階猛

しなたけし

小選挙区(岩手県第一区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数6回

階猛の2012年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月22日第180回国会 衆議院 法務委員会 第1号
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○階委員 民主党の階猛です。  本日は、小川法務大臣に初めての質問です。よろしくお願いします。  きょうは、裁判官、検察官の給与法の改正案が本題でございますが、その前にちょっと、最近の検察の新たな不祥事が発覚した件について取り上げさせていただきたいと思います。  まず、お手...全文を見る
○階委員 重く受けとめてどのように具体的に取り組むかということをこれからお尋ねしていきます。  まず、この今読み上げた決定では担当検事の捜査報告書の虚偽記載を認定しているわけですけれども、虚偽公文書作成、行使の罪が成立し得ると思っております。  前田元検事が村木さんの裁判でフ...全文を見る
○階委員 今の点についてですけれども、前田元検事の事件では、新聞にそのスクープが出た当日に前田さんは逮捕されていたと思いますが、今回はそういった動きが全く見えないんですよね。法務大臣としては、このような状況で問題ないというふうに思っておられるのかどうか。もっと迅速に検察が動くべき...全文を見る
○階委員 本来、前田元検事よりも重く受けとめなくてはいけないこちらの事件の方に、しかも、あの当時から検察の信頼回復というのは至上命題になっているにもかかわらず、いまだ、今の段階でまだ明確な動きが見られないということはゆゆしきことだということを御指摘させていただきます。  その上...全文を見る
○階委員 それでは無責任だと思っていまして、この取り返しのつかない強制起訴、小沢さんは現在、党員資格も停止されて、政治活動に重大な制約が加えられているわけですけれども、そういう事態が生じたきっかけは、まさに違法、不当な取り調べで、原因の種は検察にあったわけですよ。でも、検察審査会...全文を見る
○階委員 検討すべき点があると思いますので、ぜひ法務大臣には早急に、検察審査会に事件が移った後、引き返す勇気をどのように検察として実効化するか、引き返す勇気を持とうということを言っているわけだから、その点についてぜひ御検討をお願いします。  あと、もう一つ、組織的な問題があると...全文を見る
○階委員 ぜひその点も、在り方会議の再開も含め御検討をお願いします。  それでは、本題に移らせていただきますけれども、まず、裁判官の報酬の改正法についてお聞かせいただければと思います。  最高裁に聞きますけれども、今回の改正法案が成立して給料が下がる。一方で、裁判所職員定員法...全文を見る
○階委員 そこで、私が思うのは、今回、給与は削減されますが、定員の方ですけれども、三十人増員されるようでございます。  資料四という最後のページを見ていただきたいんですが、裁判官の今の定員と実員と、その差分である欠員というのが平成十四年から時系列で掲げられております。裁判官は左...全文を見る
○階委員 今お聞きしたように、九十九人と五十七人、合わせて百五十人余りが裁判官以外の仕事に従事している。こういった部分も改善していくことにより、場合によっては事務総局で仕事をするのは裁判官じゃなくて事務官でいいわけですから、そういったことも考えれば、増員する必要はなかったのではな...全文を見る
○階委員 今、裁判官以外のところは減員したんだということですけれども、それも含めてもプラスマイナス・ゼロで、ほかの府省はマイナスになっているということもお含みおきいただければと思います。  そうしたことで、裁判所におかれてもぜひ身を切る覚悟を示していただきたいということを申し添...全文を見る
○階委員 今回も、一般職の給与法とは別に、この裁判官、検察官である。あとは自衛官というところも別枠なわけですよ。自衛官の方は、東日本大震災の件で大変な御尽力をされたということで、配慮すべしということが与野党協議で固まったようでございますけれども、逆に、検察官についてどうなのか。 ...全文を見る
○階委員 検察官の信頼なくしてこの国の治安と正義は守れないという思いは一緒でございます。  ただ、余りにもずさんな捜査のやり方、あるいは捜査報告書に虚偽の記載をしているとか組織ぐるみであるとか、こういったことを根絶しない限りはこの国の検察の信頼回復はなく、治安の維持であるとか、...全文を見る
04月12日第180回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第2号
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○階委員 民主党の階猛です。  本日は、行政改革について、岡田大臣、中塚副大臣にお尋ねしたいと思います。  まず、その行政改革ということですが、消費税の引き上げの議論の中で、党内でもそうですけれども、国民の皆さんも、消費税をいずれは上げなくてはいけないのはわかるけれども、その...全文を見る
○階委員 何をやるかということのほかに、どこまでやるのかというところもはっきりしていないと思っています。  何をどこまでやるかというときに、私は、指針となるのは、我々のやっている行政改革の目的をどこに置くかということが大事だと思っています。  そこで、先ほどの資料一を見ますと...全文を見る
○階委員 大分、何をやるか、どこまでやるかということが絞られてきたと思っています。  何をやるかについては、この三十一ページに書かれてあるメニューをやるんだ、そして目的は、一義的には、消費税率引き上げまでの期間に国民の納得と信頼を得ることを目的としてやるわけですから、消費税率引...全文を見る
○階委員 今、行政改革の中でも、特に総人件費削減について踏み込んだお話でございましたが、それ以外にもいろいろやることはあるわけで、これから各論に入ります。  行政改革の各論に入っていきますけれども、まず、先ほどもお話ししたように、消費税率引き上げまで、最初に八%という政府案です...全文を見る
○階委員 法案をつくった立場からすると、もちろん法律の成立に国会でも全力を尽くしますけれども、それを先取りした形でどんどん進めていっていただいて、それで国民の皆さんの納得と信頼を得るよう努力していただくというのは望むところでございますので、ぜひ、閣議決定ベースでやれるものからどん...全文を見る
○階委員 あと、天下り対策についてもお聞きしたいんですが、政権交代直後に、独法については今後は天下りはしないで公募制で役員を決めますということで、これでかなり公務員OBの数が減ったと思うんですね。そういう天下り対策についての進捗状況をお聞きしたいと思います。  しかし、一方で、...全文を見る
○階委員 今回の実行法案、資料二の方に大体の概要は書いていますけれども、天下り対策ということで、独法の方は公募制ということをちゃんと明文化しましょうということを入れていますし、また、政府系公益法人についても、公募をやっていないで役員を雇っていたり、内部留保が過剰であったり、あるい...全文を見る
○階委員 次に、調達改革ということについてお聞きしたいと思っています。  党の中でも、行政改革調査会の下にワーキングチームが置かれていまして、三月末にかけて大変な御尽力をされて、調達改善計画というのを各省に立てさせて、それでいろいろな角度から評価をして、だめなところにはさらに計...全文を見る
○階委員 あと、国有資産の売却というのも我々の法案にも盛り込みました。これは具体的に、五年間で五千億以上を目指して売却していくんだということです。これについて、進捗状況、それから今後の方針などについてお聞かせください。
○階委員 資料二をごらんになっていただきたいんですが、今一部取り上げましたけれども、行政改革の総合的かつ集中的な実行に関する法律案という、党の方でつくった議員立法です。その中で、やるべきことを左側に書いております。左側に書いているものが、行政改革として、我々としては、やるべきこと...全文を見る
○階委員 これで終わります。ありがとうございました。
05月23日第180回国会 衆議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第6号
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○階委員 民主党の階猛です。  本日は、質問の機会を与えていただきまして、ありがとうございました。  私も、この社会保障と税の問題について、地元でさまざまな人と意見交換をしております。ミニ集会も二十回程度開きました。  そうした中でよく出てくる意見、消費税を上げることについ...全文を見る
○階委員 非常に大事なお話でありまして、よく身を切る努力をしろと言います、増税の前に。その身を切る努力というのは確かに大事なことなんですが、一過性のもののようにも聞こえます。また、身を切って増税した後、その後はどうなるんだ、そういう気もします。  なので、今、私も党の方で行政改...全文を見る
○階委員 はい、わかりました。  それでは、この行革実行法案、これを早く成立させたいんですけれども、このねじれ国会の中でそんなに簡単には成立しないということはわかっております。ただ、そのような場合も想定して、あの税と社会保障一体改革の大綱において、法案成立前から閣議決定ベースで...全文を見る
○階委員 具体的に、閣議決定ベースで早く進めていただきたいものを幾つか取り上げたいと思います。  この実行法案のポイントに書かれておりますが、左下の方に「基本方針」ということで項目が列挙されております。  この法律の大事なところは、岡田副総理には別の委員会で申し上げましたけれ...全文を見る
○階委員 それから、天下りの問題です。  これは、政権交代後、あっせん禁止はやりました。独法については、公募制を導入して成果は上がっています。しかし、公益法人を初め政府関係法人については、先日も、AIJの関係で厚生年金基金に多数の公務員OBが再就職しているという問題が発覚しまし...全文を見る
○階委員 それから、これもすぐにできると思うんですが、無駄の削減に貢献した官僚あるいはそのチームについては人事評価で配慮していく、この仕組みをすぐつくるべきだ。これも法案には盛り込んでおります。この点、いかがでしょうか。
○階委員 行政事業レビューシートというのを我が政権で導入して、政府がやっている全五千四百ですか、そういう事業について、一個一個、目的を達成しているか、お金の使い道がどうなのか、チェックできるようになりました。これは大変な成果だと思います。  しかし、結果が出てから、決算が出てか...全文を見る
○階委員 野田総理にもぜひお伺いしたいんですけれども、私、政権交代直後、政務官になってからずっと、国家公務員の総人件費二割削減のテーマに取り組んでまいりました。今もやっておりますけれども、これをやっていくには、今ようやく一割削減まで来ましたけれども、今の人事院勧告制度のもとではこ...全文を見る
○階委員 これで終わりますが、中野委員長におかれましては、行政改革調査会の会長もやっていただいています。したがって、この行革実行法案について、成立を図るべく、できればこの委員会でも審議の場が与えられればいいなというふうに思っていますので、ぜひそのあたりも御検討いただければと思いま...全文を見る
06月01日第180回国会 衆議院 法務委員会 第5号
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○階委員 大口委員におかれましては、法曹養成制度の見直しについて、いつも的確な御意見を御披瀝されておりまして、本当に敬意を持っております。  今御指摘されたのは、連携法の附則二条に関する修正案の部分でございまして、一定の結論というのは、委員おっしゃるとおり、政府の講ずべき措置の...全文を見る
○階委員 同じ附則二条の関係でございますけれども、「速やかに」というのは、立法措置をとるということが仮に結論としてあった場合は、これは国会の審議などもありますからすぐに実行に移すことはできませんけれども、基本的には、一刻の猶予もならないわけですから、やれるものはすぐ実行する、法改...全文を見る
○階委員 動議を提出いたします。  本案及び両修正案の質疑は終局されることを望みます。
06月08日第180回国会 衆議院 法務委員会 第6号
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○階委員 お答えいたします。  まさに改革は急を要するわけでございまして、一定の結論を得るためには、全員一致でないと物事が決まらない、進まないということではまずいわけです。この法律のたてつけとしましては、意思決定に全会一致を要求するものではありません。
○階委員 まさしくそのとおりでございまして、先ほど法務大臣が読み上げた制度の要綱からして、ほとんど一〇〇%に近い数字が合格率になっていないとおかしいわけでございます。  他方、私が考えるに、その原因は何かというときに、二つ考えられるのではないか。一つは、法科大学院の教育水準が余...全文を見る
○階委員 先回、自民党の先生方がいらっしゃらないところで附帯決議をさせていただいて、それは申しわけなかったんですが、(発言する者あり)だから、申しわけないと申し上げております、申しわけないと申し上げております。  その上でお答えしますけれども、その附帯決議の中で、多様な意見も反...全文を見る
08月02日第180回国会 衆議院 決算行政監視委員会行政監視に関する小委員会 第2号
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○階小委員 要するに、必要に迫られてこのスーパーコンピューターがつくられたものかどうかというところを我々は問題視しているわけです。ひょっとすると、必要もないのに、世界一を目指すんだということのためだけにつくったのではないかという危惧を抱いています。  例えば、東京スカイツリーだ...全文を見る
○階小委員 要は、既存のコンピューターでは計算能力が追いつかないのでこれをつくる必要があったということを今おっしゃられたと思うんですが、であれば、このコンピューターでなければできない研究の成果というものをちゃんと国民に示さなくてはいけないと思うんですよ。それは、定期的に国民の皆さ...全文を見る
○階小委員 最後にお聞きしますけれども、単にこのスーパーコンピューターは皆さんに使われていますというだけでは、説明責任を果たしたことにはならないんですね。このスーパーコンピューターでなくてはできないことをずっとちゃんとやっていますよということを説明しなくてはいけないということをぜ...全文を見る
○階小委員 利用の枠組みについてお伺いします。  今回の「政府において講じた措置」を見ますと、まず、「京」全体の能力の五〇%程度は文科省が戦略的見地から課題の選定を行うとなっています。なぜ五〇%なのか、そして、なぜ文科省がそういうふうに課題を選定しなくてはいけないのかということ...全文を見る
○階小委員 ほかの二〇%はどうなのか。五〇パー、三〇パー、あとの二〇パーはどうなのかということで、私は、先ほど申し上げたように、「京」ならではという研究に充ててほしいというのはあるんですよ。ただ、それを文科省でなければそういう課題というのは見つけられないのかというところが私は疑問...全文を見る
○階小委員 最後に一言だけ。  これは余りかたく考えないで、五〇パーとか文科省が課題選定というところは柔軟に対応するようにしてください。
○階小委員 労災診療費の方について議論させていただきたいんです。  前回の委員会の決議の中で「労災診療費のレセプト審査事務の支払基金等への委託についても検討を進めるべき」という決議をした結果、皆さんの方で有識者の検討会を五回ほど開いたということで、その報告書をまとめましたと。 ...全文を見る
○階小委員 いま一つよくわからないんですけれども、例えば、まず業務外か業務内かという審査をするわけですよね。業務外だといった場合に、そうするとその医療費というのはどういうところで審査されるわけですか。この労災診療費の審査機関で審査されるんですか。
○階小委員 ということで、私は二段階の審査があると思っているわけですよ。業務外か業務内かという審査と、実際の医療費が適正かどうかという審査と二段階あるわけで、それを、一段階目は皆さんのところでやっていい、労災の審査機関でやっていいと思うんだけれども、二段階目については切り離しても...全文を見る
○階小委員 それを言ってしまうと、国保の場合でも委託することが必ずしもコスト削減につながらないという結論になるわけですか。国保も同じことが言えるわけですか。
○階小委員 ちょっとわかりづらいので、なぜ国保の場合は委託はあり得べしなのにこっちは委託はできないのかということを後でちゃんと説明する資料を用意してください。  それと、最後にもう一点だけ。「政府において講じた措置」の中で、結局、報告書を踏まえて、今後は「厚生労働省としては、国...全文を見る
○階小委員 それは大変な問題ですよ。有識者会議で議論していないでしょう、この部分。なぜそんなことを勝手に書いているんですか。  それで、もしそういう結論をつけるんだったら、報告書の中にちゃんと、どういう計画を立てて、どれだけ削減していくかということが書かれていないと、私は検討と...全文を見る
○階小委員 それは早急にやってください。それで、皆さんに示してください。
○階小委員 この議論の冒頭で松本委員から、きのう、行革実行本部で全閣僚出席のもとで、この公務員宿舎の売却計画も含めて、国有資産の売却の工程表がオーソライズされましたというお話がありました。それで、その工程表、今私の手元にあるのを見ているんですけれども、今回のテーマである公務員宿舎...全文を見る
○階小委員 そうすると、今後五年間で残り四万戸をどうするかということが問題になるわけです。ところが、この工程表を見ますと、一・六万戸については今後五年間でやりますということになっていますけれども、残りの四万戸については、まず、どの四万戸にするかというのはこれから選んでいくというこ...全文を見る
○階小委員 心もとないと思っているのは、四万戸の方が売却に要する期間の矢印の長さが短いわけですよ。一・六万戸は平成二十五年度の半ばから三年半ぐらいかけて売ることになっているのに、四万戸の方は二年ちょっとで売る、矢印の長さだけ見ると。本当にそれが可能なのかというのが心もとないので、...全文を見る
○階小委員長代理 次に、内閣府、文部科学省及び経済産業省、原子力関連予算の独立行政法人及び公益法人への支出について自由質疑を行います。
○階小委員 先ほども指摘したんですけれども、医療費レセプトの関係では、労災診療費の方は余り前回議論できなかったという反省もあるんですが、それにしても、一応、有識者で検討しましたという割には、報告書の中で必要なことが盛り込まれていなかったりしていますので、やはり、この労災診療費の部...全文を見る
○階小委員 私も、多分、これはみんな発言していたら終わらないだろうなと思って、若干発言を控えていましたけれども、そもそものテーマは、原子力関連予算の独立行政法人及び公益法人への支出ということなんですが、その支出をどうやって見直すかということについて、政府から具体的な回答があったの...全文を見る
○階小委員 今の平先生のお話の中で、猛省を求めるという表現ではないんですが、前回の決議の中では、今回の討議に際し、政府の資料の作成、提出について十分でないものがあり、改善を求めるという文言が入っておりますので、もし資料の提出が不十分であると、それはやはり政府に対してはしっかり物を...全文を見る
08月07日第180回国会 衆議院 東日本大震災復興特別委員会 第9号
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○階委員 民主党の階猛です。  被災地の復興を支えるためには、復興に必要なリソース、人、物、金の円滑な供給が必要であると考えております。きょうは三点、人についてはボランティア、物についてはコンクリート、そしてお金については二重ローンを簡潔に取り上げたいと思います。  まず、物...全文を見る
○階委員 ぜひ、民需の生コンクリートの点について、これからもしっかりとした取り組みをお願いします。  次に、二点目ですけれども、二重ローンの話です。  この二重ローンについては、昨年、私もいろいろな立法にもかかわらせていただいて、今、三つの制度が動いています。一つは、個人向け...全文を見る
○階委員 最後、ボランティアの話ですけれども、復興庁さんでもこういうチラシをつくったりして、「この夏も、ボランティアに行こう!」ということで、全国からボランティアが集まっていただけるようにいろいろ御尽力されているかと思います。  ただ、実態はどうかといいますと、震災から一年半近...全文を見る
○階委員 時間が参りましたので、終わります。  きょうは、岩手県議会の方からも我々の同志がたくさん傍聴に来られて、平野復興大臣を励ましに来ておりますので、ぜひこれからも、我々も一生懸命大臣を支えますので、復旧復興に向けて頑張りましょう。  以上です。
10月23日第180回国会 衆議院 決算行政監視委員会行政監視に関する小委員会 第3号
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○階小委員 民主党の階です。  まず、今の平先生の御指摘の中で、繰り越しを緩やかに認めるべしというのは、これは本当に被災地としては切実な問題です。これは復興予算に限らず、財務省に聞いてもらいたいんですけれども、今、被災地周辺では人件費であるとか資材費が高騰しておりまして、入札を...全文を見る
○階小委員 質問したことに対してごく一部しか答えていません。  まず、その五千六百億というのは設備投資の見積額だと思うんですが、需要創出額とか雇用創出数は幾らなのかということに対して答えていないのと、あと、被災地への波及効果を第三者委員会の審査基準にしているということなんですが...全文を見る
○階小委員 漠然としていて、それが本当に審査基準として機能するんだろうかということがあります。やはり復興のための事業でありますから、この波及効果の基準というのが明確になっていないと被災地の納得は得られないのではないかと私は思っております。  それから、グループ補助金についてなん...全文を見る
○階小委員 ぜひ、この繰り越しの件について、財務副大臣からも御答弁をお願いします。
○階小委員 先ほど和田さんから復旧と復興を一体的にというお話がありましたけれども、私は、復旧の呪縛から解放されてほしいということを申し上げたいと思います。  きょうは手元にレビューシートが二種類配られておりますけれども、一つは地域医療提供体制の再構築という事業名、もう一つは医療...全文を見る
○階小委員 あと一点だけなんですが、その関係で気になるのは、先ほどの二つの事業について、昨年の三次補正のときの災害復旧の方のチェックシートには、この事業に基づく補助金は、「被災した医療機関の現状復旧のための施設整備事業であり、医療機関の機能分化や医療機能の集約連携など、モデルとな...全文を見る
○階小委員 この全国防災の関係の予算については、十九兆円という五年間の復興の予算の枠の中で大体一・三兆円ぐらいということを、以前、国会の答弁で吉田財務大臣政務官がおっしゃっていたと思うんですね。ところが、今どのぐらいいっているかというと、既に、二十四年度予算のところまでで、国費と...全文を見る
○階小委員 では、一兆という歯どめ、あるいは一・三兆という国会での答弁というのはもう全く意味がなくなったという理解でいいんでしょうか。
○階小委員 多分そこが、やはり被災地としてみると、またあるいは復興のために臨時増税に応じた一般国民にしてみても、納得がいかないところだと思うんですね。  まず、十九兆円のうち、私も、一兆円ぐらいは全国防災に当たるだろうということは覚悟しておりました。ただ、逆に言うと、残りの十八...全文を見る
○階小委員 この全国防災の予算を認める基準の中に、全国的に緊急に実施する必要性が高いという文言が入っていたかと思うんですが、もはや、震災から一年半以上たちまして、緊急の必要性という要件に欠けるのではないかと思うんですが、その点はどう思われますか。
○階小委員 最後、一点だけですけれども、長安さんにお尋ねします。  NHKでも取り上げられた問題の沖縄の件ですけれども、落石の防護柵、あの部分というのは、別に、今回、震災の後に緊急対策として盛り込まれたものではなくて、いろいろ国交省に聞いたところ、もともとあそこの工事を計画した...全文を見る
○階小委員 今、急に配られた行政事業レビューシートについてお聞きしますけれども、官庁営繕費のレビューシートなんですが、きのう党の方でお話を聞いたときには、二十五年度の要求というのは入っていなかったんですね。きょう配られたものには入っているんですよ。六十五億円弱ですけれども、二十四...全文を見る
○階小委員 質問に答えていないんですよ。  まず、きのうの段階でもレビューシートでは御説明いただきました。しかるに、きのうのレビューシートには、二十五年度の要求の欄は空白でした。きょうになって六十四億という数字が急に出てきたのと、あと、二十四年度より大幅にふえているのはなぜなの...全文を見る
○階小委員 これもさっきの全国防災事業と同じで、全国の官庁についてお金が使われるわけですよね。歯どめがどこにあるのかというのがわからないんですよね。これは最終的にどこまでお金が膨らむんですか。
○階小委員 ということは、二十五年度でもうこれは終わりということでいいんですか。
○階小委員 では、歯どめがどこにあるんですか。歯どめがないじゃないですか、順次やっていくというんなら。  かつ、復興予算でこれをやらなくてはいけないというのが私はわからないんですね。官庁の耐震改修費というのは必要だというのはわかるんですけれども、これは復興予算で、国民に臨時増税...全文を見る
○階小委員 これの事業シートを見ますと、事業概要は、「受刑者の出所後の円滑な就労を支援するとともに、被災地の復興需要に応えるため、月形刑務所及び川越少年刑務所において、」云々かんぬんとあって、行われたのは北海道の月形刑務所というところと埼玉の川越少年刑務所なんですね。  ところ...全文を見る
○階小委員 もっと言えば、きょう手元に配られている東日本大震災復興関連事業チェックシートの「事業所管部局による点検」の一項目めのところを見ると、「「復興への提言」において、「被災地や避難先において犯罪を防止する取組が行われるべき」」ということが書かれてあることを踏まえて、この事業...全文を見る
○階小委員 今の小野寺先生のお話に加えて、既に予算が採択されているものについて、さまざまな事情で執行がスムーズにいかないケースがあると思います。先ほども申し上げましたけれども、人件費の高騰、資材の高騰ということで入札が不落札に終わるということもあり得ますので、繰り越しの要件を緩や...全文を見る
○階小委員 ちょっと数字のことをきっちり整理しておきたいんですが、十九兆円の五年間の予算の中で復旧復興事業に大体十七兆円充てるということになっていまして、その中で一兆円程度を全国防災事業ということになっていました。既に二十四年度の予算までで、国費と地方の負担も合わせますと、あと地...全文を見る
○階小委員 法務省の下にある検察庁というのは、下にあるかどうかあれですけれども、検察庁は一罰百戒ということをよく言うんですね。私、この案件というのはまさに一罰百戒すべきケースだと思います。  額は小さいんですけれども、これは全然合理性がないです。そもそもの復興の基本方針であると...全文を見る