階猛

しなたけし

小選挙区(岩手県第一区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数6回

階猛の2020年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月28日第201回国会 衆議院 財務金融委員会 第1号
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○階委員 共同会派の階猛です。  きょうは、皆さんの御配慮もいただいて質問時間をいただいたことに、まずもって感謝を申し上げます。  私、今も麻生節が炸裂していましたけれども、麻生大臣、失言も多いんですが、率直な、役人ではできないような答弁をするところも一つ魅力なのかなと思って...全文を見る
○階委員 ありがとうございます。  その上で、私も公明正大に、揚げ足をとるような質問をするつもりはありません。  ただ、私は今回の剰余金の特例法案、極めて問題が多いと思っていて、それが今回提出される遠因となったのが、日銀の異次元の金融緩和が無期限に続いていることだと思っている...全文を見る
○階委員 大臣も財政演説でおっしゃっていたように、内需を中心に緩やかな回復、経済状況ですとおっしゃっていました。災害対策、これは必要なもので、我々もやるべきだと思っていますけれども、それ以外に経済対策等々で二兆円ぐらい使っているわけですね。その結果、今回のような下の下の最悪の特例...全文を見る
○階委員 次の質問は先ほどの前原さんの質問に対する答えとかぶるのでちょっと省略しますけれども、四番目の質問ですが、私も前原さんと同じ問題意識で、総理が施政方針演説でおっしゃった、来年度予算では新規公債発行額は八年連続減と吹聴することは、非常にミスリーディングで粉飾だということは私...全文を見る
○階委員 誤解を招いていると私は思っていますけれども、少なくとも、見かけをよくするために技巧を凝らしているということは言えると思うんですね。それは、大臣も先ほどの委員会でお認めになっている。  それで、こういう、見かけをよくするために技巧を凝らすような財務省のやり方、こういうの...全文を見る
○階委員 今回また一つ財政規律が緩んだわけですね。今までやったことのないことをやったというのはまがいもない事実だと思います。  こういうことで、毎年毎年、本予算では新規発行の国債を減らすために剰余金を補正予算で使わずに本予算回しにするというようなことが重なっていくと、もう何でも...全文を見る
○階委員 この間も言いましたけれども、二%の物価目標は達成するどころか遠ざかっていますよね。そして、延々と出口なき金融緩和を続けている。そして、異次元の金融緩和が今度は異次元の財政緩和につながってきている、そんな気がする今回の特例法案です。そういう責任を感じてほしいんですよね。 ...全文を見る
○階委員 私が今申し上げたようなことは、副作用としては認識しないんですか。財政規律を緩めているということは、副作用としては認識されないということでいいですか。
○階委員 時間ですので終わりますが、今のは典型的な御飯論法だということを申し上げたいと思う。私は意図を聞いているんじゃないんです。結果的に、皆さんが延々と異次元の金融緩和をやったことが財政を、規律をゆがめている、その結果に対して責任を感じないのかと言っているわけで、皆さんの金融政...全文を見る
02月04日第201回国会 衆議院 予算委員会 第6号
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○階委員 立国社共同会派の階猛です。  本日は、なぜIRなのかというテーマで総理と議論をさせていただきたいと思っております。  きのう、元IR担当副大臣のあきもと司代議士が収賄罪で追起訴されたということもありましたので、きょうは真剣な議論をさせていただきたいと思います。  ...全文を見る
○階委員 最高裁の判例を読み上げられましたけれども、やはり行政府の長として、しっかりとした自分の見解をお示しいただきたかったところです。  そして、賭博行為自体が、今総理も言われたように、違法であるだけではなくて、特定の事業者に対し特定の区域のみでカジノ賭博を認めるIRという新...全文を見る
○階委員 ちょっと今答弁がよくわからなかったんですが、特定の事業者に特定の区域のみでカジノ賭博を認めるIRというものが、カジノ利権として不正行為の温床になる、違法行為の温床になるのではないかと考えますけれども、この点について、総理の認識はいかがですか。
○階委員 総理、最初に答えられたので、もう一回お尋ねします。  カジノ利権が違法行為の温床になる危険を総理は認識しているのか、端的にお答えください。
○階委員 ならないようにと言いますけれども、既に違法行為が行われたのではないかという強い蓋然性がうかがわれるわけであります。  そこで、こうしたカジノ、これ以外にもさまざまな弊害があると思います。  きょうはパネルを用意しました。このパネル、過去の総理の国会での答弁、IR整備...全文を見る
○階委員 利用金額の規制はないということでした。貸付金額の規制についても、それぞれの個々人の状況に応じて検討するということで、上限規制は設けない。  ちなみに、私が事務方に聞いたところですと、八百万円ぐらい預託金を預けられる人には貸すというふうに聞いておりますけれども、国内の人...全文を見る
○階委員 以上を前提に総理にお尋ねします。  八百万円はシンガポールの例で、まだこれから具体的な数字は決めるということなんですが、仮に八百万円にせよ、大変な額ですね。その範囲で貸付けをして、そして借金をこさえる。普通の人にとっては大変なことです。こういうやり方をすることによって...全文を見る
○階委員 貸付業務やコンプが行われることによって、依存症対策どころか依存症を助長するということをまず申し上げたいと思います。  そして、その上で、IRの外にも弊害が出てくる。IRの周辺では、風俗環境が悪化して、売春や闇金、それ以外の犯罪の増加ということも諸外国の例ではあるようで...全文を見る
○階委員 もう一つだけ弊害を指摘させていただきたいと思います。  カジノの収益なんですが、あるいはIRの収益なんですが、ある機関の見通しによりますと、国内の顧客から上がってくる収益が八割、そして、外資系がそこに出資しているとなると、二・五兆円も海外に流出するという試算もあるよう...全文を見る
○階委員 三〇%の納付金はわかっているんですが、その後に残ったお金、これが多額になって投資家に流れていく、日本の財産が国外に流出していく、こういう弊害があるということも指摘しておきたいと思っております。  そして、そうした弊害の反面で、総理が強調しているメリットの部分、これが本...全文を見る
○階委員 観光について、事後的に評価をするといっても、それで、評価した結果、どういうふうに是正していくのかというのもはっきりしません。  そして、もう一つ、地域振興というのも挙げられておりますが、これも疑問なんですね。  このIRの法律の施行令によりますと、日本型IRで、カジ...全文を見る
○階委員 地方創生に役立つのかどうかという点で、もう一つ疑問なのが、IRを設けることによって一万人規模の雇用が創出されるというふうに言われておりますが、IRで一万人の雇用が発生した場合、サービス業ですから、女性の雇用も多く発生すると思います。  ところで、現在、先週発表されてい...全文を見る
○階委員 今現在、地方から首都圏への流れというものが加速しているわけでありまして、それを更に加速しかねないということが懸念されるわけです。これをやっていくことにより、本当に観光先進国に引き上げられるのかどうか。  観光先進国というのは、そもそも何なのか。地方が衰退していく形での...全文を見る
○階委員 あくまでIR事業が観光先進国の原動力となるということで、観光先進国を究極の目標にしているのであれば、後段の文章は矛盾していると思うんですね。後段を見ますと、日本型IRを実現するために、観光客を集める滞在型観光を推進してまいりたいと。日本型IRが目的になっている、こんな言...全文を見る
○階委員 委員のお手元には配付しておりますが、さっき私が言いました、横浜のカジノを伴わないハーバーリゾートという計画がありまして、これによりますと、経済波及効果二兆円以上がある、かつギャンブルに伴うデメリットがないということで、こうしたことも検討して、本当にどちらが日本にとって役...全文を見る
02月19日第201回国会 衆議院 予算委員会 第14号
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○階委員 今の山尾さんの関連で、少々森大臣にお尋ねしたいと思います。  過去の政府見解を知っていた、そして、二十四日に政府見解を変更したということも当然知った上で、二十九日、黒川氏の定年延長の閣議請議をしたということでよろしいですか。
○階委員 過去の政府見解を解釈変更という手続をせずに、仮に、二十九日の閣議請議を行って定年延長ということをしていれば違法だということも、大臣は認識されていたということでいいですか。
○階委員 私が聞いているのは、解釈変更しなければ閣議請議はなし得なかった、もしそれを解釈変更せずに閣議請議していれば違法であるということを大臣は認識していたかどうかということを聞いています。端的にお答えください。
○階委員 つまり、解釈変更は必ずしも必要はなかったということですか。二十九日に閣議請議をする上で、必ずしも必要ではなかったという認識ですか。
○階委員 解釈変更なくても、閣議請議で黒川氏の定年延長をすることはできたということを言っているんですか。解釈変更は必要であったのかなかったのか、それをお答えください。
○階委員 いや、だから、解釈変更が必要だからした、これをやっていなければこうした人事はできなかったということでいいんですよね。
○階委員 ちょっと、聞かれたことに答えてくださいよ。  解釈変更が必要であるということで、法務省と人事院とで手続を踏んで解釈を変更しました、それが行われたからこそ、大臣は黒川氏の定年延長の手続を行った、こういうことでよろしいですよね。
○階委員 答えてないですよ。  その人事をする前に解釈変更をされているわけですよね。この解釈変更をしなければ黒川氏の定年延長の人事というのもなかったということで大臣は理解されていますか。それとも違うんですか。解釈変更なくてもこの人事はできたと考えているんですか。どちらですか。イ...全文を見る
○階委員 解釈変更をしなければ黒川氏の定年延長はできなかったというふうに大臣は当時お考えだったでしょうか。お答えください。
○階委員 いや、それぐらい重要なことだったわけですけれども、解釈変更したということは、二月十日の段階でも二月十二日の段階でも、国会での答弁は全くされていないわけですね。  かつ、二月十二日、先ほどの山尾委員の引用したところの答弁の直後で、「検察庁法に定められている特例の解釈にか...全文を見る
○階委員 ちょっと時計をとめてください。ちゃんと質問していますよ。
○階委員 二月十二日の、さっき松尾さんが弁明したところのすぐ後の箇所ですよ。わかりましたか。適切に整理されていたでしょう、このとき。
○階委員 解釈変更がされて、その後、人事をされて、そして二月十二日の答弁に臨んでいるということですから、さっきの松尾さんのところを受けて、適切に整理されていますと言うべきだったんじゃないですか。なぜ言わなかったんですか。適切に整理された、そして、整理された内容として解釈変更しまし...全文を見る
○階委員 解釈変更ということは出ていませんね。一言も言っていません。解釈変更しなければ人事はできなかったとさっきおっしゃったわけだけれども、解釈変更ということはなくて、従来からそういう解釈をとっていたというふうな言い方しかしていませんよ。それほど解釈変更が大事だったら、解釈変更を...全文を見る
○階委員 解釈変更ということがもし本当にこの時点でされていたのであれば、解釈変更に言及していないのはおかしいし、人事院の方からも、本当に解釈変更の手続が踏まれたのであれば、法務省において適切に整理されるべきなんという話は出てこないはず。なので、人事院のさっきの答弁は、この点につい...全文を見る
○階委員 それでは、話題をかえます。  法務大臣、結構ですので、御退席ください。
○階委員 お待たせしました。北村大臣にお尋ねしますけれども、私、二月四日の基本的質疑で、総理に、IRは地方創生にはかえってマイナスではないかということをお尋ねしたんですね。  地方創生では、二〇一九年度までに地方から東京圏へのネットでの流出人口をゼロにする目標だったんですけれど...全文を見る
○階委員 地方創生担当大臣としては、現在のこの厳しい地方からの人口の流出の状況をきちんと理解していれば、今の楽観的な答弁というのはあり得ないと思いますよ。ゼロサムになるんじゃないですか。当然、一極に人も物もお金も集まってくる、IRができれば。そういう中で、ここに地方から人や物やお...全文を見る
○階委員 じゃ、ゼロサムにならないということは、どういうことになるんですか。ゼロサムじゃない状況というのは、どういうことになるんですか。いいです、役所の人は答弁する必要はない、指名していませんから。ゼロサムじゃないというのは、具体的にどういう状況を指すんですか。大臣に聞いています...全文を見る
○階委員 実際には、これだけ人手が少なくなっている中で、現に人口流出が地方から首都圏に加速しているわけですよ。そういうことに対して、このIRが更にそれを加速する要因になるのではないか。そんな、人口が減る中で、地方も大都市圏も両方とも人口がふえるなんということはあり得ないじゃないで...全文を見る
○階委員 別に、長崎について我田引水みたいなことをするんじゃないかなんということは一言も言っていませんよ。地方創生大臣として、地方創生の立場から、IRには慎重で、かつ見直しを求めていくべきではないかということを申し上げました。  それで、人口減少が、きょうは本当は復興大臣にメー...全文を見る
○階委員 時間ですが、あと一問だけ聞きます。  要は、今精神論をるる述べられましたけれども、財源との関係でいえば、令和三年度以降の五年間の財源、新たに調達する計画はありませんよね。今まで調達してきた財源の範囲で、余ったお金で残りの五年間をやるということになっているわけですよ。そ...全文を見る
○階委員 今進めている事業を完遂するだけではなくて、今、復興が人口減少をとめるに至っていない、むしろ加速してきているということを認識していただいて、プラスアルファのこともやっていく、そういうことでぜひよろしくお願いいたします。  終わります。
02月21日第201回国会 衆議院 財務金融委員会 第4号
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○階委員 立国社共同会派の階猛です。本日もよろしくお願いします。  日銀総裁、きょうお越しいただいていますけれども、先ほど事務方から、三時二十分には出なくちゃいけないということで、質問の順番を変えて、日銀総裁からお伺いしたいと思います。ただし、前回のように聞かれたことに関係ない...全文を見る
○階委員 今、自分たちの見通しが正しいとまでは言っていないんだと思うんですが、そういう趣旨ですよね。確認まで。
○階委員 済みません、飛行機おくれますよ。  日銀の見通しの方が正しいとお考えにはなっていないということでいいですかということで伺っているわけですから、イエスかノーかで答えてください。
○階委員 また微妙にずらすわけですよね。  なぜこういうことを聞いているかというと、もう一つ、CPIについて、政府の見通しと日銀の見通しが大きく食い違っているんですね。こちらは逆に、日銀の方が高く出ていて、政府の方が低く出ているわけです。ねじれ現象が起きていますね。普通はこうい...全文を見る
○階委員 しかし、これぐらい大きな違いがあることを、しようがないんだで済ませることは私はできないと思っていまして、というのも、政府と日銀では共同声明を平成二十五年の一月二十二日付で出していますよね。その冒頭に何と書いているかといいますと、「デフレからの早期脱却と物価安定の下での持...全文を見る
○階委員 私は、これは見過ごせないぐらい大きなそごが出ていると思いますよ。  一方では、物価が〇・四ポイントずつ日銀は上がると言っているのに、政府は〇・二ポイントずつしか上がらないと言っていたり、実質GDPにおいては、政府は、二〇年度大きく伸びた後、伸び率が低下するという見方で...全文を見る
○階委員 しかし、この日銀政策委員の見通し、三カ月に一回展望レポートを出されていますけれども、これはもう展望レポートじゃなくて願望レポートですよね。  三ページ目に、これは毎回出しているもので、今回もアップデートしたものをつけました。一月分の数字を入れましたけれども、これはきれ...全文を見る
○階委員 今、検証の必要はないという答弁でしたけれども、四ページ目をごらんになってください。上から五つ目のポツですけれども、これは金融政策決定会合における主な意見という中で出てきている意見、「低成長・低インフレが長期化しているわが国においても、財政政策や成長戦略も踏まえ、金融政策...全文を見る
○階委員 IMFの提言の具体的な内容、これは日経新聞の記事で私が見たものですけれども、物価安定目標を幅を持たせて提示するとか、金利の誘導対象を十年債より短い年限の国債に変更するとか、国債の買入れ規模に関するめどの撤回をするとか、物価上昇率が安定的に二%を超えるまで資金供給量をふや...全文を見る
○階委員 十一月二十九日、私も非常に心外だったのは、こちらから対案を示さないと建設的な議論にならないとか合理的な議論にならないと言っていますよね。だから、私も建設的な提案をしているじゃないですか。でも、結局、聞く耳を持たないじゃないですか。聞く耳を持たないし、十一月二十九日のとき...全文を見る
○階委員 今の時点って、じゃ、いつぐらいにやると考えていますか。やるべきときが来ると考えていますか。
○階委員 では、将来というのはいつのことを言っているんですか。
○階委員 また質問に答えないから、どんどん出発時間が迫ってくるわけですよ。  いいですか、私、出口戦略の話はしていないじゃないですか。出口戦略は時期尚早だとおっしゃっていて、でも、目標達成にめどが立たない状況だから、検証して、そして見直すべきところは見直すべきではないですかとい...全文を見る
○階委員 結局、自分では今までのやり方を変えられないわけですよ、ずっと目標が達成できないで七年間も経ているにもかかわらず。だから、私は、前々回、やめるべきではないかと。予算委員会でも、タイは頭から腐るという発言が物議を醸したわけですけれども、日銀総裁といえば、日銀の中では頭脳なわ...全文を見る
○階委員 最後に日銀総裁にもう一回聞きますけれども、前々回の発言で、国民の代表である国会議員に対して、委員のような考え方は全く持っていないとか、おっしゃったことは全て間違っているとか、そういうようなことを誹謗中傷のように言われたわけですけれども、この発言は適切だったと思いますか。...全文を見る
○階委員 撤回して謝罪するつもりはないというお答えということで理解していいですか。
○階委員 何で素直に答えられないんですかね。  合理的な根拠を示して、私の考え方が全て間違っているとかと言うならわかりますよ。一刀両断で、何の根拠もなくですね。私は常識的なことを言っていると思いますよ。目標で立てた二年で二%が達成できずに七年たっても全くめどが立たないんだったら...全文を見る
○階委員 私たち国会議員は、国民の代表として、さまざまな人の声を聞いて、この場に立って責任を持って発言しているつもりですよ。それに対して、日銀総裁御自身のことを独善化して、全く私たちの言うことには耳も傾けず、そして誹謗中傷しておいて撤回も謝罪もしないということでは、到底、日銀総裁...全文を見る
○階委員 済みません、質問の順番が変わったので、最初の質問に戻ります。  先ほど日吉委員からも指摘がありましたけれども、森友学園事件に関して判決が出まして、私も改めて、あの文書改ざんのときの調査報告書、これを読み返してみました。  調査報告書の中で、こういうくだりがあります。...全文を見る
○階委員 そうであれば、ぜひ今の国会の状況に関する認識をお尋ねしたいんですが。  御案内のとおり、連日、桜を見る会に関する文書について、白塗りによる改ざんであるとか、国会議員が請求をした後に文書が廃棄されたといったようなことで、先ほど申し上げました不適切であったと言われた行為が...全文を見る
○階委員 当時、行政全体の信頼を損なった、それで、再発防止をしっかりやることで職責を果たすと言われていましたけれども、全く同じようなことが起きていて、職責を果たしたとは言えないと思います。職責を果たせないのであれば、やはり引責されるということも必要ではないかと思っています。  ...全文を見る
○階委員 本当に、こういう問題で、いつまでも同じ問題で国会で政策の議論が進まないということは、私はゆゆしきことだと思っていますし、それが始まったのが、あの前代未聞の決裁文書の改ざん、応接記録の廃棄、膨大な量でした、ここから始まっているということを副総理として改めてしっかり認識して...全文を見る
○階委員 だんだん時間も少なくなってきましたが、資料の一ページ目をごらんになっていただきたいと思います。  これは、補正予算のときにここでどういう議論をしたかというと、剰余金の使い方が問題ではないかということで、前代未聞の、剰余金を補正予算で使い切らずに、次年度の当初予算に剰余...全文を見る
○階委員 消費増税で国民に負担を課す際に、未来に借金を残さないようにするために負担をお願いしている、財政健全化のためにお願いしているわけですから、財政健全化を示すプライマリーバランスの数字が悪化しているというのは極めて問題だと思いますよ。  国民に増税をお願いする立場として、や...全文を見る
○階委員 一部改善しても、プライマリーバランスのところは、これは重要な指標ですので、ここが悪化しているということは、責任が重い。  あと、最後に一問だけ、藤原政務官にお尋ねしますね。  今回、租特の見直しという中で、地方拠点強化税制を延長、拡充するということが行われました。地...全文を見る
○階委員 ありがとうございました。終わります。
02月25日第201回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第1号
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○階分科員 立国社共同会派の階猛です。  本日は、国際リニアコライダーについてお尋ねをしたいと思います。  国際リニアコライダー、ひょっとするとなじみのない方もいらっしゃるかもしれませんが、私は超党派の議連にも入っておりまして、この国際リニアコライダー、立地の最適な場所が岩手...全文を見る
○階分科員 増子審議官におかれましては、本当にまだ日本に戻ってきたばかりのところ、きょうは質疑に参加していただきまして、ありがとうございました。  それで、今、結論のところをお読みいただいたんですが、私の手元にある今回の政府の見解にちょっと沿った形で、より詳しく見ていきたいと思...全文を見る
○階分科員 今の最後の方のお話はこの政府の見解にも書かれてあることなんですが、書かれていないこととして私が伺ったところによりますと、今回、重点大型研究計画の候補としてヒアリングがされたのが七十四件あった、そのうち、最終的に三十一件が重点大型研究計画に選ばれていますと。ただし、その...全文を見る
○階分科員 ちなみに、既往のもの、継続のものは十五件申請して十五件とも通っているんですね。ただし、新規のものは五十九件のうち十六件だと。新規にとっては狭き門だったということは客観的に言えるかと思います。  そういう中で、重点大型研究計画には漏れたけれども、この政府の見解の次のと...全文を見る
○階分科員 当然のことながら、国際リニアコライダー、宇宙の謎に迫るということで、私はヒアリング対象になった中でもすぐれた計画ではないかなと思っておりますが、ただ、他方で、そうした大型研究をする上でたくさんのお金がかかるわけですね。  きょう、皆さんのお手元にもお配りしております...全文を見る
○階分科員 それでは、このロードマップに最終的に仮に掲載されなかった場合、これはもうILCは絶対に予算はつけられないということになるのか、すなわち、ロードマップへの掲載の有無が予算化に直結するのかどうか、ここもお聞かせいただければと思います。
○階分科員 あとは、予算化する上で大きな要素となり得ると考えられるものに、次期の欧州素粒子物理戦略、これがあるかと思います。  きょうお配りしている紙の裏側に書いておりますけれども、一番最後のところですね、ことしの五月にこの欧州素粒子物理戦略が策定される。  この中でILCが...全文を見る
○階分科員 今、資金面の支援というお話も出ましたけれども、増子審議官が出られた先日の会議の場で、政府見解の中には、英仏独三国は現時点でILC計画に参加する資金的な余力はないということで、国際的な費用分担について否定的なコメントを二月に出したということだそうですが、欧州素粒子物理戦...全文を見る
○階分科員 ここの部分がちょっと私などにしてみると気がかりだったんですけれども、今の答弁からすると、今後まだまだ変わり得るし、最初のときのコメントなので、これがずっと続くわけではないという趣旨だということで伺っておきます。  その上で、アメリカの方は前向きな見解を出しております...全文を見る
○階分科員 ありがとうございます。  それと、このILC、被災地である岩手が立地の候補地になっているわけですけれども、震災の復興について言えば、もう菅家先生も御存じのとおり、令和二年度をもって政府の復興期間が終わりを迎える。もちろん、その後も必要なことはやるんだという話なんです...全文を見る
○階分科員 ぜひ、魅力あふれる地域の創造を目指す、新しい東北を目指すという観点から、ILCについては復興庁も御協力をいただきたいと思っております。  もう一つ、科学技術の進歩の関係では、総合科学技術・イノベーション担当の今井先生にもお越しいただいておりますが、宇宙の謎を解き明か...全文を見る
○階分科員 もうちょっと前向きなお話もいただきたいんですけれども、一番重要な財務省にも来ていただいておりまして、先ほど来お話が出ているとおり、やはりかなりの予算規模が必要だということで、財政当局の協力が不可欠であると考えております。  このILC、先ほど来申しておりますとおり、...全文を見る
○階分科員 今の段階では、端的に言って、前向きなのか、中立なのか、それとも後ろ向きなのか、財政当局としてはいかがでしょうか。
○階分科員 しっかり門戸を開いて、そして前向きな対応をお願いしたいと思っています。  きょうは、せっかく増子審議官にお疲れのところお越しいただいたので、今回参加してみて印象に残ったことなど、まだちょっと時間があるので、お答えいただけますか。
○階分科員 そこで、最後に大臣に、今後のILC推進に向けての決意を伺いたいと思いますが、やはり政府部内ではまだ慎重な意見もあるわけでありますが、やはり文科省の方でイニシアチブをとってこのプロジェクトというのは進めていただく必要があるかと思います。増子審議官にも大変御尽力をいただい...全文を見る
○階分科員 ありがとうございました。  終わります。
02月28日第201回国会 衆議院 財務金融委員会 第6号
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○階委員 カジノを含むIRについては、私も予算委員会で反対の立場からいろいろと質問させていただいておりますが、さまざまな弊害を予算委員会でも指摘したわけです。  きょうは、これまで触れていなかった、もしカジノを導入した場合、カジノの収益に対してきちんと課税ができるんだろうかとい...全文を見る
○階委員 技術的には、お客さんごとに今言ったような勝った金額と負けた金額を把握して、その引き算によってカジノ行為粗収益なるものを計算することは可能なはずなんですね。  先日の予算委員会で議論した結果、個々の顧客の利用上限額は定めないという武田大臣の答弁があったわけですよ。上限額...全文を見る
○階委員 ですから、こちらから提案しているわけですよ。ギャンブル依存症対策を本気でやるというんだったら、それはまずGGRをきちんと把握する、そのためには顧客ごとの勝ちと負けを把握するというのが絶対必要だということを申し上げたいのと、きょうは税の議論ですから、財務大臣にお尋ねしたい...全文を見る
○階委員 これは税収という面でも大きな話でして、国会の議論の中では、GGRは七、八千億、国内三カ所IRをつくると七、八千億になるんじゃないかと馬淵委員から質問の中で指摘があり、そして、赤羽国交大臣からもそれほど外れた数字ではない旨の答弁があったという経緯もあります。そういう中で、...全文を見る
○階委員 質問は終わりますけれども、IR整備法の目的規定、第一条の最後に、「財政の改善に資することを目的とする。」とあるわけで、このGGRの把握をきちっとするかどうかはっきりしない時点で、もうIR整備を推進していくんだということはあり得ないと思いますし、予算委員会でも指摘されたと...全文を見る
○階委員 立国社共同会派の階猛です。  まず、総理に、きのうの全国の小中高の休校要請の件について伺いますけれども、私も、岩手の地元で教師をやっている友人らに、この件についてお話を聞きました。夜中でしたけれども、まさに寝耳に水という反応でして、驚いていたのは、二十五日に方針が示さ...全文を見る
○階委員 基本的な考え方というのであれば、もうちょっと言い方をマイルドにしてもよかったのではないかと思いますし、逆に、本当にこういう全国一律で、しかも緊急にやる必要があるというのであれば、立法府である我々国会が、与野党共同して特別法をつくって、休校に関する定めなども盛り込んだ新た...全文を見る
○階委員 現場の柔軟な対応を許容するのであれば、私はもっとマイルドな表現にすべきだったと思いますし、逆に、緊急の必要性があるのであれば、国会では毎日コロナの議論をしていますし、今、実際、国会開会中なわけですから、こういう場合は、一日、二日でも立法ができる。選挙の延長の法案を東日本...全文を見る
○階委員 繰り返しになりますが、立法府の尊重ということを総理にはぜひお願いしたいですし、今回のような方針変更、これは私は、緊急事態には方針が短期間で変わるということもあり得ることだと思っていますが、そうであるならば、IRについても、これだけさまざまな疑念があり、そして、国民の間か...全文を見る
03月10日第201回国会 衆議院 東日本大震災復興特別委員会 第3号
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○階委員 立国社共同会派の階猛です。  あすで震災から丸九年ということで、私からも、犠牲になりました皆様に対して、改めて哀悼の意を表したいと思います。  被災地で今最大の課題といえば、私は人口減少の問題ではないかと思っております。  平成二十二年の三月末、震災の約一年前の時...全文を見る
○階委員 そこで、移住に関する取組として、私から三つほどお願いしたいことがありまして、一つは数字の把握です。  資料の二ページ目に、岩手県に移住してきた方の数の推移という表がありますが、これは、岩手県全域でしか把握していないわけですね。被災された市町村ごとに移住者がどうなってい...全文を見る
○階委員 ぜひ、実態の把握をしっかりしていただいた上で、足らざる部分があれば、制度を改善、拡充していただきたいということを申し上げます。  その上で、次のテーマですけれども、この大変な災害を乗り越えて、その後も避難生活、仮設住宅生活、そして、ようやく災害公営住宅、あるいは高台、...全文を見る
○階委員 大臣にお尋ねしていますので、もっと大きな話をしたいと思っているんですね。  どういう状況が、どういう状態が実現したら、被災者支援は終わった、被災者支援は完了したと言えるのか、大臣のお考えで結構ですので、お答えいただけませんか。
○階委員 先日閣議決定されました復興・創生期間後の基本方針の中の地震、津波被災地域における記述、私の手元では十九ページに記述があるんですけれども、「地方創生の施策を始めとする政府全体の施策を活用することにより、コミュニティを再生し、持続可能で活力ある地域社会を創り上げていく。」と...全文を見る
○階委員 時間が参りましたので終わりますが、被災者支援に挙げられました取組、所信の中でさまざま挙げられておりますけれども、コミュニティー形成だけではなくて、生きがいづくりであるとか心身のケア、そうしたことに対して、NPOの活動というのが非常に重要であります。十年の復興期間が終わっ...全文を見る
03月24日第201回国会 衆議院 財務金融委員会 第10号
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○階委員 立国社共同会派の階猛です。  まず、きょうは主計局長に答弁をお願いしていたんですが、たび重なる要請にもかかわらず、この場に来ないと。その理由は何かと聞きますと、慣例でそうなっているという話でした。  今問われているのは、慣例ではなくて、法令に違反した行為が本当はどう...全文を見る
○階委員 大臣、済みません、十分しかないものですから。  私が聞きたかったのは、政府系金融機関やあるいは信用保証協会について、なるべく出資をして自己資本を厚くさせて、そして、いざというときの損失に備えられるようにするべきではないかということを指摘させていただきました。その点をぜ...全文を見る
○階委員 相変わらず、聞かれたことに答えていただかないわけでありますが、今総裁がおっしゃったのは、金融機関がこの制度を利用しているというお話でした。ただ、目的は、企業がお金を借りなければ達せられないわけですよね。それに対して、私がさっき申し上げたのは、この制度では貸出しは伸びない...全文を見る
○階委員 時間がもう参りましたが、結局、今の説明を聞いても、金融機関が日銀からお金を調達するところはうまくいくだろうけれども、その先の、企業にお金が流れるかどうか、これを検証する仕組みはあるのかと今言いましたけれども、答えませんでした。そして、本当に貸出しが伸びるかどうかについて...全文を見る
○階委員 立国社共同会派の階猛です。  お配りしている資料一枚目の方ですけれども、線を引いている部分、ごらんになってください。「亡俊夫の手記には様々な新事実が記載されています。また、亡俊夫は職場のパワーハラスメントで自殺に追い込まれたといえますが、少なくともかかる観点からの調査...全文を見る
○階委員 調査報告書で書かれているのは、改ざんに至った経緯、こうしたことは書かれていますが、パワーハラスメントで自殺に至った経緯それから原因、そういったものについては書かれていないですよ。  この御遺族の奥様は、なぜ亡き俊夫が自殺に追い込まれなければならなかったのか、その原因と...全文を見る
○階委員 それが自殺という重大な結果を招いているわけですよ。これに対して何の言及もないのがこれまでの調査報告書。  この部分は、今回訴訟が提起されるに至って、それほど重要な問題だったんですが、これまでは調査の対象じゃなかった。だから調べるべきだと思いますし、これをやらなければ御...全文を見る
○階委員 大臣は本当にそれでいいんですか。人が死んでいるんですよ。  大臣が知っていたか知らないかわかりませんけれども、こういう何か人を死に追い込むような行為が財務省の中で行われていて、そして、指示をしてパワハラで自殺に追い込んだ人たちはみんな出世しているじゃないですか。これは...全文を見る
○階委員 プライバシー権を主張するのは御遺族ですから、御遺族の方が調べてくれ、プライバシーにかかわることを調べてくれと言っていますから、プライバシー権を放棄しているわけです、問題ありませんと申し上げまして、質問を終わります。
03月31日第201回国会 衆議院 法務委員会 第6号
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○階委員 立国社共同会派の階猛です。  きょうから法務委員会にまた戻ってまいりましたので、よろしくお願いします。  さて、きょうは裁判官の定員法の審議でございますが、私、毎年この法案については質問させていただいておりまして、その論点の中では、今も御指摘があったように、特に判事...全文を見る
○階委員 今、副検事の方の数字もおっしゃっていただきましたけれども、副検事の方は、検察庁法ではどのような規定になっているんですか、定年については。
○階委員 要は、検事も副検事も同じカテゴリーとして考えていいということですから、この定員とか欠員とかを考えるに当たっては、全部まとめて考えていいということですよね。それでいいわけですね。うなずいていただいていますが、いいですね。
○階委員 そうしたら、誤解を招くので、副検事の話をするんだったら、この表と関係ない話なのでということは言ってください。私は今この表について取り上げているわけですから。  それで、要は、過去五年間、三、二、四、一、五と非常に少ない人数が定年までお勤めになっているということで、そも...全文を見る
○階委員 目先はそこまでふえない、定年や勤務が延長されて、それで残る検察官は、そんなにふえないということなんですが、だんだんとふえてきて、そのうち六十人、七十人ということになってくると、当然今のような定員では足りなくなってくるということだと思います。足りなくなってくるという中で、...全文を見る
○階委員 答えていません。  法改正を、十一月の段階から、時間ができたので見直しましょうということで、法改正をどういう内容にするかということを再検討する過程で勤務延長とかの検討もされたということなんですが、私が尋ねたのは、その法改正が、実際に案がつくられる前に、法解釈を変えて黒...全文を見る
○階委員 やはり私の質問にちゃんと答えていないと思うんですね。  最終的に法案を策定する過程で、人事院とか法制局に、この解釈でいいですかということを一月の十七日ごろに法務省内で固めて、相談をされた。ここはそういうものだったというふうにしましょう。ただ、だからといって、法改正を待...全文を見る
○階委員 個別の人事のことを聞いているんじゃなくて、法改正の過程の中で検察官の勤務延長のことも議論されて結論が出ました、そうしたら、結論が出たものは改正される条文に反映すればいい話であって、なぜ、まだ法案の条文もできていないうちから、解釈を変えたからといって運用する必要があるのか...全文を見る
○階委員 ちょっと質問をかえますけれども、大臣の中で、今回の解釈変更というのは重要な変更であるという認識はありましたか。  つまり、昭和六十年ですか、改正の国家公務員法が施行された時点では、検察官については定年後の勤務延長はないということで解釈は確定していたわけですね。これを百...全文を見る
○階委員 法務省ではないですが、集団的自衛権の関係の憲法の解釈の変更というのも、あれは解釈を変更してすぐ運用を開始したわけじゃなくて、法案を通して、それから運用が始まっているわけですね。  事ほどさように、法律の解釈の変更というのは極めて重いものだと思いますし……(発言する者あ...全文を見る
○階委員 なぜ運用したのかというと、要するに、黒川氏の定年の延長を認めるためにやったというふうにしか捉えられないわけですよね。それ以外の理由は全く考えられないし、きょうは、一般論として聞いても、全く答えが返ってこないんですよ。  ですから、要は、黒川氏のために、法改正の前に今回...全文を見る
○階委員 まあ、結局、一般論として、法改正前から定年後の勤務延長の運用を始めなくちゃいけないということについては全く説明ができていないというわけで、やはり黒川氏のためだったのかという疑念が強まるわけですね。  それともう一つ。さっきから解釈変更があったという前提で説明していただ...全文を見る
○階委員 今、最後の方で、二〇二〇年の一月十六日のメモということが御指摘がありましたけれども、私はこれも見ました。  これを見ると、要は、これを踏まえてさっきの法務省の一月二十二日に人事院に交付した文書というのがつくられているということだと思うんですが、この一月十六日のメモ、こ...全文を見る
○階委員 全く説得力はなくて、二十二日のペーパーの前提となったメモには、考え方もあり得るという表現なんですね。政府の統一解釈、有権解釈を、考え方もあり得るなんということを、法務省の官僚がそんな軽々しく扱っていいとは到底思えません。これは別に悪気があってそうしているわけではなくて、...全文を見る
○階委員 日付がありませんね。これはなぜですか。
○階委員 今、勝手に手を挙げて答えられた局長、国会でとんでもない答弁をしていますよね。  つい言い間違えたというあり得ない答弁をして、私は当然責任をとってやめられるのかと思ったんですが、まだいらっしゃるのでお尋ねします。  この重要なペーパーがあるわけですが、これは総裁以下幹...全文を見る
○階委員 失礼しました。  二月十二日の衆議院予算委員会、後藤祐一さんの質疑の中で、松尾政府参考人は先ほどのような答弁をしております。
○階委員 真実だという前提で、それではお尋ねします。  このような重大なことを一月二十四日に決められていた、ペーパーを出されていたということに対して、松尾局長は全くそれと反するようなことを国会で答弁されました、二月十二日に。これは問題ないんですか。どのように考えていらっしゃいま...全文を見る
○階委員 必要な修正は、つい言い間違えたで通るんでしょうか。それが通るんだったら、はっきり言って、検事の取調べだって全く意味をなさないですよ。取調べのときに私は犯罪を犯しましたと言って、公判でいきなり、あれは言い間違えましたと言ったとしても通らないですよね。そんなことが通るんだっ...全文を見る
○階委員 全くもって今回の解釈変更の経緯が証明されていない。解釈変更であれば、日付が入った形で、ちゃんと、いつの時点で変更がされたか、そして、それをいつから運用するかということを明らかにするべきであるのに、そういうものがないということで、疑惑は深まるばかりです。  その点につい...全文を見る
○階委員 その上で、本題に戻りますけれども、判事の定員がどうかということは、先ほど別の委員も指摘していましたので割愛します。  そして、判事補の定員を三十人減少させるということなんですが、判事補の定員は本当にこれで減員は十分なのかということなんです。  五ページ目を見ていただ...全文を見る
○階委員 司法修習の終了者が減っているということなんですが、今、千五百人はキープしましょうということで、受験者がどんどん減っていく中で合格者だけは千五百人になっているということなんです。  出願者がうんと減っているという状況については、これはきょうの資料でいいますと関連するのは...全文を見る
○階委員 法科大学院の修了者はまだこの後も減りそうですね。どんどん減っていっています。こういう中で、出願者はそれに伴って減ってくるということになりますと、当然、母集団が減るわけですから、出願者の質の低下にもつながると思いますが、この点について法務大臣の見解を伺います。
○階委員 昨年法改正がされましたが、ことし法科大学院に入る人数は、まだ入学者ではなくて合格者の段階ですけれども、激減しております。  全く法改正によっても法科大学院の人気は戻ってきていないということと、法科大学院、いろいろな理念を掲げてスタートしていまして、そもそも、十ページ目...全文を見る
○階委員 全く客観的なデータと相反するような今の御説明でしたけれども、この点については、ぜひ政府の中でもう一回見直しをお願いしたいと思います。  終わります。
04月06日第201回国会 衆議院 決算行政監視委員会第一分科会 第1号
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○階分科員 立国社共同会派の階猛です。  きょうは、武田大臣に被災者生活再建支援の関係などについてお尋ねをしたいと思います。  私、二年近く前になりますけれども、復興特別委員会の方で、平成二十六年八月に内閣府の方で取りまとめた被災者に対する国の支援の在り方に関する検討会の中間...全文を見る
○階分科員 これは通告しておったんですけれども、事務方の方ではまだそこまで具体的な数字は把握できていないということでよろしいですか。
○階分科員 このパンフレットの作成や配布に要したコストというのもお尋ねしたんですが、それもはっきりしないということですか。
○階分科員 意外に少ない費用だなという実感がありまして、逆に言うと、それで本当に実効性があったのだろうかという気がしています。  まさに、自助、共助、公助という三本柱で被災者の生活再建支援は進めていくべきだと思っています。そういう中で、この共助の保険、これをいかに加入を促進して...全文を見る
○階分科員 ぜひお願いします。  あと、先ほど私が引用した中で、同一災害同一支援の観点での見直しということなんですが、この資料の三ページ目に今の国の制度について書かれております。要するに、局所的な災害で被災者生活再建支援金の支給条件を満たさない場合でも、都道府県が自主的に局所的...全文を見る
○階分科員 ぜひ、この点もよろしくお願いします。  さて、東日本大震災から九年がたちまして、今、政府の復興期間、最終年度に入ってきているわけです。  改めて住宅被害の大きさというのを述べさせていただきますと、東日本大震災では、全壊が十二万二千件ぐらい、半壊が二十八万三千件ぐら...全文を見る
○階分科員 本当に、まだこれだけの方が申請をせずに、これから申請するという状況にあるわけです。  これも、石田さん、もしおわかりになればで結構なんですが、今おっしゃった基礎支援金五千五百件とか加算支援金六千九百件、これの申請が終われば、大体仮住まいの方は解消されるというものなの...全文を見る
○階分科員 もうすぐ完了するという地域では早く完了させるためにも、また、まだまだこれからだという地域についてはその後押しをする意味でも、被災者生活再建支援金の拡充というのは重要ではないかということで、私は野党の側の一人ですけれども、被災者生活再建支援金を充実させるための法案をかね...全文を見る
○階分科員 知事会の意見は私も知っておりますけれども、この一ページ目の資料にもありますとおり、過去には町村会の方からは被災者生活再建支援金の増額という要望も出ているということはぜひお含みおきいただきたい。  それから、他の制度とのバランスということも生活再建支援金の充実のなかな...全文を見る
○階分科員 前向きな見解と受けとめました。  ぜひ、同じように、被災者生活再建支援金についても、これは本当に、建築費の値上がりがなければ私もここまでこだわるものでもないんですが、全く御本人たちの責任のないところで負担がふえて、それで住宅再建もおくれがちであるということもぜひ直視...全文を見る
○階分科員 話題をかえます。  カジノ、IRについては、私も予算委員会などで取り上げてきました。ただ、そのときは、コロナウイルスの問題については、やはりまだ危機感がなかったと思います。今、パンデミックとも呼ばれるような状況になり、三密をなるべく避けるということが言われる中で、カ...全文を見る
○階分科員 カジノの収益でもってIRの運営も行われていくわけでありまして、カジノの収益が激減するということになれば、IR全体にも影響が及ぶということになるわけです。  こうした非常事態を想定した経営体力、あるいは、いざというときに顧客の安全をきちんと守れるかどうかということは、...全文を見る
○階分科員 それでは、IR推進の担当の方にもお伺いします。まだ質問しますからね。  IR整備を進める上で、経済波及効果がどれぐらいあるかということが国会でも議論になりました。  ただ、その議論の中でも、やはりこうしたパンデミックが生じた場合に、今もう既にインバウンド観光客が激...全文を見る
○階分科員 今現在、IR整備の基本方針を今回の感染症の問題なども考慮して検討中だということなんですが、これは、当初予定では一月末にも出されるみたいなことが報道されておりましたけれども、今現在はいつぐらいを目途に整備方針をまとめようとされているんでしょうか。
○階分科員 丁寧にやってほしいですし、特に経済波及効果の算定というところはまだ納得できる説明を得られておりませんので、そこもぜひお願いしたいです。  それで、これから整備方針を固めていくということになりますと、私は、当初、来年一月から七月ということで予定されていた、自治体からの...全文を見る
○階分科員 自治体の固有名詞は、どちらになるのかということはお答えいただけますか。その一月から七月は予定どおりやりたい、やってほしいと言っているところはどちらになりますか。
○階分科員 やはり、オリンピックも延期したわけですし、こういう事態になっているわけですから、IRだけ予定どおり進めるというのは私はちょっと違和感があるということを申し上げまして、質問を終わります。  ありがとうございました。
04月10日第201回国会 衆議院 法務委員会 第8号
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○階委員 立国社共同会派の階猛です。  ちょっと委員長、私、マスクをしていると息苦しいので、ちょっと外してやらせてください。
○階委員 緊急事態宣言が出されました。法秩序の維持や国民の権利擁護という重要な職責を担う法務省のトップとして求められる資質とは何なのか、法務大臣から御所見を伺います。
○階委員 求められる資質とは何かということを聞いているわけで、私は、法秩序の維持や国民の権利擁護という重要な職責を担う法務省のトップとして求められる資質を聞いているわけで、職責は何かと聞いているわけじゃないんですよ。  事ほどさように、いつもそうなんですが、聞かれたことに素直に...全文を見る
○階委員 もう一つ重要なことは、法秩序の維持と国民の権利擁護という観点から、法の公平かつ適正な執行を徹底する能力も重要だと思いますが、この点はどうでしょうか。
○階委員 そうであるならば、改めて、黒川検事長の勤務延長が法の公平かつ適正な執行に当たるのかどうかということを問いただしていかなくてはなりません。  まず、きょうお配りしている資料の最初のページなんですけれども、何カ所か傍線が引いてあります。最後の方に引いてあるところをごらんに...全文を見る
○階委員 質問に答えてください。ここに書いてあることとか過去の政府見解を踏まえれば解釈変更の限界を超えているんじゃないかという問いに対して、お答えをお願いします。
○階委員 大臣、恥ずかしくないですか。いつもそうやって論点ブロックみたいな紙を読み上げて、昔の司法試験の受験生みたいなことをやって。それがだめだから、今新しい司法試験になったんでしょう。恥ずかしいですよ。だから、ロースクールはあれだけだめなのに、昔の司法試験よりも今の方がいいんだ...全文を見る
○階委員 今答弁されたとおりですよ。はっきり言って、黒川さんのためにやっただけじゃないですか。それを素直に認めたらどうですか。それをやるということは、まさに、法解釈の変更を権力者の都合によって恣意的にやった、まさに法の支配ではなくて人の支配ということになるわけですよ。  もしそ...全文を見る
○階委員 まず、昭和五十六年から情勢が変化した、それはそれで認めますけれども、だったらなぜ、十月末の最初に案をまとめた段階で、それを考えて今回出しているような法案にしなかったのかということがありますね。  それともう一つは、本当に事件の内容が変化して現場でいろいろな能力が、新た...全文を見る
○階委員 個別の人事について聞いていませんよ。それだけ情勢の変化があるんだったら、黒川さん以外にも勤務延長が出てきて当然じゃないですか。  しかも、きょうの新聞を見ていますと、約千人の方が定時の異動を延期されてその職にとどまるということであるわけだから、まさに大臣が前に言ってい...全文を見る
○階委員 同じ場にとどまるということは、その間に定年を迎える人もいるかもしれないじゃないですか。その場合に、まさに千人もいれば勤務延長というのも必要なような気がするんだけれども、それはないということは事実としてあるわけです。だから、本当に勤務延長は黒川さん以外に必要だったのかどう...全文を見る
○階委員 済みません、整理させてください。  解釈変更が一月の二十四日に行われているわけです。その後、閣議請議がたしか一月の二十九だったかに行われていたと思いますけれども、解釈変更なかりせば閣議請議はできないということを当時、大臣は認識されていたのかどうか、お答えください。
○階委員 問題意識として持っていなかったということは、閣議請議をするわけですよね、その前に当然、法務省の中で、黒川検事長の勤務延長について閣議請議をしますということの決裁を法務省の中でとりますよね。そのとる際には、今般は従来の解釈と変更して検察官である黒川検事長の勤務を延長します...全文を見る
○階委員 そうすると、閣議請議の前提となる法務省内部の決裁というのがあるはずなんですが、その内部の決裁書には解釈変更についても言及があったということで、あるいは、添付資料として解釈変更に関するものもつけられていたということでよろしいですか。
○階委員 閣議請議の前提となった法務省の内部の決裁書、これを開示していただけませんか。
○階委員 済みません、私、寡聞にして知りませんでしたので、その出されたもの、添付資料も含めて一式、この場に、法務委員会の方に出していただくようお取り計らいを、委員長、お願いします。
○階委員 というよりも、既に出しているから、直接お願いしてもいいですね。  大臣、いいですよね。出していただけませんか。
○階委員 それで、私は、この解釈変更、そもそも、限界を超えて問題があると思っておりますし、必要もなかったのではないかと思っておりますけれども、今申し上げたとおり、本当に解釈変更を前提として閣議請議がなされたのかどうかということも疑問に思っています。要するに、手続が適時的確に行われ...全文を見る
○階委員 そういうことを言っているから、なかなか国民の信頼は得られないということだと思います。  それで、大臣は国会でいろいろなことを答弁されていて、私も疑問に思ったことは多々あるんですね。  今回、法解釈の変更をして、それを法改正の前に適用するということで、読みかえ規定とか...全文を見る
○階委員 特に問題となっているのは、定年に達した日、あるいは、内閣の定めるところにより、こういったところをあえて読みかえ規定で設けています。二ページ目、三ページ目につけていますけれども。なぜそんな読みかえ規定が必要なのか。そして、読みかえ規定を置くのであれば、そもそも法改正の前に...全文を見る
○階委員 国民への正確でわかりやすい情報発信と法の公平かつ適正な執行という能力がなければ法務大臣にとどまる資格がないということを重ねて申し上げまして、私の質問を終わります。  ありがとうございました。
04月22日第201回国会 衆議院 財務金融委員会 第12号
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○階委員 立国社共同会派の階猛です。  きょう、質問通告しておりましたけれども、質問通告のうち三、四、五については、前の委員から御指摘があった点なので、後回しにさせていただきたいと思います。  では、早速一番から、日本政策投資銀行の投資業務の実績について伺いたいと思いますが、...全文を見る
○階委員 では、一〇〇%出資をしている政府としては、当然この件については詳細な事実を把握されていると思うんですが、財務大臣、こうしたことについては、情報は得ているということでよろしいですよね。さすがに、守秘義務があるとはいっても、財務大臣は御存じだと思うんですけれども、どうですか...全文を見る
○階委員 私は個別にいろいろ聞いていますけれども、二百七十億ぐらい鬼怒川ゴム工業には出資していて、それの大半が焦げついているという情報も得ております。ぜひ、一〇〇%出資をしている政府としても、こうしたことに気をつけながら追加出資を考えていただきたいと思っております。  今後予定...全文を見る
○階委員 それで、これほどお金があるのなら特定投資業務としてやるべきことがあるでしょうということをきょうは申し上げたいと思います。  五ページ目に、これは海江田委員が前回の質疑で取り上げた高橋温三井住友信託銀行名誉顧問さんの提言であります。中小企業に資金繰り支援だけじゃなくて資...全文を見る
○階委員 確かに政投銀は本来中堅以上の企業を対象にするというのはわかっていますけれども、これまでの実績、経験、あるいは、本来、日本公庫というのは融資が中心ですから、こういうメザニンローンとか永久劣後ローンというのはなかなかノウハウがないだろうということで、私はここは政投銀の出番な...全文を見る
○階委員 海江田先生も前回申し上げましたけれども、ぜひ、資金繰り支援だけではなくて資本的な資金も入れていく、そして、まさに、フローだけではなくてストックにも目配りしていく、これが非常に大事だと思いますので、よろしくお願い申し上げます。  終わります。
○階委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表いたしまして、案文を朗読し、趣旨の説明といたします。     株式会社日本政策投資銀行法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   政府は、次の事項について、十分配慮すべきである。  一 株式会社日...全文を見る
05月12日第201回国会 衆議院 財務金融委員会 第15号
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○階委員 立国社共同会派の階猛です。  私、法務委員会の筆頭理事も務めておりまして、今、法務委員会も大変なことになっています。黒川検事長の勤務延長に端を発した検察庁法の改正が、なぜか法務委員会ではなくて内閣委員会で議論をされ、法務大臣は答弁に来ない。そして、しかも、コロナの陰に...全文を見る
○階委員 今、四兆円と数千億円という二つの数字が出ましたけれども、私の資料の一ページの右上の方に、金融支援特別オペの数字が書いてあります。左側の方に貸付予定総額、これは一回目、二回目、三回目、合計しますと四兆円ぐらいなので、多分この数字を総裁はおっしゃったんでしょう。  ただ、...全文を見る
○階委員 ぜひデータをとってください。金融庁は、モラトリアムをした、元本の返済猶予をした金融機関が毎月どれぐらい実績があるかというのをちゃんと調べていますよ。同じことをやってくれと言っているわけですよ。それをやれないということは、私は、日銀がやはりこのオペによって貸出しが余り伸び...全文を見る
○階委員 時間が来ましたので終わりますけれども、二〇一六年一月にマイナス金利を導入したときはまだイールドカーブコントロールはやっていませんよ。マイナス金利を導入したときは、量的緩和をしても貸出しが伸びないからそれで導入したということだったと思いますから、いいかげんなことは言わない...全文を見る
○階委員 立国社共同会派の階猛です。  午前中の質問の続きで日銀総裁に伺いますけれども、まず、おさらいです。  金融支援特別オペ、拡充されましたけれども、私は、中小企業向け貸出残高はふえないのではないかということを申し上げました。実際ふえるかどうか、これは実績値を見てみないと...全文を見る
○階委員 ありがとうございます。  それでは、新しい質問ですけれども、私の通告の四点目なんですが、展望レポートについても、今回のコロナの問題の陰に隠れて、火事場泥棒と言うと言葉は悪いですけれども、またおかしな変更が加えられているということです。  午前中配った資料に書いてあっ...全文を見る
○階委員 では、コロナの影響がこれから収束していくという前提ですけれども、基本的には今回限りで、また従来のように各政策委員がピンポイントで見通し値を示し、そして、その中央値をこの展望レポートには載っけていくという理解でよろしいですね。
○階委員 はい、わかりました。  それで、またもうちょっと先ほどの新型コロナ対応オペの話に戻りますけれども、午前中にお配りした資料の二ページ目には書いていたんですが、この特別オペの拡充とともに、新たな資金供給手段の検討ということも書かれていまして、政府の緊急経済対策等における資...全文を見る
○階委員 ということは、通常のローンの枠を出ないわけですよね。  それで、この間の金融政策決定会合でも、政策委員の中には、感染症の影響でどんどん業績が悪化していくと中小企業向けの貸付けが不良債権化する可能性ということにも言及されている方がいらっしゃいまして、そういう中で、なかな...全文を見る
○階委員 REVICが地域金融機関と共同で組成した災害復興支援ファンドというものがありますが、これを活用していくような話も漏れ伝え聞いております。  ただ、これは、今現在、ファンドの規模、全国五つのファンドがあるそうなんですが、大体、足し合わせても二百五十億ぐらいにしかならない...全文を見る
○階委員 最後に質問しますけれども、政府系金融機関の実質無利子の融資がもともとあったわけですけれども、これに加えて、五月から始まった民間金融機関における実質無利子無担保融資というのは、私、今配っている資料に書かせていただいておりますけれども、特に小規模事業者では融資条件が似通って...全文を見る
○階委員 わかりました。  これで終わりますが、日銀の特別オペで金融機関が得た資金を貸出しに回すときは金融機関がリスクをとるので、それで、今の状況、なかなか信用リスクを考えると貸しにくいということなんですが、こちらの新たに始まった民間金融機関の方は信用保証協会から一〇〇%保証し...全文を見る
05月13日第201回国会 衆議院 内閣委員会 第10号
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○階委員 立国社共同会派の階猛です。  私は、法務委員会で野党の筆頭理事をしておりまして、本来ですと、この検察庁法の改正については法務委員会の場でしっかり議論すべきだということなんですが、武田大臣しか答弁者に大臣としてはならないということですので、やむなくこの場にはせ参じてまい...全文を見る
○階委員 今の大臣の説明は、検察官が準司法官であるということを述べられたというふうに理解します。  もう一つ、検察官の特殊性ということでいえば、検察官は独任制の官庁だということが言われます。その独任制の官庁の意味するところ、これは、大臣、理解されていますか。
○階委員 今のは、準司法官であることを別な言い方をしただけですよ。独任制の官庁の意味を教えてください。
○階委員 独任制の官庁ということは、単独でいろいろなことを決められるということなんですね。単独で決められるということは、結局、組織として統一性がとれるのかという疑問も出てくるわけですよ。独任制の官庁とすることとしても、なぜ検察は不都合が回避されているのか、このことも特殊性だと思う...全文を見る
○階委員 それはそのとおりだと思いますよ。  ただ、私がその上でお尋ねしたのは、独任制の官庁ということであれば、一人一人の検察官が自分の判断で決めることによって、事件の処理がばらばらになってしまう危険がありますよね。そういう弊害が生じないようになっているんでしょうか。実はなって...全文を見る
○階委員 その全国的に均斉のとれた、均一に行われるようにするために、どういう方策がとられていますか。
○階委員 今大臣がおっしゃったことは、検察官一体の原則、あるいは事務引取り手続といったようなことについて述べられたと思うんですね。  今、何点か、私との間で、検察官の職務と責任の特殊性についての議論をさせていただきました。この議論を踏まえると、独任制の官庁であり、弊害を防止する...全文を見る
○階委員 非常に結論部分がざっくりした説明で、説得力がないんですね。私は理詰めでやっているので、理詰めで答えてほしいんですよ。これは、法務委員会だと、こういうやりとりになるんですね。理詰めで答えられないんだったら、私は法務委員会でやるべきだと思いますよ。  やはり、これは法案審...全文を見る
○階委員 読まなきゃならないですよ。  それで、この日本語として難解、不明なものを読み解いていきますと、まず、今申し上げました読みかえ規定、二十二条の二項に対応するのが、ちょっと前後しますけれども、四ページ目の資料です。二十二条の三項に対応するのが三ページ目の方です。少し、読み...全文を見る
○階委員 そこで、お聞きしますけれども、先ほど言ったように、検察官の職務と責任の特殊性があるにもかかわらず、一般の国家公務員と同じように検察官を定年の制度について扱おうとしているもので、この三十二条の検察官の職務と責任の特殊性に基づいて特例を定めたというところと反しないですか。矛...全文を見る
○階委員 それはなぜですか。
○階委員 ちょっと今トートロジーになりましたよ。ちゃんと答えてください。なぜ矛盾していないか、もう一回答えてください。
○階委員 ちょっと何か言っていることがよくわからないんですが、職務延長がなぜ許されるかということについて、先ほど総理の答弁を引用しましたけれども、検察官も一般職の国家公務員だからということなんですね。  でも、一方で、三十二条の二は、検察官の職務と責任の特殊性に基づいて特例を定...全文を見る
○階委員 いや、私は、今の説明の中で、準司法官的性格とか、裁判官と同様の性格とか、そういう話もありましたけれども、大臣、裁判官について勤務延長とか役おりの特例とかというのは認められるんですか。
○階委員 なので、検察官の職務と責任の特殊性ということを、準司法官的性質とか、裁判官と類似した性格とか、そういうことを言うのであれば、むしろ、裁判官と同じように、勤務延長とか役おり特例とかを定めないのが自然な流れでしょう。おかしいじゃないですか。答えてください。
○階委員 圧力を加えるものではない、検察官の職務の公正とかはちゃんと守られるから問題はないという理屈ですけれども、だとしたら、裁判官でも、理屈的には、勤務延長とか役おり特例とかを認めていいということになりませんか。
○階委員 いや、でも、何か御都合主義的な論法でして、一方では、検察官の職務と責任の特殊性ということでは裁判官と同じようなことを言い、一方で、勤務延長とかについては一般職の国家公務員と同じようなことを言い、何か、三十二条の二の検察官の職務と責任の特殊性に基づいて特例を定めるというの...全文を見る
○階委員 何年もかけてこの国家公務員法の改正案を検討してきて、その中で検察庁法の改正も検討してきて、昨年の十月の段階で一応の成案を見たわけですよね。でも、その後、国会まで時間があるからということで見直して、それで今回の案になったというんですけれども、立ち戻って検討したとか言ってい...全文を見る
○階委員 なぜ時間があったのは理由にならないと言ったかというと、何年間もかけて検討してきたわけですよ。それで十月末に成案を見た。だから、時間ができたから検討したというのは、それまでも検討する時間は幾らでもあったわけだから、おかしいじゃないですかということを言っています。  だか...全文を見る
○階委員 ちょっと、もう一回聞きますよ。  時間が今まで十分にあった。いろいろな省庁で検討する時間もあった。でも、臨時国会が終わって、この一月の国会までのわずかな時間でもう一回検討するというのは、時間があった以外の理由があるからじゃないですか。時間があったということのほかに、ど...全文を見る
○階委員 まず、公務の運営に著しい支障が生じる場合というのは検察官にはないだろうということで、昨年の十月の段階で案がつくられたわけですよね。  ところが、立ち戻って検討したら、やはり公務の運営に著しい支障が生じる場合があるということになったということは、なぜ最初の段階で、公務の...全文を見る
○階委員 職務の特殊性、最初の方でさんざん議論しましたけれども、それを、職務の特殊性と、あと、じゃ、何が今回新たな視点として加わって、それで結論が百八十度変わったんですか。
○階委員 今、条文を見ていますけれども、公務の運営に著しい支障が生じると認められる場合には、役おり特例というのはありますね。今大臣がおっしゃられたもう一つの理由、これは、条文上、どこに書いているんでしょうか。
○階委員 職務の執行上の特別の事情を勘案してというところですか。(武田国務大臣「そうです」と呼ぶ)  職務の執行上の特別の事情、これは、検察官の場合は、先ほどの特殊性から考えると、ないんじゃないかというふうに理解しますけれども、これは、職務の執行上の特別の事情はあって、でも、公...全文を見る
○階委員 大臣、退職によって公務の運営に著しい支障が生じる場合はないんだという結論が十月段階ではあって、それで当初の案がつくられたんですよ。  でも、今大臣は、退職によって公務の運営に著しい支障が生ずる場合があるとおっしゃっていて、十月の話と全く矛盾しているんじゃないですか。
○階委員 それで、話がもとに戻っちゃったんですけれども、要は、その今おっしゃったことは具体的にどういう場合なのかということを聞いているんですよ。
○階委員 重大かつ複雑困難事件というのはどういうような事件ですか。
○階委員 答えになっていないですよ。条文の解釈を聞いていますからね。  先ほど大臣が答弁された一号に定める事由、これの具体的な例を挙げてください。
○階委員 資料の五ページを見ていただきたいんですが、これは、役おり特例、幹部の検察官が六十三歳を過ぎたら役おりをするのが、役おりをして平検事になるのが原則なんだけれども、その特例で引き続き同じポストにとどめさせる、この必要がないんだということを説明した文書が私の資料の五ページなん...全文を見る
○階委員 それで、国公法の規定を検察庁法に入れるかどうかということについて、結論を出したのがこのペーパーなんです。入れる必要がないという結論なんですね、この資料は。  入れる必要がないと判断するに当たって、当該職員の職務の遂行上特別の事情ということもちゃんと踏まえた上で結論を出...全文を見る
○階委員 いや、だから、結論、五ページ目の最後ですね、公務の運営に著しい支障が生じるなどの問題が生じることは考えがたく、検察官については、改正国家公務員法第八十一条の五と同様の規定を設ける必要はないということなんですよ。だから、国家公務員法の方にちゃんと書かれている。職務の遂行上...全文を見る
○階委員 いや、それは全部検討した上で、結論のところで、公務の運営に著しい支障が生じるなどの問題が生じることは考えがたくと。  この公務の運営に著しい支障が生じるというのはどんな場合かというと、二つ挙げているわけですよね、最初の方に。大臣がさっきから言っている、職務の遂行上特別...全文を見る
○階委員 それは、書かれていないのはなぜなんですか。  だって、私も法律家だから、問題設定に対して、結論は、公務の運営に著しい支障が生じるなどの問題が生じることは考えがたくというこの結論は、二つの場合、双方についてかかっているというのが当然の読み方ですよ。まして、プロが書いてい...全文を見る
○階委員 検討されていなかったということが直ちに言えるかということなんですね。  私は、もし推測するとすれば、むしろ、余りにも当然のことで、検察官一体の原則からすれば、職務の遂行上特別の事情があって、異動させて、公務の運営に著しい支障が生じるというのはあり得ないんですよ。最初に...全文を見る
○階委員 なぜもう一方の方は検討しなかったのか。私は、検討するまでもなく、当然のことだからだと思っていますけれども、なぜ検討しなかったんでしょうか。
○階委員 だから、検討するまでもないということじゃないですか、今大臣がおっしゃったことは。検討するまでもないから検討しなかったということでしょう。私が言ったとおりじゃないですか。検討するまでもないから検討しなかったということじゃないんですか。(武田国務大臣「それはちょっと違うね」...全文を見る
○階委員 いずれにしても、最終的な結論は、いずれの場合も公務の運営に著しい支障が生じるなどの問題が生じることはないということなんですよ。だから、後づけで無理やり変な法案に変えるのはおかしいということと、最後、一点だけ指摘しておきたいと思います。  今回、先ほど言った読みかえ規定...全文を見る
○階委員 その上で聞きますけれども、前半の方で申し上げました検察庁法三十二条の二では、検察官の職務と責任の特殊性に基づいて特例を定めるものの中には、検察官の罷免に関する、検察官の適格審査会を定める二十三条というのもありますね。二十三条も特例ということになっています。  この特例...全文を見る
○階委員 しかし、その再延長の際に人事院の承認が得られないということになりますと、これはそこでやめさせることになりますよね、承認が得られないと。つまり、人事院がやめさせるかどうかについて判断権を持つことになるんですけれども、これは現在の検察庁法と矛盾しませんか。
○階委員 定年退職ということだけではなくて、勤務延長を八十一条の三の二項で再延長しますということですから、もう勤務延長はしているわけですよ。勤務延長した後の再延長だから、定年延長した後の話なんです。  途中で人事院が口を挟んでやめさせるということは、この検察庁法の現行法の規定と...全文を見る
○階委員 しかし、検察官の職務と責任の特殊性ということに配慮して、検察官の身分にかかわることについては、この検察庁法について書かれているわけですよね。それを国公法で規定していいというのは、ちょっとこの検察庁法の三十二条の二が予定しているものではないんじゃないですか。
○階委員 じゃ、時間が来ましたので、またこれは続きをやりたいと思いますけれども、武田大臣、真摯に御答弁されているとは思うんですが、やはり専門外ということで大変御苦労をされていて、本来、法務省が答えるべきところというような御答弁も随所にありました。法務大臣にぜひこの場に来ていただい...全文を見る
○階委員 じゃ、終わります。
05月19日第201回国会 衆議院 東日本大震災復興特別委員会 第5号
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○階委員 立国社共同会派の階猛です。  復興・創生期間の終了が近づいてまいりました。次第に復興予算が縮小される中で今回のコロナ禍になっているわけです。そして、新たな苦境に直面している被災地の事業者がたくさんいらっしゃるわけです。  そうした事業者に対する資金繰り支援のための活...全文を見る
○階委員 ありがとうございました。  経産省の方でも頑張って支援をしているということで承りますが、ただ、これが必要十分かどうかというと、まだこの収束がいつになるか見えないということなんですね。  実際に被災地の事業者の皆さんに聞いておりますと、とりあえず三月から五月分ぐらいま...全文を見る
○階委員 最後の方、民間金融機関のお話もありましたけれども、これはもうやはり信用保証協会つきの融資なので、私が先ほど申し上げました数字の枠内の話ということでよろしいですね。
○階委員 ありがとうございます。  そういう中で、必要額を今度は仮に借入れで調達できたとしましょう。ただ、こういった状況ですから、先行き、どういう事業環境になるかわからない。場合によっては、借りたはいいものの、返済に窮するという場面もあるかもしれない。  そこで出番となるのは...全文を見る
○階委員 大臣、次の質問についてもちょっと先走って答えられましたけれども、まず、順を追って今の前半の答弁についてお聞きしたいんです。  大臣もお答えいただいたとおり、きょうお配りしている資料の二ページですけれども、今回、震災支援機構が今まで支援していなかった先を支援する場合の条...全文を見る
○階委員 ぜひ検討をしていただきたいと思うんですね。  それで、私は、被災地の事業者だけではなくて、全国のコロナで苦境にある事業者にも、今まで培ってきた震災支援機構あるいは産業復興機構のノウハウを生かして、債権買取りや出資といったようなことも考えていっていいのではないかと思って...全文を見る
○階委員 それで、今回の法案の中で、ひょっとしたら、今読み上げた四ページ目の「ノウハウを関係行政機関等と共有し、活用する機能を追加する。」ということが条文であるのかなというふうに見ておったんですが、これに関係しそうな条文というのは、附則の第三条に、東日本大震災からの復興に関する知...全文を見る
○階委員 ぜひ、復興に関する知見を、今回のコロナの問題について、被災地域以外、全国にも活用していただきますようお願いします。  さて、次のテーマですけれども、復興事業で整備した土地の利用の促進ということが大変重要になってきていると思います。  去年九月段階で、被災三県の造成完...全文を見る
○階委員 るる御説明いただきましたけれども、私が伺っているのはマッチングの実施の状況がどうなっているのかと。  報道によれば、陸前高田市の例ですけれども、平成三十年度からマッチング制度を導入したけれども、ことしの一月時点で契約成立は八件だったというのがあります。去年の十一月にマ...全文を見る
○階委員 この数字がないというのは非常に私は問題だと思っていまして、ただマッチングをやるやると言っても、インセンティブがなければ売り主も買い主も動かないわけでして、そこで御提案しますけれども、売り主側、もとの所有者には、売ったときの売却益に対する課税を減免してあげるとか、あるいは...全文を見る
○階委員 もう一つ重要な問題、これは、三月十日にお尋ねした件ですけれども、被災地からの人口流出に歯どめをかけるための定住、移住促進策、検討してほしいと、私は三つほど提案しました。  その関係で、復興庁としてどんな取組を今しているのか、お答えいただけますか。
○階委員 余り具体策がないのですが、時間が参りましたので、最後に一言だけ。  新しい東北をつくるというのが復興基本方針の大きな目標だと思います。そのために、町に人が戻ることを目指すのみならず、先進技術の導入や地域資源の活用等により産業、生業や教育、研究を振興し、交流人口、関係人...全文を見る
05月22日第201回国会 衆議院 法務委員会 第10号
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○階委員 おはようございます。立国社の階猛です。  まず、法務大臣にお尋ねしますが、けさの持ち回り閣議で、黒川検事長、マージャン賭博を認めたということで辞職の願い出がある、これを了承する持ち回り閣議が行われているようなんですが、大臣はそれに署名をしたんでしょうか。
○階委員 まだということなんですが、閣議請議を行ったのは法務大臣からということでよろしいですか。
○階委員 後任はすぐ見つかる予定ですか。
○階委員 速やかにと言いましたけれども、大臣は、答弁でかねがね、黒川氏の勤務延長の理由について、黒川氏が退職すれば当該業務の継続的遂行に重大な障害が生ずるということで、人事院規則の条文を引用して、黒川氏の勤務延長は正当だということを強調していらしたじゃないですか。やめてすぐ後任が...全文を見る
○階委員 当時の判断を今聞いていません。黒川氏がやめたら検察庁の業務の継続的遂行に重大な障害が生ずるからということだったじゃないですか。黒川氏がやめても後任がすぐ見つかるんだったら定年延長を認める必要はなかったんじゃないですか。そこを答えてください、端的に。
○階委員 理由がないんですけれども。なぜですか。私の質問に答えてください。大臣が言っていた理由が当てはまらないじゃないですか、すぐ後任が見つかるんだったら。そのことについて説明してください。
○階委員 つまり、黒川氏を勤務延長したことによってかえってこのような事態が生じて、業務の継続に重大な支障が生じているということを言っているわけですね。ということは、当初、勤務延長した判断、大臣、誤っていませんか。誤ったということになりませんか。当時のですよ、当時の判断が誤ったとい...全文を見る
○階委員 仮定の話をしますけれども、黒川氏がこのような習癖を持っているということを知っていれば、当然、勤務延長はされなかったということだと思いますが、それはお認めになりますよね。
○階委員 大臣、結果として、業務の遂行に重大な支障が生じているわけですよ。その結果に対する責任は重いと思いますよ。  まず、大臣の責任を問う前に、黒川氏の責任についてお尋ねします。  今回の処分なんですが、訓告処分ということで、懲戒処分にも当たらない、黒川氏には退職金や給与、...全文を見る
○階委員 給料とか賞与についてはどうなっているのか、もしあれでしたら、事務方、刑事局長、おわかりになりますか。じゃ、いいです。じゃ、後でそれは事務的に聞きます。  それで、さっき言ったように、黒川氏がもし勤務延長前からこういった行為を繰り返していたら、これは、そもそも勤務延長す...全文を見る
○階委員 常習性があるかないか、この部分について、刑事局長、どのように認定したのか、教えてください。
○階委員 この常習性があるかないかというのは、先ほど私が言ったとおり、そもそも、客観的に見て勤務延長が妥当だったのかどうかということにもかかわりますし、処分の重さにもかかわってくるんですね。  二ページ目に、人事院が作成した資料ですけれども、人事院から「懲戒処分の指針について」...全文を見る
○階委員 きょうの資料の一ページ目の最後に書いてあるとおり、記事に出ている記者に接触していないとあるわけですよ。接触していない記者から、さっき私が言ったような供述が出ているわけですね。これは、裏づけ調査をした上でじゃないと、常習性が直ちにないなんて言えないじゃないですか。再調査し...全文を見る
○階委員 産経新聞によると、一カ月に数回のペースとか、緊急事態宣言が出された後も五回程度行われていますとか、微妙に朝日の社員とも供述が異なっております。こうしたことと今の黒川氏の供述との食い違いとかをしっかり精査する必要がある。その再調査結果を踏まえた上で処分を行うべきである。た...全文を見る
○階委員 ですから、黒川氏の供述だけではなくて、当事者である朝日とか産経の人たちとも、ちゃんと話を聞いて、その上で事実を認定して、処分を見直すべきではないかと言っているわけですよ。黒川氏の言い分だけで決めていいんですか。そんなの法務省としてあり得ないですよ。客観的証拠に基づいて法...全文を見る
○階委員 再調査はあくまでしないという考えなんですか。おかしいですよ、これは。国民は納得しませんよ。再調査をきちっとやるということを約束してください。
○階委員 もう一度聞きます。  そういう姿勢であると、我々も、この間の大臣のさまざまな答弁、全て、勤務延長を正当化することを繰り返してきたわけですが、それが根底から覆るような事態になっているわけですよ。ですから、その事実の真相をしっかり再調査して、黒川氏の責任をしっかり追及する...全文を見る
○階委員 信頼回復のためにという言葉は何度も聞きましたけれども、みずからも信頼を損なうような虚偽の発言を国会でし、そして今回、信頼を損なった黒川氏について、再調査もせず、こんな中途半端な調査結果をもとに、大変、極めて軽い処分でお茶を濁そうとをしている。信頼回復は大臣ではできない。...全文を見る
05月26日第201回国会 衆議院 法務委員会 第11号
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○階委員 立国社の階猛です。  最初に、ちょっと事実関係。  きのうの総理の記者会見での発言と食い違うところがありました。総理は、黒川氏に対して退職手当の減額がなされるということをおっしゃっていたと思うんですが、先ほどの事務方の答弁では、減額はされないということでした。どっち...全文を見る
○階委員 一般論で結構ですが、自己都合の場合は、非違行為で退職しない、通常の退職の場合と違ってどれぐらい退職金は減額されるんでしょうか。
○階委員 先ほど五千九百万円という数字が出ましたけれども、これは減額された後の数字ということでよろしいのか、それともここから減額するのか、どちらなんでしょうか。
○階委員 いずれにしても六千万円ぐらいの退職金はもらえるということが、果たして国民の理解を得られるかという問題があるわけです。  そこで本題に入りますが、検察の信頼回復のために引き続き業務に当たってほしいと総理から言われたので、進退伺を出したけれども、引き続きその任にとどまるこ...全文を見る
○階委員 もう一度聞きますね。  信頼回復に努めるということで大臣の地位にいらっしゃるわけでしょう。その信頼回復を果たしていくためには、どうして信頼が失われたのか、その原因を把握していなければ信頼回復の手段なんか考えられないし、まず原因の把握があってしかるべきじゃないですか。こ...全文を見る
○階委員 今、黒川氏の行為を取り上げられましたけれども、私はそれだけではないと思いますよ。  今回、首相が廃案も検討するとした検察庁法改正案の問題はおいておくとしても、私は、森法務大臣のもとで検察の信頼が損なわれた原因が三つあると考えています。  まず第一に、解釈変更という名...全文を見る
○階委員 この点だけでも十分時間をとりたいところなのですが、後の質疑者にも譲り、第二の問題を申し上げたいと思います。  第二として、黒川氏の勤務延長の閣議決定は、いわば余人をもってかえがたいという理由で、現行憲法のもとで初めて行われました。それだけ高い評価を受けた黒川氏であった...全文を見る
○階委員 本当に問題ないんですか。  廉潔性に対する信頼が失われたのではないか、このことについて大臣の見解はどうですか。
○階委員 端的に答えてください。  これは重要な問題ですよ。検察官は、国民のことを訴追するわけですよね、刑事責任を追及するわけですよね。だとすれば、みずから清廉潔白でなくてはいけない。ところが、清廉潔白どころか、犯罪行為にも当たるかけマージャンを何度も繰り返しつつ、そして、その...全文を見る
○階委員 いや、だから、触れられていないんですよ、どこにも。なぜ触れられていないのかという理由を聞いているんですよ。触れられていないのであれば再調査をすべきではないかということを言っているわけですよ。このままだと、到底この調査は不十分ですし、こうしたずさんな調査をもとにした処分も...全文を見る
○階委員 それこそ国民の常識に反しますね。詐欺まがいのことをして検事長に居座って、そして検察への信頼を傷つけている。それを不問に付していいというふうに大臣はお考えになるんですね。とんでもないと思いますよ。  そして第三に、黒川氏の犯した行為の責任は、大臣も極めて重大だという認識...全文を見る
○階委員 今の退職手当法に関する説明がありまして、私もきょうの資料でつけておりますが、十一ページにありますけれども、十三条の二項というところに、退職をした者に差止めができる要件が書いてあります。「その者に犯罪があると思料するに至つたときであつて、その者に対し一般の退職手当等の額を...全文を見る
○階委員 十ページに、常習賭博罪の常習性を認定する際の参考となる判例が挙げられていますけれども、下線を引いていますが、判例は常習者説を採用し、賭博常習者とは、賭博を反復累行する習癖ある者をいい、主観的な習癖の成立を要するということであります。  主観的な習癖、私は、黒川氏にはあ...全文を見る
○階委員 全くもって、検察の信頼回復に努めるつもりがないということがはっきりしてきました。大臣、本当にその任にとどまる意味があるんでしょうか。そもそも、御自身も、検察の信頼を損なうような虚偽の発言を国会でしてきましたよね。その上更に、今回の黒川氏の件についても、信頼回復のためにな...全文を見る
○階委員 ということは、法令上の根拠はないということですね。  任命権者である内閣は、この調査あるいは処分には当然かかわっているんだと思いますけれども、大臣は、その内閣の指示により検事総長に対して調査を行わせるのではなくて、自分で調査を行ったということなんでしょうか。
○階委員 訓告を含む監督上の措置を行う場合の要件、四ページの第一条にありますけれども、まず一つ目は、「国家公務員法第八十二条第一項各号のいずれかに該当する場合」というのがあります。  法務大臣、八十二条は懲戒に当たる場合を定めたものなんですが、懲戒事由を定めたこの各号のいずれか...全文を見る
○階委員 ということは、懲戒事由もあるということですから、内閣の任命権者の判断で懲戒処分にすることもできたわけですね。でも、そちらをとらなかった。それはなぜかというと、二つ目の要件です。「服務の厳正を保持し、又は当該職員の職務の履行に関して改善向上を図るため必要があると認められる...全文を見る
○階委員 確かに、「服務の厳正を保持し、」ということもかかっていますね。服務の厳正を保持するということは、退職しないでそのままその任にあり続けることを前提にしていますよね。なぜ辞職を認めたのですか。お答えください。
○階委員 服務の厳正を保持するという観点で訓告にしたのならば、なぜ辞職を認めたのでしょうか。
○階委員 はい。  全く意味がわかりません。服務の厳正を保持するのであれば、その任にとどめて、必要あれば、法務大臣の権限で、検察官の適格審査会に今回の件について審査をお願いすべきだったと思います。  また、最後に申し上げますけれども、人事院に調べてもらったところ、過去には、法...全文を見る
○階委員 国民の検察への信頼回復は全くこれではおぼつかないということを申し上げまして、質問を終わります。  以上です。
05月28日第201回国会 衆議院 憲法審査会 第1号
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○階委員 発言の機会をいただき、ありがとうございました。  立国社共同会派の階猛です。  先ほど中谷先生から、私が過去に国民投票法の改正案を出したときの経緯などについてもお話がありました。昨年までは、隣の玉木代表のもとで、国民民主党の憲法調査会長として国民民主党案の立案にかか...全文を見る
06月09日第201回国会 衆議院 財務金融委員会 第18号
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○階委員 立国社の階猛です。  財務大臣、先ほど櫻井さんが最後に言っていた民度に関するやりとりですね、私、大臣の片言隻句を取り上げるつもりは全くなくて、さっきの説明を聞いていて、大臣の言わんとすることはよくわかりました。ただ、言葉の選択がよくなかったんじゃないかなと思うんですね...全文を見る
○階委員 じゃ、今後は、民度という言葉は使わないようにお願いします。  それで、きょう質問なんですが、直接法案とはかかわらないことなんですが、麻生大臣が総理のときに始められた高速道路の千円という、あれはリーマン・ショックを受けての経済対策ということでやられたと思うんです。今まさ...全文を見る
○階委員 きょうお配りしている資料、一ページ、二ページ目、これは国交省からきのういただいた資料なんですよ。きのうレクに来たときに、このコストと、それから効果というのを聞いたんですね。そのときは、コストということはお聞きしましたよ、千五百億。効果についてなかなか言わないんですよ。 ...全文を見る
○階委員 もう一回聞きますよ。ここでうそを言ったら、とめますからね。  経済効果は試算していないんですか。国交省、明確にお答えください。  とめてください。
○階委員 民間の試算と言いますけれども、今の数字は、「今後の高速道路のあり方 中間とりまとめ」の添付資料として出されているわけですよ。だから、国交省が公式に発表しているものじゃないですか、試算したのは民間かもしれないですけれども。だから、国交省がお墨つきを出している数字でいいです...全文を見る
○階委員 そういう公式なものなんです。  ここから大臣にお聞きしたいんですけれども、要は、千五百億のコストで、間接効果を含めると八千億という経済効果ですよ。すばらしい効果ですよね。それで、かつ、仮に我々の政権のときにやった地方の無償化も含めると、更にコストは千二百億ぐらい上乗せ...全文を見る
○階委員 これは、今、副総理ですけれども、総理のときにやられていますから、ぜひやってください。  確かにフェリーは二割ぐらい落ち込んだという、この数字も全部出ているんですよ。きのうはそういう資料を出さなくて、私、調べてやっとわかりましたよ。ちなみに、鉄道の方はほとんど変化はなか...全文を見る
○階委員 前の質疑者の中でたくさん時間が使われてしまったのですが、それで、済みませんけれども、ちょっと私の質疑とは関係ないと思いますので、もうちょっとだけさせてください。  今の数字を聞きますと、要するに、中小企業向けには行っていないんですよね、大企業が中心になっていますでしょ...全文を見る
○階委員 そういったところに注力をしてもらうということで、今まで余り効果がなかった従来の特別オペについてはやらなくてもいいんじゃないかと思うんですが、最後にこの点をお願いします。
○階委員 これで終わりますけれども、はっきり言って、最初の前提の前提というところであれだけ時間をかけられちゃうと困るんですね、通告しているのに。数字も出し渋るし。こういうことは、委員長、ぜひ役所に対して指導してください。でないと質問時間が有効に使えませんので、ぜひ、委員長、よろし...全文を見る
11月13日第203回国会 衆議院 法務委員会 第2号
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○階委員 立憲民主党の階猛です。  本日は、大臣所信に関する質疑を行いたいと思います。  まず、大臣所信の中で、大臣が述べられたこととして次のようなことがありました。これまでの二度の法務大臣在任時から、法の支配の貫徹された社会、中略しますけれども、そういった社会の実現を目指し...全文を見る
○階委員 ありがとうございます。  私どもも、新しい立憲民主党ということで、この立憲という言葉、これはまさに法の支配と直結すると思っていまして、最高法規である憲法のルール、また、その下位規範である法規範をしっかり守って権力を行使しなくてはいけないということが我々も目指すところで...全文を見る
○階委員 解釈の変更が許されるかどうかということを問題にしているのではなくて、まさに適正手続を法の支配のもとでは求められるわけですけれども、この適正手続ということが今回の解釈変更では全く行われていなかったのではないかという問題意識なんですね。  手元に、今行われている法務・検察...全文を見る
○階委員 真摯に受けとめるべきというのは、やはり今回の解釈変更には、特に手続の面においては問題があったということは大臣もお認めになるということでよろしいですか。
○階委員 特に、適正手続に反しているんじゃないかということで、上川大臣に対してぜひお伺いしたいのが公文書の扱いですね。  これは一ページ目につけておりますけれども、前回、上川法務大臣が就任されていたときに法務省が公文書管理のプロジェクトチームを省内に設置したと。私、この後、この...全文を見る
○階委員 この件については、私どもの党内の法務部会でも議論になっていまして、いつも法務省の担当者は、法務省の規則に照らして、口頭で決裁するとかあるいは日付がないということは問題にならないというようなことを言っていて、私は当然、こういう、国会で示した解釈を変更するような手続で用いら...全文を見る
○階委員 同じ方向で考えているという趣旨だと思うんですが、ぜひこれは早急にやっていただきたい。これは、検察の信頼を回復していく、法務省の信頼を回復するという意味でも、早急に着手していただきたいと思います。  大臣の決意をもう一度伺います。
○階委員 ありがとうございます。  そして、もう一つ、前国会からの積み残している問題について、大臣の所信に絡めてお伺いしたいと思います。  大臣の所信の中で、「国民生活の安全、安心の実現をその使命とする法務行政は、国民の皆様からの信頼なくしては成り立ち得ません。」というくだり...全文を見る
○階委員 もう一つ、信頼失墜につながっているのが、こうした黒川氏のような人物を、余人をもってかえがたいとして、法解釈を変更してまで勤務延長する人事を法務省が閣議に当時諮っていたわけですね。このことも法務行政への国民の信頼を大きく損なったのではないかと思いますけれども、この点につい...全文を見る
○階委員 この人事が国民の信頼を失ったのは二つ大きな理由があると思っていまして、一つは、要は、見る目がなかった、それほど前例のない勤務延長をするんだからよっぽど立派な人を選ぶのかと思いきや、さっき一点目で申し上げたような、緊急事態宣言下でマスコミの人たちとマージャンをするような人...全文を見る
○階委員 まず一つ明らかになったのは、余人をもってかえがたいというポストは、これまで黒川氏の東京高検検事長以外に事例はなく、かつ、黒川氏の後、別に、そのポストについた人がずっとその地位にとどまっているわけでもないということで、結局、検察官の勤務延長というのは必要ないんじゃないかと...全文を見る
○階委員 処分が重いか軽いか、これは議論があるのはわかります。ただ、ここもまさに法の支配のもとに要請される適正手続ですね。どのようにしてこの処分が決まったのか、ここが不透明だという問題もあったわけです。  これは資料の二ページ目につけておりますけれども、「黒川氏処分 深まる疑念...全文を見る
○階委員 いや、今の処分が決まるまでの過程は、法務大臣だけじゃなくて総理もお答えになっていますから。これはだから、別に秘匿すべきものでもないし、どのような経緯でこの処分が決まったのか、法務大臣の答弁も変わっていますから、二転していますから、ぜひ、これは整理していただいて国会に出し...全文を見る
○階委員 公文書管理法の制定にかかわった大臣にお尋ねします。  公文書管理法第四条には、先ほども言いました、行政機関の職員は、当該行政機関における経緯も含めた意思決定に至る過程並びに当該行政機関の事務及び事業の実績を合理的に跡づけ又は検証することができるよう、処理に係る事案が軽...全文を見る
○階委員 もう一度、お尋ねします。  検察庁法改正案のときと同じように、今回も経緯の文書をつくっていただきたい。公文書管理法に基づいて、それは当然やるべきだと思っています。その必要は私はあると思っているんですが、大臣は必要ないとお考えなんでしょうか。
○階委員 将来に向けての展望もいいんですけれども、この件について文書をつくるお考えはないんですか。経緯文書をつくるお考えはないんですか。
○階委員 では、なるべく早いタイミングで、今の件についてどのようにされるのかということを委員会に提出していただきたいと思いますので、委員長、よろしくお取り計らいください。
○階委員 御意見というか、今のやりとりを踏まえて、大臣の方で検討されるということをおっしゃいましたから、検討した結果を委員会に提出してほしいということを委員長に御提案申し上げます。よろしくお取り計らいください。
○階委員 それと、やはり公文書に絡む話ですけれども、黒川氏については別途、刑事手続も進んでおりました。結果的には不起訴処分になって、その理由について検察当局が報道陣に説明したやに報じられています。ただ、その会見記録というのは公表されていません。その理由はなぜなのか。  今回のケ...全文を見る
○階委員 まさに今、検察への信頼を回復するということが重要なテーマになっているわけでして、私たちとしては建設的な提案をしているつもりなんですね。むしろ、もう実際に行ったことなわけだから、それを包み隠さず国民に公表することで適正な処分だったということを示せるわけでして、それをやらな...全文を見る
○階委員 大臣は見守るということなので、私から一つ提案させていただきたいと思います。  きょうの質問で明らかにしたように、今回の定年延長の解釈変更は手続的に非常に問題があった。かつ、解釈変更をした結果、実際の運用がどうだったかというと、本来選ぶべきではない人を結果的に選んでしま...全文を見る
○階委員 刷新会議の議論を尊重されているというのはすばらしい大臣の姿勢で、きょうの答弁でも感じました。ただ、更にそれを一歩進めて、私は、やはり信頼回復の一番の方策は、解釈変更を撤回するということと、検察庁法の改正案、これは白紙に戻して新しい案を考えるということだと思っております。...全文を見る
○階委員 もうちょっと踏み込んでお話をしたいんですが、公共の福祉による制約という場合に、表現の自由のような精神的自由については、いわゆる内在的制約ということで、他者の人権との衝突が生じる場合には公共の福祉による制約が許されるということなんだと思います。他方、経済的な自由ですね、営...全文を見る
○階委員 厚労省の参考人、いらしていますかね。そちらの方ですね。  お伺いしますけれども、今申し上げました、COCOAの利用が余り進んでいないという背景には、こうした誹謗中傷を恐れてということもあるのではないか。あるいは、検査の受け控えというのも誹謗中傷を恐れてのことがあるので...全文を見る
○階委員 誹謗中傷は、そういう意味でもあってはならないと思うのですが、もう一問、厚労省にお伺いします。  きょうお渡ししている資料の三ページ目に、いわゆるCOCOAのQアンドAというのをつけていますけれども、例えば問八ですね、「アプリでは、どのような通知がきますか。」と。「新型...全文を見る
○階委員 いや、ちょっとそれだと不完全だと思っていまして、例えば陽性を確認したら、本人の同意を得なくても、何らか第三者の操作によってその情報が行き渡るようにするとか、そうしたことも考えていいんじゃないかなというふうに思います。  ちょっと時間になりましたので終わりますけれども、...全文を見る
11月18日第203回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号
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○階委員 立憲民主党の階猛です。  通告しております質問事項ですが、冒頭の質問は、今、海江田先生から御指摘があったところなので割愛させていただいて、二つ目から行きたいと思います。  私がお配りしている資料一ページ目をごらんになってください。これは菅総理が官房長官時代の記者会見...全文を見る
○階委員 政府としては、多いという認識を必ずしも持っていないというふうに理解しました。  その上でですけれども、今大臣おっしゃられたとおり、地方銀行の経営環境が厳しくなっているのは事実です。  ただ、その主な要因は、安倍政権が地方創生に失敗し、地方から東京圏への人口流出が加速...全文を見る
○階委員 確かに、構造的な人口減少とか高齢化、あるいは地方では経済が衰退しているということもあると思うんですが、そういった中で、更に追い打ちをかけるように低金利を進めてきたということが、やはり今の金融機関の苦境を招いているのではないかと思っています。  他方、次の質問ですけれど...全文を見る
○階委員 私もそのとおりだと思います。  ただ、具体的に、本当に地域経済の再生とか地域の中小企業の再生につながっていく政策がとられているのかどうか、これはしっかり検証しなくちゃいけないということで、きょうの資料の二ページ目をごらんになってください。まさに今申し上げました資本性資...全文を見る
○階委員 もしおわかりになればなんですが、今おっしゃった協調融資九割、これによって民間金融機関からどれぐらいの額が融資として行われたのか、実行されたのか。これを把握されていればお答えいただきたいですし、把握されていなければ、その旨お答えください。
○階委員 ただし、これはそもそも協調融資が前提となってお金を出している、資本性劣後ローンを出しているということなので、今後は、そもそも資本性劣後ローンを出す前提となっている融資の計画、これも見ていただきながら、本当に協調融資、民間からの融資の呼び水になっているのかどうか、これはぜ...全文を見る
○階委員 そしてもう一つ、二ページ目の資料で、官民ファンドが二つほど挙がっております。  きょうは経産省にも来ていただいていますけれども、まず、中小企業経営力強化ファンド、ここは予算規模四百五十億円だったと思いますが、地域の核となる中規模な事業者に対して出資等を行うというファン...全文を見る
○階委員 そのファンドの立ち上げなり案件を組成するのがおくれているということの理由なんですけれども、やはり、地域の金融機関にしてみれば、そうしたファンドにみずからの金融債権を譲渡することなどによって損失をこうむるのではないかということで、なかなかこうしたファンドをつくることに前向...全文を見る
○階委員 私も、今申し上げました資本性資金供給のためのさまざまな方策について、今後の動向を注視していきたいと思っていますけれども、ただ、根本的な問題として、やはり、そうした融資先の企業に今度は出資を行っていくということになれば、金融機関としては、よりリスクを抱えるわけです。また、...全文を見る
○階委員 ありがとうございます。  そこで、この地域経済の再生に資する方策というのがポイントなんですが、これについて、具体的な意味を教えていただけますか。
○階委員 今、最後にお話しになった部分は、国が資本参加する以上は、その取り漏れがないようにちゃんとウオッチしていくという趣旨なんだと思うんですけれども、一方で、金融機関がちゅうちょなく取引先の支援のためにリスクをとった資本性資金の供給をしたり、一方では、過去に貸したものについて、...全文を見る
○階委員 ぜひ、地域経済を支えるために金融機関の力を最大限活用していく、そのためには金融機関を国が資本参加などによって支えていく、こういう好循環というか、そういうことをお願いしたいと思います。  日銀総裁にも質問をさせていただきます。  先ほど、海江田先生との議論を聞いており...全文を見る
○階委員 OHRとか経費の削減については明確な数値基準を設ける一方、まさに地域金融強化につながる地域経済の持続的な発展に貢献する方針というのは、具体的なこと、数値基準などは一切示されていないわけですよ。  この地域経済の持続的な発展に貢献する方針というのは、具体的に地域金融機関...全文を見る
○階委員 全然具体的じゃないんですが。  そうすると、定性的なもので、定量的な基準とか要件は設けないということでいいわけですか。
○階委員 質問に答えていただいていないんですが。  要するに、再編とかリストラにつながるような数値の基準はつくりつつ、肝心の地域金融強化につながる部分には何も具体的な基準が定められない。  結局、これは、大臣がそういうことはやらないとおっしゃった、金融機関だけを助けて地域経済...全文を見る
○階委員 結局、経営基盤の強化をしないと地域への貢献ができなくなるぐらい経営を悪化させた原因は、超低金利政策にあると思っています。これまでの金融政策が金融システムの安定化を犠牲にしたという面は否めないと思うんですが、あえてそこを正面から認めないで、金融政策の変更という形ではなくて...全文を見る
○階委員 あと二分だけ。済みません。  展望レポートについて、三カ月に一回出されたものを時系列で見ていきますと、黒田総裁が就任した四月の段階では、見通しとして、約二年後には一・九のインフレ率だということで、物価安定目標に接近するような見通しでした。こういう展望、予想は右肩上がり...全文を見る
○階委員 これで終わりますが、今まで同じせりふを八年ぐらい聞いてきた気がします。そろそろ諦めた方がいいのではないかと思います。  以上です。
11月24日第203回国会 衆議院 財務金融委員会 第3号
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○階委員 立憲民主党の階猛です。  引き続きまして、今回の予備的調査についてお尋ねしたいと思います。  内閣法制局長官にもお越しいただいていますので、早速お尋ねいたしたいと思います。  今、海江田委員からの質問の中で、民事訴訟の係属中を理由に予備的調査への回答を控えた例はな...全文を見る
○階委員 私たちは、まさに国会の行政監視機能が害されたのではないかという観点から、赤木ファイルを見たいということでありますし、また、司法の独立を害するとか、司法に不当な影響を与えるという目的は全くないわけです。  その意味で、私たちは、この内閣法制局の見解に沿ったとしても、これ...全文を見る
○階委員 今大臣も、その前の法制局長官も言ったとおり、許されないとすれば、目的が同一である、そして不当な影響を及ぼす、この二点が満たされて初めて並行調査が許されないということになるわけですね。  ところが、目的が同一かどうか。私たちは、国会の行政監視機能が害されたのではないか、...全文を見る
○階委員 後段の方の答えは全く先ほどの繰り返しでありまして、私たちは、目的は違いますし、また、不当な影響も及ぼさないことから、提出を拒む理由には当たらないということを言っているわけです。  ただ、その前段の方でもっと重要なことをおっしゃっていました。森友事件の真相は明らかになっ...全文を見る
○階委員 最初、そのような枕言葉はなかったですね。全容が明らかになっていないと最初におっしゃったから、私はそう言ったんですよ。みずから認めたじゃないですか。
○階委員 整理します。  最初に、全容は明らかになっていないとおっしゃられましたよね。そのときに予備的調査の目的とは言っていません。最初に言ったことはそのとおりです。その後、後ろにいる方が出てきて、慌てて予備的調査の話に切りかえたんですよ。だから、そこを私は言っているんです。最...全文を見る
○階委員 委員長に申し上げます。  最初の答弁でおっしゃったことと違うことを今おっしゃっていますので、後で速記録を精査していただいて、大臣の答弁、間違っていると思いますので、そこを委員会の方でしっかり取り上げていただきたいと思います。
○階委員 私も、この真相解明はまだまだできていないと思いますよ。つい本音が出たんだろうと私は思いました。  そこで、目的が違うということを私たちは言っているわけです。国権の最高機関たる国会の国政調査権が踏みにじられたのではないか、そこを検証するという目的であって、訴訟とは全く目...全文を見る
○階委員 では、今回、拒み得るということで大臣は答弁されていると思うんですが、法制局長官、政府の方はさっき言ったような理由で、目的が同一であるとか裁判に不当な影響を与えるとかいうことで提出を拒んでいるこの赤木ファイル、仮に百歩譲って拒み得るとしても、財務省がみずから積極的に真相を...全文を見る
○階委員 一般論として、個別の事案を離れて、法制局長官にお尋ねします。  先ほど言った提出を拒み得るような場合、目的が同一であるとか、あるいは裁判に不当な影響を与えるといったような場合であったとしても、あくまで、拒み得るというのは拒むことができるという意味であって、任意で求めら...全文を見る
○階委員 これは財務大臣のリーダーシップが問われていると思うんですね。本当にこの真相を解明して、責任の所在を明らかにして、再発防止を図るのであれば、法制度上は拒み得る場合であったとしても、赤木ファイル、これは重要な資料ですよ。国権の最高機関たる国会に提出すべきだと思っております。...全文を見る
○階委員 そういう役人が書いた答弁書をただ読み上げるだけで本当にいいんですかね。どうぞ。
○階委員 大臣のリーダーシップを期待して申し上げました。  それで、組織風土を改革するために、去年の六月ですか、組織理念というものを財務省で定められましたね。大臣、それはお読みになっていますか。お読みになっていたらそういう結論にはならないと思うんですが、お読みになっているかどう...全文を見る
○階委員 では、その中の行動規範、三つありますけれども、覚えていますか。
○階委員 はい。これで終わります。  私から申し上げますと、一つは、公正と誠実です。遂行した職務についてしっかりと説明します。それから二つ目は、研さんと挑戦です。困難に直面しても粘り強く取り組みます。三つ目は、風通しと柔軟性。誤りはちゅうちょなく正し、よい意見を積極的に取り入れ...全文を見る
12月01日第203回国会 衆議院 東日本大震災復興特別委員会 第3号
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○階委員 立憲民主党の階猛です。  平沢大臣、よろしくお願いいたします。  また、前大臣の田中先生も筆頭として引き続きこの場にいらっしゃるということなので、きょうは、田中復興大臣時代に御答弁いただいたことなども踏まえまして、いろいろと御質問をさせていただきたいと思っております...全文を見る
○階委員 これまでも取り組んできたことを更に進めていくということなんですが、では、これまでの取組の成果を伺いますけれども、人口減少等の地域課題を解決する上で、移住者がどうなっているかとか復興支援員の定着率はどうなっているかということをお尋ねしたいと思います。
○階委員 移住者数については市町村ごとに把握しているということなんですが、被災自治体、そんなに数は多くないわけで、そういったところにヒアリングすればすぐわかる数字ですよね。  かつ、私、三月十日のこの委員会で、やはり前大臣も移住者数を答えられなかったんですよ、ちゃんと調べて答え...全文を見る
○階委員 これは、三月にも同じことをやって、答えられなくて、当然調べていると思ったんですよ。やる気が全く感じられないんですね。かつ、そのとき、三月十日には、まさに移住者をふやすということについてお尋ねしたところ、移住者をふやすための取組というのは一番重要なことだと前大臣はお答えに...全文を見る
○階委員 三月に質問していてこのありさまですからね。私は愕然としましたよ、正直言って。これは、大臣、しっかりお願いします。  それで、移住者をふやす上で、きょう資料をお配りしていますけれども、事業復興型雇用確保事業、これは制度要求になっていますけれども、これをぜひ活用すべきでは...全文を見る
○階委員 まさに事業復興型という中で、NPOも、移住者をふやしたりとかコミュニティーを活性化するためのいろいろな事業をしているわけですよ。そうしたNPOが雇用をふやした場合にも適用されるべきだと思うんですが、この点について、NPOには適用があると聞いていますけれども、間違いないで...全文を見る
○階委員 今、事業復興型雇用確保事業の話をしているんですよ、今の制度の話を。この中で、雇用する主体がNPOの場合であっても、この補助金は得られるのかどうかということを聞いています。これは、きのう、事前レクのときに確認しているところなんですけれども、改めて大臣に確認します。
○階委員 外。ちょっと待って。いや、やはり、大臣、まずいですよ、復興庁。これは、きのうメールで確認しているんですよ、一応、質問する前に。事業復興型雇用確保事業における事業主はNPO法人でも対象となるのかという問いに対して、お問合せの件につきましては、NPO法人であったとしても、雇...全文を見る
○階委員 なるんでしょう。だから、さっき大臣が答える前に後ろで言っていた人は何だったんですかね。  私は確認のために聞いたんですよ、きのうもらっている答弁。それでこうですからね。大臣、まずいですよ、復興庁、組織として。もうこの委員会も成り立たなくなりますよ。  大臣、本当にこ...全文を見る
○階委員 その上で、最初の話ですけれども、この事業復興型雇用確保事業、移住されている方に適用がなかったりとか、あるいはNPOの場合に本当に使えるのかどうか、何か今も中途半端な答えをされていて、あんな答えを国会でするようだと、NPOの皆さんにはこれは本当に使えるんだろうかという疑問...全文を見る
○階委員 十年の節目を迎えるに当たって、来年の四月からは、岩手の復興局は釜石に移り、宮城の復興局は石巻に移る。より被災地に近いところに行くわけですね。  大臣も所信でおっしゃっていました。残された課題について、被災者に寄り添い、地域の実情に応じて、きめ細かい対応をしていくという...全文を見る
○階委員 実は、陸前高田もそうですけれども、区画整理でかさ上げした土地についてはまだまだ活用が進んでいないんですね。マッチングということも今復興庁やられているようですけれども、きのうその実績をお聞きしましたところ、売りたい、貸したいという希望者の案件が、土地の筆数でいうと千百五十...全文を見る
○階委員 きょう御提案申し上げたこと、大臣のリーダーシップでなるべく早く前に進めていただきますようお願い申し上げまして、質問を終わります。  ありがとうございました。
12月02日第203回国会 衆議院 法務委員会 第3号
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○階委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表して、その趣旨を御説明申し上げます。  案文の朗読により趣旨の説明にかえさせていただきます。     生殖補助医療の提供等及びこれにより出生した子の親子関係に関する民法の特例に関する法律案に対する附帯決議(...全文を見る