穀田恵二
こくたけいじ
比例代表(近畿)選出
日本共産党
当選回数10回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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03月01日 | 第180回国会 衆議院 予算委員会 第19号 議事録を見る | ○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 きょうのテーマである政策検証に入る前に、総理に、そもそも国会と国会議員の役割とは何であるかという問題についてお聞きしたいと思います。 日本国憲法は、「政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起こることのないやうにすることを決意し、ここに主...全文を見る |
○穀田委員 そこで、国民の代表たる議員をどう選ぶのかという問題です。 選挙制度は議会制民主主義の土台にかかわることでありまして、選挙制度はどの党が有利とか不利とかということではありません。民意をいかに反映させるかが大事であります。総理は、各党にはそれぞれ意見があると答弁してお...全文を見る | ||
○穀田委員 その答弁は、簡単に言うと、尊重するということですわな。各党協議会の議論を尊重し、やっていくということだと思います。 そこで、国会はどんな議論をしているかということなんですけれども、衆議院選挙制度に関する各党協議会が昨年の十月につくられました。きょうも含めて、以来、...全文を見る | ||
○穀田委員 総理は、後で言いますが、民意の集中の話をしたいんだと思うんですけれども、今、私は、これほど得票と議席の乖離がある、これが各党協議会で問題になって、この制度は続けていいのか、ちょっとおかしいのと違うかということが、大体、自民党と民主党を除けばそういう認識になっているとい...全文を見る | ||
○穀田委員 いや、私が言っているのは、お二人が、当事者がそう言っているということをまず指摘したわけですね。プラスの面、マイナスの面があると言いますけれども、選挙制度が本当の意味で国民の民意を反映しているかという問題が本来の基準でなければならないと私は思います。 そこで、総理大...全文を見る | ||
○穀田委員 国土交通大臣の所信表明を聞いているんじゃないんですよ。マニフェストでは全面的に見直すと言っていたよねと。そうでしょう、総理。 | ||
○穀田委員 では、マニフェストに掲げた、今お話があった、時代に合わない大型事業は全面的に見直す、これはどうなったかということについて議論しましょう。 中止を明言した八ツ場ダムは、建設の継続を決めました。東京の高速道路で、一メーター約一億円もかかる外環道は、凍結していたが、本格...全文を見る | ||
○穀田委員 要するに、見直したじゃなくて、有識者会議で結論が出たのはこういう中身だったと言っているにすぎないじゃないですか。 何を変わったんだ。やめると。見直しをするというのはやめるということじゃないですか。しかも、中止を明言して、あのときはどう言ったか。この問題は、八ツ場ダ...全文を見る | ||
○穀田委員 それは違いますよ。ここに書きましたように、高規格幹線道路約一万四千キロメートルのうち、今の時点での残事業、これは三千九百三十キロメーターあるわけですから、それをやめると一言も言っていないわけですから、それを計算するとこうなる。ですから、この数字はこのとおりですよ。この...全文を見る | ||
○穀田委員 一切無視してというのは書いていませんよ。そういうことを前提にしてやればこうなるとあなた方がここに書いているんじゃないですか。それを私は言っているだけですよ。 では、もう一度、百九十兆円かかるということは確かだと。では、白書のデータをわかりやすくパネルにしたので、見...全文を見る | ||
○穀田委員 先ほど述べましたように、山がこうありますね、総理。これは必ずつくった分だけ、どのぐらい費用が全部でかかるかは別として、次は更新しなくちゃならぬわけですよ。ずれてくるわけですよね。すぐ国土交通大臣は、長寿化を行うと。それはやるのは当たり前なんですよ。だけれども、それを少...全文を見る | ||
○穀田委員 公共事業は国土交通省だけではありません。 そこで聞きますが、厚労省は、今後五十年間の上水道の更新費は幾らと推計していますか。 | ||
○穀田委員 三十九兆円かかる。 では、文科省は、小中学校の建てかえに今後五十年間に必要な更新費はどれほどと見積もっていますか。 | ||
○穀田委員 だから、現時点では持ち合わせていない、だけれども、三万一千七百二十三校あって、築二十五年以上たっている非木造の校舎が七割、正確に言えば七〇・七%を占めている。ということは、これは当然、更新の費用の中で、一つの学校当たり十数億から二十億弱かかるわけですよね。だから、これ...全文を見る | ||
○穀田委員 ですから、三百三十兆円というこの推計が正しいかどうかというのはあるけれども、いずれにしても、今後五十年間でとてつもない額がかかる。幾ら長寿命化しようと、幾ら減らそうと、必ずそれは、一定の時期には建てかえをし、やらなきゃならないということ、こういう事態に日本があるという...全文を見る | ||
○穀田委員 そうすると、今お話があったように厳しく抑制すると言うけれども、八ツ場ダムは先ほど述べたように復活する、そして東京外環道は着工する、そして整備新幹線も進める、それから、ダムや高速道路、大型事業はまだまだつくり続ける。一体、こういう内容が、その提言どおりやられているのか。...全文を見る | ||
○穀田委員 だから、最初に言ったわけですよ。そういう大型の直轄公共事業というのは全面的に見直すと言ったわけですやんか、それがあなた方の公約ですやんか、それがやられていない。結局のところ、一番肝心な、先ほど示しましたけれども、ダムの問題にしても、それから高速自動車道にしても外環道に...全文を見る | ||
○穀田委員 大きな転換をし出したのは、その財界の要望書を受けてからそっち寄りになってきたんだと思うんですね。八ツ場ダムにしろ、高速自動車道にしろ、新幹線にしろ、見直しのトーンが下がってきた。結局、民主党もアメリカや財界中心の政治を脱却できないところに根っこがある、このことは確かだ...全文を見る | ||
○穀田委員 こういう政治の土台をつくっているのは選挙だ、これを変えたいと思います。 以上です。 | ||
03月05日 | 第180回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第1号 議事録を見る | ○穀田分科員 平野大臣、私は、きょうは文化財の問題について質問したいと思います。 文化財保護法の策定の契機は、一九四九年の法隆寺の金堂の焼失にありました。重要文化財建造物を火災から守らなければならないということで、この焼失の日に当たる一月二十六日に、毎年、文化庁、消防庁、また...全文を見る |
○穀田分科員 二〇〇八年の中央防災会議において、中部圏、近畿圏の内陸地震による文化遺産の被災の可能性について報告されております。それを受けて、重要文化財建造物及び周辺地域の総合防災対策について、検討会が重ねられました。 近畿圏にある重要文化財建造物は千六百六十四棟、全国の約四...全文を見る | ||
○穀田分科員 今、報告ありましたように、三十年を経過した施設設備、そういうところでいうと、その改修事業というのは百カ所対象としているけれども、やられているのは九カ所。もちろん、先ほどありましたように、地下にあるものが二百七十七なのはわかっているんですけれども、ただ、そういうものを...全文を見る | ||
○穀田分科員 今、予備調査を行って耐震診断を行う必要性があるというようなものは、簡単に言うと、今までに行ったところで、二十四都府県でやったものでいくと千八百強だ、そのうち大体六割が耐震診断を行う必要がある、こういうことですよね。 となりますと、大臣、全国で、その総数でいうと大...全文を見る | ||
○穀田分科員 認識は共通し共有していると。まあ、お金が少ないということだけは、大臣はお笑いになって言っていましたけれども、本当に、少ないというのは率直に思いますよね。 そこで、宗教法人や財団、地方公共団体、それから個人という重要文化財の所有者は、その保護に責任感を持って、必要...全文を見る | ||
○穀田分科員 ですから、私、所有者自身が例えば認識を深めていただく、国の方もそういう認識をお互い深めていただくということを言ったわけですよ。 次に、重要文化財民家の支援の問題について聞きます。 これは相続税の減免支援のことなんです。 現在、重要文化財民家は四百二十三件...全文を見る | ||
○穀田分科員 規制のあり方の問題というふうにいつも言われるんですよね。 そこで、私は、私権の制限がどの程度されているかという議論をしているんですね。それが七割だというのが言い分で、だから七割減免している、こういうふうに言うんですけれども、なぜ七割なのかという根拠は余りないんで...全文を見る | ||
○穀田分科員 慎重にというのは、なぜ七割なのか、所有者の方々の思い、それから、それを負担する側は何も自分のものとして所有しているんじゃなくて、なおかつ未来へのものとしてやっていこうとする、その気持ちを、思いを尊重してほしいなと思っています。 大きな三つ目に、民俗文化財について...全文を見る | ||
○穀田分科員 体系はそうなんですけれども、簡単に言うと、問題は文化財保護という考え方の哲学ですね。そこには、国の任務として、歴史、文化等の正しい理解は欠くことのできないものなんだという位置づけと、したがって、その保存が適切に行われるよう努めなくてはならぬ、こういう任務がある、この...全文を見る | ||
○穀田分科員 大臣、わかりましたか、今の話。 どんなものかというので、きょうは少し持ってきました、報告書を。これがそれなんですね。こういうとてもすばらしい装飾品なんですね。これは、本当に、外国から来ているものもあれば、それから京都の古いところでつくられたものもある。それが、今...全文を見る | ||
○穀田分科員 これは、単に祇園祭だけじゃないんですよ。屋台の関係というのは日本で五つありまして、日立の風流物だとか、秩父のものや、高岡、高山、祇園祭を含めて五つあるわけですよね。 それで、トータルでと言っているんですけれども、それはそのとおりなんです。でも、一つ一つの部品が大...全文を見る | ||
○穀田分科員 先ほど次長もおっしゃったように、重要文化財に上げてしまう、そういうことはことで、例えば全部が重要文化財になるんじゃないんです。もともと無形、有形文化財として使われていたものを大事にしようと。それは、例えば市なり府なり含めて、地方自治体や、また連合会を含めて、大事にし...全文を見る | ||
03月14日 | 第180回国会 衆議院 国土交通委員会 第2号 議事録を見る | ○穀田委員 大震災から一年、被災地の復旧復興に欠かせない被災鉄道のうち、JR線の復旧整備が進んでいません。三陸鉄道は国が支援し復旧のめどは立ちましたが、JR線はまだはっきりしていません。 きょうお配りした資料一を見ていただきたいと思います。黒い実線がありますように、JR山田線...全文を見る |
○穀田委員 その復興調整会議ですけれども、山田線、大船渡線についてはいずれも十一月に会議を行ったきりで、本来二月に引き続き開催されるべしというのが、いまだ開かれていないわけです。 そもそも被災地の復旧復興のまちづくりというのは、地元市町村の復興計画に基づいて行われ、それを国が...全文を見る | ||
○穀田委員 さまざまな支援というお話がありましたけれども、描けている部分が全面的に、全部できるというようなことはないですよ。今、徹夜で地元の市町村は仕事をして、プランを上げては査定庁と呼ばれるところで蹴られたりしているという実態もありまして、本当に大変な仕事をしているわけですよ。...全文を見る | ||
○穀田委員 一体となったまちづくりを支援する、これはとても大事な観点だし、答弁だと私は思います。 そこで、先ほど一番最初に述べたJRの鉄路の復旧問題については、何が問題の焦点か。それは、JR東日本が鉄路再建を渋っていることにあるわけですね。国は、JRの事業者としての責任を問い...全文を見る | ||
○穀田委員 もちろん、この問題については県議会で議論になって、若干の改善はされているわけですよ。だけれども、そういうことをやっているということ自体が不信を生んでいて、要するに、あの人たちは肝心なところを、再建しますと、十年後なら十年後、十五年後でもいいですよ、そういうまちづくりと...全文を見る | ||
○穀田委員 きっぱり指導していただきたいと思うんですね。 この問題というのは、先ほど述べたように、見通しが立たないというんじゃなくて、まさに住民はその見通しを求めているわけですよね。将来の希望の光が見える、将来はこういう方向なのだということを確定することが皆さんの復興への意欲...全文を見る | ||
○穀田委員 では、もう少し具体的に聞きたいと思います。 今話がありましたけれども、函館本線の函館から札幌までの区間というのは、どう見たって新幹線ルートに並行して走っているというのが、在来線が走っているのが見えますよね。誰が見たってそうですよね、これ。 この中で、では、小樽...全文を見る | ||
○穀田委員 逆に言えばそういうことなわけですよね、要するに。 私、おかしいと思うんですよね。地図を見ていただくとわかるんですけれども、函館から札幌まで、新幹線のルートはほとんど在来線と並行なんですね。これは誰が見たってわかるんですよ。なぜこの区間だけ分離しないのか。結局、この...全文を見る | ||
○穀田委員 もしそういう説明で納得しているとしたら、要するに、都市間の運行だということが大きな理由なんでしょう。簡単に言うと津川さんの説明はそうですよね。いや、津川さんの説明というよりは、相手の説明がそうだということを津川さんは言っているわけだけれども、それで納得しているとしたら...全文を見る | ||
○穀田委員 今の話を聞いて皆さんわかるように、要するにJRの言い分で決まっているということなんですな、簡単に言うと。あれやこれや言っているんだけれども、JRが著しく困るようなことがあればと。要するに、何でもJRの判断で決まるということですわな、簡単に言えば。私はやはりおかしいと思...全文を見る | ||
○穀田委員 仕掛け、仕組みの話をしているんですよ。同意があるというのは、そんなことは知っているんですよ。だけれども、仮に赤字があればなんて言っているけれども、それは当たり前ですよ。鉄道というのは全部、いろいろあって赤字もあり黒字もあり、プールでやっているわけですよ。それは要するに...全文を見る | ||
○穀田委員 最後の方に言っているのは、在来線の方の援助はいろいろしますからというような話になるんだと思うんだけれども、そういう仕掛け自身がおかしいのと違うかと私は言っているんですよ。 というのは、政権交代直後、前原大臣は、並行在来線の経営分離の前提について、現在のあり方はJR...全文を見る | ||
○穀田委員 いつも最後に、適切に対処してまいりたいと思いますと。違うんです。私は、仕掛けが間違っておると。 いつも前提条件なんですと言うんだけれども、そんな前提条件をいつつくったかというと、自民党の時代に政府と与党の合意でつくられた話にすぎないんですよ。ですから、そこの根本を...全文を見る | ||
○穀田委員 だから、JRがどういう協力をするのかというのは非常に話が小さいんですよ。金の話というのは国が支援するという話が出るんだけれども、JRにどうさせるんだという話になると、話が物すごく曖昧で小さくなるという、これは皆さん聞いていておわかりいただけると思うんですね。ここが問題...全文を見る | ||
03月21日 | 第180回国会 衆議院 国土交通委員会 第4号 議事録を見る | ○穀田委員 まず最初に、被災地における高速道路無料化問題について聞きます。 宮城県議会で、三月十六日、被災地域の高速道路無料化措置の継続を求める意見書が全会一致で採択されています。内容は、一つは、被災地域の高速道路無料化措置を国費により引き続き実施してほしい。二つ目は、被災地...全文を見る |
○穀田委員 大臣、いずれも協議を行っている、そんな悠長なことをよく言うなあと私は思う。被災地の復興というのは緒についたばかりじゃないですか。瓦れきもたくさん残っているとみんな心配しているときに、関係自治体と高速道路会社と協議中だ、利用実績云々かんぬん。そういう官僚的答弁、官僚的と...全文を見る | ||
○穀田委員 この問題は、他党からも一番目の話がありまして、それで検討すると言って、あれからもう過ぎてますねんで。こういうときだけはいつも周知期間とかなんとか言って、やるときはどうのこうの言って、こういうのはすぱっとやってくれないと、しかも、そういう方々が新しい年度を含めて、希望し...全文を見る | ||
○穀田委員 それは誰が考えても意見が違いますよ。そんなふうに誰も思いません。一律的な話をしろと言っているんじゃないんです。 大体、できる規定だということは、普通皆さんがその内容を見ますと、つくらなくてもいいという印象も受けるんですよ。絶対につくらなければならないと義務づけなけ...全文を見る | ||
○穀田委員 誰がそんなの信用しますかいな。懸念のないって、懸念があったから言っているわけじゃないですか。実際に締め出したところがあったわけでしょう。そういうことをよう言うなと思う。国が入ったからって、民間企業に対しては、それは民間企業がお決めになることですといつも言うてはりますや...全文を見る | ||
○穀田委員 今のお話を聞いてわかるのは、今後の検討課題とされているということが結論なんですよ。 それで、搬送の問題がありましたけれども、これは当たり前のことなんですね。問題は、搬送というのはいつ起きるか。いいですか。まず救助活動を行います。それらが一旦落ちついてからでないと搬...全文を見る | ||
○穀田委員 最終報告でない、中間報告だというのは知っていますよ。だけれども、報道などでは、内閣府担当者は「帰宅困難者全体の数が大きいので、まずは健常者の対策をまとめる」という報道まであるぐらいなんですよ。だから私は懸念を提起しているんですよ。 それで、検討課題だと。それは検討...全文を見る | ||
○穀田委員 何回聞いても、要援護者というけれども、外国人の話とお年寄りの話は出るけれども、障害者の話は必ず出ないわけです。本当にいつも、彼はわざと言っているわけじゃなくて、ないからこういうことになるんですよ。 中央防災会議の総合防災訓練大綱はどう言っているかというと、災害時要...全文を見る | ||
○穀田委員 今後の検討課題みたいにせずに、必ず議論をしてこれは入れると、これぐらいのことを、だって、肝心の当事者の話が聞けない、当事者が入らない。それは全体の会議かどうかというのは別ですよ。見ていると、これ全部、実施する側なんですよ。いわば避難する方々、帰宅困難者の意見をどう反映...全文を見る | ||
○穀田委員 趣旨を入れていただくということなので、今後、少しこれは見守りながらやっていきたいと思うんです。 やはりこれは、平常時にバリアフリーがどれほど進んでいるかということの試金石なんですね。肝心なときにどうなるかという問題なんですよ。そこは指摘しておきたいと思います。 ...全文を見る | ||
○穀田委員 なっていないということでしょう。 それで、いただいた資料を見ますと、例えば、北千住百五十万人、六位、高田馬場八十八万人、十位、埼玉大宮駅六十万人、十五位、上野駅五十七万人、十六位、これは全部対象外なんですね。 今お話ししたように、都市再生緊急整備地域のほかにも...全文を見る | ||
○穀田委員 やはり、今の考え方でいくとうまくいかないですよ。 この法律は、もともと、規制緩和等による大規模な都市再開発を促進することを主な目的にしているんですよ。だから、そのために建築物の安全確保等を目的にした建築基準法の容積率規制などについて緩和策がとられてきたんですね。片...全文を見る | ||
○穀田委員 どう言おうがこう言おうが進んでいない。そういうことをやって、結果、進んでいないということは先ほど言ったとおりなんですよ。そこの最大のネックは、大型の都市開発を促進するという法律の中に防災を当てはめることから無理が生じているんですよ。 私どもは、そういう意味でいえば...全文を見る | ||
03月27日 | 第180回国会 衆議院 議院運営委員会 第11号 議事録を見る | ○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 私は、二つ質問します。 一つは、国家公務員の労働基本権の早期かつ完全な回復の問題です。 憲法二十八条が保障する労働基本権、すなわち、団結権、団体交渉権、争議権、これは、本来、公務員にも保障されるべきものであります。 ILOが...全文を見る |
○穀田委員 いろいろ意見を承ったということにしておきたいと思います。 ただ、先ほど、最後にありましたように、私どもは考えを一定異にしている。しかも、もともとことしの法律を通した場合のその趣旨を見ますと、単なる千年に一度という話じゃないんですよね。この法律の中身を出すときに、消...全文を見る | ||
○穀田委員 共産党の穀田です。 一つは、先ほど給与の点について、社会的に適応した水準というお話がありましたけれども、一九九八年から十二年間で、実際は国家公務員の給与は下がっているわけですね。どの程度下がっていると認識しておられて、それが社会的水準に適応しているとお考えか。 ...全文を見る | ||
04月11日 | 第180回国会 衆議院 国土交通委員会 第5号 議事録を見る | ○穀田委員 私は、日本航空再建問題について聞きます。 日本航空グループの営業利益は、更生計画に示された二〇一二年三月期の目標の七百五十七億円を大幅に上回るとされています。それは御承知のとおりです。日本航空再建の現状についての認識を、大臣にごく簡潔に伺いたい。 |
○穀田委員 今お話がありましたように、財務面での経営立て直しは順調と言えるかもしれません。大臣も安全を大前提にと言っていますから、私は、日本航空の真の再生というのは、航空産業としての安全性と公共性の確保が中心問題だと考えています。その角度から見て、日本航空の現状はどうか。 こ...全文を見る | ||
○穀田委員 前回は十月でしたか、やったときには、安全のことは随分短くて、えらい簡単やなと私言いましたけれども、きょう聞いたのは、そういう安全にとっても大事な問題である、この間、何回も私は大臣とやり合ってまいりましたが、その一つの中心問題に、今、整理解雇問題があるわけですね。この問...全文を見る | ||
○穀田委員 誰しもが円満な解決を望んでいるということですよね。それは当然なんです。 でも、そもそも、この日航の再生計画というのは政府が主導したものであります。企業再生支援機構という国が半分出資している公的機関が、日航の会社更生中は管財人を務め、二〇一一年三月二十八日に会社更生...全文を見る | ||
○穀田委員 では聞きますけれども、日航は一昨日、新規採用募集を発表しました。客室乗務員を新卒で二百名、既卒で若干名を新たに採用するという内容です。報道では、退職者の補充を含め、組織を安定して運営していくために必要最小限の人材の採用が必要だと判断した、これは日航の広報が述べている理...全文を見る | ||
○穀田委員 こういう事態を見た場合、補充が可能なほど事業は回復しているということなんですね。つまり、整理解雇四要件の中にもありますが、会社のやり方として、そういう時期というのは、役員の給料を減らすだとか新規採用を控えるだとかいう問題はわざわざ判例の中にもあるぐらいなんです。日航は...全文を見る | ||
○穀田委員 日航で働くパイロットや乗務員が提訴して、整理解雇撤回を求める裁判の判決が、この三月二十九日、三十日に下されました。判決は、更生中であっても整理解雇四要件は適用されると認定しました。にもかかわらず整理解雇は有効であったとして、まさに不当な判決だと私は考えます。どうも納得...全文を見る | ||
○穀田委員 わかりやすく言えば、力の弱い労働者を保護するため、会社が好き勝手に解雇権を濫用しないようにするためのものだということですね。 ところが判決は、更生計画で決めたことだからとして、ことごとく原告の主張を退けました。まるで、会社が更生計画をつくれば、整理解雇しようが何し...全文を見る | ||
○穀田委員 では、少しかえましょう。 大臣は、二〇一一年十月二十六日の当委員会における私の質問に対して、私はこう質問したんです、経営トップが整理解雇は必要なかったと天下に公言している、それを無理やり整理解雇を強行した、不当だと思いませんかと私は言ったんですね。そうしたら、どう...全文を見る | ||
○穀田委員 かなり厳しいというのは、それは更生計画出発当初、誰もが認識していましたよ。だけれども、それを飛ばしながら解決すると。しかも、整理解雇の時点というのは二〇一〇年十二月三十一日なんですよ。そのときに営業利益は、翌年の二〇一一年三月期には過去最高が予想されていたし、その時点...全文を見る | ||
○穀田委員 今答弁がありましたように、各職場、労働者が担っているということははっきりしています。そうしますと、運輸職場、交通職場の中で、もし物言えぬ状況をつくり出しているとしたら危険だということ、この問題についても私は何回も言ってきたわけであります。 解雇の人選の基準となった...全文を見る | ||
○穀田委員 ぜひ皆さん、聞いてほしいんですけれども、安全にとって、骨折した機長がそのまま操縦することは問題ないのかということなんですよ。誰が考えたって、肋骨を折った人が操縦している、もしそれを乗っている人みんなが聞いたら、どないなりますかいな。 報道を見ていますと、機長は着陸...全文を見る | ||
○穀田委員 その報告だけ聞いて、はいはいと言うわけにいかないんですよ。 そういう事態が、例えば病院へ行って肋骨を折っていたということがはっきりする。そうしたら、普通、肋骨を折っていたときにそれが運航していいのか。それから、そういうことについて、肋骨を折った後で病院へ行ったら、...全文を見る | ||
05月18日 | 第180回国会 衆議院 国土交通委員会 第7号 議事録を見る | ○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 私も、事故に遭われた方々にお悔やみとお見舞いを申し上げたいと思います。 そして、きょうの参考人の貴重な陳述に改めて感謝したいと思います。 この際、私の質問の立場について最初に述べたいと思います。私は、今度の事故でとうとい人命が失...全文を見る |
○穀田委員 では、国交省に聞きたいと思うんです。 今ありましたように、何をやっても構わないみたいな事態が起こっているということまで言われていまして、守っていればとありました。違法状態が蔓延化して、それで、どこが崩れているか。安全対策が崩れているんですよ。起こるべくして起こった...全文を見る | ||
○穀田委員 私、中田局長に一言言っておきますけれども、今まで守らせる立場をきちんととっていたんだったら、できたことは何ぼでもあるんですよ。大体、おたくのところは総務省から言われて、旅行業者が命令をいろいろしてやっているということは出ているわけですよ。あなたのところが調べても、そこ...全文を見る | ||
○穀田委員 私、安部先生から今お話ありましたように、最終的には運転手のところが安全の最後のとりでだし、最大のとりでだと。そこの現状がどうなっているかというところに着目しないとだめだという立場なんですね。だから、国交省が一日九時間などというものを決めてやっていること自体がおよそ意味...全文を見る | ||
○穀田委員 期待をしております。 私は最後に、旅行業界と貸し切りバス会社、現場の労働者の代表を招致しての参考人質疑をやはりもう一回やるべきだということを提案しておきます。 以上です。 | ||
05月23日 | 第180回国会 衆議院 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第3号 議事録を見る | ○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 四人の参考人の先生方には、本当にお疲れさまでした。貴重な御意見、ありがとうございます。 私は、まず最初に五十嵐参考人にお聞きします。 きょう、五十嵐参考人がレジュメでもお話ありました、選挙制度に関する幾つかの論点という中で述べら...全文を見る |
○穀田委員 ありがとうございます。 次に、田中参考人にお聞きします。 田中参考人は、論文で並立制の弊害について述べておられます。そして、現行の並立制が続く限り比例区の方も小選挙区に影響されるということを述べておられます。 実は、共産党の候補者のお話も先ほど先生述べられ...全文を見る | ||
○穀田委員 ありがとうございます。 それでは、曽根先生にお聞きします。 九四年の政治改革で小選挙区比例代表並立制が決められました。あの当時、私も議員になったばかりでした。政治に金がかからなくなる、政権交代が可能だ、政策本位の選挙が行われる等々、よいことずくめとして喧伝され...全文を見る | ||
○穀田委員 五十嵐参考人に、同様の御意見についてお伺いしたいと思います。 私は、はっきり言って、この政治改革、先ほど曽根先生からお話がありましたけれども、当時述べていた、金がかからないだとか政権交代可能だとか政策本位だとかいうことが、では実行されたのかということの総括と、今政...全文を見る | ||
○穀田委員 田中先生、済みませんでした。 きょう来られた参考人の方々は、八十の比例定数削減については、全体としてよろしくないという感じが見受けられたことがとても印象的だったことを述べて、終わります。 | ||
06月15日 | 第180回国会 衆議院 国土交通委員会 第9号 議事録を見る | ○穀田委員 タンカー特措法について質問します。 まず最初に、私は、イラン制裁の国連決議と日本の立場についてお聞きしたい。 第一に聞きたいのは、イランに対する国際的な制裁措置は国連安保理においてどのように決定されているのか、概要を明らかにされたい。 |
○穀田委員 安保理でどんな決定をされているかという、まだ概要を言っているわけで、資産凍結をやっていると。 今お話あったように、イラン産原油の取引について累次の国連安保理決議には決定はない。もう一度、いいんですね。 | ||
○穀田委員 そうしますと、資産凍結はしているけれども、イラン産の原油の取引について国連安保理決議がやめろと言っているわけじゃない、ここの構図がまず確認される。 その上で、そうしますと、アメリカとEUはイランに対してどういう制裁措置を決めているのか。それはどういう理屈で物を言っ...全文を見る | ||
○穀田委員 今のはアメリカなんでしょう。アメリカとEUの、だから、どういう理屈でどれほどの国に、つまり、こことここの国に協力してくれとか、それからどういった協力を現実にと、二つあるわけでしょう、アメリカとEU。そして、それぞれが独自に制裁を決めているわけだから、どういう理屈で、ど...全文を見る | ||
○穀田委員 だから、わからぬ人やな。論評をしてくれと言っているんじゃないんですよ。アメリカは授権法という法律でやっていることは確かなんだけれども、つまり、国連決議だけでは不十分だ、核の問題について締め上げる、仮にですよ、締め上げるというか、そういうことの必要性を、もっとやらなくち...全文を見る | ||
○穀田委員 だから、今の局長の説明で、要するに、制裁を強化する過程、そして国連決議の実行の過程の中でこういうことが起こっているということなんですよね。それをちゃんと言ってくれないと、何かさっきみたいな話で言っているようでは、授権法が出た、外相会議で決定していると、そんな事実だけ述...全文を見る | ||
○穀田委員 要するに、アメリカとEUがそういう措置をとっている。例えばアメリカの場合には、今ありましたように、例外規定があって、十八カ国がそれに応じてやっている。そして、EUの場合については例外適用なしだが、全体としてそれを今努力しているということがわかる。 そこで、そうする...全文を見る | ||
○穀田委員 そういう意味でいうと、アメリカやEUがこの制裁措置というのを今後しばらく続けるということは、誰が考えても明らかなんですね。そうしますと、日本というのは、イラン産原油の輸入についてどのような方針で今後臨むのか、そして、今後の石油関係のエネルギー政策との関係で、これはこう...全文を見る | ||
○穀田委員 簡単に言うと、供給源の多様化ということを今考えていて、イランに頼るということについては少しずつ減らしていこうということですな。それで理解してよろしいな。(北神大臣政務官「そうです」と呼ぶ)はい。 では、その次に、大きな二つ目に聞きたいのは、EUの制裁措置が発動され...全文を見る | ||
○穀田委員 そこまで言うと、では、何をしていたんだと。要するに、国民生活にそれほどの打撃があるという話をいつしたか、先ほども多くの方々が疑問に思っているのはそこなんですよ。それほどのことを言うんだったら、国民生活に大打撃を与えると言うんだったら、すべからく手を打っていたらどうなん...全文を見る | ||
○穀田委員 受けとめて、受けとめてと言うけれども、みんなこの事態というのは、三月の時点で、少なくとも一月や三月、経過を経る中で、もしこれができなければこういう事態が起こるということはわかっているわけですやんか。そうしたら、政府として、そういうことが起こり得る可能性がある、だから、...全文を見る | ||
06月20日 | 第180回国会 衆議院 国土交通委員会 第10号 議事録を見る | ○穀田委員 きょうは、安全問題について羽田大臣に聞きます。 この間、七人の方が亡くなられた関越道での高速ツアーバス事故、それから航空のトラブルなど、公共交通、運輸事業にかかわる安全対策が焦眉の課題となっています。 私は、一昨年来、日本航空の再生問題、パイロットや客室乗務員...全文を見る |
○穀田委員 羽田大臣は先ごろの所信でも、安全の問題は大前提と言っています。大臣が述べた項目は航空についての項でしたけれども、これは当然、航空だけでなくて、貸し切りバスなど全ての公共交通機関、旅客運送事業に当てはまる。 つまり、私が言っているのは、法はそうなんですよ、わかってい...全文を見る | ||
○穀田委員 もう一つ確認しておきたいと思うんですね。 今私が述べましたように、歴代の大臣は、絶対安全、それから安全確保が第一条件と。今お話あったように、大臣は、安全が大前提。ということは、事業者だとか経営者にとってどういう意味を持つのかということが一つありますよね。もう一つは...全文を見る | ||
○穀田委員 労働者の労務管理という問題については余り触れられませんでしたけれども、要するに、安全が第一であると。 そうしますと、先ほど述べたように、ある経営者が述べている、利益なくして安全なしというのは、これははっきり言って間違っていると私も思いますし、大臣もそういうことだと...全文を見る | ||
○穀田委員 どうもあなたの話はわからぬね。五百七十四人という話は事実ですねと聞いているんですよ。言ってごらん。 | ||
○穀田委員 それは、前の数字も含めてはっきりしなかったら、そんなことを言っていたらあきませんわな。 問題は、事実だとすればこれは大変だということなんですよ。だって、日航の客室乗務員の人数は五千四十五人ですよ。二〇一〇年末に八十四人を解雇して以来、退職がとまっていないわけですよ...全文を見る | ||
○穀田委員 個別の問題じゃないと何回も言っているじゃないですか。国が金を出しているんだよ。そこのところが実態はどうなっているか。しかも、争っている。そして一方では、そういうもとで新規の採用もやろうとしている。こんないいかげんな話はないわけで、退職するというのは理由があると思うんで...全文を見る | ||
○穀田委員 個別の企業って、そこら辺にあるどこかの企業とわけが違う。国民の税金を放り込んでいるんだよ。そして、国策として、これを再生させるということまで決めているんですよ、前の大臣を含めて。そして、それをどうすべきかという議論を国会でしているんですよ。その実態がどうなっているかな...全文を見る | ||
○穀田委員 だから、安全の指導は必要なんですよ。そういうときに何の事態が起こっているかということについて、一人一人のやめた理由を聞いているんじゃないんですよ。それはプライバシーでしょう。だけれども、これだけやめている、しかも、そのことによって安全が脅かされる事態が起きているという...全文を見る | ||
○穀田委員 原告団の方々は、やはり今、日本航空が抱えている全ての係争事件の解決が最低条件だということで、この問題の早期解決に向けた指導力の発揮をあなた方に求めているんですよね。これは、単なる個別企業だとか、雇用問題だなどといって済まされない問題があるんですよ。だって、その再建に深...全文を見る | ||
○穀田委員 現状はわかりました。 私、この間参考人質疑があったときに質問しましたけれども、一番の問題は、なぜ違反がはびこるのか、違反がとめられないかという問題なんですよね。自交総連の要望の一番目にあったけれども、同じことを言っているんですね。なぜ法違反がはびこるのかということ...全文を見る | ||
○穀田委員 これは、今言われましたように、今から四年前に立入検査をやって、これはまずいといって処分してやっているんですね。その後行っていないということで、野放しになっているということがはしなくも明らかになった。 結局、大きく分けて、名義貸しなど事業運営上の問題、そして運行指示...全文を見る | ||
○穀田委員 はっきり言えば、事後チェックで法令違反はなくならないということがはっきりしたということなんですね。 そこで大臣、当時、こういう問題の規制緩和をするときに何と言ってきたかということなんですよ。 今大臣はいろいろいい面を言っていましたけれども、当時、政府の行政改革...全文を見る | ||
○穀田委員 監視の強化、そういう方策を事後に打ってもそれはできなかった。だって大臣、三百二十人しかいてへんのよ、それをやる人は。何ぼあると思いますか、対象は。十二万事業者を超えているんですよ。いつになったらやれるんですか、そんな事後の強化とか監査とか。そういう話を聞いているんじゃ...全文を見る | ||
○穀田委員 大臣、何回も言うんだけれども、事後の安全対策強化、監査で事故がなくなったのか、なくなっていないんですよ。そして、法令違反は圧倒的にふえているんですよ。法令違反が野放しになっている。事後のチェックが事実上やられていない。だって、そういう違反をした人たちだってもう一回やっ...全文を見る | ||
○穀田委員 参入規制のあり方も検討すると言うからここでおさめますけれども、法令を守る、それから守らない人は市場から退出してもらう。違うんですって。四千何社にふえた人たち、ふえっ放しなんですよ。退出させることはできなかったんですよ。事後チェックを幾らやってもできなかったというのがこ...全文を見る | ||
07月25日 | 第180回国会 衆議院 国土交通委員会 第11号 議事録を見る | ○穀田委員 きょうは、公共事業と消費税に関連して、少し大臣と意見を交わしたいと思って質疑します。 消費税増税法案の民主、自民、公明三党の修正合意をめぐって、増税分を大型公共事業の財源とする点に批判の声が上がっています。修正合意の中身を見ると、附則第十八条二項で、「消費税率の引...全文を見る |
○穀田委員 だから、成長戦略のところでは含まれるし、ましてや防災及び減災等についてはさらに含まれるということだから、今大臣がおっしゃったように、公共事業も含まれるということを確認しました。 財政に余裕が生まれるということについては、修正協議に参加した当事者である自民党提案者が...全文を見る | ||
○穀田委員 今後検討されるではないんですよね。今までずっとやってきている、例えば国土交通省が明らかにしている社会資本整備重点計画の中に、防災だとか減災は盛り込まれておるわけです。ですから、そのことでいいますと、既にそれは自明の理なんですよ。それは入っているというのが普通の解釈なん...全文を見る | ||
○穀田委員 手法の問題とか渋滞問題ということで矮小化してはならぬと思うんですよ。大体、名神なんか当時から渋滞していて、そのときに三本も要らないと言っているんですよ。だから、そういう話に矮小化してはならぬということをもう一度言っておきたいと思うんです。 決め手になっているのは有...全文を見る | ||
○穀田委員 私どもの計算ではもう少し多いわけだけれども、要するに、それでも総事業費が八兆円、残事業でいうと四兆三千億円。私のところで、整備計画区間で計算すると十二兆九千億円、それから残事業は八兆四千億円、あなた方の資料を精査するとそうなるわけです。 そこで、きょう資料を配付し...全文を見る | ||
○穀田委員 要するに、今残っているのでいうと八兆円かかるということですね。 そこで、今、高規格幹線道路、すなわち一万四千キロメートルの事業計画と、それからもう一つありますよね、地域高規格道路計画。これはいつごろつくられましたか。 | ||
○穀田委員 これは道路の問題だし、基本問題なので、四全総、五全総という流れの中で、五全総というのは、日本のグランドデザインということの中でできたということですよね。うなずいておられるので、そうだと。 これは、いずれも約二十年前、バブル期に、当時アメリカのそういう要望に基づいて...全文を見る | ||
○穀田委員 私は、二つばかり問題があると思うんです。 今までの経過というのは、二十年前に計画した内容をそっくりそのままとは言わないけれども、ほぼ同じ形で、四全総、五全総と決めた、日本のグランドデザイン、まあ五全総と言ってもいいと思うんですが、これが復活している。 当時、民...全文を見る | ||
07月27日 | 第180回国会 衆議院 国土交通委員会 第12号 議事録を見る | ○穀田委員 法案について質問します。 本法案は、都市機能の集約化、いわゆるコンパクトシティー化や公共交通機関の利用促進を通じて、住宅、都市、交通の低炭素化や省エネ化を図ろうとするものであるということについて、この点では当然のことであり、私どもは賛成します。 そこで、コンパ...全文を見る |
○穀田委員 いい話をとんとんと二つほど言っていましたけれども、私、まちづくりというと、どうも、長年の自民党政権のもとで無秩序な開発が進む、その結果、郊外へのスプロール化が進むということなんかを目の当たりにしてまいりました。結局、そのため、自民党政権下でも、郊外立地の規制強化、今言...全文を見る | ||
○穀田委員 要するに、大規模開発事業を排除するものではないと。 問題は、今言いましたけれども、結局、二つ目の住民参加という問題なんですよね。省の説明でも、結局のところ、規模の大小と違って低炭素かどうかという話に着目するという。これだけと言ったら叱られちゃうけれども、そういうも...全文を見る | ||
○穀田委員 そう言うと必ず、セーフティーネットと、新しくつけ加えるわけじゃないけれども言うんですが、私は、それだったら、例えば民間の賃貸家主にそれこそ低炭素のリフォーム支援を行うことなどを具体化するという具体的な方策がなければそれはなかなかしんどいでっせということを一言言っておき...全文を見る | ||
○穀田委員 今報告がありましたように、最近五年間を見ますと、公営住宅、UR住宅の報告がありましたが、公営は二万一千余り、URが七千二百余、公社は四千戸減ということで、合計三万二千戸が減っているわけですよね。 それで、地域別に見ると、大阪が多くて八千二百戸、兵庫県が五千七百戸、...全文を見る | ||
○穀田委員 先ほど来、最後は居住の安定と言うんだけれども、方針の決定自体が、減らすということを決めていることが問題があるんですよね。 先ほど中塚副大臣からお話ありましたように、このあり方の基本的な方向性については、夏と言うから、まあ、八月中なんでしょう。会長の会見は、八月中に...全文を見る | ||
○穀田委員 夏までにと。会長自身は八月中にと言っていますから、そういうことなんでしょう。夏というのはそういうことで理解する。 そこで、三月に、「都市再生機構の在り方の基本的な方向性」という文書の中で、「政策的な対応が必要な分野と、収益改善が期待できる分野を区分」としています。...全文を見る | ||
○穀田委員 組織のあり方論と違って、要するに、あなた方は、低所得者や高齢者を初めとした居住者の居住の安定をどのように図っていくかということを踏まえて、実態を踏まえて丁寧に検討すると言っているわけじゃないですか。その中身がさっぱり聞こえてけえへんわけやね、副大臣の話だと。 だか...全文を見る | ||
○穀田委員 要するに、債務超過に陥っていないということははっきりしているということなんですよ。 もともとこの負債というのは、今すぐ返済することになっていないんですよ。借り入れ契約の内容自身が、長期の返済期限のもとでこつこつ返していけばいいという内容のはずなんです。したがって、...全文を見る | ||
○穀田委員 それでは余り方向性がはっきりしないんですよね。 私は、ここの問題の根本に、確かに口を開けば居住の安定を最優先とは言うんですけれども、では、閣議決定であるところのそういう分割・再編、スリム化、会社化という方針があって、中塚副大臣は必ずそれが大前提だと言うんだけれども...全文を見る | ||
○穀田委員 何度も言いますように、居住の安定というのは最低限の話なんですよ。それは、誰だって今住んでいるところについて安定するのは当たり前なんですよ。 その点では、先ほどもお話がありましたけれども、現実にどんな事態が起こっているか。低所得者がふえている、そして高年齢化が進んで...全文を見る | ||
○穀田委員 終わります。 | ||
08月03日 | 第180回国会 衆議院 国土交通委員会 第13号 議事録を見る | ○穀田委員 法案審議に先立って、東北道で発生したツアーバスの事故についてです。 事故に遭われた乗客の皆さんに心からお見舞いを申し上げます。 国交省による事故についての報告書によれば、当該運行の計画上の乗務時間が十一時間三十分であることから、交代運転者の配置が必要だったとし...全文を見る |
○穀田委員 安全確保の徹底について、出してこの結果なんですよね。ですから、これだけではどうしようもないとは言わないけれども、さらなるさまざまな対策を打って、本質問題に迫らないと、それから、みずからが行った監査で違法ががばっとあるということがはっきりしているわけですから、そこに対し...全文を見る | ||
○穀田委員 では、二つ目に、任務、所掌事務規定の追加について聞きます。 本改正案では、第二条、海上保安庁の任務、並びに第五条、所掌事務に「海上における船舶の航行の秩序」を追加し、第五条、所掌事務に「海上における犯罪の予防及び鎮圧」を追加している。 これまでも海上保安庁は領...全文を見る | ||
○穀田委員 では、領海等における外国船舶の航行の法律の関係についても一つ聞いておきます。 二〇〇八年に制定された現行法では、正当な理由がない停留、錨泊、徘回等の行為を禁止し、違反が疑われる場合、立入検査を行い、エンジントラブルなどの正当な理由がないことを確認した上で退去を命じ...全文を見る | ||
○穀田委員 今、長官から、三つの法文上の問題について答弁がありましたように、運用をスムーズにする、それから、現在行っている領海警備業務を明確にするということで、行政警察権限の拡充は極めて限定的なものだということが言えます。 二〇一〇年の十二月に海上警察権のあり方に関する有識者...全文を見る | ||
○穀田委員 今、対話、連携を強め、そして平和・協力・友好の海にしようという基本的立場は同様であると。 そこで、日中高級事務レベル海洋協議、これは先ほど来報告がありましたように、相互信頼を増進し、協力を強化する、さらには重層的な危機管理メカニズムの構築ということが言われておりま...全文を見る | ||
○穀田委員 今お話があったように、カウンターパートである、そういう海に関する関係者が全部参加しているということですね。 それで、先ほども述べましたけれども、外務省の協議に関する概要ペーパーによると、両国間の海洋に関する重層的な危機管理メカニズムの探求を図るとあります。重層的な...全文を見る | ||
○穀田委員 具体的なことは余りなかったですけれども、要するに、継続的で、しかも相互信頼を深めるということを目的にしながら一つ一つやっている、こういうことですな。 報道によりますと、中国の国家海洋局が、日中の海上警備当局間での連絡を密にし、尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件のような...全文を見る | ||
○穀田委員 というと、この新聞報道でいうと、中国側が日本の海上保安庁とホットラインの確立だとか、現場での相互連絡体制の整備を想定しているという記事が出ているんですけれども、それは今のところないと。 問題は、先ほど私も、日中双方間における重層的な危機管理メカニズム、重層的なとい...全文を見る | ||
○穀田委員 先ほどありました、相手が機能で区分されているという問題はお互いわかっているわけですけれども、問題は、その重層的なメカニズムということについて、そういう重層的な対話を重視して、平和・協力・友好の海を築く努力が必要だという点については海上保安庁も同じ認識ですね。 | ||
○穀田委員 重層的な対話を否定するところはないと思うんですよね。ただ、相手の問題はいろいろあって、どこにやるかという問題はあるんですが、報道を先ほど述べたように、そういう呼びかけもあろうかと思いますから、私は、今後、やはり海上警備当局間でのそういうことも必要かと思います。 も...全文を見る | ||
○穀田委員 最近も、尖閣遭難事件の慰霊祭を開催することを目的とした魚釣島への上陸が問題になっていますけれども、遺族会の慶田城会長は、右翼団体の、領土を守るという考え方には同意できない、遺族会の名前を活動に使われても困ると述べています。私たちはこの指摘を重く受けとめるべきだと考えま...全文を見る | ||
○穀田委員 何でこんなことを言っているかというと、平穏、安定的な管理というけれども、問われるのは、それは誰にとってなのかなんですね。住民であって、漁民であって、そこに住む人たちがそれを享受しなければならないわけですよ。 その人たちが営々と築いてきた経験や教訓、そしてそのありよ...全文を見る | ||
08月07日 | 第180回国会 衆議院 国土交通委員会 第14号 議事録を見る | ○穀田委員 私は、まず航空分野の安全について聞きたいと思います。 高速ツアーバスの事故で、規制緩和が問題になりました。参入規制を緩和したため、事業者がふえ、運賃のダンピングが激化するなど過当競争が発生しました。さらに、法令違反を繰り返す事業者がはびこる事態も生まれています。運...全文を見る |
○穀田委員 万全を期していきたいという気持ちは、それは当たり前の話なんですけれども、問題は、この間何度も指摘したけれども、安全が脅かされている実態があるわけじゃないですか。不安全事例が相次いでいる事態を私は何度も告発してきました。スカイマークが、ことしだけで六件の安全にかかわるト...全文を見る | ||
○穀田委員 何やら、先ほどの答弁を繰り返しているというのが実感なんですけれども、私、思うんだけれども、ツアーバスの事故で、監査の強化とか、万全を期すという話がいかに空虚に聞こえるかということなんですよ。 ある新聞では、安全について規制を担う官庁が、同時に業界を発展させる役割を...全文を見る | ||
○穀田委員 その際、有識者会議を経ている、最後は行政が、この語り口のパターンというのは原発とよく似ているんですよね。くれぐれも、そういうことで同じ過ちを繰り返してはならぬということだけは指摘しておきたいと思います。 次に、日本航空の再建にかかわっての問題について質問します。 ...全文を見る | ||
○穀田委員 三百五十億円だと。 大もうけしている企業が、法人税を実質的に払わなくてもいい。しかも、今後九年間にわたって納税しなくてもよい。そうすると、このままでいけば、約四千億円にも上る巨額の税金を納めなくていいと報道されています。なぜこんなことが許されるのか、大臣にお聞きし...全文を見る | ||
○穀田委員 特例的ではないと言うけれども、そんなことを言い出したら、更生法の適用会社は例外扱いして、七年目までの一〇〇%の相殺が可能となっているんですね。だから、そっちできちっとやったらいいじゃないかというふうに私は思うんですね。 実は、今大臣がおっしゃった制度というのは、一...全文を見る | ||
○穀田委員 あれこれ言っているけれども、こんな制度がいいのか、国民にはさっぱり理解できない。常日ごろ、金が入るのをあれこれ言う財務省が、こういうことだけは気前がいい。本当に情けない限りですよ。 こういう制度の問題はお互いにわかっているわけです。しかし、こういう制度であるかもし...全文を見る | ||
○穀田委員 そうすると、総株式数でいいますと一億八千万株強ですから、六千八百七十億円になる勘定で、約二倍近くなる。 そうすると、日航の支援は、企業再生支援機構が総額三千五百億円を二〇一〇年十二月一日に出資した。これに対して、日航は第三者割り当て増資として一億七千五百万株、二千...全文を見る | ||
○穀田委員 名前を言ってくれと言っているだけだから、京セラ以下というのはどういうつもりかいね、京セラは買っているということを言っているわけだから。 会社名を言ってくれと言っている。もう時間がないからあれだけれども、京セラが二百五十万株、五十億円で買っている。それから大和証券五...全文を見る | ||
○穀田委員 そうすると、上場によって、京セラも倍近い利益がある。だから、日航が上場すれば、結果として稲盛氏の身内の会社も五十億円近い利益を生むということになるわけですよね。稲盛氏は必ずもうけになることがわかっていて京セラなどに株式を割り当てたんじゃないかと考えられるけれども、簡単...全文を見る | ||
○穀田委員 さっきから聞いていると、公表しているんだ公表しているんだと、一体何が言いたいのかよくわからぬけれども、そんなことわかって聞いているんだから、あなたのところはちゃんと答えたらええのや。その最後の答えなんか要らぬのや、それが何やちゅうねんと私は言いたいわけや。公開している...全文を見る | ||
○穀田委員 それは公式の文書なんですよ。それはわかっているんです。 問題は、今私が指摘したように、一つは、公的支援を受けて大もうけしたのに税金も免除、それから身内の企業に大もうけさせる、その上、従業員は首を切る、こういうやり方が再生支援として行われた結果、生まれている事象なん...全文を見る | ||
○穀田委員 見守ると言っているのと、必要な措置であったというのは分けて言っているんだよね。それは確かだね。 | ||
○穀田委員 改めてわざわざ聞いたのは、その違いは違いではっきりさせておかないとあかんからね。 そこで、この間の質疑の中で、大臣は、利益なくして安全なしというのは間違いだと。実は、私が指摘したのは、これは稲盛氏の経営哲学なんですね。もうけ、利益ばかり優先する再生手法は、結果とし...全文を見る | ||
○穀田委員 稲盛さんの考え方は雑誌で言っていることだと。もし国土交通省がそういう見解でいるとすれば、本当に甘いなと思うんです。 やります、必死になって頑張りますと言うてもやらない人が多いのに、そういう考え方を哲学として表明し、何度も私がここで言いましたように、その哲学の中で、...全文を見る | ||
08月21日 | 第180回国会 衆議院 国土交通委員会 第15号 議事録を見る | ○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 三方の参考人、きょうは貴重な御意見をありがとうございました。 私は、日航の真の再生というのは安全と公共性の確保が前提だ、しかもその中で、安全を現場で担う労働者の現状についてしっかりした対処をしなくてはならぬという立場から、せっかく来...全文を見る |
○穀田委員 となると、思いが変わっていないとするならば、再上場という、会社が軌道に乗った今、整理解雇して申しわけないことをした従業員を、苦労をかけたなといたわり、何をおいてもまず会社に戻すのが当然ではありませんか。 | ||
○穀田委員 余りそれは言い分になりませんよ。 つまり、断腸の思いで切った、申しわけない、普通そういうふうに言ったら、私ら何ぼも中小企業をいろいろ見てきましたよ、あなた方の大企業とは違うのかもしれぬけれども。人を切って、しかも、労働者に非があるわけじゃない問題で切っているわけじ...全文を見る | ||
○穀田委員 これは、実は当委員会で私が質問したときに、国交省というのはなかなか出さないんですよ、それはそっちの話だといって。今後、そういうことについてきちんと……。 国民の税金が投入されている。当時この問題について議論になったときに、官房長官、平野さんでしたが、国民に対する透...全文を見る | ||
○穀田委員 適切だとか、いただければとか、余りそんな条件をつけたらあきまへんで。みんなが税金をつぎ込んでいるんだから、どうなってんねんという話を出さないなどということはあり得ないんですよ。 そこで、私は、やめていること自体が問題だと。先ほど、LCCの台頭と。違うんですよ。そっ...全文を見る | ||
○穀田委員 そんなことはないですよ。だって、四十歳の方も切っているんだから。十数年働けるわけだから、今後何ぼでも支えることはできますよ。そんなのは理屈が全く成り立たへん。大臣かてそう思いますやろ。まあ、聞いていて笑っておったけれども、そういうことですよ。そんなばかなことを言っては...全文を見る | ||
○穀田委員 全然聞いていることに答えられへんね。 ところで、整理解雇した百六十五人の人件費は年間幾らですか。 | ||
○穀田委員 裁判の中でもはっきりしていますやんか。十四億七千万円ですよ。そのぐらいのこと、人の首を切っていて、何人分の給料が何ぼだって、裁判でも問題になっているのに、そのことぐらい知らないで、あなた、そういう切った方々の、身が引きちぎられる思いだとか断腸だと本当に言うんだったら、...全文を見る | ||
○穀田委員 ですから、先ほど一番最初に私が言いましたように、当時社長である大西さんの話とは違って、実際はそういうことについて、新しい計画であろうが何であろうが、人員計画について変更があろうがなかろうが、たくさんの人の首を切っているという現状があって、その人たちに対して申しわけない...全文を見る | ||
○穀田委員 安全の層を厚くするというのは、日航に対する、柳田さんなどを初めとしたさまざまな外部からの意見の中にも書かれているものであります。 そして、今お話あった安全統括管理者、これは航空法の百三条に書かれていることなので、その辺はよく御存じなんだろうと思うので、少し聞きます...全文を見る | ||
○穀田委員 申しわけないんですけれども、こういう一連の問題について、私どもはこの国土交通委員会で、日本航空の安全問題や日本航空の再生のあり方の問題、先ほど皆さんからありました問題なども議論してまいりました。ですから、そういう議論については、ここに来るに当たって最低限ごらんになって...全文を見る | ||
○穀田委員 それでは聞きますが、管財人が、幹部社員を目の前にして、京セラのように一兆円の内部留保をしてから安全について物を言えといったことを教育しているのを御承知ですか。 | ||
○穀田委員 では、小野参考人に同様のことについてお聞きします。 私はこの問題について指摘をしたわけですが、実は先ほど、大畠大臣が指導を行ったという話をしました。当時の国交省の立入検査では、各職員の労務内容の変化に起因すると考えられるトラブルも発生しているという指摘もしているん...全文を見る | ||
○穀田委員 では、羽田大臣に一点お聞きします。 ILOの結社の自由委員会から、日航の整理解雇問題で勧告が出されています。日本政府に対して、労働組合代表の役割の重要性を指摘していること、これが一つ。二つ目に、当事者間で十分かつ率直な協議を行うことの重要性、これを指摘しています。...全文を見る | ||
○穀田委員 それぞれ、一般的なというんじゃなくて、日本航空の問題について語っていることは事実なんです。そういうことはいろいろな場面で言っていることも事実です。 だけれども、今私が述べているのは、大臣自身がそういう解決に向けての努力をする必要があるんじゃないかと。それは、ILO...全文を見る | ||
08月22日 | 第180回国会 衆議院 国土交通委員会 第16号 議事録を見る | ○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 参考人の皆さん、貴重な御意見をきょうは本当にありがとうございました。 私は、委員長の許可を得て、日本共産党としての交通基本法に対する修正案を配付させていただきました。 まず、國定参考人と亘理参考人及び土居参考人にお聞きしたいと思...全文を見る |
○穀田委員 ありがとうございました。 私どもは、余り理想というよりも、二〇〇三年には民主党と社民党が共同提案した案なんですね。それから、国交省も二〇一〇年の六月にはこういう案を考えていたんですね。ですから、さほど理想論というよりも、もともと提案していた内容について、政治の流れ...全文を見る | ||
○穀田委員 ありがとうございました。 きょうは各党の御意見を聞く機会もつくることができましたし、国民の生活が第一も、公明も、安全の方はどうも一致できることがありましたし、参考人の方々もそういう御意見でしたから、これは必ず実らせていきたいと思うということを述べまして、感謝の言葉...全文を見る | ||
08月24日 | 第180回国会 衆議院 議院運営委員会 第36号 議事録を見る | ○穀田委員 韓国大統領竹島上陸非難決議案、香港民間活動家尖閣諸島上陸非難決議案の二つの決議について意見を述べます。 およそ領土問題は、どのような問題でも、歴史的事実と国際法上の道理にのっとり、冷静な外交交渉で解決を図ることが大事です。感情的な対応で緊張をエスカレートさせるよう...全文を見る |
11月09日 | 第181回国会 衆議院 国土交通委員会 第2号 議事録を見る | ○穀田委員 私は、きょう、エレベーター事故の問題について質問します。 アパホテル金沢駅前におけるシンドラー社製エレベーターの事故、犠牲者の前多外志子さんに、改めて哀悼の意を表したいと思います。 二〇〇六年にあった同様の事件を思い出さずにはおられません。東京都港区のマンショ...全文を見る |
○穀田委員 しゃべる方もしっかりしゃべってくれよ、聞こえへんわ。 だとすると、六年前に事故を起こした危ないシンドラー社のエレベーターと、簡単に言うと同じものだと。そうすると、改善もされず稼働していたということになる。私はこういう事件事故が起きたときに何回も言っているんだけれど...全文を見る | ||
○穀田委員 私、伴野さんが新しく副大臣になったから、わざわざあなたに聞いたわけですよ。もうちょっと政治家として話をすると思ったんだけれども、ちょっとはっきり言ってがっかりした。これは犠牲者の御遺族が聞いたら、がっくりくると思う。 まず、はっきり言って、アパホテルに責任があるの...全文を見る | ||
○穀田委員 両方の角度からやるということなんですが、私は二〇〇六年六月の質問で、当時の事故に対して、事故原因の究明は、機械そのものに欠陥がある場合や保守点検の不備に関する改善、さらに、行き過ぎた安売り、コスト削減の競争、入札のあり方など、事故につながった遠因などなど検討、解明すべ...全文を見る | ||
○穀田委員 今お話があったように、主因は「推定される。」なんですよ。しかも、やはり調査が不足していた、はっきり言って十分でないということが言えると思うんですね。 だから、国交省が発表したそういう調査報告に対して、先ほど述べた市川さんのお母さんである市川正子さんは、「なぜ、エレ...全文を見る | ||
○穀田委員 情報収集は最初のことなので、当然することなわけなんですが、やはり国民の期待というのは、いわば行政の間のすき間があって、こういうことに対してもう一度きちんとしてほしいということで設けられた趣旨を生かして、きちんとやってくれな困るということだけはちょっと言っておきたいと思...全文を見る | ||
○穀田委員 簡単に言うと、既存不適格だということの説明だったと思うんですね。 しかし、今回の場合、結局、起きたエレベーターは既存不適格のエレベーターなんですよ。だから、今お話あったように、もともとエレベーターが建築基準法の対象ということ自体が、私は前回、二〇〇六年のときも、問...全文を見る | ||
○穀田委員 あえて言わせていただくと、さっき言った一般論とか、現場へ行って遺族の皆さんに言ってごらん。アパホテルに責任がないと言ってごらん、今はまだわからぬと。事故が起きたのはアパホテルなんだ、そこで人が死んでいるんだよ。誰も手を動かしていないんだ、アパホテルの中にあるエレベータ...全文を見る | ||
○穀田委員 報告書によると、「公的建築物その他多数の者が利用する建築物等に設けられるエレベーターについては、所有者・管理者により積極的に安全対策がなされるべきであり、」こういうことだろうね、それの中身を言っていると思うんだけれども、「戸開走行保護装置や地震時管制運転装置の設置につ...全文を見る | ||
○穀田委員 その比率、割合は物すごいものなんですよね。ですから、それこそ、そういう一般論ではなかなか済まない、よっぽどのことを計画的にやらなければできないわけです。 そこで、放置できない堤防だとか、その他今お話があった中身をやろうと思うと、全て改修しようと思うとどれだけの事業...全文を見る | ||
○穀田委員 でも、先ほど、やると言っているわけじゃないですか。やると言っていて、把握するのは困難と言っておったんじゃ、それはでけへんということで白旗を掲げているみたいなもので、それはあきまへんで。だから、今どのぐらいかかるかということを試算していなければ実行もできないと私は思うん...全文を見る | ||
○穀田委員 了解しました。 | ||
11月14日 | 第181回国会 衆議院 議院運営委員会 第5号 議事録を見る | ○穀田委員 私は、民主党の提案する法案について、趣旨説明を省略して委員会付託にすることに反対することの意を表明いたします。 選挙制度は民主主義の土台であって、与党や多数党の意向だけで押し切ることは許されません。 しかも、今提出された民主党案は、先国会で、民主党が一方的に倫...全文を見る |
11月15日 | 第181回国会 衆議院 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第2号 議事録を見る | ○穀田委員 まず、本日、委員会の採決を前提にした異例な開催について一言申し上げたい。 民主党は、通常国会において、与野党合意なしに一方的に当委員会を開会し、民主党のみの出席で民主党案の採決を強行しました。民主党は、この間、衆議院選挙制度に関する各党協議を一方的に打ち切り、単独...全文を見る |
○穀田委員 その最後のところはいいので、要するに、出発点というのは、結局のところ、解消するためには都道府県単位のやり方について見直す必要があるということについて、不可欠だということがあったということなんですよ。それは、うなずいていますから、そうだと思うんですが。 私たちが、現...全文を見る | ||
○穀田委員 今もありましたように、歴史的なという意味がありましたが、当時、西岡議長は、総定数については、国際比較の資料を示して、議員定数は世界的に見ても多くないと発言したことは、私も重要だと思っていますし、記憶に新しいところであります。 ところが、ことしの七月、突然、座長の一...全文を見る | ||
○穀田委員 なかなか了承できないです。 前国会で参議院において四増四減案が可決された後の十月十七日、最高裁の大法廷で、一〇年参院選における最大五・〇倍の格差を違憲状態とする判決が出されました。〇七年参院選における判決よりも踏み込んで、今回の判決は、単に一部の選挙区の定数を増減...全文を見る | ||
○穀田委員 そういう形で附則に明示したからいいんだというような話はあきまへんで。 結局、四増四減案というのは、これまでの各党間の協議を無視し、抜本改革実施を先送りすることであることは紛れもない事実です。この間の参議院の議論の経過からしても、さらに、最高裁の判決があるもとで、こ...全文を見る | ||
○穀田委員 私は、日本共産党を代表して、公職選挙法の一部を改正する法律案、参議院選挙制度四増四減案に反対の討論を行います。 そもそも、今回の参議院選挙制度の見直しは、二〇〇七年参院選挙における四・八六倍の格差を違憲状態と指摘した最高裁判決を受けたものでした。この判決は、投票価...全文を見る | ||
○穀田委員 昨年の十月以来、十六回にわたって衆議院選挙制度に関する各党協議会が開かれてきました。私も、その一員として参加してまいりました。この協議で重要なことは、現行の小選挙区比例代表並立制が、四割の得票で六割の議席を占めるなど、民意をゆがめており、民意を正確に反映する抜本改革が...全文を見る | ||
○穀田委員 つまびらかでないって、参加しておって、変な話だね。 では、まず、きょう細田議員もいらっしゃいますが、自民党も、現行制度は大政党に有利である、こう発言なさったことは記憶に新しいところです。そして、得票率と議席占有率が乖離していることについては皆さんが共通の意見を述べ...全文を見る | ||
○穀田委員 それは違うんですよね。大体、大綱の中にそう書いている、あなた方は、目的と実行のための手段としてわざわざ明記していることを忘れちゃならぬ。しかも、やむを得ぬ措置と言いますけれども、もともとこれは、公約には入っていない話をやろうなどという無理があるということを忘れてはなり...全文を見る | ||
○穀田委員 それは、今までの選挙制度に関する議論の一連の経過を全く無視したものと言わなければならないと思います。しかも、そう今言っている連用制ですけれども、定数を四十も削減して小選挙区制の比率を高めておいて、一部それを入れたからといって、問題の解決になりませんよ。これまでと投票行...全文を見る | ||
○穀田委員 では、〇増五減についても一言述べ、聞きたいと思うんです。 違憲状態を解消するためとしきりにおっしゃっていますが、最高裁が違憲状態とした一人別枠方式の配分はそのまま残して、言葉は確かになくなりましたよ、しかし、五つの県の定数を減らして、格差が二倍を超える選挙区をなく...全文を見る | ||
○穀田委員 先ほど来、もともと、この議論というのは、九三年の政治改革の議論に端を発しているわけですよね。そのとき言っている、もともとのこの制度の発端というのは、確かに民意の集約と民意の反映ということが議論になったわけですよ。そのときに、少なくとも、今言っている、あなた方が仮にそう...全文を見る | ||
○穀田委員 私は、日本共産党を代表して、民主党提出の衆議院選挙制度法案とその修正案及び自民党提出の小選挙区〇増五減案全てに反対の討論を行います。 まず指摘しなければならない重大な問題は、昨日の党首討論で、野田総理が解散の条件と称して議員定数削減を求め、最低でも次期通常国会での...全文を見る |