柴山昌彦

しばやままさひこ

小選挙区(埼玉県第八区)選出
自由民主党
当選回数7回

柴山昌彦の2011年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月01日第177回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○柴山委員 自由民主党の柴山昌彦です。  ぜひ御答弁は簡潔にお願いをしたいと思います。  民主党の小沢元代表ですけれども、きのうの強制起訴の手続を受けて、総理は、けさ、我が党の石原議員が今後の対応を質問した際に、基本的な方針として、国会での説明を求めると述べられました。しかし...全文を見る
○柴山委員 問いに答えてくださっていないんですけれども、その手続はいつまでに終わるんでしょうか。
○柴山委員 一つの指標があります。折しも、小沢氏の秘書だった石川知裕議員の初公判が今度の二月七日に予定されています。その場で、冒頭陳述で検察側がこの陸山会事件についてどのような事実を主張するか。小沢氏のかかわりについても明らかにすると思いますが、それが、小沢元代表にどういった政治...全文を見る
○柴山委員 江田法務大臣を初め、いささかでも法律業務に通じておられる方は、この初公判で検察官の冒頭陳述が行われるということは、恐らく広く知られていることだと思います。  仮に冒頭陳述が行われた場合、今少し声がありましたけれども、それに近い時期に政治と金についての集中審議を行って...全文を見る
○柴山委員 話はかわります。  こちらのパネルをごらんください。  これは、平成十四年、小沢さんが当時代表を務めておられた自由党、今は民主党と合併していますけれども、自由党の政党交付金に係る報告書要旨の抜粋です。  申し上げるまでもなく、政党交付金は国民の払った税金によって...全文を見る
○柴山委員 次のパネルをごらんください。  こちらはそのときの領収証の写しです。この下の欄に藤井裕久との署名捺印が見えますが、これはあなたのものではないのですか。
○柴山委員 確認ですけれども、これは領収証と書いたのをあなたは全く見ないで署名捺印をしたということなんでしょうか。
○柴山委員 今、大変重要な御答弁をされました。  私はあえて、この藤井裕久の後に押捺されている、あなたの恐らくこれは銀行届け出印であろうかと思われますけれども、それをプライバシーの観点から塗りつぶしています。  これがもし、その印影が明らかになって、それがあなたの銀行届け出印...全文を見る
○柴山委員 次のパネルをごらんください。  しかも、あなたは、当時、自由党の幹事長であり、かつ、この収支報告書にもあるとおり、会計責任者だったはずです。そして、この隣にある収支報告書提出の際に添付される宣誓書、「この報告書は、政治資金規正法に従って作成したものであって、真実に相...全文を見る
○柴山委員 自分の書いた、あるいは捺印した書面が真実かどうか、収支報告書、しかも幹事長かつ会計責任者という立場にありながら、その署名をしたかどうかを忘れるような方が内閣官房副長官をやっておられる。これは私は許されないことだと思いますよ。  もう一回お答えください。
○柴山委員 くしくも、平成十六年ごろ、同じく小沢元代表の関連政治団体である改革フォーラム21の口座に、収支報告書に記載のない約十五億円の入金があったと昨年一月十七日の日本経済新聞で報じられています。  そして、その改革フォーラム21は、一昨年の衆議院解散日である七月二十一日に、...全文を見る
○柴山委員 繰り返しますが、あなたは当時、自由党の幹事長で会計責任者でありながら、その自由党が受け取っている政党交付金、これについての使い道、しかも自分が領収証に自筆で署名捺印されているものについて、使い道について一切知らない、そしてだれが知っているかもわからない、こういうふうに...全文を見る
○柴山委員 この収支報告書の表紙には、事務担当者としての八尋護さんとおっしゃる方の署名があります。残念ながら、もう亡くなられておられます。しかしながら、当時、同じ自由党の職員で、かつてあなたのところにいらっしゃった高橋さんですとかあるいは俊成さんですとか女性の事務をされていた方々...全文を見る
○柴山委員 それでは、現在、民主党経理部におられる俊成浩章氏、同じく民主党の衆議院第三控室の高橋豊和氏の参考人招致を求めます。
○柴山委員 再度確認をいたします。  この署名捺印は、あなたは、御自分のものなんですか。再度御答弁ください。
○柴山委員 これがこの官邸の実態でございます。  次の質問に移ります。  ごらんください。ここにある質問主意書、我が党の佐藤勉衆議院議員が昨年の四月二十七日に提出し、それに対する答弁書が、閣議決定の上、五月十一日に送付されてきたものです。  枝野長官、昨年の五月十一日当時、...全文を見る
○柴山委員 この質問主意書は、JRの労働組合に、日本革命的共産主義者同盟革命的マルクス主義派、すなわち革マル派が影響力を持っているかということについてのものでした。このように書かれています。  革マル派は、共産主義革命を起こすことを究極の目的としている極左暴力集団であり、これま...全文を見る
○柴山委員 次のパネルをごらんください。  李下に冠を正さずということを今おっしゃいましたけれども、今後はそれを、内閣官房長官、内閣の方針として内閣の各大臣に周知徹底されるおつもりはありますか。
○柴山委員 しかしながら、先ほどの答弁書には閣議決定の上署名がされたということを念のために申し上げておきたいと思います。  今の提示させていただいたパネルは、枝野長官が平成八年の、長官の二期目の総選挙の際、仮にYさんとしますけれども、JR東労組大宮支部の委員長と取り交わした覚書...全文を見る
○柴山委員 一般論として、慣例的にそのような協定書を結ぶというように今おっしゃいました。  しかしながら、この墨塗りをした方、今申し上げたようにYさんと申し上げますけれども、Yさんは、このころ、JR革マル派のリーダー的地位にあるLC会議のメンバーであり、職場から集めた革マル派の...全文を見る
○柴山委員 弁護士として適正手続についての講演をしたということなんですけれども、覚書が交わされた先ほどの平成八年以降の長官と両組合との関係を見ると、実に八回にわたって新年会等の講演会に御出席をされているということなんです。  さらに、昨年夏の参議院選挙で比例当選された田城郁議員...全文を見る
○柴山委員 今、述べたことは、昨年十月十二日に、同じく佐藤勉議員から出された質問主意書で、あなた方の政府が閣議決定の上、答弁書で書かれたことなんです。  菅総理、私は労働組合の健全な活動を否定するつもりは毛頭ありません。しかし、社会的にさまざまな問題が指摘される過激な活動を行う...全文を見る
○柴山委員 なお、夏の参議院選挙では、民主党の比例代表で当選された十六名のうち実に十名が労働組合、教職員組合系の候補者であります。こういった民主党の組合依存体質が、例えば今度提出されます税制改正法案で、一定以上の給与収入のある役員のみに負担を強化する給与所得控除の見直しですとか、...全文を見る
○柴山委員 それで納得されるんですか。  あなたはこの日の同じ委員会質問で、「民間の方だったら、十何億も贈与を受けていて、ああ知りませんでしたなんと言ったら、すぐ告発されて逮捕、起訴。まあ、少なくとも一年以上、二年か三年刑務所へ行くんですよ。総理大臣だけ特別扱いしていいわけはな...全文を見る
○柴山委員 自分が質問をした言葉に立場が変われば責任を持たない、これが今の与謝野大臣の体質であります。  大臣、これは私の提案ですけれども、国がこれだけの借金を抱えているときに、本人がわざわざ払うと言って申し出た額は納められるようにすることを考えるべきですし、コンピューターのシ...全文を見る
○柴山委員 ぜひ御検討ください。  また、与謝野大臣はこの質疑の中で、鳩山前総理の資金管理団体である友愛政経懇話会への偽装寄附問題を追及し、当時の菅財務大臣に、偽装寄附で「税の還付を受けた人がいるかどうか調べてください。別に名前は必要ないですよ。今は国税庁のコンピューターもよく...全文を見る
○柴山委員 私は失望いたしました。  与謝野大臣、鳩山前総理は秘書の刑事裁判が終われば国会に一件記録を提出すると明言しておきながら、いまだ約束を果たしておられません。私たちが要求した関係者の証人喚問もまだ実現していません。総理と連携して、この実現に向けて汗をかいてくださいますか...全文を見る
○柴山委員 失望いたしました。  前原大臣に、続いての質問、お伺いいたします。  前原大臣、私が今手元に持っているのは月刊誌中央公論の平成二十年七月号のコピーです。与謝野大臣と前原大臣の対談記事が載っています。この中で前原大臣は、その前年に実施された前々回の参議院選挙のマニフ...全文を見る
○柴山委員 さすが前原大臣、藤井官房副長官と違ってよく御記憶だったと思います。  そして、この参院選のマニフェストが基本的に一昨年の総選挙につながったわけですから、菅総理、これは選挙をやる前から、先ほど無知だ無知だというお話がありましたけれども、決して無知ではない。民主党がマニ...全文を見る
○柴山委員 いずれにせよこの事態は、小沢さんのみならず、民主党全体の責任であります。今の政権に正統性は全く認められないということを申し上げさせていただき、前原大臣に次の質問をさせていただきます。  前原大臣、先ほど前原大臣は、同僚の稲田議員に対して北朝鮮問題についてお話をされま...全文を見る
○柴山委員 くれぐれも、日本が突出して日米韓の結束を乱すようなことをすることは避けてくださいと前原大臣に重ねてお願いさせていただいて、私の質問を終わります。ありがとうございました。
02月10日第177回国会 衆議院 予算委員会 第10号
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○柴山委員 自由民主党の柴山昌彦です。  まず冒頭、枝野長官、今、平沢議員の質問にも触れられていましたけれども、革マル派との関係が政府の答弁書で指摘されたJR総連及びJR東労組からの献金について、今月一日、長官は、今後は、献金等の申し出について、李下に冠を正さずということでお断...全文を見る
○柴山委員 問題のある団体からの受領でございます。ぜひ返還を検討していただきたいと思います。  さて、今月一日、私は、民主党の小沢元代表がかつて代表を務めておられた自由党の政党交付金について質問をさせていただきました。平成十四年、税金によって賄われた政党交付金が十五億円超にわた...全文を見る
○柴山委員 あなたはこのときの私の質問に対して、七、八年前に今と同じことをお答えしていますとおっしゃいましたけれども、どのような機会に、どこでそうしたお話をされたんですか。
○柴山委員 そのとおりだと思います。平成十七年の二月二日、予算委員会で我が党の松岡利勝議員が、時の総務大臣に対してこの問題について質問をされました。しかし、御存じのとおり、松岡議員はその後、これよりはるかに少ない事務所費問題で命を落とされたんです。そのことの重みをぜひかみしめてい...全文を見る
○柴山委員 先日私が指摘させていただいたとおり、当時自由党の会計事務担当者であり、亡くなられた八尋護さん以外にも、同じく自由党の職員で、かつてあなたのところにいらっしゃった高橋豊和さんは、現在、民主党の衆議院第三控室におられます。また、同じく自由党にお勤めだった俊成浩章さんは、現...全文を見る
○柴山委員 今声がありましたが、知らないとおっしゃるんだから、しっかりと確認をするべきではないんですか。私があえてお名前を挙げて、しかも参考人招致まで求めているのに、余りにもずさんな対応ではないでしょうか。しっかりと調査をしてください。よろしいですか。  そしてまた、先日は参考...全文を見る
○柴山委員 今申し上げた改革フォーラム21は、実質的に民主党小沢代表の財布として巨額の資金を集めてきたんです。  また、このパネルをごらんください。  一昨年の衆議院解散日である七月二十一日に、この改革フォーラム21は、小沢氏が代表を務める民主党岩手県第四区総支部に表に出てい...全文を見る
○柴山委員 一般論として、政党や政治資金団体、すなわち、自民党であれば国民政治協会といった政党のお金の受け皿がありますけれども、それ以外の政治団体から同様の政治団体への寄附金の上限額は年間幾らでしょうか、鈴木副大臣。
○柴山委員 五千万円。この図でいえば、実に改革フォーラム21から最終的には陸山会まで三億七千万円もの金が移動したということになるわけですが、例えば、今の図のように、政党支部を間に挟むことによって、そうした政治資金規正法違反の罪は免れられるのでしょうか。
○柴山委員 ということは、副大臣、間に政党支部を挟むことによって、幾らでも、先ほど私が申し上げたような、政治団体間の献金の年間上限額を潜脱できる、そういう御答弁を今されたということでよろしいですか。
○柴山委員 政党からの寄附が民主政治の健全な発展につながる。それでは、例えば、この図に示したように、一日違いで政治団体から政治団体への寄附に介在をさせるということが本当に、今副大臣がおっしゃった民主政治の健全な発展を阻害するものではないと言い切れるんですか。
○柴山委員 鈴木副大臣、この質疑をインターネットやあるいはそのほかの中継等でごらんになっている国民の、恐らく一人も今の副大臣のお話に納得した方はいらっしゃらないと思いますよ。  片山総務大臣に伺います。片山総務大臣、今の説明で本当に正しい、それでよいというように総務大臣は思って...全文を見る
○柴山委員 総務大臣、私は、例えば一日違いで同じ額が明らかにトンネル献金されたような本例においてまでこのような規制の網の対象外となることについておかしいと思わないかということをお聞きしたんです。  それで、今、片山総務大臣は、ではそれは立法論として検討する余地があるというふうに...全文を見る
○柴山委員 藤井副長官、この小沢元代表の関連団体のこういったさまざまなマネーゲーム的な資金の移動、こうした金権体質の政治の片棒をあなたはずっと担いできたんじゃありませんか。  平成十四年につくられた、自由党からあなたに支出された合計十五億円超の領収書があります。この前も示しまし...全文を見る
○柴山委員 わかりました。  それでは、筆跡について問題としたいと思います。  次のパネルは、今の二枚の領収書の署名部分を拡大したものです。平成十四年の分。藤井の例えば点の部分ですとか、特徴が一致しているのがわかるはずです。それぞれ二枚の領収書の署名部分を拡大させていただきま...全文を見る
○柴山委員 はい、ありがとうございます。  それでは、これと先ほどの領収書の署名を重ね合わせるとどうなるのか。ごらんください。  まず、藤の字です。続きまして、井の字です。そして、個性のある裕の字です。そして、久。ここまで一致しているんです。  副長官、この領収書、平成十四...全文を見る
○柴山委員 金を受け取ったかどうかということとこの署名があなたのものかどうかということを、私は今あえて分けて質問させていただいているんです。御自分の書いた署名をあなたは本当に御記憶にない、そして、ここまで重ね合わせてもこれはあなたの署名ではないと言い張るんですか。
○柴山委員 これは全く納得できませんよ。領収書という書面に、あなたは明確に、それを見せられて、このように自筆で署名をしているんじゃありませんか。これは、映像で見た方が一体どのように感じるか。先日の私の質問以来、はっきり言ってたくさんの声が殺到していますよ。  もう一度お聞きしま...全文を見る
○柴山委員 藤井副長官がこの署名の御自分の字をごらんになって、これは自分の字だなということはお感じにならないですか。
○柴山委員 それでは、このそれぞれの署名についてぜひ筆跡鑑定を行ってください。委員長。
○柴山委員 前回の質疑でもお見せしましたけれども、平成十四年の収支報告書提出の際にもあなたは会計責任者であり、「この報告書は、政治資金規正法に従って作成したものであって、真実に相違ありません。」という宣誓書に署名捺印をしております。二月一日にお示ししたと思います。  あの筆跡、...全文を見る
○柴山委員 政治資金規正法第二十九条には、第十二条一項または第十七条一項の規定による報告書を提出する者、すなわち会計責任者ですけれども、これらにそれぞれ真実の記載がされているということを誓う旨の文書を添えなければいけないと定められていて、宣誓書の提出を義務づけています。  あな...全文を見る
○柴山委員 ちょっと意味がわからなかったんですけれども。
○柴山委員 この義務を果たしていない可能性があるということは、それでは、関係の省庁が……
○柴山委員 判断する可能性があるということでよろしいですか、片山総務大臣。
○柴山委員 ということは、もし今、この宣誓書について、藤井副長官、当時の自由党会計責任者が署名をしなかったということであれば、これは、署名をすることは、うっかり署名をするということはあり得ないわけですから、あるいは署名をしなかったことについて、うっかり署名をしなかったということは...全文を見る
○柴山委員 私は、あくまでも一般論として、そのような可能性があるのかということを質問させていただきました。  いずれにいたしましても、この問題についての先ほど来の御答弁は到底納得できるものではありません。この問題には大きなやみが隠されていて、先ほど鈴木副大臣の方からもお話があっ...全文を見る
02月21日第177回国会 衆議院 予算委員会 第15号
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○柴山委員 自由民主党の柴山昌彦です。  きょうは、政治と金の問題の集中質疑ということになっています。  菅総理にまず伺います。  集中質疑ということなんですけれども、超党派の議員で、予算委員会とは別に、政治倫理を扱う中継入りの委員会を開催して、そこに証人や参考人を呼べると...全文を見る
○柴山委員 ぜひ御検討いただきたいと思います。  続きまして、菅総理に伺います。  政治資金規正法違反で起訴されて、二月七日に初公判が開かれた石川知裕元民主党所属議員について、私は議員辞職を勧告せざるを得ないと考えますが、あなたはどうお考えですか。
○柴山委員 私は今、菅直人総理に、一議員として、この議員辞職勧告決議ということについてどのように考えるかということをお尋ねしたんです。  既に二月八日に、自民党、公明党、たちあがれ日本が衆議院にこの辞職勧告決議案について提出をしております。総理、総理は野党時代に、自分の所属をし...全文を見る
○柴山委員 議員として質問をするなということでしたけれども、先ほど来、民主党の代表としての質問は、民主党の所属議員からもさまざまな形で質問をされていたんです。そして私は、今第一審での田中元総理についてのことについて御発言になられましたけれども、今回も、確かに石川知裕さんは起訴段階...全文を見る
○柴山委員 再度繰り返します。  私は、この石川議員の辞職勧告決議ということについては、今申し上げたことも含めて、政治的道義的責任として、議員としての立場を返上するのがふさわしいのでないかということを確認させていただいているんですよ。そして、この問題は、次に質問させていただく小...全文を見る
○柴山委員 再度繰り返しますけれども、私は、石川議員の問題については、政治的道義的責任として、議員たる地位を返上する必要があるのでないかということを質問させていただいたものであって、何も、裁判とか証拠調べの内容について容喙しろということを申し上げているわけではないんです。  そ...全文を見る
○柴山委員 あくまでも党としての処分であるというふうにおっしゃいました。  しかし、考えてみてください。強制起訴が決まったのが昨年の十月四日ですよ。ここまで党としての処分が長引いて、そしてその間、もう御存じのとおり、党内抗争がさらに熾烈さをきわめて、そのことが政権与党としての本...全文を見る
○柴山委員 私は、本来、適切な期限を持ってしっかりと処分をするということを行わないがゆえに、こうしてさまざまな国政の混乱が生じているんではないかということを申し上げているんです。  別の角度から伺います。  今回、小沢氏に近い衆議院議員十六名が、十七日、会派離脱届を出したとの...全文を見る
○柴山委員 党の責任は一体何の責任だとおっしゃいますけれども、国民に対する責任ですよ、総理。  今、もし民主党が分裂をした場合、そして先ほど申し上げたように、三分の二の与党の多数派を維持することができなくなったとき、国民新党との連立関係、そして社民党との関係がどうなるのかという...全文を見る
○柴山委員 今、総理は仮定が多過ぎるとおっしゃいましたけれども、報道では決してそんな生易しい報道になってないんですよ。(発言する者あり)報道をもとに発言をするなということなんですが、もし、この十六名が予算関連法案に対して反対の意を申し述べ、そういうことがあった場合、一体政局はどう...全文を見る
○柴山委員 十日の会談です。
○柴山委員 法案の成立に心配なら賛成すればいいじゃないかって、あなたは全く我々自民党の主張を理解していませんよ。  私たちが今申し上げたのは、予算関連法案については余りにも内容がひどいではないか、そして、その予算関連法案の提出される内容がどうなるかということが、結局、今の普天間...全文を見る
○柴山委員 パネル一をもう一度ごらんください。  先ほど……
○柴山委員 先ほどというのは……
○柴山委員 これについては、議員の名前ですか。
○柴山委員 これは日経新聞です。
○柴山委員 これは十二月の一日です。
○柴山委員 二枚目の新聞は読売新聞です。
○柴山委員 質問を続けます。  今、片山総務大臣の方からは、政党あるいは政党の受け皿である政治資金団体以外の政治団体間の献金の年間上限額、これは五千万円という御指摘がありました。  では、こちらの図のように、政党支部を間に挟むことによって、そうした政治資金規正法違反の罪は免れ...全文を見る
○柴山委員 しかし、そんな言いわけは通用しませんよ。政党支部を間に挟んだということだけで本当にいいのか。二つの資金移動の間はわずか一日。動いたお金も、三億七千万、三億七千万で、全く同額。さらに、民主党岩手県第四区総支部の代表者も陸山会の代表者も、同じ小沢さんじゃないですか。  ...全文を見る
○柴山委員 菅総理、同じように、このような事例を放置しておいてもいいとお感じになりますか。
○柴山委員 全く答えになっていないと思います。そして、テレビをごらんになっていらっしゃる方も、同様に、今の御答弁には納得していないと思います。  この改革フォーラム21に巨額の税金を入れたのではないかという疑惑を先日来追及させていただいております。キーマンは藤井官房副長官です。...全文を見る
○柴山委員 この領収書のあなたの署名の一つを拡大したのがパネル四です。  一方、私たちの手元には、あなたがみずから署名をした書面があります。このパネル五をごらんください。平成十二年に衆議院議員の定数削減に関して交わされた合意書です。自民党、公明党に加え、自由党藤井裕久という署名...全文を見る
○柴山委員 そして、この三党合意の署名部分のみを拡大したのがパネルの六です。  これと先ほど問題となった領収書の署名を重ね合わせるとどうなるか。ずれないように透明セルを使ってきちんと重ね合わせます。まず藤の字、そして井の字、そして個性のある裕の字、久の字。どう見ても一致している...全文を見る
○柴山委員 総理、かねてからこの問題については疑惑とされていました。にもかかわらず、藤井副長官を任命されたわけですから、もし実際に御本人がこうした領収書を作成して多額の政党交付金を使途不明にしていた場合に、みずからの任命責任が問われるとお感じにはなりませんか。
○柴山委員 みずからの政党の一員になる前のことは不問に付してもよい、そのようにおっしゃるんですか。
○柴山委員 それでは、そのときのことは調べられないと言うんだから、藤井副長官、そして関係者はみんな今民主党にいらっしゃるんですよ。今から調査しようと思ったらできるはずなんです。調査をしていただけますか。
○柴山委員 今回の問題で非常に大きいのは、この十五億円というのが、まさに政党交付金の報告書に書いてあるとおり、すべて税金であるということなんですよ。  そして、藤井副長官、あなたは、私が先日、このように筆跡を照らし合わせて追及した際、私はその金をいただいておりませんから、それに...全文を見る
○柴山委員 お金をもらったかどうかということと署名をしたかどうかということを、二つを切り離して別々に、署名自体についてお尋ねしたんですよ。お金を直接は受け取っていないけれども、署名についてはもしかするとしたかもしれない、そういうことじゃないんですか。
○柴山委員 では、先ほど申し上げた、二つを分けてくれてありがとうございますというのは、どういう意味なんですか。
○柴山委員 受領しないということをはっきり申し上げたわけではありません。お金を受け取ったかどうかということと署名をしたかどうかということを分けて、署名について質問させていただいただけなんです。  まず、この署名について、あなたが署名をしたこと自体を否定されるんですか、それとも記...全文を見る
○柴山委員 今重要な御答弁をされました。記憶がないんじゃないんですというふうに今聞こえました。記憶がないのではなければ、事実はどうなんですか。お答えください。
○柴山委員 記憶がないのではないけれども認識がないというのは、一体どういうことなんですか。
○柴山委員 認識がないと、あなたは今明確におっしゃったんですよ。だけれども、記憶がないということではないとおっしゃったではありませんか。あなたは、要するに、この署名は自分がしたわけじゃないということをおっしゃりたいんですか。もう一回、明確に御答弁ください。
○柴山委員 ですから、認識がないというのは、あなたは今、記憶がないわけではないとおっしゃいました。ということは、私、つまりあなたが署名をしたのではないということをおっしゃったのですか、それとも、だれかに代筆させたのだということをおっしゃったのですか、それとも、第三者が不正にこの署...全文を見る
○柴山委員 自分の署名ではないということを今、藤井副長官はおっしゃいました。  その上で、代筆ということではないのかという質問についてはどうですか。
○柴山委員 第三者の代筆も私は認識がない、つまり、藤井副長官が権限を与えたことはないということです。あなたが書いた署名ではなく、そして、あなたがこの代筆の権限も与えないということは、要するに、第三者が不正に署名をしたとあなたは今発言をしたということなんです。  もし、いいですか...全文を見る
○柴山委員 もし、この領収書の藤井さんの署名が、今申し上げたとおり、あなたが代筆を許可していないにもかかわらず第三者によって不正になされたとすれば、それは刑法上いかなる罪に当たるんですか。江田法務大臣、いかがでしょうか。
○柴山委員 二つを重ね合わせて一致するかどうかという話だったのですけれども、藤井副長官、今こうやって改めてこの二つの署名をごらんになって、この領収書の字は自分の字に似ているなということをお思いにならないんですか。
○柴山委員 それでは、認識がないというふうにお答えだったんですけれども、それで本当に世の中通るというふうに思うんですか。藤井副長官、認識がないというだけで、本当にこうやって照合させて、それで通ると思っているんですか。
○柴山委員 藤井副長官、そうやってあくまでも事実についてしらを切るということで、国民の皆さんは納得できません。  江田大臣、この領収書は、一般論として尋ねますが、社会生活上重要な事実を証明する書面には当たらないんですか。
○柴山委員 では、一般論として、領収書ということについてお伺いします。
○柴山委員 社会生活上重要な事実の証明に関する書類について、もし第三者が不正に署名をして偽造したとなれば、これは文書偽造の罪になるんです。  そして、藤井副長官、片山総務大臣とこれは認識が一致しているかどうか、ぜひお伺いしたいんですけれども、一般論として、政党交付金の支出先を偽...全文を見る
○柴山委員 藤井副長官、平成十四年の収支報告書提出の際、藤井副長官は自由党の幹事長であるとともに会計責任者でしたね。
○柴山委員 とすると、副長官、鳩山前総理の偽装献金事件を思い出してください。友愛政経懇話会の事務担当者、勝場啓二氏が収支報告書の虚偽記載で処罰されましたけれども、会計責任者である芳賀大輔氏も重過失を理由に、先ほど片山総務大臣が御指摘をされましたけれども、同じく刑事処分を受けること...全文を見る
○柴山委員 さらに、このパネル七を見てください。  これは、平成十四年の自由党の収支報告書です。これには、この右にあるとおり、「この報告書は、政治資金規正法に従って作成したものであって、真実に相違ありません。」という宣誓書が添付されていて、会計責任者である藤井副長官の署名捺印が...全文を見る
○柴山委員 総務大臣に伺います。  一般論として、会計責任者が収支報告書に添付される宣誓書に署名をしなかった場合に、政治資金規正法に反することにはなりませんか。
○柴山委員 おっしゃるとおりだと思います。  藤井副長官は、先ほど、当時の会計責任者であることは認めておられるわけですから、もし第三者がこの署名をして、あなたがしていないということなら、今総務大臣がおっしゃったとおり、あなたはこの義務を果たしていないとみずからお認めになるという...全文を見る
○柴山委員 一般論としてお伺いしているんです。選管の判断を求めます。
○柴山委員 今、重要なことを片山総務大臣はお答えになったんですよ。  収支報告書には、領収書の保管ということ、あるいは、一定の金額以上のものについては添付が要求されているんです。その領収書について、第三者が不正に作成したものが有効なのかどうかということは、決して個別の事案でも何...全文を見る
○柴山委員 テレビをごらんになっておられる方が、一体どのようにお考えになるか。全く納得できませんよ。もう一回、しっかりと答えてください。
○柴山委員 初めからそのように御答弁をいただきたかったと思います。  先日来、私はこの件、特に、先ほど来、藤井副長官が再三、認識がない、あるいは、みずからは関与していないとおっしゃっている資金の流れについて、何度も、当時の自由党の職員で、現在、民主党に移られている方々への調査を...全文を見る
○柴山委員 おかしいですよ。私が固有名詞を挙げてまで藤井副長官に調査を依頼し、そして、当時の資金の流れを確認、調査してくださいと二度にわたってお願いをしたにもかかわらず、これは議会軽視ととられても仕方がないんじゃないんですか。こんなことで私は質問を続けられませんよ。  藤井副長...全文を見る
○柴山委員 再度、参考人として関係者をしっかりと呼んでいただきますようにお願いをしたいと思います。
○柴山委員 小沢元代表をめぐる疑惑は、こればかりではありません。次のパネル八をごらんください。  今質問させていただいた平成十四年の件の翌年、平成十五年九月二十六日に、自由党は民主党と合併して解散しました。ところが、その二日前に、民主党は、解散する自由党に対して三億円もの寄附を...全文を見る
○柴山委員 なぜ、むっとされたんですか。御説明ください。
○柴山委員 違うでしょう。「サンデープロジェクト」の、実際、そのときの出演のあなたの発言を私は持っています。  私は、当時、党の政調会長でした、党の役員会のメンバーでもありました、こんな重要な話は相談一つ受けていませんので、三億円からの大きな資金を勝手にどこかの判断で寄附をして...全文を見る
○柴山委員 では、枝野長官、今このようにしっかりと図をもって説明をさせていただきましたけれども、このように駆け込み処理をしたことは、自由党が小沢さんの関連団体に民主党からの持参金を流すために行われたものだ、そういうようにお感じにはなりませんか。
○柴山委員 違いますね。このときに、同じ番組で、あなたはこのようにおっしゃっているんです。  自由党の側に借金でもあってね、それを合併するに当たって清算しなきゃならないというなら話はわかりますが、自由党は十三億からの資金をお持ちなわけですから全く意味不明です、このように不快感を...全文を見る
○柴山委員 こうした事態を避けるためには、税金をもとにした政党助成金の余剰金について、国庫に返還するというルールを確立するという政党助成法の改正が必要だと考えています。自民党は既に、改正案を政治倫理の確立及び公職選挙法に関する特別委員会に提出していますが、総理、速やかに民主党とし...全文を見る
○柴山委員 最後です。こちらのパネル十です。  今問題となっている民主党小沢元代表の資金管理団体、陸山会が保有する不動産の一覧です。処分したものもありますが、一等地のいいところにこれだけ持っている。不動産屋じゃないんです。政治団体が政治資金で買っているんです。しかも、個人として...全文を見る
○柴山委員 大変納得ができない答弁が多々ありましたが、以上で私の質疑を終わります。ありがとうございました。
02月25日第177回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第1号
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○柴山分科員 自由民主党の柴山昌彦でございます。  ニュージーランドの震災被害者の救助状況が大変気がかりなんですけれども、今、日本では地域医療の連携の必要性が叫ばれる中で、これをどのように考えたらいいんでしょうか。  細川大臣にお伺いします。国策として、中規模以上の災害や感染...全文を見る
○柴山分科員 体制を整備しても、実際に一たび事が起きたときにきちんと機能しなければ、絵にかいたもちに終わってしまうわけですよ。  ですので、お伺いしたいのは、実際にそういった災害や感染症が発生した場合の訓練、これがどのような状況になっているのか、また課題がどのような形で認識をさ...全文を見る
○柴山分科員 阪神・淡路大震災というのは未明に起きたわけですよ。みんなが寝静まっているときに、あるいは火を多くの世帯が使っているときにどういうことが起きるかということは、きちんとシミュレーションをしていかないといけないと私は思うんです。ぜひ、御検討いただきたいと思います。  私...全文を見る
○柴山分科員 ぜひ、しっかりと今後とも検討を続けていただきたいと思います。  続きまして、看護職員の問題について伺います。  今私の手元にあるのが第七次の埼玉県看護職員需給見通しというペーパーなんです。平成二十三年でいいますと、病院や診療所など需要側の数ということで、常勤で換...全文を見る
○柴山分科員 今、厚労省の方から、看護職員のいわゆる供給をふやすための方策として、養成システムの充実、そして公費の投入ですとか、あるいは今おっしゃったような離職防止などの待遇の改善ということは、これはぜひ進めていただきたいと思います。  ただ、今、看護職員を養成しているのは、厚...全文を見る
○柴山分科員 ぜひ、役所の縦割りとならないように、今御説明いただいたように、連携をしっかりと厚生労働省ととって進めていっていただきたいと思います。  ただ、例えば養成所の充実一つとっても、実際にこれを実習する機関がしっかりと確保されていないと、絵にかいたもちというか、うまく養成...全文を見る
○柴山分科員 厚労省、文科省と聞いたんですけれども、先ほど申し上げたように、私の地元には防衛医大がございまして、防衛医大では、看護師養成課程について、平成二十六年度から四年制のカリキュラムがスタートするということで、これ自体、私は、コメディカルの充実という観点では望ましいというよ...全文を見る
○柴山分科員 あと、今、介護と医療の境目という問題が大変、療養病床の問題とか、いろいろあるんですけれども、ホームヘルパーなどの介護従事者が医療的行為をどこまでできるんだということがこの人手不足解消について大きなポイントとなってくるのかなというように私は思うんですけれども、これにつ...全文を見る
○柴山分科員 これもやはりしっかりとデータをもとにした検証をやらないと、現場が回っていかないということになりかねませんから、ぜひそこはしっかりとやっていただきたいと思います。  続いて、いろいろと問題が指摘されている特定健診、メタボ健診についてお伺いしたいと思います。  私は...全文を見る
○柴山分科員 特定健診は保険者が実施をするんですよね。それで、これまでの都道府県の基本健診の場合には、今大臣がおっしゃったように、がん検診と一緒にやらせるということもできるわけですけれども、今御指摘のように、それがうまくできない、レントゲンを撮らないということになると、そもそも、...全文を見る
○柴山分科員 時間がなくなってまいりましたので、次の質問に移ります。  一般用医薬品のインターネット等の販売の規制についてお伺いしたいと思います。  私は、改革は積極的に進めていくべきだという立場でありますけれども、それが要するに実際にどのような効果を生むかということは、きち...全文を見る
○柴山分科員 当然、これを促進すると利便性が増すということだと思うんですけれども、ただ、これを進めることによって、既存の薬局の経営に対する影響というものは、やはり少なからざるインパクトというものが私はあるんだと思うんですね。そうなると、薬局の廃業リスクによる、地域の薬剤がすぐ買え...全文を見る
○柴山分科員 とにかく、ぜひ現場の実態をきちんと踏まえた形で調整をしていただきたいなというように思っています。  続きまして、同じく規制・制度改革分科会の検討対象となりました調剤基本料の一元化についてお伺いしたいと思います。  この問題についての検討状況はどうなっているんでし...全文を見る
○柴山分科員 今、四十点と二十四点というお話があったんですけれども、では、四十点の薬局の全体における比率は何%なんですか。
○柴山分科員 要は、九九%を占める四十点の点数を、大規模な特定の医療機関の処方をばっとたくさんやっているようなところの二十四点に引き下げよう、そういうお話だと思うんですね。  とすると、さっきも薬局の経営というお話をしたんですけれども、薬局が今後は特定の医療機関のそういった処方...全文を見る
○柴山分科員 以上、終わらせていただきます。どうもありがとうございました。
03月30日第177回国会 衆議院 法務委員会 第4号
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○柴山委員 自由民主党の柴山昌彦です。  法案については後でお伺いします。  まず、きのうの報道によりますと、福島地検において、いわき支部が、逮捕、送検されていた容疑者を、東日本大震災の発生後、十数人釈放していたということであります。また、けさの報道ですと、十一日から十六日に...全文を見る
○柴山委員 これはどういう根拠で釈放されたんでしょうか。超法規的な措置なんでしょうか、それとも、先ほどちょっとお話があったような刑事施設法上の処分なんでしょうか。あるいは、刑訴法八十七条一項に定めてある、勾留の必要性がなくなったということなんでしょうか。
○柴山委員 ちょっと待ってください。六十条は、勾留取り消しについて書かれた八十七条一項と違って、勾留理由についてたしか書かれていたと思いますので、例えば住所不定ですとか逃亡のおそれですとか、あと罪証隠滅のおそれですとか、そういうようなことがたしか定められていたんじゃないかなと思う...全文を見る
○柴山委員 いかなる罪名の容疑者を何人釈放したんですか。
○柴山委員 昨日の報道によると、福島地検の小池隆次席検事は、市民に不安を与えたくないということで罪名や人数を明らかにされていなかったというように報じられております。しかし、これは、公益上の必要性がどの程度認められるのかですとか、あるいは治安上問題があるのかどうかということを検証す...全文を見る
○柴山委員 警察は、これらの釈放及び報道されなかったことをどのように考えておられるんでしょうか。
○柴山委員 これも報道なんですけれども、警察関係者は、中には、今大臣の方からお話があったように強制わいせつ事件の容疑者が含まれていたり、あるいは私が申し上げたように住所不定者も中にいるということで、治安上問題があるというような指摘がされているというやに伺っています。  誤解しな...全文を見る
○柴山委員 起訴後の被告人についてはどうだったんですか。
○柴山委員 ありがとうございます。  また、先ほどお話しになられているように、裁判員裁判の対象となっている方についても釈放された方はいないということですから、今後、やはり情報の開示のあり方についていろいろと検察庁への批判が強まっている御時世ですので、きちんと説明ができるような処...全文を見る
○柴山委員 若干の困難というお話はありましたけれども、ちょっと余り建前でおっしゃってほしくないなと思ったのは、例の中国人の船長を中国に帰した案件もあるわけですから、やはりこれは公益上の理由から、ある程度そういった今後の終局処分に差し支えがある場合でも、比較考量の上、やむを得ずそう...全文を見る
○柴山委員 それで、なぜこの指針は環境省の方から提出をされたんでしょうか。
○柴山委員 防災担当が松本大臣ですし、環境大臣が松本大臣ですから、そういうことで、中には若干、自動車リサイクル法ですとか産業廃棄物にかかわる部分もありますけれども、ちょっと違和感を感じたところでもあります。  では、この指針に従った形での処理をすれば、撤去にまつわる責任というも...全文を見る
○柴山委員 生じないのが一般であるという御答弁でありまして、そのとおりだと思います。これはあくまでもガイドラインでありまして、これに従えば絶対に法的な責任がなくなるというものでは恐らくないのであろうというように思います。  中身についてちょっとお伺いしたいと思うんですけれども、...全文を見る
○柴山委員 積極的なサポートですとか、今申し上げたように専門家の方がいらっしゃらなかった場合について一体どうするかということは、これは法的な効力がないというお話だったんですけれども、もうちょっと明確にしていただいた方がよいのではないかなというように私は思います。  次の質問なん...全文を見る
○柴山委員 例えば民法の七百二十条は、他人の物から生じた急迫の危難を避けるためにその物を損傷した場合には、緊急避難として違法性は解消できるというようにされていますし、先ほどもちょっと質問に出ていたようですけれども、土地の所有者が土地利用を妨げているものの所有者に対して、所有権に基...全文を見る
○柴山委員 また、この指針の自動車のところで、効用がある自動車で、所有者が返還を求めない場合、所有者がわからない場合、そういった場合の取り扱いについては「追って指針を示す。」ということになっているんですけれども、これはいつ結論が出るんでしょうか。
○柴山委員 ありがとうございます。  それと、自動車の場合、リース物件が結構あると思います。リース物件がこういった震災で滅失した場合の所有権ですとかあるいは危険の負担はどのように考えるんでしょうか。  一般法理からすれば、ユーザーに利用させる義務を負うリース業者がこういった危...全文を見る
○柴山委員 ユーザーは、車を失った上、リース料は引き続き負担をしなければいけない。震災に遭っている上、大変な苦労に見舞われることが予想されるわけですね。ましてや、この損害というのは通常の保険ではカバーされないですよね。地震に関する保険に入っているということはないでしょうし、まして...全文を見る
○柴山委員 結論からすると、直接的な倒壊のような場合には休業手当を従業員に対して支払わなくても大丈夫だけれども、そこまで至らないような場合はケース・バイ・ケースで、休業手当を支払うべき場合と、それすら免れる場合というものがあるというようなお話だったかと思います。  では、これら...全文を見る
○柴山委員 ただ、では計画停電によって損害が出た場合はどうなるのかですとか、あるいは風評被害によって生じた損害はどうなるのかですとか、さまざまな形で今言った雇用関係の損害というものは、無限とはいかないまでも、膨大に広がっていくことが予想されると思うんですね。やはりこの境目というも...全文を見る
○柴山委員 それともう一つ。今私が質問させていただいたのは、事業活動自体がストップしたりあるいは縮小したりした場合の国の助成というか保護について質問したんです。これとは違って、事業自体はやっています、ただ、計画停電で従業員が定時にその事業所に行けなかった、それによって例えば就労時...全文を見る
○柴山委員 ありがとうございました。  次の質問に移らせていただきます。  先ほど、部品の入手が困難になった場合の事業主の休業ということについて質問させていただいたんですけれども、これは対従業員だけではなくて、その製品を売る相手取引先への債務不履行責任という観点からも問題とな...全文を見る
○柴山委員 わかりました。不可抗力と言えるかどうかはケース・バイ・ケースということであろうかと思います。  逆に、買い主側、まさしく今御指摘のあったように、代金を期限までに支払えなかったですとか、あるいは手形が決済できないですとか、そういう場合はどうなるのか。金銭債務は不可抗力...全文を見る
○柴山委員 一見よさそうなんですけれども、ただ、それでは十分じゃないと思うんですね。  というのは、不渡り処分を免れるための措置を受けるためには事前にきちんと相談をしていなくちゃいけないということが言われております。また、これはあくまでも被災地の債務者が振り出した手形ですから、...全文を見る
○柴山委員 経産省の方では、こうした中小企業の、特に間接被害を受けた方々への支援ということは、どういう対策を考えておられるんでしょうか。
○柴山委員 金融庁、経産省と伺ってきましたけれども、法務省については、この債務不履行への対策ということをどのように考えておられるんでしょうか。
○柴山委員 法人に対するということを言われましたけれども、個人が債務者である場合もあると思うんですね。個人に対する債権者破産ということは引き続き申し立てられてしまうということで本当にいいのかということをお伺いしたいのと、あと、民事調停の申し立て手数料についても特例が出されるという...全文を見る
○柴山委員 ぜひ迅速な検討をお願いしたいと思います。  続きまして、時間がそろそろなくなってきたんですが、ちょっと行政上の関係についてもお伺いしたいと思います。  震災によって行政上の手続が妨げられたり、あるいは期間が十分でないというような事態が生じる場合があると思うんですね...全文を見る
○柴山委員 延長されるということを聞いて、それはそれでよいのかなというように思います。  ただ、免許証とかの場合ですと、震災によって流されてしまったり所在がわからなくなってしまうというようなことがそもそも起きてくるんだと思うんですね。そういった場合の運転免許証の不携帯ということ...全文を見る
○柴山委員 当たり前の措置だとは思いますけれども、その場合の再交付、これは義務づけられないんでしょうか。いつまでの特例なんでしょうか。
○柴山委員 よろしくお願いいたします。  もう本当に残り時間がわずかになったんですが、法案について短くお伺いしたいと思います。  こうした震災に伴って、さまざまな法律事件の増加が見込まれると思うんですけれども、そういうことへの対応ということもやはりこの司法インフラの充実に含め...全文を見る
○柴山委員 これは必ず来ますからね。必ず来ますし、来たときに対応しても絶対間に合いませんから、今のうちからしっかりと適切な準備をしてほしいと思います。  また、裁判所の定員ももちろん増加しなければいけないということになると思いますけれども、やはり法曹人口トータルのやり方について...全文を見る
○柴山委員 もちろん、震災復興第一で考えていただきたいと思いますけれども、こちらのインフラも、司法インフラもまた非常に重要で、急な検討を要する課題であるかと思いますので、ぜひ関係の皆様には御尽力を賜りたいと思います。  最後に一点だけ、通告をしておりませんが、お伺いしたいのは、...全文を見る
○柴山委員 質問を終わります。以上でございます。
04月20日第177回国会 衆議院 法務委員会青少年問題に関する特別委員会連合審査会 第1号
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○柴山委員 自由民主党の柴山昌彦です。  今回提出されている親権についての民法改正案についてですが、二〇〇〇年、平成十二年に、実は民主党が議員立法案をまとめています。そこでは、子供に対する懲戒について定めた民法八百二十二条は削除することになっていましたが、江田大臣は当時、党内で...全文を見る
○柴山委員 そして、今回は、表の大臣として法案を提出されたんですけれども、この法案では、先般から出ているとおり、条文が削除されておりませんけれども、なぜでしょうか。端的にお答えください。
○柴山委員 長い御答弁でしたけれども、短くまとめると、いやいや、自分はネクスト大臣だけれども、実際にこれをまとめたのは千葉景子さんだよと。それから、学べば学ぶほど、やはりこの条文を削除するといろいろ問題がある。  確かに虐待は許されないことです。しかし、条文を削除することは、当...全文を見る
○柴山委員 十五歳以上は、それは遺言もできるし、養親子契約だってできるから、これはできるのは当然だと思いますよ。  ただ、今大臣が、意思能力があればできる扱いになっているというふうにおっしゃいましたけれども、これまで、意思能力というのは小学生でも認められているんですよ。今おっし...全文を見る
○柴山委員 そのメルクマールは何でしょうか。
○柴山委員 要は、私的な関係で弁護士を頼むということは事実上できないということなんですよ。こういうことをもっとしっかりと議論した上で法律の制度設計というものをしてもらいたいというように思います。  また、午前中の参考人に対する質疑で、子供が申し立てをするということによって、親子...全文を見る
○柴山委員 ぜひ、今最後に申し上げたことも含めて、具体的な不都合というものが生じないように、しっかりと政省令なり含めて手当てをしていただかなくてはいけないというように感じております。  それと、概念的な整理のために質問をさせていただきますが、今回、未成年後見人にも親権喪失などに...全文を見る
○柴山委員 それではお伺いしますが、親権停止を一たん受けた、そして選ばれた未成年後見人が、再度、親権停止の更新というものも請求できるんでしょうか。
○柴山委員 もう一度停止の申し立てをした際に、しっかりと審査をして停止にするかどうかというのを決めるということで、まずは安心しましたけれども、これは考えてみますと、一度親権の停止という判断を食らっておきながらその行状が改まらないというのは、イエローカードを一枚もらった人間がもう一...全文を見る
○柴山委員 必ずレッドカードにしろと言っているわけではありませんので、そこはぜひお間違いのないようにしていただきたいと思います。  続きまして、親権停止について再度、別の質問をさせていただきます。  親権喪失という制度がなかなか利用されないのを改善するという観点から停止制度を...全文を見る
○柴山委員 では、法務省、お願いします。
○柴山委員 しかも、認容件数ということでいえば圧倒的に少ないわけですね。三十件とかそういうレベルで推移しているということだと思います。この停止という制度がしっかりと活用されることを望むんですけれども、それだけで足りるとは私は思えません。  児童福祉施設に子供が入所しているのに、...全文を見る
○柴山委員 ことし、現に十七歳の高校生が、裁判所の命令で、虐待する親と離れて児童福祉施設に入所しているのに、親の同意なくNTTドコモの携帯電話の契約をしようと思ったら、これが断られたというんですね。施設長は同意をしている。再三要請しているのに事態が変わっていないということなんです...全文を見る
○柴山委員 質問を繰り返します。  親権停止が出ていないときに両者の権限はどのような関係になっているんですかとお聞きしているんです。
○柴山委員 つまり、今御説明があったように、監護、教育、懲戒について、施設長の固有の権限については、不当に妨げられないという条文もつきましたけれども、施設長が優先する。だけれども、携帯電話の契約というのはそれには入りませんよね。とすれば、やはり親御さんの権限が優先する。親権喪失と...全文を見る
○柴山委員 ぜひ、不都合のないような形で、趣旨を徹底していただきたいというふうに思います。  続きまして、親権の代行という制度についてお伺いします。  今度の児童福祉法の改正によりまして、児童相談所長は、これまでの入所中の児童に加えて、例えば二十に至るまでの子供ですとか、里親...全文を見る
○柴山委員 ただ会いに来ないだけではだめだということだったんですが、物理的、法律的にいない場合には限られないという御答弁だったかと思います。  としますと、例えば、子供が捨てられて施設で保護されているような場合、赤ちゃんポストなら匿名という場合が多いんでしょうけれども、会いに来...全文を見る
○柴山委員 検討すべきではないかではなくて、そこはしっかりと申し立てをすると。緊急の場合には申し立てなければならないと書いてありますが、それ以外の場合は義務化されていませんからね。今言ったような実務をきちんとマニュアル化してほしいと思います。  時間がなくなりましたけれども、先...全文を見る
○柴山委員 親族に預けられているケース、それから里親の保護を受けているケース、どうしてもそれで救われなければ施設ということになるんだということだと思いますけれども、ただ、これは、今おっしゃったように、百十人と非常に数が多い。しかも、その上、放射能の被害が広がっている子供たちについ...全文を見る
○柴山委員 報告を求めるということで本当に実効性が図れるのかということもぜひ考慮していただきたいというように思います。  時間がなくなりましたけれども、未成年後見人、こちらの場合についての同様の監督のあり方、それから、法人について後見人たる資格が認められることになりますが、法人...全文を見る
○柴山委員 こちらは公権力を適切に行使するということであろうかと思います。  最後に、里親なんですけれども、きのうも質疑に出ていたようですけれども、通常の里親ですと里親の手当が払われるんです。しかし、親族が里親としていろいろと世話をする場合には、里親手当というものは出ない扱いに...全文を見る
○柴山委員 事は緊急を要します。ぜひ迅速な対応をお願い申し上げます。  ありがとうございました。
05月17日第177回国会 衆議院 法務委員会 第11号
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○柴山委員 自由民主党の柴山昌彦です。  昨日付で、中村明福島地検検事正を交代させるという人事が発表されました。これは、私が三月三十日に質問させていただいた、東日本大震災後、同地検が勾留中の容疑者を処分保留で釈放したことを問題とした更迭処分でしょうか。
○柴山委員 率直な御答弁、ありがとうございました。  続いて伺います。  釈放された被疑者については、その後、身柄の所在の把握や、捜査は進んでいるんでしょうか。
○柴山委員 とにかく、被災されている住民の方々に生じる不安というものをぜひ払拭していただきたいと思います。三十一名の方々の中には、私が前回のこの質疑で申し上げたように、住所不定の方もいらっしゃると思いますので、それは今法務大臣が重い御答弁をされましたので、引き続き、この案件の推移...全文を見る
○柴山委員 前回の、同僚である河井議員の指摘によれば、横浜市議会を国旗引きずりおろしという理由で除名された井上桜氏や、拉致犯で指名手配中の森順子容疑者及びよど号ハイジャック犯故田宮高麿容疑者の子供で、三鷹市議選に立候補した森大志氏などが所属する市民の党に、この越後の暴れん坊が献金...全文を見る
○柴山委員 あなたは、越後の暴れん坊の役員である山本ひとみ市議会議員、菅総理のおひざ元である武蔵野市の市議さんですけれども、この役員の方を御存じだと前回答弁されました。間違いありませんね。
○柴山委員 前回の質疑後、今私がいろいろと申し上げたことについて、越後の暴れん坊の山本さんを含む役員に事実を確認されるなどの行動をとられましたか。
○柴山委員 ちょっとわからなかったんですけれども、あなたのキャッチフレーズを冠している越後の暴れん坊という団体で、しかも、あなたの登録政治団体であるというその団体の方に、あなたを応援するという形をとらないでくれというようにあなたの事務所から要望した。  具体的には、一体どのよう...全文を見る
○柴山委員 名称の変更は申し入れましたか。
○柴山委員 繰り返しになりますけれども、武蔵野市議さんが役員をされていて、それで横浜市議さんですとか、あるいは、今言ったように、三鷹の方から立候補をされた、問題のあるとされる方々がいる中で、越後の暴れん坊という団体、しかも、あなたの名称を付した収支報告書が提出されている、そしてあ...全文を見る
○柴山委員 そもそも、先ほど来私が申し上げた市民の党ですとか、所属メンバーである井上桜氏の、河井議員がいろいろと指摘をした事柄について、あなたは御自身でどう評価されているんですか。
○柴山委員 ここにあなたのホームページのコピーがあります。「黒岩たかひろブログ 本人が書く活動日記」とあります。この二〇〇二年六月二十八日の部分を今から読み上げます。繰り返します。あなたが書いた活動日記です。   ところで皆さん、横浜市議除名のニュース知ってますよね。写真は ...全文を見る
○柴山委員 先ほど述べたことと違うじゃありませんか。  そして、前回の質疑、覚えていらっしゃいますか。あなたは、河井議員から、井上議員が「市議会から除名処分を受けている。そのことは御存じ、そしてその理由も御存じでしょうか。」政務官「済みません。その除名云々の厳密な認識というのは...全文を見る
○柴山委員 御自分が書いて、しかも写真まで御丁寧に添付して、そして井上議員と電話までやりとりをして、「さくらさん頑張れ。」というように書いておきながら、いや、九年前、日韓ワールドカップの年ですよ、これは記憶にありませんでした、でもだんだん思い出してきました、こんなことで通じると思...全文を見る
○柴山委員 ちゃんと井上議員が悪かったということも書いているというふうにおっしゃいました。内容に自信があるんだったら削除なんかしなければいいじゃないですか。河井議員の質問の直後、削除をしなければよかったんです。  どうぞ皆さん、メモしてください。メモしてください。(発言する者あ...全文を見る
○柴山委員 繰り返します。  今、黒岩政務官は、御自分の書かれた内容についてるる正当化の弁明を行われましたけれども、御自分のおっしゃっていること、書かれたことに自信があるのであれば、なぜ、河井議員が質問した直後、これを抹消したんですか。ほかの日記の部分については削除されていない...全文を見る
○柴山委員 いつ削除したんですか。正確な時間をお答えください。
○柴山委員 今でも、例えばヤフーあるいはグーグルなどの検索ページで、二〇〇二年六月二十八日、横浜市議除名、黒岩たかひろブログということで検索をかけて、出てきたページのURLを押したら見られないんですけれども、その後のキャッシュという欄をクリックすると、削除された日記を見ることがで...全文を見る
○柴山委員 江田法務大臣は、前回の質疑で、法務大臣……(発言する者あり)
○柴山委員 大臣は、前回の質疑で、黒岩政務官の適格性について疑いはないと述べられました。今のやりとりを聞いて、あるいは、黒岩政務官の答弁内容ですとか、今のさまざまなその後の経過をお聞きになった上で、黒岩政務官の政務官としての適格性に問題はないというお考えに変化はありませんか。
○柴山委員 市民の党は北朝鮮に近い立場にある疑いが濃厚である、河井議員の質疑から明らかになったと思っています。そして、この市民の党のメンバーが黒岩さんの登録政治団体の管理を行っていたことも、河井議員の前回の質疑で明らかになりました。これからも、市民の党の構成メンバーと黒岩さんの関...全文を見る
○柴山委員 党人事だからコメントの限りではないということでした。  それでは、法務省の責任としてお伺いします。  公安調査庁は、法務省下にあります。菅内閣は、法務大臣政務官として公安情報に関与できる立場に、今さまざまなことを申し上げた黒岩さんを任命されているんです。李下に冠を...全文を見る
○柴山委員 なぜでしょうか。(発言する者あり)
○柴山委員 ないと確信をしているというふうにおっしゃいましたけれども、あるかないか、どうぞ調べてください。  この問題は引き続き私どもも追及してまいりますが、時間もありませんので、次に移ります。  東京電力の株式の問題です。  枝野長官は、金融機関に東電の債権放棄も求めたと...全文を見る
○柴山委員 株主有限責任のことを今大臣にはお聞きしたんじゃないんです。仮に破綻とか更生の処理がされなくても、法のたてつけとして、やはりガバナンスの一端を担っている株主が、会社債権者である金融機関を初めとした、社債権者も含まれますけれども、そういう方々にあたかも優先して守られるかの...全文を見る
○柴山委員 具体的にお話を進めたいと思います。  今回改正案が提出されている非訟事件手続法、これは株式価格の決定も対象にします。今後、東電を処理する中で、仮に事業譲渡ですとか会社分割ですとか、あるいは一〇〇%持ち株会社をつくるための株式移転といった組織変更を行うとすると、議案に...全文を見る
○柴山委員 まさしく非訟事件手続に入るわけですけれども、その際の株式の価格決定について、利害関係を持つ会社ですとか、あるいは他の株主の利益に配慮する必要があるのではないでしょうか。
○柴山委員 とすれば、株主や会社がこういった手続に対応する機会を保障するために、例えば、一部株主から、反対株主ですよ、反対株主から買い取り請求というものがあれば、それについて会社や他の株主に、そういった申し出がなされたという通知をするといったような制度は設けられたんですか。
○柴山委員 会社はいいんですけれども、今政務官が御答弁になったように、ほかの株主にも事実上大いに影響が出てくるんだと私は思うんです。それはやはり私は等閑視してはいけないというように思っております。  それに、もう一つ申し上げさせていただくと、今でも裁判所が関係者を審尋するという...全文を見る
○柴山委員 そういう意味では、いろいろなことができるようになるということ自体は評価をしたいと思うんですけれども、ただ、今回は、それに加えて和解の制度というものが取り入れられています。  例えば、株主が理不尽に低い価格で会社と和解してしまった場合に、その効果というものが他の株主な...全文を見る
○柴山委員 そこが不徹底だと思うんですね。  やはりアメリカなんかでは、例えばクラスアクションなんかで、あるクラスター、層の一部から法的手続があった場合には、同じような立場にある方々にそれについての告知を広くされるというような制度もあります。私は、手続保障ですとか関係人の立場と...全文を見る
○柴山委員 公開の原則が必ずしも貫徹されていないというふうにおっしゃったんですけれども。  今回、利害関係人の記録閲覧権というものについて定められましたが、利害関係人については裁判所の許可に係ることとなっているんですね。当然認められるべき労働審判事件などとの不均衡というものが私...全文を見る
○柴山委員 ぜひ、許可において不明朗な運用がなされないようにお願いしたいと思います。  そして、改正法では、鑑定によらないで機動的に専門的な知見を活用するために専門委員制度の創設を決めました。  ただ、非訟事件には借地条件の変更なども含まれまして、今回の東日本大震災で、こうい...全文を見る
○柴山委員 最後に、家事事件手続法の改正案について伺います。  当事者の権利を強化する方向には一定の評価ができると思うんですけれども、子供の陳述の聴取について、各法条で十五歳以上に限定されている趣旨は一体何でしょうか。
○柴山委員 委員の方で、今のやりとりをお聞きになっておられる方は、先日私が合同委員会で質問した親権の停止や喪失などの質問で、何で子供単独でできるんだということを聞いたのを御記憶だと思うんですね。意思能力があれば特に申し立てができるというふうにしているんですよ。なのに、証拠方法だと...全文を見る
○柴山委員 ぜひ、さまざまな法律の間の整合性というものをしっかりと検討してやっていただきたいと思います。  それから、政務官においては、今の答弁だけじゃなくて、やはり私が最初に質問したことにも、きちんと国民が納得できるような、そういう答弁を改めてしていただきますように、これから...全文を見る
05月31日第177回国会 衆議院 法務委員会 第15号
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○柴山委員 自由民主党の柴山昌彦です。  今も少し出ましたけれども、今回の、コンピューターウイルス作成段階で処罰可能とする法案は、私たちが前政権で治安確保のため必要だと考えて一体として提出した法案のうち、組織的な犯罪の共謀を処罰可能とする部分を落としたものです。  ともに、現...全文を見る
○柴山委員 済んでいたらいいんですけれども、前々回の質疑で橘委員から、民主党の法務部門会議では、相当これは異論であったり反対というものが相次いでいたのですが、何かいつの間にか結局決まってしまって、法案が提出をされてしまったんじゃないかといった印象を持つものでありますというような御...全文を見る
○柴山委員 ところが、これまで累次の共謀罪での質疑におきまして、例えば対象犯罪を絞り込むですとか、今、江田大臣がおっしゃったように、純粋たる共謀はやはり処罰の対象とするのはおかしいんじゃないかというような御指摘を受けて、明確な外部的行為というものを伴った形でやはり処罰をするという...全文を見る
○柴山委員 しかし、コンピューターウイルスに対する対応も喫緊の課題かもしれませんけれども、さまざまな組織犯罪だとか暴力団とかあるいはテロへの対処ということも、これもやはり国際的な喫緊の課題でもあります。  前回の質疑で、組織犯罪防止条約の五条に定める共謀罪または参加罪の立法化な...全文を見る
○柴山委員 必要性はありますし、今お話があったように、やはり何らかの形で、どういう形をとったらいいのかということは協議をしなければいけないわけですから、くれぐれも立法不作為というようなそしりを免れないように、どういう検討が行われているかということも含めて、しっかりと……(発言する...全文を見る
○柴山委員 次の質問に移りますが、事前には通告をしていませんが、先ほどちょっと大臣の答弁をお伺いしていて気になる点がありましたので、一点確認をさせていただきたいと思います。  フリーソフトウエアのバグの問題で、バグがあることを知りつつも、引き続きそれをインターネット上の提供状態...全文を見る
○柴山委員 今御指摘のように、許された危険というのは一つの考え方かと思います。  続きまして、保全要請の問題について質問をさせていただきます。  今回、通信履歴の電磁的記録の保全をプロバイダーなどに要請する制度を新設するに当たって、書面によることとするとともに、要請主体を検察...全文を見る
○柴山委員 ちょっと今の御答弁には納得できません。というのは、今申し上げたとおり、書面によって要請するということを義務づけているわけですよ。紙が出ているわけなんです。紙の枚数を数えれば、すぐにそんなもの、事務作業なんかは必要なくわかるわけですよね。  また、緊急性というふうにお...全文を見る
○柴山委員 紙の枚数を集計して出すということに、そんなに私は、そんな十万件も二十万件もあるなら話は別ですよ、負担があるとは到底思えませんので、ぜひこれを国会報告の対象にしていただきたいということを、この法案とは別に強く要請させていただきまして、私の質問を終わらせていただきます。 ...全文を見る
06月15日第177回国会 衆議院 法務委員会 第16号
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○柴山委員 自由民主党の柴山昌彦です。  今回、私たち自由民主党の第三次提言におきまして、相続の承認または放棄をすべき熟慮期間を延長してほしいという要望を出していたところでしたので、こうして対応していただいたことには率直に感謝を申し上げたいと思います。  ただ、先ほどもお話が...全文を見る
○柴山委員 最後の部分は理由になっていませんからね。  というのは、震災前に例えば単純承認をした人は、これでは救われないんですよ。単純承認をした後、この震災によって財産が失われたということと、さっき言った一日残っているという利害状況というのがそんなに違うのかということは、今、階...全文を見る
○柴山委員 ちなみに、財務省にお伺いしたいんですけれども、国税通則法では、十一条で、災害その他やむを得ない理由によって期限までに申告などをできないときは、政令で定めるところにより、その理由のやんだ日から二カ月以内に限り、当該期限を延長することができると定められています。この手続は...全文を見る
○柴山委員 まず、エリア的には、青森と茨城が今、七月二十九日という形でおしりを区切ったというか、期限を到来させたという扱いにしたんですけれども、災害救助法の適用地域を見ますと、青森は除外されていて、茨城は入っているんですよね。ですので、国税とこの相続とでエリアの不均衡、扱いの不均...全文を見る
○柴山委員 よく理解できません。  次の質問に移らせていただきます。ちょっと先ほどの質疑の中で納得のできない質疑がありましたので、確認をさせていただきます。  震災後の承認、単純承認でしょうか、個別の事情によるというような御答弁があったかと思うんです、その効果が。要するに、動...全文を見る
○柴山委員 繰り返しになりますけれども、あくまで法律行為の効力の問題であって、この熟慮期間の延長には当然影響しない、そこは間違いないですね。
○柴山委員 続きまして、住所の意義についてお伺いしたいと思います。  今回の法案の文言によれば、東日本大震災におきまして、先ほど申し上げたとおり、災害救助法が適用された市町村の区域に震災時に住所を有していた者となっておりますけれども、この住所の有無の判断に住民票の登録というもの...全文を見る
○柴山委員 それでは、震災時に単身赴任をしておられた方が相続人になった場合というのはいかがでしょうか。また、介護のためにその地に滞在をしておられたというような方はいかがでしょうか。
○柴山委員 それはいかがなんでしょうか。  今言ったような、個別の事情によって住所かどうかを判断するというその考え方自体は私は正しいと思うんですけれども、いかなる疎明資料があればそのような住所地性というものが判断されるかということでございます。
○柴山委員 しかし、先ほどの階議員の御答弁によると、そういった個別の、例えば、相続が発生したかどうかというものがわかった時期というものを判断する資料が流されてしまったから一律三カ月間にするという御説明があったわけですね。  相続を知ったということの疎明資料はなくなっちゃったけれ...全文を見る
○柴山委員 ひとり暮らしの方もいるでしょうし、周りの方々がみんな津波で流されてしまったというような方もいらっしゃるでしょうから、私は、それは程度問題だと思いますよ。  次の質問に行きますけれども、これは、発災時には当該エリアに住んでいたけれども、事後的に域外の仮設住宅に避難をし...全文を見る
○柴山委員 先ほども桑原委員の方から御質問がありましたけれども、遠く離れたところに避難をされておられる方々は、今回のこういった処理についてほとんどわからないと思うんですね。ですので、それに対する周知徹底方法というものが非常に重要になると思うんですけれども、こういった域外に避難して...全文を見る
○柴山委員 くれぐれも、不都合、また救済の手が漏れないようにお願いをしたいと思います。  私の質問は以上です。ありがとうございました。
10月25日第179回国会 衆議院 法務委員会 第2号
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○柴山委員 柴山昌彦です。  このたび、自由民主党、影の法務大臣を拝命しましたので、平岡大臣とはさまざまな議論をさせていただくことになろうかと思います。どうぞよろしくお願いいたします。  まず、米軍再編に絡み、大臣の政治姿勢についてお伺いします。  今の政権が厚木基地からの...全文を見る
○柴山委員 余り違いはないけれども、どちらかというとと。負担の違いということで岩国基地への移設を進めているというような御説明だったかと思います。  それで、ことし九月二十七日の衆議院予算委員会における我が党河井議員の質問に対して、大臣はこの件について、「賛成とは申し上げませんけ...全文を見る
○柴山委員 これまで大臣は、この米軍基地再編あるいは空母艦載機移転の反対派の集会に出席をされ、この問題について反対の意見を繰り返し表明されてきたというように考えておりますけれども、閣僚に入ったら、それについては閣議決定すれば従う、そういうことでよろしいのですか。
○柴山委員 それでは、滝法務副大臣にお伺いします。  副大臣は、平成十七年の七月、時の小泉内閣において法務副大臣をされておりました。私が副大臣に何度か郵政民営化法案について質問をさせていただきましたね。大臣は、この法案に反対を貫かれるためにどういう行動をとられましたか。
○柴山委員 平成十七年七月の四日、どういう行動をとられましたか。
○柴山委員 そうなんです。副大臣は、小林委員長と同じように、この郵政民営化法案に対して反対の意向でありました。当然のことながら、政治家としての意思とそして閣内の一員としての行動というものは別だ、平岡大臣おっしゃったとおりかもしれません。しかし、そこで滝副大臣は、南野知恵子法務大臣...全文を見る
○柴山委員 私の質問に答えていただいておりません。  再度お伺いします。  大臣は、米軍基地再編に反対して閣僚を辞任することなく、閣議決定を進める立場だということで間違いないわけですね。
○柴山委員 いや、その閣議における決定、閣議というのは全会一致が旨とされておりますけれども、賛成の意思を表じられる、サインをされるということで間違いないですねということを申し上げているんです。
○柴山委員 今大臣がおっしゃいました、閣議の中でみずからの意見については申し上げたい、そして議論をしたい、そのかわり、議論をした結果には従う、そういうように私は受けとめさせていただきました。  では、お伺いします。  そのようなプロセスを経て、納得してサインをされたら、大臣は...全文を見る
○柴山委員 私の質問を御理解していただいていないようなので、再度質問をさせていただきます。  どのような閣議が行われるか、それは不明確だ、そのとおりです。私は何も、将来行われるべき閣議のプロセスを今ここで予言しろとか、どういう結論が出るかとか、そういうことを平岡大臣にお尋ねして...全文を見る
○柴山委員 繰り返しになりますけれども、今、平岡大臣は、閣議決定が行われ、そしてその後、閣僚の一員たる地位をやめられた後の事情の変化というものがあるだろうというようにおっしゃいました。そのとおりだと思います。事情の変化があれば、それに対して政治も動きます。  ただ、当該時点の判...全文を見る
○柴山委員 この質疑の様子は、当然のことながら議事録にしっかりと記載されるわけです。  今、大臣は、みずからお話しになったように、閣議決定後、みずからが閣僚たる地位を離れた後、事情の変化があれば、それについては考慮するということをおっしゃいましたけれども、少なくとも、その時点に...全文を見る
○柴山委員 それは賛成をするということですよ。署名をするということは、それはいろいろと議論はあったかもしれないけれども、賛成すると。  滝法務副大臣が辞任をされたように、政治家としての立場と閣僚としての立場は確かに一致はしません。だからこそ、滝副大臣は辞任をした。そして、小林委...全文を見る
○柴山委員 それぞれの議員が地元で、私は反対だったんです、でも政府が私の言うことを聞かないんです、皆さんの思いを実現するために、私を次も、またその次も当選させていただいて、ポストにつけるようにしてください、そう言って選挙活動をされていらっしゃる方がかなり多いんじゃないかなと思うん...全文を見る
○柴山委員 見識を持ち合わせていないということをお答えになったことに失望を感じざるを得ません。  次の質問に移ります。  大臣は先日の就任あいさつで、「国民が安心して生活することができるよう、社会の法的基盤を整えることが、法務省の大きな役割である」とされています。一方、いわゆ...全文を見る
○柴山委員 共謀罪の関係は、今後、もしかすると別の議員からも質問があるかと思いますが、それでは、死刑の問題についてお伺いします。  千葉景子元法務大臣が法務省内に設置した勉強会について、大臣は就任会見において、ここで御自分の考えを、今おっしゃったように、整理をするとした上で、考...全文を見る
○柴山委員 その御発言の当否はともかく、では、いつになったらその死刑執行の判断というものをされるんですか。
○柴山委員 それはおかしいですね。当然、勉強会というわけですから、成果が出るはずであります。お勉強ばかりずっとやっているというわけじゃないと思います。具体的な時期をまず当然お答えいただきたいんですけれども、それに加えて、今言ったような勉強会がどのような段階になったら判断できる段階...全文を見る
○柴山委員 繰り返しになりますけれども、そうすると、具体的な時期のみならず、その勉強会の検討状況がどのような段階になったら死刑執行をするかしないかを判断するようになるのかということも、今この段階で、大臣になった、しかも勉強会のレクチャーを受けた、その段階にあってもお話しすることが...全文を見る
○柴山委員 死刑制度が法律上明定され、刑事訴訟法四百七十五条一項に、これが大臣の判断、職責であるというように定められているということは御存じでしょうか。
○柴山委員 今、棚橋筆頭理事の方からもあったように、四百七十五条二項には、死刑の判決確定の日から六カ月以内に、今おっしゃった再審請求とか、さまざまな特段の事情がなければ、法務大臣は死刑執行の判断をしなければいけないと明確に書かれているわけなんですよ。  今、勉強会でいろいろと議...全文を見る
○柴山委員 さまざまな国際的な潮流ですとか、あるいは諸機関からの指摘というようなお話がありましたけれども、私たちは、当然、日本国憲法のもとで法制定、そして法運営をしているわけですね。現在の死刑制度は、憲法に反しているんですか。
○柴山委員 非常に正確な御答弁、ありがとうございました。  おっしゃるとおり、我が国の死刑制度、そしてその死刑のやり方も含めて、最高裁の判決で憲法に反してはいないということが明確に判示され、そしてそれは現時点でも変更されておりません。何度かこれについては争われていますけれども、...全文を見る
○柴山委員 私の質問に答えられていないんですけれども。今の憲法そして憲法解釈、そして刑事訴訟法のもとで、今の平岡大臣のスタンスというものが違法状態になるのではないかということをお聞きしているんです。
○柴山委員 今、この六カ月は訓示規定だという下級審の判断があるということをおっしゃいました。私もその判例についてはよく存じております。  しかし、今まさしく御答弁になったとおりに、それは、法務大臣がそれぞれの事件について慎重な検討をすることを前提として判断されているわけですね。...全文を見る
○柴山委員 一言で再度お伺いします。  滞留されている、百二十件を超えると言われている確定死刑判決の案件について、平岡大臣は、その職務執行、つまり死刑の執行のための検討を行ったんですか、行っていないんですか。
○柴山委員 先日、九月二十七日のテレビ中継入り予算委員会において、我が党の河井委員が、百二十人の経歴、事件、読んだのかというように質問されたとき、平岡大臣は「その資料はまだ見ておりません。」というふうにちゃんと答えているんですよ。違いますか。
○柴山委員 想定というのは何ですか。
○柴山委員 九月二十七日の予算委員会の質問のときから、きょうは十月二十五日、一カ月近くたっておりますけれども、それこそ、先ほどちらっとお話があったような時間の経過、事情の変化があったということをおっしゃっていると善意に解釈をさせていただきました。  次の質問に行きたいと思います...全文を見る
○柴山委員 犯罪被害者の問題について、オンエアされなかった時間帯について、しっかりと関心を持って議論をされたという大臣のお言葉ですから、それでは大臣、現在法務省で進められている犯罪被害者権利強化の方策はどのようなものがありますか。御自分で把握されているものを事務方に聞かずにこの場...全文を見る
○柴山委員 メンタルケアと給付金の問題、二つだけお答えになりましたけれども、被害者の問題について二時間検討されたという割には随分あっさりとしたお答えじゃなかったかなと思います。  これ以外にも、当然のことながら、裁判の結果を遺族の方々に通知する、あるいはそういった方々に陪席をし...全文を見る
○柴山委員 死刑の問題についてもう一つお伺いします。  大臣は、御地元の山口県光市の母子殺害事件の死刑判決について、御自分の山口二区補欠選挙でどのように説明をされていましたか。
○柴山委員 死刑の判決が出て、その後、先ほどのテレビ放映があって、そしてその後、まさにあの山口二区の平岡さんの補欠選挙があったのですね。当然のことながら、しかも地元の問題ですから、特に平岡さんというのは法務行政に明るい方ですから、死刑制度のあり方ですとか、あるいは治安の根本をどう...全文を見る
○柴山委員 繰り返しになりますけれども、法務行政に通じ、そして先ほど来お話があるように、この法務委員会で筆頭理事として治安の問題、死刑の問題についてずっと議論をされてきた平岡議員が、この選挙においてこういうことについて一切口を封じていたというのは、私は全く納得ができない部分がある...全文を見る
○柴山委員 先ほども少し大口委員の方からもお話があったんですけれども、余りにも枝葉末節、びほう的な検討に歪曲化、矮小化されているんじゃないかというように言わざるを得ません。  この法曹養成フォーラムは、今、給費制、貸与制の問題というものは法曹養成トータルパッケージの一局面として...全文を見る
○柴山委員 柴山昌彦です。二度目の質問をさせていただきます。  今の棚橋委員の質問を引き継ぎますけれども、法務大臣の政務秘書官が公金詐欺で有罪判決を受けていたことが採用後発覚した。そして、それに基づいて、今月の十九日付で辞任の申し出があり、平岡大臣は自発的な辞職という形で処理を...全文を見る
○柴山委員 今おっしゃったんですけれども、もうかなり前の事件なんですね。一件記録を読み、そして本人から事情を聞くのに一カ月必要だったとは到底思えません。十月二十日からこの臨時国会が始まり、そして、当然のことながら、この問題について法務委員会で追及される。  ちなみに、この政務秘...全文を見る
○柴山委員 簡単なことですので、ここで確認をしてください。
○柴山委員 まず速記をとめてください。
○柴山委員 今御答弁のとおり、要するに、給与日をまたぐために辞任の時期をおくらせたんじゃないかという疑いが極めて濃厚なんですよ。要するに、給料泥棒ということで、事実が発覚をしていたのに、そういうことが非常に疑われるわけです。しかも、この政務秘書官は、公設秘書は辞任されているんです...全文を見る
○柴山委員 公設秘書の給料日はいつですか。
○柴山委員 要は、公設秘書に採用されたことによって、兼職の禁止ということで、公設秘書は自動的にやめた、そういうことでよろしいわけですか。失礼しました。  それでは、ちょっと棚橋委員からの質問の補足ですけれども、これは、懲戒解雇相当ではないということで、退職金が支払われる扱いにな...全文を見る
○柴山委員 それは、在職期間が短いからということでよろしいでしょうか。
○柴山委員 いずれにいたしましても、先ほどお話があったように、極めて一般感覚からしておかしい処分ではなかったかなと。また、給与の問題も含めて、極めて不透明であるということを指摘せざるを得ません。  次の質問に移らせていただきます。  大臣、ことしの五月、今席をお立ちになってい...全文を見る
○柴山委員 私が論評することではないというふうにおっしゃいましたけれども、政権与党の資金関係について、今言ったように、北朝鮮等との関係も疑われる団体との関係について、論評をするべきではないというふうに大臣はおっしゃったんですけれども、それでいいんですか。
○柴山委員 法務大臣は公安調査庁の責任者でもありますが、これについて全く情報を入手されていないんですか。
○柴山委員 既に同僚議員からさまざまな場面で問題提起がされ、そして何度も報道でも明らかになっているとおり、この市民の党については、責任者斎藤まさし、本名酒井剛氏がさまざまなセクトの活動をし、問題とされている。特に、この人物は北朝鮮、そして日本赤軍関係者らとの面会も認めている。そし...全文を見る
○柴山委員 では、今後調べるつもりはおありですか。現在活動している団体について、これについて関心を持つということはないんですか、あるんですか。
○柴山委員 繰り返しになりますけれども、日本の治安にかなり大きな影響が出てくるのではないかというように考えられ、報道されている団体についての活動に、公安調査庁の責任者である法務大臣として関心を寄せないということでいいんですか、今後。
○柴山委員 大臣は、山口二区の補欠選挙で、市民の党のメンバーの選挙応援を受けていましたね。
○柴山委員 把握をしているところによりますと、ざま市民の党、沖永明久市議会議員のホームページからの引用ですけれども、「衆院山口二区補欠選挙の結果から」、これは二〇〇八年四月二十八日月曜日、選挙の恐らく翌日ではないかと思いますけれども、衆院山口二区補欠選挙で民主党平岡さんの応援にこ...全文を見る
○柴山委員 私は、もう一度質問させていただきますけれども、問題のある方々が、団体の構成員、例えば私だったら、自分の選挙事務所に、いかに厳しい選挙だからといってですよ、言い方は大変失礼になるかもしれませんけれども、反社会的な団体の構成員が応援に来ているということがわかったら、即座に...全文を見る
○柴山委員 条件つき、すなわち、この団体が反社会的な団体であるかどうか明確になればという条件つきではありましたけれども、そのように判明した暁にはこうした団体からの応援は受けないということを今この委員会の場で明言されたということについて銘記したいと思います。  次の質問に移らせて...全文を見る
○柴山委員 大変重要な今の御指摘であったと思います。  というのは、当該検事が、みずからが不法行為を行ったというように、国と同じように認めてくれればいいんですよ。だけれども、国からの求償訴訟でこの事実関係ないし法律関係を争ったことによって、国が求償債権を取りはぐれるという可能性...全文を見る
○柴山委員 改ざんをされたということは事実かもしれないけれども、それが国家賠償法上しっかりと請求を基礎づけるものであるかどうかというものは、ある程度訴訟が進行しないと見えてこないのが実態だと思うんですね。  特に、前田検事等が全面的に否認をしているわけですね。全面的に刑事事件で...全文を見る
○柴山委員 要するに、法務大臣がこの判断についての責任を負うということなんですよ。事務方から説明が上がってきて、私が申し上げたように、将来それが国の、国庫の損失になり得るかもしれないという事情の中で、いわば法務省の人たち、事務方からの言い分をうのみにして、大臣御自分がその認諾をす...全文を見る
○柴山委員 今ここで御自分の責任について言及をされましたので、次の質問に移らせていただきます。  先ほどもお話がありました取り調べの可視化についてでございます。  私も、この委員会で再三にわたり取り調べの可視化については質問をさせていただいておりますし、これを進めるということ...全文を見る
○柴山委員 というふうに口ではおっしゃっているんですけれども、ただ、先ほど大臣は、新たな捜査手法の導入が可視化の条件ではないというようにおっしゃっているんですね。  先ほど、GPS位置情報の獲得ということにはいろいろと副作用があるというような御質問もありました。それ以外にも、盗...全文を見る
○柴山委員 しっかりと国家公安委員会とも連携をして、こうした問題点について検討してもらいたいと思います。  一方、国家公安委員会とは違いますが、先ほど申し上げたとおり、法務大臣は公安調査庁の責任者でもあるわけですから、くれぐれもこういったさまざまな情報収集についてのバランスを逸...全文を見る
○柴山委員 そこまで急ぐ立法事実というのは一体何なんですか。先ほどの質問にもあったように、各国に確かに人権救済機関というものはありますけれども、今、日本で検討されているような網羅的な人権委員会という、三条委員会で、さまざまな調査権限もあるようなものをどんと据えるような仕組みを持っ...全文を見る
○柴山委員 個別の機関では救済がおくれるとおっしゃいますけれども、それは個別の機関のネットワークがしっかりしていないからたらい回しが起きるというだけのことなんです。  それで、窓口をそんな世界に全く例の見ないような人権委員会という強大なものに一元化をしなければ救済の迅速性が図ら...全文を見る
11月17日第179回国会 衆議院 憲法審査会 第2号
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○柴山委員 自由民主党の柴山昌彦です。  憲法調査会そして特別委員会でずっとお世話になってまいりました中山参考人、そして橘部長のお話を私も胸の詰まる思いで伺っておりました。  あれから四年間の空白期間がありまして、私は、その間、国民投票法そして憲法を取り巻く環境は、大きくむし...全文を見る
12月01日第179回国会 衆議院 憲法審査会 第3号
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○柴山委員 前回に引き続き発言の機会を与えていただきまして、ありがとうございます。  まず重要課題は、申し上げるまでもなく、国民投票法の三つの宿題、とりわけ、本法施行までの間に対応しなければいけない投票権の問題と公務員の政治的行為、これに関する法整備であろうかと思います。  ...全文を見る
12月02日第179回国会 衆議院 法務委員会 第3号
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○柴山委員 自由民主党、影の法務大臣の柴山昌彦でございます。  大臣に、先ほど大口理事から質問のあった大王製紙、オリンパス問題について、関連でお聞きしたいと思います。  この問題は、私ども自由民主党も、法務部会、財務金融部会、経済産業部会、合同で調査をしておりまして、この後も...全文を見る
○柴山委員 個別的な問題というふうにおっしゃいましたけれども、私はそれは極めて認識が甘いと思っています。  社員という言葉は、大臣、御存じでしょうけれども、社員というのは法律的に一体どういう概念でしょうか。
○柴山委員 今の答弁が根本的な誤りを内包しているわけです。今大臣が御答弁になったのは、従業員なんです、先ほど御答弁になったとおり。  いま一度答弁を求めます。
○柴山委員 極めてわかりやすい質問だと思います。社員とは一体どういう概念ですかというふうにお聞きしているんです。
○柴山委員 今、我が党の理事からさまざまな形で声が上がっておりますけれども、基本的に、法律的な会社法の概念で社員というと、会社に出資してその持ち分を構成しているもののことを社員というわけです。株式会社になれば、いわゆる株主が社員。だからこそ、先ほど大口理事の方から話があったように...全文を見る
○柴山委員 制度的欠陥論以前の問題ではないでしょうか。  大臣が予算委員会で、いや、二重取りではない、公設秘書が例えば九月二日で辞職をして、後任の公設秘書は九月分の給料は取れませんというふうにお答えになりましたけれども、これはもう当たり前のことであります。問題は、九月一日に公設...全文を見る
○柴山委員 大臣秘書官が辞職をしたのは十月の何日だったんですか。
○柴山委員 今大臣が返納をしたのではないかというようにお答えになったのは、つまり、十月十九日、辞職をした後の、十月十七日振り込みだったかと思いますけれども、一カ月分の給与のうち働いていなかった分の給与を返納したというだけにすぎないわけです。  公設秘書として九月、そして九月の大...全文を見る
○柴山委員 驚きですよ。  今申し上げたように、秘書給与は九月分、そして大臣秘書官としての給与は九月分と十月の一日から十九日分、都合三カ月分、当該秘書の方は受け取り、そして、二重取りの部分は、大臣秘書官分については理屈の上では返納が可能なんです。  これについて、返納をアドバ...全文を見る
○柴山委員 予算委員会でのテレビ中継入りの棚橋理事からの質問で、公設秘書としての給与については返納という仕組みがない、これは大臣が衆議院の議員課の方に問い合わせをしたところをそのように答えられたということなんですけれども、私が今聞いているのは、大臣秘書官としての九月二日から勤務を...全文を見る
○柴山委員 それが一般常識とかけ離れているというんです。  勤務の実態は確かに大臣秘書官としてはあったかもしれないけれども、でも、公費としては、九月一日の公設秘書としての勤務の分と、それから九月二日以降の秘書官としての給与の分と、これは一本なんですね。にもかかわらず、九月二日か...全文を見る
○柴山委員 今我が党の議員からも指摘があるとおり、これはかなり古い事件のはずです。そして、既に裁判が終了しているわけですから、一件記録を本人から出させて、本人から事情を聞けば、一カ月かかるはずがないじゃないですか。  今大臣がいみじくも答弁されましたけれども、十月二十日から臨時...全文を見る
○柴山委員 全く説得力がない。多分、この委員会質疑をインターネットでごらんになっていらっしゃる方々もそう思われるんじゃないかと思います。  次の質問に行きたいと思います。  十二月一日に、堺市で象印マホービン元副社長の尾崎宗秀さんが亡くなった。手足を縛られ、ラップを顔に巻かれ...全文を見る
○柴山委員 私は、それが大臣の犯罪とか犯罪被害者に対する基本的な考え方のあらわれであろうかと思うんです。もちろん、私が聞いているのは、この事件の実態がどうだとか、それに対する刑事処分をどうするべきとか、そういうことまで突っ込んでお話を聞こうとしているわけじゃないんです。こういった...全文を見る
○柴山委員 この委員会で取り上げた、四年前の「太田光の私が総理大臣になったら」というテレビ番組で、息子を少年のリンチで殺害された被害者のお母さんの目の前で、加害者にもそれなりの事情があった、子供たちにどうなってもらいたいのと発言された問題で、大臣はお母様のもとに謝罪に行かれたんで...全文を見る
○柴山委員 いついらっしゃったのか、その日時をお答えください。
○柴山委員 ことしの十一月。これは私が申し上げるまでもなく、この委員会で同僚の平沢勝栄委員が十月二十五日に質問をして、四年前のその番組で共演をした元同僚の大村秀章議員が、その後、このお母様のところにお線香を上げに行かれたということを指摘されて、それで大臣が新幹線の中から電話一本で...全文を見る
○柴山委員 SPさんや運転をされる方を連れてぞろぞろと行かれて、しかも、いろいろとお忙しいのはわかりますけれども、後の日程を気にしてそわそわ、そういったお気持ちは相手に伝わるんです。本当に心から謝罪をされていたのかどうかということについて、かえって御遺族を悲しませる、あるいはいら...全文を見る
○柴山委員 その後、いろいろ質疑を、その後というのは大臣就任後、いろいろと質疑ですとか法務省の仕事をしていくに従って、今お述べになった後段の部分、すなわち、勉強会をやっている間にも死刑執行について職務命令を下す可能性がある、あるかもしれないというより、あるというような形で、慎重な...全文を見る
○柴山委員 何が核で何が周辺なのかよくわかりませんけれども、私は、ただ、大臣の基本的なスタンスが変わっているとは実は思えないんです。それをうかがわせるのが、先日、オウム真理教の遠藤誠一被告の上告審判決が出た十一月二十一日、この後の大臣のコメントなんです。このことに関して大臣が、一...全文を見る
○柴山委員 全くお答えになっていません。刑訴法四百七十五条で、今大臣がおっしゃったように、死刑執行に当たっていろいろと考慮しなければいけない問題というのは確かに書かれていますよ。しかし、その一般論をこの上告審判決のときに述べることが果たして対外的なメッセージとしてふさわしかったん...全文を見る
○柴山委員 一般論として、あるいは個別の事案については答えられない、それで辞職をした法務大臣もいますけれども、もし大臣が誠実に刑事訴訟法どおりに職責を全うしているのであればそういった答弁もあるいは受け入れられるかもしれませんけれども、大臣のこういった職責に対する姿勢が一向に見えて...全文を見る
○柴山委員 それでは、犯罪被害者が構成するさまざまな団体がありますけれども、その団体の方ですとか、あるいは被害者の会の岡村勲弁護士とは、これまで何度お目にかかったでしょうか。
○柴山委員 私は若輩でありまして、平成十六年が初当選です。しかし、私は、この方、当選してからこのわずかな期間に、高橋シズヱさん、そして今お名前を紹介した岡村勲弁護士、あるいは交通被害者の方を初め被害者団体、もう何十回もお目にかかっています。もちろん、弁護士会の方々ともお会いしてお...全文を見る
○柴山委員 このときの平岡大臣の御感想を、あるいは今の時点で結構ですので、お伺いしたいと思います。
○柴山委員 これまでの大臣のさまざまな活動に照らして、断腸の思いだったということなんですけれども、それでは大臣にお伺いします。  一川防衛大臣が、つい先ほど、平成七年の九月に沖縄で少女を暴行したという有名な三米兵の事件について聞かれて、この事件について知らなかったというような発...全文を見る
○柴山委員 中身を知らなかったというコメントだったんです。これについて平岡大臣は、日本の防衛、特に米軍再編について責任あられる防衛大臣としてどのように受けとめていらっしゃいますか。
○柴山委員 今、同僚の稲田理事の方からも話がありましたけれども、支援者はがっかりすると思いますよ。  最後に、大臣、このときの、というのは五・二三岩国大集会のときのいわゆる五団体との懇談会についての大臣の御発言を紹介しておきます。これもホームページが出典です。私は日本に外国の軍...全文を見る