斉藤鉄夫

さいとうてつお

比例代表(中国)選出
公明党
当選回数9回

斉藤鉄夫の2000年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月18日第147回国会 衆議院 予算委員会 第9号
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○斉藤政務次官 昨年の科学技術委員会でそのような発言をいたしました。しかし、これはすなわち、科学技術庁の行政責任をそのまま認めたものではなく、いわゆる任意の検査の中において、その裏マニュアルが見つけられなかったことに対して、我々の検査の中に十分でなかったところがあった、そういう趣...全文を見る
○斉藤政務次官 ニュースレターを出していただいておりますが、実はこの下にもまだございます。その下にありますのは、今問題になっております確率的影響の閾値についてわかりやすく図示をしたものでございます。この図を見ていただければ、閾値は限りなくゼロにあるということを、一番わかりやすくこ...全文を見る
02月22日第147回国会 衆議院 科学技術委員会 第1号
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○斉藤政務次官 平成十二年度科学技術庁関係予算の概要を御説明申し上げます。  平成十二年度一般会計予算につきましては、中央省庁等改革に伴う新体制移行を反映させたものとなっており、科学技術庁に計上いたしました予算額は、六千百九十四億三千万円でありまして、新体制移行後は、内閣府、文...全文を見る
02月22日第147回国会 衆議院 予算委員会 第11号
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○斉藤政務次官 今回の事故の場合、臨界反応のおそれありということで第一報には書いてございましたが、技術的には、臨界反応が最初の段階で終わった、それが継続しているという判断がなかったものですから、消防士の方にあのような被曝という結果をもたらして、大変残念に思っております。  今後...全文を見る
02月22日第147回国会 参議院 文教・科学委員会 第1号
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○政務次官(斉藤鉄夫君) 科学技術総括政務次官の斉藤鉄夫でございます。  文教・科学委員会の皆様におかれましては、日ごろより科学技術行政に格段の御理解、御支援を賜り、本当にありがとうございます。心より御礼申し上げます。  本日は、HⅡロケット八号機の打ち上げ失敗への対応と宇宙...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) HⅡ八号機の打ち上げ失敗、実はこれは八号機ですけれども実際には七つ打ち上げてまいりました。そのうちの最初の五つは成功。六機目が、いわゆる二段ロケットが失敗をいたしました。第一段ロケットの失敗は七回やって初めての失敗でございます。ある意味で確立された部分と...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 今後の予定でございますけれども、本来であればこの二月には、新しいロケットでございましたHⅡAロケットを打ち上げる予定でございました。これまでは旧HⅡロケットとHⅡAロケット、二つのシリーズを並行して開発してきた。現場の技術者にとって二つのシリーズが併存を...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 現在、ひまわり五号が運用されております。このひまわり五号は設計寿命が五年で設計をされ製造されたものですが、その五年がこの三月に参ります。しかし、過去の例からしますと、設計寿命が来たらすぐ終わりということではなくて、四号の場合は十年近く動きましたし、今後こ...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 現場の技術者の方ともお話をさせていただきました。率直な御意見として、プロジェクトばかりたくさんふえて非常に忙しい、しかし人員も予算もなかなかふえない。アメリカのNASA等に行って、あの豊富な予算と人員の中で研究をしている人たちに比べると大変厳しい、こうい...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 日本の宇宙開発予算がNASAの十分の一、アメリカの十分の一と言われておりますけれども、私は、それは正直に国民の宇宙に対する関心をあらわしたものだろう、このように思っております。宇宙に対する夢、青少年、子供たちにつきましても全くアメリカに比べて少ないという...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 基本的にそのチェックの体制に大きな差はございません。その信頼性確保、ぎりぎり詰めるその詰め方に大きな差はございません。  しかし、現実問題として、今回失敗が連続をした。ミューⅤもそうでございますが、これまでずっと成功していたところが、ある意味では非常に...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) アメリカでは、タイタン、デルタ等、打ち上げロケットはすべて民間がつくって民間打ち上げでございまして、そういう中で、これまでの蓄積を使って、いわゆる使い捨てではない再利用可能なロケットということが旧マクダネル・ダグラスを中心にベンチャー化しているということ...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 製造現場の品質管理のあり方にまで踏み込んで調査をするということでございます。  昨年、ものづくり基盤技術振興基本法案、皆様の御賛同を得て通過させていただきましたが、そのときの議論にも、現場を支えている技能レベルが大変今、昔に比べて落ちてきている、今の日...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 平成七年に全党で科学技術基本法を成立させていただきました。その基本精神は、基礎技術に力を注いでいくと。これまでの日本はどちらかというと民間の応用研究に力が入ってきた、それを国が先導して基礎研究に力を入れていく、これが科学技術基本法の基本精神でございました...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 日本のロケット打ち上げはコストが高くかかり過ぎるという、世界的に見てそのような評価を受けております。したがいまして、HⅡロケットを世界的なコストにするためにHⅡAロケットへステップアップしよう、コストを半分にしようということで今努力をしております。そうし...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 最近、一見相矛盾する二つの現象が起きているような気がいたします。一つは、科学技術基本法が成立し、科学技術の基礎研究にお金が投入されるようになったということで第一線の研究機関が大変活性化しておりまして、例えばイギリスの「ネイチャー」に日本人投稿者が載る、そ...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 扇委員からジェー・シー・オーの事故について言及がございました。科学技術庁はジェー・シー・オーの事故を本当に深刻に受けとめております。これまでの原子力行政、また安全規制のあり方について今抜本的に見直していかなくてはならない、反省すべきところは反省し、改革を...全文を見る
02月25日第147回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号
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○斉藤政務次官 河井委員の宇宙開発に対する思い、そして失敗にへこたれることなく、それを乗り越えて頑張れというお言葉、私は、現場で頑張っている技術者一人一人に、全員に聞かせたい、そういう思いで先ほどお伺いをいたしました。  日本の、今失敗が続きましてたたかれておりますけれども、し...全文を見る
○斉藤政務次官 宇宙開発基本法についての河井先生の御提言がございました。本当にありがたい思いでございます。  先ほど申し上げましたが、日本の宇宙開発予算はアメリカの十分の一、よく言われております。私は、それは基本的に国民がそれしか許してないからだろうと思っております。そういう意...全文を見る
○斉藤政務次官 平成十年に総理府が行った、科学技術に対して国民がどういうイメージを持っているかというアンケート調査をしたわけですけれども、そのときに、国民の科学技術に対するイメージで一番多かったのは、専門的過ぎてわからないという答えが一番多かったと聞いております。  また、きょ...全文を見る
02月28日第147回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第2号
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○斉藤政務次官 固化体一体が大体廃液の〇・七立米に相当いたします。そういたしますと、四十体ということですと、四、七、二十八立米、年間二十八立米の高レベル廃液が処理をされていくということでございます。  処理能力はもっとたくさんございますけれども、先ほど長官から申し上げましたよう...全文を見る
○斉藤政務次官 平成七年におきまして、近江委員が中心になられまして、この科学技術基本法、議員立法で成立をしていただきました。そのおかげをもちまして、基本計画、五カ年計画がスタートをし、今年度四年度目、来年度が最終年度になるわけでございます。その結果、非常に研究現場の第一線は活性化...全文を見る
03月06日第147回国会 参議院 行政監視委員会 第2号
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○政務次官(斉藤鉄夫君) HⅡロケット五号機に引き続きまして、昨年十一月のHⅡロケット八号機の失敗、国民の期待に沿えない結果となり、まことに残念であり申しわけないことと深刻に受けとめております。  このような事態が発生した現在、それぞれの失敗について徹底的な原因究明を行い、必要...全文を見る
03月09日第147回国会 参議院 文教・科学委員会 第2号
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○政務次官(斉藤鉄夫君) 平成十二年度科学技術庁関係予算の概要を御説明申し上げます。  平成十二年度一般会計予算につきましては、中央省庁等改革に伴う新体制移行を反映させたものとなっており、科学技術庁に計上いたしました予算額は六千百九十四億三千万円でありまして、新体制移行後は、内...全文を見る
03月10日第147回国会 参議院 議院運営委員会 第7号
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○政務次官(斉藤鉄夫君) 科学技術会議議員石塚貢君は二月十六日任期満了となりましたが、同君を再任いたしたいので、科学技術会議設置法第七条第一項の規定により、両議院の同意を求めるため本件を提出いたしました。  何とぞ、御審議の上、速やかに同意されますようお願いいたします。
03月14日第147回国会 衆議院 科学技術委員会 第2号
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○斉藤政務次官 小野委員、御意見を表明されました根と幹と枝の部分、大変重要な御指摘という認識で聞かせていただきました。  これまでは、日本は、製造技術、製品技術はいわゆる応用研究の成果としてすばらしいけれども、基礎研究に力を入れてこなかった、こういうことが言われてきまして、この...全文を見る
○斉藤政務次官 まず最初の、当初予算では十七兆を達成していない、その点についてどうかという御指摘でございますけれども、小野委員御指摘のとおり、当初予算のみでは十五・三兆円になるわけでございます。  御指摘のとおり、補正予算で上積みをしていくという形では毎年毎年安定的な予算の執行...全文を見る
○斉藤政務次官 大変難しい御質問でございます。  想定とは何かということでございますが、安全評価の分野に限って申し上げますと、安全評価には、いわゆる確率論的な評価と決定論的な評価がございます。  決定論的な安全評価という場合、例えば原子力発電所の場合、最もシビアな厳しい事故を...全文を見る
○斉藤政務次官 小野委員の、根、幹、枝葉の考え方から出てくる新しい考え方だと思います。  日本の場合、例えばジャンボジェットや777の飛行機、部品一つ一つを見ていると日本で生産をされている。しかし、それを統合化する技術が日本になくて、それはアメリカでつくられているというふうなこ...全文を見る
○斉藤政務次官 高レベル放射性廃棄物処分の問題等、御指摘をいただきました。原子力の長期計画は、これは科学技術庁長官が委員長であります原子力委員会で策定します。また、その研究開発についても科学技術庁の所掌でございます。そういう意味で、今回の高レベル廃棄物関係の法案がなぜ通産関係、商...全文を見る
○斉藤政務次官 H2ロケット、またその次のH2Aロケットにつきましては宇宙開発事業団がその技術開発を行うわけでございますが、いずれは民間移転をしていかなくてはならないという今その過渡期にあるわけでございまして、その品質保証、品質管理のあり方についても、どのような技術移転をしていく...全文を見る
○斉藤政務次官 宇宙の平和利用につきましては、昭和四十四年に国会決議がされているところでございます。しかし、その後いろいろな議論の経過がございました。例えば、自衛隊が電話を利用する、その電話が衛星を使った、これは宇宙の軍事利用になるのか、こういう議論を経て、最終的に汎用化された技...全文を見る
○斉藤政務次官 この鳥取県東郷町方面地区のウラン残土の問題につきましては、十年以上にわたって地元の方々に大変な御心配をおかけしているところでございます。その点については私たちも大変深く憂慮をいたしております。  ただ、これまで何も努力してこなかったということではございません。動...全文を見る
○斉藤政務次官 二点お答えしたいと思います。  まず一点は、九〇年勧告と一九七七年勧告、実効線量と実効線量当量という二つの物理量が定義されておりますけれども、そこで一番大きな問題は中性子の線質係数でございます。ガンマ線の影響に対して中性子がどれだけ影響するかということなんですけ...全文を見る
○斉藤政務次官 ニュースレターのこの部分につきましては、ICRP九〇年勧告の科学的な記述をわかりやすく書いたものということだと理解をしております。
03月14日第147回国会 参議院 文教・科学委員会 第3号
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○政務次官(斉藤鉄夫君) まず最初の御指摘の、ロケットの打ち上げ失敗を受けて、宇宙開発事業団と文部省の宇宙科学研究所、この二者、そして科学技術庁の傘下に航空宇宙技術研究所がございます。この三者が協議機関を設けたという話を聞いたけれども今後どうなっていくのかという御質問についてでご...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 最初の御質問と最後の御質問、同じ答えになろうかと思いますので答えさせていただきますと、平成十二年度科学技術庁の予算の特徴といいますと、大きく言って二つあるかと思うんです。一つは、一般会計の伸びの平均を大きく上回る四%の伸びということ。それから、いわゆる競...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 放射能とは全く関係ございません。  この環境科学技術研究所は、平成二年に当科学技術庁が設立を許可した財団法人の研究所でございます。  そして、その事故の概要でございますが、湿式酸化実験装置、これは稲、わらなどの有機物を酸化分解して無機物にして植物の肥...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 岩瀬委員がおっしゃった問題意識を我々も非常に深く持っております。科学技術の現場に日の当たる科学技術政策をという心づもりで今鋭意努力しているところでございます。  例えば、今回の国会に技術士法の改正案を提案させていただきました。現場で働く技術者が社会的誇...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 昨年の事故調査委員会の報告書にも、今、松委員と同じ問題意識で提言がされております。ちょっとこれを読みますと、「現場の作業従事者の意欲を高め、安全を含めた知識への関心を惹起させるため、知識検定制度の実施は有効と考える。」「このような検定システムが、事業者や...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 自然エネルギー、そして燃料電池などの代替エネルギー開発については、科学技術庁としても最大限の努力をしているところでございます。平成七年にエネルギー研究開発基本計画をつくりまして、その基本計画で自然エネルギーの研究開発を今進めているところでございまして、予...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 現行の科学技術会議の反省でございますけれども、例えば、これまでは自然科学のみを対象としておりましたけれども、やはり社会との関係性の上で人文・社会科学との連携も考えなくてはいけない、人文・社会科学についても議論の対象にしなくてはいけない、こういうふうになっ...全文を見る
03月29日第147回国会 衆議院 科学技術委員会 第3号
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○斉藤政務次官 岩下委員おっしゃいましたとおり、一九九五年、APECにおきまして、域内で技術者資格相互の承認を行おうというプロジェクトがスタートをいたしました。その目的と今後のスケジュールはどうなっているのかという御質問でございますが、まず目的は、高度な専門知識を有した、また資格...全文を見る
○斉藤政務次官 第一次試験を免除する大学の課程につきましては、文部科学大臣もしくは科学技術庁長官が指定をすることになっております。しかし、その指定は、日本技術者教育認定機構、JABEEと略して称されておりますけれども、この教育認定機構の認定を参考として、文部科学大臣が判断をすると...全文を見る
○斉藤政務次官 お尋ねのJABEE、日本技術者教育認定機構でございますが、これは、今、技術者教育そのものを、また技術者教育の課程を国際的に相互に承認し合って、その課程を卒業した技術者については国際的にこれを認めていこう。そして、技術者の流動化といいましょうか、優秀な技術者が全世界...全文を見る
○斉藤政務次官 技術士を受験する動機でございますが、本当に正直にざっくばらんに申し上げまして、私が勤めておりました民間企業は技術系職員が同期で三百人、四百人いる、そういう企業でございました。芋の子を洗うような非常に厳しい競争社会であったわけでございますけれども、そういう中で技術者...全文を見る
○斉藤政務次官 技術士の資格が広く活用されるためには、近江委員おっしゃったような公的な機関での活用が必要かと思います。  現在では、例えば建設コンサルタントや地質調査業者の登録要件に技術士がされておりますほか、建設業法等の法律に基づくいろいろな資格の取得についても試験免除という...全文を見る
○斉藤政務次官 七年間の実務経験を経て第二次試験を受けるというコースは今回なくなっておりません。第一次試験を受けて、その第一次試験も、先ほどありました、文部科学大臣が認定した課程を修了した者は第一次試験を免除されるわけでございますが、基本的には、第一次試験を受けて、その後七年間の...全文を見る
○斉藤政務次官 今回、第一次試験を基本的に全員が受けるということにした第一の理由は、基礎的な幅広い学識を有していることということが国際相互承認の上でぜひ必要であったこと、また倫理規定につきましても、国際相互承認の中で必要な項目として挙がってまいりました。そういうものをきちっとその...全文を見る
○斉藤政務次官 近江委員が、日本の技術立国を立て直すための一番大きなポイントとして工業高等専門学校、工業高校の教育の充実にあるということで大変な御努力をされていることに対して、科学技術庁としても心から敬意を表しているところでございます。  この技術士の第一次試験の免除、特に基礎...全文を見る
○斉藤政務次官 APEC技術者資格相互承認プロジェクトがずっと進んできておりまして、この十月に枠組みの検討が終了する予定でございます。この終了後、個々の国との二国間協定、政府間協定に入っていく予定でございます。  まずAPECの中、七カ国と済ませ、その後APEC全域、そしてヨー...全文を見る
○斉藤政務次官 技術者のモラルの欠如、これが顕著ではないか、こういう菅原委員の御指摘でございました。これに対してどういうふうに対処していくのか。  私は、確かにウラン加工施設の臨界事故、ロケットの打ち上げ失敗、鉄道、トンネルの相次ぐコンクリート剥落等、技術者の士気、モラルが低下...全文を見る
○斉藤政務次官 諸外国における技術者倫理の担保の仕方ということでございますが、これは国によってさまざまでございますけれども、少なくとも日本の技術士に相当する資格を持っている、そういう国におきましては、法令等に基づいて倫理に関する規定が設けられております。  例えば、アメリカです...全文を見る
○斉藤政務次官 今回の法改正におきましては、先ほど菅原委員御指摘の点を踏まえまして、二点ございますけれども、まず第一点は、技術士が公共の安全や環境の保全等の公益を害さないように努めなければならないという責務を法律上明記いたしました。  それから、第一次試験においても、職業倫理に...全文を見る
○斉藤政務次官 今回の法改正におきまして、二点ございます。  一つは、技術士としての資質向上、研さんの責務を法律上明記いたしました。そして、それを実効あらしめるために、日本技術士会におきまして技術士の資質向上のための研修を行う、そういうことができるような法改正になっております。
○斉藤政務次官 外から見て、その技術士がどのように自己研さんしているか、継続教育に努力をしているか見えるような形にするというのは、非常に重要な御指摘だと思います。  先ほど日本技術士会の話をさせていただきましたけれども、例えば、この日本技術士会等におきまして、技術士が、自分はこ...全文を見る
○斉藤政務次官 おっしゃるとおり、この技術士制度、ほとんど国民の皆様の間に認知されていない、知られていないということは、残念ながら事実でございます。技術者の倫理を向上し科学技術創造立国を本当につくっていくためにも、この技術士制度の拡充そして社会での認知を進めていかなければならない...全文を見る
○斉藤政務次官 技術士を受験しようと思った動機でございますが、私、民間の会社で技術職として働いておりました。その会社は、同期に技術系職員が三百人、四百人いる、そういう技術系の職場としては非常に競争の激しいところでございました。そういう競争に勝ち抜いていくためには、会社の中で認めら...全文を見る
○斉藤政務次官 これまでの制度では、技術士補という制度、これは今後もございますけれども、この技術士補がその部門の技術士の指導によって四年間研さんを積んだ場合、普通は実務経験七年なのですが、それを短縮して四年で第二次試験を受けられるというものがございました。しかし、現実には、技術士...全文を見る
○斉藤政務次官 継続教育は非常に重要である、特に日進月歩する技術の世界にあって、社会的責任を有する技術士として、継続教育、自己研さんは非常に重要である、御指摘のとおりだと思います。そういう意味で、今回法改正におきまして、資質向上の責務、継続教育、自己研さんを義務づけたわけでござい...全文を見る
○斉藤政務次官 APECにおける技術者資格の相互承認の検討の中におきまして、英語を初めとする語学の習得につきましては要件とはされておりません。これは、技術者が国際的に活躍する場合、コミュニケーションが可能であるということは資格以前の問題だ、こういうふうに考えられていることによるも...全文を見る
○斉藤政務次官 アメリカのテキサス州のプロフェッショナルエンジニアが更新をしているそうでございます。
○斉藤政務次官 これまでは、日本の技術士のレベルについて、国際的にどうなのかということが真剣に議論された場というのは実はなかったわけでございますが、今回、APECの相互承認のプロジェクトが始まりまして、鋭意検討が進められてきました。諸外国の技術士と比べてどうなのか。いろいろな国が...全文を見る
○斉藤政務次官 一つは、相互承認の基準といたしまして、例えば大学のエンジニアリング課程を卒業している、もしくはそれと同等の基礎的知識を有していることでありますとか、また、先ほどお話がございました倫理規定、また継続教育の義務等基本的な基準がございます。その基本的な基準に照らして、日...全文を見る
○斉藤政務次官 APECの中において、各国の試験内容を統一しようという具体的な議論はございませんでした。また現在もございません。  この技術士資格、また技術者資格の要件については、各国の教育システム、それから技術基準等の国情を踏まえて決められておりまして、各国の試験内容を統一す...全文を見る
○斉藤政務次官 自然エネルギー等の発展のためにはどういう技術士部門が必要か、こういうお尋ねでございます。  現在、十九の部門があるわけでございまして、これは、端的に申し上げますと、大学の学科にほぼ匹敵するような、例えば機械でありますとか電気でありますとか情報でありますとか建設で...全文を見る
○斉藤政務次官 まず、第一次試験におきまして、いろいろなケーススタディーに基づいた試験を出します。具体的に言えば、こういう問題があるとき、あなたはどういうふうに対処されますか、こういうふうな質問かと思います。  また、第二次試験の最終段階で面接試験がございます。これは一人当たり...全文を見る
○斉藤政務次官 技術者の倫理性というのは、まさしく今辻元委員おっしゃった点でございまして、そういう観点でのチェック、設問になるものと理解をしております。
○斉藤政務次官 技術士が、四十年の歴史を有しながらなかなか普及しないという御指摘もございました。私は、その原因の一つですけれども、終身雇用制があって、技術者も社会ということよりも会社の中を見ていた。また、それで認められれば十分技術者として一生を送れた、こういうことで、外の資格を取...全文を見る
○斉藤政務次官 JABEE、技術者教育認定機構かと思いますけれども、これは今、世界的な風潮といいますか世界的な流れといたしまして、技術者教育の課程を相互承認して、その課程を修了した技術者が幅広く世界じゅうで活躍できるようにというものでございます。そういう意味で、いろいろな他分野の...全文を見る
○斉藤政務次官 さきの御質問でございます他分野との交流、これは非常に大事だと思います。今十九部門でございますけれども、さらに今度は、これを総合的に幅広い分野を見る分野、これは、ある一つの分野で資格を取って、また複数の分野で資格を取るということも今行われておりますので、一つの資格を...全文を見る
○斉藤政務次官 この英語の呼称については非常に議論がございます。今までは、実は、いろいろな議論があって決まっていなくて、私自身は、名刺にはレジスタードエンジニア、登録されたエンジニアなどと書いております。  今回、技術士審議会でこの英語の呼称についても相当議論をしていただきまし...全文を見る
○斉藤政務次官 おっしゃるとおりだと思います。今後、技術士が普及していくように我々も努力していく決意でございます。  先ほど申し上げましたように、これから一人一人の技術者の能力が問われる時代だと思います。そういう社会的なバックグラウンドもございますし、技術者の社会的倫理という面...全文を見る
04月03日第147回国会 参議院 行政監視委員会 第5号
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○政務次官(斉藤鉄夫君) 最近の特に科学技術庁に関連いたしましては、HⅡロケット八号機打ち上げ失敗につきましては国民の皆様の期待に沿えない結果となり、まことに残念で厳しく受けとめております。  このために今二つのことを全力を挙げて取り組んでおります。一つは徹底した原因究明、そし...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 総務庁報告では、今後の課題として、事業の評価を行うとともに、開発の妥当性について不断に論議していくことが必要というふうに指摘をされております。もちろん、私ども宇宙開発を進めていくに当たり、こういう議論を常に行いながらやっていくということは当然のこととして...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) HⅡロケットにつきましては、一〇〇%国産技術でこのロケット技術を完成させるという国策のもと、我々取り組んでまいりました。  そういう意味で、例えばある特殊のバルブ等、外国から完成されたものを買えばその方が安上がりになるというところもあるわけでございます...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 今回の処分につきまして、原子力安全局長の九月三十日に至るまでのいろいろな業務につきまして法律に直接触れる瑕疵、これはなかったということでございます。  しかしながら、ああいう事故を結果として起こしてしまった、そして原子力安全規制行政に対しての国民の信頼...全文を見る
04月07日第147回国会 参議院 議院運営委員会 第14号
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○政務次官(斉藤鉄夫君) 宇宙開発委員会委員秋葉鐐二郎君は本日任期満了となりますが、その後任として栗木恭一君を任命いたしたいので、宇宙開発委員会設置法第七条第一項の規定により、両議院の同意を求めるため本件を提出いたしました。  何とぞ、御審議の上、速やかに同意されますようお願い...全文を見る
04月13日第147回国会 参議院 経済・産業委員会 第10号
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○政務次官(斉藤鉄夫君) 科学技術庁に計上されております委託費のうち、産学官の研究開発を促進するための制度として科学技術振興調整費がございます。この科学技術振興調整費におきましては、参加研究機関のポテンシャルを最大限に引き出すとの観点に立って、既にこのバイ・ドール条項の法律の適用...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 科学技術庁の場合、国立研究所がございますけれども、非常に基礎的な研究が多うございます。そういう意味で、すべての研究に一律的に適用できる、そういう基準というのは今のところ明文化されたものはございません。  しかし、このバイ・ドール規定の適用がこれからどん...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 科技庁としてもこのバイ・ドール規定の実績が上がるように積極的に取り組んでまいります。
04月18日第147回国会 参議院 文教・科学委員会 第11号
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○政務次官(斉藤鉄夫君) 岩瀬委員おっしゃるとおり、日本の技術士の平均合格年齢四十三歳、それに相当する欧米の技術者の合格平均年齢が大体三十二、三歳と、こういう十歳以上の開きがあるわけでございます。そういう意味で、若い優秀な技術者がたくさん受験して合格するようなシステムにすべきだと...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 結論から申し上げますと、レベルは決して低くならないと、このように考えております。  厳しくなった点は、先ほど申し上げましたように、必ず第一次試験を受けなければならないとした点でございます。また、その第一次試験の中で、科学技術全般にわたる基礎的学識、新し...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 岩瀬委員御指摘のとおり、最近、日本工学教育協会でありますとか、また技術系のいろいろな学協会を中心にいたしまして日本でも、大学ないしは高等専門学校も入るかと思いますけれども、技術者教育システムそのものを評価して認定しようと、こういう動きがございます。  ...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 技術士の特典は何かという御質問でございますが、この技術士の資格は個人に与えられるものでございまして、その技術者としての能力が品質保証されたという点が第一の特典かと思います。名称独占の資格でございますので、個人の能力が保証されたという点だと思います。  ...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 今、具体的にはAPECの相互承認プログラムを、大きな枠組みをつくっております。この大きな枠組みができればそれぞれの国と二国間協定に入るわけですけれども、そのAPECエンジニアの要件として合意されている事項として五つございます。  一つは行動規範の遵守、...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) APECの域内でオーストラリア、カナダ等が非常に積極的でございますので、オーストラリア、カナダ、また日本も含めて八カ国、そのほかにも対象となる国はあるんですけれども、現在までに調べたところ、相互乗り入れするレベルを向こうが持っていないというふうな国もござ...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 現在、技術者教育のいろいろな課程、具体的には何々大学の何々学科と、どの程度のレベルで教育をしているかということを認定するJABEE、そのJABEEの認定を参考にして決めるということでございまして、すべての大学のエンジニアリング課程がその対象になるとは聞い...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 職業倫理、これには、個人や会社の利益よりも社会の利益を優先するとか、社会的な安全性について配慮するとか、また秘密の保持というふうなことが入るかと思います。  この面に関しましては、一次試験を受ける人はその一次試験の中にその内容がございます。また、一次試...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 技術士制度全体の中では、学歴は基本的に関係ないというのが大きな基本的な思想でございます。二次試験はすべての人が受けなくてはならないわけでございますし、そこでは厳しくその能力がチェックされます。  ただし、先ほど申し上げましたように、たくさんの人に受けて...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) すぐれた技術者の具体的内容ということでございますが、先ほど石田委員おっしゃったように、技術士審議会の意見等も踏まえながらこれから省令で詳しく決めていくところでございます。  イメージといたしましては、その技術部門、例えば建設部門の河川であれば河川、そう...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 社団法人日本技術士会は、この技術士法において設立が規定されている公益法人でございまして、技術士の品位の保持、それから業務の進歩改善に資するため、会員の指導及び連絡を行うということとされております。そしてそのほかに、国の指定を受けて技術士制度についての試験...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 日本技術者教育認定機構、JABEEについての御質問でございます。このJABEEは、いろいろな学会、協会が集まりまして、技術者教育の課程を評価しようというものでございます。  このJABEEの役員リストを見てみますと、日本工学教育協会会長の吉川先生が会長...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) この機構は科技庁とは直接関係ございません。あくまでもいわゆるいろいろな学会、いろいろな協会、これもある意味では任意団体でございますし、その学協会が中心になってつくる教育認定機構につきましても、直接の指導、監督をする、そういう関係にはございません。  し...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 科学と技術の違いでございますが、科学とは、まさに物事、現象の奥に秘められている法則性を理解するための行為、これが科学だと思います。技術は、その行為によって得られた知識を使って実際に社会に有用な形とすること、これが技術だと思っております。
○政務次官(斉藤鉄夫君) 建設分野で多い理由は、公共事業の競争入札における建設業者の経営事項審査において、技術士が何人いるか、技術士一人当たり五点という点が与えられております。そういう技術士に対して高い評価が与えられているということ、それから建設コンサルタント業務等の請負契約のと...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 技術士制度におきまして平成六年に環境部門を新設いたしました。これは、環境保全に対するニーズが多くなりまして既存の技術分野では対応できないということで、環境保全に係る計画、それから環境の測定、自然環境の保全に関する技術ということで新設をいたしました。  ...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 結論から申し上げますと、レベルダウンにはなりません。  技術士審議会の議論、またパブリックコメントでもいろいろな議論がございました。しかし、先ほど大臣がお答え申し上げましたように、試験のレベルは全く下がるわけではございませんし、きつくなる部分もございま...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 試験方法についてのお尋ねでございますが、今回、技術士法を改正いたしまして試験方法を改正いたします。  具体的内容については、今後、技術士審議会の指摘に従って取り決めていきたいと思っておりますけれども、今、林委員おっしゃった論文の重要性、これは変わるもの...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 最近、技術は大変総合化、複雑化、大規模化してきております。これらに適切に対処するためには、安全性向上、経済性向上の両立を目指さなくてはいけないわけですけれども、そういう面で監理というのは非常に技術的にも重要になってきております。  例えば大型航空機等は...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 先ほど大臣が御答弁申し上げました事業者の技術的能力の調達案件ということにつきましては、例えばいろいろな文書交換システム、文書管理システム等情報関連につきましては、この情報分野の技術士の資格を持った企業であること等の新しい規定を設けたところでございます。
○政務次官(斉藤鉄夫君) 先ほど福本委員の質問にもお答え申し上げましたが、例えば環境分野につきましては環境分野の技術士が活用されるよう環境庁に働きかけて、今現実におりますし、また、これまでにも他の省庁が管轄しております技術士との相互乗り入れについても申し入れてきたところでございま...全文を見る
05月09日第147回国会 衆議院 商工委員会 第16号
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○斉藤政務次官 科学技術庁といたしましても、原子力発電の結果出てくる高レベル放射性廃棄物の処分が大変重要であるという観点から、研究開発に最重要課題として取り組んできたところでございます。昭和五十一年以来取り組んできたところでございます。  その中で、いろいろな処分方法が提案され...全文を見る
○斉藤政務次官 なぜ高レベル放射性廃棄物の処分に関しての検討が欧米諸国に対して我が国はここまでおくれたのかという御質問でございますが、原子力発電そのものにつきましても、日本はアメリカやヨーロッパに比べておくれてスタートをいたしました。しかしながら、この高レベル放射性廃棄物の処分に...全文を見る
○斉藤政務次官 この技術は、まだ世界各国とも研究開発を進めている、ある意味でお手本のない技術でございます。また、国民の生命、安全に深くかかわる技術でもございます。そういう意味で、技術的なしっかりした検討、そして社会経済的な側面に対しての検討、その検討結果があれば、またそれを原子力...全文を見る
○斉藤政務次官 島津委員御指摘の長寿命核種の消滅処理、また短寿命化という研究につきましては、現実的には、欧米各国があきらめかけている現状の中で、日本が一番積極的に取り組んで研究開発を今行っている、日本が世界の牽引車になっているというのが現状でございます。ぜひ、この点を御理解いただ...全文を見る
○斉藤政務次官 時間的に非常に長期にわたる施設の安全規制をどうするのかという御質問でございます。  高レベル放射性廃棄物の最終処分に関する安全規制のあり方につきましては、現在総理府の方に移りました原子力安全委員会放射性廃棄物安全規制専門部会において、今、鋭意調査審議が行われてお...全文を見る
○斉藤政務次官 安全規制につきましては、現在、原子力安全委員会の専門部会におきまして審議が続けられておりまして、この秋をめどに一つの、一定の結論を出す予定でございます。  その結論を得ましてから、いわゆる形になりました安全規制というものを目指してまいりますけれども、基本的な考え...全文を見る
05月10日第147回国会 衆議院 商工委員会 第17号
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○斉藤政務次官 一つは北海道の幌延でございまして、地元の同意が得られない状況でそういう施設を建設することはないという約束をしております。  また、もう一つは岐阜県の東濃地区でございます。同様の発言をしております。
○斉藤政務次官 青森の六ケ所地域も同様です。
○斉藤政務次官 地元とのお約束は、厳格に守ってまいります。
○斉藤政務次官 半田委員の最初の質問に答弁させていただくことを大変光栄に存じます。  先ほど半田委員から御指摘のございました「もんじゅ」の事故、また東海村の再処理工場の爆発事故、そしてジェー・シー・オーの事故等によりまして、原子力に対する国民の皆様の信頼が失墜した、このことを私...全文を見る
○斉藤政務次官 動燃の事故、またそれに伴いますいろいろな情報隠し、事故隠し、これが続きました。このことを踏まえまして抜本的な原子力研究開発体制の見直しを行ったわけでございまして、その一つのあらわれが動燃の改革でございます。  そのときにいろいろな改革すべき点が議論されましたけれ...全文を見る
○斉藤政務次官 我が国の原子力開発の基本方針は、使用済み核燃料を再処理し、そこからプルトニウムを取り出して、そのプルトニウムを高速増殖炉サイクルの中に入れる、これが基本方針でございまして、その方針にのっとって今一つ一つ技術開発をしているところでございます。したがいまして、再処理し...全文を見る
○斉藤政務次官 昨年サイクル機構が出しました第二次取りまとめには、次のようにその条件がまとめられております。  岩盤の破断、破砕、それから変位、少しずつ動いていく変位、そういう断層活動の影響の少ないところ。それから、マグマの貫入、地熱、熱水の侵入など、火山活動の影響によって処分...全文を見る
○斉藤政務次官 この第二次取りまとめは、あくまでも技術的な観点から、地層処分をするにふさわしい地域が備えるべき条件という形で整理をされました。ある意味では技術的な観点からの報告書でございます。その観点から、日本の中に、我が国の中にそれに適した地域は幅広く存在するということが示され...全文を見る
○斉藤政務次官 まず、幌延につきましては、まだボーリング調査等は一切行っておりません。  東濃におきましては、主坑道、一番主な立て坑でございますが、主坑道の掘削に先立ちまして、地質構造それから地下水を調べることを目的としたボーリング調査を行ってまいりました。現在までに千メートル...全文を見る
○斉藤政務次官 実際に地下研究施設を国民の皆様に見ていただくというのは、半田委員おっしゃいましたように、非常に大切だと思います。研究という目的と同時に、実際にどういう施設になるのかということを想像していただくという意味でも、これも主目的の一つだと私ども考えておりまして、ぜひそうい...全文を見る
○斉藤政務次官 まず、二キロメートル四方、こういうものが地下深くに建設可能なのか、技術的に可能なのかという御質問でございますが、けさほども参考人質疑で、地下深くにゴルフ場の広さのものをつくるようなものだという説明があって、私も感覚としてぴんときたのですけれども、この第二次取りまと...全文を見る
○斉藤政務次官 第二次取りまとめにおきましても、まさしくその点について詳しく慎重に検討を行っております。この地下数百メートルに生息する、我々人間が知らない微生物が存在するかもしれない。また、建設や操業に当たって、地上の微生物がそこに侵入していくかもしれません。そういう微生物の活動...全文を見る
○斉藤政務次官 この件に関しましては、西委員の地元の和歌山の皆様に大変御心配をおかけしております。  科学技術庁といたしましても、報告を受けました四月二十八日、即現地に検査官を派遣して、このコンテナ表面の放射線量測定、また、一体この放射線は何なのか、どういう線源なのかということ...全文を見る
○斉藤政務次官 放射性廃棄物廃棄施設を初めといたします主要な原子力施設につきましては、国として、周辺環境への影響を考慮して、かつ国民の合意を得た上で設置を行うべく努めているところでございます。  具体的には、行政庁は、許可あるいは指定をする場合には、あらかじめ原子力委員会及び原...全文を見る
○斉藤政務次官 先ほど原子力局長が答弁申し上げましたとおり、今後の余剰プルトニウムにつきましては、大宗はプルサーマルで燃やしていくということ、それから高速増殖炉の研究で常陽そして「もんじゅ」でこれを使っていくというのが基本的な方針でございます。  しかしながら、北沢委員御指摘の...全文を見る
○斉藤政務次官 先ほど原子力局長が御答弁申し上げましたけれども、ガラス固化体を、いわゆるオーバーパックもしくはキャニスターと呼ばれる金属容器で完全に密封をいたします。そのものにつきましては、運搬、そして処分場に搬送するまでは、それをも一つの大型の輸送容器に入れます。したがいまして...全文を見る
05月11日第147回国会 衆議院 商工委員会科学技術委員会連合審査会 第1号
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○斉藤政務次官 高レベル放射性廃棄物の最終処分に関する政策がなぜおくれたのか、こういう御質問でございます。  欧米におくれてスタートいたしました我が国の原子力発電でございますけれども、高レベル放射性廃棄物の最終処分に対して、決してこれまで検討を怠ってきたわけではございません。技...全文を見る
○斉藤政務次官 昨日の商工委員会、私ずっと出席をしておりまして、横路委員の質問のときもお答えをさせていただきました。非常に重要な提言が、また内容のある質問がございましたので、先ほど通産大臣お答えになったと同様、参考にしていきたいと考えております。
○斉藤政務次官 辻委員御指摘のとおり、ユッカマウンテンの試験場は地表から三百メートルの深さにございまして、地下水のレベルはそれよりまたもう一つ三百メートル下ということでございます。これに対して、日本初め多くの国は、地下水面より下に地層処分することを検討しております。  地下水面...全文を見る
○斉藤政務次官 各国の使用済み核燃料の取り扱いの方針がどうなっているかという御質問かと思います。  まず、アメリカでございますが、使用済み燃料の再処理は行わず、直接処分をするという方針でございます。フランスは、自国内で再処理を実施しておりまして、また海外からの商業委託も受けてお...全文を見る
○斉藤政務次官 辻委員が、使用済み核燃料を資源としてとらえて、これを将来世代に残しておくべきだ、こういう御持論をお持ちということに対して、我々もそのとおりだと思うところでございまして、また、その一つの手段が使用済み核燃料の中間貯蔵施設に現実的にはなるのではないか、このように私は思...全文を見る
○斉藤政務次官 まず、科学技術庁の方からお答えをさせていただきます。  辻委員、プルトニウムの国際的な管理、監視、こういう構想はどうか、こういう御質問かと思います。  プルトニウムを国際的な監視のもとで貯蔵する構想につきましては、一九七〇年代の終わりごろから八〇年代半ばにかけ...全文を見る
○斉藤政務次官 武蔵工大の研究炉、これは研究、教育、そして医学利用のためのRIをつくる研究炉として使われてまいりました。御指摘のとおり、一九八九年に冷却水漏れのトラブルを発生して以来、運転を停止している状況にございます。  核燃料についてはすべて抜き取って、専用の燃料貯蔵容器に...全文を見る
○斉藤政務次官 御質問は、昨年、松沢委員にも御審議いただきまして、成立をさせていただいた、原子力災害対策特別措置法における原子力事業者にこの武蔵工大の原子炉が当たるのかどうかということについて、今、科技庁の検討状況はどうかということでございます。  ちょっと法律の条文になります...全文を見る
○斉藤政務次官 災害対策特別措置法の原子力事業者に指定されなくても、いわゆる原子炉等規制法はかかっているわけでございまして、この規制法に基づく規制は、これまでどおりきちっと行ってまいります。
○斉藤政務次官 武蔵工大の原子炉につきましては、現在、大学において今後の取り扱いを検討していると聞いております。原子炉を今後どうするのか、廃炉にするか、運転を再開するのかという判断はあくまでも事業者の責任でなされるべきものでございまして、科学技術庁としましては、大学による検討結果...全文を見る
○斉藤政務次官 いろいろな技術的な課題、例えば冷却水漏れ事故にかかわるいろいろな処置のことでありますとか、一つ一つの技術的課題についての問い合わせはございます。しかしながら、廃炉すべきかどうか、そういう大きな方針にかかわることについては、我々、関知をしていないというのが現状でござ...全文を見る
○斉藤政務次官 地域住民の方が大変不安を覚えるということについてはよくわかるところでございますが、科学技術庁といたしましては、その不安を取り除くための安全規制上の調査、そして指導は、原子炉規制法に基づいて厳格に今後も行ってまいりますので、その点については万全を期していきたいと思っ...全文を見る
○斉藤政務次官 松沢委員おっしゃるとおり、こういう研究炉から出る低レベル放射性廃棄物についての受け皿がないのが現状でございます。放射性同位元素の使用、それから研究用原子炉の運転等研究活動に伴って発生する廃棄物、これをRI・研究所等廃棄物と呼んでおりますけれども、これについて、平成...全文を見る
○斉藤政務次官 確かに日本原燃は民間会社でございますが、六ケ所村へのいろいろな放射性廃棄物の受け入れについては、地元自治体等とのお約束もございます。現状の段階では、すぐできないということでございます。
○斉藤政務次官 運転管理専門官は、まず、平常運転時におきましては、保安規定に定めれられている事項の遵守状況に関しまして、安全の確保に関する指示、指導を行っております。また、運転及び管理の状況について事業者から聴取するとともに、施設内外を巡視して、運転、管理、自主点検、補修等の状況...全文を見る
○斉藤政務次官 これまでも、確かに書面ということは義務づけられておりませんでしたけれども、いろいろな形でこれが本庁に報告されてきたことは確かでございます。  この保安検査官が法定をされました。また、その法定されたということにかんがみまして、今後は報告書の提出というようなことを考...全文を見る
05月12日第147回国会 衆議院 商工委員会 第18号
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○斉藤政務次官 工学的につくります人工バリアと、それから深地層という自然環境が持っております隔離機能、これが自然バリアでございます。この人工バリアと自然バリアを組み合わせて多重バリアとするというのが基本的な考え方でございます。  そして、この人工バリア、自然バリアにどの程度の役...全文を見る
○斉藤政務次官 人工バリアと自然バリアのどちらかに比重を置くということではなくて、最適な組み合わせで最もふさわしい多重バリアを構成するという基本的な考え方でございます。
○斉藤政務次官 コンクリートの耐用年数という御質問でございますが、いわゆる鉄筋を中に埋めるRC構造物、鉄筋コンクリート構造物の耐用年数は、いろいろメンテナンスによっても異なりますけれども、六十年から百年というのが一般的な今の工学的な常識ではないでしょうか。
○斉藤政務次官 この地層処分施設は地層そのものを利用しているわけでございまして、コンクリート構造物とは根本的に異なると思います。
○斉藤政務次官 基本的には長期間人間の管理下に置きますけれども、最終的には埋め戻しという考え方だと承知しております。
○斉藤政務次官 再処理工場は鉄筋コンクリート構造物でございますので、その耐用年数が来たら新たにつくり直すということだと思います。
○斉藤政務次官 日本に数万年、数十万年安定した地層は存在するのかという御質問だと思います。  地層の安定性につきましては、地震・断層活動、それから火山・火成活動、それから隆起、沈降などの天然現象を調査することによりまして、過去数十万年程度の地層の活動を知ることができます。サイク...全文を見る
05月23日第147回国会 参議院 経済・産業委員会 第17号
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○政務次官(斉藤鉄夫君) 原子力発電を行った後の使用済み核燃料の中に実際に燃えて核分裂生成物となって残っておりますのは三ないし四%でございます。その核分裂生成物だけを取り出して、これは非常に放射能が強いものでございますので、これを廃棄物とする、これが再処理をする方式でございます。...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 再処理を選んでいる国は、代表的にはフランス、ロシア等でございます。ワンススルーを選んでいるのは、アメリカ、スウェーデン等でございます。
○政務次官(斉藤鉄夫君) ドイツにおきましては、再処理と直接処分の双方が選択可能なような体制になっております。
○政務次官(斉藤鉄夫君) 深地層の研究はなぜ必要なのか、また、どういう調査をしているのかという御質問でございます。  この高レベル放射性廃棄物の処分方法いろいろございますけれども、原子力長期計画、また原子力安全委員会等におきまして、深地層に処分をする方法が最も技術的に妥当である...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) そのとおりでございます。  先ほど私、答弁で原子力安全委員会と申し上げましたが、失礼いたしました、原子力委員会の間違いでございます。  この深地層の研究施設で具体的に行う研究でございますが、一言御説明申し上げますと、これまで研究開発を行ってきました地...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) フィンランドのオルキルオトの例から何を学ぶかという御質問でございますが、一言で申し上げますと、その地域住民の皆様の理解を得る、そのことがいかに大切かということを我々は学んでおります。  フィンランドにおいてその処分場立地が成功した背景には、処分事業と立...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 処分事業に伴って原子力損害が発生した場合、その損害賠償制度については原子力損害賠償法において措置すべきものと考えております。その根拠は、先ほど加納委員が読み上げられた条文でございます。  また、例えばいろいろ金額等具体的に決める必要がございますが、それ...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 加納委員おっしゃるとおり、高速増殖炉はウランの利用効率を飛躍的に向上させます。普通の軽水炉ですとウランの中に〇・七%しか含まれていないウラン235が燃えるだけでございますが、高速増殖炉はこのウラン全体の資源の六〇%を有効に、これは原理的にでございます、無...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 資源の乏しい我が国におきましては、次の二点、つまり将来にわたるエネルギーの安定確保、それから二点目として放射性廃棄物の環境への負荷の低減、この観点から、使用済み燃料は廃棄物として処分するのではなく再処理をして、回収されるプルトニウム等を再び燃料として有効...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 科学技術庁の所管でございますので、科学技術総括政務次官でございますが、答えさせていただきます。  我が国の原子力開発利用は、プルトニウムの利用も含めまして、原子力基本法に基づいて厳格に平和目的に限って進められております。また、国際的にも、核不拡散と原子...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) サイクル機構の技術報告書によりますと、過去数十万年程度の地震・火山活動などの地層の活動履歴の情報に基づきまして、将来十万年程度にわたって天然現象が及ぼす影響について地質環境の長期安定性を検討した結果、安定した地層が我が国に広く存在すると考えられるというこ...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 地層処分は、地下一千メートル、そして二キロメートル四方の処分場でございますけれども、地層処分に必要な技術に関して、この第二次取りまとめにおきまして、処分施設の設計、建設それから操業、そして閉鎖についてそれぞれ技術的に報告がされております。  具体的には...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 全く割れ目のない一つの岩盤であるという必要はございません。ただ、安定した同様の性質を持つ岩盤が広がっている必要はございますが、そういう、それに適した岩盤は存在すると、このように結論づけられております。
○政務次官(斉藤鉄夫君) 貯蔵したところから、三十年ないし五十年貯蔵いたします、そこから最終処分場に運ぶ、その運搬手段でございますが、これは輸送容器、これはもう現に使われているものでございますが、その輸送容器に入れて外部への放射線被曝が全くない状態にして運びます。また、いろいろな...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 核燃料サイクル開発機構がいろいろな地層処分の研究を行っておりますけれども、これは核燃料サイクル開発機構法に基づいて原子力委員会の方針のもとに行っているものでございます。  一方、安全規制については、原子力安全委員会における審議を踏まえて原子力安全委員会...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 私のその答弁は、幌延町そして岐阜県の瑞浪の研究施設に関連する御質問に対してお答えしたものでございます。  高レベル放射性廃棄物の最終処分に関しては、青森県知事、北海道知事及び岐阜県知事からの照会に対して、科学技術庁長官が文書によりそれぞれ回答を行ってお...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 今回のこの技術的検討が、先ほど午前中もお答え申し上げましたけれども、シナリオを設定し、そのシナリオを体現したモデルをつくり、そのモデルの中に具体的なデータを当てはめて計算をする、こういう手法であるということはもう加藤委員御承知のことかと思います。  再...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) いろいろな学会、いろいろな協会において学術的に評価をされた、またある意味で確立をされた手法、そういう意味では、再現性についてもきちんとした学術的な評価がされた手法で行われていると思っておりますが、その点についてはちょっと調査をさせていただきます。
○政務次官(斉藤鉄夫君) 直接処分ではなくて再処理をする意味は何か、こういう御質問かと思います。  一つは、再処理をしてプルトニウムを取り出す、これはプルトニウム、そしてウラン238についても取り出すわけでございますが、これは将来大いなるエネルギー資源でございます。その資源の確...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 科学技術庁から答弁させていただきます。  昨年九月三十日にジェー・シー・オーの事故が起こりました。大内久さん、それから篠原理人さん、お二人がお亡くなりになりましたし、また周辺住民の方々に多大な不安、損害を与えることとなりました。科学技術庁といたしまして...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) この四月一日から原子力安全委員会の事務局を総理府に移しました。また、来年一月六日からは内閣府に移されることになっております。  したがいまして、これまでも事務局が科技庁の中にあったからその推進と規制が癒着していたとは決して私は思っておりませんけれども、...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 原子力安全委員会がそのような提言をすれば、それを尊重するというのが行政庁の立場でございます。
○政務次官(斉藤鉄夫君) 許可権限については行政庁が持っております。
05月24日第147回国会 参議院 議院運営委員会 第29号
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○政務次官(斉藤鉄夫君) 科学技術会議議員佐野陽子君は七月七日任期満了となりますが、同君を再任いたしたいので、科学技術会議設置法第七条第一項の規定により、両議院の同意を求めるため本件を提出いたしました。  次に、宇宙開発委員会委員末松安晴君は七月七日任期満了となりますが、その後...全文を見る
05月30日第147回国会 参議院 経済・産業委員会 第19号
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○政務次官(斉藤鉄夫君) 諸施策の中でも特に原子力、また放射性廃棄物処分の政策につきましては、専門家と国民の間に共通の知識基盤がないという点において、特に理解を得るためにインタープリターが必要だという点を我々も非常に強く認識をしております。  高レベル放射性廃棄物の処分懇におき...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 我々も、国民の皆様にいろいろな我々のことを知っていただくためにマスメディアの役割は非常に大きいと考えております。科学技術庁にもクラブがございまして、我々もそこにしょっちゅう出かけていっていろんな話をさせていただいているところでございます。これからも正確な...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 大変すばらしいお話を聞かせていただきました。  我々も、科技庁のおまえが言うんだから、わかった、信用すると、こう言っていただくような行政を進めていくよう努力してまいります。
○政務次官(斉藤鉄夫君) 当然、信頼を得るためには情報を公開する、すべてを正直に胸を開いて議論するということがもう大前提でございます。科学技術庁としてもそのように努力をしてまいります。
○政務次官(斉藤鉄夫君) まず直接処分、ワンススルーか、再処理いわゆるサイクル路線かという点でございますが、私ども科技庁は、再処理路線の方が我が国の国情に合っている、このように考えております。  その理由は、一つは、使用済み核燃料の中に含まれておりますウランそしてプルトニウム、...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) まず、MOX燃料のコストでございますけれども、経済協力開発機構、OECDの中にあります原子力機関NEAが核燃料サイクルコストについて試算をしております。  その試算によりますと、まずMOX燃料といわゆるウラン燃料のコストでございますが、これはいろいろな...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 科学技術庁が受け持ちますのは、どちらかといいますと学校を卒業して職業につかれた方、生涯教育という形で一生懸命頑張らせていただいております。  具体的には、日本原子力研究所、それから放射線医学総合研究所、それから原子力安全技術センターなどでいろいろな研修...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 安全規制の制定がおくれたという足立委員の御指摘でございますが、決しておくれていると我々は考えておりません。  高レベル放射性廃棄物の処分概念が明確に規定されたのが平成十年の原子力委員会でございます。その直後から、原子力安全委員会放射性廃棄物安全規制専門...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) キャスターがキャニスターの横に立ってという部分でございますが、キャニスターの大きさをわかりやすく理解していただくということが第一義的な趣旨でございます。  先ほど通産大臣がおっしゃいましたように、ある意味でグラフィックスを使って現物がその隣に立っている...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) この第二次取りまとめの目的は、地層処分をするに当たっての技術的な可能性、そしてその技術的可能性を追求するプロセス、そして日本にそういうそもそも地層処分に適当な地域があるのかどうか、そういう空間があるのかどうかということを示すのが目的でございます。個々別々...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) この協定書の中に次のような内容がございます。約二十年間の地層科学研究の終了後について、「事業団は、」、事業団というのは今の核燃サイクルでございますが、「関係自治体の意向を尊重し、地層科学研究終了後の研究所の利用計画を策定するため、出来る限り速やかに、関係...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 実際に処分をした国のお尋ねでございますが、使用済み燃料それから再処理をしたもの、両方含めて処分を実施した国はないと承知しております。  なお、高レベル放射性廃棄物ではございませんが、地層処分を行っているものとして、アメリカで超ウラン核種を含む放射性廃棄...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 原子力発電を行った後の使用済み核燃料でございますが、一〇〇あるウランのうちの三ないし四%が燃えただけでございます。この三ないし四%の燃えた部分につきましては、これは核分裂生成物、強い放射能を持っておりますので、これを取り除いて処分をする必要がございます。...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) それは新しいエネルギーの資源になるからです。
○政務次官(斉藤鉄夫君) 先ほど福島委員おっしゃいましたように、海外再処理で約三十トンのプルトニウムができてまいります。また、日本では六ケ所の再処理工場で、これはまだ動いておりませんけれども、将来年間約五トン生まれてまいります。ですから、三十トンがベースにあって、日本でこれから五...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 日本で生産できるプルトニウムは、今建設しております六ケ所村の再処理工場で年間五トンでございます。それ以上のプルトニウムを生産する能力を日本は持っておりません。そういう意味で、四百トン云々というのは少し根拠が薄弱かと思いますけれども、この五トンにつきまして...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 先ほど申し上げましたように、つくられるプルトニウムについては使っていく、プルサーマル及び研究原子炉で使っていくというのが基本方針でございます。しかし、つくってから使うまで時間があるわけでございまして、当然そこにプルトニウムが国内に存在します。その存在する...全文を見る
○政務次官(斉藤鉄夫君) 日本が持つプルトニウム、そしてこのプルトニウムについての我々の利用計画、これはある意味で明確である、このように考えております。
○政務次官(斉藤鉄夫君) 後段の御質問についてお答え申し上げます。  発電所や核燃料施設以外の施設から発生する低レベル放射性廃棄物の処分対策はどうなっているのかという御質問でございます。  いわゆるRI、RIというのはラジオアイソトープの略でございますが、RI・研究所等廃棄物...全文を見る
09月28日第150回国会 衆議院 憲法調査会 第1号
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○斉藤(鉄)委員 公明党の斉藤鉄夫でございます。  田中先生、きょうは大変貴重な御意見を拝聴させていただきまして、ありがとうございました。  まず最初に、二つ質問させていただきたいと思います。  今、二十世紀と二十一世紀のちょうど境目でございます。この二十世紀、先ほど先生御...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 ある意味で我々が目指す価値観ということについてですが、先生はネーションステーツの言葉を引かれながら国家と民族についてお述べになられたわけですが、もう一つ非常に重要な要素として文化というものがあると思います。国家と民族の関係、民族と文化、文化と国家、その文化という...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 ありがとうございました。  ちょっと視点を変えまして、国家と個人という観点で御質問させていただきたいんです。  先生の著書を読ませていただきますと、新しい中世という言葉が出てまいります。私の乏しい理解力から読むと、中世は国家というものの概念なり影響力が非常に...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 残り時間がちょっとですので、端的に、個人と国家の問題について。  これは憲法と直接関係ないかもしれませんが、これからの教育をどうするかという議論が今行われているわけですが、例えば教育基本法の中に個人はある、それから普遍的人類はある、しかし国家がない、こういう議...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 ありがとうございました。
10月10日第150回国会 衆議院 法務委員会 第2号
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○斉藤(鉄)委員 公明党の斉藤鉄夫でございます。  先ほど丸谷委員からも話がございました、この少年法改正の論議にあわせまして、私ども公明党内で青少年健全育成プロジェクトを設置いたしました。この目的は、少年法の目的である保護、教育、その保護、教育のためにはやはり少年法の周辺にある...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 私も、あの審判法廷の部屋を見させていただいて、今の御答弁、なるほどなというのを率直に感じたところでございます。  今回、改正案では裁定合議制が導入されております。今までの一対一から裁定合議制ということになるわけですが、この採用は事実認定の適正化に資することにな...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 次に、少年審判の傍聴の問題ですが、傍聴をさせるべきだ、特に被害者の心情等を考えたときに傍聴させるべきだという強い意見がございます。  これは仮の話ですが、もし少年審判を傍聴させた場合についてはどのような支障があるんでしょうか。
○斉藤(鉄)委員 先日、東京家裁を視察させていただいて、私は決してこういうふうには思わなかったのですが、一般に、家庭裁判所には優秀な人材がいない、こういう声も聞かれます。私は決してそうは思いませんが、こういう声もございます。この点についてどのようにお考えになっているか、お伺いしま...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 先ほど質問させていただきました裁定合議制の導入、そして優秀な家庭裁判所裁判官の確保、こういう問題につきまして、増員と優秀な人材の確保についての御決意をお伺いします。
○斉藤(鉄)委員 その点、家裁には優秀な人材がいないというふうな声が出ないように、また、今のこの少年法に対する国民の皆様の関心の高まりも踏まえて、ぜひ対処をお願いしたいと思います。  次に、少年法第二十二条第一項に「審判は、懇切を旨として、なごやかに、これを行わなければならない...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 次に、観護措置期間についてお伺いいたします。  現行法では最長で四週間ということになっておりますが、実際に少年審判を行う立場から、この四週間ではいかにも短いという声を時々耳にいたしますけれども、実情はどうなっておりますでしょうか。
○斉藤(鉄)委員 それでは、実際にどのような場合に観護措置期間の延長が必要と考えられるのか、その点についてお伺いします。
○斉藤(鉄)委員 もしこの観護措置の期間内に審理が終わらないといいましょうか遂げられないという場合は、どのような措置になるのでしょうか。
○斉藤(鉄)委員 在宅で審理を続けた場合、これは支障が生ずるんじゃないかな、私、素人ですが、そのように思いますが、いかがでしょうか。
○斉藤(鉄)委員 私も、先日、家裁の関係者から聞いて、四週間ではいかにも短いというのを実感してきたところです。逆に、反対する方からは、四週間で済む審理も逆に延ばしてしまうのではないかというふうな懸念も出されているところでございますが、この点についてお伺いいたします。
○斉藤(鉄)委員 誤解の生じないように、ぜひ対処をお願いしたいと思います。  次に、提案者にお聞きをいたします。  現行法では、少年審判に検察官の関与を認めておりません。改正案では、この検察官の関与を認めようとするものでございます。この基本的な理由をお伺いいたします。
○斉藤(鉄)委員 この検察官の関与といい、また裁定合議制といい、少年の心を開いて審判をするという少年法の理念に反するのではないかという意見がございます。私も、この間家裁の部屋を見せていただきまして、机の配置、いすの色、家具といいましょうか、いろいろなものの配置の仕方、もうまさしく...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 次に、抗告受理制度についてお伺いをいたします。  今回、検察官に抗告受理の申し立て権を認めるということになりました。その理由をお伺いします。
○斉藤(鉄)委員 先ほどの御答弁に含まれているのかもしれませんが、抗告受理の申し立てということと抗告権、どのように違うのでしょうか。
○斉藤(鉄)委員 この抗告受理制度は、実質的に検察官の上訴権を認めて、審理の長期化、ひいては少年法の保護、教育という理念に反するのではないか、こういう指摘がありますが、この点についてはいかがでしょうか。
○斉藤(鉄)委員 質問は以上で終わりますが、先日、多摩少年院に視察に行きましたときに、院長が次のようにおっしゃっておりました。少年たちみんな、社会に出てしっかり頑張るぞと更生を決意してこの少年院を出ていく、しかし、そのうちの四人ないし五人に一人が、この多摩少年院か別の少年院かわか...全文を見る
10月12日第150回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第3号
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○斉藤(鉄)委員 公明党の斉藤鉄夫でございます。  私も、地震当日、六日の夕方、米子そして境港に入りました。そして翌日は、早速、大臣そして総括政務次官に現地に来ていただきまして、御視察をいただきました。私も、その政府調査団、大臣、総括政務次官と一緒に回らせていただいた次第でござ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 例えば現地から、相談できる専門家を送ってほしい、こういうふうな要望があったときには、ぜひ迅速な対応をお願いしたいと思います。  次に、農水省にお伺いします。  果樹園を訪ねました。収穫間際のナシがほとんど落果をしておりました。落果したものを見ますと、これはそ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 私は専門家でないのでよくわからないのですが、二十世紀ナシのように確立した品種については共済が出るけれども、新しい品種についてはなかなか出にくいというふうな声も聞きました。そういう意味で、今後、通り一遍ではなく、きめ細かい対応をぜひお願いしたいと思います。  水...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 私は、工業団地を見させていただいたときに、ああいう形で埋め立てて工業団地をつくっているというところは全国にたくさんございます。しかし、ああいう地震が来ると、すべての工業団地が液状化で破壊されるんではないか、このような心配を抱いたわけです。  今後、ああいう工業...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 ぜひ、今後のこともございますので、対応をよろしくお願い申し上げます。  次に、国土庁にお伺いします。  今回の地震は非常に大きな地震であった。マグニチュード七・三、そのエネルギーたるや阪神大震災に匹敵するだけのエネルギーの地震であったわけですが、人的被害は非...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 今回の災害、不幸でございますが、しかし、ここから学ぶべき教訓を得て、次の災害に役立てるように、ぜひ調査研究をお願いいたします。  大臣にお伺いします。  大臣と私が片山鳥取県知事から被災状況をお聞きしたときに、盛んに、この七月に自衛隊も含めて防災訓練をした、...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 復旧作業は今後本格化いたします。どうか政府におかれましては、最後まで全力で対応されるよう要望申し上げ、質問を終わります。
10月31日第150回国会 衆議院 内閣委員会 第3号
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○斉藤(鉄)委員 公明党の斉藤鉄夫でございます。  きょうは十月三十一日で、新しい世紀までちょうど二カ月ということになりました。この新しい世紀は、ITを基本に置いて、全くこれまでの世紀とは違う社会が実現するのだろうと思っております。その新しい社会実現のための羅針盤ともなるべき今...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 大臣がおっしゃいましたように、ある意味ではこのIT技術社会はひとりでに進んでいく部分もございますけれども、その成果をあまねくすべての人が享受するということについては政府の役割は大きいかと思います。ぜひ御努力をいただきたいと思います。  先ほど大臣のお話にもござ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 昔、よくエンゲル係数という言葉が使われて、家計の中に占める食料費ということがよく議論されましたが、今は家計の中に占める通信費が非常に大きな問題になっておりまして、皆さんあえいでいらっしゃいますので、ぜひこの半減、努力をいただきたいと思います。  料金引き下げを...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 その電気通信事業法の抜本的改正とも関連いたしますけれども、許認可、規制の問題について、また郵政省総括政務次官にお伺いいたします。  現在、通信・放送関連法律の許認可数は、電気通信事業法が百三十五、電波法が百十六等たくさんございまして、合計三百七件もの許認可がご...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 ぜひこの規制緩和を進めていただきたいと思います。  次に、総務庁にお伺いいたします。  電子政府についてです。  先ほど大野先生の質問にもありました。ちょっと重なるところもあるかと思いますが、私たち公明党は、電子政府の早期実現を目指し、議員立法として、電子...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 電子政府の実現に当たっては、膨大な作業をいかに効率化させていくかが焦点とも言えると思います。  そこで、一つ提案でございますが、現行の縦割り行政の非効率を乗り越える全省庁横断的な対応をするためにも、手続の一般的な法律ともいうべき行政手続法のような新しい法律を策...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 この行政手続法のような新しい法律の策定というのは、ちょっと我々が考えているものと先ほど総括政務次官がおっしゃったものとは違うのですが、この点については、また引き続きこの委員会で議論をさせていただきたいと思います。  電子政府実現への基本理念についてお伺いします...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 この電子政府実現に向かって総務庁としても最大限の努力をお願いしたいと思います。  また、この電子政府、国民本位、利用者本位を主眼に考えるならば、中央政府よりもより生活に密着した地方自治体こそ電子化の必要性が大きいのではないかと考えます。ITを活用していかに住民...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 政府は、IT基本法をこれから本当に進めていかなければ日本が沈没してしまうという意識がございます。また、民間企業も、生き残っていくためには進めていかなくてはならないという意識だと思うのですが、よく言われますのは、地方自治体がそういう意味で一番危機意識がない、利用者...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 これは国家の安全保障という意味でもぜひお取り組みをいただきたいと思います。  質問通告をしたのはここまでなんですが、最後に堺屋大臣に、質問通告なしで大変申しわけないんですが、質問させていただきます。  先日テレビを見ておりましたら、インドが非常にITが進んで...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 終わります。
11月07日第150回国会 衆議院 本会議 第10号
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○斉藤鉄夫君 公明党の斉藤鉄夫です。  私は、自由民主党、公明党、保守党を代表いたしまして、議題となっておりますヒトクローン規制の政府提出案及び民主党案について質問をいたします。  ことし六月のヒトゲノムの解読宣言に象徴されますように、最近の生命科学の発展はまさに目を見張るも...全文を見る
11月10日第150回国会 衆議院 科学技術委員会 第3号
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○斉藤(鉄)委員 先ほど樽床委員、それから平野委員から有性生殖、無性生殖の議論が出ましたので、この点につきまして、ちょっと最初に、特に樽床提案者と議論をしてみたいと思っております。  先ほど、今回の規制の中には無性生殖の範疇に入るもの、それから有性生殖の範疇に入るもの、いろいろ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 私は、体細胞クローンと受精卵クローンは根本的に違うと思っております。先ほど私の質問を読んでいただきましたけれども、体細胞クローンというのはまさに人間のコピーです。ところが、受精卵クローンというのは、受精をした段階で、どういう遺伝的形質を持った、どういう遺伝子の組...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 より反社会性が強いと言いますが、私は、ある意味では絶対と相対という言葉を使っていいかどうかわかりませんけれども、かなりそこに大きな隔絶があると思っています。  その理由は、繰り返しませんが、本会議でも言わせていただきました。地球ができて四十五億年、その中で命の...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 民主党さんの法律案の中に、人クローン胚という言葉は出てきません。
○斉藤(鉄)委員 「人の属性を有する胚」という定義の中にたくさんございます。その中の一番最初に出てくるイ、「その細胞の核の遺伝情報の総体が、人、人の胎児又は他のヒト胚の細胞の核の遺伝情報の総体と同一である胚」ということで、大変難しい表現になっておりますが、要するに、体細胞クローン...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 この議論をしておりますと延々と続きますので、もう終わりますが、しかし受精卵クローンについては、ある意味では、自然界にございます一卵性双生児とか、そういう自然界に、現在に存在をしているもの、その再生技術的な部分がございます。  先ほど言いましたように、体細胞クロ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 また議論をさせていただきたいと思いますが、ちょっと視点を変えます。  民主党さんの案の第一条、目的、この「目的」を何度読み返しても、私はよくわからない。  ここに二つのことが書いてございます。「人の生命の萌芽であるヒト胚の人為による作成及び利用が人の尊厳の保...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 山谷さんのその説明はよくわかるんです。私も、人の生命の萌芽であるヒト胚を軽く扱っていいなどと思っているわけではありません。しかし、法律の目的として、ヒト胚をそのように研究等に使って、軽く扱って人の生命の尊厳が侵されるという、要するにそういうことだと思うんですけれ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 予定していた質問の五分の一も終わらないうちに終わってしまいました。  今の城島先生の御答弁、確かにわかります。共通な部分はある。しかし、共通な部分はあるけれども、明らかにその背景なり論理的根拠が違う部分、まさにそこが決定的な部分もある。そういう議論が一緒くたに...全文を見る
11月16日第150回国会 衆議院 内閣委員会 第9号
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○斉藤(鉄)委員 公明党の斉藤鉄夫でございます。  今回の任期付職員の新法には、いわば先輩ともいうべき法律がございます。これが、いわゆる任期付研究員の法律でございます。平成九年に導入されました。きょうは、この先輩ともいえる任期付研究員の法律が実際どのようになっているかということ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 招聘型が十五人、若手育成型が百三十七名ということで、若手育成型の方がかなり活用されているというふうに思うわけですけれども、人事院としては、この任期付研究員制度、これまでの三年の実績を見て、よかったというふうに評価されるのか、その評価がどうなのかをお聞きしたい。そ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 人事院としても、この任期付研究員制度はよかった、所期の目的を達している、こういう評価をしているというお答えだったかと思います。  それでは、科学技術庁渡海総括政務次官においでいただいております。日本の科学技術の研究開発を所管する省庁として、この任期付研究員法の...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 今世界の若い研究員の仲間では、研究員として認められるまず第一の難関は博士号を取ること、第二がこういうキャリアパス、任期付研究員として認められて、かつその仕事が認められる、これが第二の、世界的な研究者になる一つの次のパスだ、このようにも言われておりまして、ぜひこの...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 よくわかりました。イメージがわいてきました。  最後に、総務庁長官に、先ほどの任期付研究員制度の現在の状況等の議論をお聞きになり、また、今回の任期付職員制度が公務員制度の中で非常に大きな、またバイタルな活性剤になればという思いもいたしておりますが、このことにつ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 ありがとうございました。終わります。
11月28日第150回国会 衆議院 商工委員会 第8号
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○斉藤(鉄)議員 自然エネルギーに対する考え方は、私も大畠先生も全く一緒でございます。日本のエネルギー政策の根幹は、安全保障という面からも考えて、ベストミックス、これしかない、そのベストミックスの一つの柱を自然エネルギーが担っていかなくてはならない。私もこのように思っておりますし...全文を見る
○斉藤(鉄)議員 原子力災害対策特別措置法の立法時の責任者でございましたので、お答えさせていただきます。  原子力災害対策特別措置法で、防災についていろいろな措置をさせていただくことになりました。先ほどお話がありましたいろいろなモニタリング施設、原子力発電所内のいろいろな防災施...全文を見る
○斉藤(鉄)議員 この地域振興計画は、都道府県知事がつくることになっております。そして知事は、関係する市町村長の意見、それからこの振興計画の中に出てまいりますいろいろな事業にかかわる方の意見を聞かなければならないという仕組みになっておりまして、地域住民の意見を的確に反映できる仕組...全文を見る
11月30日第150回国会 参議院 経済・産業委員会 第7号
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○衆議院議員(斉藤鉄夫君) 先ほど足立委員がおっしゃった、原子力について国民の信頼を取り戻すのがまず先決だという御指摘がございました。ちょっとこのことにつきまして、その唐突だという御質問の前に一言。私は、ジェー・シー・オー事故の直後に科学技術総括政務次官になりまして、現地対策本部...全文を見る
○衆議院議員(斉藤鉄夫君) この法案は大変重要な法案だと我々思っております。だからこそ各党の御賛同をぜひ得たい、こういう思いで各党御説明申し上げてまいりました。日本共産党さんにも私と細田議員、行って御説明申し上げました。そういうことで、説明に時間がかかったということもありまして、...全文を見る
○衆議院議員(斉藤鉄夫君) 県知事がそれぞれ関係する市町村及びその事業に関係する者から意見を聴取して振興計画をまとめることになっておりますが、その内容につきましては、第五条に、まず「振興の基本的方針」、それから二番目に「基幹的な道路、鉄道、港湾等の交通施設及び通信施設」、それから...全文を見る
○衆議院議員(斉藤鉄夫君) 今回の法律の目的の大きな柱の一つに防災対策がございます。  昨年、ジェー・シー・オーの事故が九月三十日に起きました。その後の秋の臨時国会で、福島議員にも御議論いただき御賛成をいただき、原子力災害対策特別措置法をつくらせていただきました。この原子力災害...全文を見る
12月21日第150回国会 衆議院 憲法調査会 第7号
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○斉藤(鉄)委員 公明党の斉藤鉄夫でございます。  私自身、学校で科学と技術を学んでまいりました。科学技術史の教科書は先生の教科書を使わせていただいたことを覚えておりますし、その後もいろいろな著作を読ませていただきまして、きょうは直接お話を伺えて、大変感激をいたしております。 ...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 ありがとうございました。  次に、先週、私ちょっと中国へ行ってきたんですが、教育部、向こうの文部省の看板に科教興国というものがございました。科学技術と教育で国を興すという看板だそうです。もう外されましたが、昔は天安門に科学技術第一生産力という大きな看板も掲げら...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 長いスパンでの悲観論であるというお言葉をお聞きしてちょっと安心したんですが、その期間に我々人類は新しい知恵をつくり上げていかなきゃいけないというのを今感じました。  それでは短期的な話に入りますが、科学技術基本法でも、いわゆる科学技術を日本の経済の根底にしよう...全文を見る
○斉藤(鉄)委員 ありがとうございました。終わります。