しているんだよね。  私がこの間、二月の十七日に問題にした、絶対安全という哲学がない、これが欠けていると言ったことを既にお聞き及びかと思います...全文を見る
○穀田委員 私、更生計画案の概要の資料を出しました。ほかの、真ん中の方は随分やられているんですよ。それで、こっちの方になるとさっぱり報告がないというのだけは、副大臣、わかっていてほしいと思うんです。  政府に、この再建の基本方針について改めて聞いておきたいと思うんです。  企...全文を見る
○穀田委員 余り準備がないようで。運航を継続させるということですわね。  問題は、今度の再建というのは、運航をさせながらというのが大事なポイントなんでしょう。だから、当然、安全運航が大前提というのは、それは何回もみんな言うんですよ。ということは、公的資金というのは安全運航のため...全文を見る
○穀田委員 だから、当然そのために、安全のために入れているんだということですね。  そうすると、公的資金を投入しているために整理解雇はやむを得ないというような意見もありますけれども、それは間違っていると思うのですね。今、局長もおっしゃったように、安全運航を大前提にして公的資金を...全文を見る
○穀田委員 あなた方が言っている趣旨はそうですけれども、彼が言っているのはそうじゃないんですよね、整理解雇の問題について発言しているわけですから。  聞いているのは、その計画の確実な実施の中に、整理解雇をしろということを言っているのかと。もう一度聞きます。
○穀田委員 だから、そういう約束はないということなんですよ。相手から言われたということはないんですよ。  だから、こういう形で、百六十人を残すことが不可能かといえばそうでないというのはわかると思う、しかし一度約束をしたからやらざるを得ないんだ、こう聞いたらだれだって、整理解雇を...全文を見る
○穀田委員 絶対安全というものを確保しようと思うと、やはり人材、労働者のモチベーション、これがなけりゃだめだ、それを阻害する事態が急速な首切りによって起こっているじゃないかということをこの間から言っているわけですよ。そういう方針だと真の再建につながらないと。真の再建というのは、安...全文を見る
03月23日第177回国会 衆議院 国土交通委員会 第4号
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○穀田委員 私は、今回の大震災で亡くなられた方々に心から哀悼の意を表し、被災者の皆さんにお見舞いを申し上げたいと思います。  私は、今回の踏切道改良促進法の法案については、賛成であるという立場を表明しておきたいと思います。  今回、震災後初めての国土交通委員会ですから、災害対...全文を見る
○穀田委員 被災者の避難地における避難所生活を一日も早く次のステップに移行してもらうことが、大臣がおっしゃるように、命を守る上で大切であります。その基本は住む場所の確保です。仮設住宅、公営住宅その他、私は仮住まいということで呼称をしたいわけですが、幾ら必要と考えているのか、端的に...全文を見る
○穀田委員 では、今どれぐらいの仮住まいといいますか、そういうものを確保しているのか。
○穀田委員 総体で幾ら必要なのかということを単に県に一々聞くだけじゃなくて、全体として今の被災者が少なくとも避難所に三十数万おられる、そうしたら例えば何戸の住まいが必要なのかということを考えないと、県もまた市に聞く、市町村に聞く、こんなことをやっておったんじゃ、少なくとも今わかっ...全文を見る
○穀田委員 情報といっても、あるものをやったってあかんわけですよ。要するに、私が言っているのは、その分母となるものをしっかり掌握しつつ、分子となる、つまり、これだけ提供しようという場合に、今言っているのは、副大臣が言ったのは一万七千戸と二千五百戸と、あとプレハブなんですよ。それじ...全文を見る
○穀田委員 私は、ぜひ実行してほしいし、それ以外にないと思います。  それから、福島原子力発電所事故との関係で聞きたいと思います。  原発事故の二十から三十キロ圏外の自主的に避難している方々も仮住まい支援の対象とすべきではないのか、このことについてお答えいただきたいと思います...全文を見る
○穀田委員 今お話があったように、聞くと、最初に必ず情報提供になるんですよ。違うんです。情報を提供するというのは、現実にこれだけありますという話なんです。そうじゃないんです。政治姿勢の話をしているんですよ。  つまり、三十キロ圏外の人たちは何で自主的に避難しているか。何でやと思...全文を見る
○穀田委員 情報を幾ら提供したって、これを支援しますという肝心のメッセージがあるのかと言っているんです。そこを検討してくれなければ、情報を幾ら出したって、そんなこと、情報を聞きたいんじゃないんですよ。  こういう問題について、今我々は、皆さんのお話を聞いていると、いわき市だって...全文を見る
○穀田委員 くれぐれも言っておきますけれども、もちろん、三十キロ圏内とそれら以外のところについてどういう危険があるかとか、それは確かに、正確な情報を出すと言われれば、その点ではそうなんですよ。そうじゃなくて、状況を踏まえてとかいろいろ言うからね。肝心な問題は、現状の原発問題につい...全文を見る
○穀田委員 最後に、今、欠航したからと言うんですけれども、欠航するときに準備していないんじゃないんですよ。整備もするし、やるんですよ。欠航しているといって数字を言うと、三十二便ふやして二十何便減らしたから、何か八しかふやしていない、そんなことはないんですよ。そういうときにそういう...全文を見る
○穀田委員 終わります。
03月25日第177回国会 衆議院 国土交通委員会 第5号
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○穀田委員 私は、前回に続いて質問します。  改めて、東日本の大震災で亡くなられた方々に哀悼の意を表し、そして被災された方々にお見舞いを申し上げます。  きょうは、港湾法の問題について質問します。  まず、東日本大震災との関係で被害を受け壊れた港湾施設等の被害総額は幾らか、...全文を見る
○穀田委員 簡単に言えば、わからぬということですか。しかし、莫大な費用になるということは明らかだと。それは簡単に言うと、一兆円を下らない可能性があるということは既に明らかとなっているところであります。それだけにとどまらず、これは、漁業関係者のそういう被害額を入れればどれほどの大き...全文を見る
○穀田委員 東日本大震災による未曾有の国民的被害、インフラも相当な打撃を受けており、そして漁業関係者も甚大な被害を受けている。国民生活を立て直す上で、物流の拠点、漁業の拠点である港湾を一刻も早く復旧させるのは喫緊の課題だと思います。  私は、この際、国際戦略港湾事業予算を災害復...全文を見る
○穀田委員 経済力の衰退、こうきますけれども、港に立ち寄らないわけじゃないんですよ。減っている程度の話なんですよ。  そして、部品のつくり、構成だとか言っている。これはもともと、今、大企業全体が海外にシフトするということの中で起こっている事態なんですよ。これはすべて港の話で起こ...全文を見る
○穀田委員 当時の事業費は四千三百十二億円。これが、実際に使われたお金は五千百億円ということですな。  どれだけの貨物がふえたのか、アジアの諸港から取り戻せたのかということについてお尋ねしたい。
○穀田委員 三井副大臣が余り言っていないことも言っておきますと、基幹航路就航回数はスーパー中枢港湾全体でマイナス三%、スーパー中枢政策前のマイナス一八%に比べて減少傾向は緩やかだと。だから、えらい成果が上がっているように見えるけれども、はっきり言えば、スーパー中枢港湾全体でマイナ...全文を見る
○穀田委員 私、ふえるかと聞いたんだけれども、無駄じゃなかったか無駄かという論議になっているんだけれども、では、無駄はなかったのかと。少なくとも、百二十六も重要港湾をやって、御承知のとおり船の来ない港などというのを何ぼでもつくっている。福井港などは、何百億円とかけて、あそこの地元...全文を見る
○穀田委員 二〇〇五年のときは、コストそれからサービス重視、そして大きな船で引き続き日本に寄港するのは維持できる、海上コンテナ輸送が海外トランシップされている状況を変えていくという、まだ具体的にあったんですが、今回は展望も何も余り示されない。本当に、前回は期待を述べていた、今度は...全文を見る
○穀田委員 四つの柱を言われましたけれども、その中で、さっき言ったように海岸線を守ったりすることを減らしたということが問題だと言っているんですよ。だから、そういうところに転換しなくちゃならぬ。  そこで、今、地方の問題を言いました。今、地方の問題も大事だと言っていました。国際ハ...全文を見る
○穀田委員 この問題について少し言っておきますと、そういうコンテナ取扱量低迷の主要な原因というのは、国内的には、やはり日本の通商構造の大きな変化、特に、大企業などが生産拠点を海外移転するという産業空洞化、こういったことが起きていることが大きな原因だ。そして、対外的にはアジアの経済...全文を見る
○穀田委員 ですから、そういう点でいいますと、法律にあるように港湾の秩序ある整備と適正な運営を図るという点と、効率化が追求されるということは必ず矛盾する。この十年間の規制緩和は何をもたらしたかということに私は思いをいたさなければならないと。  今後もそういう形で効率化一辺倒でき...全文を見る
○穀田委員 わかりやすく言ってください。  要するに、簡単に言えば、入港の届け出管理義務、そういう港湾管理事務というのは、本来運営会社がやるんじゃないんだということですよね、わかりやすく言えば。
○穀田委員 ということは、非核神戸方式について影響を及ぼすことはないということですね。
○穀田委員 そういうふうに理解をして、終わります。
○穀田委員 私は、日本共産党を代表して、港湾法及び特定外貿埠頭の管理運営に関する法律の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  本法案は、新成長戦略に基づき、国際戦略港湾、すなわち京浜港、阪神港に港湾の整備予算を集中するとともに、港湾運営、経営までも民間会社に任せることが...全文を見る
03月30日第177回国会 衆議院 国土交通委員会 第6号
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○穀田委員 前回、前々回に続いて、また被災者支援の関係について聞きます。  応急仮設住宅の着工状況について、簡単にお示しいただきたい。
○穀田委員 多くの方々が指摘しているように、大臣からおおむね二カ月で三万戸を供給するように要請している。着工予定を含めて現に着工しているのが、今お話があったように、数字を足すと、もうひとつだけれども、三千二百五十五戸と言われています。そうなりますと、約一割しかいっていない、極めて...全文を見る
○穀田委員 そこで、今の三千二百五十五戸というのは、私は、阪神大震災の折にいろいろな経験をして、当時、十万戸の住宅建設が必要だと小里大臣に最初に言いました。住宅再建の個人補償というのがないとできないよということも初めて私は提起したんですけれども、今の事態というのはそんなに早くない...全文を見る
○穀田委員 用地の問題はある、調整があった、その二つなんですが、私は、先ほど来多くの方々も指摘しているし、また問題になっています資材の問題について聞きたいと思うんです。  住宅関連資材不足に対応するために、三月十七日に四省で対策会議を設置し、対応を協議しています。その中で、実需...全文を見る
○穀田委員 声をいただいているというのはどういう声なのか定かでないですが、私は、大震災による住宅関連資材の需要が大きくなることを見込んで、いわゆる売り惜しみがあるんじゃないかということを言いたいわけですよ。  今副大臣がおっしゃいますけれども、資材不足は西日本でも顕著にあらわれ...全文を見る
○穀田委員 これは、杞憂に終わればいいんですけれども、そうはならないんですよ。  ガソリンの場合でもそうですよね。供給量はあるのに末端まで届かない。そして、小さなところに手が届かないという問題を何回も私、各党・政府大震災合同対策会議のところでも提起しました。実際、価格は高騰して...全文を見る
○穀田委員 そこで、民間住宅の活用について、前々回も質問しましたけれども、一体全体、民間賃貸住宅または持ち家などで空き家がどれだけあると考えているのか、全国と被災地の関係で数字を述べていただきたい。
○穀田委員 問題は、その可能なという話が、何で可能なのかという条件がなければ、何かそんなに少ないのかということになりますよね。どうしてそういう、四千五百戸、三千二百戸、三千六百戸なんて、そんな低い数字になるのか。本当に私、まじめに、そういうものがそれしかないのか、どこに問題がある...全文を見る
○穀田委員 私は、これは、何としても二次災害を起こしちゃならないという決意がほんまもんかどうかということが問われているんだと思うんですね。  被災地の住民を丸ごとを受け入れようとする地方自治体もあるんですよ。そして、どうぞ自分の家をという助け合いの精神の発露もあるんですよ。この...全文を見る
○穀田委員 では、次に、仙台市内のストック活用以外の住宅、つまり団地再生、譲渡、用途転換などで空き家があるんじゃないか。それはどうなっていますか。
○穀田委員 今答弁があったものを表にしたのが、資料の一なんですね。  そこで、全体の管理戸数は四千八十二戸、空き家戸数は三百三十三、こういうことです。左の下の方に、※1にもありますように、人が入っていない戸数ということで三百三十三戸あるわけですね。次に、※2ということで、非常に...全文を見る
○穀田委員 だから、局長は調査をしているのは当然なんですけれども、私が言ったのはもう前々回なんですね。そのときに話をしているわけですやんか。それで、いまだにこういう数字を、十五戸というようなことを言って、いや、これは今ふやしている最中だと。さっきそうやって聞いたときにしゃべって、...全文を見る
○穀田委員 現場に行けば、局長の言葉をまつまでもなく、例えば辻堂の団地なんかでいうと、地元の人たちの調査では空き家は八百三十二あるんですよ。それだけで軽くオーバーするんですね。だから、現場へ行けば、今まで私どもが指摘した花畑団地、私は何回も質問してきましたよ。そういうことを踏まえ...全文を見る
○穀田委員 終わります。
04月13日第177回国会 衆議院 国土交通委員会 第7号
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○穀田委員 私は、二〇〇七年の都市再生法の改定のときに質問をしました。当時のことを振り返りながら質問したいと考えます。  そもそも都市再生政策は、バブル崩壊後の地価の下落などがとまらず、景気低迷のもとで緊急経済対策として始められました。国土政策やまちづくりという視点からではなく...全文を見る
○穀田委員 先ほど局長もおっしゃっていましたし、今大臣の方からは、数値的な話が随分ありました。  でも、それではこれで住環境はよくなったのか、住んでおられる人たちが享受されたのかという話は全くないんですよね。共通しているのは、先ほども聞いていて、要するに、投資がふえた、経済効果...全文を見る
○穀田委員 我々が都市なりそういうものを見る場合に、ビルがどれだけ建ったか、それから外国の人がどれだけ来たかという裏に、そこから追い出された方がいる、さらには居住者の方々がどうなっているか、どっちを見るかという話なんですね。だから、かまどを見るのか、それともビルを見るのかという話...全文を見る
○穀田委員 相当未来のこともお話しされました。考え方の一つとしては、それはそうだとうなずけるところもあります。  そこで、聞きます。  当時私は、限界集落の問題について聞きました。政府は、調査対象六万二千の集落のうち、「今後十年以内に消滅のおそれがあると判断される集落が四百二...全文を見る
○穀田委員 ですから、大臣、全体の人口が減少する中でそういうことが考えられなくてはならぬとおっしゃいましたけれども、全体の人口が減少する将来の見込みの中で、大臣も懸念されていた五十年後を考える、五十年後といいますか二〇五〇年、仮に政府が言っている国土の長期展望ということからしまし...全文を見る
○穀田委員 まず出発は、深刻な問題だという認識が必要だと。それと、今の地方の過疎化を食いとめて、本当の意味で活性化、再生する手だてを打つことが必要だというのはだれでも考えるわけですね。  問題は、そのためにも、今お話あったように、農業や林業、さらには水産業など、地域の産業の再生...全文を見る
○穀田委員 先ほど来の議論の中で、金融の問題やビジネス拠点や企業全体の波及効果、これに倣っているということですね、その上で。  要するに、この法律は、今の建前はそういうふうになって、先ほど来の質問の全体の議論を踏まえますと、簡単に言えば、金融などの外国資本の会社、つまり、今あり...全文を見る
○穀田委員 都市の魅力とか日本の魅力というのはそんなものですかね。私は、震災復興に当たって全力を注いで、そのことを同時に経済の起爆剤にする努力をしているという国が望ましいと思いますね。  大体、何かというと、この間の港湾法もそうですけれども、結局、外資を呼び込んで活性化しようと...全文を見る
○穀田委員 それは、当然そのことは言うんですよ、どこも。神戸もそう言っておったんです。問題は合意なんですよ。合意が大事なんですね。「あせらず住民が納得するまで」と社説にまで出ているように、本当に納得できることがないと力が出ない。その点は、地方自治の原則も当然そうなんだ。  あわ...全文を見る
04月15日第177回国会 衆議院 国土交通委員会 第8号
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○穀田委員 日本共産党を代表して、都市再生特別措置法の一部を改正する法律案に対する反対討論を行います。  反対する第一の理由は、今、東日本大震災で被災した地域の復旧復興、再生を最優先すべきであるにもかかわらず、大都市の大規模開発を促進する支援制度づくりを優先させ、大都市集中を加...全文を見る
04月20日第177回国会 衆議院 国土交通委員会 第9号
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○穀田委員 私は、まず仮設の問題について、一言最初に質問します。  この間、国交委員会の質疑で、仮設住宅建設の問題について再三私は質疑してまいりました。また一方では、各党・政府合同会議というのがありまして、そこの中で私は、仮設住宅の建設に当たって、岩手県住田町の地元産材を使って...全文を見る
○穀田委員 一番大事なポイントだと思うんです。私は、市町村で直接仕事をできるようにすることがかぎだと思っているんです。これは、地元の状況を一番よく知っているわけですから、下から積み上げていくことが大事であって、私が何度もこのことを言っているのは、復興にかかわる考え方もそこなんだと...全文を見る
○穀田委員 こう聞くと、必ずこれをやっていると言うんですよ、大体パターンは同じで。それはわかっているんです。  問題は、この報道にあるように、その対策で十分だという認識かということなんですよね。現場で起こっている事態に対処し切れていないことが問題じゃないのか。これをやっている、...全文を見る
○穀田委員 今、大塚さんおっしゃいましたけれども、事前に二百八十八、つまり、宮城百七十七、岩手七十四、福島三十七と用意しているんですよね。では、その二百八十八が全部機能しているかどうかというと、多分二百八十八はつかめていないんですよ。  だから、数値は、これだけありますよという...全文を見る
○穀田委員 やっていただくと。つまり、介護と医療ということでいうと、サポートセンターと仮設診療所みたいなものですよね。ただ、仄聞すると、やはりそれの件数が、今ありましたように、先ほど副大臣は十分過ぎることはないと言っていましたから、どの程度の計画なのかというのを今後またさらに詰め...全文を見る
○穀田委員 それはぜひやっていただかなければならないと思っています。  次に、このサービスつき高齢者住宅と有料老人ホームとの違いを簡単に説明していただきたい。
○穀田委員 違いの中でいうと、利用権と賃借権、ここをどうしても分けておかないと、しっかりつかんでおかないとあかんなと私は思っているものですから、そこはそのとおりやっていただきたい。  そこで、食事の提供や介護など、入居者の必要に応じて十分なケアが受けられるのか、サービスの質をど...全文を見る
○穀田委員 要は、言葉で言うと、確かに、書面もあるし、それから、両省がやるんだ、こうくるんですよね。問題は、ほんまにこれは住み続けられるのかという問題が一つあるわけですよね。  もう一つは、やはり要介護度が実際上がった場合、当然、お年寄りですから変化しますよね。そういったときに...全文を見る
○穀田委員 今、皆さんお聞きになったと思うんですが、想定額でいうと六万円、そしてサービスが二万円ぐらい、食費が四万。これだと、合わせて十二万は最低要る。こうなりますと、中程度の所得層の高齢者を対象にしていることになるというのはだれの目にも明らかだと思うんです。  問題は、先ほど...全文を見る
○穀田委員 調査室からも資料をいただきまして、そこにも、国土交通省からの、高齢者向け賃貸住宅のハード・ソフトのあり方調査という資料が出ていまして、そこの中に、今お話あった二万三千二百九十八戸というのは書いているんですよね。  これはやはり、そんなに進んでいないということなんです...全文を見る
○穀田委員 私が一番最初に、きょう仮設住宅の次に質問したときに、行き場のない高齢者、行き場を失う高齢者ということを指摘しました。この最後の問題も、行き場を失っている高齢者がいるわけですよね。  それで、私が質問した当時は、たしか六百近くの施設が掌握されていたと思うんですね。その...全文を見る
○穀田委員 終わります。
04月27日第177回国会 衆議院 国土交通委員会 第10号
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○穀田委員 きょうは、地震が原因で地盤沈下などが起こっている問題について質問したいと思います。  東日本大震災の被災地、石巻からの声であります。  石巻市の沿岸地域は、今回の地震で地盤が七十三センチメートル以上沈下し、防潮堤や河川堤防の崩壊などによって浸水、冠水の被害が出てい...全文を見る
○穀田委員 ですから、今報告がありましたように、重大な被害が及んでいる。聞きますと、塩富町では最高六十八センチメートルの冠水もあって車が動かせない、したがって会社に行くこともできないなどという事態も出ている。震災後、大潮となった最近は、毎日こうした事態が続いていると言われています...全文を見る
○穀田委員 分担においてと最後にありましたけれども、今度の法案というのは代行の法案を議論しているんですよね。そういう力がないところはということをわざわざやっているわけで、そういう議論をしている最中の話で私は一つ問題提起をしているんです。  それで、大臣からありましたように、被害...全文を見る
○穀田委員 繰り返しになりますけれども、実際に今起きているんだ、冠水しているし動けない、それから秋には大変なことになる可能性がある、こういう二つのことを言っているので、よくやり切っていただきたいと思います。  次に、公共土木施設の被害査定にかかわって質問します。  宮城県柴田...全文を見る
○穀田委員 それでは、要するに、国の査定を受けるまでの事前調査費用については、客観的には補助が拡大しているというふうに理解をしていいんですか。ちょっとそこを詳しく言ってください、正確に。
○穀田委員 そうすると、国の査定を受けるまでの事前調査費用についてもそういった形でなるべく見ようよ、こういう趣旨だというふうに理解していいということですね。  では、道路の損壊についてもお聞きしたいと思うんです。  この道路の損壊というのは、特に、一カ所当たりの工事費が六十万...全文を見る
○穀田委員 そこまで聞くと、何かえらいええように聞こえるんやけれども、面的な話が違うという話を最後にちらっと言わはったので、もう一度聞きたいと思うんですね。  私は、まず一つは、六十万円未満だと国の補助がないということ自体が問題だと言っているんです。私、予算委員会で総務省とのや...全文を見る
○穀田委員 小さい方の話は余り出なかったですけれども、これはこのぐらいにしておきますけれども、大臣、一応文章はそう書いているんですよ。だから、そういうやり方をしてはだめよと。また、そうしないということは津川さんもおっしゃっていたので、そういうことについても、では現地には言っておき...全文を見る
○穀田委員 ぜひそのとおり、それは貫いていただきたいと思います。  そこでもう一つ、建築制限特例法について質問します。  宮城県と石巻市が実施している建築基準法第八十四条に基づく建築の制限と禁止、それから岩手県は示しているんですが、建築基準法三十九条に基づく災害危険地域として...全文を見る
○穀田委員 そこで、私権の制限との関係について聞きます。  被災地の復旧復興に当たっては、仮設住宅の建設が一番であります。ところが、土地の取得等ができないということで、進行は遅々としています。自分の敷地に仮設住宅を建設するなどの場合、柔軟対応などが必要ではないか。区域内に居住し...全文を見る
○穀田委員 その最後の合致する場合というのはなかなか難しくて、いや、笑いますけれども、ほんまにそうなんですよ。だれがそれを判断するのかという問題が問われますから、極めて大事なんですけれども、そこを最後に聞いておきたいと思うんです。  結局、この建築制限というのは、復興に向けて、...全文を見る
○穀田委員 今ありましたが、運用なんですよね。法律上は縦覧というのは、大した意味を持っていないとは言っていませんよ、それはそうなんですけれども、それは参加の一形態であって、まだ合意形成ではないんですよね。  したがって、この間、「さまざまな防災プランも土地使用規制をめぐる議論が...全文を見る
04月28日第177回国会 衆議院 本会議 第17号
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○穀田恵二君 私は、日本共産党を代表し、菅総理に質問します。(拍手)  質問に入る前に、東日本大震災で犠牲となられた多くの方々に哀悼の意を表します。今なお不自由な生活を余儀なくされている被災者の皆様にお見舞いを申し上げます。また、困難な中で、被災者救援、地域の再建のために全力を...全文を見る
05月11日第177回国会 衆議院 国土交通委員会 第11号
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○穀田委員 きょうで震災からちょうど二カ月であります。  四月二十七日、当委員会で私は、浸水、冠水問題について質問しました。被災地では、地盤沈下や堤防崩壊による浸水、冠水被害が甚大であります。そして、そのことを指摘し、海岸堤防など、それぞれの地域に合致した応急対策を直ちに実施し...全文を見る
○穀田委員 前回も海面と陸地の縁切りをするという話はしていましたので、私も再度調査に行ってまいりました。改めて、浸水、冠水対策というのは一刻も放置できないと思ったところであります。  テレビなどでは、前回も言いましたけれども、ひざ上あたりまで浸水した映像が流されていますが、地元...全文を見る
○穀田委員 実行されることが大事ですので、お互いに現場を、大臣も全部のところを見て回るというのは不可能ですから、そういう問題について提起をしつつ、一つ一つ改善を図っていきたいと考えています。そのことは、石巻市渡波地区では、冠水で万石浦に近い小学校と中学校の登下校すらままならないと...全文を見る
○穀田委員 私が報告を聞いたときには三十六カ所が終了していたという、それ自身は日々前進していることは結構だと思うんです。  そこで、今局長から答弁ありましたように、それは国直轄の河川だけですね。住民にとっては、国が管理している河川か都道府県が管理している河川かなどというのは関係...全文を見る
○穀田委員 今報告がありましたけれども、今までも、直した、応急復旧したというのはあるんですが、再度災害という形で必ず起こるものなんですね。ですから、そういうことで数字に満足せずに、やはり梅雨期に対する備えをしっかりするということが極めて大切だということについて改めて述べておきたい...全文を見る
○穀田委員 地域の足として被災者の暮らしを支えてきたローカル線だからこそ、人々の心の支えになるし、復旧復興のまちづくりの象徴にもなります。津波による車の流失などで被害も当然多数に上っているわけですから、公共交通の役割は一層増していると言っても過言ではないと思うんですね。  ただ...全文を見る
○穀田委員 そこで、私は、この現行の補助制度では間尺に合わないとはっきり言って思います。二〇〇五年九月の台風十四号による大雨で橋梁が流失し、さらに土砂流入などで被害を受けた高千穂鉄道が復旧を断念した経過がありました。結果、二〇〇八年に全線廃止された。なぜかというと、復旧費用を自治...全文を見る
○穀田委員 その際に、JR東日本も、実は財政支援を求める要望書を大臣に五月二日に提出していますよね。その中で、各地のまちづくりの計画に沿って鉄道施設を新たにつくる必要があると指摘していますし、新たな用地確保への協力のほか、費用の一部を国や地方自治体が負担する新しい財源スキームの策...全文を見る
○穀田委員 そこで、さらに進めますが、三陸鉄道の問題です。  三陸鉄道は、三陸海岸沿いを走る、北リアス線と南リアス線の二路線を持つ、地域住民の足であります。旧国鉄の特定地方交通線と建設中の新線を引き継いで、一九八四年に全国初の国鉄からの転換第三セクター鉄道として開業しました。以...全文を見る
○穀田委員 取り扱いについて再度というのは、趣旨はわかるんですけれども、それは引き続き援助を行うという前提であると考えてよろしいですね。それを確認しておきたいと思います。  そこで、三陸鉄道というのは、大津波で駅舎だとか線路、鉄橋、さらには列車が流されたりしています。私も見てき...全文を見る
○穀田委員 今ありましたけれども、見直しも当然含めてということは大事な点なんですね。  私もお聞きしましたけれども、東北の民鉄など二十社でつくる東北鉄道協会も、国の補助率を上げることや復旧までの資金援助などを要望しています。  読売新聞も社説でこのように書いています。   ...全文を見る
○穀田委員 今、最後に、復旧させるということがありましたが、本当にそこは大事なんですよね。それは、復旧させるということが、形はどういう支援の状況があるかとか補助率をどうするかとかあるでしょう。問題は、確固としたそういう立場というのが地元の方々に見えなければなりません。ですから、そ...全文を見る
05月13日第177回国会 衆議院 国土交通委員会 第12号
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○穀田委員 東日本大震災前の二月十七日に、私は、予算委員会において日航の安全問題についてただしました。大畠大臣は、絶対安全の確保の観点から、日航への立入検査の実施を指示しました。その実施状況と結果の報告を求めたいと思います。
○穀田委員 質問して約二カ月間たちます。職場の現状はどうなっているかということで、絶対安全の確保が進んでいるか、さらには、現場の実情について私は改めて労働者から話を聞きました。やはり、整理解雇や成果主義の徹底、さらには、賃金、労働条件の切り下げなどの影響で転職する若手層がふえてい...全文を見る
○穀田委員 国が監視、監督するということですよね。ただ、監査とか立ち入りとかといっても、もともと、日本航空やその他、さまざまな事象があったときでも指導監督していたんですよ。それでもこれが起きているわけですよね。  ですから、私は、国際民間航空条約並びに同条約の附属書として採択さ...全文を見る
○穀田委員 大臣、津波の想定の高さというのは一・七メートルなんですけれども、平均満潮位というのは一・六あるんですよ。だから、一・七というのは、何となくすぐ低い方の数字を言わはるんだけれども、合わせるとそれだけでも三・三なんですよね。しかも、今度の東日本大震災というのは、そういう意...全文を見る
○穀田委員 今ありましたから、この法案とPFI法、関連諸法は、それ並びに地元との合意ということでの仕掛けになっていると理解してよろしいですね。  では、同じく、将来、伊丹空港を廃止するかどうかの決定や、跡地を売却する場合にはだれが決定するのかということと、その場合、民間の空港運...全文を見る
○穀田委員 簡単に言うと、先ほどの枠組みと同様な形で、一定の縛りがあるというふうに理解してよろしいということですね。そこは確認します。  では、コンセッションの試算における事業収入と実績の問題について質問します。  関空の債務を一・三兆円として、債務返済のための、民間の空港運...全文を見る
○穀田委員 今最後に言ったことが重要でして、なきにしもあらずなんですよ。だけれども、お互いに使っている数字は同じやねんから、それは無理でっせと言っている方と、それから、なきにしもあらず。なきにしもあらずと無理でっせというと、どちらかというと全体としては私の方の意見に近いかなと思う...全文を見る
○穀田委員 債務は。
○穀田委員 羽田空港は国直轄で、国が財政面を含めて責任を持って実施した。ところが、関空は株式会社方式をとりました。つまり、関空の巨額の負債の大もとには、本来国の責任でつくるべき国際空港を民間活力導入路線による株式会社方式で推進した、ここに原因があると私は考えます。その上に、過大な...全文を見る
○穀田委員 この問題を考えるときに、やはり今、大畠大臣からありました、過去の経済状況のもとで最善を尽くしたか、本当にそうかという検証がまず必要です。  その当時も、一連の問題はありますが、規制緩和すればバラ色になるということを随分吹聴したものです。このときにも、関西の経済の活性...全文を見る
○穀田委員 私は、日本共産党を代表して、関西国際空港及び大阪国際空港の一体的かつ効率的な設置及び管理に関する法律案に対して、反対の討論を行います。  本法案は、関西空港が抱える巨額債務を返済し、バランスシート改善を図るために、伊丹空港と関西空港を統合した新会社を設立するとともに...全文を見る
○穀田委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表いたしまして、その趣旨を御説明申し上げます。  趣旨の説明は、案文を朗読してかえさせていただきたいと存じます。     航空法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   政府は、本法の施行に当たり...全文を見る
05月24日第177回国会 衆議院 東日本大震災復興特別委員会 第3号
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○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。  私も実は被災県の一つである岩手県の出身者の一人であります。被災地の方々に心を寄せて、復旧復興のために私自身も努力をしたいと思います。  私自身は、一九九五年の阪神・淡路大震災の折に住宅再建への個人補償、公的支援を提起し、小田実さんらを...全文を見る
○穀田委員 この問題について、今大臣が、ミッションというのが、被災者のためにということが、すべての生活をもとに戻すということを含めて大事だという点では、極めて重い発言だと受けとめます。私は、私どもの考え方の、生活の基盤を回復して再出発できるように国が支援をするということに近いと思...全文を見る
○穀田委員 生活を支えていく、これは本来お互いに共通の考え方であります。  ところが、今度の復興基本法を見ますと、復興の土台となるべき一人一人の被災者の生活再建が余り位置づけられているようには思えません。さらには、基本的人権を根本に据えているとはとても、私ははっきり言って思えな...全文を見る
○穀田委員 一万六千件の申請に対して支給件数は二千九百と極めておくれている。やり方を簡素化した割には、被災者、申請者にとっては本当にこれは一日一日を争う事態にもかかわらず、これほどおくれているというのは、どうしようもない事態だと思うんですね。  しかも、処理は、先ほどあったよう...全文を見る
○穀田委員 都道府県会館に幾らふやせと言っても、これ以上人数を百名も二百名もふやすわけにはいかないわけですよ。だから、国としてどうできるかということを考えなくちゃならぬ。もともと、これは現地で処理すべきじゃないかという意見もあるわけですよ。問題はその視点なんですよ。どうしたら早く...全文を見る
○穀田委員 基金ではもう底をつくのは目に見えているんです。検討するでは間尺に合わないんですよ。決断をしなければならないということを言っているんですよ。  というのは、幾ら政府の側が金を仮に補助金という形で用意したとしても、基金という制度をやる限り二分の一を補助する仕組みなわけだ...全文を見る
○穀田委員 検討してまいっているところでありますって、もうこれはわかっていることやからね。笑っている場合じゃないんですよ。  被災者の方が、よっしゃと。検討するけれども、ともかくこれについては出すように体制を変えるということが必要なんですよ。その問題の後の、どういう体制かとか、...全文を見る
○穀田委員 この決意をやろうと思ったら、体制を変えなくてはならぬという結論です。それでよろしいね。はい。  では次に、地域における足の確保について一つ質問したいと思います。  五月十一日に、私は、三陸鉄道など、東日本大震災で壊滅的な打撃を受けた地方鉄道の復旧に関して質問をしま...全文を見る
○穀田委員 わかりました。知恵を出せと。あわせて金を出せと言っておきたいと思います。  鉄道だけじゃありません。受けた被害をできるだけ軽減して、一〇〇%もとに戻すのは無理としても、できるだけもとに戻すようにしてあげる、これは総務大臣の著書による発言でもあるし、私どもが阪神・淡路...全文を見る
○穀田委員 報道によりますと、釜石市では、津波で鉄道などの公共交通機関が壊滅的な被害を受けストップしたことから、震災の翌日からですよ、翌日から被災者を避難所に輸送する無料バスを運行している。その後、循環バスを徐々にふやして、現在は十五路線に。平日は平均三千四百人、休日は二千五百人...全文を見る
○穀田委員 言葉で弾力化ということはわかるんですよ。そうではなくて、今必要なのは、実際に既に行われている、先ほど言いましたように、震災の翌日から釜石なんかはやっているんですよ。そのことによって、先ほど一番最初に、官房長官からもありましたように、生活が再建できるかどうか。そのことに...全文を見る
○穀田委員 今、最後にありましたから、実際に行っている現場でそういう援助をできるようにしていただきたいと思います。  最後に一点だけ、瓦れきの撤去の問題について伺っておきたいと思います。  この瓦れきは相当数あるわけですよね。これを八月までに、生活にかかわるところについては撤...全文を見る
○穀田委員 終わります。
05月25日第177回国会 衆議院 国土交通委員会 第14号
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○穀田委員 きょうは、国鉄債務等の処理法案について質問します。  まず、本法案は、旧国鉄の土地やJR株式の売却などによって生み出された利益剰余金、〇九年度末までに一兆四千五百億円、このうち、東日本大震災の復旧財源に充てるために国庫返納された一兆二千億円を除く部分を、利益剰余金と...全文を見る
○穀田委員 今の報告で明らかなように、JR北海道、JR四国は、鉄道事業という本業だけでは黒字にならないどころか、経営安定基金を足しても赤字だという現状です。  これはもともと、いわゆる国鉄改革のときに、収益性が低くなることが予想されたために、三社合わせて一兆二千七百八十一億円を...全文を見る
○穀田委員 仕掛けはわかっておるのやけれども、そういうのがいいのか、これをいつまで続けるつもりやと。今、鉄道局長は一般的ではないと言って、一般的というのは、では、特殊でも一つや二つほかに、この日本社会の中で十も二十もあるのかというと、一つもないんだ。それを、一般的ではないと。そん...全文を見る
○穀田委員 支援を続けるのがあかんと言っているんじゃない。こういう仕掛けを続けるのがいいのかと言っているわけです。  大もとをたどれば、これは、国鉄を分割・民営化したいわゆる国鉄改革の時代にさかのぼらなければならないことはだれもが承知しているんです。お話あったように、またこの間...全文を見る
○穀田委員 民営化そのものについて私どもは異論があるわけですね。でも、仮にそれがいろいろ意見が違ったとしても、では分割という問題はどうだったのかと考えますと、今大臣からもありましたように、やはり切り分けそのものに無理があったんじゃないかというのはだれもが思っているんですよ。最初か...全文を見る
○穀田委員 JR側は、東京と名古屋と大阪を除く駅は全部ほかのところがやれ、自治体がやれと言っているわけですね。何ぼかかるかと調べてみたら、すごいけたなんですよね。地上駅にした場合には三百五十億円、地下駅で二千二百億円、こういう考え方なんですよね。  だから、単なる、リニアの問題...全文を見る
○穀田委員 そこで、配付している資料を見ていただきたい。「パブリックコメントで寄せられた主な意見と理由」というのを配付しています。  今報告があったように、三月十一日の大震災の後の四月、五月の実施でいいますと、いわば、早期に整備すべきだと言っているのは十六件、それで、中央新幹線...全文を見る
○穀田委員 大臣、今、耐震性の問題を初めとした国民の世論の問題や御自身のそういう見解を述べられました。答申にはそういったことが反映していないんですよ。答申を見ましたか。答申の中にはそういうことについて排除されているんですよ。大体、八七%の確率で発生が予想されている東海地震等に対す...全文を見る
○穀田委員 この最後の発言はとても大事だと思いますし、きちんとやってほしいと思うんですね。  前原元大臣は、並行在来線の経営責任についてこう言っているんですね。現在までの整備新幹線というもののあり方は、JRにとっては極めてリスクの低い、いいお話でありました、覚悟はやはり事業者で...全文を見る
○穀田委員 終わります。
10月26日第179回国会 衆議院 国土交通委員会 第2号
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○穀田委員 私は、日本航空の再建問題について聞きます。  この委員会で私はたびたび質問してまいりましたが、現在の状況についてどう認識しているかということをまず大臣に尋ねたいと思います。  先日、企業再生支援機構が、来年九月にも日航を再上場させる方向で検討しているという報道があ...全文を見る
○穀田委員 日航の真の再建にとっても、それから再上場するに当たっても避けて通れないのが、実は訴訟リスクであります。不当解雇をめぐる裁判以外にも、労働組合に対する不当労働行為、管財人らによる整理解雇をめぐるスト権への不当な支配介入事件であります。  この不当労働行為は八月に東京都...全文を見る
○穀田委員 えらい簡単やね。やはりこれは哲学の問題なんですね。また、会社運営の基礎になる問題なんですね。  これは、公共交通を所管する大臣として、それは公共交通だ、安全が第一だと。問題は、そこから始まって、どういうことがそのかなめをなしているか、礎石をなしているかということにつ...全文を見る
○穀田委員 その文脈だけ見るとって、その文脈もくそもないんですよ。だって、そのことをちゃんと本人は言っているわけやから、文脈を全部見てもろうたら、私が省略して言ったわけじゃなくて、整理解雇にかかわるところについて言ったわけで、全文を見ていただいたからといって内容は変わっていません...全文を見る
○穀田委員 本当に情けないという感じがしますね、それは。  つまり、もし大臣がそんなことを言うたら、裁判の話について影響を与えるかもしれないと危惧されたんでしょう。しかし、裁判で行われている証言についてどう思われるかということを聞いているわけで、少なくとも、余裕はあった、金はあ...全文を見る
○穀田委員 そう思いますやろ。笑い事じゃないけれども、本当にこれはえらいこっちゃなと思いますやんか。  前に私、航空会社の参考人を呼んだときに、航空法の第一条を知っているか、こう聞きましたが、あそこにも安全と書いているんですよね。そういうのを知らないという人が飛行機を飛ばしてい...全文を見る
○穀田委員 御巣鷹山の事故以来、安全第一、絶対安全だというのは、これが考え方だと。そのことが、ずっと絶対安全の取り組みが経営悪化をもたらしたわけじゃないんですよ。  経営悪化の問題については、前に私が言いましたけれども、いろいろな理由がある。その経営悪化のところにメスを入れると...全文を見る
○穀田委員 それは信じるのは勝手ですけれども、下に置かれている方々は大変ですよ。  それと、そういう事実があるかどうかということについて、私はきのう言っているわけですよ。それぐらい、別に、国交省は調べればすぐわかるわけで、あるかないかぐらい、よくわかりませんがというような話じゃ...全文を見る
○穀田委員 事実を示しているわけです。  それで、とにかく安全第一、それはわかりますよ。そうじゃなくて、そういう話は一応あるのだが、現実はこうなっているということを指摘しているわけですね。これは何も私が言っているだけじゃなくて、「選択」という雑誌にもわざわざ掲載されているぐらい...全文を見る
○穀田委員 経営体として利益を回復したというのは、何もそれは稲盛さん一人の力じゃないんですよ。それは、多くの国民が日航は大変だなと思っているでしょうし、何よりも、日航で働いているすべての職場の人たちがこの危機を何とか乗り越えようということで頑張るわけでしょう。それがあったからでき...全文を見る
○穀田委員 要するに、公共的なものだということに着目してやるということと、前段のものは、実質地方の負担はないということでやるということで理解してよろしいか。そこだけ、最後。
○穀田委員 終わります。
11月24日第179回国会 衆議院 本会議 第11号
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○穀田恵二君 私は、日本共産党を代表して、復興庁設置法案について、野田総理に質問します。(拍手)  東日本大震災からの復興を図る上での基本原則は、被災者の生活となりわいの再建です。被災者の生活再建がなければ、地域が復興したとは言えません。  そのための国の支援策は、被災者の意...全文を見る
11月29日第179回国会 衆議院 国土交通委員会 第4号
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○穀田委員 今回の法案について質問します。  東日本大震災での甚大な津波被害を考えれば、被災地の復旧復興はもちろんのこと、今後の地震に備え、津波災害の防止、軽減対策と安全な地域づくりを早急に実施すべきであることは言うまでもありません。  これまで、津波対策でいえば、海岸堤防等...全文を見る
○穀田委員 まちづくりの方に重点を置いた話をされているんですけれども、私はこの間一貫して、復興特さらには本会議で質問してきましたけれども、復興や復旧ということを考える場合に今一番大切なのは、基礎とすべきなのは、やはり生活再建、なりわいの再建ということを重点に置かなければだめなんだ...全文を見る
○穀田委員 なぜこういうことを言っているかというと、もちろん、きずなも大事ですし、あるんですけれども、それを否定しているわけではなくて、やはり生活となりわいというものがあってこそ町があるわけです。町があってあるわけではないという意味なんですね。  そういう意味でいいますと、その...全文を見る
○穀田委員 だから、今のそういう観点が盛り込まれているか。中身は大体だれでも知っているんですよ。問題は、その哲学がどう入っているのかということを聞いているわけです。どうも、肝心な考え方の基本というものをどう貫かれているかが余りない。ないと言っているのは、その答弁がね。だから、個別...全文を見る
○穀田委員 私が言ったのは、そういう意味でいいますと、それらのところにきちんと書き込んで、先ほど言いましたように、例えば瓦れきの処理に当たっては環境省の文書では書かれている。先ほど大臣からもお話があったように、この復旧復興に当たって極めて大事な、地域の再建には欠かせないという問題...全文を見る
○穀田委員 話はいろいろあるみたいに言っているけれども、要するに、一つは、用地買収というのは契約締結時と、いわゆる閣議決定に基づいてやっている。二つ目は、そうはいっても将来という見通しが、現実に被災しているわけだから、将来的な価格についても復興との関係で考える必要がある。三つ目は...全文を見る
○穀田委員 警戒区域に設定されれば地価が下がるのは、だれが考えたってわかるじゃないですか、そんなこと。上がることは絶対ないですよ、危険な地域なんだから。  それで、今もありましたように、成立して以後順次と言っているわけだから、非常に時間がかかるということになりますわな。結局、住...全文を見る
○穀田委員 通常の場合というのは、そういうことでやっているというのはわかるんですよ。しかし、今回の場合には大震災の被害からの復旧復興という特別な事情なんですよ。  もともと大臣や局長がおっしゃっているのは閣議決定なんですね。昭和三十年代につくって、四十年代に少しいじりましたよ。...全文を見る
○穀田委員 私は、それを質問登録したときに鳥取県の例を言って、復興交付金制度には効果促進事業がある、これを活用できるかという話の答えなんですよ。それはそれでもええねんけど、要するに、二つ一緒に言って郡さんは答えているんです。ちゃんと聞いておいてくれな困るねんけど、それは構へんけど...全文を見る
○穀田委員 要するに、資金の利子補給があるという程度だということですな。そこは、被災者が新たに住宅を建てかえようとしても、国交省の所管の事業では補助はないわけですよね。  住宅再建については、御承知のとおり、被災者生活再建支援法による支援があります。私はここで言っておきたいんで...全文を見る
○穀田委員 ですから、私は最初に、今度の復旧復興というもので、この法律の関係で一番何が大事か。生活の再建となりわいの再建だ。  生活再建はやはり住宅なんですよね。わざわざ大臣も医職住というようなことを言っておられて、住というのは二つあるというようなこととか、職というのもあるとか...全文を見る