斉藤鉄夫

さいとうてつお

小選挙区(広島県第三区)選出
公明党
当選回数10回

斉藤鉄夫の1998年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月20日第142回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○斉藤(鉄)委員 平和・改革の斉藤鉄夫です。  最近、次のような国民の率直な疑問の声を聞くようになりました。すなわち、六大改革の一つとして金融ビッグバンはやるのだと思っていたが、政府の最近の施策を見ているとどうやら本音は今までどおりの裁量行政、護送船団方式なのではないか、一体ど...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 法的根拠はないが、主管大臣として、経済へ与える影響また国際社会に与える影響を考えてそのように決断をした、こういうお答えだったのだろうと思います。  総理にお聞きしたいのですけれども、国民から見まして、法的根拠がないのに、つぶすには大き過ぎる、ツービッグ・ツーフ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 市場原理を導入していく、ビッグバンを進めるけれども、大手、非常に大きな銀行については、その経済に与える影響、社会に与える影響、また世界に与える影響を考えて、二十行はつぶさないというふうな政策をとった、要約するとこういう御答弁だったのではないかと思いますが、今の御...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 ちょっとよくわからないのですけれども、ビッグバンという一つの大きな流れがある、自由化という一つの大きな流れがある、しかし、この二十行については影響が大きいので、政府としてはこれを守りますとおっしゃってきたわけでございます。ですから、そうおっしゃった以上、そのビッ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 私は、政府が言ってきたことが守られない、また逆に、明確なルールを設けて、透明、公正な自由市場に任せるという方針が貫かれるわけでもない、一体どっちなのだという基本的な疑問が国民の間にこの拓銀の例を通して生まれたと思うのです。政府は、ビッグバンをやろうと言うけれども...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 護送船団方式を続けることはできない、ビッグバンをやるのだ、こういう御答弁ですが、今回の金融システム化法案を見ておりますと、これは預金者保護に公的資金を使うというよりも金融機関救済という面が非常に強いわけでございます。また、優先株の購入を審査する審議会についても、...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 先ほど、北海道で調査をしたと申し上げましたが、そのときに出た、個別具体的になりますが、要望等をちょっと御紹介をし、通産大臣にお答えを願いたいと思います。  ちょっと要望書を読みますと、拓銀の破綻により、地元金融機関はいずれも拓銀借入先の旺盛な資金需要に対応し切...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 地元の要望は、個別具体的ないろいろな規制について弾力的にやってほしいということでございましたので、その点よろしくお願いいたします。  時間が来ましたので質問を終わりますが、明確な政府の方針というものを出すことが、非常に私は経済活動を展望する上において重要だと思...全文を見る
03月04日第142回国会 衆議院 予算委員会 第18号
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○斉藤(鉄)委員 平和・改革の斉藤鉄夫でございます。  二年前、平成七年の十二月に、動力炉・核燃料開発事業団、動燃の「もんじゅ」、高速増殖炉原型炉、この「もんじゅ」のナトリウム事故が発生いたしました。絶対漏れないと言われていたナトリウムが漏れたということと、その後、動燃事業団に...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 橋本総理が科学技術を非常に大切にされているということはよく存じ上げております。しかし、今回の動燃の事故は、その問題ではなくて、動燃の組織もしくは科学技術行政そのものの中に含まれている不合理さについて怒られたからこそ、このような発言をされたのではないかと私は思って...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 私は、動燃のあの一連の不祥事の中に行政改革をやらなければならない必要性の本質があらわれている、このように考えております。この意見については後でまた述べさせていただきますけれども。  私は、動燃の一連の不祥事を総理が見られて、ああいう事故隠しであるとか密室的な行...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 今の谷垣長官のお話を聞いておりますと、また動燃改革委員会の報告書を見ておりますと、動燃が基本的には悪いのだ、もっと極端に言えば、動燃だけが悪いのだというふうな書き方になっていると思うのです。  もう一度、総理に私お伺いしたいのですけれども、総理が、もちろん動燃...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 まさしく、先ほど総理がおっしゃったなあなあのなれ合い体質、それから責任の不明確さ、まさにその問題がこの動燃事業団の今回の一連の不祥事に端的にあらわれたからこそ、そこに行革の必要性を見られたという総理の気持ちだったと私は思います。  今回の動燃改革の原案、私は先...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 選択肢の一つということでございますので、これから選択をするわけでございます。その選択の議論をオープンにするべきだと私は思います。  先ほどの動燃の事故の原因、根本原因とも関係いたしますけれども、これまでの原子力行政は通産と科技庁と電力、この三者が密室で決めてき...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 ぜひ国民的議論を国会を中心にして高めていきたいと思います。  最後に、先ほど総理が触れられましたCOP3の二酸化炭素排出抑制と原子力の問題に触れたいと思います。  二〇〇八年から二〇一二年までの間に一九九〇年レベルから二酸化炭素排出レベルをマイナス六%、これ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 終わります。
03月11日第142回国会 衆議院 科学技術委員会 第2号
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○斉藤(鉄)委員 平和・改革の斉屡鉄夫でございます。  同僚議員の西川委員より高レベル放射性廃棄物返還固化体の青森接岸の件について質問がありましたけれども、最初、それに関連して質問させていただきたいと思います。  木村知事がぜひ総理に会いたいとおっしゃっている一つの理由に、こ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 申し入れの趣旨は、ポイントは二つあって、中間貯蔵施設については今後全国的に立地を考える、検討する、それから、研究施設は、実際の返還固化体を使わないで、放射性物質を使わないで純粋なコールドな研究機関とする、この二つだと思うのです。  まず、最初の点、中間貯蔵、今...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 その点についてはわかりました。  二番目のポイント、コールドな試験をやる、放射性物質を使わない試験をやるということで、それはいいのですけれども、深地層処分の研究の目的そのものは、長い間に、周りのバリアがなくなって、千年、一万年、十万年という間にキャスクがなくな...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 先ほども申し上げましたが、今回の青森の問題も、国の高レベル返還固化体の最終処分、この方針がはっきりしないということに最大のポイントがあるわけでございまして、それに向けての努力を引き続きお願いしたいと思います。  それから、この廃棄物に関連しまして、今度はそんな...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 これまでの廃炉、小型施設の廃炉については、原研ないしは動燃、科技庁傘下の研究所が研究をしてまいりました。先ほどは通産省の原子力課長さんが、通産省での今後の研究課題とおっしゃっておりました。  科技庁としては、これまで蓄えられてきたデータを、廃炉の研究、経験、蓄...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 よく原子力とほかの発電方法火力、水力との比較のときに言われることですけれども、一見原子力発電は発電コストが低いという数字が出るけれども、あれは廃炉の費用を見ていないからだと。廃炉を考えれば、またその後の廃棄物処理のコストを考えれば結局原子力の方が高くつくんだとい...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 そうしますと、これからの廃炉にどれだけのお金がかかるかというのを大体見積もってされていると思うのですが、今後の研究の次第によっては、それよりも安くなるかもしれないし高くなるかもしれないということでございますね。わかりました。  話の筋の、廃棄物の方に話を持って...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 いよいよこの三月、初めての商業炉がシャットダウンするという、非常に一つのエポックメーキング的な出来事があるわけでございまして、この廃炉について鋭意検討を重ねていただきたい、御努力をいただきたい、このように思います。  それから、きょうは久しぶりの一般質疑でござ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 技術士というのは、事ほどさように、ほとんど認知をされていないということでございます。私も一応技術士なのですが、名刺に技術士と書いているのですが、これを見て、蛍光灯でも取りかえる資格なのとか、蛍光灯を取りかえるのに何で国家資格が要るのというぐらいにしか、ほとんどの...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 PEやCEとの相互乗り入れ、例えば日本で技術士を取ったら、アメリカではPEと名乗ることができる、イギリスへ行ったらCEと名乗ることができる、そういうふうな相互乗り入れをぜひ御検討をいただきたいと思いますし、二年前も検討する、こういうふうにおっしゃっていただきまし...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 技術士が弁護士と同じようなステータスを得るように、よろしくお願いいたします。  それから、また話ががらっと変わりまして、宇宙発電について、科技庁と資源エネルギー庁さんにちょっとお伺いしたいと思います。  昨年末、新進党が解党いたしまして、我々は新党平和という...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 研究によりますと、こういう施設をつくるのに三兆円かかる。原子力発電所と同じような電力を生むSPSをつくろうと思えば三兆円かかる。一原子力発電所の十倍かかるわけです。ただし、この建設費のほとんどはロケットによる運搬費なんですね。ここは無重力ですから、構造に余り力を...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 よろしくお願いいたします。  質問を終わります。
03月19日第142回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第1号
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○斉藤(鉄)分科員 平和・改革の斉藤鉄夫でございます。  きょうは、瀬戸内海の環境問題について質問をさせていただきます。  私の地元広島では、昨年からことしにかけて、海砂の採取をめぐって大きく揺れ動きました。一九九〇年に、海砂採取は環境に与える影響が非常に大きいということで、...全文を見る
○斉藤(鉄)分科員 現在捜査中ということで個別案件については答えられないということでございますが、広島県の例を見ますと、三十年という歴史があるわけですけれども、そのほぼ全期間において決められた量の倍以上の海砂が採取をされて非常に環境に大きな悪影響を及ぼしていたという実態が明らかに...全文を見る
○斉藤(鉄)分科員 私が調べたところによりますと、海砂にかわる材料、例えば鉄鉱石の鉱滓であるとかその代替のものも今技術開発をされつつある、またそういう研究も進んでいる、このように聞いております。  後ほど環境庁長官とも議論したいと思っておるのですが、海砂の採取というのは非常に環...全文を見る
○斉藤(鉄)分科員 できるだけ使わない方向で努力をいただきたいと思います。  瀬戸内海の環境保全についてお聞きいたします。海砂の採取が瀬戸内海の環境にどれだけ影響しているのか、環境庁としてはこれまでどのような調査を行ってこられたのかお聞きしたいと思います。  新聞報道などで住...全文を見る
○斉藤(鉄)分科員 平成六年度から七カ年計画で調査をしているということでございますが、平成十二年にならないと結論が出ないということなんでしょうか。それとも、海砂の問題が今ここまで大きくなっている、今まで調べたことだけでも中間報告という形で、その中間報告を議論するというふうにはなら...全文を見る
○斉藤(鉄)分科員 大臣、その中間報告、そこには科学的な知見、科学的な調査の結果が出るわけでございますので、多分そこで環境への影響は非常に大きいというデータが出ていると私は思いますので、ぜひ前向きに取り組んでいただきたいと思います。  天然記念物ナメクジウオというのが、海砂をと...全文を見る
○斉藤(鉄)分科員 いずれにしましても、その中間報告を見させていただいて、また議論をさせていただきたいと思います。ぜひ、生態系への影響につきましても、学者さんたち、人知を集めて予測をしていただきたいと思います。  まだこの海砂採取を続けている県への対応についてお伺いします。 ...全文を見る
○斉藤(鉄)分科員 大木環境庁長官は、COP3のリーダーシップでも大変世界から評価をされた大臣でございますし、この瀬戸内の環境を守るという点につきましても大臣にリーダーシップを発揮していただいて、子孫に我々の美しい自然を残すという点でぜひ御努力を願いたいとお願いいたします。  ...全文を見る
○斉藤(鉄)分科員 大臣、ぜひこの海砂の問題に関心を持っていただいて、瀬戸内海の環境保全のために今後も御努力をお願いしたいと思います。  以上で質問を終わります。
03月20日第142回国会 衆議院 予算委員会 第29号
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○斉藤(鉄)委員 平和・改革の斉藤鉄夫でございます。  資料をお配りさせていただきとうございます。この資料は、三月に入りましてから発表され、新聞で報道された経済動向、景気指標などをピックアップして書き写したものでございます。私の目に入ったものをメモしたものですので、重要なものが...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 私は、現在の経済状況を織り込んでいない予算案を通すことの方が、かえって景気にはマイナスであると思います。  では、次の角度からちょっと質問をさせていただきます。  今年度の各四半期ごとのGDPを見ますと、昨年の四月から六月、第一・四半期で前期比マイナス二・八...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 総理は審議権ということをおっしゃいましたけれども、総理は、確かに行政の長でございますが、議院内閣制における国会の与党第一党の責任者でもあるわけでございます。この国会の審議を本当の意味で実質化する意味におきましても、この予算委員会での審議で、確かにここは修正すべき...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 この問題についてはなかなか議論がかみ合わないという感じを持っておりますが、次の質問に移ります。  平成十年度の経済見通しについてお伺いします。  一月十九日、経済企画庁は、平成十年度の経済見通しと経済運営の基本的態度を発表されました。ここで、平成九年度当初の...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 平成九年度の補正予算は、この〇・一%実質見込みを主要な根拠として組み立てられました。そして、一般会計分五十六兆二千二百六十億の税収ということが補正で認められたわけでございますが、この税収はどうなるのでしょうか。  大蔵大臣、先ほど、この〇・一%達成は困難だとい...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 全く甘い見方だと言わざるを得ません。平成九年度一月末租税及び印紙収入、収入額調べを見ますと、特に法人税の落ち込みがひどくて、本来一〇一・九という数字でなければならないのに対して九五・七。六ポイント程度低いわけでございます。  では、これが今後回復する見込みがあ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 例えば所得税等についてはまあまあいい数字なんですが、しかし、これは一月末の数字。二月、三月と、いわゆる減税で所得税の税収が大幅に落ち込むわけです。そういうことも考えれば、私は、今の御説明は全く国民を欺くものだ、このように言わざるを得ないわけです。  税収欠陥が...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 御指摘のようなことはないということは、あった場合は責任をとる、こういうことでございますね。
○斉藤(鉄)委員 私は国会に入ってきて四年半ですが、どうしてこう国会というのは建前の議論しかできないのかというふうに思います。民間企業で二十年間働きましたが、民間企業では、社長が出してきた案だって、若い者がみんなで討議をして、ここはこう直そう、本音の部分で話し合って、正しいデータ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 今尾身長官がお答えになったことは、平成九年度の〇・一%の根拠としておっしゃったことと全く同じです。その〇・一がもう崩れたわけですから、同じ根拠の一・九%も崩れるというのが当然ではないでしょうか。一・九%の根拠を示してください。
○斉藤(鉄)委員 納得できません。  例えば、日本リサーチ総合研究所の消費者心理調査の中に、今後一年間に失業するかもしれないと考えている方は五九・二%もいらっしゃる。半分以上の方が雇用不安におびえながら今生きていらっしゃる。そういう中で、今の尾身長官の、これから個人消費は回復す...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 私は一・九%の根拠を聞いたわけですけれども、お答えになっていないと思います。  総理、この平成十年度実質見込み一・九%、このことについてどのようにお考えでしょうか。
○斉藤(鉄)委員 終わります。
03月27日第142回国会 衆議院 本会議 第22号
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○斉藤鉄夫君 私は、平和・改革を代表して、原子力基本法及び動力炉・核燃料開発事業団法の一部を改正する法律案について、総理並びに関係大臣に質問をいたします。  まず初めに、先日、米国が行った臨界前核実験に対し、平和・改革は、昨日、抗議声明を発表いたしました。また、報道によりますと...全文を見る
04月01日第142回国会 衆議院 科学技術委員会 第5号
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○斉藤(鉄)委員 二年数カ月前に「もんじゅ」の事故が起こりまして、それからこの間、原子力、また動燃に対していろいろな議論がありました。今回の法律案はこの二年半のいろいろな議論の一つの結果としてあるわけでございまして、私自身、この間、終始一貫科学技術委員会の委員でございました。そう...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 よくある審議会答申と法律との関係とは違う、真っさらな関係から議論してもらってその意見を尊重すると。そうすると、一〇〇%この報告書の内容に縛られるものではない、法律案も多少報告書の内容と異なっているところがある、そうあってもいいのだ、こういう理解でよろしいでしょう...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 それでは次に、原子力委員会委員長でございます大臣にお伺いいたします。  原子力の長期計画に責任をお持ちの原子力委員会として、今回の内閣から出てきた法律案をどのように評価をされているか。内閣の一員でもいらっしゃいますから、自問自答のような形になりますが、原子力委...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 次に、都甲先生にお伺いしたいと思いますが、行政から独立した立場にある原子力安全委員会として、規制の立場から今回の改革案をどのように評価をされているか、率直な御感想をお願いします。
○斉藤(鉄)委員 わかりました。原子力安全委員会としても評価をしているということかと思います。  それで、条文一つ一つについて後で議論をしていきたいのですが、その議論に入る前に、非常に全体にかかわる問題意識として、科学技術庁に次の質問をさせていただきます。  それは、「動燃改...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 そのとおりなんですが、今局長がおっしゃったことは、ある意味ではこれまでもそうだったんじゃないか。今回この改革案によって、今まで不明確だった責任範囲、その輪郭がどうやったらその明確化につながるか。今までとここが違いますというものがもしあれば、それを説明していただく...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 では、この議論につきましては、また後ほど二十二条、二十三条のところで議論をしますので、ちょっとおいておきたいと思います。  それからもう一点、科学技術庁の役割というものがこの報告書の三十二ページに出ております。これは「新法人への改組の要点」というところで、その...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 ではこの問題についてはまた後ほど議論を続けたいと思います。次に、条文について御質問します。まず、原子力基本法の改正部分、第七条、ここで新しい機構の名前を核燃料サイクル開発機構、このように定められたわけですけれども、研究という文字が入っていない。これを入れるかどう...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 研究という文字を入れるべきだという議論もあったというふうに聞いているのですが、その点についてはどんな議論があったかというのを御紹介いただけませんでしょうか。
○斉藤(鉄)委員 よく、今回の新しい法人は基礎研究は一切行わないんだ、その性格を明確にするために研究という字は使わない、こういうふうにおっしゃる学者先生もいらっしゃるのですが、その点についてはいかがでございましょうか。
○斉藤(鉄)委員 何となくわかりました。  次に、この第七条の中に、原子力研究所と核燃料サイクル開発機構、この二つを置くというふうになっております。この原子力研究所と核燃料サイクル開発機構の機能の違い、この基本法第七条の具体的な解釈として、わかりやすく簡単に説明をいただきたいと...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 そうしますと、この第七条に規定される原子力研究所が基礎的な研究を、それから核燃料サイクル開発機構が開発研究を行うという理解だと思います。それでよろしいですね。  それで、この報告書の中にも、これまで動燃という一つの組織の中に、基礎研究的な部門、応用研究的な部門...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 確かに、経営形態は区切る、しかしフィードバック機能は十分働くというふうな形にすればベストなのかもしれません。  そういう意味では、日本原子力研究所の役目がまた非常に大きくなってくると思うのですが、今回の法律改正によって、七条で定められる原子力研究所、その役目、...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 その点はよろしくお願いします。  それでは次に、その新しい法律ですけれども、これは質問通告していなかったのですが、大臣にぜひひとつお伺いするのですが、第一条、目的のところに「技術の開発を計画的かつ効率的に行う」という文章がございます。この計画的というところでご...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 この問題については、また引き続き議論をしていきたいと思います。  次に、第四条「事務所」「機構は、主たる事務所を茨城県に置く。」こうあります。地元重視ということで理解できるわけですが、当然デメリットもあると思います。考えるに、情報過疎になるのではないかとか、社...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 それでは次に、第十一条に役員が規定されております。理事定数が八から七に一つ減っておりまして、行政改革の折、これは評価できるのですが、新しい機構の業務が動燃に比べてかなり縮小されるということを考えれば、もう少しこの役員についても減らすべきだ、こういう意見があります...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 職員定数についてはどうでしょうか。業務の縮小にかかわらず、職員定数、これは急激に減らすというわけにはいきませんけれども、長期的にもう少しスリム化を図るという方向が見えた方がいいのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
○斉藤(鉄)委員 またその十一条の役員の規定のところに戻りますが、この役員の人選についてお伺いします。  この基本的方向、報告書には、理事会メンバーの人選として、「従来の構成にとらわれず、幅広い分野から人材を登用する。」「また、その構成は、新法人と特定の利害関係のある者や関係省...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 理事長は内閣総理大臣、現実的には科学技術庁が人選してお決めになる、こういうふうにみんな思っているわけです。そこで、一つ国民から見て問題があるかなと思うのは、その理事長を選任するときに、科技庁の意向を一〇〇%聞くような人を人選する、そういうことであれば、今回の科技...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 どこから見てもそういう人選をされたと思われるような措置をぜひお願いしたいと思います。  それから、理事のことですが、改正法附則第五条に、経過措置として、動燃の現在の役員の方、その方は、新しい機構になるときに、任期がたとえ残っていたとしてもというのは矛盾するのか...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 私も、現在の動燃の役員の方が新しい機構の役員になるということについては、技術の連続性であるとかいろいろな意味で、あっておかしくはないというふうに思いますが、どうかその手続においては、国民から不明朗だと言われる、そういう批判がないような明確な形で、またオープンな、...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 今の大臣のお答えは、三点お述べになりました。第一点目ですけれども、これまでの動燃の経営にも裁量権はあった、しかし、これはもう何度も議論してきたことですが、責任の明確化というものがされていなかったので、今回は、その責任の明確化をすることによって、これまでにもあった...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 その点については理解できました。  大臣がお答えになった二点目の運営審議会について御質問をいたします。  二十二条に、機構に、運営審議会を置く。こうなっておりまして、先ほど大臣は、この運営審議会によって外部評価を与える、そのことによってまた経営の裁量権がふえ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 外部評価という言葉を使われております。理事長が自分の裁量権を行使するためというよりは、外部評価という言葉からくるイメージは、理事長の裁量権を拘束するという認識を強く持つのですけれども、その外部評価と諮問というのがよく理解できないのですが……。
○斉藤(鉄)委員 それでは、別な角度から質問させていただきますが、非常に意地悪な見方をすれば、この運営審議会が科学技術庁の意見を通すための科学技術庁の一つの道具になるのではないか。もっと素直に法律を読めと言われればそのとおりなのですが、意地悪な人はそういう見方をしております。 ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 時間が参りましたので、これで終わります。  逐条で行っておりまして、まだ二十三条までしか行きませんでしたので、この続きと、この間、大野委員長を初め、人形峠に視察に行ってまいりました、そのことも踏まえて質問しようと思ったのですが、これは次回に回させていただきます...全文を見る
04月10日第142回国会 衆議院 科学技術委員会 第7号
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○斉藤(鉄)委員 平和・改革の斉藤鉄夫です。  前回に引き続きまして質問をさせていただきます。  まず最初に、前回の私の質問でちょっと明確でなかった部分について、もう一度お伺いをさせていただきます。  まず、新機構の理事長の選任についてでございますが、前回大臣がこのように御...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 具体的に、その理事長が例えば科学技術庁出身者から選ばれるということはあり得るのでしょうか。いわゆる科技庁からの天下りがあるかということでございます。
○斉藤(鉄)委員 今回の動燃改革の一つの柱が、監督官庁とその新しい機構との責任の明確化ということでございますので、その点については、先ほどの御答弁ですと内閣総理大臣の高い見識で担保されているということでございますけれども、国民から後ろ指を指されることのない人事をしていただく必要が...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 それでは次に、運営審議会のことについて、前回もお聞きしたのですが、ちょっとあいまいだったところを質問させていただきます。  この運営審議会の位置づけですけれども、加藤局長の御答弁は、一文だけ取り上げるというのはちょっと不適切かもしれませんが、「ある意味では理事...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 科学技術庁派遣の家庭教師であるかどうかを考える一つの思考実験として、先日の、その運営審議会の委員は理事長が選任し、総理大臣が認可するということになっておりますけれども、理事長が選任した委員を総理大臣が認可しなかった、こういうことも理論的には考えられるわけで、そう...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 具体的には、理事長が選任をした審議会の委員を一応総理大臣が認可することにはなっているけれども、現実的にはそういうことはあり得ない、こういうふうに理解してよろしいですか。
○斉藤(鉄)委員 わかりました。これで時間を費やしてしまってもあれですので。  基本的には、理事長の裁量権が最大限になるような運営を科技庁としては監督官庁として見守っていく、こういう理解でよろしいのでしょうね。
○斉藤(鉄)委員 非常によく理解できました。  それから、この運営審議会の委員について、これは新しい理事長がお決めになることですから、科技庁がどうこう言うことではないのですが、地方公聴会の中の一つの声に、地方の声を代弁する委員をぜひ入れてほしい、こういう声もございました。  ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 外部評価という言葉についての大臣の御理解、よくわかりました。  それでは、前回の質問で二十三条まで行きましたので、今回二十四条からスタートしたいと思います。  「業務の範囲」、これは第一条の目的とも関連をしているのですが、新しい業務、三つの柱がございます。こ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 そうしますと、動燃全体から見ますと非常に少ないということで、これは、平成十一年度以降もこういう見直しはしていかれるのでしょうか。
○斉藤(鉄)委員 開発をしていて、これはやはり基礎研究が必要だな、自分が原研に行ってそれをやりたい、こういう場合は許されるのでしょうか。
○斉藤(鉄)委員 わかりました。  次に、新型転換炉についてお伺いします。  まず最初に、大臣にお伺いしたいのですが、この新型転換炉、三年前に、正確には二年半前でしょうか、突然実証炉の建設中止ということが発表されて、我々も驚いたわけでございます。それに伴って、動燃での新型転換...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 このATRの中止については、先ほど大臣がおっしゃった社会情勢の変化でありますとかコストの問題であるとかということは、ある意味ではかなり前から言われてきたことでございまして、そういう変化を、我々が国会の場でいろいろ議論をしながら決めていかなきゃいけなかったことだと...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 ちょっと説得力がないような気がします。三千五百億円の国費、そして多大な優秀な人材を投入してこれまで蓄積してきた技術をこういう形でこれから未来の人類に対して役立てていくんだということで、もう少し説得力のある計画を出していただきたいと思います。このことについては、ま...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 新型転換炉の研究が基本的には世界からなくなってしまうわけですけれども、この五年間を使って、確かに日本でこういう研究をして、こういう成果があって、人類に将来役に立つんだ、こういう知見を得たこと自体すごいことなんだという、知見を完結させるという観点で、ぜひこの五年間...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 放棄をすべきなのか、それともずっと持ち続けた方が、非常に長期的に見たエネルギーの安全保障につながるのか、私にはここでは判断できかねますけれども、この点について慎重な議論をしていかなくてはいけないのではないかな、このように思っております。  次に、ウラン濃縮です...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 よく、動燃で開発した濃縮技術というのは余りコスト意識がなくて高いものになってしまった、結局日本原燃が新しく使う技術は外国で開発された技術の方が安い、だからそちらを使った方がいいのではないか、こういうふうなことも言われておりますけれども、この動燃で開発した技術が、...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 わかりました。  それでは、次に、情報公開について質問をさせていただきます。  吉川委員会のレポート、「動燃改革の基本的方向」の中にも、この情報公開が新しい機構にとって大変重要である、キーポイントであるというふうに各所で繰り返し書かれております。その報告書を...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 ガイドライン、情報公開指針で努力をしているというお答えでございまして、今また局長のお話を聞いていますと、こんなに頑張っているのだから、もう問題はないのだということで、私も素直なものですから、それを聞いていると、ああそうかなと思うのですが、今情報公開で議論をされて...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 我々は、法的整備がされるまで動燃もしくは新機構だけに限っても情報公開について一歩進んだ措置をすべきである、それが原子力行政信頼回復の第一歩だ、このように考えまして、後ほどこの情報公開の部分につきましては平和・改革として修正案を出させていただきます。ぜひ御理解をい...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 今回でこの法案の審議は終わるわけですけれども、先ほども申し上げましたように、原子力、エネルギー政策については引き続きこの科学技術委員会を舞台に議論を進めていきたいと思っておりますので、どうかよろしくお願いいたします。  質問を終わります。
○斉藤(鉄)委員 平和・改革の斉藤鉄夫です。  今回の動燃法の改正によりまして、動燃にかわる新しい核燃料サイクル開発機構は技術を開発する、その開発された技術を商業化、実用化するのは民間がやるということになりました。かつ、その研究開発期間も非常に長期にわたる。  まあ、科学技術...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 その意味で、私は、理事長の責任は非常に重い、このように思います。今回の議論を通じましても、責任、裁量権を強化し、責任範囲を明確にする、そのために理事長の裁量権を強化するということが議論をされました。  その理事長を選任されるのは内閣総理大臣でございます。科技庁...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 高速増殖炉の研究開発について新しい機構が責任を持つということになりました。この高速増殖炉について、私は、地方公聴会に行って、まだまだ国民の理解が得られているというふうには感じませんでした。新型転換炉を、この国会で一度の議論をすることもなく方針転換をするということ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 私は、会派平和・改革を代表して、ただいま議題となりました原子力基本法及び動力炉・核燃料開発事業団法の一部を改正する法律案に対する修正案の概要とその趣旨について御説明いたします。  政府提出の本法律案は、たび重なる事故とその後の情報改ざんや虚偽報告によって社会的...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 私は、会派平和・改革を代表し、平和・改革提出の原子力基本法及び動力炉・核燃料開発事業団法の一部を改正する法律案に対する修正案に賛成する立場から討論いたします。  民友連提出の修正案は、私ども平和・改革と民友連及び自由党の三党が今国会に共同提出しております特殊法...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 新党平和の斉藤鉄夫でございます。平和・改革を代表して質問をさせていただきます。  きょうは、本当に貴重な御意見ありがとうございました。  まず初めに、河瀬陳述人と池端陳述人にお伺いしますが、今回の一連の動燃の不祥事の際によく言われたことですが、動燃の特殊性と...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 ありがとうございました。  次は、情報公開ということについて、吉村、小林、高橋、渡辺各陳述人の方から御意見をいただきたいと思います。  動燃は、情報公開指針というものを出されました。しかし、私どもが考えますに、これは研究開発成果の公開というふうなことでもあり...全文を見る
05月06日第142回国会 衆議院 科学技術委員会 第9号
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○斉藤(鉄)委員 平和・改革の斉藤鉄夫でございます。  法案の中身に入ります前に、大臣に御礼を申し上げたいのと、それから御感想をお伺いしたいのでございます。  四月二十五日、札幌で、人類の未来と宇宙を考える国際会議というものを行いました。宇宙に関する国際会議というのは、これは...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 どうもありがとうございました。大臣も、行政の責任者の立場を離れられて議会人の立場にお戻りになったときは、ぜひ御参加をいただきたいと思います。それでは、法案の中身に入らせていただきます。  まず最初に大臣にお伺いいたします。いわゆる産官学共同研究に対する基本的な...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 大臣の中でもその考え方の変化があったということでございますが、最近は逆に、産官学の共同研究が少ないから、もしくは三者の間のパイプが細いから、日本の研究レベルが諸外国の研究レベルに比べて相対的に落ちてきているんだという風潮になってきております。  私も、確かにそ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 今局長がおっしゃったようなことも、日本の産官学共同研究といいましょうか、交流が少ない原因かと思いますが、私は根本的には人事の問題ではないかなという気がしております。  研究というのはもちろん人間が行うものでございますし、その人間の熱意や情熱がある意味では研究成...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 確かに、この議論は今後も本当に続けていかなければいけないと思います。  ある雑誌によりますと、国立研究所、例えば、工技院傘下の中国研究所の研究員の平均在職年数は三十年。それに対して、今非常に活性化が進んでおります理化学研究所の平均在職年数は十五年。そういう意味...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 例えば理化学研究所の人はその三十代の研究成果をもってベンチャー企業をつくることができるわけでございますが、国立研究機関の人はそういうことができない。だから、国立研究所の人もすばらしい成果をもってベンチャー企業をつくることができるような人事制度に変える。今すぐは無...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 この問題については引き続き議論をしてまいりたいと思います。  競争的雰囲気と言いましたが、国立研究所のもう一つの役目は、余り社会に役に立つかどうかわからないけれども物を知るために行う基礎研究でございまして、その基礎研究、本当の意味での基礎研究との調和をどうとる...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 科技庁としても、もう少し目を配って充実させていただきたいと思うのですが、もう一つ、入館料が、子供が二百五十円、中高生が四百円ということでございます。大人が六百円、これはいいと思うのですが、上野の国立科学博物館は児童生徒七十円でございます。スミソニアンはもちろんた...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 この問題についても、また引き続き議論させていただきたいと思います。  時間が参りましたので、終わります。
05月15日第142回国会 衆議院 建設委員会 第12号
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○斉藤(鉄)委員 平和・改革の斉藤鉄夫でございます。  私は、きょうは、行政が構造物に対して行う検査の意味について質問をさせていただきたいと思います。  まず、議論に先立ちまして、議論の対象なんですけれども、構造物といいましても建築構造物、土木構造物ございますが、きょうは建築...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 社会的意味合いを持って、その建物が持っている性能、かつ、それが社会の中である機能を果たさなければいけないわけですから、そのことをチェリクするということでございますが、今の答弁は非常によくわかりました。  では、具体的には何を見ているのでしょうか。例えば、建築基...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 建築基準法に照らして構造、安全というところを主に見ているという答弁でございました。  今までの検査ですと、着工前に建築確認があって最後に完了検査があるわけでございますが、果たしてそういう検査で構造、安全というものがチッツクできるのかという疑問を次にさせていただ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 局長の御答弁を総合いたしますと、施工者が行っている検査がある、また、設計監理者が行っている検査もある、そういうものを総合して、日々の監理や検査がきちんと行われているかということを検査するのが行政の検査だという理解でよろしいのでしょうか。     〔委員長退席、...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 その点、よくわかりました。  これは、民間建築も公共建築も基本的に同じ考え方、つまり今回の建築基準法という同じ土台に立っての扱いになる、こういう理解でよろしいのでしょうか。
○斉藤(鉄)委員 次の質問に移らせていただきますが、不良施工問題と今改正案の関係についてお伺いをさせていただきます。  多くの不良施工が見逃されているという報告がいろいろなところでされております。例えば、大変有名な事例では、千代田区の建築主事さんが非常に精力的にいろいろな実態調...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 今回の改正で、少しでもそういう状況が改善されればと思うわけです。  先ほど局長、三つ挙げられましたけれども、一つは、中間検査の意味が非常に大きいなと私は思います。構造上安全なポイントというのは、先ほど申し上げましたように、鉄骨や鉄筋の接全部でありますとか、コン...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 その際、これまでは建築主事といういわゆるお役所が行っていた。第三者性はこれにまさるものはないと思います。ところが今回は、先ほど局長お述べになったように建築主が依頼をする。これは当然お金も払うわけでしょうけれども、その場合問題になってくるのは第三者性だと思います。...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 今、建設会社は、景気が悪くて人余りで、中間管理職の大変なリストラをやっております。そういう中間管理職の方は、もちろん専門知識もある、経験もあるということで、ゼネコンや住宅メーカーが、そういう社内で余っている人、余っていると言うとちょっと語弊がありますが、そういう...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 そうしますと、今運用準則と局長おっしゃいましたけれども、そこら辺の明確な基準といいましょうか線引きといいましょうか、そういうものは今後つくられるということでございましょうか。——わかりました。  それから、建築現場では日々検査なりチェックなりが行われている。そ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 そうしますと、ある一つの建築工事に着目した場合、その建築工事で、施工者から発注を受けて例えば溶接の検査をやったりいろいろな検査をやっている会社が、その建築構造物に対して、今回のこの指定確認機関となって中間検査なり完了検査をやる、これも可能ということですか。
○斉藤(鉄)委員 局長おっしゃるように一構造物の安全性というのはまさに細かいチェックの積み重ねでございますから、そういう意味では、日々それを見ている人が最終的な確認をする、完了検査をする、中間検査をするということで、より多くの情報を持っての検査、チェックということになるので、私も...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 最後に一問だけ質問させていただきます。  これまでは建築構造物の議論でございましたが、いわゆる公共土木構造物について、第三者検査という考え方を土木構造物についても導入していかなければいけないのではないかなというふうに思います。  日本の考え方は、土木について...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 ありがとうございました。終わります。
05月22日第142回国会 衆議院 科学技術委員会 第12号
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○斉藤(鉄)委員 平和・改革の斉藤鉄夫でございます。  きょうは、宇宙開発事業団法の一部を改正する法律案の中身についての質問と、それから、現在の宇宙開発にかかわる諸問題について質問させていただきたいと思います。  まず最初に、この改正案でございますが、先日水曜日に審議をいたし...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 そうしますと、ロケットで打ち上げた衛星が将来何らかの形で第三者に被害を及ぼす、その衛星が将来地上に落ちるとか、宇宙の上でほかの衛星とぶつかるとか、そういうことは全く今回の法律とは関係ない。まずロケットの打ち上げ、ですから、打ち上げてから数分間だと思いますけれども...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 過去にはどんな事故があったのでしょうか。それをお聞かせください。
○斉藤(鉄)委員 非常に確率としては小さいということかと思います。  もちろん、今回それに係る保険についての法律でございますが、保険を掛けているとはいえ、できるだけ第三者事故を小さくする努力というのは、打ち上げ者として、また国として当然されなければならないと思いますが、そのよう...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 先ほど、想定される事故として、破壊をして落ちてくるものが例えば船舶に衝突するというような説明もございましたけれども、その警戒区域というのは大体どのぐらいの広さでしょうか。
○斉藤(鉄)委員 よくわかりました。  ロケット打ち上げについての第三者被害、これまでもある程度想定をされて、措置をされていたと思うのですけれども、今回の法律改正で何が変わったのかという点をわかりやすく御説明願いたいと思うのです。  この場合、これまでのロケットの打ち上げはそ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 特約については後ほどちょっと質問させていただきますが、そうしますと、これまでは義務づけられていなかったけれどもみずからの意思で措置をしていた、今回の法律によって義務づけられる、そういう非常に単純な理解でよろしいのでしょうか。
○斉藤(鉄)委員 わかりました。  それでは、ちょっと条文について聞かせていただきます。  第二十四条の二、「保険契約の締結」というところでございます。この第一項では、事業団が、保険契約を締結していなければ、人工衛星等の打上げを行ってはならない。この保険という場合はもちろん第...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 今、個別具体的にという御答弁でしたが、そうしますと、受託打ち上げの場合でも事業団が直接保険契約してもいいという場合もあるということでしょうか。
○斉藤(鉄)委員 その点についてはわかりました。  次の第二十四条の三ですけれども、第一項で、特約という言葉が出ております。「受託打上げにより受託打上げ関係者以外の者に損害が生じた場合における損害賠償の責任に関し、次に掲げる内容の特約をすることができる。」第二十四条の二は保険契...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 ちょっとよく理解できなかったのですが、今回事業団に責任の集中化を行うということですが、それは普通の契約ではできなくて、特約という項目で特に行う、こういう御説明だったのでしょうか。
○斉藤(鉄)委員 事業団に責任を集中する、そういう体制をつくるために特別に特約という形でその道をつくった、こういう理解でよろしゅうございますか。わかりました。  その責任の集中なんですけれども、第二十四条の三、一項の一号に、「当該受託打上げに係る受託打上げ関係者も同一の損害につ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 先ほどの御答弁は、欧米のシステムとの比較、それから、現実に第三者被害が生じたときに、その被害者の利便、そういうことを考えれば、NASDAに全責任を集中しておいた方がやりやすい。確かにそうだと思います。  では、一たん全責任を負って、後でゆっくり原因を調べて、例...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 その点については理解できました。  次に、先ほど特約の意味を聞いた質問と結果的には同じ質問になるかもしれませんが、第二十四条の二、「保険契約の締結」のところに、「事業団に代わって、事業団のために締結することができる。」という文章があります。それから、二十四条の...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 今回の第三著被害に対する保険の整備は、これからHⅡAロケットが打ち上げビジネスへ参入していく、その国際競争力という観点からも、欧米と同等の制度にしておかなくてはならない、こういう背景があったとお聞きしておりますけれども、このHⅡAロケットの受託打ち上げ、受注の現...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 我々も大いに期待しているところでございますが、そういう状況の中で、今回HHロケット五号機の打ち上げの失敗の事故がございました。  これまで、NI、NⅡ時代も含めて、失敗のなかったロケット打ち上げに大きな失敗があったわけですけれども、日本開発のロケットの信頼性が...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 国際社会的にも日本のロケットの信頼性が大きく傷ついたという状況ではないというふうに私も認識しておりますけれども、今、一番大事なときではないかなと思います。  といいますのは、最近、ちょっとNASDAさんの前で言いにくいのですが、失敗が続いている。三年前になりま...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 今、大臣お答えになった、開発体制そのものの中に潜んでいるいろいろな問題点というものを改善していくことが非常に大事だという点、私もまさにそのとおりだと思います。  よく一般に言われることですけれども、NASDAの場合、NASDAが発注者、それをメーカーが受注する...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 私も偉そうにここでこんなことを言っておりますが、私の事務所自体全然情報共有化が進んでおりませんで、人のことをとやかく言う立場ではないのですけれども、今後、特に研究開発については、これは大臣にぜひお伺いしたいのですけれども、だれがどういう提案をした、その提案がどう...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 ぜひ大臣のリーダーシップで、そういう同じ過ちは二度と繰り返さないためにも、システムの構築をよろしくお願いいたします。実は、行政監察局の監察結果について御質問をさせていただくつもりでいろいろ用意していたのですが、ちょっと時間がなくなってきましたので、ポイントだけお...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 私もこの監察局の報告書を読ませていただきましたけれども、かなりポイントをついた指摘も多いなというのを感じましたので、ぜひこれに対して、反論すべきものは反論し、受け入れるものは受け入れるということで進んでいただきたいと思います。  時間がなくなりましたので、最後...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 終わります。ありがとうございました。
06月05日第142回国会 衆議院 科学技術委員会 第13号
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○斉藤(鉄)委員 平和・改革の斉藤鉄夫でございます。  私の質問は予定表よりおくれておりますが、これは私の質問時間を同僚の太田委員に譲ったせいでございまして、終わる時間は予定どおり終わりますので、御安心をいただきたいと思います。  まず最初に、私は、現下の景気情勢と技術革新の...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 私も経済に詳しくありませんので、素人同士でこれ以上経済の議論をしていてもしようがないので一つ議論を進めたいと思うのですが、大臣お答えの、構造改革の中の一つとして位置づけられました科学技術立国の問題について御質問させていただきたいと思います。  私も聞きかじりで...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 その点では認識が私も同じでございます。技術革新というのは、第一義的には民間の問題であって、国レベルで、また政治家が議論すべきものではないと思うのですけれども、しかし、技術革新の種、シーズを提供する義務が、やはりたくさんの税金を基礎研究に費やしている国立研究機関や...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 シーズをたくさん生み出すもう一つの要素である、一つの種が生まれたときにそれを芽とし、実と結ばせる、それを側面から援助する制度も必要かと思うのですけれども、この点についてはいかがでしょうか。
○斉藤(鉄)委員 先ほど局長の答弁にも特許、ベンチャーという言葉が出てまいりましたが、いずれにせよ、日本とアメリカを比較しますと、特許にしてもベンチャーにしても国立研究機関から出てくるものは二けた少ないと言われております。これをぜひ改善する必要があるのではないか。アメリカの今の経...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 ぜひよろしくお願いいたします。  次の質問に移ります。がらっと変わりますが、スペースデブリの観測施設について御質問させていただきます。  動燃改革法の審議に先立ちまして、我が党は、ここにいらっしゃる科学技術委員長、大野由利子委員長ともども人形峠へ行ってまいり...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 人形峠が選ばれた理由は。
○斉藤(鉄)委員 人形峠に行きますと、一番高いところですから、周りに全く山はありませんし、空気はきれいですし、人はおりませんし、確かに最適なところだと思います。  また、先ほどの目的の一つに地域振興ということがございました。今は千人規模の事業所があるわけですが、このスペースデブ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 千名から二名ということで、地域振興ということも考えれば、今後これを核にした施設についても御検討いただければと思います。  時間が参りましたので、終わります。ありがとうございました。
06月15日第142回国会 衆議院 予算委員会 第36号
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○斉藤(鉄)委員 平和・改革の斉藤鉄夫でございます。  きょうは、まず最初に、公共工事に使われる砂の話をさせていただきたいと思います。  砂上の楼閣という言葉がございますが、現代は、その楼閣そのものが砂によってできていると言われております。ほとんどの構造物が鉄とコンクリートで...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 私は、瀬戸内保全法で国が環境を守るという決意をしているわけですから、環境庁がもっとリーダーシップをとるべきだと思います。  もう一つ、こういう現実もございます。きょう海上保安庁の方に来ていただいておりますので報告していただきたいと思いますが、決められた量、最低...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 現実には、そのような形で大量の違法採取が行われ、瀬戸内の環境が破壊をされてきたという状況がございます。  運輸大臣にお伺いします。  関空一期工事に瀬戸内の海砂千七百七十万立米が使われました。これはヘドロの、地盤改良と言うとちょっとおかしいですが、ヘドロ地盤...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 私が県から入手した資料では、関空に対して、昭和六十一年百、六十二年二百五十、六十三年五十、四百万立米だ、このように言っておりまして、県も業者に対してそのように指導したと言っておりますけれども、その食い違いがあるわけですけれども。
○斉藤(鉄)委員 県はそのように理解しておりません。関空のための特別枠とつくったわけですから、一般はそのほかのものに使ったわけでございます。  この論争をしておりますと時間がなくなりますので、次の質問に移りますけれども、この関空二期工事でも大量の海砂の使用が予定をされております...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 関空のすぐ近くに瀬戸内海があって、そこからどんどん吸い上げて持ってくれば、それは安くて一番簡単でいい。しかし、それを許していたら、かけがえのない瀬戸内の環境が壊されてしまう。それでいいのでしょうかという問いをしているわけでございます。多少コストがかかっても、それ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 ちょっと質問をした趣旨に対して直接お答えになっていないというふうに今感じたのですけれども。  環境影響評価をして、海砂採取が瀬戸内の環境また生態系に影響があるということがわかれば、きちんとそれに対処していく、海砂禁止、また関空の二期工事にもこれを使わないという...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 瀬戸内環境保全のために、御努力をいただきたいと思います。  次の質問に移ります。  次は、補正予算の中の新社会資本整備、科学技術予算でございますけれども、きのうの時事通信発信の新聞にこういうのがございました。「ニュートリノ観測 予算削減で中断の危機」こういう...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 評価をしていなかったという点についてはまた後ほど質問させていただきます。  今回この補正予算の性格に合わなかったということでございますが、例えば科学技術庁関係予算を見てみますと、理化学研究所、宇宙開発事業団、科学技術振興事業団、海洋科学技術センター、科学技術庁...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 もう一つの問題点、先ほどのスーパーカミオカンデが提起したもう一つの問題点、評価ということについて総理にお伺いしたいと思います。  先ほど文部大臣は、評価するということは我々にはできないのだと。ですから、一律カットもしくは一律配分ということが現実に行われておりま...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 経済の初歩の本に、経済成長は、資本の成長、労働力の成長、そして技術革新、こうありました。私は、今の日本に欠けているのはこの技術革新だと思っております。そのシーズを国立研究所や国の大学は提供する義務がある、その認識が今の日本の政治にないのではないか、このような気が...全文を見る
09月11日第143回国会 衆議院 科学技術委員会 第2号
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○斉藤(鉄)委員 平和・改革の斉藤鉄夫でございます。  きょうは、新大臣への初めての質問でございますので、いろいろな重要問題についての基本認識をお伺いしたい、このように思っておりますが、先ほど吉田委員から偵察衛星の質問がございました。その連続性ということで、この偵察衛星、また、...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 非軍事という考え方は今でもそのまま生きているという御答弁でございました。  その決議の後、今度は安全保障特別委員会で偵察衛星について議論をしておりまして、この非軍事という考え方を敷衍して、法制局長官が、いわゆる偵察衛星、そういうものを上げることは宇宙開発事業団...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 微妙なお答えでございましたが、一応議論を前に進めたいと思います。  その後、国会では平和利用についていろいろな議論がございました。読んでみたのですけれども、自衛隊というのは、そもそも平和を守るための自衛隊である、だから何をやってもいいんだ、何をやってもそれは平...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 それでは、先ほどの汎用性の論理が今でも政府の基本認識であるということだと思います。  私もこの基本認識について大きく異を唱えるものではございません。例えば、今電話というのは一般に民生として使われておりますけれども、その電話が例えば宇宙空間を利用したからといって...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 今いろいろな党で議論されているようでございます。御党の自民党におきましても、中山太郎先生が我が国独自の偵察衛星を持つべきだという提言をされておりますけれども、その中でよく使われてくるのが、多目的衛星であればいい、こういう言い方がございます。偵察だけを目的にすれば...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 我が党もまだ議論を進めておりまして、この問題について党として正式な見解を出したわけではございませんが、私個人の考えでは、偵察衛星に使われる技術は一般化された技術ではないと思います。それは、繰り返しませんけれども、使われるセンサーでありますとかその軌道というものが...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 政治が持つべきだという決断をすれば、その時点で国会決議との関係をもう一度慎重に見直さなければならないのではないか、こういう御趣旨、こういうふうに理解してよろしいのですか、今の御答弁は。わかりました。  北朝鮮のこういう問題がございました。ですから、世論としては...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 どうかその御決意を本当に実行していただきたいと思います。  先ほど、一般化された技術であればいいのだという話がございました。ある意味で原子力というのは一般化された技術でございます。その原子力によって発電した電気を我々は民生として使っている。また、商用原子力船と...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 現実的には、私は、友好国、日本の友好国といいますとアメリカや韓国、そのアメリカや韓国との情報の共有化とか、情報を共有化する国際協力体制を確立することの方が日本の安全保障という面にとっても現実的であり重要である、そしてそれは日本の科学技術行政の根幹を変更させる必要...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 その調査検討は、先ほど大臣が御答弁になられたような基本的姿勢でお願いしたいと、ぜひお願いする次第でございます。  橋本政権以来、科学技術創造立国ということをおっしゃっております。そのことについては私も異議はございませんし、その点については一緒になって大いに頑張...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 この議論にはぜひ我々も参加させてもらって、日本として方向は過たないようにしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  宇宙の平和利用ということで時間の大半を過ごしてしまいました。実は、新大臣でございますので、基本的な、科学技術政策の根幹にかかわる諸...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 ちょっと時間がありますので、もう一問。  クローン人間についてですが、アメリカのクリントン大統領は、クローン人間の研究はさせない、このような明確な意思表示があったわけでございますが、クローン人間研究について議論をしていくという今御答弁だったのですが、個人の見解...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 ありがとうございました。終わります。
09月25日第143回国会 衆議院 環境委員会 第3号
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○斉藤(鉄)委員 平和・改革の斉藤鉄夫でございます。  私は、瀬戸内海の海砂利採取の問題について御質問をさせていただきたいと思います。  この問題につきましては、当委員会、また予算委員会でも何度か質疑が行われました。真鍋長官にぜひこれまでの経緯を知っていただきたいと思いまして...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 それだけの調査が年間一千五百万でできるというのは大変安いなというような気がするのですけれども、普通、通産省や運輸省の環境影響評価ですと数億という金がぽんとつきますけれども、瀬戸内全体の環境にとって非常に重要な調査が、年間千五百万しか調査費がつかないというのもちょ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 遠藤局長にぜひお伺いしたいのですが、渡辺前水質保全局長が、あるマスコミのインタビューに答えて、今回の中間取りまとめの報告を読んでこういうふうにおっしゃっています。  あれだけの地形の変化が、生態系に影響を及ぼしていないとは考えにくいとして、イカナゴや底生生物へ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 そういうことなんですけれども、ぜひ、前局長に負けないそういう方向性で頑張っていっていただきたいと思います。  この海砂利採取の登録、許認可といいましょうか業者の登録は、これは実は通産省が行っております。きょう通産省にもおいでいただいていますので、ひとつこの許認...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 ですから、今、複数県にまたがる場合は通産省が、また単県の場合は各地方自治体がということでございましたけれども、それでは全体として、限られた資源をどうやって守っていくのか、また環境をどうやって守っていくのかという観点が欠けるから、ぜひその辺については、イギリスのよ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 中身のある具体策を早急に立てていただきたいと思います。  また、この骨子案の中にこういう項目がございます。「一方、海砂利の代替品に関する研究開発を積極的に進め、海砂利への依存度合の低減を図ることが必要」という項目がございます。  海砂利は瀬戸内でほとんど生産...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 ぜひお願いしたいと思います。  次に大臣にお伺いしたいんですが、実は大臣も香川県の選挙区、御出身でございまして、香川県が一番悪いんですよ。まずこれまでの例からすると香川県が一番たくさん海砂をとっている。昭和四十三年からのデータしかないんですが、香川が一・五億立...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 他府県が環境を守るために削減の方向に向けて努力をしている、その努力を香川県もぜひ認めて協調していくということが必要ではないかと思いますので、御出身でもございますし、環境庁長官のリーダーシップをお願いしたいと思います。  それから、先ほど関空二期工事の話が出まし...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 ぜひその御努力をお願いしたいと思います。  ちょっと時間が来てしまいました。最後に大臣に、この今の議論を通じて、瀬戸内海環境保全についての決意をお伺いしょうと思いましたが、時間が来てしまいましたので、これで終わりますが、リーダーシップをぜひよろしくお願いいたし...全文を見る
10月19日第143回国会 衆議院 科学技術委員会 第6号
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○斉藤(鉄)委員 平和・改革の斉藤鉄夫でございます。  今回の事件、私は本当に残念で腹立たしい思いがいたします。二つ意味があります。一つは、日本の技術者がここまで落ちてしまったかという思い。私自身技術出身でございます。そういう思いが一つ。  それからもう一つは、私は党の原子力...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 先ほど佐藤委員からもお話がありましたけれども、今回のこの事件については、科技庁が、その信頼回復といいましょうか、リーダーシップで国民が納得するようなきちんとした処置をとった、こういうふうにしていただかなければ、私自身もう原子力発電所の地元に行けなくなる、こういう...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 それでは、ちょっと具体的な質問に入らせてもらいます。  納期に迫られてデータを捏造した、改ざんをしたということですけれども、そもそも工程的に検査という工程は工程の中に組み込まれていなかったのでしょうかという質問が一つと、それから、硼素や水素の成分分析に具体的に...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 材料が搬入されて、それから納期まで一カ月半から二カ月。それに対して、検査そのものは材料を出してから答えが返ってくるまで二週間、こういうことでございますが、私、素人ですが、これを聞いただけでも、明らかに検査という工程が最初の全体の工程管理に入っていないのじゃないか...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 ちょっとよくわからなかったのですが、私の質問は、もう一度整理して質問をしますと、検査に二週間かかるということは初めからわかっていたはずですから、その二週間という時間を十分とった工程でなくてはならなかったはずですが、その工程を承認する最終責任者はだれなのかという質...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 そうしますと、今回の大きな原因の一つである納期が足らなかったということについては、科技庁としては直接、また原子力安全委員会としては直接それを指導する立場にはなかった、こういうことでしょうか。
○斉藤(鉄)委員 先ほどの辻委員の質問にもございましたが、まさに最初のロットでもう提造が行われていたわけでございます。その時点で明らかに、この工程では検査という一工程をきちんとやるのは不可能だということがわかったはずですが、それに対して改善をしようという努力が全く現場には見られな...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 そこのところがポイントだと思いますので、ぜひ厳密な議論ができるように調査をしてほしいと思います。  次に、ここで言う硼素の含有量、水素の含有量の基準値ということでございますが、いわゆる法律で定められているのは、表面線量率として定められております。この表面線量率...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 法律で定めたのは表面線量それから一メートル離れたところの線量、そこから業者が遮へい計算を行って密度なり硼素、水素の含有量の基準値を出したということで、そうしますと、この基準値というのは一つの社内基準というふうに考えていいのでしょうか。  それから、基準値をきち...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 そうすると、原子力安全委員会が行う安全審査においては、この基準値というのはどういうふうに取り扱われるのでしょうか。この基準値を前提としてオーケーを出した、こういう理解でいいのでしょうか。
○斉藤(鉄)委員 そうしますと、今の議論をまとめますと、確かに硼素や水素の含有量の基準値というのは法律で定めた値ではない、単なる社内基準ではあるけれども、原子力安全委員会で安全審査をしたときに、その基準値をもとにオーケーを出した、だからある意味では、この含有量基準値というのは、社...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 ちょっとよく理解できないのですけれども、聞きたいのは、社内基準ではあるけれども公的な意味を持った値なのですねということを確認したいのですが、そういう端的な聞き方をします。
○斉藤(鉄)委員 私がこういう質問をいたしますのは、私もいろいろな原子力関係の技術者と話をしたときに、ある技術者はこういう言い方をするのです。あれは単なる社内基準だ、かつ、十分安全余裕を持って設計してあるので、あそこで少々基準値を下回ったからといって騒ぐ方がおかしい、こういうこと...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 その回答が聞きたかったのです。  私も、今の日本の技術者のモラルという面で非常に心配をしている面があるのですけれども、今回の事件についても、まだ現場の原子力技術者の間に先ほど言ったような安易な考え方がある。そうではないのだということをはっきりと国民の皆さんにわ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 原子力に対する国民の信頼を取り戻すためにも、このような事件を二度と起こしてはならないと思うのですが、その一つは、先ほど最初に申し上げました、また長官も決意を表明されました、国民にわかりやすい形で今回の果断な処置をとっていただくということ、それからもう一つは、具体...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 最後に大臣に、先ほど質問申し上げました再発防止、それから最初にお伺いしました果断な処置、これについて御決意をもう一度お伺いして、質問を終わります。
○斉藤(鉄)委員 終わります。
12月08日第144回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○斉藤(鉄)委員 公明党・改革クラブの斉藤鉄夫です。  第三次補正予算の中に情報収集衛星、いわゆる偵察衛星の開発が入っております。分解能一メートル級、つまり一メートルの大きさのものまで判別できる光学センサー衛星、これは普通のレンズ、光学レンズを使ったものですけれども、これを二機...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 利用が一般化された技術衛星については国会決議に抵触しないという昭和六十年の政府見解、このことについてはちょっとまた後で議論をしたいと思いますけれども、その昭和六十年に至るまでの議論をちょっと私も振り返ってみました。  まず、ちょっとその国会決議そのものを読んで...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 今の科学技術庁長官の御答弁は、昭和六十年に政府見解が出た、一般化された技術、一般化された衛星については宇宙空間を利用した衛星、技術といえども使えるんだ、この偵察衛星は一般化された衛星だ、だから今回のこの情報収集衛星、偵察衛星は国会決議に抵触しない、こういう三段論...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 私の質問は、この一般化という議論が出されてきた前提は、衛星が持っている目的には直接関係のない一部機能、要素技術のところに一般民生でも使われている技術が使われていた、これは問題ない。これは民間でも使われている技術だから、自衛隊も使っていいでしょう。それは目的と関係...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 では、話を進めたいと思います。  ちょっと、先ほどの疑問についてはまだ私解けておりませんけれども、先ほどの御答弁の中で、現在の技術レベルは分解能は二メートルから三メートルだ、これを一メートルのものにするためには技術開発が必要だ、こういう話がございました。  ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 その論理を使ったら何でもありになってしまいますよ。多分何年先にはこの技術が開発されているだろう、だからそれはもう一般化されている、そこに向かって今からいろいろな準備をする、ちょっと私は無理があるような気がいたします。  私は、情報収集衛星に反対しているわけじゃ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 私は、先ほど申し上げたような理由、つまり、目的そのものが軍事目的、これは否定できないと思います。ということが一つと、先ほど言いましたように、一般に民生で使われているような技術というのが一般化理論の前提でございます。これから三年ないし五年かけなければ、技術開発しな...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 私は大変重要な問題だと思うのです。米軍の軍事行動との関連性、武力行使との関連性というのは非常に重要な問題だと思うのですが、そういうことも検討されないで情報収集衛星の導入が決定された。余りにちょっと議論不足だ、このように思います。総理大臣、いかがでしょうか。
○斉藤(鉄)委員 最後に官房長官にお伺いします。  衛星を打ち上げただけでは何にもならないわけでございまして、その衛星が送ってくる情報を整理し、解析し、分析し、解釈するという膨大な地上施設、それから地上のスタッフが必要になると言われております。その地上施設、スタッフの規模がどの...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 終わります。
12月11日第144回国会 衆議院 科学技術委員会 第2号
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○斉藤(鉄)委員 公明党・改革クラブの斉藤鉄夫でございます。  きょうの議論のメーンは輸送容器データ改ざんの問題でございまして、この問題について質問させていただきますが、その前に、今週の火曜日に予算委員会で情報収集衛星のことにつきまして大臣と議論をさせていただきました。そのとき...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 お答えを要約しますと、機能が一般化しているからいいんだということと、それから、性能的にも打ち上げる平成十四年度ごろには既に一般化されているであろう、そういう予測がある、この二つのお答えだったのではないかと思うのですが、最初大臣がお答えになりました、宇宙から地球を...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 この議論は引き続きやっていきたいと思います。  私は、何度も申し上げますが、情報収集衛星に反対しているということではないのです。本当に日本の安全保障にとって必要なものであれば、当然持たなければいけないわけです。しかし現実に、国会決議との関連性についてかなり、私...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 TMD、BMDは、この情報収集衛星に比べて格段に軍事性でありますとか宇宙空間利用ということで深いものがございますので、国会決議との関係はきちんと議論をして前に進むべきだと思いますので、その辺、よろしくお願いします。  では、国会決議の話から輸送容器データ改ざん...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 遮へい計算をするときに実際に計算コードに入れるのは、各核種、同位体も分けて、それぞれの同位体が単位体積中にどれだけの個数あるかというのが遮へい計算のもとになるわけですから、その値を今回設定したということなわけですけれども、大体原子力の技術者であれば、密度が、単位...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 一部技術者の指摘に、今回の数字の設定値が技術者から見ればほとんど技術的には無意味な設定である、こういう見方もある。その意味は先ほど言ったような理由です。硼素濃度また水素濃度の多少の変動というのは結果としてほとんど影響が出てこない。遮へい計算したことがあればそこら...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 最後に大臣、私が今主張させていただいたような視点も含めて、これからの技術者のモラルの向上、原子力行政のモラルの向上、また再発防止についての御決意をお伺いしたいと思います。
○斉藤(鉄)委員 終わります。