志位和夫

しいかずお

比例代表(南関東)選出
日本共産党
当選回数10回

志位和夫の2002年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月07日第154回国会 衆議院 本会議 第7号
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○志位和夫君 日本共産党を代表して、小泉首相に質問します。(拍手)  首相が自民党を変えると叫んで政権を発足させてから、九カ月がたちました。しかし、小泉政権がこれまでの自民党政治の古い枠組みを少しも変えるものでなかったことは、今や明らかであります。  私は、政治姿勢、経済、外...全文を見る
04月10日第154回国会 両院 国家基本政策委員会合同審査会 第1号
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○志位和夫君 私は、鈴木・外務省疑惑に絞って質問いたします。  鈴木宗男議員がかかわって日ロ領土交渉において日本政府がいわゆる二元外交、二重外交を行ってきたという指摘がありますが、その事実はありますか。端的にお答えください。
○志位和夫君 否定されましたけれども、昨年三月の下旬に、イルクーツクで行われた森・プーチン会談に先立って、三月五日、日ロ間で二つの会談が行われています。昼には日ロ専門家協議という正式の政府間の協議が行われています。私、ここに外務省が行った記者ブリーフのペーパーを持ってきましたけれ...全文を見る
○志位和夫君 一個人の発言ということは、到底これは通用しません。  なぜならば、東郷局長が同席しているんですよ。通訳じゃないんですよ。日ロ領土交渉の事実上の事務方の責任者が同席している。そしてその席で、横に置いて、鈴木さんは自分と東郷さんは一体の立場だということを繰り返し言って...全文を見る
○志位和夫君 これは、領土交渉を行う資格はそういうことじゃないと思います。
○志位和夫君 以上をもって終わります。(拍手)
05月07日第154回国会 衆議院 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第3号
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○志位委員 私は、有事法制三法案について、日本共産党を代表して、小泉首相に質問いたします。  自衛隊を海外に派兵する法案としては、既に周辺事態法が九九年に強行されたわけでありますが、この法律は、できないことが二つあります。この法律というのは、日本に対する武力攻撃がなくても、アメ...全文を見る
○志位委員 総理の答弁は、要するに、武力攻撃が発生した場合に限られる、おそれや予測ではできないということですね。(発言する者あり)おそれはいいんですか。どっちなの。
○志位委員 要するに、おそれや予測では武力の行使はしないということを、あなた、言われました。  ただ、私、この法案について聞いているんですよ。この法案の中身について聞いているんです。この法案では、先ほど言ったように、武力攻撃事態、発生、おそれ、予測、全部を含んだ武力攻撃事態を終...全文を見る
○志位委員 答えてないんですよ。この武力攻撃事態法案の中に、おそれや予測の場合では武力の行使ができないという規定があるかないか、これを聞いているんです。自衛隊法の問題を聞いているんじゃないんです。この法案の中にあるかないかを聞いている。  なぜこれを問題にするかといいますと、こ...全文を見る
○志位委員 質問に答えてくださいよ。自衛隊法のことを聞いているんじゃない。この武力攻撃事態法の中に、おそれや予測の場合には武力の行使をしてはならないという明確な条文の規定があるかどうか聞いているんですよ。それを聞いているんです。イエスかノーか。
○志位委員 それでしたら、私、自衛隊法の問題を聞きたい。  私は、自衛隊法にあるからといって、ここに規定がないことを合理化できないというのは先ほど言ったとおりです。ここにその規定がないということを今防衛庁長官は認められましたけれども、おそれや予測の場合には武力の行使をしてはなら...全文を見る
○志位委員 全然答弁になってないんですよ。何で落としたかを聞いているんです。  武力攻撃事態法案の中で、自衛隊の武力行使の要件を書いたのはここだけですね。これ、間違いありませんね。うなずいているから、ここだけなんですよ。武力行使の要件を書いたのはここだけなんです。ここだけで、何...全文を見る
○志位委員 ともかく、自衛隊法と今度の武力攻撃事態法というのは、武力攻撃事態法がいわば基本的な法律になるんですよ。これに基づいて、二十一条、二十二条、二十三条の事態対処法制で自衛隊法も変えられるんですよ、二年以内にそういうことになっているじゃないですか。  だから、なぜこれを落...全文を見る
○志位委員 何でこの問題を私がきちんとただしたいかといいますと、先ほど私は、武力攻撃事態法案の定義の、つまり第二条の問題点から問題にいたしました。ここでは、武力攻撃事態というのは三つのケースを包含している、発生とおそれと予測、これを包含している事態だと規定し、その全体を終結させる...全文を見る
○志位委員 また質問に答えていないですね。  私が聞いたのは、自衛隊法の八十八条二項にある国際の法規及び慣例の遵守、これをどういう意味の条項だとこれまで政府は説明してきたのかということを聞いているんですよ。ちゃんと答えてくださいよ。ちゃんと質問に答えさせてください。関係ないこと...全文を見る
○志位委員 今、ジュネーブ条約などの国際人道法を守る規定だというふうにおっしゃいましたが、そういう意味だけですか。そういう意味だけですか。そういう意味だけなの。
○志位委員 そうすると、全く矛盾した説明になるんですよ。  この武力攻撃事態法案の第二十一条、「事態対処法制の整備に関する基本方針」というのがありますが、その第二項では、「事態対処法制は、国際的な武力紛争において適用される国際人道法の的確な実施が確保されたものでなければならない...全文を見る
○志位委員 そういう軽々しいことで落とせるような条文じゃないんです、これは。これは、政府はこれまで、この八十八条二項の、この前段の部分の国際の法規及び慣例の遵守という項目の意味について、繰り返し国会で答弁していますよ。これはどういう意味かというと、(パネルを示す)この赤い文字で書...全文を見る
○志位委員 なぜ落としたのかの理由を聞いているんですよ。なぜわざわざ落とす必要があったのかの理由なんです。自衛隊法に書いてあったら、そのまま書きゃいいじゃないですか。そんなに軽い条文じゃないんです。先制攻撃をやっちゃならないということの保証になる条文だと説明できた極めて重大な条文...全文を見る
○志位委員 この「事態に応じ合理的に必要と判断される限度」というのは、武力の行使をやることが前提にあって、それをこれだけの限度でやらなきゃなりませんよということを書いてあるだけなんですよ。武力の行使はもう前提になっているんですよ。その限度を書いてあるだけなんですよ、これは。  ...全文を見る
○志位委員 カバーできないんですよ。  だから、国際法の遵守をもって、この国際法の遵守というのは国連憲章五十一条の遵守なんだと。国連憲章五十一条では、武力行使が現に発生した場合にのみ自衛の反撃が許される、これが国際法規の遵守の意味なんだと。だから、これがあるから、おそれの場合で...全文を見る
○志位委員 あなたがどんなにこの解釈をやっても、私が聞いたことに全然答えてないんですよ。なぜ落としたのかということですよ、国際法の遵守を。国際法の遵守、必要ないから落としたんじゃないですか。するつもりがないから落としたんじゃないですか。そうとしか言いようがないですよ。  だって...全文を見る
○志位委員 今の質問への答えは。
○志位委員 今の官房長官の説明は、全く成り立たない説明なんですよ。  二条で、さっき言ったような規定を定義したわけです。その定義を受けて対処措置というのが定義されたわけですね。それを、全体を受けて、第三条の基本理念の第一項で、「万全の措置が講じられなければならない。」とあるわけ...全文を見る
○志位委員 ところが、私は、武力攻撃事態法のこの法案の体系でいくと、違ったことになるんじゃないかと。  この法律が発動されたら、米軍への支援活動を例えば自衛隊の艦船がやっている、補給の活動をやっている、輸送の活動をやっている、こういう活動をやっていたとしますでしょう。そのときに...全文を見る
○志位委員 日本が武力攻撃をされているときはという条件つきで聞いたんじゃないんですよ。米軍への支援活動をやっている際なんですよ。  武力攻撃事態法というのは、武力攻撃事態を終結させるための法律でしょう。武力攻撃事態には、さっきも何度も言っているように、三つのケースが入るんですよ...全文を見る
○志位委員 私の質問に全く答えないんですね。  つまり、武力攻撃のおそれがある事態、武力攻撃が予測される事態、こういう場合ですよ。こういう場合に、米軍がこういう場合でも行動できるでしょう。武力攻撃事態を終結させるために実施する措置というのが、さっき言った第二条「定義」の第六号「...全文を見る
○志位委員 逃げるか逃げないかを聞いているんですよ。  そうすると、逃げるんですね。逃げるということなの。一体化する活動ができないということは、逃げるということですか。
○志位委員 ちゃんと答えてくださいよ。  だから、その場合は、支援活動を中断して撤退するんですか。
○志位委員 結局そういうふうに答えたわけですけれども、そうすると、何のために武力攻撃事態法をつくったか。日本に対する武力攻撃を排除する排除すると言っておきながら、肝心のときは逃げてくるというんじゃ話にならないじゃないですか。  これは、私は、一つの事態なんですよ、一つの事態。こ...全文を見る
○志位委員 あらゆる選択肢として先制攻撃を理解するということですね。大変重大な発言です。そういうことですね。
○志位委員 私は、先制的な軍事力行使をこれだけはっきり理解すると言ったら大変な発言だと思いますよ。  ブッシュ大統領の悪の枢軸発言に対しては、ロシアも中国ももとより、ヨーロッパ諸国、EUも、すべてこぞって反対している。東南アジアも中東も、世界みんな反対していますよ。例えばEUの...全文を見る
○志位委員 私が聞いているのは、法律に規定があるかと聞いているのです。早く答えてください。
○志位委員 要するに、何でも入るということなんですよ。自衛隊が必要だと言ったら、何でもこの取扱物資に入ってくる。自衛隊が燃料が必要だと言ったらガソリンスタンドも、これはもう強制の中に入ってくる。それから、食料が必要だとなればコンビニエンスストアも入ってくる。お米が必要だとなれば米...全文を見る
○志位委員 悪質な行為とあなたが言ったから、悪質な行為に入るかどうか聞いたんです。どっちなんですか。入るの、入らないの。一々こういうことを何度も聞かせないでくださいよ、時間がないんですから。
○志位委員 悪質じゃないとしても、では、保管命令に違反して保管物資を隠匿、毀棄、搬出すれば処罰の対象になるわけですね。なるわけですね。(発言する者あり)それを悪質と言うんだという今答弁がありましたよ、どこかの座っている人から。それを悪質と言うんですか。それを悪質と言うとしか、これ...全文を見る
○志位委員 今の防衛庁長官の答弁には不正確な点があるので、一つ訂正しておきたい。  日本に対する武力攻撃がまさに起こって、それに対する事態だと言いましたけれども、防衛出動というのは起こらない前から出動できるんですよ。おそれのある場合だって出動できるんですよ。それで、そのおそれの...全文を見る
○志位委員 あなたは私の聞いた質問に答えないですね。私が聞いたのは、こういうふうに一律に罰則つきで強制を課したら、それは思想、良心の自由、沈黙の自由を侵害することになるんじゃないですかと聞いているんですよ。  あなたは、日本に対する武力攻撃をともかく排除するためだと繰り返して言...全文を見る
○志位委員 ということは、つまり、この武力攻撃事態法には、この法案そのものには規定がないということですね。そういうことですね。ちょっと、ちゃんと答えてください、ないかどうか聞いているんですから。
○志位委員 私は制限が法律に規定されているかどうかを聞いたので、あなたの今の答弁だと、「武力攻撃事態に対処するため必要最小限」という以外にはないということですね。——早く答えてください。イエスかノーかでいいです。
○志位委員 では、それ以外にないということですね。それ以外に制限する条項はないということですね。
○志位委員 要するに、これ以外にはないということですよ。つまり、武力攻撃事態に対処するため必要最小限と政府が認定したら、どんなに個別法を広げてもつくれるわけですよ、武力攻撃事態に対処するために必要なと。  必要最小限というのは何の歯どめにもなりはしない。あなたが必要最小限、必要...全文を見る
06月12日第154回国会 両院 国家基本政策委員会合同審査会 第2号
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○志位和夫君 この間、福田官房長官による非核三原則の見直し発言が国内外で大問題になりました。私は、今唯一の被爆国として、日本政府が核兵器というものにどういう基本姿勢で臨むかということが深刻に問われていると思います。  核戦争といいますと、インドとパキスタンの緊張が核戦争に発展す...全文を見る
○志位和夫君 総理は長々と答弁されましたけれども、私の質問に答えておりません。ただ、一点、アメリカはあらゆる選択肢を排除していないんだということをおっしゃいましたね。  じゃ、このあらゆる選択肢の中に、非核保有国に対する核兵器の使用、これも含まれるということを総理はお認めになる...全文を見る
○志位和夫君 結局、非と言えないんですよ。これが情けない。  私、昨年十一月二十九日の国連総会で、非核保有国に対する核攻撃を禁止する国際協定を締結すべきだという決議を上げられているんです。日本は賛成しているんです。日本もこれ、賛成せざるを得ない決議だったんですよ。こういう国連の...全文を見る
07月17日第154回国会 両院 国家基本政策委員会合同審査会 第3号
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○志位和夫君 私は、社会保障の負担増の問題について伺います。  このパネルを見てほしいんですが、来年度は社会保障の史上最悪の負担増の年になる危険があります。  まず、医療保険ですが、今参議院で大問題になっている法案が通りますと、健保本人三割負担への引き上げ、高齢者一割負担の徹...全文を見る
○志位和夫君 私は、三兆二千四百億円の負担増がかぶせられたら、経済にどういう影響があるかを聞いたんです。それについて何にもお答えにならないじゃないですか。  私は、今財政が大変だというふうにおっしゃいましたけれども、長野のあの、ダムの中止のために頑張っているその知事をみんなで引...全文を見る
○志位和夫君 先ほど言ったように、税金の使い方を変えなさいということを私たちは言っている。そういうことを求めて、負担増の中止を重ねて私は要求して、終わりにいたします。
10月22日第155回国会 衆議院 本会議 第3号
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○志位和夫君 日本共産党を代表して、小泉総理に質問します。(拍手)  私は、まず、総理が構造改革の名で進めている経済政策の二つの重大問題についてただしたいと思います。  第一は、この大変な不況下で、国民に巨額の負担増を強いる道を進んでいいのかという問題です。  ことしから来...全文を見る
10月30日第155回国会 両院 国家基本政策委員会合同審査会 第1号
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○志位和夫君 日朝国交正常化交渉が継続中でありますが、我が党は、日朝平壌宣言に基づいて、拉致の問題、核の問題、道理ある解決に向けた努力を引き続き行っていただきたいと強く求めたいと思います。  私は、イラク問題についてきょうは質問いたします。  米国のブッシュ大統領がイラクへの...全文を見る
○志位和夫君 今言われたように、イラクが国連の決定に従って大量破壊兵器を廃棄するという義務を負っているのは当然です。  私たちの代表団も、イラクのハマディ国会議長と会った際に、あなた方は国際社会に隠し立てをしたり欺いたりしちゃいけない、この問題について真剣に真実を明らかにしなさ...全文を見る
○志位和夫君 国連の決定なしにも武力攻撃をやるというのを繰り返し言っているわけですから、それに対してノーと言えないのは、これは自主性を問われるということを指摘して、終わりにいたします。
11月06日第155回国会 両院 国家基本政策委員会合同審査会 第2号
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○志位和夫君 私は、今、全国どこでも大問題になっている中小企業に対する貸し渋りと貸しはがしの問題について質問します。(図表掲示)  これは日銀の資料から作ったグラフですが、この五年間で全国の銀行から中小企業向けの貸出しがどれだけ減ったかのパネルです。九七年から二〇〇二年までの五...全文を見る
○志位和夫君 金融機関の姿勢に問題があるというのは当たり前なんですけれども、私は小泉政権がそれを一気にやれという方針取った下でそれがひどくなっているじゃないかと、あなたの責任についてただしたんですよ。その自覚がなかったら本当に駄目だと思う。  私は、あなたが今不良債権の処理やれ...全文を見る
○志位和夫君 こんなでたらめなやり方は本当にやめるべきだということを考えますが、いかがですか。
○志位和夫君 不良債権の処理が……
○志位和夫君 その悪循環を招くことも事実で、明らかであって、やはり日本経済を土台から破壊するようなやり方は転換すべきだと思います。