斉藤鉄夫

さいとうてつお

比例代表(中国)選出
公明党
当選回数9回

斉藤鉄夫の1999年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月01日第145回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○斉藤(鉄)委員 公明党・改革クラブの斉藤鉄夫です。  先週の金曜日、一月二十九日、島根県の浜田市で全国初の地域振興券が発行されました。きょう二月一日も全国いろいろな自治体で、きょうから発行が始まっているところもたくさんございます。  私、この浜田市へ行ってまいりました。宇津...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 所管をされます自治大臣からも、ぜひこの地域振興券事業が成功するべく御決意を伺いたいと思います。
○斉藤(鉄)委員 浜田の市長さんも、全国からの視察それからマスコミ等でホテルは毎日満杯、飛行機も、ふだんはがらがらなのに、石見空港へ行く飛行機は今非常に座席占有率も高くなっているということで、そういう意味での地域振興もこれで起きているというふうな、半分冗談ですけれども、そのような...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 特に景気が悪くなってきまして、民間企業に勤めて、私も民間企業に勤めておりましたけれども、マイホームを買うちょうどその適齢時期にバブルで買えなかった、そこで逸した、今度は会社が不景気になって、なかなか将来の収入増が見込めないので、また家が買えない、そういう中高年の...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 では、その点の御努力をよろしくお願いいたします。  それでは次に、ちょっと話題を変えまして、戦域ミサイル防衛、TMDについて質問をさせていただきます。  戦域ミサイル防衛、これはアメリカが中心に進んでおります弾道ミサイル防衛、BMDの一部でございます。戦域、...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 宇宙の平和利用に関する国会決議をちょっともう一度読み直してみたいと思います。   わが国における地球上の大気圏の主要部分を超える宇宙に打ち上げられる物体及びその打上げ用ロケットの開発及び利用は、平和の目的に限り、学術の進歩、国民生活の向上及び人類社会の福祉をは...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 長官の御説明は、ほかに代替手段がないから仕方がない、認めてくれ、要するにこういうことだと思います。それもわかります。  ただ、しかし厳然と、国会が決議したものはございます。ですから、今の長官のお話は、国会決議には明らかに反しているけれども代替手段がないから認め...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 私は、議論の道筋が逆なんではないかと思います。  日本の防衛、日本の安全保障の観点から、この国会決議が明らかに時代にそぐわなくなっているというのであれば、この国会決議についてもう一度見直す、そういう議論を先にすべきではないでしょうか。  国会決議はある。これ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 今長官がおっしゃるような研究は、平成七年から十年までで済んだんです。その研究の経過を踏まえて、今回、一段、ワンステップ上がって、日米共同研究という形になったんです。日米共同研究は、これはこれから米軍と一緒にやっていこうということの意味でございます。今の説明はちょ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 では、ちょっと観点を変えたいと思います。  費用対効果の面で甚だ大きな疑問があるというふうにいろいろな方面から言われております。  今後、共同研究、共同研究の先には開発があり、その先に実配備があるわけです。その一つ一つの段階で再評価をするとおっしゃいましたけ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 アメリカ側は十分な成算があるとおっしゃったようですけれども、アメリカはこれまで、五回実験をして五回とも失敗しております。THAADというプログラムですけれども、いずれも大きく外れております。そういう意味では、アメリカ側が技術的にこれが達成可能となる根拠を持つとい...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 TMD共同研究に韓国も参加することになれば、これは集団的自衛権との問題も出てまいります。このことが、ABMそれからSTARTII、この枠組みを壊すきっかけになりつつあるということもあるわけでございますし、また中国のかなり強烈な反発もございます。このアジアの緊張と...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 それでは、今回二省庁が兼務になったわけですけれども、なぜその二省庁が兼務の対象になったのか、お伺いします。
○斉藤(鉄)委員 将来の省庁再編を見込んでということですけれども、例えば、科学技術庁長官は文部大臣が兼務される。ところが、労働大臣と厚生大臣は別に兼務関係に今回なっていません。労働省と厚生省は将来一緒になる。なぜ労働省と厚生省は一緒になるのに兼務しないで、文部省と科学技術庁が一緒...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 私は、当選以来ずっと科学技術委員会で頑張ってまいりました。別に科学技術族というわけではありませんが、二十一世紀の日本が平和で豊かな社会であるためには科学技術の振興が大事だという決意で頑張ってまいりました。  総理の施政方針の中にも、未来へのかけ橋としての科学技...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 新聞報道には小渕派の参議院議員が削減対象になったというふうな報道、これは新聞報道ですけれどもありますが、私は、表から見れば科学技術行政の一つの軽視ではないかと心配をした次第でございます。  兼務をされている文部大臣ではなくて、科学技術庁長官にお伺いをしますけれ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 科学技術振興について御努力をいただきたいと思います。  今回、有馬先生が文部大臣だったから科学技術庁長官が兼務できるという面もあるかと思いますけれども、これは固定化ということではないですね、総理。つまり、これからは文部大臣と科学技術庁長官は必ず兼務するというこ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 その点についてはちょっと疑問がありますが、次の質問に移ります。  私、国会に議席をいただく前までは民間企業で技術者として働いておりました。国会へ来て、霞が関を見て感じた素朴な疑問を総理とそれから総務庁長官にお聞きいたします。  素朴な疑問というのは、中央省庁...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 三分の二だから、その三分の二で入った人の方が当然上になる例は多いだろうというふうなお答えだったんですけれども、しかし、三分の一は、例えば経済であるとか理科系の人もいるわけです。今事務次官ということで話しましたからちょっと議論が偏ってしまいますけれども、中央省庁の...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 それでは最後に、総理に、唯一の資源ともいうべき人材、その人材を抱えた中央省庁に限らず公務員の方々、その能力をフルに発揮させていくということが、入れ物である省庁再編と同時に、その入れ物の中身である能力を持った方々の能力発揮というのが非常に重要だと思いますけれども、...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 終わります。
02月09日第145回国会 衆議院 科学技術委員会 第2号
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○斉藤(鉄)委員 公明党・改革クラブの斉藤鉄夫です。  きょうは、有馬新長官になられましてから最初の科学技術委員会でございますので、いろいろな問題について長官の基本的なお考えをお聞かせ願いたい、またそれについて長官と議論をしたい、このように考えておりますので、よろしくお願いいた...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 兼務をされたことによるメリット、今の大臣のお話でよくわかったんですけれども、お聞きしておりますと、もう有馬大臣だからできる兼務、そういうふうに思うんです。大臣がかわられたら兼務などとてもできないんじゃないかな、私はこのように思いますが、ほかの人でもできますか。
○斉藤(鉄)委員 今のお話を聞いていますと、まあ後ろにも優秀な官僚の方がずらっと並んでいらっしゃいますけれども、我々、国会での科学技術委員会でのこれまでの議論は、官僚主導の科学技術政策、これを改めていこう、こういう一つの大きな流れがございました。  確かに、官僚の方は優秀な方ば...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 有馬長官が科学技術庁長官になられて、いろいろな深い議論ができると我々も大変喜んでおりまして、そういう意味では、長く科学技術庁長官をしていただきたいわけでございますが、正直申し上げて、今の文部大臣と科学技術庁長官の兼務は、有馬先生のようなこれまでの経歴や経験、知識...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 次に、研究開発の中で、大学もしくは国立の研究機関というのは、どちらかというと基礎的な部分を受け持つわけでございます。  これまで、日本の基礎研究は、諸外国に比べて弱いといいましょうか、ちょっと言い方が正確ではないのですけれども、正確な言い方をすれば、研究費総額...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 特に経済的な支援、これはもう我々全員で努力しなくてはいけないわけですけれども、研究社会の意識改革、研究者の意識改革、また研究社会そのものの改革というのは、これは、言うはやすくして本当に難しいことだと思います。有馬大臣の強いリーダーシップでこの新しい方向をぜひつく...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 私も、また我が党としても、高速増殖炉路線をやめるべきだとは言っておりません。  ただ、例えば、先ほどのフェニックスにいたしましても、運転再開はたしか、高速増殖炉の研究というよりも、放射性廃棄物の長寿命核種を短寿命にする、廃棄物処理のための炉の運転というふうに聞...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 「もんじゅ」についてお答えありましたけれども、もうとまったままです。とまったままでも維持にお金は、かなり毎年予算を使っているということで、私自身、これは個人の考え方ですが、できるだけ安全性について住民の方に安心していただく結論を出して、またその努力を見ていただい...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 それから、この科学技術委員会でも原子力問題は非常に多くの時間を使っているんですが、その中でも特に多いのが、やはり動燃の問題に端的にあらわれた国民の原子力に対する不信でございます。その不信を生むに足るたくさんの不祥事があり過ぎました。日本の原子力が持っている宿命と...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 ぜひこの問題につきましては、断固として推し進めていただきたいと思います。  これまで、私は議員になって五年半ですが、その間に八人か九人、科学技術庁長官がかわられまして、本当に短過ぎるんですね。それぞれ御決意を持ってやられたと思うんですが、途中でいつもおかわりに...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 これまでの日本の宇宙研究、宇宙開発については科技庁と文部省の二元化で、メリットもある、デメリットもある、こうも言われていたわけですけれども、今回兼任をされたわけですけれども、今まで二元化されていた宇宙開発、その両方の長になられまして、どのように進めていかれるか、...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 それでは最後に、これは私は科学技術庁がやっている重要な一つの仕事だと思うのですが、しかし世間的には余り知られていないのですけれども、技術士制度についてお伺いをします。  これまで科学技術委員会の最初の質問で、新長官になられた方には必ず、技術士制度を御存じですか...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 その点の御努力をよろしくお願いいたします。  以上、終わります。
02月10日第145回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第2号
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○斉藤(鉄)委員 公明党・改革クラブの斉藤鉄夫です。  三人の先生方、きょうは本当にどうもありがとうございます。  それでは早速、まず二宮先生にお伺いをいたします。  先生のお話の中で、今の不況の原因である需要と供給のギャップ、そのギャップを、公共事業を中心にして埋めるとい...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 ありがとうございました。  次に、石先生に二点にわたってお伺いします。  一つは、グローバルスタンダードということが言われて、アングロサクソン流の価値観で自由競争第一、その結果として、今の世界経済はカジノ経済になったと言われております。貿易決済の三十数倍とい...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 ありがとうございました。  佐高先生に二点お伺いいたします。  一つは、今回の景気低迷、金融システムに原因があるとか需給ギャップとか言われておりますが、長期的に見ますと、私は、日本の製造業の技術力そのものがやはり相対的にかなり低下してきた、そのことにあるので...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 どうもありがとうございました。終わります。
02月12日第145回国会 衆議院 予算委員会 第12号
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○斉藤(鉄)委員 公明党・改革クラブの斉藤鉄夫です。  現在の景気後退の主な原因は、短期的には、需要の減退、それから金融システムが崩壊をしたこと、また、この二つが相互に関連し合って悪循環に陥ってしまった、それが原因だと思います。  しかし、景気後退がここまで長期にわたりますと...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 総理にもっと危機感を持っていただきたいと思います。技術力、技術革新というと、それは民間の話であって政府は余り関係ない、こういうふうにお思いかもしれませんけれども、それは全く違います。政府、また政治のリーダーシップが大きく影響をいたします。  私も、八〇年代、ア...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 先ほど不規則発言で、科学技術には力を入れているという発言がありましたけれども、今、現場ではどう言われているかといいますと、お金は来るようになった、しかしどうやって使っていいかわからない、これが現場の声なんです。そして、私はそこに、限られた資源ですから、将来の日本...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 今回の自自連立で、科学技術庁長官と文部大臣を兼務にされました。将来一緒になるんだから兼務はいいんだ、この間の予算委員会で総理はお答えになりましたけれども、では、なぜ厚生大臣と労働大臣は兼務にならないのか。私は、そこにやはり、口では科学技術は大事と言いながら、軽視...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 私は研究者の評価、これを厳しくしろと言いましたけれども、研究というのは、成功することがわかっているのは研究じゃないわけです。それはルーチンワークです。どうなるかわからないから研究であって、特に基礎研究はそういう側面が強い。そういうことも含めた上で、しかし優秀な研...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 建設大臣にお伺いします。  優良な民間の賃貸住宅、借り上げ住宅を建設促進をする。そのために、家賃補助だけではなくて、建設費の補助でありますとか税制上の優遇、こういうことも一緒に考えるべきだと思いますが、建設大臣の御見解をお伺いします。
○斉藤(鉄)委員 これまでの政府の施策は持ち家中心だったと思います。賃貸住宅に対しても、バランスのとれた政策を望みます。  次に、これも短期的な景気の話でございますが、自動車について質問をいたします。  今や、車は一世帯に一台、国民生活になくてはならない必需品となってまいりま...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 この暫定税率ですが、いつまで暫定税率でいくか。法律ができて以来、昭和四十年代、ずっと暫定でございます。確かに四十年代は道路事情も悪かった、だから早く整備しなきゃいけない、わかります。しかし、ここまで道路事情もかなり改善をされてきた時点で、いつまでも暫定というわけ...全文を見る
02月17日第145回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第1号
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○斉藤(鉄)分科員 公明党の斉藤鉄夫でございます。大臣担当の最後でございますので、お疲れでしょうが、よろしくお願いいたします。  私は、先ほど山元委員も取り上げておられました瀬戸内海の環境問題を引き続き取り上げていきたいと思います。  一月十九日に、瀬戸内海環境保全審議会の答...全文を見る
○斉藤(鉄)分科員 今回のこの答申は、私が読みましても、新たな視点、また新たな価値観というものが提起されているような気もいたします。そういう意味で、万全のお取り組みをお願いしたいと思います。  今大臣の御答弁の中に、マスタープランとして瀬戸内基本計画の見直しをするというお言葉が...全文を見る
○斉藤(鉄)分科員 今現実に進んでいる環境破壊もこの中に書いてございますけれども、現実に進んでおりますので、それを早く食いとめるためにも早急な施策をお願いしたいと思います。  さて、この答申の中に、初めて海砂利採取の問題が新たな課題として取り上げられました。そのほかに、散乱ごみ...全文を見る
○斉藤(鉄)分科員 大臣から大変前向きな答弁をいただきまして、もうこれ以上質問できなくなった、そんな感じですけれども、私も、野党の議員の生きがいは委員会での質問でございますけれども、その質問が大臣の認識を変える一助になった、こういうふうに言っていただければ議員冥利に尽きるわけでご...全文を見る
○斉藤(鉄)分科員 確かに、先ほど大臣おっしゃいましたように、各都道府県に対して強制力はないわけでございます。そういう意味でおのずと限度があるわけではございますが、しかし今国民の、環境庁、将来の環境省に対する期待というものは非常に大きいものがございまして、ぜひリーダーシップを発揮...全文を見る
○斉藤(鉄)分科員 建設廃材の利用等は、これは一石二鳥になるわけです。海砂利の採取を低減させるということと資源の再利用という一石二鳥でございますので、ぜひ、環境庁みずからが研究する部分と他省庁が研究する部分とございますけれども、その調整という役目も含めて、全力で取り組んでいただき...全文を見る
○斉藤(鉄)分科員 ありがとうございます。  また、これ以上質問が続けられないような御答弁で困っておりますが、実は、あした運輸部門、第七分科で運輸大臣に直接お聞きしようと思っておりますけれども、関空二期工事でまた大量の海砂を必要としているということで、使用量の削減に努力をされて...全文を見る
○斉藤(鉄)分科員 では、最後の質問です。  問題は、先ほどの局長の御答弁にもありましたけれども、生態系への影響というものがまだ科学的にはっきりしていない、その影響がはっきりしたら何らかの措置をとるということにつきましては、真鍋長官も前回の環境委員会でお答えいただきましたし、ま...全文を見る
○斉藤(鉄)分科員 大臣、今までの議論で、随分御答弁いただいたわけですけれども、最後に御決意をお伺いします。
○斉藤(鉄)分科員 どうもありがとうございました。終わります。
02月18日第145回国会 衆議院 予算委員会第七分科会 第2号
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○斉藤(鉄)分科員 公明党の斉藤鉄夫でございます。  きょうは、JR西日本可部線の廃止問題と関空二期工事、この二つについて質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。  平成八年十二月に、運輸省は、旅客輸送業の規制緩和の方針を打ち出し、鉄道事業法改正の準備を進めてこら...全文を見る
○斉藤(鉄)分科員 廃止の発表があってから、沿線の広島市など五市町村から成る対策協議会が設置されまして、JR側に説明を求めました。その回答をまとめたものを私もいただいておりますけれども、それによりますと、この区間、可部以西といいましょうか、可部以北といいましょうか、可部から山奥に...全文を見る
○斉藤(鉄)分科員 今私が質問しました二番目の方、区間全体では四千六百人という昔の基準さえも十分クリアしているのに、なぜ廃止するのかという質問についてはいかがでしょうか。
○斉藤(鉄)分科員 この問題については、また後ほどちょっと聞かせていただきますが、利用客が減って苦しいから廃止というのはいかがなものかと思います。私もこの線によく乗るわけですけれども、とにかく、わざとお客が乗るのを阻止、阻止しようと言うと言葉はおかしいですけれども、わざと利用させ...全文を見る
○斉藤(鉄)分科員 現実には、JR側は問答無用というふうな態度があるようでございまして、その点につきましては、そういうことがないようにきちんと御指導をいただきたいと思います。  川崎大臣にお伺いしたいのですけれども、先ほどの、路線全体としては廃止しなくてもいい、廃止基準を十分ク...全文を見る
○斉藤(鉄)分科員 大臣のおっしゃる代替ですけれども、代替案としてバスが提案されております。  しかし、バスにいたしますと、例えば、代表的な区間である可部と加計の間を見ますと、JRを使った場合の通学定期は七千九百四十円、これがバスになりますと二万三千六百四十円、三倍になります。...全文を見る
○斉藤(鉄)分科員 ちょっと細かい問題になりますけれども、現実にお年寄りが一番心配していらっしゃる点は、まず、バスは鉄道と違ってステップが高いので乗りおりに大変な苦労をする、それから、雪が多い土地柄ですから低床バスの導入も難しい、そしてまた、お年寄りは概してトイレが近いと言われて...全文を見る
○斉藤(鉄)分科員 さらに、バスということになりますと、将来、環境への配慮から炭素税というような新たなコスト要因が発生する可能性も考えられます。その場合、利用者と事業者の間で負担をどのように分担するべきなのか、こういうコストの上昇は、将来、バスの運行継続にも影響が出てくるのではな...全文を見る
○斉藤(鉄)分科員 大臣に、二つの観点からこの問題について最後に質問をしたいと思うのです。  一つは、今後、今過疎化が進んでいる中で、経営という観点からすればどうしても成り立たない、しかし地域にとってはなくてはならない鉄道というものはあるわけでございます。今回、JR西日本が言っ...全文を見る
○斉藤(鉄)分科員 この可部線の問題は、規制緩和後の最初のケースでございます。したがいまして、地域住民の皆さんの声を十分聞いていただきながら、またその声を反映させながら、みんなが納得する形での解決を図っていかなければいけないと思いますので、その点については運輸省の指導をよろしくお...全文を見る
○斉藤(鉄)分科員 その御努力を続けていただきたいと思います。  大臣、突然海砂の話をしまして、きちんと経過説明なりこれまでの議論の流れを説明しておりませんので、すぐにはなかなかわかっていただけないかと思いますが、実は、瀬戸内海で四十年間にわたってとり続けてきた海砂採取という行...全文を見る
○斉藤(鉄)分科員 ありがとうございました。終わります。
02月19日第145回国会 衆議院 予算委員会 第17号
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○斉藤(鉄)委員 私は、公明党・改革クラブを代表して、ただいま議題となりました平成十一年度一般会計予算、平成十一年度特別会計予算、平成十一年度政府関係機関予算に反対の立場から討論を行うものであります。  我が国経済は、橋本内閣の経済失政以来、深刻なデフレの波に襲われ、二年連続の...全文を見る
03月11日第145回国会 衆議院 科学技術委員会 第3号
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○斉藤(鉄)委員 公明党・改革クラブの斉藤鉄夫です。  使用済み燃料輸送容器のデータ改ざん問題について質問をさせていただきます。  原子力にかかわる不祥事、事故がありますと、必ず、特に原子力については国民一般の関心も非常に強いものですから、監督不行き届きである、何をやっている...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 そうしますと、最初の設計承認と容器承認というのは、あくまでも非常に定性的といいましょうか、具体的な数字があって、その数字をきちんと満足しているかどうかということではなくて、大体妥当な手続でいろいろな作業を行っているなという定性的な確認。最後の、輸送物が基準に適合...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 そうしますと、最終的な表面線量率について、これは国としてきちんとチェックする、それに至るいろいろな品質管理、製作についても、あくまでも民間と民間の契約に基づく工事だけれども、国としては責任を持ちますよ、こういう理解でよろしいんですか。
○斉藤(鉄)委員 よくわかりました。途中段階の品質管理についても科技庁としてはある程度責任を持ってそれをチェックする立場にあったということがわかったわけです。  それでは、今回のケースについてお伺いしますが、問題を起こした原電工事、また輸送容器メーカーの品質管理はどのような実施...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 今の御答弁は、原電工事の品質管理の状況は甚だお粗末なものであったということですけれども、そうしますと、先ほどの、国は最後の表面線量率だけではなく品質管理についても責任を持つということと矛盾をしてまいります。つまり、今回、規制側としてはその点まで十分チェックすべき...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 それでは、この点についてはまた後ほど返ってまいりますけれども、今回は複数の企業間にまたがる工程でふぐあいが発生しております。これは、一般の製品をつくるにしても、例えば建築物をつくるにしても、今や複数の企業、多重構造でつくっているということは通常でございます。今回...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 そうしますと、一社、各社の中の品質管理も非常にお粗末だった、各社間の相互の品質管理の共通性、共有性を持つ品質監査についても甚だお粗末だった、こういうことかと思います。  製造過程でふぐあいが生じた場合、例えば、今回の場合でいえば、硼素濃度、水素濃度が基準値を満...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 今の私の三つの質問で、今回、原電工事の社内体制、品質管理も、それから、ふぐあいが生じたときの処理の手続、こういうものが非常に不備であった、また、複数企業間の品質監査の体制も不備であったということが明らかになったわけです。  また議論を最初に戻しまして、最初、こ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 難しいお言葉でお答えになったのでちょっとよく理解できなかったのですが、要するにこういうことですか。一々作業員また技術者がやることをチェックはできない、だから、そういう考え方はやめて、その会社の品質管理のあり方、また複数の企業間にまたがる品質管理のあり方、その運用...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 それはよくわかりました。  では、今回なぜ、その品質管理、品質監査の体制が機能していなかったということを見抜けなかったのか。どういうことでございましょうか。
○斉藤(鉄)委員 今までは、とにかく検査をする、できたものを検査する、もしくはその作業をチェックするということで規制という行為を実施してきたけれども、これからは、もちろんそういうことも必要なんでしょうが、それにプラスして、品質管理、品質監査、そういうシステムそのもの、また、それが...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 自動車を例にとりますと、これは完全に国が安全を規制しているということはないわけですけれども、例えば自動車産業では、品質監査、複数の企業間にまたがる品質管理の一貫性、そういうものをどういう体制でつくられているか、それについてどう認識しているか、そして今回の輸送容器...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 では、同じ質問を、原子力発電の分野、これは、今回の輸送容器の場合と同じようにあくまでも民間の事業ですが、安全規制という形で国が関与しております。この原子力発電では、多重構造にわたる企業間の品質管理の一貫性、これをどう担保しているか、どのように御認識か、お伺いしま...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 そういたしますと、例えば自動車などの一般製造業、また原子力発電、国が安全規制で関与している分野、これにおいては、既に前から、品質管理の体制が担保されているということをチェックすることによって国が安全規制に関与する、こういう考え方が実行されてきた。しかし、この輸送...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 いえ、質問しているのは、ほかの分野では、そういう技術的能力のない企業が入り込む余地のないような品質管理体制、そういう品質管理体制を確認しているということだったわけです。そういうことで国が安全規制という形で関与するということだったんですけれども、輸送容器については...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 大臣にお伺いします。  今の議論は、規制といっても、作業員なり技術者の行動を全部チェックするわけにはいかない。ですから、基本的に、システムの中で品質が管理される、そういう機能になっていることを国はチェックする、そういう形の規制、そういう形でなくてはいけないし、...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 ある意味では、学術の世界、科学技術の世界の根本的な革命を起こさなくてはいけないと思っておりますが、ぜひ大臣のリーダーシップを期待いたします。  二番目のケース、民間と民間で、国が安全規制で関与しているということだけで議論が終わってしまいました。  国が直接発...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 終わります。
03月16日第145回国会 衆議院 科学技術委員会 第5号
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○斉藤(鉄)委員 公明党・改革クラブの斉藤鉄夫でございます。よろしくお願いいたします。  今回、この原賠法の法案審議に当たりまして、私も原子力損害の賠償の仕組みを初めて勉強させていただきました。その過程で起きました疑問点について、最初に質問をさせていただきたいと思います。  ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 もちろんそれはよくわかっているのですけれども、しかし、無限責任を言い、また無過失責任も言い、その責任を集中させている。そういうことを決めるだけで、事業者にとっては、法律で三百億円とか六百億円という措置額を設定するか否かを決められる以前に、自分としてやっておかなけ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 わかりました。  では、次に進みまして、第八条と第十条で二つの賠償措置の仕組みが書かれております。一つは民間契約に基づく保険金、それからもう一つは政府契約に基づく補償金、この二つの措置額の種類があるのですけれども、その内容、そしてその違いについてお聞きします。
○斉藤(鉄)委員 民間保険でカバーできるものについては民間保険で、それで、民間の保険会社がとてもこんなものでは契約できませんというものについては政府がその措置をするということだと思いますが、先ほどの御説明の中に、ちょっとぴんとこなかった部分は、正常運転によって起きた事故、これにつ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 法的なすき間を埋めるという意味ではわかりましたが、例えばこれまでの科学的知見では予測し得なかったような新しい事象、現象が起きてしまって、それによる事故、そういう場合については民間保険ではカバーできないので政府が補償します、こういう理解でいいんでしょうか。
○斉藤(鉄)委員 民間保険契約については、当然これは民間会社に保険料を払うんですが、政府契約の場合には、これは政府契約に基づく補償金ということですけれども、契約で政府に保険料みたいなものを払うんですか。
○斉藤(鉄)委員 わかりました。  そうすると、第十七条に、これは賠償措置額とは関係なく、政府が全面的に被害者に補償するという条項がございますが、この第十七条による場合は、政府契約の契約金は払わないという理解でよろしいんでしょうか。その十七条の場合とはどんな場合か、それも含めて...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 人知を超えるような異常な天然災害という場合に十七条が適用される、わかりました。  その無限責任がうたわれているわけです。迅速な被害救済のために賠償措置額を設定するということになっておりますが、この賠償措置額を超える損害が出た場合でも、これは無限責任ですから、基...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 国会がその場合は最終的に決めるという御答弁でしたけれども、そこら辺の仕組み、どういう基準で、これは原子力事業者が負担すべきこと、この部分は原子力事業者の財政や資産の状況もかんがみて国が援助せざるを得ないところという線引きを決めること、ちょっと今後整備していかなけ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 責めを免れる。  例えばこういう場合はどうなんでしょうか。事故が起きた、賠償措置額、保険金が出て、その被害を受けた方に補償がされた、その後で、明らかにこれはある機器の設計ミスによって事故が起こった、その過失が明確になったという場合、保険会社が黙っていないと思う...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 では、そういうことも考慮して保険料が定められるということなんでしょうか。  そうしますと、施設の建設また運転について、原子力事業者は、万全の設計管理、品質管理、施工管理それから運転管理をしていかなきゃいけない、こういうことなんですかね。
○斉藤(鉄)委員 第七条についてはわかりました。  第十条による政府補償金についても同様の考え方、つまり、民間会社から一種の保険料みたいなものをもらって、政府が補償する。この場合は第三者というのはないのですかね。明らかに第三者にかかわる、例えばテロとか、保険ではカバーできないよ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 使用済み核燃料の中間貯蔵施設、これは、この後の法案審査、原子炉規制法でまた慎重に時間をかけて審議をすることになっておりますが、この中間貯蔵施設の措置額、これは大体どの程度なのでしょうか。
○斉藤(鉄)委員 わかりました。  損害が出たときの賠償の制度について、このように念入りに仕組みが組まれているのは、原子力以外にあるのでしょうか。
○斉藤(鉄)委員 大臣にお伺いします。  先ほど青江局長が答弁されたように、原子力については非常に特殊な、念入りな損害賠償制度が用意されている。これは、私としてはすばらしいことだと思うのですけれども、この原子力だけが特別である、こういう原子力の特異性のよって来るところはどこにあ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 原賠法の議論からちょっと外れますが、いわゆる核エネルギーを使った施設の事故ということになりますと、核分裂炉による事故、それから核融合炉による事故。核融合炉による事故、これも、夢物語と言うと言葉は変ですけれども、架空のことではなくなってきました。大きな核融合実験施...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 そういう意味でも、核融合炉の研究につきましては引き続き御努力をいただきたいと思います。  大臣に最後に質問させていただきますが、人類は核と共存できない、こういう信念をおっしゃる方がいらっしゃいます。この場合の核は、核兵器という場合もございますし、平和利用の原子...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 終わります。
04月16日第145回国会 衆議院 本会議 第24号
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○斉藤鉄夫君 私は、公明党・改革クラブを代表して、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律、いわゆる原子炉規制法の一部を改正する法律案について、小渕総理並びに関係大臣に質問いたします。  経済の発展と国の安全保障という観点から、我が国が他の国より真剣に取り組まなければ...全文を見る
04月23日第145回国会 衆議院 科学技術委員会 第7号
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○斉藤(鉄)委員 公明党・改革クラブの斉藤鉄夫でございます。  今回の法案審議は、十二時間という審議時間でございまして、また、科学技術庁、資源エネルギー庁、一堂に会して、原子力の問題またエネルギー政策の問題を議論する大きなチャンスでもございますので、私は、まず最初、エネルギーの...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 国民の間にある原子力に対する漠然とした不安というものにつきましては、今、長官や大臣の御答弁になられたような努力で徐々に克服していけると思うのですけれども、先ほど言いましたイデオロギー論争になっている。私も、いろいろ議論の中に加わっていて、どんな理性的な議論をして...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 基本的に私も同感でございますが、一つだけ。  大臣もまた長官も、新エネルギーについて今後力を入れていかなくてはならないとおっしゃいました。私もそのとおりだと思います。長官は三%という具体的数字の目標までおっしゃったわけですが、国民から見ますと、政府が努力すると...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 この自然エネルギーに対しての努力を引き続きお願いしたいと思います。また、そこまで日本の自然エネルギーの研究開発の努力がされているというのは余り国民に知られておりませんし、PRの方もやるべきだと思います。  その自然エネルギーの中で何に最も可能性を見出していらっ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 今大臣の方から、新エネルギーの中では最も可能性が高いのは太陽光だというふうなお話がございました。しかし、いろいろな制約があるということでした。  ちょっと私の個人的な研究の話になるんですけれども、昨年九月にオーストラリアのメルボルンで、四十九回の、IAF、イン...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 御評価いただきましてありがとうございます。  もちろん、研究開発、これから明らかにしていかなくてはいけないことがたくさんあるわけですが、もし実用化されればかなり人類にとっても大きな夢になるエネルギー源でございますので、ぜひ科学技術庁としても御検討いただきたいと...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 このITER誘致につきましては、最近、物理学会誌上でもいろいろ論争が繰り広げられておりまして、誘致すべきだという学者さん、また、そのお金があったらほかの分野で使うべきだという学者さん、いろいろ議論がなされております。私自身、ぜひ誘致をして日本の核融合開発に対する...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 エネルギー基本政策につきましてはこれで終わりまして、次に、原子力に入っていきたいと思います。  まず、原子力の基本政策について、高速増殖炉路線は不動なんでしょうかという質問でございます。  私は、一つの技術的可能性として、高速増殖炉の研究開発は進めていくべき...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 そうしますと、その報告書にある有力な選択肢ということで、それまでは、核燃料サイクル、高速増殖炉ということを、ある意味では二十一世紀のエネルギーの主流にするんだという一つの方針があったのですが、選択肢の一つだ、有力な選択肢だということに位置づけが変わった、こういう...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 よくわかりました。有力な選択肢の一つとして引き続き研究開発を進めていくということでございますが、プルサーマルというのは、一般には、FBRのめどが立たないからやることにしたのではないか、有力な選択肢ということにはなったけれども、現実にはもうFBRというのは無理なの...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 先ほどの近藤委員と青江局長の議論をお聞きしておりまして、その議論は、使用済み核燃料のままずっと貯蔵しておく方がいろいろな意味からもいいんじゃないかという近藤委員の議論に対して、二つの意味から、再処理してプルトニウムにした方がいいんだと。その二つの意味は、一つは環...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 この点の議論につきましては、またちょっと私も勉強してからもう一度聞きたいと思います。  先ほど近藤委員、それから辻委員もおっしゃっていた、使用済み核燃料のまま貯蔵していた方がいいのではないかという議論ともちょっと重なってくるのですけれども、プルサーマルでプルト...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 高速増殖炉は有力な選択肢として研究開発していくという御答弁がありました。  高速増殖炉でプルトニウムをリサイクルしますと、これは、数字は変わっているかもしれませんけれども、原理的には無限大ですが、現実的には五十倍、六十倍、ウラン燃料を有効に使えるというふうに私...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 済みません、時間が来てしまいました。このプルトニウムリサイクルの問題につきましては、引き続き質問をしてまいりたいと思います。  また、保障措置のことについて質問する予定で、外務省の阿部審議官にも来ていただいておりましたが、質問がそこまで行かずに、大変失礼いたし...全文を見る
04月27日第145回国会 衆議院 科学技術委員会 第8号
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○斉藤(鉄)委員 公明党・改革クラブの斉藤鉄夫でございます。  四人の参考人の方、きょうは大変貴重な御意見をいただきまして、ありがとうございました。  質問をさせていただきます。最初に石川参考人と前田参考人にお伺いいたします。  中島参考人のお話の中にもあったんですけれども...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 ありがとうございました。  続いて、前田参考人にお伺いします。  全体の使用済み核燃料の発生状況、またそれを再処理施設で消化をしていくその需給バランスということは先ほどの御説明でよく理解できたわけでございますが、各個、個別の原子力発電所の中で今使用済み核燃料...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 よくわかりました。  石川参考人にお伺いいたします。  海外での中間貯蔵施設というものについては、ちょっと我々知識がないのですけれども、どういう状況にあるのかお伺いいたします。
○斉藤(鉄)委員 中島参考人にお伺いします。  先ほどの最初のレクチャーの中で、私ちょっと理解が間違っていたかもしれませんけれども、使用済み核燃料については、ワンススルーといいましょうか、そのまま最終処分する方がトータルとしてはいいんだというふうに私は理解をしたんですけれども、...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 先ほどの意見陳述を聞いておりまして、高速増殖炉に対しての考え方が石川参考人と中島参考人でかなり違ったわけですけれども、ここで前田参考人にお伺いしたいのですけれども、高速増殖炉を電気事業者としてどのように考えていらっしゃるかという質問でございます。  新型転換炉...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 保障措置について、前田参考人、それから河瀬参考人にお伺いいたします。  今回の保障措置、かなり厳格化されたという認識ですけれども、一つは、原子力産業の中にあって、ここまで細かく調べられると原子力産業の発達の阻害になる、つまり、企業ノウハウがなくなってしまうとい...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 最後に、河瀬参考人にもう一度お伺いいたします。  私ども、この中間貯蔵施設は必要な施設だというふうに認識をしております。今後、この円滑な立地に向けて努力をしていかなくてはならないわけですけれども、原子力施設を多く抱えていらっしゃる自治体の長として、アドバイスが...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 ありがとうございました。
05月07日第145回国会 衆議院 科学技術委員会 第9号
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○斉藤(鉄)委員 公明党・改革クラブの斉藤鉄夫です。  前回、エネルギー基本政策、それから原子力の基本政策について質問させていただきました。いよいよ法案の中身について、きょうは質問をさせていただきます。  今回、法改正の二つの柱は、一つは保障措置が強化されたこと、それからもう...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 大臣のお言葉、本当に重く受けとめました。そういう意味でもNPT体制を強固なものにしていかなくてはならない、こう思うわけです。  先ほどと同じことの繰り返しになりますが、NPT体制を強化するためにも、臨界前核実験については、はっきりとした、これは現実には核実験と...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 唯一の被爆国である日本として、外務省、ぜひその努力を続けていただきたいと思います。  今回、このIAEAの追加議定書作成をされまして、保障措置が従来に比べて格段に厳しくなったと言われております。どの点が厳しくなったのか、わかりやすくその追加議定書の中身について...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 IAEAの追加議定書の変更はよくわかりました。  それでは、この追加議定書の内容が強化されたことが法案にどのような形で盛り込まれたのか、どのような形になっているのか、これもわかりやすくお願いいたします。
○斉藤(鉄)委員 先ほど阿部審議官の御答弁の中で、イラクまたは北朝鮮という言葉があったんですが、この追加議定書が作成された背景、かなり強化をされた背景、これをどのように外務省としては認識をされておりますでしょうか。
○斉藤(鉄)委員 そうしますと、今回、追加議定書によって強化された保障措置をとれば、北朝鮮についてもイラクについても、その疑惑が晴れる程度の検査ができる、こういう認識でよろしいのでしょうか。
○斉藤(鉄)委員 日本でも、この追加議定書批准に続いて国内法を今こうやって整備して、国内法の整備があって初めて現実的な効力を発揮すると思うんですが、現在、世界の中で批准している国がどの程度で、その批准した国の中で国内法を整備した国がどのぐらいあるのか。また、現実に疑惑対象となって...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 この保障措置強化の発端となったイラク、北朝鮮についてですが、NPT体制に入って誠意を持ってやるようにというふうに働きかける、これは当然といたしまして、もっと広い意味で、このイラク、北朝鮮に対して我が国の外交の基本方針がどういうものであるのか、ちょっと漠然とした質...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 北朝鮮に対しましては、不審船の問題、またテポドン、拉致の問題、いろいろあって大変という状況はよくわかりますけれども、朝鮮エネルギー開発機構、KEDOに日本は出資しているわけで、私は、ここを一つの窓口として、北朝鮮と日本が友好な関係になって、北朝鮮がNPT体制の中...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 この保障措置にかかわるいろいろな検査を通じて、いわゆる民間の原子力産業が持っている企業秘密でありますとか技術ノウハウ、そういうものが漏えいするおそれがあるのじゃないかというふうなことが言われております。  先週、実は、参考人質疑をこの委員会でさせていただきまし...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 その点、わかりました。  これも先週、当科学技術委員会で福島第一原子力発電所を視察してまいりました。乾式、湿式の使用済み核燃料貯蔵を見てきたわけですが、同時に原子力発電所も見させていただきました。IAEAの保障措置のいろいろな器具が置いてあったり、いろいろな仕...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 原子力をほかの発電手段といろいろなことで比較するわけですけれども、そのときに、ほかの化石燃料や化石燃料発電にはない要素として、原子力にはIAEAの保障措置、NPT体制というものがある。それに対してどの程度のコストがかかっているのかというのは実は今まで余り聞いたこ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 原子力が核兵器に転用されることがないということの保障、これは非常に重要なことでございまして、その得られる成果から考えれば、かかっている費用はほとんど無視できる程度のものである、こういう認識だと思いますけれども、わかりました。  保障措置についての質問は以上でご...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 御答弁をお聞きしておりますと、あくまでも地元の都合だということなんですが、中間貯蔵施設をつくるとなりますと、そこに新たなまた地元が出てくるわけで、その地元も長期になることを大変懸念をしている、恒久化を懸念している。同じことなんじゃないかなというふうな気がいたしま...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 中間貯蔵の事業主体はそれでは一体だれになるのか、その際の発生者責任はどうなるのか、この二点、お願いします。
○斉藤(鉄)委員 先日の質問の中で、高速増殖炉路線については有力な選択肢である、こういう御答弁がございました。有力ではあっても選択肢ということでございますので、選択されなかった場合ということが考えられるわけですけれども、FBR路線が選択されなかった場合、この中間貯蔵施設はどうなる...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 平成六年策定の原子力長期計画には中間貯蔵という概念はありません、らしき言葉はちょっと出ておりますけれども。当面は発電所内で貯蔵することを原則とするが、将来的な貯蔵の方法等についても検討を進めるという形で出ております。しかし、中間貯蔵という概念はございません。 ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 この中間貯蔵の現実の立地としては、今どういうところを考えていらっしゃるか。これはなかなか答えにくい質問でしょうから、質問としてはさせていただきますが、立地としてあるべき姿、地理的、地勢学的、地質学的にこういうところが望ましいというふうなものがあるのかもしれません...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 そうしますと、地元の理解さえ得られればどこでもいい、地質とか地勢とかそういうことは余り関係ない、こういうことでしょうか。
○斉藤(鉄)委員 ほぼ同様な施設が既に敷地内にあるわけですが、やはり中間貯蔵という新たな概念である以上、新たな安全基準、安全規制また技術基準を新たにつくるんでしょうか。
○斉藤(鉄)委員 この中間貯蔵施設の規制者は通産大臣ということのようでございます。質問しておりましても、ある質問は通産省さんがお答えになる、ある質問は科技庁さんがお答えになる、私はどこでどう振り分けられているのか全然わからないんですが、核燃サイクルの規制は科技庁という一般的な頭が...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 しかし、核燃サイクルの一部であるという御答弁もございました。そういう意味では、原子力安全委員会、これは当然ですけれども、科技庁とも密接な連携をとりながら計画を進めていかれる、こういうふうに考えてよろしいでしょうか。
○斉藤(鉄)委員 先日、六ケ所の再処理工場の操業開始おくれが発表されました。中間貯蔵施設計画にこのおくれがどのような影響を与えるのかについてお伺いします。
○斉藤(鉄)委員 最後に、有馬大臣にお伺いをいたします。  今回の法改正は、先ほど申し上げましたように、保障措置の強化と中間貯蔵が改正の柱でございます。一見何の脈絡もない二つの独立した改正という見方もできるわけですけれども、しかし、使用済み核燃料というのは宝の宝庫でもあるし、し...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 どうもありがとうございました。終わります。
05月12日第145回国会 衆議院 科学技術委員会 第10号
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○斉藤(鉄)委員長代理 理事会で協議します。
05月14日第145回国会 衆議院 建設委員会 第12号
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○斉藤(鉄)委員 公明党・改革クラブの斉藤鉄夫でございます。  私はニュータウン事業について質問をさせていただきます。  大都市圏において良質な住宅を大量に供給するという公団の使命に基づいて、首都圏におきましては多摩ニュータウン、千葉ニュータウン、そして港北ニュータウン、この...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 ニュータウンの住民の方に、新しい公団になると一切公団が手を引くのではないかというふうな素朴な疑問を持っている方もいらっしゃいまして、その方々に対して、そうではないんだ、計画が完了まで公団は責任を持つという御答弁で、それを確認させていただきました。  これらの三...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 千葉ニュータウンの評価が低いことに対して、いろいろ要因を挙げられて、それに対して対策、努力をしていくということだったのですけれども、お聞きしていて、私はまだ危機感が足りないのではないか、このように思います。  今、計画人口に対してちょうど四〇%、ですから、まあ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 運賃についてはしようがないというふうなことでしたけれども、全く危機感がないと私は思いますし、今、千葉ニュータウンが成功するかどうかの岐路に立っている、私はこのような認識です。私は中国地方の選出の衆議院議員でございまして、首都圏のニュータウンには何の関連性もござい...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 十二月二十日、随分前ですが、日経新聞に、財政難の地方自治体については財投資金であっても繰り上げ償還を認める、そういう措置を考える、こういう記事が載っておりました。千葉ニュータウンがこのままゴーストタウンになってしまうのか、それとも、再び人口がふえ始めて国が最初に...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 よろしくお願いいたします。終わります。
07月01日第145回国会 衆議院 科学技術委員会 第11号
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○斉藤(鉄)委員長代理 この際、暫時休憩いたします。     午後零時二十一分休憩      ————◇—————     午後一時十五分開議
○斉藤(鉄)委員 公明党・改革クラブの斉藤鉄夫でございます。よろしくお願いいたします。  きょう、私は二つのテーマで質問をさせていただきたいと思います。一つは、先日新聞に、サイクル機構と電力が「もんじゅ」代替高速増殖炉研究を始めるという、非常に僕にとってはショッキングな記事が出...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 高速増殖炉に限らず、原子炉、原子力の一つの型式の開発は、基礎研究があって、それから実験炉というのがあって、そのあたりから大体の型式を決めて、それで原型炉をつくり実証炉をつくり、そして商業炉になる、こういうふうにお聞きしているわけですけれども、高速増殖炉は、基礎研...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 そうすると、「もんじゅ」まで進んできた我が国の高速増殖炉研究開発とは矛盾しないという理解でよろしいでしょうか。
○斉藤(鉄)委員 この新聞によりますと、サイクル機構が初年度は二十億円出すということですけれども、そのほかに、この研究に参加する電力九社プラス電源開発と日本原子力発電、十一社、この民間企業はどのような費用負担をするんでしょうか。
○斉藤(鉄)委員 一部のうわさに、ATR、新型転換炉についても電力がやる気がないということで研究開発が中断いたしまして、それと同じように、本当は電力さんも高速増殖炉はコストが高いものになるのでやる気がないんじゃないかというふうなうわさが流れておりましたが、そうじゃない、電力もやる...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 午前中の質疑で、サイクル機構の自己裁量による自発的な方向性の創出、自主研究、そういうものが余り発揮されていないんじゃないかというような議論もありましたけれども、それじゃこの研究は、実はこの科学技術委員会ではこれまでこういう形での研究は余り議論になったことがなかっ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 新聞によりますと、これは新聞情報ですからどこまで事実かどうかわかりませんけれども、技術的な諸元でゼロまで立ち返る、例えば冷却材についてもナトリウム以外のものを考えてみる、それからセラミックタイプのMOX燃料以外の燃料、例えば金属燃料等も考える、それから何と再処理...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 よくわかりました。高速増殖炉の全体の研究の中で「もんじゅ」がどう位置づけられ、今回の共同研究がどう位置づけられ、全体像がわかるような形で国民の前に提示をしていただきたいと思います。  大臣に御質問させていただきますが、この新聞にもありますように、「もんじゅ」が...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 四年前のナトリウム事故などということがないように、万全の体制で、研究を進めていくことができる体制が早くできるように私も祈っております。  それから、二番目のテーマに入らせていただきます。  先日もこの委員会で高速増殖炉について議論をいたしました。そのときに原...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 今のお答えですと、プルトニウムを取るか取らないか、プルトニウムというのは非常に環境負荷が大きいものだ、その理由は半減期が長いからだ、こうおっしゃいましたが、再処理してプルトニウムを取った後の高レベルガラス固化体、高レベル廃棄物がガラス固化体になるわけですが、この...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 ちょっとそこのところは僕はまだ納得していないのですが、また後の議論に持っていくといたします。  基本的に、環境へ与える負荷とはこの場合放射能量である、時間的要素を含めた放射能量であるというお答えだったかと思うのですけれども、私は、放射能量だけではなくて、先ほど...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 再処理する方が放射性廃棄物は四倍ないし五倍多くなる。今のは使用済み燃料三万五千トン当たりということですから、原子炉で同じ量のエネルギーを発生させたときに、ワンススルーだと一万立米ちょっとの廃棄物量、それから再処理した場合は六万四千立米の廃棄物量、再処理した方が数...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 どうもそこがよく理解できないのですが、再処理した場合は、体積的には六万四千立米、面積に直すと一・七七平方キロ。ワンススルーだと、一万四千ないし一万六千。体積的には四分の一、五分の一、なのに面積に直すと三・九五平方キロメートル、つまり倍。その理由は発熱だ、こうおっ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 ワンススルーの使用済み核燃料も発熱体、高レベル放射性ガラス固化体も発熱体、発熱総量は多分プルトニウム分だけ違う。プルトニウム分が違うだけで処分する面積が倍も異なってくるとはちょっと考えられないと思うのですが、それに対してのお答えを。
○斉藤(鉄)委員 その点については、ちょっとまた後でいろいろ教えていただきたいと思いますが、わかりました。  では、これまでの議論をまとめますと、再処理をしたら、体積は四、五倍かかるけれども、それを処分する面積は半分で済む、要するにこういうことでございます。  面積で環境負荷...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 それでは、もう一つ別の観点から。  実は、先日六ケ所村の見学をさせていただきました。再処理工場の建設現場を見てびっくり仰天をしたんですが、バブルのころの東京でもあれだけのタワークレーンは立っていなかっただろう、東京じゅう集めてもあれだけのタワークレーンは立って...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 大体わかりました。  時間が来てしまいました。実はもう一段、プルトニウムリサイクルをとった方が環境負荷が小さい、では、プルトニウムリサイクルをとったときに、プルサーマル路線、高速増殖炉と軽水炉の共存、軽水炉だけ、こういう三つの選択肢があるわけですが、そういう場...全文を見る
07月15日第145回国会 衆議院 予算委員会 第21号
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○斉藤(鉄)委員 公明党・改革クラブの斉藤鉄夫でございます。  まず最初に、今回の補正予算案と高度情報化の問題について質問をさせていただきます。  昨日、我が党の太田昭宏議員から、これからの日本、高度情報化社会にうまく転換していけるかどうかが、日本経済が浮揚していくか、また二...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 私も、お役所の事務所へ行きますと、紙の山に埋もれておりまして、とても進んでいるようには見えないんですが、調査によりますと、中央省庁のお役人一人が、本棚に並べますと大体十二メートルの資料を持っているそうでございます。百万人いらっしゃるとすると一万二千キロ、ちょうど...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 どうも熱意が全然伝わってこないのですが。  今回、雇用促進の補正予算が出ました。これから同じお金を使うのであれば、二十一世紀に生き残っていくために、デジタル革命を進めるような形でお金を使っていくべきだと思います。何万キロにも及ぶ文書のデジタル化、これは雇用にも...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 総理、大変問題意識をお持ちですので、ぜひリーダーシップを発揮していただきたいと思います。  知価革命というお話もございました。六月十五日の朝日新聞に、このデジタル化に「堺屋長官は熱心 事務方に戸惑い」という見出しで記事が出ました。「堺屋長官はデジタル化の早くか...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 先ほども申し上げましたが、一九九五年にこの革命が始まって、二〇一〇年までに決着がつくと言われております。あと十年でございます。この十年に日本の次の百年、千年の命運がかかっていると思いますので、総理、ぜひリーダーシップを発揮していただきたいと思います。  次に、...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 化学兵器禁止条約によって日本に処理の義務がある、その義務を今誠実に履行しようとしている、中国側との交渉中であるというお答えだったと思います。  総理の訪中前に、先ほど外務大臣がおっしゃった覚書を交わしたい、また、交わすんだというふうな新聞報道もございましたけれ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 マスコミ等の記事を読みますと、一兆円プロジェクトなどという字が躍っております。そんな一兆円もかかるのかなという感じはいたしますけれども、本当に巨大な難しい事業でございます。この巨大な事業に日本側としてはどのような体制で臨むのか、その体制がどうなっているのか。これ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 担当室を設けて対処していると。  それで、期間、予算、人員、施設、技術、大体どんなものになるだろうという、概略で結構でございますので、簡単に概略をお教えください。
○斉藤(鉄)委員 赤筒など簡単なものからまず始める、しかし全体についてはまだわからないということだったかと思います。中国側は、早く全体像を示してほしい、日本側の誠意はよくわかるけれども、全体像を示してもらわないと中国側としても評価のしようがないというふうなことをおっしゃっておりま...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 防衛庁長官にお伺いします。  日本に技術があるとしたら化学兵器について研究している自衛隊だろう、私はこのように思います。  自衛隊が今化学兵器について使っている年間予算、人員、研究施設、どの程度あるのか、簡単にお答えいただきたいのと、自衛隊を中国の本土に派遣...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 年間二十一億円、また人員も六百二十名ということでございますので、この持っている能力を大いに使う、もっと具体的にいろいろ御検討いただきたいと思います。  この中国に捨ててきた化学兵器、これは日本が国として処理をする義務が条約上ある。ところが、問題は、国内に捨てら...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 海外遺棄化学兵器については担当室を設けてきちんとやっている、これは条約で決められたことだから当然でございます。しかし、国内のものについては、先ほど官房長官お答えになりましたように、内政審議室が担当するとはいえ、担当者がいるわけではなく、結局、見つけた人がその責任...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 アジアの中で資源も何もない我が国が、二十一世紀は科学技術創造立国で生きていく、アジアで群を抜く科学技術立国で生きていく、これは国是だと思います。  そういう中で、有人宇宙飛行、これはある特殊な技術と思われるかもしれませんけれども、違います。人間を宇宙に送るとい...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 今さら有人システムを目指すというふうに戦略転換するわけにはいきませんので、今の戦略を進めていく以外ないと思いますけれども、もう一度その戦略を本当に特化して、どこにも負けない技術を持つ、そういう形で御検討をいただきたいと思います。  それから最後に、今回の敦賀原...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 ありがとうございました。終わります。
07月28日第145回国会 衆議院 建設委員会 第16号
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○斉藤(鉄)委員 公明党・改革クラブの斉藤鉄夫でございます。  関谷大臣、六月末の広島の梅雨前線による豪雨災害、すぐに広島市また呉市を御視察いただきまして、また、すぐ素早い手を打っていただきまして、本当にありがとうございました。私は広島市に住んでおりますけれども、被災者また関係...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 その点、細かい配慮をよろしくお願いいたします。  それから、けさも広島県の県知事さん等いらっしゃって要望があったんですけれども、円滑な復旧、そして生活再建のために、ぜひ激甚災害の指定をお願いしたいということが改めて要望がございました。この点については、国土庁、...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 大臣みずから大変前向きな御答弁をいただきまして、被災者の人もみんな希望にあふれてこれから復旧に取り組むものと思います。ありがとうございました。  さて私、きょうは地下の問題をちょっと取り上げたいと思います。  新しいフロンティア、ニューフロンティアということ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 答申が出てからもう一年以上たっているわけで、私はちょっと遅いんじゃないかなというふうな気がいたしておりますが、おくれている一つの原因に、法制面での検討と、それから技術面、安全面での検討の二つに大きく分かれると思いますが、その技術面で、詳細な技術指針、詳細過ぎる技...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 いたずらに細かいところに入ることなく、大局を見て進めていただきたいと思います。  先ほどのお話にもありましたけれども、大深度というのは場所場所によって、支持層との関係で大深度と定義される深さが違うということでございましたが、もし地域ごとに、地域ごとといいまして...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 ぜひ、景気回復の一助にするためにも、いろいろな方が大深度地下を使っていろいろな新しい社会資本を整備していこう、こういう意欲がわくような、そういうわかりやすいものをつくっていただきたいと思います。  私もこの答申を読ませていただきました。読ませていただいて、私が...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 関谷大臣、最近地価が下がってまいりまして、地価というのは土地の値段の地価ですね、土地の値段が下がってまいりまして、いわゆる大深度地下を有効利用しようという雰囲気はかつてほどなくなってきたわけではございますが、しかし、先ほど申し上げましたように、三つのニューフロン...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 答申が出て一年以上たっております。ぜひ法制化について前向きに御検討いただきたいと思います。  それでは、またちょっとテーマを変えまして、五月十四日にこの委員会で質問させていただきまして、住宅・都市整備公団改め都市基盤整備公団法、そのときに質問させていただきまし...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 鉄道局長さんからも、ぜひ前向きな答弁をいただきたいと思います。
○斉藤(鉄)委員 多摩ニュータウンが成功したのは、京王電鉄が物すごいお金をかけて、都からの援助もございますけれども、物すごい建設費をかけて多摩ニュータウンへのアクセスをつくった。しかし、運賃を安く抑えたのです。京王は私企業ですから、不動産部門との会社の中でのやりとりというふうなこ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 どうかよろしくお願いいたします。  終わります。
08月10日第145回国会 衆議院 科学技術委員会 第12号
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○斉藤(鉄)委員 公明党・改革クラブの斉藤鉄夫でございます。  日本の軽水炉技術は、独自のシステムをつくり上げて非常に高い信頼性を誇ってきました。これは世界からも高く評価をされております。原子力発電は成熟期に入ったと感じているわけですが、その成熟期に入ったはずの高い信頼性を誇っ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 疲労破壊の原因は繰り返し荷重、その繰り返し荷重としては熱であるとか振動というふうなものが考えられるけれども、今後調査をしていくということでございましたが、ほかにも熱交換器、このプラントの中にも、またいろいろなほかのプラントにもあるわけでございまして、同様な熱応力...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 ちょっとよくわからなかったんですけれども、ほかのエルボーも調べたけれども、ほかのエルボーには一切何もふぐあいはなかったと。  しかし、多分ほかのエルボーにも同じような熱応力、また流体の振動による繰り返し荷重がこのようにかかっていたと思うわけでございまして、今回...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 そのお話を伺いますと、素人ですけれども、多分そこが犯人なんじゃないかなというような気はいたしますけれども、今後しっかり解明をしていただきたいと思います。  金属の破面というのは、私も技術屋でございましたのでいろいろな金属破面の観察もしたことがございますが、人間...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 徹底究明を待っております。  ちょっと一般論に入りますけれども、一般的に科学技術というのは、その初期の段階では非常にトラブルが多発する、しかし安定期に入ってトラブルが少なくなる、老年期に入ってといいましょうか、衰退期に入ってまたトラブルがふえると言われておりま...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 今後、設計、製造、保守、このすべての段階において品質管理をより一層強めていく、こういう御答弁でございました。  同じ問題意識なんですけれども、ちょっと別な観点から質問させていただきます。  先ほど、他の熱交換器にない一つの要因として、熱膨張、三段ある熱交換器...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 原子力発電所の設計は多重防護という考え方から行われている、こういうふうに聞いてまいりました。一つや二つのふぐあいが生じても、そのふぐあいを吸収するリダンダンシー、冗長性がその周りに用意されている、だから大丈夫なんだ、こういう説明を受けてきたわけですけれども、今回...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 多重防護の考え方が今回十分働いた、こういうことかと思います。その点もぜひ社会に対してきちんとPRをしていただきたいなと思います。  稲川長官に最後にお伺いしますが、今回、先ほど私が申し上げてきたような問題点、長い安定期が続いて、これからもその安定期を続かせてい...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 その点しっかりお願いいたします。  この委員会は科学技術委員会でございまして、きょう、朝からおりますと、何か商工委員会のような雰囲気がございますけれども、科学技術委員会として大臣に質問をさせていただきます。  先ほど私申し上げた観点、つまり、技術の持っている...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 技術が年をとっていくということについて、できるだけその技術の寿命を長くする一つの要因として、若い人がたくさんその分野に入ってくるかどうかだというのは、私もちょっと気づかなかった観点でございまして、大変参考になります。  その観点でいいますと、安全というのは、何...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 今回のこの事故、大変不幸なことでございましたけれども、これを教訓にして、より一層原子力の安全文化、新しい文化をつくっていかれることを念願いたしまして、質問を終わります。
10月19日第145回国会 衆議院 科学技術委員会 第14号
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○斉藤説明員 科学技術総括政務次官を拝命いたしました斉藤鉄夫でございます。  このたびの茨城県東海村のウラン加工施設の事故につきましては、中曽根大臣が先ほどおっしゃいましたけれども、あってはならない事故と、私も厳しく受けとめているところでございます。  今後、中曽根大臣指揮の...全文を見る
○斉藤説明員 科学技術庁といたしましては、先ほど松沢委員おっしゃいましたように、現地にすぐ安全局次長を派遣し、その情報も得ながら、三時に対策本部、有馬大臣を代表とする対策本部をつくったところでございます。  この時点で、これは私の個人的な見解が入るかもしれませんけれども、確かに...全文を見る
○斉藤説明員 その重大性について、臨界が続いていたということに時間がかかったということが、いわゆる政府としての対策本部がおくれる一つの原因ではなかったかと思いますけれども、科学技術庁としては、すぐに対策本部を設けて、人を送り、万全の体制を整えたところでございます。
○斉藤説明員 たしか五時ごろ、いわゆる中性子計測のデータが入ってまいりました。中性子が計測されるということは、これは臨界が続いているということですので、その時点で臨界を確信したということでございます。
○斉藤説明員 近日中にそのサンプル調査、沈殿槽の中のサンプル調査をします。そうしますと、どれだけそこで核分裂反応が起きたかが正確に把握できますので、空間に中性子線がどのように分布して放射していったかということについても計算できます。そういう情報はすべて公開をいたします。
○斉藤説明員 松沢委員に少し誤解があるんではないかと思うんですけれども、核燃料施設安全審査基本指針、たしか昭和五十二年でしたか、できました。この核燃料施設安全審査基本指針、先ほど一般のとおっしゃったその指針は、いわゆる高濃度のウランも含めた形で全部カバーしております。臨界について...全文を見る
○斉藤説明員 緊急時における周辺住民に対する情報提供につきましては、原子力安全委員会の防災指針におきましても、その重要性について指摘がなされております。特に緊急時においては、テレビ、ラジオなどのニュースメディアに対して協力を求めることが重要とされております。  また、茨城県の地...全文を見る
○斉藤説明員 辻委員が、原子力防災法につきましてはずっと長年提案をされまして、またその提案が超党派の議員連盟であります科学技術と政策の会で検討をされている、その御努力に対して心から敬意を表する次第でございます。  この新法がどういう性格のものかという御質問でございますが、そのこ...全文を見る
○斉藤説明員 それも含めて今検討中でございますが、村上村長とお会いしたときにも私ども強く言われたことは、国策として原子力を進めていく以上、災害が起きたとき国が第一義的な責任をとってほしい、こういう強い御希望がございました。しかし、辻先生の試案にもありますように、現場に一番密着して...全文を見る
○斉藤説明員 防災専門官を運転管理専門官と同じように配置すべきではないかという御意見、大変貴重な御意見だと思います。それも検討に加えさせていただきます。  それから、ただ一点。先ほど吉田委員の質問の中に、運転管理専門官の働きぶりについてちょっと御指摘ございましたが、彼の名誉のた...全文を見る
○斉藤説明員 私もそういう認識でおります。
○斉藤説明員 私の認識では、爆心地ではもっと大きいと。大体五百メートルから一キロメートルあたりで直爆を受けた方の被曝量、このように聞いております。大変大きな量でございます。
○斉藤説明員 先ほどお答えにもありましたけれども、放射線影響には二つございまして、ある一定値以上の放射線量を浴びると必ず出てくる確定的影響と、それから、浴びた量、その線量に比例して出てくる確率的影響。この確率的影響は被曝線量には全く関係しないわけですけれども、そういう意味で、がん...全文を見る
○斉藤説明員 辻元委員は今大変本質的な議論をされていると思います。  今までのやり方でこういう事故が起きたわけですから、今までのやり方では不十分だったということは証明されたわけです。それで、その議論を突き詰めていきますと、一人の作業員に一人の検査員がつくというところまでいきます...全文を見る
○斉藤説明員 今回のことにつきまして、科技庁の体質といいましょうか、現実問題として、実際の工程が、現場の作業をやりにくい、そういう工程であった、だから現場の知恵として別な裏マニュアルができてしまった、それを見抜けなかった科技庁の責任、これはあると思います。  しかし、科学技術庁...全文を見る
10月26日第145回国会 参議院 決算委員会 閉会後第7号
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○説明員(斉藤鉄夫君) 松村先生の地元でのいろいろな自治体の原子力行政に対する御意見を聴取される不断の御努力、大変ありがとうございます。敬意を表する次第でございます。  国の体制は今後どうするのかという御質問でございますが、大きく分けて二つあろうかと思います。一つは、先ほど先生...全文を見る
○説明員(斉藤鉄夫君) 安全委員会の委員長、佐藤委員長は確かにすぐには行かれませんでしたが、委員長代理である住田委員がまさに事故当日、たしか五時過ぎには、七時ごろ到着をして現地で陣頭指揮をとりました。  委員長は東京にいて全体の情報収集と政府とのやりとりということで、委員長代理...全文を見る
○説明員(斉藤鉄夫君) 国の高速増殖炉に対します考え方は、原子力長計では高速増殖炉は将来の原子力発電の主流にしていくという表現になっておりますし、平成九年の高速増殖炉懇談会での結論は、将来の非化石エネルギーの一つの有力な選択肢と、こういう表現になっております。  軽水炉でウラン...全文を見る
○説明員(斉藤鉄夫君) ウラン加工施設については、定期的な検査は義務づけられておりません。
○説明員(斉藤鉄夫君) 内藤委員おっしゃるようなことはございません。  ジェー・シー・オーに対しましては、施設の運転開始後、行政指導の一環としてジェー・シー・オーの保安規定の遵守状況について任意の調査を行ったことはあり、確かにそのような調査は平成四年度以降実施されておりません。...全文を見る
○説明員(斉藤鉄夫君) 私ども言いわけをしているつもりはございません。これまでは原子炉規制法に基づいて検査をしてまいりましたけれども、現実問題としてこういう事故が起こってしまったということについては厳粛に受けとめております。  したがいまして、今後、安全委員会の事故調査委員会に...全文を見る
○説明員(斉藤鉄夫君) いいえ、知りませんでした。
○説明員(斉藤鉄夫君) 今回、謙虚に反省をして、原子炉規制法の改正、規制についても抜本的に強化をしようという方向で今検討させていただいております。事故調査委員会の結果も踏まえて対処していきたいと決意しております。
○説明員(斉藤鉄夫君) 臨界事故は起こり得ないという大前提で、それが頭の底にあって今回判断が大変おくれたという御指摘はそのとおりだと思います。  今回、この教訓を得て、基本的に加工施設で臨界事故は起こり得るんだ、危険を内包しているんだという基本的な思想でこの規制をもう一度見直し...全文を見る
○説明員(斉藤鉄夫君) 私自身はちょっと詳しくありませんが、庁としては当然知っております。
○説明員(斉藤鉄夫君) この精神を生かして、これまですべての情報について、例えば事故調査委員会等につきましてもすべての情報を公開しております。
○説明員(斉藤鉄夫君) 徹底した情報公開という方向性については、我々も認識は同じでございます。  御提案いただきました各点につきまして、その内容をこれから鋭意検討させていただきたいと思います。
○説明員(斉藤鉄夫君) 中性子とガンマ線で人間に与える、生体に与える影響は異なります。吸収線量の単位はグレイでございますけれども、同じ吸収線量でも人体に与える影響は違う。その線質係数ということで、ガンマ線についてはグレイ・イコール・シーベルトでございますが、中性子については線質係...全文を見る
11月10日第146回国会 衆議院 科学技術委員会 第1号
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○斉藤政務次官 岡部委員御指摘のように、いわゆる核燃料物質の使用施設という範疇がございます。この核燃料物質の使用の規制を受ける施設というのは、御指摘ございましたように、研究開発を主目的とする施設や小規模な核燃料物質の使用を断続的に行っている施設等が含まれております。一般に規制がそ...全文を見る
○斉藤政務次官 お答え申し上げます。  私が所属しております公明党は、議院運営委員会におきまして、最高裁判決で藤波元官房長官に対する刑が確定した事実は非常に重いものであり、藤波氏は議員を辞職すべきであると述べております。この問題について、私の基本姿勢もこの党の基本姿勢と変わって...全文を見る
○斉藤政務次官 党の考え方そして私自身の考え方は、先ほど申し上げましたとおり、有罪が確定した事実は非常に重い、そういう意味で藤波氏は議員を辞職すべきである、この考えは全く変わっておりません。  しかし、現在、私は政務次官として政府の一員でございまして、立法府における勧告決議案の...全文を見る
○斉藤政務次官 その発言は、私の記憶によれば、多分辻元委員に対しての答弁だったと思います。  そこで私が言いたかった文脈は、規制を強化しなくてはならない、しかし、その規制を強化するのを突き詰めていけば、例えば民間の方が作業をする、その後ろにお役人が一人ついてすべてチェックをする...全文を見る
○斉藤政務次官 いえ、そうじゃないということを言いたいのではありません。そういう文脈の中でそういう発言をしたことは確かでございます。
○斉藤政務次官 ローレンス・リバモア研究所と原研の間の、放射性物質飛散のときの地域への影響、地域住民へ与える被曝量の評価のための研究の取り決め、これが単純ミスで失効していたのは事実でございます。その点につきましては、開き直るつもりは毛頭ございません。  ただし、今回の放射性物質...全文を見る
○斉藤政務次官 アメリカからの申し出につきまして、日本側からそれを断ったということは、そういう事実はございません。ただし、このアメリカからの申し出をよく見てみますと、いわゆる施設から大量の放射性物質そのものが出る、その放射性物質によって地域が汚染される、そういうものに対応する緊急...全文を見る
○斉藤政務次官 こちらが得た情報は逐次アメリカに報告をいたしました。そのことだけでございまして、待っててくださいとか、お断りしますということは一切言っていないそうでございます。
○斉藤政務次官 先ほど御指摘ありましたように、昭和五十二年から五十六年にかけて日米再処理交渉が行われました。その前にカーター大統領が、これはアメリカ国内だけですけれども、プルトニウム単体で取り出す商業再処理については禁止する。こういう事態を受けてのこの日米再処理交渉だったわけです...全文を見る
○斉藤政務次官 その場に現実にいらっしゃった方の被曝線量、線量当量の実測値は、ホールボディーカウンターを使いまして、ナトリウム24から出てくるガンマ線をはかってこの被曝線量を推定いたしました。  ナトリウム24は、もともと人間の体にあるナトリウム23に中性子が当たってできるもの...全文を見る
○斉藤政務次官 この七名の方のほかに、周辺住民の方で御希望された方は計測しております。
○斉藤政務次官 いえ、被曝していないとは言い切れないと思います。ナトリウム24の計測では計測できなかったということしか言えないと思います。
○斉藤政務次官 今回、周辺空間の線量を実測値とそれから計算値から出しました。先ほど八十メートル地点で最初の二十五分間で七十五ミリシーベルトと平野委員がおっしゃった、あの計算でございます。  あの計算結果から、あの値を使えば、今回ホールボディーカウンターで計測をされている方以外に...全文を見る
○斉藤政務次官 ホールボディーカウンターで計測した値、これが真実に近い値だと思います。  いわゆる理論値、計算値は、かなり安全側と言いましょうか、計算のそれぞれの過程で安全側、つまり計算結果として被曝値が高くなる仮定を一つ一つ入れております。  例えば今回の、最初二十五分間バ...全文を見る
○斉藤政務次官 被曝量の数字は後でちょっとお示しいたしますけれども、グレイとシーベルトについてちょっと御説明させていただきます。  グレイというのは、いわゆる吸収線量でございまして、これはもう説明の必要はないかと思いますけれども、組織いかんにかかわらず単位体積当たりに吸収された...全文を見る
○斉藤政務次官 石井委員おっしゃるとおり、現在、原子炉主任技術者もしくは核燃料取扱主任者という国家資格がございます。また、関連した資格では、放射線取扱主任者一種、二種というようなものもございます。しかし、おっしゃるとおり大変難しい国家試験でございまして、いわゆる現場で苦労されてい...全文を見る
○斉藤政務次官 今回のジェー・シー・オーの事故につきましては、現行制度上、十億円の賠償措置額が課せられております。しかし、ことし五月の原賠法改正を受けまして、この賠償措置額の見直しを現在検討しているところでございます。  この検討に当たりましては、今回の事故の状況や今後とられる...全文を見る
○斉藤政務次官 風評被害を払拭するために、事故の影響に関する正確な情報の伝達、それから安全性等の広報活動を行うことが非常に大切だと思っております。  科学技術庁といたしましても、環境モニタリングの結果等について積極的に情報公開し、また、事故に関するニュースレターの発行など努力を...全文を見る
○斉藤政務次官 今回の事故への対応につきましては、国、県、市町村、事業者の連絡、連携に課題が残ったと認識しております。このような反省点も踏まえまして、原子力災害発生の際の迅速な防災対応に資するために、原子力防災のための新法、補正予算等によりまして、テレビ会議システム等の整備を進め...全文を見る
○斉藤政務次官 原子力防災マニュアルにつきましては、実はこれまでも、国は、関係地方自治体に対しまして交付金を交付いたしまして、その作成、配布に財政的支援を行っているところでございます。平成七年三月には、原子力防災パンフレットの作成のための手引きを取りまとめて、地方自治体に配布して...全文を見る
○斉藤政務次官 菅原先生の御質問は、まず、科学技術庁として立入検査を続けているけれども、このジェー・シー・オーにおける安全管理上どのような点が事故につながったと科学技術庁として認識しているか。まずその御質問にお答えいたします。  臨界事故発生以降、科学技術庁として、ジェー・シー...全文を見る
○斉藤政務次官 ちょっと私の方から答えさせていただきますけれども、少なくとも、例えば私がその場にいたとしたら、一技術者としていたとしたら、次のように判断したのではないかと思います。  それは、こういう溶液での臨界が起きたという場合に、いわゆる即発臨界で、瞬時に臨界反応が起こる、...全文を見る
○斉藤政務次官 中間報告は、事実から直接導き出される結果、こういうふうに聞いております。したがいまして、社会的な背景、日本の技術を取り巻くいろいろな要素、こういうものにも突っ込んだ、考慮に入れた最終報告が出される、このように認識しております。
○斉藤政務次官 社会的背景、一つは、現在いろいろな技術的な分野でミスが出ております。例えば、こんな例をこの場で挙げるのがいいかどうかちょっとわかりませんけれども、トンネルにおけるコンクリートの崩落でありますとか、いろいろ、例えば宇宙開発分野において単純ミスで打ち上げがおくれている...全文を見る
○斉藤政務次官 その点につきましても、現在、事故調査委員会でそこにメスが入っております。我々はまないたのコイで、今その結果を待っているところでございますが、決して我々、万全であったと言うつもりはございません。
○斉藤政務次官 現実問題として事故が起こったということに対して、我々は重大に受けとめております。そこから出発をしたい、このように考えております。
11月11日第146回国会 参議院 文教・科学委員会 第1号
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○政務次官(斉藤鉄夫君) 科学技術総括政務次官を拝命いたしました斉藤鉄夫でございます。どうかよろしくお願い申し上げます。  このたびの茨城県東海村のウラン加工施設の事故につきましては、私も、中曽根大臣と同様、深刻に受けとめております。今後、大臣の指揮のもと、地域住民の方々の不安...全文を見る
11月17日第146回国会 衆議院 科学技術委員会 第3号
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○斉藤政務次官 現在、原子力安全委員会に、例えば事故が起きたときに原子力発電所をとめさせるというふうな権限はございません。しかし、諮問委員会として、その諮問に対してはそれを総理大臣は尊重しなくてはいけないという規定もあるわけでございまして、現在の原子力安全委員会の体制で十分とは申...全文を見る
○斉藤政務次官 今回の原子力二法におきましては、原子力安全委員会の位置づけにつきまして言及はございません。二〇〇一年一月一日、省庁再編までは、基本的には現状の体制で進むということでございます。  二〇〇一年一月一日からは原子力保安院という形になりまして、機能も強化した形で、この...全文を見る
○斉藤政務次官 基本的な考えは、私どもも近藤委員と同様でございます。  今回の原子力二法、原子炉規制法の改正につきましても規制の強化を図りましたし、その規制に対して人員の増強が必要であるという状況も生じてきております。  先ほど原子力保安院の話をしましたけれども、これはあくま...全文を見る
○斉藤政務次官 こういう核燃料物質の輸送につきましては、核不拡散上の観点から、国際テロ組織による盗難、また妨害、破壊工作を未然に防ぐという観点から、IAEA、国際原子力機関の核物質防護指針というものがありますけれども、この防護指針の中においても、情報の公開については慎重に取り扱う...全文を見る
○斉藤政務次官 まず大もとの規則といたしましては、IAEA、国際原子力機関の放射性物質安全輸送規則というものがございます。これに基づいて、国内におきましても安全基準を定めて、国がその確認を行っております。輸送時には、核燃料を搭載した車とともに、輸送事業者、それから核燃料に知識を有...全文を見る
○斉藤政務次官 核燃料の輸送に当たりましては、先ほど申し上げましたけれども、事故時マニュアルが用意されておりまして、これを携行することとなっております。  また、輸送そのものはそう頻繁にあることではありませんので、輸送時にはかなり関係者が緊張してこれに当たっているということが実...全文を見る
○斉藤政務次官 事故時対応マニュアル、これが公開かどうかにつきましては、今ちょっとすぐ調べて御報告いたします。  輸送時の対応がきちんとなされているかどうか、事故が起きたときの対応、十分な体制で輸送がされているかどうかという御質問でございますけれども、事業者が、核燃料の輸送に当...全文を見る
○斉藤政務次官 マニュアルそのものは核物質防護上の観点から公開はされていないそうでございますが、その指導要綱については公開されているそうでございます。  それから、消防庁にも放射性物質輸送時事故対策マニュアルがございまして、消防機関に対して指導が行われている。このマニュアルにつ...全文を見る
○斉藤政務次官 地方自治体にマニュアルがそれぞれ用意されているかどうかについては、ちょっと今わかりませんので、すぐ調べますけれども、基本的には、輸送事業者及び公安委員会また消防庁がマニュアルを持っておりまして、輸送時ごとに地方自治体と綿密な打ち合わせをするという形になっていると思...全文を見る
○斉藤政務次官 各自治体ごとのマニュアルが必要かという御指摘に対しましては、これから検討させていただきたいと思います。  科学技術庁といたしましては、昭和六十三年から十一回、各地で、消防機関を含む地方自治体職員に対して核燃料安全輸送講習会を開催しております。また、運輸省も放射性...全文を見る
○斉藤政務次官 現在におきましても、原子力施設の周辺での放射線監視は地方自治体の責任で行われておりまして、国としても、その地方自治体に対して交付金を交付している、その交付金によってこの監視システムの整備、運営が行われているということでございます。  したがいまして、立地地域住民...全文を見る
○斉藤政務次官 県のシステムはございましたが、東海村自体は——県のものとしてございました。
○斉藤政務次官 現実に起きたことは、後から見ますと、監視モニタリングポストにおきましてガンマ線の線量値が上がっているということがわかりましたけれども、それによって即座に対応するということは、現実には検討してはおりませんでした。
○斉藤政務次官 事業所の中にありますそういう放射線観測装置、また事業所の外にあります、これは主に地方自治体が持っておりますモニタリング施設、この両方を有機的に結びつけて対応すべきではないか、そういう御指摘でございますけれども、現在でも、この事業所内の観測施設においてある一定以上の...全文を見る
○斉藤政務次官 御質問は、例えば、施設内、施設外、それらの観測データがオンラインで常時公開されて、だれもが知れるようなシステムにすべきではないか、こういう御趣旨でございますか。  基本的には、モニタリングポストのデータ、また事業所内でのデータは、地方自治体におきましても常に観測...全文を見る
○斉藤政務次官 今回、新しい法が施行されますと、それぞれ市町村、県、国、事故対策本部が設置をされます。それぞれ事故時の対応について防災計画を立てなくてはいけないわけでございますけれども、その防災計画の中で、先ほど近藤委員おっしゃったような、いろいろなきめ細かい対応をこれから決めて...全文を見る
○斉藤政務次官 HIIロケット八号機の打ち上げ失敗につきましては、直ちに科学技術庁に事故対策本部を設置いたしまして、宇宙開発事業団に対しましても、徹底的な原因究明及びその対策に全力を注ぐように指示したところでございます。  また、宇宙開発委員会におきましても、打ち上げ当日に臨時...全文を見る
○斉藤政務次官 今回の事故で重度の被曝を受けた作業員三名につきましては、事故当日、放射線医学総合研究所、いわゆる放医研に搬送され、感染症対策、白血球増加薬剤の投与等の治療をまず行いました。  このうち、最も症状の重い三十五歳の男性につきましては、放射線の照射によるリンパ球数の激...全文を見る
○斉藤政務次官 私の方からお答えさせていただきます。  今回のこの法案は、原子力局でつくったというよりも、政府一体となった特別チームとして原子力安全・防災対策室を設けまして、その対策室に、通産省、国土庁、消防庁、警察庁、防衛庁、文部省といった関係省庁から職員に来ていただいて、政...全文を見る
○斉藤政務次官 まず最初の、現地対策本部長には一体だれがなるのかという御質問でございますが、オフサイトセンター、前線拠点に国の対策本部の現地対策本部がまず設置されます。これはあくまでも国の対策本部でございます。また、このオフサイトセンターには、県また市町村の対策本部、これはそれぞ...全文を見る
○斉藤政務次官 通報義務がかかる放射線量はどの程度なのかという御質問でございますが、この値につきましては、今後政令によってその詳細を定めるというふうに法令で決めております。放射線量それから事象についても、この政令によって定めてまいります。アメリカ等諸外国における規定、それから内外...全文を見る
○斉藤政務次官 すばらしい御提言ありがとうございます。  抜き打ち的にやるということになりますと、社会的な影響もございます。大規模なものはできないかと思いますが、小規模なものについては、御提言ございましたので、考えていきたいと思っております。
○斉藤政務次官 お答え申し上げます。  従来、事業者の社内文書のうち、保安規定については国の認可の対象としてきたところでございますが、その下にある下部規定としての事業者のマニュアルについては必ずしも十分に点検が行われてきたわけではございませんでした。今回事故を起こしたジェー・シ...全文を見る
○斉藤政務次官 御指摘のとおり、長期的な健康不安が問題になっております。特に今回、六十九名の被曝が確定された方以外にも、周辺の放射線量推定値が出ましたことによりまして、不安を抱えていらっしゃる方がたくさんいらっしゃるということで、原子力安全委員会の中に健康管理検討委員会を設置いた...全文を見る
○斉藤政務次官 その御質問にお答えする前に、前の質問で、法的に健康診断、心身の健康に関する相談、枠組みが決められているかという御質問に対しまして私すぐ出てこなかったのですが、第二十七条第二号に、「居住者等に対する健康診断及び心身の健康に関する相談の実施その他医療に関する措置」とし...全文を見る
○斉藤政務次官 桑原委員おっしゃるとおりに、この敷地境界の放射線量だけではなくいろいろな事象を入れるべきだ、私も同感でございます。  法案第十条に基づいて、事業者が主務大臣に報告しなければならないということになっております。その事業者がその事業所の中で異常を検知する、その異常を...全文を見る
○斉藤政務次官 桑原委員おっしゃるとおり、アメリカでは、10CFR、コード・オブ・フェデラル・レギュレーション、法律のもとの規則、ですから政令なんでしょうか、そこにおいて、事業者は異常事態の認知から十五分以内に州及び自治体の責任機関に通報連絡する能力を保有しなければならない、こう...全文を見る
○斉藤政務次官 例えば放射線量というふうに、ある意味で定量的にきちっとはかれるものにつきましては、かなりオンラインで、あるところまではすぐ報告が行くといいましょうか、アラームが鳴るというふうなシステムには現在でもなっているかと思います。ただ、そのアラームが、例えば県の中央でありま...全文を見る
○斉藤政務次官 日常時におきましては、このオフサイトセンターは、緊急時に必要ないろいろな書類でありますとか図面でありますとか、その他緊急時に役立つであろう情報をそこに備えておくということが日常時の役割でございます。  この維持管理主体はだれかということでございますが、これは、各...全文を見る
○斉藤政務次官 必要な書類、情報以外にも、そういう必要な機器についてもここに置かなければならないと思っておりまして、これは各地域地域の実情に応じて、事業者、各地方自治体で決めていただくということで、そういう機器も装備できるところが当然選ばれると思います。
○斉藤政務次官 今回、特別措置法第三十条で原子力防災専門官が規定されております。この原子力防災専門官は、原子力事業所の所在する地域に駐在して、平常時においては、原子力事業者に対し防災業務計画の作成等の予防措置に関する指導助言を行う。それから緊急時においては、事業者からの通報があっ...全文を見る
○斉藤政務次官 この原子力防災官の地方自治体との連携について、桑原委員おっしゃるとおりだと思います。  この原子力防災官のいわゆる地方自治体との関係の明確化について、十分可能だと思いますので、今後検討させていただきます。
○斉藤政務次官 この新しい制度は国際的にはどのようになっているかという御質問でございますが、国際労働機関、ILOにおきまして、一九二三年の第二十号勧告、「労働者保護を目的とする法令及規則の実施を確保する為の監督制度の組織に付ての一般原則に関する勧告」におきまして、労働者が事業所に...全文を見る
○斉藤政務次官 憲法上の根拠という御質問でございますが、我が国におきましては、労働基準法、昭和二十二年、それから労働安全衛生法、昭和四十七年、労働者派遣事業法、これは平成十一年でございますが、これら制度に関する同様な規定が整備されているところでございます。  したがいまして、他...全文を見る
○斉藤政務次官 アメリカにおきまして建設された原子力発電所が、そういう防災の関係で、建設されたけれども運転できなかったという例については私も存じ上げておりますけれども、その個別具体的な理由についてはちょっと調べさせていただきます。
○斉藤政務次官 昨年四月十日の衆議院科学技術委員会におきまして、小野委員より、動燃の体質転換を明瞭に示すものとして、モニタリングポストの情報を加工せずに直接インターネット上に流すべきという趣旨の御指摘があり、これに対して、橋本総理より、前向きに対応していきたいという答弁があったの...全文を見る
○斉藤政務次官 生データではございません。環境放射線モニタリングデータをある程度わかりやすくしてインターネット上で公開しているということでございます。
○斉藤政務次官 技術的なデータを生のまま公開するということの意味についてもう少し検討させていただきたいと思いますけれども、技術的にわかりやすい形で加工するというのは、ある程度いたし方ないのかな、こういうふうにも思っております。
○斉藤政務次官 管理体制プロジェクトチーム、このような報告書をまとめられたことに対して大変敬意を表したいと思います。  この報告書の中にあります三点につきまして、科技庁としてどのように取り組んでいるか御報告させていただきますが、まず、「モラルの醸成、企業風土の改革」というところ...全文を見る
○斉藤政務次官 小野委員おっしゃるとおり、職場における緊張感が欠けているということを我々も認識しております。  昔は、昔はという言い方はいいかどうかわかりませんけれども、一人の従業員がその事業所全体の業務をよくわかっていて、自分がやっている仕事は全体の仕事の中のどこに位置するの...全文を見る
○斉藤政務次官 小野委員おっしゃるとおり、今の国の資格制度は大変取得が困難。例えば、核燃料取扱主任者にいたしましても原子炉主任技術者にいたしましても、それから放射性物質取り扱いでは放射線取扱主任者第一種、二種等ございますけれども、いずれも極めて難しい国家試験でございます。現場で実...全文を見る
○斉藤政務次官 大変大きな問題提起をしていただきました。基本的に私も同じような問題意識を持っております。  これまでの日本の科学技術、研究開発は、ある意味では一つの時代精神のようなものがあって、その時代精神がみんなのベクトルを合わせていた。しかし、その時代精神的なものがなくなっ...全文を見る
○斉藤政務次官 各事業所におきまして防災計画を事業所ごとに立てることになっております。その中でも、組織立った実効性のある防災業務をということで、チームという考え方が取り入れられております。実効性あるものになるように指導していきたいと思っております。
○斉藤政務次官 この十条で、都道府県知事または市町村長は専門的知識を有する職員の派遣を要請することができるとなっておりまして、これはこういう非常事態の場合でございます。  平常時におきましては、三十条に「原子力防災専門官を置く。」となっております。この原子力防災専門官は国の専門...全文を見る
○斉藤政務次官 今回も、東海村の村上村長から、自分が判断を下したいときにそれぞれの専門家が自分のそばにいてほしかった、こういう御意見がございました。その御意見も一つ取り入れてこういう形にしたわけですけれども、いろいろな分野の専門家がその要請に応じてすぐ派遣できるような体制にしてい...全文を見る
○斉藤政務次官 まさしく、我々が考えておりますオフサイトセンターは、先ほど山中委員おっしゃった趣旨のものでございます。  国、県、市町村、それぞれ事故対策本部を設けております。その三者、そしてもろもろの公共団体、地方公共団体でございますとかいろいろな国の出先機関等の者がオフサイ...全文を見る
○斉藤政務次官 高速増殖炉開発はやめて新エネルギーまた革新的なエネルギーに力を注ぐべきではないかという山中委員の御意見でございます。  新エネルギーまた革新的なエネルギーについて全力を挙げる、これは、私ども科学技術庁としても、そのような思想のもと、今一生懸命頑張っております。太...全文を見る
○斉藤政務次官 今回の法律は、災害対策基本法をベースにして、原子力災害という特殊性を考えて特別措置法という形で上乗せをするという構造になっております。  原子力災害による放射線や放射能については、五感に感じることなく被害を受ける可能性があります。また、適切な対応を行うためには専...全文を見る
○斉藤政務次官 講じられております。  第二十七条第三号に、原子力災害事後対策といたしまして「放射性物質による汚染の有無又はその状況が明らかになっていないことに起因する商品の販売等の不振を防止するための、緊急事態応急対策実施区域等における放射性物質の発散の状況に関する広報」と、...全文を見る
○斉藤政務次官 事故の状況把握が非常におくれたという点でございます。
○斉藤政務次官 これは私の個人的な感想ですけれども、これは前回の委員会でも辻元委員にお答えいたしましたけれども、技術者の知見が私も含めて非常に低かった。臨界ということについては、臨界の可能性は最初から言われていたわけですけれども、ああいう溶液の臨界の場合に、即発臨界で、臨界そのも...全文を見る
○斉藤政務次官 まず、何が起こっているかを認識し、その結果によって、もし住民の皆さんに被害が及ぶような事態が想定されれば早急に避難等必要な措置をとるということが一番大事だと思います。
○斉藤政務次官 一つは、放射線及び放射能、いずれも目に見えないという特殊性があろうかと思います。それから、事故時の措置を判断するのに高度な専門的知識を要するということがあろうかと思います。
○斉藤政務次官 まず、一ミリシーベルトは何を根拠に決めているかという御質問でございますが、これは、国際放射線防護委員会、ICRPでございますけれども、一九八五年のパリ声明で、公衆の線量限度を一ミリシーベルト・パー・年とするというふうに勧告がされておりまして、そこからとってきており...全文を見る
○斉藤政務次官 まず、今回、臨界が続いていると判断した時点で溶解槽の周りにある一定の放射線量分布があるということがわかっておりました。したがいまして、当然、余計な被曝を避けるためにその周辺から全員が避難するという措置はとられました。  そして、いわゆる臨界をとめるための作業員の...全文を見る
○斉藤政務次官 第七十六条の二に「みだりに」という文章がございまして、今回の場合は故意にということではありませんので、この七十六条の二は適用されないということでございます。
○斉藤政務次官 過失による場合でございますけれども、過失により人に健康被害を与えるに足る一定線量以上の放射線を放出させ人を死傷させた場合においては、刑法の業務上過失致死傷罪が成立することとなります。
○斉藤政務次官 現状の法体系におきましては、先ほど申し上げましたとおり、過失によりでございますので、人に健康被害を与えるに足る一定線量以上の放射線を放出させ人を死傷させた場合でない限り、適用はないということでございます。
○斉藤政務次官 安全審査は安全審査指針に基づいて行われます。今回は安全審査指針そのものを、実際に事故が起きたわけですから、見直していこうということで炉規法の改正等を行っているわけでございますけれども、基本的に安全審査は法にのっとって行われた、このように理解しております。
○斉藤政務次官 原子力防災専門官は、原子力事業所の所在する地域に駐在し、平常時においては、原子力事業者に対して、防災業務計画の作成、それから防災組織の設置等の予防対策に関する指導助言を行うほか、緊急時においては、事業者からの通報があった場合に、直ちに現場においてその状況の把握のた...全文を見る
○斉藤政務次官 原子力防災専門官は、防災に関する業務を的確に実施するために、施設の安全管理等についても熟知していることが肝要であり、防災業務とあわせて安全確保に関する業務を行うこともあるものと考える、つまり、最もその施設について熟知している人が防災専門官になるのが一番ふさわしいと...全文を見る
○斉藤政務次官 その責任というのは、事故が起きたときのいろいろな判断、その判断に対する責任という意味でしょうか。
○斉藤政務次官 緊急事態が発せられまして、オフサイトセンターに合同協議会、つまり国、県、市町村のそれぞれの事故対策本部の代表者が集まって協議をする、こういう事態におきましてはそれぞれ責任者が定まります。その緊急事態が発せられる前におきましては、この防災専門官は、現場におきまして、...全文を見る
11月18日第146回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第3号
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○斉藤政務次官 田中委員御指摘の点、二つに整理されるのではないかと思います。一つは、こういう事故を起こしたその安全規制に問題があったのではないかという点、それから、科学技術庁とか通産省とか、ばらばらに安全規制を行っているのではないか、そこに問題点があるのではないか、こういう二点の...全文を見る
○斉藤政務次官 二〇〇一年一月六日から始まります新しい原子力安全規制の問題、大枠としては、私は、これでかなり安全規制の実を上げることができる、このように考えております。  ただし、その中身を実効あるものにするために、魂を入れるためには、本当の意味で、いろいろ政令等を含めて、また...全文を見る
11月18日第146回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第2号
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○斉藤政務次官 長年青森県としてこの原子力の防災に対して提案をいただいたことに対して感謝をしておりますし、今回の原子力災害特別措置法制定に関しましてもいろいろ御意見をいただきました。ありがとうございました。  今木村委員御指摘の原子力レスキュー隊、その機能がこの新しい法律の中に...全文を見る
○斉藤政務次官 まず、原子力防災専門官はどこに所属して、だれが養成するのかという御質問でございますが、この原子力防災専門官、通産省もしくは科学技術庁、省庁再編後は経済産業省もしくは文部科学省に所属をいたします。それぞれ管轄する施設が違いますので、それぞれ異なってまいりますけれども...全文を見る
11月19日第146回国会 衆議院 科学技術委員会 第4号
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○斉藤政務次官 江渡委員御指摘のとおり、原子力防災上、国、地方自治体そして事業者、この三者がその責務を明確にし、その上で連携を図っていくことが非常に重要だと考えております。  まず国の責務についてですが、これは第四条で明確になっておりまして、緊急事態応急対策の実施に関し、原子力...全文を見る
○斉藤政務次官 原子力に関する防災計画をより具体的にかつ実践的に立てるということは非常に重要であると考えております。  まず、国におきましては、災害対策基本法に基づき、原子力災害に関する防災基本計画を策定しております。この防災基本計画ですが、本法案により、総理を本部長とする災害...全文を見る
○斉藤政務次官 六ケ所村に建設中の核燃料再処理施設の防災対策で重点的に実施すべき範囲として、原子力安全委員会から、施設を中心として半径五キロメートル程度の範囲が目安として示されているところでございます。  この範囲につきましては、臨界事故も含めて検討が行われておりまして、技術的...全文を見る
○斉藤政務次官 今回提出させていただいた法案では、異常な水準の放射線量の放出などがあった場合、総理大臣が直ちに原子力緊急事態宣言をすることになっております。  この原子力緊急事態宣言後、国は、原子力災害対策本部を設置するとともに、現地にも現地災害対策本部を設置することとしており...全文を見る
○斉藤政務次官 江渡委員おっしゃるとおり、きのう災害特でそのような答弁をさせていただきましたが、これは、あくまでも六ケ所村で予定されているさまざまな原子力関連施設がすべて稼働をし始めたときの目安としてお話をさせていただきました。おっしゃるとおり、いろいろな原子力関連施設の運転の状...全文を見る
○斉藤政務次官 加工施設に対しましては、ジェー・シー・オー東海事業所を含め、平成五年度以降、保安規定遵守状況調査はほとんど実施しておりませんでした。このジェー・シー・オー東海事業所につきましては、原子炉等規制法に基づく施設検査、また、平成十年四月に設置した運転管理専門官による巡視...全文を見る
○斉藤政務次官 菅原委員御指摘のとおりだと、私も全く同様の問題意識でございます。  そして、十一月五日に公表されました吉川先生が委員長をされております事故調査委員会の中間報告におきましても、今回の事故を起こした作業員は臨界についての理解が不十分であった可能性があると指摘しており...全文を見る
○斉藤政務次官 原子炉規制法におきましては、従来から、化学兵器禁止法、それから対人地雷禁止法等の他の危険物に関する規制法と同程度の罰則規定をもって、核燃料物質等について適切な取り扱いがなされるよう担保措置を講じてきたところでございます。  今回の法改正におきましても、保安の確保...全文を見る
○斉藤政務次官 防災訓練を実効あるものにするためには、実際に原子力災害応急活動を実施する者が参加することが非常に重要だと思っております。  したがいまして、具体的な参加方法等については今後検討していくことになりますけれども、自衛隊も参加する訓練がされる、このように考えております...全文を見る
○斉藤政務次官 今回の法案作成において、この提言を大いに参考にしております。
○斉藤政務次官 そのとおりでございます。
○斉藤政務次官 仮に万一緊急事態が起こった場合は、極力簡明な判断がなされることが望ましく、かつ、住民にとって安全側であることが求められることから、立ち退きによる避難が適当であるという場合には、立ち退きの避難ということが市町村長によってこの緊急事態発現前でもできるということになって...全文を見る
○斉藤政務次官 今回の事故におきましても、東海村村長及び茨城県知事が避難、屋内退避のための措置を講じたように、住民の生命身体保護のために屋内退避の勧告または指示をすることは、これまでの運用からもできますし、今後もできると考えております。
○斉藤政務次官 今回の法律には入っておりません。(平野委員「今回の法律といいますと」と呼ぶ)災害対策基本法にはそれは入っておりません。
○斉藤政務次官 今回の場合でも同様でございますけれども、そういう事態が起こった場合は、災害対策基本法にのっとって市町村長が、地方自治体の長が住民の安全等を考えて実質的に屋内退避等を勧告できるということでございまして、それで対応できると考えております。
○斉藤政務次官 今回の、原子力緊急事態宣言が発出された以降は、国が責任を持って行う判断に基づくものとして、よりきめ細かな対応を明確化するために法的に位置づけているものでございます。
○斉藤政務次官 同じ答弁になってしまいますけれども、今回のこの読みかえ規定は、緊急事態宣言が発出された後の国が責任を持って行う判断に基づくものとして、その国が行うべきことをよりきめ細かな対応を明確にしたということでございます。発出前におきまして、国はそういうことができないわけでご...全文を見る
○斉藤政務次官 ここで発言したことは、政治家として発言したことでございます。
○斉藤政務次官 SPEEDIにおきましては基本的にガンマ線だけです。
○斉藤政務次官 今後、その中性子計測のモニタリングポストをふやしていく、それとネットワークを組んでそのデータをSPEEDIの中に入れていくということは技術的に可能だと思います。
○斉藤政務次官 この時点で、いつまでにということはお答えできませんけれども、今回の補正予算でもこの中性子計測等について措置されたところでございますし、そういうデータがそういう解析システムに乗るように努力をしていきたいと思っております。
○斉藤政務次官 この原子力防災専門官は、平時におきましても、緊急時におきましても、当たり前でございますが、原子力事業所の所在する地域に常駐し、原子力事業者に対して、原子力事業者防災業務計画の作成や原子力防災組織に関することなどの予防措置に関する指導助言を行いますし、また自治体との...全文を見る
○斉藤政務次官 オフサイトセンターということもあり得ます。これは地域地域の実情に応じまして、個別具体的に決めていくことになると思います。
○斉藤政務次官 先ほど申し上げましたように、このオフサイトセンター、前線拠点に配置されるということも多々あるかと思いますし、個々の地域の実情に応じて、そうではない場合もあるかと思います。
○斉藤政務次官 実態的にはこのオフサイトセンターが原子力防災専門官の拠点として活用されることが一番多いかと思いますけれども、いろいろな、小規模施設等がある地域もございます。独立したオフサイトセンター、施設が建設されない場合もございまして、そういう場合も一律にこの防災専門官はすべて...全文を見る
○斉藤政務次官 科学技術庁として、地方公共団体もしくはその首長さんに原子力に対する基礎知識を指導するとか教育するとか、そういうことは当然できないわけでございますが、基本的には、情報交換の場をふやしていって、できるだけ同じ認識に立つように努力していきたいと思っております。  また...全文を見る
○斉藤政務次官 私も、大臣と同様に考えております。
○斉藤政務次官 濃縮度一八・八%については、一八・八という数字そのものが想定されていたかはわかりませんけれども、二〇%以下の高濃度のウラン溶液を扱うということで、原子力安全委員会が定めた核燃料施設安全審査基本指針に基づいて安全審査が行われました。  また答弁の繰り返しになります...全文を見る
○斉藤政務次官 ジェー・シー・オーから聞くところによりますと、この沈殿槽はもともと原料の酸化ウラン粉末を精製するときに使用されるものであり、この場合、ウラン濃度、濃縮率ではありません、ウランそのものの溶液濃度、このウラン濃度の低い溶液を一バッチの五十三リットルが処理できるように設...全文を見る
○斉藤政務次官 そういう用途で使う目的であの溶解槽は認可しておりませんでした。
○斉藤政務次官 原子力の安全規制は、あくまでも行政機関が規制行政として行います。原子力安全委員会は、その規制行政が正しく行われているかどうかダブルチェックをする、そのダブルチェック、諮問機関として存在いたします。ある意味では、一つの物事を二重に別な角度から見ているということで、私...全文を見る
○斉藤政務次官 科学技術庁、運輸省、通産省等ございます。
○斉藤政務次官 原子力安全委員会の事務局は確かに科学技術庁の原子力安全局が担当しておりますけれども、これはあくまでも事務方でございまして、原子力安全委員会は、五人の委員と、またその背後に二百人に及ぶ専門家が控えておりまして、規制行政庁に附属しているというものではございません。ただ...全文を見る
○斉藤政務次官 そのように理解をしております。
○斉藤政務次官 確かに、これまでは原子力安全委員会は、設計段階でチェックをして、その結果を行政側に答申するという形でございましたが、この原子力安全委員会の機能強化の一環として、施工段階、運転段階につきましてもその事業者の中に入ってそれをチェック、立入検査できるというふうに機能強化...全文を見る
○斉藤政務次官 アメリカのNRCの場合は、これは行政機関でございます。しかし、このNRCだけでチェックをしている、ある意味ではシングルチェックでございます。日本の場合は、行政の規制にプラスして、行政とは独立した、ある意味では学識経験者を中心とする独立性の高い機関がダブルチェックを...全文を見る
○斉藤政務次官 具体的には、原子力安全委員会において、事務局体制の充実と学識経験者、専門家等の積極的な活用、また行政庁におきましては、原子力関係法制の整備に伴い法定される原子力保安検査官、原子力防災専門官の確保等によりまして安全規制体制の強化を図っていきたいと思っております。
○斉藤政務次官 科学技術庁といたしましては、事故翌日の十月一日から、東海村役場内に科学技術庁の相談窓口を設けまして、健康相談を含め、住民の種々の相談に対応させていただいてきたところでございます。また、東海村からの要請により、住民の健康不安にこたえるため、放射線医学総合研究所、いわ...全文を見る
○斉藤政務次官 今回のあの推定被曝量の発表に際しましては、大畠委員御指摘のいろいろな心配を住民の方にかけることになったところもありまして、反省をしているところもあるわけでございます。  今回の臨界事故による周辺環境への影響については、周辺環境に達した中性子線及びガンマ線の線量を...全文を見る
○斉藤政務次官 第一義的には、事業者がその責務を果たすことによってISOの認定取得をするべきだ、このように考えております。  科学技術庁といたしましては、昨年の使用済み核燃料輸送容器データ改ざんの問題の調査検討委員会の提言を受けまして、事業者に対して、輸送容器の製造に当たって、...全文を見る
○斉藤政務次官 総理大臣によります緊急事態宣言が発せられるまででございますけれども、地元には、いわゆる国から派遣をしておりました原子力防災専門官が常駐をしております。この原子力防災専門官が、ある意味ではその地方自治体の首長さんのアドバイザーとなって初期対応を行う。また、地方自治体...全文を見る
○斉藤政務次官 屋内退避というのは原子力災害に特有の一つの方法でございます。普通の災害ですと避難ということになるかと思いますが、原子力災害の場合は、飛び交う放射線ということから、屋内にいればその放射線被曝量が少なくなる。原子力災害に特別な一つの避難の方法でございます。したがいまし...全文を見る
○斉藤政務次官 先ほど申し上げましたように、この屋内退避という原子力災害に特有な一つの避難の方法については、緊急事態が発出をされたその後において規定をするしかないわけでございます。  この緊急事態発出前の屋内退避については、地方自治法の規定に基づきまして、地域住民の生命を守るた...全文を見る
○斉藤政務次官 今回の法制定に当たりまして、私どもは、緊急事態宣言発出前におきましては、地方自治体の規定に基づいて、屋内退避という原子力に特有の避難方法について、地方自治体の判断に基づき、地方自治体の首長がその自治体の権限としてこれを行使し得る、このように判断をしたものでございま...全文を見る
○斉藤政務次官 原子力防災計画につきましては、災害対策基本法に基づいて、国、県、市町村、それぞれの立場、役割に応じて今作成しております。  今回新しい法律をつくるということで、原子力災害対策編、災害対策基本法に基づく防災計画、つくり直すことが必要になるわけですけれども、この変更...全文を見る
○斉藤政務次官 各サイトの特徴がございます。サイトごとに各事業者が、県、国と協力しながらつくっていくということでございます。
○斉藤政務次官 防災計画の策定に当たって、個別の災害想定が必要になる、これは委員指摘のとおりでございます。この場合、自治体が中心になって検討し、国がこれに協力する形になるものと考えております。  想定される事故についてのもろもろのデータ等については、これは国が、研究機関も持って...全文を見る
○斉藤政務次官 ことしの四月に、原子力安全委員会の防災専門部会におきまして、原子力防災対策の実効性向上について報告書が取りまとめられまして、具体的に事故から災害に至る想定を一般的な形で示すことは困難であるとしております。しかしながら、この報告書の中では、地域防災計画の策定等のため...全文を見る
○斉藤政務次官 個々の原子力施設によって異なってくるかと思いますけれども、基本的には、先ほど大臣が答弁申し上げましたように、自衛隊、警察、地方自治体、事業者、消防、また関連原子力機関等が平素から防災訓練をするわけですけれども、その中で、防災計画の中で決めていくべきものだと考えてお...全文を見る
○斉藤政務次官 原子力防災専門官は、平常時におきましては、その施設の中を見回ったり情報を収集するということも一つの大きな仕事ではないかと思います。施設の安全管理についても運転についても熟知をしている、これがいざというときの防災専門官の働きに生きてくると考えております。  したが...全文を見る
○斉藤政務次官 辻委員御指摘のように、本法案第十一条第七項で、放射線測定設備による測定結果、放射線量の検出結果については、記録し公表することとなっております。ただし、その方法については省令で規定することとなっております。  委員御指摘のような放射線の観測データをリアルタイムに市...全文を見る
○斉藤政務次官 最初の御質問でございますが、委員御存じのように、第一次緊急医療施設、第二次緊急医療施設、第三次緊急医療施設があるのはもう御存じかと思います。福井県におきましては、この第二次医療機関として既に七機関が位置づけられているところでございます。  いずれにしても、国とし...全文を見る
○斉藤政務次官 故意に起こした事故ではないというふうに認識しております。
○斉藤政務次官 臨界反応を起こして放射線を発生させようと思ってやった行為ではないので、故意ではありません。
○斉藤政務次官 ちょっと話を整理させていただきたいと思いますけれども、故意、過失という言葉が今使われておりますが、原子炉規制法において罰則が設けられております。その罰則は、特定核燃料物質をみだりに取り扱い、故意に人の生命等に危険を生じさせた者について重い罰則を設けている。ですから...全文を見る
○斉藤政務次官 今こっちとこっちは違うというふうに申し上げましたのは、故意という言葉について議論をしている、そこには二つの意味が存在しているので、それは立て分けて議論しなくてはいけないのではないか、整理しなきゃいけないのではないかという意味で申し上げました。  また、過失だから...全文を見る
○斉藤政務次官 安全審査そのものは、ある一定の指針に基づいて行われております。安全審査をしたときは、形状管理、質量管理、そして間違って二バッチを入れたとしてもそれは臨界質量に達しない、こういう三重のバリアがある、こういう考え方で、その指針にのっとって安全審査をした。そのこと自体は...全文を見る
11月24日第146回国会 衆議院 科学技術委員会 第5号
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○斉藤政務次官 トラブルが発生した場合の連絡方法については、決められております。
○斉藤政務次官 警察に知らせるのを忘れていたということではございません。  京都大学原子炉実験所におきまして、環境中への放射能の放出を伴う原子力災害が発生し、または発生するおそれがある場合、同実験所から地元警察へ連絡通報する旨、熊取町地域防災計画に記載がございます。この実験所で...全文を見る
○斉藤政務次官 これは、京都大学原子炉実験所がしたということでございます。
○斉藤政務次官 まず第一報については、何かトラブルが起きているということでございますので、レベルについては即座に判断できません。したがって、電話及びファクスで第一報を入れるということでございます。
○斉藤政務次官 今回の通報体制でございますけれども、基本的に、科学技術庁から所管の事業所に対して、トラブルが発生した場合、通常の勤務時間内であれば担当課室へ、また、それ以外の時間帯、つまり土日祝日及び年始については、当庁に設置されている当直室へ電話及びファクスでの通報が行われると...全文を見る
○斉藤政務次官 今回、本来当直室へあるべきところが担当課室へあった。これは、我々としても、科技庁としても趣旨徹底していたつもりでございましたけれども、その趣旨徹底に今後努めていきたい、このように思っております。
○斉藤政務次官 私も、この委員会の審議が終わりまして科学技術庁へ帰り、自分の部屋に報告書が来ておりまして、それで知りました。
○斉藤政務次官 この政令につきましては、原子力災害に発展し得る事態の発生をできるだけ早く関係機関に通知し、これらの機関が防災の準備を開始できるようにするためのものでございまして、事業所の境界付近における放射線量また施設内部で発生した異常事象について、米国等諸外国における規定、内外...全文を見る
○斉藤政務次官 この異常な水準でございますが、法案第十五条に基づきまして、主務大臣が内閣総理大臣に報告する緊急事態宣言に関する放射線量の基準や事象についてでございますが、今後政令によってその詳細を定めるということになっております。  この政令の制定に当たりましても、今回の事故や...全文を見る
○斉藤政務次官 事故ではあるけれども緊急事態宣言を発するには及ばないということもあり得ると思います。
○斉藤政務次官 具体的な数値につきましては、今後内外の過去の事故等も踏まえつつ、原子力安全委員会の意見を聞いて決めていきたいと思っております。
○斉藤政務次官 具体的な数字についてどこを線引きするのかという御質問に対しては、今後それを決めていく、公開の場でいろいろ議論をしながらそれを決めていくとしか今この場ではお答えできないわけでございますが、実際に放射性物質が敷地外に出ていくというふうな場合には原子力災害と認定されると...全文を見る
○斉藤政務次官 今回のこの原子力防災法におきましては、法的な枠組みをきちっと決めるということでございます。その線引きの数値をどこにするか、これは決めるのになかなか専門的知見を要しますし、いろいろな方面からの御意見をお聞きし、公開の場で討論しながら、衆知を集めて決めていくという方が...全文を見る
○斉藤政務次官 委員おっしゃることは非常によくわかります。  二点だけお答えしますが、一点は、それだけ重要な基準であるからこそ、今回のこの法制定の場で急いで決めるのではなく、衆知を集めて、専門家の意見も聞きながらきちんとした基準を、落ちのない基準をつくりたいということが一つでご...全文を見る
○斉藤政務次官 非常に重要であるからこそ、まず法的枠組みをきちんとつくる、そして、ゆっくりということではなくて、衆知を集めながら、早急にこの基準についても決めたいということでございます。
○斉藤政務次官 非常災害対策本部は、いわゆる災対法におきまして、非常災害が発生した場合において、当該災害の規模その他の状況により当該災害にかかわる災害応急対策を推進するため特別の必要があると認めるときに、内閣総理大臣が設置することができることとされているものであり、その本部長は国...全文を見る
○斉藤政務次官 先ほどの私の御答弁はちょっと舌足らずでございました。  災対法で非常災害対策本部は内閣総理大臣によって設置することができるわけでございますが、一方、本法案におきましては、この法律におきましては、一定の異常な事態が発生した場合には、直ちに内閣総理大臣により原子力緊...全文を見る
○斉藤政務次官 イエスでございます。
○斉藤政務次官 先ほどの閣議を必要としないというのは、非常災害対策本部でございます。これは、いわゆる国務大臣を長とする災害対策本部でございます。  災害対策基本法でも、いわゆる緊急災害対策本部、これは総理を長として関係大臣をその下に置く災害対策本部でございますが、この総理大臣を...全文を見る
○斉藤政務次官 初動体制の迅速化、これは非常に重要と認識しておりまして、今回の場合におきましても、内閣総理大臣による原子力緊急事態宣言の発出や、それと同時に行う関係自治体への指示については、閣議を要件とはしてございません。  ただし、国の災害対策本部、各省庁にまたがるような組織...全文を見る
○斉藤政務次官 平野委員おっしゃるとおり、災害対策基本法におきましては、第二十五条第六項及び第七項におきまして、非常災害対策本部及び緊急災害対策本部の現地対策本部の設置について、迅速性の観点より、地方自治法第百五十六条第六項の規定による国会承認を適用除外とし、また、現地対策本部を...全文を見る
○斉藤政務次官 災対法の場合、先ほど申し上げましたように、置くことができるということになっておりまして、その置くかどうかは、ある意味で状況による判断ということになります。したがいまして、この場合、置いた場合については、これこれしかじか、こういう判断でこの現地対策本部を置いたという...全文を見る
○斉藤政務次官 サイトといいますと、一般的には原子力事業者が業務を営んでいるその敷地ということかと思いますけれども、今回の法律案の議論の場で、サイトにこの原子力防災専門官が常駐しという意味は、その原子力事業所の所在する地域に常駐し、場合によってはオフサイトセンター等にも事務所を設...全文を見る
○斉藤政務次官 今平野委員が最初におっしゃったイメージと同等のイメージを私は持っております。最初におっしゃったイメージ、つまり、すべてのところで必ずオフサイトセンターがその防災専門官の常駐場所、事務所を置く場所となるとは限らないと思います。しかし、かなりの部分でそうなると思ってお...全文を見る
○斉藤政務次官 それは、各いろいろな原子力事業所の性格にもよりますし、地域にもよると思いますけれども、例えば発電所のような場合には、このオフサイトセンターがその原子力防災専門官の拠点になるということは、そのように言ってもいいかと思います。
○斉藤政務次官 その事業所サイトに発令されるということはないと思います。あくまでもこのオフサイトセンターを拠点として活動するということでございます。
○斉藤政務次官 法律では定められておりません。通産省と科学技術庁、二省庁でございます。
○斉藤政務次官 そのように考えていただいていいと思います。
○斉藤政務次官 法律では定められてはおりませんけれども、原子炉規制法は、主務大臣が事業者に対して保安のために必要な措置を命ずることができること、そして、職員をして立ち入り、帳簿等の検査をさせることができる旨を規定しておりまして、運転管理専門官は、これらの規定に基づいて、保安規定の...全文を見る
○斉藤政務次官 今回の場合でございますが、事故が午前十時三十五分に起きまして、午前十一時十九分に事業者から第一報をファクスにて科学技術庁が接受した後、原子力安全委員会、官邸、プレス等への説明と並行して、午後二時半に科学技術庁災害対策本部を設置いたしました。また、午後三時には、災害...全文を見る
○斉藤政務次官 今回の法案におきましては、事業者に対して、施設の敷地境界における放射線レベルの上昇など一定の異常な事態が発生した場合、直ちに主務大臣、所在都道府県知事、所在市町村長に通報することを義務づけるとともに、通報を受けた主務大臣から直ちに内閣総理大臣に報告がなされ、内閣総...全文を見る
○斉藤政務次官 具体的に、今回の事例で何時間になります、何分になりますということは言えませんけれども、かなりの短縮になると考えております。
○斉藤政務次官 今回、いろいろな制度の中でこの迅速化を図っていること、及び現地対策本部を立てるために現地対策本部長が行くとか、また専門家が派遣されるとか、そういうところで、自衛隊の出動を要請できることにもなっておりますし、迅速な対応が可能になったと思っております。
○斉藤政務次官 数字的に出すのはちょっと難しいかと思います。かなり迅速化が図られるということで、数字で出すのはちょっと難しいかと思います。
○斉藤政務次官 辻委員の御主張につきまして、前回の質疑でも御主張でございますけれども、この屋内退避というのは、原子力災害における特有な避難方法でございます。  避難に二つございまして、一つが立ち退き、そしてもう一つが屋内退避だと思います。災対法六十条で規定されておりますのは、こ...全文を見る
○斉藤政務次官 緊急事態宣言後は、かなり緊急な事態でございまして、指示、勧告という、ある意味で住民の権利を侵害するかもしれない措置でございますけれども、強い指示権限を事故対策本部長に与えたということでございます。ということで、論理的な矛盾はないと思います。
○斉藤政務次官 運転管理専門官と別にどのくらいの人数を考えているか、こういう御質問でございますが、これは、辻委員の前の御質問でもございましたが、ある場合におきましては、原子力運転専門官と兼務をさせるというようなこともあることも考えられます。したがいまして、現時点におきまして、運転...全文を見る
○斉藤政務次官 兼務となる場合もあるかもしれないということでございまして、すべて兼務ということではございません。  もちろん、この今回の法律の趣旨にのっとって、各地域に、防災専門官専門と言うとおかしいのですが、防災専門官専任者は必ずいるわけでございまして、辻委員の御指摘の趣旨に...全文を見る
○斉藤政務次官 現時点で大体何人になるということは言えないのですが、例えば青森の六ケ所村、これはいろいろな施設が建設中でございますが、その全施設が整った段階で、これも確実に、一名もたがわずその数字になるという意味ではございませんけれども、十人程度の防災専門官が配置される、このよう...全文を見る
○斉藤政務次官 今具体的にその数字を挙げることはできませんけれども、少なくともその事業規模からして、不公平がないようにといいましょうか、妥当性のある、合理性のある配置数になると思っております。そうしなければいけないと思っております。
○斉藤政務次官 緊急事態宣言後の話でございますか。(辻元委員「いいえ。出る前に」と呼ぶ)  そのとおりでございます。
○斉藤政務次官 まず、この原子力防災専門官はその事業所のある地域に常駐をしております。事故が起きた場合、この防災専門官は、ある意味でその地方自治体の首長さんのアドバイザーとなって、緊急対応等についてアドバイスをすることが任務でございます。
○斉藤政務次官 法案第二十条第八項によりまして、国の原子力災害現地対策本部長に対して、原子力災害対策本部長である内閣総理大臣から、国の地方行政機関の長や地方公共団体の長、日本原子力研究所等の指定公共機関、原子力事業者等に指示する権限の大部分が委任をされております。これにより、原子...全文を見る
○斉藤政務次官 現地対策本部長につきましては、本法案第十七条第十三項の規定により、内閣総理大臣が、原子力災害対策副本部長、原子力災害対策本部員その他の職員のうちから指名することとなっております。  この現地対策本部長は、先ほど申し上げましたように、災害対策本部長から権限の委任を...全文を見る
○斉藤政務次官 自治体の対応能力を高めていただくために、まず、都道府県や市町村が地域防災計画を作成する際に、原子力安全委員会に対して、資料または情報の提供、意見の開陳等の協力を求めることができることとしております。  それから、原子力防災に関する知識や経験を有する国の原子力防災...全文を見る
○斉藤政務次官 今回の事故は大変重大な事故であると認識しております。中曽根大臣のもと、科学技術行政立て直しに全力を挙げていきたい、このように決意しております。
11月24日第146回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第5号
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○斉藤政務次官 今回の独立行政法人化につきましては、科学技術創造立国に向けた研究開発システムの見直しの絶好の機会、このようにとらえております。  これまで、国立研究機関の国家公務員としての硬直性がある意味で研究を阻害していたというところもございまして、今回の導入によりまして、各...全文を見る
○斉藤政務次官 今回の試験研究機関の独法化ですけれども、一般的には独立採算制を前提とするものではなく、所要の財源措置を行うこととしております。また、研究所の独立行政法人化に当たっては、文部科学省の所掌事務に合わせ、基本的な業務として、基礎研究を行うことということを明記しております...全文を見る
○斉藤政務次官 近藤委員御指摘のように、産官学の協力がこれからの日本の技術レベルを上げていくために必要不可欠である、このように今思っているわけでございますが、今回の独立行政法人化においてこの民間との協力は非常にしやすくなる、こういうことでございます。  これは、長の裁量による柔...全文を見る
○斉藤政務次官 基本的に、その研究所に与えられている業務の範囲内であれば、そのように判断ができれば長の裁量でできるということでございます。では、絶対報告はないかといいますと、現実にはいろいろな相談等があるかと思いますが、原理的にはその長の裁量でできるということでございます。
○斉藤政務次官 国の予算措置につきましては、中期計画に定めるところに従い、運営費交付金及び施設費等が措置されることになります。これらの経費の使い方につきましては、例えば運営費交付金につきましては、使途の内訳は特定せず、その執行に当たり国の事前の関与を受けることなく予定の使途以外の...全文を見る
○斉藤政務次官 評価委員会はその組織に課せられた目標をどの程度達成したかを評価するのであって、その中身について、やれコピーを何台買ったのは買い過ぎじゃないかとかということについては評価をされない、それは長の裁量に任されている、このように理解しております。
○斉藤政務次官 今までは国の研究機関で行われた研究の特許権は原則的に国の財産ということになっておりました。今回独立行政法人化されるわけですけれども、その職員が発明した特許権については法人の財産となることが基本でございます。しかし、その運用、処分については、法人の裁量により柔軟に実...全文を見る
○斉藤政務次官 特許の持ち分と私が先ほどお答えしましたのは、民間との共同研究という言葉をちょっと抜かしてしまいましたけれども、民間との共同研究の場合でございまして、この場合独立行政法人と民間でどの程度の持ち分にするかという話でございます。個人への帰属につきましては、基本的には、そ...全文を見る
○斉藤政務次官 ちょっと私ここは明確でございませんけれども、今回国家公務員がある企業の役員になっていいかどうかという話がありました。今回の場合はちょっとだめでしたけれども、いわゆる新しい技術を社会に普及させようという目的であれば、今後国家公務員なり独立行政法人の職員がそういう新し...全文を見る
○斉藤政務次官 独立行政法人職員といえども国家公務員でございます。制約がございます。いわゆる国家公務員ですから、全体の奉仕者でございますけれども、新しい知見を技術化して社会全体に役立てるということは全体に対する奉仕とも考えられますので、その方向でこれから検討が進んでいく、このよう...全文を見る
○斉藤政務次官 これまでは金属材料技術研究所と無機材質研究所は別々でございました。金属材料と無機材料、これはもう全く性質を異にするものでございまして、研究手法も違うということで二つの研究所だったのですけれども、最近の学問の進展によりまして、原子、分子レベルでの研究になってきており...全文を見る
○斉藤政務次官 今回のジェー・シー・オー東海事業所における事故におきまして、放射線医学総合研究所、放医研では、災害対策基本法上の役割を踏まえまして、唯一の国の放射線医療専門機関として、重度の放射線被曝患者を受け入れ、治療を行ったところでございます。  放医研が独立行政法人化いた...全文を見る
11月25日第146回国会 参議院 経済・産業委員会 第2号
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○政務次官(斉藤鉄夫君) 臨界につきましては、午前十一時十九分に第一報がジェー・シー・オーから科技庁に入っております。その第一報に臨界の可能性ありと記されておりました。また、第五報におきまして、これは午後一時四十二分に入っておりますけれども、被曝者一名の話として、約十六キログラム...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 十一時十九分に第一報を受けて以降、ジェー・シー・オーや東海村に常駐しております運転管理専門官から周辺のガンマ線の線量率や被曝者の状況等について適宜報告がございました。このような情報に基づいて茨城県に対して住民の屋内退避についての助言等を行ったところでござ...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 加納委員御指摘のように、ジェー・シー・オーから約二キロ離れた原研の那珂研究所の中性子モニターにおきまして、その原研の時計によるんですけれども、午前十時三十七分に通常のレベルより高い値を計測しております。しかし、当初これはノイズを拾った可能性が高いというふ...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 安全審査をする段階におきましては、この四つのバリア、バリアといいましょうか、四つの形状管理等のバリア、四つもあるんだから大丈夫というふうに考えて、最終的に安全、ここでは臨界を考える必要はない、このように判断をしたものでございますけれども、現実問題としてこ...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 三百五十メートル圏内の設定は妥当であったかという御質問でございますが、夜九時ごろの測定によりますと、敷地境界から約三百メートルの付近で、これは比較的遮へい物がない比較的線量率の高い地点でございますけれども、一時間当たりの中性子線量が〇・三五ミリシーベルト...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) このINESの評価でございますが、これは、サイトの敷地境界外にその放射性物質が出たかどうか、また、そのサイトの敷地境界内でどの程度の放射性物質が出、被曝があったか、また、多重防護という考え方になっておりますが、その多重防護、外に出なかったにしてもその多重...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 甘く見積もっているというようなことはございません。
○政務次官(斉藤鉄夫君) 十一月四日に今回の事故による周辺環境の線量評価を発表いたしました。これを踏まえまして、個人の推定被曝線量を明らかにするために、科学技術庁そして放射線医学総合研究所が周辺住民の行動調査を実施することとなっておりました。  事故発生当時から臨界終息時までの...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 今回の場合、形状管理、質量管理、また秤量等、当時の安全審査としては多重のバリアがある、このように判断をしたものでございます。故意にその多重のバリアを一気に乗り越えるということはあり得ない、こういう判断をしたものでございますけれども、今回現実にこれがこうい...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) まず、ジェー・シー・オーの施設内に残されている放射性廃棄物の処理でございますけれども、現在沈殿槽に残っているウラン溶液では、臨界反応の結果生成する核分裂生成物が混在したものとなっているほか、臨界を終息させるために投入した硼酸、沃素の発生を抑えるために投入...全文を見る
11月25日第146回国会 参議院 文教・科学委員会 第2号
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○政務次官(斉藤鉄夫君) HⅡロケット八号機の打ち上げ失敗の原因究明につきましては、現在、宇宙開発委員会の技術評価部会において鋭意検討が進められているところでございます。  これまで二回行われましたこの部会では、まず第一段エンジンを中心に発生した異常現象について解析を行ったとこ...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 宇宙開発事業団におきましては、HⅡロケットの打ち上げに際して、一号機から三号機までは保険をつけておりませんでしたが、四号機以降は、人工衛星を所定の軌道に投入することに失敗した場合の原因究明、対策に要する費用に充当するための保険をつけております。また、これ...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 失礼いたしました。  今回の打ち上げ失敗につきまして、何よりもまず徹底した原因究明を行うことに全力を傾けてまいりたいと思っております。当初の予定ですと来年の夏にHⅡA一号機を打ち上げるということでございますが、この開発の進め方につきましても、事故の原因...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 石田委員御指摘のとおり、科学技術会議の中の生命倫理委員会の中のクローン小委員会におきまして、ヒトクローン個体、クローン人間そのものを産出するということに関して検討が行われてまいりまして、今月十七日に、人間の尊厳また安全の確保という観点から、ヒトクローン個...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) このジェー・シー・オーの転換試験棟には、日下部委員おっしゃるとおり中性子モニターは設置されておりませんでした。そのかわりにガンマ線エリアモニターが設置されておりました。  本来、この施設では臨界は起きないもの、こういうことでございましたけれども、万々が...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 大臣のお答えの前にちょっと技術的なことで答えさせていただきます。  先ほど日下部委員から、いわゆる線量推定値を出すのに大変時間がかかった、これはある意味で時間がかかり過ぎではないか、怠慢ではないか、こういう御指摘がございました。この点についてだけまず私...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) いや、十一月四日の線量分布、一カ月かかったというふうにおっしゃいましたが……
○政務次官(斉藤鉄夫君) その委員会におきましてこの線量分布が発表されたわけでございますけれども、これは住民の皆さんの健康管理という意味で重要な数字でございます。したがいまして、この数字につきましては慎重にも慎重を期して、あらゆる科学的な知見、データを用いながら、また沈殿槽の中の...全文を見る
12月02日第146回国会 参議院 経済・産業委員会 第3号
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○政務次官(斉藤鉄夫君) どういう調査かという御質問でございますが、先ほど大臣から申し上げましたように、事故発生当時から臨界が終息するまでおよそ二十時間。その二十時間の間の居場所、それから行動経路、それからいたところの建物の種類、年齢、妊娠の有無等でございます。  それから、大...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 現時点では、先ほど大臣が答弁申し上げましたように、住民の方は全員、勤務者の方については九割の行動調査を終えております。それから、その人数は約三百名弱でございます。  それぞれの方の行動に対して空間線量率がいわゆる推定値として出ておりますけれども、この空...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 内藤委員御指摘のように、長期的な検討、これが大事でございます。今後、より精密な推定被曝線量に基づいて個々の方々の被曝線量を出していくわけでございますけれども、健康管理検討委員会の中で、この方については長期の検討が必要である、長期に見ていかなければならない...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 原賠法は、基本的に民法、民事訴訟でございまして、その原則からするならば、住民側にその立証責任があるわけでございますけれども、先ほど大臣が答弁申し上げましたように、いろいろな措置でその立証負担の軽減措置がとられているということでございます。
○政務次官(斉藤鉄夫君) 先ほど大臣が申し上げました民法上、民事賠償制度上の原則、これは民事賠償制度上の大原則でございまして、一応その大原則はございますけれども、しかし現実問題としてその立証責任を被害者の方が負うということは実質的には避けていきたいというのが科学技術庁の基本的な姿...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) それも含めて医学的な見地からこの健康管理検討委員会において検討されると、このように認識をしております。
○政務次官(斉藤鉄夫君) その点につきましても、放射線影響等についての学問的知見を持っていらっしゃる健康管理検討委員会の方で検討されるということでございます。
○政務次官(斉藤鉄夫君) 先ほども申し上げましたけれども、今二つの努力をしております。一つは行動調査、一つはより正確な推定線量、その二つ鋭意急ぎまして、できるだけ早い時期に公表したいと思っております。
○政務次官(斉藤鉄夫君) 今回、原子炉規制法の改正によりまして保安検査官を法律上明記いたしました。この保安検査官について、内藤委員おっしゃるように人員を確保してきちんと、これは科技庁関係、通産省関係二つに分かれるわけでございますけれども、人員を確保し、万全の体制をとっていきたいと...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 今ちょっと法令が手元にございませんけれども、二〇%濃縮ウランを八キログラムも扱っていたら小規模施設ということにはならないと思います。
○政務次官(斉藤鉄夫君) 済みません、先ほどの私の答弁はちょっと私の感覚で答えたんですけれども、今法令がありまして、十六条の二、「施設検査等を要する核燃料物質」ということで、一、プルトニウムの量が一グラム以上、それから二、三・七テラベクレル以上の使用済み燃料、三、六弗化ウランであ...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) この法律上、対象外ということでございます。
○政務次官(斉藤鉄夫君) 今ちょっと詳しい臨界量、いわゆる臨界量は、球状で周りに水があって中性子を反射してという境界、そういう最も臨界を起こしやすい量を臨界量としておりますけれども、私が今頭にありますのは、例えば九十数%の濃縮で最も臨界を起こしやすい形状、条件において大体八百グラ...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 今回の事故を深く受けとめて、今回原子炉規制法の改正を行ったところでございます。
○政務次官(斉藤鉄夫君) 原子炉規制法におきましては、この十六条の二で定める量に満たない比較的少量の核燃料物質を使用する者については、原子炉規制法に基づく保安規定の認可を受けることとはしておりません。そのような使用者につきましては、原子炉規制法におきまして核燃料物質等の使用、保管...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) それぞれの、いわゆるどれだけの核分裂生成物、核分裂物質があるか、それぞれの形態やそのときの使用状況等を勘案して、また、いろいろな形状管理、秤量管理等の技術も組み合わせて管理をしているわけでございまして、この現在の保安規定で不備はないと考えております。
○政務次官(斉藤鉄夫君) 今回のものにつきましては、例えば形状管理、それから質量管理、また一バッチごとに処理をしていく、ある意味ではその手順が順当に守られれば起こり得べくない臨界が起きたわけでございます。ある意味では三重のバリアがしてあった。我々、保安規定上は、その三重のバリアが...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 先ほど内藤委員おっしゃいました原子炉規制法の施行令第十六条の二でございます。これは政令でございまして、今回の原子炉規制法、いわゆる規制法の法改正に伴いましてこの施行令についても見直していく予定でございます。したがいまして、その中で今後このウラン量の取り扱...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 今後、国、自治体が共同して防災訓練を行うわけでございますが、その防災訓練を行うに当たり、事故の想定を行います。その事故の想定につきましては、海外の事例、例えばTMI事故等の内外の事故、それから現在県が中心となって行っている防災訓練、諸外国での防災訓練等を...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 今回のこの原子力災害対策特別措置法、これは原子力施設に起こり得るであろう考えられる事故を想定しております。
○政務次官(斉藤鉄夫君) いろいろな原子力施設がございますけれども、その原子力施設で考えられ得る最大の事故を想定しているというのは、これは当然でございます。
○政務次官(斉藤鉄夫君) ちょっと検討に時間を要しまして、おわび申し上げます。  質問の御趣旨ですけれども、パンフレットに安全に万全を期すと、こう書かれているのに、結果的にこういう事故を起こした、そのことに対して監督官庁としての国の責任はどうなのかと、こういう御質問の御趣旨かと...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) ジェー・シー・オーにつきましては、その当時の法律に基づきまして、定期検査は義務づけられておりませんでした、任意の検査でございました。そういう意味で、定期検査をしていなかったということについて国の責任が直接問われるものではございません。今回の法律改正におき...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 先ほど申し上げましたように、国の監督責任の範囲で定期検査を怠れば、それは国の責任は当然問われるわけでございますけれども、事故につきましては、その事故の状況等、事業者の責任等も当然ある場合もあるわけでございまして、国の責任と一義的に言うことはできないかと思...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 何時間後というふうに具体的な数字は、今これは具体的になかなか特定できませんけれども、その事業所それぞれの事情もございますし、事故の特性もございますし、数字を具体的に言うことはできませんが、できるだけ早くということでございます。
○政務次官(斉藤鉄夫君) 今後、政令で原子力災害対策本部を設置する基準等が決められるわけでございますけれども、その基準、放射線量でありますとかいろいろな事象等によってそのトリガーが発せられれば、もう直ちにこの災害対策本部は設置されるということでございます。
○政務次官(斉藤鉄夫君) 科学技術庁に設置されたのが午後二時半でございます。
○政務次官(斉藤鉄夫君) 今回、初期対応に不備があったという点は御指摘のとおりでございまして、その反省を踏まえてできた今回の原子力災害対策特別措置法でございます。早急に設置されるものと考えております。
○政務次官(斉藤鉄夫君) そのとおりでございます。
○政務次官(斉藤鉄夫君) これは一般にいわゆる放射線影響という分野で言われていることでございますが、いわゆるすぐに現象があらわれてくる、そういう障害については二百ミリシーベルト以上ないとないと言われております。それ以下のものにつきましてはいわゆる晩発性の影響が言われているわけでご...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 二百ミリシーベルト以上の被曝を受けたと推定される方はおりません。
○政務次官(斉藤鉄夫君) 根本的にはICRPの勧告でございます。
○政務次官(斉藤鉄夫君) ICRPのその勧告が今ちょっと手元にありませんので後で詳しく調べて御報告いたしますけれども、この二百ミリシーベルト云々については、比較的短い時間に浴びた線量というふうに私は理解しております。後で調べて御報告します。
○政務次官(斉藤鉄夫君) 可能性はあるということで、そのことについても含めてこの健康管理検討委員会で検討していただいております。
○政務次官(斉藤鉄夫君) 晩発性の場合、先ほど申し上げましたように、比較的低い線量でございます。そういう意味で、推定線量で考慮する以外にほかに方法はないというふうに聞いております。
○政務次官(斉藤鉄夫君) 櫻井委員御指摘の8ヒドロキシル2デオキシグアノシンの測定、これによってDNA障害の有無を確認できるのではないか、またそのために採血、採尿を行っておくべきではないかという御意見でございますが、現在のところ放射線によるDNA損傷を確認する検査として利用できる...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 学術的に確立されていない、それもその学術界の中で将来そうなる可能性も低いと、こう評価されている方法で、そのために採尿、採血を今住民の方にお願いすることはかなり行政としてはしにくいなというふうに考えておりますが、健康管理検討委員会の方で検討をしていただきた...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 櫻井委員御提案のその方法につきましても、それも含めて健康管理検討委員会に報告し、そこで御検討を願いたいと考えます。
○政務次官(斉藤鉄夫君) 今回の原子力災害対策特別措置法案では、この健康管理検討委員会そのものについては規定はございません。
○政務次官(斉藤鉄夫君) この条文の中で「事後対策」という条文がございます。その事後対策の中でこの健康管理検討委員会の機能も含めて万全の措置をするということになっております。
○政務次官(斉藤鉄夫君) 今回の茨城県が行った健康調査につきましては、地域防災計画に基づいて茨城県が実施したものでございます。  先ほどの櫻井委員の御質問に対するお答えですが、第二十七条「事後対策及びその実施責任」というところで、第一項第二号に「居住者等に対する健康診断及び心身...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 法律では明定しておりませんが、政令等でその点どういう形で健康管理に関する組織をつくっていくかということは決めていくわけでございますけれども、事後対策でございますので早急にということでございます。
○政務次官(斉藤鉄夫君) 事実でございます。事実といいますか、京大の先生のコメントは別にいたしまして、そういう搬出があったことは事実でございます。
○政務次官(斉藤鉄夫君) この核燃料サイクル機構が所持しますウラン残土につきましてはきちんと管理をされているところでございますが、その点はもう一度確認をしてみたいと思います。
○政務次官(斉藤鉄夫君) 現在のところまででわかっていることを御報告申し上げます。  ウラン残土といいますのは、ウラン鉱石、昔、昭和三十年代ですが、鳥取県と岡山県の県境にあります人形峠の鉱脈で見つかり、そこで掘り出されたものでございますが、このウラン残土はそのウラン鉱脈の中から...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) なぜ十一月五日の中間報告に加えられていないかという御質問にお答えする前に、なぜ臨界の継続、それを想定しなかったんだ、すぐそれを考えて手を打たなかったんだということに対する御質問でございますが、私も技術者の端くれでございますけれども、臨界事故が起きたという...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) そういうことでございます。  また、この那珂研のデータにつきましては、いわゆる中性子が出て臨界反応が継続をしていたということについては、その中間報告を書く時点で核燃料サイクル機構のきちんとしたデータがありましたので、そちらのデータがとられたんだというこ...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 現地のオフサイトセンターに設置されます合同対策協議会、これには市町村、県、国、それぞれの対策本部が集うわけでございます。その場で船頭多くして船という事態にならないようにするためには実質的な命令系統を定めるべきではないか、こういう御質問かと思いますけれども...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 行政によるチェックと安全委員会によるダブルチェック、この機能をどう分離するかという議論につきましては、ちょっと別な議論でございますのでまた別なところで論じていただくことにいたしまして、まず第一義的な規制の責任は行政庁にあるわけでございます。したがいまして...全文を見る
12月07日第146回国会 参議院 経済・産業委員会 第4号
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○政務次官(斉藤鉄夫君) 加納委員おっしゃるとおり、全く非科学的なアジテーションだと我々も認識しております。  我が国は、核兵器開発についての知見を有していないところでございますが、一般論として申し上げれば、原爆は高濃縮ウランあるいはプルトニウムを極めて短時間のうちに意図的に膨...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 今、加納委員のおっしゃったとおりだと思います。  私もどんどん自分の信じているところは申し述べていきたいと決意しております。
○政務次官(斉藤鉄夫君) クリアをしております。  まず、その一つといたしまして、先ほど加納委員おっしゃいました「核的に安全な形状寸法にすることその他の適切な措置が講じられているものでなければならない。」という点につきましては、形状管理、質量管理、また一バッチごと処理をすること...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 加納委員おっしゃるとおりだと思います。  臨界事故を想定した適切な措置、その適切な措置いろいろあるかと思いますが、このガンマ線エリアモニターだけで適切な措置と言えるかどうかという点については私も同様に感じるところでございますが、基準ということだけから考...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 委員御指摘のとおりでございます。  平成四年以降、六ケ所村のいろいろな原子力施設等、いわゆる法令で定められた保安規定の遵守状況の検査というところに人手をとられまして、いわゆる法令で定められていない任意のところについては手薄になったというのが正直な現状で...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) この基準につきましては今後政令で定めるわけでございまして、鋭意検討するわけですが、加納委員おっしゃいましたように、このアメリカの基準、これは大いに参考になると思いますので、これを参考にして決めていきたいと思います。
○政務次官(斉藤鉄夫君) 実はその点に関しまして、衆議院の審議の段階でも大いに議論があったところでございます。防災専門官は、原子力保安検査官とは別に防災に専念すべきだという議論もございました。しかし、議論の結果、各党共同で修正がなされたように、ある一点に収束したわけでございますけ...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) この試算をもう一度やり直すべきではないかという御指摘でございますけれども、この報告書は原子力賠償法の制度検討の過程で取りまとめられたものでございます。  我が国の原子力賠償法は、原子力事業者がすべての損害を賠償するまで責任を負う無限責任制度を採用してお...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 今回の災害対策特別措置法におきまして防災訓練というものが規定されております。その防災訓練をやる以上、想定事故というものを考える必要がありますけれども、その場合、考えられ得る事故、最大の事故というそういう想定はございます。そういう意味での想定事故というのは...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) この災害対策基本法上におきましては、いろいろな原子力施設がございます、また関連施設もございます。その一つ一つの施設に応じて考えられ得る最大の事故を想定していろいろな、避難経路、避難の方法等を考えなくてはならないということでございます。  先ほど委員御指...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 加藤委員が考えていらっしゃることと私が言っていることと多分同じだと思うんですけれども、各施設に応じた具体的な考えられ得る最大の事故を想定してこれから防災訓練また防災計画を立てていかなくてはならないわけでございますので、そういう検討が個別具体的に各施設にお...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) そういうことでございます。
○政務次官(斉藤鉄夫君) 加藤委員おっしゃいましたとおり、国際放射線防護委員会、ICRPが一九八九年から一九九六年にかけまして報告書を五冊刊行いたしました。その報告書の題名は、「放射性核種の摂取による公衆の年齢依存線量」という題でございます。この中で、ICRPは、年齢による放射線...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) ダブルチェックでございますけれども、例えば原子炉の設置許可、これを出すのは通産省であり、科学技術庁であり、行政庁でございます。その設置許可を出すに当たり、あらかじめ原子力安全委員会の意見を聞く、これがダブルチェックでございます。この意見を求めるに際し、規...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 原子力安全委員会が安全審査指針として基準を定めるということになると思います。この場合、その基準によって検査をするのが行政庁でございまして、ですから第一義的な責任はすべて行政庁にあるというわけでございます。  ただ、専門的な立場からそういう基準を勧告した...全文を見る
12月09日第146回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○政務次官(斉藤鉄夫君) お答えいたします。  今回、核分裂した総数は、日本原子力研究所の協力を得まして科学技術庁に置かれました事故対策本部で推定をいたしました。二・五掛ける十の十八乗個の核分裂が起きました。これはグラム数に直しますと一ミリグラムということになります。
○政務次官(斉藤鉄夫君) 核分裂生成物は、一つのウラン核が二つに分かれるわけでございますので、ある意味では二・五掛ける十の十八乗個のウランが核分裂したということは、それが二つに分かれるということですから五掛ける十の十八乗個の核分裂生成物ができたということでございます。
○政務次官(斉藤鉄夫君) 生成しました核分裂生成物、ほとんどは容器内に残っております。いわゆる外に出ましたのは沃素でありますとか、それからいわゆるクリプトンなどのガスになるものが外に出たと思われます。  この正確な値については、どの程度が外に出たのかということについてはまだ検討...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) これは、敷地近傍におきまして計測値がございます。最も近い敷地近傍でガンマ線で〇・八四ミリシーベルト・パー・アワー、一時間当たり〇・八四ミリシーベルト、それから中性子線が四ミリシーベルト・パー・アワー、こういう数字が出ております。これは最初の臨界、いわゆる...全文を見る
12月10日第146回国会 参議院 経済・産業委員会 第5号
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○政務次官(斉藤鉄夫君) 先ほど小林委員御指摘のように、現在県で被害額をまとめていっていただいておりまして、その大体七割程度の把握として、被害総額が現在のところ百五十三億円ということ、我々も承知をいたしております。  損害賠償の手続につきましては、基本的には通常の民事賠償と同様...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 先ほど小林委員から、国として自治体が取りまとめることについて消極的ではなかったのかという御指摘がございましたが、実際は全くそうではございませんで、私たちは、ある意味で被害者の皆さんに密着した地方自治体がそういう被害を取りまとめていただけるというのは迅速な...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 結論から申し上げますと、両方適用されるということでございます。  まず、原子力事業所から外へ大量の放射性物質が放出されたという事態が起きましたら、これは当然今回の法案、原子力災害対策特別措置法が適用されます。  そして、原子力発電所でそれだけの事故が...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 原子力災害は、放射線による災害、非常に特殊でございます。目に見えない、耳に聞こえない、専門的な知見が要求される災害ということで、そういう特殊性があることから、国が果たすべき役割と責任は自然災害と比較して大きいものである、このように認識しております。この理...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 我々も今の内藤委員の認識と全く変わりません。その災害が起きている現地、現場が一番大事、それを一番よく知っているのは地方自治体でございます。したがいまして、今回私たちがつくりました法律は、地方が一生懸命やるという災害対策基本法をどかして原子力災害対策特別措...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 現地にまず防災専門官が常駐しております。また、この防災専門官がすぐ地方自治体と連携をとりつつどういう対策をとるかということをまずやります。また、地方自治体は、今起こっている事態を見て、これは専門知識が必要だ、国の専門家を派遣してほしい、こういう要請をすぐ...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 原子力に対して十分な知識と経験を有すること。それから、平常時におきまして、自分が担当している原子力施設がどういうものであるかを十分理解できること。要するに、原子力に対して十分な、また防災に対して十分な知識と経験を持っているということが必要なことかと思いま...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 技術的なことがわからなければ職務は遂行できないと思います。
○政務次官(斉藤鉄夫君) 行政に携わっていても原子力の専門家はたくさんおります。ですから、行政官であるから防災専門官になれないということではございません。
○政務次官(斉藤鉄夫君) ですから、原子力技術をよくわかっている、それを原子力技術者というと思いますけれども、そういう人が防災専門官になると思います。
○政務次官(斉藤鉄夫君) もうまさにそのとおりだと思います。
○政務次官(斉藤鉄夫君) 繰り返しになりますけれども、原子力技術に精通し、そして施設がある地域に常駐して、その地域の実情にも精通をする人が、そういう能力を持った人が防災専門官になるわけでございまして、そういう緊急時には十分その能力を発揮できる、アドバイザーとしての能力を発揮できる...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 現在のところ、そこまで考えておりません。
○政務次官(斉藤鉄夫君) オフサイトセンターの具体的な要件は、まず原子力施設からある一定距離、一定距離といいましょうか、離れている場所、距離が必要だということでございます。実際に事故が起きたときに事故対策本部がそこで会議をいたすわけですけれども、できるだけ近い方がいいわけですけれ...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) それでは、緊急時と平時とおっしゃいましたので、まず平時についてのイメージでございますけれども、原子力緊急事態宣言後におきましては、関係省庁、公共団体、原研等関係機関、原子力事業者がオフサイトセンターに集まり、原子力災害現地対策本部長が現地の実質的な指揮権...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 緊急事態がいつ発生するかわかりませんので、それは緊急事態がいつ発生してもいいようにという条件のもとで、例えばその地方自治体と国等が話し合って別の目的に使うことはあるかもしれません。
○政務次官(斉藤鉄夫君) 実質的には、今内藤委員がおっしゃったような使い方になると思います。防災専門官が常駐をして、そこをベースにいろいろな地方自治体との情報交換の会、また防災訓練のやり方等を協議する、そういう場になると思います。しかし、今ここで具体的なその使い方について、例えば...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 先ほどもお答え申し上げましたとおり、現在県におきましてもその被害について取りまとめをされているところでございます。時間的にできるだけ早く、年内にというふうな声もございます。我々、第一義的にはこれはジェー・シー・オーが対応するのが第一義的な責任でございます...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 二十施設何について調査をしたかというところでございますけれども、実際に使用している施設、設備、それから実際の作業、運転方法が許認可で認められているものになっているかどうかを確認したというのが一つでございます。もう一つは、教育訓練が計画的に実施され、保安に...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 今回の点検は、法律に基づきまして、先ほど申し上げましたように、事業者として守るべき事項について点検をしたものでございます。  畑野委員おっしゃいましたようなことにつきましても、今後いろいろな新しい制度の中で、運転管理専門官、保安検査官、新しく保安検査官...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 今回の法改正に伴いまして政令も改正をいたします。その中でこの指針類の見直しもさせていただきますので、その中で二度とこういう事故が起こらないような指針にしていきたいと思っております。
○政務次官(斉藤鉄夫君) その点についても検討させていただきます。
○政務次官(斉藤鉄夫君) 加工施設の許認可権限は、原子炉等規制法に基づきまして、加工事業の許可、変更許可、設計及び工事の方法の認可、施設検査などは内閣総理大臣が行うこととなっております。ただし、事業許可及び変更許可を除く認可等に係る内閣総理大臣の権限は科学技術庁長官に委任をされて...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 原子力行政推進の責任者という意味でしょうか。
○政務次官(斉藤鉄夫君) 加工の分野を含め原子力行政の責任者は科学技術庁長官でございます。
○政務次官(斉藤鉄夫君) 日本の規制行政の原則はダブルチェックでございます。ダブルチェックは、先ほど申し上げましたように、行政がまず行政の責任で認可をする、その認可に対してそれとは独立した諮問委員会である原子力安全委員会が専門家の立場からチェックをする、これがダブルチェックの仕組...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) まさに規制と推進のあり方についてこの国会でもこれから議論していかなくてはならないという議論が行われておりまして、私もまさしくそのとおりだと思います。  ただ、独立した規制機関をということでございますが、例えばよく引き合いに出されますアメリカのNRCは、...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) まず第一点目の加工施設周辺の住民への情報公開ということでございますけれども、今回の事故の反省も踏まえまして、今後平常時においてもまた緊急時の対応等についてふだんから話し合いを持つ、情報を共有するということが肝要でございます。今回の災害対策特別措置法におき...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) まさに清水委員おっしゃったような機能を持つオフサイトセンターにしていきたい、このように思っております。  今回の特別措置法におきまして、平常時においても周辺の放射線の数値を常時公表することが義務づけられております。これは今後、リアルタイムで表示するとか...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 今回、具体的な数字は、第二次補正で組まれておりますが、科技庁分で九十億円、通産省分で二百二十一億円がオフサイトセンターの整備として費用が上げられております。
12月10日第146回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第6号
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○政務次官(斉藤鉄夫君) 四つの試験研究機関が独法化されるその理由は、必ずしもその行う基礎研究が国の直轄として行われる必要がない、しかし本来の使命である基礎研究、これは民間の仕事としてはなかなか基礎研究をやるという目的に合致しない、こういうことで独法化をされるわけでございますが、...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) いえ、独法化される四つの研究機関につきましても特定独立行政法人となりまして、いわゆる公務員型でございます。これらはいずれも、例えば緊急の災害時に緊急調査、国の安全基準の策定等、国民生活または社会経済の安定に直接関与する仕事を行います。そういう意味で、特定...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 科学技術関係予算は、全体の予算の中でここ数年三・三%、三・四%という配分をいただいております。この科学技術関係につきましては、平成七年に科学技術基本法を制定いただきまして、今、国が受け持つ研究というのが基礎研究、その研究費全体の中で基礎研究は日本は二割、...全文を見る
12月13日第146回国会 参議院 議院運営委員会 第13号
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○政務次官(斉藤鉄夫君) 科学技術会議議員熊谷信昭君は十二月二十四日任期満了となりますが、同君を再任いたしたいので、科学技術会議設置法第七条第一項の規定により、両議院の同意を求めるため本件を提出いたしました。  何とぞ、御審議の上、速やかに同意されますようお願いいたします。
12月13日第146回国会 参議院 行政監視委員会 第2号
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○政務次官(斉藤鉄夫君) 沈殿槽について御質問をいただきました。  この工程は大きく分けて二工程に分かれておりまして、最初はいわゆる二酸化ウランの粉末をつくる工程、これは非常に薄い濃度の溶液で行います。そのときに一バッチずつ底の広い沈殿槽で沈殿をさせてウラン粉末をつくる。二工程...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 小林委員おっしゃるとおりでございまして、これまでは原子炉等規制法六十八条に基づく立入検査がございました。この立入検査は問題が顕在化した場合でございます。顕在化しない場合でも保安規定遵守状況調査というものが行えるということでございます。しかし、これは任意で...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 科学技術庁関係のことについてお答えいたします。  原子力安全局の定員でございますが、昭和五十年、約百名でございました。平成八年に百五十九名まで、六割ふえております。先ほどの七割増加には追いついておりませんけれども増強したところでございますが、平成八年に...全文を見る