佐藤ゆかり

さとうゆかり

比例代表(近畿)選出
自由民主党・無所属の会
当選回数3(参1)回

佐藤ゆかりの2010年の発言一覧

開催日 会議名 発言
09月09日第175回国会 参議院 財政金融委員会 閉会後第1号
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○佐藤ゆかり君 財政金融委員会の委員ではございませんが、本日は衆議院の一期四年間、財務金融委員会でずっと財政金融の関連のことを審議させていただいた関連から今日はお招きをいただきました。委員長並びに理事、筆頭理事の皆様方には感謝を申し上げるところでございます。  私は経済を職業と...全文を見る
○佐藤ゆかり君 それで、これまで財務省主導で何回も当然ながらヒストリカルに介入というのはされてこられたわけでありまして、断固たる措置の一つの手段として為替介入というのは当然考え得るわけだと思います。  そこで、前回、二〇〇三年から四年にかけて大量な介入をされたエピソードを振り返...全文を見る
○佐藤ゆかり君 今、円高でこれだけ産業界が苦しんでいるわけであります。そういうときに、過去の介入の効果があったかないか分からないと、こういう答弁はあり得ないんじゃないでしょうか。やはり、介入の効果があったとするならば、今回もそういう方針で介入をやっていこうと、そういう内々の方針が...全文を見る
○佐藤ゆかり君 私は、当時の財務省、日銀関係者、周辺の方々も含めましていろいろな方々から、私は民間で当時介入が入ったときはマーケットで見ていた一人でありますので、よくその辺の周辺状況というのは理解をしているつもりでありますが、私が考えますには、やはり介入が失敗した大きな一つの原因...全文を見る
○佐藤ゆかり君 それでは、この介入の公表方針について、やはり是非改めていただきたいと思いますが、一つ私の方で提言をさせていただきたいと思います。(資料提示)  これは、二〇〇三年から四年にかけましたこの介入が失敗したという事実の一つに、原因としてこの財務省の公表方針があったと私...全文を見る
○佐藤ゆかり君 今、一般的なお答えを、御答弁をいただいたという認識でございますが、実はドルペッグ若しくは管理フロート若しくはカレンシーバスケットを採用しているアジア通貨というのは、人民元もその範疇に広い意味で入りますけれども、そして香港ドル、それからマレーシア・リンギ、シンガポー...全文を見る
○佐藤ゆかり君 当然物価の統計を作られるのは総務省でありますが、しかしながらやはり財務大臣は財政健全化も掲げておられるわけでありまして、このデフレの問題でどれだけ財政健全化の足が引っ張られているかという観点からすれば、やはりこれは財務大臣も常時そのぐらいは頭に入れておいていただき...全文を見る
○佐藤ゆかり君 ありがとうございます。要するに中央値が一%ということは、同時に日銀は、中長期的な物価安定の理解でコアCPIゼロ%以下は許容しないというふうに明言されているわけですね。  ですから、仮に以前の〇・九%ポイント上方バイアスがあったとすれば、日銀の政策委員の方々の中央...全文を見る
10月21日第176回国会 参議院 財政金融委員会 第2号
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○佐藤ゆかり君 自由民主党の佐藤ゆかりでございます。財政金融委員会で理事を拝命いたしました。よろしくお願いいたします。  本日は一般質疑ということで、明日からG20の財務大臣・中央銀行総裁会議も韓国慶州で開かれることになっているわけでありますが、金融に関する質問を中心にさせてい...全文を見る
○佐藤ゆかり君 おっしゃってください。
○佐藤ゆかり君 確かに、来月十一月にはソウルでG20サミットが行われるわけでありますけれども、今年の六月にはG20のトロント・サミットが行われたわけであります。  そこで、大臣、今御答弁いただきましたように、トロント・サミットの宣言文の中には、ちょっとこれ読み上げたいと思います...全文を見る
○佐藤ゆかり君 為替がテーマの一つではないと、直接的なテーマではないというふうに御答弁いただいたような印象を持ったわけでありますが、実際、今回のサミットの議長国となる韓国の李明博大統領が今回の十一月のサミットでは為替問題を取り扱うと、解決に向けたいという意欲を一昨日十九日に表明さ...全文を見る
○佐藤ゆかり君 ミスアライメントに悩む日本経済、それをつかさどる、通貨をつかさどる財務大臣でありますから、そのようなことを聞いているから参画をしたいというような答弁では余りにも立場が弱過ぎるんではないでしょうか。やはり日本からリーダーシップを取って、平成のプラザ合意ぐらいの提案と...全文を見る
○佐藤ゆかり君 お戻りになられて、またその結果については十分に来週にもお伺いできる機会があることを期待したいと思います。是非よろしくお願いいたします。  では次に、日銀が最近、追加的金融緩和をしたわけでありますが、金融政策について少し質疑を移らさせていただきたいと思います。 ...全文を見る
○佐藤ゆかり君 今、物価指数において品質バイアスも織り込んだ一%の中央値だというお答えをいただいたように思いますが、しかしながら、実際に私どもが見る、消費者も見るこの物価統計というのはコアCPIでありまして、品質調整がされていないわけであります。ですから、中央値で一%、これは品質...全文を見る
○佐藤ゆかり君 確かに言葉の意味としてはおっしゃられたとおりだと思いますが、では、日銀として流動性のわなに今陥っているとお考えですか、いかがですか。
○佐藤ゆかり君 確かに私も、もう実質ゼロ金利政策を導入されたということで、もう金利が下限に限りなく近くというか、ほとんど張り付いているわけであります。これ以上政策金利を下げるわけにはいかないわけでありますから、金融政策の自由度というのは限りなく縛られているのが現状ではないかという...全文を見る
○佐藤ゆかり君 今伺ったのは、日本の銀行の収益性が低い原因は何であるかという質問をさせていただいたわけでありますが、残念ながら自見大臣からいただいた御答弁は、何か一般的な、どこの国の金融機関かも分からないような、金融機関の収益性の問題について何か教科書的に一般論のお答えをいただい...全文を見る
○佐藤ゆかり君 最後に、実は今日の質問で、最後の質問で、私は経済財政担当副大臣に本来であれば御答弁いただく性質の大きなマクロ経済の問題を伺っているわけでありますが、政務官お越しになられて副大臣はおられないというように聞いたんですが、それは事実でしょうか。
○佐藤ゆかり君 これから補正予算とかたくさん緊急経済対策をしていかなければいけない大変な経済状況にあって、菅政権の下で経済財政担当大臣の下に副大臣を置いていない。経済財政担当副大臣のポストを空白のまま放置している。この政権の経済立て直しに対する意気込み、本当にあるんでしょうか。私...全文を見る
10月26日第176回国会 参議院 財政金融委員会 第3号
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○佐藤ゆかり君 おはようございます。自由民主党の佐藤ゆかりでございます。  先週木曜日にこの財政金融委員会で質疑に立たさせていただきましたが、G20の会議をまたぎましたので、その結果報告も含めて引き続きの質問に立たさせていただきたいと思います。  まず、先週木曜日の私の質疑で...全文を見る
○佐藤ゆかり君 このファンダメンタルズを反映した、より市場で決定される為替システムへの移行ということは、今回のG20の会議の採択文の中にも盛り込まれているわけでございますけれども、これに対して、やはりそれぞれG20のメンバー諸国の中には、政治の体質も異なり、あるいは為替に対するシ...全文を見る
○佐藤ゆかり君 それでは、もう一度お伺いしたいと思いますが、その一定の前進があったという御答弁の中で、我が国日本として野田財務大臣はどのような主張、提案をされたのでしょうか。
○佐藤ゆかり君 今回韓国が議長国でありまして、先ほど林委員の方からも質疑がございましたように、前日にアメリカから、例えばこの経常収支の目標についての案件でありますけれども、前日まで日本としても知らされなかったということは御答弁いただいたとおりでございます。  そういう中でどのよ...全文を見る
○佐藤ゆかり君 私は、どうも今回の対応は、やはり経常収支の目標化あるいはガイドラインの策定という方向性についても、日本はやはり蚊帳の外、これだけ円高のミスアライメントに直面をしている国、当事者でありながら事前の相談を受けていないと、蚊帳の外であると。やはりリーダーシップの欠如とい...全文を見る
○佐藤ゆかり君 少し、この不均衡の是正あるいは不均衡の問題認識に対する質問は、時間があれば後に、最後に十分させていただきたいと思いますので、先にまたG20の結果報告について戻らさせていただきたいと思いますが、今回、声明文で採択された文言の中に、過度な変動をする為替については、いわ...全文を見る
○佐藤ゆかり君 この協力というのは、例えば各国が協調して過度な動きを示している単独通貨に対して為替市場で操作を行うという意味ですか。
○佐藤ゆかり君 それは実質的な、プラザ合意に類するような実質的な為替監視、監視した結果過度な動きをしている為替レートに対する是正を促す協調体制に向けた話であるというふうに理解をしてよろしいわけですね。
○佐藤ゆかり君 その協力をするという具体的な策が非常に分からないわけで、非常に今回の結果は市場関係者にとっても不透明感、不安感を増す結果ではないかと思いますが、もう一度お伺いしたいんですが、様々な手段の中には、為替介入やあるいは実体経済からの為替に影響を及ぼす中長期的な戦略や、ど...全文を見る
○佐藤ゆかり君 どうも大臣の御答弁伺っていると、何かこう人任せといいますか他力本願のような経済外交を行っている印象を否めないんですね。  今はお答えできないというふうに、どういうふうになるかこれから話を進めるという御答弁に終始をされているわけでありますが、私はそうではないと思い...全文を見る
○佐藤ゆかり君 当然ながら、今の大臣の御答弁では、当然それは国益を守るという決意を表していただいたことというふうに思うわけであります。  そういう意味では、この主権国家の我が国日本でありますから、過度な為替の変動によって円がミスアライメントの問題に直面をしている場合には、断固た...全文を見る
○佐藤ゆかり君 実は、これはやや大臣の御答弁に難点を感じるのは、つい最近、欧州議会が、来月、十一月にG20のソウル・サミットが行われるわけでありますけれども、欧州首脳会議で議長が総括原案を出しております。この十一月のG20ソウル・サミットで為替介入の回避の採択を求めるという動きが...全文を見る
○佐藤ゆかり君 それでは、せんだって九月に政府は為替介入をして、いったんは一ドル八十四円、五円台ぐらいまで戻したわけでありますけれども、その後、日本政府の姿勢がやはり海外の圧力に対して弱腰であると、そういう観測が市場で広がった結果、G7の会合の前辺りからまた円が急伸するような展開...全文を見る
○佐藤ゆかり君 時間も限られておりますので、次のソウル・サミットの前にはきっちりと断固たる措置をとるという姿勢そのものを信憑性を高める政府対応を是非行っていただきたいというふうに思います。  さて、私も、大臣がおっしゃられましたとおり、この為替介入に対する観点というのは、いわゆ...全文を見る
○佐藤ゆかり君 私は、経済外交は今やルールの戦争だというふうに考えております。目標は皆さん同じでも、どういうルール、手段を使って目標に至るのかと、そこのルールが一番決め手になるわけでありまして、国益にかなうルール、自国に有利なルールを、各国がしのぎを削って自分たちに有利なルールを...全文を見る
○佐藤ゆかり君 時間が終わりに近づいてまいりましたので、そういうガイドラインにも基づきながら、最後に、この日本経済そのものが抱える不均衡、将来的な指摘の対象になり得るこの不均衡について、せっかく国家戦略担当副大臣にお越しいただいていると思いますので、御答弁をいただきたいと思います...全文を見る
○佐藤ゆかり君 通告しておりますので、不均衡について何であるかということは既に通告済みでありますが。
○佐藤ゆかり君 時間が参りましたのでここで終了しなければなりませんが、私は昨日きちっと通告をしているんですね。国家戦略担当副大臣も含め、この日本が提出した不均衡について何であるかという質問を提出させていただいております。これは国家戦略にもかかわることなんですね。ですから、国家戦略...全文を見る
○佐藤ゆかり君 結局、我が国日本、人口動態を見ますと、外需依存度を上げていかざるを得ない経済であることは明白なんです。それにもかかわらず、国家戦略担当副大臣の御答弁、内需拡大を努める成長戦略だと、引き続き十年前、二十年前のようなことをおっしゃっている。私は、これでは日本経済の活路...全文を見る
11月22日第176回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○佐藤ゆかり君 おはようございます。自由民主党の佐藤ゆかりでございます。  本日は、朝方、柳田法務大臣が辞任を表明されたということで、昨日までは辞任しないとおっしゃっていまして、一晩明けると行ったり来たり、右往左往ということで、一体民主党政権さん、どうなっているんだということに...全文を見る
○佐藤ゆかり君 それでは、仙谷官房長官にお伺いしたいと思いますが、暴力装置という言葉は、これは私は使っていません、あくまで官房長官がお使いになったので今表現をしているんですが、暴力装置という言葉は、そもそも社会学者のマックス・ウエーバーが使い出した言葉で、少しやや言葉の意味が、社...全文を見る
○佐藤ゆかり君 長々と御答弁いただいたんですが、結局は、一言で言えば、社会主義国家というのは世界でソ連が第一の国で、レーニンのころからこの暴力装置という言葉が使われていたわけでありますが、この言葉の意味というのは、当時の時代的な背景からして、地下活動を行っていた革命分子を当時の公...全文を見る
○佐藤ゆかり君 合憲であることは、官房長官の立場ですから、それはしっかりと明言をしていただかなければ話が始まらないわけでありますが、少なくともそれはおっしゃっていただいたということであります。  しかしながら、やはりこの暴力装置という、官房長官がこういうお言葉を大変、使われたわ...全文を見る
○佐藤ゆかり君 まさに今官房長官がおっしゃられましたけれども、民主国家においてこのいわゆる実力部隊が国が行使できる権限として合法化されるためにはシビリアンコントロールが必要なわけであります。選挙で選ばれた内閣によってしっかりとこの実力部隊をシビリアンコントロールの下に収めるという...全文を見る
○佐藤ゆかり君 まさにそのとおりであります。大変恐ろしいことだと思いますね。官房長官が内閣総理大臣の職務代行者として第一順位の認定を受けているわけでありますが、その方が暴力装置というふうに発言をされたわけであります。  実際に官房長官はこの菅総理の総理大臣としての職務代行者に既...全文を見る
○佐藤ゆかり君 そうなんですね。一般的に官房長官の職責というのは非常に大きなものがあるわけであります。たとえ総理大臣に万が一のことがあってと、そういう事態ばかりではないんですね。官房長官というのは、内閣総理大臣が海外出張に出ていて、例えば飛行機に乗っていて連絡が付かないとか、そう...全文を見る
○佐藤ゆかり君 自衛隊をうまくまとめるというようなこと、趣旨をおっしゃっていますが、もう既に仙谷官房長官の最高指揮監督者としての信頼は失墜したんですよ。自衛官の皆様方の中でもう面従腹背を避けられないんですよ、官房長官は。即時、国家国民のためにやはり辞任をなされたらいかがですか。官...全文を見る
○佐藤ゆかり君 全く反省がないと思いますね。官房長官は、これは単なる失言じゃなくて、あなたは確信犯で暴力装置と言ったんですよ。確信犯なんですよ。撤回したって心は撤回していないじゃないですか。私は、これは官房長官が辞任しないともう本当に今のこの政治情勢は収まらないと思いますよ。 ...全文を見る
○佐藤ゆかり君 即刻の辞任を私は求めて、そして問責の可能性も含めてこれから私ども野党で検討していかなければいけないぐらい、国家の安全保障にかかわる重要な問題を今我が国日本は抱えていると思います。  以上、質問を終わらさせていただきます。