志位和夫

しいかずお

比例代表(南関東)選出
日本共産党
当選回数10回

志位和夫の2005年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月03日第162回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○志位委員 私は、小泉内閣が今進めようとしている増税路線について質問をいたします。  昨年末、政府の予算案が発表されたときに、メディアは一斉に、本格増税路線に踏み出したと報じました。総理はこれまでも、痛みに耐えよと社会保障の切り捨てを進めてこられましたけれども、今度の政府予算案...全文を見る
○志位委員 私は、来年度三・三兆円の増税を実施すると聞いたわけじゃないんですね。確かに、来年度は定率減税の半減で、きいてくるのは千八百五十億円の増税だというのは私も存じております。しかし、二年間で廃止するというのは与党の大方針でしょう。だから、じわじわ廃止するとしたとして、あるい...全文を見る
○志位委員 民間主導の回復力、これはどこに根拠があるんでしょうか。  総理の本会議の答弁では、企業の利益が随分上がってきた、企業の利益が上がってきたから、これはだんだんと家計の所得にも回ってくるだろうと。ここに、回復力は、あなたは根拠を見ているんでしょうか。端的にお答えください...全文を見る
○志位委員 要するに、企業が利益を上げているから家計の所得がふえる、そこに根拠を見出しておられるわけですね。その力があるから多少負担増があっても景気は大丈夫だろうというのが、総理の御答弁だったと思うんですよ。しかし、私は、この先ほどの「日本経済二〇〇四」を読みまして、そうじゃない...全文を見る
○志位委員 雇用の改善、失業率が下がったということを言われますけれども、失業率が多少下がっても、正社員の数はどんどん減っていますよ。正社員を減らして、パート、アルバイト、派遣労働に置きかえている。ですから、賃金の総額は減っているんです。厚生労働省が出した最近の、昨年一年間の賃金の...全文を見る
○志位委員 竹中大臣、虚偽の答弁をされたら困りますね。雇用者報酬が今年度から上昇に向かうという根拠をあなたは雇用者報酬の数字で恐らく言ったんだと思うんだけれども、これは去年の四—六月期にちょっとプラスになっただけの話でしょう。その後の七—九はマイナスなんですよ。それから、先ほど言...全文を見る
○志位委員 私が虚偽だと言ったのは、雇用者報酬がプラスと言ったことが、これは全く何の根拠もないということですよ。あなたが言ったのは四—六の数字で、その後マイナスになっているじゃないか、あたかも今どんどん伸びているような、そういうことを言うのはおやめなさいということを言ったんですよ...全文を見る
○志位委員 総理の答弁をお願いします。この問題に答えてください。
○志位委員 私が聞いたのは、お年寄りの負担増が雪だるま式に膨れ上がっていく、これは非常に深刻な問題ですよ。それで、先ほどの十三万円もの負担というのは、これは一カ月分の年金に匹敵するようなものですよ。こういう問題について知っているのかと聞いたんです。私は、そういう問題について本当に...全文を見る
○志位委員 まず、小泉首相の公共事業の問題についての御発言ですけれども、全体を減らしたとおっしゃいました。確かに三%ほど減らしているんでしょう。しかし、減らしたらむだな事業をやっていいというふうにはならないですよ。  それからもう一点、減らした減らしたと言うけれども、これを見て...全文を見る
06月02日第162回国会 衆議院 予算委員会 第22号
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○志位委員 小泉首相に、靖国神社参拝の問題について質問いたします。  ことしは、戦後六十年の節目の年であります。それなのに、中国、韓国を初め、アジアの国々と日本との関係がこれまでになく悪化していることには、大変心が痛みます。その最大の原因が、日本側の問題でいえば、過去の戦争や植...全文を見る
○志位委員 そういう神社だということを知っているという答弁でした。知った上での行動だということになりますと、大変重大な意味を持ってまいります。そこで問題になってくるのは、日本の戦争は正しかったとする靖国神社の戦争観と首相が四月にジャカルタで行われたアジア・アフリカ会議で述べた政府...全文を見る
○志位委員 私は、認識が同じかどうか、両立し得るかどうか、これについて聞きました。はっきり答えていただきたい。  靖国神社は日本の戦争が正しかったという戦争観を持っている神社です。日本政府の公式の態度は侵略への反省です。この両方が両立し得ないということは余りにも明らかです。両立...全文を見る
○志位委員 私は、両立するかどうかを聞きました。首相は、違うという言葉は答えました。しかし、両立するかどうかということについてのはっきりとした御答弁はありませんでした。しかし、私は、それでは済まない問題だと思います。  靖国神社が、政府の立場、侵略への反省という立場を根底から否...全文を見る
○志位委員 総理は、日米開戦の経緯についてさまざまな議論があるとお述べになりました。しかし、この問題での歴史の審判というのははっきり下っていると思います。  靖国神社は、アメリカが日本を経済制裁で追い詰めて戦争を強要したと言いますけれども、当時、国際社会が行っていた石油などの禁...全文を見る
○志位委員 靖国神社があの戦争を正当化する役割を持っているということは、この討論で総理も否定されませんでした。やはり、そこに参拝するという行為そのものがその正当化にお墨つきを与えることになることは明瞭であります。その中止を強く求めて、私の質問を終わります。
09月28日第163回国会 衆議院 本会議 第4号
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○志位和夫君 日本共産党を代表して、小泉首相に質問いたします。(拍手)  まず、郵政民営化問題についてであります。  首相は、総選挙の結果をもって郵政民営化は多くの国民の信任を得たとして、一気呵成に法案成立を図ろうとしております。しかし、ここには二つの重大な問題があります。 ...全文を見る
09月30日第163回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○志位委員 私は、小泉総理に増税問題について質問いたします。  まずただしたいのは、自民党が総選挙で掲げた政権公約と増税のかかわりであります。  自民党が政権公約で述べているのは、「「サラリーマン増税」を行うとの政府税調の考え方はとらない。」こう明記されているわけです。ところ...全文を見る
○志位委員 私が聞いたことにお答えになっていないんですね。  私が聞いたのは、所得税のあり方をどうするかということじゃないんですよ。総理がお出しになったこの政権公約で述べているサラリーマン増税について聞いたんです。所得税、住民税の配偶者控除、扶養控除の見直し、廃止も含めた見直し...全文を見る
○志位委員 結局、今のお答えは、配偶者控除、扶養控除の廃止もサラリーマン増税ではないというふうにお答えになったわけですね。  しかし、配偶者控除と扶養控除を廃止した場合には、こちらは三・一兆円の増税です。こちらも八割以上がサラリーマン世帯への増税ですよ。定率減税の廃止、配偶者控...全文を見る
○志位委員 今、大企業への増税の問題について言われましたけれども、法人税というのは、もう減税に次ぐ減税で、一時国税で二十兆あったのが、今十兆しかありませんよ。ですから、政府の資料を見ても、フランスと比べても日本の企業の税と社会保険料の負担は半分です。ドイツに比べても八割、イタリア...全文を見る
○志位委員 結局、やめるとは言わないわけですよ。今、本当に継続の方向が非常に色濃くにじんだ答弁でした。庶民への減税は、恒久的減税として始めた定率減税を平気で廃止する。しかし、大企業への減税は、もう時限措置が切れて終わっているものをやめると言わない。私は、ここには経団連との深い関係...全文を見る
○志位委員 ここに最大最悪の財界権益という既得権益があるじゃないか。ここにメスを入れないのでは、私は改革の名に値しないということを最後に述べて、質問といたします。