下村博文

しもむらはくぶん

小選挙区(東京都第十一区)選出
自由民主党
当選回数9回

下村博文の2011年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月09日第177回国会 衆議院 予算委員会 第9号
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○下村委員 自民党の下村博文です。よろしくお願い申し上げたいと思います。  菅総理は教育に全く関心示せず、菅総理の演説の中にも一言も入っていないんですね。しかし、今のような国難のような時代の中で、教育というのは大変重要なテーマであるというふうに思います。  きょうは、限られた...全文を見る
○下村委員 我々自民党は、この朝鮮学校については、そもそも北朝鮮との国交がない。そういう意味で、教科書内容についてわからない。しかし、実際にいろいろと調べてみると、反日教育的な、教育内容において我が国における教育の中で不適切と思われる事項が多々ある。これが改善されなければ、そもそ...全文を見る
○下村委員 大変なことというのは、つまり、外交、安全保障上大変な問題だということで手続を停止したということですよね。一言で答えてください。
○下村委員 結局、場当たり的なんですよ。朝鮮学校の指定については、外交上の配慮で判断すべきではない、教育上の観点から判断すべき、こういうことをずっと政府の統一見解として言い続けてきたんですね、昨年の四月から。しかし、実際は、外交上のこのような事件が起きたことによって無償化手続の停...全文を見る
○下村委員 いや、それは説明になっていないでしょう。実際に、そもそも無償化手続を停止したわけでしょう。停止したというのは、そういう外交上の配慮で停止したわけでしょう、そういう事件が起きたから。北朝鮮が韓国に対して砲撃しなかったら、そもそも無償化手続を停止する理由はないわけだから、...全文を見る
○下村委員 だから、それが外交上の配慮でしょうと言っているんですよ、外交上の配慮。そのとおりじゃないですか。外交上の配慮でしょう。なぜそれが外交上の配慮じゃないんですか。矛盾していますよ、答弁が。
○下村委員 手続を停止したということ自体がそもそも外交上の配慮だと言っているんですよ。それに対して全然答弁になっていないじゃないですか。
○下村委員 全くの詭弁ですね。昨年の十一月の二十三日にこのような事件が起きてから、無償化手続が停止してもう二カ月近くたとうとしているんです。そのまま中止しているんです。あくまでもこれは外交上の配慮で中止しているのは当然じゃないですか。だから、撤回してもらわなかったらこれは矛盾して...全文を見る
○下村委員 いや、全然答弁になっていないですよ。手続を停止したということは、この三月までで一学年が終わるわけですね。一学年が終わるまでにおいてこの二カ月間は、全く、朝鮮高校の無償化対象になるかどうかについては文科省はストップしているわけですから。これはやはり外交上の配慮でストップ...全文を見る
○下村委員 答弁になっていないですよ。なっていない。
○下村委員 いや、これは考えじゃなくて、委員長、詭弁ですよ。  だれが見たって、この十一月二十三日の北朝鮮の韓国の延坪島砲撃を受けて無償化手続を停止したというのは、外交上の配慮以外何物でもないでしょう。それが一大事だということだったら、何における一大事なんですか。一大事、外交上...全文を見る
○下村委員 全然理屈になっていないですよ。  日本国内の……(発言する者あり)よく聞いてよ。  日本国内の朝鮮高校に対する無償化の問題が何で、実際、北朝鮮が韓国に砲撃したことについて不測の事態と関係するんですか。まさにそれは外交の問題じゃないですか。日本の朝鮮高校の無償化の問...全文を見る
○下村委員 この不測の事態というのは、今の朝鮮高校に対して授業料を無償化するということについては関係ないですよ、全然。外交上の配慮としか、これはだれが見たって説明できないですよ。これを外交上の配慮じゃないと言うこと自体が詭弁ですよ。そんな詭弁は認められません。
○下村委員 枝野さん、自分で詭弁だとわかるでしょう。  そもそも、この無償化手続を停止したというその原因は何なのかといったら、それは北朝鮮が韓国に対して砲撃したということから始まっているんですよ。それで手続が停止になっているんですよ。まさにそれは外交からきているんじゃないですか...全文を見る
○下村委員 そういうのを世間一般で外交的配慮と言うんですよ。この外交的配慮ということ自体を否定するということは、今までの政府見解を破ることになるから、強引に、だれが見ても詭弁で通そうとしているとしか見えない。それは答弁じゃないですよ。そんな答弁は認められません。
○下村委員 だから、教育上の配慮じゃないんですよ、全然。全然違うでしょう。だから、今のは答弁になっていない。教育上の配慮じゃないですよ、そもそも。  だから、私が聞いているのは、無償化手続を停止したというのは、そもそも北朝鮮が韓国に砲撃したことがきっかけでしょうと。そうでしょう...全文を見る
○下村委員 これはだれが聞いても詭弁ですよ。そもそも北朝鮮が韓国に対して砲撃をしたということが停止につながっているということは、これは明らかなことですから。それを外交、安全保障上の配慮じゃないみたいなことを言うことで通そうということ自体が詭弁なんですよ、そもそも。  では、次に...全文を見る
○下村委員 だから、委員長、さっきの答弁はおかしいと言っているんじゃないですか。答弁になっていないですよ、全然。まさに外交上の配慮じゃないか、それは。  あれは、だから答弁じゃないですよ、さっき言っているのは。素直に外交上の配慮と言えばいいんですよ。(発言する者あり)
○下村委員 外交上の配慮と言うのじゃないの、そういうのを。  もう一度、文科大臣に聞きます、文科大臣に。  手続再開の条件、どういう条件がクリアしたら手続再開になるんですか、もう一度はっきり言ってください。
○下村委員 今、国内において、不測の事態なんですか。どういうことが不測の事態だというふうに今認識しているんですか。
○下村委員 枝野さん、詭弁だと自分でわかっているでしょう。あなたはさっき、教育上の観点から判断すべきことだと言ったんですよ、教育上の観点から。(発言する者あり)いや、あなたも言っているんですよ。今は、不測の事態というのは、全然、教育上の観点とは違うことを言っているんです、それでは...全文を見る
○下村委員 いや、その不測の事態を言えないということ自体が詭弁だと言っているんですよ。国内の問題ですから、それは言えますよ、ある程度。それが言えないということ自体がごまかしですよ、そもそも。
○下村委員 全くの詭弁ですね。今回は、朝鮮学校に対して授業料を無償化するかどうかという議論の中での不測の事態ということですからね。  では、何をクリアしたら、朝鮮学校に対して手続を再開するということが言えるんですか。それを明確に言えないでしょう、今の答弁じゃ。
○下村委員 今は、だから現状は不測の事態だ、そういう認識ですね。そういう認識の中で、不測の事態が解消しない限りは手続について停止を再開することはできない、こういうことを言っているわけですよね。でも、そのことについて、何をもって不測の事態かは言えないと。まさにごまかしているわけです...全文を見る
○下村委員 全く抽象的ですね。  前原外務大臣、朝鮮半島の事態の好転、何をもって好転として、そして好転されたから無償化手続の停止を解除して進めてもいい、その判断については、外務大臣としては、この朝鮮半島の事態の好転というのはどう考えますか。
○下村委員 いや、端的にお聞きしたいんですけれども、前原外務大臣は、そもそも、朝鮮学校の高校無償化適用に関して、教科書の中身、特に思想教育、これについて改善が図られなければならない、こういうふうに発言されたというふうに聞いています。  それから、今お話がありました北朝鮮による韓...全文を見る
○下村委員 これはしかし、文科大臣が一人で決める話じゃないんですよ。内閣で決める話ですからね、最終的には。  中野拉致担当大臣についてもお聞きしたいと思いますが、この朝鮮学校の高校授業料適用に関する考え、お聞きしたいと思います。
○下村委員 中野大臣の端的なお答えというのがないんですけれども、後でまたお聞きしますね。  先ほどの前原大臣の答弁も、完全に外交上の配慮というのは入っているんですよ、実際答弁の中で。最初の高木文科大臣の答弁の中にも、まさに朝鮮半島の事態の好転というのも入っているんですよ。ですか...全文を見る
○下村委員 個人じゃないんですよ、今お聞きしているのは、拉致担当大臣としての答弁を求めているんですよ。拉致担当大臣としての答弁じゃないですよ、今の答弁は。それで答弁ということだったら、拉致担当大臣の資格はないんじゃないですか。  さらにお聞きします。  これは、朝鮮高校への税...全文を見る
○下村委員 まさにそういうところですね。そういうところの中で、さらに今、地方自治体が朝鮮学校に対する補助金の見直しに動いています。  二月八日、きのうですかね、産経新聞によれば、千葉県が朝鮮学校に支出してきた補助金について来年度予算案の計上を見送ったと。既に東京都及び大阪府が補...全文を見る
○下村委員 いや、千葉県だけじゃないんですね、地方自治体がそういう動きをしていることについてどう思うかと聞いているんですよ。
○下村委員 全く文科大臣としての責任と自覚が欠如している答弁ですね。  大臣、二月四日に文部科学省は、朝鮮学校における行政不服審査法に基づく異議申し立てについて回答を出しましたね。朝鮮学校からすると、無償化対象になって手続を進めたかに見えたにもかかわらず、韓国に対する砲撃事件が...全文を見る
○下村委員 意図的に曲解した答弁をしているんですね。そもそも、報復なんて一言も言ってないですよ。外交的な配慮じゃないですかと言っているだけであって、そういうふうに答弁をどんどん変えていくでしょう。答弁そのものが意図的ですよね。  そして、高木大臣は、このことについては法的根拠は...全文を見る
○下村委員 先ほどの地方自治体についても、つまり実際は答弁できないんですよ。なぜできないかというと、東京都は、知事が定めるまでは朝鮮学校を補助金の指定対象から除くとして、補助金の交付要領を改正して法的根拠を付与した。だからこういうふうな行政不服審査法によって訴えられるということは...全文を見る
○下村委員 いや、だから、高木文科大臣としてどう責任をとるか。そもそも、この政府統一見解、素直に撤回した方がいいんじゃないですか。どうですか。
○下村委員 だとしたら、自分の行動について、矛盾だと思わせない、筋を通したことをしてくださいよ。  今後、では、文科大臣として、朝鮮高校の無償化についてはどうされるんですか。どういう決意で臨むんですか。タイムリミットは三月までですよね、実際は。つまり、卒業するまでのうちに対応で...全文を見る
○下村委員 総理、総理ということで、前原大臣や中野大臣は最終的には高木文科大臣が決めることだと言っているにもかかわらず、高木大臣は、いや、総理が決めることだと。これだけいいかげんな答弁というのはもうあり得ないということを指摘して、終わります。
02月24日第177回国会 衆議院 予算委員会 第17号
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○下村委員 おはようございます。自民党の下村博文です。  きょうは、尖閣諸島問題を質問させていただきたいと思いますが、まず冒頭、枝野官房長官、きのう松木農水大臣政務官が辞表を出すということが報道で出ておりましたが、農水大臣政務官はTPP問題等予算関連で非常に重要な立場でもあると...全文を見る
○下村委員 もうそれしか答えられない。仮定って、もう明らかなことなわけですよ。だれが見ても明らかなのに、仮定だから答えられないということ自体が政権としての当事者能力がないというのが、もう答弁で明々白々ですね。  それから、安住国対委員長が予算案と歳入法案切り離し論というのを発言...全文を見る
○下村委員 いや、これは一体論ですから、採決も含めて連動して議論するというのは、それは担当大臣としては当然のことだと思いますけれども、担当大臣としてもそういうことでよろしいんですか。
○下村委員 いや、年度内採決云々と聞いているわけじゃないですよ。切り離し論があるけれども、切り離して議論できることなんですか、予算案とこの歳入法案は一体ではないですかということを聞いているんです。
○下村委員 既にもう逃げているわけですね。これは財務大臣として、一体感の中で議論をしてもらうというのは担当大臣としては当然の立場なんです。それ自体も発言できないということが、今の菅政権の、政局のこれからの危うさというのをやはり象徴しているというふうに思います。  私は、ちょっと...全文を見る
○下村委員 いや、報道ではなくて、政府として把握していますか。
○下村委員 枝野長官、そんなことじゃ国会通らないですよ。これは私、確認で言っているのであって、文書質問で出しているんですよ。そもそも、答弁の中でも、政府として把握しているという答弁にちゃんとなっているんですよ。政府として把握していると答弁しているのに、あなた、この場で言い逃れみた...全文を見る
○下村委員 この保釣運動団体の船が、政治的なデモンストレーションを目的として我が国領海内への侵入をすることがあり得るということの中で、今、政府及び海上保安庁はどのような体制で対応を検討しているか、どのような体制で防ぐことができるというふうに考えているか、お聞きしたいと思います。
○下村委員 お気持ちはよくわかりますが、今の法律で果たしてできるのかということについては、これは非常に難しいというふうに思うんですね。  今、北方領土も、それから竹島も、事実上、ロシアやあるいは韓国によって我が国の領土が実効支配されているような状況の中で、尖閣諸島も中国等外国に...全文を見る
○下村委員 政府として総合的に勘案して判断したのであれば、総務省の固定資産税課長の名前で尖閣の問題について石垣市長や市会議員に対して返答するということ自体、そもそも誠意がないんじゃないですか。そうしたら、それは官房長官名で出せばいいじゃないですか、政府としての立場であれば。それを...全文を見る
○下村委員 それから、所有者の意向を踏まえてということなんですが、直近でいつ確認したんですか。本当に所有者の直近の意向を踏まえているんですか。  これは所有者にしても、賃貸契約を始めた当時の状況と、ここ最近の状況というのは、非常に変わってきている。尖閣問題ですね。それから、先ほ...全文を見る
○下村委員 直近ではいつ確認しましたか。
○下村委員 枝野官房長官、冒頭に申し上げましたけれども、尖閣問題については、別に政府の批判をしようと思っているわけじゃないんですよ。これからの状況を考えれば、しっかりと領土問題は、これは与野党問わず、国会議員なわけですから、しっかり対応するということが必要なわけです。ですから、答...全文を見る
○下村委員 尖閣以外の北方領土と竹島、そうすると、枝野長官として、北方領土についてはどういう状況なのか、それから竹島はどういう状況なのか、お答えいただけますか。  それから、先ほどの墓参の問題については、これはもちろん我々が政権のときの問題でもありましたから、先ほどから言いまし...全文を見る
○下村委員 そうすると、不法占拠されているということでよろしいんですか、北方領土、竹島は。
○下村委員 菅総理のように、ロシアに対して過剰反応させるような言葉を別にここで引き出そうと思っているわけじゃないんですよ。ただ、我が国の領土であれば領土として、日本政府の立場については明確に発信しなければ、つまり事実は事実として、これはロシアや韓国に間違ったメッセージを与えること...全文を見る
○下村委員 いや、だからそれを不法占拠じゃないですかと言っているんですよ。違うんですか。どうですか、官房長官。
○下村委員 いや、官房長官、不法占拠とは違うんですか、それは。
○下村委員 全く事なかれ主義ですね。これは政局云々じゃなくて、不法占拠という言葉を封印するということ自体が、事実上、今の竹島の問題についても韓国のあり方について認めているのと同じなんですよ。認めているのと同じなんです。これは、間違ったメッセージを今の政府は完全に与えることになりま...全文を見る
○下村委員 先ほどの尖閣の問題に戻りますけれども、これは、我が国としての、今までのような竹島それから北方領土と明確に画したメッセージを国内外に出すということが必要だと思います。そのために、自民党も、領土に関する特命委員会で、これは国会で決議して、尖閣に上陸し、国政調査権を行使して...全文を見る
○下村委員 そういう中国の法律制定が行われている中で、この尖閣諸島を初めとする国境離島、我が国の領土として将来にわたって安定的に維持管理していくためには、国有化を通じて実効支配を強化していく必要があるのではないか、尖閣諸島においても国有化をすべきではないかというふうに思いますが、...全文を見る
○下村委員 これは、昨年十一月八日にこの予算委員会で、塩崎委員が、尖閣諸島を国有化すべきではないかということに対して、菅総理が、「せっかくの御提案でありますから、検討させてみたいと思います。」と、もう答弁しているんですよ。それが全く進んでいないという今の答弁としか思えませんが、ま...全文を見る
○下村委員 終わります。
03月09日第177回国会 衆議院 文部科学委員会 第2号
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○下村委員 おはようございます。自民党の下村博文でございます。  まず最初に、きょう、質疑が終了後に、海外美術品等公開促進法案の採決が委員長提案で行われることになりました。関係の皆様方に感謝を申し上げたいと存じます。  これまでの経緯を振り返りますと、これは、我が党の古屋圭司...全文を見る
○下村委員 よろしくお願い申し上げたいと思います。  次に北教組問題でありますが、北教組による民主党の小林千代美前議員の違法献金事件、これに端を発しまして、北海道教育委員会、札幌市の教育委員会が行った勤務実態調査によって、勤務時間中の組合活動など、数多くの違法行為の実態が明らか...全文を見る
○下村委員 今の大臣の答弁の前に、ほかの委員の方々は、この北海道教育委員会や札幌市教育委員会がどんな報告を文科省にしたかというのは御存じないのです。簡単に、笠政務官からでもいいですから、ちょっときのうの報告を改めて委員会で報告してください。
○下村委員 先ほど大臣が、両教育委員会を呼んでいるということでございますので、これは厳しく対応していただきたいというのと、それから、ぜひ両教育委員会に対するフォローもしっかりと文部科学省としてしていただきたいと思うんです。  一つは、今の報告でありましたが、道教委の報告でありま...全文を見る
○下村委員 これは委員長に対しての提案でございますが、文科省としても両教育委員会に対してそのように対応されるということでございますが、これは文科省任せということではなくて、国会論議の中から出てきたことでもございますし、当委員会に参考人として両教育委員会の方をお呼びして現場の生の声...全文を見る
○下村委員 よろしくお願いします。  それから、会計検査院にお聞きしたいというふうに思います。  こういうことで会計検査院が入るということは前代未聞のことだと思います。これは、義務教育費の国庫負担金の不正受給があるのではないかということから調査に入ったというふうに思いますが、...全文を見る
○下村委員 これは、勤務時間中の違法行為等もある中、この給与、義務教育費国庫負担金の不正受給に当たるという視点から、ぜひこの際、徹底して会計検査院においても調査をしていただきたいと思います。  次に、大相撲の八百長問題に対する政府の対応についてお聞きしたいと思います。  今般...全文を見る
○下村委員 これは、文科省としても具体的な条件を日本相撲協会に提出する必要があると私は思います。  今後のこの日本相撲協会のあり方について、三つのパターンが考えられるんですね。  一つは、新公益法人制度に移行して公益財団法人化する場合でありまして、法人の解散はありませんので国...全文を見る
○下村委員 ぜひ、ガバナンスの整備に関する独立委員会、期待をしたいと思いますが、先ほど申し上げたように、八百長メールの発覚前にまとめられたものでもありますし、その後の対応については、なれ合い的な形で存続ありという前提では国民目線と違った結論になると思いますから、そういう部分で文部...全文を見る
○下村委員 鈴木副大臣は以前から教育について大変関心を持っておられて、政治活動の中でも中心的に教育問題を、だけではありませんが、教育問題を中心的に御自分のテーマとして活動されているということについては、私は敬意を申し上げたいと思うんです。  そういう中で申し上げるんですが、民主...全文を見る
○下村委員 直近の週刊ダイヤモンドの資料によりますと、「採用の際、TOEICを考慮するか」で「考慮している」というのが五一・九%、それから、「考慮していないが、将来は考慮したい」というのが二二・二%で、七〇%近くが既に考慮しているか考慮したいという中で、実際に採用の際、TOEIC...全文を見る
○下村委員 大企業の社長さんたちに会うと、もう半分以上は外国人を採用したいと言うんですね。日本人では、英語力だけではないんですが、国際競争力の中でもう太刀打ちできない。日本企業ですよ、日本企業の大企業であっても、外国人を半分以上入れないともうグローバル社会の中で対応できない。それ...全文を見る
○下村委員 皆さん方の責任に押しつけるつもりはありませんけれども、先ほどの答弁で大臣も、今、副大臣も、例えば学校の先生に対する留学施策を予算に入れている、入れます、必ずそういう答弁をされますけれども、そもそも大した人数じゃないわけです。では、そんなので本質的に先ほどのような問題を...全文を見る
○下村委員 いや、一番最初の発言では検討していますがと言ったんですよ。では、検討していないということを明確に言ってください。最初は検討していますがとおっしゃいましたよ。
○下村委員 当然のことですよね。  それは私が予算委員会で取り上げましたが、二月九日の予算委員会で、これは枝野官房長官が、我が国において不測の事態が生じる可能性が砲撃以前に低下すること、つまり、朝鮮半島における緊張緩和というのが前提だということを言っているわけで、これがまだはっ...全文を見る
○下村委員 それでは確認をいたしますが、この再開の条件が整ったときにもう一度再スタートするということだと思いますけれども、この朝鮮学校の無償化手続再開の条件、先ほど申し上げましたように、これは朝鮮半島における緊張緩和前提ということですね。これを、いつ、だれが、どのように、緩和され...全文を見る
○下村委員 結果的に、予算委員会のときもまさに詭弁そのものでしたけれども、この朝鮮半島における緊張緩和、不測の事態が生じる可能性が砲撃以前に低下することというのは、極めてこれは外交問題なわけですよ。  実際、日本政府が、あるいは総理が判断するにしても、これは、砲撃事件の被害者で...全文を見る
○下村委員 これは大局観でぜひ物事を考えてもらわないと、袋小路の中の議論のようなことをしていたら、関係者に対して本当に結果的にはもてあそぶことになると思いますよ。大局観の中で、今の朝鮮半島の状況、それから六カ国協議、あるいは日本とそれから北朝鮮の二国間の関係、それから拉致問題、核...全文を見る
03月23日第177回国会 衆議院 文部科学委員会 第3号
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○下村委員 自民党の下村博文です。  私も、このたびの東北地方太平洋沖地震でお亡くなりになりました方々に対して心より御冥福をお祈り申し上げ、また、被災に遭いました方々に対してお見舞いを申し上げたいと存じます。  きょうは、与党の御協力をいただいて、午前中、東北地方太平洋沖地震...全文を見る
○下村委員 今は常時何人ぐらい、岩手、宮城、福島県それぞれに行かれているんですか。
○下村委員 冒頭、委員長が質問されておられましたが、義務教育は地方分権とはいえ、やはり、こういうときには現地が要請をできるような状況でない現場も相当あると思うんです。ですから、常時一人は行っているということでありますが、全面的に、これは要請がなくても文部科学省として行って、特にこ...全文を見る
○下村委員 私はあしなが育英会というところの副会長をしておりまして、手前みそなんですが、きょうの日経新聞に出ておりますので、ちょっと御紹介をしたいと思うんです。  民間団体のあしなが育英会も、自己完結型で、きょう、阪神大震災の遺児支援に携わったスタッフら六人が仙台市などに派遣を...全文を見る
○下村委員 我々も、補正予算については、提案をして取りまとめて既に出しておりますけれども、追加でいろいろと要請をしていきたいと思いますので、これは、与野党の垣根を越えてどう一致結束して協力するかということが問われていると思いますから、我々も全面的に御協力したいと思いますし、ぜひし...全文を見る
○下村委員 財務政務官、義務教育の先生は、先ほど申し上げたように、三分の一が国庫負担金ですね。残りの三分の二は都道府県が負担しているわけです。地方交付金は減らさなかったわけですよね、今のお話ですと。義務教育費国庫負担金を減らした、マイナス一〇%。おかしいんじゃないですか。学校の先...全文を見る
○下村委員 いや、そごがないようにって、何がそごがないのかわからないんですが。  政務官、民主党は公務員についても二割削減と言っていますよね、二割削減。これは人数を減らすのか、それとも財源を二割削減するのかというのはともかくとしても、二割削減。ですから、同じマイナスシーリングを...全文を見る
○下村委員 全然答弁になっていませんけれども、予算委員会じゃありませんから、とめません。  文科大臣、今の話のように、教職員の給与の三分の二は実際はマイナスシーリングをかけていないわけですよ。今回、三分の一の国庫負担金だけマイナス一〇%シーリングをかけているんですよ。なぜこれを...全文を見る
○下村委員 これはやはり認めてはいけない一線だと思いますよ、文部科学省として。今、元気な日本復活特別枠というのがあるから結果的には減額しなくて済むということをみずからおっしゃっていましたが、これはトリックですからね、国民から見たら。こういうのを認めていたら、それは信用しなくなりま...全文を見る
○下村委員 財務大臣政務官にお聞きしますが、もともと文部科学省からは、一年生だけでなく、一、二年生に対しての三十五人学級で要望をしていたはずなんです。これは、学校現場は、小学校の一年生から二年生の進級に関しては、人間関係形成力がまだ未熟だし、集団の維持が望ましいということから、ク...全文を見る
○下村委員 今の答弁は、来年以降なかなかすんなりいくかどうかは難しいですよ、そういう答弁ですよね。  そもそも、最終的に元気な日本復活特別枠で計上された二千八十五億円、その全額が三十五人以下学級を実現するための教職員の増員に支出されるものではなく、実は、現行の四十人学級に係る小...全文を見る
○下村委員 苦しい答弁で、完全な方便だということだけ指摘します。  なぜ義務教育費国庫負担金にまでこのマイナスシーリング一〇%をかける事態になったのか。そもそものその原因というのは、高校授業料無償化を一〇〇%実現するために犠牲になったわけです。  いわゆるばらまき四Kについて...全文を見る
○下村委員 いや、財務大臣政務官ですからちょっと認識をしっかり持ってもらいたいんですけれども、それで足りますか。そもそも、阪神・淡路大震災のときでも補正予算等で三兆円を超えているんですよ。民主党の中でさえ、今回のこの対策として十兆円はかかるだろうということが言われている中、今のよ...全文を見る
○下村委員 いや、ですから私は端的に財務省にお聞きしているんですよ。高校授業料無償化、これは四Kの中の一つですね。この財源を震災復興財源に充当すべきではないかというふうに具体的に申し上げているんです。これに対して財務省としてどう考えますかということをお聞きしているんです。
○下村委員 文科大臣にもお聞きしますが、今の震災復興対策の財源問題だけでなく、最初申し上げたように、本来憲法で保障すべき義務教育費国庫負担金までマイナス一〇%、削減されている。それから、我々が非常に重要視すべきだと思っている、例えば道徳教育とかほかの部分も削減されている。高校授業...全文を見る
○下村委員 来年度の予算について今の菅政権が続いていることは一〇〇%ないと私は確信はしていますけれども、高木大臣が文科大臣をやっていることはあるかもしれませんのであえてお聞きしますけれども、高木大臣、高校授業料無償化のために、では、来年度も政府方針で義務教育国庫負担はマイナスシー...全文を見る
○下村委員 全くできていなかったわけですよ。今までできていないのに何でできるのかと不思議でならないわけですが、我々は、こういう経緯のもとに編成された平成二十三年度予算案について当然ながら反対したわけです。その予算を執行するための義務標準法改正案については、いわば毒樹の果実のような...全文を見る
○下村委員 今回の三十五人学級の概算要求締め切りは昨年の八月末でした。それも、一年生、二年生での三十五人学級の要求だったわけですね。  それで、都道府県教委の現場には、この一、二年生の三十五人学級を実現することを前提に教職員人事配置をするように指導していたのかどうか、お聞きした...全文を見る
○下村委員 予算編成が最終決定したのはいつでした。
○下村委員 昨年十二月二十四日が決定日、そして、最終決定は一年生だけの三十五人学級となったわけですね。先ほどの御報告のように、最終決定をしたところが十月末というのが四十八県市あったということで今報告があったわけです。  これでは、都道府県が責任を持って市町村に教職員人事を配置す...全文を見る
○下村委員 二年生も三十五人学級を実現するのではないかということで準備をしていた都道府県というのは、どれぐらいあったと思われますか。
○下村委員 都道府県での採用試験が終わり、初めて翌年の人事が始まるということですね。三十五人学級が一年生だけに限定されたのは採用試験よりもはるかに後のことなんです。  ちぐはぐなスケジュール観となったこれは、今の御答弁だと、財務省の責任ですかね。二年生の三十五人学級を認めなかっ...全文を見る
○下村委員 もともと役人出身だからそうなのかもしれませんけれども、典型的な役人答弁ですね。政治家としてそんな答弁は通用しませんよ。一、二年生の問題で言っているんですからね。文科省としては、一、二年生で三十五人学級を進めるということをしていた中で結果的には一年生だけになったというの...全文を見る
○下村委員 鈴木副大臣、そういう答弁が官僚答弁だと言っているんですよ。  高木文科大臣にお聞きしますけれども、きょうはもう三月の二十三日ですよね。ようやくきょうからこの衆議院で法案審議が始まったばかりなわけです。施行期日は四月一日、十日もないわけです。なおかつ、衆議院と参議院で...全文を見る
○下村委員 時間ですので終わりますが、東日本大震災や福島原発の事故もあり、また、現在も非常に不安定な中、この三十五人学級をそう急ぐ必要はないのではないかというふうに私は思いますが、我々も案を出させていただいていますから、しっかりと熟議をしながらよりよいものをぜひ目指していただきた...全文を見る
03月25日第177回国会 衆議院 文部科学委員会 第4号
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○下村委員 自民党の下村博文でございます。  私は、いい意味で文教族というふうに自称しております。そういう立場から率直に申し上げたいと思うんですが、新・公立義務教育諸学校教職員定数改善計画、これがもとになって義務標準法改正案が今回も出されているわけでありますけれども、これは、私...全文を見る
○下村委員 具体的にはお答えになっていませんけれども、中学三年生までの定数改善法、これは事実上計画どおりにもう初年度からいっていないわけですけれども、今後もいくのはもう不可能だと思います。  別の視点から、少人数にしながらきめの細かい対応をどうしていくか、違う発想を今の現状の中...全文を見る
○下村委員 そういうことですから、与党の方でもよろしくお願いをしたいというふうに思います。  そして、先ほどの、被災した地域に対するフォローアップを今回のこの法律案で私は書き込む必要があるのではないかと思っているんですね。それはおととい提案した内容でありますけれども。  この...全文を見る
○下村委員 我々、今何をやるかということと、それから長期的展望の中でこれからどう考えるかということ、二つに分けて議論すべきだと思っています。  長期的という意味では、先ほど冒頭に申し上げました対財務省の四項目、それから今回の大震災、これを受けて、そもそも基礎定数の見方そのものを...全文を見る
○下村委員 おととい提案しているように、我々は、残りの五万九千人の加配についてどうシフトするかということについては、今回は対象にしていません。あくまでも、今回の四千人のふやす教職員の数の中で、これを加配要員としてより柔軟に対応できるようにすべきだということを申し上げているわけで、...全文を見る
○下村委員 十年で退職予定というのはそんなにいるんですか。
○下村委員 五千百人が更新講習の必要時間数が足らなかったということは、これはサボっていたというよりは、今の政局の中、もう必要ないんじゃないかと判断をした先生方も結構いたのではないかと思います。  これはどうしますか。この免許更新制、民主党政権としてはこれは廃止するのか、見直すの...全文を見る
○下村委員 では、今御指摘のあったことを先に聞きますけれども、我々もそれは問題だと思っているんですよ。この免許更新制で、十年たったら三十時間、それから、もともと十年研修がありますね。これはやはり重複をしていて、かなり負担もあるのではないかと。ただ、詳しく聞くと、実際は重複部分とい...全文を見る
○下村委員 では、もう一度確認しますが、民主党政権において、とりあえず今、政務三役の立場において、この免許更新制度は廃止しないということですか。
○下村委員 いや、ごまかさないでください。これは民主党のマニフェストに書いてあるんですよ。それから、日教組でもそもそも免許更新制廃止というのを主張しているんです。ですから、単純云々じゃないですよ。皆さんだって言っているんですから、はっきり答えてください。
○下村委員 全然答弁になっていないですよね。副大臣ですから、なぜ副大臣がそもそも答弁するかというのもおかしいわけで、高木文科大臣、教員免許更新制度、廃止するかしないか、端的にお答えください。
○下村委員 民主党のマニフェストには廃止をすると書いてある。日教組も言っている。  高木大臣、いいですか、お聞きしているんですけれども、そうすると、今時点で廃止するかしないかはまだ検討中ということですか。もう一度明確に答弁をお願いします。
○下村委員 失礼しました、インデックス。これは民主党は主張していましたよ。どうするんですか。
○下村委員 そうすると、マニフェストは守らなくてはいけないけれども、インデックスは守らなくてもいいということですか。そういうことですね、今の答弁は。まあいいです。これは改めてきちっと議論をしたいというふうに思います。  いずれにしても、教員をふやすということだけでなく、どう質を...全文を見る
03月30日第177回国会 衆議院 文部科学委員会 第5号
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○下村委員 自民党の下村博文でございます。  今回、自民党は、この三十五人以下学級、小学校一年生を対象にする法案について、二つの大きな理由で反対をいたしました。  一つはその出自の問題でございまして、今まで何度か議論がされましたが、義務教育国庫負担金についてマイナスシーリング...全文を見る
○下村委員 端的な答弁ではないんですが。鈴木副大臣でも結構ですけれども、先ほどの私の質問に対していかがですか。
○下村委員 修正案は、政務三役はまだごらんになっていないということですか。
○下村委員 第四条はそういう趣旨ですから、学級編制の考慮事項ですね、よく理解をしておいていただきたいと思います。  それから、第七条の二項それから十五条関係の修正のところです。  これは、加配措置に係る必要かつ十分な教職員の確保をする必要がある。それから加配措置については、今...全文を見る
○下村委員 それから次が四十一条の二項、これは地方教育行政の方の改正案のところでありますが、ごらんになっていただきたいと思います。  これは県費負担教職員の定数設定の際の勘案事項でありますけれども、政府案については、これは委員会で何度も指摘を申し上げましたが、事後届け出というこ...全文を見る
○下村委員 次に附則関係のところでありますが、これは、我が党の案をそのまま入れていただいていることに感謝申し上げたいと思います。  この中で附則の三でありますが、「政府は、前項の措置を講ずるに当たっては、これに必要な安定した財源の確保に努めるものとする。」ということでありまして...全文を見る
○下村委員 副大臣、二つ申し上げますので、帰ったら、これははっきりと財務省の中で検討していただきたいと思うんです。  これは財務省だけの問題ではありませんが、先ほど、義務教育国庫負担金について、組み替え基準の中でそういうふうにしたという話がございましたね。我々は、その組み替え基...全文を見る
○下村委員 高木大臣、もともと政府の案の中に、附則の二項の中に、「国及び地方の財政の状況その他の事情を勘案しつつ、」云々というのがあるんですね。我々は、立法の立場でこの「国及び地方の財政の状況」というのを外しました、今回の修正案の中で。つまり、国及び地方の財政の状況にかかわらず、...全文を見る
○下村委員 ちょっと頼りない答弁ですね。財務大臣だったらまだそれは評価しますよ、私は。でも、文科大臣としてそういう姿勢では、本当に大丈夫なのかなと。予算の獲得のために先頭に立って教育費については頑張るお立場の方が、そういう答弁ではちょっと頼りないなという感じがしますよ。  率直...全文を見る
○下村委員 答弁については揺るぎがないんですけれども、ただ、行動については正直言って疑心暗鬼なんですよ。(発言する者あり)本当にするのかなということでございまして、今、横からそういう話がありましたので、財務省にもこの件についてお聞きをしたいと思います。
○下村委員 かなりではなくて、ここは全会一致なんですよ。それから、今作業を本当にしているんですか。していないでしょう、これからじゃないですか。  私が提案したのは、先ほどおっしゃった組み替え基準そのものを変えてほしい、その中に義務教育国庫負担金についてはマイナスシーリングの対象...全文を見る
○下村委員 いや、本当に修正案について既に財務省で検討しているとは思えませんが、検討しているのであれば、この文言をそのまま素直に財務省としては受けとめていただきたいと思います。  次に、四のところでありますけれども、   公立の義務教育諸学校の学級編制並びに教職員の任免等及び...全文を見る
○下村委員 前向きな答弁、ありがとうございます。四番はそういう意味でございますので、ぜひ文科省の方でも対応していただきたいと思います。  それから、五番については、これも、我が党が他党の協力をいただいて、ぜひということで入れていただいた附則でございます。本則の中に実際はこれは書...全文を見る
○下村委員 それから六のところですけれども、これは大切なので、今どう対応するかということですので、ちょっと読みます。   平成二十三年東北地方太平洋沖地震により被害を受けた地域に所在する公立の義務教育諸学校(当該地震後に、被災した児童又は生徒が転学した公立の義務教育諸学校を含む...全文を見る
○下村委員 ぜひ、的確な、また迅速な対応をお願いしたいと思います。また、これからさらに補正予算等について、文部科学省として、現場に対する対応、政府全体として先んじてやるようなものをどんどん出していただきたいと思うんです。  きょう朝、自民党は、「東日本巨大地震・津波災害対策に関...全文を見る
○下村委員 これは与野党ありませんから、財務省も。それから、予算について限度があるといっても、これは震災復興のための新たな国債なり別枠で対応しながらやっていって、国家の危機ですから、ある意味ではもう制限を設けないで、こういうときに緊縮財政をするようだったら本当に日本はつぶれますよ...全文を見る
○下村委員 この事件が起きたということは、結果的には、北教組それから道教委、この間の不正常な関係、だからこそこのような問題、事件が出てきたのではないかと思いますが、これについてはいかがですか。
○下村委員 ですから、今回、この法律改正によって逆にこのようなことがさらに起きやすくなるという可能性は、一方でやはりあるんです。  昨年の小林千代美前衆議院議員の違法献金事件を受けて北海道教育委員会が行った勤務実態調査の結果、勤務時間中の組合活動や選挙活動などの実態が明らかにな...全文を見る
○下村委員 この法律案が通った後、特に北海道だけではありませんが、北海道について、教育委員会に、結果的にこのような組合の不正の温床となるような対応を区市町村の教育委員会で厳格にすることによって防ぐようにということについては、改めて文部科学省からも、この法律の改正と同時にぜひ通達を...全文を見る
○下村委員 時間が参りましたので終了いたしますが、今、中教審という話が出ましたけれども、三・一一でもう変わったと思うんです。アメリカでも、九・一一のとき、その前と後でアメリカ人の意識がすごく変わったという話が当時ありました。今回の大震災、津波、それから原発、今でも進行中ですけれど...全文を見る
○下村委員 公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律の一部を改正する法律案について、提出されております修正案に賛成の立場から討論を行います。  修正案の内容については、既にその内容の説明を行ったところですが、改めて、我々がなぜ修正を求めているのかという点を中...全文を見る
○下村委員 私は、提出者を代表いたしまして、本動議について御説明申し上げます。  案文を朗読して説明にかえさせていただきます。     公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   政府及び関係者は、本法の施行...全文を見る
03月31日第177回国会 衆議院 本会議 第13号
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○下村博文君 自由民主党の下村博文です。  私は、自由民主党・無所属の会を代表して、いわゆる義務標準法改正案について、修正案と修正案を除く政府案に対し、賛成の立場から討論を行います。(拍手)  まず、このたびの平成二十三年東北地方太平洋沖地震において、お亡くなりになられた方々...全文を見る
04月06日第177回国会 衆議院 文部科学委員会 第6号
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○下村委員 おはようございます。自民党の下村博文です。  私も週末に、仙台、気仙沼、そして南三陸に視察に行ってまいりました。  今、村上委員から視察の件が出ましたのでちょっとあえて申し上げたいんですけれども、私が行く前に、私のところに岩手県の関係者の方から電話がありまして、行...全文を見る
○下村委員 昨日、気象庁が、国際原子力機関、IAEAの要望を受けて提供していた放射性物質の拡散予測の資料をホームページで初めて公開したというのが報道に出ております。  今、この放射性物質の拡散については、フランスが発信しているのが世界じゅうで物すごくアクセスがあって、日本語バー...全文を見る
○下村委員 そうすると、今時点でいつごろ復旧できるかどうか、回復できるかどうかはちょっとわからないということですか。
○下村委員 わかりました。  それで、文部科学省が、大気中にどの程度の放射性物質が飛散し放射線が出ているか、これは各地の計測結果を公表しているわけです。  ただ、これが国内の人から見ても国外の人から見ても、今のお話のように、福島原発周辺に限定しているのではないかということにつ...全文を見る
○下村委員 ホームページでやっている、だから見ろということは、私は、国民感覚からいうと親切じゃないと思いますよ。  私は、先ほど言いましたように、天気予報のように、国民がわかる形できちっと発表することによって、安心、安全というのは国が責任を持つ。そういう意味で、放射能汚染の種類...全文を見る
○下村委員 先ほどの宮城県の私立幼稚園の要望、これついてはどうですか。
○下村委員 風評被害対策を含め、放射線についてかなりやっているという話がありましたが、国民はそう見ていないんです。それで、高木大臣に申し上げたいんですが、世界もそう見ていないんですよ。  南三陸でもイスラエルの医師団が入ってきていましたが、何か遠慮をしながら医療活動をやっている...全文を見る
○下村委員 とにかく、直接的、間接的に世界じゅうの関係者から、支援をしたい、しかし、日本政府がその支援についてウエルカムというような雰囲気でないということは各国共通していますから、しっかりこれは官邸に伝えていただきたいと思います。  そして、きょうのこの一般質疑が終わった後、日...全文を見る
○下村委員 今、私のところにメモが入りまして、私も詳しく見ていなかったんですが、先ほどの答弁で、全国で、文科省のホームページでちゃんと公表しているということでしたけれども、福島県は細かいメッシュで計測をしている、しかし、他県においては県庁所在地に限定している。これでは不十分である...全文を見る
○下村委員 優先順位を間違っては困りますよ。今何が危機なのか、何が重要なのか、目の前に迫っていることに対して何が対応できるのかということについて、もう世界じゅうの支援を仰ぎながら体制を組むということこそが、国民に対して政府の仕事として求められていることだと思います。  それから...全文を見る
○下村委員 その階上中学校では、体育館とそれから普通の教室、一教室当たり二十人ぐらいの方々が五家族か六家族ぐらいで避難されておられるんです。  この中で、自衛隊の炊き出しもずっと続くわけじゃない、そういうことについて、この避難民の方々が、それぞれのやりたいこと、能力に応じて役割...全文を見る
○下村委員 ちょっと具体的におっしゃらないので。私が聞いているところによると、地元の最低時給以上の時給は確保する、それから、都道府県または市町村の臨時職員として雇用するということでよろしいわけですね。  それから、宮城県においては総額で三十億、これについては予算を計上していると...全文を見る
○下村委員 これは、避難民の方々にとって今後の自立に向けた一つの大きなステップになることであると思いますし、私はすばらしい取り組みだと思いますから、ぜひ厚生労働省も、全国の自治体、市町村まで含めてこれについてPRをして、それぞれの避難所で一日も早く自立活動ができるようなバックアッ...全文を見る
○下村委員 鈴木副大臣も御承知の京都の門川市長から私のところに電話がかかってきまして、仙台市に対して、たまたま市長をよく知っているというだけで、京都市からだけでももう延べ五百人職員を送っているんですよ、新聞には余り報道されていませんけれども。  というふうに、要請があったらこた...全文を見る
○下村委員 我々も、支援法を新たに今回の特措法として考えたいと思っておりますし、ぜひ協力をしたいと思います。専修学校、各種学校についてもこの激甚法の対象にしていただきたいと思います。  それから、私のところにもメールが来まして、一般の学習塾、社団法人全国学習塾協会も、今現在で百...全文を見る
04月13日第177回国会 衆議院 文部科学委員会 第7号
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○下村委員 おはようございます。自民党の下村博文です。  本題に入る前に、非常に重要なことでございますので、昨日のレベル7、これについてお聞きをまず冒頭させていただきたいと思います。  この福島第一原発の事故の評価、事故発生直後の4が、最初は4だったわけですね、三月十八日に5...全文を見る
○下村委員 この最悪の評価レベル7、これはチェルノブイリと同じなわけですけれども、ただ、このチェルノブイリは、ほぼ十日間で放射性物質の大気への放出はとまったわけです。我が国の場合は、今回の福島第一原発は、放射性物質の汚染、チェルノブイリに比べれば十分の一以下であるというふうに言わ...全文を見る
○下村委員 よくわからなかったんですが、それぞれ簡単にお答えいただきたいんです。  まず、二十キロ圏内の避難指示のところについてはお答えありませんでしたが、これはもうゼロでいいのかどうか。つまり今はいないのか。それから、緊急時避難準備区域については、これはもう休園、休校しろとい...全文を見る
○下村委員 私の方から確認しますが、二十キロ圏内の公立の小中学校八千九百四十三人はもういない。ゼロということですね。それから、二十キロから三十キロ圏内の公立小中学校生徒六千五百二十九人、これもここで授業はもうやっていない、ゼロということでよろしいわけですね。次の計画的避難区域です...全文を見る
○下村委員 もっと詳しくお聞きして、国民のといいますか、特にその地域の方々に対して安心を提供していただきたいと思います。ちょっと本題ではありませんのでここまでとしますが、これは国が定めているんですから、しっかり国がこれは主体的に対応してくださいね。いや、それでいいです。結構です。...全文を見る
○下村委員 文科省としては一次補正に要求で入れたということですね。新聞報道によるとこれは入っていないということになっておりまして、それで財務省に来ていただいたわけです。  これは先ほども議論があったんですが、一次補正に入らないと、実際、夏休みに工事するんですね、学校現場というの...全文を見る
○下村委員 我々は、四Kですね、その中に高校無償化も入っていますが、これを予算から外して削除して、そして国民の安心、安全に振り向けるべきだということを要求をしております。今申し上げたように、一次補正予算に入れなければ、事実上ことしの夏休みに耐震化対策できなくなってしまいますから、...全文を見る
○下村委員 民主党の主張も一〇〇%批判をするわけではなくて、確かにそのとおりという部分として、基金化によって無駄等が、あるいは不透明な予算が計上されることもあるかもしれない、使い方ですね、それはそのとおりだと思います。ですから、この基金化によって、絶え間ない効果の検証、それについ...全文を見る
○下村委員 こういう大災害が起きた国難のときであるし、また、原発に対する不安感が消えない中、もう一度我が国がよみがえるような国になるためには、科学技術の振興を国家戦略として求めていくことが必要であるというふうに思います。  我々としても賛成をし、また、これについてさらに拡充をす...全文を見る
○下村委員 私は、提出者を代表いたしまして、本動議について御説明申し上げます。  案文を朗読して説明にかえさせていただきます。     独立行政法人日本学術振興会法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   政府及び関係者は、本法の施行に当たっては、次の事項について特...全文を見る
04月27日第177回国会 衆議院 文部科学委員会 第8号
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○下村委員 自民党の下村博文です。  感情的ではなくて建設的に提案をしていきたいと思うんですが、高木大臣、やはり国民は、政府の情報について、原子力発電関係ですが、不信感を持っているんです。ですから、大丈夫だとここで言われても、具体的な根拠をきちっと明示することによって、論理的な...全文を見る
○下村委員 大臣、今の答弁では国民の皆さんは安心しないと思いますよ。  先ほど申し上げましたよね。ICRPが、緊急時被曝状況から現在の被曝状況、緊急時終了後の状況ですね、これが年間一ミリシーベルトから二十ミリシーベルト、上限が二十ミリシーベルト、私が申し上げたのは、ただしその中...全文を見る
○下村委員 大臣、具体的に答弁していただきたいんですよ。やはり安心、安全の問題だから、精神論とか抽象論で国民の皆さんが、高木大臣が言われているんだから大丈夫だというふうにはならないんですよ。  具体的に、例えば、きょう午前中、原子力安全委員会が来られていましたが、この二十ミリシ...全文を見る
○下村委員 いや、五十二校じゃなくて、今までも、四月の上旬に福島県内の千五百校近く、教育関係施設ではかったんでしょう。これは同じようなことにする必要があるんじゃないですか。福島県内の少なくともすべての、四月の上旬に福島県が調べたわけですから、ただ、あれは三日間調べただけで、そのそ...全文を見る
○下村委員 いや、しているわけですって、そもそもそれを聞いているんですよ。そういうことが大切なんじゃないですかということを申し上げているんですよ。  これは福島だけでなく、前回も質問をいたしましたが、宮城県に行ったときも、仙台の私立の幼稚園協会関係から、幼稚園においては小さな子...全文を見る
○下村委員 いや、そんな答弁だから国民が信用しないんですよ。  では、東京では幾つ測量器が設定されているんですか。
○下村委員 新宿都庁に設定しているだけで安心だということ自体が、そもそも国民から見たら、政府は何を考えているのということになるんですよ。五十二カ所設定しているからいいとか、これはそういう問題ではないでしょう。  風評被害を防ぐためにもしっかりとモニタリングを、前々回、私は、全国...全文を見る
○下村委員 危機管理が全くなってないですね。前回の質問のときも笹木副大臣が、いや、それだけ用意するのはお金が必要だ、人も必要だ、そんなにすぐ対応できないという答弁だったわけですよね。今も同じような答弁です。  しかし、先ほどの、私が福島に行ったときに持っていた線量計は、私の友人...全文を見る
○下村委員 何か言葉じりをとるようで申しわけないんですけれども、念には念を入れてというと、何か、慎重ですぐ対処しないというふうにしか聞こえないんですよ、今までの対応からして。いかに早く対応するかということが必要だと思います。  それから、私は、そもそもこれは高木大臣ではなくて菅...全文を見る
○下村委員 それから巡業ですけれども、年内は中止とするというふうに聞いておりますけれども、日本相撲協会は、六月に東北地方へ慰問としての巡業を行うという方針であるというふうに聞いています。その際、会場が避難所などになっているため、取り組みは行わないということで、慰問巡業ということで...全文を見る
○下村委員 それから七月の名古屋場所ですけれども、十日から本来であれば予定されることになると思いますが、通常の本場所として開催できるように、より一層のこの大相撲再生に対する取り組みは当然きちっとやってもらう。そして、この大相撲の八百長問題の再発防止に向けた対応については文科省がし...全文を見る
○下村委員 最後に、第一次補正予算についてお聞きしたいと思います。  我々の要求を入れていただいてというか、文科省ももともとそういう思いがあったわけですが、三百四十億の公立学校施設の耐震化、これが追加でこの一次補正予算に入ったということは、喜ばしいことだというふうに思います。 ...全文を見る
○下村委員 最後に、罹災証明書が必要だとかなんだとか面倒くさいことを言って手続が遅くならないようにタイムリーに対応するということが一点、それからもう一つは、この際ですから、ぜひ、給付型奨学金というのを設定することによってこういう子供たちに対する対応をしていただきたいということを要...全文を見る
05月13日第177回国会 衆議院 文部科学委員会 第9号
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○下村委員 おはようございます。自民党の下村博文です。  まず、浜岡原発についてお聞きしたいと思います。  菅総理は五月六日の記者会見で、中部電力の浜岡原子力発電所の原子炉をすべて停止する要請を行ったと発表されました。理由について菅総理は、浜岡原発で事故が発生した場合、社会全...全文を見る
○下村委員 菅総理の記者会見の前日に原子力安全・保安院は、「緊急安全対策は、適切に実施されている」、こういうふうに報告をしているわけです。そして海江田経済産業大臣は、この結果を受けて五月六日に、「防潮堤の設置、原子炉建屋の水密化工事や空冷式非常用発電機の高所での設置など、各発電所...全文を見る
○下村委員 前日まで原子力安全・保安院では安全確認をしていると。にもかかわらず、急に菅総理が重大な事実を新たに、何か保安院なり関係機関から通知があったのでないのにもかかわらず、このような唐突な要請をしたということであります。  報道によれば、原子力安全・保安院はこの菅総理の会見...全文を見る
○下村委員 つまり原子力安全・保安院は、事前に菅総理の会見まで停止要請を知らなかったということですね。確認をしましたが、そういうことですね。  そして、今も出ましたが、担当の海江田経済産業大臣、きょうは松下副大臣が来られています。松下副大臣は、菅総理がこのような記者会見をする、...全文を見る
○下村委員 松下副大臣、さっきの答弁と私の質問を正しく聞いていただきたいと思うんですけれども、前日まで原子力安全・保安院は、この浜岡原発については、きちっと調査した結果、安全については心配ないと。それから、当日の六日には海江田大臣が視察した結果、防潮堤はつくる必要がある。しかし、...全文を見る
○下村委員 仙谷官房副長官たる人が、チームには入っていなかったかもしれませんけれども、しかし、総理官邸における重要な立場の方が、菅総理が最終決断をする前に事前に相談がない、事前に話がない。これはもう官邸機能を呈していない。仙谷さんが煙たがられて外されているのかどうかということはわ...全文を見る
○下村委員 仙谷副長官、本来は総理にお聞きしたいことなんですよ。ただ、総理が出席されないので、総理のかわりに答弁をされる立場なんですね。ですから、仙谷さん個人に対して私は質問しているわけじゃないんです。総理に対する質問を総理のかわりに副長官にするというのがこれは委員会ですから、総...全文を見る
○下村委員 総理との関係がどうだか、三面記事的な言い方はしませんけれども、答弁になっていませんよね。まあ、それ以上は求めません。  せっかくですから、松下副大臣はどう考えますか。
○下村委員 全く答弁になっていませんよね。  つまり、今回の浜岡原発によって全国の原子力発電所も停止せざるを得ない状況に追い込まれるかもしれない。そのときに変わる経済危機、経済、エネルギーに対する対応をどうするか。これは早急に政府が責任を持ってぜひ至急考えていかないと、この国が...全文を見る
○下村委員 そういうふうな、ある意味では全く一体感となった機能をしていないというところが、国民から見て、今の菅政権に対する大いなる不安と危惧、そして、本当にこのままやっていくということが我が国のこれからの復興対策として当事者能力を持ってやってもらえるのかということについて、大多数...全文を見る
○下村委員 合計すると八千四百人ぐらいの人が原子力関連法人で働いている。にもかかわらず、今回のような対応がどの程度この八千四百人近くの人たちができているのかということについては、非常に問題があるというふうに思います。このような原子力関係法人は今後見直す必要があるのではないか、この...全文を見る
○下村委員 先ほど、小佐古前内閣官房参与についての話をしましたが、この小佐古氏が二十ミリシーベルトについて強い批判をしているということを申し上げました。通常の放射線防護基準に近い、つまり年間一ミリシーベルト、特殊な例でも年間五ミリシーベルト、これで運用すべきだろうと。警戒域である...全文を見る
○下村委員 今の答弁のように、ICRPそれからIAEA、これの緊急時被曝状況における放射線防護の基準値を考慮して、事故発生から一年の期間に積算線量が二十ミリシーベルトに達することのないようにという話がありましたが、本当にそれでいいのかということについては、どうも明確な答弁になって...全文を見る
○下村委員 今、久住原子力安全委員会委員からお話がありましたように、文科省の方が一ミリから二十ミリシーベルトの基準を出したのでよしとしたということを言われましたけれども、小佐古教授も辞任表明の中で、「行政側の都合だけで国際的にも非常識な数値で強引に決めていく」、こういうことを言っ...全文を見る
○下村委員 時間になりましたので終わりにしますが、内々検討じゃ困るんですよ。きちっと積極的に早目に対応していくということが国民の安心、安全に対する責務だというふうに思います。引き続き、この問題は提起をしていきたいと思います。  以上で終わります。
05月19日第177回国会 衆議院 安全保障委員会 第5号
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○下村委員 おはようございます。自民党の下村博文です。このような機会をつくっていただきましたことを感謝申し上げたいと思います。  私も、尖閣諸島の問題をお聞きしたいと思うんです。  今、実効支配という話がありましたが、実効支配じゃないですね。有効支配というふうにおっしゃってい...全文を見る
○下村委員 この団体は、ことしの六月の十七日、ちょうどこれは沖縄復帰四十周年の記念日に当たるわけですが、この日に、千隻の船で尖閣諸島海域に押し寄せてくる、そして、そのうちの一部は上陸をする、こういう計画を当初立てていたというふうに聞いております。しかし、その後、台湾のグループは六...全文を見る
○下村委員 今のお答えのように、六月の十七日はちょっと不確実ですが、しかし、そもそも断念をしたわけではないので、いずれ尖閣諸島周辺を取り囲むということは十二分に予想できることであるというふうに思います。  我が国領海内に千隻の船が入ってくる、なおかつ尖閣諸島への上陸、つまり領有...全文を見る
○下村委員 これに関連して、五月九日の産経新聞の記事についてお聞きしたいと思います。  これは、防衛省が対中国の有事シナリオ、尖閣諸島を中国によって占領されたことを想定して、それについて奪還するということをシナリオとしてつくられているということでございます。これは、あくまでも防...全文を見る
○下村委員 防衛省のシナリオでは、対応できないというふうになっています。  それで、そのシナリオですけれども、中国の漁船監視船等が海保の巡視船では排除できないというふうに日本政府が判断をして、そして海上警備行動が発令され海上自衛隊が出動するというふうなシナリオになっております。...全文を見る
○下村委員 ほかにもありますか。
○下村委員 今のお話のように、過去三回、海上警備行動が発令された事例があるということですね。  ですから、今回のシナリオが、防衛省が実際につくったかどうかは別にしても、想定としてはあり得る話だというふうに思います。  しかし、そもそも、海上自衛隊の艦艇が出動したとしても、中国...全文を見る
○下村委員 ですから、退去をただ求めるだけなんですね。  この防衛省のシナリオで、実際に日本の自衛隊の艦艇に対抗して中国の海軍艦艇がやってきたとしても、日本側は実際は武力衝突ができない、それを恐れて退去するということにこのシナリオそのものもなっています。  防衛省の防衛研究所...全文を見る
○下村委員 いや、答弁は第三国ということでもいいんですけれどもね。しかし、これは別に国家の秘密でも何でもなくて、非常事態に対してどう対応するかということについては、明確に国会の中でも答弁をぜひしていただく必要があるというふうに私は思います。  この中国海軍の動向について、五月の...全文を見る
○下村委員 では、この記事ということでなくていいんですけれども、私の質問に対しては答えていただきたいと思うんですが、例えば、中国人民解放軍が尖閣海域で大規模な軍事演習を実施する計画を持っているとして、もし中国政府が我が国の領海または排他的経済水域で軍事演習をしようとしたら、政府と...全文を見る
○下村委員 防衛大臣、そんな答弁でいいんですか、一時的に退去を求めると。  先ほど言いましたように、我が国の領海において、あるいは排他的経済水域で他国が軍事演習をしようとすることに対して、では、一時的だったら場合によっては認めることもあり得るということですか。
○下村委員 一時じゃなくて一義的ということですね。わかりました。耳が悪くてよくわからなかった。  具体的に、中国の漁船監視船が尖閣諸島の領域に入ってきたらどのように対応するのか、また、これまで尖閣諸島の領海に中国の監視船等は、いつ、どのように入ってきたか、これについてお聞きした...全文を見る
○下村委員 九回入ってきたんじゃないの。
○下村委員 では、海上保安庁の警告によって、領海に九回入ろうとしたけれども、結果的に入っていないということですね。  そして、これもシミュレーションですが、中国人民解放軍の海軍陸戦隊と特殊部隊、これが尖閣諸島に上陸するかもしれないということになった場合、このような動きを海上保安...全文を見る
○下村委員 海上保安庁は無理だと。自衛隊はどうですか。
○下村委員 この場合は、武力行使ということではないというイメージだと思いますね。つまり、尖閣諸島は我が国においてだれもそこに常住していないわけですから、武力行使によって占拠するということではなくて、ある意味では侵入して上陸をするということだと思いますので、阻止しようとした場合、今...全文を見る
○下村委員 海上保安庁の中では、対応は無理だということだと思います。防衛省の方はどうですか。
○下村委員 現行法でできるのかどうか、我々は新たな法律改正案を提案したいというふうに思っております。  そして、冒頭申し上げましたように、尖閣諸島の問題は、実効支配じゃないわけですね。実際に、外務大臣がみずからおっしゃったように、有効支配という言葉をお使いになっておられましたが...全文を見る
05月25日第177回国会 衆議院 文部科学委員会 第12号
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○下村委員 おはようございます。自民党の下村博文です。  スポーツ基本法が、いよいよ今国会、当委員会では来週にも提案される状況になったことを、関係の委員の皆様方に心より敬意を申し上げたいと思います。  自民党におきましても、きょう朝七時半からスポーツ立国調査会・文部科学部会を...全文を見る
○下村委員 国内においては九月一日ということですから、もうすぐですよね。実際に、広島がもう断念をしたということを聞いておりますので、東京が手を挙げるかどうかということしかないわけでありまして、東京が手を挙げることについても、実際に石原都知事がちゅうちょをしているということも事実で...全文を見る
○下村委員 二〇一六年の五輪誘致のときも東京都が独自に積極的に活動し、当時も東京都は、この三・一一のような状況がありませんでしたから、財源的にもきちっとやれるけれども、しかし、政府の担保保証がなければこれはIOCの評価として該当しないということで、最終的に政府も同意したと。  ...全文を見る
○下村委員 ぜひよろしくお願いを申し上げたいと思います。  阪神・淡路大震災が起きたとき、幾つかプラス面でびっくりした部分として、ボランティアの人たちがたくさん現地に行った。日本人もこういう意識を持っている人がたくさんいるんだなというのが、大きな歴史的な評価だったと思います。 ...全文を見る
○下村委員 私は四月一日、二日に気仙沼と南三陸に視察に行ったんですが、これは、マスコミでもかなり報道されていて、地元の町長さんや市長さんもよくメディアにも出ておられたそういう典型的な、本当に厳しい被災現場を私も見ました。行ったとき、後で宮城県の西村前代議士から連絡がありまして、同...全文を見る
○下村委員 最後の配付資料をごらんになっていただきたいと思うんですが、これは、自由社がこの災害派遣について、今回の東日本大震災、これは上のところの写真の解説だけですが、入っております。そもそも、今回の教科書は三・一一以前に既に検定合格をしていましたから、この東日本大震災は別に入れ...全文を見る
○下村委員 いや、ですから、今回の東日本大震災の自衛隊の災害救助について、より詳しく教科書記述をすることによって中学生に教える必要があるのではないかということを、大臣として教科書会社に対して要請というか申し入れをしていただきたい、私はそういうふうにお聞きしているので、端的な答弁を...全文を見る
○下村委員 そういう答弁を平気でするというのは問題だと思いますよ。  それというのも、今月の二十日、政府の拉致問題対策本部、この本部の関係省庁対策会議で、人権教育の一環として、北朝鮮による拉致事件を全国の学校で取り上げるよう各教育委員会に指示することが決定したと書いてありますよ...全文を見る
○下村委員 完全にもうやる気がないということで逃げているわけですけれども、今の答弁は法律的に問題があります。ここにも、今の拉致問題ですけれども、文部科学省は具体的な教育などの検討に着手すると報道で出ておりますが、具体的に検定済み図書の訂正について、これはできるんですよ。  検定...全文を見る
○下村委員 文科大臣にさらに読んでいただくのは恐縮ですから、私の方から、四項をごらんになっていただきたいと思います。  四項に、「文部科学大臣は、検定を経た図書について、第一項及び第二項」、今読んでいただいたところですね、「第二項に規定する記載があると認めるときは、発行者に対し...全文を見る
○下村委員 まあ、本当にとんでもない話ですね。  私は、拉致対策本部の見識は高く評価します。それに対して今の文科大臣の、それは千年に一度と言われている大震災なんですから、そんなしょっちゅうもちろん起きるはずがないことについて記述をしたらどうかと言っていることであって、それも、今...全文を見る
○下村委員 郡山市が表土から一センチ、文部科学省は、小学生が五十センチ、中学生が一メートル。これも、一センチと五十センチとそれから一メートルで、同じ場所でも相当違いがあるんです。実際に転んだりしたら、それはもう一センチの方が正しいということになるわけであって、その基準の決め方もや...全文を見る
○下村委員 言葉じりをとるわけじゃないんですけれども、くるくる変えることではないんです。暫定基準の見直しというのは、これは、下げるというのがそもそも前提ですよ。  そうではないということだったら、それも含めて、暫定基準について夏休みをめどにそれ以降は下げる、どれぐらい下げるかに...全文を見る
○下村委員 暫定基準の見直しというのは、世間の人はすべて、当然下げるんだろうな、つまり、より基準を厳しくするんだろうなというのが当たり前なんですが、大臣は下げるということも今の時点で言えないということなんですね。それも驚きました、はっきり言って。  この暫定基準の見直しも必要で...全文を見る
○下村委員 二つあるんですが、まず一つは、放射能を帯びた、学校でいえば表土ですね、土壌、これについて処理できない、だから、その学校の敷地内の土の中に埋めろということですか。  これ、もう二カ月以上たっているわけですよ。二カ月以上たっているにもかかわらず、瓦れき処理も含めて、放射...全文を見る
○下村委員 速やかにと言ったって、もう二カ月もたっているわけですね。実際、郡山では、捨てる場所がないから、やむなく校庭の隅っこにそのまま山にして、ブルーシートをかぶせているということです。  ただ、それを土の中に埋めると言ったって、例えば、これから梅雨どきです、雨が降ってそこか...全文を見る
○下村委員 いや、国としてしっかりとした基準はやはりつくるべきだと思いますよ。  この間、参考人で伊達の市長が来られたときも、プールの水が流せないと言うんですね。それが川に流れて、あるいは田んぼに行ってしまうとかいうことだと、周辺を逆に汚染させることになってしまう。だから流すこ...全文を見る
○下村委員 これは自治体の責任じゃないですから。これは、東京電力に対して損害賠償の対象となりますか。
○下村委員 指針が出ていない、ですから損害賠償の対象になるかどうかわからない。  大臣、結果的にだれが一番困るのかと。やはり、地元に住んでいる方々、自治体なんですね。国が国費として投入できるかどうかもわからない。しかし、そんなことを待っていたら、それぞれの自治体がもう財源的には...全文を見る
06月01日第177回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○下村委員 自民党の下村博文です。  このような機会をつくっていただきましたことを感謝申し上げたいと思います。  間もなく内閣不信任案が出る状況の中で、政務三役にとってはもしかしたら最後の答弁になるかもしれないし、ならないかもしれませんが、ぜひ誠意を持った答弁をしていただきた...全文を見る
○下村委員 そのしっかりと管理というのは、具体的に言うと実効支配ですか。
○下村委員 実効支配ということでいいんですか。それというのも、外務大臣は違うことをおっしゃっていましたよね。実効支配じゃなかったですよね。外務大臣はいかがですか。
○下村委員 領土の支配が確立していないんですか。今の答弁というのはちょっと不確かでしたね。それが一点と、それから、外務大臣は実効支配じゃなくて有効支配だ、枝野官房長官は実効支配だと。政府としてどうなんですか。
○下村委員 いや、明らかに違いがあるから聞いているんですよ。違いがありますよ。  もう一度枝野官房長官に確認しますね。有効支配と実効支配はどう違いますか、違いませんか。
○下村委員 しかし冒頭、実効支配をしているというふうな言い方をされましたね。(枝野国務大臣「そのとおりと言った」と呼ぶ)その中で、これは松本外務大臣がおっしゃったので、有効支配というのは、事実的にはどういう支配についておっしゃっていますか。
○下村委員 枝野官房長官もお聞きになっておられると思いますが、ことしの六月十七日に、尖閣諸島を中国漁船千隻が取り囲むという計画があったそうであります。そのうち一部が上陸を計画していた。ただし、池に落ちた犬をたたくようなことはすべきではない、つまり、三月十一日の東日本大震災を受けた...全文を見る
○下村委員 私もこの尖閣諸島が施政下にある石垣市に行きまして、地元の方々から随分要望を受けました。その中で、今の外務大臣の答弁は十分でない、地元の方々からすると、それぞれきちっとした対応をしてほしいというのがありますが、きょうは時間がありませんので、後で時間があれば、それについて...全文を見る
○下村委員 公開は適切ではないと考えていると。  これは検察審査会が、この不起訴処分は不当である、起訴相当だと、理由をいろいろ述べているんですけれども、その中で、「みずき」の乗組員が、「自分たちも乗組員も本件漁船に衝突して死んでしまう」、「このまままともに船首が乗組員に当たった...全文を見る
○下村委員 これはもう、マスコミによって一般国民はすべて知っていることなんですね。ビデオもそうです。  にもかかわらず、そのような姿勢をとっておりますので、委員長、これはお願いですけれども、参議院の予算委員会でも、これは一部ですが、このビデオの公開をしているそうですけれども、ぜ...全文を見る
○下村委員 それから、今、この尖閣については石垣市の施政下にあるということで、地元の石垣市長が再三にわたって、政府に対しても上陸許可を求めているというふうに聞いております。近々に官邸にも行ってこれを要望したいということでございます。  これは以前、枝野官房長官にも質問したことが...全文を見る
○下村委員 いや、副長官、そういうふうに質問していないんですよ。私が言ったのは、固定資産税評価の問題だけでなく、ほかの説明も申し上げながらトータル的に、そこが施政下の市長として判断をしてということを申し上げた。それを四百八条に矮小化されたら困るんですよ。どうしてもそういう姿勢とい...全文を見る
○下村委員 そうしたらお聞きしますが、尖閣諸島について実地調査したのは何年前ですか。
○下村委員 資料がないのは当然です。それというのも、この固定資産税の評価制度が始まって以来四十七年間、一度も尖閣諸島に関する実地調査は行っていないんですね。逆に言えば、これはやはりおかしいんじゃないですか。実際は一度もやっていないです。  四十七年間、一度もやっていない中で、そ...全文を見る
○下村委員 そういうふうに答弁されるのであれば裏がないと、それなりの確証がないと、そういう答弁はできないと思います。  では、その確たる、何かそれにかわるような状況というのは把握されているんですか。
○下村委員 だから、それが無責任なんですよ。だって、四十七年間、実際に調査していないわけですから、変形しているか、していないかを含めてわからないわけでしょう、見ていないわけだから。わからないのに変わっていないと。変わっていないって、そもそも最初も調べていないわけですから、それで、...全文を見る
○下村委員 これは福山副長官が担当であったかどうか存じ上げませんが、昨年の秋の話なんです。そのときに、先ほどの固定資産評価以外の項目もたくさん入っていました。ですから、これからの話じゃなくて、今までも要望していたことなので、もう一度見ていただきたいと思います。  それから今の話...全文を見る
○下村委員 今までも、過去、委員会で上空視察というのは、もう十回以上は行ったことがあるそうです。上空ではなくて、上陸をしてきちっと日本の国会議員として、我が国の領土なわけですから、正当に調査するということについては所有者の意向に反することではない。つまり、国の機関を除き上陸を認め...全文を見る
○下村委員 次に、もう一度、先ほどの市長の上陸調査に戻ります。  憲法三十条で国民の納税義務が定められています。所有者及び政府には、この石垣市長の尖閣諸島への上陸調査に対して協力する義務があるのではないかというふうに思います。四十七年間、実際には一度も調査ができていないわけです...全文を見る
○下村委員 枝野長官、今全国で、石垣市長の尖閣諸島への実地調査はぜひすべきだ、応援する、こういう支持表明で署名している議会が二百六十八議会、地方議会ですけれども、二千六百六十七人の地方議員がこの支持表明を明確にしているんですね。  つまり、これはもう尖閣だけの問題じゃないわけで...全文を見る
○下村委員 そういう答弁で本当に通るのかという話ですよ。  やはり三・一一以降、それ以前の置かれている状況とそれ以降の置かれている状況が違ってきている中で、多くの日本人の意識も変わってきて、これは領土についても、あるいは我が国の国土に対しても今まで以上に強い関心を持って今対処す...全文を見る
○下村委員 全く主体的な答弁ではありませんでしたけれども、とりあえず時間ですので、終わります。ありがとうございました。
07月14日第177回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第5号
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○下村委員 おはようございます。自民党の下村博文です。  きょうは、質疑の時間をとっていただきましてありがとうございます。  まず冒頭、枝野官房長官に質問いたします。  ちょっと事前通告ではないんですが、私も先ほど知りましたので長官に確認をいたしますが、八月の十五日の終戦記...全文を見る
○下村委員 これはとんでもないことでありまして、我が国に対する挑戦とも言えることでありまして、これはぜひ事実確認をして、事実であれば日本政府として厳重に抗議とそして中止要請をぜひしていただきたいと思いますが、いかがですか。
○下村委員 三月の十一日に東日本大震災が起きました。国家の基本要件として、領土、そして国民、主権がありますが、その三つとも、我が国は今までおろそかにしてきたのではないかということを、この東日本大震災を受けて、改めて我々は謙虚に反省しなければならないことであるというふうに思います。...全文を見る
○下村委員 六月二十九日に動きがあった。  六月の十七、十八ぐらいには我々も石垣におりましたが、その石垣のときの我々の情報では、四十隻ぐらいの中国漁船が香港の港に待機している、それに対して海上保安庁の艦船十四隻が石垣島及び尖閣諸島周辺で警戒に当たっていた、また、海上自衛隊も十隻...全文を見る
○下村委員 枝野長官、御承知のことだと思いますが、戦争中に尖閣諸島で亡くなった方々に対して、昭和四十四年に、当時の石垣市長が尖閣諸島の一つである魚釣島に行って、そしてそこで、台湾疎開石垣町民遭難慰霊之碑、これを建立したわけですね。しかし、その後、現地の尖閣諸島での慰霊祭ができなく...全文を見る
○下村委員 前回よりは多少は前向きになったかもしれない答弁のように聞こえるんですが、実態は変わっていないわけですよね。  それで、前回も平穏かつ安定的な維持管理とおっしゃっていましたけれども、実際に尖閣諸島の慰霊碑があるわけですね。そこで慰霊祭を遺族の方々が行いたい、それで上陸...全文を見る
○下村委員 長官、政治家として、そんな答弁は、それは国民が納得できるような答弁じゃないですよ。単なる逃げですよ。自分たちの親、亡くなった、その遺族の方々が慰霊祭に行きたいというだけの話ですからね。それを平穏かつ安定的な維持管理という言い方にすることによって、単に逃げているだけです...全文を見る
○下村委員 いや、全然目的に反しないことだと思いますね。何をもって目的に反するというふうに言われるわけですか。
○下村委員 ただ単に遺族の方々が慰霊碑にお参りに行きたいということについて、だれが見ても、これについては、平穏かつ安定的な維持管理に反することではないというのは、国民的な感覚としては常識だと思いますよ。それを、そのようなことを言うことによって結果的には認めないということ自体が、ま...全文を見る
○下村委員 では、環境問題について確認しますと、現時点では認められない。では、いつになったら、どういう状況で認めるんですか。
○下村委員 全く当事者能力がない政府としか言いようがないですね。  東日本大震災に対する復旧復興対策、これは野党の立場で最大限協力する、これは当然のことだと思っているんですね。  自民党は、既に五月の二十四日までに、第三次提言を含め五百七十七項目、政府に対して提案、申し入れを...全文を見る
○下村委員 鈴木副大臣、先ほど申し上げましたように、三月の十一日の東日本大震災の後を受けて、我が国の国家のあり方、領土の問題、主権、国民、これはやはり国会が、あるいは国会議員が責任を持って対処する、それが今、国民に問われているというふうに思うんですね。  その中で、今のような、...全文を見る
○下村委員 鈴木副大臣も政治家であれば、それは個人的な思いが違うということであれば、しっかりとこれはもうあなたのときからはっきり変えてほしいと思うんですよ。これはしっかり総理あるいは大臣と相談して、やはり決然たる……。  尖閣諸島は我が国の領土なわけでしょう。我が国の領土である...全文を見る
○下村委員 全くふにゃふにゃに民主党閣僚はなってしまったとしか思えません。皆さんの感覚とは別に、今、地方議会というのは怒り心頭なわけです、何をやっているんだ、民主党政権はと。  この中で、この尖閣の問題も、石垣市長がこの違法状態を解消するための尖閣諸島への実地調査を要望している...全文を見る
○下村委員 いや、完全に答弁をすりかえているんですけれども。石垣市の市長が上陸をして固定資産税の調査をするということが、なぜ平穏かつ安定的な維持及び管理に反するんですか。それについて端的に答えてほしいと思うんです。  全国のそれぞれの地方議会、二千八百八十七名は、自分の施政下な...全文を見る
○下村委員 全く口先だけで、全く準備を、努力をしているというふうには見えない、少なくとも、現象的にはまだ全く変化がないということを指摘したいと思います。  それから、三番目のことですが、自然保護の問題ですね。これについては、検討するという話でありましたので、この問題について確認...全文を見る
○下村委員 ありがとうございます。  その中に、「とりわけわが国に生息・生育する種に絶滅のおそれが新たに生じないようにすると同時に、現に絶滅の危機に瀕した種の個体数や生息・生育環境の維持・回復を図る。」という項目があるかと思いますが、御存じでしょうか。
○下村委員 我が国の絶滅危惧種のうちで、尖閣諸島関連でどのような種類の生物を指定しているか、そして、この絶滅危惧種に尖閣諸島でなった原因についてどのように把握しているか、お聞きしたいと思います。
○下村委員 かなりの絶滅危惧種がある、そしてその要因として野生化したヤギの増殖、これは民間の方が、民間の方といっても富山大学の横畑准教授ですけれども、島に上陸ができませんから、外部から見た調査であっても、少なくとも三百頭のヤギが生息していて、そして絶滅危惧種等がこのままであれば壊...全文を見る
○下村委員 だから、航空写真ではわからない、地表の状況については直接知る必要があるということを先ほどの富山大学の横畑准教授が発言をしているんですね。  さらに、日本哺乳類学会というところは、野生ヤギの駆除の要望を出しています。政府はこれを御存じかどうか、このヤギを駆除しないで絶...全文を見る
○下村委員 江田環境大臣、端的にお答えをいただきたいんですけれども。  私が申し上げたのは、野生ヤギが増殖している、これを駆除しなければ絶滅危惧種の保全というのは難しい、これが日本哺乳類学会の政府に対する要望だと。これに対して端的にどうお答えをされるのかどうかということをお聞き...全文を見る
○下村委員 環境大臣としてはちょっと残念な言葉ですね。実際に絶滅危惧種、先ほど大臣みずからもお答えになったように、尖閣諸島にしかいない危惧種が十種類あるわけですね。これが、このままだとすべてなくなってしまうかもしれない。こういう状況の中で、環境大臣としてどうするかということをこれ...全文を見る
○下村委員 江田環境大臣、ちょっと正確に質問について答弁をお願いしたいんですが、私が今質問したのは、石垣市長は、これは政府の方針でもありますけれども、沖縄県においても自然環境保全条例というのをつくった、この自然環境保全条例がきちっとそれぞれの地域で施策として行われているかどうか、...全文を見る
○下村委員 平穏かつ安定的な維持管理ということをお題目にして、もう全く思考停止している政府としか言いようがありません。このままでは、尖閣諸島に生息している生物、これがもう絶滅してしまう、こういう可能性が非常に高いと思います。これをそのまま放置する今の政府、看過できません。  委...全文を見る
○下村委員 先ほどの墓参の問題ですけれども、政府は、北方領土の墓参に当たっては、遺族に必要な援助を行っているんですね。北方領土に対して、墓参、遺族に必要な援助を行っている、尖閣に対しては援助を行わないと。これはどうしてですか。
○下村委員 全く感覚がずれているとしか思えないし、それは国会の中で言っているだけなんですね。  枝野長官、この八月末で中学校の教科書採択が決まるんですよ。今七社の教科書があるんですね。その中で、今、枝野長官がおっしゃったような、北方領土あるいは尖閣諸島、尖閣諸島に限定してもいい...全文を見る
○下村委員 全く答弁になっていない。別に政治的に介入するとかしないとかいう話を言っているんじゃないんですよ、私は。  ちなみに、我が国固有の領土だというふうに明確に言っている教科書というのは、自由社と育鵬社の二社しかありません。  例えば教育出版は、「日本海に位置する竹島につ...全文を見る
○下村委員 教科書問題は官房長官の管轄じゃないかもしれませんけれども、しかし、政府を代表する立場として、今のコメント自体もいかがなものかというふうに思います。  時間がありませんので、次に移ります。  六月の十五日、沖縄県の仲井真知事が尖閣諸島の周辺海域の安全対策強化を要望し...全文を見る
○下村委員 今、枝野長官からお話がありましたが、何年前になるんですかね、当委員会で上空視察を行ったということでございます。  これは新藤委員長にちょっとお願いがありますが、ほかの衆参委員会でも今まで尖閣諸島の上空視察は恐らく十数回はしているというふうに思うんですね。ただ、先ほど...全文を見る
○下村委員 ぜひこれについては、そのようになったら、政府も協力をしていただきたいと思います。  先ほどの仲井真知事の六月十五日の要望について、具体的に三つありますので、これはちょっと地元の沖縄県からも要望されていますので、一つ一つちょっと確認をしたいんですけれども、まず一つは、...全文を見る
○下村委員 一番目の漁業者の安全操業の確保ということについては、ちょっとこれは国交大臣にお聞きしたいんですけれども、行きますと、必ず地元の方々が、尖閣諸島に避難港の整備、これをぜひしてほしいと。あの周辺は非常に海が荒れているところなんですね。しかし、だからこそというところもあるか...全文を見る
○下村委員 よろしくお願いいたします。  以上で終わります。ありがとうございました。
07月27日第177回国会 衆議院 文部科学委員会 第15号
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○下村委員 自民党の下村博文です。  まず喜ばしい話から。なでしこジャパンですけれども、今まで二十一敗三引き分けのアメリカに、決勝戦、とてもワールドカップで勝てないのではないかというふうに私は思っておりました。澤キャプテンは絶対世界一になるというふうに言っておりましたけれども、...全文を見る
○下村委員 一部マスコミで、国民栄誉賞で何か菅総理が政治利用をするのはけしからぬみたいな話が載っていたのもありましたが、そんな狭い根性じゃなくて、国民栄誉賞を受賞をする前後にそういうパレード的なことを企画してもいいのではないか。  それぐらいなでしこジャパンのあの優勝というのは...全文を見る
○下村委員 そして、先ほども出ましたが、七月十六日の件なんですけれども、日本体育協会それからJOCの百年の記念式典、高木大臣は出席されておられ、祝辞も読まれておられましたが、菅総理が出席をしなかったと。これは、事務方によれば、突然のドタキャンであった、それまで出席予定であったとい...全文を見る
○下村委員 高木大臣はわかって言われているのか、わからなくて言っているのかよくわかりませんが、総理は、今、被災地に行くと。午後、スケジュール的に確かに行きました。でも、総理のかわりに午前中代理で来ていた福山副長官も一緒に行っているんですよ。だから、行こうと思ったら行けたんです、時...全文を見る
○下村委員 だから、そんなのを担当大臣として守る必要なんか全然ないんです。やはり、それだけ大切な式典を代理に行かせる、自分は欠席する。なおかつ、それ以上大切な用事があったわけじゃないんですよ、スケジュール的に見ても、あるいは事実関係を確認しても。公邸にいたんです。実際、予算委員会...全文を見る
○下村委員 しっかり伝えていただきたいと思います。  そしてもう一つ、菅総理と高木文科大臣に関係することで、これも高木大臣は実は困っているんじゃないかと思うんですが、脱原発です。  私も、今回の福島第一原発のことがあってから、我が国において将来的に自然エネルギー、再生エネルギ...全文を見る
○下村委員 短兵急の結論を早く出せと言っているわけじゃないんですが、ただ、一方で脱原発ということも総理が言っているわけですから、やはり国家としての、政府としての方向性、指針ですね、これはやはり国民に明確に示さなければ、ただ不安感を助長させるだけで、今、国内企業がどんどん海外にもシ...全文を見る
○下村委員 きょう朝八時から自民党でも文部科学部会がありまして、この「もんじゅ」についての議論を始めております。  ただ、その中で、あるいはきょうもそうだったんですが、文部科学省が的確な情報提供を今まで我々議員に対してしていなかったのではないか、夢のすばらしい構想というのは聞い...全文を見る
○下村委員 これは既に公明党さんと共産党さんはもう賛同していただいていまして、民主党さんも、一部修正があるかもしれないということですが、賛同していただけそうな状況ですから、ぜひ今国会で議員立法として提出をして、そして、公私間格差をこのことについてはゼロにするということでお願いをし...全文を見る
○下村委員 こういう状況ですから、一五%の節電努力をするということについては、これは国民の皆さんもそれぞれ了解をされていると思うんです。ただ、罰金を科すというのはいかがなものか。  ずっとお待ちになっていただきましたけれども、具体的にお聞きします。福島大学は、原発事故の影響によ...全文を見る
○下村委員 福島大学が弁明書を出したけれども経済産業省は認めなかった。そのことについて福島大学に我が党として確認したら、やはり政府からいじめられるのは怖いんでしょうね、もう結構です、そのとおりに言うことを聞きますと言ったけれども、こんな弱い者いじめみたいなことをしているのはけしか...全文を見る
○下村委員 時間が参りましたので終わりにしますが、これは東京電力管内と東北電力管内ですから、それから、故意か故意でないかは経産省が判断する、なおかつ、故意だったら罰金刑一時間当たり百万、これ自体が国家としての横暴だと思いますよ。努力義務を課して努力してくださいと依頼するのはそれは...全文を見る
○下村委員 終わります。
08月03日第177回国会 衆議院 文部科学委員会 第16号
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○下村委員 自由民主党の下村博文です。きょうはありがとうございます。  まず、鈴木参考人に二つお聞きしたいと思います。資料の二十五、二十六にもございますが、除染の問題です。  これは、どこまでどの程度除染するかということについて、日本原子力研究開発機構としても、基準、目安、こ...全文を見る
08月10日第177回国会 衆議院 文部科学委員会 第17号
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○下村委員 自民党の下村博文です。  きのうの三党合意で民主党の政党としてのアイデンティティーというのはなくなったのではないかというふうに私は思います。  その中で、残念なことがたくさんありますが、私のパートナーであった松宮さんが筆頭理事をやめられるということは、これは民主党...全文を見る
○下村委員 大臣、覚悟を持って答弁していただきたいと思うんです。  私、冒頭、別に皮肉でなくて、やはり民主党の議員の皆さんも、この三党合意というのは、それはじくじたる思いだと思っておられる方は相当おられると思いますよ、だって、結果的に二年前の選挙公約を全部取り下げるということで...全文を見る
○下村委員 だから、それを最初から聞いているわけですよ、しっかりやると実際三党合意で同意されているわけですから。具体的に年内の中でどうするかということと、それから、「平成二十三年度における歳出の削減を前提に、」と書いてあるんです。つまり、ことしの予算でもう既に削減をして、その中で...全文を見る
○下村委員 そんなの答弁じゃないですよ。第三次補正予算というのはすぐの話ですよ。来月でしょう、出すとしたら。それから、二十四年度の予算編成も、本当は今月から始める話なんですよ。きのう三党合意がされたわけですから、この三党合意に向けてすぐ着手しなけりゃ、どちらにしても間に合わない話...全文を見る
○下村委員 では、当初の答弁とは違って、三党合意に向けて、すぐ高校無償化について対処すると。  もう一度確認しますけれども、「政策効果の検証をもとに、必要な見直しを検討する。」ということと、それから「平成二十三年度における歳出の削減を前提に、」ということについて「対処する」、す...全文を見る
○下村委員 それは全然違いますね。  特例公債法を通すために三党合意がされたんですよ。三党合意をすることによって、ほかの項目は読み上げませんが、それらを着実に実施すると各党が同意したからこそ、特例公債法を今国会で上げようという話になっているんです。特例公債法を上げるためのこれは...全文を見る
○下村委員 事務方は大臣にこの確認書を渡してください。そういういいかげんな答弁では答弁にならないです。  具体的に何をもって歳出削減するかというのは、ここに書いてある。「高校無償化及び農業戸別所得補償」、このことを具体的に書いてある。それから「高速道路無料化」、この三点について...全文を見る
○下村委員 だから、「これらを含めた歳出」という「これら」というのは、高速道路の無料化と高校授業料の無償化、農家の戸別補償、これなんですよ、「これら」というのは。この三点ですよ。それはいいですね、この三点が入るというのは。(高木国務大臣「いいです」と呼ぶ)この三点について……(発...全文を見る
○下村委員 いや、全然答弁がいいかげんなんです。  大臣、高校授業料無償化に限定して言ってください。高校授業料無償化についてどうするんですか。確認しますね、歳出削減の努力をどうするのか。どうですか。
○下村委員 高木大臣は、第三次補正予算はいつごろ出すべきだとお考えですか。
○下村委員 第三次補正予算はできるだけ速やかに早く出すべきだ、この第三次補正予算の中にこの歳出削減を前提として予算編成に入れる、その中に高校無償化の財源は入れない、入れられないということですか。
○下村委員 これは二つあるんですよ。一つは、政策効果の検証をもとに必要な見直しを検討するということ、それからもう一つは、二十三年度における歳出の削減を前提として第三次補正予算を編成する。だから、同時に二つかかっているんです。検証しながらも、検討しながらも、見直しをしながらも、削減...全文を見る
○下村委員 冒頭に申し上げましたね、民主党としてのアイデンティティーそのものがなくなってしまったのではないかと。  きのうまで思っていても、三党合意がされたわけですから、これは幾ら担当大臣として政策的にはすばらしいと思っても、見直し対象になっているんですよ。なっていないというこ...全文を見る
○下村委員 笠政務官、これは人ごとで対処していただきたくないんですよ。もともと、御党の小林千代美衆議院議員の政治資金規正法違反で北教組の幹部が逮捕されたということから、このような経緯で調査もされたわけです。つまり、民主党の問題でもあるわけです。  その中で、文部科学省が道教委や...全文を見る
○下村委員 これは具体的に申し上げますけれども、この道教委の無回答者六千五百四十八に対して服務上の注意、指導を行っているわけです。一方で、市教委に対しては三百五十七人が回答していない。これについて指導も何ともしていない。ということであれば、このままこれを看過したら、それぞれの教育...全文を見る
○下村委員 いや、だから、文科省として具体的にどう指導するんですか。
○下村委員 時間があと三分しかありませんのできょうはもう省きますが、これ、こんな中途半端やったら、逆にこのことによってかえってモラルハザードで、もう協力しない方がいい、ばからしいと、それぞれ現場の先生方がそういうふうに判断します。文部科学省が、結果的にそういうふうなことによって教...全文を見る
○下村委員 最後におっしゃいました、我が党は馳さんが事務局長です。あとは民主党がこれに乗るかどうかということでございますので、ぜひ御協力をお願いして、終わります。  ありがとうございました。
08月26日第177回国会 衆議院 文部科学委員会 第18号
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○下村委員 おはようございます。自民党の下村博文です。  委員長から一昨日の視察の報告がございましたので、高木文科大臣に、事前通告ございませんが、この視察に関係して最初に一問お聞きしたいと思います。  核燃料サイクルの視察に行きまして、これについて来年度の概算要求でどうするか...全文を見る
○下村委員 一律的なマイナスシーリングは、トータル的には来年度の概算要求でも政府としてはかけるということになるかもしれませんが、個々については、先ほど申し上げましたように、一つ一つを検証しながら、どれをどのように戦略的に対応するかということについて、核燃料サイクルについてもしっか...全文を見る
○下村委員 全然具体的でなくて全くわからないんですけれども、しかし一方で、その程度しか答えられないと思うんですよ。つまり、ストレステストというのを聞けば聞くほど、どんな意味があるのかというのが余計わからなくなるんですね。  これは、菅総理が七月七日に、ストレステストも含め基準を...全文を見る
○下村委員 いや、だから、直接お答えになっていないんですよ。  そうすると、新たな判断基準を設けて、そして判断基準をクリアしているか、していないかで可否をするということでよろしいんですか。
○下村委員 いや、だから、判断基準があるのかどうかと聞いているんですよ。端的に答えてください。
○下村委員 いや、だから、全然答えていないんですよ。  総理を含め四大臣が判断するときに、このことについてはそもそも素人集団なわけですから、だから、ゴーなのかノーなのかということについての判断基準がなかったら判断できないわけですよ。その判断基準はあるんですかと聞いているんです。
○下村委員 保安院の立場でそんな答弁をしていていいのかと自分でじくじたるものがあるでしょう。これは、政府というか菅総理が決めたことだからそうせざるを得ないのかもしれませんけれども、そもそも、では、今の原発についても核燃料サイクルについても大丈夫なのかということを言った場合、既に大...全文を見る
○下村委員 全く判断できませんよね。  今、一次評価、二次評価という話もありました。ことしの十二月までに、評価対象となるすべての発電用原子炉に対して二次評価を実施する予定になっていますよね。  そもそもこれは、菅総理が、何かヨーロッパがストレステストをやることになったようだ、...全文を見る
○下村委員 これ、今の答弁をわかる人はだれもいないと思いますよ。  結果的には、評価基準が設けられないから、総理初め四大臣で、そのときの政治判断で決めるということなんですよ。だって、そうでなかったら、北海道のように、ストレステストをしなくても、継続していい、原発を推進するという...全文を見る
○下村委員 時間が参りましたので終わります。ありがとうございました。
10月25日第179回国会 衆議院 科学技術・イノベーション推進特別委員会 第3号
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○下村委員 自民党の下村博文です。  きょうは質問の機会をつくっていただきまして、ありがとうございます。科学技術・イノベーション推進特別委員会、初めて質問をさせていただきます。  きょうは、二時四十分までが古川大臣で、四十分以降細野大臣が来られるということでございますので、古...全文を見る
○下村委員 国家戦略で、最も今喫緊の課題として早急な結論が問われているのがTPPですよね。これなんかは当然、国家戦略会議、国家戦略の、あるいは古川担当大臣の大きなテーマになると思いますが、どうですか。
○下村委員 いや、私が聞いているのは、あなたは国家戦略担当大臣でしょう。国家戦略担当という意味では、TPPというのは最も重要な国家戦略ではないんですか。かかわっているというんじゃなくて、本来は、それについて最も責任を持って対応する大臣ではないんですかというふうにお聞きしているんで...全文を見る
○下村委員 本来は、国家戦略担当大臣が全面的に第一線で対処するべきテーマだと思いますね。  民主党がさきの衆議院のマニフェストの中で、首相直属の国家戦略局の新設を掲げたわけですね。これも、民主党にとって大きな選挙のテーマだったというふうに思います。しかし、実際は、法改正が実現で...全文を見る
○下村委員 その促し方の問題なんですけれども、具体的にちょっとお話し申し上げたいと思うんですが、日展というのがあるんですよ。  この日展というのは、もともと始まったのは明治から始まっているんですけれども、今、拡大をして、日本画、西洋画、彫刻、そして美術工芸、書、五分野において、...全文を見る
○下村委員 この質問も、事前通告のときに、今、古川大臣が一義的には文化庁ではないかというふうに言われましたね。実際、担当役人もそう言ったんですよ。だから文部科学省に聞いてくれと。  これは文部科学委員会でもやったんですよ。文化庁でもあるいは文部科学省でも、それはいいですねとは言...全文を見る
○下村委員 古川大臣が官房副長官のときもやはり広報の大切さというのを発言されておられたので、またきょうもその話が出たので申し上げるわけですけれども。  広報も大切ですよ。実際、私が官房副長官のときも、総理補佐官の一人は広報責任者でした。それから、当時の広報官というのは、次官の次...全文を見る
○下村委員 ことしの八月十九日に第四期科学技術基本計画が閣議決定されました。本来であれば三月だったわけですけれども、今回の東日本大震災が起きたことによって、これについてさらに検討を加えるということで半年間延びたというふうに思います。  その中で、被災地の復興再生を加速するために...全文を見る
○下村委員 これも具体的に提案を申し上げたいと思うんですが、国際リニアコライダーです。  これは自民党の文部科学部会のときに、被災地三県の方々に、今政府で検討している第三次補正予算の中で十分でないもの、さらに追加で必要なもの等々を意見聴取しました。この中で、岩手県が国際リニアコ...全文を見る
○下村委員 ただ、コストが非常にかかるわけですね。このリニアコライダー建設にかかる費用が約八千億円と見込まれている。さらに、維持運営費がかかるということで、非常に今財政厳しい中、莫大な負担にもなってくるわけです。  しかし、今、大臣から御指摘があったように、今現在、世界最大級の...全文を見る
○下村委員 よろしくお願いしたいと思います。  それから、古川大臣にiPSについてもお聞きしたいと思うんですが、iPS細胞の研究は、国際競争の激しい中、我が国では京都大学を初めとする多くの研究機関において精力的に進められております。  もともと、京都大学の山中教授は、自民党の...全文を見る
○下村委員 ぜひ促進をしていただきたいと思います。  細野大臣が来られましたので、お聞きしたいと思います。  東京電力福島第一原発事故による放射性物質の除染、汚染廃棄物処理に関することでありますが、当初、五ミリシーベルト以上の地域一帯を面的に除染するということでしたけれども、...全文を見る
○下村委員 これは余りにも遅いんですよ。  三月十五日に事故が起きてから、自民党においてはもう五月から、馳さんが事務局長になって関連部会長が集まって、放射性物質汚染対処特別措置法、これは八月に環境委員会で成立をしましたが、我が党はもう五月から対応を検討していたんですね。本来は、...全文を見る
○下村委員 いわゆる廃棄物ですが、東京都も受け入れるということを表明したんですね。  これについて、私、選挙区が東京の板橋で、私の地元の人から、東京都が受け入れることはけしからぬというふうに私の事務所にも抗議の電話がかかってきましたので、基準以上の汚染された廃棄物であれば、それ...全文を見る
○下村委員 私のところにも、除染対策で民間の方々からいろいろな提案がたくさん来ているんですね。関係省庁に紹介をしているんですが、ことごとく断られているんです。すべてがうまくいっていない。これは、児玉教授が現地に直ちに除染研究センターをつくれと言っているのと同じように、既存の組織で...全文を見る
○下村委員 私が紹介したところはすべてだめになっていますから。ノウハウがあるにもかかわらず、なかなか、実践の場になるといろいろなハードルがあって、せっかくの善意が実現できていない。結果的には、もう政府に頼らないで、民間レベル、現地に行って、そして、求める人たちに対してほとんどボラ...全文を見る
○下村委員 時間になりましたので終わりにしたいと思いますが、ぜひ、環境省としての本来のスタンスで、原子力問題について厳しくチェックするということがそのあり方であると思いますので、対応をしていただきたいと思います。  終わります。
10月26日第179回国会 衆議院 文部科学委員会 第2号
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○下村委員 おはようございます。自民党の下村博文です。  まず、中川大臣に、大臣就任おめでとうございます。エールを送りたいと思います。  先ほどの八重山教科書採択問題については、途中の経過の中でぶれた発言がかなりあったというふうに我々は思っておりますが、しかし、先ほどの最終的...全文を見る
○下村委員 まず、ドジョウ内閣というのは、海外から見るとマイナスイメージですよ。何か泥を食っている淡水魚で一体何をやりたいのか、日本というのは何を目指しているのかということについて、全く発信力がないですね。国内受けといいますか、野田さんの個人的な思いで言われたのかもしれませんけれ...全文を見る
○下村委員 中川大臣と民主党に対する見識が問われると思うんです。先ほどの発言の中でもしっかりとした距離感と言いましたが、これは当然のことなんですよ。今までの自民党政権においても、いろいろな利害関係者は、それぞれの代表でいましたけれども、直接的な関係省庁の政務三役にはさせていないん...全文を見る
○下村委員 いやいや、答えになっていないんですよ。先ほども申し上げましたが、あなたのブログには、政務官に就任したというのも書いてありますよ。一方で、今のようなことは一言も書いていなくて、改正教育基本法は反対だ、改悪だということを明確にブログに書いたままなんですよ。  それがその...全文を見る
○下村委員 そうすると、現行の教育基本法は評価するということなわけですね。  しかし、実際は、あなたのブログにはそんなことは一言も書いていないんですよ。それは同じように、日教組そのものがそうなんですね。  日教組の方針の中で、改正前の教育基本法、これを四七教育基本法というふう...全文を見る
○下村委員 いや、反対じゃなくて、前の四七教育基本法にのっとって教育研究活動を現場で実践として積み重ねていく、そういうふうに書いてあるんですよ。つまり、事実上認めていないということなんですね。  今でも神本政務官は、この日教組の政治団体である日本民主教育政治連盟の所属なわけです...全文を見る
○下村委員 先ほど中川文科大臣から、かつての日教組とは違う、しかし問題点もある、是々非々だという話がありましたが、我々は、基本的に、あらゆる部分で問題点がたくさんあると思っております。  その中で、その母体である、存在のまま政務官をするということは、これは文科省における教育のさ...全文を見る
○下村委員 冒頭言われましたけれども、私は神本さんの議員としての立場を否定しているわけじゃないんです。議員は議員で活動されればいいと思いますよ、それは。  問題なのは、政府側に入って、なおかつ利害関係がある、かつて立場、今もそうですけれども、日教組の大幹部が、そのまま利害関係の...全文を見る
○下村委員 いや、そんなことはわかっているんですよ。そうじゃなくて、それはそこまで明示していませんよ、三党合意の中では。  今現在、中川大臣の中に、この朝鮮高校の見直しも対象として入っていますねということをお聞きしているんですよ。
○下村委員 大変残念な答弁ですね。これは朝鮮高校だけではありませんが、すべてにおいて見直しをして、より適切な政策が打ち出せるようにしていくというのが普通の答弁じゃないですか。だからそれは、これだけが例外だということはあり得ない話であって、でも、そういう答弁さえ今はしていないんです...全文を見る
○下村委員 無理やり理由をくっつけたとしか思えない、よくわからない答弁なんですよ、率直に言って。うなずいているから、自分でもそう思っておられるんでしょうけれども。  これは、不測の事態というのも、北朝鮮が韓国の延坪島に砲撃をしたということが何で我が国において不測の事態なのかとい...全文を見る
○下村委員 それが朝鮮高校の授業料の無償化手続とどう関連するんですか。
○下村委員 だから、外交上影響しているんですよ。だから、さっき言っている話と全然違うことを今大臣は答えているんですよ。外交上の配慮をしないと言ったにもかかわらず、実際は、不測の事態が心配だから朝鮮学校の無償化手続はストップしたということなんですよ。  このことについて、冒頭言わ...全文を見る
○下村委員 いや、正直な答弁ですよ。  政府参考人、来ていますね。外務省、政府参考人から同じことについて、つまり当時、菅総理が事前に外務省等と調整があったのかどうか、これについてちょっと事務方から説明してください。
○下村委員 これも完全にごまかしているんですよ。  北朝鮮、朝鮮半島情勢じゃなくて、私が質問しているのは、八月の二十九日、朝鮮学校の無償化手続を再開することについて外務大臣と事前に相談があったのか、意見調整があったのかと聞いているんですけれども、実際なかったんですよ。なかったか...全文を見る
○下村委員 防衛省の方が丁寧な答弁で、警察も、さすがに結果的に総理を批判するような言い方はできないから、木で鼻をくくったような答弁ですけれども、要するに、砲撃前の状況に戻っていないというのが警察と防衛省の認識だということなんですね。  きょうは松原拉致担当副大臣に来ていただいて...全文を見る
○下村委員 詳細な力強い答弁ありがとうございます。これは超党派の議連の発言ではなくて、担当副大臣としての発言ですから、中川大臣としても重く受けとめていただきたいと思うんですね。  中川大臣、優先順位は何なのかというのを考えていただきたいんです。つまり、今回、韓国・延坪島に対する...全文を見る
○下村委員 中川大臣の答弁は、明確のようでいて、全く不明確なんですね。(発言する者あり)正確ですか、これは。  野田総理も、「私は、文科省に厳正な対処、厳正な調査をしていただきたいというふうに思います。」というふうに言っているわけですね。野田総理がどの程度これをよくわかっていて...全文を見る
○下村委員 いや、先ほど大臣の答弁でもありましたよね。今時点で、既に教育内容について問題があるというのは認識されているんじゃないんですか。つまり、審査の過程で懸念すべき事例が判明してくることもこれからもあるでしょうけれども、既にもうわかっていることだってあるんじゃないですか。どう...全文を見る
○下村委員 いや、それはおかしいですね。中川大臣は素人大臣じゃないわけですから。副大臣も経験しているわけですから。今まで再三再四国会で教育内容の問題点については指摘しているんですよ。だから知らないはずがないんですよ。  事実、おとといですか、城井政務官が拉致担当特別委員会の中で...全文を見る
○下村委員 いや、あなた、ちゃんと答えているの。おかしいでしょう。だって、懸念があると拉致特で言っているんだから。実際、明確に言われているにもかかわらず、懸念がある場合にはとか、そんな、ここでトーンダウンするような話をしたら、この間の拉致特の話がうそだったという話じゃない、そもそ...全文を見る
○下村委員 全く何かもう逃げちゃっていますよね。  中川大臣も、繰り返すようですけれども、今まで我々は再三再四具体的な内容を指摘していますから、今さら、懸念があるかどうかは今後調査してみて調べてみないとわからないみたいな答弁はおかしいですよ、あなた、言っていることが。既に懸念が...全文を見る
○下村委員 そうしましたら確認しますけれども、今回の基準については、これは法律事項じゃありませんから、私はこれの見直しをすべきだと思います。この審査規程を見直して、教育内容を審査基準とするか、あるいは留意事項について、改善が行われるまで無償化の対象とすることを停止する。  どち...全文を見る
○下村委員 文科大臣、文科省の一課長みたいな答弁じゃ困るんですよ。これは、もっとそのレベルを超えた話なんですよ。外形基準云々に当てはめればいいということじゃなくて、今の話でいえば、拉致問題も、それからあとは教育内容も問いませんと。一定基準、つまり各種学校等の外形的な基準がクリアす...全文を見る
11月17日第179回国会 衆議院 決算行政監視委員会行政監視に関する小委員会 第2号
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○下村小委員 自民党の下村博文です。  今回の原子力関係について、三月十一日の東日本大震災以前と以後で、原子力関連予算をどのように位置づけて、どう変えていくかという問題。  それから、もう一つは、それを受けてですが、八月の十五日に閣議決定で、原子力安全規制に関する組織等の改革...全文を見る
○下村小委員 時間がないから、経産省、それから文科省、内閣府合計で、そしてそれぞれの関係の独立行政法人、公益法人が幾つあって、合計の職員が何人いて、そして合計の予算が、それぞれ幾ら支出なりあるいは二十四年度計上しているか、まとめてそれぞれ一省庁ごとに答えてください。まとめて。
○下村小委員 いいですけれども、データは出ているはずですよ、既に。我々、事前に資料要求していますから。
○下村小委員 これは事前に勉強会で各役所からもう出してもらっているんですよ。ですから、すぐ答えられるはずなんですね。
○下村小委員 いや、私がお聞きしているのは、それぞれの関係省庁所管の独立行政法人、公益法人が幾つあるのか、それから合計の職員が何人いるのか、国の方が出している予算がどれぐらいなのか、その三つをそれぞれ三省庁が端的に言っていただければ、それで済む話なんですよ。
○下村小委員 これはもう一度整理しますと、内閣府の所管独立行政法人、公益法人が五つある、人数は約五百人だ。文科省関係が、二十四法人あって、職員が約八千人。それから経産省関係は、共管を抜かすと約十五あって、事前の資料ですよ、十五あって、職員が一万二千七百人。合計すると、原子力関係独...全文を見る
○下村小委員 ゼロ。
○下村小委員 先ほどの各省庁の原子力関連法人について、ちょっと行革の観点からお伺いしたいんですが、職員数よりも上回っている役員数の団体というのが結構あるんですね。例えば文科省関係ですと、端的なのは原子燃料政策研究会。ここは、職員が二人しかいないのに、役員が十三人いる。こういうふう...全文を見る
○下村小委員 これは両方の省庁に申し上げたいんですけれども、それぞれ規定の中だったら問題ないという発想が問題である。それから、非常勤だから、役員が職員よりも数が多くていいじゃないかというようなことも問題である。  そもそも三・一一以降、こういうことも含めた、より効果的な、原子力...全文を見る