穀田恵二

こくたけいじ

比例代表(近畿)選出
日本共産党
当選回数10回

穀田恵二の2018年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月23日第196回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第1号
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○穀田分科員 日本共産党の穀田恵二です。  きょうは、文化財の問題について質問したいと思います。  まず、文化財保護の目的について確認しておきたいと思います。  文化財保護法は、その目的をどのように規定しているか、まずそこから始めたいと思います。大臣、お答えください。
○穀田分科員 要は、文化財が国民的財産であるということを含めておっしゃっているわけですよね。大臣からありましたし、保護法にはそう書いています。その目的の達成のために、これまで、保護すべき文化財の指定、指定文化財の管理、保護、公開、調査、記録の作成など、長年にわたって関係者が努力し...全文を見る
○穀田分科員 私だけが危惧を抱いているわけじゃないんです。  私も大臣が持っておられる答申を持っていますよ。確かに文章はそう書いているんだけれども、先ほど述べたように、この文化財保護法の改正の概要には、ちゃんとそういう中で地域の文化や「経済の振興の核」としてと書いているわけです...全文を見る
○穀田分科員 何かというと様式の変化といつも言うんだけれども、それを決まり言葉みたいに言っていたらだめですよ。それにどうあらがっていくのかということを、方向を示さなんだら、そんなことを言われた日には、やっている人たちはどうしようもないよ。文化庁までそんなことを言い出していたら、誰...全文を見る
○穀田分科員 そういうことだからだめなんですよ。下請がやって、実際に働いている人たちの、先ほどの生活様式なんて関係ないんですよ。仕事しとんのやから、仕事をしている人たちがどういう給料をもろうているか、この人たちが大丈夫かと聞けばしまいですやんか。しかも、こんなこと、世の中は全部知...全文を見る
○穀田分科員 じゃ、大臣に聞きますけれども、今言いましたように、少なくとも三億二千万かかるのを一億五千万でやるのが安価なやり方と思われませんか。そういう話が出ていたら、ほんまかと聞くのが筋じゃないですか。日本で初めて世界遺産に選ばれたもので、しかも、いわば技術の結集が求められてい...全文を見る
○穀田分科員 注視をしていただき、もう少し洗っていただければ、私はよくわかると思います。そのことがまた、地域経済をどう振興するのか、文化の今後の発展にどう寄与するのかという長い目で見たら、私はよくわかっていただけると思うので。  そこで、私は提案したいんですけれども、ある意味で...全文を見る
○穀田分科員 工期などというのは逆なんですって。今、単価を下げることによって、それでこれだけしかやらぬから工期が短くなるんですよ。  現場へ行ってごらんなさい。そんなのは、分割発注したからふえているんじゃないんですよ。大手が一括発注を受けて、それで、これだけしかやらないから金を...全文を見る
○穀田分科員 可能性があるということは否定しないです。だけれども、現実は、きちんと大体は出している。  あかんかったという例はほとんどないということも言ってくれな。すぐ、そういうあかん話ばかりして。こういうこともあるんですが、こうなんですって現実は、そこを言ってくれな。私は、そ...全文を見る
○穀田分科員 私は、現場で行われている努力に対して、一人、個人の方でいいますと、伝統の技術保持者、これは亡くなられたら新しくやるのは、それはそのとおりなんですけれども、やはり今、もう一度それらの裾野を広く評価するという必要があるんじゃないかということを言っているわけであります。 ...全文を見る
○穀田分科員 私は、やはり病害虫のリスク対策だとか植栽及び漆生産の技術支援などをやって抜本的に強めなければ、国産材の使用を唱えていながら、やるというのは無理なんだよ。価格は中国の方が安くて、しかし、実際は品質は抜群なわけですよ、使ってみたらすぐわかるという代物ですからね。私は、業...全文を見る
○穀田分科員 長らく要請しているものでして、そろそろそういうものに踏み切ってほしいと思うんです。  時間もそろそろ来ていますからあれですが、最後に、私は先ほど、一番最初に文化財の、文化審議会の第一次答申の話をしましたよね。そこにこう書いているんです。「文化財を守る技術者、技能者...全文を見る
○穀田分科員 終わります。
03月23日第196回国会 衆議院 外務委員会 第4号
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○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。  私は、まず河野大臣に、森友学園との国有地取引をめぐる財務省の決裁文書改ざん問題について所見を伺いたいと思います。  参議院予算委員会では、与野党が一致して求めた資料が改ざんされていたということも、予算委員会の冒頭、委員長もお話しされて...全文を見る
○穀田委員 外交問題に触れられて、つながらないということはまずいとおっしゃいました。私は、そういう文書館なんかに行ったと一生懸命言ってはんねんけれども、やはり、公文書管理法というのは何なんだということがとても大事だと思うんですね、多分そういうことについて本来は言っておられるんだと...全文を見る
○穀田委員 いや、財務省の対応じゃないんですよね。今大事なのは、そういう、いわば国権における最高機関たる立法府に対して行政がじゅうりんをしているという事態の問題の性格を言っているわけです。その性格からして、本来、行政の長たるもの、単なる財務省の大臣の責任というには済まない問題を私...全文を見る
○穀田委員 今答弁がありましたように、NATOは、条約第五条で、締約国に対する武力攻撃を全締約国への攻撃とみなすと規定しています。集団的自衛権行使を掲げるアメリカを中心とした、ある意味で、そのとおりですが、軍事同盟だということが言えます。  その軍事同盟であるNATOは、二〇一...全文を見る
○穀田委員 もうちょっと、一般論をばくっと言わぬと、そこに書いているのやから、その書いているのを読みなさいよ。そんな、誰が聞いたかてわからへんやん、そんなこと。わかるようにしゃべって。
○穀田委員 NATOのパートナーシップ政策というのは、おたくのところが出しているのにちゃんと書いているわけやんか。それをちゃんと言っているのやから、それを読んでくれたらええやんか。  そこにはこう書いているわけですよ。NATO主導の作戦に係る決定及び戦略形成に、作戦上のパートナ...全文を見る
○穀田委員 ほんまに、これはこのとおりやなと聞いているんです。それはそうなんでしょう。うんとうなずいてくれたら、よろしいわな。
○穀田委員 NATOの話で一番大事なのはパートナーシップと言っているわけやから、それは、そう書いているのは、おたくのところの資料でそう書いているわけやんかね。そういうことも聞いて、パートナーシップについても一般論を言って、そのことの中心問題は何かと聞いて答えられぬって、どないする...全文を見る
○穀田委員 パートナーシップ、日・NATO共同政治宣言、この点でいいますと、このポイントは何か。これは、日本が正式にNATOに代表部を置くということは、NATOの枠組みの中で日本が軍事的な責任を果たしていくということになる、そういうことなんですね。NATOの一員として、日本が軍事...全文を見る
○穀田委員 なぜこんなことを私は指摘しているかというと、軍事行動に参加していく道だという点は、米海軍の制服組トップ、グリナート作戦部長の発言からも裏づけられます。  同氏が二〇一四年に日本で行った講演で、日本の集団的自衛権行使容認は、海上自衛隊を米軍の空母打撃群やミサイル防衛に...全文を見る
○穀田委員 そういう事実があるし、相手の側もそういうことを言ってんのやから、よう見ておいた方がよろしいで。  それで、二〇一六年六月に河野統合幕僚長は、アデン湾における海賊対処活動部隊によるNATO派遣部隊との共同訓練など、引き続き、日・NATO防衛協力、交流を一層推進させてい...全文を見る
○穀田委員 憲法、関連法規内に行われる、その一点張りを答えても、それはあきまへんで。やはり、今の危険の具体的事実をずっと経過的にも示しているわけだから、どないなんねんということを言っているわけですやんか。  そういう点で、私は改めて、この在外公館法の改定案に対する私たちの態度は...全文を見る
○穀田委員 私が言ったのは、参加した部隊も問うてんねんけれども、それは、だから、言われへんということやね。
○穀田委員 結論としては、ことしに入ってもB52との共同訓練を行っていたということです。私は極めて重要だと思うんですね。  訓練空域については、当然、お話がありました、東シナ海上空と説明がありました。  今回の訓練では、B52はグアムのアンダーセン空軍基地からB1戦略爆撃機と...全文を見る
○穀田委員 そのB52というのは一体どこから飛来したのかとか、そういうのを含めて言われないというのは、ちょっと、否定するんだったら、そういうなぜという根拠を私は示すべきじゃないかと思うんですね。河野大臣、国会にも国民にもこういう詳細を明らかにせず秘密裏に訓練が行われている、とても...全文を見る
○穀田委員 それは違うでしょう。調整の話じゃないでしょう。普通ですよ。  大臣、前回のお答えはどうだったか覚えてはりますか。私は覚えているんだけれども、要するに、そのときに答えたのは、私は核兵器を搭載していたかどうか確認したかと聞いているわけですよね。そうしたら、今、調整だとい...全文を見る
○穀田委員 でも、大臣、これはB52、B1もそうなんだけれども、結局のところ、こういう言い方は失礼ですけれども、非核三原則のもとで、岡田さんもこの間の本会議も含めて質問されていましたけれども、アメリカの核の新しい体制が出てきている、そういうもとで条件が変わっている、それは総理大臣...全文を見る
○穀田委員 大臣、私、B52という問題、たびたび墜落などの重大事故を起こしているということをなぜ聞きたいか、なぜこだわっているか。それは、私は忘れがたい出来事を想起するからであります。それは、一九六八年、アメリカによるベトナム戦争の時期に、沖縄でのB52爆撃機の墜落事故があって、...全文を見る
○穀田委員 先ほど、私自身の経験という問題を触れましたが、沖縄県では、一九六八年、嘉手納基地所属のB52が離陸に失敗して墜落、爆発するという事故が起きました。この事故で、嘉手納の方々十六名が重軽傷を負い、校舎や住宅にも多大な被害をもたらしました。  これは、当時の週刊誌、サンデ...全文を見る
○穀田委員 まあ核兵器、水爆を積んだりするB52がおっこったのは、少なくとも、ヨーロッパでも随分、随分と言っちゃあれだけれども、二回ほど大きな事故があるんですよね。そのときは、当該の国は、極めてそういう問題について、NATOに参加してはいたけれども、この問題についての重要性につい...全文を見る
○穀田委員 最後にしますけれども、私、共同訓練の実態からしまして、秘密裏にやっているということの中で、少なくとも、今危険な状況があるし、今事故も起きているという問題も指摘しているわけだし、核を積んでいるか積んでいないかという問題が新たに問われている。そういう事態のもとで共同訓練を...全文を見る
03月28日第196回国会 衆議院 外務委員会 第5号
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○穀田委員 きょうは、二つの条約について質問します。  まず、マラケシュ条約について聞きたいと思います。  本条約は、各国の著作権法に著作権の権利制限規定を設け、ある国で制作した障害者向けの図書の複製物を他国に輸出できるようにするものと理解しています。  世界盲人連合の推計...全文を見る
○穀田委員 今、私もそのことを二番目に言いたかったんです。やはり、とりわけアジアの地域においてどういう役割を果たすのかということは極めて重要です。  午前中の質疑でも、外国語、とりわけ英語、それから今お話があったようにスペイン語とかありましたけれども、報告書を見ますと、アジア太...全文を見る
○穀田委員 今ありましたように、参加、締結といいますか、七カ国にすぎないという事態と、やはり日本が果たさなければならない役割、そういったものにしっかり自覚して取り組んでいただきたいと思います。  そこで、国内に少し目を転じますと、社会福祉法人日本盲人会連合は、昨年二月、マラケシ...全文を見る
○穀田委員 精神はわかりましたけれども、やはり、三点目に言われたボランティアの問題を含めて、それを支える人たちが本当に関与できるようなことについては当然必要なことだと思うんですね。そこはよく理解していただいて、実行に移していただきたいと思います。  次に、シップリサイクル条約に...全文を見る
○穀田委員 今鈴木審議官が前半の方で言われたように、随分事故が起きているわけですよね。二〇一六年十一月にパキスタンで起きた解体中の事故は、爆発が起き、二十八人が亡くなっています。パキスタンでは、労働者を保護する法律が整っておらず、基本的な安全対策や安全設備が不十分な職場も珍しくな...全文を見る
○穀田委員 全然それは答えになってへん。それは、条約をこうします、こうなりまっせという話で。  せやけれども、実際には日本の船舶を、いわば危険な解体方式を行っている開発途上国で行っているのは、どういうふうに思ってはるねんということを聞いているわけですやんか。条約だったらこうなり...全文を見る
○穀田委員 結局、日本の船舶をそういったところへやって、現実はそこでやっているやないか、そういう話をしているんですよ。  そういう、本当に、相手に対して支援はしている、それは一つの例でしょう。それは、そのことも必要だということは論をまちませんよ。現実の問題について厳しい反省と理...全文を見る
03月30日第196回国会 衆議院 外務委員会 第6号
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○穀田委員 日本共産党の穀田です。  きょうは、沖縄における米軍施設の共同使用問題に関して質問したいと思います。  きょうは、山本防衛副大臣においでいただいています。  最初に確認したいのは、小野寺大臣は、三月十三日の記者会見で、防衛省の文書管理についてこう述べています。 ...全文を見る
○穀田委員 大体、会見で行った内容をなぞった、こういうことですな、閣僚懇は別としてですけれどもね。  そこで、具体的にお聞きしたいと思うんですけれども、防衛省の統合幕僚監部防衛計画部の「日米の「動的防衛協力」について」という二〇一二年の七月付の文書があります。これです。この文書...全文を見る
○穀田委員 いや、それは、今言ったように、私はそういうふうに受けたよということを言っているんだけれども、あったのかということでいうと、相変わらず、答えは差し控えたいということになるわけだね。  しかし、そうなりますと、今私が述べた、これですけれども、「日米の「動的防衛協力」につ...全文を見る
○穀田委員 私も、今大臣が述べた、開示された文書を受け取りました。これですよね。これとこれなんですよ。まあそんなに近づかんかてええて。簡単に言うと、二つ同じ文書なんですよ。まあちょっと表題とあれが違うということになるわけだけれども。  結局、防衛省は、国会の外務委員会並びに予算...全文を見る
○穀田委員 私が二〇一五年三月三日の予算委員会で、防衛省の文書を示して質問した際に、中谷防衛大臣は、最初の三回ばかしは、この文書に基づいて私が質問したらちゃんと答えているんですけれども、そのうち四回目から、いかなる文書か承知していないということを言い始めて、代替施設での恒常的な共...全文を見る
○穀田委員 真贋を含めて答えを差し控えると言って、拒否していないと言うけれども、国会の予算委員会と外務委員会で、国会で議論をし、その提出を求めたわけじゃないですか、私は。それに対して、真贋も含めお答えを差し控えると。つまり、国会に提出を拒否してきた文書が、実際上、山本さんが言うに...全文を見る
○穀田委員 よく言うよね。真贋がわからぬと言うんやったら、私が出したときに、聞きに来て、どうやと聞いたら、しまいじゃないですか。しかも、同じ文書であることは、これは誰が見たって同じなんですよ。ページが二枚だけ抜けているというだけの話なんですよ。  しかも、これは、取扱い厳重注意...全文を見る
○穀田委員 そんな、話をそらしちゃいけませんよ。これは情報開示で出たやつを私はもらっただけの話であって、国民が要求して出したものですやんか。  あなたの出しているものは、全部真っ黒けのやつなんじゃないんですか。こういうふうになっているわけじゃありませんか。私が示したのはそうじゃ...全文を見る
○穀田委員 私は、提出を拒否したものがあったというだけでも大問題だと思うんですね。そして、そのもともとの原本は私が最初から示していた原本と違うというなら、それをきちんと証明するのがおたくのところの責任じゃないですか。  しかも、じゃ、何が消えているか言いましょうか。この消えてい...全文を見る
○穀田委員 この問題は、外務委員会で私、追及しまして、やっている問題なんです。  大体、見ていただいたらわかるんですけれども、皆さんにわかりやすいようにこう見せるわけだけれども、この日米動的防衛力についてという文書、これは見出しも全部同じなんですよ。ちょっと縦と横があるぐらいの...全文を見る
○穀田委員 防衛省はどう対応するんですか。
○穀田委員 私は今後もまたやりますけれども、極めて重大な改ざんが行われている。やはり、こういう問題でいうならば、同じ体質がある。ですから、財務省ばかりじゃなくて、ここでも改ざんがやられているのかということについて述べて、質問を終わります。
04月13日第196回国会 衆議院 安全保障委員会 第6号
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○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。  初めに、南スーダンPKOの日報問題についてお聞きします。  この間、国会質問や情報公開請求に対し存在しないとしていた日報が相次いで見つかっている。とりわけ重大なのは、昨年実施された特別防衛監察の対象から除外されていた整備計画局や情報本...全文を見る
○穀田委員 要するに、特別監察では、通達にある十名、これは少なくともおたくのところが出している文書で、日報の根拠となるものさえもわからないというんじゃ話にならぬじゃないですか。  そんな細かい話をしているんじゃないんですよ。誰々に日報を届けなくちゃならぬか、日報の通達を出してい...全文を見る
○穀田委員 私は、特別防衛監察の対象になっていた部署は何かと聞いていますよ。その部署はこれに書いているじゃないですか。報告を聞いていますよ、私は。
○穀田委員 最初からそういうことで隠そうとするというのは情けないと言わなければならない。  だって、皆さん、自分たちが出している通達について、どことどことどこが日報を出しなさいと言っているものについて、それを指示しているのがわからないというのでは話にならないと思います。いいです...全文を見る
○穀田委員 ですから、どことどこが持っているかということについての、それは通達をして、ここが持っていなさいということについて、それも知らないようじゃ、およそ私はだめだと思いますね。  それで、では私、また聞きますけれども、特別防衛監察計画について、これは防衛省が出した文書であり...全文を見る
○穀田委員 引き続き探索しているということは、まだあるかもしれないということですか。
○穀田委員 今の答弁、ちょっと私は違うと思うんですけれどもね。先ほどの答弁は、記者会見の文書をずっと読んでいるだけなんですよ。もうちょっと短くしてくれな、それやったら。後ろの方からもらっている文書は、それは記者会見のをそのまま言っていたんじゃ、ちょっと話にならぬということだけ一言...全文を見る
○穀田委員 そうすると、そういう当時の中身が、では、はっきりさせてください。では、日米防衛協力課以外にはなかったということと、フォルダ名それからファイル名を明らかにし、報告する義務が私はあると思います。そこだけ言っておきたい。それは、後でついでに答えてくれたらいいんですけれどもね...全文を見る
○穀田委員 事を言うとすぐ民主党政権の時代だと言うんですけれども、問題は、情報開示に当たっての公文書のあり方を問うているんです。しかも、この政策がどのように実行されているかという経過の問題について言えば、既に赤嶺議員が前回の本委員会でそのことについて継続されているということについ...全文を見る
○穀田委員 やはりそのとおりなんですよね。  そこでもう一つ、今お話ししましたこの文書について、私は、二〇一五年三月三日の予算委員会で、安倍総理、そして当時の中谷大臣に内容をただしたことがあります。そのときの委員会に、その後防衛政策局長になった黒江氏が政府参考人として出席してお...全文を見る
○穀田委員 そういう話じゃないんですよ、公文書の関係を言っているわけで。  結局、この問題でもう一つ、この検討会の実績を見ますと、更に注目すべき人物がいます。  黒江氏とともに、当時防衛政策課長として二〇一二年六月八日の内幕課長級懇談に出席した人物がおられます。それは、調べた...全文を見る
○穀田委員 何回言っても、その野田政権の時代に。それは、つくったのはそれかも、知りませんよ、私は。しかし、何度も言っているように、もう一度言いましょう、それでは。  先日の本委員会で赤嶺さんが指摘したのは、第二次安倍政権後の二〇一三年二月、第五回防衛力の在り方検討のための委員会...全文を見る
05月11日第196回国会 衆議院 外務委員会 第10号
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○穀田委員 きょうは、大臣にまず、朝鮮半島問題について伺いたいと思います。  先月二十七日に行われた南北首脳会談で両首脳が署名した板門店宣言は、完全な非核化を通じて核のない朝鮮半島を実現する、朝鮮戦争の終戦を宣言し、停戦協定を平和協定に転換し、恒久的で堅固な平和体制構築のための...全文を見る
○穀田委員 私は、考えが少し違いますね。  やはり大事な問題は、国際社会が、もちろん国連の決議に基づいてどう行動していくかということもあるわけですが、この間、日中、日中韓、そういうさまざまな会合がされていまして、韓国の青瓦台の報道発表によれば、九日の中韓首脳会談でこのように述べ...全文を見る
○穀田委員 すぐ隠蔽でないねんという話をしはるから、よっぽど国民の理解と違うてるな、これでは相当難しいなと。みんな、新聞もメディアも含めて隠蔽と書いているのは、それを一々やり出したら切りがないけれども、じゃ、あの反省は何だったんだということを改めて指摘しておきたいと思います。 ...全文を見る
○穀田委員 最後の一つと、真ん中の二つを言ってくれればいいんですよ。お互いに文書を持っとんのやから、それを一々説明せえへんかてわかっとんのやから、そんな時間とったらあきまへんで。  要するに、現時点にはない、わからぬということでしょう、ないと。最後、それなんですよ、結論は。 ...全文を見る
○穀田委員 平成二十七年、西暦でいえば二〇一五年九月二十八日。九月二十八日といえば、何と安保法制が九月十九日に強行成立されたわずか九日後のことであります。  その会議で使われたこの陸幕文書には、安保法制が成立するや否や、次の防衛大綱や中期防に向けたさまざまな施策の具体化が年度ご...全文を見る
○穀田委員 記述があると。これはやはりえらいこっちゃと思うんですね。  この問題というのは、私は、今述べたように、もう一度、この文書のここにあるわけですね、こういうものです。「将官教育の方向性」ということで、「任務の拡大」というところで、集団的自衛権の行使に係る憲法解釈に関する...全文を見る
○穀田委員 だから、いつもそういうふうに、指摘すると、参考文献だということで逃げるのと、それから、いずれにしても、陸幕長以下幹部が列席した会議で、認識の統一を図るために、だって、認識の統一を図るためにやっているという会議なんだから、そういうことは紛れもない事実だと。  問題は、...全文を見る
○穀田委員 防衛省からもらった文書に、出席の一覧表、平成二十七年学校長等会議、両方やっているって、両方の話をして説明しているじゃないですか。同じ文書を使ってんのやから。間違ったことはあきませんで、それは。まず訂正しなきゃね。  もう一度言いまっせ。出席者、平成二十七年度学校長等...全文を見る
○穀田委員 先ほど言いましたように、私は、質問要項のときに、おたくの出した資料に基づいて、などということで二つの会議が行われているということは指摘をして、そのことを質問しますと言っています。ですから、そういうことでちゃんと聞いていただいて、回答していただければと思います。  私...全文を見る
○穀田委員 終わりますけれども、これが、おたくのところが出した、二つとも、「南西地域における平素からの部隊配置の推進」というやつなんですよ。これまた、私が求めたところに対して、新しい文書が発見されましたということで持ってきた「南西地域における新たな陸上部隊の配置に関する構想」とい...全文を見る
05月16日第196回国会 衆議院 外務委員会 第11号
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○穀田委員 私、河野大臣そして政務官堀井さんと、今度のTPPの問題と日米関係を中心に議論したい、御質問したいと思います。  ホワイトハウスの副報道官によりますと、トランプ大統領は四月、TPPへの米国復帰を検討するよう、ライトハイザー米通商代表とクドロー国家経済会議委員長に指示し...全文を見る
○穀田委員 その問題について言いますと、大体答弁はいつも、有益であるということを理解してもらう、それを説得する、こうくるんですね。  今、河野大臣は、TPPの当初の問題についてのリーダーシップも含めてアメリカのことについて言及されました。しかし、トランプ大統領は、四月十二日のツ...全文を見る
○穀田委員 河野大臣、何回聞いても、大体、要するに、有益だ、有利だ、おたくのところももうかるんやからというような話をいつもしはるねんけれども、そういうことで済むのかなと思うんですよね。  といいますのは、トランプ大統領の指示は、NAFTAの再交渉、それから鉄鋼、アルミニウムの輸...全文を見る
○穀田委員 普通のことだったので。それは、要するに、さっきも言いましたように、上院議員なんかも含めて、どういうふうにやろうとしているかという、推進勢力全体が何を考えているかということの一つの基本軸というのは二国間協議なんですね。だから、二国間協定を、簡単に言うとFTA、自由貿易協...全文を見る
○穀田委員 スタンダードの高いというのがいつも、これもまた常套句であります。  御承知のとおり、この協定の文書も六ページほどで、そして、別の協定とはいえ、一部を除いて旧協定の条文をそのまま組み込んであって、簡単に言えば、TPPをよみがえらせるものだということが言えると思うんです...全文を見る
○穀田委員 二つのそういう枠組みを、形式的にはこういうことになっているというふうに述べたにすぎないと私は思うんですね。  そこで、日米は、七〇年代以降、繊維や鉄鋼、自動車などの貿易交渉を繰り返してきました。トランプ氏が会談で、米国は日本との間に巨額の貿易赤字を抱えている、対日貿...全文を見る
○穀田委員 今、河野大臣から状況認識がありましたように、そのとおりなんですね。だから、トランプ大統領が言っているところの、巨額な貿易赤字を抱えている、こういう問題の意識というのは明らかに、一九八〇年代は六割五分近くあった比率。それが今や、お話がこれからもあるんでしょうが、中国に取...全文を見る
○穀田委員 そこは、私、論点がちょっと違うといいますか。つまり、米国第一ということが、それは日本が提供する新しいTPP11も含めてそうなりますよという話を、簡単に言えばわからせようということですわな、簡単に言えば。  私はそれではないと思うんですね。TPPが持っている負の側面、...全文を見る
○穀田委員 それははかない期待になるだろうと思います。  今、お話があったように、アメリカの農業界というのは、このままでいけば、ニュージーランドやオーストラリアを始めさまざまな大きな農業国に日本の市場が大きく食い荒らされる、それに後で行けばなかなか難しい、だから早く参入せよと。...全文を見る
○穀田委員 だから、私は明確に、際限のない譲歩を迫る場となるという可能性が強いということを言っているわけであります。  そこで、いつもそういう、通商代表の問題や、今、話合いの場ということを必ず強調されるわけですけれども、ライトハイザー通商代表はことしの一月のワシントン米商工会議...全文を見る
○穀田委員 前半の答弁は、本会議でも総理大臣が行っているところであります。  我々が危惧しているのは、やはり日本の経済主権、食料主権の話であって、相手がもうかる、日本がもうかる、日本がもうかるとは日本の国民が別にもうかるわけじゃないんですよ。そこははっきりしておきたいと思うんで...全文を見る
○穀田委員 時間を浪費して、前の話はするわ違うことは答えるでは、ちょっとあかんのちゃう、それでは。  私が言っているのは、報告書はありませんかと。それの第一項目、貿易関係の概観を述べてくれと言っているわけだから。
○穀田委員 最初に、一、貿易関係の概観と言ってくれればいいんですよ。そして、中身を言っていただきたい。  二番目の話はまだ聞いていなかったんですけれども、二番目もお話があったので、両方聞くということが多分伝わったんでしょう。  私は、まさに身勝手な要求じゃないかと思うんですね...全文を見る
○穀田委員 消費者庁の話にしているねんけれども、そういうやり方で来ていることについて、いろいろ分けて防御していくみたいな言い方をしているねんけれども、そういう考え方を是としているのかということの、そこの本質を聞いているんですよ。
○穀田委員 しかし、そういう経過を通じてこれは随分争い事があった。消費者問題特別委員会で、私、この問題もやってきましたよ。いかに大変だったかということについては、圧力の問題も暴露してきたところであります。  問題は、新しい概念でそういう形でやってきているのを是とするのかというこ...全文を見る
○穀田委員 それは、私、はっきり言って、もちろんトランプ氏とのかかわりで、先ほど大臣は、いろいろなことを言う人だ、最後はこういうことを理解してもらうと言っていますけれども、そういうふうにはなかなかならぬということは一つ言っておきたいと思います。  米国にとっては個別交渉というの...全文を見る
05月18日第196回国会 衆議院 外務委員会 第12号
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○穀田委員 私は、日本共産党を代表して、包括的・先進的TPP協定、TPP11に断固反対の立場から討論を行います。  私は、何よりまず、当委員会における質疑終局と採決に厳しく抗議するものであります。  食の安全、国民の暮らしと生命、労働にかかわる問題、ISDS条項など、本協定が...全文を見る
05月30日第196回国会 衆議院 外務委員会 第13号
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○穀田委員 きょうは、まず、自民党の安全保障調査会と国防部会の出した提言についてお聞きしたいと思います。  五月二十五日、政府が年内にも策定する新たな防衛大綱と中期防に向けた提言をまとめています。  提言は、我が国を取り巻く安全保障環境は激変しており、戦後最大の危機的情勢を迎...全文を見る
○穀田委員 結局のところ、要因をそれぞれ考えなあかんというのは、それはそちらの主張ですが、結局、二%を是とするのかということについては答えておられません。  では、山本副大臣にお聞きします。  GDPの二%に関して、安倍総理は、ことし一月三十一日の参議院予算委員会で、防衛費の...全文を見る
○穀田委員 適切ではないというのは、そう言ってはるのは、山本副大臣のお考えはわかりました。  しかし、そのときに、総理大臣は、同じ日に、都合のいいところは使ってはるんですけれども、この一%枠ということについては既に閣議決定により撤廃をしております、しかし、現在、GDP比一%枠と...全文を見る
○穀田委員 単なる比率だということではないんです。これはやはり、今までの政治の争い事の中で一%という問題がずっと議論されてきた長い経過があってということを忘れてはならないと思います。  しかも、ごらんになっていないと。それはないと思うんですよね。もしそうだとしたら、いつも何を見...全文を見る
○穀田委員 二つ言っておきたいと思うんですね。  つまり、見ていないか、承知していないか、現物は正式に提案されていないからというような話じゃないんですよ、まずね。それは是かと聞いていることに対してそう答える。少し指摘をすると、そうでないと答える。こういうやり方は、本質的な議論を...全文を見る
○穀田委員 十一兆二千八百六十億円ということになる。まあ、とてつもない金だということになりますよね。  だから、比率で考えないなどと言わずに、そういうことを自民党が提唱しているということは、ここまでふやせということを言っているということがとんでもないことだと言わなければならない...全文を見る
○穀田委員 差し控えるというのじゃなくて、これは外務省のホームページから出ていまして、NATOウェールズ首脳会議概要ということで出ている内容で、「NATO指標の対GDP比二%未達成国は十年以内に同水準に向けて引き上げるよう目指し、防衛予算の研究開発を含む主要装備品支出充当率も二〇...全文を見る
○穀田委員 常日ごろ、それこそトランプ氏の発言をしっかりお聞きになって、またそれを引用されている大臣にしては、少しあれじゃないですかね。  トランプ氏は、そういう、米国における与党の会合で、日本、中国、韓国など経済成長を支援してきた、米国は、日本や韓国、サウジアラビアを防衛して...全文を見る
○穀田委員 一々コメントすることではないじゃなくて、そういうことが発せられていること自体が問題だと私は思うんです。要するに、一々発する必要がないということは、大した問題にしていない、無視しているということなのだかどうかということになると思うんですね。  それでは、そういうことに...全文を見る
○穀田委員 だとすると、先ほど言っているのと、重視しているし、そういうことが現実には行われているのだろうということについて否定をしないということになりますわな。いわゆる論理の問題ですよね。ですから、はぐらかしというのではなくて、論理上の問題でいいますと、そういうことをやっているか...全文を見る
○穀田委員 だから、安保理は、経済制裁とそういう平和的解決、話合い、外交的解決、両方言っているわけですよね。そういう点では当たり前の話を言っているわけで、私が言っていることはさして問題じゃないと思うんですね。きちんとした話だと思うんです。  大臣は、前回の私の質問に対しても、ま...全文を見る
○穀田委員 そうではないと思うんですね。  私が言っているのは、アメリカ側も不安になっているのは、一括でやることはなかなか検証ができないと言っているわけですよね。それは全然、私は、アメリカの考え方とも違うと思うんですね。  一つ一つステップを踏みながら検証して、それを約束どお...全文を見る
○穀田委員 それは、手のうちと言っているんじゃなくて、アメリカもそういうふうに段階的にと言っているんですよね。それは明らかだと私は思います。  これは、手のうちと言ったら、だから、それじゃ、あそこの六カ国協議で話をされた内容というのは、あれは手のうちなんですか。違うんですよ。み...全文を見る
○穀田委員 どうもその辺はすれ違いだと思いますね。そこでは、だから、六カ国協議の精神、つまり、対話対対話、行動対行動、そして話合いを続けるといった合意の、いわば声明ですね、それとはちょっと違うなというのが率直な実感です。  私は、そういう意味でいいますと、本当の意味での解決を交...全文を見る
06月06日第196回国会 衆議院 外務委員会 第15号
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○穀田委員 条約に関する質問の前に、政府が二〇二三年度の運用開始を目指す陸上配備型の弾道ミサイル迎撃システム、イージス・アショアの配備問題について聞きます。  防衛省は、先週一日、秋田県と山口県に政務官を派遣し、両県に所在する陸上自衛隊の演習場が配備候補地になることを正式に表明...全文を見る
○穀田委員 簡単に言えば、要するに、配置場所の上空では、一定の範囲で飛行できない区域を設定する可能性があるということだと。  しかも、ドクターヘリの話も出ましたから、では、私、ドクターヘリの問題についても一言言っておきますと、京都府の京丹後市の米軍経ケ岬通信所では、同じく強い電...全文を見る
○穀田委員 可能性は低い、万が一って。私、京都に住んでいますけれども、経ケ岬なんて、万が一って、Xバンドレーダーってたった二つしかないのに、二つのうちの一つはガンガン音がして大変だと。万が一って、その二つしかないやつのうち一つあったら何で万が一になるのか、ようわからぬけれどもね。...全文を見る
○穀田委員 住民生活への影響を課題としているか。
○穀田委員 課題というところの一、二、三、これが大くくりでして、これには、そういう住民生活の影響などは課題として考えられていないということははっきりしている。  そこで、この統機防委員会が開かれた八月三十日といえば、防衛省が二〇一八年度予算案の概算要求で、いわゆる「金額を示さな...全文を見る
○穀田委員 では、もう一つ、防衛省が出した「事務連絡」と題する、真っ赤な表紙の秘密指定の原議、コピーすると原議と出てくるやつがあるんですね。これは、昨年十二月六日に行われた統機防委員会で使われたものです。  資料には、費用対効果を踏まえイージス・アショアを二基とすることや、担当...全文を見る
○穀田委員 私、まず、いつも思うんだけれども、質問通告がなかったということで答弁できないということを恥としなくてはならぬと。  まず、あなたは、まあ、あなたはと言っちゃ悪いけれども、副大臣はこの委員会の長なんですよ。あなたが知らない文書が、そこで、副大臣が長とされている中で議論...全文を見る
○穀田委員 いつも、この議論をしていると、そちらの省が提出した内容で、日付まで明らかにし、これほど真っ赤なやつを忘れるとか知らないとか言うとしたら、およそもうどんな議論をしてんのやと。それで、おたくのところが提出した資料で、日付も明確にし、そして中身はこうだということを聞いている...全文を見る
○穀田委員 ことしの秋田魁新報によれば、防衛省の五味賢至戦略企画課長、この会議に参加している人ですけれども、それに導入費の見通しについてインタビューしていると、米側から情報を得て確定していくと。だから、あっちが確定していないからできへんねんということを、簡単に言うと、言っているわ...全文を見る
○穀田委員 先ほどの質問の、答弁に一言だけ言わせてもらいますと、やはり何も変わっていないと言うんじゃなくて、北朝鮮を変えるための努力をどうしてきたのかということを問われるし、小泉政権下での外務審議官を務めた田中氏は、この間の報道で、テレビで、圧力、圧力で日本の戦略が全く見えないと...全文を見る
11月14日第197回国会 衆議院 外務委員会 第2号
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○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。  きょうは徴用工問題について質問したいと思います。  韓国の大法院は、十月三十日、日本がアジア太平洋地域を侵略した太平洋戦争中に徴用工として日本で強制的に働かされたとして韓国人四人が新日鉄住金に損害賠償を求めた裁判で、賠償を認める判決を...全文を見る
○穀田委員 今の発言は、所信表明と、それから官房長官の記者会見と大体同じ内容でずっと言っておられると拝察しました。  そこで、徴用工問題や強制動員の問題は、日本の植民地支配のもと、朝鮮半島や中国などから多数の人々を日本本土に動員し、日本企業の工場や炭鉱などで強制的に働かせ、劣悪...全文を見る
○穀田委員 日本政府の立場はそういうことだということを言っているわけですけれども、問題は、今の説明は、簡単に言うと、国と国との請求権の問題と個人の請求権を一緒くたにして、全て一九六五年の日韓請求権協定で解決済みだ、個人の請求権もないとしているところに、そこに重大問題があります。 ...全文を見る
○穀田委員 いろいろありましたけれども、一番最初に言ったところが肝心でして、消滅させたものではないということが肝心なんですね。  それで、柳井条約局長は、一九九二年の二月二十六日の外務委員会でも「条約上は個人の請求権を直接消滅させたものではない」と答えて、今お話あったように、結...全文を見る
○穀田委員 何度もおっしゃるように、そう意味はないと言っているだけで、消滅したとは言っていないというところが大事なんですよ。すぐ話をそらすわけだけれども、違うんですって。消滅していないというところが、今、私が問うている問題なんですよ。やっても意味がない、そういうことを言っているの...全文を見る
○穀田委員 この判決は、日中共同声明によって個人が裁判上訴求する機能を失ったとしながらも、実体的な個人の賠償請求権は消滅していないと判断し、債務者側において任意の自発的対応をすることは妨げられないとまでして、日本政府や企業による被害者の回復に向けた自発的対応を促したのであります。...全文を見る
○穀田委員 慰謝料請求権は入っているかと聞いて、ばくっと答えて、入っていますと言われても困るんだよね。きちっと言ってほしいんですよ。  一九九二年三月九日の衆議院予算委員会で、柳井条約局長は、日韓請求権協定上、財産、権利及び利益というのは、「財産的価値を認められるすべての種類の...全文を見る
○穀田委員 いつからそういうふうに範囲が拡大しているんですか。そんな話に書いていないですよ。  柳井条約局長は、その後にまた、「慰謝料請求権というものが、この法律上の根拠に基づき財産的価値を有すると認められる実体的権利というものに該当するかどうかということになれば、恐らくそうで...全文を見る
○穀田委員 持っていないからというわけにはいきませんでね。そういうことを聞くと言っているわけだから。  じゃ、念のためにもう一度お読みしましょう。  一九九二年の三月九日に柳井さんは、「「財産、権利及び利益」というのは、「法律上の根拠に基づき財産的価値を認められるすべての種類...全文を見る
○穀田委員 最後、いろいろ言っていますけれども、結局のところ、これは、それぞれの国内法において消滅したとか消滅していないと言っているけれども、明らかに、この問題については、その慰謝料の請求権というものは入っていないということは今の答弁で極めて明らかだと。しかも、当時の答弁はそのと...全文を見る
○穀田委員 ありませんよね。  そうすると、私は、日韓のこの基本条約、日韓請求権協定の交渉過程で、日本政府が植民地支配の不法性についてやらなかったことを、これを公式に大臣が述べたということについては重要な意味が私はあると思います。一切そういうことについては、一切と言っていません...全文を見る
○穀田委員 その歴代歴史認識ということについていいますと、そういう歴史認識について、韓国のこの間の問題について反省をしたということについて、今の安倍政権がその話を述べたことは、少なくともありません。  ことしは、日本の韓国への植民地支配への反省、痛切な反省と心からのおわびという...全文を見る
11月21日第197回国会 衆議院 外務委員会 第3号
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○穀田委員 初めに、いわゆる日中社会保障協定について聞きます。  今、日本で働く中国人労働者、中国で働く日本人労働者が、両国の年金等への強制加入に関する法令が二重に適用されるなどの問題が生じている。本協定は、年金制度への強制加入に関する法令の適用について両国間で調整を行い、相手...全文を見る
○穀田委員 制度の違いがあるということと、今後話合いを、交渉することも含めて、課題があるということだと理解します。  外務省の説明資料によれば、本協定締結による日本企業の保険料の負担軽減効果は年間で約五百五十億円と見込まれていると書かれています。  そこで、外務省にお聞きしま...全文を見る
○穀田委員 個人負担の場合、百六十億だと。  では逆に、本協定締結によって、日本で働く中国人労働者の保険料の負担はどれだけ軽減されると見込んでいますか。
○穀田委員 日本の考え方は、統計はない、被用者としての統計はないということなんですけれども、要するに交渉の過程であるわけでしょう。  つまり、日中両国が双方に恩恵があるということで話し合っているわけだから、今の話でいうと、両国の話合いの中でも、交渉の経過を通じてそういうことも聞...全文を見る
○穀田委員 六千人の企業内転勤という話はわかっているんですけれども、結局、不明だということですね。ただ、相手が言わないということと、お互いに利益というんだったら、あんたのところは何ぼ利益になるのぐらい聞くのは普通や思うのやけれどもね。私ら、商売をやっているわけじゃないけれどもね。...全文を見る
○穀田委員 把握していないと。  私は、なぜこういうことを聞いているかといいますと、副大臣、外国人労働者が置かれている劣悪な労働実態と社会保障制度というのは極めて密接な関係があるから聞いているわけですよね。  今お話あったように、日本の社会保障制度というのは国籍を問わずに外国...全文を見る
○穀田委員 それは次に質問しようと思っていたことなんですけれどもね。  問題は、私が言っているのは、二〇〇七年の段階でそういう問題を指摘していたと。  さらに、西村氏は、「外国人の雇用契約の形態としては派遣や請負などの形態が多く、正社員は直接雇用のうちでも四分の一程度にすぎな...全文を見る
○穀田委員 それは、実施しているからこの要綱があるわけで、要綱に基づいて実施しているということを言ったわけですけれどもね。改善すべき課題がこれほどあるという認識でいるんだなということを聞いているんです。それは確かですな。
○穀田委員 そういう趣旨でやっておられる、これはとても大事な実施要綱だと思うんですが。  そこで、私たち野党は、法務省の行った失踪技能実習生の聴取票の公開、提出を求めました。これはもともと、衆参の法務委員会における附帯決議で、出すべし、そういうことを調査すべしというふうに与党の...全文を見る
○穀田委員 だから、一番最後に数字がありましたけれども、三十四件送検したという話でしょう。七〇・八%も違法をやっていて、毎年毎年実施をやっているわけですよ、啓発。どれほど多くの方々が被害を受けておって、何ら具体的に改善が、事実上されていない。だって、毎年これをやってるのやからね。...全文を見る
○穀田委員 終わりますが、実施者に限る問題、責任の問題だけではないんですよ。こういう制度自身をつくっていること自体が問題で、法務大臣は大体そう言っているじゃないですか。来年の四月までに実行せえへなんだら帰ってしまうと。もともと、帰ってもらって、それこそ国際貢献にするということが目...全文を見る
11月28日第197回国会 衆議院 外務委員会 第4号
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○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。  協定の問題について、河野大臣に質問いたします。  大臣は、十一月二十日の衆院本会議で、これまで日本が結んできた包括的なFTAの中身について、物品貿易に加え、サービス貿易全般の自由化を含むものを基本とし、さらに、知的財産、投資、競争など...全文を見る
○穀田委員 政府の国民への説明は、サービス分野は、答弁の、全てのサービス分野という表現か、あるいは、共同声明にある、サービスを含む重要な分野というだけの違いなんですね。結局、いずれにしても、サービス分野や投資等のルールが交渉のテーブルに上がる。それはすなわち、物品だけでなくて、サ...全文を見る
○穀田委員 それは同じ答弁を繰り返しているにすぎないんですよね。私が言ったのは、交渉に時間がかかると言うけれども、将来日米交渉のテーマになるということだなということを言っているんですよ。今、早期にやり得るものは入っているということで、相変わらず、時間がかかるという論を展開している...全文を見る
○穀田委員 行方次第ということは、はなからこういう問題についてあかんという遮断をしているわけじゃないということですわな、簡単に言えば。それが外交の用語でしょう。結局、完全に否定していないということを極めて私は重大だと思います。  政府は、こういうふうに質問しますと、大体、次に答...全文を見る
○穀田委員 相変わらず、生産が持続するということと、金科玉条のごとく、百三十四億円という話をしているだけなんですよね。  そして、あと言うのは、総合的なTPP等関連政策大綱、これですよね、これを一生懸命言う。  この間の答弁でも、この内容について、大臣は三回も使うわけですよ、...全文を見る
○穀田委員 今のお話は、結局、この総合的なTPP等関連政策大綱の部分をずっと読んでいるだけなんですよ、簡単に言うと。だから、何か目新しい話をして、私が質問したことに対して答えているわけじゃないんですよね。  今もお話ありましたけれども、それは、ポンチ絵で出ています内容をずっと説...全文を見る
○穀田委員 副大臣、安倍さんと同じように、自分の都合のいいところを持ってきてやっている話をしているんじゃないんですよ。全体としてこれだけ大きく減っているじゃないか、大変な実情を抱えているじゃないか。そんなのはみんな、創意工夫してやっている。その御努力に対して我々が敬意を払っていな...全文を見る
○穀田委員 今六十数%の話が出ましたけれども、それは飼料を除いた数値で、国際的にも最も広く用いられている、飼料を含む日本の穀物自給率は、近年、二八%前後で推移しているのが実情なんですよね。恐るべき事態なんですね。  私は、食料自給率が、さっき三八%と言いましたけれども、下落した...全文を見る
○穀田委員 これまでの反省と言いながら、結局、ずっと続けているやり方は大型化、コスト削減。つまり、攻めるところは攻めるじゃなくて、壊しに壊し続けてきたというのがこの農政のあり方だったと思います。  そこで、農産物の価格保障は、農業に、凶作もあれば豊作もある、そういう変動は、価格...全文を見る
○穀田委員 まことに意義深いものだということが言われました。  そこで、家族農業は農業労働力の過半を家族労働力で賄う農業と定義しています。家族農業は基本的に小規模経営で、雇用労働力に依存する大規模な農業とは正反対の定義なんですね。私はこれを言いたいわけですよ。  家族農業の十...全文を見る
○穀田委員 私は、日本共産党を代表して、日・EU経済連携協定及び日・EU戦略パートナーシップ協定に反対の立場から討論を行います。  両協定は、農林水産、経済産業分野を始め、国民生活のなりわいに深くかかわるものであり、我が党は、関係委員会との連合審査と参考人の意見聴取を強く求めて...全文を見る