志位和夫

しいかずお

比例代表(南関東)選出
日本共産党
当選回数10回

志位和夫の1997年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月04日第140回国会 衆議院 予算委員会 第6号
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○志位委員 日本共産党を代表して、橋本総理に質問いたします。まず、消費税増税を初めとする国民負担増の問題についてであります。  九七年度政府予算案では、消費税率の引き上げ、特別減税の打ち切り、社会保険料の引き上げ、自己負担増で、合計で約九兆円に上る国民負担増が押しつけられようと...全文を見る
○志位委員 ちょっと待ってください。いいですか、まず総理に、総理の認識をお聞きしたいので、ぜひよく聞いていただきたい。  第一に、第一の主役であるこの消費の問題でありますが、その中心は、GNPの六割を占める個人消費、家計消費であることは言うまでもありません。政府のいろいろなレポ...全文を見る
○志位委員 七〇年代、八〇年代の景気回復局面と差異があるという御答弁だったのですが、私、景気を考える場合に、家計の消費、先ほど言ったGNPの六割を占める家計消費という問題がどうであるか、ここの点の差異を伺ったわけですよ。  私、この点でグラフをつくってみたのですが、この緑の線は...全文を見る
○志位委員 今の不況はバブル経済の破綻ということが招いた、そういう深刻な状況を今呈しているということを家計の問題で言ったわけですよ。  第二の主役である設備投資の方はどうか。ここでは、従業員数で七割、経済規模でも五、六割を占める中小企業がどうなっているか、私はここが肝心だと思い...全文を見る
○志位委員 この問題については、ある程度認識は一致すると思うのですね、今の御答弁で。  私、この消費と設備投資という二大主役がこれまでにない立ちおくれにある、これは状況認識として一致すると思うのですよ。そうだとすると、この中で負担増をやっていいのか、経済政策としていいのかという...全文を見る
○志位委員 財源の問題を言われました。財源の問題は次の柱でじっくりお話を伺いたいと思うんですが、私、そのことで一つだけ反論しておきますと、ならば、なぜばらまき公共投資をやったのか。今度の本予算では確かに公共投資の伸びは一・三%です。しかし、補正予算を含めれば、同じ時期に公共投資を...全文を見る
○志位委員 結局、景況に対するマイナスの影響はあるけれども、予算を通せば、何とかそれを含めれば景気は上向いていくという御答弁だったと思うんです。私、大変甘い状況認識だと。  個人消費がなぜ伸び悩んでいるのか。これも、この経済白書というのはなかなか的確でおもしろい分析をやっていま...全文を見る
○志位委員 私は、財源の問題についてはこれから議論していきたいと思います。しかし、経済の問題での影響ということを総理は否定されなかった。私、ここは再検討すべきだ、こう思いますよ。  一たん決めたものだから増税はそのとおりやります、一たん決めたものだから特別減税はそのとおり打ち切...全文を見る
○志位委員 初年度効果で少ないんだと言われるけれども、それは、国民から負担として吸い上げておいて、そして、国庫に入らない、時間差の問題でしょう。国民が払うことには変わりないのですよ。そういうごまかし屋の答弁やっちゃだめですよ。  ちょっと待ってください。私の聞いていないことをも...全文を見る
○志位委員 委員長、いいです、もういいですよ、長々やらなくても。必要がない。公共投資基本計画の所轄大臣じゃないんだ。
○志位委員 要するに、二十一世紀初頭におおむね整備されるとか、全く漠としたことしかないのですよ。下水道にしたって住宅にしたって、きちんとした国民生活の必要性からこれだけのものが必要だという具体的な計画をつくって上積みするのだったら道理がある。しかし、この公共投資基本計画を見たって...全文を見る
○志位委員 政策の判断として総額方式でこたえたという経過だと思うのですね、今言われたように。  ですから、この経過というのは、GNP比で一〇%とアメリカが圧力をかけてくる。当時、橋本総理はGNP比で固定化されるのは一応突っぱねた。しかし、そのかわり四百三十兆という総額方式でアメ...全文を見る
○志位委員 屈したと私はあえて言ったのですが、その状況というのは、その後の、公共投資基本計画を決めた後の例えば日米構造問題協議フォローアップ、この年次報告書を見ますと非常に明瞭ですよ。  これはアメリカに構造協議の結果を報告するものでありますが、九一年のフォローアップを見ますと...全文を見る
○志位委員 長期計画については、それ以前に存在したということは百も承知で言っています。ただ、四百三十兆が決まった時点で、四百三十兆効果とでもいうべきまさに力が加わって、八〇年代、九〇年代を比べたら一・五五倍になっているということも、先ほど申し上げたとおりです。  今総理の答弁の...全文を見る
○志位委員 それでは、この六百三十兆の問題について真剣な検討を私は求めたい。  この点で、もう一点総理に伺いたいのですが、六百三十兆円をもし二〇〇四年までに全部実行するとした場合、財政再建と両立するかという問題です。  総理は、財政健全化目標として、国の一般会計で二〇〇五年ま...全文を見る
○志位委員 総理、この問題はまだ検討途上だという感じなので、お立ちにならなかったのですが、私は検討してみたのですよ。  それで、これはその歳出のギャップのグラフなんです。これをぜひ見ていただきたいのですが、大蔵省は、さきに「財政の中期展望」というのを発表いたしました。その中に、...全文を見る
○志位委員 二者択一以外のものはないかというと、ほかにもあるだろうというふうにおっしゃられるけれども、あなた方、例えば歳入の問題でも、この前の臨時国会で、大企業に新たな税負担を求めるかと言ったら、大企業には減税を検討すると言ったけれども、新たな税負担を求めないとおっしゃったでしょ...全文を見る
○志位委員 この国民生活白書でも、結論的に「日本では使用した薬剤費の額が多いだけではなく、薬価、すなわち薬の値段そのものも高い。」国際的な比較で見て高い、こういう結論を下しておりますから、これはまず共通の前提として議論していきたいと思うのですね。そうしますと……(橋本内閣総理大臣...全文を見る
○志位委員 薬価基準の見直しということを言われたんですが、私、二つ具体的に問題を提起したいと思うのです。  新薬シフト、じゃなぜこう起こるのかということを、私も私なりに勉強してみました。その結果、やはり二つの重大問題がここにあると思うんです。  第一に、新薬の承認審査、そして...全文を見る
○志位委員 総理、総理の直属の機関である経済審議会の建議というのがある。去年の十二月に六分野の経済構造改革という報告書を出しております。私も詳しく拝見させていただきましたが、そこでも私と同じ問題の指摘がされているのですよ。  世界には通用しないが、日本国内では高い薬価がつけられ...全文を見る
○志位委員 総理、そういうことですね。
○志位委員 第二の問題として、もう一つ提案したい問題があります。新薬の承認審査と薬価決定のプロセスの透明化の問題です。  私、これを調べておりますと、余りにも薬価算定、新薬承認がブラックボックスでやられているという事態に唖然といたします。新薬の価格を決定する場合、同じ系統の薬が...全文を見る
○志位委員 この問題でももう一回総理に答弁いただきたいのですけれども、この経済審議会の建議の中で、やはりこの問題も指摘しているのですよ。「薬事行政の透明化」「国民に対し、十分かつ詳細な情報が提供されず、チェック機能が働いていないことが挙げられる。そこで新薬承認手続や薬価のあり方に...全文を見る
○志位委員 そうしますと、この新薬承認の仕組みの透明化という問題もメスを入れるということになれば、そっちを先にやることが先決じゃないですか。そのことを徹底してやって高い薬価を引き下げれば、ドイツ並みにすれば、二兆、三兆という財源がそこから生まれる。保険料引き上げや患者負担増なしに...全文を見る
○志位委員 出す方の証言を幾つか紹介したい。   全国の製薬企業で組織する日本製薬団体連合会、目薬連という組織がありますが、その理事長が、ある報道ですが、製薬業界のよき理解者を支援し、育てるため、こうおっしゃっています。よぎ理解者、このよき理解者というのが、私は、薬価も含まない...全文を見る
○志位委員 時間がなくなりましたから、最後、私申し述べたいのですが、小説とおっしゃったけれども、全部事実なんです。まあ事実は小説より奇なりと言いますが、本当にそういう奇怪なことが起こっているわけですよ。あなたはずさんではないと言われたけれども、経済審議会の審議の中で、本来承認すべ...全文を見る
○志位委員 はい、わかりました。  赤字を解決することは可能なんであって……
○志位委員 それをやらずに負担増を説くことは許されない。これを撤回すべきだということを重ねて申しまして、私の質問を終わります。
04月07日第140回国会 衆議院 日米安全保障条約の実施に伴う土地使用等に関する特別委員会 第2号
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○志位委員 私は、日本共産党を代表して、橋本総理に、米軍用地特別措置法の問題について質問いたします。  今回の法改悪に対して、沖縄の人々は島ぐるみで厳しい抗議の声を上げています。大田知事も県議会も、多くの市町村長も議会も、県民世論の多数も反対であります。それは何よりも、この法改...全文を見る
○志位委員 結論だけ言ってくれればいいんですよ。それで、災害の問題等と言われたけれども、そういうケースはないということでした。  収用委員会の裁決というのは、問題になっているのは地主の意思に反して土地の強制使用を行う場合なわけですから、これは裁決が不可欠な要件だった、これは明瞭...全文を見る
○志位委員 固有の権限なんですよ。使用期間を決める、財産権の制限をする期間なんですから、非常に重要な意味合いを持つのです。これは収用委員会の固有の権限です。  ところが、この問題についても、今度の改悪法案では使用期限が切れた土地を継続使用にできるわけでしょう。こうなりますと、収...全文を見る
○志位委員 法律違反の場合に却下するとおっしゃられました。そのとおりなんですね。しかし、そうなりますと、違法なのに使用できるということになるわけですよ。そうでしょう。こんな法律がありますか。収用委員会が、これは違法なものだということで却下裁定を下した、それに対して不服審査請求をや...全文を見る
○志位委員 そんなところを誤解して質問しているのじゃないんですよ。現在の法律でもそういう仕組みはあるけれども、却下されても使用が継続できるということを問題にしているんですよ。違法だと却下したものを、それを使用を継続できるというのはもう法律の体をなしていない、私はこう思います。そこ...全文を見る
○志位委員 憲法の条文を読んでもらうだけでは困るのですよ。憲法の条文の二十九条の一項、いいですか、一項の意味を聞いているのです。これは、総理、憲法の常識に属する問題なのです。  「註解日本国憲法」という学界の通説が述べられている本では、この条項の規定についてこう述べております。...全文を見る
○志位委員 聞かれたことに全然お答えにならないのですが、もう一つ、私、これは司法の場でも決着がついている問題なので、御紹介しておきます。  これは一九六一年の十一月九日に東京地裁で下された確定判決でありますが、その判決文の中で「憲法第二九条の規定の趣旨は、財産権を公権力による故...全文を見る
○志位委員 いろいろ言いましたけれども、聞かれたことに全く答えていないのですよ。私が最初に聞いたのは、二十九条第一項が国家権力による不正な侵害から守るためのものでしようということで聞いたけれども、そのことをお答えにならなかった。そして、私が一項だけの議論をしているとねじ曲げました...全文を見る
○志位委員 確かに形式的には奪わないでしょう。法文上、収用委員会の裁決権を奪うとか、それから却下権を奪うとか、それから期間を決める権限を奪うとか、それをあなた方が提案しているわけではないということは百も承知で言っています。  しかし、実質的に収用委員会が審理を行い裁決する意味が...全文を見る
○志位委員 チェックするものじゃないと言いながら一司法的色彩の強いものをつくったと。司法的色彩のものをつくったというのは、まさにチェック機構なんですよ。財産権の取り上げという重大な問題を決定する機構だからこそ、準司法的機関として公正、中立、そして独立して職権を行う、こういう機関が...全文を見る
○志位委員 暫定法案だと言いました。しかし、暫定といえば、それが切れたら返すものだというのが普通の暫定ですよ。しかし、この暫定、あなた方が言う暫定というのは、そうじゃない。暫定の先にあるのは、また継続の強制使用の連続なんです。永久の土地取り上げに道を開くものであります。  そし...全文を見る
○志位委員 そして、最後にもう一言述べておきます。  差別立法だと私申し上げました。確かにこの法案、形式的には全国に通用するものでしょう。
○志位委員 しかし、特措法というのは、沖縄だけに今適用されているわけでありますから、実態的にはこれは差別立法にならざるを得ない、断じて私たちはこういう違憲の立法には反対である、このことをはっきり申し上げて、私の質問を終わります。
10月07日第141回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○志位委員 私は、日本共産党を代表して、質問いたします。  まず、本日の予算委員会がこのような不正常な形で開かれることになったことについて、私たちの立場を述べておきたいと思います。  不正常な事態を招いた最大の責任は、国民がその疑惑解明を強く求めているにもかかわらず、泉井氏な...全文を見る
○志位委員 各党の合意による委員会運営というのは、当然の国会の運営のルールであります。各党の合意がなかった、やはり一方的で強引と言わざるを得ない、このことははっきり申し上げておきます。  どうぞ総理に……
○志位委員 総理に答弁を求めているんですから、これ以上この問題であなたとやってもしようがない。総理。(発言する者あり)
○志位委員 特定の人を指して言ったのではないというお話でしたが、中国訪問中の総理の発言が日本で報道されたときにもう、これは佐藤氏のことだと、特定の人だというふうに国民は少なくともみんな受け取った。そして、佐藤氏が任命された後の記者会見でも、二度のチャンスが与えられていいのではない...全文を見る
○志位委員 永年勤続議員だということで、あるいは党の行革本部長でやってきた、そのことをもって……(橋本内閣総理大臣「院の特別委員長と申しました」と呼ぶ)党の行革本部長も先ほどおっしゃられたので……(橋本内閣総理大臣「いや、院の特別委員長と申し上げました」と呼ぶ)まあ院のことも含め...全文を見る
○志位委員 それでは、その永田町の論理というのは間違っていたんですか。間違った論理ですか。
○志位委員 責任逃れしないでいただきたい。国会で仮に特別委員長に選任されていたとしても、閣僚に任命したのはあなたなんですよ。国会でどのような判断をされようと、任命責任は免れないんですよ。
○志位委員 これだけ聞いても、自分の政治倫理観、収賄罪を犯した人にも二度のチャンスを与えられていいというあなたの政治倫理観に対する反省のお言葉はありませんでした。この問題についての反省の言葉がなかった。そして、私が二番目に聞いた、いいですか、あなたの言う高い倫理性に照らして考えた...全文を見る
○志位委員 私が質問したことにことごとくお答えにならなかったのですよ、あなたは結局。  結局、二度のチャンスが与えられていいという政治倫理観の誤り、そして、高い倫理性に照らせば任命は許されないという問題、そして、あなた自身がみずから言った高い倫理性というものをみずから受け入れる...全文を見る
○志位委員 政治家みずからの判断で明らかにされるべきだということをおっしゃいました。この問題については、山崎政調会長も、国会で決まれば出ていくということをおっしゃっているわけですよ。それなら、真相解明のためには、泉井被告、泉井氏から二億円余りの金を受け取ったと認めている自民党山崎...全文を見る
○志位委員 これだけ重大な疑惑がありながら、疑惑解明のための責任をどうも果たそうとしていない姿勢ですよ、それは。あなた自身がどういう立場をとるかを私は聞いたのですから。  私は、全体として、この佐藤問題あるいは泉井問題全体を通して、政治倫理というものに対する感覚が麻癒しているの...全文を見る
○志位委員 一刻も早く喚問が決まるような努力を求めたいと思います。  私は、次に、社会保障の問題について伺いたい。  みずからの政治倫理に対しては大変甘い態度をとりながら、国民には改革の名で、あなた方の内閣は痛みを押しつけている。消費税の増税と特別減税の打ち切りによる七兆円の...全文を見る
○志位委員 実態はこれから調べるということで、実態をつかんでおられないわけでしょう。それなのに、必要な医療は抑制されていないとどうして言えるのか。私は、本当に今国民が陥っている痛みに思いを寄せて、本当にこの実態に対してきちんとした調査をやることを強く求めるものであります。  し...全文を見る
○志位委員 総理は今、国民経済計算の一般政府ベースの社会保障移転を比べれば遜色ないとおっしゃいました。イギリスしか挙げなかったけれども、このベースで比べても……(橋本内閣総理大臣「アメリカも言いましたよ」と呼ぶ)アメリカは一二・八、イギリス一五・四、これしか言わなかったけれども、...全文を見る
○志位委員 今の厚生大臣の見解は、二つの点で間違っています。  まず、高齢化率が低いからだとおっしゃいましたけれども、この一九九二年の時点で見て、六十五歳以上の日本の高齢化率一三・一%、それで一四・六%の給付です。ドイツはこのとき高齢化率は一五・〇%ですよ、それで三一・五%。倍...全文を見る
○志位委員 極東の概念は変えていないという御答弁を確認いたします。  そうしますと、台湾も極東に入るわけですね。そうしますと、台湾地域の平和と安全という名目で活動する米軍は、安保条約の目的の達成のため活動する米軍ということになるわけです。そして、新ガイドラインでは、先ほど言った...全文を見る
○志位委員 お聞きしたことに全然答えていないのですよ。日中共同声明でそういうことがうたわれているということは百も承知して聞いているのです。  極東の範囲に台湾が入る、そうすれば、台湾で行動する米軍は安保の目的達成のための活動ということになる、そうしたら、新ガイドラインの発動の対...全文を見る
○志位委員 総理、答えてください。総理です。今の答弁との関係ですから、ちゃんと答えてください。だめです、だめ。
○志位委員 簡単にやってください。
○志位委員 仮定の問題だと言われたので、仮定では済まないということを私は言いたい。アメリカは、台湾関係法という法律をつくって、台湾有事への対応方針を持っているわけですよ。  キャンベル国防次官補代理は、九月十九日の記者会見で、新ガイドラインは台湾を含まないのかという台湾記者の質...全文を見る
○志位委員 平和的解決を望んでいるのは当然であります。私どももそうであります。しかし、私は仮定の問題に固執して聞いているのじゃない。  一九九六年三月の台湾海峡の危機の際はどうだったか。台湾の総統選挙に対して中国が軍事威嚇を行った際、アメリカは空母二隻を初めとする最大級の軍事力...全文を見る
○志位委員 これは私、事実を申し上げたので、まさにそういう問題をアメリカが法律を持って進めようとし、実際に日本の防衛庁でもこういう研究をやっている、この事実を申し上げたわけです。私、拒否するかどうかをあなたに聞いた。拒否するとあなたは言わなかった、言えなかった。ここに大問題がある...全文を見る
○志位委員 今の質問に全然答えてなくて、さっき言った答弁の繰り返しですよ。私は、そんなことはもう百も承知で聞いているのです。アメリカの側が武力行使をやった場合に拒否するのかと言ったのに対して、あなたははっきり拒否すると言わなかったという事実をさっき確認したわけであります。総理、今...全文を見る
○志位委員 予防措置としての武力行使なんというのは、国際法上違法なんですよ。そんなことを認めている国際法、どこにもないんです。武力侵略をやられたときの自衛のみ武力行使を認めているのですから、先ほどのアメリカの国防報告に述べられていたことは違法なことだらけなんですよ。  アメリカ...全文を見る
○志位委員 こういう国連決議で非難決議が上がるようなケースでも、拒否する、対象にならないとはっきりお言いにならないところが大変な問題なんですよ。私がその問題を聞いたのに対して、はっきり拒否すると言わなかった。  私、その点で最後にもう一問聞きましょう。我が党代表が衆議院本会議で...全文を見る
○志位委員 こんな国はほかにないのですよ。グレナダの際にでも、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、カナダなどの同盟国でさえ批判的態度をとった。あなたは自主的判断をやると言うけれども、戦後ただの一回もアメリカの武力行使に対して自主的に反対したことのない国が、どうして新ガイドライン...全文を見る
○志位委員 戦後、一度もアメリカの武力行使に反対したことがなかった、そういう国がこの仕組みに加わることは本当に危険だということを申し上げて、質問を終わります。