階猛

しなたけし

小選挙区(岩手県第一区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数6回

階猛の2013年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月15日第183回国会 衆議院 議院運営委員会 第7号
議事録を見る
○階委員 民主党の階猛です。本日は、よろしくお願いいたします。  会計検査院は、予算の執行が経済的、効率的、有効的に使われているか、それをチェックする重要な役割を負っています。その役割というのは、近年ますます高まっていると思っています。  私も、政権担当時代は、政府の中では総...全文を見る
○階委員 最後に、もう一問だけお聞かせください。  指摘金額について、先ほど越智先生からもお話がありました。我々の政権になった平成二十一年度に一兆七千九百四億円ということで、前年の二千三百六十四億円から大きくふえました。また、その前、数年さかのぼりますと、ずっと数百億円台という...全文を見る
○階委員 終わります。ありがとうございました。
03月13日第183回国会 衆議院 予算委員会 第13号
議事録を見る
○階委員 民主党の階猛です。  黄川田さん、そして郡さんに続きまして、私も、被災地であります岩手県の代表として質問をさせていただきます。  まず、震災から二年がたちました。私も、震災直後、現地に伺いまして、三つのことを感じました。一つは、自然の途方もない力の前で人間というのは...全文を見る
○階委員 我々民主党も、生みの親として責任を果たすべく、まさに現場主義、それから積極的に提案していく、また、改革を継続していく、こういう立場から御意見を申し上げていきますので、よろしくお願いします。  質問に入りますけれども、これも一つの提案なんですが、私は、震災から二年たって...全文を見る
○階委員 国交大臣がお見えで、観光のことについてお尋ねします。  先般は、盛岡と宮古を結ぶ横断道路の一部の開通式がございまして、簗川道路といいますが、そこにも大臣はおいでになっていただきました。ありがとうございました。  そしてまた、道路ができてくると観光というものも活性化し...全文を見る
○階委員 ありがとうございます。  これは、震災で被害を受けた地域だけではなくて、日本全国の活性化につながるような先駆的な事例になると思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。  それでは、先ほど来お話が出ております住宅再建等の話に移らせていただきます。  これが、先ほど...全文を見る
○階委員 役所の方に伺うと、これは住民サービスとしてやられるということを言われていたんですけれども、もしそれが本当ならば、既にこういうものは住民の方には示されております。  私は、新たにもしこれをつくるんだったら、例えばこういうことをしたらどうかと思うのは、この工程表の例でいい...全文を見る
○階委員 引き続き、午後に質問させていただきます。  ありがとうございました。
○階委員 引き続き、質問させていただきます。  午前中の最後の方で、政府の今示されている工程表の具体例を皆様にお示しして、二十八年度以降、いつになったら工程表が完成するのかわからない点についてただしました。その点について、復興大臣から、これから具体化していくということでございま...全文を見る
○階委員 法改正、次の段階で考えるということで、果たして工程表に示した期限は守られるのであろうか。守られるのであれば、それはそれでいいんですけれども、もし今のやり方でちゃんと守れるというのであれば、ここは総理にお願いします、この工程表どおり住宅の再建は進めるという決意をお示しくだ...全文を見る
○階委員 ぜひ、工程表を示した以上、今の総理のお話にもありました、しっかりこの工程表を守って進めていただきたいと思います。  今、まちづくりをするに当たっても、さまざまな公共工事をするに当たっても、生コンが足りないという問題、これも委員会で取り上げられております。  今回、復...全文を見る
○階委員 確かに、民業圧迫にならないようにという視点は重要ですけれども、被災地で本当に生コンが足りなくて困っているという状況ですから、そこは柔軟に、民間の方と連携をとりながら、ぜひ、せっかくつくったプラントを有効活用していただければと思っております。  次の質問ですが、総務大臣...全文を見る
○階委員 ありがとうございます。  現地の自治体は、日々の仕事に追われて、なかなか自分たちでは情報発信できませんので、ぜひこれは総務省が中心となって進めていっていただければと思います。  最後、これはちょっと厳し目な質問になると思います。  復興予算枠が、今回、六兆円追加に...全文を見る
○階委員 当初、五年間十九兆円ということを、我々、当時の野党の皆さんとも話し合って考えたわけですね。ところが、その後の事情によって六兆円上積みしなくちゃいけない。これは必要な予算ですから、上積みすること自体を問題にしているわけではないです。ただ、六兆円をどうやって財源を調達するか...全文を見る
○階委員 おっしゃるように、株価は水ものです。  私が言いたいのは、過度に不確定要素の大きい株の売却収入に頼るというのは、やはり、先ほど申し上げた八条の「その償還の道筋を明らかにする」という法律の趣旨に反しているのではないか。むしろ七条の歳出削減をなるべく多くやって、そして、な...全文を見る
○階委員 私どもは、その十九兆円の枠、どうやって財源を工面するかというときに、苦渋の決断でしたけれども、子ども手当、我々の本当に看板政策でございましたけれども、当時の野党の皆様からの御意見も取り入れて、やりました。  正直言って、この郵政株について、まだ当時は郵政民営化の見直し...全文を見る
○階委員 ありがとうございました。
03月15日第183回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号
議事録を見る
○階委員 民主党の階猛です。  本日は、質問の機会を与えていただきまして、ありがとうございました。  きょうは、白川日銀総裁にお越しいただいております。早速御質問させていただきます。  もうすぐ御退任が近づいてきました。この五年間、日銀総裁になられてから政権交代が二回あった...全文を見る
○階委員 今確認したんですけれども、物価の目標というのはころころ変わらないということも日銀の独立性の中には含まれるんだということでした。  そこで、今回、政権がかわった後、物価安定目標なるものを政府と共同声明を出されたわけですね。  我々の民主党政権時代は、日銀が目指す物価上...全文を見る
○階委員 日銀独自の判断で今回の方針変更に至ったということであります。  お聞きしていてやや心外なのは、政府の方でも競争力の強化、成長力の強化に取り組んでいくから二%というふうに変えられるんだということをおっしゃっていましたけれども、我々が民主党政権のときは、逆に言うと、競争力...全文を見る
○階委員 独立性に関しては、ちゃんと貫いてほしいと思っております。  次の質問ですけれども、私は、最近のというか、ここ十年来の金融環境を見ておりまして、そもそも、日銀の金融政策によって物価の上下変動を制御できるのだろうかという疑念を持っております。金融緩和というのは大事ですけれ...全文を見る
○階委員 今重要なことをおっしゃったと思います。二%の物価安定目標、これがオーバーシュートして経済に悪影響を及ぼさないためには我々政治家の責任が重要だと。つまり、日銀の独立性を堅持すること、それから財政規律を守ること、この二点を我々は意識しないと大変危険なことだ、日銀の力ではどう...全文を見る
○階委員 ぜひ、過去のバブルの教訓も踏まえて、物価が低位安定しているからといって金融政策を何ら変更しないというのは、バブルのその後の崩壊という危険もありますので、そこは注意深くやっていただきたいと思っております。  それからもう一つ、今度は逆に、物価が上がって二%の目標を達成し...全文を見る
○階委員 そろそろ総裁の時間も迫っているので最後の質問にさせていただきたいと思います。  私は、二%の物価安定目標について、今回の合意の文書によりますと、これは急いでやるということですね。正確に言うと「できるだけ早期に実現する」というふうに書いていますけれども、これは、今回新し...全文を見る
○階委員 最後にもう一点だけ。  そうすると、二年間というのは、これは日銀としてこだわることはないという理解でよろしいでしょうか。
○階委員 ありがとうございました。御退席ください。  それでは、財務大臣に引き続きお伺いいたします。  先日の所信のお話の中で、プライマリーバランスが着実に改善しているというくだりがございました。大臣所信の中で、二十五年度予算の説明のくだりの中でそういう表現がございました。 ...全文を見る
○階委員 まさに大臣もおっしゃるとおり、私も、そのSNAを前提とした計算である、そして、予算に計上されたときではなくて、実際に支出されたときを基準にプライマリーバランスを計測しているということで数字が変わってくるということは理解した上で言っています。  ただ、その上で、なぜ先ほ...全文を見る
○階委員 そうすると、この注意書きには、「政府が目指す経済の姿を考慮して、」と書いています。ただ、今大臣は機械的にとおっしゃっていました。これはちょっと矛盾しているような気がするんです。  大臣がおっしゃりたいのは、二%に達するのが二〇一六年度、これは別に政府方針ではないですよ...全文を見る
○階委員 日銀の方では二%に二年間で持っていくというような話も出ている中で、こちらの財務省で出しているのは消費者物価上昇率二%が二〇一六年度ということで、そごがあるのではないかというふうに思います。  今の御説明だと、機械的な計算で、まず、経済成長率が二十八年度、二〇一六年度に...全文を見る
○階委員 もし、もうちょっときめ細かくやられるんだったら、こういう〇・一刻みで単純にアップしていくということにならないと思うんですね。多分、二〇一四年度、二〇一五年度は少し下がって、それからまたアップしていくみたいな、V字傾向をたどったりとか、もうちょっときめ細かいやり方だと数字...全文を見る
○階委員 外からどう見えるかということを考えていただきたいと思うんですよね。やはり、正直言って、この計算は非常に雑駁な計算だと思っていまして、機械的にという言葉を先ほど来何度も使われています。  私は、財政規律がこれだけ重要な時代になってきますと、こういう雑駁な計算で国会の中で...全文を見る
○階委員 内閣府で同じようなことをやっていると私も聞いております。今現在では二〇一五年度とか、将来にわたっての見通しは出していないけれども、夏にかけて出すだろうということも伺っております。  ただ、内閣府が果たしてどの程度政府から独立して、かつ専門的な能力を持っているかどうかと...全文を見る
○階委員 大臣にお伺いします。  これから高齢化が進んでいくとともに、今言ったようなケースだけではなくて、例えば、高齢の方が頻繁にATMにお金を引きおろしに来るようなケースもあるそうなんです。そういうときに、金融機関の人は、何か危険だなと思いながらも、どこまでそういう方にお声を...全文を見る
○階委員 最後に、今ちょっと大臣からも話題に上がった振り込め詐欺の話です。  振り込め詐欺の救済法というのを、実は、二〇〇八年、二〇〇七年の終わりだったでしょうか、私が一年生の議員のときに、民主党からも対案を出したりして、成立させたというのがあります。  振り込め詐欺の救済法...全文を見る
○階委員 この制度、まだ始まったばかりですので、応募もまだそんなには多くないということなんですが、これは非常に重要な取り組みだと思っております。犯罪被害で理不尽な目に遭った方たち、この方を救うということは、私も弁護士時代からずっと取り組んできました。  振り込め詐欺の被害を救済...全文を見る
○階委員 金融の話、それから財政の話について、またきょうも提案も含めていろいろお話しさせていただきました。  我々は対案を積極的に出していきます。また、改革は継続していかなくてはならないと思っています。民主党政権の時代には、お金の使い方について見直そうということで仕分けなどもや...全文を見る
03月15日第183回国会 衆議院 法務委員会 第2号
議事録を見る
○階委員 民主党の階猛です。  谷垣法務大臣を初め、法務省政務三役の皆様、どうぞきょうはよろしくお願いします。  谷垣大臣は、弁護士の大先輩でもいらっしゃいまして、いろいろな会合でお見かけするたびに、いつも私のような若輩にも丁寧に御挨拶をしていただいて、私、いつも谷垣大臣のお...全文を見る
○階委員 十分問題の所在は御理解されていらっしゃると思っていまして、むしろ、事実上無限定に改正されることをどうやって防ぐかどうかということを実務的には考えなくちゃいけない、国政としては考えていかなくちゃいけないということなんだと思います。  そこで、その九十六条の昨今話題になっ...全文を見る
○階委員 お立場はわかっていますが、せっかくなので、もう一つだけお聞かせください。  今、九十六条をまず先行して改正すべきという議論がありますけれども、この九十六条であれ何であれ、国民投票をするということになると経費も八百億程度かかると言われております。  また、学者さんによ...全文を見る
○階委員 まさに全体を変えるというのは大変な話ですし、また一方で、九十六条だけを変えるというのも、これもまた両極端の話のような気がしておりまして、私は、全面的に見直すというところまでは必要ないかもしれませんけれども、やはり今、喫緊、両院のあり方ということが問題になっています。決め...全文を見る
○階委員 ぜひ、こういう問題があるということを御認識いただいて、適宜対応をお願いいたします。  もう一点、債権法改正で、今回の目玉となるのは保証人の保護ということでございます。  私も、保証人の規定については、過度な保証人の責任というのはよくないだろうと思っていました。特に、...全文を見る
○階委員 ぜひこの点も問題意識をお持ちいただいて、適宜対応をお願いします。  別の論点に行きますが、取り調べの可視化です。  先般、一月に、法制審議会新時代の刑事司法制度特別部会というところで基本構想というものが出されました。この基本構想、私もざっと読んでみましたけれども、そ...全文を見る
○階委員 ぜひそこは、検察というのは非常に独立性の強い組織で、ちょっと政務が目を離すと独善的になりがちです。  実は、今回、所信の中でも気になるところがありました。というのは、今の取り調べの可視化の話と検察改革のための取り組みというのが、別の段落に分けて書かれているんですね。 ...全文を見る
○階委員 そのような検察の問題に鑑みまして、我々の政権のときから、これは制度は変えておりませんけれども、運用の中で可視化の範囲を広げてきました。  とりわけ、検察が直接一次捜査を行う事件、直受事件と言われておりますけれども、特捜部とか特別刑事部というところが担当する事件でありま...全文を見る
○階委員 これは、前回御報告いただいたときよりも大分数字が上がってきておりますね。これはいい方向に来ていると思います。  運用はもう既にこういう状況でございますから、私は、これを制度化して、さらに検察の信頼回復につなげていくということを大臣として考えられたらどうかと思います。こ...全文を見る
○階委員 可視化に対して前向きな御評価をいただいたことはありがたいと思っています。ぜひ、これからも可視化推進のためにお力を尽くしていただければと思っております。  最後のテーマ、法曹養成制度について伺います。  資料をおつけしておりますけれども、資料の二とか三をごらんになって...全文を見る
○階委員 最後にお尋ねしますけれども、私は、資料の四、五というのを見ていただきたいんですけれども、法科大学院の教育水準が低いのが一つ不人気の理由ではないかと思っています。  資料四では、これはちょっと汚くて恐縮なんですが、平成二十四年の司法試験予備試験の結果です。これは法科大学...全文を見る
○階委員 ありがとうございました。またよろしくお願いします。
03月22日第183回国会 衆議院 法務委員会 第4号
議事録を見る
○階委員 民主党の階猛です。本日もよろしくお願いいたします。  きょうは、裁判所職員定員法の一部を改正する法律案の審議ということで、御質問をまずさせていただきたいと思います。  よく、公務員の人件費を下げるべきだと。民主党も、政権交代当時のマニフェストでは公務員の人件費二割削...全文を見る
○階委員 確かに裁判官の方は大臣の手の及ばない部分もあるかと思うので、資料二をごらんになってください。同じような問題が検事についても言えるのではないかと思っております。  検事についても、平成二十年度から五年間、数字を並べておりますけれども、欠員数というのがだんだんふえてきてお...全文を見る
○階委員 育児休暇とかいろいろな状況をお話しいただきましたけれども、それは、過去五年間、前々からあることでありまして、私が言いたいのは、二十三年度から二十四年度でも欠員が十六名ぐらいふえているわけですね。十六名ふえて、であれば、ネットで十二人ふやさなくても、欠員がふえた枠内で十分...全文を見る
○階委員 では、判検交流ということに話を移らせていただきます。  判検交流、資料三というのを見ていただきたいんですが、これはまず、判検交流の中でも、法務省の本省の幹部にどれだけ判事さんあるいは検事さんから来ているかということであります。  ブルーが検察官出身者、黄色が裁判官出...全文を見る
○階委員 済みません、判検交流という概念が、多義的といいますかいろいろな概念があるので、区別して私は確認したかったんですけれども、後半の方で御答弁されたように、訟務検事の方の割合は下げていく、また検察官が裁判官になるのはやめるということは確認いただきました。  その上で、法務省...全文を見る
○階委員 だんだん時間もなくなってきましたので手短に行きたいと思いますが、資料の四をごらんになってください。  これは、先ほど枝野委員が使った資料にちょっと加工を加えたものです。どこを加工したかといいますと、先ほど予備試験の合格率が一番高いんですというお話がございましたが、その...全文を見る
○階委員 ありがとうございました。
04月03日第183回国会 衆議院 法務委員会 第6号
議事録を見る
○階委員 民主党の階猛です。  先ほどの法テラス気仙のお話は、大臣、非常にすばらしい答弁だったと思います。ぜひそのお気持ちでもって、被災者の方に寄り添うような法的な支援をお願いしたいと思います。  私は、弁護士時代に犯罪被害者の支援に取り組んでいました。犯罪被害者も津波で被災...全文を見る
○階委員 大臣の先ほどの津波で被災された方への思いからすると、当然、犯罪の被害者で不幸な目に遭った人に対しても、何かしなくてはという思いもおありだと思いますよ。  例えば、せめて無料の法律相談ぐらいはしてあげて、その中で、先ほど心のケアとおっしゃられましたけれども、法的に何か問...全文を見る
○階委員 この点については、この後の法案の中身を吟味させていただいて、必要があれば、理事とも協議して、我々の方で修正の案なども出させていただければと思っております。  次のテーマに移りますが、平成二十二年に施行された法案で、私どもの政権のときにやったことですけれども、重大な法律...全文を見る
○階委員 時間がもう切れそうなので、最後に申し上げます。  二十七年度というのは若干ちょっと遅いかなと思いますので、までにですから、なるべく早くお願いしたいのと、もう一つは、きのう法務省の方にお聞きすると、この時効撤廃法案が通った後、従来であれば時効にかかっていた犯罪がどれぐら...全文を見る
○階委員 ありがとうございます。ぜひ、そういう情報もどんどん発信してください。  ありがとうございました。
04月10日第183回国会 衆議院 法務委員会 第7号
議事録を見る
○階委員 民主党の階猛です。本日もよろしくお願いいたします。  本題に入ります前に、きのう発表されました政府の方の行方不明者であるとか相続未了の土地の取得に係る対策についてお聞かせいただければと思います。  法務大臣も予算委員会等でお答えになられていたかと思うんですが、所有者...全文を見る
○階委員 恐らくそんなに土地の値段が高くないと思うんですね、特に防潮堤の予定地なんというのはもう人が住めないというところですから。その売却代金から報酬というのはなかなか厳しいのではないかということがあります。それがまず一点です。  もう一点、お話ししていて感じたのは、不在者財産...全文を見る
○階委員 ようやくこの釜石の防潮堤の建設地では、岩手県がとりあえず一件につき相続不在者財産管理人を選任するよう申し立てたということなんですが、防潮堤の建設予定地というのは、全体の取得予定の土地に比べれば本当にごくごくわずかな部分なんですね。その中でも、この防潮堤のところだけでも地...全文を見る
○階委員 では、私ども民主党としましても、何か既存の制度にかわる、いいものがないかということを考えさせていただいて、また御提案なりさせていただければと思います。  時間が短くなりましたが、本題の方なんですが、前回の質疑で被災地の法テラスについて、大臣から非常に温かいお言葉、被災...全文を見る
○階委員 もう一つ、先日私から御提案申し上げたのは、今現在、日弁連が自分たちのお金を出して法テラスにやってもらっている事業というのがあります。犯罪被害者のために告発状、告訴状を書いたりとか、被害届を出したりとか、事情聴取に同行したり、こういったことについても、私は、だんだん需要が...全文を見る
○階委員 時間ですので終わりますけれども、やはり先ほど田嶋筆頭もおっしゃったように、犯罪被害者にどれだけ寄り添えるかというのが政治の使命ではないかなと思っております。いろいろな役所の常識からすると、そこまではちょっとというところもあるかもしれませんが、そこは政治の力で乗り越えてい...全文を見る
○階委員 ただいま議題となりました修正案につきまして、民主党・無所属クラブを代表し、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  現在、資力の乏しい犯罪被害者等であって、国選被害者参加弁護士制度や民事法律扶助制度の適用のないものが弁護士の援助を受ける制度として、日本司法...全文を見る
05月10日第183回国会 衆議院 法務委員会 第12号
議事録を見る
○階委員 おはようございます。民主党の階猛です。  きょうは、虚偽捜査報告書の問題を取り上げたいと思います。  我々が政権を担当していたときから、三つの虚偽問題というのがありました。  一つは、前田検事のフロッピーディスクの偽造による虚偽、この件では、前田さんは実刑の判決を...全文を見る
○階委員 それでは、この場で確認しますけれども、インターネットで流出されているものは誰でも見れるわけですけれども、これが原本かどうかということは皆さん、法務省の方では確認されているのかどうか。これは大臣かどなたかでも結構ですが、お答えいただけますか。お答えください。大臣。
○階委員 では、この点については改めて委員会の後でも確認させていただきたいと思います。  それでは、本題に入ります。  この虚偽捜査報告書の問題については、昨年の六月二十七日に最高検の方で、これは資料一ですけれども、長い題名でございますが、いわゆる報告書というものをつくってお...全文を見る
○階委員 そうすると、非常にこの内容について今問題があるという指摘がされていまして、これは検察庁としても大変重要な問題だと思います。  この捜査報告書の方なんですが、そもそも、この文書は誰に宛てて、何のために作成したのかということを、そうしますと、どなたにお尋ねすればよろしいで...全文を見る
○階委員 今、国民に対する説明責任を果たすためにというお話がありましたけれども、これはまだホームページ上公開されていないと思っておりまして、普通の国民はこれを見れない状況にあると思います。  ということは、この作成の目的と反するような状況にあると思っていますが、この点については...全文を見る
○階委員 先ほどの虚偽捜査報告書原本自体、それから今の報告書自体、全く国民の目には触れないということであれば説明責任というのは果たされないと思っていますので、これはホームページで公開するように私は求めたいと思いますし、私自身も、これは重要な問題ですから、自分のホームページなどで公...全文を見る
○階委員 ということですが、では、法務省としてどういう見解なのかというのを、ございますか。
○階委員 そうすると、ただし書きの方に近づくというふうな理解でよろしいかと思いますが、それはまた後ほどお尋ねするとして、きょうは、資料四の方ですけれども、済みません、資料三が提出を認められませんでしたので、今度は資料四の、手書きのページ番号で四十二ページというところに目を移してい...全文を見る
○階委員 理論的にはどうかといえば、私は、任意に取り調べに応じないという自由もあるんですから、取り調べに応じた上で録音する自由もあると思っていますけれども、今のような運用ということであれば、私はこれは立法で手当てをしなくてはいけないというふうに思っています。  今回、この起訴議...全文を見る
○階委員 事情聴取は最低限やるべきことだというふうに申し上げましたけれども、それは、なぜそこまで言うかというと、五十五ページ以下、実は、ちょっと済みません、乱丁がありまして、先に五十六から読んでいただきたいんですね。五十六から読んでいただいて、五十六、五十五、その後五十七というふ...全文を見る
○階委員 きょうは、重要な問題を私は指摘させていただきました。私は、谷垣法務大臣であれば、この問題の重要性に気づいて、適切な対応、検察庁法十四条の運用をしていただけるものと確信しております。どうぞよろしくお願いします。  最後になります。  昨年の六月二十七日の最高検の報告書...全文を見る
○階委員 ありがとうございました。終わります。
05月17日第183回国会 衆議院 法務委員会 第13号
議事録を見る
○階委員 民主党の階猛です。きょうもよろしくお願いいたします。  最初に、ちょっと前回の続きなんですけれども、きょうお配りしている資料一なんですが、「捜査報告書」というのを出させていただきました。  前回の理事会で、捜査報告書そのものを出そうと思ったんですが、これは原本と同一...全文を見る
○階委員 今、刑訴法四十七条を引用されて御答弁がありました。まさしくその刑訴法四十七条本文では、原則、公判開廷前における非公開ということであります。  資料二というのをごらんになっていただきたいんですが、これは刑訴法四十七条ただし書きの解釈について法務省の方から提出いただいた回...全文を見る
○階委員 本題から外れますのでもうこのあたりにしておきますが、せっかく提出した資料一をちょっとだけごらんください。  特に問題になっているのは、この二ページ目で3というのがありまして、「そこで、石川に対し、「これらの点に関し、」云々かんぬん「「うーん。」と唸り声を上げて暫く考え...全文を見る
○階委員 罹災証明書を法的に位置づけるというのは大きな前進だと思いますが、それを血が通ったものにするためには、今回資料でおつけしています総務省の所見をぜひ生かしていただきたいと思っています。  資料の十五ページから十六ページにかけて、今申し上げました総務省の調査の結果の所見がい...全文を見る
○階委員 ありがとうございました。  副大臣、ぜひよろしくお願いします。ここで御退室いただいて結構でございます。ありがとうございました。  それでは続きまして、法律の内容に入っていきます。  改正被災マンション法ですけれども、先ほどもやりとりの中でありましたが、東日本大震災...全文を見る
○階委員 ぜひよろしくお願いいたします。  その上で、解体は大体終わっているというようなお話もあったかと思うんですが、仮に新法が適用されて建物の解体をする必要が出てきた場合、以前、震災直後は、建物の解体に関しては公的な補助制度というのがあったわけですね。先ほども申し上げましたよ...全文を見る
○階委員 対象にはなるということでよろしゅうございますね。
○階委員 それでは、市町村がそのように決した場合には、環境省としてもしっかり公費の手当てをするということでお願いします。  次の質問は、実は、五分の四の規制、五分の四に改正したことで、反対した五分の一の方の権利をどう守るかということだったんですが、この間の議論の中でも出ておりま...全文を見る
○階委員 わかりました。裁判所の許可のときにどういう事情を考慮するかという問題になるということですね。  それでは、時間がなくなってきましたので、もう一つの借地借家特措法についてお尋ねします。  一点目に、対抗要件をしばらく不要にするということと、被災地短期借地権を設けるとい...全文を見る
○階委員 資料の最後のページを見ていただきたいんですが、従前の借家人への通知制度というのが今回設けられました。  ここで従前の借家人と書いていますけれども、実際の法文上は「賃借人のうち知れている者」ということで、知らない人には通知しなくていいよというふうに読めるわけです。一方、...全文を見る
○階委員 最後、一点だけお願いします。  最後の質問ですけれども、通知が賃借人にされたという場合であっても、新たに借家契約を締結するかどうかは当事者の交渉に委ねられていますということなんですが、契約自由の原則ということで片づけられてしまうと、再築される建物については、従前の賃貸...全文を見る
○階委員 どうもありがとうございました。
05月21日第183回国会 衆議院 財務金融委員会 第9号
議事録を見る
○階委員 民主党の階猛です。  本日は金商法等の一部を改正する法律案ということですが、私の手元に法案の資料がありますけれども、このように大変分厚いわけです。私も、六年前、国会に参りましたけれども、当時、ちょうど金商法ができるということで、議員になる前は証券会社の社内弁護士で、金...全文を見る
○階委員 私は、仮にその二つの要件を設けるとしましても、実際にもう情報伝達行為があってインサイダー取引が行われてしまった、結果が生じたという場合には、そこから翻って、取引をさせる目的があったというふうに推認されるのが普通であって、不合理な弁解を認めるのはおかしいと思っています。 ...全文を見る
○階委員 ぜひ、法律を生きたものにするようお願いいたします。  次のテーマに移りますけれども、今回、金融機関の秩序ある処理ということで、危機に瀕した金融機関、あるいは危機に瀕していない金融機関も含めて、マーケットの取引に支障がある場合に、その取引を円滑に進めるために新たな仕組み...全文を見る
○階委員 今まで、比較的日本の金融機関というのはリスク管理をしっかりやってきたわけでありまして、それが今回の法案ができることによって甘くならないようにということを私は考えるわけです。  その関係で、取引を保護するといいましても、どの程度の範囲で保護するのか、どういった種類の取引...全文を見る
○階委員 リスクの高い取引が入るかどうか、現時点でははっきりすることはできないというわけですけれども、それが果たして法のあり方としていいのかどうか、ちょっと私も今にわかに結論が出ないんですけれども、この点については、もしまた異論があれば述べさせていただきたいと思います。  もう...全文を見る
○階委員 原則は業界の負担だということは私も存じ上げております。  ただ、最終的に、その金融機関は破綻するかもしれませんけれども、取引を保護するために公的資金が投入される場合もあるわけですね。それが戻ってこないということで、最終的に国民の負担になるということはあり得るのではない...全文を見る
○階委員 私は、金融機関の秩序ある処理というのを余り範囲を広げ過ぎない方がやはりいいと思っています。  と申しますのも、個人的なことで恐縮なんですが、私も昔、長銀に勤めていまして、長銀が破綻するときに、公的資金をどこまで導入するかというのが国会でも大議論になったんですね。当時は...全文を見る
○階委員 あともう一つだけ、金商法等に関してお伺いします。  デット・エクイティー・スワップ、先ほども岡本先生が取り上げていましたけれども、これは政府参考人からで結構です。二点お伺いします。  金融機関がこの規制緩和を利用してデット・エクイティー・スワップを活用してもらえれば...全文を見る
○階委員 ありがとうございました。  なお、金商法の今回の法案では、AIJ事案を含めた資産運用規制の見直しという、もう一つ大きな柱があります。この点については、民主党政権のときにAIJの事件が発覚しまして、民主党政権としましても、このような悪質な業者の再発を防ぐためにどういう規...全文を見る
○階委員 住宅ローンも、最近は変動金利で借りていらっしゃる方が多くて、今のところ、変動金利の基準となる短期のレートというのはそんなに変わっていないようですけれども、これを最近、ちょっと長期金利のマーケットが不安定になっていまして、その変動金利の基準となる短期のレートも上がってきた...全文を見る
○階委員 認定支援機関が金融機関である場合にも、そのような重い責任は負うものではないというふうに確認しました。  次に、消費税についてお尋ねしたいと思います。  資料六を見てください。これは新聞記事ですけれども、先週、一—三月期のGDPが公表されました。実質は年率三・五%のプ...全文を見る
○階委員 今ごらんになっていただいている十八条の一項で、政府の目標は名目成長率三%で実質成長率は二%、GDPデフレーターはその差額でありますから、プラスの一というのを目標にしているわけですね。マイナス一・二というのはちょっと乖離が大きいのではないかと思いまして、そういうもとでも消...全文を見る
○階委員 あと、抜本改革法の一条なんですが、今るる御議論させていただいた消費税引き上げの条件として、第一条の二行目から三行目ぐらいに「社会保障制度の改革とともに不断に行政改革を推進することに一段と注力しつつ経済状況を好転させることを条件として行う税制の抜本的な改革」云々というくだ...全文を見る
○階委員 消費税を引き上げても、せっかく税収がふえた分が無駄遣いされたのでは、穴のあいたバケツに水を注ぐようなものですから、私は、その行政改革をしっかり進めることが国民の信頼を得る最大のよすがになると思っています。  また、行政改革については別途御質問させていただきたいと思いま...全文を見る
○階委員 質問の趣旨は、三兆を六兆にふやすということではないのではないかと。三兆というのは生産農業所得ですから、総理が言われていたのは、農業所得だけじゃなくて農業、農村の所得ということですから、三兆ではないのではないかと思うんですね。もっと金額が大きいのではないかと思うんですが、...全文を見る
○階委員 そうすると、発射台は三・二兆円ですと。  これを十年かけて六・四兆ぐらいに伸ばすということなんでしょうけれども、十年で所得を倍増するというと、算数でいいますと、年率で七、八%ずつ所得を向上させていかなくちゃいけないということで、なかなか、これ、大変な話なんですけれども...全文を見る
○階委員 最後に、一問お聞きします。  今回の所得倍増という場合に、TPPでもし関税が撤廃された場合に、農業所得、農業関連の所得が減ると思うんですが、そのあたりは見込んでいないと思うんです。その理由は何なのかということと、仮に参加した場合は、所得倍増目標というのは見直すのかとい...全文を見る
○階委員 どうもありがとうございました。終わります。
05月21日第183回国会 衆議院 法務委員会 第14号
議事録を見る
○階委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表いたしまして、案文を朗読し、趣旨の説明といたします。     大規模な災害の被災地における借地借家に関する特別措置法案及び被災区分所有建物の再建等に関する特別措置法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)...全文を見る
06月11日第183回国会 衆議院 法務委員会 第17号
議事録を見る
○階委員 民主党の階猛です。本日もよろしくお願いいたします。  法案の質疑に移る前に、拷問等禁止条約の第二回政府報告審査という件について、外務政務官含め、伺います。  先日、新聞を見ておりますと、この拷問等禁止条約に基づく拷問禁止委員会というところで日本政府に対する勧告がなさ...全文を見る
○階委員 ちゃんと論理的に説明してもらえばいいわけでして、聴衆の反応に対して、シャラップというのは黙れということですけれども、黙れというような暴言を言われるのは、政府の代表として参加される人の発言としては私はまずいと思います。  その上で、今の御答弁ですと注意を行ったということ...全文を見る
○階委員 最後の点については、今の議論とは直接は関係ないと思うんですね。聴衆に対して暴言を吐いたことと議論の場でちゃんと説明をしたということは別問題だと思います。  上田人権大使というのは外務省のOBですし、任命権者は外務大臣です。ですから、外務大臣としても、これは責任を持って...全文を見る
○階委員 事務方で結構ですけれども、審議会の方にはこの拷問委員会の勧告の内容というのは伝わっているのかどうか、お答えいただけますか。
○階委員 国連の委員会でこういう勧告がされたということは重要な情報ですので、それは審議会の方にも伝えるようにぜひお願いします。  その上で、その勧告の中で、ニュースでも取り上げられたと申しましたけれども、軍による性的奴隷の被害者という項目がこの中にあります。  お手元の資料の...全文を見る
○階委員 これは、重要な指摘、勧告がされていますので、しかるべき対応をされるよう、私もしっかりフォローしてまいりたいと思います。  次のテーマなんですが、法曹養成制度検討会議についてちょっとお伺いします。  この法曹養成制度検討会議は、昨年、司法修習生の給費制を貸与制に変える...全文を見る
○階委員 この委員会でも再三指摘があったと思うんですけれども、今、法曹養成制度というのは大変な危機に瀕しています。  私は一刻の猶予もあってはならないと思っていまして、具体的に申し上げますと、先日、法務省からあるいは文科省から出された資料によりますと、前年度と今年度、すなわち二...全文を見る
○階委員 法科大学院の志願者、先ほど申し上げましたように激減していまして、パーセンテージにすると、二十四年度から二十五年度にかけて二四・五%も志願者が減っているということで、本当に危機的な状況です。これはもう大臣はよくおわかりだと思いますので、ここを何とか手を打たないと、法曹の世...全文を見る
○階委員 最後のところが非常に重要だと思います。こういう議論というのは、委員会でいろいろ説明がなされましたけれども、やはり最後のところがぴしっと言われると、私も安心してこういう制度の導入ということについては踏み切れるのではないかと思っています。  その上で、提案理由の説明の中で...全文を見る
○階委員 要は、施設内処遇を行った後、いきなり社会に出すのではなくて、社会内処遇、保護観察をした上で社会に送った方が犯罪を犯すリスクが少ないということだと思うんです。  そうだとすれば、今回は三年以下の懲役または禁錮の言い渡しを受ける場合に一部執行猶予が付されるということなんで...全文を見る
○階委員 これで終わりますけれども、再犯防止という観点からすると、むしろ、重い罪を犯した人の方が再犯を防止するためによりしっかりとした社会内処遇をしなくちゃいけないというふうに思います。  ただ、刑罰というのは、そういう教育刑という面と応報刑という面があるので、今、応報刑という...全文を見る
06月13日第183回国会 衆議院 東日本大震災復興特別委員会 第9号
議事録を見る
○階委員 民主党の階猛です。  本日は、質問の機会を与えていただきまして、ありがとうございました。  私は、復興を迅速に進めるためには、大きく二つのことが必要だと思っています。一つは、復興の障害となっている制度や財政面の制約を取り除いて、復興に必要な人、物、金が円滑に流れるよ...全文を見る
○階委員 町の方ももうちょっと明確にビジョンをつくっていただければ、より検討が前に進むのではないかと思っていますので、私もその点についてはフォローしていきたいと思います。  次の質問ですけれども、復興の障害となっているものの大きなことに、復興に必要な用地をなかなか取得するのが大...全文を見る
○階委員 その外注の件数とか、全体の中で外注が占める割合というのはおわかりにならないですか。
○階委員 今、社数ベースで二千七百何がしというお話でしたけれども、私が聞いたところだと、補償コンサルタントのうち権利者調査をする人数でいうと四千人ぐらいいるということを、きのう、別途お聞きしています。これだけの方がいるわけだからもっと活用すべきだと思っていますが、今、お話の中では...全文を見る
○階委員 それでは、権利調査の方もぜひ積極的に取り組みをお願いします。  資料二という方をごらんになっていただきたいんですが、これは相続関係が不明な場合のフローチャートということで、衆議院の法制局に協力していただいてつくったものでありますが、調査の結果、相続人が判明して、全員が...全文を見る
○階委員 岩手の実情をお話ししますと、私も一応、岩手弁護士会に登録している弁護士なんですが、弁護士は沿岸にはほとんどいらっしゃらなくて、沿岸の被災地から離れた盛岡など中央部にいらっしゃるということと、当然のことながら、不在者財産管理業務だけではなくて、たくさんの業務を抱えていると...全文を見る
○階委員 率直な答弁でよかったと思いますが、私は、そこでやはり立法府として手だてを講じなくちゃいけないだろうと思います。  私どもとしては、不在者財産管理人が専門的な能力を持つ弁護士とか司法書士の方であれば、それぞれの業界の規定で倫理違反については厳しい罰則もあるということなの...全文を見る
○階委員 私どもでも、どういう制度がいいんだろうと、最初はもっとドラスチックなことを考えていました。市町村がそういう土地については包括的な管理権、処分権を持つようなところから考えましたけれども、より現実的にさまざまなことを考えていくと、不在者財産管理人が複数必要となるような場合に...全文を見る
○階委員 本来であれば、原則的には不在者財産管理人が、自分が代理している不在者の持ち分をちゃんと預かっておけばいいのでしょうけれども、そうするとその不在者財産管理人の管理業務に報酬が発生するということで、預かっているお金からどんどん差っ引かれるということだと、いずれはなくなってし...全文を見る
○階委員 時間が迫ってきましたので、最高裁への質問はちょっと割愛させていただきます。申しわけございません。  次に、これは視察とは関係なく、私が地元のある防水施工会社の経営者に聞いたことです。  被災三県では、入札不調、すなわち公共事業の落札が決まらないケースがふえているとい...全文を見る
○階委員 これで終わりますが、私、全国でこの復興予算を使えと言っているわけではなくて、被災地で技能士が特に必要なところに限ってという趣旨で申し上げました。  本当にきょうはありがとうございました。
06月19日第183回国会 衆議院 法務委員会 第19号
議事録を見る
○階委員 おはようございます。民主党の階猛です。  きょうの本題に入ります前に、前回の議論の続きを少し行わせていただきたいと思います。  前回の質疑の冒頭で、上田人権人道大使のいわゆるシャラップという発言について取り上げました。  その後、復興庁の水野さんという参事官の暴言...全文を見る
○階委員 そこで、しかるべく口頭の注意という答弁だったんですが、具体的にどのような口頭の注意だったんでしょうか。
○階委員 表現ぶりが適切ではなかったので、しかるべく注意を行ったと。しかるべくというのは、具体的にどういう注意をしたのかという質問なんですが、具体的にどういう注意だったんですか。
○階委員 その処分が適当であったかどうかということなんですが、問題の発言は、資料一というところに、これは外務省の方で該当部分を抜き出していただいたところなんですが、この問題の発言というところは、下の方に書いていますけれども、下線部分ですが、笑わないでください、何で笑っているのです...全文を見る
○階委員 私が上田大使の立場であれば、論拠を示した上で中世では決してありませんと言えば、こういう笑い声が起きるということはなかったと思います。  それと、人権人道大使という大変重々しい名前がつけられているわけですけれども、人権人道大使というのはいかなる目的のために設けられて、ど...全文を見る
○階委員 恐らく、今回の発言はもうインターネットを通じて全世界で見られておりますから、今後、人権問題について各国と協議をする上で、上田さんで果たしてうまくいくのかどうかという問題があると思います。  また、説明の中で、先ほど申し上げましたように、やや足りない部分があったと思って...全文を見る
○階委員 我々政治家もそうなんですが、公人たる者は、批判を受けたり嘲笑を受けたからといって反発するのはいかがなものかと思います。先ほど申し上げました水野さんの問題もそうですけれども、政府としては、やはり官僚あるいは大使のそうした行動についてしっかりコントロールするといいますか、言...全文を見る
○階委員 このように、国際会議の場でも、取り調べ可視化を進めるようにということなんですが、資料二をごらんになってください。「取り調べ可視化後退」という大きな見出しがついていまして、法制審議会の部会でこのたび案が示されたというんですが、一月の段階で法制審議会の部会が示した案よりも後...全文を見る
○階委員 まず裁判員制度対象事件について検討して、その後、その検討結果をもとに対象事件を広げていくという二段階の議論をされるということなんですが、そうすると時間がかかるわけですね。  実は、この検討が始まってからもう二年ぐらいになります。そもそも、なぜこれが始まったかというと、...全文を見る
○階委員 ぜひ、その点について早期に結論を出すよう、大臣の方のリーダーシップをお願いいたします。  それともう一点、可視化の絡みでいいますと、最近の新聞記事でございますけれども、最高検が石川前代議士の任意の事情聴取を試みたんですが、石川さんがみずからのICレコーダーでの録音を求...全文を見る
○階委員 さらにこの点については私も検討し、議論をさせていただきたいと思います。  法案について入っていきますが、今回の法案については、賛否両論の立場から、非常に重要な御意見をいただいています。私も、非常に悩ましい法案であるな、慎重にこれは考えなくちゃいけないなと思っています。...全文を見る
○階委員 一方で、限定し過ぎることによる問題といいますか、限定されると、その病気に当たった患者さんにとってみると、偏見が生じるということで、そういった観点からの懸念も示されています。  私は、政令に委任するということが、国会の立場として、こういう重要な、賛否両論ある中で、いいの...全文を見る
○階委員 ぜひ、そこは重要なポイントだと思いますので、よろしくお願いいたします。  あともう一つ、懸念しているのは、第三条の一項の方で「アルコール又は薬物の影響により、その走行中に正常な運転に支障が生じるおそれがある状態」というくだりがありますが、この薬物というのは特段限定がな...全文を見る
○階委員 一般的には風邪薬や花粉症の薬で自動車の運転に支障を及ぼすおそれがないということなんですが、確認ですけれども、よくそういった薬の注意書きで、この薬を服用したら自動車を運転しないでくださいというのが書かれていたりしますけれども、そういった注意書きがあるにもかかわらず、それを...全文を見る
○階委員 ありがとうございました。  危険運転致死傷と危険運転過失致死傷とで罪の違いがあるわけですけれども、過失か故意かということで、当然故意の方が私は重いと思っているんですが、今回、罰則の方で、三条一項の危険運転致傷罪を犯した者の方が、四条の過失致傷で免れるべき行為をした人よ...全文を見る
○階委員 これで終わりますが、先ほど危険運転過失致死傷と申し上げたのはちょっと言い間違いで、過失運転致死傷です。  それから、きょうは亀岡の事件の御遺族の方もいらっしゃっていまして、今回の議論の中で私はちょっと取り上げませんでしたけれども、無免許運転で重大な事故を起こした場合、...全文を見る
10月30日第185回国会 衆議院 法務委員会 第2号
議事録を見る
○階委員 おはようございます。民主党の階猛です。  臨時国会、引き続き法務委員会に所属させていただきましたので、谷垣大臣、政務三役の皆様、よろしくお願いいたします。  きょうは、資料をさまざまお配りしておりますけれども、まず最初、谷垣大臣がまだ当選三回目のときに書かれた、中央...全文を見る
○階委員 余り苦労がなかったということであれば、それはそれでうらやましい限りでありまして、私は当時、大変な思いをしまして、今も国会議員でいるのが不思議なぐらいなことも経験しました。  ただ、さはさりながら、やはり国会議員である以上、党内で決められる、あるいはこれから決めようとす...全文を見る
○階委員 もうちょっと、特定秘密保護法案にかかわる部分について、この論文とのかかわりを具体的に聞きますと、二ページ目の右側の二段落目、「法案の基本的な思想は、防衛秘密は守らなければならないということである。それが、国民の自由という原則の例外であるという認識は稀薄である。だから防衛...全文を見る
○階委員 ただし、閣議決定の場で、大臣もこの法案について了とするか否かというのを議論されたと思うんですが、その閣議では賛成されたと思いますが、賛成された理由についてお聞かせ願えませんでしょうか。
○階委員 もうちょっと踏み込んだといいますか、よりその個々の問題点に対してどう考えるかということをお聞きしたいと思うんですが、例えば、もう一つこの論文の中で書かれてあることとして注目すべき点、二ページ目のやはり右側の方の一番下の段ですけれども、「どんな行為が処罰されるかは判決が出...全文を見る
○階委員 私は、制度よりもやはり信頼関係というのがまず前提としてないと、幾ら制度として秘密漏えいを防止しようとしても、やはり政治家同士の信頼関係がなければ絵に描いた餅に終わると思っていまして、多分、谷垣大臣が野党自民党の党首だったときは、そういう信頼関係が築けるという前提があった...全文を見る
○階委員 確かに、情報公開法は、総務省なり、今回移管されて内閣府ということも議論されていますけれども、情報公開法それ自体は所管外だと思うんですが、この中で、情報公開訴訟にインカメラ手続を導入する、あるいはボーン・インデックスという資料を出させるということも含まれておりますので、そ...全文を見る
○階委員 では、その点については、今後また国会の中でも、別の委員会でも議論になると思いますので、よろしくお願いいたします。  次のテーマに移らせていただきます。  私は、震災で、津波で大きな被害を受けた岩手県の議員でございまして、震災の復興にこれまで取り組んでくる中で、やはり...全文を見る
○階委員 今、従来長くかかっていたものが大分期間が短縮されますというお話だったんですが、その前提としては、財産管理人の候補者である弁護士さんとか司法書士さんに容易にアクセスできること、それから家庭裁判所での審理がすぐに行われること、つまり裁判官がいることだと思っていますけれども、...全文を見る
○階委員 恐らくそんなことだろうなと思って私も聞いたんですけれども、やはり、本当にこれが短期間でワークするというためには、そこまでちゃんと調べた上で言っていただかないと、百五十七という数字だけをひとり歩きさせるのは私は問題だと思います。  それから、裁判官の常駐の数字もわからな...全文を見る
○階委員 具体的に、弁護士、司法書士、裁判官へのアクセスが本当に可能かどうかということをちゃんと関係省庁である法務省とかあるいは最高裁の方でも調べていただいた上でこういうプログラムをつくっていただかないと、また被災地から不満が上がってくる。いつも後手後手で、不満が上がってくると、...全文を見る
○階委員 三十人というのは、恐らく自治体が選任を申し立てているケースだと思いますけれども、これから先、民間の方でもいろいろな土地の売買とかが行われてくる中で、同じように行方不明の権利者がいる場合というのもあると思うんですね。そうしたところでも、不在者財産管理人を選ぶことが問題にな...全文を見る
○階委員 確かに、リスクという点でいえば、不在者財産管理人、利益相反の立場に置いたときに、なかなか個々の不在者の利益を守れないんじゃないかということはあるのかもしれません。  ただ一方で、では、一人に一人、不在者財産管理人を選んだからといって、行方不明者の利益をしっかり守れるの...全文を見る
○階委員 ありがとうございます。  ちょっと論点がずれますけれども、被災地で、地権者の中には御高齢の方もたくさんいらっしゃいます。それで、身寄りがない方とかもいらっしゃいます。そういう高齢の地権者が成年後見人をどの程度利用されているのかということをお聞きしたいんです。  きょ...全文を見る
○階委員 大臣におかれましては、高齢社会でございますし、被災地でもこういう問題は起きると思いますので、成年後見人の制度についてもよろしく御賢察、お願いしたいと思っております。  次のテーマに移ります。死刑制度についてお聞かせください。  まず、事実関係ですけれども、谷垣法務大...全文を見る
○階委員 それで、死刑制度についてなんですけれども、ことしの五月、私は別のテーマで国連の拷問禁止委員会を取り上げましたけれども、この国連拷問禁止委員会の方から死刑制度についても勧告が行われています。それは御存じでしたでしょうか。大臣、それは御存じですか。
○階委員 勧告、死刑制度については幾つかあるんですけれども、一番最後の方に、死刑を廃止する可能性を検討することというのもあります。  こういった勧告も受けて、大臣として、死刑制度について、廃止する可能性を検討するというようなお考えはありますでしょうか。
○階委員 大臣の御意見というよりは、世論の動向を見た上で決めていきたいということに聞こえたんですけれども、大臣の死刑制度に対するお考えといいますか、肯定的なのか、あるいは否定的なのかということはございますでしょうか。
○階委員 私も自分の考えを申し上げますと、私は、犯罪被害者支援というのを弁護士時代からやってきまして、重大犯罪で御家族を亡くされた方のお話とかを聞く機会がありまして、やはり、その被害者の方が味わった苦痛とかその御遺族の方の心情を思うときに、やはり死をもってしなければ償い切れない罪...全文を見る
○階委員 死刑判決が確定するまでには、場合によっては最高裁の判断も経ているわけですね。それを、さらに慎重を期すために、法務大臣、谷垣大臣は違いますけれども、場合によっては法律家とは全然縁のないような政治家が判断して、最高裁の判断を覆すこともあり得るわけですよね。  この制度につ...全文を見る
○階委員 率直なお話をありがとうございます。  今大臣の方からも謙虚な御発言があって、刑事弁護の専門家に比べれば、自分はそこまでには至らないということもおっしゃっていただきました。ただ、政治家はやはり国民の代表でもありますから、国民の目で見てこの死刑というのはいいのかどうかとい...全文を見る
○階委員 そこはちょっと私は意見を異にするところでございまして、特に先ほどの、法務大臣の死刑執行命令という制度がある以上は、そこである程度国民の視点というのは取り入れられているのではないかと思っていますから、ちょっとそこはまた御議論させていただければと思っております。  次に、...全文を見る
○階委員 その特別部会の審議状況について、これは事務方で結構ですので、二つお聞かせください。  まず、六月十九日の私のこの委員会の質疑で、私の方から、拷問禁止委員会で取り調べの可視化を進めるようにという勧告が出されて、その勧告については、ぜひ特別部会の委員とか幹事の方に資料とし...全文を見る
○階委員 私の方から、六月十九日に、もう第二十回まで特別部会が開かれて、早くこれは法制化を進めた方がいいのではないかということも申し上げました。  それで、民主党では、きょうお配りしている資料の六、通し番号でいうと十ページということで、議員立法で取り調べ可視化法案をつくって前国...全文を見る
○階委員 ぜひそこは早急に、村木さんの事件が起きて、取り調べの可視化を進めていかなくてはいけないということが世の中で大きな意見となってきてから大分たちますので、進めていただければと思っております。  次のテーマですけれども、ちょっと次のテーマは時間の関係で割愛しまして、また犯罪...全文を見る
○階委員 報道とかで漏れ伝え聞いているところによると、自民党の中で反対意見があるということだそうです。  ただ、法案の成立がどんどんおくれていくということになると弊害があるのではないかと思っておりますが、その法案がおくれた場合の弊害について、これは事務方で結構ですので、どういう...全文を見る
○階委員 ですから、早く提出するということだと思うんですね。  確かに、立法府に属する個々の議員は、いろいろな見解があるでしょう。また、提出された法案が通るかどうかはその議員の賛否によるとは思うんですけれども、ただ、行政府としては、最高裁に違憲判断された法令を放置しておくという...全文を見る
○階委員 まず、違憲と判断された法律を行政府が誠実に執行するということはあり得ないことでございますので、早くこの矛盾を解消していただくように行政府として対応していただければと思っております。  あと、平成八年、ちょっと古い話ですけれども、法制審議会の答申では、非嫡出子の相続分規...全文を見る
○階委員 それでは、最後のテーマですけれども、法曹養成制度改革について少しお聞きします。  資料七をごらんになってください。通し番号でいくと十一ページなんですが、「法曹養成制度改革の推進について」。  二十五年七月十六日の決定でございますけれども、この法曹養成制度改革の推進に...全文を見る
○階委員 時間が来ましたので、法曹養成の問題についてはまた次回ということで。  本日はありがとうございました。
11月05日第185回国会 衆議院 法務委員会 第4号
議事録を見る
○階委員 附帯決議。     自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律案に対する附帯決議(案)   政府は、本法の施行に当たり、次の事項について格段の配慮をすべきである。  一 本法により新たに処罰対象となる罪の趣旨及び内容について、その周知徹底を図ること。...全文を見る
11月07日第185回国会 衆議院 本会議 第8号
議事録を見る
○階猛君 私からは、渡辺議員の質問、三問についてお答えをさせていただきます。  まず初めに、具体的にどういった内容の情報提供を政府に義務づけたのかということであります。  行政機関が保有する一定の情報について、国民からの開示請求を待つことなく、積極的かつ自発的に提供することは...全文を見る
11月08日第185回国会 衆議院 法務委員会 第5号
議事録を見る
○階委員 おはようございます。民主党の階猛です。  早速、質問に入らせていただきます。  今回の裁判官の配偶者同行休業に関する法律は、きっかけは人事院の意見の申し出にあったかと思います。その人事院の方にお伺いしますけれども、先日伺ったところ、そもそも、民間企業で同様の制度、す...全文を見る
○階委員 「まずは公務員から率先して取り組む。」という日本再興戦略のくだりも引用されていましたけれども、今現在、民間の導入状況は、先ほど申し上げたとおり極めて低い、かつ、裁判官におきましても、先ほどの質疑の中で、この制度が導入されたとしても、年間二、三人かなというお話でした。そう...全文を見る
○階委員 私が思いますには、民間が、公務員あるいは裁判官がこういう制度を導入されたことで自分たちもやろうとついてきてくれるかどうか、これをちゃんと担保することが重要だと思うんですね。公務員だけあるいは裁判官だけこういう制度が導入できて、仕事と家庭生活を両立できますとはいっても、民...全文を見る
○階委員 ぜひ、内閣の一員であります谷垣法務大臣も、その点十分配慮して、民間にもこういう制度が広く普及されるように御尽力いただければと思っております。  その上で、今回の法案なんですが、「配偶者同行休業の制度を設けることにより、裁判官の継続的な勤務を促進し、もって裁判事務等の円...全文を見る
○階委員 ぜひそれはお願いしたいと思います。運用上のことですので、最高裁、しっかりとお願いします。  次に、法律の第二条、「この法律にいう「配偶者」には、届出をしないが事実上婚姻関係と同様の事情にある者を含む」ということで、自民党さんは、内縁とかそういうものについては、家族制度...全文を見る
○階委員 例えば、専業主婦の方とか、配偶者の収入で一緒に暮らしているという場合は、所得の申告とかでわかると思うんですが、今回の場合は、基本的に共働きの御夫婦あるいは内縁の方々の間で問題になるわけですから、客観的なもので判断するというのはなかなか難しいという問題があると思いますので...全文を見る
○階委員 そこも明確に規則を定めていただくようお願いいたします。  それから、今回の制度を利用しようということで申請をした場合において、第三条ですけれども、最高裁判所は、裁判事務等の運営に支障がないという場合に認めるということです。先ほどの質疑でも、その点について御議論がありま...全文を見る
○階委員 このように、岩手県でも、三つの支部で非常勤の裁判官で週に二日とか三日とか来てもらっているという状況です。  これは岩手の話ではないんですけれども、つい先日、青森の十和田市の市議会議長から東北弁護士会連合会の会長に出されたペーパーですけれども、十和田市とその周辺地域の司...全文を見る
○階委員 裁判事務等の運営に支障がないということを安易に認めて同行休業を認めるということになると、それに不満を抱く方も多く全国津々浦々にいらっしゃるということはぜひ肝に銘じていただければと、法の運用に当たっては重々留意していただきたいと思っております。  これは確認的な質問でご...全文を見る
○階委員 そうすると、たびたび行っていたら裁判官は仕事ができませんということがあると思うんです。  私も、物には限度があると思っていまして、幾ら外資系の企業に勤めている配偶者と結婚したからといって、この制度を利用してしょっちゅう海外に行かれては日本の司法制度はもたないだろう。 ...全文を見る
○階委員 濫用的なケースは認めないということで、恐らく、濫用的なケースかどうかを判断するに当たって、三条の二項にあります、当該裁判官の配偶者が当該期間中外国に住所または居所を定めて滞在する事由を明らかにしろという条文があるんですが、その事由をどの程度ちゃんと書かせて、かつ、それを...全文を見る
○階委員 次に、第五条なんですが、配偶者同行休業をしている裁判官は、裁判官としての身分を保有するが、その配偶者同行休業の期間中報酬その他の給与を受けない。ある意味、当然のことを言っているような気がするんですけれども、ちょっとこれも確認ということなんですが、憲法八十条の二項、裁判官...全文を見る
○階委員 最後に、ややテクニカルな話でもあるんですが、ただ、この法律が、配偶者と同行して家庭生活と仕事の両立を図るということですから、本当に家庭生活と両立できているかどうかというのをチェックすることが可能かどうかというのが重要だと思っています。  なので、大臣の方にあえてお尋ね...全文を見る
○階委員 はい。どうもありがとうございました。
11月13日第185回国会 衆議院 法務委員会 第6号
議事録を見る
○階委員 おはようございます。民主党の階猛です。  私は、前回、一般質疑のときに積み残した法曹養成制度のお話からまず伺いします。  お手元にお配りしました資料の一をごらんになってください。この資料一、右下に手書きでページ番号を振っておりますが、一ページでございます。  その...全文を見る
○階委員 目標とあるべき法曹人口は違うという位置づけなのかもしれませんが、そのあるべき法曹人口というものが、今申し上げた二段落目のところで、「あるべき法曹人口について提言をするべくその都度検討を行う」とか、あるいは、あるべき法曹人口について提言をするために、その下の段落ですけれど...全文を見る
○階委員 そのあるべき法曹人口をいつ示すかということで、このページの一番最後のところで、「閣僚会議の下で、法曹人口についての必要な調査を行い、その結果を二年以内に公表する。」ということになっていますが、その間、先ほど御答弁にあったように、数値目標はない、また、あるべき法曹人口もな...全文を見る
○階委員 受験生にとってみれば、勉強して、果たして合格者は何人なのかというのが全くわからないまま試験に臨むというのも、大変恐ろしい話だなと思うわけです。  そこで、資料に手書きのページ番号、四ページをごらんになっていただきたいんです。  恐らく、先々自分が合格できるかどうかが...全文を見る
○階委員 定員も四百五十人ぐらい減るということなんですが、一方、実際に入学する人の数も、適性試験の志願者ベースで千人減っているということですから、相当数減ることが見込まれるわけですね。直近の入学者、二千六百九十八人ですから、今の合格者の二千人というところに限りなく近づいていくんじ...全文を見る
○階委員 今の答弁の中で、実入学者の数も踏まえて決めるというお話でしたから、そうすると、さっき申し上げたように、来年度はことしの入学者二千六百何人というのをさらに大幅に下回るということが想定されるわけですけれども、そうすると、定員三千八百人は大幅に減るという理解でよろしいですか。
○階委員 いずれにしても、実入学者との差を縮小していくということですから、大幅な削減というのは免れないわけです。そこで、どこまで減らしていくかによっては、そもそも法科大学院というものが必要なくなるのではないかという問題意識があります。この点については、後ほど大臣に、最後の方でお尋...全文を見る
○階委員 ただ、根本的には、法科大学院の教育の質に今現在問題があるということがあると思います。  済みません、資料四、六ページをごらんになっていただきたいんです。  欄が上から三段に分かれておりますけれども、bのところで、「法科大学院では、その課程を修了した者のうち相当程度(...全文を見る
○階委員 私もこの委員会でも申し上げたと思うんですが、当初の法曹養成制度改革というのは非常に私もいい考えだと思っていたんですが、現実に始まってみますと、どんどん問題点が出てきて、今法曹を志す人が激減している状況で、本当にこのまま制度を続けていったら、この先、日本の司法界はどうなる...全文を見る
○階委員 法科大学院の教育の質を上げるというのは必要だと思いますけれども、何か試験を受かりやすくするためにハードルを下げるような、そういうことはちょっと本末転倒ではないか、法曹の質を上げていくという意味では私はおかしいと思っております。  それから、先ほど予備試験の話に触れまし...全文を見る
○階委員 均衡を図るためには、予備試験をもうちょっと受かりやすくするということのほかに、さっき申し上げたように、法科大学院の教育の質を上げるために予備試験を受けさせて、それをクリアした者を修了させるというふうにすれば、同じように均衡が図られるのではないかというふうに考えております...全文を見る
○階委員 きょうは、金融庁等も来ていただいて、この委員会は治安の維持ということも目的としてあるものですから、昨今問題となっている反社会的勢力との取引について伺う予定でございましたが、時間の関係で、きょうは、済みません、割愛させていただきます。  ありがとうございました。
11月14日第185回国会 衆議院 国家安全保障に関する特別委員会 第13号
議事録を見る
○階議員 お答えします。  今、城内議員からは三点御質問があったと思います。  まず、あらゆる不服申し立て事案を内閣総理大臣がチェックすることはできるのかということでございますけれども、そもそも、内閣総理大臣がチェックする場合というのは、情報公開法七条の規定による公益上の理由...全文を見る
11月19日第185回国会 衆議院 法務委員会 第8号
議事録を見る
○階委員 民主党の階です。  きょうもよろしくお願いいたします。  今回の法改正なんですが、民法の改正ということになっていますけれども、当初、政府では、戸籍法の改正も含んでいたと思います。具体的には、四十九条二項一号に、出生届には云々かんぬんとありまして、嫡出子または嫡出でな...全文を見る
○階委員 今大臣おっしゃったとおり、九月二十六日の最高裁判決で、先ほどの戸籍法の規定は違憲ではないという判断が示されたわけですね。でも、その示された後も、政府としては戸籍法の改正を盛り込んだ状態がしばらくあったと思うんですけれども、なぜ、当初案では、最高裁が合憲だという判決が出さ...全文を見る
○階委員 今大臣がおっしゃったように、たとえ九月二十六日で合憲だという判断が出されたとしても、この戸籍法改正には十分な理由があるということです。  私どもの政権のときに、平成二十二年に法務省から通知が出されまして、このあたりは、お手元にお配りしている資料の二ページぐらいに書いて...全文を見る
○階委員 先ほど大臣が引用されたこの判決文の「市町村長の事務処理上不可欠の要請とまではいえない」というくだりがございました。そのすぐ後に、「少なくともその事務処理の便宜に資するものであることは否定し難く、およそ合理性を欠くものということはできない。」というのが最高裁判決の文言です...全文を見る
○階委員 どちらにしても戸籍は見なくちゃいけないわけですね。だから、例えば窓口で、このお子さんはお母さんの戸籍に入るんですか、それともお父さんの戸籍に入るんですかとか、そういう質問をすることでも同じ目的が達成されると思うんですが。私がもし非嫡出子の親だったとして、ここに記載すると...全文を見る
○階委員 やはり局長も、一度は法改正をしようと思っただけに、歯切れの悪い答弁だと思います。やはり素直に、別にこれを変えても何も影響ありませんと言っていただければ、もともと法改正しようとしたのは多分そういうことだったと思うので、無理に、何かこじつけで事務処理の便宜に資すると言われて...全文を見る
○階委員 このように、法務省では、通達を平成二十二年に出して、その欄について記載しなくても最終的には受理するという扱いをしているんですけれども、出生届の様式自体の変更は認めていないということですから、やはり法改正の必要はあるんだと思っております。  法改正をしなければ、依然とし...全文を見る
○階委員 確かに、議院内閣制ですから、与党が反対と言えばなかなか日の目を見ることはないんですけれども、ただ、この委員会では、我々野党から法案を提出することはできます。戸籍法の改正というのは、政府も考えていたぐらい私どもは合理性がある案だと思っていますので、きょう、委員会の最後にで...全文を見る
○階委員 不貞の子というのは、多分、土屋委員は、不倫の結果生まれた子供を指していると思うんですね。今局長がお話しされたのは、事実婚で子供が生まれました、その後結婚して子供が生まれました、これでも嫡出子、非嫡出子が存在するわけですね。でも、不貞行為があったとは言えないと思うんです。...全文を見る
○階委員 それから、土屋委員のお話を聞いていて、要は、土屋委員は不貞の子供に責任があると言っているわけではないんですね。問題なのは、不貞行為だと。不貞行為が法律婚を危うくさせるから、そういう不貞行為を助長させるような法制度は好ましくないというような御趣旨だったと思っています。 ...全文を見る
○階委員 事前に調べたところだと、小差で姦通罪廃止が通ったということで、かなり男女ともに姦通罪を残すという意見もあったというふうに伺っています。  これで質問を終わりますけれども、不貞行為ということを問題にするのであれば、ぜひ与党の議員の皆様にはそういうことも検討されていただけ...全文を見る
○階委員 ただいま議題となりました修正案につきまして、民主党・無所属クラブ及びみんなの党を代表し、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  平成二十五年九月四日、最高裁大法廷は、民法第九百条第四号ただし書きのうち「嫡出でない子の相続分を嫡出子の相続分の二分の一とする...全文を見る
11月20日第185回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第2号
議事録を見る
○階委員 民主党の階猛です。  久しぶりにこの委員会で質疑に立ちます。  昨年、一昨年と、与野党を超えて、この決算行政監視委員会では行政監視、いわゆる国会仕分けを実現したわけです。憲政史上初ということで、その当時は、大いに与野党の議員が行政の無駄を見つけて、そして正すというこ...全文を見る
○階委員 満たしていますか。
○階委員 満たしていない。満たしていなければ、今、審議できないんじゃないですか。
○階委員 では、そろうまで質疑はできません。
○階委員 やはりこの決算行政監視委員会は、果たす使命が大きいと思っていますから、ぜひ与党の皆さんも来ていただいて……(発言する者あり)河野太郎先生も昨年、一昨年と一緒に事業仕分けをこの国会でやったわけですから、せっかくいい仕事をしてきた決算行政監視委員会を……(発言する者あり)暴...全文を見る
○階委員 今、七七・二%という数字が出ました。  これを子細に見ますと、私がきょうお配りしている資料一の方です。この資料一で、これは平成二十三年度の予算と平成二十四年度、この年から復興特会とかができたものですから、これは特会に係る予算なんですけれども、平成二十三年度の方は二年間...全文を見る
○階委員 多分、大臣のところにも、被災地の首長さんなどから、土地の問題が大変だ、これが最大の復興のおくれの原因だというお話は届いていると思うんですね。  きょう、ぜひ委員の皆様にも資料三の実態というのを御認識いただきたいと思います。こういう実態をもとにして、どうやったら復興を進...全文を見る
○階委員 あと、自力再建をしたいと考える方も結構今いらっしゃると思うんですが、その場合に、自分はどれだけのお金を用意すればいいんだろうということで、あるいは、どれだけお金がかかるんだろうかという、要するに入りと出のお金の見積もり、これがなかなかわかりづらいんですね。  いろいろ...全文を見る
○階委員 シミュレーションの中で、収入の部を見ていただくと、結構影響が大きいのは、被災者生活再建支援金のうち、加算支援金二百万円が入るかどうかというところなんですね。仮設住宅でいろいろお話を聞くと、結構言われるのが、この加算支援金、いつまで申請が認められるのかということです。これ...全文を見る
○階委員 大臣、申しわけないんですが、この後、稲田行革担当大臣にも質問しなくてはいけないので、手短に答弁をお願いします。  震災関連死について二、三お伺いしますけれども、まず、震災関連死の数をどのようにして把握されているのかということをお願いします。
○階委員 災害弔慰金の支給結果をもとに数字を出しているということで、資料九、十二ページから十四ページにかけて、これは、岩手、宮城、福島の各自治体ごとの災害弔慰金の支給に関するデータなんです。  審査会に申し立てられた件数が、例えば、十二ページ、岩手でいいますと五百五十三件。県設...全文を見る
○階委員 因果関係ありなしにかかわらず、そこで亡くなっていることは間違いないわけですね。こうした事例の中に、実は今後の震災関連死を防ぐヒントが隠されていると思っております。  これからまだ仮設住宅で長く住まわなくてはいけない方もたくさんいらっしゃるわけで、かつ、東北は寒いですか...全文を見る
○階委員 私がいただいた資料をもとに震災関連死の数を推計したところ、大体、九月末現在で二千七百五十六人ぐらいでした。直接亡くなった方がことしの八月九日時点で一万五千八百八十三人、行方不明者が二千六百五十六人ということですから、震災関連死の数がいかにふえているかということも御認識い...全文を見る
○階委員 行政事業レビューのシートは全事業についてつくっているんだと思うんですが、いわゆる公開の場で、この事業はどうなのかというのが、今回、件数が少なくなる中で、復興事業は取り上げられなかったと伺っております。  私としては、行政は行政で自己チェックというのが大事なんですけれど...全文を見る
○階委員 実は、この質問は新藤総務大臣にしたかったところでありまして、と申しますのも、新藤総務大臣が、この決算行政監視委員会の委員長だったときに、リーダーシップを発揮されてこの国会仕分けを始めたということで、そのときに、民主党政権だったんですけれども、民主党政権としても、行政の無...全文を見る
11月27日第185回国会 衆議院 内閣委員会 第9号
議事録を見る
○階委員 民主党の階猛です。  本日は、質問の機会を与えていただき、ありがとうございます。  さて、今回の国家公務員制度の改革の法案ですけれども、私ども民主党が政権担当のときに、平成二十二年にも、幹部人事の一元化を中心とした法案を出しておりまして、私、その当時、政務官として法...全文を見る
○階委員 そうはいっても、神ならぬ普通の人間が評価をするわけですから、完璧ということはあり得ないわけでして、中には光の当たらない人もいるでしょう。また、普通の役所の常識でいえば、この年代の人はこれぐらいのポストということはあるわけでして、ただ、世の中、今本当に変化が激しい時代です...全文を見る
○階委員 そこは、私どもがいろいろ考えて、こういう自薦者も入れるべきだというふうにした思いからはちょっと離れているなということが一つ。  もう一つ、適格性審査と幹部候補者名簿に関して政令で定めるという規定があるんですが、ここで、あらかじめ人事院から意見を聞くこととしているんです...全文を見る
○階委員 この点についても、その適格性審査とか候補者名簿の作成というのは、なるべく役所の常識にとらわれないで柔軟にやった方がいいと思うんですね。ところが、人事院が絡んできますと、どうしても旧来的な方法にとらわれるということで、人材の抜てきということについて、この点も余りいいことで...全文を見る
○階委員 やはり、移管するということであれば、実質的な権限が移管していなければ意味がないわけでありまして、この十分に尊重ということによって、実質的な権限は依然人事院にあるのではないかということとしか読めなくなるわけですけれども、実質的な権限は内閣人事局に移ったと言えますか。
○階委員 十分に尊重ということも条文上はあるわけですけれども、それには必ずしもとらわれない、最後は、最終判断は内閣人事局だということが明確に言えますでしょうか。
○階委員 何か余りはっきりしていないような気がしますけれども、この点については、ぜひ、その移管の意味を没却することのないように、対応をお願いします。  官房長官に幾つかお尋ねいたします。  特定秘密保護法案、遺憾なことに、きのう強行採決されましたが、これについて、ちょっと今回...全文を見る
○階委員 やはりこれは、情報を求めることによって、人事にも影響が及ぶという理解でよろしいわけですね。
○階委員 特定秘密の保護法によって公務員がいろいろ行動に制約を受けるのではないかというふうに言われていますけれども、この人事情報についても、いろいろなところでこれは利用され得るということは、非常に公務員にとっては萎縮効果になるのではないかと思っております。  それから、基本法の...全文を見る
○階委員 そこで、どういう場合に情報が公開され、どういう場合に特定秘密だということで保護されるかということが、この公務員基本法を見ますと、やはりここは慎重にしなくてはいけないということだと思うんです。  先般、本会議だったと思いますけれども、五条三項各号の措置がとられているかど...全文を見る
○階委員 ここは、もともとあった方が国家公務員の基本法でございまして、その中に五条三項という規定があって、そちらに基づく措置はまだ十分にとられていない中で、特定秘密保護法が今回先行してでき上がるということは、私はバランスを失しているというふうに思います。  それから、先ほど来出...全文を見る
○階委員 済みません。私の質問は、内閣総理大臣のイニシアチブでできるかということなんですが、これはやるということでよろしいんでしょうか、それともまだはっきりしないということですか。
○階委員 このあたりも、やはり、公募で広く有為な人材を集めるということはぜひ徹底してほしいと思います。  公募に関する規定が、本当にこの採用昇任等基本方針に定めるということですから、私は、ここは公募というものの位置づけが非常に危ういのではないかと思っていますから、この点はぜひ官...全文を見る
○階委員 意に反して処遇が降下することはないというのは、それが逆に官民人材交流が進まない原因にもなり得るわけですよね。処遇が低いから、せっかく行く先を広げたとしても、活用されなくなってしまうということだと意味がないと思うんですね。  基本法に書いているとはいっても、せっかくそう...全文を見る
○階委員 では、特定秘密保護法案が仮に成立したとしても、この規定を利用して人事上の処分を厳しくすることはないというふうに伺いました。  そこで、もう一つ、官房長官に大きな話をお伺いしますけれども、総人件費の管理というのも今回内閣人事局の所掌事務の中に入ってきます。そもそも総人件...全文を見る
○階委員 特に、来年の三月末で給与特例法が期限を迎えて、その段階で、今公務員の給料が八%ぐらい下がっているのがもとに戻るわけですね。同じタイミングで消費税も上がるということで、これは一般の国民からすると、我々は消費税で負担が上がるのに公務員の人は給料が戻って、どうなんだというよう...全文を見る
○階委員 人事院勧告の中で官民較差がほとんどないというお話もありましたけれども、まさにそこが人事院勧告の危ういところで、人事院勧告で言っている民間というのは、ある程度大きな企業の従業員を対象にしています。  そして、他方、私が先ほど申し上げたデータというのは国税庁の民間給与実態...全文を見る
○階委員 やや具体的な話に入っていきます。  今年度、平成二十五年度、私どもが政権のときに、閣議決定で、平成二十五年度の新規採用数については三千七百八十人、平成二十一年度との対比で五六%減というのを定めておったわけですけれども、今の政権で、平成二十五年度の新規採用数の着地の見込...全文を見る
○階委員 そこで、平成二十六年度の新規採用についてはどのような方針を考えていらっしゃるのかということについてもお聞かせください。
○階委員 我々の政権のときに比べると、新規採用の抑制についてはやや後退した感はありますけれども、それでも、平成二十三年度以降、新規採用が抑制されてきたということで、一方で、退職者の方は、団塊の世代がだんだん引退するということで、やめる人の方が多くなっている状況だと思います。  ...全文を見る
○階委員 定員と実員の差もちゃんと見て、定員を必要以上に余らせないということも大事だし、あと、やはりもっと大きな定員の問題を考えていくに当たっては、出先機関をどうするかというのが非常に大事なんですね。  出先機関の機能を地方に移管していくということで、昨年、我々の政権の最後の方...全文を見る
○階委員 官房長官に意見だけ申し上げますけれども、やはり内閣人事局の仕事として、総人件費を管理するというのは大変大事なことだと思っています。民間企業でいえば、本当に人件費の管理というのが極めて重要なわけで、今まで日本の政府というのはその点が極めてずさん、曖昧だったと思っています。...全文を見る