佐藤茂樹

さとうしげき

小選挙区(大阪府第三区)選出
公明党
当選回数10回

佐藤茂樹の1996年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月23日第136回国会 衆議院 安全保障委員会 第3号
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○佐藤(茂)委員 新進党の佐藤茂樹でございます。この委員会は、与野党ともに非常に大物と言われる大先輩方が多いわけでして、我が党にも多いわけですが、その大先輩方の御了解を得て、まず党の最初に質問をさせていただきたいと思います。  まず、両大臣、御就任まことにおめでとうございます。...全文を見る
○佐藤(茂)委員 今外務大臣、丁寧に時間をかけて御説明いただいたのですが、もともとがこの五十万トンの負担の部分については、アメリカがそのうちの二千二百万ドルを負担して、残りは欧州を初めとした関係国が調達することになっていた、そういうところで、日本はそこにある意味で言えば直接に絡ん...全文を見る
○佐藤(茂)委員 いずれにしましても、今回の橋本総理初めての訪米で急浮上した話題になるかと思います。ニュース等を通じて、日本の国民も、この件は一体どうなっているのだ、そういう形になるかと思うのですけれども、ぜひ外務省もしっかり努力していただいて、当然これは今年度の予算から急遽出さ...全文を見る
○佐藤(茂)委員 基本方針の中でも早期に交渉に入るということを確認されていますし、ぜひお願いしたいと思うのですが、もう一つ、その基本方針の中で「合理的期間内に結論を得る」、そういう形になっておりまして、この件に関しまして、与党の大変重要な立場におられます山崎政調会長が一年以内こと...全文を見る
○佐藤(茂)委員 もう一つは、きょうの報道によりますと、韓国側もまた日本側も、三月一日にタイのバンコクで行われますアジア欧州首脳会議にそれぞれ総理または大統領が出席をされるのですけれども、どうもこの問題があるので、今回に限って首脳会談の開催を特に日本側からは要請しない、そういう方...全文を見る
○佐藤(茂)委員 先ほど大臣が言われましたし、これはもう今まででもいろいろなところで言われているのですが、漁業問題と領有権の問題を切り離して、冷静に、また現実的に話し合いによる平和的解決を目指していただくのはもう絶対に基本だと思うのです。  しかし、どうしてもこの話し合いがうま...全文を見る
○佐藤(茂)委員 この件に関してはもう一問だけ付随してお聞きしたいのですが、領海の見直しの問題で、領海法の改正の準備を政府内で進められているというようにお聞きしておるわけです。  日本には、津軽海峡とか宗谷海峡とか、そういういわゆる五海峡と言われる国際海峡に準じた、特定海域と指...全文を見る
○佐藤(茂)委員 ぜひ、ちまたで言われているような、そういうつまらないところでそれぞれの省のメンツを立てるというようなことは避けて、日本の国防また安全保障上本当にどちらが大事になってくるのかというような観点できちっと決めていただきたいな、このように思うわけでございます。  大体...全文を見る
○佐藤(茂)委員 今の御説明も、局長はそこまでしか言えないと思いますが、中期防期間中にそういう、中期防よりもっと、ある意味では中期防の基盤になるような防衛計画の大綱を変えてしまうというところ、中期防の期間中に決めたからというようなところがちょっとよくわからなかったのです。  そ...全文を見る
○佐藤(茂)委員 その辺で、やはり内容から見ましても、結果論といえば結果論かもわかりませんけれども、安全保障体制というのが前大綱では言葉として二回しか出てこないのです。ところが、今回の大綱では十三回、言葉の数だけじゃないのですけれども、それだけ見ても、日米安全保障体制というものを...全文を見る
○佐藤(茂)委員 まだ今のではちょっと納得できないのです。限定小規模侵略独力対処抜きの基盤的防衛力だけというのはどういうものなのか、そのことが今の御答弁では全然わからないのですね。  要するに、周囲の脅威の水準に関係なく、例えば日本という国、これだけの広さの国土、またこれだけの...全文を見る
○佐藤(茂)委員 長く説明していただいたのですけれども、その中にキーワードがあったと思うのですね。要するに、五十一年のときにはそういう考え方が防衛力整備の一つの目安であった、そういうことだと思うのですけれども、今回いみじくもそういう抽象的な基盤的防衛力という言葉だけにしたがゆえに...全文を見る
○佐藤(茂)委員 この考え方のそういう理屈の話はやめまして、では、あとこの件に関して一点だけ御確認したいのです。  前大綱では、四の中の「直接侵略事態に対処する態勢」というところで、次のように書いてあるのですね。「直接侵略事態が発生した場合には、その侵略の態様に応じて即応して行...全文を見る
○佐藤(茂)委員 今、直接的侵略事態に対しての考え方が変わったのだ、そういうふうに局長はおっしゃったのです。その時点においての対処の仕方で、日米安保を非常に重要視する、そういうお考えに変わったのだというようにとらえていいかと思うのですけれども、ただしかし、そうなってきますと、今の...全文を見る
○佐藤(茂)委員 今お話の中にありました運用強化の面で例を出されましたACSAに関して、せっかくですのでちょっとお聞きしますけれども、まず一つは、今国会にこの協定を提出されるのかどうかということが一点。  もう一つは、そのときのその内容。適用範囲として、一つは日米共同訓練、二つ...全文を見る
○佐藤(茂)委員 それと、大綱の問題に戻りまして、今回の大綱の中で、それぞれ政府・与党内でいろいろな御議論があり、御苦労があったと思うのですが、ただ、防衛技術の発展とか産業基盤の維持という観点からも非常に大事になってくる武器輸出三原則について、なぜ大綱の中で盛り込まなかったのか。...全文を見る
○佐藤(茂)委員 時間も限られてきましたので、あと多くあるのですけれども、限られた範囲内でちょっと大綱の中身についてお聞きしたいのです。  「国際情勢」と、あと同じような関連で、「防衛力の役割」の(2)の「大規模災害等各種の事態への対応」というところに同じような事態が表現されて...全文を見る
○佐藤(茂)委員 そういう場合に、「日米安全保障体制の円滑かつ効果的な運用を図ること等により適切に対応する。」そういうことに大綱としてなっておるのですけれども、この日米の共同行動の場合の役割分担について今具体的に進めていかれているのかどうか、そのあたりにつきまして御答弁いただきた...全文を見る
○佐藤(茂)委員 今の御検討の中には、危機管理に対処する法整備も含めて検討されているのかどうか、確認をさせていただきたいと思います。
○佐藤(茂)委員 最後になりますけれども、防衛庁長官、済みません、また今度時間が許されるならしっかりと御質問させていただきたいのですけれども、一つだけ防衛庁長官の御見解をお聞きしたいのです。  先ほども言いましたけれども、新大綱では、今回十三回も日米安全保障体制というのが出てく...全文を見る
○佐藤(茂)委員 以上で質問を終わります。ありがとうございました。
02月29日第136回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第1号
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○佐藤(茂)分科員 新進党の佐藤茂樹でございます。  私は、先日の安全保障委員会におきましても、一時間の時間をちょうだいいたしまして、防衛庁長官並びに外務大臣に対しまして、その大臣所信及び防衛計画の大綱につきまして、特にKEDOへの十九億円拠出の件であるとか、また国連海洋法条約...全文を見る
○佐藤(茂)分科員 今、防衛当局者の交流というのは非常に大事であるというお話があったので、それに関連しましてもう一点ちょっとお聞きしたい。  これは防衛庁または外務省の方が直接受けられているかどうかも含めてお答え願いたいのですけれども、タイの国防省主催で、アジア太平洋安全保障会...全文を見る
○佐藤(茂)分科員 ぜひ前向きな御検討をお願いしたいと思うのです。  そういう安全保障対話というか信頼醸成の流れができつつある中で、一方、今特にアジア太平洋の情勢で、もともと一つの不安定要因であった朝鮮半島の情勢に加えまして、三月の総統選を前に中国と台湾関係の緊張があると思うわ...全文を見る
○佐藤(茂)分科員 それで、もう一つこの件に関してお聞きしたいのですが、実際に、万が一の場合に、そういう誤った判断であるとかまた思わぬ事故が原因となって中国人民解放軍が台湾進攻作戦を展開する、そういう可能性も否定はできないと思うのですけれども、しかしながら具体的に人民解放軍の戦力...全文を見る
○佐藤(茂)分科員 中台情勢について注目されるという所見もいただきましたし、引き続きまたこの辺については委員会等を通じて議論をしていきたいと思うのですが、そのあたりでこれから勃発して、何かが極東の方にあって有事になったとき等も考えていくと、やはり日米安保の見直しということが、見直...全文を見る
○佐藤(茂)分科員 その前向きな評価はよくわかりましたが、その中で一点だけ、防衛大綱の発表のタイミングでも非常にもめた部分で、この日米安全保障条約の第六条に言う極東の範囲の解釈に関する政府見解の問題と東アジア戦略報告の中でアメリカが言っていること、特に在日米軍基地というのがどうい...全文を見る
○佐藤(茂)分科員 この件についてもうちょっと聞きたいのですが、時間も迫っておりますので、予定どおり質問をさせてもらいたいと思うのです。  防衛計画の大綱の中で、ずっと読んだのですが、弾道ミサイル防衛の位置づけというものがどこを見てもよくわからなかったんですね。例えば、具体的に...全文を見る
○佐藤(茂)分科員 今の弾道ミサイルに関してですが、七年度の予算と八年度の予算を比較しますと、七年度が二千万円の調査研究費だったのに対して、この八年度、今の政府予算案では四億四千万程度、実に二十二倍というざっと計算してですけれども、そういうものが盛り込まれているんですね。  と...全文を見る
○佐藤(茂)分科員 時間が迫りましたけれども、あと、せっかく外務省に来ていただいているのでお聞きしたいんですが、一昨日の本委員会におきまして、橋本総理が、常任理事国になった場合の日本の役割として、被爆体験を持つ唯一の国として核廃絶を訴えるんだ、そういうお話をされておりましたけれど...全文を見る
○佐藤(茂)分科員 以上で質問を終わります。
04月09日第136回国会 衆議院 地方分権に関する特別委員会 第5号
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○佐藤(茂)委員 新進党の佐藤茂樹でございます。  先ほど富田委員からもありましたように、私ども新進党は、昨年の地方分権推進法の論議の際にも、法案の中の「地方分権の推進に関する基本方針」の中に機関委任事務制度の廃止を盛り込んではどうか、そのことを強く主張していた。そういう観点か...全文を見る
○佐藤(茂)委員 それで、先ほど委員長の御報告の中でもありましたが、これから補助金、税財源の検討グループをつくって精力的に進められるそうなんですけれども、基本的な方向性だけちょっとお聞きしたいのです。  やはり、今回権限、事務配分というものをどうしていくのかということを考えられ...全文を見る
○佐藤(茂)委員 今回の中間報告の不満足な部分だけ幾つかお聞きしているのですが、もう一つ今回、従来の審議会に比べて、中間報告の中にも書いていますが、「地方分権の推進が広く一般の人々の日常生活に直接に影響する主題であることを周知徹底する必要を痛感してきた。」として、今まで以上に情報...全文を見る
○佐藤(茂)委員 あと一分あるので、もう一問だけ西尾委員にお聞きしたいのです。  これは事前に通告もしてあるのですが、今回のもう一つの物足りなさとして、都道府県と市町村との新たな関係のあり方について今後引き続き検討されるということで、先ほどの「要旨」ですと二行で終わっているわけ...全文を見る
○佐藤(茂)委員 以上で質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
05月31日第136回国会 衆議院 安全保障委員会 第8号
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○佐藤(茂)委員 新進党の佐藤茂樹でございます。  大変長丁場になってまいりまして、それぞれ列車の時間であるとか飛行機の時間等ある方もいらっしゃるというように聞き及んでおりますので、お互いの幸せのためにコンパクトに質問をしていきたいと思います。答弁もなるべく余分な部分は省いてお...全文を見る
○佐藤(茂)委員 前回も同様のあいまいなお答えをされているのですけれども、例えば極東ということにつきましては、今までの政府の国会答弁等で、極東の地域というのは大体においてフィリピン以北並びに日本及びその周辺地域、韓国、台湾を含むものである、そういうように明確に答えられているわけで...全文を見る
○佐藤(茂)委員 それでは全然らちが明かないのです。そうしたら、ちょっと角度を変えます。  これは五月十八日の読売新聞なのですけれども、見出しの部分だけを読みますと、   政府は十七日、「日米防衛協力のための指針(ガイドライン)」見直しに伴い、自衛隊と米軍の協力対象として現行...全文を見る
○佐藤(茂)委員 そうしましたら、もう一度。しつこいようですが、聞き方を変えます。  今まで日米安全保障条約で極東と言っていたものをなぜ日本周辺地域という言葉に変えられたのか。なぜ極東という言葉をそのまま踏襲せずに、去年の大綱から出てきましたけれども、日本周辺地域という言葉に変...全文を見る
○佐藤(茂)委員 余りこれ以上時間をつぶすと残り時間が少なくなるので、また続きをやりたいのですが、それではもう一回違う角度から聞きます。  例えば中東やマラッカ海峡、また南沙諸島なんかで日本の平和と安全に重要な影響を与えるような事態が起こったと判断した場合、同じくこの日米防衛協...全文を見る
○佐藤(茂)委員 よくわかりました。  ただ、今後を考えていったときに、やはりその辺は具体的には多分ケース・バイ・ケースでいろいろ詰められていくのだと思いますが、今後もこのあたりについてあいまいなままに終わらせておくと、日米防衛協力がどこまでできるのかという範囲が非常に広がりも...全文を見る
○佐藤(茂)委員 今、大体言わんとされていることはよくわかったのですが、例えば今の外務大臣のお話でいくと、ある地域で有事が起こってしまった、別のところで共同訓練が行われている、共同訓練で例えば米軍の部隊に物品・役務を何か提供していた、ただし、その後その共同訓練の部隊が次のオペレー...全文を見る
○佐藤(茂)委員 防衛庁長官にお尋ねしますけれども、村田事務次官が四月二十五日ですか、会見で言われた次の日ぐらいだったと思うのですけれども、防衛庁長官は、現在の条文では平時に限定されるのだ、そういうことを明確に記者の前でも話されたというように報道されておりますが、防衛庁長官はどの...全文を見る
○佐藤(茂)委員 ちょっと別の聞き方をしますけれども、午前中もありましたけれども、今回、PKOとか人道的な国際救援活動以外では、共同訓練だけに適用の範囲を絞られたわけですね。ところが、その段階での後方支援とか物品または役務の相互提供程度のものは、この第一条の前のところにも書いてお...全文を見る
○佐藤(茂)委員 ちょっと内容について入っていきたいのです。  第二条の三項で、「2の規定については、弾薬の提供が含まれるものと解してはならない。」というようになぜ弾薬のみをこういう対象外という形できちっと挙げられたのか、まず御答弁をいただきたいと思うのです。
○佐藤(茂)委員 聞き方を変えますと、きのうも大先輩がこの部分を聞かれていましたが、付表の部品・構成品という項目の解釈でいくと、例えば弾薬と同じくらいに危険性のある機関銃などの攻撃的兵器の部品も排除されていない、そういうように考えられるのか、それとも排除されている、そういうふうに...全文を見る
○佐藤(茂)委員 続いて、この武器の部品の関係で十四日の当委員会で同僚議員が質問した。どういう質問をしたかといいますと、要約すると、日本が提供した部品をつけた装備品でアメリカ軍が共同訓練が終わった後に別のオペレーションに移ることに対してどうなのか、そういう質問に対して、秋山防衛局...全文を見る
○佐藤(茂)委員 今のことに付随して、部品ではなくて、同じような形なのですが、燃料を積んだまま、例えば航空機であれ艦船であれ、戦闘作戦行動に入る、そういう場合も同様の御見解だというように理解してよろしいでしょうか。
○佐藤(茂)委員 続いて、第六条の絡みをちょっとお聞きをしたいのです。  官房長官談話では、ここの部分を含めて答えられているのは、  本協定の下で行われる武器等の提供は武器輸出三原則等によらないこととする。この場合、本協定においてま、提供先が米軍に限定され、受領側の義務として...全文を見る
○佐藤(茂)委員 あと今後の話ですけれども、午前中も大分出ましたが、たしか四月末だったと思いますが、官房長官も記者会見でACSAの有事版も必要である、そういうふうに言われている記事が出ているわけです。  NATOでは有事相互支援、略称CMSという枠組みがあると聞いておりますけれ...全文を見る
○佐藤(茂)委員 今の最後の部分で、別個のものというようにお考えになっているということですけれども、そこの別個の部分で、重なる部分とか同じような考え方になる部分も全くないのかどうか、全くそれぞれ別である、そういうふうに考えておるのか、もう一度御答弁いただきたい。
○佐藤(茂)委員 全く深まっていないということですけれども、それでは具体的に、五月二十八、二十九日とハワイで実務者会合が行われて、ガイドラインの見直し作業について話し合われた。そういう報道だけはどんどん出てきておりますけれども、今回アメリカでアメリカ側と話し合われたこと、また確認...全文を見る
○佐藤(茂)委員 冒頭に話しましたとおり、お互いの幸せのために、残りはまた次の機会にしまして、ここで質問を終わらせていただきたいと思います。  ありがとうございました。