斉藤鉄夫

さいとうてつお

小選挙区(広島県第三区)選出
公明党
当選回数10回

斉藤鉄夫の1994年の発言一覧

開催日 会議名 発言
05月26日第129回国会 衆議院 決算委員会第二分科会 第1号
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○斉藤(鉄)分科員 広島一区選出、公明党の斉藤鉄夫でございます。きょうは、このような質問の機会を与えていただきまして、本当にありがとうございます。  きょう、私は原爆ドームの世界遺産化の問題について御質問をさせていただきたいと思っております。問題の性質上、文部省だけではなく、外...全文を見る
○斉藤(鉄)分科員 経緯は非常によくわかりました。現在では、日本は世界遺産条約を実効のあるものにするために、最大の資金提供国としても非常に努力をしているということがよくわかりました。  ことしの二月現在、百三十六カ国が加盟して、四百十一件が世界遺産として登録されているというふう...全文を見る
○斉藤(鉄)分科員 その登録基準の中に、遺産の年代を限定する条文、つまり、ある一定以上古くなくてはいけない、そういう規定はありませんね。
○斉藤(鉄)分科員 日本では昨年十二月、文化遺産としては法隆寺地域と姫路城、それから自然遺産としては白神山地、屋久島が登録されましたけれども、この日本の中における手続、先ほどは世界遺産委員会の中でどういう基準で登録されるかということをお聞きしたのですが、世界遺産委員会に提出するま...全文を見る
○斉藤(鉄)分科員 手続は非常によくわかりました。  それから、次に文部省、文化庁の方にお伺いをしたいと思いますけれども、文化庁の中で、いろいろな団体から上がってきた文化遺産の案について、どういう基準で、またどういう手続でそれを選び、外務省の方に出しているのか、その点をお伺いい...全文を見る
○斉藤(鉄)分科員 いろいろな委員会、また選定委員会等での判断の際に、文化財保護法で保護されていることが一つの基準になっているというふうに聞いております。これは条約の中に「文化遺産及び自然遺産の認定、保護、保存、整備及び活用のために必要な立法上、学術上、技術上、行政上及び財政上の...全文を見る
○斉藤(鉄)分科員 先ほどお聞きしました世界遺産委員会における登録基準を考えますと、例えば、すぐれて普遍的な価値を有する出来事に関するものというふうな基準もございました。そういう基準を考えれば、文化財の場合ですけれども、文化財保護法だけでカバーされているというふうには考えられませ...全文を見る
○斉藤(鉄)分科員 世界遺産として価値があるかどうかが問題の本質でありまして、価値があるのに国内法でカバーされていない、だからだめということであれば、その国内的な措置を整備しなくてはいけない。ちょっと話が逆転しているのではないかなというふうな気がいたします。  世界遺産の中には...全文を見る
○斉藤(鉄)分科員 広島の原爆ドームがある場所というのは平和記念公園となっておりまして、ほかにも当時の資料を保存してある資料館等がございます。核絶滅の発信地として、また平和の原点の都市として世界に知られております。本公園を訪れる人は、資料館の入館者が年間百五十万人前後、外国人の方...全文を見る
○斉藤(鉄)分科員 その点に関しましては、世界遺産委員会の中の基準にはそういう年代の規定がないということで、その辺十分御配慮いただいて御検討いただきたいと思います。  昨年十月十四日に、百三十四万人の署名を添えて原爆ドームの世界遺産化請願を出しました。内閣総理大臣また衆参両院議...全文を見る
○斉藤(鉄)分科員 来年は被爆五十周年を迎えます。一つの節目でございますので、文部省、文化庁におかれましても、たくさんの人の要望、声を十分御理解いただきまして、前向きに御検討いただきたいとお願いする次第でございます。  最後に、原爆ドームと直接は関係しないのですが、放影研、放射...全文を見る
○斉藤(鉄)分科員 この移転希望は日本側の事情で出てきているということでございますので、日本側が負担して移転を促進する、こういうお考えはございますでしょうか。
○斉藤(鉄)分科員 来年は被爆五十周年を迎えます。そういう意味で、放影研の移転の問題、また先ほど質問させていただきました原爆ドームの世界遺産化につきまして前向きに御努力をいただきたいと要望しまして、私の質問を終わらせていただきます。  どうもありがとうございました。
06月03日第129回国会 衆議院 科学技術委員会 第2号
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○斉藤(鉄)委員 公明党の斉藤鉄夫でございます。本日は、我が国の科学技術政策の大きな柱の一つでございます宇宙開発、その基本理念、目標、そしてこれからの宇宙開発のあり方などについて、質問また確認をさせていただきたいと思います。  大臣、所信の中にも、科学技術発展の原動力は夢の実現...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 非常によくわかりました。これから宇宙の開発が成功するかどうかは、その費用を国民がどれだけ負担するかどうか、それをどこまで理解してもらえるかどうかにかかっているわけで、わかりやすい基本理念を示せるように、これからも御努力をいただきたいと思います。  それからもう...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 わかりますけれども、今の統合的に宇宙開発を見る体制になってないということとも関連するのですが、よく日本の宇宙開発に対する批判として、日本はそれぞれハード、部品はすばらしいものをつくる、しかし、その一つ一つの優秀な部品を空間的にも、また時系列的にもうまく組み合わせ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 二十一世紀は宇宙産業が基幹産業になるべき時代だと言われております。なお一層宇宙開発に力を入れていっていただきたい、このように希望しまして、私の質問を終わらせていただきます。  ありがとうございました。
06月07日第129回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第1号
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○斉藤(鉄)分科員 公明党の斉藤鉄夫でございます。  非常に長い分科会になっておりますが、あと三十分おつき合いを願いたいと思います。  私は、前半は法務省に知的障害を持つ方の人権擁護の問題についてお聞きし、後半は酒税にかかわる問題につきまして大蔵大臣に御質問させていただきたい...全文を見る
○斉藤(鉄)分科員 禁治産宣告、準禁治産宣告制度でございますが、この制度は一度宣告されますと、その方はある程度の判断能力があるにもかかわらず完全な無能力者という烙印を押され、そう社会的にはみなされる。それからまた、それが戸籍に記載されて受けなくてもいいような不利益を受ける。また、...全文を見る
○斉藤(鉄)分科員 ぜひ前向きに取り組んでいただきたいと思います。三月九日の参議院本会議で、細川前総理も下村議員の質問に対して「成年後見問題についてのお話でございますが、成年後見の制度につきましては、高齢化社会を迎えるに当たっての課題であると認識をしておりますし、諸外国における法...全文を見る
○斉藤(鉄)分科員 こういう一つ一つの問題というのは地方自治体に問題が持ち込まれておりまして、各地方自治体で対応しているというのが現状でございます。東京都などは財政上非常に豊かということもございまして、権利擁護センターというきちんとした組織もありますけれども、地方に行きますと全く...全文を見る
○斉藤(鉄)分科員 そうなのかもしれませんけれども、釈迦に説法でございますが、規制緩和というのは今回羽田政権のまさになさなければいけない一番重要な課題、そしてその旗頭に地ビールがあるんじゃないかな。しかし、言った割には現実問題として何も緩和されなかった、数字としては確かに下がった...全文を見る
○斉藤(鉄)分科員 わかりました。  四月一日からスタートしました。今後の状況を 見まして、六十キロリットルで実効がないというふうな現状になった、そういう認識をされた場合には、ぜひ前向きな対応をお願いしたいと思います。  先ほどもお答えの中に出ました低減税率の話でございます...全文を見る
○斉藤(鉄)分科員 なかなかガードがかたくてあれなのですけれども、趣旨は、地ビール、せっかく二千キロリットルから六十キロリットルと非常に画期的な規制緩和をしたわけでございまして、その実が上がるように、しゃくし定規な解釈ではなくて、何が目的かという、何のためにやっているんだというそ...全文を見る
○斉藤(鉄)分科員 どうもありがとうございました。  時間が参りましたのでこれで終わりますけれども、今後とも地ビール文化をこの日本の地に花開かすために御努力を願いたいと思います。どうもありがとうございました。
11月01日第131回国会 衆議院 科学技術委員会 第3号
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○斉藤(鉄)委員 改革の斉藤鉄夫でございます。  きょうは宇宙開発、特にきく六号の静止軌道投入失敗についてお伺いしたいと思いますが、その前に、ちょっと先ほど笹木委員の質問にお答えになって、大臣が食品への放射線照射、これは外国では行われているようだけれども私はどうも納得できない、...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 大臣、御感想を一言。食品に対して放射線照射が今日本でも行われているということについて、御感想はいかがでございましょうか。
○斉藤(鉄)委員 ありがとうございました。  それでは、本題の方に入りまして、きく六号の問題で質問さしていただきます。  今回のきく六号、かかった費用は、衛星本体それから打ち上げ費用含めて六百億とも七百億とも言われているわけでございますが、これか静止軌道にうまく乗れなかった。...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 大臣からは失敗だったという御発言はなかったのですが、私はかなり失敗に近かったのじゃないか。  それから、もう一つ非常に憂慮すべきこととして、今回、開発に失敗はつきものだという意見もございます。また、大臣も九月一日の閣議後の記者会見で、むだのない科学の進歩はあり...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 大臣のその御感想、非常に私もよくわかるのです。だれしも力いっぱいそれぞれ個人が頑張って成功させようとやっている、それはもう間違いないことだと思います。だれも失敗させようと思ってやっている人はいないわけですから。しかし、そう言ってしまうと、今回きく六号が我々に提示...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 今回アポジモーターも研究の対象だったとおっしゃいますが、そうしますと、そのアポジモーターがうまくいってできる実験、これは何百億にも相当する実験になるのですが、それは失敗するかもしれない、アポジモーターが成功したらその通信実験ができる、こういうことでしょうか。もし...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 わかりました。その特別調査委員会でぜひいろいろ徹底的な原因解明をやっていただきたいのですが、その特別調査委員会、なぜアポジモーターが動かなかったのかという非常に局所的な、また技術的な問題と同時に、先ほど私が申し上げましたような情報管理、また技術管理、そこについて...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 これはNASDAの山野理事長が日経ビジネスに書かれたというか、インタビューに答えられた記事ですが、「今回の衛星の開発・製造では、プライム契約一主契約一企業を一社指定し、その企業が参加メーカー各社に各コンポーネントを発注するという従来の方式をとりませんでした。NA...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 これまでは民間企業が主契約者ということで、最終的な全責任は発注者であるNASDAがとるのでしょうが、一応民間企業がきちんと責任を持って納めていた。今回はNASDAがシステムインテグレーターをやった、その差があるわけです。  私、大きな差は、民間企業が主契約でや...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 よろしくお願いいたします。  日本の宇宙開発予算は非常に少ないとは言われておりますが、しかし、国民の血税を使っての宇宙開発でございますので、その税金が効率的に使われるように宇宙開発体制そのものも見直していかなければいけない。本当に情報管理がきちんとしたシステム...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 ちょっとよくわかりませんでしたけれども、今、日本の宇宙開発は、HⅡを例にとりますと、高いけれども信頼性がある、信頼性があるから少々高いんだ、こういうことをずっとおっしゃってきたわけですけれども、今回の失敗で、どうも信頼性もちょっとおかしいんじゃないかというふうな...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 きく六号のこの問題の質問の最後に、NASDAの最高責任者の方は、今回の失敗が日本の宇宙開発の評価を下げることにはならない、こういうふうに言われているわけですが、大臣はどのようにお考えか、また、今後の宇宙開発に関しての大臣の御所信を一言お伺いして、質問を終わりたい...全文を見る
11月25日第131回国会 衆議院 厚生委員会 第8号
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○斉藤(鉄)議員 私は、ただいま議題となりました原子爆弾被爆者援護法案につきまして、改革を代表して、その提案の趣旨を御説明申し上げます。  昭和二十年八月、広島市、次いで長崎市に投下された原子爆弾は、一閃両市を焦土と化し、実に三十万人余のとうとい生命を奪ったのであります。  ...全文を見る
○斉藤(鉄)議員 山本委員の御質問にお答えいたします。  広島におきましても、私は被爆者の方といろいろとお話をしました。やはり「国家補償的配慮」、これは現在の現行二法にも貫かれている精神でございます。この国家補償的配慮に基づいた被爆者援護法にしてほしい。また、特別給付金、政府案...全文を見る
○斉藤(鉄)議員 私も三原委員の御提言に大賛成でございます。  我々の案は議員立法でございまして、政府案のように詳細に将来の事業について検討しているわけではございません。今考えておりますのは、原爆死没者に対する慰霊事業、それから被爆や原爆被害に関する資料の収集、保存というふうな...全文を見る
○斉藤(鉄)議員 今回の我々の提案は、基本懇答申の趣旨に沿っております。つまり、被爆による放射線障害の実態に即して、必要の原則に従いまして適当な救済措置を講ずるという観点から、参議院を通過したあの被爆者援護法と異なっている、そこを見直したということでございます。
11月25日第131回国会 衆議院 本会議 第13号
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○斉藤鉄夫君 私は、ただいま議題となりました原子爆弾被爆者援護法案につきまして、改革を代表して、その提案の趣旨を御説明申し上げます。  昭和二十年八月、広島市、次いで長崎市に投下された原子爆弾は、一閃両市を焦土と化し、実に三十万人余のとうとい命を奪ったのであります。  人類史...全文を見る
11月29日第131回国会 衆議院 厚生委員会 第9号
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○斉藤(鉄)議員 お答え申し上げます。  改革案のポイントは三つ、星は三つあるかと思います。  一つは、「国家補償的配慮」という言葉を使いました。現行二法におきましても、これは先ほどの最高裁判決、また基本懇の報告にも明らかなように、社会保障の性格とともに国家補償的な側面も持つ...全文を見る
○斉藤(鉄)議員 改革案では、死没した被爆者の方一人につき十万円遺族に支払われます。ですから、いずれのケースにおいても支払われます。三番目のケースは、死亡した人が複数でございますので、その十万円掛ける複数倍遺族に出るということになります。葬祭を行う者一人につき十万円が出るというこ...全文を見る
12月01日第131回国会 衆議院 厚生委員会 第10号
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○斉藤(鉄)議員 私は広島の公聴会に参加をさせていただきました。いろいろ御意見はございましたが、やはり被爆者団体の代表の方の御意見が最も心を打ったわけでございます。その代表の方が意見をまとめた形で委員、議員の皆さんに文書を配られました。それをちょっと、非常に短いものですから読まさ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 改革の斉藤鉄夫でございます。  四人の先生方、きょうは大変参考になる御意見を陳述いただきまして、本当にありがとうございます。これを参考にしながら、私ども、政争の具という言葉が小林参考人から出ましたけれども、政争の具ではなく、何とか政府案と意見の一致を見て今国会...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 もう一つ伊藤参考人に御質問したいのですが、今回、ぜひ来年の被爆五十周年までに被爆者援護法を成立させたいと思っておりますが、まだ政府案と我々の改革の案にはかなり隔たりがある、なかなか意見の一致が見出せない、こういう場合に、あくまでも徹底して議論をして、意見の一致を...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 次に、小林公述人と石田公述人に質問させていただきます。  我々の案にあります「国家補償的配慮」という言葉の意味は先ほど申し上げましたとおりでございます。社会保障という枠組みに後退させてはならないという意味で使ったわけですが、それでも、これまで被爆者援護法制定に...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 最後に、時間が余りありませんが、重松公述人にお伺いしたいのですが、放射線被曝の特殊性ということをきょう御意見で述べられたわけですが、もう一つ、原子爆弾の大きな特徴として熱線と爆風と、放射線、熱線、爆風の複合的効果ということも他の一般の兵器には見られない特徴である...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 どうもありがとうございました。時間が参りましたので、これで質問を終わらせていただきます。