志位和夫

しいかずお

比例代表(南関東)選出
日本共産党
当選回数10回

志位和夫の2020年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月23日第201回国会 衆議院 本会議 第3号
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○志位和夫君 私は、日本共産党を代表して、安倍総理に質問します。(拍手)  総理、あなたの施政方針演説を聞いて私が驚いたのは、桜を見る会のサの字もなく、カジノ汚職のカの字もなく、公職選挙法違反の疑惑で二人の閣僚が辞任した問題にも一言も触れなかったことです。  これらは全て、総...全文を見る
04月29日第201回国会 衆議院 予算委員会 第21号
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○志位委員 私は、日本共産党を代表して、安倍総理に質問いたします。  冒頭、新型コロナウイルス感染症でお亡くなりになった方々への心からの哀悼とともに、闘病中の方々にお見舞いを申し上げます。  医療従事者を始め、社会インフラを支えて頑張っておられる方々に感謝を申し上げます。 ...全文を見る
○志位委員 今言われた、補正予算にも入っている運営に関する費用というのは、これはPCR検査をやる方の負担の減免のための措置ですよ。補正予算というのは、総理がPCR検査センターをつくるという表明をした前につくられたものなんですね。ですから、補正予算案の中にはPCR検査センターの費用...全文を見る
○志位委員 これまでもついているというんだけれども、検査センターという、検体を拭うのに特化した機関をつくるというわけでしょう。各県ではそのための予算を補正予算で計上しているわけですよ。  全国の医療関係者にお話を伺いますと、PCR検査センターをつくる努力が各地で開始されておりま...全文を見る
○志位委員 まず、運営費の予算はつけているんだとおっしゃったけれども、これは患者さん本人の負担の減免のための四十九億円ですよ。別の予算なんです。  それから、包括交付金を一千四百九十億つけているとおっしゃったけれども、これはPCRセンターをつくる前に決めたメニューなんですよ。そ...全文を見る
○志位委員 診療報酬を二倍にしたと言われました。これ自体はいいことだと思うんですが、重症患者の治療だけなんですね。それ以外の中等症患者の治療にはわずかな加算だけであります。  そして、診療報酬というのは、治療行為が行われた後に支払われるものであって、病院がコロナ患者を受け入れる...全文を見る
○志位委員 いろいろなことを言われました。包括支援交付金、これをおっしゃいましたけれども、一千四百九十億でしょう。一・四兆円かかるんですよ。持続化給付金ということを言われた、百万、二百万でしょう。今、一億、二億という単位の赤字が問題になっているんですよ。  全国千六百の病院が加...全文を見る
○志位委員 しっかり補填するということが言われないんですけれども、全日本病院協会の猪口雄二会長は、六月には資金ショートの病院が相次ぐと言っておられます。そこまで逼迫しているんです。ですから、財政支援は一刻を争う課題だと、重ねて述べておきたいと思います。  もう一点、軽症者、無症...全文を見る
○志位委員 ですから、どういう規模での財政的支援を考えておられるんですか。聞いているんです、どういう規模での財政的支援を考えているのか。  速記をとめてください。
○志位委員 また包括交付金ですか。何もかも包括交付金、一千四百九十億円。打ち出の小づちじゃないんですよ。  東京都の場合、東京都が確保したホテル東横インの場合、軽症者百人の受入れで、消毒などの関係で二百五室を借り上げたとのことであります。六月までで食事代などを含め六億五千万円の...全文を見る
○志位委員 これは、直接当事者の方とよく事情をお聞きしての訴えであります。  今、いろいろなことを言われました。人員をふやすとか、あるいは検査事項を少なくするとか言われました。しかし、私、率直に言って平時の発想だと思うんですよ。今、緊急時じゃないですか。私は、平時のやり方では救...全文を見る
○志位委員 計画書の事後提出、これもいいんだとおっしゃったけれども、これは休業計画の提出の問題であって、私が求めているのは、まず給付をする、その後に休業手当を出す、そういうふうに改めないと救われない。給付は大変になると言います、事務手続が大変になると言うけれども、潰れちゃったら何...全文を見る
○志位委員 十万円を支給したと言ったんですけれども、一回きりじゃないですか。それから、持続化給付金ということを言われるけれども、これは事業者に対する支援じゃないですか。あなたは、雇用者に対する支援も事業者に対する支援も世界で最も手厚いと言った。だから私は、イギリスと比べて、イギリ...全文を見る
○志位委員 持続化給付金ということをおっしゃいましたけれども、これはまず条件がありまして、売上げが半減以下が対象です。そうしますと、少数の事業者しか対象にならない。売上げが三割、四割減っても、多くの事業者は事業存続ができない状況に追い込まれております。  私は、困窮している人々...全文を見る
○志位委員 長引けばさらなる対応ということも言われましたので、ぜひお願いしたいと思うんですね。全国知事会の緊急要請でも、私が述べた支給要件の緩和とともに、複数回の支給を要求しております。これも党派を超えてやるべきだと思います。  次に、もう一つ、イベント中止ということを先ほど総...全文を見る
○志位委員 持続化給付金と言われるんですが、それだけでは到底対応できない方がたくさんいらっしゃいます。  エンタメ関係者からこういう訴えも寄せられました。  イベント中止によって最も苦しい状態に陥っているのは、舞台を裏で支えている人々です。音響、照明、舞台装置、衣装、メーク、...全文を見る
○志位委員 このイベント分野というのは、総理が名指しで自粛を要請したわけですから、特別の補償があってしかるべきだということを重ねて申し上げておきます。  もう時間が来ましたが、最後に一問だけ。  直ちに補償をと求める皆さんから共通して出された政府の補正予算案に対する批判があり...全文を見る
○志位委員 文化のお金もゴー・トゥー・キャンペーンに入っているとおっしゃいましたけれども、収束ができたら、そんなプレミアをつけなくたって、みんな行きますよ。早く収束させることが重要なんです。  補正予算案が感染爆発と医療崩壊をとめ、暮らしと営業を守り抜く内容となるよう、抜本的な...全文を見る
06月10日第201回国会 衆議院 予算委員会 第27号
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○志位委員 私は、日本共産党を代表して、安倍総理に質問します。  冒頭、新型コロナウイルス感染症でお亡くなりになった方々への心からの哀悼とともに、闘病中の方々にお見舞いを申し上げます。医療従事者を始め、社会インフラを支えて頑張っておられる方々に感謝を申し上げます。  まず、雇...全文を見る
○志位委員 三十三万という数字なんですが、政府調査でも休業者は約六百万人ですよ。雇調金の対象となる時短休業者を加えると一千万人を超えるわけです。ですから、ごく一部分しか対象になっていない。  パネルをごらんください。これは雇用調整助成金の推移であります。相談件数は四十四万五千十...全文を見る
○志位委員 簡素化に努めているとおっしゃいましたけれども、後でお話しいたしますが、なお煩雑な添付書類があるんです。  それから、十五日程度とおっしゃいました。それは申請から給付までであって、申請に行き着くのが大変なんですよ。それはさっきの図が示しております。  私は四月二十九...全文を見る
○志位委員 今大臣が簡素にしたとおっしゃいました。  ただ、社会保険労務士の皆さんにお聞きしますと、タイムカード、出勤簿、シフト表、給与明細、賃金台帳など多くの添付書類がある、添付書類がそろえられず、申請までたどり着けない事業者が多い、このように訴えておられます。しかも、簡素に...全文を見る
○志位委員 ドイツも十五日、申請からかかるということなんですけれども、日本は申請に行き着くまでが大変なんです。それはさっきの表に示されていたわけでありまして、ですから、総理、参考にすると今おっしゃった、ですから、よいものはもう全部取り入れる。総理が思い切って発想を変えるとおっしゃ...全文を見る
○志位委員 政府はこの間、濃厚接触者に対しては無症状の方でも検査を行うというふうに変えたことは私は評価いたします。一歩前進だと思います。  ただ、今の総理の答弁は、努力するけれども、結局、医師が必要と判断すればと、現場の医師任せになっている。私は、そうじゃなくて、国の方針として...全文を見る
○志位委員 先ほどの点は評価しますけれども、濃厚接触と認められない医療・介護従事者は、依然として病院、施設の持ち出しになっているんです。だからこういう批判があるんです。  政府の専門家会議自身が、院内感染、施設内感染対策として、地域の流行状況に応じ、迅速に抗原検査やPCR等検査...全文を見る
○志位委員 反省が見られませんね。  今、市町村保健センターとの役割分担をやっていると言いました。しかし、市町村保健センターというのは感染症対策はできませんよ。今度のコロナの問題でも、さまざまなPCR等の検査のアレンジをやったのは全部保健所です。その保健所がこれだけ減っているこ...全文を見る
○志位委員 保健師の数をふやしたと言うんですけれども、職員の数は、さっき言ったように、大きく減っているんです。やはり反省しなくちゃいけない。  いろいろやると言うんですけれども、第二次補正予算案には保健所の恒常的な体制強化のための予算は一円もありません。これでいいんですか。第二...全文を見る
○志位委員 心のケアに取り組むことの重要性についてはお認めになったと思います。個々の内容については更に後で聞きます。  もう一つ大切なことは、子供の実態から出発する柔軟な教育だと思います。  教育現場で働く教職員の方々、保護者の方々から寄せられているもう一つの心配は、例年どお...全文を見る
○志位委員 今、学習内容を重点化する、あるいは学習内容を必要なものは次の年度に移すというような特例も設けているということでありました。そういう柔軟な教育、これは否定されないと思うんですが、それを行うためには、子供を直接知っている学校現場の創意工夫を保障し、尊重することが大切だとい...全文を見る
○志位委員 今いろいろやっているとおっしゃったんだけれども、第二次補正予算案による教員の加配は全国の小中学校で三千百人です。全国の小中学校というのは三万あるんですよ。ということは、加配されるのは十校に一校じゃないですか。十校に九校は加配ゼロです。高校は全くゼロです。全く足らないと...全文を見る
○志位委員 この図そのものは文科省がつくったものですから否定されませんでした。感染レベルに合わせてということもおっしゃいました。  しかし、教育現場はどうなっているか。調べてみますと、再開後の学校の多くは、まずは二十人程度の授業とするため、学級を二グループに分けるなどの分散登校...全文を見る
○志位委員 はっきりふやすと言わない。文部科学大臣の仕事は、教育現場をいかによくしていくか、これが仕事じゃないですか。政府に対してもっとふやせと言うのが文科大臣の役割じゃないか。  総理に聞きます。  総理は、二〇一五年二月二十三日、この予算委員会の答弁で、国会での全会一致の...全文を見る
○志位委員 はっきりした答弁が得られないんですけれども、時間が参りました。  私は、今教職員を大幅にふやすことは、直面するコロナ危機に対応するために緊急に求められているとともに、現在の困難を乗り越えた後に、子供たちに少人数学級をプレゼントすることになります。そういう希望ある政策...全文を見る
10月29日第203回国会 衆議院 本会議 第3号
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○志位和夫君 私は、日本共産党を代表して、菅総理に質問します。(拍手)  日本学術会議が新会員として推薦した科学者のうち、総理が六名の任命を拒否したことは、我が国の法治主義への挑戦であり、学問の自由を始めとする国民の基本的人権を侵害する、極めて重大な問題でした。  第一に、任...全文を見る
11月04日第203回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○志位委員 私は、日本共産党を代表して、菅総理に質問します。  総理が日本学術会議が推薦した科学者のうち六名の任命を拒否したことは、法の支配、学問の自由、基本的人権を侵害し、我が国の今後にはかり知れない災いをもたらす、極めて重大な問題であります。  そこで、私は、きょうは日本...全文を見る
○志位委員 今、長々とお答えになりましたが、私の聞いたことに全く答えておりません。  その中で、最後総理が言われた閉鎖的で既得権益、これはひどい答弁だと思いますよ。会員、連携会員とつながりのある限られた中から選ばれていると言いますが、事実に反します。新会員の選考というのは、会員...全文を見る
○志位委員 個々人の任命の理由について聞いているんじゃない。六名を任命したら支障が出るのかと聞いた。それに対して答えられない。つまり、総合的、俯瞰的活動を確保というのは任命拒否の理由になり得ないということであります。  更に聞きます。  総理は、総合的、俯瞰的では説明がつかな...全文を見る
○志位委員 私は、矛盾しているという認識がないのかと聞いた。お答えがありません。一部の大学に偏っていると言いながら、一人しかいない研究者も任命を拒否している、これが矛盾しているじゃないかと聞いた。  もう一問聞きます。  総理が任命拒否をした六名のうち三名は、私立大学の研究者...全文を見る
○志位委員 全く説明になっていない。私立大が少ないと言いながら、なぜ削ったのかの説明になっていない。  もう一点聞きます。  総理は、バランスが大事だとも言いました。ならば、なぜ任命拒否された六名の全てが人文・社会科学系の研究者なのか。人文・社会科学系は、六人が欠員という違法...全文を見る
○志位委員 ですから、個々の方の任命拒否の理由を聞いたんじゃないんです。矛盾しているんじゃないかと聞いた。  私が聞いたのは、総理がですよ、総理が、任命に当たって、一部の大学に偏っているとか、若手が少ないとか、私立大が少ないとか、バランスが大事とか、多様性が大事とかおっしゃる、...全文を見る
○志位委員 私が言ったのは、断面だけで見ないで、改善がされているかと。これを見て、改善されていると評価できないんですか。  それから、会員と連携会員のつながりのある人だけだと。うそですよ、これ。今回の二十五期についても、会員からの推薦、千三百人です。関係学術研究団体からの情報提...全文を見る
○志位委員 こういう改善の努力を全く見ないで、断面だけ捉えてあれこれのまさに難癖をつける。本当にこれは情けないことだと思います。  私は、総理の言う総合的、俯瞰的云々、あるいは多様性云々、どれもこれも任命拒否の理由にはならない、これがはっきりしたと思いますよ。任命拒否に理由なし...全文を見る
○志位委員 何にも答弁していません。  お二人の会長が訴えているのは、理由もなく答弁が拒否されたら、もう学術会議としては途方に暮れちゃうということなんですよ。  総理、どうですか。お答えください。
○志位委員 あなたみずから引き起こした混乱に対する自覚もなければ反省もない。理由を明らかにしないままの任命拒否は、私は、日本学術会議の独立性、自主性を根底から破壊することになると思います。  更に聞いていきます。  今、法の問題を言われましたので、そもそも任命拒否は日本学術会...全文を見る
○志位委員 承知しているとしか言えない、高度の自主性ということを言えない。情けない態度だと思いますよ。  じゃ、条文に入っていきたいと思います。  一九八三年、会員の公選制を推薦制に変えた法改正の際に、学術会議の独立性が損なわれないか、学問の自由が脅かされないかが大争点となり...全文を見る
○志位委員 私が聞いたのは、この法解釈を維持しているかどうかなんです。維持しているのか、していないのか。今、全然答弁していませんよ。  この法解釈を維持しているのか。どうですか、官房長官。
○志位委員 法解釈を維持しているかどうかを聞いているんです。全く答えていない。維持しているかどうか答えられなかったら、法治国家じゃなくなっちゃうじゃないですか。もう法の安定性、なくなっちゃいますよ。国会の質疑、意味をなさなくなりますよ。  私、じゃ、聞きます。  一九八三年の...全文を見る
○志位委員 これは大変重大であります。  八三年のときには、八三年の政府の法解釈として、形式的な任命であって、拒否しない、これは内閣法制局とも詰めた、ぎりぎり詰めた解釈だと言っている。それを維持されているのかどうかを私は何度も聞いている。それに答えがないというのは、これは極めて...全文を見る
○志位委員 平成三十年十一月十五日。驚きました。二年前の話じゃないですか。あなた方は一貫した解釈と言っているけれども、二年前の話じゃないですか。  パネルをごらんください。  これは、この間、内閣法制局が野党ヒアリングに提出した応接録です。内閣府日本学術会議事務局からの相談に...全文を見る
○志位委員 改めて確認したと言うんですけれども、これ、文書を読んでくださいよ。「任命すべき義務があるかどうかについて、相談があった。」はっきりしていないから相談したわけでしょう、改めてじゃないんです。  あなた方は一貫した考えだと言う、内閣法制局の了承を得て一貫して主張している...全文を見る
○志位委員 内閣の法制局の了解を得た一貫した解釈と言うけれども、二年前にこっそり決めたことだと。これでは、国会審議は意味をなさなくなる、三権分立が成り立たなくなるということを私は言っております。  総理は呪文のように憲法十五条一項を持ち出しますが、憲法十五条一項「公務員を選定し...全文を見る
○志位委員 これは私が勝手に言っている話じゃないんです。NHKで報じられたことをそのまま言った。  あなた、こういうことはあってはならないことだと思いませんか。どうですか。総理の認識です、あってはならないことか。
○志位委員 総理は、あってはならないとおっしゃったけれども、やってはならないことをあなたがやったから、こういう事態が起こっているんです。  そもそも、日本国憲法が思想、良心の自由や表現の自由とは別に学問の自由の保障を独立した条項として明記したのは、歴史の反省を踏まえてのものであ...全文を見る
○志位委員 当然のことと言われました。今回と関係ないと言ったけれども、大いに関係ありますよ。聞いていなかったんですか。  こうした歴史の反省に立って、戦後、日本学術会議が設立された際には、次の決意表明がされた。  パネルをごらんください。  これが戦後の決意表明ですが、「こ...全文を見る
○志位委員 総理、答えてください。  総理が今行っているのは、まさに日本学術会議の独立性の破壊という点で、過去の誤った道をそのまま繰り返すものじゃないですか。どうですか、総理。認識がないんですか。
○志位委員 戦前の、まさに推薦制という一定の独立性まで剥奪して、そして御用機関とした、そのことがこういう道を歩ませたんですよ。  ですから、日本学術会議は一九五〇年、一九六七年、二〇一七年、三度にわたって軍事目的のための科学研究に反対する声明を発表しておりますが、これは科学の軍...全文を見る
○志位委員 国民の批判の声が全く届かないですね、あなたには。  山極寿一前京大総長、前学術会議会長は、「国の最高権力者が「意に沿わないものは理由なく切る」と言い出したら、国中にその空気が広がる。」「それは着実に全体主義国家への階段を上っていくことになる。」こう警告しておられます...全文を見る