佐藤茂樹

さとうしげき

小選挙区(大阪府第三区)選出
公明党
当選回数10回

佐藤茂樹の1999年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月09日第145回国会 衆議院 安全保障委員会 第2号
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○佐藤(茂)委員 公明党・改革クラブの佐藤茂樹でございます。  防衛庁長官並びに外務大臣の所信に対しまして、特にガイドライン関連法案につきまして、これから四十五分間で質問をさせていただきたいと思います。既に予算委員会で極めて総論の部分の議論が始まっているかと思うのですが、私は、...全文を見る
○佐藤(茂)委員 それは今までの答弁とそんなに変わらないと思うのですけれどもね。  余りこの問題に長く時間をかけたくないのですけれども、法令とか条例、確かに今回の周辺事態確保法案というのは、もう既にやりとりの中で明らかになっていますけれども、罰則規定というのは設けられていません...全文を見る
○佐藤(茂)委員 今港湾の例を挙げられましたけれども、では、こういう例、具体例を出して大変申しわけないのですけれども、例えば神戸市という市があります。ここは議会で決議を決めているんですね。これは具体論になって申しわけないのですけれども、要するに、大ざっぱな決議なんですけれども、そ...全文を見る
○佐藤(茂)委員 長官が港湾の例をとられたので、具体例を出してやらせていただいたのですが、今後もうちょっとこの問題を進めていくとして、本当はこの問題を長くやりたくなかったので、次に移らせていただきたいのです。  二月六日の毎日新聞が一番最初だったと思うのですが、国以外の者による...全文を見る
○佐藤(茂)委員 私はこれを報道で知ったのですけれども、多分私以外の国会議員もこれを報道で知っただけだと思うのですよ、そういう事実があったということと内容を。やはりこれはこのタイミングで、そういう関係自治体にだけそういうものが例示としてでも提示されるというのはどうか。確かに、自治...全文を見る
○佐藤(茂)委員 いや、そういう言いわけがましいことを聞きたくないので、要するに、この法案の中のある部分でいったら、九条の部分というのがあやふやであるということが議論されてきたことは間違いないのですね。そこの部分をまず、議論されている国会の場にきちっとやはり提示すべきだろう。そし...全文を見る
○佐藤(茂)委員 その中身の中で問題なのは、十項目一応提示されていますけれども、「以下のものに限られないが、」そういう前提がついているのです。要するに、例示したものに限定されない、一応こういうようにぱっと第一段階出したけれども、具体的にはさらに広がるんだということを言われているよ...全文を見る
○佐藤(茂)委員 それでは、例えば具体例として、ここにはなかったのですが、警察による米軍施設等の警備というのは想定されないというふうにお考えなのですか。
○佐藤(茂)委員 それで、第九条の部分で大まかな話をちょっとお聞きしたいのですけれども、地方公共団体及び民間、一般国民ですね、そういうものに求められる協力の内容というのは、具体的には、新ガイドラインの「周辺事態における協力の対象となる機能及び分野並びに協力項目例」という別表があり...全文を見る
○佐藤(茂)委員 今おっしゃったのは、政府の対応と自衛隊の対応を含んでここの別表にしてあるんだ。政府の対応の中に関係行政機関というのは当然含まれるわけですね。  ここの第九条というのは、主語はどうなっているのかというと、「関係行政機関の長は、」例えば地方公共団体に求めることがで...全文を見る
○佐藤(茂)委員 簡潔にもう一回確認しますけれども、新ガイドラインが定められたときに掲げられたこの別表の協力項目例を一応こういうようにその時点では決めたけれども、周辺事態安全確保法案に基づくと、地方公共団体であるとか民間、国民全体が協力する項目というのはここより広がる場合もあるん...全文を見る
○佐藤(茂)委員 要するに、今の御答弁、二人、全然違うのですね。一体どっちなのか。四十項目に関連したものしか地方公共団体であるとか民間に求めたり依頼しない、そういう御答弁であるというように今防衛局長の答弁は変わったと思うのですけれども、そういう認識でよろしいですか。
○佐藤(茂)委員 わかりました。一応、関連したものであるという答弁で承っておきます。  それで、今具体的に例を出されましたけれども、一、二の新聞で具体的に出ていますが、国内の米軍基地であるとか自衛隊の基地などに燃料の貯蔵基地であるとか武器弾薬庫を追加して建設するということに関す...全文を見る
○佐藤(茂)委員 そこで、今までの議論でようやくわかったのは、一応新ガイドラインの別表の四十項目に関連するものを地方公共団体あるいは民間に、そのときの法令とか条例に従って依頼したりまた求めたりするんだということが今の御答弁で明らかになったわけでございます。  そうしたら、今まで...全文を見る
○佐藤(茂)委員 ぜひ前向きにお願いしたいと思います。もう答弁は求めませんけれども、例えば自衛隊法でも第百三条で「防衛出動時における物資の収容等」、そういう条文があるんですね。そこでも、動員されるべき対象をきちっと具体的に規定しておりまして、必要な政令の制定などを義務づけている部...全文を見る
○佐藤(茂)委員 いや、戦闘行為とかそういうことを聞いたわけじゃないんです。今もう答弁されたのですけれども。  では、戦闘行為じゃない、いわゆる周辺事態法案でいう後方地域であれば、一般論として、まだ今の時点でニーズはないかもわかりませんけれども、それでもそういうニーズがあった場...全文を見る
○佐藤(茂)委員 ということは、行われることもあるんだというように受けとめさせていただきたいと思うんですけれども、そのときの安全性の問題というものは、これは関係行政機関が依頼するのですけれども、日本の政府としてどういうように考えてあげるのかという部分が出てくると思うんですね。 ...全文を見る
○佐藤(茂)委員 そうすると、今防衛庁長官が答弁されたのは、自衛隊に対しての実施要綱の部分だと思うんですけれども、民間に対しても同じように、自衛隊に準ずるような実施要綱をそのまま通用させていくんだ、そういうお考えだというようにお受けとめしてよろしいですか。
○佐藤(茂)委員 要するに、後方地域内で行われているのと同じことだということは、後方地域内で行われた——今自衛隊で言われているのは、後方地域だと思っていたところが戦闘地域になるかもわからない、そういう状況のときには、直ちに現場の部隊の判断で、まず例えば支援活動をストップさせるんだ...全文を見る
○佐藤(茂)委員 今の御答弁でちょっとはっきりしない部分があって、そういうことはしないというのは大前提なんですけれども、しかし実際には、戦闘なんというのは手の長さ次第では後方地域だと思ったところも変わるという話を、予算委員会でもいろいろな方が答弁されているわけですね。そうすると、...全文を見る
○佐藤(茂)委員 だから、そういう現実をあらかじめ予想するなんということは無理な話でありまして。  そうすると、今の防衛局長の答弁だと、自衛隊がやるような輸送よりも、民間に依頼するものというものは、極めて安全であるということがはっきりとしている場合にしか輸送の依頼というのは一切...全文を見る
○佐藤(茂)委員 私は、そこで提案なんですけれども、大体今御答弁を聞いていたら、そこまできっちりと詰めていなかったというのが本音のところと違うかな、そういう感じをお受けしているのですけれども、自衛隊については、やはり実動部隊ですから、特にこの周辺事態法案を見ても、非常に詳しい部分...全文を見る
○佐藤(茂)委員 それで、具体論として、民間の場合契約になると思うのですね。この場合の契約は、平時も今されていると思うのですけれども、もう時間もないのでまとめて聞きますが、民間と関係行政機関の契約になるのですか、それとも民間と米軍との契約になるのですか。そのあたりはどういう形を想...全文を見る
○佐藤(茂)委員 それで、米軍と民間が直接契約する場合が十分考えられるわけですね。そのときに、今我々がこういうところで議論しているような後方地域なんという議論は、はっきり言えば、米軍にはほとんど通用しない、そういう議論なんですね。ですから、私的な契約を米軍と民間が結ばれたときに、...全文を見る
○佐藤(茂)委員 そうしたら、この九条二項のときの契約形態というのは、国がお願いするんだから、関係行政機関と民間が契約するのですか、それとも、結果としては米軍と民間が契約するという形も十分あり得るんじゃないですか、そのことをちょっと確認したいと思います。
○佐藤(茂)委員 まだまだ議論したいのですが、今後引き続き、また別の委員会等もおかりしてしっかりと議論させていただきたいと思います。ありがとうございました。
02月15日第145回国会 衆議院 予算委員会 第13号
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○佐藤(茂)委員 公明党・改革クラブの佐藤茂樹でございます。  赤松議員に引き続きまして、ガイドライン関連法案並びに新ガイドラインにつきまして御質問をさせていただきたいと思います。私は、赤松さんのような難しい議論は避けまして、簡単な議論を、周辺事態安全確保法案の、周辺だけではな...全文を見る
○佐藤(茂)委員 ですから、総理の御答弁いただけなかったんですが、慎重にやはり審議していく必要があるだろう、そのことを改めて指摘しておきたいと思います。  その上で、先ほど赤松議員の最初の議論を受けまして、簡潔にちょっとお答えをいただきたいと思うんですが、総理が、あれは一月二十...全文を見る
○佐藤(茂)委員 今の防衛庁長官の答弁ですと、基本的には、今までは我が国領域かあるいは我が国周辺の公海かその上空というところを、今までの自衛隊というのは、その定義がどうかということは別にして、というものであったけれども、今回の周辺事態というものに対処するための自衛隊の行動というの...全文を見る
○佐藤(茂)委員 この問題はまたやりますが、そうしたら、ちょっと角度を変えて、自衛隊の後方地域支援活動ではなくて、今回、自主的に行う活動として、船舶検査活動と後方地域捜索救助活動というのがこの法案の中にも定義されております。  あるマスコミの論調なんかで言うと、主体的というのだ...全文を見る
○佐藤(茂)委員 本当はこの問題をやりたいんですけれども、ほかにやりたい問題が残っているので、改めて別の場でやりたいんですが、それでもう一つ、冒頭申し上げましたけれども、日米安保条約との関係、地理的範囲という角度を一つ目、若干聞きましたが、もう一点、米軍への協力内容という観点から...全文を見る
○佐藤(茂)委員 いや、そういうことをお聞きしているんではなくて、日米安保条約の条文には、今回言われているような、例えば補給であるとか輸送であるとか修理及び整備、さらには医療、通信、空港及び港湾業務、基地業務、こういうものを米軍に対してやります、そういう条文がきちっと規定されてい...全文を見る
○佐藤(茂)委員 今の局長の答弁を裏返すと、要するに、安保条約に基づく協力というのは必ずしも条文の規定にない協力というものも行い得るんだということを、今政府として、直接根拠がそこの条約の条文になくても行い得るんだ、そういう見解だというようにお受けしてよろしいでしょうか。ちょっと確...全文を見る
○佐藤(茂)委員 そのときに、私は日米安保体制の有効性を確保するために確かに必要になってくる場合があると思うのですね。ただ、だからといって日米安保条約をどんどん拡大解釈していくということはいかがなものか、そういう問題提起をしたいわけですね。  ですから、条約の解釈について政府の...全文を見る
○佐藤(茂)委員 私がそれを聞いているのは、新ガイドラインの中に基本的な考え方、大前提というのがありまして、そのトップに、日米安保条約及びその関連取り決めに基づく権利及び義務並びに日米同盟関係の基本的な枠組みは変更されない。外務大臣の答弁でいうと、それが全部大きなその中に入ってい...全文を見る
○佐藤(茂)委員 この問題は引き続きやりますが、三つ目にきょうお聞きしたいのは、先日の安全保障委員会で、国以外の者による協力等につきまして、これは特に防衛庁長官といろいろやりとりさせていただいて、特に具体的な協力内容について既にマスコミ等にも出ておりますが、それをさらにきちっと客...全文を見る
○佐藤(茂)委員 それで、きょうは運輸大臣にお越しいただいているので、お聞きしたいのですけれども、今回の安全確保法案の第九条によりますと、関係行政機関の長が依頼するということになっているのですね。ですから、民間の運送事業者であると運輸大臣が依頼されるということになるんですけれども...全文を見る
○佐藤(茂)委員 やはり民間の業者に対して後方地域までの輸送しか依頼しないんだ、そういう答弁であったと思うのですね。それもよっぽど安全性を確保した場合しかしないんだ、そういう御答弁だったと思うのですけれども、果たしてそれが確保できるのかどうかということをまず一点確認したいんですね...全文を見る
○佐藤(茂)委員 いや、違うのです。大臣、それは次に聞こうと思っておったのですが、要するに、民間業者と米軍が契約するという形態になるわけです、基本的には。場合によっては、政府が間接調達するということも考えられるわけです。その契約のときに、果たして、後方地域までしか運びませんよ、そ...全文を見る
○佐藤(茂)委員 私は、だから今、民間に対しての大体の方向性、大臣が答弁の中で言われましたけれども、米軍に対してもやはりきちっとこのことについては理解してもらわないといけないのじゃないか、そのように思うわけですね。  それで、大臣、答弁されましたけれども、依頼しましたと。これは...全文を見る
○佐藤(茂)委員 確かに、そうでない状態が一番それはいいのですけれども、しかし、日本領海から外に出た場合に、実際にそういうことが完全に一〇〇%大丈夫である、安全である、そういうことは、現実を想定したときに、周辺事態がもうそれこそ日本周辺で起こっているわけですからあり得ないわけで、...全文を見る
○佐藤(茂)委員 そこで、今までの議論を踏まえて、ちょっと総理に見解を伺いたいのですが、やはり民間業者に対する今回の協力の依頼、私は冒頭申し上げましたように、今回、自衛隊の業務の中でも輸送だけが突出している。それも、自衛隊だけやるのかと思ったら、民間の業者もやる場合がある。さらに...全文を見る
○佐藤(茂)委員 さらにこの件はちょっとまた別にきちっと議論をさせていただきたいと思います。  最後にもう一点だけ、法制局長官に確認をさせていただきたいんですが、それは武力行使の一体化議論の部分なんですけれども、既にこれは法制局長官と何回かやったことがあるんですが、時間もありま...全文を見る
○佐藤(茂)委員 以上で終わります。
03月26日第145回国会 衆議院 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第3号
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○佐藤(茂)委員 公明党の佐藤茂樹でございます。赤松委員に引き続きまして、公明党・改革クラブを代表いたしまして、質問をさせていただきたいと思います。  周辺事態法案の内容に入ります前に、まずこの場をおかりして、特にこの二、三日、日本海の不審船の問題とともに、大変マスコミも日々刻...全文を見る
○佐藤(茂)委員 私、今の総理の談は、大体外務大臣の談話と変わらないと思うのです。  そこで、日本政府として、見守るということと、また、和平交渉案をユーゴ側が受け入れることを期待するという状態だけでとどまっておかれるのか、それとも、今の段階ではそうなのかもわかりませんが、これか...全文を見る
○佐藤(茂)委員 そこでもう一点、これに絡んでお聞きしたいのですが、報道によりますと、日本人を含む報道陣がユーゴスラビア・セルビア共和国で身柄を拘束された等の報道もあるわけですが、今現地におられる、またおられたと言われる、そういう在留邦人の方々の現在の状況、また救出状況につきまし...全文を見る
○佐藤(茂)委員 私は、今回のユーゴに対する空爆、日本政府としては、支持ではないけれどもやむを得ない措置として理解を示されているということなんですが、その辺で昨年末のイラクのときとは態度を変えておられるわけですね。その辺の理由として、多分、この空爆の国際法上の正当性というものにや...全文を見る
○佐藤(茂)委員 安保理の中で、やはりそういう形の武力行使の正当性を認める決議、昨年三度されていますが、そういうものは行われていない。そういう中で、一つは、新たな武力行使を認める、そういう決議のない中で空爆が行われたということと、もう一つは、やはりNATOが、今回、組織立って、ま...全文を見る
○佐藤(茂)委員 それで、周辺事態の問題に入りたいのです。  そこで、これは別に質問通告しておりませんが、外務大臣、朝方からいろいろ議論をしておりますが、今まで、周辺事態に関しては、四つの事例というものを何回か答弁されております。  今回、ユーゴの問題というのは、我々日本から...全文を見る
○佐藤(茂)委員 私は、もうこれ以上外務大臣に答弁を求めるとややこしくなるので言いませんが、四つの事例でいうと、今回のような問題が起きて大量の避難民が日本に流入してくる可能性があるような事態、そのときに該当するのではないのか。紛争あるいは紛争のおそれがあるという事態だというように...全文を見る
○佐藤(茂)委員 NATOによる空爆の問題はこれくらいにいたしまして、周辺事態の法案の中身について入ってまいりたいと思いますが、このパネルは特に目新しいものを出したわけではございません。防衛庁がおつくりになった図面をただ拡大して色をつけた、そういうものでございます。  今回、政...全文を見る
○佐藤(茂)委員 同じく自民党の池田政調会長は、その藤井氏の発言を受けて、周辺事態として我が国が真剣に対処すべきかどうかを国会の判断にゆだねることは十分に検討する価値がある、そういうふうに述べられたわけですね。この言葉だけ考えますと、具体論は避けておられますけれども、国会承認を行...全文を見る
○佐藤(茂)委員 私は、元来公明党は、この国会承認、原則的にも事前承認であるということをずっとお訴えをしていたわけですが、与党の中にもそういう考えに、部分的にではあるにしろ発言をされてきたということは、今後の修正協議の中で一つの非常に大きなポイントになるのではないのかな、そのよう...全文を見る
○佐藤(茂)委員 それと、閣議決定のことにつきましてここでもう一回確認しておきたいんですが、この図でいくと、何らかの事態が発生しました、そのときに、ここの閣議決定で基本計画が決定される前に、既に現行法の枠内でとり得る対応策というのは措置されているわけですね。ここの「現行法の枠内で...全文を見る
○佐藤(茂)委員 長い答弁をされたんですけれども、要するに、現行法の枠内でとってきた措置というものは、周辺事態が認定されたときに、基本計画が決定されたときにすべて盛り込むんですか、こういう端的な質問なんで、端的に答えてください。
○佐藤(茂)委員 すべて盛り込むという答弁なんですけれども、しかし、これは第四条の文面を読んでいくと、例えば第四条の二項の五号に対して、基本計画に盛り込むべきもの、例えば自衛隊の活動で次のように書いてあるんですね。  「前三号に掲げるもののほか、」前三号というのは三つの活動です...全文を見る
○佐藤(茂)委員 例えば具体論として、二月一日の予算委員会で我が党の草川委員も質問されましたし、また先日の遠藤委員も質問されましたけれども、例えば機雷の除去、さらには在外邦人の救出、こういうものは現行の自衛隊法で具体的にとられる措置なんですね。そういう措置をとらないといけない、ま...全文を見る
○佐藤(茂)委員 それは、具体的にどういうことを内閣として基準にして、こういう事態だから機雷の除去はきちっと盛り込もう、またはこういう事態だから在外邦人の救出はきちっと盛り込もう、どのあたりを具体的に基準として考えておられるのか、御答弁をいただきたいと思います。
○佐藤(茂)委員 そうしますと、例えば周辺事態が起きました、そこから基本計画が決められます。しかし、その基本計画には、盛られることも盛られないこともあります、それで閣議決定される、私はそういう認識を持ったわけですね。  そうすると、周辺事態に対して、ある現行の法令で対応策をとっ...全文を見る
○佐藤(茂)委員 もう一回確認ですけれども、周辺事態が起きたからといって、それに対する対応措置がすべて基本計画に盛られるわけではないんだと。今、自衛隊がふだんから行われている警戒監視などという活動も含めて、そういうものはこの基本計画に盛られないから閣議決定という段階も経られないん...全文を見る
○佐藤(茂)委員 となると、要するに、ここの現行の枠内でとられる措置というのは、国会に報告されないんですね、この今の現行のスキームだと。基本計画に盛られた、そういう三つの活動を中心とした大事なものだけが国会に報告される。  そうすると、国会や国民というのは、今周辺事態が起こって...全文を見る
○佐藤(茂)委員 ちょっと今のやりとり、もう一回議事録を精査して今度やりたいんですが、きょう、最初にNATOの空爆のことをお聞きしたのは、次にちょっと朝鮮国連軍及び国連軍地位協定につきましてお伺いをしたかったのでお尋ねをしたんです。  既に予算委員会でも我が党の草川委員の質問に...全文を見る
○佐藤(茂)委員 またこれ続きをもしできればやりたいんですが、具体的に言いますと、これは内閣法制局の国会答弁抄第九巻の中にも具体的に挙げられているんですが、昭和四十四年の二月二十七日の衆議院内閣委員会で、公明党の鈴切康雄委員と当時の愛知外務大臣及び重光国連局長が質疑応答されている...全文を見る
○佐藤(茂)委員 時間が参りましたのでこれで終わりますが、もし次の機会を与えていただけるのであれば、このことにつきましてもしっかりと議論をさせていただきたいと思います。ありがとうございました。
04月01日第145回国会 衆議院 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第5号
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○佐藤(茂)委員 公明党の佐藤茂樹でございます。二十六日に引き続きまして、公明党・改革クラブを代表して質問をさせていただきたいと思います。  総理初め閣僚の皆さん全員そろっての総括という質疑はどうもきょうが最終日になりそうだというようにお聞きしておりますので、今まで出ました御議...全文を見る
○佐藤(茂)委員 閣議決定修正されるという趣旨のお話は聞きましたが、要するに、要件は変わらないんですね。第一項の部分で、先ほど読みましたけれども、「当該輸送の安全について外務大臣と協議し、これが確保されていると認めるときは、」という、そのときには在外邦人の輸送について自衛隊が派遣...全文を見る
○佐藤(茂)委員 続いて、武器の使用で、九十五条関係でお尋ねをしたいのです。  既に、この特別委員会が始まる前に、二年ぐらいこのガイドライン並びに周辺事態法案については議論してきたわけですが、昨年の五月七日の安全保障委員会でPKO法の改正に絡んでこの件を質問したときの議事録に基...全文を見る
○佐藤(茂)委員 そこで、九十五条で三つの活動、特に後方地域支援のことできのう来もそういう質問があるのですけれども、九十五条で武器等の防護をすること、そのための武器の使用は三つの活動について認めておきながら、今回の法案の十一条では二つの活動についてしか武器の使用を認めていないとい...全文を見る
○佐藤(茂)委員 今、後方地域であるからという話ですが、それなら後方地域捜索救助活動はどうなるのですか。同じように後方地域での活動であることは間違いないわけです。ところが、それについては武器の使用をしっかりと認めているわけですから、今の御答弁の論理というのはやはりおかしいわけで、...全文を見る
○佐藤(茂)委員 そうすると、後方地域支援活動というのは、後方地域捜索救助活動より、それに比べても全く安全である、そういう御判断だということですか、防衛庁の判断は。全く不測の事態、先ほども申しましたけれども、もう繰り返して申しませんが、そういう妨害であるとかまた奪取であるとか、さ...全文を見る
○佐藤(茂)委員 これは、ここで机上の、口だけのやりとりをしておっても本当は仕方がないなという感じがするのですが、私は、ここの部分は、これ以上防衛庁長官も今立場上譲られないでしょうから、修正論議の中で、現実に想定した、そういう機能するような修正はやっていくべきだろう、バランスをと...全文を見る
○佐藤(茂)委員 今御答弁あったように、そうすると九十五条というのは、ちょっと確認ですが、別に周辺事態において適用されるだけではなくて、周辺事態でない場合にも、例えば、今の機雷の除去であるとか在外邦人の救出というのは適用されるんだ、そういう御答弁だというように認識してよろしいでし...全文を見る
○佐藤(茂)委員 そこで、今回論じられるものとして、その九十五条の武器等の防護のための武器の使用というのと、そして自己保存のための自然権的権利に基づく武器の使用というこの二種類があるわけですが、具体的に在外邦人の輸送については、今回百条の八、三項が追加されて、自然権的権利に基づく...全文を見る
○佐藤(茂)委員 それで、九十五条のことについて、昨年の五月七日にさらに続けて質問して御答弁いただいたんですけれども、やはり九十五条というのは、基本的に警察比例の原則で武器が使用される、だから相手が重火器で攻撃してきた場合にはこちらも、極端なことを言うと重火器でも対応できる、そう...全文を見る
○佐藤(茂)委員 私は、今おっしゃった武器等の防護に関する内訓ですか、その存在を明らかにされたわけでございますが、私はここが一つのポイントだと思うのですね。武力の行使に至らない武器の使用にきちっととどめる、そういう歯どめを自衛隊としてかけているのだ、そういうことなのですが、私は、...全文を見る
○佐藤(茂)委員 今の段階ではそれ以上の突っ込んだ答弁は多分押してもいただけないと思うので、また改めて別の機会に細かいことはお聞きしたいと思います。  続いて、前回、二十六日に質問させていただいたときに、我が党の独自の今回の法案に対する見解として、国会に対する事後報告というのが...全文を見る
○佐藤(茂)委員 その安全保障会議、閣議にかけられる内容というのは、具体的に全体としてどういう活動をされたかとか、さらには、予定していたものであるけれども具体的にその中でやらなかったもの、また予定しなかったけれどもやったもの。さらには、特に防衛庁長官の今までの答弁ですと、後方地域...全文を見る
○佐藤(茂)委員 それで、私は、もしできれば総理に御答弁いただきたいのですが、今回のこの法案を見ておりますと、平成四年のあのPKO法につくりが非常によく似ているわけですね。つくりの問題だけじゃないのですけれども。事態は全然違いますけれども。  要するに、最初に目的があって、定義...全文を見る
○佐藤(茂)委員 ぜひ、総理も全く否定をされませんでしたので、今後の修正協議に期待をしたいなというように思います。  続いて、もう一つ手続の部分で、前回抜け落ちた部分で、安全保障会議の位置づけというものがどうなっているのかということをお聞きしたいわけです。  これについても、...全文を見る
○佐藤(茂)委員 五号に該当させるのだということは、どういう形できちっと決めるのですか。閣議決定ですか。何か国会答弁だけで終わるということですか。その辺をちょっと明らかにしていただきたいと思います。
○佐藤(茂)委員 それで、このときに、「ただ、これは、いずれにせよその時点で総理が必要と認めるということで判断をされる事項であるというふうに考えております。」というふうに当時の江間室長は答弁をされているのですが、具体的に、総理が周辺事態と認定する、またその可能性が出てきた場合に、...全文を見る
○佐藤(茂)委員 必ずかけるということでございます。  それで、続きまして、船舶検査活動につきましても朝方以来いろいろ御議論があるわけでございますが、私どもは、今回のこの周辺事態法案の三条三号に定義されている船舶検査活動というのはもう国連安保理決議が当然必須の条件である、そうい...全文を見る
○佐藤(茂)委員 それで、基本的なことで恐縮なのですが、船舶検査活動の国連憲章上の位置づけ、また、手続はどうなっているのかということについて御答弁をいただきたいと思います。
○佐藤(茂)委員 それで具体的に、今はしょられましたけれども、私の認識している限り、国連憲章第七章三十九条で、まず、平和と安全に対する脅威であるとかまた破壊ということが決定をされまして、続いて、今局長が答弁されましたように、四十一条で、違法国に対する禁輸等の経済制裁を決定する、こ...全文を見る
○佐藤(茂)委員 そこで、具体的に行われる場合においては、具体的に条項がはっきりしないのですけれども、第七章あるいは第八章のそういう地域的取り決めとか機関に基づいてもでき得る可能性も一応残してはいるのですが、しかし、それも全部安保理決議という前提があっての今までの措置であるという...全文を見る
○佐藤(茂)委員 今まで行われたのはそのパターンであるということと、想定されていないけれども、そうしたら国際法上の枠組みとして許されているのかどうかということが次に一つ問題になってくると思うのですね。  私は、外国船舶に対する措置というのは広く見て三つあるというように認識してい...全文を見る
○佐藤(茂)委員 大体、今御答弁いただいたのは私の認識と大きく違っていないと思うのですが、だから、午前中いろいろ議論ありましたけれども、周辺事態法案で言う船舶検査活動とまた違った枠組みのそういう臨検というものを考えるのであれば、これから別のところで議論したらいいかと思うのですが、...全文を見る
○佐藤(茂)委員 今回の法案で言うこの日本の自衛隊の行う船舶検査活動の実施手順では、警告射撃は行うことができるのですか、できないのですか。ちょっと端的に御答弁をいただきたいと思います。
○佐藤(茂)委員 なぜ想定していないのかという理由が、過去におけるものを総合的に勘案してということなんですが、そこで、憲法判断をちょっと法制局長官、せっかくお越しいただいているのでお尋ねをしたいのですが、安保理決議に基づく船舶検査活動においてこの警告射撃を我が国が行うとすれば、憲...全文を見る
○佐藤(茂)委員 これは、後で聞こうと思った戦闘行為直前の航空機と同じような判断をされておると思うんですが。  これは例えば、法制局長官、そういう答弁で今はいいんですけれども、これから国会の論議を経て修正論議の中でそういうことがテーマになってきたときには、当然何らかのやはりきち...全文を見る
○佐藤(茂)委員 これはまた改めて、もうちょっと煮詰まるように努力してください。そのときにきちっとやりたいと思います。  もう一問は、最後に、九条で規定されている地方自治体及び民間の協力につきまして、再度防衛庁長官の答弁だけいただきたいと思うんです。私は、当委員会の始まる前に、...全文を見る
○佐藤(茂)委員 ぜひ御努力をお願いしたいことを申し上げまして、質問を終わらせていただきます。
04月15日第145回国会 衆議院 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第8号
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○佐藤(茂)委員 私は、この特別委員会で三度目の質問に立たせていただくのですが、周辺事態法案の内容に入ります前に、最初に、コソボの難民支援策につきまして政府の見解をお伺いしたいと思います。  コソボの難民の状況につきまして、昨日だったと思うのですが、調査のために派遣されておられ...全文を見る
○佐藤(茂)委員 今検討してまいりたいという意思表明なんですが、念のために、この件、あと確認したいのですが、やはり向こうの状況というのは、きのう秋元さんの記者会見の模様も出ておりましたが、危機的な状況は脱したけれども悲惨な状況は続いているということで、一刻の猶予も許さぬ状況は変わ...全文を見る
○佐藤(茂)委員 今、外務大臣、ゴールデンウイークに行かれるという意思表明もされましたし、できればその前にまとめられればいいなということもいただきましたので、ぜひ手おくれにならないような形でお願いしたいなというように思います。  それで、きょうは、周辺事態法案に関してこれから何...全文を見る
○佐藤(茂)委員 今可能ではあるけれども、これを超えてこの周辺事態法案の捜索救助活動と同等の活動を行うことはできないという。どこの部分が境目なんですか。同等の活動を行うこと——要するに、戦闘行為の遭難者が頻発するようなときには八十三条で何ぼ読もうと思っても読めない、そういう見解だ...全文を見る
○佐藤(茂)委員 そうすると、日本が周辺事態として認識しなくても、例えば、これは仮定の話ですけれども、アメリカがかかわるそういう紛争で、日本がどう見ても周辺事態とは認定できない地域であるとか事態、そういうときにアメリカがかかわって遭難者が出た。それも、今の御答弁からいうと遭難者が...全文を見る
○佐藤(茂)委員 続いてもう一つ、船舶検査活動についてお聞きをしたいんですけれども、同じように、日本が周辺事態として認定できない場合にもかかわらず、国連安保理で経済制裁が決議され、日本に船舶検査活動への参加の要請が来た、そういうものが国連としてされた場合に、国際社会に貢献するとい...全文を見る
○佐藤(茂)委員 今、国際的な要請等を中心に考えたんですけれども、もう一つ確認しておきたいのは、いろいろ議論されておりますが、ガイドラインでも言われている部分として、周辺事態が悪化して日本有事に発展した場合にどうなのか。  現行の自衛隊法では、当然自衛隊法の七十六条の防衛出動と...全文を見る
○佐藤(茂)委員 これは、有事法制の議論というのはしたくないのですけれども、現行制度でできる部分はやるんだというときに、切りかえというのは具体的にどうなるのかという問題なのですね。  先ほど言いましたけれども、自衛隊がそれぞれの活動を行っている、それを一たん終わってから新たに法...全文を見る
○佐藤(茂)委員 それで、ちょっと後方地域捜索救助活動のことを最初にやりましたので、運輸大臣お見えですので、確認だけをしておきたいのですが、今回の周辺事態法案の例えば第六条を見ると、これは後方地域捜索救助活動の自衛隊の実施要領しか規定されていないのですね。しかしながら、平時では、...全文を見る
○佐藤(茂)委員 ですから、きょうは内閣安全保障・危機管理室にちょっと確認の意味でお聞きしておきたいんですが、今回の法案では、本当に自衛隊の三つの活動についてきちっと書かれていますが、今の海上保安庁の活用の部分については、多分、そういう第六条なんかには記載されていないけれども、第...全文を見る
○佐藤(茂)委員 続いて、後方地域支援について何点かお尋ねをしたいんですが、今まで余り論議されていなかった部分で、第三条の三項の部分をお尋ねしたいんですが、特にその後半の部分です。  ちょっと読みますと、第三条というのは「後方地域捜索救助活動及び船舶検査活動は、自衛隊の部隊等が...全文を見る
○佐藤(茂)委員 そうしますと、公海上でお互いの過不足を補うためにやるんだということでございましたら、それに関連してお聞きしたいんですが、これは法案から少し離れて、新ガイドラインに基づいてお尋ねをしたいんですけれども、新ガイドラインでは、例えば今の二つの活動、捜索救難のことについ...全文を見る
○佐藤(茂)委員 今、要するに、今回の改正ACSAに基づいて、当然、日本側がやっている二つの活動に対して米側が物品あるいは役務の提供を行うということはあり得る、そういう答弁だというように理解いたしました。  続いて、もとに戻りますが、別表第二のことでお尋ねをしたいんですが、この...全文を見る
○佐藤(茂)委員 念のために入れたということでございますが、私は、ここは米側と詰めた話をされていないと思うのです。米側が国際法にのっとったそういう船舶検査活動をやる場合であるとか捜索救助ということだけを本当に想定されているなら入れる必要はないのであろう、そのように思うわけでござい...全文を見る
○佐藤(茂)委員 今のは一般論として理解できるわけでございますが、個々の戦闘行動との密接性という点で、例えばある船舶、艦船が地上部隊の上陸作戦の一環として武装した兵士、これだけを目的として積んでいく、そういう艦船も具体的には作戦上考えられると思うんですね。そういう場合に果たしてど...全文を見る
○佐藤(茂)委員 その比較的長期間にわたるというのは、極めて議論があるところであろう、そういうように私は思うわけですが、これ以上やっても詰まらないと思うのでやりません。  続いて、防衛庁長官がいらっしゃらなくなったのですが、そうしたら、改正ACSAについて先にお尋ねをしておきた...全文を見る
○佐藤(茂)委員 そうすると、三つの活動ということは、具体的に言うと、ガイドラインにありますNEOですね、非戦闘員を退避させるための活動における協力については改正ACSAには特に明記されていないので、例えば在外邦人を救出するために、また輸送するための現地でのそういう物品とか役務の...全文を見る
○佐藤(茂)委員 これが多分最後の質問になるかと思うんですけれども、これは現行法上から決められていることなんですが、要するに、いろいろな議論がマスコミ等でも言われているのに、日米間で提供し合ったものを、役務も含めて、物品も含めて第三国、例えば米韓連合軍の韓国とか、仮定の話ですけれ...全文を見る
○佐藤(茂)委員 特別な事情がある場合は具体的事例ごとに勘案していく、あり得るという御答弁をいただきました。  以上で質問を終わります。ありがとうございました。
04月21日第145回国会 衆議院 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会公聴会 第1号
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○佐藤(茂)委員 四名の公述人の皆様方、きょうはお忙しいところ、貴重な御意見を開陳していただきまして、まことにありがとうございます。  もう時間も、私から後、残り十五分ずつということになりましたので、前口上はこれぐらいにして率直にお聞きしたいんですが、まず最初に、国会の関与につ...全文を見る
○佐藤(茂)委員 ありがとうございました。  それでは、続いて坂元公述人にお聞きしたいんですが、坂元先生は私と大学が多分同窓だと思うのですが、同じ、高坂ゼミではありませんでしたけれども、政治学を大学時代に学んだ者としてお聞きをしたいのです。  それは、もう前田公述人なんかも先...全文を見る
○佐藤(茂)委員 それでは、佐久間公述人にお尋ねしたいのですが、いろいろ現場の話をお聞きしたかったんですが、時間がどうもないようなので……。  まず最初にお聞きしたいのが、これは平成九年の七月三十日の産経新聞に「安保の視点」ということで公述人が意見を述べておられるんです、インタ...全文を見る
○佐藤(茂)委員 佐久間先生にもう一つだけ。  今修正協議の中でももめている問題で、佐久間先生は海上幕僚長も経験されたことがありまして、そのころには話題にならなかった船舶検査活動のことなんですが、一つは、国連決議に基づく集団安全保障措置の一環として行うという、これは法案どおり。...全文を見る
○佐藤(茂)委員 貴重な御意見、ありがとうございました。以上で終わります。
04月23日第145回国会 衆議院 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第11号
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○佐藤(茂)委員 公明党の佐藤茂樹でございます。  当委員会のガイドライン関連法案をめぐる審議もいよいよ大詰めに来たわけでございます。私ども公明党といたしましては、一貫して、国家の平和と、そして国民の生命財産を守るためにこの法案をいかにするのか、そういう立場に立って精力的に議論...全文を見る
○佐藤(茂)委員 そうすると、委員長から午前中に、締めくくり総括のときにというようなお話がございましたけれども、防衛庁長官でも外務大臣でも結構なんですが、そのときには具体的に、防衛庁だけの判断ではなくて外務省ともきちっと調整したものを統一見解として出される、そういうように伺ってお...全文を見る
○佐藤(茂)委員 私は、この周辺事態の認定、またどういうものをイメージしているのかというのは、一つのやはり法案の一番始まりのポイントになると思いますので、ぜひ委員長の方にお願いしたいのは、理事会の方で取り計らいをよろしくお願いいたしたいと思います。
○佐藤(茂)委員 それで、あと、周辺事態の定義ということについて、我々とはまた違った角度から、検討すべき二つの主張をされているというように、修正協議等の報道を見ておりますとお伺いしておるわけでございますが、その二つにつきまして、当事者ではない政府に聞くのが筋なのかどうなのかという...全文を見る
○佐藤(茂)委員 今の外務大臣の御答弁で明快であると思うのですが、念のためもうちょっとお聞きしますと、先ほど来言っていますように、日本が直接攻撃されていなくても、その紛争の対処のために行動している米軍に対して自主的に対米支援をする、今回後方地域支援という名前がついていますけれども...全文を見る
○佐藤(茂)委員 それでは、政府の今までの解釈を変えないでそういうところに一歩踏み出すということで、これ以上は、このことはお聞きいたしません。  もう一つの周辺事態の定義に対する主張として、他方、周辺事態の定義を、我が国周辺の地域における我が国の平和及び安全に重要な影響を与える...全文を見る
○佐藤(茂)委員 今外務大臣に御答弁をわざわざいただいたんですが、私どももやはり同様の立場をとっているということだけ、この件については言い添えておきたいと思います。  そこで、仮定の話として、今こういう表現がありました、我が国に対する武力攻撃に発展するおそれのある事態に対して、...全文を見る
○佐藤(茂)委員 そうしたら、長官、再度確認なんですが、六類型全部は出しませんが、一点だけ、我が国に対する武力攻撃に発展するおそれのある事態、そういうおそれが出てきたときというのは、待機命令とはまた全然質が異なるんだということであれば、現行の自衛隊法ではそれに対処するということは...全文を見る
○佐藤(茂)委員 今運用局長が言われましたけれども、七十六条で言う「外部からの武力攻撃のおそれのある場合」というのは、周辺事態から波及してきて日本に対する武力攻撃に発展するおそれがある場合もそこに含まれるという考え方なのか、全く別次元として考えるという考え方なのか、そこだけもう一...全文を見る
○佐藤(茂)委員 現実にはとらえ方というのは極めて難しいと思うんですが、それはこれ以上言うても明らかにされないと思うのでやめます。  次に、船舶検査活動につきまして何点かお聞きをしたいと思うんです。それで、ここの部分は、ちょっと最初に両大臣に見解を伺いたいんです。  ここの部...全文を見る
○佐藤(茂)委員 念のために、防衛庁長官、所管は違うかと思いますが、この項目について、ちょっと見解だけ伺っておきたいと思います。
○佐藤(茂)委員 そこで、もう何度もこの委員会で、私もこの件については前々回ぐらいにやらせてもらったんですが、もう一度確認の意味で、なるべく今まで出ていない論議の上でやりたいんですが、念のために、基本的なことをもう一回きちんと確認をしておきたいんです。  我々は、国際法上のきち...全文を見る
○佐藤(茂)委員 そういうことでございますから、どうもイメージとして、仮定の話に仮定をつけてあれですが、何かアメリカと韓国と日本が船舶検査をすれば相当意味があるような意味合いに出ておりますけれども、例えば北朝鮮であるとかロシアであるとか中国が堂々と旗を掲げて船で行かれたらなすすべ...全文を見る
○佐藤(茂)委員 それで、こんな細かいことは質問通告していなかったのですが、念のためにちょっと事実関係だけ確認をしておきたいのです。  この前の質問でも明らかになったのは、私の方から申し上げたのですが、今まで四回、船舶検査があったけれども、すべて国連決議に基づいたものであるとい...全文を見る
○佐藤(茂)委員 ですから、今どこかで議論されていることというのは、全く未知の領域に具体的に踏み込もう、そういう議論をされているということがはっきりしたわけでございます。  その上で、さらに事実の確認を一点しておきたいのですが、船舶検査活動というのはもともと原則があって、安保理...全文を見る
○佐藤(茂)委員 それで、もう一度、船舶検査の位置づけですけれども、これは冷戦下からずっと検討はされてきたと思うんですが、特に、冷戦後の国際情勢に備えるために、国連の知恵として、一つのこういう具体的な方策というのが生まれてきたのかなという気がしているんです。  というのは、確認...全文を見る
○佐藤(茂)委員 それで、施行される前に性格づけだけはっきりしておきたいんですが、四十一条の経済制裁を実効性あらしめるためのものであるということが、今、一つ確認されました。  それと、もう一つは、その船舶検査というのは、国連憲章第四十二条のもとの、そこでもう条文の中にありますが...全文を見る
○佐藤(茂)委員 それで、これはちょっと飛躍するのですが、NATO、EU各国ですが、国連決議に基づかない、ユーゴに対して禁輸措置を実効性あらしめるための海上封鎖なんかをしようという議論が今されているというようにお聞きしておるわけですが、国連決議に基づく船舶検査活動とそういう多国間...全文を見る
○佐藤(茂)委員 そうすると、ユーゴの話はわからないのですが、仮定の話として、我が国が、国連決議に基づかずに、例えばある国の補給路の遮断をねらうような、そういう海上封鎖による禁輸措置に参加し得るのかどうか、このあたりについて確認しておきたいと思います。
○佐藤(茂)委員 異なる活動なのでできない、そういう理解をしておきたい、そのように思うわけでございます。  そこで、もう一つ、国連安保理決議に基づく船舶検査活動と多国間取り決めに基づく船舶検査活動の違いで確認をしておきたいわけですが、そのときの、警告射撃ができるか否かという、国...全文を見る
○佐藤(茂)委員 今の議論は大前提として、今回の法案では警告射撃を実効性確保の観点からいっても行わない、そういうことを触れられているという大前提なんですけれども、今の外務大臣のお答えをもう一回確認します。  例えば、ABCという多国間取り決めでそれぞれ旗国主義に基づいてきちっと...全文を見る
○佐藤(茂)委員 それで、もう一つ、安保理決議に基づく船舶検査活動と多国間取り決めに基づく船舶検査活動の違いの点で気になることをもう一点だけ確認しておきたいんですが、安保理決議に基づく船舶検査活動というのは、船舶検査として海上で実施する措置の基本的事項であるとか、また対象とする船...全文を見る
○佐藤(茂)委員 もう一つ船舶検査のことで、今回警告射撃とともに、禁じられているというか、中で触れられていないものとして、これは特にアメリカとかイギリスがしている実績があるわけですが、テークダウンですね。警告射撃によっても停船を拒否し続ける、そういう非協力的な商船に対して、軍艦三...全文を見る
○佐藤(茂)委員 これは警告射撃なんかという武器を使うものと違いますので、このテークダウンという方法は武力の行使には至らない、そういう認識をされているというふうに認識してよろしいですか、ちょっと確認で聞きたいんですが。
○佐藤(茂)委員 それで、もう一つ、法案の中で、第七条二項で、船舶検査活動を行う場合の実施区域は、外国による船舶検査活動に相当する活動と混交することがないよう、かかる活動が実施される区域と明確に区別して指定しなければならない、そういうようにされている。  明確に区別して実施され...全文を見る
○佐藤(茂)委員 後半の部分は、質問する予定だったのを先にお答えになったので、もうお聞きをいたしません。  それでは、船舶検査活動の問題についてはこのあたりにしまして、次に、機雷の除去につきまして何点か確認をさせていただきたいと思います。  既に当委員会でも、三月の十八日以来...全文を見る
○佐藤(茂)委員 いや、その各種の要素、今言われた敷設海域とか戦闘状況とか、そこを勘案して、どこが判断のポイントになるのかということを具体的にお聞きをしたいわけです。
○佐藤(茂)委員 機雷は、午前中もありましたけれども、きょうはお聞きしませんが、多分防衛庁に聞いても海上自衛隊がどういう装備を持っているのかということを明らかにされないぐらいに、各国とも実は秘密裏になっている部分があるんですね、装備として。時々刻々いろいろ技術的にも進歩している、...全文を見る
○佐藤(茂)委員 冒頭、防衛庁長官が答弁で言われたのは、昭和六十二年の九月二十九日、当時の黒柳明参議院議員の質問主意書に対する政府の答弁。そのときにはまだ抽象的だったのが、この平成三年四月二十五日では、ペルシャ湾のケースとして具体的に表明されたんですね。私は、こういうことは非常に...全文を見る
○佐藤(茂)委員 今まで、平成十年に至るまでは地方公共団体の要請によるものであった、そういうことでございます。  それで、次にお尋ねをしたいのは、きのうもそういう議論がありましたけれども、今回、周辺事態において、周辺事態のこの議論の前に、もう既に一九九四年の北朝鮮の核疑惑の際に...全文を見る
○佐藤(茂)委員 日本の防衛庁の基本的解釈というか、そういう見解から離れたものが米軍から要請が来たとしても行わない、そういう答弁だというように承りました。  それで、その上で確認をしておきたいんですが、この自衛隊法の九十九条の機雷の除去の規定でございますが、その事態は、平時、有...全文を見る
○佐藤(茂)委員 それに関連して、法制局長官、予定より遅くなりまして、ちょっと一問だけお聞きをしたいのですが、これは先ほど来引用しています平成三年四月二十五日の参議院内閣委員会で、当時大森法制局第一部長がこの問題に関して答弁された中で、「遺棄された機雷になったかどうかということの...全文を見る
○佐藤(茂)委員 それはどうなのかな。  それともう一つ、このときに今度は防衛庁で答弁されている部分がありまして、同じような答弁をされているのですね。これは当時の畠山防衛局長です。そのときに、「遺棄されたと認められる機雷ということでございまして武力の行使には当たらない、こういう...全文を見る
○佐藤(茂)委員 そうすると、極論ですけれども、仮定のケースとしてちょっとお聞きをしたいのですが、周辺事態において米軍が戦闘行動に入っている事態で、その地域で、しかしながら、遺棄されたと見られる機雷の除去については、日本の船舶の航行の安全確保のために除去するということは可能なのか...全文を見る
○佐藤(茂)委員 論理的にという話がありましたが、要するに、日本の船舶の航行の安全の確保を理由にしてそういうことは絶対に行わないという、逆に言ったらそういう答弁だというように受けとめておきます。  それで、今のに関連するのですが、そういう遺棄された機雷の除去のできる地域、海域で...全文を見る
○佐藤(茂)委員 機雷に関しての質問を終わりましたので、法制局長官、どうぞ退室していただいて結構でございます。  あと、今修正協議がいろいろされている報道があるわけですけれども、最終的に修正協議も法律的にきちっとしたものに整えなければいけない。多分協議の担当者の皆さんは検討され...全文を見る
○佐藤(茂)委員 続いて、その二項で、「国会の承認を得ないで出動を命じた場合には、内閣総理大臣は、直ちに、これにつき国会の承認を求めなければならない。」そういうように規定をされているわけでございますが、この直ちにとはどれぐらいの時間、月日、そういうものの範囲を想定されているのか、...全文を見る
○佐藤(茂)委員 一切の遅延が許されないものという意味での直ちにという表現である、そういう答弁でございました。  そこで、もう一つ比較したいのが命令による治安出動、七十八条ですが、同じように二項で、「内閣総理大臣は、前項の規定による出動を命じた場合には、出動を命じた日から二十日...全文を見る
○佐藤(茂)委員 これは今度修正協議の方でどうするかという問題が、一つこの辺を参考にして議論をしていかなければいけないな、そういうふうに思うわけでございまして、形だけをたどれば、例えば、原則として事前に国会承認にするということであれば七十六条のパターンになりますし、また、そういう...全文を見る
○佐藤(茂)委員 それで、今回の法案のことで、政府原案について一応確認しておきます。残るかどうかはわかりませんが。  ここで、第十条の国会への報告のことで、今までの議論を踏まえて。「遅滞なく、国会に報告しなければならない。」遅滞なくというのは先ほど防衛庁長官の御説明がございまし...全文を見る
○佐藤(茂)委員 要するに、治安出動のように次の国会が召集されるとかということでない、そういうことであるということは原案の内容として理解をいたしました。  国会の関与の関係はこれで終わりまして、続いて、在外邦人の救出について一点だけ確認をさせていただきたいのですが、これは朝方来...全文を見る
○佐藤(茂)委員 今のは極めて抽象的だったんですが、ちょっと仮定の話で、ある国を出して誤解されるかもわかりませんが、例えば新ガイドライン、一年半前に発表されているわけでございますが、この新ガイドライン決定以降、韓国における例えば在留邦人の救出についてアメリカと具体的に詰められたこ...全文を見る
○佐藤(茂)委員 そこで、先日各紙とも、またテレビにも映っておったんですが、朝鮮半島ばかり出して申しわけないのですけれども、三月二十六日だったと思うんですが、在韓米軍が福岡空港で、こういう非戦闘員退避活動の訓練を実施して危機対策を整えている、そういう報道になっておったわけです。そ...全文を見る
○佐藤(茂)委員 在留邦人のことは本当はもっと聞きたいんですが、時間が来ましたので、最後に、ずっと積み残しになっている一点だけ、確認でお聞きをしておきたいんですが、それは朝鮮国連軍のことなんですね。  三月の二十六日に最後に質問いたしまして、次に質問しようと思っておりましたら、...全文を見る
○佐藤(茂)委員 時間が参りましたので、終わります。ありがとうございました。
04月26日第145回国会 衆議院 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第12号
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○佐藤(茂)委員 岡田委員の御質問にお答えをいたします。  私自身は修正協議の担当者ではございませんでしたけれども、我が党は、基本的に、どの場で内容が議論されたにしろ、基本的な価値判断としては、国民のためにどういう修正内容がいいのか、そのことを、例えば政党間協議であれ、また委員...全文を見る
○佐藤(茂)委員 先ほど総理が何回も答弁されておりますように、この周辺事態の周辺というのはあらかじめ特定の地域を指定するものでございませんので、佐々木委員には大変失礼でございますが、具体的な地理については、入るかどうかという御答弁は私どもとしてはできかねます。
○佐藤(茂)委員 私は、公明党・改革クラブを代表いたしまして、自由民主党、公明党・改革クラブ、自由党三会派共同提出の修正案及び修正部分を除く原案等に対し、賛成の立場から討論を行うものであります。  戦後、我が国は、平和憲法と日米安保条約のもとで平和と安全を享受し、目覚ましい経済...全文を見る
05月13日第145回国会 衆議院 安全保障委員会 第4号
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○佐藤(茂)委員 公明党の佐藤茂樹でございます。公明党・改革クラブを代表して、今回の法案につきまして質問させていただきたいと思いますが、その前に、防衛庁長官、連日御苦労さまでございます。  まだ参議院でガイドラインの関連法案の審議が行われておりますけれども、私自身も、特別委員会...全文を見る
○佐藤(茂)委員 きょう田村委員が冒頭質問されたときに、全体の数字を聞きましたときに、そのあたりが、まとまった数字しか聞いていなかったときに、果たして充足されているのかという疑問を持ったわけですが、今の御答弁で、一カ年目が五〇%、二年目が合わせて七五%、三カ年目で一〇〇%、大体そ...全文を見る
○佐藤(茂)委員 国の安全を守るという崇高な任務に、もう一度、年間三十日であれ訓練につかれるわけですから、やはり会社及び今最後に答弁されました周りの同僚の皆様へのPRも、やはり防衛庁として今後ぜひしっかりと取り組んでいただきたいな、そのように思うわけです。  もう一つ懸念されて...全文を見る
○佐藤(茂)委員 そこで、今回予定されている第七師団なんですけれども、お伺いしておりますと、増員数九百九十三名を予定されているんですが、主として第七三戦車連隊に配属を予定されているというように私は承っているんです。それであるがゆえに、主力は戦車搭乗経験のある者を中心に採用するとい...全文を見る
○佐藤(茂)委員 今御答弁いただいたように、九百九十三名の半数を戦車連隊で考えているんだというお話でございました。  今、局長も半分ぐらいと答弁されたんですが、そこでやはり懸念になるのは、今までの第四師団、第六師団、第一三旅団、この場合は、基本的には大部分が即応予備自衛官で採用...全文を見る
○佐藤(茂)委員 そこで、即応予備自衛官のことで最後にきちっと、ちょっとお尋ねをしておきたいんです。  今回で三度目になるわけですね。師団とか旅団でいうとそれぞれ分かれていますけれども、方面隊という観点で見ていくと、東部方面隊を除いて四方面隊に導入される、この第七師団を含めると...全文を見る
○佐藤(茂)委員 今防衛庁長官も答弁の中で言っていただきましたので、評価制度だけにこだわるわけではないのですが、やはりきちっとした防衛力が維持されているのかどうか、これはもう防衛大綱で合理化、コンパクト化、効率化という、そこは言葉だけではなくて、そういうものにしながらも質の高い防...全文を見る
○佐藤(茂)委員 今回のこの情報本部の拡充ということについては、防衛大綱に基づいた今期の中期防の中では「主要事業内容」の五番目に「情報・指揮通信能力」ということが掲げられていまして、その中に大きく三つ書いてある。その中の真ん中の二番目に、「情報については、」で始まる文章ですが、情...全文を見る
○佐藤(茂)委員 運用局長、再度、今の警戒監視の部分だけではなくて、防衛庁内でいろいろ検討されているということだったのですが、そういうものは、ある時点、スケジュール的にどこかの時点までにきちっと洗い出して、そして次の例えば防衛庁の施策に反映させていくんだというような何かお考えをお...全文を見る
○佐藤(茂)委員 では、もう防衛庁としては出されたということで認識をしておきます。  そこで、全然テーマは変わるのですが、きのう来、朝から晩まで臓器移植法施行後二件目の移植が行われたというニュースがずっと流れているわけです。きょうは厚生省の方に来ていただいているのでお聞きをした...全文を見る
○佐藤(茂)委員 今、必ずしも否定されずに、私は前向きに考える余地はあるという答弁だというふうに伺ったのですが、そこで防衛庁に確認をしておきたいのですが、現行の防衛庁に関連する法律で、そういう臓器の搬送の依頼があった場合に、現行法の枠内で協力でき得るのかどうかという法的根拠と、ま...全文を見る
○佐藤(茂)委員 ぜひ、とうとい人命にかかわることでございますので、前向きにまた御検討いただいて、その結果をお知らせいただければというように思います。  その上で、最後になりますが、全く今度話は変わるのですが、中期防に関係して、検討事項の中で装備面で四つぐらい残されているという...全文を見る
○佐藤(茂)委員 時間が参りましたので、終わります。
05月14日第145回国会 参議院 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第7号
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○衆議院議員(佐藤茂樹君) 山本委員の御質問にお答えいたします。  国会承認とした修正の意義についていかんということでございますが、私どもの考え方を述べさせていただきますならば、今回の政府原案、いわゆる閣法を最初に拝見いたしましたときに、日本の平和と安全に重要な影響を与える事態...全文を見る
05月27日第145回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第6号
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○佐藤(茂)委員 公明党の佐藤茂樹でございます。当委員会、実は、昨年度の締めくくり総括に続きまして質問をさせていただきます。  きょうは初回でございますので、両法案につきまして質問をさせていただきたいと思いますが、結論から申し上げますと、大きな二つの法案、地方分権一括法案と中央...全文を見る
○佐藤(茂)委員 今の長官の答弁というのは、いい点を非常に強調されたと思うのですね。  確かに、政治がリーダーシップを発揮して、今までばらばらになっていたものを一くくりにして、政策判断として合理的に選んでいく、この点だけが強調されれば非常に生きてくるかと思うのですけれども、他方...全文を見る
○佐藤(茂)委員 官房長官に地方自治に対する情熱も含めた御答弁をいただきましたので、官房長官、公務お忙しいでしょうから、もう結構でございます。  それで、今、全体を通しての観点、特に地方が戸惑いがあったというお話をいただいたのですけれども、我々実は地方分権推進委員会のあり方自体...全文を見る
○佐藤(茂)委員 今やりとりしていると、総理が全権を託したその分権推進委員会といえども、なかなかその地方の本当に求めているようなものに合わない、そういう部分も勧告の中等に入れようとして論点整理された部分もあるのかなという実態は、確かに官房長官であるとか建設大臣の答弁の中でいろいろ...全文を見る
○佐藤(茂)委員 まさに私も長官のお考えと一緒で、例えば公共事業一つとっても、そういうものを含めて、そういう権限と財源とセットで、両方をどうしていくのかというのが、実はまだ今後の課題として残っているわけです。  その中で一つ、第五次勧告、さらにそれに基づいてできた第二次地方分権...全文を見る
○佐藤(茂)委員 そういう同意したからそうなんだということですけれども、私は、本当に地方まで期待するような、そういう基準づくりが審議会任せでできるのかというのは、本当に疑問であるということだけ、また次回、機会があったらもう一回議論したいんですが、指摘しておきたいというのと、もう一...全文を見る
○佐藤(茂)委員 七月にも答申を得て、それに基づいてやるという明確な答弁をいただきました。きょうは建設省だけお越しいただいたのですが、多分他省庁もそう変わらないであろう、そういう認識を持っておきたいと思います。  そこでもう一つ、きょうは、これは各大臣とか長官にお聞きするのがい...全文を見る
○佐藤(茂)委員 では、地方分権推進委員会のこの勧告と計画についてはこれまでにいたしまして、地方分権一括法案の部分で、きょうは建設大臣お見えなので、このテーマだけ質問をさせていただいて、後は退室していただいて結構かと思うのですが、今回、法定受託事務と自治事務に分けられた中で、一つ...全文を見る
○佐藤(茂)委員 ここでも、先ほど来言うている審議会が出てくるのですね。まれなケースと言われるのですけれども、そういう国の利害に重大な関係がある建築物であるとか、これは執行するときです。指示するときの条件としては、「多数の者の生命又は身体に重大な危害が発生するおそれがあると認める...全文を見る
○佐藤(茂)委員 大臣、済みません。これはまたガイドラインの周辺事態の定義と同じになるかもわかりませんが、個別の具体的な事例に応じてという話なんですけれども、それは結局この法案でいくと全部建設大臣あるいは建設省が判断していく、そういうようにこの十七条を見ると読み取れるんですけれど...全文を見る
○佐藤(茂)委員 これは、もうすぐまた総理に来ていただくので、違うところに移りたいので、また大臣とやってもいいんですが、これで、ちょっと自治大臣にお伺いしたいのは、こういう直接執行制度というのは、私の知る限り、分権推進委員会の勧告の段階ではここまではっきり言うてなかったと思うんで...全文を見る
○佐藤(茂)委員 今、ほかにもあるという話、児童福祉法とか医療法という話もありましたので、建築基準法だけではなくて、この委員会を通じて一つ一つ中身も含めてやはりきちんとチェックしていくのが我々立法府の役割であろう、そういうふうに思います。きょう各論に入ると中途半端に終わるので、総...全文を見る
○佐藤(茂)委員 覚悟であるというところに、何か意味を深めているなという、そういう意味深な表現だなという感じがするんですが、総理、来られましたので、総理に対して質問させていただきたいと思うんです。  私、この部屋で三月の中旬から、ガイドラインの特別委員会の一員として、九十四時間...全文を見る
○佐藤(茂)委員 今、本当に五つのかけ橋の土台となる考え方が富国有徳という考え方だと。そんな簡潔に一言で言うたら失礼になるのかもわかりませんが、そうであろうというように私は理解をしたわけでございますが、その中で、もうあと時間があれなんで、やはり骨組み、特に二十一世紀のあるべき行政...全文を見る
○佐藤(茂)委員 総理から明快な答弁をいただきましたので、以上で質問を終了いたします。
05月31日第145回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第8号
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○佐藤(茂)委員 公明党の佐藤茂樹でございます。  木曜日に続きまして質問をさせていただきますが、きょうは地方分権一括法案を中心に質問しなさいというお話をいただいておりますので、地方分権一括法案について主に質問をさせていただきながら、後半、時間が余りましたら、中央省庁等につきま...全文を見る
○佐藤(茂)委員 これに関連して、大臣はもう御答弁いただかなくても結構なんですけれども、今、この表現によったことによって国の関与を広げるとかルールが変わるとか、そういうことではないという確たる答弁をいただきましたのでいいんですが、私、この土日、自分のした質問をもう一回議事録を読ん...全文を見る
○佐藤(茂)委員 お二人に確認しましたので、もうこの定義のことは聞きません。  あと、当時、第一次勧告、平成八年の段階ですが、その段階で言われていたのは、我々も地方分権特別委員会ですか、当時の諸井委員長なんかもお呼びしたときにも言われていたことなんですけれども、当初、この法定受...全文を見る
○佐藤(茂)委員 今大体お聞きしまして、数のことはもうこれ以上細かく聞いてもあれなのでお聞きいたしません。  それで、今後の問題として何点かお聞きしたいのですけれども、今大臣がいみじくも答弁されましたように、行政需要に伴って計画の段階からもさらに法律がふえて、それによってまた法...全文を見る
○佐藤(茂)委員 今大臣から、地方自治法と地方自治法に定める政令の別表で、それぞれ、法案に基づく法定受託事務、そして政令に基づく法定受託事務はきちっと明記するんだと。  私はなぜ大事かというと、一つは、昨年の五月、地方分権推進計画が出たときに、分権推進委員会から五つ要望が出てお...全文を見る
○佐藤(茂)委員 今例を出されたのですが、私がお聞きしているのは、計画を参考例にとりますと、例えば、法定受託事務のメルクマールは次のとおりとするということで、一、「国家の統治の基本に密接な関連を有する事務」とか、二番目、「根幹的部分を国が直接執行している事務で以下に掲げるもの」、...全文を見る
○佐藤(茂)委員 間違いないですね、一番と七番で。  これ以上くどく言いませんが、私は何でこういうのをあえてやるかというと、今回の地方分権の統一法案全体で、今の段階ではやはり国と都道府県と市町村の三層構造を基本的には変えないでいきましょう、そういう大前提の上でこれはずっと一括法...全文を見る
○佐藤(茂)委員 ぜひ、そういう形で明記したものを、委員長、代理でございますが、理事会等に、この特別委員会の最中に提出していただきますよう要望をさせていただきたいと思います。お取り計らい、よろしくお願いいたします。
○佐藤(茂)委員 もう一つは、先ほど自治大臣から御答弁がありましたが、国会の審議のときに、個別法ごとに、今後出てくる行政需要に対して、法定受託事務と自治事務とどういうように割り振るのかということを国会の論議できちっとやっていただきたい、そういうお話がございました。  これは確か...全文を見る
○佐藤(茂)委員 あと三十秒ほどあるので一問だけお聞きしますが、もう一つ、冒頭申し上げましたように、国地方係争処理委員会のことでございます。  長い文章を読もうと思いましたが、もう時間もありませんので、第一次勧告さらには第四次勧告とも、この段階では、地方公共団体からの不服の申し...全文を見る
○佐藤(茂)委員 時間が参りましたので、終わらせていただきます。ありがとうございました。
06月07日第145回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会公聴会 第1号
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○佐藤(茂)委員 公明党・改革クラブの佐藤茂樹でございます。  きょうは、雨でお足元の悪い中、四人の公述人の先生方におかれましては、貴重な意見を冒頭陳述していただきまして、まことにありがとうございました。岩國委員のような格調の高いごろ合わせ抜きで、持ち時間の範囲内でどんどんと質...全文を見る
○佐藤(茂)委員 大変詳しく説明いただきまして、ありがとうございました。  それで、あと五分になりましたが、先ほどの公述人の答弁の中にもあったのですが、実は、今回の、機関委任事務の廃止を中心とした分権の第一次改革といいますか、そういうものだと思うのですけれども、そうすると、この...全文を見る
○佐藤(茂)委員 ありがとうございました。  実は、時間が許せば、第五次勧告の過程においてのいろいろなことを、この前実は政府側に質問をしたんですが、西尾公述人からお聞きしたかったんですが、時間が参りましたので、また別途ゆっくりと、そういう機会が許されるんであれば西尾先生からお伺...全文を見る
06月10日第145回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第14号
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○佐藤(茂)委員 私は、公明党・改革クラブを代表して、ただいま議題となりました自由民主党、民主党、公明党・改革クラブ、自由党、社会民主党・市民連合五会派共同提出の修正案並びに修正部分を除く内閣提出の地方分権推進一括法案について賛成、共産党提出の修正案に対しては反対の立場から討論を...全文を見る
08月03日第145回国会 衆議院 安全保障委員会 第7号
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○佐藤(茂)委員 公明党・改革クラブの佐藤でございます。午後の一番の質問をさせていただきます。  十五分だけ時間をちょうだいいたしましたので、私の方からは、北朝鮮の弾道ミサイルの問題に限って何点か防衛庁長官並びに外務大臣にお聞きをしたいと思うんですが、北朝鮮の弾道ミサイルの問題...全文を見る
○佐藤(茂)委員 一問一問やっていると時間が長くなるんですが、ノドンのことについては引き続きお聞きするとして、もう一つのテポドンの方について、さらに防衛庁長官に簡潔にお聞きしたいんです。  ことしの六月ごろに、昨年夏に発射されたテポドン一号の発射台の基地が拡充工事がされていると...全文を見る
○佐藤(茂)委員 きょう最後の質問を、外務大臣、済みません、お待たせをいたしました。  先週一週間、ASEANの方に外交日程で行っておられたのですけれども、もう時間もありませんので端的に言いますが、私は、外務大臣のリーダーシップでこの北朝鮮のミサイル問題に対して二つの進展があっ...全文を見る
○佐藤(茂)委員 少し時間が延びまして申しわけありません。以上で質問を終わります。  ありがとうございました。
11月11日第146回国会 衆議院 安全保障委員会 第2号
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○佐藤(茂)委員 公明党・改革クラブの佐藤茂樹でございます。  私も、少々当委員会に所属させていただいておりますけれども、こちらの与党側席から質問させていただくというのは初めてでございまして、今までどちらかというと政府のほころびを追及していたそういう質問から、なるべくきょうは建...全文を見る
○佐藤(茂)委員 今総括政務次官が、私がこれから聞きたいことまで端的に答えられたわけですが、ちょっと順々に整理して聞かせていただきたいと思います。  先ほど前提条件が整えばというお話がありましたが、PKF凍結解除の一つの問題として、果たして憲法上クリアしているのかどうかという、...全文を見る
○佐藤(茂)委員 そこで、PKF凍結解除については今のPKOの五原則が維持される限り問題ないんだということなんですが、ただ、ちまたには、やはり凍結解除とともにPKO五原則を見直していくべきではないのか、そういう議論がいろいろなところで出ているわけですね。そのことについて、きょうは...全文を見る
○佐藤(茂)委員 以上三つほどやりとりさせていただいて、今の政府としての原理原則は明らかになったかと思うのですけれども、その上で今回の事態の、東ティモールPKOへの日本の参加問題、今のような原理原則をきちっと、曲げないということであれば、現行の日本のPKO法の枠を超えた問題である...全文を見る
○佐藤(茂)委員 ただ、日本が東ティモールに対して何も支援できないのかというと、そうではなくて、既に政府としても、先ほど総括政務次官がお答えになられましたけれども、報道によると、十一月二十二日から約三カ月ぐらいにわたってスラバヤとクパン間の自衛隊による物資の輸送を行うという方向で...全文を見る
○佐藤(茂)委員 最後に、時間も間もなく切れますので、外務大臣、また質問できる機会はもうしばらくないかもわかりませんので、あえて最後にお尋ねをしたいんです。  一つは、最後に聞きたいのは、NGOに対する支援についての見解を伺いたいんです。  というのは、対外援助、人道援助を通...全文を見る
○佐藤(茂)委員 以上で質問を終わります。