階猛

しなたけし

小選挙区(岩手県第一区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数6回

階猛の2019年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月23日第197回国会 衆議院 法務委員会 第10号
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○階委員 国民民主党の階猛です。  今から約二カ月前ですけれども、この委員会で関副大臣とは議論をさせていただきました。  私の資料の一ページにそのとき使ったものがついておりますけれども、十四業種、当時の、新たな在留資格による人材不足・受入れの見込み数ということで、経済産業省関...全文を見る
○階委員 仮置きの数字と今回の数字、変わっていないということでいいんですよね。  その前提でお聞きします。  変わっていないということですと、経産省の先ほどの三業種、試験で受け入れる人は、いずれも若干名ということになっているわけですね。ところが、先日、私どもの党のプロジェクト...全文を見る
○階委員 アリバイのために試験をやるんだったら意味がないと思います。  若干名だということは、ゼロでもこれは足りるということになりますよね。普通、人材募集とかで若干名というときには、適切な人がなければゼロということもあり得るわけでして、そういう決め方をしているところが、ほかに見...全文を見る
○階委員 三千五百というのは、あくまで上限の数字で、若干名でもいいというふうに書いていますよ。幅の中に、若干名というふうにも書いていますね。だから、若干名ということであれば、ここはゼロでも目標達成ができるという数字になっています。  私も、農業の現場で実習生を受け入れている方に...全文を見る
○階委員 ただ、試験をそもそも実施する必要があるのかどうかということも私は問題視しているわけですよ。  あくまで技能実習生がほとんどの人数を占める、特定技能一号に移る方の中でですね、そういう業種については、何のために試験を実施するのか、国費を使って。やはり、私が思うに、この制度...全文を見る
○階委員 苦しい説明だと思いますよ。  原則試験で、でも技能実習二号まで終わった人は例外的に免除するということなんですが、どう考えても、現場で三年間日本の方と一緒に汗水垂らしながら仕事をして技能を身につけた人と、コンピューターの試験で一夜漬けで勉強して試験を受かった人と、どっち...全文を見る
○階委員 最後に聞きますけれども、地方にどうやって人材を定着させるか。転職の自由がある中で定着させるか。これは前の質問の中でも出ていますけれども、やはり抜本的な解決策が、この今回の基本方針とか分野別方針とかを見ても、ないわけですね。先ほど答弁を聞いていても、これは本当に実効性があ...全文を見る
○階委員 地方ごとに把握するのはなかなか困難だというお話がありましたけれども、これは前国会での大臣の答弁で、分野別運用方針において地域の人手不足の状況を適切に把握し記載するというふうに言っていますけれども、そんな記載、どこにもないですよ。大臣はうそをついていますということを申し上...全文を見る
02月05日第198回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○階委員 国民民主党の階猛です。  本日は、四十四分間、お時間をいただきました。質問をさせていただきます。  さて、パネルの方を用意しましたので、ごらんになってください。  こちらは大手新聞の報道などをもとに私の方で作成したものなんですが、今回、きのうから毎月勤労統計につい...全文を見る
○階委員 肝心なことには答えていませんが、今総理が反論されたことについて、私も再反論したいと思います。  私は、賃金水準をかさ上げするための復元処理というふうに言いましたけれども、大きく見せるためということは言っていません。ただ、これは賃金水準をかさ上げすることになるのは誰が見...全文を見る
○階委員 ちなみに、赤で書いていますけれども、財務省の文書改ざん、あるいは柳瀬首相秘書官の虚偽答弁だったことは、一昨年の総選挙の後に発覚しているわけですね。だから、国民に対する背信行為だということは、そのことも含めて言っているわけです。  去年、こうした問題が発覚したときに、総...全文を見る
○階委員 過去の話を延々と話されましたけれども、私は、去年六月、まさに総理が、うみを出し切る、再発防止に努める、こういうお話をした後のことを言っているわけですよ。六月以降、総理がうみだと言った、要するにデータの捏造、あるいは虚偽の説明、そして問題の隠蔽、こうしたことがこの統計の問...全文を見る
○階委員 全く本気度が感じられない今の答弁、国民の皆さんにも伝わったと思います。  そして、私たち国会は行政監視、これをしっかりやらなくてはいけません。  委員長にお願いします。  総理に本気度が感じられない以上、この予算委員会で事実解明をしっかりしなくてはいけません。その...全文を見る
○階委員 私がお尋ねしたのは、委員長に、この統計の問題だけではありません、過去に発覚した政府の不祥事について、徹底的な真相解明、事実解明に努めていく覚悟をぜひこの場で示していただきたいと思います。
○階委員 繰り返しますが、我々の本分は、行政をしっかりチェックして、議院内閣制を機能せしめることです。今、議院内閣制が本当に機能しているんだろうか。逆に、内閣が議会をコントロールしているのではないか。私たちは、このままいくと、日本の民主主義、代議制民主主義が損なわれてしまう。これ...全文を見る
○階委員 結局、責任をとるべき人がとらないから、今回の勤労統計に関するような問題も出てくるということだと思います。やはり、病根は根っこから絶たないといけないと思いますし、うみを出すのであれば徹底的に出す、これをやらないといけないと思います。  こういう政治状況の中で、またちょっ...全文を見る
○階委員 最近は、ある業者が百億円還元キャンペーンというのをやって、予定より早くそれに達したから途中でやめたというようなこともありました。同じようなことを政府もやろうということですか。
○階委員 事業者の例が当てはまるかどうかを言っているわけじゃなくて、さっきの答弁は、上振れしたら途中でやめるかのようなことを言っていたので、それを確認したかったんです。途中でやめるのかどうか、教えてください。
○階委員 何か極めてあやふやなお話なんですけれども、自然体で九カ月やっていけば、この予算案でとどまる保証はないというふうに思います。  総理にお尋ねします。  この予算案でとどまる保証がないという理由は、経産省から聞いているのは、大企業が、対象となる店舗で備品などを大量に購入...全文を見る
○階委員 今、総理、キャッシュレスの意義を唱えていましたけれども、私、そこは否定していません。  ただ、逆にこれが行き過ぎて、四千億じゃ足りなくなって、本来の増税の目的が社会保障の安定とか充実、ここに割くお金が少なくなるのではないか。さっき世耕大臣は、この点について、ちょっと言...全文を見る
○階委員 ですから、九カ月の間は反動減対策なんですが、この九カ月が終わったときに、逆に、今回の二%増税よりもはるかに重い負担増になるわけですね。五%がいきなり一〇%。倍増ですよ。この反動減対策ということは頭に置いていらっしゃるのか。置いた上で、でも九カ月だけこれをやろうと言ってい...全文を見る
○階委員 余り説得的ではありません。  これ以外にも問題はあるんです。あと二つ、こちらから指摘させていただきます。  キャッシュレスの方法の一つにクレジットカードによる支払いもあります。現金と異なって、自分の支払い能力を超えて買物をし、カード会社などへの支払いが滞って自己破産...全文を見る
○階委員 総理にここで敬意を表されるとは夢にも思っていませんでした。  済みません、今、地方の活性化ということで議論を進めていきたいんですが、これは昨年の二月の予算委員会でも取り上げた話なんですね。今、被災三県の人口がどうなっているのか、それから東京圏の人口がどうなっているのか...全文を見る
○階委員 そろそろ時間ですので、最後の一問にしたいと思います。  委員のお手元には、資料として五ページ、六ページ目あたりにつけさせていただいておりますが、私は、今のような人口の移動の状況を変えていくためには、従来の延長線上ではない、新しい、画期的な、若者が夢と希望を持って地元に...全文を見る
○階委員 ぜひ前向きな検討をお願いします。  終わります。ありがとうございました。
02月13日第198回国会 衆議院 予算委員会 第6号
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○階委員 国民民主党の階猛です。  本日は、三十八分間お時間をいただきましたので、質問させていただきます。  まず、櫻田オリンピック担当大臣にお尋ねします。  オリンピック担当大臣として、オリンピック憲章は当然読んで、理解していらっしゃると思いますが、いかがでしょうか。答え...全文を見る
○階委員 話には聞いているって、オリンピック憲章ってオリンピックの憲法みたいなものですよ。その根本原則というのがありまして、これは読んだことがないということですか。
○階委員 そのオリンピック憲章の根本原則というところにオリンピズムの目的という箇所があるんですね。そこをちょっと読んでいただいてもいいですか。読めますか。用意してないですか。
○階委員 見たことがないということなので、しようがないと思いますけれども。  そこには、オリンピズムの目的として、「人間の尊厳の保持に重きを置く平和な社会の推進を目指すために、人類の調和のとれた発展にスポーツを役立てること」、これがオリンピズムの目的であるというふうになっている...全文を見る
○階委員 そういうことではありません。  人間の尊厳というのは、個々の人間を手段として扱うのではなくて、その人自体に価値があるんだ、一人一人の人生あるいは人格そのものに価値があるんだということが人間の尊厳の根本的な意味なんですよ。  しかるに、今回の池江選手への大臣の発言とい...全文を見る
○階委員 辞任しないんですか。オリンピック憲章も読んでいない、理解していない。人間の尊厳も答えられない。それで大臣を続けられるんですか。オリンピックの根本的な哲学、理念もわかっていなくて、大臣が続けられるんですか。  復興五輪とも言われております。私も、被災地の代表として、この...全文を見る
○階委員 その職務を理解していないから、やめてくださいと申し上げているんです。  総理、改めてお尋ねしますけれども、櫻田大臣、このまま続投させていいんですか。お答えください。
○階委員 その任にあらずということを申し上げたいと思います。  それで、復興五輪という話もしましたけれども、この震災の復興がまだ時間はかかるということは、政府の方でもお認めになっているということだと思います。  一月三十一日には、代表質問の中で総理も、復興・創生期間が終わった...全文を見る
○階委員 この復興庁のトップは総理大臣なんですね。ですから、私、総理大臣に聞いています。  それで、平成二十八年に、復興・創生期間という五年間の計画、基本方針が定められまして、その中で、被災地は、震災以前から人口減少や産業空洞化といった全国の地域にも共通する中長期的な課題を顕著...全文を見る
○階委員 ぜひ、この点については、最後の最後まで復興を完遂するという観点に立って、しっかりとした組織を復興・創生期間の後も続けていっていただきたいと思っております。  次に、不正統計に関してですが、根本大臣が参議院予算委員会での答弁で、追加給付を今回実行するための事務費、この捻...全文を見る
○階委員 その話はこの間も聞いていますが、その答弁だけでは具体的なことがわからないので、きのう、厚労省の事務方に尋ねたところ、何年かかるかもわからない、そして、優先度の低いシステム改修経費は何なのか、それから、手続の合理化による人件費の削減をどうやってやるのか、これもはっきりとし...全文を見る
○階委員 しっかりチェックをしてもらわないと。我々の保険料、こんなことに使われてはたまりません。国会にもしっかり説明してもらいたいと思います。  その上で、次の質問に行きますが、前回、例のキャッシュレスによるポイント還元の二年度にわたる四千億の予算、このことについて、ひょっとし...全文を見る
○階委員 前回同じことを聞いて、経産大臣は答えを留保されたわけですね。要するに、財務当局と相談して対応を検討したいという答弁だったんです。  前回、経産大臣にはちゃんと聞きましたので、そこで、総理の見解はどうなのかということを聞きたいんです。
○階委員 結局、追加はあり得るのか、あり得ないのか。今のお話だと、どちらもあり得るように聞こえたんですが、そういうことでよろしいんですか。
○階委員 そういう曖昧なことでは、やはりこの税収が本当に、消費税を上げて、社会保障の充実、安定化にちゃんと回るのだろうかという不安が消えないわけですね。  それからもう一点、前回議論をさせていただいたのは、キャッシュレス普及策で、ポイント還元が行われるのは九カ月限定で、その後反...全文を見る
○階委員 オリンピック後の景気対策等について否定されないわけなんですけれども、やはりそうすると、増税をしても結局税収は残らないんじゃないか。  そもそも、この消費税対策で、いただいた分はお返しするというお話もありましたけれども、いただいた分以上にお返しするというお話もありますけ...全文を見る
○階委員 あくまで消費税対策ということをやるのであれば、弊害が少ないやり方でやるべきであって、キャッシュレスはキャッシュレスで、それに資するような、お金をかけないようなやり方もあるわけですから、そこはきっちり切り分けて考えるべきだということをこの場で改めて繰り返しておきたいと思っ...全文を見る
○階委員 あなたが粘り強くこの異次元の金融緩和を、まさに異次元のジゲンはタイムリミットの方の異時限になってきている、異なる時限になってきている。この異次元の金融緩和をすることで、資料の三ページ目ですけれども、地銀を中心に、国内の融資残高は約二十年ぶりに高水準になってきているんです...全文を見る
○階委員 この記事の中でも、本当に限界が近づいているというコメントが、地銀の関係者だと思いますが、ありますね。限界が近づいているという中で、粘り強く続けていって、本当に金融システムが保てるのかどうか。  ちなみに、四ページ目をごらんになっていただきたいんですが、これは成長実現ケ...全文を見る
○階委員 リスクを認識しながらもやり方は変えないということでは、全くPDCAサイクルが回っていないのが今の日銀だということを指摘させていただきたいと思います。  それと、最後に麻生大臣にお尋ねしますけれども、資料の五ページ目、今回、法案が出るそうですけれども、金融機能早期健全化...全文を見る
○階委員 過去に十兆円も国民の負担が生じた。私も、当時長銀におりましたので、その責任を痛感しています。  この国民負担を減らすには、余ったお金を単純に、またポイント還元やら何やらで使うのじゃなくて、やはりそれはちゃんと、過去に公的資金を投入したときに借金をしました、この借金減ら...全文を見る
02月18日第198回国会 衆議院 予算委員会 第9号
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○階委員 国民民主党の階猛です。  本題に入ります前に、前回の私の質疑で総理の答弁について疑問がありますので、取り上げたいと思います。  オリンピックの憲法ともいうべき五輪憲章の根本原則には、「人間の尊厳の保持に重きを置く平和な社会の推進を目指すために、人類の調和のとれた発展...全文を見る
○階委員 前段の理由については、撤回していただいたものと思います。  しかし、後段の理由について、私は論点すりかえだと思っておりまして、私が前回お尋ねしたのは、オリンピックの担当大臣でありながら、就任から四カ月もたってオリンピックの根本的な原則も理解していない、そんな方で務まる...全文を見る
○階委員 熱意だけで務まるとは思えないわけですね。やはり五輪の根本的な理念を知らないと、おかしな発言をしてしまうことにもつながりますし、国際社会にもマイナスの影響を及ぼすおそれがある。  やはり、ここまで来てこうした発言をされている大臣、五輪の根本的な理念である人間の尊厳を理解...全文を見る
○階委員 国民が納得できる理由の説明はなかったと思います。  それでは、本題に入っていきたいと思います。  この委員会では毎月勤労統計が主に取り上げられておりますけれども、同じ時期に、総務省の家計調査、これについても見直しが行われているわけです。  具体的に言いますと、その...全文を見る
○階委員 記入負担が重かったので軽くしたというお話なんですが、それだけではなくて、私がその変更の際の議事録、統計委員会やその分科会での議事録を拝見したところ、商品やサービスの購入時にもらえるポイント、これを使った場合に、収入があったということで扱われるようになっています。やはり、...全文を見る
○階委員 総理と麻生大臣にも事実関係を確認したいんですが、この家計調査の変更、収入や支出が上振れするような可能性のあるこの変更について、何がしか関与されたことはおありでしょうか。総理と財務大臣、続けてお答えください。
○階委員 そこで、実際、この様式が変わって、家計調査の収入や支出がどのように変化したのかということをお尋ねしたいと思っているんですね。  実は、昨年一月から変わったと言いますが、経過措置として、昨年一月からは、全面入れかえではなくて一年間だけ半分入れかえ、つまり、旧家計簿の結果...全文を見る
○階委員 収入も支出もふえたという御答弁でした。  委員の手元には、六ページ目に、事務方から既に出していただいている新家計簿と旧家計簿の差額、これを示しておりますが、事前に示されたものによると、大体、月平均で三万一千八百八円ぐらい新家計簿の方が収入面では上振れする。これは、パー...全文を見る
○階委員 それは間違いないと断言できますね。これは全く影響がないというふうに断言できますか。
○階委員 やはり断言できないわけですね。やはり、家計調査の数字をもとにGDPというのは出しているわけだから、当然、その数字が変わってくれば影響も及ぶというふうに私は考えております。  そこで、総理に根本的なことをお尋ねしたいんですが、GDP六百兆円を目標にしているわけですけれど...全文を見る
○階委員 それで、総理に、今の点に関してお聞きしたいんですよ。  それで、時代の変化に合わせて統計を変える必要性があることは私も否定しません。そういう意味での変更は否定しません。ただ、変更すれば、当然のことながら、今まで見てきた世界と違う世界をあらわすことになるわけですね。 ...全文を見る
○階委員 ちょっと時間がないので、総理からお願いします。  毎勤統計の実質賃金、これについて、今回の統計の手法の見直しなかりせばどうだったのか、これを出してほしいと言っているんです。
○階委員 これを出さないと実態を見誤るから私は指摘しているんです。委員の皆さんもそこを言っているわけですね。ぜひここはお願いします。  あと、最後になりますけれども、麻生大臣にお尋ねします。  そもそも、来年度予算で、一〇%への消費増税とセットで軽減税率が導入されて、消費税収...全文を見る
○階委員 今、私の質問に先走ってお答えされたんですけれども、そもそも、この減収額が幾らかというのは、過去に政府統一見解を出されていますね。  二〇一六年一月十九日の政府統一見解では、家計調査から推計した消費支出額に占める軽減税率対象品目分の割合を乗じてというふうにあるわけです。...全文を見る
○階委員 ちょっと答弁が私の質問に答えていないんですけれども、来年度予算を編成する上で、家計調査の方式が変わりました、家計調査の方式が変わって消費支出額も軽減税率対象品目への支出額も変わりますということなんですが、そうであれば、軽減税率による減収額も変わって、消費税増税によって国...全文を見る
○階委員 これは変更前だと意味がないと思いますよ。もう二〇一九年一月から新しい家計簿が全面的に採用されているわけですから、古い家計簿をもとにした消費増税の減収額、軽減税率による減収額では意味がありません。したがって、この予算の編成には私は大きな瑕疵があると思っています。  その...全文を見る
○階委員 いや、ただ、これはあらかじめわかっていることなんですから、一月から変わるとわかっていることなんだから、それを反映させて計算するべきですよ。やれることをやっていないから、私は問題だと言っています。  以上です。
02月21日第198回国会 衆議院 予算委員会 第11号
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○階委員 国民民主党の階猛です。  まず、櫻田大臣にお聞きしますけれども、櫻田大臣、あなたの職務に国会答弁は含まれますか。
○階委員 職務を全うしたいというふうにずっとおっしゃっているわけですけれども、その職務を果たせなかった、遅刻して果たせなかったということがきょう起きたわけですね。  そこで、あなたにとって国会答弁は、職務の中でどれぐらい重要な位置を占めていますか。お答えください。
○階委員 それはなぜですか。お答えください。
○階委員 憲法の六十三条後段、読んだことはありますか。ないですよね。いやいや、ないならないでいいです、別に責めるわけじゃないですから。いいですか。では、答えてください。
○階委員 憲法六十三条後段というのは、国務大臣は、答弁のため出席を求められたときは出席しなくてはいけない、こういう条文なんですね。だから、大臣の職務の中で、この国会に答弁のために出席するということは一番重い職務なんですよ。そういう自覚はありましたか。
○階委員 では、もちろんあったのにそれを果たせなかった、その責任をどう感じていますか。
○階委員 職務を全うしたいという言葉は、全く言葉だけで中身が伴っていなかった、それはお認めになりますか。
○階委員 ずっと、職務を全うしたい、全うしたいと言っていますけれども、全然全うできていないんですよ。だから皆さんから、やめていただきたいという言葉が、私も言いたくはないですけれども、たびたび言わなくてはいけない。  本当にそれで職務を全うできるんですか。もうやめた方がいいんじゃ...全文を見る
○階委員 何回そういう言葉を聞いたかわかりません。でも、言ったそばからまた、職務を全うできない事案が次々出てくる。そういうのは恥ずかしいことじゃないですか。  もう、国務大臣としてその地位にあるのはやめた方がいいんじゃないですか。これは本当に、別に野党だからというわけではなくて...全文を見る
○階委員 どれだけいっぱいの方がいらっしゃるかわかりませんけれども、今の答弁をするにも、後ろから耳打ちをしていただかないと答えられない。恥ずかしいことだと思いますよ。  もう結構ですから、帰ってください。もう終わりました。帰ってください。
○階委員 では、本題に入ります。  前回、テレビ入りの質疑で、私は、総務大臣ではなくて総理大臣に二つのことを要請したわけです。一つは、家計調査につき、旧家計簿を用いたと仮定した場合の数値を毎月の勤め先からの収入も含めて幅広く開示してほしい。そして二つ目は、今問題になっている毎月...全文を見る
○階委員 私が今るる説明したとおり、なぜ、私は資料を出してほしいと言っているのに、家計調査の見直しの経緯あるいは理由、こうしたことを答えるんですか。テレビ入りの貴重な時間ですよ。質疑妨害じゃないですか。  もう二度とこういうことをしないでください。約束できますか。
○階委員 こういうのは御飯論法じゃなくて遮断論法というんですよ。石田総務大臣のような、質疑の流れと関係ないことで時間を無駄にされると本当に困ります。  委員長にも、ぜひ、そのような答弁については、これは改めさせていただきたい。それは途中でもやめさせていただきたいと思います。委員...全文を見る
○階委員 関係ないことは答えないようにしていただきたいということを改めて申し上げます。  そこで、きょうお配りしている資料を見ながら、説明、質問をさせていただきます。  前回申し上げましたとおり、去年の一月から、ポイントを利用した商品やサービスの購入時の家計調査の家計簿の記載...全文を見る
○階委員 増加要因になり得るというお答えでした。  前回指摘してきた家計簿の変更なども含めて、資料の三ページ目をごらんいただきたいんですが、この上の方の表は総務省の方でつくっていただいたものなんですが、従来の家計簿を仮に昨年もそのまま利用した場合と比べてどれぐらい額がふえたのか...全文を見る
○階委員 つまり、支出でいえば、月平均で四千円、プラス一・四%。収入でいえば、月平均で四万二千九百五十円、プラス八%。これだけ変わってくるということであります。  こういう変わった家計簿に基づいてこれから家計調査の数字が出てくるわけですけれども、ここでお聞きしたいのは、いよいよ...全文を見る
○階委員 では、この数字を前提にお聞きしますけれども、一方で、軽減税率導入による減収額の見積りは、両時点で、この三年間ぐらいの間で、五百億ぐらい増加したということは別途聞いております。五百億の増加分のうち、今答弁された軽減税率対象割合の上昇によってもたらされた部分、金額的に幾らに...全文を見る
○階委員 今この数字をお聞きしたのは、パーセンテージに直すと、軽減税率対象割合は、この三年間で〇・四五%ポイントしか上がっていません。しかし、実際の減収額の見積りは、何と二百億円もふえるわけですね。それぐらい、この割合の変化によって減収額は大きく変わってくるんです。  ところで...全文を見る
○階委員 バックデータがないので反映できませんでしたということなんですが、それでは、ちょっと将来のことを伺って恐縮なんですが、来年の今ごろであれば、新しい家計調査のデータが出てきています。これは反映させた上で減収の見積額というのをつくるのかどうか。これはお答えできますか。
○階委員 余りクリアな説明じゃなかったので、大臣にも聞きたいんですが、軽減税率対象割合というのが上昇すれば、それに伴って減収見積額、これが増加する、こういう議論をしていますね。ところで、その軽減税率対象割合は、古い家計調査のデータしか今ないので、低くなっているんじゃないか。だけれ...全文を見る
○階委員 さっき言ったように、ポイントで五%ぐらい還元されて、それで、ほぼ全世帯がそれを使ったとすると、税収の見積りが、私の試算だと三百六十億もふえちゃうというような大きな影響があるんですね。  他方で、もう一つ考えなくちゃいけないのは、三百六十億ふえると言っていますけれども、...全文を見る
○階委員 結局、実態を重視するのか、統計を重視するのか、どっちなんですか。せっかくだから答えてください、端的に。
○階委員 やはり実態を重視しなくちゃいけません。見かけの数字でごまかされてはいけないし、見かけの数字を政府がごまかすことがあってもいけない。これを私は指摘したい。  政府の不祥事、今回の統計不正もそうですけれども、私、資料の五ページ目につけております。やはり、民間の不祥事に比べ...全文を見る
○階委員 いや、検察は犯罪の嫌疑があるかどうかというのを判断するわけですけれども、組織としてしっかりとしたコンプライアンス体制が構築されていたのか、そういったことまでは捜査の対象になりません。  会計検査院は、まさに、決算、金目のことを中心に調べるところでありまして、今回問題に...全文を見る
○階委員 何か開き直られても困るんですが、結局……(麻生国務大臣「開き直ってないよ」と呼ぶ)いやいや、動機、原因がわからないまま、このまま終わらせていいんですか、大臣。そこがおかしいですよ。  やはり、わからないで終わらせないで、わからないんだったら徹底的に調べる。これが必要な...全文を見る
○階委員 まず、それは私も読んで知っていますよ。でも、その記述があるものを公表したときの記者会見でなお、動機、原因については、それがわかれば苦労しないのですと大臣みずからおっしゃっているじゃないですか。だから中途半端だと言っているわけですよ。書かれてあることが十分だったら、こんな...全文を見る
○階委員 では、逆に、たったそれだけの動機で、さらなる質問を避けるためという動機で文書改ざんを行った。しかし、その結果、自殺者が出た。そうしたら、自殺者が出てしまったことの責任は重大じゃないですか。そんなささいなことのために人が死んでいるんですよ。だったら、責任とってください。
○階委員 答えていません。人が死んだことの責任はどう考えているんですか。
○階委員 本当に、人が亡くなるというのは重い事実です。重い事実であるがゆえに、やはり、その背景にどんなことがあったのか、これを徹底的に調べないといけないと思います。麻生大臣はそういう、人間の尊厳を理解されている方だから、私も重ね重ね言っております。  ぜひそこは、第三者委員会を...全文を見る
02月27日第198回国会 衆議院 予算委員会第七分科会 第1号
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○階分科員 国民民主党の階猛です。  まず、内閣府に質問しますけれども、きのう中央公聴会が開かれまして、公述人として、明石順平さんという方がこの本について口頭で説明されたんですね。詳しくは本を読んでくださいということで、私、読ませていただいたんですが、その中から抜粋したものが一...全文を見る
○階分科員 比較することは困難と言っていますけれども、比較した結果が客観的にあらわれているわけですね。いいですか。グラフを見ていただければ一目瞭然なんですけれども、なぜか、平成二十三年基準にした瞬間にこういう乖離が出てきているわけですよ。なぜこういうふうにワニの口が開いたのか、そ...全文を見る
○階分科員 それは、この乖離の理由について説明をするということですね。今じゃなくても、なるべく早く説明するということで受けとめていいですか。お答えください。
○階分科員 それを聞いているんじゃなくて、精度向上に取り組むじゃなくて、この乖離の理由を説明してください。これがアベノミクス偽装だときのう明石さんが言っていたんですよ。偽装の大きな一つだと言っていたわけですよ。そういう疑いをかけられているんだから、疑惑を晴らすために説明責任を果た...全文を見る
○階分科員 検討ではなくて、これは偽装だと言われていますから、きょうじゅうに説明がない場合は、あしたテレビ入りの質疑で、これは偽装だということに反論できなかったという話になりますよ。いいんですか。  きょうじゅうに説明してください。でなければ、これについては、内閣府から明確な理...全文を見る
○階分科員 では、ここで言っておきますけれども、きょうじゅうに説明が来られない場合には、あした、そういう観点から、私じゃないかもしれませんけれども、テレビ入りのときに指摘させていただきますから。  それと、さっき事務方の人にお願いしたんですけれども、このお配りしている資料、最後...全文を見る
○階分科員 これも出せないということであれば、いよいよ怪しいわけですよ。  それと、もう一つ怪しいこと。総務省、いいですか。この明石さんが言っている世帯数掛ける名目家計消費指数のうち、名目家計消費指数、何で二〇一七年十二月をもって指数を出すのをやめたんですか。お答えください。
○階分科員 ごまかして答えていますけれども、この名目家計消費指数、二〇〇二年を一〇〇としていましたよね、それはいいですよね。この明石さんの資料でいうと二〇〇二年となっていますね。それで、二〇一七年十二月でやめた理由は、去年の一月から家計調査のやり方が大きく変わりましたよね、ここで...全文を見る
○階分科員 答えていませんよ。  私が言っているのは、なぜ、先ほどの指数、グラフの上がっていたところ、名目家計消費指数をやめたのか。最初に答えていたことは、私は、これはごまかしだと言いました。  本当の理由は、去年の一月から家計調査のやり方が変わったので、二〇〇二年からの指数...全文を見る
○階分科員 答えていません。質問に答えていません。とめてください。
○階分科員 よろしいですか。私が聞いているのは、なぜ指数の算出を二〇一七年十二月で打ち切ったのか、これを聞いているわけですよ。  私が考えているのは、ちょうど二〇一八年の一月から家計調査のやり方を変えて、私が指摘して総務省もお認めになったとおり、家計調査の収入や支出の額は上振れ...全文を見る
○階分科員 それだったら、まず、二〇一八年のもなぜ出さないのか。出せばいいじゃないですか。そのCTIなる指数も、別途出しているのはそれはそれでいいですよ。でも、過去との比較をするのに、途中からデータを出すのをやめられても困るわけですよ。家計調査自体はやっていて、段差も問題ないとい...全文を見る
○階分科員 これを出さないと、疑惑はますます深まるということですよ。よろしくお願いします。  さて、経産大臣、お待たせしました。  キャッシュレス・消費者還元事業、来年度分だけでいうと二千八百億円。消費者に還元されるのは、そのうちたったの千七百八十六億円だと思いますけれども、...全文を見る
○階分科員 それで、私も予算委員会の本体の方でも指摘しましたけれども、キャッシュレス化推進もいいと思うんですよ。ただ、消費税対策とセットにするのはどうか、そして、そのためにこれだけのお金を使う必要があるのかということを指摘してきたわけですね。  どうも、さっきの内訳、二千七百九...全文を見る
○階分科員 直営店とかは自前でやられるから補助金がないというお話ですけれども、私、手元にコンビニ大手三社のデータというのが、二〇一七年度で見ていますけれども、フランチャイズの店舗が全体で売上額に占める割合は九七・六%なんですね。大手三社です。だから、圧倒的に恩恵を受ける方が多いと...全文を見る
○階分科員 そこで参考人にお尋ねしますけれども、今、補助金の額を決めるのにポイントの失効率とかも勘案するというお話でしたね。そこで、直近の一年間で決済事業者等が日本国内で付与したポイントの総額と、そのうち失効した額は幾らなのか。  それから、もう一つ、続けてお尋ねしますけれども...全文を見る
○階分科員 よくそれで千七百八十六億という数字がはじき出せたものだと思いますよ。  それで、資料三ページ目につけておりますけれども、表があってその下に米印がありますけれども、「「ポイント還元」については、」云々かんぬんとあって、括弧書きのところですね。「なお、三十一年度予算にお...全文を見る
○階分科員 政府全体として、エビデンス・ベースド・ポリシー・メーキング、EBPMということを標榜されるのであれば、この千七百八十六億円の算定根拠、これをきっちり示していただきたい。これはぜひお願いします。最後に。
○階分科員 今、現時点での算定根拠は出せるというお話でしたので、よろしくお願いいたします。  では、終わります。ありがとうございました。
03月01日第198回国会 衆議院 予算委員会 第15号
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○階委員 国民民主党の階猛です。  本日は二十二分間時間をいただきまして、ありがとうございます。  さて、私の地元、岩手、被災地を抱えております。もうすぐ三・一一、八回目の震災の日を迎えようとしております。  被災地、陸前高田市には奇跡の一本松というのがございます。ごらんに...全文を見る
○階委員 これは根拠薄弱ですよ。おかしいですよ。千七百八十六億円、足りなくなったら補正予算を組むんですか。半年もたないと思いますよ。足りなくなったら補正予算を組むのかどうか、総理、お答えください。端的に、総理。ちょっと時間がありませんので、総理。
○階委員 要するに、足りなくなったらそのときに考えるということなんですけれども、足りなくなるのはもう今の段階でも見えているような気がします、この数字からすると。  次のファクトを出したいと思うんですが、私、この委員会で、ポイントの話でもう一つ取り上げていたのが、去年から家計調査...全文を見る
○階委員 総務大臣、全く質問と関係ないことを答えられましたので、注意してくださいね。  それと、もう一つファクトを挙げたいんですが、五ページ目をごらんになってください。  これは、さきの中央公聴会で公述人の明石さんが指摘されていたことなんですが、その明石さんの本の中から引用し...全文を見る
○階委員 従来と変わっていないのに、なぜこんな急激に開いてくるのかということを聞いているわけですよ。だから、これを合理的に説明していただいていないんですよ。(茂木国務大臣「したよ」と呼ぶ)いやいや。だから、今まではなぜパラレルに動いていて、それがなぜ急に開いたのか、この数字で見る...全文を見る
○階委員 このグラフの乖離の合理的な説明を求めまして、質問を終わります。
03月08日第198回国会 衆議院 法務委員会 第2号
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○階委員 国民民主党の階猛です。  もうすぐ東日本大震災から丸八年ということで、きょうは、大臣所信のうちで東日本大震災に関連した部分を中心に御質問させていただきたいと思います。  さきの大臣所信の中ではこんなことが述べられていました。登記所備付け地図の整備を積極的に行うという...全文を見る
○階委員 私の地元は盛岡なので、別に、盛岡で地図整備をやるのが悪いとは言っていません。ただ、やはり復興の加速化を目的にするわけだから、沿岸部をどんどん進めなくちゃいけないと思うんですね。岩手だけではなくて、仙台法務局管内、宮城県ですね、こちらでいうと、やはり仙台市とか、被災地でい...全文を見る
○階委員 特に岩手県では、沿岸部、小さな町が多いので、今現在、DIDかどうかという点でいうと、対象地域に含まれない部分が大きいと思うんです。ただ、この復興の目的は、震災前よりも、もっとにぎわいのある町にしようということですから、将来DIDにするためにも、この地図整備というのは、そ...全文を見る
○階委員 もうちょっと踏み込んで、この二十一億というのは、どこの、どの施設に係るものかということを教えていただけますか。
○階委員 はい、わかりました。  これが、実は、資料の二ページ目をごらんになっていただけると、これは、三十一年度、今回の予算のは含まれていませんけれども、色がついている部分ですね、グレーになっている部分。この水戸地方検察庁とか水戸法務総合庁舎、これに係るものが今回、何と一年間で...全文を見る
○階委員 委員長、今のは不規則発言ですよ。やめてください。私は大臣とやりとりしているわけですから……
○階委員 おかしいですよ。ちょっと後で理事会で協議させていただきます。  それで、私、別に、わかっていますよ、茨城だって被災地だと。そんなこと当たり前ですよ。当たり前だし、これ、一切使っちゃだめだとも言っていません。  ただ、大臣の答弁にもありましたけれども、補正予算、あるい...全文を見る
○階委員 今、法律相談援助件数四万五千件余りについて、大体の傾向をお示しいただいたんですね。  それで、昨年は、法律相談の件数ほどじゃないんですけれども、代理援助、要するに、弁護士さんが代理人として法廷に立ったりとか裁判所に行ったりとか、そんなことをした案件について、どういう案...全文を見る
○階委員 問題意識は共有されていると思うんですが、まだ具体策がちゃんと定まっていないので、これは早急にお願いします。  その上で、今政務官お話しされようとした部分なんですが、この百九十五億は、我々国民の保険料ではなくて、既存の事務費を削ることによって捻出します、これが国会での答...全文を見る
○階委員 努力しているかのような御答弁でしたけれども、私は全然甘いと思っていまして、そもそも、来年度の三十億と言いましたけれども、これ自体が眉唾物だと思っています。  六ページを見ていただくと、まず、システムの不測の事態に備えた経費を削減しましたということで、これで六億円浮かせ...全文を見る
○階委員 しっかりお願いします。  最後の質問であります。  分野別運用方針において、受入れ見込み数は、五年後で最大三十四万五千百五十人となっています。これが実現した場合、今回、出入国在留管理庁関係で三百十九人増員になっていますけれども、更にこれに追加して必要となる人数と、こ...全文を見る
○階委員 これで終わりますけれども、特別会計のようにならないように、しっかりチェックの方をお願いします。  終わります。
03月22日第198回国会 衆議院 法務委員会 第5号
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○階委員 国民民主党の階です。  今回、私が関係したことについて間違った資料が出されてこうした問題になっているわけですけれども、きょうの、大臣からるる御説明はありましたけれども、やや腑に落ちない点もありますので、そうしたことを中心に質問させていただきます。  その前に、通告は...全文を見る
○階委員 唐突にこのようなことをお聞きした理由は、まず、きょうの大臣の説明の中で、冒頭で、またも資料に誤りがあったことはまことに遺憾ですというくだりがございますね。またもと言っているんですが、去年の技能実習生の問題と大きく違うのは、前回の誤りというのは法務省にとって有利となるよう...全文を見る
○階委員 官房長にも伺いたいと思います。  検事出身の官房長や、そしてその部下である検事出身の職員が、法務省にとって不利益な証拠を一旦は国会に提出したわけです。でも、それをミスだったから済みませんと言って取り下げる。さっきも言ったように、一般人であれば、そんなことを公判段階でい...全文を見る
○階委員 明らかな客観的証拠に反しなければ撤回しないということも今おっしゃったということでいいですか。
○階委員 だから、相当狭い要件のもとでしか撤回はしないということをおっしゃっているわけですね。そういうことなんですよ。違いますか。
○階委員 時間がもったいないので、これ以上は避けますけれども、私も、今回撤回したいと言っている内容が、これは明らかな客観的証拠に反するのかというところを見ています。今のところ、私はそこまでの証拠をもらっていません。だから私は、きょう訂正しますと言われても、にわかには信用できません...全文を見る
○階委員 片や、自分に不利益なことを撤回しようとしたけれども撤回が裁判では認められなくて十二年懲役ですよ。ようやく再審開始決定。片や、国会にエリートの検事出身の官僚が携わって出した不利益な証拠、責任をとらずに撤回しよう。そんな姿勢で刑事司法への信頼が保てるとは思いません。  最...全文を見る
○階委員 やはりその指示が中途半端だったからこういうことが起きていると思いますよ。  その指示の具体的な中身、それから、それをどのように職員の人たちは受けとめていたのか、また、今回、撤回して、こっちが正しい資料だというのが出されていますけれども、その新しい方が正しいのかどうか、...全文を見る
○階委員 国民民主党の階猛です。  失踪技能実習生の今の話については、私も強く異論がありますので、大臣におかれましては、リーダーシップを発揮して、しかるべく対応をお願いします。  その上で、きょうは、定員法に関する質問をしていきたいと思っております。  最近の東京家裁前の殺...全文を見る
○階委員 これは重大な問題だと思いますよ。法の支配を貫徹するべき裁判所で、力の支配のようなことが行われるということはあってはならないと思います。これは、徹底的に事実を明らかにした上で、この場で反省と再発防止のための見解をしっかり述べてください。これも後日、取り上げます。  ここ...全文を見る
○階委員 私もちょっと、この事件、起きたばかりで、急遽御質問通告したので時間がないのはしようがないので、ぜひこれは調べていただいて。  私の問題意識としては、裁判官、特に判事補の方ですね、定員がたくさん余っているにもかかわらず、定員を温存する結果、予算はそれに見合った予算になっ...全文を見る
○階委員 今お二方から答弁がありましたけれども、要は、裁判官の需要があるからそのための定員は確保しなくちゃいけないというんですが、財務省から答弁があったとおり、供給的な制約があるわけですね。だから、幾ら定員を確保しても、供給力が追いつかなければ、定員を確保する意味がないんです。物...全文を見る
○階委員 それで、ちなみになんですけれども、今回、判事補を二十五人削減することによって人件費がどれだけマイナス要因になっているかというのは、この四ページ目の資料でいいますと、3番、「判事及び書記官への振替に伴う経費」ということで、マイナス二億七千七百万。ただ、この中には速記官二人...全文を見る
○階委員 それでは、五十人、本当に追加で減らせるのかどうかということを議論したいと思うんですね。  事前に、五ページ目で、来年の一月ぐらいに、今回、二十五人削減した法案が通ったと仮定した上で、来年一月の新任判事補採用後の欠員数はどの程度になるかということを掲げさせていただきまし...全文を見る
○階委員 私の手元の資料は、その数字が九十一から百一で事前には出していただいたんですけれども、その後、打合せしまして、どこが大きく変わったかというと、上から二つ目の数字、百二十七となっていますけれども、これはあくまで修習の始まる段階で裁判官になりたいという人の数字なので、実際に採...全文を見る
○階委員 全くエビデンスベースではないですね。  出向している人、合計すると百十人ぐらいですか。一遍に戻ってくることなんかあり得ないし、仮に戻ってきたって、その分、補って出すでしょう。何言っているんですか。  あともう一つ、何か理由を言っていましたね。もう一つは何だった。
○階委員 この話は初めて聞きましたけれども、何で定員が減ることが判事補の採用にはね返ってくるのかわからなくて。それで、判事補から判事に上がる人がたくさんいるんですよ、今。たくさんいて、空き枠はたくさんある中で、何で採用に影響が及ぶのか全くわからない。これもエビデンスはありませんね...全文を見る
○階委員 これまで毎年議論してきた中心は、需要動向に即して定員を見直すという観点での議論だったと思うんですね。私が近年問題にしているのは、供給力に応じて定員を見直す、この必要性を毎年言っているわけです。  なぜ供給力が細ってしまったのか、衰えてしまったのか、それについてこれから...全文を見る
○階委員 一概には言えないというのは理解しますけれども、ただ、客観的な事実として、司法試験合格者数に占める予備試験合格者数、司法試験に受かった人の割合は直近では一八・八%。ところが、判事補に任官する中で同じ割合を調べますと二六・八%なんですね。裁判官になる人というのは、私も修習を...全文を見る
○階委員 私、気になることがあって、文科省に一つくぎを刺しておきたいと思います。  七ページ目に、養成会議でしたっけ、その会議体での結論のペーパーから抜粋したものをつけさせていただいております。これは公表されているものです。  第三、法科大学院というところで、平成二十七年度か...全文を見る
○階委員 今、法律の改正が検討されていますね。私の資料の後ろから二枚目ぐらいにたしかつけていたと思うんですけれども、この法律は、私は天下の悪法だと思っています。  というのは、法科大学院を中核とするプロセスによる法曹養成と言っていたものが、大学一年から司法試験を目指す勉強を始め...全文を見る
○階委員 終わります。
○階委員 国民民主党の階猛です。  私は、国民民主党を代表し、裁判所職員定員法の一部を改正する法律案に対し、反対討論を行います。  その前に、去る三月二十日、東京家裁建物内で刃物で刺され、お亡くなりになった被害者とその御遺族の皆様に対し、心よりお悔やみを申し上げます。  さ...全文を見る
03月26日第198回国会 衆議院 法務委員会 第6号
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○階委員 国民民主党の階猛です。  きょうは平成最後の三月二十六日ということなんですが、もうすぐ新しい元号も決まります。昨今では平成最後の何とかという言葉がちまたではよく聞かれるんですが、もうすぐ新しい元号が決まれば、その新しい元号最初の何とか、こういう言葉がまたあふれてくると...全文を見る
○階委員 では、仮にこの法案が新しい時代になって成立されて公布された場合、今のこの文言は変わらないということでいいんですか。
○階委員 ということは、どうなるかわからないということなんですよね。  どうなるかわからないんだったら、平成三十一年というところ自体もブランクにすればいいんじゃないですか。なぜそうしないんですか、お答えください。
○階委員 おまけに、御丁寧に、その下を見ますと、以下平成三十一年改正法というところまで書いているんですよね。  これはこのまま条文が残る可能性もあるようなさっきのお話でしたけれども、非常に何か見ばえが悪いですよね。もしこれが新しい時代になって最初の法律になった場合に、平成三十一...全文を見る
○階委員 慣例ですから、別に拘束力はないわけです。  大臣、今のやりとりを聞いていて、もしこの法案が成立した日がちょうど時代の変わり目で、もし法律第一号というふうになった場合に、この文言がこのまま残るというのは非常に見ばえが悪いと思いますよ。修正するなら修正するということでこの...全文を見る
○階委員 さっきから慣例という言葉が言われておりますけれども、慣例はないですよね、これ。初めてのケースじゃないですか。あらかじめ元号がいつ変わるというのはわかっていて、それで、その直前に法案が提出され、そして変わり目で成立するかしないか、微妙なときになっている。これは慣例はないと...全文を見る
○階委員 多分、実務上の取扱いは、文言がどうであれ、新しい時代に成立して、それで第一号の法律だったら、新しい年号が来て、何とか年、それで第一号、こういうふうになるわけですね。  私が問題視しているのは、実際の法律番号とこの条文上の書きぶりですね、平成三十一年改正法、これが食い違...全文を見る
○階委員 では、きょうはこの程度にして、もう一つ積み残しの問題がありましたので、最高裁に来ていただいております。  最高裁、この間の家庭裁判所での殺人事件について、警備体制に不備があったのではないかという問題意識をお伝えしたと思います。  不備があったかどうかという前に、事実...全文を見る
○階委員 今のような数字で、警備業務の人数は定員減少に伴ってかなり減っているということがわかりました。  その上で、今回の事件に関して、裁判所として警備面等で反省すべき点はないのか、お答えください。
○階委員 今の事実関係だけでも反省すべき点は明らかになっていると思いますよ。  というのは、入り口のところに入るか入らないか、ドアを通るか通らないかのところで事件が起きたわけでしょう。もう家庭裁判所の敷地内に入っていますよね。皆さんの管理権ですよ。そこで事件が起きたんだから、皆...全文を見る
○階委員 私も弁護士なので、家庭裁判所とか何度も入ったことはありますけれども、いつも守衛さんが入り口のところに立っているじゃないですか。あの人たちは何をしていたんですか。
○階委員 前回質問して、次、質問しますよと言って、もう四、五日たっているわけですよ。それで何も責任について言えないというのはおかしいでしょう。大体、どういう事件が起きたのか、その重大性を認識しているんですか。とんでもないことですよ。  法の支配を貫徹すべき裁判所で力の支配が行わ...全文を見る
○階委員 何のために守衛があそこに立って、いつも見張っているか。私、弁護士バッジがないと入れてもらえないんですよ。あそこを通してもらえないんですよ。そういうことは事細かにチェックしているのに、刃物を持っていた人はフリーパスですか。おかしいでしょう。  明らかに、私は、警備に問題...全文を見る
○階委員 全然、皆さんには、裁判所に対する信頼が揺らぐことへの危機感とか、そういうのが感じられないんですよ。もっと危機感を持っていただきたいし、もっと迅速に対応していただきたい。これは何なんですか。人が一人死んでいるんですよ、裁判所の入り口で。とんでもないことが起きていますよ。 ...全文を見る
○階委員 では、しっかりした文書の形で、証拠に基づいて説明をして、そして、反省すべき点があれば反省すべき点もちゃんと記載していただいて、再発防止策もちゃんと記載していただいて、そうしたものがきっちりそろわなければ、裁判所への信頼は回復できないと思いますよ、安全面の信頼は。そこは重...全文を見る
○階委員 そうすると、それこそ、より高い賃金を求めて転職しましたという場合は、別に引き抜かれているわけでもないわけで、本人の自発的な意思だから、それはその厳格な審査でも防ぎようがないですよね。確認まで。どうでしょう。
○階委員 そうはいっても、外国の方は、もともとその地域に地縁、血縁があったわけでもなく、やはり一番の目的はお金を稼ぐということで来られている。そうなると、やはり待遇がいいところにどうしても流れるんじゃないかなと思います。  きょうは厚労省にも来ていただいていますけれども、例えば...全文を見る
○階委員 介護の場合は、公務員と同じように、やはり地域間の格差が、もう制度上そうなっていますから、例えば協議会で相談して、この地域は給料が高過ぎるから少し減らしたらどうか、そんなことはできないですよね。そして、全体をならして人が都市部に集まらないようにということはできないですよね...全文を見る
○階委員 四月一日から始まるこの新しい制度、今の段階で、協議会のあり方、どういうふうに運営していくか決まっていないということなんですが、それでいいんですか。おかしくないですか。
○階委員 十一・三万の施設が協議会に入って、本当に適切な受入れ体制、地方にもちゃんと人が行くような体制を整えられるのか、非常に疑問です。  そういう中で、やはり、私ども提案しているように、地方、東北なら東北、九州なら九州、そういう地方ブロックごと、あるいは受入れ機関、各外国人労...全文を見る
○階委員 今、地方ごとの枠を決めるのは難しいんだという理由についてるる述べられているんですけれども、これは一月二十三日の我が党の源馬委員の質問に対する答弁の中で、大臣は、各地域における人手不足も加味した上で、分野別運用方針に記載されている五年の受入れ見込みなどというのも判定してい...全文を見る
○階委員 やはり全国で三十四万というパイがあるわけですね。パイがあるわけで、それをいかにバランスよく切り分けていくか。そのためには、何ら、物差しというか、あるいはミシン目というか、そういうのをなしで、その三十四万は自由に切り分けられる仕組みがいいのか、あるいは、ある程度ミシン目な...全文を見る
○階委員 司令塔なんだから、尻をたたいて、しっかり四月一日に間に合わせろとやらなくちゃだめじゃないですか。  ちなみに、岩手県もこの窓口をつくられるようですけれども、どこにつくられるんですか。把握されていますか。
○階委員 四月一日から法律が始まって、新たな外国人の受入れ制度をやらないと大変なことになると、秋の段階でおっしゃっていたじゃないですか。それを進めるためにもこの相談窓口は重要だということもおっしゃっていたじゃないですか。どこにつくるかは自治体に任せていいと思いますよ。でも、今の段...全文を見る
○階委員 これで質問を終わりますけれども、きのう、そういうやりとりをして、私の方から、四十七都道府県、それぞれの相談窓口をどこに設置されるのか一覧表で出してくださいということで、出しますと言って、来たのがこれですよ、都道府県四十七団体。何県はどこの場所とか一切書いていませんよ。そ...全文を見る
04月02日第198回国会 衆議院 法務委員会 第7号
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○階委員 今の山本委員の質疑の中でありましたけれども、今回、財産開示手続でうそを言った場合の罰則を強化するということが盛り込まれているわけですが、幾ら罰則を強化しても適用する気がなければ意味がないわけでありまして、検察の方もしっかり、罰則を強化したら運用する、そのためにしっかり捜...全文を見る
○階委員 繰り返しますけれども、今回の民事執行法改正案で、うそをついたら厳しく処罰しましょうということを掲げているわけですから、うそをついた佐川氏に対しては、厳しく捜査をして、これは公開法廷で真実を明らかにしていただきたいと思います。そのことを法務大臣に強く申し上げたいと思います...全文を見る
○階委員 だから、制度として定めればこれはできるということなんですが、実務上もですね。  そこで、法務省に聞きますけれども、なぜ貸し金庫契約については今回の情報取得手続の対象に入れなかったのか、私は入れるべきだと思っていますけれども、その点についての見解をお願いします。
○階委員 まず、必要性と体制ということをお話しされましたけれども、必要性については、さっき言ったとおり、あると思っています。体制については、施行開始の時期を一定程度、間隔をあければ、これはいいと思っていまして、かつ、金融庁からも、実務的な観点から、制度ができれば対応しますというこ...全文を見る
○階委員 これをまずやるべきだということを申し上げたいと思います。  それともう一つ、財産が隠匿される手段として仮想通貨というものが利用される、こういう懸念もあるんではないか。実例を、きょう、二ページ目、三ページ目につけておりますけれども、日経新聞の去年の六月ですね。  きの...全文を見る
○階委員 一定の場合に差押えの効力は交換会社に及ぶという趣旨だったと思いますが、そうすると、私、この仮想通貨というものもかなり今流通しているといいますか、値段が上がっているといいますか、かなりの財産額が世の中にはあるんだと思うんですね。これが、かつ、債務逃れのツールとして使われる...全文を見る
○階委員 要するに、情報取得するまでもなく、いきなり差し押さえすればいいということなんだと思うんですけれども、ただ、銀行と違って、交換会社というのが、どこにどんなものがあるのかというのがよくわからないですよね。  それで、例えば、金融庁さんに、ちょっと通告していませんけれども、...全文を見る
○階委員 突然の質問で失礼しましたけれども、また後で、この点についてはちょっと御議論させていただければと思います。  最後に、今回の法改正の中で、差押禁止債権の範囲変更の申立てというのを債務者側からより使い勝手をよくしようという趣旨の変更がありますね。使い勝手をよくするというの...全文を見る
○階委員 その実務を聞きますと、債務者がうそをついている場合、今、審尋の相手は債権者を想定しているわけじゃないですか。債務者がうそを言っている場合に、チェックする機能がないんじゃないですか。債務者がうそをついているかどうかというのは、何で、その申立ての書面だけでチェックするんです...全文を見る
○階委員 いや、だって、債権者にしてみると、債務者の財産内容というのはほとんど知らない場合が多くて、今回、それで情報の提供の手続とかも設けているわけじゃないですか。具体的な債務者の懐事情なんか普通はわからないわけですよ。だから、債務者がうそをついているかどうか、当然わかるわけがな...全文を見る
○階委員 そこで、最後の質問、法務大臣にお尋ねします。  こういうふうに債務者がうそをついている場合にチェックすることも必要なんですけれども、さっきから言っているように、世の中うそつきが多いので、審尋でうそをつく人もこれは多分にあると思うんですね。そうした場合に備えて、まさに今...全文を見る
○階委員 理論的にできないということはなくて、民事執行法二百五条一項一号には、審尋のときにうそを言った人を処罰する罪も設けられています。今の答弁もちゃんと精査して、引き続き議論をさせていただきたいと思います。  終わります。以上です。
04月03日第198回国会 衆議院 法務委員会 第8号
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○階委員 参考人の皆様、本日は、お忙しいところありがとうございます。  国民民主党の階猛と申します。  山本先生にまず二点お伺いしたいんですが、今回、情報取得手続で金融機関から得られる情報の中に私は貸し金庫契約の有無も入れるべきではないかと思っていまして、実際、貸し金庫に重要...全文を見る
○階委員 ありがとうございます。  では、合間先生にもお伺いしたいと思います。  先ほど山尾委員からも取り上げられた点ですけれども、今回の、給与債権、勤務先の情報を入手できる資格として、財産犯の被害者が除かれているわけですね。  私も実は、国会議員になったのは十二年前ですけ...全文を見る
○階委員 ありがとうございます。  損害賠償命令にしても、結局、執行は民事執行手続によるわけですから、今回の法改正というのがやはり重要なわけですね。  それで、もう一点、合間先生にお聞きしたいんですが、勤務先の情報、これを取得するに当たって、財産開示手続の前置主義、これがちょ...全文を見る
○階委員 三上先生にもお尋ねしますけれども、第三者からの情報取得の対象となる資産についてなんですけれども、今回の改正案では、預貯金債権とか上場株式や国債といった振替制度の対象資産ということなわけですけれども、先ほどのお話の中で、もっと幅広くやるべきだということをおっしゃっていたと...全文を見る
○階委員 きのう、私も仮想通貨は対象に含めるべきだということをお話ししたところだったので、我が意を得たりという感を抱きました。  最後に松浦先生にもお尋ねしたいんですが、最後の方で、子供の所在が、結局、いろいろな隠匿的な手段を使ってわからなくしてしまうようなケースがあって、それ...全文を見る
○階委員 通信傍受法についてはいろいろ私は微妙な問題があると思っていまして、参考までに伺っておきます。  きょうはありがとうございました。
04月10日第198回国会 衆議院 法務委員会 第9号
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○階委員 国民民主党の階猛です。  私、昔は金融機関の社内弁護士をしておりまして、財産開示手続ができたばかりのころに一度利用したことがあります。しかし、私が申立てをした相手方も、出頭せずで終わりました。なので、それ以降は二度と使うことはありませんでした。  今回は、その実効性...全文を見る
○階委員 そうしますと、前に井出委員の質問で、振り込め詐欺の被害者は対象にならないという御答弁がありました。ただ、振り込め詐欺の被害者はお年寄りだったりしますよね。なけなしの、ため込んだ老後の資金をだまし取られました、精神的苦痛をこうむった、慰謝料を例えば十万円請求し、かつ、奪わ...全文を見る
○階委員 これは極めて重要で、井出さんが、情がないとこの間、答弁に対して言っていましたけれども、情はありますよ。振り込め詐欺の被害者も、慰謝料請求権を組み合わせることによって被害金額の損害賠償請求もできますから、これは重要な答弁だと思います。  それで、また引き続き情報取得手続...全文を見る
○階委員 先ほどもお聞きしました。極めてロジカルな答弁ではあるんですが、私もロジカルに反論したいと思っています。  守秘義務というのは、相手方である債務者が、私の情報は開示していいですと言ってしまえば、守秘義務を解除されるというものだと思います。  今回の制度、条文をよく見て...全文を見る
○階委員 肝心のところを議論がありますで逃げないでくださいよ。執行抗告で債務者の言い分は聞けるわけですよ。それで十分じゃないですか。なぜだめなんですか。答えてください。
○階委員 いずれにしても、その段階でちゃんと、情報取得される相手方には、不意打ちではなく、ちゃんと本人に知らしめた上で情報の開示はされるわけで、もし問題があれば、そこのところで争うことはできる。だから、私は、財産開示手続は必要ないというふうに思います。  他方で、今の点もそうな...全文を見る
○階委員 では、これで終わりますけれども、給与債権についても、事前に財産開示手続をしゃくし定規に求めるんじゃなくて、一度に、情報取得の手続もやらせておいて、財産開示手続が行われるや否や、すぐ給与の支払い先の情報が債権者側に来て、すぐ差し押さえられる。それをやることによって、そのタ...全文を見る
○階委員 給与の支払い先を変えるようなことが避けられると思うので、そこもぜひ検討してください。  終わります。
04月12日第198回国会 衆議院 法務委員会 第10号
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○階委員 国民民主党の階猛です。  ただいま議題となりました修正案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  修正の要旨は、民事執行法及び国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約の実施に関する法律の一部を改正する法律の略称を「平成三十一年改正法」から「民事執行法等一部改...全文を見る
○階委員 引き続き、国民民主党の階猛です。  ただいまの趣旨説明でも申し上げたとおり、本修正は、現在審議中の法案が成立し、公布が令和への改元後になされた場合であっても平成三十一年改正法と呼称する不合理な状況を避けるために行うものであります。  逆に言えば、政府案は、このような...全文を見る
04月17日第198回国会 衆議院 財務金融委員会 第12号
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○階委員 国民民主党の階猛です。  本日は、質問の機会を与えていただきまして、ありがとうございました。  私、ふだん、弁護士ということで、法務委員会の方に所属させていただいておるんですが、もともとは旧日本長期信用銀行に勤務しておりまして、まさに、今、櫻井さんがおっしゃっていた...全文を見る
○階委員 法案の内容というところが、同じページの下の方に書いていますけれども、預金保険機構は、別に平成三十一年度あるいは令和元年度じゃなくても適宜の時期に納付できるわけですね。でも、なぜかこのタイミングだというところが私は気になるわけです。  二枚目を見ていただきますと、これは...全文を見る
○階委員 先走ってお答えいただいたんですけれども、まずこの八千億円なかりせば財政の数字はどうだったのかということを確認した上で、次の質問に移りたいんですね。八千億円なかりせば基礎的財政収支はむしろ二〇一九年は悪化していたんじゃないですか、端的にお答えください。ファクトの問題です。
○階委員 そこで、私は、この国庫納付額は、先走ってお答えになりましたけれども、やはり財政の健全化に真の意味で使うべきだと思っております。十・四兆円の国民負担が生じたと先ほども言われていたと思いますけれども、この十・四兆円を国民に負担をお願いして、その分借金がふえているわけですから...全文を見る
○階委員 ちなみに、MMTはモダン・マネタリー・セオリーの略ですので、お間違いのないようにお願いします。  それで、提唱者は、先ほど言ったように、日本政府と日銀はMMTを長年実証してきたと言い切っておられますね。では、これは間違いだというのが大臣の認識ですか。
○階委員 考えてやっていなくても、結果的にそうなっているから言われているわけですけれども、その評価に対しては、不本意なのか、それとも、それはそのとおりだと思われるのか。肯定的な印象を抱いているのか、否定的な印象を抱いているのか、お答えください。
○階委員 私は、このMMTという理論は、財政再建をほっぽっておくための口実だと思っておりまして、とんでもない議論だと思いますよ。財務大臣であれば、もうちょっと毅然とした態度を示してほしいと思うんですが、へえという感じで、そんな程度でいいんですか。日本の財政への信認が揺らぐと思いま...全文を見る
○階委員 マーケットの評価と言いましたけれども、そのマーケットをコントロールして、人為的に金利を低水準にして、それで国がどんどん借金をしやすい環境にして財政出動をして、そして財政再建は先送りしている、これがMMTの本質ですよね。その実践の最たるものだというようなことを言われている...全文を見る
○階委員 この点、最後にお尋ねしますけれども、では、財務大臣としては、MMTの理論は正しいと思っていますか、間違っていると思いますか。最後にその点だけお答えください。
○階委員 そこは私も共通認識であります。  その上で、今回のこの納付額とは別にというか、納付額を算定する上でといいますか、預保の方に残しておかなくてはいけないお金、この算定根拠についてお尋ねしたいと思います。  まず、早期健全化業務のために留保する必要がある金額ということで、...全文を見る
○階委員 四千七百億円という数字、若干違いますけれども、この四千七百億というのは、これはこれで合っているということでよろしいんですね。そこで結構です。はい、うなずいていただきました。  そこで、麻生大臣からは、会計検査院の数字は全損が生じるという前提で計算したもので、実態に即し...全文を見る
○階委員 私が言ったのは、会計検査院の、まず金融機能強化法、震災特例の方は、実態に照らして、検査院は四千七百億と言っているけれども、一千六百億に直しました、これはこれで一つの合理的な考えでしょう。であるならば、会計検査院は、新生銀行の株式を、かた目に見て二百億全損の可能性があると...全文を見る
○階委員 考え方を変えているというのはわかりましたけれども、なぜそうなんだと。株については簿価そのまま、そして、金融機関の資産内容については実態を見る、なぜそんなダブルスタンダードにするんですか。株については厳し目に考えるその理由を教えてください。ダブルスタンダードの理由を教えて...全文を見る
○階委員 そこで、第二の矛盾を言いますと、金融再生勘定へのリザーブということで六千二百億円、五ページ目に書いていますよね、六千二百億円。これは何のための六千二百億円かというと、特別公的管理銀行から買い取った株式に関する損失発生に備えるための資金ということです。これが簿価ベースでい...全文を見る
○階委員 会計検査院もしっかりチェックしていただきたいんですが、六千二百億円、保有株の下落に備えてリザーブしておこうということなんですが、その金額が妥当かどうかということを問いたいわけですよ。  先ほども言いました、第二次安倍政権発足時、二〇一二年の十二月は一万円近辺だったわけ...全文を見る
○階委員 下落してから売りに出そうと思っても、時既に遅いわけですね。今の水準から売っておくべきだと思いまして、過去には、この勘定の保有株式、日経平均が一万五千八百九十一円のときでした。平成十八年八月二十九日に、十年かけて売却を決めたというのがありましたが、リーマン・ショックのとき...全文を見る
○階委員 時間が来ましたので終わりますけれども、さっき、株が実体よりも値段が高過ぎるんじゃないかという趣旨のお話をしました。不動産についても、昨年の都区部の新築マンションの平均価格が七千百四十二万円ということで、バブルの一九九一年以来の高値だそうです。こういうリスクがある中で、昨...全文を見る
○階委員 翌年の十月には二万円割れ、半分になっています。その間に何があったかというと、平成二年三月には大蔵省が不動産融資の総量規制をして、ぐんと不動産融資が縮小した。十一月には、不動産投資で大もうけしていたイ・アイ・イという会社がありましたけれども、そこの資金繰りがおかしくなって...全文を見る
04月23日第198回国会 衆議院 文部科学委員会 第11号
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○階議員 国民民主党の階猛です。  ただいま議題となりました法律案につきまして、提出者を代表して、趣旨及び内容について御説明を申し上げます。  現行の司法試験は、受験資格を法科大学院修了者及び司法試験予備試験合格者に限定しているため、法曹資格を得るまでの時間的、経済的負担が大...全文を見る
○階委員 国民民主党の階猛です。  本日は、四人の参考人の皆様、貴重な御意見をありがとうございました。  私は、今回、国民民主党の法案を提出した一人でございます。きょうはその法案に関連してお聞きしたいと思うんですが。  そもそも、現在の法曹養成制度、その趣旨は、質、量ともに...全文を見る
○階委員 三者三様の答えで、山本先生は明確な答えがなく、三澤先生はふえるとは思わない、そして須網先生はふえるだろうということでした。ただ、ふえるとしても、昔のような一発勝負になって、それがいかがなものかというお話もありましたけれども。  私も宮崎先生と同じように、先ほどの「散る...全文を見る
○階委員 法科大学院については、本当にいい教育をしているのであれば、仮に受験資格を与えなくても、法科大学院には優秀な人材が集まってくると思うんですよ。受験資格を与えないと、法科大学院には人が来ないんでしょうか。今回の政府案も、私も露骨な法科大学院の救済策だと思っていますけれども、...全文を見る
○階委員 質疑時間が終了しましたのでここで終わりますが、私はもともと銀行員だったんですけれども、旧司法試験の制度だからこそ、弁護士を目指して、何回も試験を受けて、ようやく受かった口であります。その過程では、伊藤先生にも大変お世話になりました。  そして、私が思うには、幅広い人材...全文を見る
04月23日第198回国会 参議院 法務委員会 第9号
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○衆議院議員(階猛君) 国民民主党の階猛です。  民事執行法及び国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約の実施に関する法律の一部を改正する法律案の衆議院における修正部分につきまして、御説明申し上げます。  修正の要旨は、民事執行法及び国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条...全文を見る
04月24日第198回国会 衆議院 文部科学委員会 第12号
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○階議員 提出者からお答えいたします。  現行の司法試験は、受験資格を法科大学院修了者及び司法試験予備試験合格者に限定しているために、法曹資格を得るまでの時間的、経済的負担が大きくなっています。その結果、法曹志願者がずっと減少してきておりまして、ひところの十分の一ということにな...全文を見る
○階議員 現行の司法試験制度ですけれども、まず、受験資格の制限ということは先ほど申し上げましたとおりです。それに加えまして、受験期間の制限というのもあります。法科大学院の修了又は司法試験予備試験の合格から五年間に限って受験を認めるというものであります。こうした制約を撤廃しようとい...全文を見る
○階議員 司法試験の予備試験が法曹志願者の裾野を広げる上で果たしてきた役割というのは、私は大きかったと思います。法科大学院の志願者がどんどん減る中で、かわりに予備試験を受ける人はふえてきたといった傾向もあったと思います。  それはなぜかといえば、やはり、自分の都合で、経済的なあ...全文を見る
○階議員 司法修習については、現状は一年間で行われておりますが、私どもの提案では、これを二カ月延長しましょうということで、一年二カ月間に期間を延ばすということにしております。  その趣旨でございますけれども、プロセスとしての法曹養成と言われておりますが、やはりなかなか一年で実務...全文を見る
○階議員 先ほども少し申し上げましたが、本法案では、法科大学院修了者及び司法試験予備試験合格者のみに受験を認めるという現行の受験資格の制限を撤廃することとしているわけでありまして、これによって、現行のように、法科大学院の教育を司法試験の受験の前提と位置づける必要がなくなりますので...全文を見る
○階議員 先ほども少し申し上げましたが、本法案によって、法科大学院は司法試験の受験を考える者が任意で進学する、受験を考える者が選択肢の一つとして法科大学院に通うということになるわけであります。そういう役割の変更がまず一つ。  それから、司法修習の期間を延ばしますけれども、その修...全文を見る
04月26日第198回国会 衆議院 文部科学委員会 第13号
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○階議員 御質問をありがとうございます。  大臣からもお話がありましたとおり、プロセスとしての法曹養成制度ということを目指していたわけで、このこと自体は理念としては正しかったと思うんですが、結果的には、プロセス、すなわち線として法曹養成制度がまだ構築されていないということなんだ...全文を見る
○階議員 まさに、プロセスとしての法曹養成制度がもう空洞化しているということなんだと思います。  本来、プロセスとしての法曹養成制度は、大学を終わった後、いろいろな学部の人が、二年とか三年をかけてしっかり学んで、そこで学べば七、八割が司法試験に合格する、さらに、その後、司法修習...全文を見る
○階議員 私は、おっしゃるとおり、銀行に勤めておりまして、銀行が破綻したことによって、司法試験、何とか受かろうと思って何度も受けましたけれども、ようやく受かったという口であります。そもそも、大学も形式的には法学部でしたけれども、実質的には野球部で、グラウンドにしか行っておりません...全文を見る
○階議員 プロセスとしての法曹養成制度を追求していくということは、やはりそれなりの時間とかお金がかかるものです。だけれども、それに見合うだけのリターンがあるからみんな法科大学院に通っている。だけれども、もう今やそういうリターンが期待できないから法科大学院に入る人が減っているので、...全文を見る
○階議員 御指摘のとおり、私どもの法案は修習の期間を二カ月延ばす。その背景には、現在の法科大学院の教育が実務教育が必ずしも十分に行われていないと。研修所に入ったときに、要件事実という、法律家の極めて実務的な知識を学ぶわけですけれども、その部分を法科大学院でやろうとしていたはずなの...全文を見る
05月08日第198回国会 衆議院 文部科学委員会 第14号
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○階議員 おっしゃるとおり、受験のハードルを下げるとたくさんの方が受験をされて、そして合格者数がそれなりの水準で抑えられていれば合格率は低くなるということなんですが、ただ、重要なことは、世の中のさまざまな分野で活躍しているあるいは知見を持っている方が司法試験を目指されて、そして法...全文を見る
○階議員 そもそも、新しい制度に変わって司法試験の科目も変わっていますし、出題の形式も変わっていますね。口述試験がなくなったりとか、あるいは、長い事例を読んで、ある程度の時間をかけて自分で考えながら答案を書いたりというのは、従来とは変わっていると思うんですね。  だから、今の試...全文を見る
○階議員 やはり、プロセスとしての法曹養成というからには、司法試験に受かってから司法修習の期間までを含めて私はプロセスだと考えていますし、司法修習も充実した教育がなされるべきだと思っております。かつ、法科大学院で足らざる部分を修習でしっかりカバーして、立派な法曹として世の中に送り...全文を見る
○階議員 串田先生の問題意識は私もおっしゃるとおりだと思いまして、政府案では、その多様な人材がより法曹を目指しやすくするような配慮が一部欠けている面があると思います。  というのは、今回、最短で三年プラス一年終わったところで司法試験を受けられて、かつ、その方たちは、法科大学院を...全文を見る
05月10日第198回国会 衆議院 法務委員会 第15号
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○階委員 本日は、質問の機会をいただきまして、ありがとうございました。  戸籍法の改正ということで、私も一昨年、母が亡くなったときには相続人の戸籍謄本を集めるということをやったわけですけれども、相続登記などが、やはり御多分に漏れず我が家も、しばらく、何代にもわたって、何代にもと...全文を見る
○階委員 ところで、私のケースのように何代も相続登記がされていなかったりしますと、代襲相続も起きたりしていまして、直系尊属の謄本だけではなくて、兄弟姉妹の更にその子孫の謄本なども取り寄せる必要があるということなんですが、今回の制度では、みずからや父母等の戸籍については取り寄せられ...全文を見る
○階委員 正直言いまして、今でも郵送で、別に現地まで赴かなくても、遠隔地の役所から戸籍の謄抄本は取り寄せられるわけでして、それが一カ所で郵送じゃなくて取り寄せられるということになったとしてもどの程度メリットを感じるのかという気がします。むしろ、近場にそういう役所とかがない場合、郵...全文を見る
○階委員 今現在大きな問題になっている所有者不明の土地問題の原因として、相続登記がされないままになっているということがあります。  私も、さっき言ったように、登記を見たら、母が亡くなったときに、登記名義人は、所有者である母、その上の祖父とか祖母の名義になっていたわけですね。祖父...全文を見る
○階委員 二百円でできているということでありますれば、もっと、しかもこれ、個人の負担じゃなくて、個人は無料でいいわけですね、ということですから、もっと利用していただいてもいいような気がするんですが、そのためにも謄本を取り寄せる負担というものを減らすというのが肝要ではないかと思うん...全文を見る
○階委員 民間企業ですと、システム投資をする場合に、これがどれほどのメリットがあって、それにコストが見合っているのかどうかということを考えるわけですけれども、メリットを極大化するという意味では、今申し上げたように、取り寄せられる戸籍謄抄本の範囲を法定相続人全体に広げるということも...全文を見る
○階委員 参考人、今お答えいただいたのは、私、法案の要点という資料を見ていますけれども、二番目の戸籍の届出における戸籍謄抄本の添付省略という部分についてのお答えに限定されていたように伺ったんですが、それ以外の点について費用対効果の検証というのはされているんでしょうか。
○階委員 こういうところをきちっと、精緻なものでなくても、やはりある程度数字をもって示していただくということが行政への信頼を高めますし、税の使い道への納得感、公平感を高めると思うんですね。  最後に、大臣に大きな話をお聞きしますけれども、今回の法案、法務省から、この国会でも、あ...全文を見る
○階委員 肝心なところをお答えいただきたいと思いますが、検証して情報提供していただく、これはいいと思います。情報提供して、これはちょっと採算的にどうか、合理性はないんじゃないかという場合には、ぜひ、積極的にそういうものはやらないという姿勢を示していただくということが大事ではないか...全文を見る
○階委員 国会も行政監視機能を持っておりますので、しっかりチェックしていきますし、また政府でも、EBPMですか、エビデンス・ベースド・ポリシー・メーキングというのを現政権、標榜していますから、エビデンスがなければ、エビデンスに合理性がなければやらないということは絶対的な不可欠な条...全文を見る
11月05日第200回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号
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○階委員 立国社会派の階でございます。  きょうは、財務金融委員会で久々に質問させていただきます。よろしくお願いいたします。  まず、かんぽによる保険商品の不正販売に関してお尋ねしたいと思います。  不正販売行為自体、不利益事実の不告知などといった保険業法違反は問題になるん...全文を見る
○階委員 意外に刑罰は軽いんですけれども、とはいえ、やはり投資家を裏切ったということで経営陣の責任は大変重いというふうに思うんです。  そこで、こうした保険商品の不正販売が社内であった、あるいはグループ内であったというときに、日本郵政、たしか、この問題を認識したのはことしの六月...全文を見る
○階委員 今、大臣、大事な二つのことをおっしゃいました。まず、通常の体制として、問題があったら経営陣に情報が上がってくる仕組みを整えなくちゃいけないということが一点です。もう一つは、今回のように、問題があるんじゃないかという端緒を経営陣がつかんだ場合、今回でいうと「クローズアップ...全文を見る
○階委員 知恵をめぐらせていただきたいんですが、絶対に、株価が下がったからといって復興財源にしわ寄せが来ないように、ここはぜひ財務大臣としてお願いしたいですし、他方で、株が値段が下がったら大変だということで今度は金融庁の検査が緩くならないように、この両方を大臣は、金融大臣としてし...全文を見る
○階委員 今の日銀副総裁の答弁は、額面どおりに受け取れないというふうに思っています。  この資料を横ではなくて縦に見ていただきたいんですけれども、縦に見ますと、右から三列目、二〇一九年度見通しというのが、二〇一七年四月に初めてこの見通しが出たときは一・九だったんですね。これが、...全文を見る
○階委員 もともと、達成期限にこだわらないというのは、白川総裁がこの共同声明を出したときに言っていたことですね。雨宮さん、よく御存じだと思います。ところが、黒田総裁にかわって、二年だということを言い出したんですよ。ところが、それができないとなるや、またもとに戻っている。これで日銀...全文を見る
○階委員 非常にわかりやすい説明で、私も大体そういう位置づけかなと想定はしておりました。  ただ、私が特に問題だと思っているのは三本目のやつですね。要するに、一番目が総論で、二番目がマネタリーベースについての各論ですが、二番目の方は拡大方針を継続するということになっていまして、...全文を見る
○階委員 今のままでいくと緩和方向だけれども、想定しているという言葉が使われている以上はコミットメントではないですよね。想定ですから、将来の状況によっては今の長短金利の水準が上がるということもあり得べしだということで理解していいですか。
○階委員 金利が今の水準のままずっと続くと大変なことになるよというのは、先ほど櫻井先生やほかの委員からも御指摘があったとおりなんですよ。  それで、きょうおつけしている資料は、三ページ目にはサマーズ元財務長官の論文などもつけておりますけれども、マクロ的にもミクロ的にも悪影響が生...全文を見る
○階委員 済みません、大臣に最後一点だけ。  今のこの共同声明の解釈についてなんですけれども、やはり、政府と日銀の共同声明なので、日銀だけの判断ではなかなか動きづらいというふうに思うんですね。  したがって、政府、財務大臣がこの共同声明については恐らく所管されていると思うので...全文を見る
○階委員 終わります。ありがとうございました。
11月07日第200回国会 衆議院 憲法審査会 第2号
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○階委員 立国社会派の階猛と申します。  発言の機会を与えていただきまして、ありがとうございました。  視察報告、興味深くお聞きしました。  まず、ドイツなんですが、国民投票の制度がないということの理由として、ナチスが国民投票を通じて政権を掌握していったという過去の苦い経験...全文を見る
11月26日第200回国会 衆議院 東日本大震災復興特別委員会 第3号
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○階委員 共同会派所属の階猛です。本日はよろしくお願いします。  まず、復興大臣にお尋ねします。  先ほど来、大臣のお話も出てきております復興の基本方針の骨子案の中から、私も抜粋したものを持ってまいりました。資料の一ページ目をごらんになってほしいんですが、先ほど答弁の中でも触...全文を見る
○階委員 大臣のお考えを聞いておりますけれども、復興庁というのは、ほかの省庁よりも一段上の立場に立つわけであります。財源をどうするかということについても主導権を持って決められる立場だと思っておりますけれども、大臣のお考えは、この地元負担をどうされるのか、お答えいただけますか。
○階委員 えんきょく的ではありますが、そうすると、地元負担についてはこれ以上ふやすことはないということで理解してよろしいですか。うなずいておりますけれども、いいですか。
○階委員 これ以上やりませんけれども、ぜひそこは、大臣のイニシアチブでしっかり地元への配慮をお願いしたいと思います。  さて、先ほど別な議員からも御指摘がありました三陸鉄道の件ですけれども、国交省の方からさっき答弁がありましたので繰り返しお尋ねすることはしませんが、懸念されてい...全文を見る
○階委員 わかりました。最終的には地元負担は半分のうちの五%、二・五%ということで考えているということですね。  そこで、東日本大震災のときは、恐らくここは復興交付税だったと思いますので、一〇〇%国が最終的には負担するということだったと思いますが、これも確認ですけれども、それで...全文を見る
○階委員 それで、今確認したとおりでありまして、東日本大震災のときには、地元負担が最終的には全くなかった、一〇〇%国の負担だったということなんですね。今回は、二・五%であるけれども地元に負担が生じるというふうに、少し変化しているわけです。  ところで、さっき大臣が読み上げられま...全文を見る
○階委員 大臣がおっしゃりたいことは、一回でき上がったものがまた被災した場合は、復興庁の事業から外れるということなんだと思うんです。  しかし、復興の大目標というのは先ほど大臣もおっしゃったところにあるわけですね。その目標にとって必要なものであれば、復興庁がイニシアチブを持って...全文を見る
○階委員 本当に、基本方針を年内にまとめるということなので、しっかりと、何をやるかという羅列だけではなくて、何を目指すのか、ゴールを書いてください。それをお願いします。  あと、具体的なことを二つほどお尋ねしたいと思います。  復興事業で造成した土地を今回の台風で被災した方々...全文を見る
○階委員 その点についても、もともと住んでいたところの買上げも含めて検討していただきたいと思います。  最後に、被災された方の住宅再建に関して、以前、これは河野大臣が防災担当大臣のときに、被災者再建支援制度の拡充について議論したことがありまして、河野大臣からは、保険制度をより活...全文を見る
○階委員 更に一歩踏み込んだ対応をお願いして、質問を終わります。  ありがとうございました。
11月29日第200回国会 衆議院 財務金融委員会 第4号
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○階委員 共同会派所属の階猛です。  まず、きょうの日銀総裁からの報告の中に、異次元の金融緩和政策について、政策の効果と副作用の両方を考慮することが重要だというくだりがありました。  この点、まず副作用について確認しておきたいんですが、今期の中間決算における地域金融機関の業績...全文を見る
○階委員 この本業赤字が赤ということはとんでもないことでありまして、私も昔、銀行で、経営破綻した長銀というところにおったんですが、この本業赤字を埋めるために、有価証券の益出しをたくさんやりました。しかし、それがかえって、後々、益出しして簿価が上がったものが時価が下がって経営の足を...全文を見る
○階委員 論点をすりかえないでください。他の金融政策に比べて効果があるとかないとか聞いているんじゃなくて、このイールドカーブコントロールは何のためにやっているのか。二%目標を達成するためにやっているわけですが、現に遠ざかっているじゃないですか。だから、効果はないんじゃないかという...全文を見る
○階委員 適切であるならば、なぜ毎回毎回インフレ率の予想が下方修正されるんでしょうか。前回、副総裁のときにもこの二ページ目の表を出しましたけれども、毎回毎回下方修正ですよ。確かに、予想だけを見れば、何か二%に近づくような予想が毎回出されるわけですけれども、時を追うごとに下方修正さ...全文を見る
○階委員 そういうふうに正当化したい気持ちはわかるんですが、では、仮に物価安定目標二%が達成されたとして、どのような金利水準を総裁が想定されているのか。  よくフィッシャー方程式というのが金融理論で言われますけれども、私がこのフィッシャー方程式に当てはめると、大体二・七%程度か...全文を見る
○階委員 じゃ、フィッシャー方程式ということ自体は知っているという前提で質問をしますけれども、フィッシャー方程式。  日銀も潜在成長率〇・七%と言っていますし、物価が安定目標二%を達成するということであれば、これも日銀が適合的期待形成と言いますから、期待インフレ率が二%ぐらいに...全文を見る
○階委員 ということで、一%で三十三兆目減りしますから、三%で百兆ですね。ということで、評価損益が悪化するということなわけです。  というふうにならないようにするためにも、余り、金利水準が低いときにどんどん国債を買い込まないようにした方がいいですし、出口戦略ということをやってい...全文を見る
○階委員 もう一度二ページ目の表を見てほしいんですが、直近十月の展望レポートにあった政策委員のインフレ予想では、二〇二一年度でも一・五%です。恐らく黒田総裁の任期中には二%には達しないでしょう。ということは、そのまま、出口戦略の議論すらないまま、今の異常な低金利が続いてしまうので...全文を見る
○階委員 客観的にもう少し今までの実績とかも振り返っていただきたいと思いますし、現に副作用が、多大な副作用が地域金融機関には及んでいる。副作用ではないかもしれません、これが本当の意味での効果だったと言えるのかもしれません。  そうしたことで、ぜひこの金融政策、自分の保身のため、...全文を見る