斉藤鉄夫

さいとうてつお

比例代表(中国)選出
公明党
当選回数9回

斉藤鉄夫の1995年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月10日第132回国会 衆議院 環境委員会 第3号
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○斉藤(鉄)委員 新進党の斉藤鉄夫でございます。  新進党では明日の内閣、トゥモローキャビネットというのをつくりまして、私はその環境担当の政務補佐官ということになりました。ちなみに、大臣に相当するのが担当、これは参議院の高桑先生がされまして、政務次官に相当する副担当、これはこの...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 よろしくお願いいたします。  それから、これは環境庁に直接関係ないかもしれません、通産省に関係した問題かもしれませんが、私も現地を見たときに電柱がたくさん倒れておりました。現地の人から、倒れた電柱の上にあるトランス、変圧器ですけれども、あの中にはコンデンサーが...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 地元の方も心配されていらっしゃる方もいらっしゃいますので、よろしく対処方お願いいたします。  それからもう一つ、私学生時代、放射性物質を使って実験をしておりましたので、こういう地震がありますと、放射性物質が紛失したりなくなったりした事件、こういう事例があるのじ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 よくわかりました。放射性物質が紛失していないというのは、本当に不幸中の幸いだと思います。  阪神大震災に関連して最後の質問ですが、いわゆる有害廃棄物の最終処分場、多くはコンクリート遮断槽による最終処分場だと思いますが、そのコンクリートの壁にひびが入ったり、また...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 わかりました。阪神大震災関連の質問は、これで終わりにさせていただきます。  本題に入りまして、きょうは土壌環境、土壌汚染について、ここで議論をさせていただきたいと思います。  環境行政といいますと、大気それから水、この二つが主だと思うわけでございます。土壌、...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 まさに大臣おっしゃるとおり、土壌環境にも今後力を入れてやっていただきたいと思います。  今の御答弁の中にもありましたけれども、このような大事な土壌、我々の安全な生存になくてはならない健康な土壌というものが最近むしばまれつつあるということがわかってまいりました。...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 そうしますと、法体系はないけれども行政指導で何とか対応している、こういうことではないかと思います。  空気には大気汚染防止法がございますし、水には水質汚濁防止法がございます。しかし、土壌汚染については、また土壌環境については、水質汚濁防止法に関連した地下水との...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 ぜひアメリカのスーパーファンド法に匹敵するような日本の土壌環境を守る法体系を整備するべく御努力いただきたい、このように御要望申し上げます。  それで、アメリカはスーパーファンド法という法律ができて法体系が整備された。法体系が整備されたのに端を発して技術開発が非...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 国と民間の役割分担についてちょっとよく理解できなかったのですが、こういうふうに理解してよろしいのでしょうか。  技術開発の主体はあくまでも民間だ、しかし民間が個々ばらばらに技術開発するのは非常にむだが多いから、ある程度の組合なりコンソーシアムみたいなものをつく...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 よくわかりました。  具体的な事例にのっとって、ちょっと議論を進めていきたいのです。  実は最近、広島市の埋立地の公園の地下で砒素化合物が基準の三百五十倍、土壌汚染をしているという事例が見つかりました。この砒素化合物は、大久野島で戦争中つくられていた毒ガスの...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 今回の広島県の場合のような、原因者が国である、国がつくった毒ガス。経緯を調べてみますと、戦争終了後、原材料は民間に払い下げられて、民間の倉庫でずっと野積みされていた。それを県が、見かねてという表現がいいかどうかわかりませんが、県が所有権を譲り受けて処分をした。そ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 この毒ガスについて、多量のそういう廃棄物といいましょうか、最終製品である毒ガスそのものも、またその中間材として存在するいろいろな砒素化合物も、かなりの量がいろいろなところに処分をされている、こう言われております。今後、重大な土壌汚染なり環境汚染をもたらす可能性が...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 そうしますと、どこにどれだけあるかはわからないし、したがって、何の管理もしていない、わからないから管理していないのは当たり前ですけれども、という御答弁だったのではないかと思いますが、非常に大きな問題だと思うわけです。今後、何らかの調査なりをされる予定があるのかど...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 ちょっと質問が前後して申しわけないのですが、今回の広島の事例について、環境庁はこれをどのようにして知り、だれから報告を受けたか、またどのような処置を下されたか、その点について、ちょっと質問が前後しますが、お願いします。
○斉藤(鉄)委員 広島県民の中には、国が原因でつくった毒ガス、今回のその処置についても国が責任を持って国の費用でやるべきではないかという意見がございます。非常に端的な指摘ではないかと思いますが、それに対してどのようにお答えになりますでしょうか。
○斉藤(鉄)委員 そうしますと、今後、毒ガス、いろいろな毒ガス原材料による土壌汚染というものが見つかった場合、今回は県が関与してきた、そういういきさつがございましたけれども、そうでない場合、一般的な場合は、その土壌汚染はだれが費用負担をして、どのように処理をするのか、その点につい...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 その点、よろしく御検討をお願いいたします。  環境行政に直接関係ないのですが、きょうの朝日新聞の三面にも、旧日本軍が中国大陸に放置した毒ガス弾の話が出てきております。これからはちょっと大臣に、環境庁長官というよりも政治家としてどのようにお考えかということをお聞...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 率直な御答弁ありがとうございました。  私も、この中国の毒ガス遺棄問題、日本が責任を持って対応しなければいけない、その毒ガス問題がもたらした環境問題についても、きちんと日本が技術開発をしてその技術を中国へ持っていって解決をしなくてはいけない、このように考えてお...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 その基準は五十二年につくられたということでございますので、五十二年前に建設されたコンクリート遮断槽についてはいかがでしょうか。
○斉藤(鉄)委員 この広島の場合も、二十年前に県が絶対安全だからというふうに住民を説得してつくらせたというふうに住民の方が言っていて、結局二十年たったら漏れ出していたということでございますので、行政の信用にかかわる問題でございます。五十二年以前に建てられたコンクリート遮断槽につき...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 私は、土壌環境問題、今後三つの点が重要だと思いますのでできるだけ早く土壌汚染の箇所、まだわかっていないところがたくさんありますのでそれを判明し、できればその場所で解決する、つまり、それをどこかに持っていってそれでおしまいということにしない、その場で解決をする、そ...全文を見る
02月15日第132回国会 衆議院 科学技術委員会 第2号
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○斉藤(鉄)委員 新進党の斉藤鉄夫でございます。きょうは、大臣所信の中にございます「若者の科学技術離れ対策等に一層力を入れるとともに」ということにつきまして、ちょっと細かい話になりますが、科学技術庁が所管いたします技術士制度、これに注目しながら質問をさせていただきたいと思います。...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 ありがとうございます。  そのアンケートで、優秀な科学技術者確保のために二番目に挙げられたのが、科学技術者の社会的ステータスという項目が挙げられております。  一般に、御存じのとおり、技術者というのは出世をしません。主な社会的ステータスのある地位は文科系出身...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 今、大臣から技術士の名前、それからパブリシティーの問題、御所見いただきました。大変心強い思いでございます。ぜひ御努力をお願いしたいと思います。  それから、この技術士制度が社会で認知されない、また国際的にも通用しないということが言われておるのですが、国際的に通...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 アメリカにはプロフェッショナルエンジニア、PEということで、非常に社会的にも、また国際的にも認知された制度がございます。アメリカの大体の技術者は名刺にPEと書いて配っております。また、イギリスのチャータードエンジニア、それからフランスのインジェニュア・ア・エタ、...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 青少年の科学技術離れに対する一つの、非常に具体的な、細かい問題かもしれませんが、非常に重要な問題だと思いますので、前向きな御努力をお願いしたいと思います。  最後に、大臣、今の技術士制度にかかわる御議論をお聞きになって、科学技術離れに対する一つの方策として、小...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 ありがとうございました。質問を終わります。
02月21日第132回国会 衆議院 科学技術委員会 第3号
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○斉藤(鉄)委員 きょうは三人の先生方、お忙しい中御出席くださいまして大変ありがとうございます。  今同僚の小野委員から、現在の宇宙開発に対しての危機感、またH-Ⅱロケットが成功したときのあの意気上がる宇宙開発、そして、二十一世紀の日本の科学技術を宇宙開発がその牽引車になるんだ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 なぜ振動が起きたのだろうかということなんですけれども、エクスプレス衛星がちょっと重過ぎたのじゃないか。これまでの7号機までは、百キロだとか、最大でも四百二十キログラム。今回は七百六十五キロですか、その重さが能力ぎりぎり過ぎたのではないか、こういう指摘があるのです...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 今回の失敗が今後のM-3SⅡ型ロケットの打ち上げ予定に何らかの変更をもたらすのかどうか、その点について文部省からお答えいただきましょうか。
○斉藤(鉄)委員 徹底的な原因究明をお願いして、今後の宇宙研の研究に大いに役立てて、また失敗がないように役立てていただきたいと思います。  次に、きく六号の失敗につきまして質疑をさせていただきたいと思います。  前田先生にお伺いしたいのですが、報告書を読ませていただきました。...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 非常によくわかりました。ありがとうございます。  今回、この報告書にもございますが、平常時正常に作動する、これは当たり前ですが、地上実験ではかなり厳しい条件で試験をしている。それで正常に作動した。ですから、この間にある条件については、多分正常時と厳しい状態の間...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 非常によくわかります。  これは前田先生と秋葉先生にお伺いしたいのですが、そういう非線形な現象が起きる。それを予測するためには実条件、つまり、宇宙空間で前もって一度実験していればわかったかもしれないということが言えるわけです。今回いきなり新しい試みである二液式...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 ちょっと予告の質問にないのですが、そのたまにしか起きない現象はなかなか予知が不可能だ、確かにそのとおりなのですが、そうしますと、たくさんの人を乗せていくようなロケット、飛行機でもそうですが、そういうものにそういう事故が起きたらば大変だ。だから、たまにしか起きない...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 ぜひ今後、宇宙の分野でも、こういう分野についての研究を進められるようにお願いしたいと思います。  それで、今回は本当に確率的に低い、先ほど前田先生、不運なというお言葉を使われましたけれども、そういう現象であったということで、宇宙開発事業団の責任を云々するつもり...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 それでは、同じ質問を前田先生にしたいと思うのですが、報告書にも、開発管理体制に関する検討のところに、契約形態、きく六号の開発における企業との契約上のあり方に直接起因する問題は見当たらなかった、こういうふうに結論づけられておりますが、報告書をまとめられた立場から、...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 わかりました。よろしくお願いいたします。  報告書の中に、このインテグレーター方式についてちょっとわからないところがありましたので、お聞きしたいんです。「インテグレー夕方式による宇宙開発事業団の役割」というところの文章なんですが、「ETS-Ⅵに係る宇宙開発事業...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 そうしますと、宇宙開発事業団がシステムインテグレーターとして最終責任を持つということに変わりはなく、そのシステムインテグレーションまで下請でどこかの支援会社にやらせたという意味ではないわけですね。
○斉藤(鉄)委員 わかりました。  今回のこの不具合、この報告書の中にもございますが、技術開発上の貴重な経験としてどのように最大限に生かしていかれるのか、その点についてお聞きしたいと思います。山野理事長、お願いいたします。
○斉藤(鉄)委員 その点、今回の失敗が将来の開発に生かされるように御努力をお願いしたいと思います。  先ほど山野理事長のお答えにありました不具合管理、不具合をどういうふうに管理していくかということでございます。  報告書の中にも「技術情報管理」の項目に、「宇宙開発事業団におい...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 不具合管理情報システム、全事業団規模で今整備されているということで、非常にすばらしいことだと思います。  そのシステムに入る情報ですけれども、どのレベルの情報まで入るのか。端的な聞き方をすれば、今回はばねの不具合というのは見つかりませんでしたけれども、もし見つ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 そうしますと、システムインテグレーターとしてのNASDAがあって、A社とB社という協力会社がある。A社の不具合情報についてはNASDAが全部管理している。B社の不具合についてもNASDAが全部管理している。しかし、A社とB社は直接それを知る関係にはない、こういう...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 そうしますと、いよいよシステムインテグレーターとしてのNASDAの役割が非常に重要になってくると思います。B社のつくったもので起こる不具合の可能性をA社の情報から予測できるかもしれない。そういう意味でのNASDAの体制といいましょうか、今そこまでできる体制にNA...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 それをすることによって格段の技術レベルの向上が図られると思いますので、ぜひ御努力をお願いしたいと思います。  こういう不具合情報につきまして、今度は科学技術庁にお聞きしたいのですが、科学技術庁傘下のいろいろな研究所、これには宇宙もありますし、海洋もありますし、...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 その点よろしくお願いいたします。  最後に、情報の一元化と情報公開、今議論していることと関連いたしますけれども、情報の一元化の重要性ということについて、ちょっと払お話をさせていただきたいと思うのです。  今回、阪神大震災がございまして、地震予知ということがい...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 どうもありがとうございました。地震についてはぜひお願いします。また、宇宙についても御努力をお願いしたいと思います。  時間がなくなってきましたので、最後に、三人の先生方に同じ質問をして終わりたいと思います。  技術情報、管理の一元化ということとも関係するので...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 どうもありがとうございました。きょう予告してない質問も随分しまして、大変失礼いたしました。今後、皆様の御努力によって、宇宙開発が再び我々二十一世紀の日本の夢を与えてくれるようなそういう仕事をされることを望みまして、質問を終わります。  ありがとうございました。
02月23日第132回国会 衆議院 建設委員会 第7号
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○斉藤(鉄)委員 新進党の斉藤鉄夫でございます。  きょうは四十分の時間をいただきまして、今回議題となっております二法案につきまして質問をさせていただきたいと思います。また、その後、阪神・淡路大震災に関連して、建設省所管の公共土木構造物が倒壊いたしましたけれども、その施工不良の...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 既成市街地について、景観が非常に悪い、交通問題からも非常に大きな障害がある、こういうことで電線の共同溝を促進する、これも非常に大事で、そこで地域の意向を十分酌み取る、これも非常に大事だと思います。  また、もう一つ、これから開発される新しい市街地、ニュータウン...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 その点、その指導をよろしくお願いいたします。  今後この事業を大いに進めていっていただきたいと思うわけですが、法律をつくっただけではなかなか進まないわけで、それなりのインセンティブ、普及のための努力が必要かと思います。  大都市だけでなく田舎の町村におきまし...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 御努力をよろしくお願いいたします。  それでは次に、住宅金融公庫法の一部を改正する法律案につきまして、二、三質問をさせていただきたいと思います。  本来、住宅金融公庫法におきましては、中古マンションに対する金融公庫金利は、新築マンションに対する金利よりも高く...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 その点、よくわかりました。  そうでありながら、これまで特例措置として、ある一定の条件の中古マンションの金利を新築マンション並みに低くしていた、基準金利にしていた、その理由は何なのでしょうか。
○斉藤(鉄)委員 今回その特例措置を、優良中古マンションに限って二年間延長するということでございますが、ここで言う優良中古マンションとは何なのか、その基準は何か、またなぜ優良中古マンションを優遇するのか、その理由をお聞かせください。
○斉藤(鉄)委員 もしそういうことであれば、二年という時限にした理由がないと思うわけです。恒久的な措置としたらいいかと思いますが、なぜ時限にされたのか。
○斉藤(鉄)委員 マンションの問題が今後大きくなってくると思います。優良な中古マンションといいましょうか、優良なマンションが確保されるように御努力を引き続きお願いしたいと思います。  二法案に対する質疑は以上で終わりまして、阪神大震災に関連した質問を後半させていただきたいと思い...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 施工という面からの原因につきましても、設計だけでなく、施工も非常に大きな、重要なファクターだという観点からも調査を徹底的にお願いしたいと思います。  今回、施工不良の中でも、特に鉄筋の継ぎ手が、特に大型土木構造物の鉄筋の継ぎ手の問題が大きく取り上げられました。...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 その道路公団の研究発表が土木学会では非常に大きな反響を呼びまして、最終的には昭和六十三年に、「鉄筋コンクリート用異形棒鋼ガス圧接部の超音波探傷試験方法及び判定基準」という形で、日本工業規格、JISになっております。そういう意味で、公共土木構造物、建築構造物も含め...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 構造物というのは我々が命を預けるものでございます。ハード、まあ最近はソフトが大変もてはやされておりまして、ハードというと非常に肩身の狭い部分があるのですが、そのハードがしっかりしてこそソフトもあるわけでございまして、我々の命を守っている構造物の信頼性向上について...全文を見る
03月15日第132回国会 衆議院 規制緩和に関する特別委員会 第5号
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○斉藤(鉄)委員 竹中委員長代理、きょうはお忙しい中をお越しいただきまして本当にありがとうございます。新進党の斉藤鉄夫でございます。  時間も余りありませんので、早速御意見をお伺いしたいと思います。  まず、行政改革委員会の基本的な性格についてでございますが、きょう御説明いた...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 その四点というのは、公的部門の守備範囲、それから地方分権、行政施策が本来の目的に沿って展開されているか、また行政みずからが適切な改革を行うことができるか、この四点ではないかと思うのですが、いま一つわかりにくい、はっきりしないというような気がするわけです。  例...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 よくわかりました。  次に、規制緩和についていろいろ御意見をお伺いしたいと思いますけれども、行政改革委員会として、国会、立法府に何を期待されているか、これは行政改革全般です。それから、規制緩和に関連して、この規制緩和特別委員会、衆議院にも参議院にもございますけ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 そうしますと、我々が国会の場で大いに議論をして規制緩和なり行政改革の目標を定める、それに対して政府が努力をする、その監視を行政改革委員会の先生方にやっていただく、こういうふうな理解になろうかと思います。お互いに共闘して一生懸命頑張っていきたい、このように決意をす...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 非常によくわかりました。  一つ、ちょっと懸念いたしますのは、規制緩和の計画は五カ年計画、それから行政改革委員会の任期が三年ということで、ずれがございます。先ほどの五十嵐委員の質問とも関連いたしますけれども、このずれがあるということで、規制緩和については行政改...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 規制緩和検討委員会が二月二十四日に意見報告をしました。また、三月十日に各省庁の規制緩和推進五カ年計画の中間報告がございました。  この規制緩和検討委員会の意見報告及び各省庁の三月十日の中間報告、この間はその中間報告の後のもう一段の中間報告といいましょうか、こん...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 よろしくお願いいたします。  新聞報道をもとにいろいろ御意見を聞きたくはないのですけれども、新聞報道によりますと、二月二十三日に発表された活動方針、また国民へのメッセージについて、委員会の内部で議論されたことよりも、官僚がその取りまとめに入ってかなり後退した内...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 安心いたしました。今後ともよろしくお願いいたします。  先ほどの御説明の中に、行政が責任を持つべき分野と、民間が責任を担うべき分野、それから個人が責任を持つ分野、行政、市場メカニズム、個人、その仕分けが必要だ、それをまた明確にしなくてはいけない、こういう意見陳...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 まさに議論の最も大事なところではないかと思います。国民が何に価値を置くかということとも関係してくると思います。  例えばアメリカは徹底した自由競争社会、しかしアメリカの国民の価値は、とにかく用意ドンでスタートするスタート地点は一緒、機会均等、しかし後は努力によ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 今後の規制緩和、私たちが今議論している規制緩和は、その価値観を結果としての平等から機会均等へという方に、アメリカ的な価値観へ徐々に移していく。アメリカ並みにまでする必要はないというふうに私は思いますが、しかしそちらの方向に動かしていかなければいけない、こういう議...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 きょうは本当に参考になる御意見、ありがとうございました。  これからの行政改革委員会の大活躍を期待して、質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。
03月30日第132回国会 衆議院 商工委員会 第8号
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○斉藤(鉄)委員 新進党の斉藤鉄夫でございます。きょうは一時間半という時間をいただきました。  私は、今回の条約で国内的にも義務づけられます遺棄された化学兵器、この問題を中心に議論をさせていただきたいと思います。議論が始まる前に、大前提として、化学兵器に対する認識といいましょう...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 大臣の御所見を伺わせていただきまして、基本的に無差別・大量殺りく兵器である、また将来の人類に大変な禍根を残す、そういう共通認識であるということを確認させていただきました。その認識の上で、共通の土俵の上でちょっとこれから議論を進めさせていただきたいと思います。 ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 大変力強い御決意を伺いました。化学兵器根絶のため、また核兵器根絶のために御努力をいただきたいと思います。  その化学兵器、核兵器と並び称される化学兵器が今回地下鉄サリン事件として我々一般市民の日常生活で使われたわけでございます。サリンが使われたのは人類史上今回...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 どうもありがとうございました。  今回の化学兵器禁止及び特定物質規制法案、これが施行されますと今回のような事件の再発防止にどれだけの効果があるのか。施行の前倒しということが参議院で修正議決されましたけれども、それも含めてどのようにお考えか。通産省のどなたかから...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 今回の地下鉄サリン事件と直接関係があるのかどうかわかりませんが、オウム真理教の施設を調査をしたときに、今回のこの化学兵器禁止法案で規制の対象となっている物質、例えば三塩化燐とかそういうものが大量にその施設から見つかっておりますけれども、例えば今度のこの法案が通れ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 ちょっとよくわからなかったのですが、そうしますと、条約にございます表2剤、表3剤、そのものについては届け出だけですから、相手が届け出なかったらその把握はできない。表1剤については通産大臣の許可、認可が必要ということになっております。表2、表3剤については届け出だ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 そうしますと、例えば今回のオウム真理教のような場合、届け出がなければ、化学兵器の原料になるそういうものが大量に保管されていてもそれを感知するすべはない、これではちょっと手薄かなというふうな気もするのですが、その点についてはいかがでしょうか。
○斉藤(鉄)委員 警察庁の方で特別立法を用意されているというふうに聞いております。政府の方で用意されているというふうに聞いております。その特別立法の中身をお聞かせ願いたいのですが、その中に、法を犯す目的でそういう物質、表1、表2剤、表3剤というふうなものを蓄積している者に対してあ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 この特別立法と化学兵器禁止法案、今我々が審議しているこの法案との整合性といいましょうか、また法定刑の均衡、バランスの問題、また毒物劇物取締法という法律もございますけれども、それとの整合性、関連性、また廃棄物処理法、廃掃法との整合性、それについてお聞かせ願えればと...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 よくわかりました。鋭意御検討をいただいて、再発防止に御努力をいただきたいと思います。  この地下鉄サリン事件について最後の質問ですが、自衛隊が今回は非常に早急な対応をしたというふうなことが新聞報道でも言われておりますけれども、今回のこの地下鉄サリン事件に対して...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 もう一つだけお伺いさせていただきますが、防衛庁また自衛隊の中にサリンという特定物質に対してその無害化もしくは処理の技術をお持ちで、それを適用されたというふうに考えてよろしいのでしょうか。
○斉藤(鉄)委員 それでは、サリンについて特に特殊な技術があるというわけではないという理解でよろしいでしょうか。
○斉藤(鉄)委員 よくわかりました。  ここで、条約の状況につきまして外務省にお尋ねしたいと思いますが、先ほどの甘利委員の質問に、発効の見通し、また早期批准に向けて努力すべきではないかという質問がありました。私もまさにそのとおりだと思います。  私は、甘利委員の質問に私自身と...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 よろしくお願いします。  私、先ほど甘利委員と言いましたが、大畠委員の質問でした。失礼しました。  それでは、ちょっと次の問題点に移りたいと思いますが、旧軍化学兵器の遺棄問題についていろいろ御質問させていただきたいと思います。  この条約の中にも、遺棄され...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 最近いろいろな学術研究が発表されております。この毒ガス生産についての学術研究が発表されておりまして、それによりますと、製造は大久野島、広島県の島でございますが、ここで生産され、砲弾化するのは、砲弾に詰める作業は北九州の曾根というところでされたということでございま...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 先ほど申し上げました五千トン、二千トンという量につきましてはどういうふうにお考えでしょうか。
○斉藤(鉄)委員 わかりました。  そこで、その製造された化学兵器、毒ガス、主にイペリットルイサイトとそれからジフェニールシアンアルシンですけれども、それが現在どのようになっているんでしょうか。これにつきましては佐藤内閣時代に環境庁が中心になって調査をしたというふうに聞き及んで...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 生産されたもののうちどの程度の量が海外で使われ、どの程度のものが日本に残り、そして残ったもののうちどの程度が埋設、またどの程度のものが海に捨てられたか、そこら辺はわかりますでしょうか。
○斉藤(鉄)委員 この大久野島毒ガス問題関係省庁連絡会議で調査をされたということでございますが、この連絡会議に入られた省庁はどことどこかわかりますでしょうか。  ちょっとこれは質問通告してないので申しわけないのですが、通産省が入ってないというふうにお聞きしました。こういう化学品...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 なぜ通産省が入らなかったのでしょうか。
○斉藤(鉄)委員 ちょっと外務省にお聞きしたいのですけれども、大久野島で毒ガスが製造されたということはもうこれは紛れもない事実で、それが先ほど環境庁から御報告がありましたように国内十八カ所に埋められ、また八つの地域で海洋投棄されたということですが、今回の条約から生まれるこれらの遺...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 今御答弁あった部分が今回の法案審議の中でも一番大事な点ではないかと思います。  条約の第三条と第四条に、第三条が申告、第四条が化学兵器の廃棄ですけれども、その中の文章は確かに、「千九百七十七年一月一日前に締約国の領域内に埋められた化学兵器であって引き続き埋めら...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 そうすると、先ほどの関係省庁連絡会議で対応していく、こういう理解で、この条文は「適用しないことができる。」という文章になっておりますので、適用するかしないかは環境庁が中心になって決めるべき問題だ、そういう理解でよろしいでしょうか。
○斉藤(鉄)委員 それではちょっとはっきりしませんので、大臣に政治家としてお聞きすることになるかと思うのですけれども、旧日本軍がつくった化学兵器について、中国に遺棄されたものについては、これは後でまた議題にしたいと思いますけれども、日本が責任を持ってある程度の処分をしなければいけ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 その点については私も納得をいたします。  それでは、この文章にある「締約国の裁量により適用しないことができる。」そのまま放置することもできる。しかし、今私はそれは許されないと思います。そういう意味で、政治のイニシアチブでやはりこの国内に遺棄された十八カ所の埋設...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 よろしく御検討をお願いしたいと思います。  大久野島でつくられた化学兵器、一つはイペリットルイサイト、これは致死性のものです。もう一つがジフェニールシアンアルシン、くしゃみ剤でございます。中国で遺棄された化学兵器の大半、九割方はこのジフェニールシアンアルシンと...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 それでは、このジフェニールシアンアルシンは化学兵器と考えていいという理解でいいでしょうか。これは外務省にお聞きした方がいいかと思いますが。
○斉藤(鉄)委員 大久野島周辺、また日本全国に、ジフェニールシアンアルシンといいますか、これはくしゃみ剤ですけれども、その前物質であるジフユニールアルシン酸が大量に埋設処分をされております。これは当然大久野島で毒ガスをつくる原料として生産されたものでございます。そういうものが日本...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 現実に広島県では、これも広島市の公園ですけれども、最終処分されたとされるこのジフェニールアルシン酸が漏出をしておりまして、土壌汚染を引き起こしております。これについて広島県では三十億円の費用を用意し、そのジフェニールアルシン酸、これは有機砒素化合物でございますの...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 焼却による廃棄というのは酸化させるだけですから、有機砒素の化学形態はそのまま残ります。ある意味で無機化しないと毒性はなくならないわけですから、それでもってすべて処理が済んだというのは間違いだということを私はちょっと指摘しておきたいと思います。  この問題は終わ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 それでは、政府としては、実際の戦役には化学兵器は使われなかった、そういうふうに認識されているというふうに考えてよろしいのでしょうか。
○斉藤(鉄)委員 もう十年前になりますが、一九八四年六月二十日の外務委員会で、当時の安倍晋太郎外務大臣が、毒ガスを中国で使ったかという質問に対して、「こういう問題に対しては、日本もかつてそうした一つ過ちを犯しておるだけにこれに対して積極的に取り組んでいかなければならないこういう答...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 その遺棄された化学兵器、一説には、ちょっと今数字がずっと出てきませんけれども、数百トン単位のイペリットルイサイトとジフェニールシアンアルシンが遺棄されているということでございますので、それに対して当然日本がしかるべき措置をとらなくてはいけない、こういうふうに私は...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 今後どういう方向で、また方針でこの遺棄化学兵器について処理処分をされていくおつもりか、その点お伺いします。
○斉藤(鉄)委員 時間がなくなってまいりました。最後に、大臣にお伺いして質問を終わりたいと思います。  通産大臣としてはお答えにくい部分があるかと思いますが、この中国に遺棄された化学兵器の処理問題、これは密封すればいいという話ではなくて、ある程度化学的な処置を施して無害化をさせ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 どうもありがとうございました。  厚生省の方にも来ていただいたのですけれども、時間がなくなりまして質問できませんでした。申しわけございませんでした。  今後とも、国内におけるこの化学兵器禁止法案の有効な発効、また地下鉄サリン事件のような事件が二度と起こらない...全文を見る
05月24日第132回国会 衆議院 規制緩和に関する特別委員会 第9号
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○斉藤(鉄)委員 新進党の斉藤鉄夫でございます。  きょうは三人の参考人の先生方、お忙しい中我々のためにおいでくださいまして、本当にありがとうございます。また、貴重な御意見をお聞かせいただき、本当にありがとうございます。  私は新進党を代表して、参考人の先生方に質問をさせてい...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 非常によくわかりました。ありがとうございます。ある意味で、日本と外国の土地・住宅に関する規制のあり方、ちょっと差がわかったような気がします。  今回、この三月末に政府が規制緩和推進計画、当初五カ年計画でしたけれども、前倒しして三カ年計画になりました。この政府の...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 引き続き三原参考人にお聞きしたいのですが、先ほどのお話の中で、輸入住宅については大きな障壁となる規制は存在しない、ない、もちろん細かいものについてはあるけれども大きなものはないというふうな御意見をお述べになったわけですが、我々のイメージとしては、この間も村山総理...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 ありがとうございました。  長谷川参考人にお聞きしたいと思うのですけれども、規制緩和と直接関係しないかもしれませんが、せっかくですので、このチャンスを利用して聞かせていただきます。  土地の流動化、先生は常々、土地というのは持つものじゃなくて使うものだという...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 どうもありがとうございました。質問を終わります。
○斉藤(鉄)委員長代理 次に、伊東参考人にお願いいたします。
○斉藤(鉄)委員長代理 次に、濱中参考人にお願いいたします。
○斉藤(鉄)委員長代理 次に、山本参考人にお願いいたします。
○斉藤(鉄)委員長代理 次に、吉井英勝君。
06月08日第132回国会 衆議院 科学技術委員会 第6号
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○斉藤(鉄)委員 新進党の斉藤鉄夫でございます。きょうは巨大科学プロジェクトとその情報管理ということにつきまして、質問、そしてまた提案をさせていただきたいと思います。  この巨大科学プロジェクトと情報管理システム、しつこいようでもう何度もここで質問させていただいているのですけれ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 私、きょう提案させていただきたいということの結論を先に申し上げますと、CALSと呼ばれている大規模情報システム、これを活用すべきではないかというのが私のきょうの提案なんです。  まず大臣、CALS、これは予算委員会や商工委員会でも取り上げられておりますけれども...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 大臣はそういうお答えだったんですが、科学技術庁の担当局長さんはどういうふうな御認識でしょうか。
○斉藤(鉄)委員 私も一生懸命勉強している最中なんですけれども、今各国とも、特にアメリカが中心になって、いわゆる一つの国の命運をかけた戦略としてこのCALSを国を挙げて導入を図っている。それに呼応してヨーロッパ、そしてアジアの諸国もアメリカと協調しながらそのシステムの導入を図って...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 非常にこれはお金のかかることでございます。例えばロケットを例にとれば、そのロケットのいろいろな部品をつくるメーカーがそれぞれ同じデータを共有して、それそれがそのデータの相互互換性を持たせなければいけない。この会社からこの会社へデータを送るというふうなことが必要に...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 そのコストダウン、いろいろな方法、いろいろな分野でのコストダウンの努力、これは当然でございますが、私はやはり一元的な情報管理というもの、いわゆるライフサイクル・サポートとしての情報管理というものも非常に大きなコストダウンの要因になるのではないか、このように思いま...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 時間でございますので、最後に大臣にもう一度決意をお伺いして、終わりたいと思います。  先ほど申し上げました大規模情報システム、私はまさに第二次の産業革命に匹敵するだけの大きなインパクトがある、そういうものだと思います。手も足も人間の各部分、今までは別々に司令塔...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 終わります。
06月16日第132回国会 衆議院 規制緩和に関する特別委員会 第11号
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○斉藤(鉄)委員長代理 これより会議を開きます。  本日は、委員長が都合により出席できませんので、委員長の指名により、私が委員長の職務を行います。  この際、御報告いたします。  今会期中、本委員会に参考送付されました陳情書は、規制緩和の推進に関する陳情書外二件であります。...全文を見る
○斉藤(鉄)委員長代理 閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。  規制緩和に関する件につきまして、議長に対し、閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○斉藤(鉄)委員長代理 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。  本日は、これにて散会いたします。     午前十時一分散会
10月31日第134回国会 衆議院 科学技術委員会 第2号
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○斉藤(鉄)委員 新進党・民主会議の斉藤鉄夫でございます。  私も、この科学技術基本法の議論に参加させてもらいまして、大変よくできていると認識をしているのですけれども、しかし、あいまいな表現もございますので、今回の質問は、そのあいまいな表現になっているところの立法者の意思を確認...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 これからはこれまでとどこが違ってくるのかという質問についてはいかがでございましょうか。
○斉藤(鉄)委員 私自身の理解は、これまで科学技術立国でなければ生きていけないという認識はあったけれども、今まで余りに技術に偏重し過ぎていた、これからは新しい文化の創造の一つのキーポイントとして、また担い手としての科学というものに力を入れていかなければ、技術そのものも発展しないし...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 非常によくわかりました。ありがとうございました。  一九六八年、昭和四十三年に科学技術基本法が一度提案され、廃案になっております。当時は高度成長の真っただ中で、公害問題は既に起こっておりましたけれども、まだ社会問題化しておりませんでした。いわばバラ色の科学技術...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 国民的な要請、合意が昭和四十三年に出たときと大きく異なっている、私はその点についても同感でございます。当時は、バラ色のイメージはありましたけれども、しかし際立った努力をしなくてもこのままうまくいくだろうというふうな感じがあったかと思います。今は、まさに国民挙げて...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 今後、産官学の壁を低くする具体的な方策についても、我々議員の間で議論をして提案をしていくということを提案したいと思います。  それから、第一章第一条の「人文科学のみに係るものを除く。」という点についてちょっと質問させていただきますが、これは先ほども臼井先生御質...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 よく理解できました。  科学技術基本計画について、一つお伺いいたします。  本質的な議論ではないのかもしれませんが、これからはまさに独創性のある研究、独創性のある発想を育てる、それを大きく育てる、そういう科学技術的な環境、研究環境が必要ではないかと思います。...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 最後に、大臣に、この科学技術基本法につきましてこれからの施策の御決意をお伺いして、質問を終わらせていただきます。
○斉藤(鉄)委員 終わります。
11月07日第134回国会 衆議院 科学技術委員会 第3号
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○斉藤(鉄)委員 新進党の斉藤鉄夫でございます。  きょうは、新型転換炉実証炉の建設計画中止につきまして、大臣、科学技術庁、そして通産省の方にいろいろ御質問をさせていただきたいと思います。  新型転換炉の実証炉、青森県の大間に建設される予定だった実証炉の建設計画が八月二十五日...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 新型転換炉、今後ATRというふうに略称させていただきますが、ATRが軽水炉と高速増殖炉の間のつなぎだ、そういう位置づけにある、よくこう言われておりますのは、先ほど局長御説明のあった三番目の理由、プルトニウムの供給という機能も持つ、こういうふうに理解してよろしゅう...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 昭和四十一年当時にATRがどのように位置づけされていたかということはよくわかりました。  では、その当時においてどういう予測をしたか、その予測の問題ですけれども、昭和四十一年、原子力委員会で決定された時点で、ATRはどういう、ATR実用化に至るまでの道程予測と...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 当時におきまして、今回大間に建設しようとしていたいわゆる実証炉段階でどの程度の発電コストになるか。これは軽水炉と比較して、もしそういう予測が当時あったとすればお聞かせ願えますでしょうか。
○斉藤(鉄)委員 それでは、昭和四十一年当時は、軽水炉と同等もしくはそれ以下という予測であった、そういう予測で国産技術として重水炉をつくっていこう、こういう決断がなされた、そこまではよくわかりました。  それでは、実際に、昭和四十一年からこの平成七年八月二十五日に至るまでの新型...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 昭和四十一年から平成七年までトータルとして投入した国費は二千五百億円というふうな新聞記事もよく読むわけです。先ほどは「ふげん」にかかわる御説明をいただいたわけですが、全体としてATR研究開発にかかわった国費、投入費用、これについてはわかりますでしょうか。
○斉藤(鉄)委員 これまでにかかった費用がよくわかりました。  それでは、これまでのATRの研究開発、学術研究として主に行われてきたわけですけれども、このATRの研究開発に関連して書かれた論文の数、もしくはこの研究から生まれた工学博士、理学博士、その数がもしわかればお教え願えま...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 学術的にもかなりのマンパワーが割かれ、論文が書かれ、そしてそれで学位を取った人も七人もいる、非常に学術的にも価値のある研究が三十年間なされてきた、このように感じる次第でございます。  それでは、ATR研究開発全体の中で、大間実証炉、大間に建設予定だった実証炉が...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 それでは、昭和四十一年決定以降原子力委員会がこのATRをどう位置づけてきたか、昨年の六月の新長計も含めて御説明願えますでしょうか。
○斉藤(鉄)委員 原子力委員会の中におけるATRの位置づけも、そういう状況でいろいろ変化があったとはいえ、基本的に国産の重水炉をつくる、それは日本の原子力開発にとって非常に意義のあることだという基本的な姿勢は変わらなかったかと思います。  それが、今回、我々の目からすると突如A...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 ここが一番大事なところかと思うのですけれども、大臣の御答弁を要約しますと、一つは、プルトニウムをめぐる情勢が変わってきた。昔はプルトニウムをどこかでつくらなければ、FBRでそれを使えない。プルトニウムを生産するためにATRをつくるんだ、こういう位置づけがあった。...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 私が次に質問しようとすることと今局長お答えになったこととちょっとダブったんですが、先ほど大臣がお答えになった最初の理由、つまりプルトニウム需給が緩んできた、つくるよりも使わなきゃいけないんだ、こういうことに関連して、もしそういうことであれば、いわゆる今日本が国策...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 これは質問ではございません、私の意見です。いわゆる軽水炉でMOX燃料を燃やしていった場合に、廃棄物の問題が非常に大きな問題になるという指摘もございます。非常に扱いにくい放射性廃棄物になる。プルトニウムはできるけれども、要するにプルトニウムがまた中性子を吸って、核...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 もう時間が来ましたのでこれで終わりますが、最後に大臣にお願いでございますが、三千億円をATRの開発に投入してきた。その三千億円をむだ金にしないためにも、今「ふげん」でたくさんの研究者が研究しております。その研究成果、またその研究者、研究者の頭の中に蓄積されたノウ...全文を見る